JP2006038404A - Frame structure of case - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、対向配置した一対のサイドフレームの間に、所要数の枠材を架設してなる筐体の枠構造に関するものである。 The present invention relates to a frame structure of a casing in which a required number of frame members are installed between a pair of side frames arranged to face each other.
多量の氷塊を連続的に製造する自動製氷機が、喫茶店やレストラン等の施設その他の厨房において好適に使用されている。これらの自動製氷機は、製氷機構および冷凍機構を備える製氷ユニット部と、角氷等の氷塊を貯留する貯氷庫とから構成される。そして、必要な容量を有する貯氷庫と製氷ユニット部とを組合わせ、当該貯氷庫に製氷ユニット部を載置するように構成したスタックオンタイプの自動製氷機が知られている(例えば、特許文献1参照)。図7に示すように、前記製氷ユニット部10は、外骨格をなす本体枠14の前後、左右および上面にパネル16を組付けることで直方体形状に構成した筐体12を本体としている。そして、この筐体12の内部が、前記本体枠14に取付けられた仕切板18により製氷機構室20と機械室22とに左右に画成され、その製氷機構室20に図示しない製氷機構が収納配置されると共に、前記機械室22に圧縮機CM,凝縮器CD等の冷凍機構24や、コントロールボックスCB等の各種機器が収納配置されるようになっている。なお、前記製氷機構室20は、断熱材26を介してパネル16で覆われている。
An automatic ice maker that continuously manufactures a large amount of ice blocks is suitably used in facilities such as coffee shops and restaurants and other kitchens. These automatic ice makers include an ice making unit having an ice making mechanism and a freezing mechanism, and an ice storage for storing ice blocks such as ice cubes. A stack-on type automatic ice making machine configured to combine an ice storage unit having a necessary capacity and an ice making unit unit and place the ice making unit unit in the ice storage unit is known (for example, Patent Literature 1). As shown in FIG. 7, the
前記本体枠14は、左右に対向配置された一対のサイドフレーム28,28と、両サイドフレーム28,28の間に位置して、これらサイドフレーム28,28を連結する4本の枠材30とから構成されている(図7参照)。前記各サイドフレーム28は、断面L字状の長尺なアングル部材28aから形成され、該アングル部材28aの一辺に対して適宜位置に4箇所(サイドフレーム28の角の数)だけ直角三角形の切欠28bを設け、各切欠28bにおいて当該アングル部材28aを略直角に折曲して、当接した切欠28bの開放縁を溶接固定する(図9参照)。そして、前記アングル部材28aの対向した両端部を突合わせて、板状の接続部材32を介して溶接固定することで、矩形状のサイドフレーム28が形成される(図8参照)。また、前記サイドフレーム28には、このサイドフレーム28の歪み等を抑制するために補強板34や、他の部材の設置基体となるブラケット36や、製氷機構の設置基体となる機構部枠(図示せず)を支持する一対の支持板38,38等の補助部材が溶接固定される。
The
そして、断面L字状の枠材30の端部を、各サイドフレーム28の角隅部に突合わせて夫々溶接固定することで、該枠材30が該サイドフレーム28,28の角隅部に対応して前後および上下に離間して水平に配設され、サイドフレーム28,28と共に本体枠14を構成している。
Then, the end portions of the
ところで、前記機械室22に配設されたコントロールボックスCB等の各種機器から導出された配線42は、前記サイドフレーム28の上辺に固定された複数のクランプ40により支持され、他の機器の邪魔とならないよう該機械室22内を取り回しされている(図10参照)。この配線支持構造を構成するクランプ40は、可撓性を有する金属の薄片であって、その一端部を前記サイドフレーム28の適宜位置に溶接することで固定される。そして、前記クランプ40の他端を、前記配線42に合わせて撓曲することで、該配線42を保持するようになっている。
このように前記本体枠14は、サイドフレーム28,28、枠材30および補強板34等の補助部材等の多数の部材から構成されるので、これらの部材28,30,34の管理が煩雑であると共に、各部材28,30,34を夫々溶接により固定しているから、溶接作業工数が多く、コストが増加する要因となっていた。また、断面L字状のアングル部材28aにより矩形状に折曲形成されたサイドフレーム28は、強度が比較的低く、強度を向上させるため、板厚の厚いアングル部材28aの採用や、補強板34の追加等の対策を実施する必要があり、これもコストが増加する要因となっていた。そして、各部材28,30,34を組付ける際には、これら各部材28,30,34の位置決めが難しく、特にサイドフレーム28と枠材30とを組付ける場合、複雑な形状をした専用の固定治具を使用して溶接作業を実施するため、非常に煩雑な作業となっている。そこで、溶接の作業性を向上させるため、これら部材にボス出し加工や段付け加工等の特殊な加工を施すこともなされるが、加工工数が増加してしまい、コストアップに繋がる難点がある。
As described above, the
また、前述した配線支持構造は、前記クランプ40をサイドフレーム28に溶接して固定するため、溶接工数が増してコストの増加を招来してしまう。そして、前記クランプ40を溶接固定すると、該クランプ40が邪魔になって塗装の作業性を低下させてしまう難点も指摘される。
Further, since the wiring support structure described above is fixed by welding the
すなわちこの発明は、従来の技術に係る筐体の枠構造に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、筐体の強度を低下させることなく、筐体を構成する各部材の板厚を薄くして、コストダウンを図り得る筐体の枠構造を提供することを目的とする。 That is, the present invention has been proposed in order to suitably solve these problems inherent in the frame structure of the casing according to the prior art, and without reducing the strength of the casing. It is an object of the present invention to provide a frame structure of a housing that can reduce the plate thickness of each member that constitutes and can reduce costs.
