JP2006012187A - デスクトップ型コンピュータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に生かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、使い勝手のよいものとして提供すること。
【解決手段】 その前面に液晶ディスプレイ装置をもつ本体部と、この本体部を支持するスタンド部とを備えたデスクトップ型コンピュータにおいて、前記本体部は、前記液晶ディスプレイ装置の下側の前面部の位置に水平方向にディスクを出し入れするディスク出入口を備えたディスクドライブ装置を内蔵するとともに、前記ディスクドライブ装置の上方の位置であって、前記液晶ディスプレイ装置の後方の位置に平行かつ近接して配置されるシャーシーと、このシャーシーの後方に平行かつ近接して配置されるメイン基板とを内蔵しており、前記スタンド部は、前後方向の首振り動作が可能となるように前記本体部を支持する、構成をとる。
【選択図】 図20
【解決手段】 その前面に液晶ディスプレイ装置をもつ本体部と、この本体部を支持するスタンド部とを備えたデスクトップ型コンピュータにおいて、前記本体部は、前記液晶ディスプレイ装置の下側の前面部の位置に水平方向にディスクを出し入れするディスク出入口を備えたディスクドライブ装置を内蔵するとともに、前記ディスクドライブ装置の上方の位置であって、前記液晶ディスプレイ装置の後方の位置に平行かつ近接して配置されるシャーシーと、このシャーシーの後方に平行かつ近接して配置されるメイン基板とを内蔵しており、前記スタンド部は、前後方向の首振り動作が可能となるように前記本体部を支持する、構成をとる。
【選択図】 図20
Description
本発明は、デスクトップ型コンピュータに係り、特に、液晶ディスプレイ装置を表示装置として具備したデスクトップ型コンピュータに関する。
液晶ディスプレイ装置は、CRTディスプレイ装置に較べて薄型で軽量であるので、ブック型パソコン,携帯端末等のポータブル型コンピュータに搭載されて、広く普及しているが、これらのポータブル型コンピュータに搭載されている液晶ディスプレイ装置は、比較的に小画面のものである。
ところで、近時の製造技術の進歩によって、比較的に大画面の液晶ディスプレイ装置が普及し始めており、デスクトップ型コンピュータにおいてもその採用が一部で開始されているが、これは従前のCRTディスプレイ装置と同様に、液晶ディスプレイ装置を装置本体から分離して、液晶ディスプレイ装置を単体で製品化したものである。
上記したように、液晶ディスプレイ装置を装置本体から分離して用いると、液晶ディスプレイ装置と装置本体とを別個の場所に設置できるという利点がある反面、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体で見ると、スペース効率が悪いという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体をコンパクトなものにしてスペース効率を高め、また、使い勝手のよいものとして提供することにある。
本発明は上記した目的を達成するため、その前面に液晶ディスプレイ装置をもつ本体部と、この本体部を支持するスタンド部とを備えたデスクトップ型コンピュータにおいて、
前記本体部は、前記液晶ディスプレイ装置の下側の前面部の位置に水平方向にディスクを出し入れするディスク出入口を備えたディスクドライブ装置を内蔵するとともに、
前記ディスクドライブ装置の上方の位置であって、前記液晶ディスプレイ装置の後方の位置に平行かつ近接して配置されるシャーシーと、このシャーシーの後方に平行かつ近接して配置されるメイン基板とを内蔵しており、
前記スタンド部は、前後方向の首振り動作が可能となるように前記本体部を支持する、構成をとる。
前記本体部は、前記液晶ディスプレイ装置の下側の前面部の位置に水平方向にディスクを出し入れするディスク出入口を備えたディスクドライブ装置を内蔵するとともに、
前記ディスクドライブ装置の上方の位置であって、前記液晶ディスプレイ装置の後方の位置に平行かつ近接して配置されるシャーシーと、このシャーシーの後方に平行かつ近接して配置されるメイン基板とを内蔵しており、
前記スタンド部は、前後方向の首振り動作が可能となるように前記本体部を支持する、構成をとる。
本発明によれば、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、設置スペース性のよいものとして、かつ、使い勝手のよいものとして実現することができ、その価値は多大である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1〜図18は本発明の第1実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図1は本実施形態のデスクトップ型コンピュータの正面側(前面側)から見た斜視図、図2は本実施形態のデスクトップ型コンピュータの裏面側から見た斜視図である。
図1,図2において、1は本体部、2は本体部1を支持するスタンド部であり、3は本体部1の外筐体をなすケーシングである。
図1に示すように、本体部1の前面側には液晶ディスプレイ装置4が配設されており、液晶ディスプレイ装置4の上側中央にはマイク5が配設されている。また、液晶ディスプレイ装置4の下側中央には、本体部1内に内蔵されたフロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口6が水平方向に配設されており、このディスク出し入れ口6の下側には、本体部1内に内蔵されたCD−ROMドライブのディスク出し入れ口7が水平方向に配設されている。また、このディスク出し入れ口7の下側(ケーシング3の前部最下端の中央)には、ワイヤーレスで外部機器と情報の授受を行ったり、本コンピュータに命令を入力したりするための、赤外光通信授受部8が設けられており、本コンピュータはキーボードやマウスを接続しないでも、操作可能とされている。なお、この赤外線通信光授受部8は、受信専用の赤外光受信部としてもよい。また、上記2つのディスク出し入れ口6,7の左右には、スピーカ9,9が配設されていて、ステレオ音声出力が可能とされている。
また、図1において、10は電源ボタン、11は電源スタンバイLED、12はフロッピーディスクアクセスLED、13はCD−ROMアクセスLED、14はCD−ROMイジェクトボタンである(本実施形態では、フロッピーディスクドライブはオートスロットイン/オートイジェクトタイプとなっており、フロッピーディスクイジェクトボタンは備えられていない)。
