JP2006047643A - 表示モジュール - Google Patents

Abstract

【課題】表示モジュールにおいて、表示パネル毎に、ガンマ特性を補正して一定の表示品質を確保する。
【解決手段】ソースドライバ１２０は、ＣＰＵインターフェース１２１と、例えば８バイトのデータを一時記憶可能なコントロールレジスタ１２２とを備える。ＣＰＵインターフェース１２１は、プリント基板上のＣＰＵ２０１とコントロールレジスタ１２２との間でデータを転送するためのインターフェースを行う。さらにソースドライバ１２０は、コントロールレジスタ１２２とＥＥＰＲＯＭ１４１との間で前記データを転送するためのインターフェースを行うＥＥＰＲＯＭインターフェース１２４、コントロールレジスタ１２２に記憶されたガンマ補正データに基づいて、ＣＰＵ２０１から転送されて来る表示信号のガンマ補正を行うガンマ補正回路１２３を備えている。
【選択図】図１

Description

本発明は、表示モジュールに関し、特に、表示パネルと、前記表示パネルのソース線に表示信号を供給するソースドライバと、前記表示パネルのゲート線にゲート信号を供給するゲートドライバを１つの基板上に実装した表示モジュールに関する。

近年、ＬＣＤモジュールは携帯電話用のディスプレイ製品として広く普及している。ＬＣＤモジュールは、ＴＦＴ（thin film transistor）を用いたＬＣＤパネル、ソースドライバ、ゲートドライバが１つの基板上に実装されているものである。ＬＣＤパネルには多数のソース線と、多数のゲート線が相互交叉して形成され、それらの交点に画素が配置されている。各画素は、画素電極と、ゲート線からのゲート信号に応じてスイッチングし、ソース線からの表示信号を前記画素電極に供給するＴＦＴを備えている。即ち、ゲート信号に応じてＴＦＴがオンすると、ソースドライバからソース線に出力される表示信号がＴＦＴを通して画素電極に供給されることでＬＣＤパネルの表示が行われる。この種のＬＣＤモジュールは、特許文献１に記載されている。
特開平１１−１１９２４１号公報

ところで、ＬＣＤパネルの多階調表示を行う際に、ＬＣＤパネルのガンマ特性（階調電圧とＬＣＤの輝度との関係を示す特性）は、ばらつきによりＬＣＤパネル毎に異なるため、ＬＣＤパネルに供給される表示信号（階調電圧信号）に対して、いわゆるガンマ補正を施し、ＬＣＤパネルの表示品質を一定に確保する必要がある。

そのため、ガンマ補正を行うためのガンマ補正データをソースドライバ内の汎用レジスタに記憶することが考えられるが、汎用レジスタのデータは電源が切られると消失してしまうという問題がある。そこで、電源が切られてもデータを保持できるＥＥＰＲＯＭにガンマ補正データを記憶することが考えられる。しかしながら、ＥＥＰＲＯＭをＬＣＤモジュールの外部のプリント基板上に搭載してＥＥＰＲＯＭから読み出したガンマ補正データをＬＣＤモジュール側に転送するという方式では、ＬＣＤパネル毎にガンマ補正データを設定することが困難であった。

そこで、表示パネルと、前記表示パネルのソース線に表示信号を供給するソースドライバと、前記表示パネルのゲート線にゲート信号を供給するゲートドライバと、ＥＥＰＲＯＭとが同一の基板上に実装され、前記ソースドライバは、コントロールレジスタと、前記基板の外部に配置されたＣＰＵと前記コントロールレジスタとの間でデータを転送するためのインターフェースを行うＣＰＵインターフェースと、前記コントロールレジスタと前記ＥＥＰＲＯＭとの間で前記データを転送するためのインターフェースを行うＥＥＰＲＯＭインターフェースとを備えることを特徴とするものである。

本発明によれば、ＥＥＰＲＯＭを表示モジュール側に搭載し、ソースドライバにＥＥＰＲＯＭとのインターフェースを設けたので、表示パネル毎にＥＥＰＲＯＭにガンマ補正データを設定してガンマ特性を容易に補正することができるようになる。また、前記ＥＥＰＲＯＭに表示モジュールの製造情報データを記憶することで、表示モジュールの製品歩留まり、品質、製品出荷先追跡などのコンピュータ管理を行うことが可能になる。

次に、本発明の実施形態に係るＬＣＤモジュール１について、図面を参照しながら説明する。図１はこのＬＣＤモジュール１を示す図である。ガラス基板１００（ＣＯＧ基板）上にＬＣＤパネル１１０、ソースドライバ１２０、ゲートドライバ１３０が搭載されている。ガラス基板１００にはフィルム基板１４０（ＦＰＣ）が接着され、このフィルム基板１４０上に、ＥＥＰＲＯＭ１４１やコンデンサなどの外付け部品１４２が搭載されている。一方、ＬＣＤモジュール１の外部のプリント基板２００上にはＣＰＵ２０１が搭載され、プリント基板２００のコネクタ２０２にフィルム基板１４０の外部接続電極部１４３が挿入されるように構成されている。

