JP2006077952A - 流体輸送管の端末金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡単で小型になり、組立、設置の施工性を向上させると共に、コストを低減させ、更に、ガスを良好に排出することができる流体輸送管の端末金具を提供する。
【解決手段】 内管11の外周に内圧補強層12と軸力補強層13と外部シース14とを有する流体輸送管10の端末金具において、内管11と外部シース14間に滞留するガスを排出するガス排出手段30が、軸力補強層ホルダ20に設けられ、内管11と外部シース14間の隙間に連通するガス導入孔37と、その出口側近傍におけるアウターケース17に設けられたガス導出孔38と、一端部がガス導入孔37の出口側に接続され、他端部がガス導出孔38を通して外方へ延出されるように、前記空間部19に配管され、前記ガスをガス導入孔37側からガス導出孔38側へ導通させて排出するガス導通管40とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原油、天然ガス等の高圧流体を輸送するのに使用される可撓性を有する流体輸送管の端末金具に関するものである。
この種の流体輸送管10は、図4に示すように、架橋ポリエチレンパイプ等のプラスチック製の内管11の外周に、鋼製の凹型補強材を短ピッチでらせん巻きした周方向の強度を補強する内圧補強層12と、鋼製の平型補強材を長ピッチでらせん巻きした軸線方向の強度を補強する軸力補強層13と、プラスチック製の外部シース14とを有するものである。この流体輸送管10を使用中に、輸送管10内を流れて輸送される高圧流体中に含まれるガスが内管11を浸透して、内管11と外部シース14間における内圧補強層12及び軸力補強層13の隙間に滞留する。内管11を浸透するガスの量は微量であるが、長期間使用する間に、ガス圧が高圧になり、この圧力により外部シース14が膨張して破損することがある。
そこで、従来、流体輸送管10の内管11と外部シース14間に滞留するガスを流体輸送管10の長手方向の端末から外部に排出させて、外部シース14が破損するのを防止し得るようにした端末金具が開発されている。
この端末金具は、図4に示すような構成になっている。即ち、流体輸送管10の内管11の端部にパッキング16を介して装着されるエンドボディ15と、前部がエンドボディ15に保持され、後部が外部シース14にパッキング18を介して嵌着され、内管11、内圧補強層12及び軸力補強層13の各端部をこれらとの間に空間部19が形成されるように被って装着されるアウターケース17と、前記空間部19に設けられ、軸力補強層13の端部を固定する軸力補強層ホルダ20と、前記空間部19に充填されて固化されるエポキシ樹脂等からなる常温硬化性の充填材21と、内管11と外部シース14間に滞留するガスを排出するガス排出手段22とを備える。
更に詳細に説明すると、前記軸力補強層ホルダ20は鋼製の環状体からなり、軸力補強層13の先端が該ホルダ20に沿って外側に折り曲げられて該ホルダ20に溶接固定される。また、ガス排出手段22は、アウターケース17の後部に一体に設けられたフランジ部17aと軸力補強層ホルダ20との間の前記空間部19に配設され、内側に外部シース14の端部にあけられたガス抜き孔14aに対向するガス抜き用空間24を有するガス抜き用環状ブロック23と、ガス抜き用環状ブロック23に入口側がガス抜き用空間24に連通するガス導入孔25と、エンドボディ15の側壁に設けられたガス導出孔26と、一端部がガス導入孔25の出口側に接続され、他端部がガス導出孔26に接続されるように、前記空間部19に配管され、内管11と外部シース14間に滞留するガスをガス導入孔25側からガス導出孔26側へ導通させて排出する長尺な4弗化エチレン樹脂(PTFE)等よりなるプラスチック製のガス導通管27とを備える。なお、28はガス抜き用環状ブロック23と外部シース14間をシールするパッキング、29はガス抜き用環状ブロック23とアウターケース17のフランジ部17a間をシールするパッキングである(特許文献1参照)。
実開平2−59393号全文明細書(4頁第1行目乃至5頁第16行目及び第1図)
しかしながら、従来の端末金具はガス排出手段22がガス抜き用環状ブロック23を必要とするため、端末金具の部品点数が増えて構造が複雑になり、端末金具を組み立てることが容易でない。また、端末金具が長くなって大型になるため、配置スペースが十分に取れない布設現場で端末金具を設置することも容易でなく、端末金具の組立、設置の施工性が低下すると共に、コストがアップする問題があった。