裏面から見た図2より明らかなように、その前面を略平坦とした本体部1のケーシング3は、裏面中央がややふくらんだ薄箱形状の上部ケーシング3aと、その裏面側を上方にいくに従って漸次断平面面積が小さくなるような概略半円錐面形状とした、下部ケーシング3bとからなっている。そして、上部ケーシング3aの裏面の上部には複数の放熱穴15が穿設されている。また、下部ケーシング3bの裏面の最下部には、外部機器と接続するためのコネクタ部を覆う開閉自在かつ取外し自在なカバー16が設けられており、このカバー16の上側には、拡張ボードを装着するための拡張ボード用スロット部を覆う開閉自在かつ取り外し自在なカバー17が設けられている。
また、ケーシング3の上面(上部ケーシング3aの上面)には、図1,図2に示すように、ICカード等を装着するためのカードスロット部と、USBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)とを覆う、開閉自在かつ取り外し自在なカードスロット用のカバー18が設けられている。
図2に示すように、スタンド部2は、本コンピュータ全体の重量を安定して支えるための所定面積を有する平面ベース部2aと、この平面ベース部2aの後方(奥方)に、平面ベース部2aと一体に結合されて立垂する保持台部2bとからなっている。そして、保持台部2bの裏面には電源コード差し込み口19が設けられ、保持台部2bの側面には、マウスコネクタ20と、キーボードコネクタ21と、USBコネクタ22とが、それぞれ設けられている。
図3は本実施形態のデスクトップ型コンピュータの中央断側面図である。
図3に示すように、ケーシング3の前面には液晶ディスプレイ装置4(液晶ディスプレイ素子4aおよび液晶保護ガラス4b)が配設されており、液晶ディスプレイ装置4の裏面側には、液晶ディスプレイ装置4と平行かつ近接してメインシャシー23が配設されており、このメインシャシー23の後側には、メインシャシー23と平行かつ近接して、本コンピュータの主機能を搭載したメイン基板24が配設されている。また、メインシャシー23とメイン基板24との間における上部には、ICカード等を装着するためのカードスロット部25が設けられており、メイン基板24の上部にはUSBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)26A,26Bが設けられている。
このように、液晶ディスプレイ装置4とメイン基板24とを平行に配設すると、従来のメイン基板を水平配置する構成に比して、装置全体の奥行き寸法を小さくでき、特に本実施形態においては、上部ケーシング3aの厚み寸法(奥行き寸法)T1が可及的に薄型化でき、また、上部ケーシング3a部分の重量も軽量化できる。したがって、装置全体でみるとその上部が軽量であるので、装置全体を力学的に安定したものに、容易に構築可能となる。
下部ケーシング3b内の下側には、CD−ROMドライブ27が横置きに配設されており(水平配置されており)、ディスク出し入れ口7からCD−ROMが装着可能となっている。CD−ROMドライブ27の上側には、フロッピーディスクドライブ28が横置きに配設されており、ディスク出し入れ口6からフロッピーディスクが装着可能となっている。また、フロッピーディスクドライブ28の上側には、ハードディスクドライブ29が縦置きに配設されており、このハードディスクドライブ29とメイン基板24との間に、必要に応じて拡張基板30がメイン基板24と平行に配設されるようになっている。そして、CD−ROMドライブ27,フロッピーディスクドライブ28,ハードディスクドライブ29,拡張基板30を、上記のような配置によって下部ケーシング3b内に収納するように構成している。なお、31はカバー16によって覆われたコネクタ部、32はカバー1によって覆われた拡張ボード用スロット部である。
このように、フロッピーディスクドライブ28より大きいCD−ROMドライブ27を、下部ケーシング3b内の下側に水平配置し、その上に、CD−ROMドライブ27より小さいフロッピーディスクドライブ28を水平配置し、その上に、内蔵ディスクドライブとしての大容量のハードディスクドライブ29を、縦置きに配置することにより、前記したように、その裏面側を上方にいくに従って漸次断平面面積が小さくなるような概略半円錐面形状とした、下部ケーシング3b内に効率よく、各ディスクドライブ27,28,29を収納することが可能となり、また、力学的にもバランスのよいものとすることができる。しかも、下部ケーシング3bの最大奥行き寸法L2も、CD−ROMドライブ27の奥行き寸法よりもやや大きい、小さな値とすることが可能となる。
また、水平配置したCD−ROMドライブ27とフロッピーディスクドライブ28とを、隣接して上下に2段配置したので、装置全体の横方向寸法を拡大することなく、装置全体の高さを抑えることも可能となり、しかも、ディスクサイズの小さいものを上、ディスクサイズの大きいものを下にしたので、ディスク装脱着の際に違和感のない、取り扱い性のよいものとすることができる。
スタンド部2の保持台部2bの裏面側は、上方にいくに従って漸次断平面面積が小さくなるような概略部分円錐面形状とされていて、下部ケーシング3bの裏面と連なるような概略部分円錐面形状となっている。このスタンド部2b内には、ヒンジベース33と、電源ユニット34とが設けられており、電源ユニット34はケーシング3内の各部に電源供給が可能なように、適宜の接続手段によってケーシング3内の電気系と接続されている。
保持台部2bの上面とケーシング3(下部ケーシング3b)の底面奥方側とは、ヒンジ部35,36によって結合されていて、本実施形態では、スタンド部2の保持台部2bに対して、ケーシング3(本体部1)が、チルト動作(前後方向の首振り動作)並びにスイング動作(左右方向の首振り動作)が可能であるようになっている。なお、ケーシング3(本体部1)が自在回転可能なように、ヒンジ部35,36をユニバーサルジョイント手段に代替することも可能である。
また、スタンド部2の平面ベース部2aとケーシング3(下部ケーシング3b)の底面との間には、収納空間37が形成されていて、この収納空間37にはキーボード装置が収納可能とされている(これについては後述する)。
なお、スタンド部2の最大奥行き寸法L1は、装置全体の最大奥行き寸法ともなっており、本実施形態ではこのL1を、L1=180mmとして、装置全体を比較的に薄型にし、奥行き方向の設置スペース性のよいものとしてある。
図4は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおけるチルト動作を示す図である。
本実施形態では、本体部1(ケーシング3)はスタンド部2に対して、前側に5°、後側に20°の範囲内で前後に角度調整可能とされていて、後側に最大20°傾けた状態でも、本体部1(ケーシング3)は、装置全体の最後方位置となるスタンド部2の最後方位置よりも、余裕をもって前方側に位置するようになっている。すなわち、装置全体の最大奥行き寸法L1は、本体部1のチルト位置の如何に拘らず一定のものとなるように、構成されている。
