JP2006062595A - Expandable filler and mounting structure of the same - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、例えば、複数のパネルによって構成された車両ボディのピラー等の中空構造体の制振性、防音性等を高めるために、中空構造体の中空室内に配置され、外部加熱により発泡し、中空室を充填、遮断する発泡充填具、及び発泡充填具の取り付け構造に関する。 The present invention is, for example, disposed in a hollow chamber of a hollow structure and foamed by external heating in order to improve vibration damping and soundproofing of a hollow structure such as a pillar of a vehicle body constituted by a plurality of panels. The present invention relates to a foam filler that fills and blocks a hollow chamber, and a foam filler attachment structure.
図9(b)に示すように、車両ボディーのピラーP1は、インナーパネルP3及びアウターパネルP5から構成され、内部に中空室P7を有する中空構造体である。従来より、このピラーP1の中空室P7に、発泡充填具P9を配置し、加熱により発泡させ、中空室P7を充填することで、制振、防音効果を高めることが行われてきた。 As shown in FIG. 9B, the pillar P1 of the vehicle body is a hollow structure that includes an inner panel P3 and an outer panel P5 and has a hollow chamber P7 therein. Conventionally, a foam filling tool P9 is disposed in the hollow chamber P7 of the pillar P1, foamed by heating, and filled with the hollow chamber P7, thereby improving vibration damping and soundproofing effects.
発泡充填具P9の形態としては、図9(a)に示すように、一対の板状部材P11、P13と、それらの間を連結し、弾性変形可能な弾性変形部P15とから成るものが知られている(特許文献1参照)。 As a form of the foam filling tool P9, as shown in FIG. 9 (a), there is known one comprising a pair of plate-like members P11 and P13 and an elastically deformable portion P15 which is connected between them and elastically deformable. (See Patent Document 1).
この発泡充填具P9の取り付けは、まず、図9(a)に示すように、インナーパネルP3とアウターパネルP5とを組み付ける前に、発泡充填具P9を中空室P7に配置しておき、次に図9(b)に示すように、インナーパネルP3とアウターパネルP5とをスポット等で溶接する。このとき、発泡充填具P9の高さは、中空室P7の高さよりも小さいので、弾性変形部P15は押し縮められる。そして、弾性変形部P15の弾性変形により生じる押圧力により、板状部材P11はアウターパネルP5の内面に押しつけられ、板状部材P13はインナ−パネルP3の内面に押しつけられる。このことにより、発泡充填具P9は、ピラーP1に対し、一定の位置に固定される。
ところで、車両製造工程中の電着液塗布工程において、ピラーP1の中空室P7に電着液が流れ込み、同室P7の内壁に電着液が塗布される。これは、中空室P7の内壁に錆が発生することを防止するためである。 By the way, in the electrodeposition liquid application process in the vehicle manufacturing process, the electrodeposition liquid flows into the hollow chamber P7 of the pillar P1, and the electrodeposition liquid is applied to the inner wall of the chamber P7. This is to prevent rust from occurring on the inner wall of the hollow chamber P7.
しかしながら、中空部P7の内壁のうち、発泡充填具P9の板状部材P11、P13が押し当てられている部分は、電着液が塗布されないため、後に錆が発生する恐れがある。
また、従来の発泡充填具P9は、上記のように弾性変形部P15の弾性変形力によりピラーP1に対して固定されるので、発泡充填具P9をしっかり固定しようとすると、板状部材P11及びP13による、インナ−パネルP3やアウターパネルP5への押圧力を大きくしなければならない。
However, the portion of the inner wall of the hollow portion P7 where the plate-like members P11 and P13 of the foam filler P9 are pressed is not coated with the electrodeposition liquid, so that rust may be generated later.
Further, since the conventional foam filler P9 is fixed to the pillar P1 by the elastic deformation force of the elastic deformation portion P15 as described above, when the foam filler P9 is to be firmly fixed, the plate-like members P11 and P13 are used. Therefore, the pressing force to the inner panel P3 and the outer panel P5 must be increased.
しかし、その場合は、ピラーP1にひずみ等が発生し易くなるという問題や、ピラーP1を組み立てるために大きな力が必要になり、作業性が悪くなるという問題が生じる。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、中空構造体の中空室内における錆の発生を抑制することができ、中空構造体にひずみを生じさせることがなく、中空構造体の組立を容易とする発泡充填具、及び発泡充填具の取り付け構造を提供することを目的とする。
However, in that case, there is a problem that distortion or the like is likely to occur in the pillar P1 and a problem that workability is deteriorated because a large force is required to assemble the pillar P1.
The present invention has been made in view of the above points, can suppress the generation of rust in the hollow chamber of the hollow structure, and does not cause distortion in the hollow structure, so that the assembly of the hollow structure is easy. It is an object of the present invention to provide a foam filler and a mounting structure for the foam filler.
