JP2006085241A - アンケート回答端末装置、アンケートサーバ及びアンケートシステム - Google Patents

アンケート回答端末装置、アンケートサーバ及びアンケートシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、回答者の状態に応じてアンケートを実施し得るアンケート回答端末装置、アンケートサーバ及びこれらを用いたアンケートシステムを提供する。
【解決手段】 本発明に係るアンケート回答端末装置1は、アンケートを実施するアンケートサーバとネットワークを介して通信を行うための端末側通信インタフェース部15と、アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶する端末側記憶部16と、アンケートの設問を提示する提示部12と、回答を入力するための入力部13と、アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知し、この検知結果に基づいて実施条件を満たすか否かを判断し、その判断結果が実施条件を満たす場合にアンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号をアンケートサーバに送信する端末側アンケート処理部11とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークを介してアンケートを実施するアンケート回答端末装置及びアンケートサーバに関し、特に、回答者の状態に応じてアンケートを実施するアンケート回答端末装置及びアンケートサーバに関する。そして、該アンケート回答端末装置又は該アンケートサーバを用いたアンケートシステムに関する。
例えば集団の傾向や意見等を知るために、当該目的に沿った関係者を適当な方法で選び一定の設問(質問)に対する回答や意見を調査する方法としてアンケートが古くから広く知られている。一方、1969年に米国のARPANET(Advanced Research Projects Agency Network)から始まったインターネットは、1970年代から1980年代にかけてインターネットの基幹技術であるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)が開発・導入され、1990年代の商用サービスの開始とWWW(World Wide Web)技術の開発とをきっかけに爆発的に利用が拡大している。このような背景の下に、ネットワーク、特にインターネットを介したアンケート方法が開発されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−085727号公報
ところで、回答者の状態を無視して単にアンケートの各設問を回答者の通信端末にネットワークを介して提示しただけでは、必ずしも回答を得ることができない。そのため、アンケートの回収率が低下してしまう。特に、回答者が忙しい場合や気の向かない場合等にアンケートを提示すると、回答を得ることが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みて為された発明であり、回答者の状態に応じてアンケートを実施し得るアンケート回答端末装置及びアンケートサーバを提供することを目的とする。そして、このようなアンケート回答端末装置又はアンケートサーバを用いたアンケートシステムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一態様に係るアンケート回答端末装置は、アンケートを実施するアンケートサーバとネットワークを介して通信を行うための端末側通信インタフェース部と、前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶する端末側記憶部と、前記アンケートサーバから送信されたアンケートの設問を提示する提示部と、前記アンケートの設問に対する回答を入力するための入力部と、前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知する検知部と、前記検知部で検知した検知結果に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信する端末側アンケート処理部とを備えることを特徴とする。
そして、上述のアンケート回答端末装置において、前記検知部は、前記入力部における入力操作を検知し、前記端末側アンケート処理部は、前記検知した入力操作に基づいて前記作業状態が前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信することを特徴とする。
また、これら上述のアンケート回答端末装置において、前記検知部は、被写体像を結像面に結像させる光学系と、前記結像面に設けられ光電変換により前記被写体像を電気信号に変換する撮像素子とを備える撮像部であり、前記端末側アンケート処理部は、前記撮像部の出力に基づいて前記生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態が前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信することを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の他の一態様に係るアンケートサーバは、アンケートの設問を提示すると共に前記設問に対する回答を受付けるアンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うためのサーバ側通信インタフェース部と、アンケートの設問の内容及び前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶するサーバ側記憶部と、前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態の情報を収容した状態通知通信信号を前記アンケート回答端末から前記ネットワークを介して受信すると共に、前記受信した状態通知通信信号に収容されている状態の情報に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の情報を収容した設問通知通信信号を前記ネットワークを介して前記アンケート回答端末に送信するサーバ側アンケート処理部とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る、アンケート回答端末装置と、前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うことによってアンケートを実施するアンケートサーバとを備えるアンケートシステムは、前記アンケート回答端末装置が、前記アンケートサーバとネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース部と、前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶する端末側記憶部と、前記アンケートサーバから送信されたアンケートの設問を提示する提示部と、前記アンケートの設問に対する回答を入力するための入力部と、前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知する検知部と、前記検知部で検知した検知結果に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した通信信号を前記アンケートサーバに送信する端末側アンケート処理部とを備えることを特徴とする。
