JP2006011903A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】バックアップ装置内のバックアップデータとは異なるデータを携帯端末に取り込み、かつ、そのデータを含めて、携帯端末内のデータとバックアップデータとのデータ同期を取ることができるようにする。
【解決手段】外部情報処理装置11から供給されたデータのうちの、携帯端末1に取り込ませるべき取り込みデータのみが、入力データ振り分け部51により取り込みデータセクション63に記憶される。また、携帯端末接続部42に携帯端末1が接続された場合、ミラーリング制御部52は、取り込みデータセクション63内の取り込みデータをミラーリングセクション61または携帯端末1に移動して記憶した後、携帯端末のデータと、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータとのデータ同期を取る。本発明は、携帯端末のバックアップ装置、例えばクレードルに適用可能である。
【選択図】図3
【解決手段】外部情報処理装置11から供給されたデータのうちの、携帯端末1に取り込ませるべき取り込みデータのみが、入力データ振り分け部51により取り込みデータセクション63に記憶される。また、携帯端末接続部42に携帯端末1が接続された場合、ミラーリング制御部52は、取り込みデータセクション63内の取り込みデータをミラーリングセクション61または携帯端末1に移動して記憶した後、携帯端末のデータと、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータとのデータ同期を取る。本発明は、携帯端末のバックアップ装置、例えばクレードルに適用可能である。
【選択図】図3
Description
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、バックアップ装置内のバックアップデータとは異なるデータを携帯端末に取り込み、かつ、そのデータを含めて、携帯端末内のデータとバックアップデータとのデータ同期を取るバックアップ装置を提供することができる情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、ハードディスクを内蔵した携帯端末が登場している。しかしながら、ハードディスクは、フラッシュメモリーなどに比べて構造上壊れやすい。
そこで、携帯端末と接続し、そのハードディスクに記録されたデータのバックアップを取るための装置(以下、バックアップ装置と称する)として、例えば、バックアップサーバ(特許文献1参照)や、バックアップ機能付きクレードルなどが提案されている。
特開2003-337754号公報
しかしながら、現状、次の要求が挙げられているが、特許文献1等従来のバックアップ装置では、その要求に応えることは困難であるという課題があった。
即ち、従来のバックアップ装置では応えることが困難な要求とは、携帯端末に取り込ませるべき種類のデータ(以下、取り込みデータと称する)を、携帯端末以外の他の情報処理装置から取り込み、そのデータを保存する機能(以下、取り込み機能と称する)を有するバックアップ装置が欲しいという要求である。取り込み機能とは、データの保存機能に加えて、例えば、テレビジョン放送のチューナ等が有する機能であるAV(Audio and Visual)データの入力機能や、ネットワークを経由してデータをダウンロードするダウンロード機能が組み合わされた機能を指す。さらに、そのような取り込み機能によりバックアップ装置に取り込まれて保存されたデータ、即ち、取り込みデータを、携帯端末側にも自動的に取り込ませることができ、さらに、その取り込みデータを含む、携帯端末内のデータとバックアップデータとのデータ同期を自動的に取ることができるバックアップ装置が欲しいという要求である。
なお、自動的な処理とは、その処理を開始させるトリガ信号の入力操作を除いて、ユーザの手動操作を介在することなく、バックアップ装置が自分自身の判断でその処理を実行することを指す。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、取り込みデータを携帯端末に取り込み、かつ、その取り込みデータを含めて、携帯端末内のデータとバックアップデータとのデータ同期を取ることができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段と、取得手段により取得されたデータのうちの所定の種類のデータを、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、記憶手段のうちの第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御手段と、第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、接続手段に第1の他の情報処理装置が接続された場合、第2の領域に記憶されている取り込みデータを第1の領域または第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、第1の他の情報処理装置内のデータと、第1の領域に記憶されているバックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御手段とを備えることを特徴とする。
データの種類を、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき第1の種類と、それ以外の第2の種類とに分類する規則を設定する設定手段をさらに設け、記憶制御手段は、設定手段により設定された規則に従って、取得手段により取得されたデータを第1の種類と第2の種類のうちのいずれか一方に分類し、取得手段により取得されたデータのうちの第1の種類に分類されたデータを取り込みデータとして第2の領域に記憶させる制御を行うようにすることができる。
本発明の情報処装置においては、第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段とが設けられている。この情報処理装置においてはまた、取得手段により取得されたデータのうちの所定の種類のデータが、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、記憶手段のうちの第1の領域とは異なる第2の領域に記憶される。さらに、この情報処理装置においては、接続手段に第1の他の情報処理装置が接続された場合、第2の領域に記憶されている取り込みデータが第1の領域または第1の他の情報処理装置に移動されて記憶され、その後さらに、第1の他の情報処理装置内のデータと、第1の領域に記憶されているバックアップデータとのデータ同期が取られる。