(1)請求項1の発明は、
外部加熱により発泡する発泡材からなる発泡充填具であって、弾性変形する弾性変形部と、前記弾性変形部を挟むように配置され、前記弾性変形部の弾性変形により相互の距離が変化する一対の押し当て部と、前記押し当て部において外向きに立設された突起部と、を有することを特徴とする発泡充填具を要旨とする。
(1) The invention of
A pair of foam fillers made of a foam material that is foamed by external heating, the elastic deformation portion being elastically deformed, and the elastic deformation portion being disposed so as to sandwich the elastic deformation portion, and the mutual distance being changed by elastic deformation of the elastic deformation portion. The gist of the present invention is a foam filling device characterized by having a pressing portion and a protruding portion erected outward from the pressing portion.
本発明の発泡充填具は、例えば、図4(b)に示すように、押し当て部3に外向きに立設された突起部9を備えているので、発泡充填具1をピラー100の中空部107に配置し、弾性変形した弾性変形部7により押し当て部3をアウターパネル103の内壁に押し当てても、押し当て部3の上面とアウターパネル103との間に隙間が生じる。中空部107の内壁に電着液を塗布する際には、この隙間を電着液が流れ、押し当て部3に対向する位置にあるアウターパネル103の表面にも電着液が塗布される。つまり、本発明では、押し当て部3に突起部9を備えることにより、押し当て部3に妨げられることなく、アウターパネル103に電着液を塗布することができる。そのことにより、アウターパネル103の内壁での錆の発生を抑制できる。
For example, as shown in FIG. 4 (b), the foam filler of the present invention includes the
本発明では、突起部を複数備えた押し当て部の長手方向において、少なくともひとつ突起部の幅aと、その突起部から隣接する突起部までの間隔bとの比率b/aが0.01〜100の範囲にあることが好ましい。b/aが0.01以上であることにより、電着液の流路が狭くなることがない。また、b/aが100以下であることにより、押し当て部のうちの突起部の間の部分が大きく変形することがなく、押し当て部が中空構造体の内壁に近接することがない。そのことにより、確実に電着液の流路が確保できる。 In the present invention, in the longitudinal direction of the pressing portion having a plurality of protrusions, the ratio b / a between the width a of at least one protrusion and the distance b from the protrusion to the adjacent protrusion is 0.01 to A range of 100 is preferred. When b / a is 0.01 or more, the flow path of the electrodeposition liquid does not become narrow. Moreover, since b / a is 100 or less, the part between the projection parts of a pressing part does not deform | transform greatly, and a pressing part does not adjoin to the inner wall of a hollow structure. Thereby, the flow path of the electrodeposition liquid can be ensured.
また、本発明では、前記押し当て部において、前記突起部を有する面全体の面積cと、前記突起部が占める面積dとの比率d/cが、0.001〜0.9の範囲であることが好ましい。d/cが0.001以上であることにより、押し当て部のうちの突起部の間の部分が大きく変形することがなく、押し当て部が中空構造体の内壁に近接することがない。そのことにより、確実に電着液の流路が確保できる。また、d/cが0.9以下であることにより、電着液の流路が狭くなることがない。
(2)請求項2の発明は、
前記押し当て部に前記突起部を複数備えるとともに、前記突起部のうちの少なくとも1つは、他の突起部と離間していることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具を要旨とする。
Moreover, in this invention, in the said pressing part, ratio d / c of the area c of the whole surface which has the said projection part, and the area d which the said projection part occupies is the range of 0.001-0.9. It is preferable. When d / c is 0.001 or more, the portion of the pressing portion between the protruding portions is not greatly deformed, and the pressing portion does not approach the inner wall of the hollow structure. Thereby, the flow path of the electrodeposition liquid can be ensured. Moreover, since d / c is 0.9 or less, the flow path of the electrodeposition liquid does not become narrow.
