JP2006081128A - 撮影システム、カラオケシステム、撮影方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影環境が時間的に変化し得る状況において、特定の被写体を対象として撮影する。
【解決手段】 カラオケ装置200は、ポインタデバイス300からの情報に基づき被写体の位置を算出してカメラシステム100を構成する各ビデオカメラ101を制御するとともに、装置カメラシステム100によって撮影された画像を解析し、撮影対象となる被写体が映っているか等の条件が満たされているか否かを判定し、この判定結果に基づき使用カメラの適否を決定する。使用不適合のカメラがあった場合には、逐次、使用適合のカメラを探して使用カメラの変更を行なう。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の撮影手段を用いて撮影を行なう技術に関する。
映像を撮影する際において、撮影対象となり得る多数の人物のうち特定の被写体(人物等)を対象として撮影することが要求される場面は多い。その一方で、カメラマンを使わずに、カメラ装置に被写体を認識させて自動的に撮影を行なうことが試みられている。カメラマンなくして所望の映像を撮影することができればそれに越した事はなく、カメラマンがいなければコスト面で有利であるばかりか、カメラさえ設置できれば撮影場所の制約もないので斬新な映像を撮影することも可能である。ここで、自動撮影対象の被写体が動く場合は、いうまでもなく撮影カメラ(以下単にカメラという)はその動きを追いかける必要がある。被写体の動きを追いかけるために、例えば、多数のカラオケ参加者のうちで歌唱者を撮影の対象とする場合において、マイクに赤外線送信装置を組み込んでおき外部受信装置と間で通信を行うことにより当該マイクの位置を特定する、という技術がある(例えば、特許文献1および2を参照)。被写体が常にマイクを握っている限り、マイクの位置は歌唱者の位置とほとんど同じである。従って、予め分かっているカメラの設置位置と算出した歌唱者位置とに基づき、カメラレンズの方向やズーム量等を計算できるので、フレーム内に常に歌唱者が収まるようにカメラを制御することが可能である。かかる被写体位置の算出を逐次行なえば、時間的に位置が変化する被写体にカメラを追随させることができ、この結果、動く被写体に対しても自動撮影を行なうことができる。
しかしながら、例え被写体の位置を特定できたとしても、カメラの位置によっては被写体を捉えることができない場合がある。被写体となる人物またはその周辺にいる複数の人物が動くことにより、被写体とカメラとの間に他の人物が割って入ってしまったり、被写体が移動して撮影場所に存在するオブジェ等の背後に隠れてしまうような場合である。また、赤外線通信を用いて被写体位置を特定する場合、送信装置であるマイクと受信装置との間に人物が割り込んでくると、通信ができなくなったり通信状態が悪化する結果、被写体の位置を正確に測定することができない場合がある。これらの問題は、周辺の人物の人数が多くなればなるほど、動きの範囲が大きくなればなるほど顕著になる。
上述した問題を解決するために、複数のカメラを異なる場所に設置することも考えられる。このようにすれば、瞬間々々においてはいずれかのカメラに被写体が映っているであろうが、その一方で、他の人物等の影に隠れて被写体を全くもしくはほとんど映していないシーンも多く存在することが予想される。撮影対象とすべき被写体が映っていない映像を撮影・記録しておくのは無駄であるばかりでなく、後に各カメラによって撮影された映像を用いて編集作業を行なう際に、全ての撮影映像から被写体を捉えている映像のみを探し出してつなぎ合わせる作業を行なう必要が生じる。かかる作業を行なうのは、時間的、コスト的にみて現実的な方法ではない。
特開平6−292059号公報 特開平10−240276号公報
本発明は、上述した背景に鑑みてなされたものであり、撮影環境が時間的に変化し得る状況において、特定の被写体を対象として撮影することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、被写体を特定する特定手段と、前記被写体の撮影に関し、所定のアルゴリズムに基づき前記複数の撮影手段の各々について使用の適否を判定する判定手段と、前記判定手段によって適合と判定された撮影手段のみを用いて映像を生成する生成手段とを有することを特徴とする撮影システムを提供する。
