JP2006013831A - アレーアンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 アレーアンテナの指向性を列状にセンサとして検出可能な略蒲鉾状指向特性または略円柱状指向特性としたこと。
【解決手段】 絶縁基板5と、絶縁基板5面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fと、前記各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2とを具備するアンテナにおいて、絶縁基板5面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中心相互間の間隔を2〜4波長に設定したものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のパッチアンテナ素子からなるパッチアレーアンテナに関するもので、特に、その指向性を常に均一距離を検出するセンサに好適なようにしたアレーアンテナに関するものである。
従来のアレーアンテナとして、図17に示すアレーアンテナがある。図17は従来のアレーアンテナを示す斜視図である。
図17において、52は誘電体基板、53は誘電体基板2の裏面に設置された接地導体板、51は誘電体基板52の表面に2個配設されている放射素子で、この2個の放射素子51によりアレーアンテナを構成している。54は給電線路で、放射素子51と同一面に形成されたマイクロストリップ線路である。このとき給電線路54は、2個の放射素子51からなるアレーアンテナの両外側から給電し、放射素子51と放射素子51の間に給電線路54が配置されないようにしている。
このように構成することにより、アレー間隔を従来よりも広い範囲で設計でき、アレー間隔を狭くした場合にはアレー方向の指向性半値幅を広くすることができる。
また、誘電体基板52としては、テフロン(登録商標)基板を使用し、放射素子51は直線偏波を放射する方形パッチとしている。放射素子51の長さbは、約λg/2(λgは誘電体基板上における使用周波数の波長)である。ここでは使用周波数を25GHzとし、放射素子51の大きさは、a=6mm、b=3.4mmである。また、2個の放射素子51のアレー間隔はD=6mmである。したがって、両放射素子51間のギャップは2.6mmとなる。このとき、アレー方向で約60度の指向性半値幅が得られた。
特開平11−266118
特許文献1の発明は、裏面を接地導体板53とする誘電体基板52の表面に配置された2個の放射素子51からなるサブアレーアンテナ55に対して、この放射素子51と同一面内に形成された給電線路54がこのサブアレーを構成する2個の放射素子1の間に配置されないように2個の放射素子51の両外側から給電を行う構成としているから、放射素子51と放射素子51の間隔を広くして給電線路54を配置する必要がないのでアレー間隔を狭くすることができ、このアレー方向の指向性半値幅を広くすることができる。
しかし、特許文献1の発明はアレー方向の指向性半値幅を広くすることができるものの、アレー方向で約60度の指向性半値幅が得られるに過ぎない。
即ち、特許文献1の発明は、断面扇形の指向特性は得られるがアレー方向の列状に電界強度を均一にすることはできない。また、特許文献1の発明は、アレーアンテナの指向性を鋭くするか、指向方向を変更するものであり、仮に、エレメント間の距離が近すぎると干渉し、その中心で電界強度が最大となる。
そして、従来のアンテナでは、ダイポール・スロットアンテナを使用するとそれらしい指向性が得られるものの、検知エリアに合ったアンテナ長だと低い周波数の使用を余儀なくされ、電界強度も均一にはできないという問題点があった。
そこで、本発明は、これらの問題点を解消すべく、その指向性を列状に所定位置の検出ができるセンサとして好適なようにした略蒲鉾状指向特性または略円柱状指向特性のアレーアンテナの提供を課題とするものである。
請求項1にかかるアレーアンテナは、絶縁基板面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、前記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、該パッチアンテナの中心相互間の間隔を2〜4波長に設定したものである。
上記絶縁基板は、各パッチアンテナから出力する周波数において、その損失が少ない誘電体であればよく、通常のプリント基板に使用する絶縁基板が使用可能である。
また、上記1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナは、例えば、24GHzの周波数を使用する場合には、その使用周波数によって決定される波長を用いればよい。
そして、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインは、絶縁基板面の裏面に形成された接地導体と対をなすマイクロストリップラインを意味するが、基本的には同軸ケーブルの機能を有する芯線であり、周波数発生回路からの電力を各パッチアンテナに伝送できる線路であればよい。
更に、上記パッチアンテナの中心相互間の間隔は、発明者の実験によれば、2〜4波長が望ましい。
請求項2にかかるアレーアンテナは、絶縁基板面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、前記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、該パッチアンテナの中心相互間の間隔を2〜4波長とし、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には導電体を形成したものである。
上記絶縁基板は、各パッチアンテナから出力する周波数において、その損失が少ない誘電体であればよく、通常のプリント基板に使用する絶縁基板が使用可能である。
また、上記1列列状に形成してなる各パッチアンテナ、即ち、各パッチアンテナ素子の1辺は、その使用周波数によって決定される寸法を用いればよい。