上述の目的を達成するために、本発明の他の一態様に係る、アンケートの設問を提示すると共に前記設問に対する回答を受付けるアンケート回答端末装置と、前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うことによってアンケートを実施するアンケートサーバとを備えるアンケートシステムは、前記アンケートサーバが、前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うためのサーバ側通信インタフェース部と、アンケートの設問の内容及び前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶するサーバ側記憶部と、前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態の情報を収容した状態通知通信信号を前記アンケート回答端末から前記ネットワークを介して受信すると共に、前記受信した状態通知通信信号に収容されている状態の情報に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の情報を収容した設問通知通信信号を前記ネットワークを介して前記アンケート回答端末に送信するサーバ側アンケート処理部とを備えることを特徴とする。
このような構成のアンケート回答端末装置及びアンケートシステムでは、検知部が、アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知し、端末側アンケート処理部が、この検知部で検知した検知結果に基づいて実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が実施条件を満たす場合に、アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号をアンケートサーバに送信する。このため、回答者の状態に応じてアンケートサーバからアンケートの設問が提供されるから設問に対する回答を回答者から得やすく、回答の回収率を向上することができる。
そして、このような構成のアンケートサーバ及びアンケートシステムでは、サーバ側アンケート処理部が、アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態の情報を収容した状態通知通信信号をアンケート回答端末からネットワークを介して受信すると共に、この状態通知通信信号に収容されている状態の情報に基づいて実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が実施条件を満たす場合に、アンケートの設問の情報を収容した設問通知通信信号をネットワークを介してアンケート回答端末に送信する。このため、回答者の状態に応じてアンケートサーバは、アンケート回答端末装置にアンケートの設問を提供するから設問に対する回答を回答者から得やすく、回答の回収率を向上することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1の実施形態の構成)
図1は、第1の実施形態におけるアンケートシステムの構成及びアンケートサーバの構成を示す図である。図2は、第1の実施形態におけるアンケート回答端末装置の構成を示す図である。
図1において、第1の実施形態におけるアンケートシステム5は、アンケート回答端末装置1と、アンケートサーバ2とを備えて構成され、アンケート回答端末装置1とアンケートサーバ2とは、ネットワーク3によって通信可能に相互に接続される。
アンケート回答端末装置1は、アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態を検知し、その検知結果に基づいてアンケートを実施すべき実施条件を満たすか否かを判断し、その判断結果が実施条件を満たす場合に、アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号をネットワーク3を介してアンケートサーバ2に送信すると共に、この要求通知通信信号に応答したアンケートサーバ2からネットワーク3を介して提供されたアンケートの設問を提示し、その設問に対する回答を受付けてネットワーク3を介してアンケートサーバ2に送信する装置である。
アンケート回答端末装置1は、例えば、図2に示すように、端末側アンケート処理部11と、提示部12と、入力部13と、撮像部14と、端末側通信インタフェース部15と、端末側記憶部16とを備えて構成され、端末側アンケート処理部11は、提示部12、入力部13、撮像部14、端末側通信インタフェース部15及び端末側記憶部16とデータを相互に交換することができるようにそれぞれ接続されている。
提示部12は、アンケートサーバ2から提供されたアンケートの各設問、並びに、入力部13から入力された各種コマンド、各種データ及びアンケートの各設問に対する各回答等を提示する装置であり、例えば、CRTディスプレイ、LCD、有機ELディスプレイ又はプラズマディスプレイ等の表示装置やプリンタ等の印字装置等である。
入力部13は、アンケートの設問に対する回答、各種データ及び起動開始指示等の各種コマンドをアンケート回答端末装置1に入力する装置である。入力部13は、本実施形態では例えば、入力デバイスであるキーボード131及びマウス132を備えて構成される。
