JP2006024066A - クライアントサーバシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 バックアップのクライアントへの復元の際に、ネットワークに負荷をかけることなく、容易にクライアント側の復元作業を行うことができるクライアントサーバシステムを提供する。
【解決手段】 複数のクライアント140と、複数のクライアント140を管理する管理サーバ100と、複数のクライアント140および管理サーバ100が接続されるネットワーク180とを備え、管理サーバ100は、クライアント140側のハードディスク150の故障を、ハードディスク150自体の自己監視および解析情報に基づいて予測し、その予測結果に基づいて、クライアント140側のハードディスク150のバックアップを、クライアント140側のハードディスク150との互換性のある管理サーバ100側のリムーバブルハードディスク110上に作成する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のクライアント140と、複数のクライアント140を管理する管理サーバ100と、複数のクライアント140および管理サーバ100が接続されるネットワーク180とを備え、管理サーバ100は、クライアント140側のハードディスク150の故障を、ハードディスク150自体の自己監視および解析情報に基づいて予測し、その予測結果に基づいて、クライアント140側のハードディスク150のバックアップを、クライアント140側のハードディスク150との互換性のある管理サーバ100側のリムーバブルハードディスク110上に作成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ネットワーク接続されたクライアントサーバシステムに関し、特に、クライアントのハードディスクのバックアップに適用して有効な技術に関するものである。
従来のクライアントサーバシステムでのクライアントのバックアップ方法として、クライアント側の操作により、管理サーバ側にバックアップされたデータから必要なデータを復旧するもの(例えば、特許文献1参照)や、クライアントのハードディスクの交換を検出し、あらかじめ格納されたバックアップデータを自動的に復元するもの(例えば、特許文献2参照)があった。これらのバックアップ方法では、データ復元の際に、復元するデータはネットワーク経由で転送しており、また、クライアント側のデータのサーバへのバックアップのタイミングは任意となっている。
特開平8−44648号公報
特開2002−222106号公報
しかしながら、特許文献1、2に記載されたような、従来のクライアントサーバシステムでのバックアップ方法では、サーバ側に作成されたデータをクライアント側のハードディスクなどに復元する際にネットワーク経由でデータの送信を行うため、時間がかかると同時にネットワークへの負荷がかかるという問題があった。
また、サーバへのバックアップ作成のタイミングは、例えば、1週間や1ヶ月ごとなど管理者が意図したときであり、ハードディスクなどの状態とは無関係にバックアップを行っていたため、ハードディスクなどが故障する前の最適なタイミングでのバックアップを行うことは難しいという問題があり、例えば、サーバ側にバックアップを作成したが、その次のバックアップのタイミングまでにクライアントのハードディスクが故障した場合、バックアップを作成した時点から故障した時点までのデータは失われることになる。
また、サーバ側からクライアントにデータの復元を行うためには、バックアップツールやバックアップツールを使うための知識が必要となり、クライアントのユーザなどがバックアップ作業を行うことは難しいという問題があった。
本発明の目的は、バックアップのクライアントへの復元の際に、ネットワークに負荷をかけることなく、容易にクライアント側の復元作業を行うことができるクライアントサーバシステムを提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明によるクライアントサーバシステムは、複数のクライアントと、複数のクライアントを管理する管理サーバと、複数のクライアントおよび管理サーバが接続されるネットワークとを備え、管理サーバは、クライアント側のハードディスクの故障を、ハードディスク自体の自己監視および解析情報に基づいて予測し、その予測結果に基づいて、クライアント側のハードディスクのバックアップを、クライアント側のハードディスクとの互換性のある管理サーバ側のリムーバブルハードディスク上に作成するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、クライアントのハードディスクの故障を事前に予測し、クライアントのハードディスクのバックアップを、クライアント側のハードディスクとの互換性のある管理サーバ側のリムーバブルハードディスク上に作成しているので、バックアップのクライアントへの復元の際に、ネットワークに負荷をかけることなく、容易にクライアント側の復元作業を行うことができ、保守作業を簡略化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<クライアントサーバシステムの全体構成>
図1により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの全体構成の一例について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの全体構成を示す構成図である。
図1により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの全体構成の一例について説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの全体構成を示す構成図である。
図1において、クライアントサーバシステムは管理サーバ100と複数のクライアント140から構成され、管理サーバ100と複数のクライアント140はネットワーク180を介して接続されている。
管理サーバ100は、管理サーバ100で使用するハードディスク190のほかに、クライアント140のバックアップを格納するための複数台のリムーバブルハードディスク110(図1に示す例では2台)が取り付けられるようになっている。
クライアント140は、通常、ハードディスク150が1台以上装備されており、オペレーティングシステムをはじめ、さまざまなアプリケーションやユーザデータなどのクライアント環境160が保存されている。
