JP2006033112A - 動きベクトル検出装置、および、プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 整数探索部171は整数探索をおこない、最良整数位置判定部172が、整数画素精度で現ブロックとの差分が最小となる最良整数ブロックを判定する。周囲整数位置評価部173は、最良整数ブロックの周辺のブロックのうちで現ブロックとの差分が最小である次点整数ブロックを特定する。1/2pel演算部174は、最良整数ブロックの位置と次点整数ブロックの位置とに基づいて、暫定分数位置を特定する。探索中心判定部175は、最良整数ブロックの評価値と、暫定分数位置での評価値とを比較し、現ブロックとの差分がより小さい位置を判定する。探索中心判定部175は、差分がより小さかった位置を分数探索の探索中心に指定する。1/4pel演算部176は、指定された探索中心に基づいて1/4pel探索を実行し、ベクトル算出部177が分数精度の動きベクトルを算出する。
【選択図】 図2
Description
参照フレーム上で整数探索および分数探索して、現フレーム上の現ブロックについての動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
整数単位の探索の結果、現ブロックとの差分が最小である整数位置を第1の整数位置(最良整数位置)とし、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第1の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を第2の整数位置(次点整数位置)として特定する第2整数位置特定手段と、
前記第1の整数位置と前記第2の整数位置とに基づいて、所定の精度の分数位置を推定する分数位置推定手段と、
前記第1の整数位置と、前記分数位置推定手段が推定した分数位置(暫定分数位置)とに基づいて、前記所定の精度より高精度の分数探索をおこなう分数探索手段と、
を備えることを特徴とする。
前記分数探索手段は、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分と、前記分数位置推定手段が推定した分数位置における現ブロックとの差分とを比較し、より差分の小さい位置がいずれかであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段によってより差分が小さいと判定された位置を前記所定の精度より高精度の分数探索における探索中心に指定する探索中心指定手段と、
をさらに備えていることが望ましい。
前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置に隣接する整数位置の中から第2の整数位置を特定することが望ましい。
前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置の周囲8方向に隣接する整数位置の中から第2の整数位置を特定することが望ましい。
前記分数位置推定手段は、前記第1の整数位置と前記第2の整数位置との間の中間位置を前記所定の精度の分数位置であると推定することが望ましい。
前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置における現ブロックとの差分が、前記推定された分数位置における現ブロックとの差分より小さい場合、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第2の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を新たな第2の整数位置としてもよい。
コンピュータで動画像の動きベクトル検出をおこなうためのプログラムであって、
コンピュータに、
参照フレーム上で整数単位の探索をおこなって、現フレームの現ブロックとの差分が最小である整数位置を第1の整数位置(最良整数位置)とし、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第1の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を第2の整数位置(次点整数位置)として特定する機能と、
前記第1の整数位置と前記第2の整数位置との間の中間位置を、所定の精度の分数位置と推定する機能と、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分と、前記推定された分数位置(暫定分数位置)における現ブロックとの差分とを比較し、より差分の小さい位置がいずれかであるかを判定する機能と、
前記判定手段によってより差分が小さいと判定された位置を探索中心として、前記所定の精度より高精度の分数探索をおこなう機能と、
分数探索の結果に基づき、現ブロックについての動きベクトルを算出する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。
前記コンピュータに、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分が、前記推定された分数位置における現ブロックとの差分より小さい場合、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第2の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を新たな第2の整数位置とする機能、
をさらに実現させることを特徴とする。
本発明にかかる実施形態を、以下図面を参照して説明する。本実施形態では、動画像データの符号化を行う符号化装置に本発明を適用した場合を例に以下説明する。本実施形態にかかる符号化装置100は、入力される動画像データを構成する所定単位(例えば、フレームやフィールド)の画像間での動き補償により次の画像を予測する予測差分符号化方式で動画像データを符号化するものとする。本実施形態では、入力される単位画像を「フレーム」とする。すなわち、本実施形態にかかる符号化装置100は、インターフレーム予測による符号化をおこなう。なお、画像単位はフレームに限られず任意であり、例えば「フィールド」などであってもよい。