撮像部14は、被写体像を結像面に結像させる1又は複数の光学レンズから成る光学系と、光学系の結像面に設けられ光電変換により被写体像を電気信号に変換する2次元的に複数配置された撮像素子と、撮像素子から出力された電気信号から例えば30フレーム/秒の映像信号を生成する信号生成回路とを備えるカメラである。本実施形態では、後述するように、映像信号に2値化処理とエッジ抽出処理とを施すので、この処理が容易に実行し得るようにするために、撮像部14は、モノクロ(白黒)カメラが好ましい。また、モノクロカメラを採用することによってカラーカメラを採用する場合に較べてコストも低減することができる。撮像素子は、例えば、CCD(charge coupled device)やCMOS(complementary metal oxide semiconductor)のイメージセンサである。撮像部14は、本実施形態では、例えば、被写体像の映像信号を生成するモノクロのPCカメラである。
端末側通信インタフェース部15は、ネットワーク3に接続され、ネットワーク3を介してアンケートサーバ2との間で通信信号を送受信するためのインターフェース回路である。端末側通信インタフェース部15は、端末側アンケート処理部11からのデータをネットワーク3の通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にネットワーク3からの通信信号を端末側アンケート処理部11が処理可能な形式のデータに変換する。
端末側記憶部16は、表情パターンデータベース(以下、「表情パターンDB」と略記する。)を記憶する表情パターンデータベース記憶部(以下、「表情パターンDB記憶部」と略記する。)161を備え、回答者の状態が実施条件を満たす否かを判断して実施条件を満たす場合に要求通知通信信号をアンケートサーバ2に送信するアンケート実施要求処理を行うアンケート実施要求プログラム、アンケートを提示部12に提示すると共にアンケートの設問に対する回答を入力部13から受付けその回答をアンケートサーバ2に送信するアンケート提示回答プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行中に生じるデータ等の各種情報を記憶する。このように本実施形態では、実施条件は、アンケート実施要求プログラムに組み込まれて端末側記憶部16に記憶されている。端末側記憶部16は、例えば、端末側アンケート処理部11の所謂ワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等の揮発性の記憶素子、及び、ROM(Read Only Memory)や書換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。
表情パターンデータベースは、回答者の表情の種類を判定するために、顔の各部位(例えば、眉、目及び口等)における位置(例えば、眉の両端部の各位置、目の中心位置及び口の両端部の各位置等)の時系列的な変化から構成される表情パターンを表情の各種類ごとに登録したデータベースである。表情は、感情の表れであるから、表情の種類を判定することによって感情状態を判定することができる。表情の種類は、感情状態の各状態に対応して、例えば、喜、怒、哀、楽及び平静の5種類である。このため、例えば、複数の被験者から様々な表情における複数の画像サンプルを収集し、各画像サンプルを被験者の感情状態と対応付けて分類し、この分類した複数の画像サンプルから当該感情状態における平均的な各表情のパターンが予め作成される。また、例えば、表情から感情を判定する精度を向上させる観点から、回答者自身から様々な表情における複数の画像サンプルを収集し、各画像サンプルを回答者の感情状態と対応付けて分類し、この分類した複数の画像サンプルから当該感情状態における回答者の各表情のパターンが予め作成されてもよい。ここで、この各表情のパターンの作成において、表情から感情を判定する精度を向上させる観点から、表情の分類の際に一種類の候補を抽出するだけでなく複数の種類の候補を尤度に対応付けて抽出することが好ましい。
端末側アンケート処理部11は、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、アンケート処理部111と入力監視部112と作業状態判定部113と生理状態判定部114と感情状態判定部115と回答者状態判定部116とを備えると共に、制御プログラムに従い提示部12、入力部13、撮像部14、端末側通信インタフェース部15及び端末側記憶部16を当該機能に応じてそれぞれ制御する。ここで、端末側アンケート処理部11は、請求項における端末側アンケート処理部の一例である。
アンケート処理部111は、ネットワーク3及び端末側通信インタフェース部16を介してアンケートサーバ2から受信したアンケートの設問を提示部12に提示すると共に、入力部13から入力されたアンケートの設問に対する回答を端末側通信インタフェース部16及びネットワーク3を介してアンケートサーバ2に送信する。アンケート処理部111は、例えば、ウェブブラウザを用いて構成され、このような設問の受信、設問の提示、回答の受付け及び回答の送信を実行する。また例えば、アンケート処理部111は、このような設問の受信、設問の提示、回答の受付け及び回答の送信を実行する専用に開発されたソフトウェアを実行することによって構成されてもよい。
入力監視部112は、入力部13を監視しながら入力操作を検知し、その検知結果を作業状態判定部113に通知する。本実施形態では、入力部13がキーボード131とマウス132とを備えることから、これに対応して、入力監視部112は、キーボード131のキー入力を入力操作として検知するキーボードロガー1121と、マウス132のクリックを入力操作として検知するマウスロガー1122とを備えて構成される。これらキーボード131におけるキー入力及びマウス132におけるクリックは、例えば、OS(operating system)が検知しているので、キーボードロガー1121及びマウスロガーは、OSの機能を用いて構成することができる。
作業状態判定部113は、入力監視部112から通知された検知結果に基づいて入力部13を操作する回答者における作業量を判定し、その判定結果から回答者の作業状態を判定する。作業は、或る目的を達成するために回答者が行っている身体的な動作のことである。作業状態は、作業の程度に応じたありさまのことであり、本実施形態では、アンケートの回答の回収率を向上させるためにアンケートの回答を得易い作業状態にあるか否かを判定すればよいことから、2つの状態に分けられ、忙しい状態(busy、ビジー)と暇な状態(idle、アイドル)とである。よって、本実施形態では、作業状態における実施条件は、アンケートの回答を得易い暇な状態である。そして、本実施形態では、入力監視部112がキーボード131のキー入力及びマウス132のクリックを検知して通知することから、作業状態判定部113は、キー入力の数及びクリックの数をそれぞれ計数し、所定時間ごとにこれらキー入力の個数とクリックの個数との和を演算して単位時間当たりの作業量とする。所定時間は、仕様によって設定されるが、例えば、10秒や30秒や60秒等である。