また、クライアント140のハードディスク150には、ハードディスク自体の自己監視および解析情報(Self−Monitoring,Analysis,and Repoting Technology、以下SMART情報170という)と呼ばれる、ハードディスク自身の状態を示す情報が保持されており、ソフトウェア的手段で読み出せるようになっている。
ハードディスク150内のSMART情報170には、ハードディスク150の状態に関する情報がいくつか定義されており、それぞれの情報に対する故障の予兆として認識する閾値の情報も保持されている。
また、管理サーバ100では、ハードディスク190内にクライアント監視ソフトウェア130が格納されており、このクライアント監視ソフトウェア130を実行することにより、クライアント140のハードディスク150のSMART情報170を、例えば、1日に1回や8時間に1回など定期的に取得して解析している。
管理サーバ100では、クライアント監視ソフトウェア130による解析の結果、ハードディスク150に故障の予兆が発見されると、管理サーバ100上のバックアップ用ソフトウェアは、クライアント140のハードディスク150の内容を管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に作成する。ここで、作成されたリムーバブルハードディスク110を取り外し、故障が予想されるクライアント140側のハードディスク150と交換することで、クライアント140はハードディスク140の故障でデータを失うことなく、通常の業務を続けることができる。
このクライアント140側のハードディスク150とリムーバブルハードディスク110の交換は、クライアント140側でリムーバブルハードディスク110を直接取り付けられる場合は、そのまま交換し、クライアント140側でリムーバブルハードディスク110を直接取り付けられない場合は、リムーバブルハードディスク110からハードディスクを取り出して、クライアント140のハードディスク150と交換する。
また、リムーバブルハードディスク110には、バックアップを作成したクライアント140を区別するためのIDチェック部200が格納されており、例えば、クライアント140側で、リムーバブルハードディスク110が交換された、最初の起動時に、1回だけ読み込まれるソフトウェアなどで構成され、交換されたリムーバブルハードディスク110が、目的のクライアント140のものかどうかが判断されるようになっている。これにより、間違ったリムーバブルハードディスク110がクライアント140のハードディスク150と交換されることを防止している。
なお、クライアント140のハードディスク150のバックアップが作成される管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110は、クライアント140側のハードディスク150と交換してもそのまま動作するように、クライアント140のハードディスク150と互換性のあるものを使用し、また、クライアント140側で動作可能なものであれば、容量が異なるものでもよい。
また、管理サーバ100とクライアント140が遠隔地に存在した場合では、同様にネットワーク180で接続されていれば、クライアント140のハードディスク150のクライアント環境160はネットワーク180を経由して管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に作成される。
このようにして作成されたクライアント140のクライアント環境160の入ったリムーバブルハードディスク110を、管理サーバ100から取り外してクライアント140のハードディスク150と交換するだけで、そのままクライアント140で使用できるようになる。また、管理サーバ100とクライアント140が遠隔地に存在した場合は、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に作成されたハードディスクをクライアント140のある地点に送付し、クライアント140の設置されている場所で交換作業を行う。
このように、クライアント140のハードディスク150の故障が事前に予測できるため、故障前にクライアント140のハードディスク150のバックアップを作成し、その時点でクライアント140のハードディスク150を新しいものと交換できるため、ハードディスク150の故障によりデータを失うことがない。また、管理サーバ100側に作成されたバックアップはリムーバブルハードディスク110に作成されており、このリムーバブルハードディスク110は、そのままクライアント140側で使用できるため、バックアップの復元に要する時間を短縮することが可能である。
また、クライアント140に対する作業としては、ハードディスク150の交換のみとなるので、ハードディスク150の交換後のバックアップを復元するための特別な手順も必要なく、通常の保守員や、ユーザによる保守が可能となる。
<バックアップ作成の動作>
次に、図2により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのバックアップ作成動作について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのバックアップ作成動作を示すフローチャートである。
次に、図2により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのバックアップ作成動作について説明する。図2は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのバックアップ作成動作を示すフローチャートである。
まず、管理サーバ100はクライアント監視ソフトウェア130を実行することにより、クライアント140のハードディスク150のSMART情報170を取得し、解析する(S201)。
SMART情報170には、いくつかの項目に対するハードディスクの現在の状態(例えば、リード失敗回数情報、交代セクタの残り情報等)と、それぞれの閾値が含まれており、これらの閾値と、実際の状態を比較し、閾値を超えた項目があるか否かを判断し、クライアント140のハードディスク150の状態を判断する(S202)。
S202で比較の結果、閾値を超えた項目がない場合には、そのまま処理を終了し、S202での比較の結果、閾値を超えた項目がある場合には、そのハードディスク150が搭載されているクライアント140をバックアップの対象としておく(S203)。
