JP2006005423A - ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体 - Google Patents

ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2006005423A
JP2006005423A JP2004176794A JP2004176794A JP2006005423A JP 2006005423 A JP2006005423 A JP 2006005423A JP 2004176794 A JP2004176794 A JP 2004176794A JP 2004176794 A JP2004176794 A JP 2004176794A JP 2006005423 A JP2006005423 A JP 2006005423A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber line
digital subscriber
modem
call
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004176794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Yamanaka
貴晴 山中
Takeo Sasai
健雄 笹井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Telecom Networks Ltd filed Critical Fujitsu Telecom Networks Ltd
Priority to JP2004176794A priority Critical patent/JP2006005423A/ja
Publication of JP2006005423A publication Critical patent/JP2006005423A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】 本発明は、ディジタル加入者線モデムと、情報処理装置と、これらのディジタル加入者線モデムおよび情報処理装置を実現するプログラムと、そのプログラムが格納された記憶媒体とに関し、ディジタル加入者線を十分に活用できることを目的とする。
【解決手段】 ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適合した電話機と、このディジタル加入者線を介するデータ通信網へのアクセスに供される情報端末との双方と、その加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムにおいて、信号方式に基づくディジタル情報の送信と受信との双方または何れか一方に供されるアナログモデムと、アクセスの妨げとなる障害と、その障害の予兆との双方または何れか一方が検出されたときに、電話機に代えてアナログモデムをインタフェースの対象に設定し、このアナログモデムをアクセスに供する制御手段とを備えて構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログの加入者線が周波数多重化方式に基づいて共用されることによって形成されるディジタル加入者線と、そのディジタル加入者線を介してデータ通信網に対するアクセスする情報端末とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムと、そのディジタル加入者線モデムの機能の一部をソフトウエアによって実現する情報処理装置と、これらのディジタル加入者線モデムおよび情報処理装置を実現するプログラムと、そ
のプログラムが格納された記憶媒体とに関する。
近年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)その他のディジタル加入者線は、既設のアナログの加入者線が周波数多重化方式に基づいて共用されることにより安価に高速のデータ通信サービスの提供が可能であるために、急速に、かつ広く普及しつつある。
図3は、ADSLを介してデータ通信サービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。
図において、ADSLを介するデータ通信サービスの提供を受ける加入者の宅内に加入者線21が引き込まれ、その加入者線21にADSLモデム22が接続される。このADSLモデム22には、アナログの電話機23と、情報端末であるパーソナルコンピュータ(PC)24とが接続される。
一方、このような加入者線21を収容する交換局では、その加入者線21は、スプリッタ31を介して加入者線交換機32の対応するライン回路と、DSLAM(Digital Subscriber Line Multiplexer)33の対応するポートとに接続される。また、加入者線交換機32は公衆電話網34に接続され、かつDSLAM33はインタネット等のIP網35に接続される。
また、ADSLモデム22は、図4に示すように、下記の要素から構成される。
・ 加入者線21に接続されたスプリッタ41
・ スプリッタ41の一方の端子に並列に接続されたフック検出部42
・ そのフック検出部42を介してスプリッタ41の一方の端子に接続された着信検出部43
・ この着信検出部43と共に、フック検出部42を介してスプリッタ41の一方の端子に共通接点が接続されたスイッチ44-t、44-r
・ これらのスイッチ44-t、44-rの共通接点にそれぞれ接続された2つのブレーク接点と、電話機23に接続された2つの共通接点とを有するスイッチ45
・ スイッチ44-t、44-rのメーク接点に一次巻き線の両端が接続されたトランス46
・ このトランス46の二次巻き線の両端に個別に接続された2つのアナログ端子を有するコーデック47
・ 上述したスイッチ45が有する2つのメーク接点に個別に接続された2つのアナログ端子を有し、コーデック47の特定の制御端子に接続された疑似加入者線回路(SLIC)48
・ この疑似加入者線回路48の特定のポートに接続されたフック検出部49
・ 着信検出部43、疑似加入者線回路48およびコーデック47にそれぞれ接続された入出力ポートを有する回線制御部(NCU)50
・ スプリッタ41の他方の端子に接続されたDSL部51