本発明の情報処理方法は、第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段とを備える情報処理装置の情報処理方法である。詳細には、この情報処理方法は、取得手段により取得されたデータのうちの所定の種類のデータを、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、記憶手段のうちの第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御ステップと、接続手段に第1の他の情報処理装置が接続された場合、第2の領域に記憶されている取り込みデータを第1の領域または第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、第1の他の情報処理装置内のデータと、第1の領域に記憶されているバックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段とを備えるバックアップ装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムである。詳細には、このプログラムは、取得手段により取得されたデータのうちの所定の種類のデータを、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、記憶手段のうちの第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御ステップと、接続手段に第1の他の情報処理装置が接続された場合、第2の領域に記憶されている取り込みデータを第1の領域または第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、第1の他の情報処理装置内のデータと、第1の領域に記憶されているバックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理方法またはプログラムにおいては、第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段とを備える情報処理装置またはバックアップ装置が制御される。詳細には、この情報処理方法またはプログラムにおいては、取得手段により取得されたデータのうちの所定の種類のデータが、第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、記憶手段のうちの第1の領域とは異なる第2の領域に記憶される。さらに、この情報処理方法またはプログラムにおいては、接続手段に第1の他の情報処理装置が接続された場合、第2の領域に記憶されている取り込みデータが第1の領域または第1の他の情報処理装置に移動されて記憶され、その後さらに、第1の他の情報処理装置内のデータと、第1の領域に記憶されているバックアップデータとのデータ同期が取られる。
以上のごとく、本発明によれば、携帯端末内のデータのバックアップを取るバックアップ装置を提供できる。特に、バックアップ装置内のバックアップデータとは異なるデータを携帯端末に取り込み、かつ、そのデータを含めて、携帯端末内のデータとバックアップデータとのデータ同期を取るバックアップ装置を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図3のバックアップ装置2)は、第1の他の情報処理装置(例えば、図3の携帯端末1)内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域(例えば、図3のミラーリングセクション61)を有する記憶手段(例えば、図3の記憶部43)と、第2の他の情報処理装置(例えば、図3の外部情報処理装置11)から供給されてきたデータを取得する取得手段(例えば、図3のデータ入力部44)と、前記取得手段により取得された前記データのうちの所定の種類のデータを、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、前記記憶手段のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域(例えば、図3の取り込みデータセクション63)に記憶させる制御を行う記憶制御手段(例えば、図3の入力データ振り分け部51)と、前記第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段(例えば、図3の携帯端末接続部42)と、前記接続手段に前記第1の他の情報処理装置が接続された場合、前記第2の領域に記憶されている前記取り込みデータを前記第1の領域または前記第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、前記第1の他の情報処理装置内のデータと、前記第1の領域に記憶されている前記バックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御手段(例えば、図3のミラーリング制御部52)とを備えることを特徴とする。
この情報処理装置において、データの種類を、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき第1の種類と、それ以外の前記第2の種類とに分類する規則を設定する設定手段(例えば、図3のユーザ操作部45)をさらに設け、前記記憶制御手段は、前記設定手段により設定された前記規則に従って、前記取得手段により取得された前記データを前記第1の種類と前記第2の種類のうちのいずれか一方に分類し、前記取得手段により取得された前記データのうちの前記第1の種類に分類されたデータを前記取り込みデータとして前記第2の領域に記憶させる制御を行うようにすることができる。
本発明によれば情報処理方法が提供される。この情報処理方法(例えば、図11のフローチャートの処理に対応する方法)は、上述した本発明の情報処理装置における、第1の領域を有する記憶手段、取得手段、および、接続手段のそれぞれと基本的に同様の手段をそれぞれ備える情報処理装置の情報処理方法である。この情報処理方法は、前記取得手段により取得された前記データのうちの所定の種類のデータを、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、前記記憶手段のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御ステップ(例えば、図11のステップS2のデータ取り込み処理であって、詳細例は図12のフローチャートに図示されている)と、前記接続手段に前記第1の他の情報処理装置が接続された場合、前記第2の領域に記憶されている前記取り込みデータを前記第1の領域または前記第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、前記第1の他の情報処理装置内のデータと、前記第1の領域に記憶されている前記バックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御ステップ(例えば、図11のステップS4のミラーリング処理であって、詳細例は図13のフローチャートに示されている)とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、上述した本発明の情報処理方法に対応するプログラムであって、例えば図14の構成を有するコンピュータにより実行される。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用される情報処理システムの構成例を示す図である。
図1に示されるように、この情報処理システムは、携帯端末1、および、その携帯端末1内のデータのバックアップを取るバックアップ装置2から構成される。
携帯端末1は、バックアップ装置2から自在に脱着可能な構成を有し、かつ、持ち運び自在な構成を有している。このため一般的には、携帯端末1は、図1の左上方の図に示されるように、バックアップ装置2から取り外された状態で移動していることが多い。このような場合、携帯端末1は、バックアップ装置2以外の他の情報処理装置と通信を行い、他の情報処理装置から送信された情報を受信して、内部のハードディスク等の記憶部にデータとして記憶させることができる。
なお、以下、このような一連の処理、即ち、所定の情報を受信して、内部の記憶部にデータとして記憶させるまでの処理を、「取り込む」と称する。