そして、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインは、絶縁基板面の裏面に形成された接地導体と対をなすマイクロストリップラインを意味するが、基本的には同軸ケーブルの機能を有する芯線であり、周波数発生回路からの電力を各パッチアンテナに伝送できる線路であればよい。
更に、上記パッチアンテナの中心相互間の間隔は、発明者の実験によれば、2〜4波長が望ましい。
更にまた、上記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面に配設した導電体は、電磁波シールドを行うものであるから、使用周波数のシールドを行える金属板であれば、その厚み及び材料を問うものではない。
請求項3にかかるアレーアンテナは、絶縁基板面に1列以上の列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、前記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、該パッチアンテナの縦列及び横列の中心相互間の間隔を2〜4波長とし、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には板、箔、蒸着、スパッタリング等で接地導体を形成したものである。
上記絶縁基板は、各パッチアンテナから出力する周波数において、その損失が少ない誘電体であればよい。
また、上記1列列状に形成してなる各パッチアンテナ、即ち、各パッチアンテナ素子の1辺は、その使用周波数によって決定される寸法を用いればよい。
そして、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインは、絶縁基板面の裏面に形成された接地導体と対をなすマイクロストリップラインを意味するが、基本的には同軸ケーブルの機能を有する芯線であり、周波数発生回路からの電力を各パッチアンテナに伝送できる線路であればよい。
更に、上記パッチアンテナの中心相互間の間隔は、発明者の実験によれば、2〜4波長が望ましい。
更にまた、上記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、そのパッチアンテナの縦列及び横列の中心相互間の間隔を2〜4波長とするものであり、各パッチアンテナの縦寸法及び横寸法を特定するものではない。
請求項1にかかるアレーアンテナは、複数個を1列列状に形成してなるパッチアンテナは、パッチアレーアンテナとなり、列状に長い方向に対して垂直方向に蒲鉾の断面形状に近似した指向性となり、かつ、それが列状に長い方向に対して連続形成されるから、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が均一化され、略蒲鉾状指向特性または略円柱状指向特性を得ることができる。また、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には導電体を形成していないから、前記絶縁基板のパッチアンテナ側及び前記パッチアンテナを形成しない面のみに、指向性を列状にした所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。
よって、前記絶縁基板のパッチアンテナ側及び前記パッチアンテナを形成しない面に、指向性を列状とした所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。
請求項2にかかるアレーアンテナは、複数個を1列列状に形成してなるパッチアンテナは、パッチアレーアンテナとなり、列状に長い方向に対して垂直方向に蒲鉾の断面形状に近似した指向性となり、かつ、それが列状に長い方向に対して連続形成されるから、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が均一化され、略蒲鉾状指向特性または略円柱状指向特性を得ることができる。また、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には導電体を形成したものであるから、前記絶縁基板のパッチアンテナ側の面のみに、指向性を列状にし、所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。
請求項3にかかるアレーアンテナは、絶縁基板面に複数個を縦列及び/または横列の列状に形成してなるマトリックス状のパッチアンテナの中心相互間の間隔を縦列及び/または横列共に2〜4波長に設定したものでは、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が面の状態で均一化される。また、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には導電体を形成したものであるから、前記絶縁基板のパッチアンテナ側の面のみに、指向性を列状または面状に所定位置の検出ができるセンサとして好適な略蒲鉾状指向特性または略円柱状指向特性となる。
次に、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図、図2は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの全体構成を示す裏面の説明図、図3は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの第1図の切断線X-Xによる断面を有する要部斜視図である。
図1乃至図3において、絶縁基板5はテフロン(登録商標)からなるプリント基板を用いている。絶縁基板5の面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、その中心間隔D、特定のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中心から隣接するパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中心までの距離を2〜4λ(ここで使用するλは波長である。前述した誘電体基板上における使用周波数の波長λgとは、誘電体基板上においては等価である)だけ離している。本実施の形態では、10GHz、24GHzの周波数を使用した。10GHz、24GHzの周波数は、波長λは30mm、12.5mmである。したがって、波長λ=30mmのとき、D=60〜120mmがパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの間隔、また、波長λ=12.5mmのとき、D=25〜100mmがパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの間隔となる。
