JP2006033792A - デュオバイナリー光伝送装置 - Google Patents

デュオバイナリー光伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高密度波長分割多重化方式の光通信システムに適する長距離伝送可能なデュオバイナリー信号を生成することのできるデュオバイナリー光伝送装置を提供すること。
【解決手段】 搬送波を生成する光源と、光強度を変調する光強度変調器と、を有し、供給される電気的データ信号に基づいて光強度変調動作を行なって、変調された光信号を生成する電界吸収型変調レーザー(electro-absorption modulated laser;EML)素子(210)と、前記電気的データ信号の反転信号が供給され、この反転信号を符号化して符号化信号を生成するプリコーダ(220)と、前記符号化信号が供給され、この符号化信号に従って前記EML素子で変調された光信号の位相を変調して、デュオバイナリー光信号を生成する光変調器(240)と、を含む構成とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光伝送装置に関し、特に、高密度波長分割多重化方式の光通信システムに適するデュオバイナリー変調方式を使用するデュオバイナリー光伝送装置に関する。
デュオバイナリー変調方式は、2進信号を3進信号又はマルチレベル信号に変換する変調技術であり、2進信号の位相が‘0’ビットで反転される特性を有する。デュオバイナリー信号は、光スペクトルに対してOOK(on-off keying)信号よりも比較的狭い線幅を要求するので、高密度波長分割多重化(dense wavelength-division multiplexing;DWDM)方式を採用する光通信システムにおいてチャンネル間隔を狭くするのに有利である。
デュオバイナリー信号は、光ファイバーの分散に対して比較的高い耐性を有するので、分散補償のないOOK信号の伝送距離よりも2〜3倍さらに長く信号を伝送することができる、という利点がある。また、キャリアトーン(carrier tone)成分が光スペクトラムに含まれていないので、励起されたブリュアン散乱(stimulated Brillouin scattering;SBS)に対して高い抗力を有する。さらにまた、ゼロ復帰(Return to Zero;RZ)変調方式で処理されるにもかかわらず、DC周波数成分をその中に含まない。そのため、受信端末で残留側波帯(vestigial sideband;VSB)変調方式により容易に変換することができ、その結果、光ファイバの分散による影響に関する許容値を増加させることができる。
図1は、従来の電気的ローパスフィルターを使用するデュオバイナリー変調方式の光伝送装置(デュオバイナリー光伝送装置)100を示すブロック図である。
図1に示すように、従来のデュオバイナリー光伝送装置100は、プリコーダ(符号化器)101と、2つのローパスフィルター104,105と、レーザー光源(laser source)106と、マッハ・ツェンダー干渉計型の光強度変調器(Mach-Zehnder interferometer type optical intensity modulator:以下、「MZ光変調器」と略す)107と、このMZ光変調器を駆動させるための2つの駆動増幅器102,103と、から構成される。
次に、デュオバイナリー光伝送装置100の動作について説明する。まず、2進(binary)入力データは、プリコーダ101で符号化される。一般的なプリコーダは、1ビット遅延素子及びXOR(exclusive-OR;排他的論理和)ゲートの論理素子で構成される。符号化された2進データは、駆動増幅器102,103を経て、ローパスフィルター(LPF)104,105にそれぞれ伝送される。なお、図1において、/Qは、Q信号の反転信号を表す。
ローパスフィルター104,105は、それぞれ、コサイン二乗(cos2)フィルタを用いるのが理想的ではあるが、ベッセルトムソンフィルタ(Bessel-Thomson filter)で構成してもよい。ローパスフィルター104,105の帯域幅が、2進データ信号の伝送速度の1/4に相当する3dBの線幅である場合、例えば伝送速度10Gb/sデータにおける2.5GHzフィルタの場合には、ローパスフィルター104,105を通過した2進信号は、帯域幅の制限された3進信号(band-limited ternary signal)に変換される。この3進信号がMZ光変調器107に供給され、レーザー光源106から供給される搬送波を、光デュオバイナリ信号に変調する。このとき、MZ光強度変調器107のバイアス(bias)の位置は、伝達特性関数の最小値に相当するヌルポイント(null point)に設定される。
