JP2006075643A - Dish washing and drying machine - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は食器洗い乾燥機に関し、特にビルトインタイプに好適な食器洗い乾燥機に関する。 The present invention relates to a dishwasher, and more particularly to a dishwasher suitable for a built-in type.
家庭用の食器洗い乾燥機では、一般に、洗浄庫内に水道水を導入してその底部に貯留し、そのあとポンプを作動させて貯留した水を吸引してノズルへ送給し、ノズルから勢いよく水を噴射させて洗浄庫内に収容した食器類を洗浄する。そのあと、送風ファンを作動させて洗浄庫に外気を送り込んで洗浄庫底部に配置したヒータで加熱し、これにより発生した温風で食器類を乾燥させ、湿気を含む温風は排気口から機外へと排出するようにしている。 In general, in a dishwasher for home use, tap water is introduced into the washing cabinet and stored at the bottom, and then the pump is operated to suck in the stored water and feed it to the nozzle. Wash the dishes stored in the washing cabinet by spraying water. After that, the blower fan is actuated to send outside air to the washing cabinet and heated by the heater placed at the bottom of the washing cabinet. The hot air generated thereby dries the dishes. It is trying to discharge outside.
従来の一般的な食器洗い乾燥機は、筐体の内部に洗浄庫が配設され、筐体の前面には手前下方に回動するドアが設けられ、ドアを開いた状態で洗浄庫内から食器籠を水平前方に引き出し自在の構造となっている。一方、近年、システムキッチンの普及に伴い、システムキッチンに組み込むためのビルトインタイプの食器洗い乾燥機も市販されている。ビルトインタイプに適した食器洗い乾燥機として、特開2000−139799号公報等に記載のものが知られている。すなわち、この種の食器洗い乾燥機はいわゆる引出し式の食器洗い乾燥機であって、食器を収納するための食器籠を内装する洗浄庫がドアを兼ねる前面パネルとともに前方に引出し可能に構成されている。洗浄庫を引き出した状態では洗浄庫の上面が広く開口していて上から食器類を出し入れできるようになっており、洗浄庫を筐体に押し入れると筐体内の上部空間に待機していた上蓋が降下して洗浄庫の上面開口を閉塞する構造を有している。
食器洗い乾燥機では、各種食器類は勿論のこと、まな板や鍋などの調理器具も洗浄できることが望ましい。そのため、洗浄庫の容積が大きいことが好ましいが、筐体の大きさには制限があるため、筐体内のスペースを有効利用することによって洗浄庫の容積をできる限り大きく確保することが要望されている。また、所定寸法のシステムキッチンに収容する必要があるという制約上、洗浄庫の高さを充分に確保することも困難である。 In a dishwasher, it is desirable to be able to wash not only various dishes but also cooking utensils such as cutting boards and pans. Therefore, it is preferable that the volume of the washing cabinet is large, but since the size of the housing is limited, there is a demand for ensuring the volume of the washing cabinet as large as possible by effectively using the space in the housing. Yes. In addition, it is difficult to ensure a sufficient height of the cleaning cabinet due to the restriction that it is necessary to accommodate in a system kitchen of a predetermined size.
また、洗浄ポンプは洗い運転やすすぎ運転時にはほぼ連続的に運転され続けるため、すすぎ運転終了時点ではかなり発熱した状態にある。そのため、洗い、すすぎ及び乾燥という一連の行程を繰り返し行うような場合には、洗浄ポンプが過熱して故障が発生し易くなるおそれがある。特にビルトインタイプの食器洗い乾燥機では、周囲を壁で囲まれているため通風が悪くなる傾向にあり、洗浄ポンプを効率良く冷却することが困難である。更に、一般に引出し式の食器洗い乾燥機では、洗浄庫が前方に引き出された際に洗浄ポンプが外部から見えないように底部カバーが設けられているため、洗浄庫が筐体内に収納された状態では、洗浄ポンプは底部カバーと筐体とで二重に囲われていることになり、発生した熱が逃げにくい構造になっている。 Further, since the washing pump continues to be operated almost continuously during the washing operation and the rinsing operation, the washing pump is in a considerably heated state at the end of the rinsing operation. For this reason, when a series of steps of washing, rinsing and drying are repeated, the washing pump may overheat and a failure may occur easily. In particular, in a built-in type dishwasher, since the surroundings are surrounded by walls, ventilation tends to deteriorate, and it is difficult to cool the washing pump efficiently. Furthermore, generally in a drawer-type dishwasher, the bottom cover is provided so that the washing pump is not visible from the outside when the washing cabinet is pulled forward, so that the washing cabinet is stored in the housing. The washing pump is surrounded by the bottom cover and the housing in a double manner, and the generated heat is difficult to escape.
また、本発明の目的とするところは、洗浄ポンプを効率良く冷却することができる食器洗い乾燥機を提供することにある。 Another object of the present invention is to provide a dishwasher capable of efficiently cooling a washing pump.