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る筐体の枠構造は、
対向配置した一対のサイドフレームの間に、所要数の枠材を架設してなる筐体の枠構造において、
前記サイドフレームの少なくとも縦方向に延在する端縁に、他方のサイドフレームに指向させた第1折曲部と、該第1折曲部の先端を内方に指向させた第2折曲部とからなるコ字状の枠部を折曲げ形成し、
前記第2折曲部に、前記夫々の枠材の挿通を許容して位置規制する位置決め部を対応的に切欠き形成したことを特徴とする。
In order to overcome the above-mentioned problems and achieve the intended purpose, the frame structure of the casing according to the present invention is:
In the frame structure of the housing in which a required number of frame members are installed between a pair of side frames arranged opposite to each other,
A first bent part directed to the other side frame at an edge extending at least in the longitudinal direction of the side frame, and a second bent part directed to the tip of the first bent part inwardly A U-shaped frame part consisting of
In the second bent portion, a positioning portion that allows the insertion of each of the frame members and restricts the position is cut out correspondingly.
本発明に係る筐体の枠構造によれば、サイドフレームの少なくとも縦方向に延在する端縁に、他方のサイドフレームに指向させた第1折曲部と、該第1折曲部の先端を内方に指向させた第2折曲部とからなるコ字状の枠部を折曲げ形成すると共に、第2折曲部に夫々の枠材の挿通を許容して位置規制する位置決め部を対応的に切欠き形成することで、枠構造として強度を向上し得るから、枠構造を構成する部材を薄肉化することができ、コストを低減することが可能となる。また、サイドフレームに枠材を接合する際に、位置決めが容易になるため、溶接作業性が向上すると共に、サイドフレームの枠部を一体的に折曲形成しているので、溶接工数を低減し得る。更に、枠部の第2折曲部に通孔を穿設し、この通孔に挿通した結束部材により筐体の配線を結束支持することで、溶接作業を更に省略し得ると共に、配線の支持を容易に実施し得る。 According to the frame structure of the housing according to the present invention, the first bent portion directed to the other side frame at the edge extending at least in the vertical direction of the side frame, and the tip of the first bent portion A positioning portion that regulates the position by allowing the insertion of each frame material into the second bent portion and the second bent portion with the second bent portion oriented inwardly. By correspondingly forming the notches, the strength of the frame structure can be improved, so that the members constituting the frame structure can be thinned, and the cost can be reduced. In addition, since positioning is easy when joining the frame material to the side frame, the welding workability is improved, and the frame part of the side frame is integrally bent, reducing the number of welding steps. obtain. Furthermore, a through hole is formed in the second bent portion of the frame portion, and the wiring of the housing is bound and supported by a bundling member inserted through the through hole, so that the welding work can be further omitted, and the wiring support Can be easily implemented.