好ましい態様において、本発明に係る撮影システムは、各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、被写体の位置を特定する特定手段と、前記被写体の撮影に関し、前記複数の撮影手段によって撮影された映像に対し所定のアルゴリズムを用いて画像解析を行うことにより、前記複数の撮影手段の各々について使用の適否を判定する判定手段と、前記判定手段によって適合と判定された撮影手段のみを用いて撮影を行なう撮影制御手段とを有する。
他の好ましい態様において、本発明に係る撮影システムは、各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、前記複数の撮影手段の位置を示す位置情報を記憶する記憶手段と、前記複数の撮影手段の配置関係を前記記憶手段の記憶内容に基づいて求めてユーザに提示する提示手段と、撮影に使用する撮影手段を前記ユーザに指定させる指定手段と、前記指定手段によって指定された撮影手段のみを用いて撮影を行なう撮影制御手段とを有する。
本発明に係る撮影システムによれば、撮影環境が時間的に変化し得る状況においても、対象となる被写体の撮影に好適な撮影手段が選択されるから、被写体の位置等の変化に関係なく被写体を捉え続けることができる。
<実施例>
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の実施例に係るカラオケシステム1の機能構成を示す。同図に示すように、カラオケシステム1は、カメラシステム100、カラオケ装置200、およびポインタデバイス300から構成される。カメラシステム100は、複数のビデオカメラ101a、101b、101c、・・・からなるカメラセット101、制御部102、通信I/F103、各部を接続するバス104から構成される。
ビデオカメラ101a、101b、101c、・・・は、各々異なる位置に取り付けられており、所定の範囲でその向きを変更することが可能である。なお、その性能(解像度やズーム性能等)は全て同じであってもよいし、異なっていても構わない。各ビデオカメラ101a、101b、101c、・・・によって撮影された映像は、全てカメラ制御部102へ供給される。カメラ制御部102は、CPU,RAM,ROM、およびアクチュエータ等を備え、カラオケ装置200からの指示の下、各ビデオカメラ101a、101b、101c、・・・に関し、被写体の動き等にあわせるためのカメラの向きの変更、およびズームやピント調節等の制御を行なう。通信I/F103は、送受信回路を有し、制御部102の指示の下、カラオケ装置との間で通信を行なう。具体的には、カラオケ装置200からカメラ制御に係る指示を受信し、カメラ制御部から各ビデオカメラ101a、101b、101c、・・・によって撮影される映像をカラオケ装置200へ送信する。
カラオケ装置200は、制御部201、記憶部202、表示部203、スピーカ204、操作部205、判定部206、通信I/F207、および各部を接続するバス208から構成される。
制御部201は、CPU,RAM,ROM等から構成され、各部を制御する。記憶部202、表示部203、発音部204、および操作部205は、一般的なカラオケ機能を提供する。すなわち、記憶部202は、カラオケデータ(楽曲データおよび背景映像データ)を格納するほか、撮影された映像を記憶する。表示部203は、CRTや液晶ディスプレイ等の表示装置であって、カラオケ楽曲再生中はカラオケ画面(歌詞および背景映像)を表示するほか、後述する各種設定画面を表示する。発音部204は、スピーカであって、楽曲の発音を行なう。操作部205は、リモコン(リモートコントローラ)であって、ユーザが楽曲の選択や音程・音量調節等の各種指示を入力するためのものである。具体的には、ユーザが操作部を図示せぬ赤外線受信機に向けた状態で指示を入力すると、その操作に応じた赤外線信号が送出され、受信した信号は制御部201に供給されて当該指示内容が解釈される。
判定部206は、画像処理回路や各種プロセッサを備え、カメラシステム100から送信される撮影映像を解析する一方、ポインタデバイス300から送信される位置情報を解析し、対象となる被写体の位置や向き等を特定する。具体的には、撮影映像を画像処理し、撮影された映像が所定の条件に適合しているか否かを判定する。ここで所定の条件とは、例えば、被写体を所定の大きさでフレーム内に捉えているか、被写体が顔を正面向けて映っているか、対象となる被写体以外の人物が映っていないか、等のことである。なお、向きまでも特定するのは、例えば、歌詞等が表示される液晶画面がマイクに備え付けられている場合、被写体たる歌唱者は表示部203の方向を向いていない可能性があることを考慮したものである。