図5は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおけるスイング動作を示す図である。
本実施形態では、本体部1(ケーシング3)はスタンド部2に対して、左右に各30°の範囲内で左右に角度調整可能とされていて、右側または左側に最大30°振らせた状態でも、本体部1(ケーシング3)は、装置全体の最後方位置となるスタンド部2の最後方位置と同等位置となるように、構成されている。
つまり、本実施形態では、装置の最後方位置が壁等に接するように配置された状態であっても(奥行き方向の設置スペース性の最もよい配置状態であっても)、チルト動作およびスイング動作に支障がないように配慮してある。
図6は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、ケーシング3(下部ケーシング3b)の裏面下側位置のカバー16,17を開放した状態で、本体部1(ケーシング3)を後側に最大20°傾けた状態を示す図である。
図6に示すように、本実施形態では、前記したカバー16,17を水平に開放した状態で、かつ、本体部1(ケーシング3)を後側に最大20°傾けた状態でも、カバー16,17は、装置全体の最後方位置となるスタンド部2の最後方位置と同等位置となるように、構成されている。これは、装置の最後方位置が壁等に接するように配置された状態であっても(奥行き方向の設置スペース性の最もよい配置状態であっても)、カバー16,17を開放して、コネクタ部31に外部機器からのコネクタ38を接続したり、拡張ボード用スロット32に拡張ボード39を装着できることを意味し、この点でも奥行き方向の設置スペース性のよいものとなっている。なお、図6において、40は電源コードであり、この電源コード40の接続部も、装置全体の最後方位置となるスタンド部2の最後方位置より前側に位置するように配慮されていることは、言うまでもない。
上述したように、装置の最後方位置が壁等に接するように配置された状態であっても(奥行き方向の設置スペース性の最もよい配置状態であっても)、チルト動作が可能となり、また、本体部1(ケーシング3)の裏面のカバー16,17を開放した状態で使用可能となる所以は、本体部1(ケーシング3)の前側上部に位置する上部ケーシング3aを薄箱形状とし、かつ、下部ケーシング3bの裏面を、上方にいくに従って漸次断平面面積が小さくなるような概略半円錐面形状としたことによる。
図7は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、ケーシング3(下部ケーシング3b)の裏面に2段配置されたカバー16,17のうち、上側のカバー17を取り外し、下側のカバー16を開放した状態を示す要部平面図であり、図8は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、ケーシング3(下部ケーシング3b)の裏面に2段配置されたカバー16,17のうち、上側のカバー17を取り外し、下側のカバー16を開放した状態を示す要部斜視図である。
図7,図8に示すように、下部ケーシング3bの裏面に2段配置されたカバー16,17は、その開放状態において、その裏面が水平状態で上向きとなるようにされており(カバー17の開放状態は図示せず)、また、各カバー16,17は、取り外し可能なように構成されている(カバー16の取り外し状態は図示せず)。そして、カバー16の裏面には、コネクタ部31の各種コネクタ端子に関する文字あるいは記号41が印され、カバー17の裏面には、拡張ボード用スロット32に関する文字あるいは記号42が印されていて、本装置を上側から覗き込むことによって、これらの文字あるいは記号が視認できるようになっている(接続部の種類や位置を識別できるようになっている)。
また、カバー16が開放ないしは取り外されたときに露呈する、下部ケーシング3bの水平面3b−1には、コネクタ部31の各種コネクタ端子に関する文字あるいは記号41が印され、カバー17が開放ないしは取り外されたときに露呈する、下部ケーシング3bの水平面3b−2には、拡張ボード用スロット32に関する文字あるいは記号42が印されていて、本装置を上側から覗き込むことによって、これらの文字あるいは記号が視認できるようになっている(接続部の種類や位置を識別できるようになっている)。
特に、図7,図8に示すように、上側のカバー17を取り外し、下側のカバー16を開放した状態では、水平面3b−2の文字あるいは記号42と、カバー16の裏面および水平面3b−1の文字あるいは記号41とが上方から視認でき、使い勝手のよいものとなる。
なお、コネクタ部31の各種コネクタ端子としては、任意種別のものをスペースファクターが許す範囲で各種設けることができ、例えば映像信号用,音声信号用,TEL/LAN用などを、必要に応じて適宜に設けることができる。
図9は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータを90°のコーナーに配置した様子を上面から見た図である。
本実施形態の装置(コンピュータ装置)は前述したような背面形状となっているので、図9に示したように、装置全体が上面から見て概略扇形形状となり、装置全体の後側の両サイドが、90°のコーナーの壁面に略沿うように、装置全体を90°のコーナーに可及的に押し込み配置可能となり、以って、90°のコーナーへの配置性にも優れたものとなっている。
図10は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータのケーシング3(上部ケーシング3a)上面のカードスロット用のカバー18を開放し、カメラ部付きのICカードをカードスロット部25に装着した様子を断面で示す図であり、図11は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータのケーシング3(上部ケーシング3a)上面のカードスロット用のカバー18を取り外し、カメラ部付きのICカードをカードスロット部25に装着した状態で、かつ、本体部1を後側にチルトさせた様子を断面で示す図であり、また、図12は図10の状態に対応する要部斜視図であり、図13は図11の状態に対応する要部斜視図である。
図10,図12に示すように、上部ケーシング3a上面のカードスロット用のカバー18は、スライドさせることによって開放位置をとるようになっており、さらに、図11,図13に示すように、開放位置から取り外しできるようになっている。カバー18を開放させた状態では、カードスロット部25と、カード上下移動ボタン44と、カード取り外しボタン45と、USBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)26Aとが露出するようになっており、カバー18を取り外した状態では、USBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)26Bが露出するようになっている。