生理状態判定部114は、撮像部14の出力に基づいて生理状態を判定する。生理は、生体が生きることで生じる体の働きである。生理状態は、その体の働きの程度に応じたありさまのことであり、本実施形態では、アンケートの回答の回収率を向上させるためにアンケートの回答を得易い生理状態にあるか否かを判定すればよいことから、2つの状態に分けられ、作業負荷が過負荷である状態(即ち、ストレスを感じている状態、イライラを感じている状態、又は、リラックスしていない状態)と作業負荷が過負荷ではない状態(即ち、ストレスを感じていない状態、イライラを感じていない状態、又は、リラックスしている状態)とである。よって、本実施形態では、生理状態における実施条件は、アンケートの回答を得易い作業負荷が過負荷ではない状態である。そして、本実施状態では、この作業負荷が過負荷であるか否かは瞬目率に基づいて判断している。そのため、本実施形態では、生理状態判定部114は、撮像部14から取得した映像信号をフレームごとに2値化処理及びエッジ抽出処理を実行して円形パターンマッチングにより回答者の眼球の有無を検出することによって瞬目を測定し、単位時間当たりの瞬目率を演算する。そして、生理状態判定部114は、この演算した瞬目率が、回答者の平均値を越えた場合には過負荷であると判定し、平均値以下である場合には過負荷ではないと判定する。このように本実施形態では、回答者の瞬目率の平均値が作業負荷が過負荷であるか否かを弁別する閾値である。
感情状態判定部115は、撮像部14の出力に基づいて端末側記憶部16の表情パターンDB記憶部161に記憶されている表情パターンDBを参照し、回答者の感情状態を判定する。感情は、物事に応じて起こる気持ちのことであり、感情状態は、気持ちの種類であり、表情の種類に対応する。本実施形態では、アンケートの回答の回収率を向上させるためにアンケートの回答を得易い感情状態にあるか否かを判定すればよいことから、感情状態は、2つの状態に分けられ、感情状態が良好である状態と感情状態が良好ではない状態(即ち、感情状態が不良である状態)とである。よって、本実施形態では、感情状態における実施条件は、アンケートの回答を得易い感情状態が良好である状態である。より具体的には、良好な感情状態は、喜、楽及び平静であり、良好ではない感情状態は、怒及び哀である。そして、本実施状態では、表情パターンが上述のように構成されていることから、感情状態判定部115は、撮像部14から取得した映像信号をフレームごとに2値化処理及びエッジ抽出処理を実行してパターンマッチングにより回答者の眉、目及び口の各位置を検出することによって表情パターンを測定し、この測定した表情パターンに対応する表情パターンを表情パターンDBから検索することによって感情状態を判定する。
回答者状態判定部116は、作業状態判定部113によって判定された作業状態、生理状態判定部114によって判定された生理状態、及び、感情状態判定部115によって判定された感情状態に基づいて回答者の状態が実施条件を満たすか否かを判断し、その判断結果が実施条件を満たす場合に、アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を端末側通信インタフェース部15及びネットワーク3を介してアンケートサーバ2に送信する。
このようなアンケート回答端末装置1は、例えば、カメラ付き移動体通信端末(例えば、カメラ付き携帯電話)、カメラ付きPDA(Personal Digital Assistants)、カメラ付き携帯型パーソナルコンピュータ及びカメラ付きデスクトップコンピュータ等で構成され得る。
なお、必要に応じてアンケート回答端末装置1には、外部記憶部をさらに備えてもよい。この外部記憶部は、例えば、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Compact Disc Recordable)及びDVD−R(Digital Versatile Disc Recordable)等の記録媒体との間でデータを読み込み及び/又は書き込みを行う装置であり、例えば、フレキシブルディスクドライブ、CD−ROMドライブ、CD−Rドライブ及びDVD−Rドライブ等である。
各プログラムが格納されていない場合には、これらを記録した記録媒体から外部記憶部を介して端末側記憶部16にインストールされるように構成してもよく、また、これらプログラムを管理するサーバ(不図示)からネットワーク3及び端末側通信インターフェース部15を介して各プログラムがダウンロードされるように構成してもよい。
図1に戻って、アンケートサーバ2は、アンケート回答端末装置1にネットワーク3を介してアンケートの設問を配信し、その回答を収集するサーバコンピュータであり、例えば、サーバ側アンケート処理部21と、サーバ側記憶部22と、サーバ側通信インタフェース23と、バス24とを備えて構成される。
サーバ側通信インタフェース部23は、ネットワーク3に接続され、ネットワーク3を介してアンケート回答端末1との間で通信信号を送受信するためのインターフェース回路である。サーバ側通信インタフェース部23は、サーバ側アンケート処理部21からのデータをネットワーク3の通信プロトコルに従った通信信号を生成すると共にネットワーク3からの通信信号をサーバ側アンケート処理部21が処理可能な形式のデータに変換する。
サーバ側記憶部22は、アンケートの設問の内容(設問内容)及び回答者別にその回答を登録するデータベースであるアンケートデータベース(以下、「アンケートDB」と略記する。)を記憶するアンケートデータベース記憶部(以下、「アンケートDB記憶部」と略記する。)221を備え、アンケート回答端末装置1にアンケートの設問を配信しその回答を回収する配信回収プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行中に生じるデータ等の各種データを記憶する。サーバ側記憶部22は、端末側記憶部16と同様に、例えば、RAM等の揮発性の記憶素子、及び、ROMやEPROM等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。
サーバ側アンケート処理部21は、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、アンケート配信回収処理部211とアンケート実施処理部212とを備えると共に、制御プログラムに従いサーバ側記憶部22及びサーバ側通信インターフェース部23を当該機能に応じてそれぞれ制御する。
