JP2006017140A - 樹脂ホ−ス - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホース製造時のホース径安定のために縦糸を挿入した樹脂ホースにおいて、内管の内層に塩素水には強いが硬いポリブテン或いは架橋PEを使用した際に、その縦糸の強度を適切な範囲に選定することにより、ホースを曲げた時の糸切れを防止し、かつ外観が平滑な樹脂ホースを提供する。
【解決手段】 内管の内層がポリブテン、フツ素樹脂、熱可塑性ポリエチレン、架橋ポリエチレンから選択され、内管の外層がポリオレフイン系熱可塑性エラストマーである積層された内管と、この内管の長手方向に張設された破断時の伸びが5〜25%である縦糸と、熱可塑性樹脂よりなる外被と、からなる樹脂ホース。1‥内管、1a‥内層、1b‥外層、2‥補強層、3‥外被、10‥縦糸。
【選択図】図1

Description

本発明は樹脂ホ−スに関するものであり、更に具体的には、内管の内層に比較的硬質の材料を用いた際の給水給湯用樹脂ホ−スに係るものである。
内管と外被とを重ね合わせてなる樹脂ホ−スは、先ず内管を形成し、これを成形ダイ中に通して外被を被せ、両者を熱融着させて接着剤を使用せずに一体化した樹脂ホースを製造するのが一般的である。そして、内管は内外二層に分けて形成し、この内管の外層上に補強層を形成することも行われている(特許文献1)。
特願2003−311155号
しかるに、ホースを構成する樹脂材質に柔軟な材料を使用した場合、ホース製造時に内管にテンションが掛るため、内管に伸びが発生する。このため、ホース径(内管径)が変動してしまう。これを防ぐために内管に添って縦糸を挿人することが行われていた。
これらの樹脂ホースではホース自体が柔軟な樹脂材料で全体が構成されているため、使用時にホ−スを屈曲させた場合でも、ホース自体が柔軟で潰れてしまうため、縦糸が切れることはなかった。
一方、硬い樹脂材料をもって構成した内管を用いた樹脂ホ−スの場合には、製造時の伸びが小さく縦糸は必要ないとされていた。
しかるに、近年になって給水給湯用ホ−スとして樹脂ホ−スが広く用いられるようになり、特に水道水用ホ−スに用いられる場合には、水道水中に含まれる塩素に対して影響のない樹脂を用いることが望まれている。このため、内管の内面層にポリブテンや架橋ポリエチレン(架橋PE)が好ましいとされている。これらの樹脂は比較的硬い樹脂であり、そのまま外被を被せる際には内管を温めるため樹脂が軟化して伸びてしまい、このためホ−ス径が安定しないという現象がある。そのため、硬い樹脂材料を使用した場合でも、縦糸の挿入が必要となつた。
ところが、内管の内層に上記したような硬い樹脂材料を使用したホースは、屈曲させた際のホースの潰れ方が小さく、曲げられた際の外側は大きく伸びてしまうため、従来同様の縦糸を使用した場合、曲げられた際の外側に縦糸が位置しているとテンションが強く掛り、縦糸が破断するトラブルが生じる。
本発明は、ホース製造時のホース径安定のために縦糸を挿入した樹脂ホースにおいて、例えば、内管の内層に塩素水には強いが硬いポリブテン或いは架橋PEを使用した際に、その縦糸の強度を適切な範囲に選定することにより、ホースを曲げた時の糸切れを防止し、かつ外観が平滑な樹脂ホースを提供するものである。
本発明の樹脂ホ−スは、内管の内層がポリブテン、フツ素系樹脂、熱可塑性ポリエチレン、架橋ポリエチレンから選択され、内管の外層がポリオレフイン系熱可塑性エラストマーである積層された内管と、この内管の長手方向に張設された破断時の伸びが5〜25%で、好ましくはその太さが1500デニ−ル以下で、引っ張り強力が50〜200Nである縦糸と、熱可塑性樹脂よりなる外被と、からなることを特徴とするもので、外被はポリオレフィン系熱可塑性エラストマ−若しくはスチレン系熱可塑性工ラストマーであるのがよい。
そして、好ましくは、内管及び縦糸上に金属線或いは繊維糸を編み組み或いはスパイラル状に巻き付けた補強層を形成した樹脂ホ−スである。尚、この繊維糸の撚り数は30〜200turn/mである。
