JP2006016301A - Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative - Google Patents
Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006016301A JP2006016301A JP2002333502A JP2002333502A JP2006016301A JP 2006016301 A JP2006016301 A JP 2006016301A JP 2002333502 A JP2002333502 A JP 2002333502A JP 2002333502 A JP2002333502 A JP 2002333502A JP 2006016301 A JP2006016301 A JP 2006016301A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- platelet aggregation
- anhydro
- formula
- fructose
- aggregation inhibitor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- GDOPTJXRTPNYNR-UHFFFAOYSA-N CC1CCCC1 Chemical compound CC1CCCC1 GDOPTJXRTPNYNR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 0 CC[C@@](*C[C@]1(CC2)O)[C@](*)[C@@]1O[C@]2(CO[C@](CO)[C@]1O)[C@@]1O Chemical compound CC[C@@](*C[C@]1(CC2)O)[C@](*)[C@@]1O[C@]2(CO[C@](CO)[C@]1O)[C@@]1O 0.000 description 1
- ZTHLIHJJZINCPN-AQOPXNFQSA-N OC[C@H]([C@H]([C@@H]1O)O)OC[C@H]1O[C@](CO[C@H](CO)[C@H]1O)([C@H]1O)O Chemical compound OC[C@H]([C@H]([C@@H]1O)O)OC[C@H]1O[C@](CO[C@H](CO)[C@H]1O)([C@H]1O)O ZTHLIHJJZINCPN-AQOPXNFQSA-N 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/702—Oligosaccharides, i.e. having three to five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/7004—Monosaccharides having only carbon, hydrogen and oxygen atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/7016—Disaccharides, e.g. lactose, lactulose
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/70—Carbohydrates; Sugars; Derivatives thereof
- A61K31/715—Polysaccharides, i.e. having more than five saccharide radicals attached to each other by glycosidic linkages; Derivatives thereof, e.g. ethers, esters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P7/00—Drugs for disorders of the blood or the extracellular fluid
- A61P7/02—Antithrombotic agents; Anticoagulants; Platelet aggregation inhibitors
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Hematology (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は1,5−アンヒドロ−D−フルクトースおよびその誘導体の製薬学的なまたは機能性食品上の使用ないしは用途に関する。
【0002】
【従来の技術】
1,5−アンヒドロ−D−フルクトース[1,5−anhydro-D-fructose(以下、1,5−AFと略記する場合あり)は、澱粉やグリコーゲン等の多糖類からα−1,4−グルカンリアーゼ反応により生成され、哺乳類をはじめ種々の植物に存在し、分子内に二重結合を持つユニークな糖である。生体内ではアンヒドロフルクトース経路によりグリコーゲンからα−1,4−グルカンリアーゼによって1,5−AFが生じ、その後、1,5−AF特異的レダクターゼにより1,5−アンヒドロ−D−グルシトール(以下、1,5−AGと略記する)に還元される。1,5−AGは1,5−AFの最終産物とされているが、糖尿病では1,5−AGの血中濃度が下がることが知られており、糖尿病のマーカーとして利用されている。このような変換過程等を考慮し、1,5−AFおよびその類似環状エーテルを耐糖能が障害された患者(例えば糖尿病)の治療に用いることが提案されている(WO 01/51058 A1)。
【0003】
本発明者らの一部は、1,5−AFがラジカルスカベンジャー様の活性を持ち、銅イオンによる低密度リポタンパク質(LDL)の酸化反応系で1,5−AFが有意にLDLの酸化を抑制することを明らかにした(Yamaji et al., Antioxidant Effects of・・・・Planta Medica. 2002;68:16−19)。また、1,5−AFの抗酸化作用を食品を初めとする広範な技術分野で利用することも提案されている(WO 98/50532)。