撮影映像が所定の条件に適合する場合は、当該映像を撮影したビデオカメラを現在「使用適合」なカメラであると判定し、そうでない場合は、「使用不適合」であると判定する。
図2を用いて、カメラの使用の適否についての判定処理を具体的に説明する。図2は、カラオケシステム1が設置一つのカラオケルームの俯瞰図である。天井もしくは壁に計9台のビデオカメラ101(以下、「カメラC1」〜「カメラC9」と符号を付す)が据え付けられ、図面上の上部左角にはカラオケ装置200の表示部203が設置されている。ここで、6人いるユーザ(U1〜U6)のうち、現在一人のユーザ(U1)が歌っており、この歌唱者U1を被写体に設定したとする。すなわち、歌唱者が主体の映像を撮影することを目的とする。このような配置において、例えば、カメラの使用適合条件を、「被写体U1のほぼ全身が映っている」とするならば、カメラC1、C5、C6、C9については、使用適合と判定される。いずれもカメラとU1との間に障害物となるものがないからである。一方、カメラC2、C3,C4,C7については、使用不適合と判定される。他のユーザがU1とカメラの間にいるので、ユーザU1はこれらのカメラにほとんど映らないからである。また、カメラC8については、例えば、「U1の全身の30パーセント以上が映っている」という条件ならば、使用適合と判定されるが、「U1の全身の70パーセント以上が映っている」という条件ならば使用不適合と判定される。また、「おおよそ正面を向いて映っている」という条件ならば、カメラC1およびC9のみが使用適合と判定されることになる。なお、カラオケ参加者のなかでターゲットとなる被写体を認識・識別する方法、および被写体の向きを特定を特定する方法は任意である。例えば、撮影された画像を解析してポインタデバイスおよび複数の人物が映っていると認識した場合、ポインタデバイスの最近接にいる人物を歌唱者であると認識する。
また、上述した判定条件はあくまで一例であり、例えば、ピントや露出を条件としてもよい。カメラとの距離が遠すぎ(または近すぎ)て、カメラの性能上ピントを合わせることが不可能な場合があり得るし、被写体とカメラと照明との位置関係によって撮影される映像も異なりうるからである。また、一台のカメラのみを選択して撮影する場合において使用適合と判定されたカメラが複数存在した場合、一のカメラのみを使用適合と判定する処理を更に行ってもよい。例えば、使用適合と判定されたカメラ中にカメラC1が入っていた場合は、カメラのC1を最終的に選択する。カメラC1は、画面の上部に設置されているので、被写体がカメラC1方法を向いている可能性が高く、最も見映えのよい映像が撮影されていると期待されるからである。また、同様の理由で、使用適合と判定されたカメラが一つもなかった場合は、どれか一のカメラ(例えばカメラC1)を使用適合と判定するようにしてもよい。
再び図1に戻り、ポインタデバイス300は、位置センサ301と通信I/F302から構成される。ポインタデバイス300は、被写体の位置を検出するための装置であって、例えば、歌唱者の衣服や歌唱者が握るマイクに取り付けられるものである。具体的には、位置センサ301は、例えば加速度センサ、重力センサ、磁気センサ等であって、当該ユーザの位置や向き(以下、位置等情報という)を検出するために必要な情報を検出する。通信I/F302は、送受信回路等を備え、検出された情報をカラオケ装置200に送信する。
図3は、カラオケシステム1の動作例を説明した図である。本動作例においては、歌唱者であるユーザU1の動きをカメラに追尾させ、できるだけユーザがフレーム中央に映っている映像を撮影することを目的とする。
まず、ユーザが選曲を行い、マイクを取ると、ユーザの初期位置情報の確認およびカメラの撮影状況の確認が行なわれる(ステップS100)。初期位置情報の確認とは、ビデオカメラにユーザU1を追尾して撮影させるために、現在のユーザの位置等情報を登録することである。具体的には、カラオケ装置200は、マイク等に取り付けられたポインタデバイス300から、ポインタでデバイス位置情報等、例えばカラオケルーム空間内の位置座標や向き(表示部203との位置関係)に関する情報を取得する。この際、必要に応じて、表示部203を介して指示を出してユーザに簡単な動作を行なわせ、センサの微調整をしてもよい。この初期設定が完了すると、以後、ユーザの動きを追尾する準備が整ったことになる。