図2は、図1記載の光伝送装置100の伝送距離に従うアイ・ダイヤグラム(eye-diagrams)を示すものであり、このアイ・ダイヤグラムは231−1のPRBS(Pseudo Random Binary Sequence)で測定されている。ここで、図2(a)のアイ・ダイヤグラム(back to back:BB)は、伝送前の信号の特性を示す。図2に示す結果からも分かるように、単一モード光ファイバーを介して伝送される光デュオバイナリー信号は、100kmの距離までは良好な伝送特性を示す。しかしながら100kmを超えると、信号の品質低下となるクロストーク(漏洩)が次第に増加するので、伝送距離は略200kmに制限される。従って、光デュオバイナリー信号は、200kmから250kmの間の領域では実際に使用されることができない。このような領域は、メトロ領域(metro region)と呼ばれている。
また、図1記載のデュオバイナリー光伝送装置100においては、光デュオバイナリー信号は、電気的ローパスフィルター(ローパスフィルター104,105)の特性に大きく依存するので、供給された2進信号のパターン距離に従って電気的ローパスフィルターの性能が大きく変化する。特に、様々なパターンを有する231−1のPRBSパターンは、2−1のPRBSパターンよりもシステムペナルティ(system penalties)が頻繁に発生する。さらに、従来のデュオバイナリー光伝送装置は、特性が適さない電気的ローパスフィルターを用いると、光デュオバイナリー信号にタイムジッター(time jitter)が一般的なNRZ信号よりも多く発生するという欠点がある。
本発明は、上述のような従来の問題点を解決するために提案されたものであり、その目的は、デュオバイナリー光信号の伝送距離を増加させて、例えば200kmから250kmの領域でも使用することができるデュオバイナリー変調方式を使用するデュオバイナリー光伝送装置を提供することにある。即ち、例えばメトロ領域まで長距離伝送が可能なデュオバイナリー信号を生成することのできるデュオバイナリー光伝送装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、デュオバイナリー信号のパターン依存性を最小化することができるデュオバイナリー変調方式を使用するデュオバイナリー光伝送装置を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明に従うデュオバイナリー光伝送装置は、搬送波を生成する光源と、光強度を変調する光強度変調器と、を有し、供給される電気的データ信号に基づいて光強度変調動作を行なって、変調された光信号を生成する電界吸収型変調レーザー(electro-absorption modulated laser;EML)素子と、前記電気的データ信号の反転信号が供給され、この反転信号を符号化して符号化信号を生成するプリコーダと、前記符号化信号が供給され、この符号化信号に従って前記EML素子で変調された光信号の位相を変調して、デュオバイナリー光信号を生成する光変調器と、を含むことを特徴とする。
また、本発明に従うデュオバイナリー光伝送装置は、搬送波を生成する光源と、光強度を変調する光強度変調器と、を有し、供給される電気的データ信号に基づいて光強度変調動作を行なって、変調された光信号を生成する電界吸収型変調レーザー(electro-absorption modulated laser;EML)素子と、前記電気的データ信号を増幅し、この増幅された電気的データ信号を前記EML素子に供給して駆動させる第1の駆動増幅器と、前記電気的データ信号の反転信号が供給され、この反転信号を符号化して符号化信号を生成するプリコーダと、前記第1の駆動増幅器で増幅された符号化信号と、前記EML素子で変調された光信号との時間遅延を調整する遅延器と、前記遅延器からの符号化信号が供給され、この符号化信号に従って前記EML素子で変調された光信号の位相を変調して、デュオバイナリー光信号を生成する光変調器と、前記符号化信号を増幅し、この増幅された符号化信号を前記光変調器に供給して駆動させる第2の駆動増幅器と、を含むことを特徴とする。
本発明に従うデュオバイナリー光伝送装置よれば、例えば単一集積が可能なEML素子を用いて、例えば正のチャープ(positive chirp)及び相対的に低い消光比を有する領域で電気的データ信号の強度を変調させた後、光変調器を使用して位相変調させることにより、供給されるデータ信号の伝送可能な距離を長距離化することができる。具体的には、例えば250kmの領域又はそれ以上の領域まで伝送することが可能になる。即ち、本発明によれば、250km前後のメトロ領域までデュオバイナリー変調方式を適用可能にすることができる。
