JP2006018028A - 対話方法、対話装置、音声対話装置、対話プログラム、音声対話プログラム及び記録媒体 - Google Patents

対話方法、対話装置、音声対話装置、対話プログラム、音声対話プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】対話装置における対話の停滞の回避
【解決手段】 入力情報に含まれるパラメータを抽出する言語理解処理と、入力情報を言い回しパターンデータベースと照合して入力情報の言い回しタイプを抽出する言い回しタイプ抽出処理と、応答内容を決定する応答内容決定処理と、応答文の言い回しタイプを決定する応答文の言い回しタイプ決定処理と、応答内容と、応答文の言い回しタイプを参照して応答文を生成する応答文生成処理と、入力情報から抽出したパラメータと、入力情報から抽出された言い回しタイプと、応答内容と、応答文の言い回しタイプと、応答文とからなる履歴情報を記憶する履歴情報記憶処理とを実行させ、応答内容決定処理は言い換え応答出力判定処理を有し、対話の状況によっては一つの応答の中においてある概念について重複させて言及するような応答内容を決定し、異なる種類の言い回しタイプをそれぞれの言及に用いるように決定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、言語や音声による入力を受け付け、言語もしくは音声言語による応答を適切に出力する対話方法、対話装置、音声対話装置、対話プログラム、音声対話プログラム及びこれらを記録した記録媒体に関し、特に、応答の内容や言語表現を生成する応答生成技術に関するものである。
対話に関わる応答生成技術の分野における従来の技術としては、特許文献1で提案された音声応答装置、或は特許文献2で提案されたテキスト変換装置、及びテキスト変換プログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記録媒体、特許文献3で提案された対話システム及び対話方法、双方向対話システム及び双方向対話方法並びに記録媒体などがあげられる。
特許文献1においては、入力音声の認識結果に対応した応答を出力する際に、認識結果の一部を連想語に置き換えて出力することにより、単調な応答出力を排除している。
また、特許文献2においては、入力音声の認識結果からユーザの会話の特性を把握し、ユーザの特性に合わせて会話パターン、出力単語、応答のタイミング等を変化させることにより、単調な対話を排除するものである。
また、現在用いられている一般的な音声対話システムにおいては、入力音声はユーザの要求や対話の状態を表わす内部パラメータにいったん変換し、内部パラメータに応じて応答の言語表現を決定する、という手続きが用いられている(このような手続きを、これ以降従来技術1と呼ぶ)。
また、特許文献3で提案された音声対話方法は、事前に複数の応答言語表現を生成しておき、応答音声とユーザの入力音声がぶつかった場合には、より短い応答を再度出力するような方法である。また、この特許文献3にはユーザの発話した語句や表現パターンを使って応答文を生成する方法も含んでいる。
また、特許文献4で提案された音声対話方法は、ユーザがシステムからの出力に対して戸惑っているかどうかや、ユーザが割り込んで発話したかを判定する手段を備えており、それらの状況においては応答出力に含まれる単語を説明するような付加的な出力を加えるなどする方法である。
特開平11−52975号公報 特開2001−125900号公報 特開平10−260976号公報 特開2000−259177号公報
ここで、例えば、会議室の予約を受け付ける音声対話システムとユーザとの対話を行う場面を考える。会議室の予約は、ユーザが日付と時間を入力し、システムからの確認にユーザが了承することによって達成されるものとする。また、日付を内部パラメータとして記憶する際に、月と日に対応するデータをパラメータとして、例えば「4月3日」ならば月が4で日が3である、といった方式で記憶することを考える。また、この対話が行われた日から起算して、「4月3日」が、「来週の月曜日」であり、且つ、「3日後」であるとする。