上記課題を解決するために成された本発明は、筐体内に設けられ内部に食器類を収容する洗浄庫と、該洗浄庫内に水を噴射するために該洗浄庫の底壁下方に設けられた洗浄ポンプと、該筐体内の前方に吸気口を有し送風出口を洗浄庫内に開口した送風路と、前記洗浄ポンプを覆うように設けられた底部カバーとを備える食器洗い乾燥機において、前記底部カバーの内部と前記吸気口とを連通させ、該底部カバーには、該吸気口に向かって流れる空気流が前記洗浄ポンプ近傍を通過する位置に通気用の開口を設けたことを特徴としている。 The present invention, which has been made to solve the above-mentioned problems, is provided in a housing that is provided in a housing and accommodates tableware, and is provided below the bottom wall of the washing cabinet in order to inject water into the washing cabinet. In a dishwasher comprising: the washing pump provided; a blower passage having an intake port in front of the housing and having a blower outlet opened in the washing cabinet; and a bottom cover provided to cover the washing pump; The inside of the bottom cover is communicated with the intake port, and the bottom cover is provided with an opening for ventilation at a position where an air flow flowing toward the intake port passes near the washing pump. Yes.
本発明によれば、乾燥運転時に前記送風路を介して洗浄庫への送風が開始されると、上記通気用の開口を経て底部カバーの外側から内側へと冷たい空気が流れ込み、洗浄ポンプの近傍を通過して吸気口に達する。そのため、たとえ乾燥運転の以前の洗浄運転やすすぎ運転に際して洗浄ポンプが熱くなっていても、乾燥運転時に生じる上記空気流によって洗浄ポンプは効率的に冷却される。したがって、乾燥運転の終了後に引き続いて他の食器類を洗う場合にも洗浄ポンプが過熱することがなく、洗浄ポンプの寿命を延ばすことができる。 According to the present invention, when air to the washing cabinet is started through the air passage during the drying operation, cold air flows from the outside of the bottom cover to the inside through the ventilation opening, and in the vicinity of the washing pump. To reach the air intake. Therefore, even if the cleaning pump is heated during the cleaning operation and the rinsing operation before the drying operation, the cleaning pump is efficiently cooled by the air flow generated during the drying operation. Therefore, even when other dishes are subsequently washed after the drying operation is completed, the washing pump does not overheat, and the life of the washing pump can be extended.
以下、第1〜第11発明の一実施形態による食器洗い乾燥機について図面を参照して説明する。図1及び図2は本実施形態による食器洗い乾燥機の全体構成を示す概略側面断面図であり、図1は洗浄庫を筐体に収納した状態、図2は洗浄庫を筐体から引き出した状態を示している。 Hereinafter, a dishwasher according to an embodiment of the first to eleventh inventions will be described with reference to the drawings. 1 and 2 are schematic side cross-sectional views showing the overall configuration of the dishwasher according to the present embodiment. FIG. 1 shows a state in which the washing cabinet is housed in the housing, and FIG. Is shown.
まず本食器洗い乾燥機の概略構成を説明する。前面が開口した筐体1の内部には上面開口3を有する洗浄庫2が配設され、洗浄庫2の内部には食器類を整列するための食器籠70が設置されている。洗浄庫2の前壁2aには、筐体1の前面開口を閉塞するドアを兼ねた前面パネル4が着脱可能に螺設されており、前面パネル4と洗浄庫2とは一体に、筐体1の両側壁面内側に略水平に設置されたレール5に沿って前方に引き出し自在となっている。
First, a schematic configuration of the dishwasher will be described. A
筐体1内の上方空間には、洗浄庫2の上面開口3を閉塞するための上蓋10が、筐体1の側壁面内側に一端が軸支され、他端が上蓋10の側面に軸支された左右一対の平行リンク11により揺動自在に支持されている。洗浄庫2が筐体1内に収納された状態では、図1に示すように上蓋10は洗浄庫2の上面に密着して上面開口3を閉塞し、洗浄庫2が筐体1から前方に引き出された状態では、図2に示すように上蓋10は前方にせり出しつつ持ち上がった状態で保持される。このように、上蓋10は前後方向に移動するため、洗浄庫2の前壁2aと前面パネル4との間にはその移動距離を見込んだ間隙が形成されている。
