JP2006055841A - フロック加工をして染色した下地を連続的に製造する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】染めてないか、生(き)の繊維を材料にして、方向にかかわらず、熱の作用にも左右されない、極めて柔らかい感触を呈する、フロック加工して染色した製品を得ることのできる方法を提供する。
【解決手段】重合可能な樹脂RPの層を下地の少なくとも片面の上に塗り1、染めていないか生(き)のポリエステル製フロック加工繊維FFを前記樹脂層の上に吹きつけ2、該樹脂を重合化してフロック加工繊維を下地に固定し3、昇華可能な染料Eを少なくとも一つその下地のフロック加工した面の上に置き4、そして置いた該染料を昇華させてフロック加工繊維の染色をする4、という工程をつぎつぎに行うことから成る、フロック加工をして染色した下地Sを連続的に製造するこの方法で、吹きつけ工程2を行うために用いる超微細ポリエステル繊維の番手は、0.5Dtex未満であり、長さは0.2と0.5mmの間に含まれる。
【選択図】図1

Description

本発明は、フロック加工をして染色した下地を連続的に製造する方法に関するものである。
所定の色調を呈する単色のフロック加工表面を得ることは、周知のものであり、自在に使いこなされているものである。「フロック加工」繊維は、それぞれのメーカーが作り、繊維染色で通常用いられる方法により望みの色調に染め上げられている。この染められた繊維を、つぎに従来の「フロック加工」法により、下地の上に貼りつけて、ポリマー樹脂層の中に植え込むことにより固定する。それゆえフロック加工した製品の最終的な色合いは、「フロック加工」繊維の当初の色調と、下地の上に貼りつけたこれらの繊維の密度と、さらに、繊維が植え込まれている樹脂の着色との組み合わせによって得られる。単色のフロック加工表面を作るこの方法は広く普及している。しかしながら、フロック加工製品のメーカーにとっても、それを産業に応用する人たちにとっても、それには幾つもの不都合なところがある。
・フロック加工製品のメーカーにとっては、平均して数千メートルの量のフロック加工製品を所定の均一な色合いで製造するには、数百キログロムの「フロック加工」繊維が必要であり(2000m2のフロック加工製品を製造するには約200kgの「フロック加工」繊維が必要)、該繊維を望みの所定の色調で染め上げることになる。そのような量の紡織原料としての繊維を染めて仕上げるということは、染料や繊維の仕上げ用の薬剤を大量に投棄することになり、投棄それ自体が廃水処理というコストの掛かる作業を課すものでもあり、また、製造用と染色用の設備を空にし清掃する作業を頻繁に行うことにもなる。
・「フロック加工」繊維を産業に応用する者にとっては、これらの製造を平均的な量で同じく行うことにより、生産工程で膨大な時間が空費されることになるのだが、それは、色調を変えるごとに不可欠な機械の清掃作業のためである。例えば、所定の色調で2000m2のフロック加工製品を製造するとなると、3時間〜4時間かかることもありうるが、機械を準備し清掃する時間が生産時間の半分に達することにもなりかねない。分割して製造すると、それもまた、製造過程で生じる系統的な損失が増大することになる。
一方、フロック加工製品を製造するのに、染めていない、または生(き)の繊維を用いることも知られている。染めていない、または生(き)の繊維を用いることには、「フロック加工」繊維のメーカーにとっても、それを産業に応用する者にとっても、多くの利点がある。
・「フロック加工」繊維のメーカーにとっては、繊維を染色する作業がなくなり、染色材料を使わなくなることで、素材とエネルギーが節約され、廃棄物も減り、廃水処理の作業もなくすことになり、さらに、繊維の生産量が著しく増加することにより産業的な成績が大幅に改善されることになる。
・「フロック加工」繊維を産業に応用する者にとっては、機械を清掃して停止させる時間(生産時間の50%を占めることにもなりかねない時間)の削減により生産性が大いに向上し、そのような色の変更や清掃で生じる損失や廃棄物が減り、そして作業員にとっては汚れ仕事がなくなることになる。