また、ガス排出手段22のガス導通管27が長くなるため、ガス導通管27をアウターケース内の狭い空間部19に配管するのが容易でなく、ガス導通管27が可撓性に富むプラスチック製のものに限定され、使用環境の厳しい個所で端末金具を長期間使用する場合、ガス導通管27が劣化や座屈等して端末金具からガスを良好に排出ができなくなる恐れがあった。
更に、流体輸送管10の外部シース14にガス抜き孔14aを設けられているため、流体輸送管10に作用する長手方向の張力及び伸びにより、ガス抜き孔14aの部分に応力が集中してクリープが生じ、外部シース14が疲労破壊する恐れがあり、端末金具の品質、信頼性を低下させる問題があった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、構造が簡単で小型になり、組立、設置の施工性を向上させると共に、コストを低減させ、更に、ガスを良好に排出することができる品質、信頼性に優れた流体輸送管の端末金具を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載された発明は、内管の外周に、周方向の強度を補強する内圧補強層と、軸線方向の強度を補強する軸力補強層と、外部シースとを有する流体輸送管の内管の端部に装着されるエンドボディと、前部がエンドボディに保持され、後部が外部シースに嵌着され、内管、内圧補強層及び軸力補強層の各端部をこれらとの間に空間部が形成されるように装着されるアウターケースと、前記空間部に設けられ、軸力補強層の端部を固定する軸力補強層ホルダと、前記空間部に充填される充填材と、内管と外部シース間に滞留するガスを排出するガス排出手段とを備えた流体輸送管の端末金具において、前記ガス排出手段が、軸力補強層ホルダに設けられ、内管と外部シース間の隙間に連通するガス導入孔と、ガス導入孔の出口側近傍におけるアウターケースの周壁に設けられたガス導出孔と、一端部がガス導入孔の出口側に接続され、他端部がガス導出孔に接続、又は、ガス導出孔を通して外方へ延出されるように、前記空間部に配管され、内管と外部シース間に滞留するガスをガス導入孔側からガス導出孔側へ導通させて排出するガス導通管とを備える。
本発明の請求項2に記載された発明は、請求項1記載の流体輸送管の端末金具において、前記ガス排出手段のガス導出孔が前記空間部に充填材を充填する充填材注入孔を兼ねることを特徴とするものである。
本発明の請求項3に記載された発明は、請求項1又は2記載の流体輸送管の端末金具において、前記流体輸送管の内圧補強層の外周面、軸力補強層ホルダの内周面及び軸力補強層間に形成される隙間を埋めるようにシール材が設けられていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1記載の端末金具によると、流体輸送管の内管と外部シース間に滞留するガスが軸力補強層ホルダに設けられたガス導入孔に導かれることになって、ガス排出手段のガス抜き用環状ブロックが不要になり、部品点数が減少する。また、ガス導入孔の出口側近傍にガス導出孔が配置されることにより、アウターケース内の空間部に配管されるガス導通管の長さが短くなって、端末金具の構造が簡単になり、端末金具を組み立てることが容易になる。更に、前記ガス抜き用環状ブロックが不要になって、端末金具の長さが短くなり、小型になるから、配置スペースが十分に取れない布設現場でも端末金具を設置することが容易になる。従って、端末金具の組立、設置の施工性が向上し、コストを低減させることができる。
また、アウターケース内の空間部に配管されるガス導通管の長さが短くなり、ガス導通管の曲がりや急激に曲がる部分が減少するため、ガス導通管をアウターケース内の狭い空間部に配管するのが容易になるほか、ガス導通管を流れるガスの流れ抵抗が減少してガスが流れ易くなり、内管と外部シース間に滞留するガスを端末金具から良好に排出することができ、端末金具の品質と信頼性を向上させることができる。
更に、ガス導通管が短く、曲がりが少なくなることから、ガス導通管として、プラスチック製よりも剛性が大きく、強度と耐久性に優れた金属製のものを使用することが可能になり、使用環境の厳しい個所でも端末金具を安定して使用することができる。