次に、本発明に係る筐体の枠構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図7〜図10に示した筐体の枠構造の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。実施例では、本発明に係る筐体の枠構造をスタックオンタイプの自動製氷機における製氷ユニット部に適用させた場合について説明し、図1のA矢視を筐体(本体枠)の前面側とする。 Next, the frame structure of the casing according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings by way of preferred embodiments. For convenience of explanation, the same reference numerals are used for the same elements as those of the casing frame structure shown in FIGS. 7 to 10, and detailed description thereof is omitted. In the embodiment, a case where the frame structure of the casing according to the present invention is applied to an ice making unit in a stack-on type automatic ice making machine will be described, and the arrow A in FIG. And
図1に示すように、実施例に係る筐体50は、左右方向に所定間隔離間して対向する一対のサイドフレーム54,54の間に4本(所要数)の枠材66を架設して、外骨格をなす本体枠52が構成され、該本体枠52の前後、左右および上面にパネル16を夫々組付けることで直方体形状に構成されている。前記筐体50の内部を、前記本体枠52に取付けられた仕切板70により製氷機構室20と機械室22とに左右に画成し、その製氷機構室20に図示しない製氷機構を収納配置すると共に、該機械室22に圧縮機CM,凝縮器CD等の冷凍機構24や、コントロールボックスCB等の各種機器を収納配置するようになっている。また前記製氷機構室20は、断熱材26を介してパネル16で覆われるようになっており、該製氷機構室20と外部との間の熱交換を抑制している。
As shown in FIG. 1, the
前記本体枠52は、左右一対の矩形状のサイドフレーム54,54と、この各サイドフレーム54の各角隅部に、その端部を突合わせて配設される枠材66と、これらサイドフレーム54,54の間に位置して、該枠材66に接続される仕切板70とから基本的に構成されている(図2参照)。すなわち、前記本体枠52の各側部にサイドフレーム54が夫々位置すると共に、4本の枠材66が前後および上下に離間して左右方向に水平に延在している。前記枠材66は、断面L字状の長尺な金属部材であって、その頂角が外方に臨んだ状態で両サイドフレーム54,54の間に配設され、該頂角が前記本体枠52の縁辺となっている。また、前記仕切板70により区分された機械室22の底部には、矩形状の底板68が配設され、該機械室22に設置される各種機器の設置基体となっている。一方、前記製氷機構室20の底部は開放され、図示しない貯氷庫の内部に連通して製氷機構から放出された氷塊が落下するようになっている。そして、前記製氷機構室20側(図1における左側)に位置するサイドフレーム54は、その上部に製氷機構を懸吊支持する機構部枠21,21を支持する支持片63,63を備え、この支持部63,63と、前記仕切板70の上部に配設した支持部材86との間に機構部枠21,21を架け渡すようになっている(図1参照)。
The
前記両サイドフレーム54,54は、その夫々の端縁に枠部58を備える矩形状に形成された金属部材であって、該枠部58の突出側の面を互いに向き合わせて配置してある。ここで、左右のサイドフレーム54,54は、その基本的な構成は同様であるので前記製氷機構室20側(図1における左側)に位置するサイドフレーム54についてのみ説明する。図3に示すように、前記サイドフレーム54には、側方のパネル16の配設面となる矩形状の板状体56の各端縁に、箱曲げ加工により枠部58が一体的に形成されている。
The
前記各枠部58は、他方のサイドフレーム54に指向するよう折曲した第1折曲部60を有し、前記サイドフレーム54の下辺をなす下枠部58Dを除く、該サイドフレーム54の上辺、前辺および後辺をなす枠部58A,58B,58Cについては、第1折曲部60の先端が更にサイドフレーム54の内方へ指向させて折曲した第2折曲部62を夫々備えている。すなわち、上枠部58A、前枠部58Bおよび後枠部58Cとは、鉤状(コ字状)に折曲形成され、各第1折曲部60は該板状体56に対し直交する方向へ延在すると共に、各第2折曲部62と板状体56とは平行な位置関係にある(図5参照)。このように、前記板状体56と、上枠部58A、前枠部58Bおよび後枠部58Cとで形成されるサイドフレーム54の断面形状はコ字状となっている。なお実施例では、前記枠部58のうち上枠部58Aについても第1折曲部60および第2折曲部62からなる鉤状に形成したが、前記サイドフレーム54の縦方向に延在する前枠部58Bおよび後枠部58Cのみに第2折曲部62を備えれば、筐体50として必要な強度を確保し得る。このように、両サイドフレーム54,54は、従来の如くアングル部材を組合わせる構成でなく、板状体56の端縁を折曲することで一体的に枠部58を構成するものであって、従来の構成で云う補強板およびブラケットは板状体56と一体化されている。
