JP2006025264A - テレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法 - Google Patents

テレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通話を保留しているときにテレビ番組を視聴したとしても、通話相手が通話状態に復帰したときに自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えることができ、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要のないテレビ視聴機能付き通信機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機20との通話を保留中にテレビ放送を受信しているときにも、携帯電話機20からの電波信号を電話通信部2で受信して、ボタン信号認識部4によりボタン信号を監視する。そして、ボタン信号認識部4により保留ボタン信号が認識されると、音声出力部9の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ放送受信機能を持つ携帯電話機やPHSなどの携帯型のテレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法に関する。
テレビ放送受信機能を持ち、テレビ放送を受信してテレビ番組を視聴できる携帯電話機やPHSなどの携帯型のテレビ視聴機能付き通信機器は今後普及する可能性がある。このようなテレビ視聴機能付き通信機器は、小型かつ軽量であるので、使用者は屋内に限らず放送電波を受信できる環境であればどこでも気軽にテレビ番組を視聴することができるようになる。
テレビ視聴機能付き通信機器を用いて公共の場でテレビ番組を視聴する際は、通常、周囲への影響を考慮してイヤホンなどを使用する。テレビ番組視聴中に電話がかかってきたときには、使用者が所定のボタンを押してイヤホンに出力される音声をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替えるか、着信時に自動的にテレビ音声から電話音声に切り替わる機能が備わっていれば、その機能を使用するのが一般的である。
テレビ番組視聴中に電話がかかってきて通話を開始した後、通話相手が何らかの用事で電話回線を接続したまま通話を保留することがあるが、通話相手が保留ボタンなどを押して送話器からの音声信号を切断し音楽等を送信する場合であっても、単に通話を保留する場合であっても、通話相手が保留から復帰するまで電話音声に耳を傾けながら待つのは煩わしい。
従来より、保留中の待つ煩わしさを解消する電話機として、相手側電話機を制御することによって、保留中に流れる音楽を切り換えたり、保留からの復帰を催促する信号を相手側電話機に送ったりして、保留中の待つ煩わしさを解消する電話機が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。
一方、テレビ視聴機能付き通信機器では、保留中に使用者が電話音声からテレビ音声に切り替えて好きなテレビ番組を視聴できるとすれば、使用者は保留中の退屈な時間から解放される。しかし、その場合、出力される音声はテレビ音声であるため、相手が保留から復帰したことが認識できない。それを避けるために使用者は頻繁にテレビ音声と電話音声を切り替えて相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認しなければならず、非常に面倒である。
特開平4−181844号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能なテレビ視聴機能付き通信機器において、通話を保留中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信される信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識すると、音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることにより、通話相手が保留ボタンを押下して通話を保留しているときにテレビ番組を視聴したとしても、通話相手が再度保留ボタンを押下して通話状態に復帰したときに自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えることができ、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要のないテレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、通話を保留中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号と音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識すると、音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることにより、通話相手が保留ボタンを押下することなく通話を保留しているときにテレビ番組を視聴したとしても、通話相手が通話状態に復帰したときに自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えることができ、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要のないテレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、通話を保留中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号と音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生ではないと認識すると、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、他の通信機器から送信された信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より指定ボタンの押下を認識すると、音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることにより、通話相手が保留ボタンを押下することなく通話を保留しているときにテレビ番組を視聴したとしても、通話相手が通話状態に復帰したときに自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えることができ、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要のないテレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、通話を保留中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わることなく該一定期間のカウントが終了すると、