In the upper space in the
このように上蓋10を鉛直方向でなく斜め前後方向に上下動させる構成とすると、洗浄庫2を筐体1内に収納する際に、後方側へ移動している洗浄庫2の上面開口3に対して上蓋10も僅かに後方側へ移動しつつ上方から降下する。すなわち、上蓋10が洗浄庫2の上縁部に接触する際にその接触角度が90°よりも小さくなるので、上蓋10の下面(又は洗浄庫2の上縁部)に周設されているシール部材に無理な力が掛からず、シール部材の劣化が軽減できるという利点がある。
When the
洗浄庫2の後壁2bには図示しない給水バルブを備えた伸縮自在の給水管9が接続されており、給水バルブが開かれると外部の水道栓等から供給された水が給水管9を通して洗浄庫2内に注がれる。洗浄庫2の前部底面には大きく窪んだ貯水槽7が連通して配設されており、洗浄庫2内に注がれた水は貯水槽7に流れ込んで貯留される。この貯水槽7の上部には、食器洗浄時に食器から流れ落ちる食物の残滓を捕集するためのメッシュ状の残滓捕集フィルタ15が着脱自在に設けられている。洗浄庫2の底部中央には、上面に複数のノズルが形成された回転自在のアーム6が設けられるとともに、洗浄庫2の底面下方には洗浄兼排水ポンプ8が配置されている。洗浄兼排水ポンプ8は両回転方向に回転駆動可能なモータを含み、このモータが正転方向に回転するとき洗浄兼排水ポンプ8は洗浄ポンプ
として機能し、逆転方向に回転するとき洗浄兼排水ポンプ8は排水ポンプとして機能する。
The
洗浄庫2の下方には洗浄兼排水ポンプ8を覆うように底部カバー2cが取り付けられており、底部カバー2cの後部には主として図示しない排水ホース等を導出するため開口2dが設けられ、更に下面には後方側に集中して通気穴2eが穿孔されている。また、洗浄庫2の底部にあって洗浄運転やすすぎ運転時の貯水水位Lよりも低い位置には、洗浄庫2内に貯留された水を温めるとともに乾燥時には洗浄庫2内の空気を加熱するためのループ状のシーズヒータ12が配設されている。
A
前面パネル4と洗浄庫2の前壁2aとの間の間隙には、空気流の入口である吸気口21が筐体1内に向けて開口し、出口である送風口22が洗浄庫2の前壁2a下方に開口した送風路20が配設されており、送風路20内にあって吸気口21の近くにはブロアモータ24により回転駆動されるファン23が設けられている。送風口22は、後記の理由により、洗浄運転やすすぎ運転の際に洗浄庫2内に貯留される水の貯水水位Lよりも高い位置に設けられている。また、前面パネル4及び洗浄庫2の前壁2aの上部には、洗浄庫2内から機外へ排気を行うための排気路28が設けられている。この排気路28の出口である排気口30の上方、つまり前面パネル4の最上部には操作パネル14を有する操作部13が設けられている。この操作部13で各種操作を行うことによって、使用者は本食器洗い乾燥機に運転を行わせることができる。
In the gap between the
而して、洗い運転やすすぎ運転時には、図示しない給水バルブが開放されて、給水管9を通して洗浄庫2内に水が供給される。洗浄庫2内に供給された水は貯水槽7を含む洗浄庫2の底部に溜まり、貯水水位Lに達すると給水は停止される。このときシーズヒータ12に加熱電流が供給され、シーズヒータ12との熱交換によって貯留水は所定温度まで加熱される。洗浄兼排水ポンプ8が洗浄ポンプとして駆動されると、貯水槽7から吸引された温水がアーム6へと圧送され、ノズルから洗浄庫2内に噴射される。これにより、食器籠70に収容されている食器類に水が吹き掛かって汚れが落とされる。食器に付着していた食物の残滓は残滓捕集フィルタ15に捕集され、水は貯水槽7に流れ込んで再び循環して使用される。
Thus, at the time of washing operation or rinsing operation, a water supply valve (not shown) is opened, and water is supplied into the
次に、本食器洗い乾燥機の特徴の一つである乾燥運転のための空気の流通に関する構成について、図1に加えて図3〜図6を参照しつつ詳しく説明する。図3は前面パネル4を取り外した状態での要部の正面図、図4は前面パネル4の要部の正面図、図5は排気路28周辺の要部の側面断面図、図6は乾燥運転時の空気の流れを示す模式図である。
Next, a configuration relating to air circulation for drying operation, which is one of the features of the present dishwasher, will be described in detail with reference to FIGS. 3 to 6 in addition to FIG. 3 is a front view of the main part with the
図3に示すように、洗浄庫2の前壁2aには前方側から吸気カバー部材26がネジで取り付けられ、これにより、吸気カバー部材26と前壁2aとの間に上記送風路20の主要部と後記補助排気路32とが形成されている。なお、吸気カバー部材26を洗浄庫2の前壁2aに螺着する際には、後記の理由により、送風路20の下方側にあって吸気カバー部材26と前壁2aとの間の水密性を確保する、弾性体から成るシール部材33が介挿される。
As shown in FIG. 3, an air
吸気カバー部材26には、ファン23を囲繞する壁面であるファン囲繞部26aと、その背面にあってブロアモータ24を囲繞し前方(前面パネル4側)が開放したモータ囲繞部26bとが一体に形成されており、吸気カバー部材26を前壁2aに装着した状態ではブロアモータ24は露出している。一方、図4に示すように、前面パネル4の裏面には、上記吸気カバー部材26のモータ囲繞部26bに対応する位置にリブ4cが突設されている。リブ4cは右側方が途切れた切欠部4dを有し、モータ囲繞部26bも同様に右側方が途切れている。そのため、前面パネル4を洗浄庫2の前壁2aに取り付けると、リブ4cがモータ囲繞部26bの立設壁を挟み込むように嵌合して気密性の高い壁面を形成し、右側方に向けて開口が形成される。この開口が上記吸気口21になり、前面パネル4、洗浄庫2の前壁2a及び吸気カバー部材26で囲まれるファン室20aが送風路20の一部として形成される。
The