また、カメラの撮影状況の確認とは、上述したカメラの使用の適否を判定することである。すなわち、取得した初期位置情報に基づいて、各ビデオカメラ101が向きやズーム等を調節して被写体(ユーザU1)の撮影を試みたものの、その結果撮影された映像が、例えば他のユーザの影に隠れている等の理由によりユーザU1をフレーム内に捉えていないか等を確認することである。この確認の結果、使用適合カメラの数が予め定められた使用すべきカメラ数より少ない場合(ステップS102、NO)、例えば、表示部203に「席を移動して下さい」等のメッセージを表示して、カラオケ参加者に、撮影条件を満たすように席の移動を促してもよい。
カメラ数の条件が満たされると(ステップS102、YES)、カラオケ装置200は、使用適合カメラの中から撮影に使用するカメラを選択する(ステップS104)。選択の方法は任意であり、例えば、表示部203の近くに設置しているものを優先的に選択する。表示画面の目の前には撮影の障害物となる物や人物等が存在しない可能性が高いからである。ここでは、図2に示したカメラC1、C5、C6,C8,C9が使用適合と判定され、カメラC1、C5、およびC9が選択されたものとする。すなわち、3台のカメラで撮影を行い映像を記録する。
続いてステップS106に移り、楽曲および背景映像の再生を開始し、ユーザU1はこれらに合わせて歌唱を行なう。楽曲の再生が終了するか、ユーザU1が途中で楽曲再生の停止を指示した場合は(ステップS108、YES)、撮影を終了する(ステップS110)。そうでない場合は、現在のカメラ撮影状況を確認し(ステップS112)、選択されたカメラ(C1、C5、C9)が依然として使用適合であるか否かを判定する(ステップS114)。ユーザU1や他のユーザが動いた等の事情により、上記カメラのフレーム内にユーザが映らなくなっていないか否かを確認するためである。この結果、カメラC1が使用適合であれば、ステップS108へ戻り、以下同様の処理を繰り返す。カメラC1が使用不適合となっている場合は(ステップS114、NO)、他のカメラが使用可能かを判定する(ステップS116)。ここでは、カメラC1、C8、C9のうちカメラC9のみが使用不適合となっていたとする。すると、残りのカメラ(C2、C3、C4、C5、C6、C7、C9)のうちで「使用適合」カメラがあるか否かを判定する(ステップS116)。使用適合カメラがあった場合にカメラC9に替えて当該カメラを新に選択して撮影に用いる(ステップS118)。使用適合カメラが複数台あった場合には、ステップS104と同様の方法で一のカメラを決定することができる。使用適合カメラがなかった場合は、使用するカメラ(C1、C8、C9)の変更を行なわず、再びステップS108以下の処理を繰り返す。
このようにして生成・記録された映像は、カラオケ装置200に設けられた図示せぬリードライト装置を用いてメモリーカードや携帯電話等の記録媒体を介してユーザに提供してもよいし、ユーザの指示の下、カラオケ装置200で再生するようにしてもよい。カラオケ装置200で再生する場合は、例えば、他のカラオケ楽曲の演奏中に、画面の一部分を使用して再生してもよい。このようにすれば、カラオケ参加者は、現在演奏・歌唱中の楽曲とともに、既に撮影された映像を楽しむことができる。
このように、本発明によれば、複数のカメラのうち所望の条件に適用するものが自動的に選択され、かつ、歌唱の最中において、歌唱者または他のユーザの席の移動や照明の撮影状況の変化に応じて、逐次、最適なカメラに切り換わる。この結果、歌唱者が映っている映像のみを得ることができる。さらに、異なる位置にある複数のカメラを用いているので、様々なアングルから歌唱者を撮影した映像が得られる。
<変形例>
ポインタデバイス300に内蔵されるセンサ301は、上述した実施例において示した態様に限らない。例えば、GPS(Global Positioning System)機能を備え、測位した位置をカラオケ装置200へ逐次送信するようにしてもよい。あるいは、ポインタデバイス300に赤外線等照射装置を設けるとともに、カラオケ装置200または各カメラ101に赤外線受信装置を設け、受信した赤外線の強度や等によってポインタデバイス(被写体)の位置を割り出すこととしてもよい。赤外線に限らず、IEEE802.11やBluetooth(登録商標)等の短距離無線通信規格に従った通信を行なってもよい。また、ポインタデバイスの数は任意である。例えば、歌唱者が二人であって、この二人を主に撮影したい場合は、それぞれに一つずつポインタデバイス300を与えてもよい。
