JP2006032220A - ジョイントコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 嵌合凹部に対する相手コネクタのこじり防止を図る。
【解決手段】 ハウジング20の両面に一対の嵌合凹部21A,21Bが反対向きに設けられ、それぞれ相手コネクタが4個ずつ横方向に並んで嵌合される。ハウジング20にはジョイント端子10が上下4段にわたって装着される。ジョイント端子10は、上2段の装着部25Aには第1嵌合凹部21A側から、下2段の装着部25Bには逆に第2嵌合凹部21B側から圧入装着される。両嵌合凹部21A,21B内には、相手コネクタの収容室31を区画形成するべく縦向きの3本ずつの仕切壁が形成されるが、第1嵌合凹部21A側の仕切壁32Aは、上2段の装着部25Aと対応する挿入スペース33Aのみを除いた部分に、また第2嵌合凹部21B側の仕切壁32Bは、下2段の装着部25Bと対応する挿入スペース33Bのみを除いた部分に形成される。
【選択図】 図1
Description
ここでジョイント端子の装着手段としてはインサート成形も考えられるが、製造コストが高く付く嫌いがあるため、一般的には、ジョイント端子を一方の嵌合凹部側から挿入して中間壁に圧入することで保持する方法が採られている。
また相手コネクタが単一の場合でも、ジョイント端子が挿入される側の嵌合凹部では、こじり防止用のリブが立てられないため、同様にこじて嵌合されるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、嵌合凹部に対して相手コネクタをこじることなく正規に嵌合できるようにするところにある。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記嵌合凹部には、複数個の相手コネクタが前記ジョイント端子の並び方向と直交する方向に並んで嵌合されるようになっているところに特徴を有する。
ジョイント端子の圧入方向を両嵌合凹部に振り分けたから、各嵌合凹部には、ジョイント端子が圧入されない段に対応して、必ずしも開口する必要のないスペースが確保される。そのスペースを利用してガイドを設けることによって、相手コネクタをこじることなく正規に嵌合することができる。
言い換えると、いずれの嵌合凹部にも相手コネクタを嵌合する際のガイドを広い領域にわたって設けることが可能となり、こじり防止が実現できる。もって、ジョイント端子の端子片が変形する等を未然に防止することができる。
<請求項2の発明>
各嵌合凹部に確保された必ずしも開口する必要のないスペースを利用して、嵌合される複数の相手コネクタの領域を仕切るための仕切壁を設けることができ、同様に各相手コネクタをこじることなく正規に嵌合することができる。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図8に基づいて説明する。
本実施形態のジョイントコネクタは、合成樹脂製のコネクタハウジング20(以下、ハウジング20という)を有しており、このハウジング20は、図1ないし図3に示すように、外形は直方体状をなしており、長さ方向の両端面には、それぞれ相手コネクタ40が嵌合される嵌合凹部21が、互いに反対側を向いて形成されている。以下では、図1の右側を第1嵌合凹部21A、同左側を第2嵌合凹部21Bとする。
ジョイント端子10は、図2に示すように、細長いバスバー11の両側縁から、4本ずつのタブ12,13が一定ピッチで直角に突設されている。ここで一側のタブ12の方が、他側のタブ13に比べて長く形成されている。長い方のタブ12におけるバスバー11と接続された根元部分では、所定長さ領域が幅広に形成されて圧入部15とされている。圧入部15における前側(同図の左側)は、先細りのテーパ縁16となっている。
このような構造になるジョイント端子10が、4個準備されている。
挿入溝26の行き止まり面には、ジョイント端子10のタブ12が圧入状態で貫通可能な圧入孔28が、都合4個タブ12と同じピッチで形成され、第2嵌合凹部21Bの奥面に開口している。また、挿入溝26における圧入孔28の形成位置の間の上下両面には、がた詰め用のリブ29が突設されている。
このような相手コネクタ40が、第1嵌合凹部21Aと第2嵌合凹部21Bのそれぞれにおいて、互いに向かい合った姿勢において4個ずつ横方向に並んで嵌合されるようになっている。各相手コネクタ40の並列ピッチは、ジョイント端子10におけるタブ12,13の並列ピッチと同じである。
なお、両嵌合凹部21A,21Bにおける各収容室31の入口には、先拡がりのテーパ状となったガイド34が形成されている。また、第1嵌合凹部21Aの各収容室31では、相手コネクタ40に設けられた逆挿入防止用のリブ(図示せず)を挿通するガイド溝35が上面に設けられ、また第2嵌合凹部21Bの各収容室31では、同リブを挿通するガイド溝35が下面に設けられている。
これにより、上2段のジョイント端子10は、バスバー11を中間壁23の第1嵌合凹部21A側内に埋設し、かつ長い方のタブ12を第2嵌合凹部21B内に、短い方のタブ13を第1嵌合凹部21A内にそれぞれ突出させた状態で強固に保持される。