・ 上述したコーデック47、回線制御部50およびDSL部51にそれぞれ接続された入出力ポートを有し、かつLANインタフェース部52を介して既述のパソコン24の通信ポートに接続されたメイン処理部53
このような構成のADSLモデム22では、加入者線21の上りのリンクおよび下りのリンクの伝送帯域を下記の「低域」と「高域」とに分割することによって、「加入者線交換機32を介して公衆電話網34に対するアクセス」と、「ADSLを介するIP網35へのアクセス」とを可能とする。
・ 0ヘルツないし4キロヘルツの帯域に分布し、かつ加入者線交換機32および公衆電話網34に適合した加入者線21の信号方式に基づくライン信号、レジスタ信号および通話信号の伝送に供される「低域」
・ 伝送速度に適応した25キロヘルツ以上の帯域(例えば、伝送速度が1.1メガビット/秒、26メガビット/秒、40メガビット/秒である場合には、それぞれ1.104メガヘルツ、2.2メガヘルツ、3.75メガヘルツに設定される。)に分布し、かつADSLの規格の下でDSLAM33およびIP網35を介して常時接続による広帯域のデータ伝送サービスに供される「高域」
これらの「低域」および「高域」を介する信号の送受の過程で各部によって行われる基本的な処理は、以下の通りに行われる。
(低域)
電話機23は、通常、スイッチ45を介して疑似加入者線回路48に接続される。疑似加入者線回路48は回線制御部50の配下で作動し、かつ電話機23に発信呼が生起した場合には、その電話機23から出力されたレジスタ信号を回線制御部50に引き渡す。
回線制御部50は、そのレジスタ信号を解析することによって着信先が公衆電話網34に収容されていると判断すると、スイッチ44-t、44-rを閉設定し、かつコーデック47に、『「トランス46およびこれらのスイッチ44-t、44-rを介して加入者線21(加入者線交換機32)」に対して、「電話機23によって先行して行われたが、スイッチ45によってその加入者線21(加入者線交換機32)に対する作用が阻止されたオフフックその他の振る舞い」の代行を』を指令する。さらに、回線制御部50は、その代行が完了すると、スイッチ44-t、44-rを開設定し、かつスイッチ45およびフック検出部42を介してスプリッタ41の「低域」に対応した端子に電話機23を接続する。
また、公衆電話網34から電話機23に対する着信呼が生起した場合には、着信検出部43は、加入者線21からスプリッタ41を介して与えられるリンギング信号を検出する。回線制御部50は、このようにして検出されたリンギング信号に応じて上記の着信呼を識別し、かつスイッチ45の共通接点をスプリッタ41(フック検出部42)側に接続する。
すなわち、公衆電話網34を介して通話サービスが提供されるべき発信呼と着信呼との何れが生起した場合にも、最終的には、スイッチ45、フック検出部42およびスプリッタ41を介して加入者線21に接続され、しかも、上述したライン信号、レジスタ信号および通話信号の何れに対してもこれらのスイッチ45、フック検出部42およびスプリッタ41によって特異な処理が施されない。
したがって、電話機23は、この加入者線21に直接接続された場合と同様に操作者が行う操作に応じて発信または着信応答を行い、かつ通話サービスの提供を受けることができる。
(高域)
(1) DSL部51は、ADSLの規格に基づいて高域を物理的に終端してその規格に適合した物理層の処理を行い、かつメイン処理部53は、このような高域を所定の通信レイヤ(IPレイヤ)で終端する。メイン処理部53は、その高域を介してIP網35にアクセスするパソコン24との間にLANインタフェース部52を介して形成される通信リンクをMAC層で終端し、そのMAC層と上述したIPレイヤとのインタフェースをとる。
(2) また、電話機23がIP電話の端末として作動する場合には、各部は、下記の通りに作動する。
・ 回線制御部50は、メイン処理部53の配下で疑似加入者線回路48、コーデック47、スイッチ44-t、44-rおよび着信検出部43の振る舞いを統括する。
・ 疑似加入者線回路48は、このような統括の下でスイッチ45を介して加入者線21および加入者線交換機32を模擬し、かつフック検出部49と連結することによって電話機23の発信や終話等を意味する「オンフック」、「オフフック」の状態を検出する。
・ さらに、疑似加入者線回路48は、電話機23に発信呼が生起した場合には、その電話機23によって与えられたレジスタ信号を回線制御部50に引き渡す。
・ 回線制御部50は、規定の手順に基づいて該当する発信呼の呼設定を行う。
・ このような呼設定の過程では、回線制御部50は上述したレジスタ信号として電話機23から与えられた番号をメイン処理部53に引き渡し、そのメイン処理部53は、DSL部51およびスプリッタ41を介してIP網に設置されたSIP(SMDS(Distributed Queue Dual Bus) Interface Protocol) サーバ等と連係することによって、この番号をIPアドレスに変換する。
・ さらに、回線制御部50は上記の呼設定の手順に基づいてコーデック47の動作を制御し、そのコーデック47は、疑似加入者線回路48、メイン処理部53およびDSL部51の連係の下で、電話機23とその電話機23の通話相手との間で相互に伝送される通話信号の変換(「アナログの通話信号」と「VoIPに適合したパケットの列」との変換)を行う。
なお、本発明に関連する先行技術としては、例えば、後述する特許文献1に記載されるように、「端末蔵置と公衆網との間を結ぶ通信回線に高速通信機能を実現させ、この通信回線を伝送するデータの通信速度が予め設定した最低通信速度以下になり、かつその通信回線が所定の時間以上継続して無通信状態になったとき、自己を再起動して予め決定されている最大通信速度でこの通信回線の通信を立ち上げる点」に特徴があるADSLモデム並びにADSLの通信速度自動復旧システム、そのシステムを実現する方法、この方法をコンピュータに実行させるプログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体がある。
特開2003−264603号公報
しかし、上述した従来例では、インタネットを介するブロードバンドのデータ伝送サービスに必要な伝送速度が安価に達成されても、ADSLが本質的に外来ノイズその他の外乱に対して脆弱であるために、例えば、「ユーザの宅内のセキュリテイにかかわる情報を収集し、かつ非常時に該当する情報を上位の装置に確実に、しかも速やかに転送する装置」には、適用され難かった。
