JP2006005411A - 異常検出方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 スレーブ局の場合でもVSWR法を実行する。
【解決手段】 基地局装置12が、マスタに指定されている場合に、制御部32は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、変復調部22等は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、基地局装置12に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信する。一方、基地局装置12がスレーブに指定されている場合に、通信対象の基地局装置12に所定のチャネルを割り当て、変復調部22等は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信する。測定部28は、基地局装置12がマスタ基地局装置であって、かつ制御チャネルに割り当てたタイムスロットのタイミングで、VSWR法を実行し、電圧定在波比を測定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異常検出技術に関し、特に装置における異常を検出する異常検出方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システムに関する。
携帯電話システムや簡易型携帯電話システムなどの移動通信システムが普及し、多くのユーザによって使用されている。これらのシステムにおいて、端末装置は、基地局装置から割り当てられたチャネルで所定のデータを通信する。また、ひとつの基地局装置は、複数のチャネルをそれぞれ端末装置に割り当て、これらの端末装置を多重化する。特に、携帯電話システムや簡易型携帯電話システムで、一般的に多重化技術としてTDMA(Time Division Multiple Access)が使用されている。例えば、簡易型携帯電話システムの場合、8タイムスロットでひとつのフレームが構成されており、そのうちの4タイムスロットが下り通信に、残りの4タイムスロットが上り回線に使用されている。この4タイムスロットのうち、1タイムスロットは制御チャネルに、残りの3タイムスロットは通話チャネルに対応する。
さらに、通話チャネルによるデータの伝送効率を向上させるために、複数の基地局装置を接続して、制御チャネルを共通にする技術が検討されている。例えば、簡易型携帯電話システムのふたつの基地局装置を接続し、そのうちのひとつをマスタ側の基地局装置(以下、「マスタ基地局装置」という)に、他方をスレーブ側の基地局装置(以下、「スレーブ基地局装置」という)に予め設定する。マスタ基地局装置は、1フレームにおける上下回線のそれぞれ4タイムスロットを、通常通りに1つの制御チャネルと3つの通話チャネルとして使用する。一方、スレーブ基地局装置は、4タイムスロットをすべて通話チャネルとして使用する(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−102056号公報
移動通信システムにおいて基地局装置が故障した場合、当該基地局装置を介した端末装置のアクセスが不可能になるので、一般的に、通信事業者にとって基地局装置には長期の故障が許されない。そのため、基地局装置は、高い耐久性と自己診断機能を必要とする。特に、自己診断機能によって故障を早期に検出できれば、通信事業者は、基地局装置の交換等の手段によって、基地局装置の長期の故障を防止できる。装置の故障を検出する方法、特に複数のアンテナの異常を検出する方法としては、従来よりVSWR(Voltage Standing Wave Ratio)法が実行されている。VSWR法では、各アンテナからの反射波を検出し、検出した信号をDCに電圧に変換して反射波のレベルを検出する。さらに、反射波のレベルの値が所定のレベルを超えた場合に、アンテナの異常として検出する。
本発明者はこうした状況下、以下の課題を認識するに至った。このようなVSWR法を実行するためには、前提として、何らかの信号を送信する必要がある。しかしながら、通話チャネルに割り当てるべきスロットでは、信号が送信されない場合がある。例えば、端末装置が通話していない場合である。そのため、移動通信システムにおいてVSWR法を実行する場合、定期的に信号が送信されている制御チャネルへの適用が望ましい。一方、スレーブ基地局装置は、タイムスロットを制御チャネルに割り当てないので、VSWR法の実行が困難になる。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、カスケード接続した基地局装置のうちのスレーブ側の基地局装置において、VSWR法を実行する異常検出方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システムを提供することにある。
