JP2006013850A - 移動式放送受信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】周辺環境によってその受信性能を落とすことなく、いかなる使用条件においても視聴可能とする。
【解決手段】移動式放送受信端末装置は本体部1と表示部2を備え、これらが2軸に回動可能な二つのヒンジよりなる結合部3によって結合される。アンテナ11は、表示部2を本体部1に折畳んだ状態において表示部1の上側に位置する。またアンテナ11は、特定方向に最大の受信感度を有する指向性を有し、その特定方向が所定の角度だけ傾いた方向になるように配置される。また表示部2の表示画面と反対側の面には、テーパ形状が形成され、表示部2を本体部1に収納したときに、アンテナ11が配置された位置近傍の本体部1の厚みとを略同一となっている。また、表示部2を折畳んだ状態において、表示部2を本体部1に係止するラッチ機構が設けられる。またアンテナ11は、所定の間隔をおいて2つ配置され、その間には排気口14,ファン15が配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動式放送受信端末装置に関し、より詳細には、ユーザがいかなる使用条件においても、例えば遮蔽物等の周辺環境によってその受信性能を落とすことなく視聴が可能な携帯端末装置として提供される移動式放送受信端末装置に関する。
また、本発明は、操作するユーザのキー操作を経て入る静電気によるアンテナ受信能力の低下を防止し、常に受信状態の良いダブルヒンジ構造を有した移動式放送受信端末装置に関する。
[概要]
モバイル放送はモバイル放送株式会社(以下、MBCO、http://www.mbco.co.jp/)が提供する、専用の静止衛星を利用した移動体向けマルチメディアデジタル放送である。この衛星デジタル放送は日本全国を1波の放送電波でカバーし、主に個人向けにサービスを行う。事業免許が付与された「MBSAT」というモバイル放送衛星を東経144度の方向に打ち上げ、その後しばらくは衛星の軌道修正や電波試験を行った後に有料の正式サービスが始まる予定である。
[モバイル放送のしくみ]
モバイル放送の目玉は静止衛星MBSATである。このMBSATは地上のモバイル放送センターからのKuバンド(14GHz帯)放送電波を受け取り、周波数を変換し電力増幅後、Sバンド(2.6GHz帯)電波を大アンテナにて日本全国にデジタル衛星放送を行う。
上記のデジタル衛星放送においては、地上のほとんどのエリアは衛星からの電波でカバーできる。しかし、衛星電波の届かない都市部のビル陰、高速道路のトンネル内などではギャップフィラーという再送信設備を設置し、「半径1キロメートル面サービス」を実現する。そしてそのギャップフィラーから衛星と同一周波数の電波を出射して衛星電波の届かない場所へのサービス提供を行う。
BS/CS放送では、「衛星放送にはパラボラアンテナが必要」ということが定着している。しかし、モバイル放送の場合は異なっている。モバイル放送において、地上で放送を受信する受信機は、MBSATからの大出力放送電波によりパラボラアンテナを必要とせず、小さな無指向性アンテナでも受信可能なのである。また、放送受信はMBSATまたは地上に設置されたギャップフィラーからの、どちらかの電波があればよい。
またモバイル放送では、受信側の安定度を得るために、送信側の誤り訂正符号付加やインターリープなどが装備されている。また、衛星電波やギャップフィラーの電波、およびそれらの反射波をすべてかき集めて受信できるので、電波の途切れる短いトンネルなどでも1.3秒までは問題なく対応可能である。これにより、自動車や電車等の高速走行でも安定して受信することができる。
一方、モバイル放送は、その周波数が2.4GHzの無線LAN(IEEE802.11a)に近いため、木造建物の屋内では放送電波が通過して受信が可能になると思われる。また、コンクリート建物などの受信できない部屋には個人用の中継装置を備えればよい。
受信機で受信した放送映像は、MPEG−4のQVGA画面(320×240ドット、フレームレートは15fps)で、PDAやカーナビの画面サイズ(7インチ)程度で表示される。また音声にはBSデジタル放送と同じMPEG−2AACが使われるため、クリアな音を聞くことができる。モバイル放送は、元々電車/自動車などの移動体や屋外で視聴するという目的を有するため、家庭にて大型画面で視聴するという用途には不向きである。またこの放送は約70チャンネルほど用意されており、番組(チャンネル)すべてMBCOの1社で運営される。
尚、モバイル放送は有料放送であって、機器ごとに限定受信となり、契約しないと視聴できないが、その一方でモバイル放送用の受信端末機器等は各メーカが製造することになる。
モバイル放送は、この放送衛星MBSATを共同運用して同一方式で韓国向けに放送電波が出る。もちろん、韓国の放送センターよりこの衛星に送られた放送電波は中継されて韓国内に流される。
[モバイル向け地上デジタル放送との違い]