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、他の通信機器から送信された信号を受信して、該音声信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より指定ボタンの押下を認識すると、音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることにより、通話相手が通話を保留しているときにテレビ番組を視聴したとしても、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなく、かつ、一定期間が経過するまでに通話相手が通話状態に復帰しないときには、通話相手に通話の再開のための指定ボタンの押下を促す音声を送信し、通話相手が該指定ボタンを押下することで自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えることができるテレビ視聴機能付き通信機器、およびテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、前記ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出す通信部と、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声発生認識部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、前記ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声発生認識部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、もしくは、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項3記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報との比較の結果前記音声発生認識部が他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できなかった場合に、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声認識部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報との比較の結果前記音声発生認識部が他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できなかった場合に、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、もしくは、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項1記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項2記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記通信部は、他の通信機器から送信された信号を受信して、他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す機能を備え、他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項3記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項4、5のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部を備え、前記音声情報制御部は、前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項1記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項3〜5、7〜9のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項6記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項13記載のテレビ視聴機能付き通信機器は、請求項2〜5、7〜9、11のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記音声発生認識情報取得部は、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、音声発生認識情報として前記音声信号の音声レベルを基に所定の音声レベル範囲を算出し、前記音声発生認識部は、前記音声信号の音声レベルが前記音声発生認識情報記憶部に格納された前記所定の音声レベル範囲内にあるか否かによって他の通信機器の使用者による音声の発生を認識することを特徴とする。
また、本発明の請求項14記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項15記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項16記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報と比較し、その結果他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できない場合に、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、他の通信機器から送信された信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項17記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、請求項14記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替えることを特徴とする。
また、本発明の請求項18記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、請求項15、16のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、音声発生認識情報として他の通信機器からの音声信号の音声レベルを基に所定の音声レベル範囲を算出し、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号の音声レベルが前記音声発生認識情報記憶部に格納された前記所定の音声レベル範囲内にあるか否かによって他の通信機器の使用者による音声の発生を認識することを特徴とする。