また、以下、図1に示されるように、携帯端末1と通信を行う他の情報処理装置(ただしバックアップ装置2除く)をまとめて、外部情報処理装置12と称する。即ち、時間軸上で見た場合、各時刻における外部情報処理装置12のそれぞれは、同一の情報処理装置のこともあるし、全く異なる情報処理装置のこともある。
移動が前提とされたこのような携帯端末1に対して、バックアップ装置2は、一般的には固定配置されることが前提とされることが多い。即ち、バックアップ装置2は、例えば据置型のクレードルやサーバ等で構成される。従って、ユーザは、携帯端末1内のデータのバックアップを所望した場合、その携帯端末1を、バックアップ装置2の配置位置まで持ち運び、バックアップ装置2に接続させることになる。
すると、バックアップ装置2は、携帯端末1内のデータのバックアップを自動的に取ることになる。即ち、バックアップ装置2は、携帯端末1内にその時点で記憶されているデータのバックアップデータを自分自身内に記憶させる。
さらに、本発明のバックアップ装置2は、取り込みデータ、即ち、携帯端末1に取り込ませるべき(記憶させるべき)種類のデータを、携帯端末1以外の他の情報処理装置から取り込むことができる。
なお、以下、図1に示されるように、バックアップ装置2と通信可能な他の情報処理装置(携帯端末1除く)をまとめて、外部情報処理装置11と称する。即ち、時間軸上で見た場合、各時刻における外部情報処理装置11のそれぞれは、同一の情報処理装置のこともあるし、全く異なる情報処理装置のこともある。
バックアップ装置2は、取り込みデータを取り込んだ場合、携帯端末1が次に接続されると、その取り込みデータを、携帯端末1側にも自動的に取り込ませることができる。さらに、バックアップ装置2は、その取り込みデータを含む、携帯端末1内のデータとバックアップデータとのデータ同期を自動的に取ることができる。
なお、データ同期はミラーリングとも称されており、本明細書においても、データ同期をミラーリングとも称する。即ち、本明細書においては、データ同期とミラーリングとは同義語として取り扱われる。
また、バックアップデータとは、結局、携帯端末1内のデータがミラーリングされたデータを指すので、以下、バックアップデータをミラーリングデータとも称する。即ち、本明細書においては、バックアップデータとミラーリングデータとは同義語として取り扱われる。
このような携帯端末1とバックアップ装置2のそれぞれの機能的構成例が図2と図3のそれぞれに示されている。そこで、以下、図2と図3のそれぞれを参照して、携帯端末1とバックアップ装置2のそれぞれの機能的構成例についてその順番に個別に説明していく。
図2に示されるように、携帯端末1には、制御部21乃至バックアップ装置接続部26が設けられている。
制御部21は、それに接続されたブロック、即ち、ユーザ操作部22乃至バックアップ装置接続部26を含む携帯端末1全体の制御を行う。
ユーザ操作部22は、例えば複数のキーから構成され、或いは例えば後述する出力部25のうちの図示せぬ表示部も兼ねるタッチパネルから構成され、ユーザの操作内容を示す各種信号を制御部21に供給する。即ち、ユーザは、ユーザ操作部22を制御することで、制御部21に各種情報を入力させることができる。
データ入力部23は、外部情報処理装置12と通信を行う機能を有し、外部情報処理装置12から送信されてきたデータを受信して制御部21に供給する。
なお、図2の例では、データ入力部23は、外部情報処理装置12と直接通信を行うように図示されているが、各種ネットワークを介在する通信を行うことも当然ながら可能である。
記憶部24は、例えばハードディスクで構成され、制御部21が実行するプログラムや、各種データを記憶する。この記憶部24には、データセクション31とリスト記憶部32とがそれぞれ個別の領域として設けられている。
データセクション31には、バックアップ装置2のバックアップの対象となるデータが記憶される。また、リスト記憶部32には、このデータセクション31に記憶されたデータの内容を例えばファイル単位に管理するリストが記憶される。
従って、ユーザ操作部22、データ入力部23、または後述するバックアップ装置接続部26から所定のデータが供給されてきた場合、制御部21は、そのデータのバックアップが必要か否かを判断し、必要であると判断した場合には、そのデータをデータセクション31に記憶させる。また、制御部21は、そのデータの内容を、リスト記憶部32に記憶されたリストに追加する。即ち、制御部21は、リストの更新を行う。
換言すると、携帯端末1とバックアップ装置2とのデータ同期が取られる場合、記憶部24のうちのデータセクション31とリスト記憶部32が使用されることになる。
出力部25は、例えば、表示部単体、音声出力部単体、またはそれらの組合せで構成され、制御部21の制御に基づいて、メッセージや画像を表示したり、音声を出力する。
バックアップ装置接続部26は、バックアップ装置2と電気的に接続し、バックアップ装置2と制御部21との間でやり取りされるデータの中継を行う。即ち、制御部21は、バックアップ装置接続部26を介して、バックアップ装置2と通信を行うことになる。
なお、電気的に接続されるとは、バックアップ装置2との通信が可能な状態になることを指す。この場合の通信方式は特に限定されず、例えば有線方式でもよいし、無線方式でもよい。従って、バックアップ装置2と携帯端末1との間で有線通信が行われる場合には、バックアップ装置接続部26はバックアップ装置2と直接接触して接続されるか、或いはケーブル等を介して接続されることになる。これに対して、バックアップ装置2と携帯端末1との間で無線通信が行われる場合には、バックアップ装置接続部26はバックアップ装置2と非接触に接続されることになる。
また、図2の例では、バックアップ装置接続部26は、バックアップ装置2と直接接続されるように図示されているが、各種ネットワークを介して接続することも当然ながら可能である。即ち、バックアップ装置接続部26は、バックアップ装置2が接続されているネットワークに接続される場合もある。
以上、図2を参照して、携帯端末1の機能的構成例について説明した。
次に、図3を参照して、バックアップ装置2の機能的構成例について説明する。
図3に示されるように、バックアップ装置2には、主制御部41乃至ユーザ操作部45が設けられている。
主制御部41は、それに接続されたブロック、即ち、携帯端末接続部42乃至ユーザ操作部45を含むバックアップ装置2全体の制御を行う。
詳細には、主制御部41には、入力データ振り分け部51とミラーリング制御部52とが設けられている。ただし、これらの説明については、携帯端末接続部42乃至ユーザ操作部45の説明をした後に後述する。
携帯端末接続部42は、携帯端末1と電気的に接続し、より正確には上述した図2のバックアップ装置接続部26と電気的に接続し、携帯端末1と後述するミラーリング制御部52との間でやり取りされるデータの中継を行う。即ち、ミラーリング制御部52は、携帯端末接続部42を介して、携帯端末1と通信を行うことになる。
なお、上述したように、携帯端末1とバックアップ装置2との間で有線通信が行われる場合には、この携帯端末接続部42は、携帯端末1の図2のバックアップ装置接続部26と直接接触して接続されるか、或いはケーブル等を介して接続されることになる。これに対して、携帯端末1とバックアップ装置2との間で無線通信が行われる場合には、携帯端末接続部42は、バックアップ装置接続部26と非接触に接続される。
また、図3の例では、携帯端末接続部42は、携帯端末1と直接接続されるように図示されているが、上述したように、各種ネットワークを介して接続することも当然ながら可能である。
記憶部43は、例えばハードディスクで構成され、主制御部41が実行するプログラムや、各種データを記憶する。この記憶部43には、ミラーリングセクション61乃至他データセクション65のそれぞれが個別の領域として設けられている。