すなわち、ADSLは、安価に、かつ高速に多量の情報の伝送を実現可能であるにもかかわらず、実時間による重要な情報の伝送、あるいは高い信頼性が厳しく要求されるサービスの提供やアプリケーションには馴染まず、適用可能な用途には限りがあった。
なお、従来、このような用途はISDN回線が適用されることによって実現される場合があったが、このようなにISDN回線は、ADSLに比べてコスト高であり、かつ伝送速度は必ずしも十分に高くはなかった。
本発明は、構成が大幅に変更されることなくディジタル加入者線の利点の十分な活用に併せて、高い信頼性が実現されるディジタル加入者線モデムおよび情報処理装置と、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムと、そのプログラムが記録された記憶媒体とを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適合した電話機と、このディジタル加入者線を介するデータ通信網へのアクセスに供される情報端末との双方と、その加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムにおいて、アナログモデムは、信号方式に基づくディジタル情報の送信と受信との双方または何れか一方に供される。制御手段は、アクセスの妨げとなる障害と、その障害の予兆との双方または何れか一方が検出されたときに、電話機に代えてアナログモデムをインタフェースの対象に設定し、このアナログモデムを上述したアクセスに供する。
すなわち、上述した障害または予兆が検出された場合であっても、ディジタル加入者線として共用される加入者を介するデータ通信網へのアクセスの続行が可能となる。
したがって、ディジタル加入者線は、そのディジタル加入者線の脆弱性に起因する信頼性の低下が軽減されるため、多様なアプリケーションやデータ伝送に対する適用が可能となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、制御手段は、障害または予兆が検出されたときにディジタル加入者線を介してデータ通信網へのアクセスが行われている場合に、アナログモデムを介してそのデータ通信網との間にこのアクセスの続行に供される通信セッションを確立する。
すなわち、ディジタル加入者線を介する伝送情報の伝送の過程で上述した障害または予兆が検出された場合であっても、その伝送の続行または再開が可能となる。
したがって、内容が重要であり、かつ高い伝送品質が要求される伝送情報の伝送に対するディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、制御手段は、障害または予兆が検出されたときに、電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のためにデータ通信網へのアクセスが行われている場合に、これらの呼設定または通話の続行に必要な通信セッションを確立することなく、この電話機による発信または着信応答の環境を確立する。
すなわち、電話機に生起した呼は、ディジタル加入者線を介する呼設定の続行または通話信号の伝送が保証されず、あるいは損なわれる可能性がある場合には、モデムおよび加入者線を介して確度高く続行される。
したがって、高い伝送品質が要求される通話サービスに対しても、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項2に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、制御手段は、ディジタル加入者線を介して送信されるべき伝送情報を通信セッションの確立の過程で蓄積し、その通信セッションが確立した後に、アナログモデムを介してデータ通信網にこれらの蓄積された伝送情報を送信する。
すなわち、このような送信は、その送信の過程で上述した障害または予兆が検出された場合であっても、伝送情報が欠落することなく続行される。
したがって、内容が重要であり、かつ伝送品質に併せて信頼性が高く要求される伝送情報の伝送にも、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項5に記載の発明では、ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適合した電話機と、このディジタル加入者線を介するデータ通信網へのアクセスに供される情報端末との双方と、その加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムにおいて、通知手段は、アクセスの妨げとなる障害とその障害の予兆との双方または何れか一方を情報端末に通知する。
すなわち、情報端末は、上述した電話機に代わるアナログモデムを介して既述のデータ通信網のアクセスを続行する契機を得ることができる。
したがって、本発明にかかわるディジタル加入者線モデムでは、このようなアクセスの続行および契機の識別にかかわる処理が情報端末によって行われることによって、負荷が軽減され、かつ構成が簡略化される。
請求項6に記載の発明では、請求項5に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、通知手段は、障害と予兆との双方または何れか一方が検出されたときに、データ通信網へのアクセスが電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のために行われている場合に、その旨を情報端末に通知する。
すなわち、情報端末は、上述した障害や予兆が検出された場合であっても、既述の呼設定または通話の続行を実現する処理が起動される契機を得ることができる。
したがって、本発明にかかわるディジタル加入者線モデムでは、このような処理と契機の識別とが情報端末によって行われることによって、負荷が軽減され、かつ構成が簡略化される。
請求項7に記載の発明では、ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適応した電話機とディジタル加入者線を介してデータ通信網にアクセスする情報端末との何れか一方と、加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムに併せて、信号方式に基づくディジタル情報の送信と受信との双方または何れか一方に供されるアナログモデムと連係し、かつ情報処理を行う情報処理装置において、制御手段は、アクセスの妨げとなる障害、またはその障害の予兆が検出されたときに、電話機に代えてアナログモデムをインタフェースの対象に設定し、このアナログモデムを上述したアクセスに供する。
