JP2006046409A - 逆止弁 - Google Patents

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秀明 佐藤
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Abstract

【課題】逆止弁において、スラリを流す場合に、スラリの固形成分でボールが固着し、逆止弁が閉塞することを防止する。
【解決手段】ボール26が着座して塞ぐ流入路36の開口38より、低い位置にポケット部50を形成し、沈降したスラリの固形成分をここにためる。また、流出路40は、ボール26の上方からずらして配置し、ボール26上に固形成分が沈降しないようにする。さらに、ボールガイド30に迂回路46を設け、流出路40から沈降してきた固形成分がボール26の周囲を通らずに、ポケット部50に達するようにしている。これらにより、ポンプの運転を停止したときにスラリ固形成分がボールの周囲に堆積して、ボールを固着させてしまうことを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体の順方向の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する逆止弁に関し、特にその構造に関する。
逆止弁は流体を送る設備などの様々な箇所で用いられている。特に、往復動ポンプにおいては、流体がポンプに向かう吸入管と、ポンプから送り出される吐出管のそれぞれに設けられ、ピストンやダイアフラムなどの往復動要素の往復運動によっても、流体が一方向の流れとなるように制御している。
逆止弁は、ハウジング内に、移動を許容するように弁体を収め、弁体の移動によって流路を開放したり、閉止したりする。弁体は、球形のものがよく使われ、流路の開口部に着座しているとき、この開口部より流路に向かう向きの流体の流れを阻止する。流路を通ってこの開口部を通って出ようとする流れに対しては、弁体がこの流れにより押されて開口部を開き、流体の流れを許容する。従来の逆止弁の構造が下記非特許文献1に記載されている。
ポンプ概論編纂委員会著、「ポンプ概論」、第5版、日本工業出版株式会社、昭和59年7月31日、p.144
往復動ポンプにおいて、取扱い流体がスラリ、すなわち液体に粉体または粒状の固体成分が混ざった懸濁液である場合、ポンプの運転が中止されると、流体の流れが停止して、スラリの固形成分が沈殿する。逆止弁、特にその弁体付近に固体成分が溜まると、次に運転しようとしたときに、この弁体の動きを阻害し、始動ができなくなる場合がある。
本発明は、スラリを流す場合であっても、弁体の固着防止に有利な逆止弁を提供する。
本発明の逆止弁は、弁体を内部の空間に収容するハウジングの、弁体が着座して塞ぐ流路の開口より上流側に、前記内部の空間が延びている。スラリを取り扱う場合に、この延びた部分に、固体成分が沈降、堆積し、弁体の周辺に堆積するのを防止することができる。
本発明の他の態様の逆止弁は、下から上へとスラリが流れる流路に設置され、上流側すなわち下側からの流れを通す流路が設けられ、この流路の開口に弁体が落下して着座することにより逆流が阻止されるバルブシートを有し、バルブシートの上面には前記の開口より低い位置に沈降したスラリ固体成分を受ける底部が設けられている。
本発明のさらに他の態様の逆止弁は、弁体が上下に移動して流路の開放、閉止を行うタイプのものであって、弁体の下方の移動の限界を規定するバルブシートを有し、バルブシートには流路が設けられ、この流路の開口に弁体が着座して、これを塞いで逆流を阻止している。このバルブシートの上面には、弁体の上下移動の軸線から水平方向にずれた位置であって、弁体の着座する開口より低い位置にポケット底面が形成されている。スラリを取り扱う場合に、ポケット底面にスラリの固体成分が沈降、堆積し、弁体の周辺に堆積するのを防止することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。図1には、往復動ポンプ10の概略構成が示されている。ポンプケーシング12には、プランジャ14が挿入されており、これらによりポンプ室16が画定されている。ポンプ室16には、吸込管18、吐出管20が接続されており、それぞれ逆止弁22,24が設けられている。プランジャ14が往復運動することで、ポンプ室16の容積が増減する。ポンプ室16の容積が増加しているときには、吸込側の逆止弁22が開放し、吸込管18から取扱い流体がポンプ室16に流れ込む。このとき、吐出側の逆止弁24は閉止しており、取扱い流体が吐出管20から流出することはない。ポンプ室16の容積が減少しているときには、吸込側の逆止弁22が閉止し、吐出側の逆止弁24が開放して、吐出管20へ取扱い流体が送り出される。
逆止弁は、弁体が流体の流れによってハウジング内で移動し、その位置によって流路を開放、閉止を行う。取扱い流体の粉状の固体成分を含んだスラリなどである場合、ポンプの運転を停止すると、固体成分が逆止弁内でも沈殿し、弁体の動きを阻害する場合がある。本実施形態の逆止弁は、スラリの固体成分の沈殿により弁体が動かなくなることを防止する構造を有している。