また、本発明に従うデュオバイナリー光伝送装置よれば、電気的ローパスフィルターを使用しないでデュオバイナリー信号を生成することにより、パターン依存性及びタイムジッターを著しく減少させることができ、これにより信号品質が良好な状態に保持されたデュオバイナリー信号を生成することが可能になる。
以下、本発明の好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面中、同一の構成要素には、可能な限り同一の参照番号及び符号を共通使用するものとする。また、下記の説明において、本発明の要旨を曖昧にすると判断される場合には、関連する公知機能や構成についての詳細な説明を省略する。
図3は、本発明の一実施形態に従うデュオバイナリー変調方式を使用する光伝送装置(デュオバイナリー光伝送装置)200の構成を示すブロック図である。
図3を参照すると、光伝送装置200は、EML(electro-absorption modulated laser;EML)素子210と、プリコーダ(符号化器)220と、遅延器230と、光変調器240と、を含む構成である。また、光伝送装置200は、EML素子210を駆動するための第1の駆動増幅器250、光変調器240を駆動するための第2の駆動増幅器260、及び偏光器270をさらに含む構成とすることができる。
EML素子210は、供給(入力)される電気的データ信号、例えばNRZ(non return to zero)データ信号を、変調されたフォーマットで光信号に変調することにより、変調された光信号を生成する。このようなEML素子210は、レーザーダイオード(LD)と電界吸収型(electro-absorption;EA)変調器とが結合されて製造される素子であり、例えば基板上に単一集積することにより、大量生産することができる。EML素子210は、小型であり、コスト効率がよい。即ち、MNL素子210は、搬送波(キャリア)を生成する光源及び光強度を変調する光強度変調器を有する構成である。また、第1の駆動増幅器250は、供給されるNRZデータ信号のレベルが小さい場合であっても、EML素子210を駆動することができるように、前記供給されるNRZデータ信号を増幅する。
図4及び図5は、EML素子210内の電界吸収型(EA)変調器の特性を示すグラフである(サンプルA1及びA2の2つの特性を示してある)。サンプルA1の消光比(extinction ratio)及び駆動電圧はそれぞれ、4.65dB及び0V〜−1.15Vである。また、サンプルA2の消光比及び駆動電圧はそれぞれ、4.6dB及び0V〜−1.07Vである。
図4は、本発明の一実施形態に従うEML素子210のバイアス電圧に従うチャープ特性を示すものであり、電界吸収型(EA)変調器に印加されるバイアス電圧(逆電圧)が増加するに従って、チャープ特性(チャープパラメータα)も正の領域(positive region)から負の領域(negative region)へ変化する。
図5は、前記EML素子210(図4の特性を有するEML素子210)のバイアス電圧に従う伝送特性を示すものであり、電界吸収型(EA)変調器に印加されるバイアス電圧(逆電圧)が増加するに従って、電界吸収型変調器の損失が増加し、そのため出力信号が減少する。
再び図3を参照すると、プリコーダ220は、供給される電気的データ信号の反転信号、つまり供給される電気的データ信号がNRZデータ信号である場合には、反転したNRZデータ信号(/NRZ信号)を符号化する。このようなプリコーダ220の詳しい構成について、図6A及び図6Bを参照しながら説明する。
図6A及び図6Bは、プリコーダ200の構成を示すブロック図である。図6Aは、1ビットの遅延器61と、排他的論理和(XOR)ゲート62と、を含むプリコーダの例を示すブロック図である。図6Bは、論理積(AND)ゲート63と、T-フリップフロップ(Toggle Flip Flop;T−FF)64と、を含む他のプリコーダの例を示すブロック図である。図6A及び図6Bに示すプリコーダは、反転したNRZデータ信号(/NRZ信号)を符号化するために構成されたものであるが、インバータを追加することにより、NRZデータ信号を符号化することもできる。
再び図3を参照すると、第2の駆動増幅器260は、プリコーダ220から供給される符号化信号のレベルが低い場合であっても、光変調器240を駆動することできるように、プリコーダ220からの符号化信号を増幅する。