本発明のある態様は、基地局装置である。この装置は、マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てる制御部と、マスタに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信する通信部と、制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定する測定部と、測定した電圧定在波比にもとづいて、通信部の異常を検出する検出部と、検出部での異常を検出すべき処理が終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるカスケード処理部とを備える。
「チャネル」とは、基地局装置と端末装置などの無線装置間で通信を行うために設定される無線通信路のことをいい、具体的には、FDMA(Frequency Division Multiple Access)の場合は特定の周波数帯域を指し、TDMA(Time Division Multiple Access)の場合は特定のタイムスロットまたはスロットを指し、CDMA(Code Division Multiple Access)の場合は特定の符号系列を指し、SDMA(Space Division Multiple Access)の場合には、特定の空間あるいはパスを指す。ここでは、これらのうちの任意ものとする。
以上の装置により、スレーブに指定されている場合であっても、いずれマスタに指定されるので、制御信号を送信でき、電圧定在波比を測定できる。
本発明の別の態様は、通信システムである。このシステムは、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てることによって、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、制御信号に割り当てたチャネルで測定した電圧定在波比にもとづいて、装置の異常を検出するマスタ側基地局装置と、マスタ側基地局装置に接続されて、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てることによって、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するスレーブ側基地局装置とを備える。このシステムによれば、マスタ側基地局装置が異常を検出すべき処理を終了するタイミングにもとづいて、マスタ側基地局装置とスレーブ側基地局装置の機能を切り替えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、異常検出方法である。この方法は、マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てるステップと、マスタに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するステップと、制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定するステップと、測定した電圧定在波比にもとづいて、通信する機能の異常を検出するステップと、異常を検出するステップが終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるステップとを備える。
割り当てるステップは、スレーブに指定されている場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てなくてもよい。割り当てるステップは、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置を他のチャネルに切り替えてもよい。割り当てるステップは、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置をハンドオーバーさせてもよい。切り替えるステップは、マスタに指定されている場合に、制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルが、他の基地局装置で割り当てられていないことを確認してから、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えてもよい。
本発明のさらに別の態様は、プログラムである。このプログラムは、マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、当該割り当てたチャネルの情報をメモリに記憶するステップと、マスタに指定されている場合は、無線ネットワークを介して、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、無線ネットワークを介して、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するステップと、制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定するステップと、測定した電圧定在波比にもとづいて、通信する機能の異常を検出するステップと、異常を検出するステップが終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、ネットワークを介して、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるステップとをコンピュータに実行させる。