(2) The invention of claim 2
The foam filler according to
本発明の発泡充填具1は、突起部のうちの少なくとも1つが他の突起部と離間していることにより、押し当て部が中空構造体の内壁に方当たりしにくくなる。このことを図5を用いて説明する。
In the
図5(a)に示すように、(弾性変形していない状態での)押し当て部3とアウターパネル103における底部103b(中空構造体の内壁)とは、非平行となることがある。このような状態は、例えば、ピラーの組み付け公差や、発泡充填剤1をインナパネル101の底部101bに取り付けた際の、底部101bに対する発泡充填具1の取り付け位置や角度のずれ(がたつき)等により生じ得る。
As shown in FIG. 5A, the pressing portion 3 (in a state where it is not elastically deformed) and the
この場合、本発明によれば、図5(a)に示すように、互いに離間している突起部9が底部103bに当たることで、押し当て部3が変形し、押し当て部3が底部103bに略平行となる。そして、弾性変形部7a、7bがそれぞれ弾性変形し、押し当て部3が底部103bに平行となるように、突起部9を介して押し当て部3を底部103bに押しつける。その結果として、押し当て部3と底部103bとの間には、大きな隙間が偏って生じるような虞がない。
In this case, according to the present invention, as shown in FIG. 5A, the
これに対し、図5(b)に示すような、(弾性変形していない状態での)押し当て部3とアウターパネル103の底部103bとが非平行な場合において、押し当て部3に突起部が形成されていない発泡充填具201を用いると、押し当て部3と底部103bとの間に、偏った隙間が大きく生じてしまう。これは、押し当て部3の左側のみが底部103bに方当たりするため、右側の弾性変形部7bは弾性変形せず、押し当て部3のうちの右側の部分を底部103bに押しつけられないためである。このように押し当て部3と底部103bとの間に隙間が生じると、発泡充填具201に熱が作用し材料が軟化した際に自重により材料が垂れてしまう場合がある。この場合、中空構造体の断面の充填不足が生じたり、安全性を考慮して発泡充填具201に予め余分に多くの材料を設定する等、充填に関する効率が悪くなってしまうことがある。
On the other hand, as shown in FIG. 5B, when the pressing portion 3 (in a state where it is not elastically deformed) and the
尚、押し当て部3に、離間していない突起部が形成されている場合も、図5(a)に示すような押し当て部3の変形は生じないので、突起部9が形成されていない場合と同様の方当たりが生じてしまい、押し当て部3と底部103bとの間に偏った隙間が生じてしまう。
(3)請求項3の発明は、
前記押し当て部の表面において前記突起部に挟まれて成る通路が、前記押し当て部の長手方向と交差する方向に前記押し当て部を横切るように、前記突起部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の発泡充填具を要旨とする。
In addition, even if the protrusion part which is not spaced apart is formed in the
(3) The invention of
The protrusion is formed such that a passage formed between the protrusions on the surface of the pressing portion crosses the pressing portion in a direction intersecting with a longitudinal direction of the pressing portion. The gist of the foam filler according to claim 1 or 2.
本発明では、例えば、図3に示すように、押し当て部3の表面において、突起部9に挟まれて成る通路109が形成されている。この通路109は、押し当て部3の長手方向(図3における横方向)とは交差する方向に伸びており、押し当て部3の一方の端から他方の端まで横切っている。
In the present invention, for example, as shown in FIG. 3, a passage 109 formed between the
このような発泡充填具1を、図4(b)のようにピラー100に取り付けると、上記の通路109は、押し当て部3とアウターパネル103との間に位置し、発泡充填具1の手前側(図4における手前側)から背面側まで突き抜けている。ピラー100に電着液を塗布する際に、電着液は、この通路109を通って、発泡充填具1の手前側と背面側との間を流れるので、通路109に面したアウターパネル103にはしっかりと電着液が塗布される。この結果、アウターパネル103の内壁における錆の発生を抑制できる。
(4)請求項4の発明は、
前記突起部は、板状部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
(5)請求項5の発明は、
前記突起部の長手方向が、前記押し当て部の長手方向と直行するように、前記突起部が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の発泡充填具を要旨とする。
(6)請求項6の発明は、
前記突起部は円柱状の部材であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
(7)請求項7の発明は、
前記突起部は、前記一対の押し当て部の両方に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
When such a
(4) The invention of claim 4
The gist of the foam filler according to any one of
(5) The invention of
The gist of the foam filler according to claim 4, wherein the protrusion is arranged so that a longitudinal direction of the protrusion is perpendicular to a longitudinal direction of the pressing portion.
(6) The invention of
The gist of the foam filler according to any one of
(7) The invention of
The gist of the foam filler according to any one of
本発明では、一対の押し当て部の両方に突起部が形成されているので、それら両方の押し当て部と、中空構造体との間に、電着液を流すための隙間をそれぞれ形成できる。そのことにより、発泡充填具を収容する中空構造体において、両方の押し当て部に対向する部分の錆の発生を抑制できる。
(8)請求項8の発明は、
前記押し当て部は平板状部材であるとともに、前記弾性変形部は、前記一対の押し当て部の間を繋ぐ、略くの字型、又は略円弧状の板状部材であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
(9)請求項9の発明は、
発泡充填具を取り付ける対象に貫設された取り付け孔にはめこまれ、発泡充填具を係止する係止部を、前記押し当て部に備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の発泡充填具を要旨とする。
In the present invention, since the protrusions are formed on both of the pair of pressing portions, a gap for flowing the electrodeposition liquid can be formed between both of the pressing portions and the hollow structure. Thereby, in the hollow structure that accommodates the foam filler, it is possible to suppress the occurrence of rust at portions facing both pressing portions.
(8) The invention of claim 8
The pressing portion is a flat plate-like member, and the elastically deforming portion is a substantially square-shaped or substantially arc-shaped plate-like member that connects the pair of pressing portions. The gist of the foam filler according to any one of
(9) The invention of
9. The pressing portion is provided with a locking portion that is fitted in a mounting hole penetrating the object to which the foam filler is attached, and that locks the foam filler. A gist of the foam filling device described.