カバー18が開放ないし取り外された状態において、カードスロット部25には各種ICカードが装着可能となり、図10〜図13に示した本例では、カメラ部46a付きのICカード46がカードスロット部25に装着されている。このようなカメラ部46a付きのICカード46は、映像処理の主体を本実施形態のようなコンピュータ等に担わせることによって、近い将来には実現可能と思われ、このカメラ部46a付きのICカード46を用いることによって、オペレータの自画像などが撮像可能となり、テレビ電話等に適用して多いに有意である。
ところで、上部ケーシング3aの上面からカードスロット部25にカメラ部46a付きのICカード46を装着した場合に、前記したように本体部1(ケーシング3)をチルトさせると、カメラ部46aの角度調整が必要となる。そこで、本例では、ICカード46のカメラ部46aを、ICカード46に対してチルト動作可能な構成としてある。このように、ICカード46のカメラ部46aをチルト動作可能な構成とすると、カメラ部46aのチルト位置に応じてICカード46を上下動させる必要があり、この上下移動を、カード上下移動ボタン44の操作によって、適宜のメカニズムによって行うようにしてある。また、ICカード46が上下動すると、ICカード46の接点部46bも上下動するので、カードスロット部25の接点部を、カード上下移動ボタン44の操作に応じて適宜のメカニズムにより上下動させるようになっている。なお、カードスロット部25とICカード46を一体に上下動させるようにしてもよい。
斯様な構成にすることにより、上部ケーシング3aの上面からカードスロット部25にカメラ部46a付きのICカード46を装着した場合に、本体部1(ケーシング3)のチルト角度に応じて、カメラ部46aの角度調整が行え、使い勝手が向上する。
図14は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおける、スタンド部2の平面ベース部2aとケーシング3(下部ケーシング3b)の底面との間の収納空間37に、汎用のキーボード装置を収納した様子を示す図であり、図15は図14に対応する要部斜視図であり、また、図16は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおける、スタンド部2の平面ベース部2aとケーシング3(下部ケーシング3b)の底面との間の収納空間37に、専用の小型キーボード装置を収納した様子を示す図である。
スタンド部2の平面ベース部2aとケーシング3(下部ケーシング3b)の底面との間の収納空間37には、汎用のキーボード装置47や、専用の小型キーボード装置48が収納可能とされている。汎用のキーボード装置47を収納空間37に収納した場合の各部の寸法関係は、本例では図14に示す通りであり、汎用のキーボード装置47は、その奥行き寸法の6割強が収納空間37内に収められるようになっている。また、専用の小型キーボード装置48を収納空間37に収納した場合には、図16に示すように、専用の小型キーボード装置48は収納空間37内に完全に収められるようになっている。
斯様に本実施形態においては、接続されたキーボード装置を、不使用時には、収納空間37内に収めることができるので、この点でもスペース効率に優れたものとなる。
図17は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおける、ケーシング3の下部(下部ケーシング3b)を正面から見た図であり、図18は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータの本体部1(ケーシング3)を、チルトまたはスイングさせる際の様子を示す図である。
図17に示すように、本実施形態においては、下部ケーシング3bの下部の左右には、手でホールドするための膨出部3b−3,3b−3が形成してあり、このような膨出部3b−3を設けることによって、手でホールドするためのホールド性が良好なものとなって、チルト動作またはスイング動作させる際の操作性が向上する。
以上述べたように、本実施形態においては、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、設置スペース性のよいものとして、かつ、使い勝手のよいものとして実現することができる。
図19は、本発明の第2実施形態に係るデスクトップ型コンピュータの中央断側面図である。
本実施形態は、前記第1実施形態と略同様の構成となっており、本実施形態が前記第1実施形態と異なるのは、メインシャーシ23とメイン基板24の位置を入れ替え、メイン基板24と液晶液晶ディスプレイ装置4と密着・一体化した点にある。
斯様な構成をとる本実施形態においては、上部ケーシング3aの厚み寸法(奥行き寸法)T1’を第1実施形態の前記T1より小さくでき、これに伴って、スタンド部2の最大奥行き寸法L1’も第1実施形態の前記L1より小さくでき、装置全体の奥行き寸法をより小さくできる。
図20〜図23は本発明の第3実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図20は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータを正面側から見た斜視図、図21、は本実施形態のデスクトップ型コンピュータを裏面側から見た斜視図、図22は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータを図21とは別の角度で裏面側から見た斜視図、図23は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータの中央断側面図である。
図20〜図23において、51は本体部、52は本体部51を支持するスタンド部であり、53は本体部51の外筐体をなすケーシングである。
図20に示すように、本体部51の前面には液晶ディスプレイ54が配設されており、この液晶ディスプレイ54の下側中央には、本体部51内に内蔵されたフロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口55が水平方向に配設されており、このディスク出し入れ口55の下側には、本体部51内に内蔵されたCD−ROMドライブのディスク出し入れ口56が配設されており、上記2つのディスク出し入れ口55,56の左右には、スピーカ57,57が配設されていて、ステレオ音声出力が可能とされている。なお、図20において、58は電源ボタン、59はフロッピーディスクイジェクトボタン、60はCD−ROMイジェクトボタン、61はLEDである。
