JP2006058553A - 情報表示パネルの保管方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】相互に対向する、少なくとも一方が透明な二枚の基板1,2間の密閉空間内に、たとえば白黒二色の情報表示媒体3を封入するとともに、それらの情報表示媒体3を、電界の形成下で移動させて、透明基板1側に所要の情報を表示させる情報表示パネルを保管するに当り、最後に表示した情報の色彩関係を一旦逆転させた後、透明基板側の表示を、全体にわたっていずれかの単一色とする。
【選択図】図1
Description
この発明で用いる情報表示パネルは、対向する二枚の基板間の、たとえば空気を封じ込めた密閉空間内に封入した二種類の、互いに帯電特性の異なる粒子群、粉流体等の情報表示媒体に、たとえば、特許文献2および3に開示されたような駆動装置をもって電界を付与する。
従って、情報表示媒体が、均一に移動し、かつ、繰り返し時あるいは保存時の安定性を維持できるように、情報表示パネルを設計する必要がある。
図1(a)、(b)に示す例では、二種類の、色の異なる情報表示媒体3(ここでは白色粒子3Wと黒色粒子3Bを示す)を、基板1、2の外部から形成される電界に応じて、基板1、2間で垂直に移動させて、画素を単位として、透明基板側の黒色粒子3Bを観察者に視認させる黒色の表面を行うか、あるいは、白色粒子3Wを観察者に視認させる白色の表示を行っている。
なお、図1(b)に示す例では、図1(a)に示す例に加えて、基板1、2との間に例えば格子状に隔壁4を設け表示セルを画成している。
なお、図2(b)に示す例では、図2(a)に示す例に加えて、基板1、2との間に例えば格子状に隔壁4を設け表示セルを画成している。
この一方で、情報を書き換えたい時には、再び電界を働かせることで、情報表示媒体が再度移動して別の情報を表示することになるので、情報の書換えを可逆的に行うことができる。
基板材料を例示すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリイミド、アクリルなどのポリマーシートや、金属シートのように可撓性のあるもの、および、ガラス、石英などの可撓性のない無機シートが挙げられる。
電極の形成方法としては、上記例示の材料をスパッタリング法、真空蒸着法、CVD(化学蒸着)法、塗布法等で薄膜状に形成する方法や、導電剤を溶媒や合成樹脂バインダーに混合して塗布したりする方法が用いられる。
この場合視認側基板2に設ける電極6は透明である必要があるが、背面側基板に設ける電極は透明である必要がない。
いずれの場合もパターン形成可能である導電性である上記材料を好適に用いることができる。
なお、電極厚みは、導電性が確保でき光透過性に支障がなければ良く、3〜1000nm、好ましくは5〜400nmが好適である。
背面側基板1にもうける電極の材質や厚みになどは上述した視認側基板に設ける電極と同様であるが、透明である必要はない。
なお、この場合の外部電圧入力は、直流あるいは交流を重畳しても良い。
また、隔壁を形成するにあたり、対向する両基板1,2の各々にリブを形成した後に接合する両リブ法、片側の基板上にのみリブを形成する片リブ法が考えられる。この発明では、いずれの方法も好適に用いられる。
表示側から見える隔壁部分に相当する部分(表示セルの枠部の面積)はできるだけ小さくした方が良く、表示情報の鮮明さが増す。
ここで、隔壁の形成方法を例示すると、金型転写法、スクリーン印刷法、サンドブラスト法、フォトリソ法、アディティブ法が挙げられる。いずれの方法もこの発明に係る情報表示パネルに好適に用いることができが、これらのうち、レジストフィルムを用いるフォトリソ法や金型転写法が好適に用いられる。
例えば、液晶は液体と固体の中間的な相と定義され、液体の特徴である流動性と固体の特徴である異方性(光学的性質)を有するものである。(平凡社:大百科事典)。一方、粒子の定義は、無視できるほどの大きさであっても有限の質量をもった物体であり、重力の影響を受けるとされている(丸善:物理学事典)。
ここで、粒子でも、気固流動層体、液固流動体という特殊状態があり、粒子に底板から気体を流すと、粒子には気体の速度に対応して上向きの力が作用し、この力が重力とつりあう際に、流体のように容易に流動できる状態になるものを気固流動層体と呼び、同じく、流体により流動化させた状態を液固流動体と呼ぶとされている(平凡社:大百科事典)。このように気固流動層体や液固流動体は、気体や液体の流れを利用した状態である。