また、本発明の請求項19記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法は、請求項14〜18のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わることなく前記一定期間のカウントが終了すると、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、他の通信機器から送信された信号を受信して、該音声信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、使用者は通話保留中にテレビ番組を視聴することができ、相手が保留から復帰すれば自動的にテレビ音声から電話音声に切り替えられるので、相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなくなる。
また、保留ボタンを押すことなく通話が保留されているときに、音声発生認識部により通話相手による音声の発生を認識できなかった場合であっても、通話相手に指定ボタンの押下を促し、ボタン信号認識部によりこの指定ボタンの押下を認識することで自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えられるので、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなくなる。
また、通話保留中にテレビ番組の視聴を開始してから一定期間が経過するまでに通話相手が通話状態に復帰しないときには、通話相手に指定ボタンの押下を促し、ボタン信号認識部によりこの指定ボタンの押下を認識することで自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えられるので、保留状態が長引いたときにもそのことを気にする必要がなくなる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。本実施の形態では、他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器として、テレビ視聴機能付き携帯電話機を例に説明する。
(実施の形態1)
図1は本実施の形態1におけるテレビ視聴機能付き携帯電話機を最小限の構成で示した図である。
図1において、テレビ視聴機能付き携帯電話機1(以下、単に携帯電話機1と称す。)は他の携帯電話機(例えば、携帯電話機20)や一般固定電話機などの電話機と通信可能である。
電話通信部2は、基地局を経由して他の電話機(他の通信機器)から送信された電波信号を受信する。また、電話通信部2は、携帯電話機1から他の電話機への電波信号の送信を行う。また、電話通信部2は、他の電話機からの電波信号から、音声信号や他の電話機のボタンの押下によって送信されるボタン信号などを取り出す。
音声認識部3には、電話通信部2により取り出された音声信号が入力される。電話通信部2は、他の電話機と電話回線が接続されている間他の電話機からの電波信号を受信する。音声認識部(音声発生認識部)3は、他の電話機と電話回線が接続されている間音声信号を監視し、他の電話機の使用者(通話相手)による音声の発生の有無の情報を制御処理部6に送る。ここで、音声認識部3による音声の発生の有無の検出方法について説明する。
通常、会話中の人間の音声レベルは極端に上下するものではなく略一定である。他の電話機との電話回線が接続され通話相手との通話が開始された後、音声認識部3は電話通信部2により取り出された音声信号を一定周期で監視し、その音声レベルを制御処理部6へ送る。制御処理部6は、他の電話機との電話回線が接続され通話相手との通話が開始された後に一定周期で音声認識部3より送られてくる音声レベルを基に所定の音声レベル範囲(音声発生認識情報)を算出する。この算出(取得)された所定の音声レベル範囲の情報は、記憶部(音声発生認識情報記憶部)7に格納される。
このように、ここでは、通話相手による音声の発生を認識するための音声発生認識情報として所定の音声レベル範囲を取得する。また、ここでは、音声発生認識情報取得部は音声認識部3と制御処理部6からなる。
所定の音声レベル範囲の算出方法としては、例えば通話相手の音声レベルの平均を算出し、この平均音声レベルを中心とする所定の範囲内の音声レベルを所定の音声レベル範囲としたり、音声レベルの最大値と最小値を音声レベル範囲の最大値と最小値とするなどの方法がある。
音声認識部(音声発生認識部)3は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、電話通信部2が他の電話機からの電波信号より取り出した音声信号の音声レベルと記憶部7に格納されている所定の音声レベル範囲とを比較し、範囲内であれば通話相手による音声発生有りと認識し、範囲外であれば通話相手による音声発生無しと認識する。
ボタン信号認識部4には、電話通信部2により取り出されたボタン信号が入力される。ボタン信号認識部4は、このボタン信号より電話回線接続中の相手側の電話機で押されたボタンの種別を認識しその情報を制御処理部6に送る。ここで、ボタン信号認識部4による保留ボタンの押下の認識方法について説明する。
なお、保留ボタンは、保留状態から通話状態への切り換えと通話状態から保留状態への切り換えを一つのボタンで具現化したものであってもよいし、保留状態から通話状態へ切り換えるボタンと通話状態から保留状態へ切り換えるボタンを組合せたものであってもよい。
全ての携帯電話機のボタン0〜9やボタン#、*には、7種類の周波数のうちそれぞれ2つで1組の合成周波数を送出するボタン信号が割り当てられている。この既に周波数が割り当てられている数字ボタンや#、*ボタンが保留ボタンとなる場合には、記憶部7に予めその周波数の情報を記憶しておき、ボタン信号認識部4が、電話通信部2により取り出されたボタン信号の周波数を検出して記憶部7に格納されている保留ボタン信号の周波数の情報と比較し、一致すれば保留ボタン信号(保留ボタンの押下)を認識する。
また、例えば、メーカー、機種を問わず携帯電話機に必ず備わっている共通のボタン、例えばオフフックボタンを保留ボタンとし、新たに各機種共通の1組の周波数を割り当てる場合には、記憶部7に予めその周波数の情報を記憶しておき、ボタン信号認識部4が、電話通信部2により取り出されたボタン信号の周波数を検出して記憶部7に格納されている保留ボタン信号の周波数の情報と比較し、一致すれば保留ボタン信号(保留ボタンの押下)を認識する。
また、例えば、各メーカー、各機種に保留のための専用ボタンを設け、新たに各機種共通の1組の周波数を割り当てる場合には、記憶部7に予めその周波数の情報を記憶しておき、ボタン信号認識部4が、電話通信部2により取り出されたボタン信号の周波数を検出して記憶部7に格納されている保留ボタン信号の周波数の情報と比較し、一致すれば保留ボタン信号(保留ボタンの押下)を認識する。
また、例えば、各機種でボタン信号の周波数が異なる保留専用ボタンが備えられている場合には、記憶部7に予め各機種の保留ボタン信号の周波数の情報を全て記憶しておき、ボタン信号認識部4が、電話通信部2により取り出されたボタン信号の周波数を検出して記憶部7に格納されている保留ボタン信号の周波数の情報と比較し、一致すれば保留ボタン信号(保留ボタンの押下)を認識する。