ここで、例えばユーザが「4月3日に予約したいのです」といった入力例1を発話したが、音声認識装置の認識誤りによってこれが「4月4日」と認識されたとする。これに対してシステム側が、更に予約時間の入力を促すような、例えば「4月4日の、何時からでしょうか?」といった応答例1を出力することを考える。ユーザは応答例1から、入力が正しく受け付けられなかったことを知り、再度「4月3日です」といった日付を指定する入力例2を発話する。一般に、音声認識装置は同一の入力に対しては同一の認識結果を出力する傾向があるため、「4月3日」という言い回しの発話は、再度「4月4日」と誤認識される傾向がある。このような場合、応答例1と入力例2が繰返しやり取りされ、認識誤りによる対話の停滞が発生する。
このような認識誤りによる対話の停滞を回避するひとつの手段として、ユーザが別の言い回しを用いて「4月3日」という概念を表現することが考えられる。例えば「来週の月曜日」や「3日後」という発話はこの場合入力例1と同一の概念を示すが言い回しが異なるため、音声認識装置の誤り傾向は変化する。すなわちさまざまな言い回しを用いて入力を行うことにより、認識誤りによる対話の停滞を回避する可能性を高めることができる。
しかし、システムを構築する際にさまざまな言い回しを受け付けられるよう設計していたとしても、ユーザはシステムが受け付けられる言い回しの種類を全て知っているとは限らないため、認識誤りによる対話の停滞が発生した場合に、適切に言い回しを変化させて停滞を回避することができない可能性がある。
そこで、このような停滞が発生した場合にシステムが例えば「4月4日ということは、来週の火曜日ですね?」といった応答例2を出力することを考える。応答例2によって、ユーザは「〜月〜日」といった言い回しだけでなく「来週の月曜日」といった言い回しも入力できることに気づき、たとえば「来週の月曜日です」といった入力例3を発話することによって、早期に対話の停滞を回避できることが期待できる。
特許文献1や2で提案された技術を用いて応答例2を出力するためには、「4月3日」と「来週の月曜日」をそれぞれ一つの単語として扱い、そのような単語の対応表を類語辞書や連想語辞書として作成する必要がある。
しかし、「4月3日」という表現が「来週の月曜日」と対応するのは、たかだか1週間程度の期間のみであり、次の週になってしまえば類似語辞書や連想語辞書を新たに構築しなくてはならないため、システム運用上の負担が大きく、非効率である。
従来技術1を用いた場合、例えば内部パラメータが“月”、“日”の二つの変数を含み、それら変数の値がそれぞれ“4”と“4”であるような場合、システムからの応答出力は例えば「4月4日」のような定型的な言い回ししかできない。また、従来技術1から容易に拡張できる技術として、システムが内部パラメータから複数のパターン、例えば「4月4日」と「来週の火曜日」を生成し、このうち一つを乱数で選択するといった技術も考えられる。これは、もしたまたま対話の停滞が発生している場合に、乱数によって適切なタイミングで異なった言い回しを応答に用いた場合には問題を回避することができるが、乱数によってたまたま同じ言い回しが連続して選択される場合も考えられ、適切なタイミングで応答の言い回しを変化させて停滞を回避することはできない。また停滞が発生していない場合にも応答の言い回しが不必要に頻繁に変化する可能性があり、これはユーザに不自然な印象を与えかねない。
また、特許文献3や4は必要に応じてより短い応答を出力したり、システム応答に説明を付与するものであるが、これによってユーザが異なる言い回しによる入力の有効性に気づくとは必ずしも限らない。
以上のように、従来技術を用いた場合、音声認識の誤りによる対話の停滞が発生した場合に、適切なタイミングで異なる言い回しが受け付け可能であることをユーザに気づかせ、ユーザの入力における言い回しを変化させて対話の停滞を回避する可能性を高めることはできなかった。結果として、対話の停滞は入力例2が正しく認識されるまでユーザが入力例2を繰り返すか、乱数によってたまたま応答に異なる言い回しが表れることによってユーザが異なる言い回しの有効性に気づくまでは回避される可能性が低く、システム全体の使い勝手を下げる原因となっていた。