このバックアップ対象のクライアント140の情報は、例えば、管理サーバ100上に各クライアント140の情報を示すクライアント管理テーブルなどを保持し、その各クライアント140の情報のバックアップ対象フラグなどを設定するなどして、バックアップの対象の管理を行う。
なお、S203でバックアップ対象となったクライアント140の使用者には、例えば、ハードディスク150を交換する必要がある旨の表示や、管理サーバ100へのバックアップの作成が行われる旨の表示などを行い、クライアント140の使用者に対する情報の提供を行う。
なお、このときに、バックアップ対象となったクライアント140の使用者に対して、今すぐバックアップを行うことが可能かどうかを確認し、バックアップ対象となったクライアント140の使用者からの応答により、クライアント140の使用中であっても、バックアップを行うようにしてもよい。
そして、今すぐにバックアップ作成を開始できるか否かを判断する(S204)。なお、S204では、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110の容量が、クライアント環境160をバックアップするのに十分な容量かどうかや、クライアント140が現在使用中などの状態でバックアップ作成を開始できない状態ではないかや、利用者からの応答などを調査して、バックアップ作成の可否を決定する。
S204での判断の結果、バックアップを作成できる状態の場合には、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にバックアップ対象となったクライアント140のハードディスク150のバックアップ作成を開始し、バックアップの作成を開始した旨を管理者に通知する。また、正常にバックアップを終了した時点で、クライアント140のハードディスク150を交換するよう、管理者に通知し、ハードディスク150の内容がバックアップされた旨をクライアント140の使用者にも通知する(S205)。
このS205での、クライアント140のハードディスク150を交換するように指示する通知は、クライアント140の使用者が、ハードディスク150の交換作業を行う場合には、クライアント140上に通知し、クライアント140の使用者自身でハードディスク150を交換するようにしてもよい。この作業は、ハードディスク150の交換のみの作業で、その後のバックアップ復元の操作は必要ないため、クライアント140の使用者による作業においても、容易に行うことが可能である。
また、バックアップが作成された後は、クライアント140上での作業によるハードディスク150の内容が変わってしまった場合には、バックアップの復元後に反映されないため、クライアント140の利用者には、バックアップを作成した後に、バックアップを取ったので、以後の作業は、バックアップ復元後には、反映されない旨の表示を行うなどして、利用者に注意をしてもらうようにする。
S204での判断の結果、今すぐにバックアップ作成を開始できない場合は、そのまま処理を終了するが、S203で、このクライアント140のクライアント環境160はバックアップ作成の対象となっているので、例えば、管理サーバ100において、バックアップ対象となっているクライアント140の状態を監視し、業務時間外など、バックアップを作成できるようになるまで待ち、バックアップを作成できる状態になった後、S205でのバックアップ作成の処理を実行することになる。
なお、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にバックアップを作成した後に、クライアント140を使用して、ハードディスク150の内容が更新された場合には、その更新部分のデータを管理サーバ100で管理し、ハードディスク150を交換後、管理サーバ100で管理している更新部分のデータにより、更新部分を反映した状態にしてもよい。
また、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にバックアップを作成した後は、バックアップを作成したクライアント140では、ネットワーク180を介して、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に作成されたバックアップに対して、アクセスするようにして、バックアップ作成からハードディスク150を交換するまでの間は、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110を、クライアント140のハードディスク150として使用するようにしてもよい。この場合は、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にバックアップを作成した後に、クライアント140が使用されても、ハードディスク150の交換時点の内容を復元することが可能である。この場合は、クライアント140のハードディスク150を交換する際には、クライアント140側の使用を完全に終了させ、開いているファイルなどがない状態として、交換作業を行うことになる。
また、業務時間外などで、クライアント140の電源が切れているときに、バックアップを作成する場合には、管理サーバからの指示により、バックアップ対象のクライアント140の電源を入れて、バックアップ作業を行い、バックアップ終了後に、再度、クライアント140の電源を切るようにすることも可能である。その際には、クライアント140の使用者が、業務時間になり、クライアント140の電源を入れた際に、バックアップを作成した旨の表示を行うようにする。また、業務時間外によるバックアップ作成の後、業務開始時間までに、管理者などにより、ハードディスク150が交換された場合には、クライアント140のハードディスク150は、正常な状態になったので、クライアント140には、何の表示も行われずに通常のクライアント140の通常の業務を続けることになる。
以上のように、管理サーバ100により、クライアント140のハードディスク150の状態を監視し、故障の予兆が発見されると、クライアント140をバックアップ対象として、クライアント140のハードディスク150と互換性のある、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に、クライアント140のハードディスク150のバックアップを作成するようにしたので、バックアップのクライアント140への復元の際に、ネットワーク180に負荷をかけることなく、容易にクライアント140側の復元作業を行うことができ、クライアント140側の復元作業も、ハードディスク150を交換するだけで行うことが可能である。