【0004】
他方、上記のごとき、1,5−AFの機能を保持したアシル誘導体(WO 00/56745)およびグルコシル化誘導体またはそれらの使用(JP 2001−204490A、JP 2001−213891A、JP 2001−333712A、JP 2002−58477A)も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記の1,5−AFおよびその誘導体は、上記したような興味深い活性または作用を有することのみならず極めて毒性が低いものである。したがって、本発明はさらなる有用な生理学的活性または作用を奏する製薬学的製剤および食品(ヒトを初めとする哺乳動物へ施用することを意図する)を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上述のLDL酸化系およびその他の系での1,5−AFのより詳細な作用機序を検討してきたところ、1,5−AFおよびそのある一定の誘導体がヒト血小板の凝集を有意に抑制しうることを見出した。したがって、本発明はこのような知見に基づくものであり、製薬学的に許容されうるキャリヤー、希釈剤または賦形剤と、有効成分として、1,5−アンヒドロ−D−フルクトースおよび下記の一般式(I)で表されるその誘導体からなる群より選ばれる1種またはそれ以上を含んでなる血小板凝集抑制剤を提供する。
【0007】
一般式(I):
X−AF
上式中、AFは1,5−アンヒドロ−D−フルクトース残基を表し;
Xは、式G−(G)n−またはRCO−の基を表し、ここで、Gはグルコース残基であり、(G)nは
【0008】
【化2】
【0009】
であることができ、nは0〜20の整数であり、mは0〜3の整数であり、
RCOは炭素原子2〜20個の脂肪酸由来の基であり、そして
G−(G)n−またはRCO−は、それぞれ、AFの非還元性部(3位、4位および6位から選ばれるいずれか少なくとも一つの部位)のヒドロキシル基を介してグルコシド結合(1→3、1→4および1→6から選ばれるいずれか少なくとも一つの結合様式である)またはエステル結合している。
【0010】
【発明の具体的な態様】
本発明に従う有効成分1,5−AFは、例えば、下記式で示されるとおり、数種の互変異性体として存在することが知られているアンヒドロフルクトースである。
【0011】
【化3】
【0012】
また、1,5−AFは水溶液中では水和され、次式で示される水和型として存在することも知られている。
【0013】
【化4】
【0014】
また、非水溶液中では、次式で示される二量体として存在する可能性があることも示唆されている(J. Carbohydrate Chemistry, 1998,17,1027−1035)。
【0015】
【化5】
【0016】
またさらに、1,5−AFは弱塩基性(例えば、NaHCO3)下で異性化され、次式で示される構造異性体(もしくは位置異性体)となることも知られている。
【0017】
【化6】
【0018】
なお、上述したとおり、1,5−AFは哺乳類および種々の植物に存在するが、グルコースからの化学的合成法、また酵素を用いる合成法(例えば、J. Appl. Glycosci., Vol.46.439−444,1999)により製造できる。
【0019】
本発明に関して、1,5−アンヒドロ−D−フルクトース(1,5−AF)と称する場合は、上記のいずれの形態をもつ異性体、水和物および異性化後の構造異性体をも包含する概念で使用している。
【0020】
したがって、一般式(I):X−AFにおいて、1,5−アンヒドロ−D−フルクトース残基を表すAFは、上記の二量体を除く、1,5−AFにおける3位、4位または6位のヒドロキシル基から水素原子または該ヒドロキシルを除去した状態にある糖残基を意味する。
【0021】
一般式(I)におけるXが、G−(G)n−を表す1,5−AF誘導体は、本発明者らの一部によって初めて提供されたものであり(上述の、JP 2001−204490A参照)、またこれらの文献に記載された方法に従って容易に製造することができる。式G−(G)n−における、(G)nは、
【0022】
【化7】
【0023】
の形態をとる分岐を有してもよい。G−、−G−のグルコース残基は、限定されるものでないが、1位ヒドロキシル基および/または4位、6位もしくは3位ヒドロキシル基の1乃至2個のヒドロキシル基から、水酸原子または該ヒドロキシル基が除去された状態にある糖残基であり、これらの残基間またはこれらの残基と1,5−アンヒドロ−D−フルクトース残基との間でグルコシド結合(またはエーテル結合)を形成するものである。上式中のnは理論上、いかなる整数であることもできるが、本発明の用途を考慮すると、0〜20、好ましくは0〜11、より好ましくは0〜6、特に好ましくは0〜2であり、mは0〜3、好ましくは0[すなわち(G)nは分岐鎖をもたない]である。
【0024】
一般式(I−a):
G−(G)n−AF
[式中、G、(G)n、AFおよびnは、一般式(I)について定義したのと同義である]
で表される1,5−AF誘導体の一例としては限定されるものでないが、上述のJP 2001−204490Aに記載された1,5−AFとβ−シクロデキストリンの混合物にシクロデキストリン合成酵素を作用させて取得できる、1個の1,5−AF残基と1〜10個のグルコース残基からなる、それぞれ重合度が2〜11であり、還元末端が1,5−AF残基で、非還元末端がグルコース残基である1,5−AFの糖誘導体の各単離物、またはいずれか2種以上の重合度をもつ糖誘導体の混合物であることができる。
【0025】
一般式(I−b):
RCO−AF
[式中、RCOおよびAFは一般式(I)について定義したのと同義である]
で表される1,5−AF誘導体は、1,5−アンヒドロ−D−フルクトース残基の3位、4位もしくは6位(好ましくは6位)ヒドロキシル基に炭素原子2〜20個の脂肪酸由来のアシル基がエステル結合したものである。このようなアシル基としては、直鎖もしくは分岐し、そして飽和もしくは不飽和の脂肪族、カルボン酸由来であることができ、例えば、アセチル、プロピオニル、ブチロイル、デカノイル、ドデカノイル、ヘキサデカノイル、9−ヘキサデセノイル、オクタデカノイル、9,12−オクタデタジエノイル、9,12,15−オクタデカトリエノイル、5,8,11,14−イコサテトラエノイル等であることができる。