本発明の目的は、音声認識の誤りによる対話の停滞が発生した場合に、適切なタイミングで異なる言い回しを含む応答を出力することにより、ユーザにさまざまな言いまわしでの入力を誘導し、早期に対話の停滞を回避できる可能性を高めることにある。
本発明の請求項1及び2ではコンピュータに入力情報に含まれるパラメータを抽出する言語理解処理と、入力情報を言い回しパターンデータベースと照合して入力情報の言い回しタイプを抽出する言い回しタイプ抽出処理と、入力情報から抽出したパラメータと、入力情報から抽出した言い回しタイプと、応答内容と、応答文の言い回しタイプと、応答文を履歴情報として記憶する履歴情報記憶処理と、履歴情報から応答内容を決定する応答内容決定処理と、履歴情報から応答文の言い回しタイプを決定する応答文の言い回しタイプ決定処理と、応答文の言い回しタイプ決定処理で決定した応答文の言い回しに従って応答文を生成する応答文生成処理と、を実行させることを特徴とする対話方法を提案する。
この請求項1及び2で提案する対話方法によれば入力情報に含まれる言い回しタイプと、応答文の言い回しタイプを履歴情報として記憶し、その記憶を参照して応答内容の言い回しタイプを決定するから、音声認識の誤りによる対話の停滞が発生した場合に、応答内容の言い回しタイプを対話の履歴を参照して適切に決定することができる。
本発明の請求項3による対話方法は、応答内容を決定する際に、言い換え応答出力判定処理を用いて音声認識の誤りによる対話の停滞の有無を検出し、対話の停滞が検出された場合は、応答の中で同一概念について重複して言及させるべく応答文には異なる複数の言い回しタイプを用いる。これにより、本発明は、例えば「〜ということは〜ですね」といった、同一の概念を複数の言い回しを用いて発話するような応答の出力を可能とする。
本発明の請求項4による対話方法は、ユーザが同一の言い回しを使い続けていて、且つ音声認識の誤りによる対話の停滞が起きている場合を検出し、ユーザが用いている言い回しタイプとは異なる言い回しタイプを用いた応答を出力することを可能とする。
以上のように、本発明を用いれば、音声認識の誤りによる対話の停滞が起きた場合に、ユーザが用いている言い回しとは異なる言い回しを含めた応答を出力することが可能となる。これにより、ユーザが次の入力においてはそれまでとは異なる言い回しを用いることが期待でき、結果として対話の停滞が回避される効果が期待できる。
本発明を実施するための最良の形態を、図1を用いて説明する。
図中100は本発明の請求項5乃至8で提案する対話装置、200は本発明の請求項9で提案する音声対話装置を示す。
対話装置100は言語理解処理手段101と、内部パラメータ記憶部102と、言い回しパターンデータベース103と、言い回しタイプ抽出手段104と、応答内容決定手段105と、言い回しタイプ決定手段106と、応答文生成手段107と、履歴情報書込手段108とによって構成される。
音声対話装置200は音声認識装置201と、対話装置100と、音声合成装置202とによって構成され、音声認識装置201へ音声が入力されることにより、音声認識装置201は入力された音声を音声認識し、音声認識結果を例えばテキストデータ等の形態で入力情報として対話装置100へ入力する。
対話装置100は入力された入力情報を理解し、入力情報に適合した応答文を生成し、その応答文を例えばテキストデータの形態で音声合成装置202に入力する。音声合成装置202は入力された応答文を音声に合成し、音声対話装置200の応答出力として応答音声を出力する。応答音声の出力により利用者が再度音声で発話すると、その発話が再び音声認識され、発話内容が対話装置100で処理され、その発話内容に適合した応答文を生成し、その応答文を音声合成装置202に入力し、音声合成装置202から音声で応答する。この繰返しにより対話が実現される。
本発明による対話装置100は、言語理解処理手段101で入力情報に含まれるパラメータを抽出する。ここでパラメータとは、この対話装置100を例えば会議室の予約受付用として利用する場合には予約に必要な日時に関する値がパラメータとなり得る。つまり、年、月、日、時刻に関わる値をパラメータとして抽出する。例えば「4月4日」とする入力情報に対し、月パラメータとして「4」、日パラメータとして「4」をそれぞれ抽出する。この抽出処理は内部パラメータ記憶部102に用意している内部パラメータを参照して実行される。