テレビ放送受信部5は、地上波デジタル放送などのテレビ放送電波を受信し、テレビ映像、テレビ音声などを取り出して、制御処理部6へ送る。記憶部7は、制御処理部6から送られてきた各種情報を記憶する。例えば記憶部7には、上記したように、所定の音声レベル範囲(音声発生認識情報)が格納される。また、記憶部(音声情報記憶部)7は、他の電話機の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を予め記憶している。表示部8は、テレビ映像やその他の情報などを表示する。音声出力部9は、電話音声(通話音声)、あるいはテレビ放送のテレビ音声を出力する。
制御処理部6は、音声認識部3などの各部からの情報を処理し、各部を制御する。具体的には、例えば制御処理部(出力音声切り替え部)6は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、つまり通話保留中にテレビ番組を視聴しているとき、ボタン信号認識部4により保留状態から通話状態に切り換わる保留ボタンの押下が認識されると、音声出力部9の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える。
また、制御処理部(出力音声切り替え部)6は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、つまり通話保留中にテレビ番組を視聴しているとき、音声認識部3により通話相手による音声の発生が認識されると、音声出力部9の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える。
また、制御処理部(音声情報制御部)6は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、つまり通話保留中にテレビ番組を視聴しているとき、音声信号と所定の音声レベル範囲(音声発生認識情報)との比較の結果音声認識部3が他の電話機の使用者(通話相手)による音声の発生を認識できなかった場合に、記憶部7に記憶されている音声情報を読み出して指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を電話通信部2を介して他の電話機へ送信させる。
制御処理部(出力音声切り替え部)6は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、つまり通話保留中にテレビ番組を視聴しているとき、ボタン信号認識部4により指定ボタンの押下が認識されると、音声出力部9の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える。
なお、ボタン信号認識部4による指定ボタンの押下の認識方法は、前述した保留ボタンの押下の認識方法と同様である。例えば、指定ボタンとして既に周波数が割り当てられている数字ボタンや#、*ボタンを用いる場合には、記憶部7に予めその周波数の情報を記憶しておき、ボタン信号認識部4が、電話通信部2により取り出されたボタン信号の周波数を検出して記憶部7に格納されている指定ボタン信号の周波数の情報と比較し、一致すれば指定ボタン信号(指定ボタンの押下)を認識する。
また、制御処理部(出力音声切り替え部)6は、他の電話機と電話回線接続中に、ボタン信号認識部4により通話状態から保留状態に切り換わる保留ボタンの押下が認識されると、音声出力部9の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える。
次に、携帯電話機1の動作(テレビ視聴機能付き携帯電話機1における出力音声切り替え方法)について、図2、3を用いて説明する。携帯電話機1は、図2、3の手順に従って動作する。
使用者が携帯電話機1でテレビ番組を視聴している時に他の携帯電話機20から電話がかかってきて携帯電話機1の使用者がそれに応答する場合、所定のボタンを押すことによってテレビ音声が通話音声に切り替えられ、テレビ映像出力がオフになって通話開始となる。あるいは携帯電話機1に着信時に自動的にテレビ音声を通話音声に切り替える機能があれば、それによって音声、映像は自動的に切り替えられて通話開始となる。この通話が開始した時点で図2の手順に進む。一方、通話中に携帯電話機1の使用者によって出力音声が通話音声からテレビ音声に切り替えられた時点で図3の手順に進む。
まず図2の手順について説明する。通話中に携帯電話機20で保留ボタンが押されると、携帯電話機1のボタン信号認識部4が保留ボタン信号を認識する(ステップS201のYES)。
この時、制御処理部6は音声出力部9の出力を電話音声(通話音声)からテレビ音声に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオンにし、表示部8にテレビ映像を出力して携帯電話機1の使用者がテレビ番組を視聴できるようにする(ステップS202)。
その後、携帯電話機20の使用者が保留から復帰するために再び保留ボタンを押すと、携帯電話機1のボタン信号認識部4が保留ボタン信号を認識する(ステップS203のYES)。
この時、制御処理部6は音声出力部9の出力をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオフにする(ステップS204)。その結果、再び通話可能となる。
次に図3の手順について説明する。携帯電話機20で保留ボタンが押されずに通話が保留にされているときに、携帯電話機1の使用者がテレビ番組を視聴したいのであれば、使用者は自らの判断で携帯電話機1の所定のボタンを押してテレビ番組を視聴する。この時も電話通信部2は常に携帯電話機20からの電波信号を受信し、音声認識部3は音声信号を監視する。
携帯電話機20の使用者が保留から復帰する時、「もしもし」などの何らかの音声を発すると、電話通信部2は携帯電話機20からの電波信号を受信して音声信号を取り出し音声認識部3へ入力する(ステップS301)。
この音声の発生を携帯電話機1の音声認識部3が通話相手の音声として認識すると(ステップS302のYES)、制御処理部6は音声認識成功の情報を受け、音声出力部9の出力をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオフにする(ステップS303)。その結果、再び通話可能となる(ステップS304)。
一方、携帯電話機20の使用者が「もしもし」などの音声を発しても音声認識部3が通話相手の音声として認識できなかった場合(ステップS302のNO)、制御処理部6は音声認識失敗の情報を受け、携帯電話機20に対して、記憶部7に予め記憶されている音声情報に基づいて「#ボタンを押してください」などの音声信号を送信する(ステップS305)。
その後、携帯電話機20で#ボタンが押されれば、携帯電話機1のボタン信号認識部4が#ボタン信号を認識し(ステップS306のYES)、制御処理部6は音声出力部9の出力をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオフにする(ステップS307)。その結果、再び通話可能となる(ステップS308)。なお、ここでは押下を促す指定ボタンを#ボタンとして例を挙げたが、もちろんボタン信号が割り当てられていれば、それ以外のボタンであってもよい。