【0026】
これらのアシル誘導体は化学的合成法により製造することができるが、高級脂肪酸由来のアシル誘導体は、例えば、WO 00/56745に記載されているようなリパーゼを用いる合成法により製造することができる。また、そのように製造されたアシル誘導体を本発明の有効成分として使用するのが好ましい場合もある。
【0027】
本発明にいう、血小板凝集は血餅の形成に必須の事象である。通常、血餅は血管系から血液が漏出するのを防止、すなわち止血する作用を有する。しかし、ある種の疾患状態では、血管内でこの止血機能が作動し、これが重篤な状態(例えば、心筋梗塞、脳梗塞等)に直結する。本発明にいう、血小板凝集は一般に、このような疾患状態に到る過程を、主として意味する。理論により拘束されるものでないが、本発明によれば、血管損傷部位での微量トロンビンが生成され、これにより血小板が活性化され、次いで血小板の凝集が惹起されるのを抑制することが企図されている。かくして本発明によれば、血栓の形成を予防もしくは治療する手段が提供される。かような治療目的では、上述の有効成分を、血餅の溶解に用いられる他の有効成分、例えば、組織プラスミノーゲンアクチベーター等と組み合わせて使用することが好ましい場合もある。また、本発明に従う有効成分は、病的血栓の予防はもちろん、血栓の溶解に続く再梗塞の発生を防止し、血栓溶解の速度を促進するのにも用いることができよう。
【0028】
本発明の血小板抑制剤は、製薬学的製剤とするとき、有効成分の外に、製薬学的に許容される当該技術分野で既知のキャリヤー、希釈剤または賦形剤を、また当該技術分野で既知の配合方法により含ませ得る。そして、1種またはそれ以上のキャリヤー等を選択することにより、それらを含む製剤は非経口投与(例えば、静脈内投与、動脈内投与、筋肉内投与または皮下投与)、経口投与、局所投与、埋植片による投与等による形態をとることができる。また、機能性食品(飲料を含む)の形態をとることもできる。
【0029】
非経口投与のための製剤は、単位用量形態内(例えば、アンプル内)あるいは保存量が添加されている複数用量容器内に存在してよい。これらの組成物は、懸濁剤、水剤、または油性[特に、一般式(I−b)で表される化合物の場合]もしくは水性の賦形剤中の乳化剤のような形態をとることができ、かつ必要により、懸濁剤、安定化剤、および/または分散剤のような製剤用試薬を含んでよい。別法では、有効成分は適切な賦形剤(例えば、滅菌された発熱性物質非含有水)での構築のための粉末形態をとってよい。また、JP 2001−204490Aの実施例に記載されるようにして酵素反応を用いて合成された一般式(I−a)で表される糖誘導体の反応混合物を、それから発熱物質、必要により、例えばシクロデキストリン合成酵素を除去し、必要により等張剤等を添加する、等の簡単な処理を行った後、上記の非経口投与用製剤または後述する経口投与製剤(食品を含む)としてもよい。このような形態の製剤も本発明の範囲内に入る。
【0030】
該実施例の一部を採録すると、次のとおりである:「120mg/mlの1,5−D−アンヒドロ−D−フルクトース100ml(水溶液)と50mg/mlのβ−シクロデキストリン100ml(水溶液)を混合し、pHを5に調整した後、その混合液にシクロデキストリン合成酵素50Uを添加し、35℃で48時間反応させた。反応終了後、反応液を95℃まで加熱し酵素を失活させた。」ちなみに、この反応混合物中には、少なくとも1,5−AFに1〜10個のグルコース残基が結合した糖誘導体の混合物が含まれることが確認されている。
【0031】
本発明に従う、経口投与のための製剤は、例えば結合剤(例えば、予めゼラチン化させたデンプン、ポリビニルピロリドン、もしくはヒドロキシプロピルメチルセルロース):充填剤(一例では、ラクトース、微細結晶性セルロース、もしくはリン酸カルシウム);潤滑剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、タルク、もしくはケイ素);崩壊剤(例えば、デンプングリコール酸ナトリウム);あるいは湿潤剤(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム)のような製薬学的に許容される賦形剤を用いる常法により調製される固形投与用形態(例えば、錠剤もしくはカプセル剤)の形態をとることができる。錠剤は当該技術分野ではよく知られている方法によりコーティングしてもよい。
【0032】
経口投与のまたは上記の非経口投与のための液体製剤は、例えば水剤、シロップ剤、もしくは懸濁剤の形態をとることができ、あるいはそれらは使用前に水もしくは他の適切な賦形剤での再構成のための乾燥製品として提供できる。このような液体製剤は、例えば懸濁剤(例えば、ソルビトールシロップ、メチルセルロース、もしくは水素化された食用脂肪);特に、式(I−b)の誘導体について、乳化剤(一例では、レシチンもしくはアカシア)または非水性賦形剤(例えば、アーモンド油、油状エステル、もしくはエチルアルコール):ならびに保存剤(例えば、メチルもしくはプロピルp−ヒドロキシ安息香酸、またはソルビン酸)のような製薬学的に許容される賦形剤を用いる常法により調製することができる。また、1,5−AFを含有する製剤には、紅藻類[ツルシラモ(Gracilaria chorda、オゴノリ(Gracilaria verrucosa)等]、キノコ(Morchella hortensis)、または定温動物のレバー、等の1,5−AFを含有する物質から、1,5−AFが濃縮された水溶性抽出物それ自体、およびそれらに保存剤等を加えて調製した製剤も、本発明に従う製剤に包含される。また、このような経口投与製剤は、食品または飲料の形態にしてもよい。
【0033】