図21に示すように、本体部51(ケーシング53)の左側面には、外部機器と接続ないし拡張ボード等を接続するためのコネクタ部62を覆う、開閉自在かつ取り外し自在なカバー63が設けられていて、コネクタ部62には、9ピンシリアルポート62a,25ピンパラレルポート62b,ISA/PCスロット62c等が用意されている。また、コネクタ部62の下側には、TEL/LANコネクタ64が設けられ、TEL/LANコネクタ64の後側には、音声信号出力端子,映像信号入出力端子,MIDI/ジョイスティックコネクタ等をもつコネクタ部65が設けられている。なお、図21において、66はケーシング53の裏面上部に設けた放熱穴である。また、図22に示すように、本体部51(ケーシング53)の右側面には、電源差し込み口67,電源ボタン90,キーボードコネクタ68,マウスコネクタ69,TEL/LANコネクタ70等が設けられている。
図23に示すように、ケーシング53の前面には液晶ディスプレイ54が配設されており、液晶ディスプレイ54の裏面側には、液晶ディスプレイ54と平行かつ近接してシャシー71が配設されており、このシャシー71の後側には、シャシー71と平行かつ近接してメイン基板72が配設されている。また、ケーシング53内の後部上方側には、電源ユニット73が設けられている。さらに、ケーシング53内の下側には、CD−ROMドライブ74が横置きに配設されており、CD−ROMドライブ74の上側にはフロッピーディスクドライブ75が横置きに配設されており、フロッピーディスクドライブ75の上側には、ハードディスクドライブ76が横置きに配設されている。なお、図23のケーシング53内部において、77はCPU、78はファン、79はPCI/ISAスロット部である。
また、スタンド部52内には、本体部51をチルト動作並びにスイング動作可能なように結合・支持するヒンジ支承部80が設けられており、これによって、本体部51はスタンド部52に対してチルト動作およびスイング動作することが可能なようになっている。
斯様な構成をとる本実施形態においても、液晶ディスプレイ54の裏側にメイン基板72を平行に配設しているので、従来のメイン基板を水平配置する構成に比して、装置全体の奥行き寸法を小さくすることができる。また、水平配置したCD−ROMドライブ74とフロッピーディスクドライブ75とを、隣接して上下に2段配置したので、装置全体の横方向寸法を拡大することなく、装置全体の高さを抑えることも可能となり、しかも、ディスクサイズの小さいものを上、ディスクサイズの大きいものを下にしたので、ディスク装脱着の際に違和感のない、取り扱い性のよいものとすることができる。また、本実施形態の液晶ディスプレイ54のサイズは、本発明の他の実施形態のもの(15インチを想定)に比して小型の12インチタイプとされており、前記第1,第2実施形態のものと較べると、液晶ディスプレイ54の上部分に相当するケーシング部位が上方に出っ張らずに、本体部51のケーシング53全体を略箱型でコンパクトなものに構成することができる。
図24〜図27は本発明の第4実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図24は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータを正面側から見た斜視図、図25は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータを裏面側から見た斜視図、図26は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータの側面図、図27は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータをチルト動作させた際の側面図である。
図24〜図27において、101は液晶ディスプレイ装置102を備えた薄型の表示部、103は表示部101のケーシング、104は表示部101を支持する本体部(装置本体)、105は本体部104のケーシング、106は本体部104の支持ベース部である。なお、ここでいう本体部104とは、必ずしもメインCPUを内蔵することを意味するものではなく、機構のベースとなるものを指す(これは、以下の各実施形態においても同様である)。
図24に示すように、表示部101の前面には、液晶ディスプレイ装置102が配設されており、表示部101のケーシング103の下部の左右には、本体部104の両側面の外側に位置するように1対の下方張り出し部107,107が形成されていて、表示部101(ケーシング103)が本体部104を跨ぐように配置されている。下方張り出し部107にはスピーカ108がそれぞれ配置されている。また、本体部104の前面には、表示部101の液晶ディスプレイ装置102の中央真下に位置するように、本体部104内に内蔵されたフロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口109が水平方向に配設されており、このディスク出し入れ口109の下側には、本体部104内に内蔵されたCD−ROMドライブのディスク出し入れ口110が水平方向に配設されている。なお、図24において、111は電源ボタン、112はCD−ROMイジェクトボタンである。
図25に示すように、表示部101の裏面上方には放熱穴113が設けられている。また、本体部104の裏面には、電源差し込み口114,コネクタ部を覆うカバー115,拡張ボード用スロット部を覆うカバー116等が設けられており、本体部104の側面には、キーボードコネクタ117,マウスコネクタ118,USBコネクタ118等が設けられている。
表示部101のケーシング103内には、液晶ディスプレイ102の裏側にメイン基板が平行に配設・内蔵してあり、また、本体部104のケーシング105内の下側には、CD−ROMドライブが横置きに配設されており、CD−ROMドライブ7の上側にはフロッピーディスクドライブが横置きに配設されており、フロッピーディスクドライブの上側には、ハードディスクドライブが横置きに配設されている。
そして、薄型・軽量の表示部101が、本体部104に対してチルト動作が可能であるように結合・支持されていて、表示部101が鉛直に立垂した図26の状態から、表示部101が後側に傾いた図27に示した状態に移行できるようになっている。図27に示した状態は、表示部101が後側に最大限傾いた状態であり、このとき、表示部101は、装置全体の最後方位置よりも、余裕をもって前方側に位置するようになっている。すなわち、装置全体の最大奥行き寸法は、表示部101のチルト位置の如何に拘らず一定のものとなるように、構成されている。