図2に内部パラメータ記憶部102に用意されるパラメータの一例を示す。各パラメータには属性(値の型)が対応付けして付与される。図2に示す「日時言い回しタイプ」、「時刻言い回しタイプ」、「確認フラグ」、「対話履歴」は後に説明する各処理で抽出した各パラメータであり、これらは言語理解結果として内部パラメータ記憶部102に書き込まれる。
また入力情報は言い回しタイプ抽出手段104に引き渡され、語の並びから言い回しタイプを抽出する。この抽出処理は言い回しパターンデータベース103に格納されている言い回しパターンデータを参照して行われる。図3に言い回しパターンデータの一例を示す。図3に示す言い回しデータは日付言い回しデータベースを例示している。図3において、%y、%m、%dはそれぞれ西暦年、月、日を表し、%wは曜日の名を表している。また、この例では「〜年〜月〜日」といったパターンの言い回しは「年月日タイプ」というタイプ名が対応付けされる。また、「今週の木曜日」といったパターンの言い回しは「週曜タイプ」というタイプ名が対応付けされ、更に、「今週の20日」といったパターンの言い回しは「週日タイプ」というタイプ名が対応付けられる。
また、図4は時刻に関する言い回しパターンデータベースの例を示している。%Hは時、%Mは分を表わす数字を表現している。ここで%H時%M分から成るパターンの言い回しを絶対時刻タイプと称し、%H時間後等とするパターンの言い回しを相対時刻タイプと称することにする。
図5に言語理解処理手段101と言い回しタイプ抽出手段104の動作状況を示す。ステップSP51で入力情報からパラメータの抽出処理を実行し、ステップSP52で言い回しタイプを抽出する。ステップSP53では入力情報から抽出したパラメータと言い回しタイプを言語理解結果として内部パラメータ記憶部102への書き込みを行う。
内部パラメータ記憶部102への書き込みが完了すると、応答内容決定手段105が起動し応答内容の決定処理を開始する。応答内容決定手段105は履歴情報参照手段105Aを備え、この履歴情報参照手段105Aが内部パラメータ記憶部102に記憶されている履歴情報を読み込み、これを参照して応答内容を決定する。図6に、応答内容を決定する状況を示す。
ステップSP61では、例えば予約に必要なパラメータが全てそろっておりこれに対する確認が成功したことを示す確認フラグが「済」であるといったような、対話の終了条件が満たされているかを判定する。対話の終了条件が満たされていれば応答内容は「対話終了型」となる。
ステップSP62においては、例えば所定の回数以上の回数で確認もしくは情報要求の応答が連続しており、且つこれに対する入力の言い回しタイプに同一のものが現れているといった、音声認識の誤りによる対話の停滞が発生しているか否かを判定する。所定の条件が満たされていれば、応答内容を例えば「言い換え確認型」のような言い換え応答とする。
ステップSP63においては、例えば予約に必要なパラメータが全て揃っているか否かといった、パラメータが充足しているか否かを判定する。不足するパラメータが存在している場合は、その不足しているパラメータの補充を促す「情報要求型」の内容に決定する。一方、予約に必要な全てのパラメータが揃っている場合は、この内容で良いか否かを確認する「確認型」の内容に決定する。
応答内容を決定すると、応答内容決定手段105は、応答文に用いるテンプレートを決定する。テンプレートとしては例えば言い換え確認型に対応するものとしては「%dateということは%dateですね?」等とするテンプレート群が用意されており、このテンプレート群の中から、必要なパラメータの入力を促す内容に該当するテンプレートを選択して決定する。
応答内容決定手段105で応答文のテンプレートが決定されると、そのテンプレートが言い回しタイプ決定手段106に引き渡され、応答文の言い回しタイプを決定する。言い回しタイプの決定は内部パラメータ記憶部102から読み込んだ内部パラメータに付加されている履歴情報を参照し、決定する。つまり、ユーザの入力に用いられていた言い回しタイプと同一タイプの応答文の言い回しタイプを選択するなどの処理を行う。