すなわち、このようなインタフェースの対象の切り替えと、アナログモデムを介するデータ通信網へのアクセスとを実現する機能がディジタル加入者線モデムに備えられない場合であっても、既述の障害または予兆が検出された場合には、そのディジタル加入者線モデムと上述した情報処理装置とが連係することによって、請求項1に記載の発明と同様に、加入者線と上述したアナログモデムとを介するデータ通信網へのアクセスの続行が可能となる。
したがって、ディジタル加入者線は、ディジタル加入者線モデムの基本的な構成が変更されることなく、そのディジタル加入者線の脆弱性に起因する信頼性の低下が確度高く軽減され、かつ多様なアプリケーションやデータ伝送に対する適用が可能となる。
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の情報処理装置において、制御手段は、障害または予兆が検出されたときにディジタル加入者線を介してデータ通信網へのアクセスが行われている場合に、アナログモデムおよびディジタル加入者線モデムを介してそのデータ通信網との間にこのアクセスの続行に供される通信セッションを確立する。
すなわち、このような通信セッションの確立を実現する機能がディジタル加入者線モデムに備えられない場合であっても、既述の障害または予兆が検出された場合には、そのディジタル加入者線モデムと上述した情報処理装置とが連係することによって、請求項2に記載の発明と同様に、加入者線と上述したアナログモデムとを介するデータ通信網へのアクセスの続行が可能となる。
したがって、内容が重要であり、かつ高い伝送品質が要求される伝送情報の伝送に対するディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項9に記載の発明では、請求項7に記載の情報処理装置において、制御手段は、障害または予兆が検出されたときに、電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のためにデータ通信網へのアクセスが行われている場合に、これらの呼設定または通話の続行に必要な通信セッションを確立することなく、この電話機による発信または着信応答の環境を確立する。
すなわち、このような発信または着信応答の環境を確立する機能がディジタル加入者線モデムに備えられない場合であっても、ディジタル加入者線を介する呼設定の続行または通話信号の伝送が保証されず、あるいは損なわれる可能性がある場合には、電話機に生起した発信呼または着信呼は、そのディジタル加入者線モデムと上述した情報処理装置とが連係することによって、請求項3に記載の発明と同様に、アナログモデムおよび加入者線を介して確度高く続行される。
したがって、高い伝送品質が要求される通話サービスに対しても、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項10に記載の発明では、請求項8に記載の情報処理装置において、制御手段は、ディジタル加入者線を介して送信されるべき伝送情報を通信セッションの確立の過程で蓄積し、その通信セッションが確立した後に、アナログモデムを介してデータ通信網にこれらの伝送情報を送信する。
すなわち、このような伝送情報の蓄積および送信を実現する機能がディジタル加入者線モデムに備えられず、かつ上述した送信の過程で既述の障害または予兆が検出された場合であっても、その送信は、伝送情報が欠落することなく続行される。
したがって、内容が重要であり、かつ伝送品質に併せて信頼性が高く要求される伝送情報の伝送にも、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
請求項11に記載の発明では、請求項7ないし請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置において、情報端末を兼ねる。
すなわち、本発明にかかわる情報処理装置は、「ディジタル加入者線として共用される加入者線に接続されたディジタル加入者線モデム」と、「そのディジタル加入者線モデムの電話機用端子をその情報処理と電話機との何れか一方の終端するアナログモデム」とを周辺装置として有するパソコンその他の汎用のコンピュータとして構成される。
したがって、ディジタル加入者線の障害、またはその障害の予兆が検出されたときにアナログモデムおよび加入者線を介してデータ通信網に対するアクセスの続行が可能なアクセス網が安価に、かつ高い信頼性で実現される。
上述したように請求項1に記載の発明では、ディジタル加入者線は、そのディジタル加入者線の脆弱性に起因する信頼性の低下が軽減されるため、多様なアプリケーションやデータ伝送に対する適用が可能となる。
また、請求項2、8に記載の発明では、内容が重要であり、かつ高い伝送品質が要求される伝送情報の伝送に対するディジタル加入者線の適用が可能となる。
さらに、請求項3、9に記載の発明では、高い伝送品質が要求される通話サービスに対しても、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
また、請求項4、10に記載の発明では、内容が重要であり、かつ伝送品質に併せて信頼性が高く要求される伝送情報の伝送にも、ディジタル加入者線の適用が可能となる。
さらに、請求項5、6に記載の発明では、負荷が軽減され、かつ構成が簡略化される。
また、請求項7に記載の発明では、ディジタル加入者線は、ディジタル加入者線モデムの基本的な構成が変更されることなく、そのディジタル加入者線の脆弱性に起因する信頼性の低下が確度高く軽減され、かつ多様なアプリケーションやデータ伝送に対する適用が可能となる。
さらに、請求項11に記載の発明では、ディジタル加入者線の障害、またはその障害の予兆が検出されたときにアナログモデムおよび加入者線を介してデータ通信網に対するアクセスの続行が可能なアクセス網が安価に、かつ高い信頼性で実現される。