Each
前記上枠部58A、前枠部58Bおよび後枠部58Cの各第2折曲部62は、前記サイドフレーム54の角隅部(取付け位置)から前記枠材66の一辺の長さと略同一寸法で切り欠かれて位置決め部64が形成され、該サイドフレーム54の角隅部に配設される枠材66の挿通を許容するようになっている。すなわち、前記板状体56の一辺に亘って形成された第1折曲部60に対し、第2折曲部62は、前記枠材66の分だけ短尺に設定されている。前記枠材66は、前記サイドフレーム54に対し隣り合う枠部58,58の第1折曲部60,60で構成される角隅部と、前記枠材66の頂角とを整合させて前記板状体56に突合わせることで、該枠材66の開放端部が位置決め部64によって位置規制されるようになっている。そして、前記サイドフレーム54の位置決め部64に枠材66を位置規制させた状態で、両者が溶接固定される。
Each of the second
また前記板状体56には、前記筐体50の内部に配設された各種機器の点検開口や換気開口として機能する開口部56aが略矩形状に開設されている(図3参照)。但し、前記開口部56aを構成する開口縁は、角部分が鋭角にならないように、この角部分をR形状またはCカット形状等の加工を施すことで、該開口部56aが滑らかな形状となるよう設定されている。
Further, the plate-
前記製氷機構室20側のサイドフレーム54は、前述した如く、その上部に前後方向に離間して一対の支持片63,63を備えている。前記各支持片63は、前記上枠部58Aにおける第2折曲部62の一部を更に下方(内方)へ向けて延出した後、水平方向(対向するサイドフレーム54へ指向する方向)へ直角に折曲した形状となっており、該上枠部58Aに一体的に箱曲げ加工により形成される。前記各支持片63には、挿通孔63aが穿設され、前記機構部枠21の一端を載置して、該機構部枠21に穿設された通孔21aと挿通孔63aとを整合して固定ネジBNを挿通することで、固定されるようになっている。
As described above, the
図4に示すように、前記仕切板70は、略矩形状の板状体72における各端縁に、夫々枠部74が箱曲げ加工によって一体的に形成され、基本的な構成はサイドフレーム54と同様の構成である。前記仕切板70は、水平方向に延在する上枠部74Aおよび下枠部74Dが、前記板状体72に対し直交する方向へ延出する第1折曲部76からなる。これに対し、鉛直方向に延在する前枠部74Bおよび後枠部74Cが、前記板状体72に対し直交する方向(機械室22側のサイドフレーム54へ指向する方向)へ延出する第1折曲部76と、この第1折曲部76の先端を更に仕切板70の内方へ向けて折曲した第2折曲部78と、板状体72とからなる断面コ字状に構成される。また前記仕切板70には、その枠材66の取付け位置となる各角隅部(後述する開口部72aが開設される上部後側を除く)に対応して前記第2折曲部78を切り欠いて位置決め部80が夫々形成されると共に、該枠材66の取付け位置に対応して前記板状体72に該枠材66の挿通を許容する孔部82が夫々開設されている。なお、前記板状体72の上部後側には、水パイプ等の配管類84を挿通するための開口部72aが開設されている。
As shown in FIG. 4, the
また、前記仕切板70の上辺をなす上枠部74Aには、前記機構部枠21,21の他端部を支持する支持部材86が配設されている。前記支持部材86は、板状本体部の両端が互いに異なる方向へ直角に折曲され、一方の折曲端部を、前記仕切板70における上枠部74Aの第1折曲部76に、該折曲端部および第1折曲部76に開設されたネジ孔86a,76aを介して固定ネジBNにより固定することで、他方の折曲端部が前記一対の支持片63,63と対向配置される。そして、前記機構部枠21の他端を載置して、該機構部枠21に穿設された通孔21aと支持部材86における他方の折曲端部に穿設された挿通孔(図示せず)とを整合して固定ネジBNを挿通することで、該機構部枠21が固定されるようになっている。
A
また、前記機械室22に配設されたコントロールボックスCB等の各種機器に接続する配線42は、該機械室22に臨む(右側)サイドフレーム54の上枠部58Aに複数の結束部材44を介して支持され、他の機器の邪魔とならないようサイドフレーム54の上枠部58Aに沿って該機械室22内を取り回しされている(図5参照)。この配線支持構造は、前記結束部材44を前記上枠部58Aの第2折曲部62における適宜位置に穿設した通孔62aに挿通し、この結束部材44で前記配線42を結束するよう構成され、該配線42が側方のパネル16から離間して、上枠部58Aの第2折曲部62に吊下がった状態で保持される。なお、前記結束部材44としては、合成樹脂製のコンベックスや紐等が使用される。
The