本発明の発泡充填具は、係止部を取り付け孔に係止するとともに、弾性変形部の変形に基づく弾性力により押し当て部を中空構造体の内壁に押し当てることで、発泡充填具を中空構造体の内部に固定することができる。 The foam filler of the present invention is configured to lock the engaging portion in the mounting hole and press the pressing portion against the inner wall of the hollow structure by an elastic force based on the deformation of the elastic deformation portion. It can be fixed inside the structure.
そのため、発泡充填具を弾性力のみで固定する場合のように、押し当て部が中空構造体の内壁を押す力を大きく設定する必要がなく、その結果として、中空構造体ににひずみが生じてしまうようなことがない。 Therefore, unlike the case where the foam filler is fixed only by an elastic force, it is not necessary to set a large force for the pressing portion to press the inner wall of the hollow structure, and as a result, the hollow structure is distorted. There is no such thing.
また、弾性変形部の弾性力を強くする必要がないので、中空構造体に発泡充填具を取り付ける際、発泡充填具に小さい力を加えるだけで押し縮めることができ、中空構造体の組み立てが容易である。
(10)請求項10の発明は、
中空部を有する中空構造体と、請求項1〜9のいずれかに記載の発泡充填具と、から成る発泡充填具の取り付け構造であって、前記発泡充填具は、前記弾性変形部が弾性変形し、前記弾性変形部の弾性変形により生じる押圧力により前記押し当て部が前記中空部の内壁に押し当てられた状態で、前記中空部に配置されることを特徴とする発泡充填具の取り付け構造を要旨とする。
In addition, since it is not necessary to increase the elastic force of the elastic deformation part, when attaching the foam filler to the hollow structure, it can be compressed by applying a small force to the foam filler, making it easy to assemble the hollow structure. It is.
(10) The invention of claim 10
A foam filler mounting structure comprising: a hollow structure having a hollow portion; and the foam filler according to
本発明では、請求項1〜9の発泡充填具を用いることにより、上述した作用効果を奏することができる。 In this invention, the effect mentioned above can be show | played by using the foaming filler of Claims 1-9.
以下に本発明の発泡充填具及びその取り付け構造の形態の例(実施例)を説明する。 Hereinafter, examples (examples) of embodiments of the foam filling device and the mounting structure thereof according to the present invention will be described.
a)まず、本実施例1の発泡充填具1の構成を図1〜3を用いて説明する。尚、図1は、発泡充填具1の全体構成を表す斜視図であり、図2は図1における斜め上方から見た斜視図である。また、図3は押し当て部3及び突起部9を表す平面図である。
a) First, the structure of the
図1に示すように、発泡充填具1は、平板状部材である押し当て部3と、押し当て部3と平行に配置され、やはり平板状部材である押し当て部5とを備えている。
押し当て部3と押し当て部5とは、略くの字型の板状部材である弾性変形部7により連結されている。弾性変形部7は3本設けられており、そのうち2本は同じ向きに配置されており、残りの一本は、他の2本に対して反転して配置されている。弾性変形部7は、押し当て部3と押し当て部5とを近づけようとする向きの力が加えられたときは、その屈曲部が深く折れ曲がるように弾性変形する。
As shown in FIG. 1, the
The
押し当て部3の上面には、図1、図2に示すように、板状部材である突起部9が上向きに(すなわち発泡充填具1にとって外向きに)立設されている。この突起部9は、押し当て部3の上面において、押し当て部3の長手方向と直行する方向に伸びている。また、突起部9は4本設けられており、互いに平行に、且つ等間隔に配置されている
図3に示すように、突起部9の、その長手方向に直行する方向での幅をaとし、突起部9同士の間隔をbとすると、b/aの比率は、約7.2に設定されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a
また、押し当て部3の上面全体の面積をcとし、押し当て部3のうち突起部9が占める部分(図3において斜線が付されている部分)の面積をdとすると、d/cの比率は約0.11〜0.19に設定されている。
Further, if the area of the entire upper surface of the
押し当て部5の下面には、図1に示すように、係止部11が設けられている。この係止部11は、略直方体状の本体部11aと、本体部11aの両側において、斜め上向きに伸びる爪部11bとを備えてた係止クリップである。また、係止部11は、押し当て部5の下面において一段高くなった台座部5aの上に取り付けられている。
As shown in FIG. 1, a locking