本発明の有効成分は、さらに、デポー製剤としてもよい。このような長期作用型製剤は埋植もしくは移植(例えば、皮下移植もしくは脳内移植)によるか、あるいは筋肉内注射により投与することができる。したがって、例えば、これらの化合物は適当な重合性もしくは疎水性の物質(例えば、許容される油中の乳化剤としてのもの)を用いて調製することができる。
【0034】
本発明の製剤は、剤形または投与経路、または予防もしくは治療しようとする症状によって最適な投与量が変動するので限定されないが、通常、専門医の判断により決定されるのが好ましい。しかしながら、非経口投与および経口投与においては、一般的に、患者の体重1kg当たり、有効成分換算で、0.0001〜3000mg、好ましくは0.01〜100mg、より好ましくは0.1〜1mgの用量とすることができる。また、このような用量は、適当な投与頻度、例えば1日当たり1〜10回、好ましくは1〜2回、または適当な間隔(数日毎)に1回で投与してよい。
【0035】
【実施例】
本発明の作用・効果は、血小板凝集抑制効果を評価する上で当業者に広範に認められている下記の実験により、評価できる(また、Freedman et al., Circulation,1996;94,2434−2440参照)。
<実験方法>
血小板凝集能を正常人の血液から採取した血小板を用いて検討した。3.8%クエン酸ナトリウム採血管に採取した血液を遠心分離し(350g、15分、室温)、多血小板血漿(Platelet rich plasma,PRP)を得た。さらに遠心分離して(2000g、15分、室温)乏血小板血漿(Platelet poor plasma,PPP)を得た。
【0036】
PRPを用いて血小板凝集能を検討した。200μLのPRPをアデノシン5′−二リン酸(ADP)、あるいはトロンビンにより凝集惹起し、その濁度を光学的に血小板凝集測定装置[platelet aggregometer(Hema Tracer TM Model 801,Niko Bioscience, Tokyo)]にて測定した。その際に対照としてPPPを用いた。
<結果>
PRPをADP(5μmol/L)、トロンビン(0.2U/mL)で刺激すると、顕著な血小板凝集が確認された。その反応の系を1,5−AF(50μg/mL)で15分間前処理すると、凝集は有意に抑制された。1,5−AFの生体内最終産物である1,5−AGでは血小板凝集抑制作用は見られなかった。
【0037】
なお、生体内では、血管損傷部位で微量のトロンビンが生成され、これが血小板を活性化することが心筋梗塞や脳梗塞の大きな原因であるといわれており、血小板の凝集を抑制することで、血栓を予防するという治療法が取られている。しかし現在のところトロンビンで誘発される血小板凝集を抑制する血小板抑制剤は提供されていない。これらの背景、さらには1,5−AFが糖であり、基本的に生体内に存在する物質であることを勘案すると、1,5−AFおよびその誘導体は抗血栓剤として有用であるものとみなせる。
【0038】
また、1,5−AFの誘導体は、本発明に従って提供される式(I−a)および(I−b)で表されるとおり、分子全体の、特に、1,5−AF残基の還元性部位のヒドロキシル基が遊離の状態(すなわち、置換基を有していない)にある限り、一般的に、上記の1,5−AFとほぼ同様の作用効果を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に記載の実験方法によって測定した1,5−AFの血小板凝集抑制作用を示すグラフである。グラフ中、Thrombin とあるのは、本発明に従う血小板抑制剤を含めない場合の結果であり、+1,5−AFとあるのは、該血小板抑制剤として、1,5−AFを用いた場合の結果である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to the use or use of 1,5-anhydro-D-fructose and its derivatives on pharmaceutical or functional foods.
[0002]
[Prior art]
1,5-anhydro-D-fructose [1,5-anhydro-D-fructose (hereinafter sometimes abbreviated as 1,5-AF)] is a α-1,4-glucan derived from polysaccharides such as starch and glycogen. It is a unique sugar that is produced by lyase reaction and exists in various plants including mammals and has a double bond in the molecule. In vivo, 1,5-AF is generated from glycogen by α-1,4-glucan lyase through an anhydrofructose pathway, and then 1,5-anhydro-D-glucitol (hereinafter, referred to as 1,5-AF specific reductase). Reduced to 1,5-AG). 1,5-AG is considered to be the final product of 1,5-AF, but it is known that the blood concentration of 1,5-AG decreases in diabetes and is used as a marker for diabetes. In consideration of such a conversion process, etc., it has been proposed to use 1,5-AF and its similar cyclic ether for the treatment of patients with impaired glucose tolerance (for example, diabetes) (WO 01/51058 A1).