モバイル放送サービスと並んで地上デジタルテレビ放送の1セグメントを使い、屋外にて視聴できる「モバイル向け1セグメント放送サービス」が挙げられる。
両者とも受信には「専用受信機」や「PDAや携帯電話など専用受信チューナが付属する端末」、「車載GPS/オーディオ等に取り付けるチューナ」などが必要となる。それらの製品は別々に移動体向け放送受信端末の市場に登場することになると思われる。以下にその違いを説明する。
まず、システム面の違いとして、モバイル放送はサービスエリアの広さがあり、モバイル放送は日本全国どこまで行っても視聴が可能である。またモバイル放送は自社の専用放送衛星「MBSAT」から行われるため、日本全国が同一番組を同時に視聴できるサービスエリアとなる。ここでは、都市部のビルの陰、トンネル内や地下など電波の届かない場所にはギャップフィラーの設置がすすんでおり、受信不可能な不惑地帯は解消し受信エリアが拡大中である。少なくとも衛星方向の天空が見える範囲はすべて受信エリアなので、高いビル、湖、山、日本近海でも視聴可能である。また放送局からたった数十キロメートルが受信エリアというものではなく、日本全国どこまで行っても、好きな専門チャンネルはそのままチャンネルの切り替えなしでその番組を視聴できる。
次に受信関係の違いとしては、モバイル放送電波の受信はマルチパスの影響を受けにくく、電波をかき集めるRAKE受信機能を有しているため、受信機を横にしても逆さにしても安定して受信できる。またギャップフィラーによって受信エリアが拡大したほか、受信機のインターリーブメモリや高速走行受信で悪影響するドップラーシフトの排除機能などにより、電車内や高速道路で走行中の車内でも安定した受信が可能となる。それも小型アンテナで可能である。
最後は事業関係になるが、モバイル放送ではSバンドの2.6GHz放送電波の25MHz帯域幅の全部がMBCOの1社に割り当てられている。官民一体の地上デジタル放送(UHF帯13CH〜52CH)は各放送事業会社(NHK,NTV,TBSなど)の集合であり、これとは事業形態が異なっている。
つまり、MBCOは、モバイル放送の全チャンネルとも制作または国内外の放送等番組を調達しそれぞれ専門番組を放送することになる。従って、似たような番組が複数のチャンネルにあるということはない。
モバイル放送は、CASカードのように契約者を限定するのではなく、端末を限定した有料放送となる。また、放送映像圧縮方式については、すでにMPEG4の採用が決定している。地上デジタル放送と違って、モバイル放送受信端末の仕様は決まっており、端末を上市するか否かはメーカの商品企画によるだけである。
[モバイル放送のコンテンツ]
モバイル放送は全チャンネルとも番組編成権がMBCOにあるために、コンテンツは自由に設定可能である。現在のところ、音楽音声番組専用のチャンネルは55、簡易動画映像を含む番組のチャンネルは7、データ放送サービスが3チャンネルとなりそうである。番組はジャンル別の専門チャンネル化した内容となる。
簡易映像付き番組512Kbpsは、総合チャンネルやニュース、経済、スポーツ、ミュージック、子供向けキッズアニメの専門チャンネルが作られる。また平日/週末別のそれぞれ専用番組、日中/夜間別のそれぞれ専用番組など特徴のある番組を計画中である。
音声音楽番組は、40数チャンネルを24時間音楽専用番組にする。音楽関係は48KbpsでPOP、ROCK、演歌、JAZZ、イージーリスニング、キッズソングなどの大分類の中を、それぞれ専用チャンネルに分けられ放送される。音声系では米国FM局や日本FM局からサイマル放送や、国内外からのニュース番組(一般ニュース、スポーツニュース、経済ニュース)、外国語学習のため英語や中国語の専門チャンネルがある。
データ放送は、1日3回程度更新される情報を自動で放送しそれを端末で受信蓄積して、必要なときにメニュー画面から見る形式になる。内容は番組連動とはせずに天気予報や占いなど独立したもので運用することを想定している。データ放送はサブチャンネルに分かれ、30チャンネルほど設置するようである。
[今後の展開]
モバイル放送衛星「MBSAT」が2004年1月末に打ち上げられ、本サービス開始後も番組コンテンツはニーズに合うのか、マーケテイングによって検証し、人気のない番組は廃止して新しい番組に編成変更される。双方向通信や、端末内のプログラムを自動更新するエンジニアリングストリームなども今後のビジネスプランとして検討されている。
ユーザ向け受信端末については、携帯型TV受信端末や車載チューナが、2004年夏に本サービス開始にあわせて各メーカから登場するようである。2005年初頃、受信用の新型小型LSIが完成すると、受信チューナ内蔵の携帯電話やPDA、さらにPCカードタイプの受信チューナなど、各メーカでの製品開発が始まり、2005年にはそれらの製品が登場すると思われる。車載型端末もチューナ型からカーナビなど内蔵タイプのほか、メーカ純正品として自動車に組み込まれた状態で販売されると思われる。そのほかチューナの組み込まれた複合型受信端末機器が登場すると思われる。