ファン室20aにあって吸気口21側には、ブロアモータ24の電磁コイル24aが配置されている。送風路20は、上記ファン室20aの上部から側方に略水平に(図3では右方に)延伸する水平部20b、更に斜め下方に屈曲する屈曲部20c、送風口22まで真直ぐに垂下する垂直部20dを有している。送風路20の水平部20bには軸25aを中心に蝶動自在のダンパ25が設けられており、ファン23が回転駆動されないときには、自重によって図3中にCで示す最下位置まで下がってファン室20aと水平部20bとの間を遮断している。また、送風路20の水平部20bの上部には上述したように補助排気路32が形成されており、斜め上方に延伸して排気路28に接続されている。
In the
洗い運転やすすぎ運転時には、洗浄庫2内に貯留された水が加熱されることによって発生した水蒸気が送風口22から送風路20内に逆流して来るおそれがある。しかしながら、これら運転時にはファン23は回転駆動されないのでダンパ25は閉じており、水蒸気はダンパ25に遮られてブロアモータ24には到達せず、そのまま補助排気路32内を上昇して排気路28へと抜け、機外へと排出される。したがって、ブロアモータ24が湿気に晒されず、その寿命を長く保つことができる。
At the time of washing operation or rinsing operation, there is a possibility that water vapor generated by heating the water stored in the
ただし、本食器洗い乾燥機の構成では、ブロアモータ24は送風路20の水平部20bよりも低い位置に設けられており、また、送風路20の屈曲部20cと補助排気路32とは水平部20bを挟んで同一方向の傾斜勾配となっている。そのため、仮にダンパ25が無かったとしても、或いはダンパ25の閉鎖が不充分であったとしても、垂直部20d→屈曲部20c→水平部20bと上昇して来た水蒸気はファン室20aへ向かわずにその殆どが補助排気路32へと流れ込む。更には、ファン室20a側から延伸する水平部20bと補助排気路32との接続部位は鋭角になっているので、ダンパ25が無かったとしても、ファン23により生起された空気流は補助排気路32には流れ込みにくく、その殆どが送風口22から洗浄庫2内へと向かう。
However, in the configuration of the present dishwasher / dryer, the
洗い運転やすすぎ運転中などに運転を一時停止して洗浄庫2が引き出されると、洗浄庫2底部に貯留している水が波立つ。この水が送風口22から送風路20内へと侵入した場合、吸気カバー部材26と洗浄庫2の前壁2aとの密着面から水が漏出すると底部カバー2cやそのほかの箇所に水が漏れて溜まってしまう。そこで、本食器洗い乾燥機では、送風口22から送風路20内へと水が入りにくいように、前述の如く送風口22を貯水水位Lよりも高い位置に設けている。これにより、洗浄庫2底部に水が貯留した状態での洗浄庫2の出し入れ動作のみならず、通常の洗い運転やすすぎ運転時にも送風口22から送風路20内に水が侵入しにくくなる。また、仮に送風路20内に水が侵入した場合でも、前述の如く送風路20の下方側では吸気カバー部材26と洗浄庫2の前壁2aとの間はシール部材33により水密性が非常に高められているので、この隙間から水が漏出することはほぼ完全に防止できる。更にまた、本食器洗い乾燥機では、送風口22の下縁部に切欠を形成し、細い水の案内路22aを形成している。これにより、送風路20内に侵入した水が案内路22aに沿って洗浄庫2内に迅速に流出し、送風路20内(特に洗浄庫2の前壁2aと吸気カバー部材26との密着箇所の僅かな段差)に溜まることを防止している。そのため、汚れた水が溜まって異臭を発することもなくなる。
When the operation is temporarily stopped during the washing operation or the rinsing operation and the
上述したような洗い運転やすすぎ運転の後の乾燥運転時には、ファン23はブロアモータ24により所定方向に回転駆動される。すると、図3及び図6中に矢印で示すように、吸気口21から空気を吸い込みファン室20aから水平部20bへと圧送する。吸気口21は直接的に機外とは連通しておらず、底部カバー2c内の空間に連通し、前述のように底部カバー2cには開口2dや通気穴2eが設けられている。更に、筐体1には各部に隙間があるから、機外の新鮮な外気は円滑に筐体1内に流れ込み、次いで開口2dや通気穴2eを経て底部カバー2c内に流れ込み、更に吸気口21から送風路20内に流れ込むことになる。
During the drying operation after the washing operation and the rinsing operation as described above, the
通常、乾燥運転時にはポンプモータは停止しているが、それ以前の洗い運転やすすぎ運転によってポンプモータは発熱して熱くなっている。ここでは、通気穴2eを底部カバー2cの後方側に集中的に設けているため、底部カバー2cの内部では洗浄兼排水ポンプ8のポンプモータに外部から取り入れた冷たい空気流が触れやすく、乾燥運転時にポンプモータを効率よく冷却することができる。このようなポンプモータの冷却は、乾燥運転のあとに引き続いて次の食器の洗いを行うような場合に特に有効である。なお、本食器洗い乾燥機では、送風路の吸気口を洗浄庫の前壁と前面パネルとの間隙に開口させているが、上述のようにポンプモータの冷却を行うには、吸気口は底部カバー内部であって筐体内の前方、より正確にはポンプモータの前方に配置されていればよい。
Normally, the pump motor is stopped during the drying operation, but the pump motor is heated and heated by the previous washing operation and rinsing operation. Here, since the
また、吸気口21から送風路20内に流入した冷たい空気は、すぐにブロアモータ24の電磁コイル24aに当たる。これにより、電磁コイル24aを冷却してその過熱を防止することができる。特に、モータ囲繞部26bの立設壁と前面パネル4のリブ4cとの嵌合によって気密性が高められているため、このような周囲からの空気の漏れ込みは少なく、吸気口21から確実に空気を吸い込んで電磁コイル24aを効率よく冷却することができる。ファン23によってこのような空気流が発生するとダンパ25はこれに押されて開放し(図3中にDで示す位置)、空気流は送風路20の水平部20b→屈曲部20c→垂直部20dを通って送風口22から洗浄庫2内に吐き出される。吐き出された空気は洗浄庫2内においてシーズヒータ12で加熱され、上昇しながら食器類を乾燥させる。