図2は、本実施形態の逆止弁22,24の断面図である。これらの逆止弁22,24は、同一のものであり、以降の説明においては、一方の逆止弁22につき説明する。逆止弁22は、使用時には図示する向きと同様、すなわち図面の上方を鉛直上方として設置され、取扱い流体は、下から上へと流れる。弁体であるボール26は、バルブシート28、ボールガイド30およびリフト押さえ32により形成されるハウジング内に、上下方向に移動可能に収容されている。ボール26は、上下方向の軸線34に沿って移動可能であり、移動範囲の下限はバルブシート28で上限はリフト押さえ32で規定されている。水平方向の動きはボールガイド30により規制されている。バルブシート28には上流側(すなわち下側)の配管などの流路につながる流入路36が、軸線34と同軸に設けられており、ボール26を収容する空間に開口している。この開口38にボールが着座したときに流路が塞がる。リフト押さえ32には、軸線34からずれた位置に、軸線34とほぼ平行に少なくとも一つの流出路40が設けられている。流出路40の開口41は、ボール26の水平方向の移動範囲の外側に位置するように配置されており、ボール26が上昇した位置にあっても、これが塞がれることはない。
ボールガイド30は、周辺円筒42の内側にガイドリング44が設けられた構成となっており、ガイドリングの内周の縁がボール26の動きを規制する。ガイドリング44には、流出路40の下方に、軸線34にほぼ平行に迂回路46が設けられている。迂回路46の下方のバルブシート上面には、開口38の位置より下に位置するポケット底部48が設けられている。ポケット底部48は、軸線34を囲むように円環状に設けてもよく、また、迂回路46に対応して個別に設けてもよい。ポケット底部48によりボール26の周囲より低い位置に空間(以下ポケット部50と記す)が形成される。
流入路36から取扱い流体が流れ込もうとすると、ボール26は、開口38から離れ、取扱い流体の流れに乗って上に移動し、開口38を開放する。取扱い流体は、ボール26とガイドリング44の間隙および迂回路46を通って、流出路40に流れる。この流れと逆の方向の流れは、逆止弁の機能によって阻止される。すなわち、流出路40側から取扱い流体が流れ込もうとすると、流体の流れがボール26を開口38に着座させて、それ以後の流れが阻止される。ポンプ室の容積の増減に合わせてこれが繰り返されて、一方向の流れが形成される。
取扱い流体がスラリである場合、ポンプの運転が停止されると、逆止弁22内や配管などに残っている固体成分が沈降するが、ボール26周囲には堆積せず、より低いポケット部50に沈降する。また、流出路40から沈降する個体成分は、ボール26上に沈降せず、迂回流路46を通ってポケット部50に沈降し、ここで堆積する。ボールの上に個体成分が沈降しないようにするためには、ボール26と開口41を水平面に投影したときに、これが重ならないようにすることが好ましい。ボール26の周囲にスラリ個体成分が堆積しないので、再度ポンプを運転する際に、ボール26が固着して運転不能となることを防止される。ポケット部50に堆積した個体成分は、運転中に流れる流体により巻き上げられて混合される。
ポケット部50の容積は、次のように決定することができる。逆止弁にスラリ個体成分が沈降する可能性のある部分の容積、すなわち、逆止弁22内の容積と逆止弁から上方に延びている配管内の容積などの合計の容積をVとする。逆止弁から上方に延びた配管は、この部分に残留しているスラリの個体成分が沈降して逆止弁に堆積する可能性がある。配管の水平部分は、個体成分は管壁に沈降するので、容積Vには入らない。容積Vの内、個体成分のみの体積をVp、この個体成分が沈降したときの体積をVp’とする。個体成分が沈降したときには粒子間に隙間があるために、その分体積が大きくなる。個体成分が体積したときの隙間の比率をεとし、スラリの固体成分の体積濃度をCvとする。これらの関係は次式となる。
ε=(Vp’−Vp)/Vp’より Vp’=Vp/(1−ε)
Cv=Vp/Vより Vp=CvV
Vp’=CvV/(1−ε)
ポケット部50の容積がVp’以上であれば、沈降するスラリ個体成分がポケット内に収容されボール26が埋もれることがない。なお、配管などから沈降する個体成分は、リフト押さえ32の上面にも堆積するため、ポケット部50の容積をVp’とした場合には、十分な余裕があることになる。
ポンプ運転の初期のスラリの濃度を安定するために、堆積している個体成分を洗浄する場合には、洗浄ポート52を設ける。洗浄ポートを開放し、配管の下流側から洗浄液を送り込み、堆積した個体成分を洗浄する。ただし、ボールの固着した閉塞状態を解消するための洗浄は必要はない。
以上、実施形態は、往復動ポンプに用いた逆止弁を例として説明したが、他の用途に用いることも当然可能である。
往復動ポンプの概略構成を示す図である。 本実施形態の逆止弁の概略構成を示す図である。
符号の説明
22,24 逆止弁、26 ボール(弁体)、28 バルブシート、30 ボールガイド(弁体ガイド)、32 リフト押さえ、34 軸線、36 流入路、38 開口、40 流出路、46 迂回路、48 ポケット底部、50 ポケット部。

