JP2006012409A - 画像データ記録方法、および、光ディスク再生方法 - Google Patents
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Abstract
従来技術においては、光ディスク上に記録された動画像のいわゆる特殊再生については、特に考慮されていなかった。例えば、一般的に動画像の再生においては、1倍速の連続再生以外にも、n倍速の可変速再生、あるいは逆転再生等も要求され、これに対応する再生装置が必要になる。また、検索動作についても同様に高速な検索が要求される。
【解決手段】
特殊再生用のテーブルを記録し、各セクタにはセクタアドレスを付加しておく。そして、本発明の光ディスク再生装置は、上記特殊再生用テーブルを参照して、対応する圧縮画像データのセクタアドレスを求め、光ディスク上でそのアドレスを検索して再生する。これにより、高速再生、スロー再生、逆方向再生等の特殊再生及び検索動作を容易に行うことが可能となる。
【選択図】 図2
Description
再生方法に係わり、特に動画像圧縮データが記録された光ディスクの情報記録方
法と、その光ディスクから動画再生を行う光ディスク再生方法に関する。
わゆるCD−ROMがある。CD−ROMは、オーディオ用のCDと同じ物理フ
ォーマットの光ディスクにコンピュータ用のデータを記録したものであり、以下
に述べるようなデータフォーマットを有している。光ディスク上に記録されたデ
ータ列は、フレームと呼ばれる最小単位から構成されており、各フレームには同
期データ、サブコード、主情報のディジタルデータ、エラー訂正コードが含まれ
ている。さらに、このフレームを98フレーム分(2352バイト)まとめて1
セクタとするセクタ構造をとっており、各セクタは12バイトの同期データ、ア
ドレスとモードを示す4バイトのヘッダデータ、2048バイトのディジタルデ
ータ、288バイトのエラー検出・訂正コードから構成される。
化にフレーム間予測を組み合わせた方式が良く知られており、ISO(国際標準
化機構)のMPEG方式もこれに準じた方式となっている。符号化された画像デ
ータのビットストリームは、例えばMPEG2の場合には、シーケンス層、GO
P(Group of Pictures)層、ピクチャ層、スライス層、マクロブロック層、ブ
ロック層の6階層に分けられている。このうちGOP層には、フレーム間予測を
使わずにその情報だけから符号化されたIピクチャ、IピクチャあるいはPピク
チャからの予測を行うことによって生成するPピクチャ、双方向予測によって生
成されるBピクチャの3種類のデータが含まれる。またシーケンス層は、前記I
ピクチャから始まりPピクチャ、Bピクチャを含む画像データをひとつのグルー
プとしたGOPと、該GOPの先頭に付加されるSH(Sequence Header)によ
って構成される。
きの激しいシーンでは圧縮率を下げて、すなわち高転送レートで符号化し、動き
の少ないシーンでは圧縮率を上げて、すなわち低転送レートで符号化する方式が
提案されている。このようにして符号化された可変転送レートの圧縮画像データ
は、前記圧縮率の平均値に固定して符号化した固定転送レートの圧縮画像データ
と比較して、圧縮による画像劣化を少なくすることができる。
記CD−ROM等の光ディスクに記録し、これを再生する装置が既に発表されて
いる。
生については、特に考慮されていなかった。例えば、一般的に動画像の再生にお
いては、1倍速の連続再生以外にも、n倍速の可変速再生、あるいは逆転再生等
も要求され、これに対応する再生装置が必要になる。また、検索動作についても
同様に高速な検索が要求される。
生が可能で、高速な検索動作が可能な光ディスクの情報記録方法および光ディス
ク再生方法を提供することにある。
s)やディスクの先頭セクタ(セクタ0)等の任意のエリアに、特殊再生用のテ
ーブルを記録し、各セクタにはセクタアドレスを付加しておく。
縮画像データのビットストリーム内のGOP層に含まれているIピクチャ、Pピ
クチャ、Bピクチャを抜き出して再生する手段を備える。
タアドレスを付加しておく。そして、本発明の光ディスク再生装置は、上記特殊
再生用テーブルを参照して、対応する圧縮画像データのセクタアドレスを求め、
光ディスク上でそのアドレスを検索して再生する。これにより、高速再生、スロ
ー再生、逆方向再生等の特殊再生及び検索動作を容易に行うことが可能となる。
スク上の特殊再生用テーブルを示したものである。特殊再生用テーブルはその光
ディスクに記録されているすべての曲や章について、曲、章の番号(インデック
ス)と対応するセクタアドレスを記録している。光ディスクの各セクタにはセク
タアドレスを付加し、この特殊再生用テーブルをTOC(Table of Contents)
あるいはディスクの先頭セクタ(セクタ0)等のエリアに記録しておく。
ず特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。特殊再生を行う
場合には、この特殊再生用テーブルを参照して読み出すべきセクタのアドレスを
求め、光ディスク上でそのアドレスを検索して画像を再生する。
めるので、検索を高速に行うことが可能できる。
スク上の特殊再生用テーブルを示したものである。特殊再生用テーブルはその光
ディスクに記録されているデータのすべてのセクタアドレスと対応するタイムコ
ード(時間情報)を記録している。この特殊再生用テーブルをTOC(Table of
Contents)あるいはディスクの先頭セクタ(セクタ0)等のエリアに記録して
おく。
ず特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。特殊再生を行う
場合には、この特殊再生用テーブルを参照して読み出すべきセクタのアドレスを