本実施の形態1によれば、携帯電話機1の使用者は通話保留中にテレビ番組を視聴することができ、通話相手が保留から復帰すれば出力音声が自動的にテレビ音声から電話音声に切り替えられるので、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなくなる。
また、通話相手が保留ボタンを押すことなく通話が保留されているときに、音声認識部3により通話相手による音声の発生を認識できなかった場合であっても、通話相手に指定ボタンの押下を促し、ボタン信号認識部4によりこの指定ボタンの押下を認識することで出力音声が自動的にテレビ音声から通話音声に切り替えられるので、通話相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなくなる。
(実施の形態2)
図4は本実施の形態2におけるテレビ視聴機能付き携帯電話機を最小限の構成で示した図である。なお、図1に基づいて説明した部材に対応する部材には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施の形態2における携帯電話機1はタイマ部10を具備する。タイマ部10は、他の電話機(通信機器)と電話回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、つまり通話保留中にテレビ番組の視聴が開始されると、その開始から一定期間をカウントする。また、タイマ部10は、一定期間経過前に音声出力部9の出力がテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替わると、カウント値を初期値に復帰させる。
また、記憶部(音声情報記憶部)7は、他の電話機の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を予め記憶しており、携帯電話機1の制御処理部(音声情報制御部)6は、タイマ部10による一定期間のカウントが終了すると、記憶部(音声情報記憶部)7に記憶されている音声情報を読み出して、指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を電話通信部2を介して他の電話機へ送信させる。
また、制御処理部(出力音声切り替え部)6は、他の電話機と電話回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、つまり通話保留中にテレビ番組を視聴しているとき、ボタン信号認識部4により指定ボタンの押下が認識されると、音声出力部9の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える。
次に、携帯電話機1の動作(テレビ視聴機能付き携帯電話機1における出力音声切り替え方法)について、図5を用いて説明する。携帯電話機20の使用者(通話相手)との通話が保留となり、出力音声が通話音声からテレビ音声に切り替えられた時点で図5の手順に進む。
携帯電話機20の使用者(通話相手)との通話が保留となり、出力音声が通話音声からテレビ音声に切り替えられると、タイマ部10が一定期間のカウントを開始する(ステップS501)。該カウント中に(ステップS502のNO)、例えばボタン信号認識部4により保留ボタン信号が認識されたり、音声認識部3により通話相手の音声発生が認識されると(ステップS503のYES)、制御処理部6は音声出力部9の出力をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオフにする(ステップS504)。その結果、再び通話可能となる(ステップS505)。
一方、タイマ部10による一定期間のカウントが終了すると、(ステップS502のYES)、制御処理部6は、携帯電話機20に対して、記憶部7に予め記憶されている音声情報に基づいて「#ボタンを押してください」などの音声信号を送信する(ステップS506)。
その後、携帯電話機20で#ボタンが押されれば、携帯電話機1のボタン信号認識部4が#ボタン信号を認識し(ステップS507のYES)、制御処理部6は音声出力部9の出力をテレビ音声から電話音声(通話音声)に切り替え、テレビ放送受信部5の受信をオフにする(ステップS508)。その結果、再び通話可能となる(ステップS509)。なお、ここでは押下を促す指定ボタンを#ボタンとして例を挙げたが、もちろんボタン信号が割り当てられていれば、それ以外のボタンであってもよい。
以上のように、本実施の形態2によれば、テレビ番組の視聴開始から一定期間が経過するまでに通話相手が通話状態に復帰しないときには、通話相手に通話の再開のための指定ボタンの押下を促し、通話相手が該指定ボタンを押下することで出力音声が自動的にテレビ音声から通話音声に切り替わるので、例えば保留状態が長引いたときにもそのことを気にする必要がなくなるなど、保留中にテレビ番組の視聴を十分に楽しめるようになる。
なお、実施の形態1、2では、テレビ視聴機能付き通信機器としてテレビ視聴機能付き携帯電話機を例に説明したが、無論、固定電話機やインターネットを用いた電話機などの通話機能を有する通信機器にも応用することができる。また、通話保留中にテレビ番組を視聴する場合だけではなく、ラジオ放送を聴いたり、通信機器が内蔵する音楽等を聴いたりする場合にも適用することができる。
また、実施の形態1、2では、通話相手の音声の発生を認識するために、通話相手の音声(音声信号)から取得した音声発生認識情報と音声信号を比較したが、例えば音声信号の波形パターンからどのような音声であるかを解析し、予め記憶している音声(例えば「もしもし」など)と比較するなどして、通話相手の音声の発生を認識するようにしてもよい。
本発明にかかるテレビ視聴機能付き通信機器は、通話保留中にテレビ番組を視聴することができ、通話相手が保留から復帰すると自動的にテレビ音声から電話音声に切り替えられ、相手が保留から復帰したかどうかを自分の耳で確認する必要がなくなるので、固定電話機やインターネットを用いた電話機などの通話機能を有する通信機器にも有用である。
本発明の実施の形態1におけるテレビ視聴機能付き携帯電話機を最小限の構成で示した図 本発明の実施の形態1のテレビ視聴機能付き携帯電話機における出力音声切り替え方法について説明するための図 本発明の実施の形態1のテレビ視聴機能付き携帯電話機における出力音声切り替え方法について説明するための図 本発明の実施の形態2におけるテレビ視聴機能付き携帯電話機を最小限の構成で示した図 本発明の実施の形態2のテレビ視聴機能付き携帯電話機における出力音声切り替え方法について説明するための図
符号の説明
1、20 携帯電話機
2 電話通信部
3 音声認識部
4 ボタン信号認識部
5 テレビ放送受信部
6 制御処理部
7 記憶部
8 表示部
9 音声出力部
10 タイマ部

Claims (19)

  1. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、
    前記ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、
    を具備することを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  2. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出す通信部と、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、