応答文の言い回しタイプが決定すると、応答文生成手段107はテンプレートの例えば前記した「%date」の部分に決定した言い回しタイプの単語列を代入し、応答文を生成し、その応答文を音声合成装置202に出力する。これと共に、履歴情報書込手段108は応答内容決定手段105で決定した応答内容、言い回しタイプ決定手段106で決定した言い回しタイプ、及び応答文生成手段107で生成した応答文を対話履歴として内部パラメータ記憶部102に書き込む。この書き込みにより対話の1回目が完了する。応答文が音声として放音され、この放音された応答文に対してユーザが発話すると、その発話が音声認識され、二回目の対話状態となる。対話の回毎に予約に不足するパラメータが補充され、全てのパラメータが備わった時点で確認型の応答文が生成され、その応答音声に対してユーザが確認の返事を入力した時点で確認フラグの値が「済」に転換し、これにより予約が完了したこととなり、対話は終了する。
図7は以上説明した応答内容決定手段105と、言い回しタイプ決定手段106と、応答文生成手段107と、履歴情報書込手段108の動作を説明するためのフローチャートを示す。
ステップSP71では履歴情報参照手段105Aにより内部パラメータ記憶部102に書き込んだ内部パラメータを読み込む。
ステップSP72では応答内容を決定し、ステップSP73でテンプレートを決定する。テンプレートが決定されると、ステップSP74で言い回しタイプを決定し、ステップSP75でテンプレートの該当部分に、言い回しタイプ決定ステップSP74で決定した言い回しタイプに対応する単語列を代入し、応答文を生成する。ステップSP76で履歴情報を内部パターン記憶部102に書き込みを行い、ステップSP71に戻り、次の対話の待ち状態に入る。
以下に具体的な実施例を説明する。
図8及び図9に本発明の請求項8で提案する対話装置が動作する様子を示す。図8及び図9において、左欄は各部の処理ステップ名、右欄は処理結果を表わす。図8及び図9に示す各処理ステップを説明する前に前提条件としてこの例では入力音声として「4月3日です」が入力されたが、音声認識の誤りにより入力情報として「4月4日です」が入力されたものとした場合を例示して説明する。また、図8に示す例ではこの入力より前に、入力1及び入力2と、応答文1及び応答文2で示すように、既に二回のやり取りが行われている状況を示す。
更に、図8に示す入力1と入力2及び応答文1と応答文2から明らかなように複数回にわたって確認もしくは情報要求の応答が連続しており、且つこれに対する入力の言い回しタイプに同一のものが現れている。このような場合、図6で説明した言い換え応答出力判定ステップでは「言い換え確認型の応答内容」に決定されるものとする。
以下に図8と図9に示す各ステップの動作状況を説明する。
パラメータ抽出ステップSP81では「4月4日」から月パラメータとして「4」、日パラメータとして「4」が抽出される。
言い回しタイプ抽出ステップSP82では言い回しパターンデータベース103を参照し、「日付言い回しタイプ」が「年月日」タイプとして抽出される。
内部パラメータ書き込みステップSP83ではこれら抽出したパラメータを内部パラメータ記憶部102に書き込む。
入力情報に関連するパラメータが内部パラメータ記憶部102に書き込まれると、内部パラメータ読み込みステップ84が起動し、前の内部パラメータ書き込みステップSP83で書き込まれたパラメータと同じ内部パラメータが読み込まれる。
次に、応答内容決定ステップSP91が起動する(図9)。応答内容決定ステップSP91では図6に示した対話終了判定ステップSP61においては対話終了とは判定されないが、言い換え応答出力判定ステップSP62において、応答例1、応答例2と二度の情報要求型応答が連続しており、且つこれに対する入力である入力2、入力3に「年月日」タイプの言い回しが現れているため、応答内容として「言い換え確認型」が決定される。
応答テンプレート決定ステップSP92(図9)ではテンプレートとして「%dateということは%dateですね?」を選択し、決定する。
応答言い回しタイプ決定ステップSP93(図9)では入力3の言い回しタイプである「年月日」タイプと、これと異なる、例えば「週曜」タイプの言い回しタイプを用いるように決定する。