ミラーリングセクション61には、携帯端末1の図2のデータセクション31内のデータのバックアップアップデータ(ミラーリングデータ)が記憶される。また、ミラーリングリスト記憶部62には、ミラーリングセクション61に記憶されたバックアップデータの内容を例えばファイル単位に管理するミラーリングリストが記憶される。
即ち、携帯端末1とバックアップ装置2との間でミラーリングが行われた直後の時点では、当然ながら、バックアップ装置2のミラーリングセクション61内のミラーリングデータと、携帯端末1の図2のデータセクション31内のデータとは一致する。また、バックアップ装置2のミラーリングリスト記憶部62に記憶されているミラーリングリストの内容と、携帯端末1の図2のリスト記憶部32に記憶されているリストの内容とは一致する。
従って、その後、携帯端末1が携帯端末接続部42から取り外されて再度接続された時点で、ミラーリングリストと携帯端末1内のリストが異なる場合、即ち、携帯端末1内のデータとミラーリングデータとが異なる場合、ミラーリングが再度行われることになる。このように、携帯端末1とバックアップ装置2との間でミラーリングが行われる場合、記憶部43のうちのミラーリングセクション61とミラーリングリスト記憶部62が使用される。
取り込みデータセクション63には、バックアップ装置2に供給されたデータのうちの上述した取り込みデータが記憶される。バックアップ装置2に供給されたデータとは、図3の例では、後述する入力データ振り分け部51に供給されたデータを指す。即ち、外部情報処理装置11から後述するデータ入力部44を介して入力データ振り分け部51に供給されたデータと、ユーザ操作部45から入力データ振り分け部51に供給されたデータとが、バックアップ装置2に供給されたデータになる。この場合、バックアップ装置2に供給されたデータの全てが取り込みデータセクション63に記憶される訳ではなく、それらのうちの携帯端末1に取り込ませるべき種類のデータのみが、取り込みデータとして取り込みデータセクション63に記憶されることになる。
また、取り込みデータリスト記憶部64には、取り込みデータセクション63に記憶された取り込みデータの内容をファイル単位で管理する取り込みデータリストが記憶される。
以上説明したような取り込みデータセクション63に対して、他データセクション65には、バックアップ装置2に供給されたデータのうちの取り込みデータ以外のデータが記憶される。即ち、バックアップ装置2に供給されたデータのうちの、取り込みデータとして分類される第1の種類とは異なる第2の種類のデータが、他データセクション65に記憶されることになる。
データ入力部44は、外部情報処理装置11と通信を行う機能を有し、外部情報処理装置11から送信されてきたデータを受信して入力データ振り分け部51に供給する。
即ち、外部情報処理装置11が、例えばテレビジョン番組を放送する放送局の装置として構成されている場合、データ入力部44は、例えばチューナ等で構成される。この場合、データ入力部44は、外部情報処理装置11から放送されたAVデータ(テレビジョン放送信号)を電波の形態で受信し、その電波からAVデータを復元して入力データ振り分け部51に供給する。
また、図3の例では、データ入力部44は、外部情報処理装置11と直接通信を行うように図示されているが、各種ネットワークを介在する通信を行うことも当然ながら可能である。即ち、外部情報処理装置11が、例えばコンテンツデータをネットワークを介して配信するサーバとして構成されている場合、データ入力部44は、例えばそのネットワークに接続可能なモデムやターミナルアダプタ等で構成される。
ユーザ操作部45は、例えばキーボードやマウス等の各種入力機器で構成され、ユーザの操作内容に対応する各種信号を入力データ振り分け部51に供給する。即ち、ユーザは、ユーザ操作部45を制御することで、入力データ振り分け部51に各種情報を入力させることができる。
例えば、ユーザは、ユーザ操作部45を操作することで、取り込みデータとは如何なるデータであるのかを設定する設定情報を入力データ振り分け部51に入力させることができる。即ち、設定情報とは、携帯端末1に取り込ませるべき第1の種類とそれ以外の第2の種類を分類する規則を示す情報であると言える。この規則は特に限定されず、ユーザが自在に設定することができる。例えば、所定の拡張子がつけられたファイルを第1の種類として分類し、それ以外の拡張子がつけられたファイルを第2の種類に分類する規則を採用することができる。また、例えば、複数の外部情報処理装置11のうちの所定の装置、例えば所定のコンテンツ配信サーバから送信されたコンテンツデータを第1の種類として分類し、それ以外の装置から送信されたデータを第2の種類として分類する規則を採用することができる。
また例えば、ユーザは、ユーザ操作部45を操作することで、入力データ振り分け部51の振り分けの対象となるデータ自身、即ち、取り込みデータとなり得るデータ自身を、入力データ振り分け部51に入力させることもできる。
以上、主制御部41乃至ユーザ操作部45について説明した。
次に、主制御部41のうちの、入力データ振り分け部51とミラーリング制御部52について説明する。
入力データ振り分け部51には、上述したように、データ入力部44とユーザ操作部45のそれぞれから各種データが供給される。
そこで、入力データ振り分け部51は、データが供給されてくる毎に、例えばユーザ操作部45から供給された上述した設定情報に基づいて、供給されたデータを、携帯端末1に取り込ませるべき第1の種類とそれ以外の第2の種類のうちのいずれか一方の種類に分類する。即ち、入力データ振り分け部51は、入力された各種データを、取り込みデータとそれ以外のデータに振り分ける。そして、入力データ振り分け部51は、入力されたデータのうちの、第1の種類に分類されたデータを取り込みデータとして取り込みデータセクション63に記憶させ、第2の種類に分類されたデータを他データセクション65に記憶させる。
また、入力データ振り分け部51は、取り込みデータセクション63に新たな取り込みデータを記憶させた場合、その新たな取り込みデータの内容を、取り込みデータリスト記憶部64に記憶された取り込みデータリストに追加する。即ち、入力データ振り分け部51は、取り込みデータリストを更新する。
ミラーリング制御部52は、携帯端末接続部42の接続状態を監視し、携帯端末接続部42に携帯端末1が接続された時点でその処理(以下、他の処理と区別するために、ミラーリング処理と称する)を開始する。即ち、ミラーリング制御部52は、携帯端末接続部42に携帯端末1が接続されたことをトリガとしてミラーリング処理を開始し、その後、そのミラーリング処理を自動的に実行する。
以下、図4乃至図10を参照して、ミラーリング処理の具体例について説明する。
例えばいま、図4に示される状態が初期状態であるとする。即ち、図4に示されるように、携帯端末1のデータセクション31に何のデータも記憶されていない状態が初期状態であるとする。この場合、当然ながら、リスト記憶部32には、リスト自体が記憶されていないか、或いは、各項目には何の内容も記述されていないリスト(以下、このようなリストを空リストと称する)が記憶されている。ただし、以下においては、空リストはリストではないとみなす。即ち、空リストが記憶されていても、何のリストも記憶されていないとみなす。
また、図4に示されるように、バックアップ装置2においても初期状態では当然ながら、ミラーリングセクション61には何のデータも記憶されておらず、ミラーリングリスト記憶部62にはミラーリングリストは記憶されていない。