また、各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの横幅aと高さbは、λ(波長)/4からλのアンテナを前提とすると、波長λ=30mmのとき、横幅aと高さb共に7.5〜30mm、波長λ=12.5mmのとき、横幅aと高さb共に3〜12.5mmの範囲内となる。
絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成した面の反対側の面、即ち、前記パッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない側の面に配設した導電体6は、電磁波シールドを行うものであるから、使用周波数のシールドを行える金属板であり、絶縁基板5に回路基板としてプリントされた銅箔を使用している。この実施の形態では、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの形成面の反対面に配設した導電体6によって、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの出力は、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fが配設されている側のみとなる。
パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2は、絶縁基板5面の裏面に部分的に形成された接地導体7(図5参照)と対をなして同軸ケーブルとして機能する芯線であり、この実施の形態では導電体6が接地導体7(図5参照)を兼ねている。このストリップライン2は、図示しない周波数発生回路からの電力を各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに伝送する線路である。
パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2は、端部に給電点3を有している。この給電点3から図示しない周波数発生回路からの電力が供給される。この給電点3の位置は、ストリップライン2の端部に設けているが、図4の実施の形態に示すように、給電点3はパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中央位置から給電する方が良い特性が得られる。ストリップライン2の端部の給電点3は、距離によって電界強度の変化が若干見受けられる。
[実施の形態2]
図4は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図、図5は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの要部断面図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図4及び図5において、実施の形態1において、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成した面の反対側の面に配設した導電体6は、本実施の形態では有していない。
パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2は、図5に示すように、絶縁基板5面の裏面に部分的に形成された接地導体7が設けられていて、それが同軸ケーブルの網線の機能を有している。接地導体7は、電磁波シールドを行うものであるから、使用周波数のシールドを行える金属板であり、絶縁基板5に回路基板としてプリントされた銅箔を使用している。パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2の給電点3は、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中央位置から給電している。
この実施の形態では、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fの形成面の反対面に導電体6を有していないから、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの出力は、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fが配設されている側及び反対面側となる。
図6は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの全体構成を示す概略の正面図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図6において、使用周波数を高くすると波長が短くなるから、絶縁基板5に形成したパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは線状にすることができる。
なお、絶縁基板5に形成したパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成した面の反対側の面に配設した導電体6または接地導体7を設けるかについては、用途によって決定される。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの具体的事例を示す斜視図である。図8は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの波長λ離したときの指向特性図、図9は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの2λ離したときの指向特性図、図10は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの2.5λ離したときの指向特性図、図11は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの3λ離したときの指向特性図である。図8乃至図11において、(a)はX軸とZ軸の特性図、(b)はY軸とZ軸の特性図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略する。