図２はＬＣＤモジュール１及びその周辺の等価回路図である。ＬＣＤパネル１１０には多数のソース線１１２と、多数のゲート線１１１が相互交叉して形成され、それらの交点に画素ＧＳが配置されている。各画素ＧＳは、画素電極と、ゲート線１１１からのゲート信号に応じてスイッチングし、ソース線１１２からの表示信号を前記画素電極に供給するＴＦＴを備えている。ゲート信号に応じてＴＦＴがオンすると、ソースドライバ１２０からソース線１１２に出力される表示信号がＴＦＴを通して画素電極に供給されることでＬＣＤパネルの表示が行われる。

ソースドライバ１２０は、ＣＰＵインターフェース１２１と、例えば８バイトのデータを一時記憶可能なコントロールレジスタ１２２とを備える。ＣＰＵインターフェース１２１は、プリント基板上のＣＰＵ２０１とコントロールレジスタ１２２との間でデータを転送するためのインターフェースを行う。さらにソースドライバ１２０は、コントロールレジスタ１２２とＥＥＰＲＯＭ１４１との間で前記データを転送するためのインターフェースを行うＥＥＰＲＯＭインターフェース１２４、コントロールレジスタ１２２に記憶されたガンマ補正データに基づいて、ＣＰＵ２０１から転送されて来る表示信号のガンマ補正を行うガンマ補正回路１２３を備えている。

図３は、ＥＥＰＲＯＭへのデータの書き込みシーケンス及び読み出しシーケンスを説明する図である。図３（ａ）に示すように、ＣＰＵ２０１からＣＰＵインターフェース１２１を介してコントロールレジスタ１２２に一時記憶されたデータ、例えば、ガンマ補正データは、ＣＰＵからの書き込み命令に従って、ＥＥＰＲＯＭインターフェース１２４を介して、ＥＥＰＲＯＭ１４１にシリアル転送される。一方、図３（ｂ）に示すように、ＥＥＰＲＯＭ１４１に記憶されたガンマ補正データは、ＣＰＵの読み出し命令に従って、ＥＥＰＲＯＭ１４１から読み出され、ＥＥＰＲＯＭインターフェース１２４を介してコントロールレジスタ１２２にシリアル転送される。そして、ガンマ補正回路１２３は、コントロールレジスタ１２２に転送されたガンマ補正データに基づいて表示信号のガンマ補正を行う。

ここで、ガンマ補正データに代えて、ＬＣＤモジュール１の製造情報データ、例えば、ＬＣＤパネル１１０の識別番号、製造年月日、ユーザーコード、ソースドライバ１２０やゲートドライバ１３０の製造メーカーコード等のデータをＣＰＵ２０１からコントロールレジスタ１２２に一時記憶し、これを上記と同じシーケンスでＥＥＰＲＯＭ１４１に転送して記憶し、これをＥＥＰＲＯＭ１４１から読み出すことで、表示モジュールの製品歩留まり、品質、製品出荷先追跡などのコンピュータ管理を行うことが可能になる。

本発明の実施形態に係るＬＣＤモジュールの外観を示す図である。 本発明の実施形態に係るＬＣＤモジュール及びその周辺の等価回路図である。 ＥＥＰＲＯＭへのデータの書き込みシーケンス及び読み出しシーケンスを説明する図である。

符号の説明

１ ＬＣＤモジュール １００ ガラス基板 １１０ ＬＣＤパネル
１２０ ソースドライバ １２１ ＣＰＵインターフェース
１２２ コントロールレジスタ １２３ ガンマ補正回路
１２４ ＥＥＰＲＯＭインターフェース １３０ ゲートドライバ
１４０ フィルム基板 １４１ ＥＥＰＲＯＭ １４２ 外付け部品
１４３ 外部接続電極部 ２００ プリント基板 ２０１ ＣＰＵ
２０２ コネクタ

Claims (4)

1. 表示パネルと、前記表示パネルのソース線に表示信号を供給するソースドライバと、前記表示パネルのゲート線にゲート信号を供給するゲートドライバと、ＥＥＰＲＯＭとが同一の基板上に実装され、
   前記ソースドライバは、コントロールレジスタと、前記基板の外部に配置されたＣＰＵと前記コントロールレジスタとの間でデータを転送するためのインターフェースを行うＣＰＵインターフェースと、前記コントロールレジスタと前記ＥＥＰＲＯＭとの間で前記データを転送するためのインターフェースを行うＥＥＰＲＯＭインターフェースとを備えることを特徴とする表示モジュール。
2. 前記データは前記表示信号に対してガンマ補正を施すためのガンマ補正データであることを特徴とする請求項１に記載の表示モジュール。
3. 前記データは表示モジュールの製造情報データであることを特徴とする請求項１に記載の表示モジュール。
4. 前記表示パネルはＬＣＤパネルであることを特徴とする請求項１、２、３のいずれかに記載の表示モジュール。

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