したがって、これらの発明が適用されたアクセス網では、コストが大幅に増加することなく、伝送情報に併せて、サービス品質および信頼性が高く維持され、かつ付加価値が高められる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一ないし第三の実施形態を示す図である。
本実施形態の構成の特徴は、下記の要素が備えられた点にある。
・ メイン処理部53の配下で作動するアナログモデム11
・ スプリッタ41とフック検出部42との段間に配置され、かつそのスプリッタ41に接続された2つの共通接点と、フック検出部42に拙速された2つのブレーク接点と、上述したアナログモデム11のライン側端子に接続された2つのメーク接点とに併せて、メイン処理部53の特定の出力ポートに接続された制御端子とを有するスイッチ12
図2は、本発明の第一および第二の実施形態におけるメイン処理部の動作フローチャートである。
[第一の実施形態]
以下、図1〜図3を参照して本発明の第一の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、メイン処理部53がアナログモデム11およびスイッチ12と連係することによって行う下記の処理の手順にある。
電話機23に発信呼と着信呼との何れもが生起せず、かつパソコン24がADSLを介してIP網35へアクセスしていない状態では、メイン処理部53は、DSL部51と連係して下記の信号や内容に所定の統計的な処理を時系列の順に反復して施すことによって、既述の高域を介して形成されるADSLの障害とその障害の予兆との双方または何れか一方を検出する(図2(1))。
・ スプリッタ41および加入者線21の高域とを介して送受される信号
・ その信号で示されるパケット等の伝送単位の内容
メイン処理部53は、このような障害または予兆が検出された時点からその検出された障害と予兆との双方が消滅する時点(図2(2))に至る期間(以下、「特定の期間」という。)を識別する。
また、メイン処理部53は、従来例と同様に回線制御部50と連係することによって、下記の契機(1)、(2) を識別する。
(1) 電話機23に新たに生起した発信呼の呼設定が「IP電話網に適応した呼設定の手順に基づくIP網35へのアクセス」として開始される契機
(2) パソコン24によってIP網35に対するアクセルが新たに開始される契機
さらに、メイン処理部53は、これらの契機(1)、(2) の何れかを識別した(図2(3)、(4))場合には、下記の特異な処理を行った後に、アナログモデム11を介してIP網35にアクセスする。
・ スイッチ12を介してスプリッタ41にアナログモデム11を接続する(図2(5))。
・ DSL部51に代えてそのアナログモデム11と連係し、このアナログモデム11を介して公衆電話網34のアクセスポイントにアクセスする(図2(6))。
・ そのアクセスポイントおよびIP網35を介して所望のサーバ等にアクセスする(図2(7))。
このようにADSL(高域)を介する正常なデータ伝送が保証されず、あるいは損なわれる可能性がある場合には、そのデータ伝送は、DSL部51に代えてアナログモデム11が適用されることによって、「低域」を介して確度高く実現される。
すなわち、ADSLを介するデータ伝送が「低域」を介して代替され、あるいは継続されることによって、既述のADSLの脆弱性に起因する信頼性の低下が軽減され、かつ公衆電話網34のトラヒックの分布やアナログモデム11に適用された変調方式の制約の範囲で高い伝送速度が確保される。
したがって、本実施形態によれば、多様なアプリケーションやデータ伝送に対するディジタル加入者線の適用が可能となる。
[第二の実施形態]
以下、図1〜図3を参照して本発明の第二の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、メイン処理部53によって行われる下記の処理の手順にある。
メイン処理部53は、上述した「特定の期間」には、回線制御部50と連係することによって、既述の契機(1)、(2) に併せて、下記の契機(A)、(B) を識別する。
(A) パソコン24によって引き渡された情報がADSLを介してIP網35にパケットとして送信される契機(図2(8))
(B) ADSLを介してIP網35から引き渡されたパケットがパソコン24に転送される契機(図2(9))
さらに、メイン処理部53は、これらの契機(A)、(B) の何れかを識別した場合には、該当するパケットを既定のバッファメモリに蓄積しつつ(図2(10)、(11))下記の処理(1)〜(4)を行う。
(1) スイッチ12を介してスプリッタ41にアナログモデム11を接続する。
(2) DSL部51に代えてそのアナログモデム11と連係し、このアナログモデム11を介して公衆電話網34のアクセスポイントにアクセスする。
(3) そのアクセスポイントおよびIP網35を介して所望のサーバ(上述した情報の引き渡し先または送信元に該当する。)等の間に通信セッションを確立する。以下、これらの処理(1)〜(3)については、単に「通信セッション確立処理」(図2(12)) という。
(4) 上述したアナログモデム11およびアクセスポイントを介してIP網35(上記のサーバ)に対するアクセスを継続することによって、上述したバッファメモリに先行して蓄積されたパケットから優先的に該当するパケットの送受信を行う(図2(13))。
すなわち、パソコン24が送信端または受信端に該当するパケットは、そのパケットのADSLを介する正常な伝送が保証されず、あるいは損なわれる可能性がある場合には、「低域」および公衆電話網34を介して確度高く伝送される。
したがって、本実施形態によれば、内容が重要であり、かつ高い伝送品質が要求されるデータの伝送に対するADSLの適用が可能となる。
なお、本実施形態では、「通信セッション確立処理」が行われる期間には、その「通信セッション確立処理」が完了次第、アナログモデム11を介してIP網35に送信されるパケットが上述したバッファに蓄積されている。
しかし、このようなパケットの蓄積は、メイン処理部53ではなく、パソコン24によって行われ、またはこれらのメイン処理部53とパソコン24との双方で行われてもよく、さらに、これらのパケットの廃棄や欠落が許容され、もしくは上位レイヤの通信手順に基づいて補完される場合には、行われなくてもよい。
[第三の実施形態]
以下、図1および図3を参照して本発明の第三の実施形態の動作を説明する。
本実施形態の特徴は、メイン処理部53によって行われる下記の処理の手順にある。
