JP2006018553A - ネットワーク端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所定の場合にバックグラウンドの画面を好適にフォアグラウンドに出すことができるネットワーク端末を提供することにある。
【解決手段】 本ネットワーク端末は、例えば、受信した電文がIP電話の着信メッセージの場合、まず、キーボード等の入力装置のキー入力が監視すべきキー入力のイベントかどうか判別し(S1311)、“No”の場合は、キーストローク入力速度が監視入力速度より速いかどうかを判別する(S1312)。ステップS1311またはステップS1312において、その判別が“Yes”の場合、ソフトフォンの画面操作制御部へ起動をかける(S1314)。これにより、オペレータへの着信通知および電話を取る操作介入のためのバックグラウンドのソフトフォン画面(IP電話用画面)が、表示装置のフォアグラウンドに表示される。
【選択図】 図13

Description

本発明は、表示装置のオペレータ入力操作により制御されるフォアグラウンド(前面)で、あるソフトウェアプログラムの画面を表示中に所定条件が成立した場合、表示装置のバックグラウンド(背後)に待機する別のソフトウェアプログラムの画面をフォアグラウンドに表示するネットワーク端末に関するものである。
一般に、パーソナルコンピュータ(パソコン)等のネットワーク端末で用いられるオペレーティングシステムは、ワープロ、表計算などのように表示装置のフォアグラウンドで動作するプログラム(フォアグラウンドプログラム)と、これとは別にバックグラウンドで非同期に動作するプログラム(バックグラウンドプログラム)とを多重に処理することが可能とされている。このバックグラウンドプログラムはオペレータ介入が必要とされる場合にその画面がフォアグラウンドに表示される。このオペレータ介入が必要となる代表例としては、例えば、ウィルス監視プログラムでウィルスが発見された場合、あるいはサーバ装置からの起動処理により異常が発生した場合、ソフトフォンにおけるハンドセットから発信ボタンが押下された場合、あるいはソフトフォンで外部から着信要求があった場合などがあげられる。以下、ソフトフォンで外部から着信要求があった場合を例にとって説明する。
従来の公衆回線における電話接続から、インターネットの普及と電話料金節約のため、インターネットを利用した電話、いわゆるTCP/IP上で、H.323、SIP(Session Initiation Protocol)などのプロトコルを利用したIP電話が普及してきている。そのため、パソコンなど汎用のネットワーク端末に電話のハンドセットを接続し、両者合わせて電話機能を実現している。これがソフトフォンといわれるものである。ハンドセットは、通常の電話機と同様に、ダイヤルボタン、スピーカ、マイクのみを装備しており、各種表示は、パソコン画面による表示により共用する方法を取っている。このネットワーク端末にはIP電話の機能を実現するアプリケーションソフトウェアが搭載されている。
例えば、ソフトフォン搭載のパソコン上で、ワープロ、表計算などの一般業務を行っている時に、外からの着信が発生した場合、着信表示の方法として、ハンドセットの音を鳴らす、またはパソコン画面のシステム表示エリアに着信表示を行うなどの方法があった。ハンドセットの音を鳴らすだけの場合、オペレータは、誰から電話がかかってきたかを知るために、一旦、作業の手を休め、パソコン上の電話機能画面を開き、開いた画面の表示で発信元を確認する必要があった。この方法では、作業を中断して、電話機能画面を開く操作が煩わしかった。特に、オペレータが、コールセンタなどのように、ヘッドセットを頭に装着している場合、ヘッドセットにはハンドセットのような操作すべきキーが無いため、パソコン画面から、電話機能画面を開く方法が一般である。このような場合、一般業務から電話機能画面への切り替え操作が、煩わしかった。別の方法として、着信表示をシステム表示エリアに表示する方法は、一般に、それが画面の隅に小さく表示されるため、見落としてしまいがちであった。
そのほか、各種着信表示に関する技術としては次のようなものが知られている。特許文献1においては、待受け画面から機能画面への切り替え時に着信を受けると、機能画面の一部に着信表示する技術が開示されている。特許文献2においては、いかなる画面でも、着呼を受けると、着呼のアイコンを表示し、このアイコンの選択により着呼応答を可能とする技術が開示されている。特許文献3においては、被呼者の操作無しに、ディスプレイ上の最前面に自動的にメモメール表示ウィンドウをポップアップ表示する技術が開示されている。