上述したように、分数探索で検出される分数動きベクトルは、整数探索で検出された最良整数ブロックの近傍の次点整数ブロックとの相関が高い傾向にあるため、上記実施形態1では、このような傾向に基づいて暫定分数位置を求めた。しかしながら、種々の条件等によっては、最良整数ブロックの近傍周囲における次点整数ブロックであっても実際の分数動きベクトルと相関が高くない場合もあり得る。このような場合においても、正確かつ迅速に分数動きベクトルを検出する動き検出部170の動作を実施形態2として以下説明する。なお、本実施形態にかかる動き検出部170の構成は、実施形態1の動き検出部170の構成と同一である。また、ブロックなどに関する表記についても実施形態1と同様である。したがって、実施形態1と同一または同様の構成等については、同一の参照符号を付して説明する。
(1−1)「整数探索プログラム」:探索範囲内を整数画素単位で探索し、現ブロックとの差分が最小となる整数位置(第1の整数位置)を検出するためのプログラム
(1−2)「周囲点評価プログラム」:整数探索で得られた最良整数位置の近傍周囲における現ブロックとの差分を評価し、最良整数位置の次に差分の小さい次点整数位置(第2の整数位置)を特定、もしくは、各周囲点での評価を順位付けするためのプログラム
(1−3)「分数位置推定プログラム」:次点整数位置もしくは所定順位の周囲点を指定し、最良整数位置と指定した周囲位置とに基づいて、所定の探索精度の分数探索(1/2pel探索)で得られる分数位置を推定して暫定分数位置を指定するためのプログラム
(1−4)「比較判定プログラム」:最良整数位置での現ブロックとの差分と、暫定分数位置での現ブロックとの差分とを比較し、いずれの差分がより小さいかを判定するためのプログラム
(1−5)「次点整数位置指定プログラム」:暫定分数位置での差分より、最良整数位置での差分がより小さい場合に、次点整数位置(第2の整数位置)の次の順位の周囲点を新たな次点整数位置(第2の整数位置)として指定するためのプログラム
(1−6)「分数探索プログラム」:最良整数位置と暫定分数位置のうち、より差分が小さいと判定された位置を探索中心として、所定の探索精度(1/2pel)より高精度な分数探索(1/4pel探索)をおこない、現ブロックとの差分が最小となる分数位置を検出するためのプログラム
(1−7)「ベクトル算出プログラム」:現ブロックとの差分が最小となる整数位置および分数位置に基づいて、現ブロックにおける動きベクトルを算出するためのプログラム
Claims (8)
- 参照フレーム上で整数探索および分数探索して、現フレーム上の現ブロックについての動きベクトルを検出する動きベクトル検出装置であって、
整数単位の探索の結果、現ブロックとの差分が最小である整数位置を第1の整数位置とし、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第1の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を第2の整数位置として特定する第2整数位置特定手段と、
前記第1の整数位置と前記第2の整数位置とに基づいて、所定の精度の分数位置を推定する分数位置推定手段と、
前記第1の整数位置と、前記分数位置推定手段が推定した分数位置とに基づいて、前記所定の精度より高精度の分数探索をおこなう分数探索手段と、
を備えることを特徴とする動きベクトル検出装置。 - 前記分数探索手段は、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分と、前記分数位置推定手段が推定した分数位置における現ブロックとの差分とを比較し、より差分の小さい位置がいずれかであるかを判定する判定手段と、
前記判定手段によってより差分が小さいと判定された位置を前記所定の精度より高精度の分数探索における探索中心に指定する探索中心指定手段と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置に隣接する整数位置の中から第2の整数位置を特定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置の周囲8方向に隣接する整数位置の中から第2の整数位置を特定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記分数位置推定手段は、前記第1の整数位置と前記第2の整数位置との間の中間位置を前記所定の精度の分数位置であると推定する、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動きベクトル検出装置。 - 前記第2整数位置特定手段は、前記第1の整数位置における現ブロックとの差分が、前記推定された分数位置における現ブロックとの差分より小さい場合、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第2の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を新たな第2の整数位置とする、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動きベクトル検出装置。 - コンピュータで動画像の動きベクトル検出をおこなうためのプログラムであって、
コンピュータに、
参照フレーム上で整数単位の探索をおこなって、現フレームの現ブロックとの差分が最小である整数位置を第1の整数位置とし、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第1の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を第2の整数位置として特定する機能と、
前記第1の整数位置と前記第2の整数位置との間の中間位置を、所定の精度の分数位置と推定する機能と、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分と、前記推定された分数位置における現ブロックとの差分とを比較し、より差分の小さい位置がいずれかであるかを判定する機能と、
前記判定手段によってより差分が小さいと判定された位置を探索中心として、前記所定の精度より高精度の分数探索をおこなう機能と、
分数探索の結果に基づき、現ブロックについての動きベクトルを算出する機能と、
を実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記コンピュータに、
前記第1の整数位置における現ブロックとの差分が、前記推定された分数位置における現ブロックとの差分より小さい場合、第1の整数位置の近傍周囲の整数位置の内、前記第2の整数位置の次に現ブロックとの差分が小さい整数位置を新たな第2の整数位置とする機能、
をさらに実現させることを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
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