またモバイル放送は、日本、韓国とも同一衛星を利用した衛星放送方式を使用するが、さらに現在実験している中国までも、この同じシステムを採用することになった場合、受信端末の受信性能や機能向上とともにコストダウンが見込まれる。
国内を見ても、モバイル放送は、全国屋外で映像付きで受信、携帯できる受信端末という特性を活かし、災害時の防災メディアとしても期待されている。
前述のとおり、モバイル放送電波の受信はマルチパスの影響を受けにくく、電波をかき集めるRAKE受信機能を有しているために、原理上受信機を横にしても逆さにしても安定して受信できる構成ではあるが、実際は2.6GHz帯域の電波では、光に近い性質を帯びて、周辺環境、例えば人体/壁といった遮蔽物により受信性能が低下するという問題を引き起こす。
このような問題点が存在するため、ユーザがモバイル放送の放送波を視聴するとき、携帯性に優れいつでもどこでも視聴できるという放送受信端末を持ちながら視聴するという使用状況では、その端末をユーザが持ったことにより受信性能を落としてしまう結果となる。これでは、携帯性を重視した携帯端末であったとしてもその商品コンセプトを一部否定せざるを得ない結果となりかねない。
また、上述の移動式放送受信端末装置の視聴状態として、この装置の本体を横に寝かせた状態で静置し、これにヒンジを介して結合された表示部のみを本体に対して回転移動させることによって起こすことによって本体を持たずに静置した状態で視聴することも可能であるが、この状態においてもアンテナ位置または指向性とユーザの視聴位置関係もしくは、アンテナ位置または指向性と表示部との視聴位置関係によっては、上述の遮蔽物による電波障害を解決する手段が必要になる。
例えば、特許文献1には、アンテナ素子として用いたループ状導体のループ面が、携帯無線機の接地板と略平行になるようにし、かつ携帯無線機が人体に近接して使用される状態における人体と反対側にループ状導体を配置するようにしたアンテナ装置が開示され、このアンテナ装置によって、整合回路を必要としない簡単な構成で、人体装着通話時の性能が改善されることが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1のアンテナ装置は、ヒンジによる回転機構を備えた表示部が回転可能な携帯端末を開示するものではなく、ヒンジ機構によって変化するアンテナ位置または指向性と表示部との視聴位置関係に応じた、遮蔽物による電波障害を解決する手段についてはなんら考慮されたものではなかった。
特開2001−230613号公報
本発明はこのような点を鑑み、例えば遮蔽物等の周辺環境によってその受信性能を落とすことなく、いかなる使用条件においても視聴が可能な移動式放送受信端末装置を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、ユーザが本発明に係る移動式放送受信端末装置を手に持たずに静置した状態で視聴したとしても、例えば遮蔽物等の周辺環境によってその受信性能を落とすことなく受信または視聴状態を維持できる携帯型放送受信装置を提供することを目的とする。
第1の技術手段は、少なくとも片面に表示画面を有する表示部と、少なくとも放送信号を受信するためのアンテナ、選局手段、信号処理手段、及び操作手段を有する本体部と、表示部と本体部とを結合する結合部とを有し、結合部は、本体部に結合し、本体部に対して第1の軸を中心に回動する第1のヒンジと、表示部に結合し、表示部に対して第2の軸を中心に回動する第2のヒンジとを有し、第1のヒンジにより、表示部が本体部に対し折畳まれた状態または開いた状態に回動操作がなされ、第2のヒンジにより、第2の軸に平行な表示部の表示画面に対し、第2の軸を中心とした回動操作がなされる移動式放送受信端末であって、アンテナは、表示部を本体部に折畳んだ状態において表示部の上側に位置することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、アンテナは、特定方向に最大の受信感度を有する指向性を有し、受信感度が最大になる特定方向が、本体部の筐体が有する背面の法線方向の背面側から本体部正面側に向かって形成される方向ベクトルに対し、90°未満の所定の角度だけ傾いた方向になるような状態で配置したことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、所定の角度は45°であることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1の技術手段において、表示部は、結合部に結合する面の一辺に垂直な方向に、結合部から表示部の上方に向かって表示部の厚みが薄くなるテーパ形状を有し、表示部を本体部に折畳んだ状態の厚みと、アンテナが配置された位置近傍の本体部の厚みとを同一とすることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第1の技術手段において、表示部を折畳んだ状態において、表示部を本体部に係止するためのラッチ機構を設け、ラッチ機構は、表示部の表示画面が本体部に向き合う状態と、表示面が本体部とは反対の方向に向いた状態とのいずれにおいても、表示部を本体部に係止