斯様な構成をとる本実施形態においても、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、設置スペース性のよいものとすることができる。また、薄型・軽量の表示部101のみをチルト動作させるので、チルト動作の操作性に優れたものとなる。また、水平配置したCD−ROMドライブとフロッピーディスクドライブとを、隣接して上下に2段配置したので、装置全体の横方向寸法を拡大することなく、装置全体の高さを抑えることも可能となり、しかも、ディスクサイズの小さいものを上、ディスクサイズの大きいものを下にしたので、ディスク装脱着の際に違和感のない、取り扱い性のよいものとすることができる。さらに、チルト動作に伴ってディスク出し入れ口が移動することなく一定位置を保つので(すなわち、前記した各実施形態では、チルト動作に伴ってディスク出し入れ口およびディスクドライブが傾くので、ディスクの挿入方向が傾くのに対し、本実施形態では、ディスクドライブが水平状態を保つので、ディスクの挿入方向は常に水平なものとなるので)、この点でもディスク装脱着の操作性に優れたものとなる。
図28〜図32は本発明の第5実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図28は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、入力ボード装置を立て掛けた状態の正面側から見た斜視図、図29は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、入力ボード装置を寝かせた状態の裏面側から見た斜視図、図30は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、入力ボード装置を立て掛けた状態の断側面図、図31は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、入力ボード装置を寝かせた状態の断側面図、図32は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、入力ボード装置のとり得る姿勢を示す説明図である。
図28〜図31において、151は液晶ディスプレイ装置152を備えた薄型の表示部、153は表示部151のケーシング、154は表示部151を支持する本体部(装置本体)、155は本体部154のケーシング、156は本体部154に図示せぬ適宜の接続手段で接続された入力ボード装置である。
図28に示すように、表示部151の前面には、液晶ディスプレイ装置152が配設されている。本体部154のケーシング155の前面上部には手前側に下る傾斜面155aが形成されていて、この傾斜面155aの中央上部に、本体部154内に内蔵されたフロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口157が水平方向に配設されており、ディスク出し入れ口157の下側に、本体部154内に内蔵されたCD−ROMドライブのディスク出し入れ口158が配設されている。また、2つのディスク出し入れ口157,158の左右にはスピーカ159,159がそれぞれ配設されており、電源ボタン160も傾斜面155aに設けられている。また、本体部154のケーシング155の右側面には、マウスコネクタ161,TEL/LANコネクタ162,キーボードコネクタ(ここでは図示せず)等が設けられている。
図29に示すように、表示部151のケーシング153の上面には、ICカードスロット部を覆うカバー163が設けられており、ケーシング153の裏面下部には、ISAカードスロット部を覆うカバー164が設けられている。また、本体部154のケーシング155の裏面側には、拡張ボード用スロット部を覆うカバー165や電源差し込み口166等が設けられている。
また、表示部151は、ヒンジ部167によって、本体部154にチルト動作が可能であるように結合・保持されている(図31参照)。
入力ボード装置156は、両面入力タイプの構成とされ、図29に示すように、その一面側には、通常のキーボード装置と同様のキー入力部168が設けられており、図28に示すように、その他面側には、タッチタブレット等のタッチポインティング入力部169が設けられている。また、入力ボード装置156には、両面入力タイプのトラックパッド部170が設けられている。この入力ボード装置156は、ヒンジ/スライダフル結合部171によって、本体部154に対して回動可能に連結され、かつ、入力ボード装置156は寝かされた状態においては、ヒンジ/スライダフル結合部171によって、所定量前後にスライド可能とされている。
図30,図31に示すように、表示部151のケーシング153の前面には液晶ディスプレイ装置152が配設されており、液晶ディスプレイ装置152の裏面側には、液晶ディスプレイ装置152と平行かつ近接してメイン基板172が配設されており、また、ケーシング153内の上部にはICカードスロット部173が設けられ、ケーシング153内の下部にはPC/ISAカードスロット部174が設けられている。本体部154のケーシング155内の下側には、ハードディスクドライブ175,電源ユニット176,拡張ボード177等が配設され、ケーシング155内の上側には、フロッピーディスクドライブ178が斜め下がりに配設され、フロッピーディスクドライブ178の下側には、CD−ROMドライブ179がフロッピーディスクドライブ178と平行に斜め下がりに配設されている。
上述したように本実施形態では、入力ボード装置156は、ヒンジ/スライダフル結合部171によって、本体部154に対して回動可能に連結されており、図28,図30に示すように、本体部154の前面に立て掛けられた状態と、図29,図31に示すように、本体部154の前で寝かされた状態とを、とり得るようになっている。そして、入力ボード装置156が本体部154に立て掛けられた状態では、タッチポインティング入力部169とトラックパッド部170とが入力操作可能とされ、これによって、CD−ROMの再生動作等々の比較的簡単な操作を、入力ボード装置156を立てたままの状態で行えるようになっている。この際、本体部154のケーシング155の傾斜面155aに、ディスク出し入れ口157,158やスピーカ159が位置していて、これらは入力ボード装置156が立て掛けられた状態でも露呈しているので、ディスクの装脱着は容易に行うことができ、また、音声出力性能が劣化することもないようにされている。
一方、入力ボード装置156が本体部154の前で寝かされた状態では、キー入力部168とトラックパッド部170とが入力操作可能とされ、これによって、通常のコンピュータシステムと同様に、多様な操作が行えるようになっている。