Claims (9)

  1. 流路に設置され、ハウジング内部の空間に移動可能に収容された弁体の移動によって、流路の順方向の流れを許容し、また逆方向の流れを阻止する逆止弁であって、
    前記ハウジングは、前記弁体の移動範囲を画定する上流端面と下流端面とを有し、
    前記上流端面には、前記流路の上流側に連通し、弁体が着座する上流側開口が設けられ、
    ハウジング内部の空間は、前記上流側開口より上流側に延びたポケット部を含む、
    逆止弁。
  2. 請求項1に記載の逆止弁であって、前記下流端面には、弁体の移動方向からオフセットされた位置に、前記流路の下流側と連通する下流側開口が設けられている、逆止弁。
  3. 請求項2に記載の逆止弁であって、前記下流側開口と前記ポケット部を、弁体の移動範囲を迂回して連通する迂回路を有する、逆止弁。
  4. 下から上へスラリが流れる流路に設置される逆止弁であって、
    弁体と、
    上流側の流路と連通する上流側開口を有し、この上流側開口は前記弁体が落下して着座することによって塞がれ逆流が阻止される、バルブシートと、
    前記弁体の、前記バルブシートから離れるリフト量を規制するリフト押さえと、
    前記弁体の側方の動きを規制する弁体ガイドと、
    を有し、
    前記バルブシートの上面には、前記上流側開口より低い位置にポケット底部が設けられ、沈降したスラリの個体成分を収容するポケット部が形成される、
    逆止弁。
  5. 請求項4に記載の逆止弁であって、前記リフト押さえには、前記流路の下流側に連通する開口が設けられ、この開口は、弁体の上方からずらして配置される、逆止弁。
  6. 請求項5に記載の逆止弁であって、前記弁体ガイドには、前記リフト押さえの開口から沈降したスラリの個体成分を弁体周囲を迂回して前記ポケット部に導く迂回路が設けられている、逆止弁。
  7. 弁体が上下に移動して流路の開放、閉止を行う逆止弁であって、
    弁体の下方への移動の限界を規定するバルブシートと、
    弁体の上方への移動の限界を規定するリフト押さえと、
    弁体の水平面内の動きを規制して、上下方向の動きをガイドする弁体ガイドと、
    を有し、
    前記バルブシートには流路が設けられ、この流路の開口に弁体が着座して、これを塞いで逆流を阻止し、
    前記バルブシートの上面には、弁体の上下移動の軸線から水平方向にずれた位置であって、前記開口よりも低い位置にポケット底面が形成されている、
    逆止弁。
  8. 請求項7に記載の逆止弁であって、前記リフト押さえには流路が設けられ、この流路の開口は、弁体の上下移動の軸線から水平方向にずれた位置にある、逆止弁。
  9. 請求項8に記載の逆止弁であって、前記弁体ガイドには、弁体の上下移動の軸線に平行に流路が設けられ、この流路は、前記リフト押さえの開口の下方に位置し、さらにその下方に前記ポケット底面が位置する、逆止弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006170432A (ja) * 2004-11-22 2006-06-29 Fuji Techno Industries Corp ボール弁装置
WO2021089645A1 (en) * 2019-11-07 2021-05-14 Parker Hannifin Emea S.À.R.L. A one-way valve

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