[0003]
In some of the present inventors, 1,5-AF has radical scavenger-like activity, and 1,5-AF significantly oxidizes LDL in a low-density lipoprotein (LDL) oxidation reaction system by copper ions. It was clarified to suppress (Yamaji et al., Antioxidant Effects of ... Planta Medica. 2002; 68: 16-19). It has also been proposed to use the antioxidant action of 1,5-AF in a wide range of technical fields including food (WO 98/50532).
[0004]
On the other hand, acyl derivatives having the functions of 1,5-AF as described above (WO 00/56745) and glucosylated derivatives or their use (JP 2001-204490A, JP 2001-213891A, JP 2001-333712A, JP 2002) -58477A) has also been proposed.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The above 1,5-AF and derivatives thereof have not only the interesting activity or action as described above but also extremely low toxicity. Accordingly, the object of the present invention is to provide pharmaceutical preparations and foods (intended to be applied to mammals including humans) that exhibit further useful physiological activities or actions.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have examined a more detailed mechanism of action of 1,5-AF in the above-mentioned LDL oxidation system and other systems, and 1,5-AF and certain derivatives thereof are It has been found that aggregation can be significantly suppressed. Therefore, the present invention is based on such findings, and pharmaceutically acceptable carrier, diluent or excipient, and 1,5-anhydro-D-fructose as an active ingredient and the following general formula: There is provided a platelet aggregation inhibitor comprising one or more selected from the group consisting of derivatives thereof represented by (I).
[0007]
Formula (I):
X-AF
Wherein AF represents a 1,5-anhydro-D-fructose residue;
X represents a group of the formula G- (G) n — or RCO—, where G is a glucose residue and (G) n is
[Chemical 2]
[0009]
N is an integer from 0 to 20, m is an integer from 0 to 3,
RCO is a group derived from a fatty acid having 2 to 20 carbon atoms, and G- (G) n -or RCO- is a non-reducing part of AF (any one selected from the 3-position, 4-position and 6-position). Or at least one site) is a glucoside bond (at least one bond selected from 1 → 3, 1 → 4 and 1 → 6) or an ester bond.
[0010]
Specific Embodiments of the Invention
The active ingredient 1,5-AF according to the present invention is, for example, anhydrofructose known to exist as several tautomers as shown by the following formula.
[0011]
[Chemical 3]
[0012]
It is also known that 1,5-AF is hydrated in an aqueous solution and exists as a hydrated form represented by the following formula.
[0013]
[Formula 4]
[0014]
It has also been suggested that in a non-aqueous solution, it may exist as a dimer represented by the following formula (J. Carbohydrate Chemistry, 1998, 17 , 1027-1035).
[0015]
[Chemical formula 5]
[0016]
Furthermore, it is also known that 1,5-AF is isomerized under weak basicity (for example, NaHCO 3 ) to become a structural isomer (or positional isomer) represented by the following formula.
[0017]
[Chemical 6]
[0018]
As described above, 1,5-AF exists in mammals and various plants, but is chemically synthesized from glucose or synthesized using an enzyme (for example, J. Appl. Glycosci., Vol. 46. 439-444, 1999).
[0019]
In the context of the present invention, reference to 1,5-anhydro-D-fructose (1,5-AF) includes isomers, hydrates and structural isomers after isomerization having any of the above forms. Used in concept.
[0020]
Therefore, in the general formula (I): X-AF, AF representing a 1,5-anhydro-D-fructose residue is the 3-position, 4-position or 6 in 1,5-AF, excluding the above dimer. It means a sugar residue in a state where a hydrogen atom or the hydroxyl is removed from the hydroxyl group at the position.
[0021]
The 1,5-AF derivative in which X in the general formula (I) represents G- (G) n -has been provided for the first time by some of the present inventors (see JP 2001-204490A described above). ), And can be easily produced according to the methods described in these documents. Formula G- (G) n - in, (G) n is
[0022]
[Chemical 7]
[0023]
You may have the branch which takes the form of. The glucose residue of G-, -G- is not limited, but from the hydroxyl group at position 1 and / or from 1 to 2 hydroxyl groups at the 4-position, 6-position or 3-position hydroxyl group, a hydroxyl atom or A sugar residue in which the hydroxyl group is removed, and a glucoside bond (or ether bond) is formed between these residues or between these residues and 1,5-anhydro-D-fructose residues. To form. N in the above formula can theoretically be any integer, but considering the application of the present invention, 0 to 20, preferably 0 to 11, more preferably 0 to 6, particularly preferably 0 to 2. And m is 0-3, preferably 0 [ie (G) n has no branched chain].
[0024]
General formula (Ia):
G- (G) n -AF
[Wherein G, (G) n , AF and n are as defined for general formula (I)]
Although not limited as an example of the 1,5-AF derivative represented by the above formula, the cyclodextrin synthase acts on the mixture of 1,5-AF and β-cyclodextrin described in JP 2001-204490A. It can be obtained by 1 1,5-AF residue and 1-10 glucose residues, each having a polymerization degree of 2-11, a reducing end of 1,5-AF residue, It can be each isolate of a sugar derivative of 1,5-AF whose reducing end is a glucose residue, or a mixture of sugar derivatives having any two or more polymerization degrees.