上述した実施例においては、カラオケ装置200が各カメラによって撮影された映像を解析し、自動的に最適なカメラを選択した(ステップS104)。これに限らず、例えば、使用するカメラをユーザが指定してもよい。具体的には、ステップS104において、図4に示す画面を表示部203に表示する。この表示画面には、現在、使用適合であるカメラが表示され、ユーザU1はこの画面を見ながら所望のカメラを選択する。複数台のカメラを選択する場合は、メインカメラとサブカメラを更に指定することができる。メインカメラおよびサブカメラはともに使用されるカメラであることに変わりはないが、各カメラで撮影された映像の記録時(編集時)の取り扱われ方に差異がある。すなわち、例えば、メインカメラとサブカメラが一台ずつ指定された場合、メインカメラで撮影された映像を全体の70%、サブカメラで撮影された映像を全体の30%となるように編集された上で記録される。なお、同画面において「お任せ」を選択した場合は、上述した実施例と同様、撮影された映像に基づいて使用するカメラはカラオケ装置200によって決定される。
上記実施例においては、対象となる被写体の位置決定および使用カメラの適否判定を行なうために、当該被写体の衣服や被写体の持つマイクに取り付けられたポインタデバイスの位置を特定することとしたが、これに限らず、例えばポインタデバイスの形状や色を予め登録しておき、カメラによって撮影された画像を解析して、ポインタデバイスが映っているカメラを把握することによりポインタデバイスの位置決定および使用カメラの適否判定を行ってもよい。カメラの設置位置が予め分かっていて、被写体が映っているカメラが複数台あれば、ポインタデバイスの位置を特定することが可能だからである。
また、カメラの使用適否を判定する際においては、撮影された画像の解析結果ではなく、ポインタデバイスとカメラシステム100またはカラオケ装置の間の通信状態に基づいて行ってもよい。具体的には、ポインタデバイスに赤外線送信装置を取り付け、各カメラ101に取設けられた赤外線受信装置が受信した光強度が所定値以上である場合は使用適合と判定し、所定値よりも小さい場合は使用不適合と判定する。受信強度が低い場合は、カメラとポインタデバイスとの間に障害物となるもの(例えば人物)が位置していると考えられ、したがって当該カメラは被写体を映していない可能性が高いからである。
ユーザによっては、使用カメラの設定をカラオケ装置に全面的に委ねたくはないが、かといって上記態様のように逐一使用カメラを選択するのは面倒だと感じる場合や、最適なカメラ設定がよく分からないのでカメラ設定に躊躇する場合も想定される。このような場合、以下に示すような方法で、ユーザに、好みのカメラ設定を手軽かつ直感的に指定させることも可能である。具体的には、ステップS104において、表示部203に図5に示すような画面を表示させる。ユーザは、この画面を見ながら、「映像ジャンル」や「スタイル」を指定することができる。ここで「映像ジャンル」とは、どのような雰囲気の映像に仕上げるかを規定するものである。例えば、「クラブ1」が選択された場合は、6台のカメラが使用される。使用するカメラが多ければ多いほど一つの編集時に映像の切り換え回数が多くなるので、生成される映像は全体として軽快な印象を与えるものとなる。また、「スタイル」で「FAST」を選択した場合は、例えば、被写体から最も距離が遠いカメラと最も近いカメラとが選択されたり、カメラの切り換えテンポを速くしたりする。これにより、スピード感のある映像を生成することができる。
上記実施例においては、ユーザが選択できるのは使用するカメラのみであり、カメラが選択されると編集内容(すなわち作成される映像)は一意に定まることとしたが、カメラの選択とは別個に、編集内容をユーザが選択できるようにしてもよい。また、カラオケ装置200において編集処理を行なわず、選択された各カメラで撮影された映像データをそのまま記録してユーザに提供してもよい。この場合、例えば、3台のカメラが使用された場合、3トラック分の映像が記録されることになる。このようにすれば、ユーザは、提供された映像データを元にPCと映像編集ソフトウェア等とを用いて自分の好みに合わせて編集することができる。
上述した実施例においては、各カメラ101の向きは可変であってその向きはカメラ制御部103によって制御されていたが、向きが固定であってもよい。例えば、被写体や他のカラオケ参加者の動きがあまり激しくなく、カメラ数が十分であって全てのカメラの死角となる空間が形成されていないような場合は、カメラの向きをユーザの動きに追随させなくても、カメラ選択の切り換え処理のみで十分に被写体を捉えることができる場合がある。この場合、カメラの向きを制御する機構を備える必要がないので、低コストでカラオケシステムの構築することができる。