図7において、絶縁基板5に形成したパッチアンテナ1a,1b,1c,1dの4個とし、パッチアンテナ1a,1b,1c,1dの横幅aと高さb共にλ/2波長とした。
図8はパッチアンテナ1a,1b,1c,1dの相互間を、波長λだけ離したときの指向特性図で、(b)はY軸とZ軸の特性図では断面蒲鉾状を呈しているが、(a)のX軸とZ軸の特性図ではX軸方向の電界強度に大きな差があることがわかる。
図9はパッチアンテナ1a,1b,1c,1dの相互間を、2λだけ離したときの指向特性図で、(b)はY軸とZ軸の特性図では断面蒲鉾状を呈しているが、(a)のX軸とZ軸の特性図では、X軸方向の45度付近の位置に電界強度の最小位置があることがわかる。しかし、X軸方向の約60度から約120度付近の位置は、X軸方向の変化が少なくなっていることが分かる。
図10はパッチアンテナ1a,1b,1c,1dの相互間を、2.5λだけ離したときの指向特性図で、(b)はY軸とZ軸の特性図では断面蒲鉾状を呈しており、(a)のX軸とZ軸の特性図では、X軸方向の約30度から約150度付近の位置は、図9よりも極端な変化が少なくなっている。X軸方向の約30度から約150度付近の位置は、X軸方向の変化が少なくなっていることが分かる。
図11はパッチアンテナ1a,1b,1c,1dの相互間を、3λだけ離したときの指向特性図で、(b)はY軸とZ軸の特性図では断面蒲鉾状を呈しており、(a)のX軸とZ軸の特性図では、X軸方向の約45度から約135度付近の位置は、図10よりも極端に変化が少なくなっている。X軸方向の約45度から約135度付近の位置は、X軸方向の変化が少なくなっていることが分かる。
3.5λだけ離したときの指向特性図は図10と略同一に、4λだけ離したときの指向特性図は図9と略同一の指向特性図となる。
したがって、2λから4λ離したときの指向特性では、Y軸とZ軸の特性が断面蒲鉾状を呈し、かつ、パッチアンテナ1a,1b,1c,1dからなるアレーアンテナの長さ方向に変化の少ない略蒲鉾柱指向特性となる。勿論、3λ離したときの指向特性は、Y軸とZ軸の特性が断面蒲鉾状を呈し、かつ、パッチアンテナ1a,1b,1c,1dからなるアレーアンテナの長さ方向に変化の少ない略蒲鉾柱指向特性となる。
[実施の形態4]
図12は本発明の実施の形態4のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図12において、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1f、ストリップライン2、給電点3、絶縁基板5、導電体6については実施の形態1と相違するものではない。
実施の形態1と本実施の形態3との相違点は、本実施の形態3は、端部の給電点3に送信器10を接続し、端部の受電点4に受信器20を接続し、常に、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fからなるアレーアンテナから電磁波を出力し、その出力の状態が変化すると、そのエネルギ損で受電点4に接続した受信器20の受信信号が変化するものである。
[実施の形態5]
図13は本発明の実施の形態5のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図13において、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、実施の形態1乃至実施の形態4としての形態が使用できる。
本実施の形態では、スライドドア31の端部に配設し、スライドドア31の開閉の際に人または物がスライドドア31に挟まれるのを防止することができる。
合成樹脂で形成されたサイドモール32内に複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを配設することもできる。このとき、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fからなるアレーアンテナから両側に電磁波を出力できるから、側部の人または物の存在を検出することができる。
[実施の形態6]
図14は本発明の実施の形態6のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図14において、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、実施の形態1乃至実施の形態4としての形態が使用できる。
本実施の形態では、バックドア33の外パネルに配設し、車両が後退する場合に人または物がバックドア33付近に存在するか否かを検出することができる。合成樹脂で形成されたガーニッシュモール34内に複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを配設することもできる。また、バックバンパー35内に複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを配設することもできる。電磁波を出力するものであるから、合成樹脂等にモールドすることもできる。
[実施の形態7]
図15は本発明の実施の形態7のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
図15において、複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、実施の形態1乃至実施の形態4としての形態が使用できる。