特開2004−7144公報 特開2002−368842公報 特開平11−98250公報
しかしながら、従来の電話機能を有するネットワーク端末には、次のような課題が存在する。
(1)マンマシンインターフェースを持つパソコンなどのネットワーク端末において、フォアグラウンドプログラムの表示画面で一般業務のキー入力中に、例えば着呼などの非同期イベントが発生した場合、着信画面などのバックグラウンドプログラムの表示画面が、オペレータにとっては、突然、前面に出てくることになる。
(2)このため、オペレータの操作が一般業務からバックグラウンドプログラムへの遷移中に、キー入力データが、例えば着信画面などのバックグラウンドプログラムに誤って送られるおそれがある。
従って本発明の目的は、上記課題を解決し、所定の場合にバックグラウンドの画面を好適にフォアグラウンドに出すことができるネットワーク端末を提供することにある。
上記課題は、表示装置のフォアグラウンドに第1の画面を表示するための第1の手段と、所定条件が成立した場合に前記表示装置のバックグラウンドに待機する第2の画面を前記フォアグラウンドに表示するための第2の手段と、前記第1および第2の画面を操作するための入力装置とを備えたネットワーク端末であって、前記所定条件が成立した場合に、前記第1の画面を操作する前記入力装置の入力状態に応じて、前記第2の画面を前記フォアグラウンドに表示するネットーク端末により、解決される。
ここで、前記入力状態は予測により求めた入力状態とすることができる。例えば、入力装置による入力発生の確率および間隔がポアソン分布などの統計分布に従うとみなして、次の入力状態を予測し、それに従って前記第2の画面を前記フォアグラウンドに表示することができる。前記第2の画面の前記フォアグラウンドへの表示は、前記入力状態に応じて、一定の遅延時間をもって行うようにすることができる。また、前記第1の画面は情報入力用画面であり、前記第2の画面はIP電話用画面であり、かつ前記所定条件が成立した場合はIP電話の着呼があった場合とすることができる。この場合、前記情報入力用画面とは、例えばワードプロセッサを用いて文字等の情報を入力するような一般業務を行うときに表示装置に表示される画面をいう。また、前記IP電話用画面とは、例えばソフトフォンを操作するときに表示装置に表示される電話操作用のソフトフォン画面をいう。
さらに、本発明は、所定条件が成立した場合に、表示装置のフォアグラウンドに表示されている第1の画面を操作する入力装置の入力状態を判別する機能、前記入力状態の判別結果に応じて、前記表示装置のバックグラウンドに待機する第2の画面を前記フォアグラウンドに表示させる機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムに係るものである。ここで、前記入力状態は、前記入力装置における入力速度および特定のキーの入力操作のうちの少なくとも1つとすることができる。また、前記第1の画面は情報入力用画面であり、前記第2の画面はIP電話用画面であり、かつ前記所定条件が成立した場合はIP電話の着呼があった場合とすることができる。
本発明によれば、次のようなネットワーク端末を得ることができる。
(1)バックグラウウンドプログラムがオペレータ介入を必要とする場合、フォアグラウンドプログラムとの間で競合制御を行うことができる。従って、所定の場合にバックグラウンドの画面を好適にフォアグラウンドに出すことができる。
(2)これにより、例えば、端末操作中に、電話着信などの非同期イベントが発生した場合、着信画面などのバックグラウンドプログラムのオペレータ介入操作への遷移をスムースに行うことができる。また、端末操作中に、一般業務へのキー入力データが、遷移途中の例えば着信画面などのバックグラウンドプログラムに誤って入力される頻度を大幅に低減することができる。
以下、本発明に係るネットワーク端末の実施例を、ソフトフォンを搭載したパソコン(PC)を例にとって説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、POS端末やその他の専用端末についても同様に適用可能である。