割り当ててメモリに記憶するステップは、スレーブに指定されている場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てなくてもよい。割り当ててメモリに記憶するステップは、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置を他のチャネルに切り替えてもよい。割り当ててメモリに記憶するステップは、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置をハンドオーバーさせてもよい。切り替えるステップは、マスタに指定されている場合に、制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルが、他の基地局装置で割り当てられていないことを確認してから、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えてもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、カスケード接続した基地局装置のうちのスレーブ側の基地局装置において、VSWR法を実行できる。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本発明の実施例1は、簡易型携帯電話システムの基地局装置に関する。本実施例に係る基地局装置は、ふたつの基地局装置がカスケード接続されている。マスタ基地局装置は、制御チャネルに割り当てたタイムスロットでVSWR法によってアンテナ異常検出を実行する。さらに、マスタ基地局装置は、VSWR法の実行終了後、スレーブ基地局装置に対して、「マスタ」と「スレーブ」の役割の切替を指示する。すなわち、当該指示にもとづいて、マスタ基地局装置がスレーブ基地局装置になり、スレーブ基地局装置がマスタ基地局装置になる。その結果、新たなマスタ基地局装置であって、元のスレーブ基地局装置においても、制御チャネルに割り当てたタイムスロットでVSWR法によってアンテナ異常検出を実行できる。
図1は、実施例1に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10と総称される第1端末装置10a、第2端末装置10b、基地局装置12と総称される第1基地局装置12a、第2基地局装置12b、ネットワーク14、監視センタ16、カスケード信号線18を含む。
端末装置10は、ユーザによって操作される通信装置である。ひとつの端末装置10は、第1基地局装置12aあるいは第2基地局装置12bに接続する。ここでは、通信システム100として、簡易型携帯電話システムを想定するため、端末装置10は基地局装置12から割当てられたチャネルで通信する。
基地局装置12は、いずれか一方がマスタ基地局装置となり、他方がスレーブ基地局装置となって、端末装置10にチャネルを割当て、当該端末装置10と通信する。すなわち、第1基地局装置12aがマスタ基地局装置の場合は第2基地局装置12bがスレーブ基地局装置になり、第1基地局装置12aがスレーブ基地局装置の場合は第2基地局装置12bがマスタ基地局装置になる。なお、マスタ基地局装置とスレーブ基地局装置の切り替えは、所定のタイミングでマスタ基地局装置からの指示にもとづいて行われるものとする。
マスタ基地局装置に対応した基地局装置12(以下、単に「マスタ基地局装置」という)は、複数のタイムスロットのうちの1組の上下回線のタイムスロットを制御チャネルに割り当て、残りのタイムスロットを通信チャネルに割り当てる。スレーブ基地局装置に対応した基地局装置12(以下、単に「スレーブ基地局装置」という)は、複数のタイムスロットのすべてを通信チャネルに割り当てる。スレーブ基地局装置は、カスケード信号線18を介してマスタ基地局装置に接続されており、端末装置10に対するスレーブ基地局装置のチャネルの割当ては、マスタ基地局装置の指示にもとづいてなされる。さらに、基地局装置12はネットワーク14に接続し、端末装置10とネットワーク14で通信されるデータを中継する。
基地局装置12は、後述する方法によって、アンテナの異常を検出する。異常を検出した場合は、ネットワーク14を介して監視センタ16に通知する。ここで、ネットワーク14は、ISDN(Integrated Services Digital Network)とする。監視センタ16が、基地局装置12から異常を検出した旨の通知を受けつけた場合に、通信事業者は所定の処理を施す。所定の処理とは、通知の内容を表示して通信システム100の管理者に警告するなど、通信システム100の管理者が当該基地局装置12に対して所定の対策を施せるような処理であればよい。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図2は、第1基地局装置12aの構成を示す。第1基地局装置12aは、RF部20、変復調部22、処理部24、IF部26、測定部28、検出部30、制御部32、カスケード処理部34を含む。なお、第2基地局装置12bの構成も同様である。