染めていない、または生(き)の製品の上に、段階的に行われる捺染作業を補足することで、染めていない、または生(き)の繊維からフロック加工して染色した製品を得ることが可能であることははっきりしている。
捺染の技術のなかでも、幾つかの合成繊維に応用可能な捺染−昇華法により、フロック加工して染色した製品を、無地で、または所定の単色もしくは多色の図柄を複製しつつ、(ローラーを通して)連続的に製造することが可能になる。
この作業は、通常、段階的に行われる。さらに詳細に述べると、フロック加工製品を製造した後で、昇華可能なインクで前もって捺染した仮の紙をそのフロック加工製品と接触させ、その全体を、数秒間、使用したインクの中に含まれる顔料の昇華を引き起こすことのできる約200℃の温度に晒す。仮の紙の上に施した捺染は、このようにして高温で、フロック加工した下地の上に忠実に「転写」され、前もって捺染した仮の紙の描画的特性に応じて、無地または多色の、染色された外観を、その下地にもたらすことになる。
この捺染−昇華法は、本特許出願の出願人が自社のフロック加工品を連続的に捺染するために用いているもので、該方法を記載している文献として特に挙げられるのは、欧州特許出願公開第0913271号明細書(または米国特許第6224707号明細書)と欧州特許出願公開第0993963号明細書(または米国特許第6249297号明細書)とがある。これらの二つの文献で用いることを想定しているのは、「番手」(直径)が0.5Dtexと20Dtexの間に含まれ、長さが0.3mmと3mmの間に含まれる、ポリアミド製またはポリエステル製の「フロック加工」繊維である。
例えば「Nylon6」や「Nylon6−6」(出願中商標)などのポリアミド製の繊維は、「フロック加工」繊維を(約200℃〜210℃の)熱とフロック加工した下地の上に前もって捺染した紙を押し当てる圧力との複合作用にさらす捺染−昇華作業により加えられる押しつぶしの力にもかなりよく耐える。逆に、ドライ・クリーニングや水洗いおよびその摩擦への耐久性については、ポリアミド繊維の上にそのようにして得られた色調、ならびにそれらの色調の鮮やかさは、弱い。
一方、ポリエステル繊維は、洗濯、摩擦、光線などに対して非常に良好な堅牢性と耐久性を呈する捺染をもたらし、鮮明で変わることのない色調が得られる。しかしながら、前述の文献に記載した条件では、「フロック加工」したポリエステル繊維の欠点は、捺染−昇華作業の際の温度と圧力の複合作用の下では、該繊維が寝てしまうことである。その結果、フロック加工して染色をした下地の表面の「フロック加工」繊維のつぶれ具合と全体の方向性は余り心地よくないものになってしまう。フロック加工した表面の感触は、少なくとも一つの方向では、つまり、「毛並みを逆撫でする」方向への指の移動に相当する方向では、ざらざらしており、捺染した表面はぺちゃんこでつぶれてしまっている。
このようにつぶれてしまう現象を、捺染−昇華作業の間に加わる圧力の強度を減じることで抑えることもできる。しかしながら、捺染−昇華作業の間中ずっと、フロック加工した下地と、前もって捺染した仮の紙との間が、ぴったりと揺るがずに接触している状態を維持しなければならない。そうしておかないと、この作業の間、それら二つの部材のうちの一方が他方に対して、たとえごくわずかでも、ずれたりすると、フロック加工した下地の上に得られる捺染の外観が、輪郭のぼやけた、または「にじんだ」感じになってしまう。ところで、捺染−昇華作業の間中ずっと、前もって捺染した紙とフロック加工した下地との間の緊密な接触を保たなければならないということは、とりもなおさず、その全体にある程度の圧力をかけて、その圧力が完全に一定であり、且つ非常に高度の規則性も有するものとなるように確保しなければならないことになるのは当然のことである。それゆえ、一方では、前もって捺染した紙とフロック加工した下地との間の緊密な接触を保つのに十分な強さの圧力と、他方では、捺染−昇華作業の間にフロック加工した下地の「フロック加工」繊維がつぶれてしまわないようにするのに十分な弱さの圧力との間で、折衷を見いださなければならない。そのような折衷は見いだし難く、また、いずれにしても、得られる捺染の鮮鋭さの面と、下地のフロック加工表面の感触の柔らかさの面とを同時に完全に満足させることはできない。