また、本実施例では、ソフトフォンにおける「着信」という非同期イベントと、パソコンによる一般業務におけるキーボードの入力操作とが競合する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係るネットワーク端末が接続されるシステム構成例を示す図である。本例のシステムは、ネットワーク端末としてのパソコン(PC)1と、IP電話のソフトフォン用ハンドセット2と、サーバ装置3と、ゲートウェイ4と、公衆回線網5と、外部電話6とを備える。パソコン1はソフトフォン機能を有し、ハンドセット2はソフトフォン用の送受話を行うためのマイクとスピーカを有する。サーバ装置3は電話番号とIPアドレスの変換などSIP等で知られるVoIP機能による電話制御や発着信制御等を行うものである。ゲートウェイ4は、一般の公衆回線網5とIP電話網との信号方式の変換を行う。公衆回線網5には一般のアナログ電話である外部電話6が接続されている。
パソコン1は、通常時、表示装置のフォアグラウンドにワープロなどの一般業務のための情報入力用画面を表示している。ここで、IP電話の着呼があった場合、いままでバックグラウンドに待機していたIP電話用画面を表示装置のフォアグラウンドに表示するが、この際、本発明では、ワープロなどの情報入力用画面を操作するキーボードやマウスなどの入力装置の入力状態に応じて、IP電話用画面をフォアグラウンドに表示する。その詳細については後述する。その前に、まず、パソコン1のハードウェアおよびソフトウェアの構成例について説明する。
図2は、図1に示すパソコン1のハードウェアブロック構成例を示す図である。本例のパソコン1は、CPU101と、メモリ102と、LAN制御ボード103と、入力装置104と、表示装置105と、外部記憶装置(HDD)106と、USB制御ボード107とを備え、これらを相互に接続している。CPU101はパソコン全体を制御し、メモリ102はコンピュータプログラムやテーブルを一時記憶する。LAN制御ボード103はローカルエリアネットワーク(LAN)インターフェースを制御する。入力装置104はキーボードやマウスなどの入力装置であり、表示装置105はモニタや液晶パネルなどの表示装置である。HDD106は、例えばワープロ、表計算、IP電話(ソフトフォン)などのアプリケーションソフトウェアに係るコンピュータプログラムやテーブル類、データベースなどを記憶している例えばハードディスク等の外部記憶装置であり、USB制御ボード107はハンドセット2とのインターフェース例えばUSBの信号方式を制御するものである。
図3は、図1に示すパソコン1のソフトウェアブロック構成例を示す図である。図示のように、パソコン1は、ソフトフォンアプリケーション部110、オペレーティングシステム(OS)120および入出力制御部130を備える。ソフトフォンアプリケーション部110は、イベント制御部111、音声制御部112、発信制御部113、着信制御部114および画面操作制御部115を有する。入出力制御部130は、LAN制御部131、ハンドセット2に接続されるハンドセット制御部132、HDD106に接続されるハードディスク制御部133、入力装置104に接続される入力制御部134、および表示装置105に接続される表示制御部135を有する。
ソフトフォンアプリケーション部110において、イベント制御部111は、OS120経由の各種入出力イベントをアプリケーションで受付け制御を行う。音声制御部112は、送受話すべき音声データをハンドセット制御部132またはLAN制御部131へ転送指示を行う。つまり、受話時、受信した音声電文は、LAN制御部131から、イベント制御部111、音声制御部112に渡され、音声制御部112で、音声データに解凍し、ある固まりにバッファリングし、そのデータを、ハンドセット制御部132に送り、受話音として聞くことができるようになっている。また、送話時は、逆に、ハンドセット2から入力された音声データは、ハンドセット制御部132からイベント制御部111経由、音声制御部112に渡され、音声制御部112では、受け取った音声データを分割圧縮し、音声電文に分割生成することになる。そのデータを、LAN制御部131に送り、LAN制御部131は、音声電文として送ることになる。発信制御部113は、ハンドセット2または入力装置104から、入出力制御部130経由で発信指示操作のイベントを受けて、画面操作制御部115に対して発信のための起動を行うものである。着信制御部114は、LAN制御ボード103を経由してきた外部電話6からの着信を制御する。画面操作制御部115は、ソフトフォンを操作するための画面を通じて発着信操作制御を行うものである。
OS120は、入出力制御、イベント通知、アプリケーションの起動、終了などのスケジュール管理を行う。