本発明は、内管の内層が高硬度樹脂層であって、これに外被を被せる際にかかる樹脂層が軟化しても径が細くならず、使用時にあっても埋設した繊維が切断することのないようにしたもので、特に、内管の内層にポリブテンや架橋PE等の硬質の材料を用いた際の給水給湯用樹脂ホ−スに係るものである。
本発明は、内管と外被を熱融着させて一体化した樹脂ホースを製造する場合に、内管の内層の伸びを制限するために縦糸を挿入するものであり、本発明は、内管の内層に硬いポリブテンや架橋PE樹脂を使用した際にも、外被との熱融着時にあってこれが軟化して伸びるがこれを阻止するために縦糸を挿入するものである。
しかるに、この縦糸の強力が弱い場合には、ホース屈曲時に縦糸が最大歪み以上に伸ばされようとした際にホースを扁平させることが出来ないため破断してしまう。従って、縦糸の強力はこのホースの扁平にかかる反発力以上であることか必要である。又、縦糸が補強層の糸より太い場合にはホ−スの外観へ凸状に出てしまい外観不良となるため、縦糸の太さは補強層の糸太さ以下にする必要がある。
更に、縦糸の本数は1〜4本が望ましい。本数が多いとホースの柔軟性を損なってしまい、又、内管と外被の接着面積が減ることでキンク点の悪化やホース屈曲時にシワがでてしまう等の欠点が生じてしまう。
このような理由から、内管の内層が硬い樹脂の場合であっても、縦糸を加えた構造にすることで、外被と内管を接着剤を使わず安価に接着して補強層を一体化し、かつ、通水径が安定したホースを提供するものである。
樹脂ホ−スを構成する各要素を説明すると、内管における内層はポリブテン、フツ素樹脂、ポリエチレン、架橋ポリエチレンを使用することにより耐塩素水性が得られ、外層としては、ポリオレフイン系熱可塑性エラストマーが好んで用いられる。中でも、特にポリブテン樹脂や架橋ポリエチレン樹脂を用いた場合には、曲がりにい樹脂ホ−スとなる。
縦糸としては、例えばナイロン、PET、アラミド等が例示でき、その破断時の伸びは5〜25%、好ましくは10〜15%の糸である。縦糸は比較的硬質の内層の樹脂の曲げに追従する必要があり、破断時の伸びが5%以下ではホ−スの曲げ時に曲げ部の外側の縦糸がつっ張ってしまい、曲げの内側が潰れて折れやすくなり、25%以上では縦糸を入れる意味がなくなってしまうからである。
又、その太さは1500デニ−ル以下、好ましくは、750〜1000デニ−ルの糸である。太さについて言えば、太過ぎる場合にはホ−スの外面に縦糸が浮き上がってしまい外観的に好ましくなくなる。
ただし、縦糸の定義としては、更に強力を付加する必要もあり、太さが750デニ−ル以下でも強力が大きければ使用することは可能であり、縦糸の強力としては50〜200Nの範囲である。50N以下では糸の切断が生じ、一方、200N以上であるとホ−スの柔軟性が失われることになるからである。
尚、内管及び縦糸上にステンレス鋼線やナイロン、ポリエステル等にて編み組み又はスパイラル状に巻き付けて補強層を形成することも行われる。尚、この繊維糸は30〜200turn/mであるのがよい。30turn/m以下であると、内管に巻き付けた際に糸が広がってしまい、内管と外被の接着面積が少なくなってしまう。逆に、200turn/m以上であると、糸同士の隙間が大き過ぎ、ホ−スに圧力が加わった際に、補強糸の間の内管が破損して吹き抜けてしまうという危険性がある。
そして、外被にはスチレン系エラストマーが好んで使用され、内管の外層によく接着し、特に、外層としてポリオレフイン系熱可塑性エラストマーを使用した際に、接着剤を使用することなく良好な接着力が得られる。
内管と外被との接着は、外被である熱可塑性樹脂自身の温度で内管の樹脂表面が軟化し一体化するが、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等を使用した接着剤を用いてもよい。