求め、光ディスク上でそのアドレスを検索して画像を再生する。
て読み出すべきセクタのアドレスを求めるので、特殊再生を容易に行うことがで
き、また検索を高速に行うことができる。
タイムコードは比例関係にならないため、タイムコードからセクタアドレスが求
められず、正確な検索ができないが、本実施例の特殊再生用テーブルを参照すれ
ば対応するセクタアドレスが求められ、正確な検索を行うことができる。
スク上の特殊再生用テーブルを示したものである。特殊再生用テーブルはその光
ディスクに記録されているデータのすべてのセクタアドレスとその内容を記録し
ている。この特殊再生用テーブルをTOC(Table of Contents)あるいはディ
スクの先頭セクタ(セクタ0)等のエリアに記録しておく。
ず特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。検索を行う場合
には、この特殊再生用テーブルを参照して読み出すべきセクタのアドレスを求め
、光ディスク上でそのアドレスを検索して画像を再生する。
て読み出すべきセクタのアドレスを求めるので、特殊再生を容易に行うことがで
き、また検索を高速に行うことができる。
スク上の特殊再生用テーブルを示したものである。特殊再生用テーブルはその光
ディスクに記録されているGOPの先頭に付加されるSH(SequenceHeader)と
そのセクタアドレスを記録している。この特殊再生用テーブルをTOC(Table
of Contents)あるいはディスクの先頭セクタ(セクタ0)等のエリアに記録し
ておく。
ず特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。検索を行う場合
には、この特殊再生用テーブルを参照して読み出すべきセクタのアドレスを求め
、光ディスク上でそのアドレスを検索して画像を再生する。
て読み出すべきセクタのアドレスを求めるので、特殊再生を容易に行うことがで
き、また検索を高速に行うことができる。
スク上の特殊再生用テーブルを示したものである。特殊再生用テーブルはその光
ディスクに記録されているIピクチャのセクタアドレスを記録している。この特
殊再生用テーブルをTOC(Table of Contents)あるいはディスクの先頭セク
タ(セクタ0)等のエリアに記録しておく。
ず特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。検索を行う場合
には、この特殊再生用テーブルを参照して読み出すべきセクタのアドレスを求め
、光ディスク上でそのアドレスを検索して画像を再生する。
てIピクチャのセクタアドレスを求めるので、Iピクチャのみを抜き出して特殊
再生を行うことができる。また、特殊再生用テーブルにはBピクチャ、Pピクチ
ャのセクタアドレスを記録しておくこともでき、滑らかな特殊再生を行うことが
できる。
スク上の複数の特殊再生用テーブルと、その識別コードを示したものである。光
ディスク再生装置に光ディスクが装着されたら、システムマイコンは光ディスク
に記録されている特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記憶する。
その際、システムマイコンはこの識別コードにより、各特殊再生用テーブルを識
別してワークエリアの所定のアドレスに記憶することができる。したがって、シ
ステムマイコンは特殊再生用テーブルが何種類存在しても、それぞれのテーブル
を識別してワークエリアに記憶できるので、特殊再生時には必要な特殊再生用テ
ーブルを参照してセクタのアドレスを求め、特殊再生を容易に行うことができ、
また検索を高速に行うことができる。
光ディスク上のトラックを模式的に示したもので、光ディスクには螺旋状のトラ
ックが形成されている。同図(b)、(c)はトラックに記録されたデータフォ
ーマットを示したものであり、各セクタには同期信号(Sync)、セクタアド
レス(SA)、ブロックアドレス(BA)、パリティ(P)、ディジタルデータ
(Data)、エラー訂正コード(ECC)が含まれている。セクタアドレスは
各ブロック毎に同じアドレスが記録されている。
光ディスク上のトラックを模式的に示したもので、光ディスクには螺旋状のトラ
ックが形成されている。同図(b)、(c)はトラックに記録されたデータフォ
ーマットを示したものであり、各セクタには同期信号(S0、S1)、セクタア
ドレス(SA)、ブロックアドレス(BA)、パリティ(P)、ディジタルデー
タ(Data)、エラー訂正コード(ECC)が含まれている。セクタアドレス
は2ブロックに渡って記録されており、SA1、SA2、SA3で1つのアドレ
スを表している。このため、第7の実施例よりもアドレスの冗長度が小さく、ア
ドレスエリアを小さくできる。
光ディスク上のトラックを模式的に示したもので、光ディスクには螺旋状のトラ
ックが形成されている。同図(b)はトラックに記録されたデータフォーマット
を示したものであり、各セクタには同期信号(S0、S1、S2)、セクタアド
レス(SA)、ブロックアドレス(BA)、パリティ(P)、ディジタルデータ
(Data)、エラー訂正コード(ECC)が含まれている。セクタアドレスは
2ブロックに渡って記録されており、SA1、SA2、SA3で1つのアドレス
を表している。このため、第7、第8の実施例よりもアドレスの冗長度が小さく
、アドレスエリアを小さくできる。
ディスク上のトラックを模式的に示したもので、光ディスクには螺旋状のトラッ
クが形成されている。(x−1)、x、(x+1)、…(x+y)、(x+y+
1)はそれぞれセクタを表し、通常再生時はこの順番にデータを再生する。
0において、セクタxを再生している時にn倍速再生の命令が入力されたとする
。まずセクタxのデータを読み出した後、トラックジャンプ等により次の目標セ
クタである(x+n)を検索する。この初期位置から目標セクタまでの距離nは