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係る筐体の枠構造の作用について説明する。各サイドフレーム54は、前記枠部58の形状(第1折曲部60および第2折曲部62の形状)および枠材66を位置規制する位置決め部64等を勘案した所要形状に予め形成した金属板Kを用意し(図6(a)参照)、この金属板Kを箱曲げ機により折曲予定ライン(図6における1点鎖線)に沿って順次折曲することで(図6(b)参照)、板状体56の各端縁に所要形状の枠部58を備えたサイドフレーム54が得られる(図6(c)参照)。ここで、図6(a)および図6(b)において、金属板Kに付した符号は、サイドフレーム54として完成した際に、対応する部位を示す。このように、前記各サイドフレーム54は、箱曲げ加工により枠部58を一体的に形成しているので、アングル部材を折曲して形成した従来のサイドフレームと比較して強度を向上させ得ると共に、サイドフレーム54の寸法精度および角隅部の直角度を向上させることもできる。しかも、前記サイドフレーム54は、溶接作業を必要とせず、金属板Kを折曲するだけで形成し得るから、該サイドフレーム54の形成に際し溶接工程を省略し得る利点がある。また、前記枠部58と板状体56とが一体に形成され、この板状体56が各種部材の設置基体としての機能および補強作用を奏するので、従来別部材として別工程で溶接固定されていたブラケットおよび補強板を省略し得る。そして、前記各サイドフレーム54は、前記板状体56、前記上枠部58A、前枠部58Bおよび後枠部58Cを断面コ字状となるように折曲形成しているので、断面形状L字状のサイドフレームと比較して、更に強度が向上し得る。なお、前記仕切板70もサイドフレーム54と同様に箱曲げ加工によって板状体72の各縁辺に枠部74が形成され、従来品と比較して強度が向上し、サイドフレーム54と同様の作用効果を示す。
(Effects of Example)
Next, the effect | action of the frame structure of the housing | casing which concerns on an Example is demonstrated. Each
次に、前記筐体50の組立工程について説明する。前記左右のサイドフレーム54,54は、前記枠部58の延出面を互いに向き合わせた状態で配置され、これらの間に仕切板70が、その枠部74の延出面を右側(機械室22側)のサイドフレーム54に対向配置される。前記枠材66の一端部を、前記一方のサイドフレーム54の隣り合う第1折曲部60,60で構成される角隅部に対し、その頂角を該角隅部に整合して第1折曲部60,60に沿って挿入し、板状体56に当接させた状態で該枠材66の一端部と枠部58とを溶接固定する。このとき、前記上枠部58Aの位置決め部64と、縦方向に延在する前枠部58Bまたは後枠部58Cの位置決め部64との間に挿入された枠材66は、両枠部58,58の位置決め部64,64および第1折曲部60,60により上下前後が位置規制されて、容易にサイドフレーム54に対する枠材66の位置決めをし得ると共に、簡易な固定治具を使用するだけで溶接作業を実施し得る。また、前記下枠部58Dの位置決め部64と、縦方向に延在する前枠部58Bまたは後枠部58Cの位置決め部64との間に挿入された枠材66は、対応する枠部58の位置決め部64および第1折曲部60により上下に位置規制されて、サイドフレーム54に対する枠材66の位置決めを容易になし得ると共に、簡易な固定治具を使用するだけで溶接作業を実施し得る。このように、サイドフレーム54に対する枠材66の位置決めが容易になるから、従来の如く部材にボス出し加工や段付け加工等の特殊な加工を施す必要がなくなり、加工コストを低減し得る。更に前記枠材66は、サイドフレーム54における隣り合う枠部58,58の位置決め部64,64と第1折曲部60,60との間に保持されるから、接合強度を向上し得る利点も奏する。そして、前記枠材66の他端部を、同様の手順で他方のサイドフレーム54に溶接固定する。
Next, the assembly process of the
また、前記枠材66に対する仕切板70の取付けは、該枠材66の他端部を他方のサイドフレーム54に固定する前に、前記板状体72に開設された孔部82に枠材66を挿通し、枠部74と枠材66とを溶接固定する。このとき、上方前側に位置する枠材66は、上枠部74Aの第1折曲部76にその一辺を載置し、他辺の先端を位置決め部80により位置規制され、前記孔部82により前後方向の位置を規制される(図4参照)。一方、下方に位置する枠材66,66は、下枠部74Dの第1折曲部76にその一辺を載置し、他辺の先端を位置決め部80により位置規制され、前記孔部82により前後方向の位置を規制される。このように、前記仕切板70の取付けにおいても、仕切板70に対する枠材66の位置決めを容易になし得ると共に、簡易な固定治具を使用するだけで溶接作業を実施し得る。しかも、下方に位置する枠材66は、前記板状体72の孔部82に挿通保持されると共に、前記仕切板70における隣り合う枠部74,74の位置決め部80,80と第1折曲部76,76との間に保持されるから、接合強度を向上し得る利点も奏する。
The
このように、実施例に係る筐体の枠構造は、サイドフレーム54を高剛性とすることで、従来補強のために配設されていた補強板を省略し得ると共に、板状体56に各種部材の設置基体としての機能を持たせ、更にサイドフレーム54の形成方法として箱曲げ加工を採用することで、枠部58に一体的に支持片を形成し得るから、筐体50を構成する部材の数を減少させ、しかも前記本体枠52の組立てに際して、サイドフレーム54の形成時だけでなく全体として溶接工数を減らすことができるから、全体としてコストダウンすることができる。また、前記サイドフレーム54は高い剛性を有し、かつ各部材54,66,70の接合強度が向上しているので、構成する部材の板厚を薄肉化しても、前記筐体50として必要とされる強度を充分確保することができる。すなわち、筐体50全体として軽量化し得ると共に、板厚を薄くすることで加工や運搬が容易になり、材料、加工および運搬等の各種コストを低減し得る。