入出力制御部130は、キーボード、ハンドセット、LANなどの制御を行うドライバなどを含む。すなわち、LAN制御部131には、LANインターフェースを制御するドライバ、TCP/IPプロトコル制御などが含まれ、ハンドセット制御部132には、USBインターフェースを制御するドライバ、ハンドセットのハードウェア制御などが含まれる。ハードディスク制御部133には、HDD106を制御するSCSIなどのドライバ、ファイルの作成削除など管理などが含まれる。入力制御部134には、入力装置104を制御するキーボードやマウスなどの入力ドライバなどが含まれる。表示制御部135には、表示装置105を制御する表示ドライバ、ビデオメモリ管理などが含まれる。
次にパソコン1におけるソフトフォン画面(IP電話用画面)およびハンドセットの外観の例について説明する。
図4は、図1に示すパソコン1におけるソフトフォン画面の例を示す図である。本例のソフトフォン画面140は、ダイヤル入力などのテンキー置数入力エリア141と、「ヨビダシチュウ」などの各種状態表示を行うガイダンス表示エリア142と、画面上に作成されたテンキーエリア143と、発着信ボタン144と、切断ボタン145と、制御ボタンエリア146とを備える。ここで、テンキーエリア143のテンキーを選択することで、テンキー置数入力エリア141へダイヤル入力することができる。ダイヤル入力後、発着信ボタン144を押すことにより発信操作を行うことができる。また着呼の際は、発着信ボタン144を押すことにより着信操作を行うことができる。切断ボタン145を押すことで電話の切断を行うことができる。制御ボタンエリア146は、例えば、電話の転送、保留などを行うための図示しない各種制御ボタンを有する。
図5は、図1に示すパソコン1におけるハンドセット2の外観の例を示す図である。本例のハンドセット2は、スピーカ201と、発着信ボタン202と、切断ボタン203と、テンキー入力エリア204と、マイク205とを備える。ハンドセット2は、通常の電話機のように、テンキーエリア204のテンキーを選択してダイヤル入力し、発着信ボタン202を押すことにより発信操作を行うことができる。また着呼の際は、発着信ボタン202を押すことにより着信操作を行うことができる。切断ボタン203を押すことで電話の切断を行うことができる。
次にIP電話の電文形式およびパソコン1とハンドセット2間の電文形式の例について説明する。
図6は、IP電話の電文形式の例を示す図である。本例はLAN電文でTCP/IPプロトコルの上位のレイヤにおける電文形式を示したもので、ソースアドレス601、デスティネーションアドレス602、セッション番号603、およびコンテンツ604が含まれる。ソースアドレス601およびデスティネーションアドレス602はそれぞれ、電話番号または電話を指定するためのIP電話URI(Uniform Resource Identifier)などの送信元と宛先の識別アドレスである。例えば、セッション番号603がIP電話(ソフトフォン)の発着信制御(SIP)を示すコードの場合、コンテンツ604は電話の接続(発着信)または切断であり、セッション番号603が電話の音声データ(RTP)を示すコードの場合、コンテンツ604は電話の音声データである。
図7(a)、(b)は、パソコン1とハンドセット2間の電文形式の例を示す図である。同図(a)はハンドセット2からパソコン1への電文形式を示すもので、ハンドセット2からパソコン1への入力であることを示す識別子“IN”701と、入力されたキー情報である入力コード702とが含まれる。また、同図(b)はパソコン1からハンドセット2への電文形式を示すもので、パソコン1からハンドセット2への出力であることを示す識別子“OUT”711と、パソコン1からの表示などの出力コード712とが含まれる。その他、音声データも分割することにより、これと同様の電文形式で送受信が可能である。
図8は、パソコン1の入力装置104からの入力イベントの入力ジャーナルの例を示す図である。本例の入力ジャーナルは、入力時刻801と、例えばキーボードの入力キーコード802とを含み、図示のように、入力時刻801に対応して、入力された入力キーコード(0、1、ENTER、A、Bなど)が時系列的に記録されている。ここで、入力キーコード802は例えば文字コードであるが、これに限定されず、文字コードに変換する前の、キーのマトリクス位置、接(メーク)、断(ブレーク)を示す内容でもよい。