Further, the cold air that has flowed into the
図3及び図5に示すように、洗浄庫2の前壁2a上部には排気導入口29が設けられており、そこに前方側から排気カバー部材27が取り付けられて、それにより排気路28が形成されている。すなわち、排気路28は洗浄庫2に向けて開口する排気導入口29と機外に向けて開口する排気口30とを有し、その内部に自重によって排気導入口29と排気路28とを遮断するダンパ31を備えている。乾燥運転時以外のとき、例えば洗い運転やすすぎ運転時にはダンパ31は閉鎖し、洗浄庫2内で発生する騒音が排気路28を通して外部へ漏れるのを抑止している。なお、このようにダンパ31が閉鎖することによって洗浄庫2内の温水から発生する水蒸気は送風口22から送風路20内へと流れ込むが、上述した通り、ブロアモータ24等に悪影響を与えることなく円滑に排気路28から機外へと排出される。
As shown in FIGS. 3 and 5, an
乾燥運転時には、上述したように送風口22からの空気の流入により洗浄庫2内の空気圧が高まるので、ダンパ31が洗浄庫2側から押されて開放し(図5中に2点鎖線で示す位置)、食器類から蒸発した水蒸気を多量に含む湿った空気は、排気路28を通って排気口30から機外へ排出される。なお、排気路28中には、水蒸気をそのまま外部へ排出しないように水蒸気を凝縮・液化させて洗浄庫2の底部へと流下させる構造体を配置したり、或いは排気中の臭気を除去する除臭手段を配置したりしてもよい。
During the drying operation, as described above, the air pressure in the cleaning
上述したように本食器洗い乾燥機ではブロアモータ24の故障が軽減されるような配慮がなされているが、万が一、不具合が生じた場合でも、前面パネル4を取り付けているネジを取り外しさえすれば、図3に示す状態のようにブロアモータ24が剥き出しになる。また、吸気カバー部材26も洗浄庫2の前壁2aに螺設されているだけであるから、ネジを取り外せばすぐに外すことが可能である。そのため、本食器洗い乾燥機をシステムキッチンにビルトインした状態のままで、故障の修理や保守点検が容易に行える。
As described above, in this dishwasher / dryer, consideration is given to reduce the failure of the
この食器洗い乾燥機では、図5に示すように、前面パネル4の最上部に斜め上方を向くように傾斜した操作パネル14を設け、その内側に、電源スイッチや運転の開始/一時停止のためのスイッチ、洗浄コースの選択のためのスイッチなどの各種スイッチ類と、これらスイッチを介した選択に応じた表示を行うLED表示器や運転状況を示すための表示器などを実装した回路ユニット50が設けられている。この操作パネル14の下側に排気口30が配置されているが、その排気口30の上縁部は前方に大きく延出してひさし部41を形成している。ひさし部41は操作パネル14の下縁部よりもW1だけ前方に突出している。このため、排気口30から排出された排気ガスは後方側には回り込みにくく、該排気ガス中に含まれる水蒸気が操作パネル14で結露して曇ることを防止することができる。更に、操作パネル14の下縁部はこの食器洗い乾燥機が組み込まれるシステムキッチンの前面60よりもW2だけ突出している。そのため、使用者が斜め上方から本食器洗い乾燥機を見下ろしたときに、操作パネル14がシステムキッチンの前面60に隠れることがなく、表示が見易くキー操作も行い易い。
In this dishwasher, as shown in FIG. 5, an
本食器洗い乾燥機では、上述したような斜め上方を指向する操作パネル14を実現するために特徴的な構成を採用している。次にこの操作パネル14を含む操作部の構成について図7〜図11を参照しつつ説明する。図7は前面パネルの側面図、図8は前面パネルの上部の縦断面図、図9は前面パネル上部の操作パネル部の裏面に取り付けられる回路ユニットの正面図、図10は回路ユニットを前面パネルに取り付けた状態での図9中のA−A’矢視線断面図、図11は同じく図9中のB−B’矢視線断面図である。
In the present dishwasher / dryer, a characteristic configuration is adopted in order to realize the
前面パネル4は合成樹脂材から成る金型成形品である。前面パネル4を成形する際の金型の抜去方向は図8中に矢印で示す方向であり、操作パネル部40の裏面に回路ユニット50をネジで取り付けるためのボス42も金型の抜去方向と同方向に立設される。一方、回路ユニット50は図9〜図11に示すように、回路基板53を収納する下部ケース52と、該下部ケース52の上にネジ54で螺着される上部ケース51とから成る。上部ケース51、下部ケース52は共に合成樹脂材から成る金型成形品である。回路基板53には、突出した操作子を押したときだけ二つの接点が開閉されるノンロック型の押しボタンスイッチ531や、LEDアレイ532、数字表示器533が適宜に実装され、また図示しないそのほかの回路部品も実装されている。
The
上部ケース51には、LEDアレイ532及び数字表示器533に対応する位置に所定の大きさの開口511が形成されるとともに、略垂直上方からの押圧力を受けてこれを押しボタンスイッチ531の操作子に伝達する押圧力伝達部512が形成されている。各押圧力伝達部512は、中央が凹状に形成され周囲の面から前方に突出した操作主体部512aと、その操作主体部512aの周囲にあって押圧力を受ける方向への弾性力をもって操作主体部512aを支持する渦巻き状のばね部512bとを有する。
In the
上部ケース51には上下に突出して取付片513が形成されており、図10に示すように、取付片513をボス42に対してネジ55で螺着することによって回路ユニット50を前面パネル4の操作パネル部40裏面に固定している。この操作パネル部40には、LEDアレイ532及び数字表示器533に対応する位置と、上部ケース51の操作主体部512aに対応する位置とにそれぞれ所定の大きさの開口43が形成されている。したがって、回路ユニット50を操作パネル部40の裏面に固定したとき、LEDアレイ532の頂部及び数字表示器533の表面は上記開口43を通して外側に露出している。また、上部ケース51の操作主体部512aは開口43の周縁と適度な間隙を有して挿入され、その上面は操作パネル部40表面と略面一になっている。