これにより、図6に示すように、下2段のジョイント端子10は、バスバー11を中間壁23の第2嵌合凹部21B側内に埋設し、かつ長い方のタブ12を第1嵌合凹部21A内において、上2段の短い方のタブ13と同一寸法だけ突出させ、また、短い方のタブ13を第2嵌合凹部21B内において上2段の長い方のタブ12と同一寸法だけ突出させた状態で強固に保持される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)ジョイント端子が圧入される段数は任意である。また圧入方向を振り分ける段数も任意であるが、両側の嵌合凹部でできるだけ近い数同士となることが好ましい。
(2)ジョイント端子について、バスバーの左右両側縁から突設されるタブの数は任意であり、また左右で数が異なっていてもよい。
(3)各段において、ジョイント端子が2以上に分断された状態で装着されるようになっていてもよい。
(5)嵌合凹部に相手コネクタが1個ずつ嵌合されるものであってもよい。この場合は仕切壁は不要であるが、ジョイント端子の圧入方向を両嵌合凹部に振り分けることによって、各嵌合凹部には、ジョイント端子が圧入されない段に対応して必ずしも開口する必要のないスペースが確保され、そのスペースを利用してこじり防止用のガイドを設けることにより、相手コネクタをこじることなく正規に嵌合することができる。言い換えると、いずれの嵌合凹部にも相手コネクタを嵌合する際のガイドを広い領域にわたって設けることが可能となり、こじり防止が実現できる。もって同様に、ジョイント端子のタブが変形する等を未然に防止することができる。
11…バスバー
12,13…タブ(端子片)
15…圧入部
20…コネクタハウジング
21A,21B…嵌合凹部
25A,25B…装着部
26…挿入溝
28…圧入孔
31…収容室
32A,32B…仕切壁
33A,33B…挿入スペース
40…相手コネクタ
Claims (2)
- コネクタハウジングには相手コネクタが嵌合される一対の嵌合凹部が設けられ、このコネクタハウジング内には、前記両嵌合凹部間にわたって臨む端子片を有する複数のジョイント端子が、複数段に分かれて圧入により装着されたジョイントコネクタにおいて、
前記各ジョイント端子の圧入方向が、一方の嵌合凹部側からと他方の嵌合凹部側からとに振り分けられていることを特徴とするジョイントコネクタ。 - 前記嵌合凹部には、複数個の相手コネクタが前記ジョイント端子の並び方向と直交する方向に並んで嵌合されるようになっていることを特徴とする請求項1記載のジョイントコネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2004211881A JP2006032220A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | ジョイントコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004211881A JP2006032220A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | ジョイントコネクタ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006032220A true JP2006032220A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=35898296
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004211881A Pending JP2006032220A (ja) | 2004-07-20 | 2004-07-20 | ジョイントコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006032220A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7513805B2 (en) | 2006-12-19 | 2009-04-07 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector with bores disposed to avoid creation of cracks |
-
2004
- 2004-07-20 JP JP2004211881A patent/JP2006032220A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7513805B2 (en) | 2006-12-19 | 2009-04-07 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Connector with bores disposed to avoid creation of cracks |
KR100942006B1 (ko) | 2006-12-19 | 2010-02-12 | 스미토모 덴소 가부시키가이샤 | 커넥터 및 그 형성 방법 |
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