その後、この図4で示される初期状態の携帯端末1をユーザが持ち運びしている最中に、携帯端末1の状態が図5に示される状態に変化したとする。即ち、図5の携帯端末1に示されるように、図1の外部情報処理装置12から送信されたデータA0がデータセクション31に取り込まれ、かつ、リスト記憶部32には、データA0の内容を含むリストが新たに記憶されたとする。
なお、以下、データK(Kには、任意の符号が割り振られ、図5乃至図10の例では、A0,A1,A2,Bのうちのいずれかの符号が割り振られている)の内容を含むリストを、リストKと称する。このことは、ミラーリングリストや取り込みデータリストについても同様とされる。
即ち、図5の状態では、データセクション31にデータA0が記憶されているので、それに対応するリストA0がリスト記憶部32に記憶されていることになる。
図5の状態の携帯端末1、即ち、データA0が取り込まれ、かつそれに対応するリストA0が記憶された携帯端末1が、バックアップ装置2の図3の携帯端末接続部42に接続されると、バックアップ装置2の図3のミラーリング制御部52はミラーリング処理を開始することになる。
即ち、例えばはじめに、ミラーリング制御部52は、リスト記憶部32に記憶されているリストと、ミラーリングリスト記憶部62に記憶されているミラーリングリストとを比較する。
いまの場合、図5に示されるように、リスト記憶部32にはリストA0が記憶されているのに対して、ミラーリングリスト記憶部62にはミラーリングリストは記憶されていない。
なお、以下、このように、リスト記憶部32とミラーリング記憶部62のうちのいずれか一方にリストが含まれていて、他方に含まれていない場合も、ミラーリング制御部52は、携帯端末1のリストの内容とバックアップ装置2のミラーリングリストの内容とは異なると判断するとする。
そして、携帯端末1のリストの内容とバックアップ装置2のミラーリングリストの内容とは異なると判断した場合、ミラーリング制御部52は、ミラーリングリストの内容を、携帯端末1のリストの内容と一致するように更新する。即ち、更新されたミラーリングリストがミラーリングリスト記憶部62に記憶される。例えばいまの場合、図6に示されるように、ミラーリングリストA0がミラーリングリスト記憶部62に記憶されることになる。
また、ミラーリング制御部52は、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータと、携帯端末1のデータセクション31内のデータとのデータ同期を取る。例えばいまの場合、図6に示されるように、データセクション31に記憶されているデータA0が、ミラーリングセクション61にもミラーリングデータとして記憶されることになる。
さらに、ミラーリング制御部52は、取り込データリスト記憶部64に取り込みデータリストが存在するか否かを判定する。
図6の状態では、取り込みデータリスト記憶部64に取り込みデータリストが存在しないと判定されることになる。この場合、図6にも示されるように、携帯端末1に取り込ませるべき種類のデータ、即ち、取り込みデータも当然ながら存在しないので、ミラーリング処理は終了となる。
このようにしてミラーリング処理が一度終了した後に、ユーザが、この図6の状態の携帯端末1をバックアップ装置2から取り外し、持ち運びしたとする。さらに、この携帯端末1の状態が、持ち運びの最中に図7に示される状態に変化したとする。即ち、図7の携帯端末1に示されるように、データセクション31内のデータがデータA0からデータA1に変化し、それに伴い、リスト記憶部32に記憶されたリストもリストA0からリストA1に更新されたとする。さらに、今度は、図7のバックアップ装置2に示されるように、取り込みデータセクション63には、取り込みデータとしてデータBが新たに記憶され、それに伴い、取り込みデータリスト記憶部64には取り込みデータリストBが新たに記憶されたとする。
この場合も、ミラーリング制御部52は、リスト記憶部32に記憶されているリストと、ミラーリングリスト記憶部62に記憶されているミラーリングリストとを比較する。
図7の状態の場合、リスト記憶部32にはリストA1が記憶されているのに対して、ミラーリングリスト記憶部62にはミラーリングリストA0が記憶されている。従って、図7の状態の場合も、ミラーリング制御部52は、携帯端末1のリストの内容とバックアップ装置2のミラーリングリストの内容とが異なると判定し、ミラーリングリストの内容を、携帯端末1のリストの内容と一致するように更新する。即ち、更新されたミラーリングリストがミラーリングリスト記憶部62に記憶される。例えばいまの場合、図8に示されるように、ミラーリングリストA1がミラーリングリスト記憶部62に記憶されることになる。
また、ミラーリング制御部52は、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータと、携帯端末1のデータセクション31内のデータとのデータ同期を取る。例えばいまの場合、図8に示されるように、データセクション31に記憶されているデータA1が、ミラーリングデータとしてミラーリングセクション61にも記憶されることになる。
さらに、ミラーリング制御部52は、取り込データリスト記憶部64に取り込みデータリストが存在するか否かを判定する。図8の状態の場合、取り込みデータリスト記憶部64には取り込みデータリストBが記憶されているので、取り込みデータリストが存在すると判定され、次のような処理が実行されることになる。
即ち、ミラーリング制御部52は、取り込みデータリストを参照して、取り込みデータセクション63に記憶された取り込みデータを、ミラーリングセクション61内に移動させ、ミラーリングデータに追加する。
なお、本明細書においては、第1の記録媒体から第2の記録媒体へのデータの移動と、第1の記録媒体のデータの第2の記録媒体への複製(コピー)、或いは、第1の記録媒体のデータの第2の記録媒体へのバックアップとを明確に区別する。即ち、第1の記録媒体から第2の記録媒体へのデータの移動とは、第2の記録媒体にデータが記憶されると、第1の記録媒体のデータは削除されることを指す。これに対して、データの複製(コピー)、或いは、ミラーリングでは、データは削除されずに第1の記録媒体と第2の記録媒体のいずれにも残る。
例えばいまの場合、図9に示されるように、取り込みデータセクション63に取り込みデータとして記憶されていたデータBは、ミラーリングセクション61に移動され、ミラーリングデータに追加される。即ち、ミラーリングデータが、これまでのデータA1から、このデータA1にデータBが付加されたデータA2に更新される。また、取り込みデータセクション63に記憶されていたデータBは削除される。
これに伴い、ミラーリング制御部52は、ミラーリングリスト記憶部62に記憶されたミラーリングリストを更新する。即ち、ミラーリングリスト制御部52は、ミラーリングデータとして新たに追加された取り込みデータの内容を、ミラーリングリストに追加する。例えばいまの場合、図9に示されるように、ミラーリングリストが、これまでのミラーリングリストA1から、そのミラーリングリストA1に取り込みデータリストBが追加されたミラーリングリストA2に更新される。
また、取り込みデータセクション63内の取り込みデータの削除に伴い、ミラーリング制御部52は、取り込みデータリスト記憶部64内の取り込みデータリストも削除する。なお、ここでいう取り込みデータリストの削除とは、取り込みデータリスト自体を削除することの他、取り込みデータの全ての内容を削除して空リストにすることも含む。