アンケート配信回収処理部211は、サーバ側通信インタフェース部23及びネットワーク3を介してアンケートの設問をアンケート回答端末1に配信すると共に、当該設問に対する回答をアンケート回答端末1からネットワーク3及びサーバ側通信インタフェース部23を介して回収する。アンケート配信回収処理部211は、例えば、このような配信と回収とを実行する専用に開発されたソフトウェアを実行することによって構成されたり、また例えば、アンケートの設問の配信と回収とを電子メールを用いて実行する場合にはメーラ等のソフトウェアを実行することによって構成されたり、また例えば、アンケートの設問の配信と回収とをウェブブラウザを用いて実行する場合には、HTML(Hyper Text Markup Language)やXML(Extensible Markup Language)のファイルをHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)で配信するウェブサーバのソフトウェアを実行することによって構成されたりする。
アンケート実施処理部212は、アンケート回答端末装置1から要求通知信号を受信すると、アンケート配信回収処理部211に当該アンケート回答端末装置1へアンケートの設問の配信を実行させる。
これらサーバ側アンケート処理部21、サーバ側記憶部22及びサーバ側通信インターフェース部23は、データを相互に交換することができるようにバス24にそれぞれ接続される。
なお、必要に応じてアンケートサーバ2には、アンケート回答端末装置1の提示部12、入力部13及び外部記憶部と同様の提示部、入力部及び/又は外部記憶部をさらに備えてもよい。各プログラムが格納されていない場合には、これらを記録した記録媒体から外部記憶部を介してサーバ側記憶部22にインストールされるように構成してもよく、また、これらプログラムを管理するサーバ(不図示)からネットワーク3及びサーバ側通信インターフェース部23を介して各プログラムがダウンロードされるように構成してもよい。
ネットワーク3は、例えば、電話網、ディジタル通信網及び無線通信網等であり、所定の通信プロトコルを用いてデータが伝送される。ネットワーク3は、例えば、通信プロトコルにHTTP、FTP(File Transfer Protocol)及びTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の所謂インターネットプロトコル群が用いられてインターネットを構成する。
次に、第1の実施形態の動作について説明する。
(第1の実施形態の動作)
図3は、アンケート実施要求処理を実行する端末側アンケート処理部の動作示すフローチャートである。
例えば電源投入によってアンケート回答端末装置1が起動すると、撮像部14、端末側アンケート処理部11の生理状態判定部114及び感情状態判定部115が動作を開始する。そして、撮像部14は、映像信号を生理状態判定部114及び感情状態判定部115に出力し、生理状態判定部114は、例えばフレームごとに瞬目率を演算し、感情状態判定部115は、例えばフレームごとに感情状態を判定する。これら撮像部14、生理状態判定部114及び感情状態判定部115がこのような動作を実行している間において、図3に示すように、端末側アンケート処理部11の回答者状態判定部116は、入力監視部112及び作業状態判定部113によって、入力部13を監視しながら入力操作を検知し、作業量を計測する(S11)。より具体的には、端末側アンケート処理部11の入力監視部112は、そのキーボードロガー1121を用いてキーボード131のキー入力を検出し、この検知したキー入力操作を作業状態判定部113に通知すると共に、そのマウスロガー1122を用いてマウス132のクリックを検出し、この検知したクリック操作を端末側アンケート処理部11の作業状態判定部113に通知する。作業状態判定部113は、キーボードロガー1121からキー入力操作の通知を受けるとキー入力の数を計数すると共に、マウスロガー1122からクリック操作の通知を受けるとクリックの数を計数する。そして、作業状態判定部113は、所定時間ごとにこれらキー入力の個数とクリックの個数との和を演算して単位時間当たりの作業量を求める。
次に、回答者状態判定部116は、作業状態判定部113によって、作業量が所定値以上であるか否かを判断する(S12)。この所定値は、アンケートの設問に対し回答する余裕がないほど回答者が忙しいか否かを判別する閾値であり、統計調査等によって決定される。この所定値は、例えば、キー入力の個数とクリックの個数との和が1秒当たり5回や7回等である。
判断の結果、作業量が所定値以上である場合(Yes)には、作業状態判定部113は、回答者が忙しい状態であると判定し、その判定結果を回答者状態判定部116に通知する(S13)。一方、判断の結果、作業量が所定値未満である場合(No)には、作業状態判定部113は、作業量が0より大きいか否かを判断する(S14)。
この処理S14における判断の結果、作業量が0より大きい場合(Yes)には、作業状態判定部113は、回答者が暇な状態であると判定し、その判定結果を回答者状態判定部116に通知する(S15)。一方、処理S14における判断の結果、作業量が0である場合(No)には、作業状態判定部113は、回答者が不在である状態と判定し、その判定結果を回答者状態判定部116に通知する(S16)。
次に、回答者状態判定部116は、作業状態判定部113から通知された判定結果に基づいて回答者の作業状態が暇な状態であるか否かを判断する(S17)。
判断の結果、回答者の作業状態が暇な状態ではない場合(No)には、回答者状態判定部116は、処理を処理S11に戻す。ここで、回答者の作業状態が暇な状態ではない場合は、作業状態判定部113から通知された判定結果が忙しい状態及び不在である状態の何れかである場合である。このように端末側アンケート処理部11の回答者状態判定部116は、処理11乃至処理S17を繰り返すことによって回答者の作業状態の監視を続ける。
一方、処理S17における判断の結果、回答者の作業状態が暇な状態である場合(Yes)には、回答者状態判定部116は、生理状態判定部114によって回答者の生理状態を判定し、その判定結果を生理状態判定部114から取得する(S18)。ここで、回答者の作業状態が暇な状態である場合は、作業状態判定部113から通知された判定結果が暇な状態である場合である。
次に、回答者状態判定部116は、生理状態判定部114から取得した生理状態の判定結果に基づいて回答者の作業負荷が過負荷であるか否かを判断する(S19)。
判断の結果、回答者の作業負荷が過負荷である場合(Yes)には、端末側アンケート処理部11の回答者状態判定部116は、処理を処理S11に戻す。一方、処理S19における判断の結果、回答者の作業負荷が過負荷ではない場合(No)には、端末側アンケート処理部11は、感情状態判定部115によって回答者の感情状態を判定し、その判定結果を感情状態判定部115から取得する(S20)。
次に、回答者状態判定部116は、感情状態判定部115から取得した感情状態の判定結果に基づいて回答者の感情状態が良好であるか否かを判断する(S21)。