発泡充填具1は、全体として、加熱発泡する材料から成る。その材料としては、例えば、合成樹脂、発泡剤、架橋剤、充填剤が含有されているものが挙げられる。合成樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等が挙げれる。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポレオレフィン、EVA(エチレン/ビンルアセテートポリマー)、EPM(エチレン/プロピレンゴム)、SBS(スチレン/ブタジエン/スチレンブロックコポリマー)等が挙げられる。発泡剤としては、例えば、アゾジカルボンアミド、ジニトロペンタメチレンテトラミン等が挙げられる。架橋剤としては、例えば、周知のジメチルウレア、ジシアンジアミド等が挙げられる。充填剤としては、例えば、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、フェライト、シリカ等が挙げられる。
The
発泡充填具1は、公知の方法、例えば、射出成形、プレス成形等の方法により、上記の形状に製造することができる。
b)次に、発泡充填具1の使用方法を図4を用いて説明する。
The
b) Next, the usage method of the
発泡充填具1は、中空構造体である車両のピラー100の内部に、以下のようにして取り付けられる。
まず、図4(a)に示すように、発泡充填具1は、車両のピラー100を構成するインナーパネル101に取り付けられる。このインナーパネル101は、長方形の板状部材である底部101bと、底部101bの外周に沿って略垂直に立設された壁部101cと、壁部101cに対し略垂直に形成され、壁部101cの上端から外側に張り出したフランジ部101aとから構成される。インナーパネル101の底部101bには、孔105が設けられており、発泡充填具1の係止部11は、この孔105に差し込まれる。このとき、発泡充填具1の押し当て部5の下面のうち、一段高くなった台座部5aはインナーパネル101の底部101bに当接するが、押し当て部5の他の部分は、底部101bとの間に一定の隙間を残している。
The
First, as shown to Fig.4 (a), the foaming
次に、図4(a)に示すように、車両のピラー100を構成するもう一つの部材であるアウターパネル103を、上方からインナーパネル101の上に被せる。このアウターパネル103は、長方形の板状部材である底部103bと、底部103bの外周に沿って略垂直に立設された壁部103cと、壁部103cに対し略垂直に形成され、壁部103cの上端から外側に張り出したフランジ部103aとから構成される。図4(b)に示すように、アウターパネル103のフランジ部103aは、インナーパネル101のフランジ部101aと当接し、スポット溶接により固定される。その結果、インナーパネル101とアウターパネル103により、密閉された中空部107を有する中空構造体が形成される。
Next, as shown in FIG. 4A, an
このとき、発泡充填具1の弾性変形していない状態での高さは、中空部107の高さより大きいため、発泡充填具1は押し縮められ、弾性変形部7は深く曲げられ、弾性変形している。弾性変形部7の弾性変形により生じる押圧力により、押し当て部3にはアウターパネル103の底部103b向きの力が加わり、押し当て部5にはインナーパネル101の底部101b向けの力が加わる。
At this time, since the height of the
押し当て部3の上面には突起部9が設けられているので、この突起部9がアウターパネル103の底部103bに当接し、押し当て部3の上面のうち、突起部9が設けられていない部分は、アウターパネル103の底部103bとの間に隙間を有する。
Since the
また、押し当て部5の下面においては、押し当て部5の他の部分よりも一段隆起した台座部5aのみがインナーパネル101の底部101bに当接し、押し当て部5の他の部分は、インナーパネル101の底部101bとの間に隙間を有する。
In addition, on the lower surface of the
次に、車両製造工程における電着液塗布工程において、ピラー100の中空部107に電着液が流れ込み、その中空部107の内壁に電着液が塗布される。
次に、電着液を乾燥させる乾燥工程において、約150〜180°Cで車両に塗布された電着液を乾燥させる。この際に、ピラー100内に配置された発泡充填具1は同工程の乾燥熱により発泡・硬化し、その結果、中空部107が充填されるようになる。
Next, in the electrodeposition liquid application step in the vehicle manufacturing process, the electrodeposition liquid flows into the
Next, in the drying step of drying the electrodeposition liquid, the electrodeposition liquid applied to the vehicle at about 150 to 180 ° C. is dried. At this time, the
c)次に、本実施例1の発泡充填具1が奏する効果を説明する。
(i)本実施例1の発泡充填具1は、押し当て部3の上面に突起部9を備えているので、図4(b)に示すように、発泡充填具1をピラー100の中空部107に配置し、弾性変形部7の弾性力により押し当て部3をアウターパネル103に押し当てても、押し当て部3の上面とアウターパネル103との間に隙間が生じる。電着液塗布工程において、ピラー100の中空部107に流れ込んだ電着液はこの隙間を流れ、押し当て部3に対向する位置にあるアウターパネル103の表面にも電着液が塗布される。つまり、本実施例1では、押し当て部3に突起部9を備えることにより、押し当て部3に妨げられることなく、アウターパネル103に電着液を塗布することができる。そのことにより、アウターパネル103内壁での錆の発生を抑制できる。
c) Next, the effect which the foaming
(i) Since the
(ii)本実施例1の発泡充填具1は、突起部9うちの少なくとも1つが他の突起部9と離間していることにより、押し当て部3がピラー100の内壁に方当たりしにくくなる。このことを図5を用いて説明する。尚、図5では説明を簡潔にするために弾性変形部7が2本の発泡充填具1を例にとっているが、弾性変形部7が3本以上の発泡充填具1でも同じである。
(ii) In the