メイン処理部53は、上述した「特定の期間」には、回線制御部50と連係することによって、既述の契機(1)、(2) に併せて、下記の契機(a)、(b) を識別する。
(a) 電話機23に生起し、かつ存続する完了呼(IP電話網を介して通話信号の伝送が行われる。)にかかわる通話信号が継続して伝送され、あるいはこの完了呼にかかわる何らかの呼設定が継続して行われる契機
(b) 電話機23にIP電話網を介して新たに着信した着信呼の呼設定が「そのIP電話網に適応した呼設定の手順に基づくIP網35へのアクセス」として続行される契機
さらに、メイン処理部53は、これらの契機(a)、(b) の何れかを識別した場合には、下記の処理(1)〜(3)の何れかを行う。
(1) 既述の「通信セッション確立処理」を行った後に、アナログモデム11を介してIP網に対するアクセスを継続する。
(2) 該当する呼の呼設定を速やかに中断し、発信者(通話相手)の再発信に応じた呼処理の過程においてDSL部51に代えてそのアナログモデム11と連係する準備を行う。
(3) 該当する呼の呼設定を速やかに中断し、該当する呼がIP電話網に対する発信呼である場合には、DSL部51に代えてそのアナログモデム11と連係する処理を行う。また、該当する呼が公衆電話網34に対する発信呼である場合には、従来例と同様に電話機23に代わってコーデック47が加入者線宛に発信し、その通話相手の応答に応じて電話機23を呼び出す処理を行うことによって、着信者(通話相手)に対するコールバックの準備を行う。
すなわち、電話機23に生起した発信呼または着信呼は、ADSLを介する正常なデータ伝送が保証されず、あるいは損なわれる可能性がある場合には、これらの呼が不完了呼と完了呼との何れであっても、呼設定および通話信号の伝送が「低域」を介して確度高く保証される。
したがって、本実施形態によれば、高い伝送品質が要求される通話に対するIP電話の適用が可能となる。
なお、本実施形態では、「通信セッション確立処理」が行われる期間には、その「通信セッション確立処理」が完了次第、アナログモデム11を介してIP網35に送信されるパケットがバッファされていない。
しかし、このようなパケットの蓄積は、既述の第二の実施形態と同様に、メイン処理部53によって行われ、あるいは行われなくてもよい。
また、上述した各実施形態では、パソコン24と電話機23との何れも、従来例には備えられなかった機能が付加されることなくADSLの脆弱性に起因する信頼性等の低下が軽減されている。
しかし、本発明は、このような構成に限定されず、例えば、パソコン24のような情報端末の余剰の処理量が活用されることによって、メイン処理部53、DSL部51および回線制御部50によって行われる既述の処理の全てまたは一部が実現され、これらの処理の契機に併せて、演算対象および演算結果の引き渡しがメイン処理部53等との連係の下で行われことによって、本実施形態にかかわるディジタル加入者線モデムの構成の簡略化、節電、低廉化および小型化が図られてもよい。
さらに、このようなパソコン24の余剰の処理量については、例えば、そのパソコン24によって実行される「上記のディジタル加入者線モデムのドライバ」と、「このパソコン24に組み込まれたBIOS(Basic Input Output System)」との双方または何れか一方による活用が可能である。
また、上述した各実施形態では、既述の「高域」に形成されたADSLの規格に適合するADSLに本発明が適用されている。
しかし、本発明は、例えば、下記の何れのディジタル加入者線に適合するディジタル加入者線モデムにも、適用可能である。
・ VDSL(Very High-Bit-Rate Digital Subscriber Line)
・ HDSL(High-Bit-Rate Digital Subscriber Line)
・ SDSL(Symmetric Digital Subscriber Line)
・ IDSL(ISDN Digital Subscriber Line)
・ CDSL(Consumer Digital Subscriber Line)
・ CiDSL(Consumer-installable Digital Subscriber Line)
・ MDSL(Multi(Medium)-Rate Digital Subscriber Line)、
さらに、上述した各実施形態では、パソコン24とIP網35との間におけるデータの伝送に併せて、IP電話の呼設定にかかわる情報と通話信号とに該当するデータの伝送に際して、DSL部51に代えてアナログモデム11が適用されている。
しかし、このようなアナログモデム11によるDSL部51の代替は、例えば、DSLAM33から所定の頻度で与えられ、かつ本発明にかかわるディジタル加入者線モデムの監視制御を実現するパケットに対する応答の伝送に際して同様に行われてもよい。
また、上述した各実施形態では、ADSLの障害とその障害の予兆との検出に適用される基準が具体的に示されていない。
しかし、このような基準は、本発明が適用されるディジタル加入者線の仕様や規格に基づいて上記の障害や予兆を所望の精度および確度で検出できるならば、下記の項目の全てまたは一部に限定されず、多様に設定可能である。
・ 物理層で検出され、かつ適用された変復調方式の下で判定されるシンボル単位の誤差またはその誤差の分布
・ CRCチェックによって検出されたビット誤りの数または頻度
・ パケット等の伝送単位毎に検出されたフレームやヘッダの誤りの数または頻度
さらに、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲において多様な形態による実施形態が可能であり、かつ構成装置の一部もしくは全てに如何なる改良が施されてもよい。
本発明の第一ないし第三の実施形態を示す図である。 本発明の第一および第二の実施形態におけるメイン処理部の動作フローチャートである。 ADSLを介してデータ通信サービスを提供する通信システムの構成例を示す図である。 ADSLモデムの構成例を示す図である。
符号の説明
11 アナログモデム
12 スイッチ
21 加入者線
22 ADSLモデム
23 電話機
24 パソコン(PC)
31,41 スプリッタ
32 加入者線交換機
33 DSLAM
34 公衆電話網
35 IP網
42,49 フック検出部
43 着信検出部
44,45 スイッチ
46 トランス
47 コーデック
48 疑似加入者線回路(SLIC)
50 回線制御部(NCU)