[0025]
Formula (Ib):
RCO-AF
[Wherein RCO and AF are as defined for general formula (I)]
The 1,5-AF derivative represented by the formula is derived from a fatty acid having 2 to 20 carbon atoms in the hydroxyl group at the 3-position, 4-position or 6-position (preferably the 6-position) of the 1,5-anhydro-D-fructose residue. The acyl group is an ester bond. Such acyl groups can be linear or branched and can be derived from saturated or unsaturated aliphatic, carboxylic acids, such as acetyl, propionyl, butyroyl, decanoyl, dodecanoyl, hexadecanoyl, 9- It may be hexadecenoyl, octadecanoyl, 9,12-octadedienoyl, 9,12,15-octadecatrienoyl, 5,8,11,14-icosatetraenoyl, and the like.
[0026]
These acyl derivatives can be produced by a chemical synthesis method, but acyl derivatives derived from higher fatty acids can be produced by a synthesis method using a lipase as described in WO 00/56745, for example. In addition, it may be preferable to use the acyl derivative thus produced as an active ingredient of the present invention.
[0027]
In the present invention, platelet aggregation is an essential event for clot formation. Usually, the blood clot has an action of preventing blood from leaking from the vascular system, that is, hemostasis. However, in certain disease states, this hemostatic function is activated in the blood vessel, which is directly linked to a severe condition (eg, myocardial infarction, cerebral infarction, etc.). In the present invention, platelet aggregation generally means the process leading to such a disease state. While not being bound by theory, it is contemplated by the present invention to suppress the production of microthrombin at the site of vascular injury, thereby activating platelets and then causing platelet aggregation. ing. Thus, according to the present invention, a means for preventing or treating thrombus formation is provided. For such therapeutic purposes, it may be preferable to use the above active ingredients in combination with other active ingredients used for clot lysis, such as tissue plasminogen activator. The active ingredient according to the present invention may also be used not only to prevent pathological thrombus, but also to prevent the occurrence of reinfarction following thrombus dissolution and to accelerate the rate of thrombus dissolution.
[0028]
When the platelet inhibitor of the present invention is used as a pharmaceutical preparation, in addition to the active ingredient, a pharmaceutically acceptable carrier, diluent or excipient known in the art, and also in the art. It can be included by known blending methods. Then, by selecting one or more carriers, etc., the preparation containing them can be administered parenterally (for example, intravenous administration, intraarterial administration, intramuscular administration or subcutaneous administration), oral administration, topical administration, implantation. It can take the form of administration by a graft or the like. Moreover, the form of functional food (a drink is included) can also be taken.
[0029]
Formulations for parenteral administration may be present in unit dosage forms (eg, in ampoules) or in multi-dose containers to which a preservative amount has been added. These compositions may take the form of suspending agents, aqueous solutions, or oily [particularly in the case of compounds of general formula (Ib)] or emulsifiers in aqueous excipients. And optionally contain formulation reagents such as suspending, stabilizing and / or dispersing agents. Alternatively, the active ingredient may be in powder form for construction with a suitable excipient (eg, sterile, pyrogen-free water). In addition, a reaction mixture of a sugar derivative represented by the general formula (Ia) synthesized by an enzymatic reaction as described in the examples of JP 2001-204490A, and then a pyrogen, if necessary, for example, A simple treatment such as removing the cyclodextrin synthase and adding an isotonic agent or the like, if necessary, may be followed by preparation for parenteral administration or oral administration preparation (including food) described later. Such forms of the preparation are also within the scope of the present invention.
[0030]
A part of the example was collected as follows: “100 ml of 1,5-D-anhydro-D-fructose 120 mg / ml (aqueous solution) and 100 ml of 50 mg / ml β-cyclodextrin (aqueous solution). After mixing and adjusting the pH to 5, 50 U of cyclodextrin synthase was added to the mixture and reacted for 48 hours at 35 ° C. After completion of the reaction, the reaction solution was heated to 95 ° C. to deactivate the enzyme. Incidentally, it has been confirmed that this reaction mixture contains a mixture of sugar derivatives in which 1 to 10 glucose residues are bound to at least 1,5-AF.
[0031]
Formulations for oral administration according to the invention are, for example, binders (eg pregelatinized starch, polyvinylpyrrolidone or hydroxypropylmethylcellulose): fillers (in one example lactose, microcrystalline cellulose or calcium phosphate) A pharmaceutically acceptable excipient such as a lubricant (eg, magnesium stearate, talc, or silicon); a disintegrant (eg, sodium starch glycolate); or a wetting agent (eg, sodium lauryl sulfate); It can take the form of solid dosage forms (eg, tablets or capsules) prepared by conventional methods. The tablets may be coated by methods well known in the art.