可能に構成され、表示画面が本体部とは反対方向に向いた状態で表示部を本体部に折畳んだときに、表示部と本体部の間に所定間隔の隙間が形成されることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1の技術手段において、アンテナとして、本体部の上側の両側部分に、受信周波数の1/4波長分以上の所定の間隔をおいて2つのアンテナが配置され、2つのアンテナ間には、排気口及び/またはファンが配置されることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1の技術手段において、本体部の筐体は、電波透過物質により形成され、本体部の筐体内に、信号処理手段から発生する熱を放熱する放熱板を設けることを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1または第5の技術手段において、表示部は、表示部を本体部に折畳んだ状態で、表示部への給電の要否を判別するためのスイッチを設け、スイッチは、表示部の表示画面に対して垂直方向に押下操作を可能とし、表示部の表示画面が本体部とは反対の方向に向いた状態で表示部を本体部に折畳んだときに、表示部によってスイッチが押下操作され、押下操作に応じて表示部への給電をストップすることを特徴としたものである。
本発明によれば、ユーザがいかなる使用条件においても、例えば遮蔽物等の周辺環境によってその受信性能を落とすことなく視聴が可能な移動式放送受信端末装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、ユーザが本発明に係る移動式放送受信端末装置を手に持たずに静置した状態で視聴したとしても、例えば遮蔽物等の周辺環境によってその受信性能を落とすことなく受信または視聴状態を維持できる携帯型放送受信装置を提供することができる。
以下に本発明の移動式放送受信端末装置の実施形態を添付された図面を参照しながら具体的に説明する。なお、実施形態を説明するための全図において、図1は、本発明による移動式放送受信端末装置の一実施形態を示す図で、移動式放送受信端末装置を下から見た概略構成を図1(A)に、正面から見た概略構成を図1(B)に、側面から見た概略構成を図1(C)に示すものである。図1において、1は本体部、2は表示部、3は結合部、11はアンテナ、12は操作部、14は排気口、15はファン、16はバッテリ、1aは本体部筐体の背面、1bは本体部筐体の正面、Rは表示部の収納領域、Tはアンテナ間間隔である。
移動式放送受信端末装置は、モバイル放送衛星「MBSAT」から受けた放送信号を受信して、この受信信号から画面上に表示するべき映像情報またはスピーカに出力するべき音声情報を抽出,信号処理を行い、ユーザからの操作によって所定の処理がなされる本体部1と、受信した映像情報を所定の処理によって画面上に表示する表示部2(例えば、液晶パネルや有機EL等の薄型表示素子に代表される)を有している。そして、これら本体部1と表示部2とは、2つのヒンジ(第一のヒンジ,第二のヒンジ)による結合部3によって結合され、これら2つのヒンジを用いて本体部1に対して表示部2を回転させることにより、それぞれの配置関係を自由に設定可能となるように構成されている。
本体部1は、表示部2を収納できるようにするために、その一部に厚み方向に凹形が形成された収納領域(R:図1)を有し、この収納領域Rに表示部2を収納できるようにしている。その結果、移動式放送受信端末装置全体として、その厚みがおおよそ不連続な状態にならないようにしている。
また本体部1には、モバイル放送衛星「MBSAT」から受けた放送信号を受信するためのアンテナ11と、移動式放送受信端末装置によって実現可能な各種操作(CH切換、予約録画等)を行うための操作部12とが設けられている。操作部12は、表示部2の収納位置である収納領域Rよりも下側の本体部1に位置し、ユーザが手に取って操作する際にも操作している手が表示部2の視聴を邪魔しないように配置されている。以降、上側、下側という表現は、本体部1に対して用いるものとし、図1の矢印の指す方向にそれぞれ従う。
図2は、上記移動式放送受信端末装置の操作部12の構成を示す図である。操作部12には、以下のごとくの各種の操作キーが備えられている。
(1)メニューキー121:メニュー画面とその各項目を指示するためのカーソルを表示させるためのキー。
(2)方向指示キー122:メニュー画面表示時に上下左右方向にカーソルを移動させるためのキー。
(3)決定キー123:カーソルの位置したメニュー項目を選択するためのキー。
(4)カード再生キー124:本体部1に設けられたメモリーカードスロットに挿入されたメモリーカードに記録された映像または音声情報を再生するためのキー。尚、カード再生時に方向指示キー122を操作すると、『一時停止』、『停止』、『早戻し』、『早送り』の操作をそれぞれ行うことができる。
(5)戻るキー125:メニューキーで前回選択操作された各種設定状態を元の状態に戻すためのキー。