捺染−昇華作業でつぶされてしまうということの悪影響を、軟化点と融点の高いポリマー樹脂をフロック加工の接着剤として用いることにより、または、例えばPCTタイプの繊維のような、耐熱性の改善されたポリエステル繊維を選ぶことにより、抑えることはできよう。熱に余り左右されないポリマー樹脂で得られる改善効果は歴然としているが、だからといって、「フロック加工」繊維の好ましい方向性が妨げられるわけではない。耐熱性の改善された繊維は存在するが、それらの繊維で入手できるのは、番手が1.5Dtexを越えるものに限られ、それらの繊維を用いて得られる捺染をしたフロック加工製品には、相変わらず「ざらざらした」感触が残る。そういうわけで、そのような繊維を用いることは可能ではあるけれども、それで得られる結果は、フロック加工製品の「感触」の面で満足のいくものではない。
欧州特許出願公開第0913271号明細書 欧州特許出願公開第0993963号明細書
それゆえ本発明が目的とするのは、染めていないか、生(き)の繊維を材料にして、方向にかかわらず、熱の作用にも左右されない、極めて柔らかい感触を呈する、フロック加工して染色をした製品を得ることのできる方法を提供することである(この方法は、昇華作業の前にフロック加工した層に場合によっては方向性のある「フロック加工」繊維を付けることを妨げるものではない)。
このために、本発明は、フロック加工をして染色した下地を連続的に製造する方法を対象とするものであり、該方法は、重合可能な樹脂の層を下地の少なくとも片面の上に塗り、染めていないか、生(き)のポリエステル製フロック加工繊維を前記樹脂層の上に吹きつけ、該樹脂を重合化してフロック加工繊維を下地に固定し、昇華可能な染料を少なくとも一つ下地のフロック加工した面の上に置き、そして置いた該染料を昇華させてフロック加工繊維の染色をする、という工程を次から次へと行うことから成るものであって、吹きつけの工程で、番手が0.5Dtex未満で長さが0.2と0.5mmの間に含まれる、超微細ポリエステル繊維を用いることを特徴とする。
詳細については後述することになるが、これらの超微細繊維は、フロック加工した表面の感触を、ことのほか柔らかくするものであり、また、一つまたは複数の染料を置いて昇華させる(転写による捺染と昇華の)工程での熱と圧力の複合作用を受ける際の押しつぶしにも事実上左右されないという利点がある。この特性が驚きであり予想外のものであるのは、現在までのところ、一般的に且つ論理的に認められているところによると、直径(番手)の大きい繊維ほどより高い回復性を呈するからである。さらに、この特性があるおかげで、熱接着、熱成形もしくは(フロック加工した下地で覆った部品を高温で成形するような)熱圧縮もしくは、当業者には“decoration in mold”という呼称での方がよく知られている「成形装飾」、または他の同様な作業というような用途に、フロック加工繊維をつぶしてしまったりすることも、フロック加工製品の見た目の外観やとても柔らかな感触を変質させることもなく、これらの超微細繊維でのフロック加工製品を用いることができる。“decoration in mold”では、プラスチック材料を注入する型はその空洞の表面が少なくとも部分的にはフロック加工したビニールの膜で覆われており、該膜のフロック加工繊維がその型の空洞の内側の表面に向かって向きが変えられている。
本発明の方法はさらに、以下のような特徴の一つまたは複数を備えていてもよい。
・使用する超微細繊維の番手が約0.3Dtexであること;
・使用する超微細繊維の長さが約0.3mmであること;
・使用する超微細繊維の長さが約0.4mmであること;
・重合可能な樹脂として用いる樹脂が、100%固体であり、軟化点が高く、好適には170℃を超える軟化点であることが望ましく、例えばポリウレタン樹脂であること;
・重合可能な樹脂として用いる樹脂が、接着力の弱いものであり、例えば変性水分散性アクリル樹脂であること;
・本発明の方法の一つの実施態様においては、昇華可能な染料を少なくとも一つ置く工程で行うことが、転写による捺染作業であること;