図9(a)、(b)は、パソコン1の入力制御部134からソフトフォンアプリケーション部、特にイベント制御部111へ発生させるイベント形式の例を示す図である。同図(a)は、入力属性901として“INPUT 0”を示し、実際に入力されている入力速度902として、“ストローク数/sec”の値を示している。入力速度902は、後述の監視入力間隔に発生したキーストローク数を速度により表現したもので、現在の入力中の入力速度、頻度を示している。また、同図(b)は、入力属性901として“INPUT 1”を示し、監視しているキーイベント(監視キーイベント)903として“ENTER”キーが押されたというイベントを示している。
図10は、パソコン1の入力制御部134からソフトフォンアプリケーション部、特にイベント制御部111へ発生するイベントジャーナルの例を示す図である。本例の入力ジャーナルは、イベント発生の時刻1001と、入力属性1002(901)と、イベント内容1003とを含む。イベント内容1003は、入力属性1002(901)に応じた監視入力速度902および監視キーイベント903を時系列的に格納している。
図11は、入力装置104からの入力状態を入力制御部134にて入力監視する項目のプリセットの例を示す図である。本例では、監視入力間隔1101、監視入力速度1102、起動遅延時間1103、および監視キー1104を有する。監視入力間隔1101は、例えば、本例では、毎一秒間隔に、“INPUT 0”または、“INPUT 1”のイベント、本例では、キーストローク数と一致させており、本イベントが、いくつ発生しているかをカウントし、監視を行うことを意味する。監視入力速度1102は、上記監視入力間隔1101に発生したキーストローク入力速度が本監視入力速度を越えているか否かを監視するためのものであり、本例では、“1ストローク/sec”がセットされている。これにより、キーストローク入力速度の変化を捉え、入力頻度が低下する方向になって来た時、着信によるアプリケーション起動を行うことにより、オペレータとの競合の確率を低下することができる。
本例では、監視入力速度1102の比較による判断としたが、入力の間隔そのもの、そのばらつきなどを使用して、指数分布、ポアソン分布などの確率分布を利用することができる。これによりさらに次の入力状態の予測を行い、精度向上を図ることができる。これらの予測は、学習機能により、精度向上が可能である。
また、起動遅延時間1103は、キーストローク入力速度が上記監視入力速度1102を越えていた場合、ソフトフォン画面に起動をかける時間を、例えば、LAN電文のコンテンツ604の着信というイベントの受信から遅延させる時間を示している。監視キー1104は、上記監視入力速度1102以外に、監視すべき監視キーを指定するものである。本例では、“ENTER”キーである。これは入力の区切りをつけるキーであり、この“ENTER”キー入力直後は、入力の休止が入るというオペレータの習慣に着眼したものである。この休止期間に、着信によるアプリケーション起動を行うことにより、オペレータとの競合の確率を低下させるものである。また、監視キー1104として、“ENTER”キーのほか、“DEL”、“BS”などのキーとすることもでき、またこれらを複数指定してもよい。
図12は、LAN制御部131、入力制御部134、およびイベント制御部111の処理内容を示す流れ図である。まず、LAN制御部131において、外部から電文を受信した場合(S1201)、その受信電文のセッション番号603がソフトフォン関連のコードを示しているかどうかを判別する(S1202)。その結果、“No”の場合はその他の処理を行う(S1203)。すなわち、その対応するアプリケーションを起動して関連処理を実行する。一方、“Yes”の場合、すなわち“着呼”または、受話した“音声電文”を示す電文の場合、ソフトフォンアプリケーション部110に対して着呼イベントを発生させる(S1204)。
次に、入力制御部134において、次のステップS1211、S1212のループで、監視入力間隔1101毎に、例えばキーボードから入力されるキーストローク数をカウントする。すなわち、まずキーストローク数をカウントし(S1211)、監視入力間隔1101を経過したかどうかを判断する(S1212)。その結果、“No”の場合は、ステップS1211に戻って再びキーストローク数をカウントする。一方、“Yes”の場合は、上記監視入力間隔1101でカウント(測定)したキーストローク数から入力速度の計算を行い(S1213)、キーストローク入力速度イベント(INPUT 0:901、入力速度902)を発生する(S1214)。これをイベント制御部111へ通知するとともに、監視キー1104で指定されたキーが入力されたかどうかを判断する(S1215)。その結果、“No”の場合は、ステップS1211に戻る。一方、“Yes”の場合は、監視キー入力イベント(INPUT 1:901、監視キー903)を発生し、イベント制御部111へ通知する。