(6)蓄積データキー126:本体部1に内蔵されたメモリに対し予約録画等の操作によって蓄積された蓄積データの一覧を表示するためのキー。
(7)記録キー127:メモリに記録したい画像または音声情報を記録するための操作キー。
(8)選局アップダウンキー128:視聴したいチャンネルを選択するために割当てられたチャンネルを順次アップダウン操作することにより選局を実行するためのキー。
尚、上記各種キーの他に、予約/記録処理を実行したか否かを示す発光素子(LED等)や電源が入力されているか否かまたは充電中か否かの本体の状態を表示するための発光素子等を配置して、ユーザに発光状態を認識させるようにすることができる。
図3は、結合部3の構成をより詳細に説明するための斜視概略構成図で、図中、31は
第一のヒンジ、32は第二のヒンジである。また図4は、表示部2が画面収納状態にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図で、図5は表示部2が設置状態(第一の視聴状態)にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図である。図5において、21は表示部2が備える表示画面である。
図3に示すように、結合部3は、第一のヒンジ31及び第二のヒンジ32から構成されており、第一のヒンジ31は、本体部1との間で回転可能な回転軸Xを構成し、この回動操作によって表示部2の開閉操作が可能になる。その結果、図4のように表示画面21を本体部1に向かい合わせた状態で表示部2を本体部1に収納することができる(図4の状態を画面収納状態とする)。
一方、第二のヒンジ32は、表示部2との間で回転可能になるような回転軸Yを構成する。この回転軸Yの軸の方向が、画面中央部を通過する中線C(太破線)上にあるとき、この回転軸Yによる回転操作によって表示部2の表示画面21の向きを調整することができる。その結果、図5に示すように、表示部2の表示画面21が操作部12を間に介してユーザと向き合う状態を形成することが可能になるので、ユーザは表示画面21を見て放送波を視聴するのと同時にCH選択等の表示映像状態に対する操作を視聴しながら行うことが可能になる(図5の状態を第一の視聴状態とする)。
図6は、表示部2が他の設置状態(第二の視聴状態)にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図である。
上記第一の視聴状態のように表示画面21を回転させた状態において、再び第一のヒンジを用いて表示部2を前述の収納領域Rに収納することにより、今度は図6に示すように、表示部2を収納した状態のまま映像の視聴が可能である状態(図6の状態を第二の視聴状態とする)を形成することができる。
ところで、物体からの放熱は、その放熱部位の温度が高いほど、放熱効率がよい。しかしながら、ユーザが容易に触れる部分をいたずらに高温とするわけにはいかない。しかるに、本発明にかかる表示部2に相対する本体部1の部位は、2重ヒンジ構造をとることにより、通常の操作においてはユーザが容易に触れない部位となる。このため、この部分に比較的高温となる部品あるいは放熱板を配置することが可能となり、ユーザの利便性を損ねることなく、放熱の実をあげられる。
そして、これら2つの視聴状態のいずれにおいても、ユーザ自身や表示部2等の遮蔽物を発端とした受信性能低下が生じないようにするために、図1のようにアンテナ11を収納領域Rの上側に配置している。より具体的には、本体部1において、表示部2を収納するための収納領域Rに対してさらに上方の位置に、アンテナ11を内蔵するためのスペースを設けておき、ここにアンテナ11を収納配置する。この位置にアンテナ11を配置することにより、アンテナ11が周辺の表示部2やその他の機器に遮蔽されることなく良好な受信感度が常に得られるようにすることが可能になる。尚、本実施形態においては、より受信性能を高めるために2つのアンテナによるダイバーシティー方式を採用し、これら2つのアンテナは、本体部1の上側両側部にそれぞれ個別に配置される。
図7は、本発明においてアンテナ11として使用し得るパッチアンテナの自由空間における垂直面指向特性の一例を示す図である。パッチアンテナは、アンテナ基板上に配した接地基板、誘電基板、放射素子や金属パッチ等から構成され、図1のように略平板状あるいは円板状の形状を有している。そして図7に示すように、アンテナ基板の有する基板面に対して垂直面の分布において、特定方向(図7の例では0°付近)において最大の受信感度を持った指向性のある分布を有している。
そして、このパッチアンテナをアンテナ11として配置するにあたっては、モバイル放送衛星MBSATが東経144度上空に打ち上げられていることから、ユーザの立つ方向に対し約斜め(45度付近)傾いた方向に衛星があることを考慮して、アンテナ11の受信性能は可能な限りユーザの衛星に対する向きに依存しないようにしなければならない。特に、移動式放送受信端末装置をユーザが持って視聴しながら移動するシーンは、モバイル放送の使用シーンとして必ずといって良いほど頻発するシーンであり、このような状況においてもその点を格別に配慮しなければならない。また、ユーザが移動式放送受信端末装置を持ったまま視聴するとき、ユーザはおおよそ斜め45°程度に傾けて視聴するケースが多い。