・本発明の方法のもう一つの実施態様においては、昇華可能な染料を少なくとも一つ置く工程で行うことが、インク・ジェットによる捺染作業であること。
本発明の他の目的、特徴および利点は、添付図面を参照しつつ、例として挙げられた本発明の二つの実施態様についての以下の説明を通して明らかになっていくことになる。
図1は、本発明の第一の実施態様による方法の主な工程を示す原理図である。
図2は、本発明の第二の実施態様による方法の主な工程を示す原理図である。
図1について述べると、本発明による方法は、第一の工程1では、接着剤A(重合可能な樹脂RP)の層を矢印Fで示す方向に連続的に次々と流れる下地Sの片面の上に塗り、第二の工程2つまりフロック加工の工程では、「フロック加工」繊維FFを重合可能な樹脂RPの層の上に吹きつけ、第三の工程3つまり固定の工程では、接着剤Aの樹脂を重合化させて、その樹脂の中にフロック加工繊維FFの足部を固定し、前記フロック加工繊維FFの自由部分は樹脂層の表面にほぼ垂直に伸びており、そして第四の工程4つまり捺染−昇華の工程では、昇華可能な染料を少なくとも一つ含むインクEを少なくとも一つ置き、さらにその昇華可能なインクの中に含まれた一つまたは複数の昇華可能な該染料を昇華させてフロック加工繊維FFの染色を行う、という工程から成ることが分かる。
下地Sは、紙、ボール紙、ビニールの膜、織布や不織布のような、フロック可能な下地の幅広い選択肢の中から選んでよい。下地Sをビニールの膜で構成する場合には、その下地を、本発明の方法で処理する前、つまり本発明の工程4の前に、既に前述した文献欧州特許出願公開第0993963号明細書に記載されたものと類似の方法でビニールの膜を仮の下地の上に熱接着することにより、安定化させることが有利となりうる場合がある。いずれにしても、下地Sは、供給側の巻き枠(図1に示さず)に設置した一本のロールであってよく、該巻き枠からロールが連続的に繰り出されて、本発明による方法の工程1〜4までの作業が行われることになる。
工程1では、接着剤Aとして用いられるポリマー樹脂RPを、濃縮し且つ/または揺変性のものにした含水乳濁液として(アクリル樹脂またはポリウレタン樹脂)、具体的にはプラスチゾルの形で、あるいはさらに、本発明の一つの好ましい実施態様においては、液体樹脂を100%固体または“high solid”なものにした形で定着させてよく、これらは、熱手段により、または(紫外線もしくは電子ビームを)照射することにより重合可能なものである。100%固体または“high solid”なこれらの樹脂の利点は、非常に高い軟化点を有することが可能なことであり、それが有益であることが明らかになりうるのは、下地Sをいったんフロック加工し、後で比較的高温で熱処理をする場合である。工程1用に使用可能な“high solid”な樹脂の一例は、ドイツのBAYER社の“IMPRANIL−IMPRAFIX”系統である。
フロック加工繊維FFを下地Sの上に一時的に固定する必要がある場合、例えば、本発明の方法により得られた、フロック加工して染色をした下地のフロック加工繊維FFを、フロック加工をして染色をした該下地を後で処理する際に、熱による再活性化が可能な接着層(熱可溶性“hot−melt”が主成分の系統)を塗装する作業またはシルクスクリーン捺染する作業により、全体を、または、場合によっては選択的に覆った後で、例えば織布の下地のようなもう一つ別の下地の上に全体または一部を移すことができるようにしなければならない場合に、重合可能な樹脂RPとして接着力の弱い樹脂を用いる。このようにフロック加工繊維を一時的に固定するために用いることのできるのはアクリル樹脂であり、それを例えば(樹脂の乾燥重量で)30〜60グラム/平方メートルのような限られた量で、水の中に分散させて変性したものとして定着させる。
希望や必要性に応じて、接着剤Aとして用いるポリマー樹脂RPの層を均一に、または所定の図柄に従って、例えば回転枠にシルクスクリーン塗装をすることにより、塗装してもよい。その樹脂層の最終的な厚みは、第二の工程(フロック加工工程2)用に用いるフロック加工繊維FFの性質に応じて、15と100μmの間に含まれる。一般的には、番手がより細くて長さがより短いフロック加工繊維を用いれば、重合可能な該樹脂層の厚みも、その分、薄くすることができることになる。