本実施の形態では、電磁波を出力するものであるから、各ドアの窓ガラス、リヤガラス等の絶縁物であるガラス35に複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを配設することもできる。この実施の形態では、ガラス35付近の人または物の存在を検出とすることができる。
上記本発明の実施の形態のアレーアンテナは、絶縁基板5と、絶縁基板5面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fと、前記各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2とを具備するアンテナにおいて、絶縁基板5面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中心相互間の間隔を2〜4波長に設定したものである。
このように、複数個を1列列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアレーアンテナとなり、列状に長い方向に対して垂直方向に蒲鉾の断面形状に近似した指向性となり、かつ、それが列状に長い方向に対して連続形成されるから、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が均一化され、略蒲鉾状指向特性を得ることができる。また、前記絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない側の面には導電体を形成していないから、前記絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1f側及びパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない側の面のみに、指向性を列状にした所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。よって、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1f側及びパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない側の面に、指向性を列状とした所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。
上記実施の形態のアレーアンテナは、絶縁基板5面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fと、各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2とを具備するアンテナにおいて、絶縁基板5面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの中心相互間の間隔を2〜4波長とし、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない面には導電体6を形成したものである。
この実施の形態では、複数個を1列列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアレーアンテナとなり、列状に長い方向に対して垂直方向に蒲鉾の断面形状に近似した指向性となり、かつ、それが列状に長い方向に対して連続形成されるから、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が均一化され、略蒲鉾状指向特性を得ることができる。また、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない面には導電体6を形成したものであるから、絶縁基板5のパッチアンテナ側の面のみに、指向性を列状にし、所定位置の検出ができるセンサとして好適な特性となる。
上記実施の形態のアレーアンテナは、複数個を1列列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1fとして説明したが、それを面状とすることもできる。
[実施の形態8]
図16は本発明の実施の形態8のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図である。なお、本実施の形態において、上記実施の形態と同一記号または同一符号は、上記実施の形態と同一または相当する構成部分を示すものであるから、ここでは重複する説明を省略し、相違点のみ説明する。
絶縁基板5面に1列以上の列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fと、各パッチアンテナ1a,1b,・・・1fに給電を行うストリップライン2と、その主給電点3Aを具備するアンテナにおいて、絶縁基板5面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナ1a,1b,・・・1f及びパッチアンテナ11a,11b,・・・11fは、パッチアンテナ1a,1b,・・・1f及びパッチアンテナ11a,11b,・・・11fの縦列及び横列の中心相互間の間隔を2〜4波長とし、絶縁基板5の前記パッチアンテナを形成しない側の面には図示しない接地導体7を形成したものである。なお、ここでは、パッチアンテナが2列について説明したが、2列以上でも基本的に相違するものでない。
したがって、1列以上の列状に形成してなる複数個のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fは、パッチアレーアンテナとなり、列状に長い方向に対して垂直方向に蒲鉾の断面形状に近似した指向性となり、かつ、それが列状に長い方向に対して連続形成されるから、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が均一化され、蒲鉾状の指向性を得ることができる。また、絶縁基板5面に複数個を縦列及び/または横列の列状に形成してなるマトリックス状のパッチアンテナの中心相互間の間隔を縦列及び/または横列共に2〜4波長に設定したものでは、パッチアレーアンテナから所定の距離までの電界強度が面の状態で均一化される。また、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1fを形成しない面には導電体6を形成したものであるから、絶縁基板5のパッチアンテナ1a,1b,・・・1f側の面のみに、指向性を列状または面状に所定位置の検出ができるセンサとして好適な略蒲鉾状指向特性となる。