A mounting
この操作パネル部40の表面に、操作面を形成する膜としてメンブレンシート44が接着剤などを用いて貼着されている。メンブレンシート44は可撓性を有する樹脂製のシートであって、操作主体部512aに対応する位置には前方に膨出し且つスイッチの表示(文字や絵柄)が描かれた膨出部44aが形成されている。また、LEDアレイ532や数字表示器533に対応する位置は透明又は半透明になっていて下側の表示が透過して見えるようになっている。而して、使用者がこのメンブレンシート44の膨出部44aを指で押すと、操作主体部512aを介して押しボタンスイッチ531の操作子が押される。使用者による押圧が解除されると、ばね部512bの復元力によって操作主体部512aは元の位置に戻り、押しボタンスイッチ531の操作子の押圧が解除される。
A
本食器洗い乾燥機では、前面パネル4の操作パネル部40が金型の抜去方向に対して垂直でなく傾斜しているため、この金型を用いて押圧力伝達部512に相当する可動体を操作パネル部40に一体に形成することができない。しかしながら、上記説明の通り、押圧力伝達部512を操作パネル部40とは別部材である上部ケース51に形成し、操作パネル部40はその押圧力伝達部512やその他の表示器に対応する箇所に開口43を設けることによって、操作パネル部40に押圧力伝達部512に相当する可動体を設けたのと同様の操作性を達成することができる。
In this dishwasher, since the
更に、このような構造を採用することにより、メンブレンシート44の裏面の貼着部位の面積を大きくすることができるという利点がある。すなわち、押圧力伝達部512全体が操作パネル部40の表面に露出している場合には、ばね部512bの全ての部分に接着剤が付着しないようにする必要があるため、メンブレンシート44の裏面のスイッチ部周囲の広い面積に非接着部(接着剤を付けない部分)ができてしまう。これに対し、本食器洗い乾燥機の操作パネルの構造では、操作主体部512aのみが開口43から突出し周囲のばね部512bは開口43よりも陥没しているので、メンブレンシート44の裏面のスイッチ部周囲の非接着部の面積を小さくしても、ばね部512bに接着剤が付着するおそれがない。その結果、メンブレンシート44の貼着性が増して剥離しにくくなる。特に、本実施形態による食器洗い乾燥機の場合、上述したように排気口30から排出される排気ガスが直接メンブレンシート44の表面には当たらないものの、その表面周囲で湿度が高くなることは避けられない。しかしながら、メンブレンシート44と操作パネル部40表面との粘着性が良好であるので、その間に微小水滴が侵入しにくく、剥がれを防止できるとともに内側への入も防止できる。
Furthermore, by adopting such a structure, there is an advantage that the area of the pasting part on the back surface of the
次に、本食器洗い乾燥機における食器籠70について図12〜図14を参照しつつ詳細に説明する。図12は食器籠70の上面図、図13は食器籠70の正面図、図14は洗浄庫2内での食器籠70とアーム6との位置関係を示す正面図である。
Next, the
この食器籠70の特徴の一つは、洗浄用の洗剤容器を備える点である。すなわち、軸72を中心に回動自在の上部棚71の前方側に、軸74を中心に回動自在に洗剤容器73が設けられている。洗剤容器73は上面全体が開口した皿状であって、一方向に傾斜した底面の最底部には洗剤が流れ出る流出穴73aが開口し、その流出穴73aの下方には舌状に延出する洗剤落下防止用の突片73bが設けられている。洗い運転の開始前には、使用者によりこの洗剤容器73内に粉末洗剤が投入される。洗剤の一部は流出穴73aからこぼれ出ることがあるが、その下方には突片73bが位置しているので洗剤はその突片73b上に落ち、洗浄庫2の底部に落下することを防止できる。
One of the features of the
また、洗剤容器73の直下の籠は、図12に示すように湾曲形状の線材を所定間隔で配置した汁碗載置用の領域になっている。したがって、この領域に収容される食器類は直径が小さいので、こうした下の食器類に邪魔されることなく、図13に実線で示すように洗剤容器73を水平に広げて配置することができる。また、上部棚71が軸72を中心に回動自在であって図13に示すように立てることができるのみならず、洗剤容器73自体も軸74を中心に回動することができるので、洗剤容器73を上部棚71の上に被せるように回動させた状態で下の籠に食器類を収容し、そのあと洗剤容器73を水平に広げて洗剤を投入することができる。
Further, the bowl immediately below the
洗い運転時に外部の給湯器で温水化された水が供給される場合、給水バルブを開いて水が流れ始め、給湯器が点火したとしても、実際に温水が出始めるまでには若干の時間遅延が生じ、それまでは給湯配管中に溜まっていた冷たい水が洗浄庫2に流れ込む。そこで、こうした給湯器からの温水を供給するようにした場合には、給水の初期に排水も並行して行い、給水初期に洗浄庫2に供給された冷たい水は機外に排出し、或る程度時間が経過して給湯器で加熱された温水が洗浄庫2内に供給されるようになったあとに排水を停止してその温水を貯留するようにしている。そのため、洗浄庫2内に直接洗剤が投入されてしまうと、当初の冷たい水に溶解した(又は混入)した洗剤の一部がそのまま機外へと排出されてしまう可能性がある。それに対し、この食器洗い乾燥機では、洗剤を洗剤容器73に収容する構成としているため、給水時には洗剤が水に溶解又は混入することがなく、洗剤が使用されることなく排出されてしまうことを防止できる。そして、実際に洗い運転が開始されてアーム6のノズルから水が噴射され始めると、洗剤容器73内に水が飛び込み、この水が流出穴73aから流下する際に洗剤も洗浄庫2内に落下する。したがって、洗剤が無駄にならない。