51 DSL部
52 LANインタフェース部
53 メイン処理部

Claims (13)

  1. ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適合した電話機と、このディジタル加入者線を介するデータ通信網へのアクセスに供される情報端末との双方と、その加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記信号方式に基づくディジタル情報の送信と受信との双方または何れか一方に供されるアナログモデムと、
    前記アクセスの妨げとなる障害と、その障害の予兆との双方または何れか一方が検出されたときに、前記電話機に代えて前記アナログモデムを前記インタフェースの対象に設定し、このアナログモデムを前記アクセスに供する制御手段と
    を備えたことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  2. 請求項1に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記障害または前記予兆が検出されたときに前記ディジタル加入者線を介して前記データ通信網へのアクセスが行われている場合に、前記アナログモデムを介してそのデータ通信網との間にこのアクセスの続行に供される通信セッションを確立する
    ことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  3. 請求項1に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記障害または前記予兆が検出されたときに、前記電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のために前記データ通信網へのアクセスが行われている場合に、これらの呼設定または通話の続行に必要な通信セッションを確立することなく、この電話機による発信または着信応答の環境を確立する
    ことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  4. 請求項2に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記制御手段は、
    前記ディジタル加入者線を介して送信されるべき伝送情報を前記通信セッションの確立の過程で蓄積し、その通信セッションが確立した後に、前記アナログモデムを介して前記データ通信網にこれらの蓄積された伝送情報を送信する
    ことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  5. ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適合した電話機と、このディジタル加入者線を介するデータ通信網へのアクセスに供される情報端末との双方と、その加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記アクセスの妨げとなる障害とその障害の予兆との双方または何れか一方を前記情報端末に通知する通知手段を備えた
    ことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  6. 請求項5に記載のディジタル加入者線モデムにおいて、
    前記通知手段は、
    前記障害と前記予兆との双方または何れか一方が検出されたときに、前記データ通信網へのアクセスが前記電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のために行われている場合に、その旨を前記情報端末に通知する
    ことを特徴とするディジタル加入者線モデム。
  7. ディジタル加入者線として共用される加入者線の信号方式に適応した電話機と前記ディジタル加入者線を介してデータ通信網にアクセスする情報端末との何れか一方と、前記加入者線とのインタフェースをとるディジタル加入者線モデムに併せて、前記信号方式に基づくディジタル情報の送信と受信との双方または何れか一方に供されるアナログモデムと連係し、かつ情報処理を行う情報処理装置において、
    前記アクセスの妨げとなる障害、またはその障害の予兆が検出されたときに、前記電話機に代えて前記アナログモデムを前記インタフェースの対象に設定し、このアナログモデムを前記アクセスに供する制御手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  8. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記制御手段は、
    前記障害または前記予兆が検出されたときに前記ディジタル加入者線を介して前記データ通信網へのアクセスが行われている場合に、前記アナログモデムおよび前記ディジタル加入者線モデムを介してそのデータ通信網との間にこのアクセスの続行に供される通信セッションを確立する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  9. 請求項7に記載の情報処理装置において、
    前記制御手段は、
    前記障害または前記予兆が検出されたときに、前記電話機に先行して生起した呼の呼設定または通話のために前記データ通信網へのアクセスが行われている場合に、これらの呼設定または通話の続行に必要な通信セッションを確立することなく、この電話機による発信または着信応答の環境を確立する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項8に記載の情報処理装置において、
    前記制御手段は、
    前記ディジタル加入者線を介して送信されるべき伝送情報を前記通信セッションの確立の過程で蓄積し、その通信セッションが確立した後に、前記アナログモデムを介して前記データ通信網にこれらの伝送情報を送信する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項7ないし請求項10の何れか1項に記載の情報処理装置において、
    前記情報端末を兼ねる
    ことを特徴とする情報処理装置。