遅延器230は、プリコーダ220で符号化された信号及びEML素子210で変調された光信号の時間遅延を調整する機能を有する。より詳しくは、本実施形態の遅延器230は、例えば第2の駆動増幅器260で増幅された符号化信号の遅延時間を調節して、この符号化信号の位相をEML素子210で変調された光信号の位相に適合させる機能を有する。さらに詳しくは、後述するように、前記変調された光信号の‘0’ビットの中央で位相変調がさせるように遅延時間を調節する。なお、本実施形態においては、遅延器230は、第2の駆動増幅器260と光変調器240との間に配置する構成としてあるが、この位置に限られることはなく、プリコーダ220の前に配置することができる。また、第2の駆動増幅器260の前(例えば、光変調器240と第2の駆動増幅器260との間)に配置することもできる。
光変調器240は、遅延器230からの駆動信号としての符号化信号に従って、EML素子210で変調された光信号の位相変調を行ない、これによりデュオバイナリー光信号を生成する。光変調器240は、X−カット(cut)LiNbO変調器、Z−カットLiNbO変調器、ポリマー変調器、又は、光ファイバータイプ変調器のような、種々のタイプのマッハ・ツェンダー干渉計型の光強度変調器(以下、「MZ光変調器」と略す)を用いることができる。一般的に、MZ光変調器は、当該MZ光変調器が備えた電極に駆動信号が印加されると、この駆動信号に従って入力光の強度を変調すると共に、この入力光の位相変調も行なう。即ち、本発明の効果を得るためには、MZ光変調器を使用することが望ましい。
偏光器270は、EML素子210から供給される光信号の偏光方向と、光変調器240の特定の偏光方向、例えば変調効率が最も高くなる偏光方向と、が一致されるように、EML素子210からの光信号の偏光方向を調節する機能を有している。
上述の構成を有する光伝送装置200の動作について、以下に詳しく説明する。図3を参照すると、電気的データ信号としてのNRZデータ信号は、第1の駆動増幅器250により増幅された後、EML素子210により光強度が変調され、これにより変調された光信号が生成される。このとき、EML素子210は、正のチャープ特性及び相対的に低い消光比を有する領域で変調動作が行なわれるように、印加するDCバイアス電圧及び駆動電圧を調節する。具体的な設定値は、例えば図4及び図5の結果等を参照して決定される。図7(a)は、NRZデータ信号の光強度がEML素子210により変調された後のアイ・ダイヤグラムを示す。なお、図7(a)に示す結果は、EML素子210を駆動する駆動電圧(VDRIVING)を 1.1Vppに設定し、バイアス電圧(VBIAS)を−0.55Vに設定した条件下で測定されたものである。この場合、消光比は5dB程度である。
一方、反転されたNRZデータ信号(/NRZ信号)は、プリコーダ220により符号化された後、第2の駆動増幅器260により増幅される。この増幅された信号は、遅延器230により時間遅延された後、光変調器240としてのMZ光変調器に伝送される。この場合のMZ光増幅器の動作条件としては、バイアス位置を変調器伝達特性の最小値に相当するヌルポイント(null point)とし、また受信信号の大きさを光変調器の半波長電圧(half-wave voltage)Vπの2倍の大きさとする。さらに、遅延器230の時間遅延を調整して光強度変調信号の‘0’ビットの中央で位相変調が行なわれるように設定する。このような動作条件において、MZ光変調器は、位相変調器として動作し、EML素子210で光強度が変調された信号の位相変調を行なう。
図7(b)は、EML素子210で光強度が変調され、MZ光変調器で位相が変調された後の信号のアイ・ダイヤグラムを示す。図7(b)を見ると分かるように、相対的に小さい消光比を有する信号が‘0’ビットの中央で位相変調されると、‘0’ビットの中央でオフセット干渉(相殺干渉)(offset interference)が発生するため、結果として一般的なデュオバイナリー光信号と類似したアイ・ダイヤグラムを得ることができる。
より詳しくは、MZ光変調器により位相変調が行なわれるので、‘0’ビットの中央で位相遷移が発生し、これによってオフセット干渉が発生する。これに対し、一般的な位相変調器を使用する場合には、‘0’ビットの中央で位相遷移が発生しないので、結果としてオフセット干渉が起こらない。特に、本実施形態の場合、信号は電気的ローパスフィルターを通過しないので、タイムジッターも一般的なNRZデータ信号のレベルまで減少し、パターンに対する依存性も比較的大きく減少する。このことは、従来技術の特性を示す図2のアイ・ダイヤグラム及び、本実施形態の特性を示す図8のアイ・ダイヤグラムにおける信号伝送前(back-to-back)のアイ・ダイヤグラムを比較して見ると理解しやすい。