When water warmed by an external water heater is supplied during washing operation, even if the water supply valve is opened and water begins to flow and the water heater ignites, there will be a slight delay before hot water actually begins to come out. Until then, the cold water accumulated in the hot water supply pipe flows into the
本食器洗い乾燥機における食器籠70の他の特徴は、充分な高さ方向の洗浄庫2内スペースを確保することが困難な構成にあって、大きな皿を収容することができるように食器籠70の一部を大形皿の収容に適した形状にしている点である。すなわち、図14に示すように、食器籠70の底面の線材の一部を他の部分よりも一段下げて大形皿載置部75を形成している。このように下げた分だけ、上方の上蓋10との間の距離が広くなり、大形皿79を収容することが可能となる。しかしながら、その反面、食器籠70の最低部とアーム6との離間距離dが小さくなり、アーム6が回転する際に食器籠70(又は食器籠70の最低部から下にはみ出た食器)に接触する危険性が高まる。そこで、本食器洗い乾燥機では、アーム6が図14に示すようにガタによって斜めに傾いて回転するときに接触の危険性が最も高くなることを考慮し、こうしたアーム6の傾斜によって離間距離dがより狭くなる外周側には大形皿載置部75を設けず、アーム6の内周側に大形皿載置部75を設けるようにしている。これによって、アーム6が傾斜しつつ回転する際にも、食器籠70の底部やそこからはみ出た食器にアーム6が接触するのを確実に回避することができる。
Another feature of the
次に、本食器洗い乾燥機における残滓捕集フィルタ15について詳細に説明する。図15はこの残滓捕集フィルタ15の上面図(a)及び側面図(b)である。この残滓捕集フィルタ15は、使用者が指で摘むための把手部153をメッシュ状のスクリーン152と合成樹脂の一体成型により形成している。把手部153は外枠151よりも内側に収まり、垂直方向に延伸する複数の波形状の滑り止め部154を設けている。通常、この残滓捕集フィルタ15の把手を使用者が摘む際には図15(b)中に1点鎖線で示すように指先が位置するが、残滓が溜まっている場合にはその重みによって矢印Fに示すように回転力が作用する。これに対し、把手部153の滑り止め部154はこの回転方向に逆らうように作用するため、簡単な構造ながら効果的に滑り落ちを防止することができる。
Next, the
また、滑り止め部154の波形形状は上下方向に延伸しているので、この残滓捕集フィルタ15を一体成型する際には上下方向に抜去する金型を用いればよく、水平方向に抜去する金型は不要である。そのため、製造コストを抑制することができるという利点がある。
Further, since the waveform shape of the
次に、本食器洗い乾燥機をシステムキッチンに設置するための構成について説明する。図16は本食器洗い乾燥機をシステムキッチンに設置した状態を示す正面一部透視図、図17は本食器洗い乾燥機をシステムキッチンに設置した状態を示す側面図、図18は図17中のG部の拡大図である。 Next, a configuration for installing the dishwasher in the system kitchen will be described. 16 is a partial front perspective view showing a state in which the present dishwasher is installed in the system kitchen, FIG. 17 is a side view showing a state in which the present dishwasher is installed in the system kitchen, and FIG. 18 is a portion G in FIG. FIG.
既述の説明で明らかなように、本食器洗い乾燥機では洗浄庫2はかなり大きな重量を有するため、前方に引き出す際にその引き出し終了時点で筐体1を前方に移動させるような大きな力が作用する。また、洗浄庫2を完全に引き出した状態では前方に重心が来るため、前のめりになるような大きな力が作用する。そこで、この食器洗い乾燥機が移動してしまったり、後部が浮き上がったりしないように、次のようにしてシステムキッチンの載置台部61に固定している。すなわち、本食器洗い乾燥機では、筐体1の前部両側壁内側に左右一対の二箇所の前方固定部を設け、筐体1の後部には略中央に一箇所の後方固定部を設けている。
As is clear from the above description, in the present dishwasher, the
後方固定部は、図16に示すように略コ字状に屈曲して形成された浮き上がり防止金具80をネジで載置台部61の所定位置に螺着し、そのあと、筐体1を前方からほぼ真っ直ぐに収納する。すると、浮き上がり防止金具80の係止片80aが筐体1の後面板1bに設けられている係止開口1cに挿入され、上下方向、左右方向及び後ろ方向への移動が係止される。
As shown in FIG. 16, the rear fixing portion is screwed to a predetermined position of the mounting
一方、前方固定部は図17、図18に示すように、筐体1の前面に取り付けられる前面枠体1aの後方において、L字状の前ずれ防止金具81をネジ82で載置台部61の所定位置に螺着し、前面枠体1aの前方から該前面枠体1aを貫通したネジ83で前ずれ防止金具81に螺着する。これにより、前ずれ防止金具81は前面枠体1aの後ろに隠れ、ネジ83の頭部のみが前面枠体1aの前方に見えるだけであるので、見た目が非常に良好である。なお、前面枠体1aに形成された前面開口を通して出し入れされる洗浄庫2の底部カバー2cは図16に示すように両側面下縁部が湾曲形状になっているため、前ずれ防止金具81との干渉は生じない。このように上記三箇所の固定部によって、本食器洗い乾燥機を安定して且つ見栄えよくシステムキッチンに据え付けることができる。
On the other hand, as shown in FIG. 17 and FIG. 18, the front fixing portion is provided with an L-shaped front displacement prevention fitting 81 with a