RF部20は、中間周波数あるいはベースバンド周波数に対する無線周波数との間の周波数変換処理、増幅処理、ADまたはDA変換処理等を行う。受信動作では、受信した信号を中間周波数あるいはベースバンドの信号に変換し、送信動作では、中間周波数あるいはベースバンドの送信を無線周波数の信号に変換する。ここでは、簡易型携帯電話システムを想定するため、無線周波数を1.9GHz帯とする。
変復調部22は、変調処理として、送信すべき情報信号を変調し、送信信号を生成する。また、復調処理として、受信信号を復調し、送信された情報信号を再生する。また、変調方式は、π/4シフトQPSKとする。
処理部24は、変復調部22から送信すべき信号や変復調部22で再生した信号に対して、上位レイヤでの処理を行う。上位レイヤの処理には、例えば、誤り訂正や自動再送処理を含むが、ここでは説明を省略する。また、制御部32からの指示にもとづいて、変復調部22で変復調される信号が所定のタイムスロットを使用するように制御も行う。IF部26は、図示しないネットワーク14とのインターフェースであり、通信システム100で伝送の対象となる情報信号の送受信処理を行う。
制御部32は、基地局装置12全体の動作タイミングを制御すると共に、マスタ基地局装置に対応する場合に端末装置10に対してチャネルの割当を実行する。図3(a)−(b)は、通信システム100におけるフレームフォーマットを示す。図3(a)は、第1基地局装置12aがマスタ基地局装置に対応し、第2基地局装置12bがスレーブ基地局装置に対応する場合である。なお、ひとつのフレームは8つのタイムスロットから構成されているが、上下回線のタイムスロットの構成は対称であるので、ここではいずれか一方を示す。第1基地局装置12aでは、「タイムスロット1」を「制御チャネル」に割り当て、「タイムスロット2」から「タイムロット4」をそれぞれ「チャネル1−2」から「チャネル1−4」として、所定の端末装置10に割り当てる。一方、第2基地局装置12bでは、「タイムスロット1」から「タイムロット4」をそれぞれ「チャネル2−1」から「チャネル2−4」として、所定の端末装置10に割り当てる。
図2に戻る。カスケード処理部34は、カスケード信号線18を接続し、カスケード信号線18を介して第2基地局装置12bと情報交換する。例えば、第1基地局装置12aがマスタ基地局装置であり、第2基地局装置12bがスレーブ基地局装置である場合に、第1基地局装置12aが第2基地局装置12bのチャネルを所定の端末装置10に割り当てることを決定した場合、その旨を通知する。また、第1基地局装置12aがスレーブ基地局装置であり、第2基地局装置12bがマスタ基地局装置である場合に、第2基地局装置12bが第1基地局装置12aのチャネルを所定の端末装置10に割り当てることを決定した場合、その旨を受けつける。
さらに、本実施例に係る第1基地局装置12aと第2基地局装置12bは所定のタイミング、例えば検出部30での異常を検出すべき処理が終了するタイミングでマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置との機能を入れ替えるが、その際にカスケード処理部34は、カスケード信号線18を介してマスタ基地局装置からスレーブ基地局装置に指示を通知する。ここで、マスタ基地局装置の場合に、カスケード処理部34は、制御部32によって制御信号に割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットが、スレーブ基地局装置で割り当てられていないことを確認してから、マスタ基地局装置とスレーブ基地局装置との機能を入れ替えを実行する。これは、マスタ基地局装置が第1基地局装置12aであるか第2基地局装置12bであるかにかかわらず、制御チャネルを同一のタイムスロットで送信するためである。その結果、マスタとスレーブの切り替えの前後にわたっても、端末装置10との通信を維持できる。
図3(b)は、以上のようなマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置との機能の切り替え処理によって、第1基地局装置12aがスレーブ基地局装置に対応し、第2基地局装置12bがマスタ基地局装置に対応する場合である。第2基地局装置12bでは、「タイムスロット1」を「制御チャネル」に割り当て、「タイムスロット2」から「タイムロット4」をそれぞれ「チャネル2−2」から「チャネル2−4」として、所定の端末装置10に割り当てる。一方、第1基地局装置12aでは、「タイムスロット1」から「タイムロット4」をそれぞれ「チャネル1−1」から「チャネル1−4」として、所定の端末装置10に割り当てる。