例えばいまの場合、図9に示されるように、取り込みデータリスト記憶部64から取り込みデータリストBが削除される。或いは、取り込みデータBが取り込みデータセクション63からミラーリングセクション61に移動されたことに伴い、対応する取り込みデータリストBも、取り込みデータリスト記憶部64からミラーリングリスト記憶部62に移動されたと捉えてもよい。
いずれにしても、ミラーリングリスト記憶部62内のミラーリングリストが更新されることになる。即ち、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータが更新されることになる。従って、更新後の時点においては、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータと、携帯端末1のデータセクション31内のデータとは同期が取れていないことになる。例えばいまの場合、携帯端末1のデータセクション31には、データA1が引き続き記憶されている一方、ミラーリングセクション61には、そのデータA1に加えて取り込みデータBも付加されたデータA2がミラーリングデータとして記憶されており、両者の同期が取れていない。
そこで、ミラーリング制御部52はさらに、携帯端末1のリスト記憶部32内のリストの内容を、ミラーリングリスト記憶部62内のミラーリングリストと一致するように更新する。即ち、更新されたリストがリスト記憶部32に記憶される。例えばいまの場合、図10に示されるように、ミラーリングリストA2と同一内容のリストA2がリスト記憶部32に記憶されることになる。
また、ミラーリング制御部52は、携帯端末1のデータセクション31内のデータと、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータとのデータ同期を再度取る。即ち、ミラーリング制御部52は、ミラーリングセクション61内のミラーリングデータの中から、取り込みデータを削除せずに読み出して、携帯端末接続部42を介して携帯端末1に送信する。すると、携帯端末1は、その取り込みデータをデータセクション31に記憶させる。これにより、バックアップ装置2のミラーリングセクション61内のミラーリングデータと、携帯端末1のデータセクション31内のデータとのデータ同期が取られることになる。例えば上述した図9の状態の場合、ミラーリングセクション61内のデータA2のうちの取り込みデータBが削除されずに抽出されて、携帯端末1のデータセクション31にも記憶されることになる。その結果、図10に示されるように、携帯端末1のデータセクション31とミラーリングリストセクション61とのそれぞれには、同一のデータA2が記憶されるのである。即ち、携帯端末1のデータセクション31とバックアップ装置2のミラーリングセクション61とのデータ同期が取られるのである。
以上、図1乃至図3を参照して、本発明が適用される携帯端末1とバックアップ装置2の機能的構成例について説明した。そして、その後、図4乃至図10を参照して、バックアップ装置2のミラーリング制御部52が実行するミラーリング制御の具体例について説明した。
次に、図11のフローチャートを参照して、図3のバックアップ装置2の処理について説明する。
ステップS1において、バックアップ装置2の主制御部41は、新たなデータが供給されたか否かを判定する。
データ入力部44またはユーザ操作部45から入力データ振り分け部51に新たなデータが供給された場合、ステップS1において、新たなデータが供給されたと判定され、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、入力データ振り分け部51は、上述したように、供給されたデータの種類が取り込みデータに対応する第1の種類の場合には、取り込みデータセクション63にそのデータを記憶させ、供給されたデータが第1の種類とは異なる第2の種類のデータの場合には、他データセクション63にそのデータを記憶させる。その後、処理はステップS5に進むが、ステップS5の処理については後述する。
なお、以下、このようなステップS2の処理を、「データ取り込み処理」と称する。この「データ取り込み処理」の詳細については、図12のフローチャートを参照して後述する。
これに対して、データ入力部44とユーザ操作部45とのいずれからも入力データ振り分け部51に対して新たなデータが供給されていない場合、ステップS1において、新たなデータが供給されていないと判定され、処理はステップS3に進む。
ステップS3において、主制御部41は、携帯端末1が携帯端末接続部42に接続されたか否かを判定する。
ステップS3において、携帯端末1が接続されたと判定された場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、主制御部41のミラーリング制御部52は、図4乃至図10を用いて上述したような「ミラーリング処理」を実行する。なお、この「ミラーリング処理」の詳細については、図13のフローチャートを参照して後述する。また、ステップS4の「ミラーリング処理」の終了後、処理はステップS5に進むが、ステップS5の処理については後述する。
これに対して、ステップS3において、携帯端末1が接続されていないと判定された場合、処理はステップS5に進む。
以上説明したように、結局、ステップS2の「データ取り込み処理」が終了するか、ステップS4の「ミラーリング処理」が終了するか、或いは、ステップS3の処理で携帯端末が接続されていないと判定されると、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、主制御部41は、処理の終了が指示されたか否かを判定する。
例えば、バックアップ装置2の図示せぬ電源が落とされた場合等には、ステップS5において、処理の終了が指示されたと判定され、処理は終了する。
これに対して、ステップS5において、処理の終了がまだ指示されていないと判定された場合には、処理はステップS1に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
主制御部41は、このようにして「データ取り込み処理」および「ミラーリング処理」のそれぞれの開始タイミングを制御している。
換言すると、「データ取り込み処理」および「ミラーリング処理」のそれぞれは、開始タイミングについては管理されているが、それ以外については特に管理されていない。即ち、「データ取り込み処理」および「ミラーリング処理」のそれぞれは相互に独立した処理とされている。
以下、図12と図13のそれぞれのフローチャートを参照して、「データ取り込み処理」および「ミラーリング処理」のそれぞれの詳細例について、その順番に個別に説明していく。
はじめに、図12のフローチャートを参照して、「データ取り込み処理」の詳細例について説明する。
ステップS11において、主制御部41の入力データ振り分け部51は、データ入力部44またはユーザ操作部45から供給されたデータを取得する。
ステップS12において、入力データ振り分け部51は、ステップS11の処理で取得されたデータは、取り込みデータであるか否かを判定する。このとき、入力データ振り分け部51は、例えばユーザ操作部45から予め入力された上述した設定情報、即ち、携帯端末1に取り込ませるべき第1の種類とそれ以外の第2の種類とに分類する規則に従って、ステップS12の判定処理を実行する。
入力データ振り分け部51は、ステップS12において、取り込みデータであると判定した場合、ステップS13において、ステップS11の処理で取得されたデータを取り込みデータセクション63に記憶させる。これにより、「データ取り込み処理」は終了となる。即ち、図11のステップS2の処理が終了し、処理は上述したステップS5に進むことになる。