本発明の適用対象はカラオケシステムに限らない。コンサートや宴会、結婚披露宴等の記録映像、ミュージックプロモーションビデオの作成のように、複数台のビデオカメラを用いて撮影・編集を行なうものにも適用可能である。特に、対象となる被写体が動くことにより、被写体、各カメラ、および被写体―カメラ間に入る障害物の位置関係が時間的に変化する状況下での撮影に好適である。また、本発明は動画撮影に限らず、例えば写真撮影にも適用できることはいうまでもない。
本発明に係るカラオケシステム1の全体図である。 カラオケシステム1を備えたカラオケルームの俯瞰図である。 カラオケ装置200の動作例を示す図である。 カメラ設定を行なう際に表示される画面の一例である。 カメラ設定を行なう際に表示される画面の一例である。
符号の説明
1・・・カラオケシステム、100・・・カメラシステム、101・・・ビデオカメラ、102・・・カメラ制御部、103,207,302・・・通信I/F、バス・・・104、208、200・・・カラオケ装置、201・・・制御部、202・・・記憶部、203・・・表示部、204・・・スピーカ、205・・・操作部、206・・・判定部、300・・・ポインタデバイス、301・・・位置センサ。

Claims (7)

  1. 各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、
    被写体を特定する特定手段と、
    前記被写体の撮影に関し、所定のアルゴリズムに基づき前記複数の撮影手段の各々について使用の適否を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって適合と判定された撮影手段のみを用いて映像を生成する生成手段と、
    を有することを特徴とする撮影システム。
  2. 各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、
    被写体の位置を特定する特定手段と、
    前記被写体の撮影に関し、前記複数の撮影手段によって撮影された映像に対し所定のアルゴリズムを用いて画像解析を行うことにより、前記複数の撮影手段の各々について使用の適否を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって適合と判定された撮影手段のみを用いて撮影を行なう撮影制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影システム。
  3. 各々異なる位置に設置される複数の撮影手段と、
    前記複数の撮影手段の位置を示す位置情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の撮影手段の配置関係を前記記憶手段の記憶内容に基づいて求めてユーザに提示する提示手段と、
    撮影に使用する撮影手段を前記ユーザに指定させる指定手段と、
    前記指定手段によって指定された撮影手段のみを用いて撮影を行なう撮影制御手段と、
    を有することを特徴とする撮影システム。
  4. 前記判定手段は、撮影中において前記複数の撮影手段の各々について使用の適否の判定を継続して行い、前記撮影制御手段は、使用している撮影手段のうち不適合と判定された撮影手段があった場合、その使用を停止して新たに適合と判定された他の撮影手段に変更する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の撮影システム。
  5. 前記撮影制御手段は、前記使用適合と判定された撮影手段のうちの少なくとも一を選択し、該選択された撮影手段のみを用いて撮影を行なう
    ことを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
  6. カラオケ演奏機能を備えたカラオケシステムであって、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の撮影システムを具備し、
    歌唱者を前記被写体に設定することを特徴とするカラオケシステム。
  7. 被写体の位置を特定する特定ステップと、
    前記被写体の撮影に関し、各々異なる位置に設置された複数の撮影手段によって撮影された映像に対し所定のアルゴリズムを用いて画像解析を行うことにより、前記複数の撮影手段の各々について使用の適否を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて適合と判定された撮影手段のみを用いて撮影を行なう撮影ステップと、
    を有することを特徴とする撮影方法。
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