図5(a)に示すように、(弾性変形していない状態での)押し当て部3とアウターパネル103における底部103b(中空構造体の内壁)とは、非平行となることがある。このような状態は、例えば、ピラー100の組み付け公差や、発泡充填剤1をインナパネル101の底部101bに取り付けた際の、底部101bに対する発泡充填具1の取り付け位置や角度のずれ(がたつき)等により生じ得る。
As shown in FIG. 5A, the pressing portion 3 (in a state where it is not elastically deformed) and the
この場合、本実施例1の発泡充填具1によれば、図5(a)に示すように、互いに離間している突起部9が底部103bに当たることで、押し当て部3が変形し、押し当て部3が底部103bに略平行となる。そして、弾性変形部7a、7bがそれぞれ弾性変形し、押し当て部3が底部103bに平行となるように、突起部9を介して押し当て部3を底部103bに押しつける。その結果として、押し当て部3と底部103bとの間には、大きな隙間が偏って生じるような虞がない。
In this case, according to the
これに対し、図5(b)に示すような、(弾性変形していない状態での)押し当て部3とアウターパネル103の底部103bとが非平行な場合において、押し当て部3に突起部が形成されていない発泡充填具201を用いると、押し当て部3と底部103bとの間に、偏った隙間が大きく生じてしまう。これは、押し当て部3の左側のみが底部103bに方当たりするため、右側の弾性変形部7bは弾性変形せず、押し当て部3のうちの右側の部分を底部103bに押しつけられないためである。このように押し当て部3と底部103bとの間に隙間が生じると、発泡充填具201に熱が作用し材料が軟化した際に自重により材料が垂れてしまう場合がある。この場合、中空構造体の断面の充填不足が生じたり、安全性を考慮して発泡充填具201に予め余分に多くの材料を設定する等、充填に関する効率が悪くなってしまうことがある。
On the other hand, as shown in FIG. 5B, when the pressing portion 3 (in a state where it is not elastically deformed) and the
尚、押し当て部3に、離間していない突起部が形成されている場合も、図5(a)に示すような押し当て部3の変形は生じないので、突起部9が形成されていない場合と同様の方当たりが生じてしまい、押し当て部3と底部103bとの間に偏った隙間が生じてしまう。
In addition, even if the protrusion part which is not spaced apart is formed in the
(iii)本実施例1では、突起部9の幅aと、突起部9同士の間隔bとの比率であるb/aの値が0.01以上に設定されているので、電着液の流路が狭くなることがない。また、b/aが100以下に設定されているので、押し当て部3のうちの突起部9の間の部分が大きく変形することがなく、押し当て部3がピラー100の内壁に近接することがない。そのことにより、確実に電着液の流路が確保できる。
(iii) In Example 1, since the value of b / a, which is the ratio between the width a of the
(iv)本実施例1では、押し当て部3において、突起部9を有する面全体の面積cと、突起部9が占める面積dとの比率d/cが0.001以上に設定されているので、押し当て部3のうちの突起部9の間の部分が大きく変形することがなく、押し当て部3がピラー100の内壁に近接することがない。そのことにより、確実に電着液の流路が確保できる。また、d/cが0.9以下に設定されていることにより、電着液の流路が狭くなることがない。
(iv) In Example 1, the ratio d / c between the area c of the entire surface having the
(v)本実施例1では、係止部11を孔105に係止するとともに、弾性変形部7の弾性力により押し当て部3、5をピラー100の内壁にそれぞれ押し当てることで、発泡充填具1をピラー100に固定する。
(v) In the first embodiment, the locking
そのため、発泡充填具1を弾性力のみで固定する場合のように、押し当て部3及び押し当て部5をピラー100に押しつける力を大きく設定する必要がない。
その結果として、ピラー100ににひずみが生じてしまうようなことがない。また、図4(b)のように、アウターパネル103を取り付ける際に、発泡充填具1は小さい力を加えるだけで押し縮められるようにできるので、アウターパネル103の嵌め合わせに要する力が小さく済み、ピラー100の組み立てが容易である。
Therefore, unlike the case where the
As a result, the
(vi)本実施例1では、図3に示すように、押し当て部3の表面において、突起部9に挟まれて成る通路109が形成されている。この通路109は、押し当て部3の長手方向(図3における横方向)とは直行する方向に伸びており、押し当て部3の一方の端から他方の端まで横切っている。
(vi) In the first embodiment, as shown in FIG. 3, a passage 109 formed between the
このような発泡充填具1を、図4(b)のようにピラー100に取り付けると、上記の通路109は、押し当て部3とアウターパネル103との間に位置し、発泡充填具1の手前側(図4(b)における手前側)から背面側まで突き抜けている。ピラー100に電着液を塗布するとき、電着液は、この通路109を通って、発泡充填具1の手前側と背面側との間を流れるので、通路109に面したアウターパネル103にはしっかりと電着液が塗布される。この結果、アウターパネル103の内壁における錆の発生を抑制できる。
When such a
本実施例2の発泡充填具1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、一部において異なる。その相違点を中心に図6を用いて説明する。