更に、本食器洗い乾燥機では、洗浄庫2を筐体1内に収納した状態で、筐体1の前面枠体1aの前面とこれに対向する前面パネル4(及び洗浄庫2)側の当接壁面との間の気密性を高める構造を採用している。図19は図17中のG部に相当する箇所の断面図、図20は図17中のH部に相当する箇所の断面図である。
Furthermore, in this dishwasher / dryer, the front side of the
図19に示すように、合成樹脂から成る前面枠体1aの周囲には防音パッキンとして機能する、弾性体から成るシール部材1dを取り付けている。すなわち、このシール部材1dを取り付ける前面枠体1aの前面には取付溝1aaが形成され、一方、前面枠体1aの周縁部は後方に突出したリブ1abとなっており、後面にあってはそのリブ1abの内側は前方側に落ち込んでいる。シール部材1dは、前面枠体1aの周縁部を被覆しつつ取付溝1aaに嵌挿される爪状に突出した突片とリブ1abに係合する同じく爪状の係合片とを備える固定部1daと、該固定部1daと一体化された、湾曲形状で適度な反発力を持って前面パネル4の後面に密着する気密保持部としての延出片1dbとを有している。シール部材1dの固定部1daはこのような形状を有して前面枠体1aに嵌め込まれており、更に、固定部1daの後面側の縁端部は、前面枠体1aが後方の筐体1に取り付けられる際に両者の間に挟まれて挟持されるため、使用者がシール部材1dを前方や斜め方向から引張る等の力を加えても前面枠体1aからの脱落が防止される。
As shown in FIG. 19, a
更にまた、このシール部材1dは前面枠体1aの上縁部にあっては、図20に示すように、前方に延出するひさし部1fにネジ84で固定されている。このネジ止め箇所の前方でシール部材1dは下垂片1eを有しているため、前方又は斜め上前方からこのひさし部1fを見たときに、ネジ84の頭部は下垂片1eに隠れて見えず、見栄えが良好である。
Furthermore, as shown in FIG. 20, the
このように延出片1dbにより前面枠体1aと前面パネル4(及び洗浄庫2)側の当接壁面との間を塞ぐことによって、洗い運転やすすぎ運転時に洗浄庫2内で発生する噴射水による食器の叩き音やそのほかの各種の音が機外に漏れにくくなり、本食器洗い乾燥機の動作時の静粛化を図ることができる。
In this way, the extension piece 1db closes the space between the
なお、上記実施形態は単に一例であって、本発明の趣旨の範囲で適宜変更や修正を行えることは明らかである。 The above embodiment is merely an example, and it is obvious that changes and modifications can be made as appropriate within the scope of the present invention.
1…筐体
1a…前面枠体
1aa…取付溝
1ab…リブ
1b…後面板
1c…係止開口
1d…シール部材
1da…固定部
1db…延出片
1e…下垂片
1f…ひさし部
2…洗浄庫
2a…前壁
2b…後壁
2c…底部カバー
2d…開口
2e…通気穴
3…上面開口
4…前面パネル
40…操作パネル部
41…ひさし部
42…ボス
43…開口
44…メンブレンシート
44a…膨出部
6…アーム
7…貯水槽
8…洗浄兼排水ポンプ
10…上蓋
12…シーズヒータ
13…操作部
14…操作パネル
15…残滓捕集フィルタ
151…外枠
152…スクリーン
153…把手部
154…滑り止め部
20…送風路
20a…ファン室
20b…水平部
20c…屈曲部
20d…垂直部
21…吸気口
22…送風口
22a…案内路
23…ファン
24…ブロアモータ
24a…電磁コイル
25…ダンパ
25a…軸
26…吸気カバー部材
26a…ファン囲繞部
26b…モータ囲繞部
27…排気カバー部材
28…排気路
29…排気導入口
30…排気口
31…ダンパ
32…補助排気路
33…シール部材
50…回路ユニット
51…上部ケース
511…開口
512…押圧力伝達部
512a…操作主体部
512b…ばね部
513…取付片
52…下部ケース
53…回路基板
531…押しボタンスイッチ
532…LEDアレイ
533…数字表示器
54、55、82、83、84…ネジ
60…システムキッチン前面
61…載置台部
70…食器籠
71…上部棚
72…軸
73…洗剤容器
73a…流出穴
73b…突片
74…軸
75…大形皿載置部
80…浮き上がり防止金具
80a…係止片
81…前ずれ防止金具
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記底部カバーの内部と前記吸気口とを連通させ、該底部カバーには、該吸気口に向かって流れる空気流が前記洗浄ポンプ近傍を通過する位置に通気用の開口を設けたことを特徴とする食器洗い乾燥機。 A cleaning cabinet provided in the casing and containing tableware, a cleaning pump provided below the bottom wall of the cleaning cabinet for injecting water into the cleaning cabinet, and an intake port in front of the casing A dishwasher comprising a blower passage having an air outlet opened in a washing cabinet and a bottom cover provided to cover the washing pump,
The inside of the bottom cover and the intake port are communicated with each other, and the bottom cover is provided with an opening for ventilation at a position where an air flow flowing toward the intake port passes in the vicinity of the washing pump. Dishwasher to do.
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