応答文生成ステップSP94(図9)では「年月日」および「週曜」タイプの言語表現である「4月4日」および「来週の火曜日」をテンプレートの「%date」の部分にそれぞれ代入し、「4月4日ということは来週の火曜日ですね?」とする応答文を生成する。
応答文が生成された時点で、履歴情報記録ステップSP95(図9)において、抽出した各パラメータを履歴情報として書き込む。
以上により対話が終了するが、この発明によれば対話に停滞が発生した場合は、直ちに「言い換え確認型」の応答文を生成し、ユーザに異なる言い回しを提示することができる。従って、ユーザは応答の言い回しに従って、入力する言い回しを変更し、この入力する言い回しの変更によって対話の停滞を解消することができ、その効果は実用に供して頗る大である。
以上説明した本発明対話装置及び音声対話装置は主にコンピュータによって構成することができる。コンピュータに、コンピュータが解読可能なプログラム言語によって記述された対話プログラム及び音声対話プログラムを解読させ、実行させることによって対話装置及び音声対話装置として機能させることができる。対話プログラム及び音声対話プログラムは磁気ディスク或はCD−ROMのようなコンピュータが読取り可能な記録媒体に記録され、これらの記録媒体からコンピュータにインストールするか又は通信回線を通じてコンピュータにインストールされ、コンピュータに備えられた中央演算処理装置(CPU)に解読されて実行される。
本発明による対話方法、対話装置、音声対話装置、対話プログラム、音声対話プログラムは自動予約システム、自動案内システム等の分野で活用される。
この発明の全体の構成を説明するためのブロック図。 本発明に用いる内部パラメータ記憶部の内部の様子を説明するための図。 本発明の対話装置に用いる言い回しパターンデータベースの内部の様子を説明するための図。 図3と同様に言い回しパターンデータベースの内部の様子を説明するための図。 図1に示した言語理解処理手段と、言い回しタイプ抽出手段の動作を説明するためのフローチャート。 図1に示した応答内容決定手段の詳細な動作を説明するためのフローチャート。 図1に示した応答内容決定手段と、言い回しタイプ決定手段、応答文生成手段の動作を説明するためのフローチャート。 図7に示した実施例の動作を説明するためのフローチャート。 図8の続きを説明するためのフローチャート。
符号の説明
100 対話装置 101 言語理解処理手段
102 内部パラメータ記憶部 103 言い回しパターンデータベース
104 言い回しタイプ抽出手段 105 応答内容決定手段
105A 履歴情報参照手段 105B 言い換え応答出力判定手段
106 言い回しタイプ決定手段 107 応答文生成手段
108 履歴情報書込手段 200 音声対話装置
201 音声認識装置 202 音声合成装置

Claims (12)

  1. コンピュータに、
    入力情報に含まれるパラメータを抽出する言語理解処理と、
    入力情報を言い回しパターンデータベースと照合して入力情報の言い回しタイプを抽出する言い回しタイプ抽出処理と、
    応答内容を決定する応答内容決定処理と、
    応答文の言い回しタイプを決定する応答文の言い回しタイプ決定処理と、
    前記応答内容と、前記応答文の言い回しタイプを参照して応答文を生成する応答文生成処理と、
    前記入力情報から抽出したパラメータと、入力情報から抽出された言い回しタイプと、応答内容と、応答文の言い回しタイプと、応答文とを履歴情報として記憶する履歴情報記憶処理と、
    を実行させることを特徴とする対話方法。
  2. 請求項1記載の対話方法において、
    前記応答内容決定処理及び前記応答文の言い回しタイプ決定処理は、それぞれ前記履歴情報記憶処理で記憶した履歴情報を参照し、対話の履歴に応じて応答内容の決定処理及び応答文の言い回しタイプ決定処理とを実行することを特徴とする対話方法。
  3. 請求項1又は2記載の対話方法の何れかにおいて、