図8は、図3記載のデュオバイナリー光伝送装置200の伝送距離に従うアイ・ダイヤグラムを示すものであり、このアイ・ダイヤグラムは231−1のPRBSの距離で測定されている。図8に示す結果からも分かるように、50kmの距離までは、正のチャープによってパルスが広がるが、50kmから200kmの間の距離では、ゼロレベル(‘0’ビット)の中央地点で発生する位相変調によってパルスがさらに圧縮される。その後、200km地点を超えてからは、パルス信号のクロストークが徐々に増加するが、285kmまではパルスを伝送可能であることが分かる。
即ち、上述の実施形態によれば、正のチャープ(positive chirp)及び相対的に低い消光比を有する領域でEML素子210を動作させて変調された光信号を生成した後、光変調器240により当該光信号の位相を‘0’ビットの中央で変調させることにより、圧縮されたパルスを得ることができる。そのため、例えばメトロ領域までの長距離伝送を可能にすることができる。また、電気的ローパスフィルターを使用しないでデュオバイナリー信号を生成するので、パターン依存性及びタイムジッターを著しく減少させることができる。
図9は、本発明によるデュオバイナリー光伝送装置の伝送距離に従う受信感度の特性と、従来の光伝送装置の伝送距離に従う受信感度の特性とを比較したグラフである。参照番号91及び92はそれぞれ、図4及び図5に示すようなサンプルA1及びA2のEML素子の特性を示すグラフである。また、参照番号93は、デュオバイナリー変調方式を使用する従来の光伝送装置を用いた受信感度の特性を示す。これらを見れば分かるように、本発明によるデュオバイナリー光伝送装置が従来のデュオバイナリー光伝送装置に比べて、信号伝送前(back-to-back;BB)の特性が1dB程度優れ、データ信号を50kmから75km程さらに遠くに伝送することができることは明らかである。なお、伝送のための光ファイバーは、1550nmで17ps/nm/km程の分散特性を有する標準単一モードで動作し、また231−1のPRBSの距離で測定されている。
以上、本発明を具体的な実施形態に則して詳細に説明したが、本発明の範囲は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものの範囲により定められるべきである。
従来の電気的ローパスフィルターを用いたデュオバイナリー変調方式を使用する光伝送装置の構成を示すブロック図である。 図1記載の光伝送装置の伝送距離に従うアイ・ダイヤグラムを示す図である。 本発明の一実施形態に従うデュオバイナリー変調方式を使用する光伝送装置の構成を示すブロック図である。 上記光伝送装置が備えたEML素子のバイアス電圧に従うチャープ(chirp)特性を示すグラフである。 上記光伝送装置が備えたEML素子のバイアス電圧に従う伝送特性を示すグラフである。 上記光伝送装置が備えたプリコーダの構成を示すブロック図である。 上記光伝送装置が備えた他のプリコーダの構成を示すブロック図である。 図7(a)は、NRZデータ信号がEML素子の光強度変調動作に基づいて変調された後のアイ・ダイヤグラムである。また図7(b)は、EML素子によって変調された光強度変調信号がマッハ・ツェンダー光変調器によって位相変調された後のアイ・ダイヤグラムである。 図3記載のデュオバイナリ−光伝送装置の伝送距離に従うアイ・ダイヤグラムである。 本発明によるデュオバイナリー光伝送装置の伝送距離に従う受信感度の特性を従来技術と比較したグラフである。
符号の説明
210 EML素子
220 プリコーダ
230 遅延器
240 光変調器
250 第1の駆動増幅器
260 第2の駆動増幅器

Claims (17)

  1. 搬送波を生成する光源と、光強度を変調する光強度変調器と、を有し、供給される電気的データ信号に基づいて光強度変調動作を行なって、変調された光信号を生成する電界吸収型変調レーザー(electro-absorption modulated laser;EML)素子と、
    前記電気的データ信号の反転信号が供給され、この反転信号を符号化して符号化信号を生成するプリコーダと、
    前記符号化信号が供給され、この符号化信号に従って前記EML素子で変調された光信号の位相を変調して、デュオバイナリー光信号を生成する光変調器と、
    を含むことを特徴とするデュオバイナリー光伝送装置。