判断の結果、回答者の感情状態が良好ではない場合(No)には、端末側アンケート処理部11の回答者状態判定部116は、処理を処理S11に戻す。一方、判断の結果、回答者の感情状態が良好である場合(Yes)には、回答者状態判定部116は、要求通知通信信号を端末側通信インタフェース部15及びネットワーク3を介してアンケートサーバ2に送信することによって、アンケートの開始を要求する(S22)。
一方、この要求通知通信信号を受信したアンケートサーバ2のサーバ側アンケート処理部21におけるアンケート実施処理部212は、アンケート配信回収処理部211に当該アンケート回答端末装置1へアンケートを開始する旨を通知する。この通知を受けると、アンケート配信回収処理部211は、サーバ側通信インタフェース部23及びネットワーク3を介してアンケートの設問をアンケート回答端末1に配信し、当該設問に対する回答をアンケート回答端末1からネットワーク3及びサーバ側通信インタフェース部23を介して回収する。
このように本実施形態に係るアンケート回答端末装置1は、回答者がアンケートに応じ易い状態を検知し、この状態でアンケートサーバ2からアンケートの設問の提供を受けてアンケートを実施するので、回答の回収率を向上することができる。
次に、別の実施形態について説明する。
(第2の実施形態の構成)
第1の実施形態では、アンケート回答端末装置1が回答者の状態を検知すると共に回答者の状態が実施条件を満たすか否かを判断したが、第2の実施形態では、アンケート回答端末装置1’は、回答者の状態を検知してその検知結果をアンケートサーバ2’に送信し、アンケートサーバ2’が回答者の状態が実施条件を満たすか否かを判断する。
図4は、第2の実施形態におけるアンケートシステムの構成及びアンケート回答端末装置の構成を示す図である。図5は、第2の実施形態におけるアンケートサーバの構成を示す図である。
図4において、第2の実施形態におけるアンケートシステム5’は、アンケート回答端末1’と、アンケートサーバ2’とを備えて構成され、アンケート回答端末1’とアンケートサーバ2’とは、第1の実施形態と同様にネットワーク3によって通信可能に相互に接続される。
アンケート回答端末装置1’は、アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態を検知し、その検知結果の情報を収容した状態通知通信信号をネットワーク3を介してアンケートサーバ2’に送信すると共に、この要求通知信号に応答したアンケートサーバ2’からネットワーク3を介して提供されたアンケートの設問を提示し、その設問に対する回答を受付けてネットワーク3を介してアンケートサーバ2’に送信する装置である。
アンケート回答端末装置1’は、例えば、図4に示すように、端末側アンケート処理部31と、提示部32と、入力部33と、撮像部34と、端末側通信インタフェース部35と、端末側記憶部36とを備えて構成され、端末側アンケート処理部31は、提示部32、入力部33、撮像部34、端末側通信インタフェース部35及び端末側記憶部36とデータを相互に交換することができるようにそれぞれ接続されている。
これら提示部32、入力部33、撮像部34及び端末側通信インタフェース部35は、第1の実施形態におけるアンケート回答端末装置1における提示部12、入力部13、撮像部14及び端末側通信インタフェース部15とそれぞれ同様であるのでその説明を省略する。
端末側記憶部36は、アンケートを提示部12に提示すると共にアンケートの設問に対する回答を入力部13から受付けその回答をアンケートサーバ2に送信するアンケート提示回答プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行中に生じるデータ等の各種情報を記憶する。端末側記憶部36は、端末側記憶部16と同様に、例えば、RAM等の揮発性の記憶素子、及び、ROMやEEPROM等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。
端末側アンケート処理部31は、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、アンケート処理部311と入力監視部312と状態通知部117を備えると共に、制御プログラムに従い提示部32、入力部33、撮像部34、端末側通信インタフェース部35及び端末側記憶部36を当該機能に応じてそれぞれ制御する。
これらアンケート処理部311及び入力監視部は、入力監視部312の出力先が状態通知部317である点を除き、第1の実施形態におけるアンケート回答端末装置1におけるアンケート処理部111及び入力監視部112とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。
状態通知部317は、入力監視部312の出力に基づいて作業量を判定し、この判定した作業量及び撮像部34の出力を収容した状態通知通信信号を所定の時間間隔で端末側通信インタフェース部35及びネットワーク3を介してアンケートサーバ2’に送信する。所定の時間間隔は、回答者の作業量を判定する時間間隔に相当し、仕様によって設定されるが、上述の例では、10秒や30秒や60秒等に設定される。
図5において、アンケートサーバ2’は、アンケートの回答者における状態をアンケート回答端末装置1’から受信した状態通知通信信号に基づいて判断し、その判断結果が実施条件を満たすか否かを判断し、その判断結果が実施条件を満たす場合に、アンケート回答端末装置1’にネットワーク3を介してアンケートの設問を配信し、その回答を収集するサーバコンピュータであり、例えば、サーバ側アンケート処理部41と、サーバ側記憶部42と、サーバ側通信インタフェース43と、バス44とを備えて構成される。
サーバ側通信インタフェース部43は、第1の実施形態におけるアンケートサーバ2のサーバ側通信インタフェース部23と同様であるので、その説明を省略する。
サーバ側記憶部42は、アンケートDBを記憶するアンケートDB記憶部421と表情パターンDBを記憶する表情パターンDB記憶部422とを備え、回答者の状態が実施条件を満たすか否かを判断して実施条件を満たす場合に、アンケート回答端末装置1’にアンケートの設問を配信しその回答を回収する状態判断配信回収処理を行う状態判断配信回収プログラム等の各種プログラム、及び、各種プログラムの実行中に生じるデータ等の各種データを記憶する。サーバ側記憶部42は、端末側記憶部16と同様に、例えば、RAM等の揮発性の記憶素子、及び、ROMやEPROM等の不揮発性の記憶素子を備えて構成される。このように本実施形態では、実施条件は、状態判断配信回収プログラムに組み込まれてサーバ側記憶部42に記憶されている。