本発明の請求項2記載の端末金具によると、アウターケースに新たにガス導出孔を設ける手数が省けるほか、ガス導出孔の内径が充填材を注入するために比較的大きく形成されるため、ガス導通管の他端部をそのガス導出孔に接続、又は、ガス導出孔を通して外方へ延出するように、ガス導通管をアウターケース内の前記空間部に配管する作業が容易になり、端末金具の施工性をより向上させることができる。
本発明の請求項3記載の端末金具によると、アウターケース内の前記空間部に充填される充填材が、流体輸送管の内圧補強層の外周面、軸力補強層ホルダの内周面及び軸力補強層間に形成される隙間を通して、流体輸送管の内管と外部シース間の隙間に侵入するのを確実に防止し、内管と外部シース間に滞留するガスをより良好に排出することができる。また、シール材が軸力補強層ホルダの内圧補強層と接触する個所近傍に設けられるため、軸力補強層ホルダに固定される軸力補強層の端部と充填材とがシール材によって遮断されるようなことがなく、軸力補強層の端部と充填材が蜜に接合して相互にしっかり固着するから、端末金具が流体輸送管の端末にしっかり固着されて強度が増大し、信頼性をより高めることができる。
次に本発明の実施形態を図面により詳細に説明する。図1は本発明に係る流体輸送管10の端末金具の一実施形態を示す上半部断面正面図である。なお、従来技術(図4参照)に記載されたものと同一構成のものには同一符号が付してある。
本実施形態の端末金具は、図1に示すように、架橋ポリエチレンパイプ等のプラスチック製の内管11の外周に、鋼製の凹型補強材を短ピッチでらせん巻きした周方向の強度を補強する内圧補強層12と、鋼製の平型補強材を長ピッチでらせん巻きした軸線方向の強度を補強する軸力補強層13と、プラスチック製の外部シース14とを有する可撓性の流体輸送管10において、その内管11の端部にパッキング16を介して装着されるエンドボディ15と、前部がエンドボディ15に保持され、後部が外部シース14にパッキング18を介して嵌着され、内管11、内圧補強層12及び軸力補強層13の各端部をこれらとの間に空間部19が形成されるように被って装着されるアウターケース17と、前記空間部19に設けられ、軸力補強層13の端部を固定する軸力補強層ホルダ20と、前記空間部19に液状状態で充填されて固化されるエポキシ樹脂等からなる常温硬化性の充填材21と、内管11と外部シース14間に滞留するガスを排出するガス排出手段30とを備える。
更に詳細に説明すると、エンドボディ15の内管11側の後側部には、前端がパッキング16に押当するシール金具31が内管11と同軸状にボルト32によって取り付けられ、ボルト32を締め付けることにより、シール金具31の前端をパッキング16に押し付けて、内管11とエンドボディ15とを気密、液密にシールするようになっている。
軸力補強層ホルダ20は鋼製の環状体からなり、その後部内側に形成された拡径部分に、外部シース14の端部及びその外周面に圧着により挿着された鋼製スリーブからなるシースホルダ33が嵌着される。また、該ホルダ20前端側には、該ホルダ20に沿って内側から外側に折り曲げられた軸力補強層13の先端が溶接固定される。
また、流体輸送管10の内圧補強層12の外周面、軸力補強層ホルダ20の内周面及び軸力補強層13間に形成される隙間には、図1、図2に示すように、該隙間を埋めるように樹脂、コンパウンド材等からなるシール材34が設けられている。
このようなシール材34が設けられていると、アウターケース17内の前記空間部19に充填される充填材21が、流体輸送管10の内圧補強層12の外周面、軸力補強層ホルダ20の内周面及び軸力補強層13間に形成される隙間を通して、流体輸送管10の内管11と外部シース14間の隙間に侵入するのを確実に防止し、内管11と外部シース14間に滞留するガスをより良好に排出することができる。また、シール材34が軸力補強層ホルダ20の内圧補強層12と接触する個所近傍に設けられるため、軸力補強層ホルダ20に固定される軸力補強層13の端部と充填材21とがシール材34によって遮断されるようなことがなく、軸力補強層13の端部と充填材21が蜜に接合して相互にしっかり固着するから、端末金具が流体輸送管10の端末にしっかり固着されて強度が増大し、信頼性をより高めることができるで好ましい。
アウターケース17の後部に一体(図1参照)、又は、別体に設けられたフランジ部17aの後側部には、前端がパッキング18に押当するシール金具35が外部シース14と同軸状にボルト36によって取り付けられ、ボルト36を締め付けることにより、シール金具35の前端をパッキング18に押し付けて、外部シース14とアウターケース17のフランジ部17aとを気密、液密にシールするようになっている。