<管理サーバのハードディスクへのバックアップ>
次に、図3および図4により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの管理サーバへのバックアップ作成の処理において、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合のバックアップ動作について説明する。図3は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合を説明するための説明図、図4は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合のバックアップ作成部分の動作を示すフローチャートである。
次に、図3および図4により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの管理サーバへのバックアップ作成の処理において、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合のバックアップ動作について説明する。図3は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合を説明するための説明図、図4は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムにおいて、すでに管理サーバのリムーバブルハードディスクにクライアント環境がバックアップされている場合のバックアップ作成部分の動作を示すフローチャートである。
図3において、管理サーバ100のハードディスク190内には、クライアント140のクライアント環境160のバックアップを格納する領域が設けられている。この管理サーバ100のハードディスク190内に格納されたクライアント140のクライアント環境160は、そのままの状態でクライアント140上のハードディスク150と交換されるものではないため、例えば圧縮した状態などで格納するようにしてもよい。
図2のS205に示すように、クライアント環境160のバックアップを作成しようとしたが、例えば、すでにリムーバブルハードディスク110に他のクライアント140のバックアップが作成されていた場合や、管理サーバ100にリムーバブルハードディスク110が装着されていなかった場合や、リムーバブルハードディスク110内にハードディスクが装着されていなかった場合などでは、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にはクライアント140のバックアップを作成することができないため、管理サーバ100のハードディスク190に一時的にクライアント環境160のバックアップを作成し、例えば、管理サーバ100で管理しているリムーバブルハードディスク110へのバックアップ作成待ちの一覧に登録しておく。
そして、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110が新しいものと交換されるなどして、クライアント環境160のバックアップが作成できる状態になったときに、バックアップ作成待ち一覧の登録順に、リムーバブルハードディスク110へのバックアップの作成が開始される。このときのバックアップ元は、管理サーバ100のハードディスク190に作成されたクライアント環境160のバックアップであり、バックアップ先はリムーバブルハードディスク110となる。
この、バックアップ作成時の動作としては、図4に示すように、まず、クライアント140のバックアップを作成するときに、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110に、すでにクライアント140のバックアップが作成されているかや、リムーバブルハードディスク110が装着されているかなどをチェックし、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110が空の状態か否かを判断する(S401)。
そして、S401でリムーバブルハードディスク110に、すでにほかのクライアント140のバックアップが作成されていたり、リムーバブルハードディスク110が装着されていなかった場合などで、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110が空の状態でないと判断されると、管理サーバ100のハードディスク190に一時的にクライアント環境160のバックアップを作成し(S404)、例えば、管理サーバで管理されているリムーバブルハードディスク110へのバックアップ作成待ちの一覧に登録する(S405)。
また、S401で管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110が空の状態であると判断されると、クライアント環境160のバックアップを直接リムーバブルハードディスク110に作成する(S402)。
そして、S402で作成されたリムーバブルハードディスク110が、バックアップを作成したクライアント140以外のクライアント140で動作しないように、クライアント140のハードウェア固有のIDを使用して、IDチェック部200を作成し、リムーバブルハードディスク110に書き込む(S403)。
そして、S402およびS403で作成されたリムーバブルハードディスク110がクライアント140に装着され最初に起動されるときに、例えば、IDチェック部200がまず実行され、リムーバブルハードディスク110のハードディスクとクライアント140の組み合わせが正しいかどうかがチェックされるようになっている。
そして、正しい組み合わせであれば、以後の起動時にはIDのチェックは行われないように処理され、もし、正しくない組み合わせであれば、ハードディスク内部のデータの変更を防ぐため、クライアント140は起動せずに注意を促す画面を表示するなどしてクライアント140を停止させるように処理される。このように、IDチェック部200により、間違ったリムーバブルハードディスク110がクライアント140に装着されてしまった場合には、そのリムーバブルハードディスク110を使用できないようにすることが可能である。