かかる外被は基材の樹脂に、例えばガラス繊維、アラミド繊維、炭素繊維、PE繊維、等の有機或いは無機の短繊維を含有させることも可能であり、樹脂に対して10〜70重量%の短繊維を含有させると、夫々の繊維の特徴が生かされるとともに、高温時に樹脂が軟化した際のホースの耐圧力の不足を補うことができる。
更に、この外被の上に熱可塑性樹脂の最外被層を形成してもよいことは勿論である。
以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の給水・給湯用ホースの一例を示す一部断面斜視図である。図1に示す実施例の給水給湯用ホースは、内側から順に、内管1、補強層2、外被3を有するもので、ホース内径が8.2mmφ、ホース外径14mmφである。尚、符号10は縦糸であり、詳しくは後述する。
内管1は2層構造となっており、水又は湯と接する内層1aが厚み0.3mmのポリブテン樹脂であり、その外側に外層1bとしてポリオレフィン系エラストマー(厚み1.5mm)を積層して内管1を形成した。従って、塩素を含む水道水に対応しつつ柔軟性も有する内管である。
さて、かかる内管1の表面に、この内管1に対して180度の位相をもって太さ1000デニ−ルのPET繊維(縦糸)10を張設した。かかるPET繊維10の破断時の伸びは14%のものを用いた。
かかる内管1及び縦糸10の表面に補強層2として120turn/mで撚った1000デニ−ルのPET繊維をスパイラル状に巻き付けた。PET繊維の打ち込み数は24本であった。
補強層2の上側には、スチレン系熱可塑性樹脂からなる外被3が設けられている。外被3は補強層2を保護し、ホ−スの外傷を防止している。
スチレン系熱可塑性樹脂からなる外被3にあっては、押出機によって補強層2上に形成するものであって、溶融状態で外被3が形成されることになる。従って、この外被3を形成する樹脂は容易に補強層2を通過し、内管1の表面に達し、ここに両者が融合して一体化することになる。
上記にて得られた樹脂ホ−スは、縦糸10が張設してあるため、その製造時にもたらされる熱に対しても内管の寸法は比較的安定しており、又、得られたホ−スを曲げた際にもこの曲げに追従でき、ホ−ス内で張設した縦糸10が切断することがなくなった。
本発明は、内管の内層が高硬度樹脂層であって、これに外被を被せる際にかかる樹脂層が軟化しても径が細くならず、使用時にあっても埋設した繊維が切断することのないようにしたもので、給水給湯用樹脂ホ−スのみならずあらゆる樹脂ホ−スに適用可能であり、その利用分野は広い。
図1は本発明の樹脂ホ−スを示す一部断面図である。
符号の説明
1‥内管
1a‥内層、
1b‥外層、
2‥補強層、
3‥外被、
10‥縦糸。

Claims (7)

  1. 内管の内層がポリブテン、フツ素樹脂、熱可塑性ポリエチレン、架橋ポリエチレンから選択され、内管の外層がポリオレフイン系熱可塑性エラストマーである積層された内管と、この内管の長手方向に張設された破断時の伸びが5〜25%である縦糸と、熱可塑性樹脂よりなる外被と、からなることを特徴とする樹脂ホース。
  2. 前記外被がポリオレフィン系熱可塑性エラストマ−若しくはスチレン系熱可塑性工ラストマーである請求項1記載の樹脂ホ−ス。
  3. 内管及び縦糸上に金属線或いは繊維糸を編み組み或いはスパイラル状に巻き付けた補強層を形成した請求項1又は2記載の樹脂ホ−ス。
  4. 前記補強層の繊維糸の撚り数が30〜200turn/mである請求項3記載の樹脂ホース。
  5. 前記外被が短繊雑を含む熱可塑性樹脂である請求項1乃至3記載の樹脂ホース。
  6. 前記縦糸の太さが1500デニ−ル以下である請求項1記載の樹脂ホース。
  7. 前記縦糸の強力が50〜200Nである請求項6記載の樹脂ホース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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