また、入力ボード装置156は寝かされた状態においては、ヒンジ/スライダフル結合部171によって、所定量前後にスライド可能とされていて、図32の(c)に示すように、本体部154のケーシング155の前面側下部に設けた前方突出担持部155bに、入力ボード装置156の奥方が乗り上げ可能とされ、これによって、断面が同一厚みの入力ボード装置156を、通常のキーボード装置と同様の奥方側が若干高くなった構成のものと、同等の操作性をもって入力操作することが可能となっている。
なお、図32の(a),(b),(c)は、入力ボード装置156が立て掛けられた状態から寝かされた状態に移行し、寝かされた状態から入力ボード装置156の奥方が前方突出担持部155bに乗り上げた状態に移行する様子を示している。
斯様な構成をとる本実施形態においても、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、設置スペース性のよいものとすることができる。また、薄型・軽量の表示部151のみをチルト動作させるので、チルト動作の操作性に優れたものとなる。また、その一面側にキー入力部をもち、その他面側にタッチポインティング入力部169をもつ、両面入力タイプの入力ボード装置156を用い、入力ボード装置156が立て掛けられた状態ではタッチポインティング入力部による入力操作を可能とし、入力ボード装置156が寝かされた状態ではキー入力部168による入力操作を可能としているので、入力ボード装置156が立て掛けられたスペースファクターのよい状態でも、入力操作を簡易な入力形態で行うことが可能となり、使い勝手が大いに向上する。さらに、不使用時には、入力ボード装置156を立て掛けた状態にして、スペース効率を高めることもできる。
図33〜図36は本発明の第6実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図33は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を立て掛けた状態の正面側から見た斜視図、図34は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を立て掛けた状態の裏面側から見た斜視図、図35は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を立て掛けた状態の断側面図、図36は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を寝かせた状態の断側面図である。
図33〜図36において、201は液晶ディスプレイ装置202を備えた表示部、203は表示部201のケーシング、204は表示部201を支持する本体部(装置本体)、205は本体部204のケーシング、206は本体部204に図示せぬ適宜の接続手段で接続されたキーボード装置である。
図33に示すように、表示部201の前面には液晶ディスプレイ装置202が配設されており、液晶ディスプレイ装置202の右下には電源ボタン207が設けられている。本体部204の前面の左右にはスピーカ208,208が配設されており、後述するように、キーボード装置206が本体部204の前面に立て掛けられた状態でも、スピーカ208,208は露呈するようになっている。また、本体部204のケーシング205の前面側下部には、前方突出担持部205a,205aが設けられている。
図34に示すように、表示部201のケーシング203の上面には、表示部201内に内蔵されたフロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口209が、液晶ディスプレイ装置202の表示面と平行に配設され、ディスク出し入れ口209に隣接して、表示部201内に内蔵されたCD−ROMドライブのディスク出し入れ口210が、液晶ディスプレイ装置202の表示面と平行に配設されている。本体部204のケーシング205の裏面には、電源差し込み口211等が設けられ、ケーシング205の側面には、マウスコネクタ212,TEL/LANコネクタ213,キーボードコネクタ(ここでは図示せず)等が設けられている。
また、表示部201は、ヒンジ部214によって、本体部204にチルト動作が可能であるように結合・保持されている(図36参照)。
キーボード装置206は、本体部204の前面側に立て掛けられた状態と、本体部204の前で寝かされた状態とを、とり得るように本体部204に連結されており、かつ、キーボード装置206の一面側に設けたキー入力部215は、キーボード装置206が立て掛けられた状態でも、寝かされた状態でも、外方に露出して、入力操作が可能であるように、構成されている。
図35,図36に示すように、表示部201のケーシング203の前面には液晶ディスプレイ装置202が配設されており、液晶ディスプレイ装置202の裏面側には、液晶ディスプレイ装置202と平行かつ近接してメイン基板216が配設されている。また、メイン基板216の後側上方位置には、メイン基板216と平行かつ近接してフロッピーディスクドライブ217が縦置きに配設されており、フロッピーディスクドライブ217の後側には、フロッピーディスクドライブ217と平行かつ近接してCD−ROMドライブ218が配設されており、さらに、表示部201のケーシング203の下部には、PC/ISAカードスロット部219が設けられている。また、本体部204のケーシング205内には、電源ユニット220,ハードディスクドライブ221,拡張ボード222等が配設されている。
本実施形態では、キーボード装置206は、立て掛けられた状態と寝かされた状態をとり得、かつ、何れの状態でもキー入力部215が外方に露出するように構成されており、このため、キーボード装置206は、本体部204に対してスライドかつ回動できるように、キーボードアーム223によって本体部204に連結されている。そして、キーボード装置206は、図3535に示した立て掛けられた状態から、図36の2点鎖線で示した状態を経るように、図36の矢印方向にスライドかつ回動して、図36の実線図示された寝かされた状態へ移行するように構成されている。寝かされた状態から立て掛けられた状態への移行は、この逆である。
また、キーボード装置206が寝かされた状態をとった際には、図36に示すように、本体部204のケーシング205の前面側下部に設けた前方突出担持部205aに、キーボード装置206の奥方が乗り上げ可能とされ、これによって、断面が同一厚みの入キーボード装置206を、通常のキーボード装置と同様の奥方側が若干高くなった構成のものと、同等の操作性をもって入力操作することが可能となっている。