[0032]
Liquid formulations for oral administration or for parenteral administration as described above may take the form of, for example, solutions, syrups, or suspensions, or they may be water or other suitable excipients prior to use. Can be provided as a dry product for reconstitution in Such liquid formulations include, for example, suspensions (eg, sorbitol syrup, methylcellulose, or hydrogenated edible fat); especially for derivatives of formula (Ib), emulsifiers (in one example lecithin or acacia) or Non-aqueous excipients (eg, almond oil, oily esters, or ethyl alcohol): and pharmaceutically acceptable excipients such as preservatives (eg, methyl or propyl p-hydroxybenzoic acid, or sorbic acid) It can be prepared by a conventional method using an agent. In addition, preparations containing 1,5-AF include 1,5-AF such as red algae [ Gracilaria chorda , Gracilaria verrucosa, etc.], mushrooms ( Morchella hortensis ), or liver of constant temperature animals. A water-soluble extract itself enriched with 1,5-AF and a preparation prepared by adding a preservative or the like to these substances are also included in the preparation according to the present invention. The dosage formulation may be in the form of a food or beverage.
[0033]
The active ingredient of the present invention may further be a depot preparation. Such long acting formulations can be administered by implantation or transplantation (for example, subcutaneous or intracerebral implantation) or by intramuscular injection. Thus, for example, these compounds can be prepared using any suitable polymerizable or hydrophobic material (eg, as an acceptable emulsifier in oil).
[0034]
The dosage form of the present invention is not limited because the optimum dosage varies depending on the dosage form or administration route, or the symptoms to be prevented or treated, but it is usually preferably determined by the judgment of a specialist. However, in parenteral administration and oral administration, in general, a dose of 0.0001 to 3000 mg, preferably 0.01 to 100 mg, more preferably 0.1 to 1 mg in terms of active ingredient per kg body weight of a patient. It can be. Such dose may be administered at an appropriate administration frequency, for example, 1 to 10 times per day, preferably 1 to 2 times, or once at an appropriate interval (every few days).
[0035]
【Example】
The action and effect of the present invention can be evaluated by the following experiment widely recognized by those skilled in the art in evaluating the platelet aggregation inhibitory effect (also Freedman et al., Circulation, 1996; 94 , 2434-2440). reference).
<Experiment method>
Platelet aggregation was examined using platelets collected from normal human blood. The blood collected in a 3.8% sodium citrate blood collection tube was centrifuged (350 g, 15 minutes, room temperature) to obtain platelet rich plasma (PRP). Further centrifugation (2000 g, 15 minutes, room temperature) gave platelet poor plasma (PPP).
[0036]
Platelet aggregation ability was examined using PRP. 200 μL of PRP is agglutinated by
<Result>
When PRP was stimulated with ADP (5 μmol / L) and thrombin (0.2 U / mL), significant platelet aggregation was confirmed. When the reaction system was pretreated with 1,5-AF (50 μg / mL) for 15 minutes, aggregation was significantly suppressed. In 1,5-AG, which is an in vivo end product of 1,5-AF, no platelet aggregation inhibitory effect was observed.
[0037]
In vivo, a small amount of thrombin is generated at the site of vascular injury, and it is said that activation of platelets is a major cause of myocardial infarction and cerebral infarction. The treatment to prevent is taken. However, no platelet inhibitor that suppresses thrombin-induced platelet aggregation is currently available. Considering these backgrounds, and further, that 1,5-AF is a sugar and is basically a substance present in the living body, 1,5-AF and its derivatives are useful as antithrombotic agents. It can be considered.
[0038]
In addition, derivatives of 1,5-AF can be obtained by reducing the whole molecule, in particular 1,5-AF residues, as represented by the formulas (Ia) and (Ib) provided according to the invention. As long as the hydroxyl group of the sex site is in a free state (that is, has no substituent), generally, it exhibits almost the same effect as the above 1,5-AF.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a graph showing the platelet aggregation inhibitory action of 1,5-AF measured by the experimental method described in Examples. In the graph, Thrombin is the result when the platelet inhibitor according to the present invention is not included, and + 1,5-AF is the result when 1,5-AF is used as the platelet inhibitor. It is a result.
Claims (8)
一般式(I):
X−AF
上式中、AFは1,5−アンヒドロ−D−フルクトース残基を表し;
Xは、式G−(G)n−またはRCO−の基を表し、ここで、Gはグルコース残基であり、(G)nは
RCOは炭素原子2〜20個の脂肪酸由来の基であり、そして
G−(G)n−またはRCO−は、それぞれ、AFの非還元性部(3位、4位および6位から選ばれるいずれか少なくとも一つの部位のヒドロキシル基を介してグルコシド結合(1→3、1→4および1→6から選ばれる少なくとも一つの結合様式である)またはエステル結合している。A pharmaceutically acceptable carrier, diluent or excipient, and 1,5-anhydro-D-fructose and 1,5-anhydro-D- represented by the following general formula (I) as active ingredients Platelet aggregation inhibitor comprising one or more selected from the group consisting of fructose derivatives:
Formula (I):
X-AF
Wherein AF represents a 1,5-anhydro-D-fructose residue;
X represents a group of the formula G- (G) n -or RCO-, where G is a glucose residue and (G) n is
RCO is a group derived from a fatty acid having 2 to 20 carbon atoms, and G- (G) n -or RCO- is a non-reducing part of AF (any one selected from the 3-position, 4-position and 6-position). Or a glucoside bond (at least one bond selected from 1 → 3, 1 → 4 and 1 → 6) or an ester bond via a hydroxyl group at at least one site.