ガス排出手段30は、図1に示すように、軸力補強層ホルダ20に設けられ、流体輸送管10の内管11と外部シース14間の隙間に連通するガス導入孔37と、ガス導入孔37の出口側近傍におけるアウターケース17の任意の周壁、好ましくは上方の周壁に設30けられ、アウターケース17内の前記空間部19に充填材21を充填するための充填材注入孔41を兼ねるガス導出孔38と、一端部がガス導入孔37の出口側に取り付けられたワンタッチ接続型の管コネクタ39(市販品)に接続され、他端部がガス導出孔38を通して外方へ所定長延出されるように、アウターケース17内の前記空間部19に配管され、内管11と外部シース14間に滞留するガスをガス導入孔37側からガス導出孔38側へ導通させて排出するガス導通管40とを備える。ガス導通管40は、例えば、4弗化エチレン樹脂(PTFE)、FRP、PE、PP、PVC等のプラスチック製、SUS、銅、銅合金等の金属製の細管からなる。ガス導通管40の他端部には排出されるガスの圧力が所定圧より高くなった場合に開いてガスを大気中に排出する、リリーフ弁、逆止弁等のガス排出用弁42が接続される。
前記ガス排出手段30のように、軸力補強層ホルダ20にガス導入孔37が設けられていることにより、流体輸送管10の内管11と外部シース14間に滞留するガスが軸力補強層ホルダ20のガス導入孔37に導かれることになって、従来必要としたガス抜き用環状ブロックが不要になり、部品点数が減少する。また、ガス導入孔37の出口側近傍にガス導出孔38が配置されることにより、アウターケース17内の空間部19に配管されるガス導通管40の長さが短くなって、端末金具の構造が簡単になり、端末金具を組み立てることが容易になる。更に、前記ガス抜き用環状ブロックが不要になって、端末金具の長さが短くなり、小型になるから、配置スペースが十分に取れない布設現場でも端末金具を設置することが容易になる。従って、端末金具の組立、設置の施工性が向上し、コストを低減させることができる。
前記ガス抜き用環状ブロックが不要になって、端末金具の長さが短くなり、小型になるから、配置スペースが十分に取れない布設現場でも端末金具を設置することが容易で施工性が向上し、コストを低減させることができる。
また、前記空間部19に配管されるガス導通管40の長さが短くなり、ガス導通管40の曲がりや急激に曲がる部分が減少するため、ガス導通管40をアウターケース17内の狭い空間部に配管するのが容易になるほか、ガス導通管40を流れるガスの流れ抵抗が減少してガスが流れ易くなり、内管11と外部シース14間に滞留するガスを端末金具から良好に排出することができるようになる。更に、ガス導通管40として、強度と耐久性に優れた金属製のものを使用することが可能になり、ガス導通管40を使用できる選択幅が拡大されて、使用環境の厳しい個所でも端末金具を安定して使用することができる。
ガス導通管39を前記空間部19に配管する場合には、その一端部を前記エンドボディ15にアウターケース17を装着した後、アウターケース17内の空間部19に充填材21を充填する前に、アウターケース17のガス導出孔37(充填材注入孔40)に差し込んで、軸力補強層ホルダ20のガス導入孔36の出口側に取り付けられた管コネクタ38に接続することにより、或いは、アウターケース17をエンドボディ15に装着する前に、アウターケース17のガス導出孔37(充填材注入孔40)に予め差し込んで管コネクタ38に接続することにより行われる。管コネクタ38は軸力補強層ホルダ20側ではなく、ガス導通管39の一端部側に予め取り付けられるようにしてもよく、管コネクタ38を介してガス導通管39の一端部が軸力補強層ホルダ20のガス導入孔37の出口側に接続される。ガス導出孔38はこれより前記空間部19に充填材21を充填した後、パッキング(図示せず)等によりシールされる。
前記空間部19に充填材21を充填する前にガス導通管39を配管する場合、その他端部を前記のようにガス導出孔を通して外方へ延出させず、図3に示すように、ガス導出孔38自体に直接接続するようにしてもよい。この場合、ガス導通管39の一端部をガス導入孔37に接続する作業は、エンドボディ15にアウターケース17を装着する前後いずれの時に行ってもよいが、他端部をガス導出孔38に接続する作業は、エンドボディ15にアウターケース17を装着した後に行う方が施工上望ましい。この場合も、ガス導通管40の他端部にはガス排出用弁42(図示せず)が接続される。