    前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、
    前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声発生認識部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、
    を具備することを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  3. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、
    前記ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、
    前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、
    前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声発生認識部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、もしくは、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、
    を具備することを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  4. 請求項3記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報との比較の結果前記音声発生認識部が他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できなかった場合に、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、
    前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、
    前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  5. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器から送信された信号を受信して、音声信号と他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す通信部と、
    他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
    前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、前記音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得する音声発生認識情報取得部と、
    前記音声発生認識情報取得部により取得された音声発生認識情報を格納する音声発生認識情報記憶部と、
    前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する音声認識部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報との比較の結果前記音声発生認識部が他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できなかった場合に、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記音声発生認識部により他の通信機器の使用者による音声の発生が認識されると、もしくは、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える出力音声切り替え部と、
    を具備することを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  6. 請求項1記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、
    前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、
    前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、
    前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  7. 請求項2記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    前記通信部は、他の通信機器から送信された信号を受信して、他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出す機能を備え、
    他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、
    前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、
    前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識するボタン信号認識部と、を備え、
    前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  8. 請求項3記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器の使用者に対して通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声情報を記憶する音声情報記憶部と、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部と、
    前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる音声情報制御部と、を備え、
    前記ボタン信号認識部は、前記ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識する機能を備え、
    前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える機能を備える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  9. 請求項4、5のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、前記一定期間経過前に前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わるとカウント値を初期値に復帰させるタイマ部を備え、