サーバ側アンケート処理部41は、例えば、マイクロプロセッサ及びその周辺回路等を備えて構成され、機能的に、アンケート配信回収処理部411とアンケート実施処理部412と作業状態判定部413と生理状態判定部414と感情状態判定部415と回答者状態判定部416とを備えると共に、制御プログラムに従いサーバ側記憶部42及びサーバ側通信インターフェース部43を当該機能に応じてそれぞれ制御する。
アンケート配信回収処理部411は、第1の実施形態におけるアンケート配信回収処理部211と同様であるので、その説明を省略する。
アンケート実施処理部412は、回答者状態判定部416から通知を受けると、アンケート配信回収処理部411に当該アンケート回答端末装置1へアンケートの設問の配信を実行させる。
作業状態判定部413は、状態通知通信信号に収容されている作業量の情報に基づいて第1の実施形態と同様に作業状態を判定する。
そして、これら生理状態判定部414及び感情状態判定部415は、状態通知通信信号に収容されている情報に基づいてそれぞれ生理状態及び感情状態の各状態を判定することを除き、第1の実施形態における生理状態判定部114及び感情状態判定部115とそれぞれ同様であるので、その説明を省略する。
回答者状態判定部416は、作業状態判定部413によって判定された作業状態、生理状態判定部414によって判定された生理状態、及び、感情状態判定部415によって判定された感情状態に基づいて回答者の状態が実施条件を満たすか否かを判断し、その判断結果が実施条件を満たす場合にはその旨をアンケート実施処理部412に通知する。
これらサーバ側アンケート処理部41、サーバ側記憶部42及びサーバ側通信インターフェース部43は、データを相互に交換することができるようにバス44にそれぞれ接続される。
次に、第2の実施形態の動作について説明する。
(第2の実施形態の動作)
図6は、状態判断配信回収処理を実行するサーバ側アンケート処理部の動作示すフローチャートである。
アンケート回答端末装置1’は、例えば電源投入によって起動すると、撮像部34、端末側アンケート処理部31の入力監視部312及び状態通知部317が動作を開始する。そして、状態通知部317は、入力監視部312の出力に基づいて作業量を判定し、状態通知通信信号を所定の時間間隔で端末側通信インタフェース部35及びネットワーク3を介してアンケートサーバ2’に送信する。
図6において、サーバ側アンケート処理部41の回答者状態判定部416は、アンケート回答端末装置1’から状態通知通信信号を受信すると(S31)、作業状態判定部413によって、第1の実施形態における処理S12乃至処理S16とそれぞれ同様の処理S32乃至処理S36を実行することによって、状態通知通信信号で通知された作業量から回答者の作業状態が忙しい状態であるか暇な状態であるか判定すると共に回答者が不在であるかを判定し、判定結果を作業状態判定部413から取得する。
次に、回答者状態判定部416は、作業状態判定部113から取得した判定結果に基づいて回答者の作業状態が暇な状態であるか否かを判断する(S17)。
判断の結果、回答者の作業状態が暇な状態ではない場合(No)には、回答者状態判定部416は、処理を処理S31に戻す。一方、判断の結果、回答者の作業状態が暇な状態である場合(Yes)には、回答者状態判定部416は、第1の実施形態における処理S18乃至処理S20とそれぞれ同様の処理S38乃至処理S40を実行することによって、回答者の生理状態の判定、その判定結果に基づく回答者の作業負荷が過負荷であるか否かの判断、及び、回答者の感情状態の判定を行う。
次に、回答者状態判定部416は、感情状態判定部415から取得した感情状態の判定結果に基づいて回答者の感情状態が良好であるか否かを判断する(S41)。
判断の結果、回答者の感情状態が良好ではない場合(No)には、サーバ側アンケート処理部41の回答者状態判定部416は、処理を処理S31に戻す。一方、判断の結果、回答者の感情状態が良好である場合(Yes)には、回答者状態判定部416は、アンケート実施処理部412に実施条件を満たした旨を通知し、アンケート実施処理部412は、アンケート配信回収処理部411に当該アンケート回答端末装置1’へアンケートを開始する旨を通知する(S42)。
この通知を受けると、アンケート配信回収処理部411は、サーバ側通信インタフェース部43及びネットワーク3を介してアンケートの設問をアンケート回答端末1’に配信し(S43)、当該設問に対する回答をアンケート回答端末1’からネットワーク3及びサーバ側通信インタフェース部43を介して回収する(S44)。
このように本実施形態に係るアンケートサーバ2’は、回答者がアンケートに応じ易い状態を検知し、この状態でアンケート回答端末装置1’へアンケートの設問を提供してアンケートを実施するので、回答の回収率を向上することができる。
なお、上述の第1及び第2の実施形態では、表情の種類は、喜、怒、哀、楽及び平静の5種類を用いたが、表情の種類は、回答者がアンケートに回答してもよいと思える良好な感情状態と、良好な感情状態以外の感情状態である不良な感情状態の少なくとも2種類あればよく、例えば、表情の種類は、下記文献に記述されているように、無表情、驚き、恐怖、嫌悪、怒り、幸福及び悲しみの7種類でもよい。この場合には、良好な感情状態は、無表情及び幸福であり、不良な感情状態は、驚き、恐怖、嫌悪、怒り及び悲しみである。
文献;Ekman and Friesen著、工藤訳編、「表情分析入門」、誠信書房(1987)
また、上述の第1及び第2の実施形態では、回答者の生理状態は、瞬目率によって生理状態を判断していたが、マウスの手指が当たる部分に電極をさらに備えることによって心拍を検知し、この検知した心拍を周波数解析し、特定の周波数帯域の値が閾値を越えているか否かによって回答者の生理状態を判断してもよい。特定の周波数帯域の値が閾値を越えている場合には、作業負荷が過負荷であると判断される。あるいは、マウスの手指が当たる部分に電極をさらに備えることによって2点の電極の電位差(SPR、Skin Potential Response)を計測し、その振幅、ないし一定振幅以上の波形の出現頻度、が回答者の平均以上であれば、作業負荷が過負荷であると判断される。
第1の実施形態におけるアンケートシステムの構成及びアンケートサーバの構成を示す図である。 第1の実施形態におけるアンケート回答端末装置の構成を示す図である。 アンケート実施要求処理を実行する端末側アンケート処理部の動作示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるアンケートシステムの構成及びアンケート回答端末装置の構成を示す図である。 第2の実施形態におけるアンケートサーバの構成を示す図である。 状態判断配信回収処理を実行するサーバ側アンケート処理部の動作示すフローチャートである。