  12. 請求項1ないし請求項11の何れかに記載された制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1ないし請求項11の何れかに記載された制御手段としてコンピュータを機能させるためのプログラムが記録され、かつコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
JP2004176794A 2004-06-15 2004-06-15 ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体 Pending JP2006005423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176794A JP2006005423A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004176794A JP2006005423A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006005423A true JP2006005423A (ja) 2006-01-05

Family

ID=35773468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004176794A Pending JP2006005423A (ja) 2004-06-15 2004-06-15 ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006005423A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564628B1 (ja) * 2014-01-29 2014-07-30 ソフトバンクBb株式会社 通信制御装置及びプログラム
CN111133740A (zh) * 2017-09-27 2020-05-08 英国电讯有限公司 故障分析设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5564628B1 (ja) * 2014-01-29 2014-07-30 ソフトバンクBb株式会社 通信制御装置及びプログラム
CN111133740A (zh) * 2017-09-27 2020-05-08 英国电讯有限公司 故障分析设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060018448A1 (en) Routing telephone calls via a data network
US20060140347A1 (en) Network telephone system and main apparatus of the network telephone system
EP1791298A1 (en) A system and method for processing the link fault of the broad band access device
JP3873048B2 (ja) リングバックトーン伝送方法、端末機、リングバックトーン生成方法、およびリングバックトーンを生成するためのシステム
WO2009132562A1 (zh) 语音业务处理方法、装置及系统
JP4368120B2 (ja) 通信路設定方法及び通信路設定システム
US8532147B2 (en) Residential gateway for voice over internet protocol communications
US7436819B2 (en) Communication apparatus and control method thereof
JP2006005423A (ja) ディジタル加入者線モデム、情報処理装置、これらのディジタル加入者線モデムまたは情報処理装置を実現するプログラムおよびそのプログラムが格納された記憶媒体
MXPA06006576A (es) Sistema para probar lineas de abonado y metodo del mismo.
Cisco New Features for the Cisco AS5300
Cisco New Features for the Cisco AS5300
Cisco New Features for the Cisco AS5300
US20060171299A1 (en) Maintaining life line packet-switched telephony services
JP4355532B2 (ja) ゲートウェイ装置、内線電話交換システム及び内線電話交換方法
US20070165651A1 (en) Broad band transmission path modem, radio terminal device, program, and recording medium
JP2005160104A (ja) 非対称型デジタル加入者回線(adsl)の最適動作モード選択の方法とシステム
CN102299813A (zh) 宽带网络终端及其动态调节网络速度的方法
KR100641156B1 (ko) 이동통신 단말기의 VoIP 통화 중 일반 음성 호 수신방법
JP3726281B2 (ja) ナルデータ抑圧・挿入機能を有する電話システム
KR100406234B1 (ko) 억세스 네트워크에서의 브이 5.2 가입자 상태 정보 교환 방법
KR101487518B1 (ko) 액세스 게이트웨이 시스템 및 그 호 처리방법
JP2003087331A (ja) マルチメディア交換システムとその電話交換装置
JP2004112651A (ja) Lan電話システム
JP2005123733A (ja) VoIP通信システム、宅内システム及びVoIP端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20060911

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081028

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090407

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02