そこで、本体部1が斜めに傾いた状態でユーザが回ったときであっても、常にモバイル放送衛星MBSATの電波感度が変わることなく受信できるようにするために、アンテナ11の最大の受信感度が得られる上記の特定方向が、所定の角度だけ傾くように構成する。具体的には図1のように、アンテナ11において受信感度が最大になる特定方向が、本体部1の筐体が有する背面1aの法線方向において、筐体の背面1a側から正面1bに向かって形成される方向ベクトルに対し、90°未満の所定の角度だけ(例えば45°)傾いた方向になるような状態で配置されている。
これにより、ユーザがこの移動式放送受信端末装置を斜めに持った状態で、衛星に対しいかなる位置に向いていたとしても、極力安定したアンテナ受信状態を維持することが可能になる。また同時に、上記の第一の視聴状態のように、本体部1を横に配置して表示部2を第一のヒンジ31で回動させて表示画面21を起こした状態であっても、アンテナ(パッチアンテナ)11のアンテナ基板の基板面は、鉛直方向に対し一定角度(例えば45°)傾いた状態にあるので、衛星の位置に対し最適な方向を探し、その状態で第二のヒンジ32を回動させて表示部2を回動調整することによって、ユーザは最適な受信状態で視聴することが可能になる。
以上のようなアンテナ11の配置構成により、アンテナ11の指向性に最も影響がない部分にアンテナ11を配置することができ、例えば第二のヒンジ32を使って表示部2を回動させるような場合でも、あらゆる視聴状態においても影響が無いようにすることができる。また、アンテナ11を結合部3のダブルヒンジから極力離すことができる配置になるので、表示部2の影にならない位置にアンテナ11を配置することができ、感度の低下を防ぐことも可能になる。
尚、上記実施形態では、アンテナ11として軽量小型化に適したパッチアンテナを用いたが、本発明では別段これに限定される必要はなく、例えば、ヘリカルアンテナや平面アンテナであっても良く、アンテナの受信特性の強い特定方向が、画面収納状態にある表示画面21に対し一定角(例えば45°)傾いた方向になるように配置されていれば良い。
[排気口について]
本発明にかかる移動式放送受信端末装置では、各種駆動回路による熱環境を考慮し、排気口14及び/またはファン15を設けている。その排気口14及び/またはファン15は、本体部1の上部であってかつ両側部分に設けられた2つのアンテナ11の間に設けられている。この構成によって煙突効果で自然排熱できるだけでなく、ダイバーシティー方式のアンテナ11に求められる必要なアンテナ間間隔T(図1:例えば2.6GHz帯の受信周波数帯域を使用する際においては、受信周波数の1/4波長分(約2.8cm程度)以上の間隔)を確保しつつ、そのアンテナ間間隔Tによって生じたスペースに、ファン14及び/または排気口15を設けている。これによって、省スペースしか与えられていない移動式放送受信端末装置でも無駄なくアンテナと放熱機構とを配置形成することができる。
また、ファン15は必ずしも常時回転する必要はなく、温度センサ(サーミスタ)の信号により、回転の要否及び回転数を適宜制御する。その結果、セット全体の消費電力を低減する効果が得られる。
[バッテリ、操作部の配置]
バッテリ16は、移動式放送受信端末装置を手に持ったときに、その重心が手に持つ手前側へくるように配置している。その結果としてアンテナ11と反対側にバッテリ16が配設される。それにより、表示部2の回動操作時においても、その操作を容易に実施できるようになる。
また、操作部12は、本体部1の下側に配置されており、結合部3のヒンジ31,32に影響しないところにもってくることにより、軽快な操作性を可能にしている。
次に、本発明による移動式放送受信端末装置の他の実施形態を図面を参照しながら説明する。
[ラッチについて]
図8は、本発明による移動式放送受信端末装置の他の実施形態を示す側断面の概略構成図で、表示部2の本体部1への係止手段を説明するための図である。図8において、図8(A)は前述の画面収納状態(図4)を示す図、図8(B)は前述の第二の視聴状態(図6)を示す図で、図中、13は爪部、17はスイッチ、18は拡散板シールド、22は
表示部の上辺部、221は凹部である。
上記第二の視聴状態(図8(B))において、表示部2が収納領域Rに収納された状態を保持するために、表示部2と本体部1との間にラッチ機構を構成している。このラッチ機構は、表示部2が本体部1の収納領域Rに収納される画面収納状態と、第二の視聴状態とのいずれの状態においても、ともに本体部1が表示部2を保持することができるようにするために、以下のような構成を有している。