次に、イベント制御部111において、各種イベントがあれば受信する。すなわち、キーストローク入力速度のイベントが発生した場合はこれを受信し(S1221)、図10に示すように時系列順にイベントジャーナルを作成する。また、監視キー入力のイベントが発生した場合はこれを受信し(S1222)、この場合も図10のように時系列順にイベントジャーナルを作成する。通常は、入力が継続されている間、ステップS1221とS1222をループしてイベントを記録していくことになる。そして、ステップS1204から着呼イベントを受信した場合(S1223)、この受信イベントを受けて、ソフトフォンアプリケーション部110において実質的なソフトフォンイベント処理が実行される(S1224)。以下、この処理について説明する。
図13は、図12のソフトフォンイベント処理S1224の処理内容を示す流れ図である。まず、受信した電文が着信メッセージかどうか判定する(S1301)。その結果、“No”の場合は、それが音声メッセージかどうか判別する(S1302)。その結果、“No”の場合は、その他の処理を行う(S1303)。すなわち、その他のメッセージに対応する処理を行う。一方、ステップS1302において受信した電文が音声メッセージ(“Yes”)の場合、イベント制御部111は受信した音声メッセージを音声制御部112へ送信する(S1304)。音声制御部112は、これを、音声データに解凍し、ある固まりにバッファリングし、そのデータを、ハンドセット制御部132に送り、受話音として聞くことができる。
また、先のステップS1301において受信した電文が着信メッセージ(“Yes”)の場合、従来は、即時、オペレータ介入要求のため、バックグラウンドプログラムの画面に起動をかけていたが、ここでは、オペレータの一般業務でのキー入力状態を監視する。そのため、まず、キー入力が監視キー入力のイベントかどうか判別する(S1311)。その結果、“No”の場合は、キーストローク入力速度が監視入力速度より速いかどうかを判別する(S1312)。このように、ステップS1311およびS1312でキー入力状態を監視する。
ステップS1311において判別が“Yes”の場合、例えば、監視すべき“ENTER”キーが入力されると、画面操作制御部115へ起動をかける(S1314)。これにより、オペレータへの着信通知および電話を取る操作介入のための、バックグラウンド(背後)にある画面、すなわちソフトフォン画面140が表示装置105のフォアグラウンド(前面)に表示されることになる。ステップS1312においても同様に、その判別が“Yes”の場合、例えば、キー入力速度が低下したことで監視条件が成立すると、起動まである程度の遅延時間を設けてから(S1313)、画面操作制御部115へ起動をかけ(S1314)、ソフトフォン画面140の表示を行う。本例では、キー入力速度と起動遅延時間を組み合わせたが、上記ステップS1313を省略し、キー入力速度が監視入力速度よりも小さくなった場合は、即時に画面操作制御部115へ起動かける方法をとっても良い。
本実施例は、コンピュータプログラムにより実行することができる。すなわち、IP電話の着呼があった場合に、表示装置のフォアグラウンドに表示されている情報入力用画面を操作する入力装置の入力状態を判別する機能、この入力状態の判別結果に応じて、表示装置のバックグラウンドに待機するIP電話用画面(ソフトフォン画面)をフォアグラウンドに表示させる機能を、コンピュータに実現させるためのプログラムを備えることができる。また、このプログラムは、コンピュータ読み取り可能なCDROM等の記録媒体に格納することができ、またインターネット等の電気通信回線を介してアップロードすることによりダウンロード可能とされ、適宜パソコン等のネットワーク端末にインストールすることができる。
以上、本発明では、ソフトフォンにおける着信とキーボードの入力操作との競合を例にとって説明したが、これに限定されない。例えば、このソフトフォンにおける着信イベントを、ウィルス監視プログラムにおけるウィルス発見イベントに、あるいはサーバからの起動イベントに、あるいはソフトフォンにおけるハンドセットからの発信ボタン押下イベントに置きかえることができ、これらの場合も同様に本発明が適用可能である。