工程2では、染めていないか生(き)のフロック加工繊維FFをポリマー樹脂RPの層の中に吹き込むのであるが、そのための技術は、従来のフロック加工技術のいずれか一つを用いればよいのであって、これらは周知の技術であるから、詳細を説明する必要はない。
本発明の方法において、フロック加工繊維として用いるのは、番手が0.5Dtex未満で長さが0.2と0.5mmの間に含まれる、(PETタイプの標準ポリエステルの)ポリエステル製超微細繊維であり、それにより、感触がとても柔らかいフロック加工下地が得られる。
本発明の一つの好ましい実施態様において用いるPET超微細繊維は、番手が約0.3Dtexで長さは0.3または0.4mmに切ったものである。これらの繊維を市販しているのは、スペインのGRANOLLERSにあるVELUTEX−FLOCK S.A.である。
これらのPET超微細繊維は、フロック加工した表面の感触を、ことのほか柔らかくするものであり、熱と圧力の複合作用を受ける際の押しつぶしにも事実上左右されないという利点がある。(直径の大きい繊維ほどより高い回復性を呈するというのが一般的に且つ論理的に認められているところであるところ)この驚くべき予想外の特性があるおかげで、熱接着、熱成形、熱圧縮または“decoration in mold”のような用途に、「フロック加工」繊維をつぶしてしまったりすることも、フロック加工製品の見た目の外観やとても柔らかい感触を変質させることもなく、これらの繊維でのフロック加工製品を用いることができる。
工程3では、重合可能な樹脂RPを(UVまたは電子ビームを)照射することにより、または熱手段により重合化する。熱手段による重合化は、例えば下地Sを、トンネル炉の中か加熱回転ドラムの周面の上を、100℃と180℃の間に含まれる温度で通すことにより行うことが可能である。
工程4では、インクEの中に含まれる一つまたは複数の昇華可能な染料を置いて昇華させることを、例えば既に前述した文献欧州特許出願公開第0993963号明細書に記載されているものと類似の方法で転写による捺染と昇華の作業により行うことができる。この場合は、転写による捺染と昇華の技法が望ましいのではあるが、本発明の枠内にとどまるかぎり、下地Sのフロック加工した面の上にインクEを置いて昇華させるために、工程4で、他の既に知られている技法を用いても当然よく、それは第二の実施態様について後述するのと同様である。
工程4では、インクEの中に含まれる昇華可能な染料が活性化される。該染料は、気相に変化して、工程2と3で下地Sに植え込まれて固定されたフロック加工繊維FFの上に恒常的な形で固定されることになる。工程4で、インクEが均一且つ単色で置かれた場合には、染めていないか生(き)の繊維でフロック加工した製品の色調は、選択した染色の処方に対応した均一のものになる。一方、工程4で、インクEを多色の図柄に従ってプリントした場合には、フロック加工製品の表面は、元になる図柄を精確且つ鮮鋭に再現することになり、気体状の染料の進行は一つの方向に沿ったものになる。
工程4の後で、下地Sと染色した「フロック加工」繊維の層とを一まとめにしたものを、自然冷却で冷ますか、好適には、例えば水を循環させて冷やした一本または複数本の回転ドラムの周面の上を通すことにより強制冷却する。下地Sが仮の下地で安定化させたビニールの膜である場合には、場合によってはまた仮の下地として再利用することも考えて、その仮の下地をビニールの膜から離して巻き取り枠の上に巻き取る。
一方、その性質の如何にかかわらず、フロック加工をして染色した下地Sを、後で利用することや、または、場合によっては、例えば“decoration in mold”、熱成形、熱圧縮、熱接着その他のような処理を後で行うことも考えて、巻き取り枠(図示せず)に巻き取ってもよい。
比較のために、フロック加工製品の捺染試験を、従来のポリエステル繊維(1.7Dtex)と本発明によるPET超微細繊維(0.3Dtex)とで、以下の条件で行った:
・下地Sは、ポリウレタンのような、表面積単位当たりの重量が150グラム/平方メートルの、ビニール素材の膜から成るものであった;