前記実施例1では、押し当て部3、5が平行に設定されていたが、図6(a)に示す発泡充填具1は、弾性変形部7が弾性変形していない時に、押し当て部3と押し当て部5とが非平行である。この発泡充填具1は、発泡充填具1を配置するピラー100(図4参照)の断面形状が矩形でなく、例えば台形型でる場合にピラー100の内周面近傍に突起部9を介して押し当て部3、5を配置することができ、ピラー100の内部を好適に充填させることができる。また、これ以外の断面形状を有するピラー100の内部に発泡充填具1を配置する場合には、その断面形状に追随するように押し当て部3、5の配置を適宜変更してもよい。
The configuration of the
In the first embodiment, the
また、前記実施例1では、押し当て部3、5の間に弾性変形部7を配置する構成であったが、図6(b)に示す発泡充填具1は、押し当て部3と押し当て部5との間に、発泡充填材から成る平板状の部材である中間部13を備えている。そして、押し当て部3と中間部13との間、及び押し当て部5と中間部13との間を、それぞれ、略くの字型の弾性変形部7により接続している。
Moreover, in the said Example 1, although it was the structure which arrange | positions the
この発泡充填具1によれば、比較的大きな断面積を有する部位を効率よく充填することができる。つまり、中空構造体の中空部の断面積が大きい場合、前記実施例1のように、中間部13を備えない発泡充填具1で充填しようとすると、発泡充填具1の質量を大きく設定する必要があるが、この場合、押し当て部3、5や弾性変形部7の自重が増加し、鉛直下向き方向に大きく発泡してしまう。こうなると、充填する際の効率が低下する等の不都合が生じてしまう。それに対し、図6(b)に示す発泡充填具1は、押し当て部3及び押し当て部5に加えて中間部13を備えているので、押し当て部3、5や弾性変形部7の自重を増加させる必要が無く、下向きに偏って発泡することがないので、効率的な充填が可能である。
According to this
また、前記実施例1では、弾性変形部7がくの字型に形成されていたが、図6(c)に示す発泡充填具1では、弾性変形部7が、中央に配置されたくの字型の部分と、その上下に設けられた平板状の部分とから構成される。また、図6(d)に示す発泡充填具1では、弾性変形部7が、円弧状の形状を有している。こうした構成であっても、弾性変形部7を容易に屈曲や湾曲等をさせることができ、ピラー100の組み付け時に、押し当て部3、5の位置ずれの抑制や組み付け作業性の向上を奏することができる。
In the first embodiment, the
また、前記実施例1では、突起部9が押し当て部3に形成されていたが、図6(e)に示す発泡充填具1では、押し当て部3、5の下面それぞれ突起部9が設けられている。この突起部9の形状、配置方向、面積、間隔等は、押し当て部3に設けられた突起部9と同様である。また、押し当て部5に設けられた突起部9の高さは台座部5aと同様である。この発泡充填具1は、押し当て部5に設けられた突起部9により、押し当て部5の下側に形成される隙間を一層確実に保ち、この部分における電着液の流れを確保することができる。つまり、押し当て部5に突起部9を設けない場合、押し当て部5から突出して形成される台座部5aによりピラー100の底部101bと押し当て部5との間には所定の間隔が保持されるが、弾性変形部7の押し当て部3、5に対する配置や弾性変形部7の剛性等によっては、発泡充填具1をピラー100内に配置した際に押し当て部5がわずかながら変形し、押し当て部5と底部101bとが所定の間隔よりも近接して、電着液の流れを妨げるといった不具合を生じる虞がある。それに対し、図6(e)に示す発泡充填具1の構成では、押し当て部5が変形した場合であっても、突起部9が押し当て部5と底部101bとの間に配置されているため、確実に突起部9と底部101bとの間に所望の間隔を保持することができ、上述したような不具合を抑制することができる。そのことにより、押し当て部5に対向する部分における錆の発生を一層効果的に抑制できる。
In the first embodiment, the protruding
本実施例3の発泡充填具1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、一部において異なる。その相違点を中心に図7を用いて説明する。図7は発泡充填具1を上方(図1における上方向)から見た平面図である。
The configuration of the
前記実施例1では、突起部9を押し当て部3の短手方向にまたがって形成していたが、図7(a)及び図7(b)に示す発泡充填具1では、突起部9を押し当て部3の短手方向長さよりも短く設定し、配置している。そして、図7(a)し示す発泡充填具1では、突起部9のうち、左から1、3、5番目のものは、図7における上側寄りに配置され、突起部9のうち、左側から2、4番目のものは、図7における下側寄りに配置されている。一方、図7(b)に示す発泡充填具1では、突起部9の長手方向における長さが、押し当て部3の幅よりも小さく設定されている。そして、突起部9は、全て、押し当て部3の中央部分に、等間隔で配置されている。
In the first embodiment, the protruding
突起部9は、ピラー100の内壁に対して押し当て部3を離間配置させ、これらの間に電着液の流路を確保し、発泡充填具1が配置された場合でも電着液の塗布面積を広く確保するものである。従って、図7(a)及び図7(b)に示すように、突起部9を押し当て部3の短手方向長さよりも小さく設定することで、突起部9とピラー100の内壁との接触面積を小さくし、電着液の塗布面積をより広く確保することができる。尚、こうした突起部9の寸法や配置位置は、発泡充填具1が設置される中空構造体の断面形状に応じて適宜変更可能である。また、図7(c)に示すように、突起部9の形状を円柱としてもよいし、これ以外にも例えば三角柱としてもよい。こうした場合であっても、上記と同様の作用効果を奏することができる。
The projecting
本実施例4の発泡充填具1の構成は、基本的には前記実施例1と同様であるが、一部において異なる。その相違点を中心に図8を用いて説明する。図8は発泡充填具1の側面(図1において、右方向、又は左方向から見た面)を表す平面図である。
The configuration of the