また、本実施例では、入力速度および特定の監視キーとして、キーボードからの入力操作を例示したが、マウスのクリック操作、バーコード入力など、その他のマンマシンインターフェースによる入力操作についても同様に適用可能である。また、入力速度や入力間隔などの監視値を端末装置の使用者毎に設定したり、次の入力状態の予測値を変更したりすることができる。これにより、使用者に応じた癖が反映され、次の入力状態の予測精度を向上することが可能である。
本発明は、例えば、表示装置のフォアグラウンドで画面を表示中に所定条件が成立した場合、表示装置のバックグラウンドに待機する別の画面をフォアグラウンドに表示するネットワーク端末に関するものであり、産業上の利用可能性がある。
本発明に係るネットワーク端末が接続されるシステム構成例を示す図である。 図1に示すパソコン1のハードウェアブロック構成例を示す図である。 図1に示すパソコン1のソフトウェアブロック構成例を示す図である。 図1に示すパソコン1におけるソフトフォン画面の例を示す図である。 図1に示すパソコン1におけるハンドセット2の外観の例を示す図である。 IP電話の電文形式の例を示す図である。 (a)、(b)は、パソコン1とハンドセット2間の電文形式の例を示す図である。 パソコン1の入力装置104からの入力イベントの入力ジャーナルの例を示す図である。 (a)、(b)は、パソコン1の入力制御部134からソフトフォンアプリケーション部、特にイベント制御部111へ発生させるイベント形式の例を示す図である。 パソコン1の入力制御部134からソフトフォンアプリケーション部、特にイベント制御部111へ発生するイベントジャーナルの例を示す図である。 入力装置104からの入力状態を入力制御部134にて入力監視する項目のプリセットの例を示す図である。 LAN制御部131、入力制御部134、およびイベント制御部111の処理内容を示す流れ図である。 図12のソフトフォンイベント処理S1224の処理内容を示す流れ図である。
符号の説明
1 パソコン
2 ハンドセット
3 サーバ装置
4 ゲートウェイ
5 公衆回線網
6 外部電話
101 CPU
102 メモリ
103 LAN制御ボード
104 入力装置
105 表示装置
106 HDD
107 USB制御ボード
110 ソフトフォンアプリケーション部
111 イベント制御部
112 音声制御部
113 発信制御部
114 着信制御部
115 画面操作制御部
120 オペレーティングシステム
130 入出力制御部
131 LAN制御部
132 ハンドセット制御部
133 ハードディスク制御部
134 入力制御部
135 表示制御部

Claims (7)

  1. 表示装置のフォアグラウンドに第1の画面を表示するための第1の手段と、所定条件が成立した場合に前記表示装置のバックグラウンドに待機する第2の画面を前記フォアグラウンドに表示するための第2の手段と、前記第1および第2の画面を操作するための入力装置とを備えたネットワーク端末であって、前記所定条件が成立した場合に、前記第1の画面を操作する前記入力装置の入力状態に応じて、前記第2の画面を前記フォアグラウンドに表示することを特徴とするネットワーク端末。
  2. 前記入力状態が、予測により求めた入力状態であることを特徴とする請求項1記載のネットワーク端末。
  3. 前記第2の画面の前記フォアグラウンドへの表示が、前記入力状態に応じて、一定の遅延時間をもって行われることを特徴とする請求項1または2記載のネットワーク端末。
  4. 前記第1の画面が情報入力用画面であり、前記第2の画面がIP電話用画面であり、かつ前記所定条件が成立した場合がIP電話の着呼があった場合であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のネットワーク端末。
  5. 所定条件が成立した場合に、表示装置のフォアグラウンドに表示されている第1の画面を操作する入力装置の入力状態を判別する機能、前記入力状態の判別結果に応じて、前記表示装置のバックグラウンドに待機する第2の画面を前記フォアグラウンドに表示させる機能を、コンピュータに実現させるためのプログラム。
  6. 前記入力状態が、前記入力装置における入力速度および特定のキーの入力操作のうちの少なくとも1つである、請求項5記載のプログラム。
  7. 前記第1の画面が情報入力用画面であり、前記第2の画面がIP電話用画面であり、かつ前記所定条件が成立した場合がIP電話の着呼があった場合である、請求項5または6記載のプログラム。
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