    前記応答内容決定処理は、言い換え応答出力判定処理を有し、言い換え応答出力判定処理において言い換え応答を出力するよう判定された場合、ひとつの応答の中において、同一の概念について重複して言及する応答内容を決定し、前記応答文の言い回しタイプ決定処理は、異なる言い回しタイプを、それぞれの言及に用いるように決定することを特徴とする対話方法。
  4. 請求項3記載の対話方法において、
    前記言い換え応答出力判定処理は、前記履歴情報記憶処理で記憶した履歴情報を参照し、所定の回数以上の回数で、応答内容が確認もしくは新規の情報を要求する内容であり且つこれに対する入力情報の言い回しタイプに同一のものが出現している場合に、言い換え応答を出力するよう判定し、前記応答文の言い回しタイプ決定処理は、履歴情報を参照し、入力情報の言い回しタイプと、これと異なる言い回しタイプとを用いるように決定することを特徴とする対話方法。
  5. 入力情報で与えられる言い回しパターンを言い回しタイプに対応付けする言い回しデータベースと、
    入力情報を参照し、入力情報に含まれるパラメータを抽出する言語理解処理手段と、
    入力情報と前記言い回しデータベースを参照し、入力情報の言い回しタイプを抽出する言い回しタイプ抽出手段と、
    応答内容を決定する応答内容決定手段と、
    応答文の言い回しタイプを決定する応答文の言い回しタイプ決定手段と、
    前記応答文の言い回しタイプと、前記応答内容を参照して、応答文を生成する応答文生成手段と、
    前記入力情報で与えられるパラメータと各パラメータの属性とを対応付けしたものと、入力情報で与えられる言い回しタイプと、応答内容と、応答文の言い回しタイプと、応答文の履歴を履歴情報として記憶した内部パラメータ記憶部と、
    を備えることを特徴とする対話装置。
  6. 請求項5記載の対話装置において、
    前記応答内容決定手段及び前記言い回しタイプ決定手段は、それぞれに前記内部パラメータ記憶部に記憶された履歴情報を参照する履歴情報参照手段を備え、応答内容決定手段は対話の履歴に応じて応答内容を決定し、言い回しタイプ決定手段は対話の履歴に応じて言い回しタイプを決定することを特徴とする対話装置。
  7. 請求項5又は6記載の対話装置の何れかにおいて、
    前記応答内容決定手段は、言い換え応答出力判定手段を備え、言い換え応答出力判定手段において言い換え応答を出力するよう判定された場合、ひとつの応答において、同一の概念について重複して言及する応答内容を決定し、前記応答文の言い回しタイプ決定手段は、異なる言い回しタイプを、それぞれの言及に用いるように決定することを特徴とする対話装置。
  8. 請求項7記載の対話装置において、
    前記言い換え応答出力判定手段は、内部パラメータに記憶された履歴情報を参照し、所定の回数以上の回数で、応答内容が確認もしくは新規の情報を要求する内容であり且つこれに対する入力情報の言い回しタイプに同一のものが出現している場合に、言い換え応答を出力するよう判定し、前記応答文の言い回しタイプ決定手段は、履歴情報を参照し、入力情報の言い回しタイプと、これと異なる言い回しタイプとを用いるように決定することを特徴とする対話装置。
  9. 入力音声を音声認識し音声認識結果を請求項5乃至8記載の対話装置に入力情報として出力する音声認識装置と、前記対話装置が生成した応答文を音声信号に変換する音声合成装置を付加したことを特徴とする音声対話装置。
  10. コンピュータが解読可能なプログラム言語によって記述され、コンピュータに少なくとも請求項5乃至8の何れかに記載の対話装置として機能させる対話プログラム。
  11. コンピュータが解読可能なプログラム言語によって記述され、コンピュータに請求項9記載の音声対話装置として機能させる音声対話プログラム。
  12. コンピュータが読み取り可能な記録媒体で構成され、請求項10又は請求項11の何れかに記載の対話プログラム又は音声対話プログラムの少なくとも一方を記録した記録媒体。
JP2004195819A 2004-07-01 2004-07-01 対話方法、対話装置、音声対話装置、対話プログラム、音声対話プログラム及び記録媒体 Pending JP2006018028A (ja)

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