、何倍速で再生を行うかに応じてシステムマイコンにより計算する。検索が行わ
れた後、セクタ(x+n)のデータを読み出し、再び次の目標セクタである(x
+2n)を検索し、以後同様にこの動作を繰り返す。
ディスクに記録されている特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記
憶しておく。特殊再生を行う場合には、必要な特殊再生用テーブルを参照して読
み出すべきセクタのアドレスを求め、光ディスク上でそのアドレスを検索して画
像を再生する。
OPに含まれるIピクチャの個数である。リモコン等の外部入力装置からn倍速
再生の命令が入力されると、まずm=nであるかを判定し、m=nの時は特殊再
生用テーブルによりIピクチャのみを検索して再生する。m<nの時は特殊再生
用テーブルによりIピクチャを飛び飛びに検索して再生する。m=2n、m=3
nのような場合はIピクチャのみを検索して再生すればよいが、m=2.5nの
ような場合には、Iピクチャのみでなく、Pピクチャも飛び飛びに検索して再生
すれば、さらに滑らかに可変速再生をすることができる。m>nの時は特殊再生
用テーブルによりIピクチャに加えて、Pピクチャを飛び飛びに検索して再生す
る。この時、Iピクチャ、Pピクチャに加えてさらにBピクチャを飛び飛びに検
索して再生すれば、滑らかに可変速再生をすることができる。その後n倍速再生
命令が継続中であれば、上記の動作を繰り返させる。
スとすれば逆方向再生に容易に適用できる。また、|n|<1とすればスロー再
生を行わせることが可能である。
MPEG方式により符号化された画像データにおいてGOP単位の画像再生を容
易に行うことができる。従って1倍速の連続再生以外にも、スロー再生、高速再
生、あるいは逆方向再生等の特殊再生や高速な検索動作が可能となる。
い範囲で種々に変形して実施することができる。
ディスクに記録されている特殊再生用テーブルを読み込んで、ワークエリアに記
憶しておく。特殊再生を行う場合には、必要な特殊再生用テーブルを参照して読
み出すべきセクタのアドレスを求め、光ディスク上でそのアドレスを検索して画
像を再生する。
て読み出すべきセクタのアドレスを求めるので、特殊再生を容易に行うことがで
き、また検索動作時に素早い検索再生画像を得ることが可能となる。
Claims (2)
- 複数のセクタからなり、夫々のセクタにはセクタアドレスが記録さ
れている画像データを光ディスクに記録する画像データ記録方法であって、画像
データを可変転送レートで圧縮し、比例関係にない、前記セクタアドレスと対応
する圧縮画像データの時間情報との関係を示すテーブルを記録し、前記テーブル
を参照することにより所望の時間情報に対応した画像データを選択的に再生可能
となるように画像データを記録することを特徴とする画像データ記録方法。 - 光ディスクに記録された画像データを再生する光ディスク再生方法
であって、該光ディスクは、前記画像データが複数セクタで構成されて記録され
ており、夫々のセクタにはセクタアドレスが記録されており、前記画像データは
可変転送レートで圧縮されており、さらに、比例関係にはない、前記セクタアド
レスと対応する圧縮画像データの時間情報との関係を示すテーブルを有しており
、前記セクタアドレスと対応する圧縮画像データの時間情報との関係を示すテー
ブルを参照することにより所望の時間情報に対応した画像データを再生するため
のセクタアドレスを検出し、検出されたセクタアドレスを前記光ディスク上で検
索して画像データを再生することを特徴とする光ディスク再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005219900A JP2006012409A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 画像データ記録方法、および、光ディスク再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005219900A JP2006012409A (ja) | 2005-07-29 | 2005-07-29 | 画像データ記録方法、および、光ディスク再生方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2002262223A Division JP3843918B2 (ja) | 2002-09-09 | 2002-09-09 | 画像データ再生装置、画像データ記録方法、および、画像データ再生方法 |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006139688A Division JP4075942B2 (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 光ディスク記録方法 |
JP2006139689A Division JP3922304B2 (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 光ディスク記録方法および光ディスク再生方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2006012409A true JP2006012409A (ja) | 2006-01-12 |
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- 2005-07-29 JP JP2005219900A patent/JP2006012409A/ja active Pending
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