・フロック加工繊維を固定させるための重合可能な樹脂RPの層は、表面積単位当たりの重量が、本発明による0.3Dtexの繊維の場合には100グラム/平方メートルであり、従来の1.7Dtexの繊維の場合には150グラム/平方メートルであった;
・該樹脂の中に固定されたポリエステル繊維は、本発明による方法の繊維用には、0.3と0.4mmで切られた0.3Dtex(直径約2μm)の超微細繊維であり、従来の方法の繊維用には、0.5と0.6mmで切られた1.7Dtex(直径約10μm)の繊維であった;顕微鏡で測定することにより、「自由な」ままになっている繊維の長さを計ることができ、接着層の中に入り込んだ部分は、最も短い繊維については0.1mmであり、0.6mmの繊維については0.15mmであった;これらの値は全て、+/−12%の精度で測定される;
・いずれにせよ、転写と昇華の方法により下地Sのフロック加工した面を捺染することは、25秒間、2バール(0.2Mpa)の圧力と210℃の温度の下で行われた;フロック加工製品の捺染の前後の厚みは秤皿付きの比較器で、20グラム/平方センチメートルの一定の圧力の下で(いずれの場合でも繊維を同じように押しつぶして)測定された。
・フロック加工した表面の感触の評価は、三人の異なる人物が主観的に行い、10点満点の採点を、一切の処理を行う前のもっとも柔らかい超微細繊維(0.3Dtex、0.4mm)でフロック加工した層に与えた。
Figure 2006055841
試験の結果は、上記の表に記入してある。
結論として、
・0.3と0.4mmで切られた、0.3Dtexの超微細繊維が、0.75と1の間に含まれる、直径/長さの比率を呈する一方で、0.5と0.6mmで切られた、1.7Dtexの従来の繊維の比率は2.8と3.4の間に含まれており、ということはつまり、従来の繊維の該比率は超微細繊維のものよりも約3.5倍大きいものであり、よって従来の繊維は超微細繊維よりも3倍〜4倍「強い」ということになる;
・捺染の後、フロック加工繊維の「自由」部分に相当する層の厚みの減少が、超微細繊維の場合には、25〜30%である一方で、従来の繊維の場合には、3.5倍も「強い」のにもかかわらず、約50%である;
・超微細繊維が、捺染の後でも、とても柔らかい感触を失わないでいる一方で、捺染の前でも既に感触の柔らかさが超微細繊維よりも劣っていた従来の繊維は、捺染の後でははっきりと感触が(50%)劣化してしまう。
これから、本発明の方法の第二の実施態様を示す図2を見ていくことにする。図2では、工程1〜3は、図1に示される第一の実施態様の方法の対応する工程1〜3と同じなので、改めて説明はしないことにする。図2が示す方法が図1の方法と異なっているのは、工程4で、一つまたは複数の昇華可能な染料を下地Sのフロック加工した面の上に置くことを、インク・ジェットによる捺染作業で行うことである。換言すると、この第二の実施態様では、一つまたは複数の昇華可能なインクを、もはや転写により置くのではなく、一つまたは複数の昇華可能なインクを、フロック加工した下地Sを覆う微細繊維の上に、インク・ジェット式の捺染機を用いて直接吹きつけることにより行うのであって、該インク・ジェット式の捺染機は、例えば日本のMIMAKI社製のTX2モデル機か、あるいはまた日本のMUTOH社製のVIPERモデル機などである。捺染は、フロック加工した下地に接触することも圧力をかけることもなく行われるので、フロック加工繊維をつぶしてしまうおそれも全くない。捺染は、単色で行うか多色にするか、フロック加工表面の全面を覆うか一部にするか、さらに、均一に行うか、または望みの模様に従って行うかを選んで行ってよい。この実施態様により、第一の実施態様では、図1の工程4のインクの転写/昇華作業に必要となる、前もって捺染した仮の紙を捺染する事前の作業の費用を回避することができる。