表示部2が本体部1に収納された画面収納状態(図8(A))において、表示部2の上辺部22には第二のヒンジ32の回転軸Yに対し略点対称な形状で形成された凹部221が設けられている。これに対し、本体部1は、凹部211に相対する位置において、凹部221に対し係止作用を与える爪部13を有している。凹部211の形状については、角型形状でも丸型形状でも良いが、いずれにしても画面収納状態(図8(A)でも、第二の視聴状態(図8(B))でも、凹部221が爪部13に係止されるように、上記凹部221が第二のヒンジ32の回転軸Yに対し点対称な形状を有していればよい。
上記のようなラッチ機構の構成によって、表示部2の筐体を裏返しても確実に表示部2をラッチしつつ、ラッチを第2のヒンジ32の回転軸の延長上に設けることによりラッチが単一構成で済み、かつ、本体部1の筐体全体の幅を広げないで済む。また、このような本体部1と表示部2とを係止するための手段としては、上記の構成に限定される必要はなく、例えば、本体部1に設けられた穴と表示部2の前記凹部221に代わって凸部を形成してもよく、勿論、このとき凸部は、上記の凹部221と同様に、第二のヒンジ32による回転軸Yに対し略点対称形状を有した構成であれば、上記第二の実施形態と同様な効果を有する。
[テーパの効果]
表示部2は、その結合部3から上辺部22に向かって、第二のヒンジ32の支軸Y方向にその厚みが徐々に薄くなるような略楔型形状を有している。
具体的な例として、表示部2の表示画面21に相対する背面23は、所定角のテーパ角(β)による斜面を構成している。更に、本体部1の収納領域Rには、表示部2が画面収納状態(図4)にあるのか第二の視聴状態(図6)にあるのかを判断するためのスイッチ17が、前記テーパ角を有する面と向き合う位置に備えられている。このスイッチ17と略楔型形状の表示部2との作用により、画面収納状態を形成するためのユーザの回動操作と同時に、表示画面21の辺縁部がスイッチ17の押下操作を実行する。そしてスイッチ17が押下されると、マイコンの制御によって表示部2への給電を停止する。従って、例えば録画予約の状態の時であっても、画面収納状態においては、表示部2が給電を停止するための制御信号をマイコンから表示部2に送ることによって、省電力モードで録画を実行することが可能になる。
その一方で、第二の視聴状態にあるときには、上記の表示部2のテーパが形成された背面23と収納領域Rの本体部1と間に形成された隙間により、表示部2が収納されたとしてもスイッチ17の押下操作は生じないので、表示部2への給電も継続される。第二の視聴状態でも、表示部2に相対する本体部1の間の通風を確保でき、放熱しやすくなる。また図示していないが、表示部2に相対する本体部1の部位には、放熱のための空気が流入する孔を設けることもできる。また、この放熱孔部分は、あらかじめ、第二のヒンジ32による表示部2の回転軌跡が本体部1とあたる部分に配列することにより、デザイン上も無理なく、回転軌跡による本体部1への傷をめだたなくさせる効果ももつ。更に、この表示部2と本体部1との間に設けられた隙間によって互いの熱伝導を遮断し、薄型状態の放送受信端末装置を提供するとともに、その熱環境に対し十分配慮した設計を提供することが可能になる。
[コの字シールド兼熱拡散板]
移動式放送受信端末装置では、その本体部1に排気口14及びファン15が設けられているとはいえ、装置内部の特定の箇所が高温になる状態を避けるように内部の温度を平均化する必要がある。従って、本実施形態では、図8に示すようにコの字状の拡散板シールド18を設けている。また、コの字型シールド18は、コの字型放熱板+シートで構成して空気の流れを決めることにより、排気ダクトのような構造を形成する。上記のシートは、EMI対策にも有効である。
また本来、放熱性を考えれば、装置全体を覆うキャビネットを金属素材で構成する方が高い性能が得られる。しかしながら、本移動式放送受信端末装置は、放送受信端末装置であるためにアンテナ11が内蔵されており、そのためアンテナ11が受信するべき放送波を遮断する程の悪影響を及ぼしかねない金属製キャビネットは使用できないという問題があり、樹脂製のキャビネットを使用している。
また、ファン15に使用するモータへの配線には、フェライトビーズをいれて、2.6GHzの信号がアンテナに飛び込むことを防ぐことができる。またアンテナの利得を上げるため、GNDを広くとり熱拡散板をGNDとしても使用している。
本発明による移動式放送受信端末装置の一実施形態を示す図である。 移動式放送受信端末装置の操作部の構成例を示す図である。 結合部の構成をより詳細に説明するための斜視概略構成図である。 表示部が画面収納状態にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図である。 表示部が設置状態(第一の視聴状態)にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図である。 表示部が他の設置状態(第二の視聴状態)にあるときの移動式放送受信端末装置を示す斜視図である。 本発明においてアンテナとして使用し得るパッチアンテナの自由空間における垂直面指向特性の一例を示す図である。 本発明による移動式放送受信端末装置の他の実施形態を示す側断面の概略構成図である。
符号の説明