上記実施の形態では、略蒲鉾状指向特性を得ることについて説明したが、本発明を実施する場合には、パッチアンテナ1a,1b,・・・1fの面積によって、略円柱状指向特性を得ることもできる。
また、上記実施の形態のアレーアンテナは、非接触物体検知または挟み込み検知センサを、10GHz、24GHz帯を使用した電波センサとするものであるが、本発明を実施する場合には、この周波数に限定されるものではない。
このように、上記実施の形態のアレーアンテナによって、一つのアンテナで円柱型または蒲鉾型の指向性を持つアンテナは存在しなかったが、この発明によって実現させることができた。また、高い周波数のホーンアンテナを使用すれば断面扇形の指向性はできるが、電界強度を均一にすることはできない。そして、ダイポール、スロットアンテナを使用すると、それらしい指向性を得られるものの、検知エリアに合ったアンテナ長だと低い周波数でなくてはならないこととなり、かつ、電界強度も均一にはできないが、本発明により、それらの問題が解消した。
更に、一般のアレーアンテナのエレメント間の間隔は、指向性を鋭くするか、指向方向を変更する作用でしかない。しかも、エレメント間の間隔が近すぎると干渉して中心で電界強度が最大となってしまうが、本発明のパッチアンテナを横一列に配置するアレーアンテナによって、それが解消された。
上記実施の形態では、本発明の実施の形態のアレーアンテナの用途を、車両用のセンサとしての使用を前提に説明した。しかし、本発明を実施する場合の本発明のアレーアンテナは、近接スイッチとして機能することができるから、制御系に使用される近接スイッチとして使用することが可能である。即ち、工場または住宅等の特定施設内で使用する近接スイッチ、自動扉の近接スイッチ、エレベータの呼び及び/または指定階のスイッチ、防犯用検出スイッチ、照明、各種電源スイッチ等に使用可能である。
図1は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図である。 図2は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの全体構成を示す裏面の説明図である。 図3は本発明の実施の形態1のアレーアンテナの要部斜視図である。 図4は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図である。 図5は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの要部断面図である。 図6は本発明の実施の形態2のアレーアンテナの全体構成を示す概略の正面図である。 図7は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの具体的事例を示す斜視図である。 図8は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの波長λ離したときの指向特性図である。 図9は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの2λ離したときの指向特性図である。 図10は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの2.5λ離したときの指向特性図である。 図11は本発明の実施の形態3のアレーアンテナの3λ離したときの指向特性図である。 図12は本発明の実施の形態4のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。 図13は本発明の実施の形態5のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。 図14は本発明の実施の形態6のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。 図15は本発明の実施の形態7のアレーアンテナの用途の構成を示す説明図である。 図16は本発明の実施の形態8のアレーアンテナの全体構成を示す正面の説明図である。 図17は従来のアレーアンテナを示す斜視図である。
符号の説明
1a,1b,・・・1f パッチアンテナ
2 ストリップライン
3 給電点
5 絶縁基板
6 導電体
7 接地導体

Claims (3)

  1. 絶縁基板と、当該絶縁基板面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、
    前記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、該パッチアンテナの中心相互間の間隔を2〜4波長に設定したことを特徴とするアレーアンテナ。
  2. 絶縁基板と、当該絶縁基板面に1列列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、
    前記絶縁基板面に複数個を列状に形成してなるパッチアンテナは、該パッチアンテナの中心相互間の間隔を2〜4波長とし、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には導電体を形成したことを特徴とするアレーアンテナ。
  3. 絶縁基板と、当該絶縁基板面に1列以上の列状に形成してなる複数個のパッチアンテナと、前記各パッチアンテナに給電を行うストリップラインとを具備するアンテナにおいて、
    前記絶縁基板面に列状に形成してなる複数個のパッチアンテナは、該パッチアンテナの縦列及び横列の中心相互間の間隔を2〜4波長とし、前記絶縁基板の前記パッチアンテナを形成しない面には接地導体を形成したことを特徴とするアレーアンテナ。
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