第二の実施態様においては、下地Sのフロック加工した表面の上に吹きつけられた一つまたは複数のインクを昇華させることは工程5で行われるのであり、該工程は好適には、工程4の捺染の直後に連続して行われることが望ましい。そのために、フロック加工して捺染をした下地Sを、例えばトンネル炉の中のように、加熱装置の中に通してもよく、赤外線照射ランプの下や、または、前記下地Sおよびインクを約200℃で30〜40秒間支える加熱シリンダーの周面の上を通してもよい。そこでもまた、昇華は、フロック加工した下地に接触もしなければ圧力をくわえることもなく行われるので、フロック加工繊維をつぶしてしまうおそれもまったくない。インク・ジェット式の捺染機の速度は比較的限られたものであるので、加熱装置に必要な長さは比較的限られたものであってよい。例えば、捺染の速度が毎分0.5メートルの場合、加熱区域の寸法は下地Sが進んでいく方向に25cmあれば、その温度にさらされる時間が30秒あることになり、その結果、加熱装置は比較的コンパクトなものにできる。
言うまでもなく、以上に説明した本発明の実施態様はもっぱら説明のための例として述べたものであって限定的なものではまったくなく、本発明の枠内にとどまる限りは当業者の者なら容易に幾らでも変更を加えることができる。例えば、説明した実施態様では、下地Sの両面のうちの片面だけが「フロック」繊維で覆われて染色されているのであるが、説明した方法を下地Sの両面に適用することも可能である。
本発明の第一の実施態様による方法の主な工程を示す原理図 本発明の第二の実施態様による方法の主な工程を示す原理図
符号の説明
1 塗布工程
2 吹きつけ工程
3 固定工程

Claims (10)

  1. フロック加工をして染色した下地(S)を連続的に製造する方法であり、該方法は、重合可能な樹脂(RP)の層を下地の少なくとも片面の上に塗り(1)、染めていないか生(き)のポリエステル製フロック加工繊維(FF)を前記樹脂層の上に吹きつけ(2)、該樹脂を重合化してフロック加工繊維を下地に固定し(3)、昇華可能な染料(E)を少なくとも一つ下地のフロック加工した面の上に置き(4)、そして置いた該染料を昇華させてフロック加工繊維の染色をする(4)、という工程をつぎつぎに行うことから成るものであって、吹きつけ工程(2)で、番手が0.5Dtex未満で長さが0.2と0.5mmの間に含まれる超微細ポリエステル繊維を用いることを特徴とする方法。
  2. 使用する超微細繊維の番手が、約0.3Dtexであることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 使用する超微細繊維の長さが、約0.3mmであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 使用する超微細繊維の長さが、約0.4mmであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の方法。
  5. 重合可能な樹脂(RP)として用いる樹脂は100%固体であり、軟化点が高く、好適には170℃を越える軟化点であることが望ましいことを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の方法。
  6. 重合可能な樹脂(RP)が、ポリウレタン樹脂であることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 重合可能な樹脂(RP)として用いる樹脂が、接着力の弱いものであることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれか一つに記載の方法。
  8. 重合可能な樹脂(RP)が、水の中に分散させて変性したものとして定着させたアクリル樹脂であることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 昇華可能な染料を少なくとも一つ置く工程で行うことが、転写による捺染作業であることを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載の方法。
  10. 昇華可能な染料を少なくとも一つ置く工程で行うことが、インク・ジェットによる捺染作業であることを特徴とする、請求項1〜請求項8のいずれか一つに記載の方法。

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