1…本体部、1a…本体部筐体の背面、1b…本体部筐体の正面、2…表示部、3…結合部、11…アンテナ、12…操作部、13…爪部、14…排気口、15…ファン、16…バッテリ、17…スイッチ、18…拡散板シールド、21…表示画面、22…表示部の上辺部、23…表示部の背面、221…凹部、R…表示部の収納領域、T…アンテナ間間隔。

Claims (8)

  1. 少なくとも片面に表示画面を有する表示部と、
    少なくとも放送信号を受信するためのアンテナ、選局手段、信号処理手段、及び操作手段を有する本体部と、
    前記表示部と前記本体部とを結合する結合部とを有し、
    前記結合部は、前記本体部に結合し、該本体部に対して第1の軸を中心に回動する第1のヒンジと、前記表示部に結合し、該表示部に対して第2の軸を中心に回動する第2のヒンジとを有し、
    前記第1のヒンジにより、前記表示部が前記本体部に対し折畳まれた状態または開いた状態に回動操作がなされ、
    前記第2のヒンジにより、前記第2の軸に平行な前記表示部の表示画面に対し、前記第2の軸を中心とした回動操作がなされる移動式放送受信端末であって、
    前記アンテナは、前記表示部を前記本体部に折畳んだ状態において前記表示部の上側に位置することを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  2. 請求項1に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記アンテナは、特定方向に最大の受信感度を有する指向性を有し、
    前記受信感度が最大になる特定方向が、前記本体部の筐体が有する背面の法線方向の背面側から前記本体部正面側に向かって形成される方向ベクトルに対し、90°未満の所定の角度だけ傾いた方向になるような状態で配置したことを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  3. 請求項2に記載の移動式放送受信端末装置において、前記所定の角度は45°であることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  4. 請求項1に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記表示部は、前記結合部に結合する面の一辺に垂直な方向に、前記結合部から前記表示部の上方に向かって該表示部の厚みが薄くなるテーパ形状を有し、
    前記表示部を前記本体部に折畳んだ状態の厚みと、前記アンテナが配置された位置近傍の前記本体部の厚みとを同一とすることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  5. 請求項1に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記表示部を折畳んだ状態において、前記表示部を前記本体部に係止するためのラッチ機構を設け、
    前記ラッチ機構は、前記表示部の表示画面が前記本体部に向き合う状態と、前記表示面が前記本体部とは反対の方向に向いた状態とのいずれにおいても、前記表示部を前記本体部に係止可能に構成され、
    前記表示画面が前記本体部とは反対方向に向いた状態で前記表示部を前記本体部に折畳んだときに、前記表示部と前記本体部の間に所定間隔の隙間が形成されることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  6. 請求項1に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記アンテナとして、前記本体部の上側の両側部分に、受信周波数の1/4波長分以上の所定の間隔をおいて2つのアンテナが配置され、
    該2つのアンテナ間には、排気口及び/またはファンが配置されることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  7. 請求項1に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記本体部の筐体は、電波透過物質により形成され、
    前記本体部の筐体内に、前記信号処理手段から発生する熱を放熱する放熱板を設けることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
  8. 請求項1または5に記載の移動式放送受信端末装置において、
    前記表示部は、前記表示部を前記本体部に折畳んだ状態で、前記表示部への給電の要否を判別するためのスイッチを設け、
    前記スイッチは、前記表示部の表示画面に対して垂直方向に押下操作を可能とし、
    前記表示部の前記表示画面が前記本体部とは反対の方向に向いた状態で前記表示部を前記本体部に折畳んだときに、前記表示部によって前記スイッチが押下操作され、該押下操作に応じて前記表示部への給電をストップすることを特徴とする移動式放送受信端末装置。
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