また、ガス導通管40の他端部をガス導出孔38に直接接続する場合には、ガス導通管40とガス導出孔38の穴径を合致させて接続の施工性を高めるために、ガス導出孔38が充填材注入孔41を兼ねるものではなく、ガス導出孔専用のものとすることが望ましい。この場合、充填材注入孔41はアウターケース17の周壁のガス導出孔38が設けられている個所とは別の個所、例えば、下方の個所に設けることができる。
前記ガス導出孔38が充填材注入孔41を兼ねていると、アウターケース17に新たにガス導出孔38を設ける手数が省けるほか、ガス導出孔38の内径が一般に充填材21を注入するために比較的大きく形成されるため、ガス導通管40の他端部をそのガス導出孔38に接続、又は、ガス導出孔38を通して外方へ延出するように、ガス導通管40をアウターケース17内の前記空間部19に配管する作業が容易になり、端末金具の施工性をより向上させることができるので好ましい。
なお、43はアウターケース17内の前記空間部19に充填材21を充填する際、空間部19に残留する空気を逃がすと共に、空間部19に充填された充填材21をアウターケース17外へオーバーフローさせて、空間部19に空気が残留しないようするために、アウターケース17の周壁に設けられたニップル孔である。ニップル孔42は充填材の充填終了後、栓(図示せず)により閉じられる。44は流体輸送管10の内管11の内側に設けられた内管座屈防止用のインターロック管である。
本発明に係る流体輸送管の端末金具の一実施形態を示す上半部断面正面図である。 図1の端末金具において、流体輸送管の内圧補強層の外周面、軸力補強層ホルダの内周面及び軸力補強層間に形成される隙間を埋めるシール材が設けられている状態を示すX−X線拡大断面図である。 図1の端末金具のガス排出手段において、ガス導通管の他端部をガス導出孔に直接接続する状態を示す拡大断面図である。 従来の流体輸送管の端末金具の上半部断面図である。
符号の説明
10 流体輸送管
11 内管
12 内圧補強層
13 軸力補強層
14 外部シース
15 エンドボディ
16 パッキング
17 アウターケース
17a フランジ部
18 パッキング
19 空間部
20 軸力補強層ホルダ
21 充填材
30 ガス排出手段
31 シール金具
32 ボルト
33 シースホルダ
34 シール材
35 シール金具
36 ボルト
37 ガス導入孔
38 ガス導出孔
39 管コネクタ
40 ガス導通管
41 充填材注入孔
42 ガス排出用弁
43 ニップル孔
44 インターロック管

Claims (3)

  1. 内管の外周に、周方向の強度を補強する内圧補強層と、軸線方向の強度を補強する軸力補強層と、外部シースとを有する流体輸送管の内管の端部に装着されるエンドボディと、前部がエンドボディに保持され、後部が外部シースに嵌着され、内管、内圧補強層及び軸力補強層の各端部をこれらとの間に空間部が形成されるように装着されるアウターケースと、前記空間部に設けられ、軸力補強層の端部を固定する軸力補強層ホルダと、前記空間部に充填される充填材と、内管と外部シース間に滞留するガスを排出するガス排出手段とを備えた流体輸送管の端末金具において、前記ガス排出手段が、軸力補強層ホルダに設けられ、内管と外部シース間の隙間に連通するガス導入孔と、ガス導入孔の出口側近傍におけるアウターケースの周壁に設けられたガス導出孔と、一端部がガス導入孔の出口側に接続され、他端部がガス導出孔に接続、又は、ガス導出孔を通して外方へ延出されるように、前記空間部に配管され、内管と外部シース間に滞留するガスをガス導入孔側からガス導出孔側へ導通させて排出するガス導通管とを備えてなることを特徴とする流体輸送管の端末金具。
  2. 前記ガス排出手段のガス導出孔が前記空間部に充填材を充填する充填材注入孔を兼ねることを特徴とする請求項1記載の流体輸送管の端末金具。
  3. 前記流体輸送管の内圧補強層の外周面、軸力補強層ホルダの内周面及び軸力補強層間に形成される隙間を埋めるようにシール材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の流体輸送管の端末金具。
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