これに対して、入力データ振り分け部51は、ステップS12において、取り込みデータではないと判定した場合、ステップS14において、ステップS11の処理で取得されたデータを他データセクション65に記憶させる。これにより、「データ取り込み処理」は終了となる。即ち、図11のステップS2の処理が終了し、処理は上述したステップS5に進むことになる。
以上、図12のフローチャートを参照して、「データ取り込み処理」の詳細例について説明した。
次に、図13のフローチャートを参照して、「ミラーリング処理」の詳細例について説明する。
ステップS21において、図3のバックアップ装置2のミラーリング制御部52は、携帯端末1内のリストと、バックアップ装置2内のミラーリングリストとを比較する。
ステップS22において、ミラーリング制御部52は、ステップS21の処理結果が「異なる」という比較結果であるか否かを判定する。
例えば、上述した図5の状態や図7の状態の場合、ステップS22において、「異なる」という比較結果であると判定され、即ち、YESであると判定されて、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、ミラーリング制御部52は、バックアップ装置2内のミラーリングリストの内容を、携帯端末1内のリストの内容と一致するように更新する。また、ステップS24において、ミラーリング制御部52は、バックアップ装置2内のミラーリングデータを、携帯端末1のデータセクション31内のデータと同期させる。
例えば、ステップS23の処理の開始時点の状態が上述した図5の状態であった場合、ステップS23とS24の処理の結果、上述した図6の状態に変化する。また、ステップS23の処理の開始時点の状態が上述した図7の状態であった場合、ステップS23とS24の処理の結果、上述した図8の状態に変化する。
これに対して、ステップS22において、「異なる」という比較結果ではないと判定された場合、即ち、携帯端末1内のリストと、バックアップ装置2内のミラーリングリストとが一致し、その結果、NOであると判定された場合、当然ながら、バックアップ装置2内のミラーリングデータと、携帯端末1のデータセクション31内のデータとは既に同期が取れているので、ステップS23とS24の処理は実行されずに、処理はステップS25に進む。
このようにして、ステップS22の処理でNOであると判定されるか、或いは、ステップS22の処理でYESであると判定された後にステップS23とS24の処理が実行されると、処理はステップS25に進む。
ステップS25において、ミラーリング制御部52は、バックアップ装置2内の取り込みデータリストが存在するかを確認する。そして、ステップS26において、ミラーリング制御部52は、ステップS25の処理結果が「存在する」という確認結果であるか否かを判定する。
上述したように、取り込みデータリスト記憶部64に取り込みデータリスト自身が記憶されていない場合、或いは、取り込みデータリスト記憶部64に取り込みデータリスト自身が記憶されていても、その取り込みデータリストが空リストの場合、ステップS26において、「存在する」という確認結果ではないと判定されて、即ち、NOであると判定されて、「ミラーリング処理」は終了となる。
例えばステップS25の処理の開始時点の状態が上述した図6の状態である場合、ステップS26においてNOであると判定されて、「ミラーリング処理」は終了となる。
「ミラーリング処理」が終了すると、即ち、図11のステップS4の処理が終了すると、処理は上述したステップS5に進む。
これに対して、取り込みデータリスト記憶部64に取り込みデータリスト自身が記憶されており、その取り込みデータリストに内容が含まれている場合、即ち、取り込みデータリストが空リストではない場合、ステップS26において、「存在する」という確認結果であると判定されて、即ち、YESであると判定されて、処理はステップS27に進む。
例えばステップS25の処理の開始時点の状態が上述した図8の状態である場合、ステップS26において、YESであると判定されて、処理はステップS27に進む。
ステップS27において、ミラーリング制御部52は、取り込みデータリストを参照して、取り込みデータを移動してミラーリングデータに追加する。即ち、ステップS27において、ミラーリング制御部52は、ミラーリングデータをさらに更新するとともに、移動元の取り込みデータ、即ち、図3の取り込みデータセクション63内の取り込みデータを削除する。
また、ステップS28において、ミラーリング制御部52は、ミラーリングリストの内容を更新するとともに、即ち、ステップS27の処理で追加された取り込みデータの内容をミラーリングリストに追加するとともに、取り込みデータリストを削除する。なお、上述したように、取り込みデータリストを空リストにすることも、削除することに含む。
例えば、ステップS27の処理の開始時点の状態が上述した図8の状態であった場合、ステップS27とS28の処理の結果、上述した図9の状態に変化する。
さらに、ステップS29において、ミラーリング制御部52は、携帯端末1内のリストの内容を、バックアップ装置2内のステップS28の処理で更新されたミラーリングリストの内容と一致するように更新する
また、ステップS30において、ミラーリング制御部52は、携帯端末1内のデータを、バックアップ装置2内のステップS27の処理で更新されたミラーリングデータと同期させる。
例えば、ステップS29の処理の開始時点の状態が上述した図9の状態であった場合、ステップS29とS30の処理の結果、上述した図10の状態に変化する。
ステップS30の処理が終了すると、「ミラーリング処理」も終了する。即ち、図11のステップS4の処理が終了すると、処理は上述したステップS5に進む。
以上、図13のフローチャートを参照して、「ミラーリング処理」の詳細例について説明した。
なお、取り込みデータも含めて、携帯端末1とバックアップ装置2との間でデータ同期が取られれば、処理の順番は特に図13のフローチャートの順番に限定されない。
例えば、ステップS24の処理が先に実行された後、ステップS24の処理が実行されてもよい。同様に、例えばステップS28の処理が先に実行された後、ステップS27の処理が実行されてもよい。また、例えばステップS30の処理が先に実行された後、ステップS29の処理が実行されてもよい。
また、取り込みデータセクション63に記憶されていた取り込みデータは、ミラーリングセクション61ではなく携帯端末1に先に移動された後、携帯端末1とバックアップ装置2との間でデータ同期が取られてもよい。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることができる。
この場合、図1の携帯端末1とバックアップ装置2のそれぞれは、例えば図14に示されるように構成することができる。
図14において、CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記録されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
従って、携帯端末1の図2の制御部21や、バックアップ装置2の図3の主制御部41が、CPU101、ROM102、および、RAM103に対応すると言える。この場合、図3のミラーリング制御部52や入力データ振り分け部51は、例えばCPU101が実行するプログラムで構成することができる。
CPU101、ROM102、およびRAM203は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、入力部106、出力部107、記憶部108、通信部109、および、他装置接続部110が接続されている。