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333502A JP2006016301A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative |
AU2003302079A AU2003302079A1 (en) | 2002-11-18 | 2003-11-18 | Platelet aggregation inhibitor comprising anhydrofructose and its derivative |
PCT/JP2003/014621 WO2004045628A1 (en) | 2002-11-18 | 2003-11-18 | Platelet aggregation inhibitor comprising anhydrofructose and its derivative |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002333502A JP2006016301A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006016301A true JP2006016301A (en) | 2006-01-19 |
Family
ID=32321699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002333502A Pending JP2006016301A (en) | 2002-11-18 | 2002-11-18 | Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006016301A (en) |
AU (1) | AU2003302079A1 (en) |
WO (1) | WO2004045628A1 (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001515A (en) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Toyama Univ | Glycogen degrading enzyme inhibitor |
JP2020100601A (en) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 国立大学法人 鹿児島大学 | Nitric oxide synthase activator |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006306814A (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-09 | Nihon Starch Co Ltd | Anti-inflammatory agent |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9709161D0 (en) * | 1997-05-06 | 1997-06-25 | Danisco | A process of preparing an anti-oxidant |
GB2348423B (en) * | 1999-03-19 | 2003-10-22 | Danisco | Novel anhydrofructose antioxidant |
JP4550202B2 (en) * | 2000-01-26 | 2010-09-22 | 檜作 富美子 | Sugar chain containing 1,5-D-anhydrofructose as a constituent sugar |
-
2002
- 2002-11-18 JP JP2002333502A patent/JP2006016301A/en active Pending
-
2003
- 2003-11-18 AU AU2003302079A patent/AU2003302079A1/en not_active Abandoned
- 2003-11-18 WO PCT/JP2003/014621 patent/WO2004045628A1/en active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012001515A (en) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Toyama Univ | Glycogen degrading enzyme inhibitor |
JP2020100601A (en) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 国立大学法人 鹿児島大学 | Nitric oxide synthase activator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2004045628A1 (en) | 2004-06-03 |
AU2003302079A1 (en) | 2004-06-15 |
AU2003302079A8 (en) | 2004-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU710078B2 (en) | Bacterial inhibition with an oligosaccharide compound | |
JP3188897B2 (en) | Suppression of cell proliferation and enhancement of NK cell activity | |
KR100354826B1 (en) | A Steroidal soponins for the prophylaxis or treatment of dementia, and steroidal saponin compounds | |
JP5635226B2 (en) | Hair papilla cell growth promoter | |
EP1322673A1 (en) | Polysaccharides with antithrombotic activity comprising at least a covalent bond with biotin or a biotin derivative | |
JP4813652B2 (en) | Matrix metalloproteinase inhibitor | |
JPH11286497A (en) | Acylated derivative of glycosyl-l-ascorbic acid | |
JPH1095732A (en) | Glycerophosphoric acid dehydrogenase inhibitor | |
JP2022523712A (en) | Therapeutic compounds and compositions | |
Lutomski et al. | Warfarin resistance associated with intravenous lipid administration | |
CA1113006A (en) | Medicine with activity as prostaglandin-synthetase inhibitor | |
TW201219370A (en) | Agent for regulating the formation of nitrogen monoxide | |
KR100468109B1 (en) | Pharmaceutical composition containing Hydantoin derivative or its pharmaceutically acceptable salt as an active ingredient | |
WO2005115408A1 (en) | Method of controlling the proliferation of vascular endothelial cells and inhibiting lumen formation | |
JP2006016301A (en) | Platelet aggregation suppressant of anhydro fuluctose and its derivative | |
WO1993005774A1 (en) | Complexes of anthracycline antibiotics with polyunsaturated fatty acids in lipid emulsions | |
JP4450456B2 (en) | Sebum production inhibitor | |
JPH06506973A (en) | Sulfated polysaccharides as inhibitors of smooth muscle cell proliferation | |
JPH1067656A (en) | Cell adhesion suppressant | |
WO1997000881A1 (en) | Moranoline derivatives | |
NZ190925A (en) | 3beta-hydroxy-5-ene(or 3beta-hydroxy-5alpha))-spiroketal steroid-3-mono-and-3-disaccharides in antiinflammatory compositions | |
JP5108519B2 (en) | Biotinylated hexose, its preparation and use | |
JPH02223525A (en) | Arterialization inhibitor | |
CA2118522A1 (en) | Time dependent administration of oligosaccharides glycosides related to blood group determinants having a type i or type ii core structure in reducing inflammation in a sensitized mammal arising from exposure to an antigen | |
JP3836203B2 (en) | Active oxygen and free radical scavenger |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051018 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090907 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091020 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100329 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20100329 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100519 |