    前記音声情報制御部は、前記タイマ部による前記一定期間のカウントが終了すると、前記音声情報記憶部に記憶されている音声情報を読み出して前記指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信させる機能を備え、
    前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、前記ボタン信号認識部により前記指定ボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替えることを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  10. 請求項1記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  11. 請求項3〜5、7〜9のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  12. 請求項6記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、前記ボタン信号認識部は前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識する機能を備え、前記出力音声切り替え部は、他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号認識部により前記通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下が認識されると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える機能を備えることを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  13. 請求項2〜5、7〜9、11のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器であって、
    前記音声発生認識情報取得部は、他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、音声発生認識情報として前記音声信号の音声レベルを基に所定の音声レベル範囲を算出し、
    前記音声発生認識部は、前記音声信号の音声レベルが前記音声発生認識情報記憶部に格納された前記所定の音声レベル範囲内にあるか否かによって他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器。
  14. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より保留状態から通話状態に切り換わるボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
  15. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号と前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報とを比較して他の通信機器の使用者による音声の発生を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
  16. 他の通信機器と回線接続中に音声信号を送受信して他の通信機器の使用者と通話可能であり、他の通信機器から送信された音声信号を受信して音声出力部より通話音声を出力する機能と、テレビ放送を受信して前記音声出力部よりテレビ放送のテレビ音声を出力する機能とを有するテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、他の通信機器からの音声信号から他の通信機器の使用者による音声の発生を認識するための音声発生認識情報を取得して音声発生認識情報記憶部に格納し、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し前記音声発生認識情報記憶部に格納された音声発生認識情報と比較し、その結果他の通信機器の使用者による音声の発生を認識できない場合に、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、
    他の通信機器から送信された信号を受信して、該信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
  17. 請求項14記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器と回線接続中に、前記ボタン信号より通話状態から保留状態に切り換わるボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力を通話音声からテレビ音声に切り替える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
  18. 請求項15、16のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器との回線が接続され他の通信機器の使用者との通話が開始された後、音声発生認識情報として他の通信機器からの音声信号の音声レベルを基に所定の音声レベル範囲を算出し、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送を受信しているとき、他の通信機器から送信された信号を受信して音声信号を取り出し、該音声信号の音声レベルが前記音声発生認識情報記憶部に格納された前記所定の音声レベル範囲内にあるか否かによって他の通信機器の使用者による音声の発生を認識する
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
  19. 請求項14〜18のいずれかに記載のテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法であって、
    他の通信機器と回線接続中にテレビ放送の受信が開始されると、その開始から一定期間をカウントし、
    前記音声出力部の出力がテレビ音声から通話音声に切り替わることなく前記一定期間のカウントが終了すると、予め記憶されている音声情報に基づいて、通話を開始するための指定ボタンの押下を要求する内容の音声信号を他の通信機器へ送信し、
    他の通信機器から送信された信号を受信して、該音声信号から他の通信機器のボタンの押下によって送信されるボタン信号を取り出し、該ボタン信号より前記指定ボタンの押下を認識すると、前記音声出力部の出力をテレビ音声から通話音声に切り替える
    ことを特徴とするテレビ視聴機能付き通信機器における出力音声切り替え方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109491731A (zh) * 2018-09-07 2019-03-19 咪咕文化科技有限公司 一种悬浮按钮的控制方法、装置及存储介质

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