前記実施例1においては、押し当て部3、5はそれぞれの長手方向軸が、押し当て部3、5の弾性変形部7との接続面に対してそれぞれ垂直方向に略一致するように配置されていたが、本実施例4では、図8に示すように、押し当て部3、5の弾性変形部7との接続面に対してそれぞれ垂直方向に偏心量δを設定してこれらを配置させている。こうした構成は、発泡充填具1を配置するピラー100の断面形状に応じて適宜変更されるものである。また、こうした構成以外に、例えばピラー100の内部が凹凸を有するような形状である場合には、この凹凸形状に追随するように押し当て部3や押し当て部5の形状を図1等の記載されている板状の平面形状から変更してもよい。こうした構成により、ピラー100内部の断面形状が複雑な場合であっても、好適に充填することができる。
In the first embodiment, the
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
前記実施例において、弾性変形部7は、種々の形状のものを適宜組み合わせてもよい。例えば、図6に示すくの字型形状の弾性変形部7と円弧状の弾性変形部7とを組み合わせて押し当て部3、5の間に配置することができる。
Needless to say, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and can be implemented in various modes without departing from the scope of the present invention.
In the embodiment, the
前記実施例では、発泡充填具1をインナパネル101に固定するために係止部11を備えていたが、この係止部11に代えて、ノックピンであってもよい。このノックピンは、例えば円柱状に形成され、孔105にこれを圧入させることで発泡充填具1を固定する。また、ノックピンに凹部や凸部を形成してもよいし、ピンの長手方向に直線状や螺状等の溝を形成してもよい。こうした形状にすることでノックピン部分の材料量を適切に設定することができるとともに、ノックピンを孔105に圧入させる際に要する力の大きさを適宜設定することができる。さらに、ノックピンの形状は円柱形に限らず、四角柱、円錐等、適宜変更することができる。
In the above embodiment, the locking
1・・・発泡充填具;3、5・・・押し当て部;7・・・弾性変形部;9・・・突起部;11・・・係止部;13・・・中間部;100・・・ピラー;101・・・インナーパネル;103・・・アウターパネル;105・・・孔
DESCRIPTION OF
Claims (10)
弾性変形する弾性変形部と、
前記弾性変形部を挟むように配置され、前記弾性変形部の弾性変形により相互の距離が変化する一対の押し当て部と、
前記押し当て部において外向きに立設された突起部と、を有することを特徴とする発泡充填具。 A foam filler made of a foam material that is foamed by external heating,
An elastically deformable portion that elastically deforms;
A pair of pressing portions arranged so as to sandwich the elastic deformation portion, and the mutual distance is changed by elastic deformation of the elastic deformation portion;
A foaming filler, comprising: a projecting portion erected outward in the pressing portion.
前記突起部のうちの少なくとも1つは、他の突起部と離間していることを特徴とする請求項1記載の発泡充填具。 While including a plurality of the protrusions in the pressing portion,
The foam filler according to claim 1, wherein at least one of the protrusions is separated from other protrusions.
前記弾性変形部は、前記一対の押し当て部の間を繋ぐ、略くの字型、又は略円弧状の板状部材であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の発泡充填具。 The pressing portion is a flat plate member,
The foam according to any one of claims 1 to 7, wherein the elastically deforming portion is a substantially square-shaped or substantially arc-shaped plate-like member that connects between the pair of pressing portions. Filling tool.
請求項1〜9のいずれかに記載の発泡充填具と、から成る発泡充填具の取り付け構造であって、
前記発泡充填具は、前記弾性変形部が弾性変形し、前記弾性変形部の弾性変形により生じる押圧力により前記押し当て部が前記中空部の内壁に押し当てられた状態で、前記中空部に配置されることを特徴とする発泡充填具の取り付け構造。 A hollow structure having a hollow portion;
A foam filler according to any one of claims 1 to 9, and a foam filler mounting structure comprising:
The foam filling device is disposed in the hollow portion in a state where the elastic deformation portion is elastically deformed and the pressing portion is pressed against an inner wall of the hollow portion by a pressing force generated by elastic deformation of the elastic deformation portion. A mounting structure for a foam filling device, wherein:
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