符号の説明
1、1’ アンケート回答端末装置
2、2’ アンケートサーバ
3 ネットワーク
5、5’ アンケートシステム
11、31 端末側アンケート処理部
12、32 提示部
13、33 入力部
14、34 撮像部
15、35 端末側通信インタフェース部
16、36 端末側記憶部
21、41 サーバ側アンケート処理部
22、42 サーバ側記憶部
23、43 サーバ側通信インタフェース部
111、311 アンケート処理部
112、312 入力監視部
113、413 作業状態判定部
114、414 生理状態判定部
115、415 感情状態判定部
116、416 回答者状態判定部
131、331 キーボード
132、332 マウス
161、422 表情パターンデータベース記憶部
211、411 アンケート配信回収処理部
212、412 アンケート実施処理部
221、421 アンケートデータベース記憶部
317 状態通知部
1121、3121 キーボードロガー
1122、3122 マウスロガー

Claims (6)

  1. アンケートを実施するアンケートサーバとネットワークを介して通信を行うための端末側通信インタフェース部と、
    前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶する端末側記憶部と、
    前記アンケートサーバから送信されたアンケートの設問を提示する提示部と、
    前記アンケートの設問に対する回答を入力するための入力部と、
    前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知する検知部と、
    前記検知部で検知した検知結果に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信する端末側アンケート処理部とを備えること
    を特徴とするアンケート回答端末装置。
  2. 前記検知部は、前記入力部における入力操作を検知し、
    前記端末側アンケート処理部は、前記検知した入力操作に基づいて前記作業状態が前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信すること
    を特徴とする請求項1に記載のアンケート回答端末装置。
  3. 前記検知部は、
    被写体像を結像面に結像させる光学系と、
    前記結像面に設けられ光電変換により前記被写体像を電気信号に変換する撮像素子とを備える撮像部であり、
    前記端末側アンケート処理部は、前記撮像部の出力に基づいて前記生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態が前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した要求通知通信信号を前記アンケートサーバに送信すること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンケート回答端末装置。
  4. アンケートの設問を提示すると共に前記設問に対する回答を受付けるアンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うためのサーバ側通信インタフェース部と、
    アンケートの設問の内容及び前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶するサーバ側記憶部と、
    前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態の情報を収容した状態通知通信信号を前記アンケート回答端末から前記ネットワークを介して受信すると共に、前記受信した状態通知通信信号に収容されている状態の情報に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の情報を収容した設問通知通信信号を前記ネットワークを介して前記アンケート回答端末に送信するサーバ側アンケート処理部とを備えること
    を特徴とするアンケートサーバ。
  5. アンケート回答端末装置と、前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うことによってアンケートを実施するアンケートサーバとを備えるアンケートシステムにおいて、
    前記アンケート回答端末装置は、
    前記アンケートサーバとネットワークを介して通信を行うための通信インタフェース部と、
    前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶する端末側記憶部と、
    前記アンケートサーバから送信されたアンケートの設問を提示する提示部と、
    前記アンケートの設問に対する回答を入力するための入力部と、
    前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態を検知する検知部と、
    前記検知部で検知した検知結果に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の提供を要求する旨の情報を収容した通信信号を前記アンケートサーバに送信する端末側アンケート処理部とを備えること
    を特徴とするアンケートシステム。
  6. アンケートの設問を提示すると共に前記設問に対する回答を受付けるアンケート回答端末装置と、前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うことによってアンケートを実施するアンケートサーバとを備えるアンケートシステムにおいて、
    前記アンケートサーバは、
    前記アンケート回答端末装置とネットワークを介して通信を行うためのサーバ側通信インタフェース部と、
    アンケートの設問の内容及び前記アンケートを実施すべき実施条件を予め記憶するサーバ側記憶部と、
    前記アンケートの回答者における作業状態、生理状態及び感情状態のうち少なくとも1つの状態の情報を収容した状態通知通信信号を前記アンケート回答端末から前記ネットワークを介して受信すると共に、前記受信した状態通知通信信号に収容されている状態の情報に基づいて前記実施条件を満たすか否かを判断してその判断結果が前記実施条件を満たす場合に、前記アンケートの設問の情報を収容した設問通知通信信号を前記ネットワークを介して前記アンケート回答端末に送信するサーバ側アンケート処理部とを備えること
    を特徴とするアンケートシステム。
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