<保守会社によるハードディスク保守>
図5および図6により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの保守会社によるハードディスク保守の一例を説明する。図5は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのハードディスク保守を保守会社で行う場合の構成を示す構成図、図6は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムと保守会社との間の動作を示す図である。
図5および図6により、本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムの保守会社によるハードディスク保守の一例を説明する。図5は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムのハードディスク保守を保守会社で行う場合の構成を示す構成図、図6は本発明の一実施の形態に係るクライアントサーバシステムと保守会社との間の動作を示す図である。
図5において、管理サーバ100とクライアント140は、ネットワーク180を介して接続されており、同じネットワーク180には、クライアントサーバシステムの保守作業を行う保守会社600が接続されている。
管理サーバ100はネットワーク180を介して、保守会社600に対して、クライアント140のハードディスク150交換などの指示を出すことができる。
この、保守会社600へのハードディスク150交換の指示の動作としては、図6に示すように、まず、管理サーバ100はクライアント140から、定期的にSMART情報170を取得し(S601)、その結果、クライアント140のハードディスク150に故障の予兆が発見されると、管理サーバ100上のバックアップ用ソフトウェアは、クライアント140のハードディスク150の内容のバックアップの作成開始の可否を調査する(S602)。S602で作成可能であれば、クライアント140のクライアント環境160を直ちに管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にバックアップ開始する(S603)。
そして、S603でのバックアップが正常に終了したら、管理サーバ100はクライアント140に対して、バックアップが完了した旨を通知し(S604)、その後保守会社600に対して、当該クライアント140のハードディスク150と、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110との交換を指示する(S605)。
そして、交換の指示を受けた保守会社600は、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110を、クライアント140のハードディスク150と交換する作業を行う(S606)。
このように、保守会社600により、クライアント140のハードディスク150の保守を行う場合であっても、管理サーバ100により、クライアント140のハードディスク150のSMART情報170を監視し、クライアント140のハードディスク150に故障の予兆が発見されると、管理サーバ100のリムーバブルハードディスク110にクライアント環境160のバックアップを行い、保守会社600は、管理サーバ100からのクライアント140のハードディスク150の交換指示により、リムーバブルハードディスク110をクライアント140のハードディスク150と交換することにより、クライアント140の保守作業が完了し、保守作業の時間を短縮することが可能である。
なお、図5に示した例では、ネットワーク180に保守会社600が接続された例で説明したが、保守会社600をネットワーク180には接続せず、管理サーバ100から保守会社600へのクライアント140のハードディスク150の交換指示は、ネットワーク180以外の通信回線などにより行うようにしてもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
100…管理サーバ、110…リムーバブルハードディスク、130…クライアント監視ソフトウェア、140…クライアント、150…ハードディスク、160…クライアント環境、170…SMART情報、180…ネットワーク、190…ハードディスク、200…IDチェック部、600…保守会社。
Claims (5)
- 複数のクライアントと、
前記複数のクライアントを管理する管理サーバと、
前記複数のクライアントおよび前記管理サーバが接続されるネットワークとを備え、
前記管理サーバは、前記クライアント側のハードディスクの故障を、前記ハードディスク自体の自己監視および解析情報に基づいて予測し、その予測結果に基づいて、前記クライアント側のハードディスクのバックアップを、前記クライアント側のハードディスクとの互換性のある前記管理サーバ側のリムーバブルハードディスク上に作成することを特徴とするクライアントサーバシステム。 - 請求項1記載のクライアントサーバシステムにおいて、
前記リムーバブルハードディスクは、バックアップを作成した前記クライアントを識別するIDチェック部を有することを特徴とするクライアントサーバシステム。 - 請求項1または2記載のクライアントサーバシステムにおいて、
前記管理サーバは、前記リムーバブルハードディスク上に、前記クライアント側のハードディスクのバックアップを作成できないとき、一時的に前記管理サーバ側のハードディスク上に前記クライアント側のハードディスクのバックアップを作成することを特徴とするクライアントサーバシステム。 - 請求項1,2または3記載のクライアントサーバシステムにおいて、
前記クライアント側のハードディスクは、保守作業時に、前記管理サーバ側の前記リムーバブルハードディスクまたは前記リムーバブルハードディスク内のハードディスクとそのまま交換されることを特徴とするクライアントサーバシステム。 - 請求項4記載のクライアントサーバシステムにおいて、
前記管理サーバは、前記リムーバブルハードディスク上に、前記クライアント側のハードディスクのバックアップを作成したとき、前記クライアントサーバシステムの保守作業を行う保守会社に対して、バックアップを作成した前記クライアントの前記ハードディスクを交換するように指示を与えることを特徴とするクライアントサーバシステム。
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