斯様な構成をとる本実施形態においても、薄型で軽量であるという液晶ディスプレイ装置のもつ特性を充分に活かして、表示装置を含めたデスクトップ型コンピュータシステム全体を薄型・コンパクトで、設置スペース性のよいものとすることができる。また、表示部201に、フロッピーディスクドライブ217とCD−ROMドライブ218とを表示面と平行に配設したの、フロッピーディスクドライブ217やCD−ROMドライブ218を表示部201に内蔵した構成であっても、表示部201を薄型化することが可能となり、これによって、表示部201を支持する本体部204には、フロッピーディスクドライブ217やCD−ROMドライブ218を内蔵する必要がないので、本体部204も薄型化でき、したがって、装置全体を薄型化できる。さらに、キーボード装置206が立て掛けられた状態でも、寝かされた状態でもキー入力部215による入力操作が可能であるので、キーボード装置206が立て掛けられたスペースファクターのよい状態でも、入力操作を簡易な入力形態で行うことが可能となり、使い勝手が大いに向上する。さらに、不使用時には、キーボード装置206を立て掛けた状態にして、スペース効率を高めることもできる。
図37および図38は本発明の第7実施形態のデスクトップ型コンピュータに係り、図37は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を立て掛けた状態の正面側から見た要部斜視図、図38は、本実施形態のデスクトップ型コンピュータにおいて、キーボード装置を寝かせた状態の正面側から見た要部斜視図である。
本実施形態は前記第6実施形態の変形例であり、本実施形態が前記第6実施形態と異なるのは、キーボード装置206のキー入力部215を設けた面の左右にスピーカ230,230を配設し、本体部204(ケーシング205)側のスピーカ208,208を排した点にある。
斯様な構成をとる本実施形態においては、前記第6実施形態と同等の作用効果を奏する。また、キーボード装置206が立て掛けられた状態でも、寝かされた状態でも、スピーカ230の音声出力部が露出するので、何れの状態でも音声出力性能が劣化することがなく、しかも、本体部204にスピーカを設ける必要がないので、本体部204の幅を小さくできる。
なお、前記第6実施形態と第7実施形態とを併せた構成、すなわち、本体部204の前面の左右にスピーカ208,208を設けるとともに、キーボード装置206のキー入力部215を設けた面の左右にスピーカ230,230を設けると、小型スピーカが4個付くのでサラウンド効果が得られ、かつ、装置全体の薄型化を阻害することもない。
1 本体部
2 スタンド部
2a 平面ベース部
2b 保持台部
3 ケーシング
3a 上部ケーシング
3b 下部ケーシング
3b−1,3b−2 水平面
3b−3 膨出部
4 液晶ディスプレイ装置
5 マイク
6 フロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口
7 CD−ROMドライブのディスク出し入れ口
8 赤外光通信授受部
16 コネクタ部を覆うカバー
17 拡張ボード用スロット部を覆うカバー
18 カードスロット用のカバー
23 メインシャーシ
24 メイン基板
25 カードスロット部
26A,26B USBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)
27 CD−ROMドライブ
28 フロッピーディスクドライブ
29 ハードディスクドライブ
30 拡張基板
31 コネクタ部
32 拡張ボード用スロット部
33 ヒンジベース
34 電源ユニット
35,36 ヒンジ部
37 収納空間
2 スタンド部
2a 平面ベース部
2b 保持台部
3 ケーシング
3a 上部ケーシング
3b 下部ケーシング
3b−1,3b−2 水平面
3b−3 膨出部
4 液晶ディスプレイ装置
5 マイク
6 フロッピーディスクドライブのディスク出し入れ口
7 CD−ROMドライブのディスク出し入れ口
8 赤外光通信授受部
16 コネクタ部を覆うカバー
17 拡張ボード用スロット部を覆うカバー
18 カードスロット用のカバー
23 メインシャーシ
24 メイン基板
25 カードスロット部
26A,26B USBコネクタ(またはIEEE1394コネクタ)
27 CD−ROMドライブ
28 フロッピーディスクドライブ
29 ハードディスクドライブ
30 拡張基板
31 コネクタ部
32 拡張ボード用スロット部
33 ヒンジベース
34 電源ユニット
35,36 ヒンジ部
37 収納空間
Claims (4)
- その前面に液晶ディスプレイ装置をもつ本体部と、この本体部を支持するスタンド部とを備えたデスクトップ型コンピュータであって、
前記本体部は、前記液晶ディスプレイ装置の下側の前面部の位置に水平方向にディスクを出し入れするディスク出入口を備えたディスクドライブ装置を内蔵するとともに、
前記ディスクドライブ装置の上方の位置であって、前記液晶ディスプレイ装置の後方の位置に平行かつ近接して配置されるシャーシーと、このシャーシーの後方に平行かつ近接して配置されるメイン基板とを内蔵しており、
前記スタンド部は、前後方向の首振り動作が可能となるように前記本体部を支持することを特徴とするデスクトップ型コンピュータ。 - 請求項1に記載のデスクトップ型コンピュータにおいて、
前記ディスク出入口の左右に、スピーカを配置したことを特徴とするデスクトップ型コンピュータ。 - 請求項1または2に記載のデスクトップ型コンピュータにおいて、
前記本体部の外筐体の側面に、外部機器と接続するためのコネクタ部と、拡張ボードを接続するための拡張ボードスロット部を覆う開閉自在なカバーとを備えたことを特徴とするデスクトップ型コンピュータ。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載のデスクトップ型コンピュータにおいて、
前記本体部は、前記ディスクドライブ装置の上方の位置に、ハードディスクドライブと、電源部を内蔵したことを特徴とするデスクトップ型コンピュータ。
Priority Applications (1)
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JP2005230875A JP2006012187A (ja) | 2005-08-09 | 2005-08-09 | デスクトップ型コンピュータ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101120500B1 (ko) * | 2009-11-10 | 2012-03-14 | 최원용 | 전원스위치가 은닉된 피씨본체 |
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-
2005
- 2005-08-09 JP JP2005230875A patent/JP2006012187A/ja active Pending
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