As described above, in the frame structure of the housing according to the embodiment, by making the
前記機械室22において、前記結束部材44を介して前記枠部58の第2折曲部62に配線42を支持するよう構成することで、従来の如く溶接作業が発生せず、結束部材44自体も安いので、配線支持構造としてコストを低減し得る。また結束部材44は、塗装した後に取付けできるので、錆の発生の虞れがない。前記配線支持構造は、外れ難いから、配線支持構造として信頼性を向上し得る。
In the
前記上枠部58Aの第2折曲部62は、側方のパネル16から離間して天井面から垂下しているので、前記筐体50の内部空間を前記製氷機構室20の如く湿潤環境として使用する場合、該第2折曲部62が該製氷機構室20の天井面を伝う結露水等を阻んでパネル16に結露水が流下しないから、該パネル16の錆の発生や断熱材の劣化を抑制し得る。
Since the second
42 配線,44 結束部材,50 筐体,54 サイドフレーム, 58 枠部,
60 第1折曲部,62 第2折曲部,62a 通孔,64 位置決め部,66 枠材
42 wiring, 44 binding members, 50 housings, 54 side frames, 58 frame parts,
60 first bent portion, 62 second bent portion, 62a through hole, 64 positioning portion, 66 frame material
Claims (2)
前記サイドフレーム(54,54)の少なくとも縦方向に延在する端縁に、他方のサイドフレーム(54)に指向させた第1折曲部(60)と、該第1折曲部(60)の先端を内方に指向させた第2折曲部(62)とからなるコ字状の枠部(58)を折曲げ形成し、
前記第2折曲部(62)に、前記夫々の枠材(66)の挿通を許容して位置規制する位置決め部(64)を対応的に切欠き形成した
ことを特徴とする筐体の枠構造。 In the frame structure of the housing formed by laying a required number of frame members (66) between a pair of side frames (54, 54) arranged opposite to each other,
A first bent part (60) directed to the other side frame (54) at an edge extending at least in the longitudinal direction of the side frame (54, 54), and the first bent part (60) A U-shaped frame portion (58) composed of a second bent portion (62) with the tip of the inner portion oriented inward,
A frame of the housing characterized in that a positioning part (64) for allowing the frame member (66) to be inserted and restricting the position thereof is formed in the second bent part (62). Construction.
A through hole (62a) is drilled in the second bent portion (62) of the frame portion (58), and the casing (50) is wired by the bundling member (44) inserted through the through hole (62a). 42. The frame structure of the housing according to claim 1, wherein 42) is bound and supported.
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Cited By (2)
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JP2010190497A (en) * | 2009-02-18 | 2010-09-02 | Hoshizaki Electric Co Ltd | Ice making machine |
JP2019199977A (en) * | 2018-05-14 | 2019-11-21 | ホシザキ株式会社 | Heat insulating panel |
-
2004
- 2004-07-29 JP JP2004222489A patent/JP2006038404A/en active Pending
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