そこでここでは、このような気体の力も、液体の力も借りずに、自ら流動性を示す状態の物質を、特異的に作り出せることが判明し、これを粉流体と定義した。
この粉流体は、先に述べたように、気体の力も液体の力も借りずに、自ら流動性を示す、流体と粒子の特性を兼ね備えた両者の中間状態の物質である。その粉流体は、特にエアロゾル状態とすることができ、この発明に係る情報表示装置では、気体中に固体状の物質が分散質として比較的安定に浮遊する状態で用いられる。
粒子は、その主成分となる樹脂に、必要に応じて、従来と同様に、荷電制御剤、着色剤、無機添加剤等を含ますことがきる。以下に、樹脂、荷電制御剤、着色剤、その他添加剤を例示する。
正荷電制御剤としては例えば、ニグロシン染料、トリフェニルメタン系化合物、4級アンモニウム塩系化合物、ポリアミン、イミダゾール誘導体等が挙げられる。
その他、超微粒子シリカ、超微粒子酸化チタン、超微粒子アルミナ等の金属酸化物、ピリジン等の含窒素環状化合物及びその誘導体や塩、各種有機顔料、フッ素、塩素、窒素等を含んだ樹脂等も荷電制御剤として用いることもできる。
青色着色剤としては、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBC等がある。
緑色着色剤としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、C.I.ピグメントグリーン7、マラカイトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンG等がある。
紫色着色剤としては、マンガン紫、ファーストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ等がある。
白色着色剤としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛等がある。
これらの顔料および無機系添加剤は、単独であるいは複数組み合わせて用いることができる。このうち特に黒色顔料としてカーボンブラックが、白色顔料として酸化チタンが好ましい。
Span=(d(0.9)−d(0.1))/d(0.5)
(但し、d(0.5)は粒子の50%がこれより大きく、50%がこれより小さいという粒子径をμmで表した数値、d(0.1)はこれ以下の粒子の比率が10%である粒子径をμmで表した数値、d(0.9)はこれ以下の粒子が90%である粒子径をμmで表した数値である。)
Spanを5以下の範囲に納めることにより、各粒子のサイズが揃い、均一な粒子移動が可能となる。
ここで、粒子径および粒子径分布は、体積基準分布から得られたものである。具体的には、Mastersizer2000(Malvern Instruments Ltd.)測定機を用いて、窒素気流中に粒子を投入し、付属の解析ソフト(Mie理論を用いた体積基準分布を基本としたソフト)にて、粒子径および粒子径分布の測定を行なうことができる。
対向する基板間の空間における情報表示媒体3の体積占有率は5〜70%が好ましく、さらに好ましくは5〜60%である。70%を超える場合には情報表示媒体の移動に支障をきたし、5%未満の場合にはコントラストが不明確となり易い。
また、二色の情報表示媒体の色彩の組み合わせは、白色と黒色のみならず、実現可能な各種の色彩の任意の組み合わせとすることができる。
3 情報表示媒体
3W 白色粒子
3B 黒色粒子
4 隔壁
5,6 電極
Claims (2)
- 相互に対向する、少なくとも一方が透明な二枚の基板間の密閉空間内に、色彩の異なる二種類の情報表示媒体を封入するとともに、それらの情報表示媒体を、電界の形成下で移動させて、透明基板側に所要の情報を表示させる情報表示パネルを保管するに当り、
最後に表示した情報の色彩関係を一旦逆転させた後、透明基板側の表示を、全体にわたっていずれかの単一色とする情報表示パネルの保管方法。 - 最後に表示した情報の色彩関係と、その色彩関係の逆転とを複数回にわたってもたらす請求項1に記載の情報表示パネルの保管方法。
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