  2. 前記プリコーダで符号化された符号化信号及び前記EML素子で変調された光信号の時間遅延を調整する遅延器をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  3. 前記遅延器は、前記変調された光信号の‘0’ビットの中央で前記位相変調がされるように、前記時間遅延を調節することを特徴とする請求項2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  4. 前記電気的データ信号を増幅し、この増幅された電気的データ信号を前記EML素子に供給して駆動させる第1の駆動増幅器をさらに含むことを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  5. 前記符号化信号を増幅し、この増幅された符号化信号を前記光変調器に供給して駆動させる第2の駆動増幅器をさらに含むことを特徴とする請求項4記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  6. 前記電気的データ信号は、
    非NRZ(Non Return to Zero;非ゼロ復帰)信号であることを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  7. 前記デュオバイナリー光信号は、
    前記EML素子のチャープ特性及び消光比を調節することにより、その伝送特性が調整されることを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  8. 前記EML素子のチャープ特性及び消光比は、
    前記EML素子が備えた電界吸収型変調器のDCバイアス電圧及び駆動電圧を調節することにより調整されることを特徴とする請求項7記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  9. 前記光変調器は、
    マッハ・ツェンダー光変調器であることを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  10. 前記マッハ・ツェンダー光変調器は、
    X−カット(cut)LiNbO変調器、Z−カットLiNbO変調器、ポリマー(polymer)変調器、又は、光ファイバータイプ変調器のうちのいずれか一つを含むことを特徴とする請求項9記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  11. 前記光変調器のバイアス(bias)の位置は、
    伝達特性関数の最小値に相当するヌルポイント(null point)に位置することを特徴とする請求項9記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  12. 前記遅延器は、
    前記プリコーダと前記第2の駆動増幅器との間に位置することを特徴とする請求項5記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  13. 前記遅延器は、
    前記第2の駆動増幅器と前記光変調器との間に位置することを特徴とする請求項5記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  14. 前記プリコーダは、
    1ビット遅延器と、排他的論理和(XOR)ゲートと、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  15. 前記プリコーダは、
    論理積(AND)ゲートと、T-フリップフロップ(Toggle-Flip Flop)と、を含むことを特徴とする請求項1又は2記載のデュオバイナリー光伝送装置。
  16. 搬送波を生成する光源と、光強度を変調する光強度変調器と、を有し、供給される電気的データ信号に基づいて光強度変調動作を行なって、変調された光信号を生成する電界吸収型変調レーザ(electro-absorption modulated laser;EML)素子と、
    前記電気的データ信号を増幅し、この増幅された電気的データ信号を前記EML素子に供給して駆動させる第1の駆動増幅器と、
    前記電気的データ信号の反転信号が供給され、この反転信号を符号化して符号化信号を生成するプリコーダと、
    前記第1の駆動増幅器で増幅された符号化信号と、前記EML素子で変調された光信号との時間遅延を調整する遅延器と、
    前記遅延器からの符号化信号が供給され、この符号化信号に従って前記EML素子で変調された光信号の位相を変調して、デュオバイナリー光信号を生成する光変調器と、
    前記符号化信号を増幅し、この増幅された符号化信号を前記光変調器に供給して駆動させる第2の駆動増幅器と、
    を含むことを特徴とするデュオバイナリー光伝送装置。
  17. 前記遅延器は、前記時間遅延を調節して、前記変調された光信号の‘0’ビットの中央で位相変調をすることを特徴とする請求項16記載のデュオバイナリー光伝送装置。
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