入力部106は、例えば、キー群、出力部107の表示部も兼ねたタッチパネル、キーボード、マウスなどの入力機器で構成される。即ち、入力部106は、例えば図2のユーザ操作部22や図3のユーザ操作部45に対応する。
出力部107は、例えば、ディスプレイ等の表示部単体、スピーカやヘッドフォン出力端子等の音声出力部単体、または、それらの組合せで構成される。即ち、出力部107は、例えば図2の出力部25に対応する。
記憶部108は、例えばハードディスクなどで構成される。即ち、記憶部108は、例えば、図2の記憶部24や図3の記憶部43に対応する。即ち、図2のデータセクション31およびリスト記憶部32、並びに、図3のミラーリングセクション61乃至他データセクション65は、この記憶部108の一領域として構成される。
通信部109は、例えばモデム、ターミナルアダプタ、無線通信機器などより構成され、他の情報処理装置との間の通信を制御する。この場合、通信部109は、インターネットを含むネットワークを介在する通信を制御することもできる。即ち、通信部109は、図2のデータ入力部23や図3のデータ入力部44に対応する。
他装置接続部110は、特定の他の情報処理装置と電気的に接続する機能を有する。即ち、他装置接続部110は、図2のバックアップ装置接続部26や図3の携帯端末接続部42に対応する。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ111が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体112が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
ところで、上述した一連の処理もソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
このようなプログラムを含む記録媒体は、図14に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体(パッケージメディア)112により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記憶部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置や処理部により構成される装置全体を表すものである。
1 携帯端末, 2 バックアップ装置, 11,12 外部情報処理装置, 21 制御部, 22 ユーザ操作部, 23 データ入力部, 24 記憶部, 25 出力部, 26 バックアップ装置接続部, 31 データセクション, 32 リスト記憶部, 41 主制御部, 42 携帯端末接続部, 43 記憶部, 44 データ入力部, 45 ユーザ操作部, 51 入力データ振り分け部51 ミラーリング制御部, 61 ミラーリングセクション, 62 ミラーリングリスト記憶部, 63 取り込みデータセクション, 64 取り込みデータリスト記憶部, 65 他データセクション, 101 CPU, 102 ROM, 103 RAM, 108 記憶部, 109 通信部, 110 他装置接続部, 111 ドライブ, 112 リムーバブル記録媒体
Claims (4)
- 第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、
第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記データのうちの所定の種類のデータを、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、前記記憶手段のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御手段と、
前記第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、
前記接続手段に前記第1の他の情報処理装置が接続された場合、前記第2の領域に記憶されている前記取り込みデータを前記第1の領域または前記第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、前記第1の他の情報処理装置内のデータと、前記第1の領域に記憶されている前記バックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - データの種類を、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき第1の種類と、それ以外の第2の種類とに分類する規則を設定する設定手段をさらに備え、
前記記憶制御手段は、前記設定手段により設定された前記規則に従って、前記取得手段により取得された前記データを前記第1の種類と前記第2の種類のうちのいずれか一方に分類し、前記取得手段により取得された前記データのうちの前記第1の種類に分類されたデータを前記取り込みデータとして前記第2の領域に記憶させる制御を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、
前記第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、
第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段と
を備える情報処理装置の情報処理方法において、
前記取得手段により取得された前記データのうちの所定の種類のデータを、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、前記記憶手段のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御ステップと、
前記接続手段に前記第1の他の情報処理装置が接続された場合、前記第2の領域に記憶されている前記取り込みデータを前記第1の領域または前記第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、前記第1の他の情報処理装置内のデータと、前記第1の領域に記憶されている前記バックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御ステップと
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 第1の他の情報処理装置内に記憶されたデータのバックアップデータを記憶する第1の領域を有する記憶手段と、
前記第1の他の情報処理装置と電気的に接続する接続手段と、
第2の他の情報処理装置から供給されてきたデータを取得する取得手段と
を備えるバックアップ装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記取得手段により取得された前記データのうちの所定の種類のデータを、前記第1の他の情報処理装置に取り込ませるべき取り込みデータとして、前記記憶手段のうちの前記第1の領域とは異なる第2の領域に記憶させる制御を行う記憶制御ステップと、
前記接続手段に前記第1の他の情報処理装置が接続された場合、前記第2の領域に記憶されている前記取り込みデータを前記第1の領域または前記第1の他の情報処理装置に移動させて記憶させる第1の制御を行った後、前記第1の他の情報処理装置内のデータと、前記第1の領域に記憶されている前記バックアップデータとのデータ同期を取る第2の制御を行うデータ同期制御ステップと
を含むことを特徴とするプログラム。
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