すなわち、以上の動作は以下のように示される。基地局装置12が、マスタに指定されている場合に、制御部32は、通信対象の端末装置10に所定のチャネルを割り当て、かつ端末装置10に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、変復調部22等は、所定のチャネルを割り当てた端末装置10と通信しつつ、基地局装置12に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信する。一方、基地局装置12がスレーブに指定されている場合に、制御部32は、マスタからの指示にもとづいて、通信対象の基地局装置12に所定のチャネルを割り当て、変復調部22等は、所定のチャネルを割り当てた端末装置10と通信する。
図2に戻る。測定部28は、基地局装置12がマスタ基地局装置であって、かつ制御チャネルに割り当てたタイムスロットのタイミングで、VSWR法を実行し、電圧定在波比を測定する。検出部30は、測定部28での測定結果を受けつけて、測定結果に基づいてアンテナが異常であるか否かを判定する。すなわち、測定部28で測定した電圧定在波比にもとづいて、RF部20等の異常を検出する。異常と判定した場合、その旨をIF部26を介して図1の監視センタ16に通知する。
図4は、RF部20の構成を示す。ここでは、図2に示した基地局装置12の構成のうち、VSWR法の実行に必要な部分を図示する。図示のごとく、アンテナケーブル40、アンテナ端子42、方向性結合器44、パワーアンプ46を含む。なお、ここで、RF部20は、送信側の機能を対象にする。
パワーアンプ46は、送信すべき無線周波数の信号を増幅する。ここでは、図の右側から入力した信号を増幅して図の左側から出力する。また、パワーアンプ46は、信号を送信すべきすべてのチャネルで信号の増幅を実行するが、ここでは、VSWRの測定に対応して、制御チャネルを送信する場合を対象にして説明する。
アンテナ端子42は、アンテナを取り付けるための端子である。アンテナケーブル40は、アンテナ端子42から出力された信号をアンテナに導くためのケーブルである。方向性結合器44は、ディレクショナル・カプラとも呼ばれ、キャパシタンスと相互インダクタンスで構成される。方向性結合器44は、パワーアンプ46から入力した信号をアンテナ端子42の方向に出力し、アンテナ端子42から入力した信号を測定部28に出力する。
測定部28は、VSWR法の原理にもとづいて、アンテナの異常検出を実行する。すなわち、パワーアンプ46で増幅された信号は、アンテナへ給電される。アンテナまでの経路に異常がなければ、増幅された信号は効率的にアンテナから輻射される。一方、アンテナまでの経路に異常があれば、異常箇所で増幅された信号が反射されて方向性結合器44の方向に戻ってくる。方向性結合器44は、戻ってきた信号を測定部28に出力し、測定部28は、戻ってきた信号の電力を測定する。図示しない検出部30は、測定部28で測定した電力が予め定めたしきい値よりも大きければ、アンテナの異常を検出したと判定する。
図5は、第1基地局装置12aと第2基地局装置12bの動作手順を示すシーケンス図である。ここでは、第1基地局装置12aと第2基地局装置12bとの間でなされるマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置の切り替え動作を説明する。なお、以下では説明の簡略化のためにマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置をそれぞれマスタ局とスレーブ局とする。第1基地局装置12aはマスタ局として動作する(S10)。一方、第2基地局装置12bはスレーブ局として動作する(S12)。第1基地局装置12aは第2基地局装置12bにマスタ局とスレーブ局の切り替えを指示する(S14)。第2基地局装置12bは第1基地局装置12aに切り替えの指示を受けつけた旨を送信する(S16)。その結果、第1基地局装置12aはスレーブ局として動作し(S18)、第2基地局装置12bはマスタ局として動作する(S20)。
図6は、マスタ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。制御部32、変復調部22等は、マスタ局として通信処理を実行する(S30)。例えば、前述の制御信号の送信に伴う端末装置10へのチャネル割当の動作である。測定部28は、アンテナ異常検出処理を実行する(S32)。検出部30が異常を検出すれば(S34のY)、IF部26を介して監視センタ16にその旨を指示する(S36)。その後、あるいは検出部30が異常を検出しなければ(S34のN)、カスケード処理部34はスレーブ局に対して、マスタ局とスレーブ局の切り替えを指示する(S38)。さらに、カスケード処理部34は、スレーブ局から切り替えの指示を受けつけた旨を受信する(S40)。当該基地局装置12は、マスタ局からスレーブ局に切り替わる。
図7は、スレーブ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。制御部32、変復調部22等は、スレーブ局として通信処理を実行する(S50)。その際、チャネルの割り当ての指示は、カスケード処理部34を介してマスタ局から受けつける。カスケード処理部34がマスタ局から切り替えの指示を受けつけなければ(S52のN)、ステップ50の動作を継続する。カスケード処理部34がマスタ局から切り替えの指示を受けつければ(S52のY)、制御部32は制御チャネルを起動する(S54)。カスケード処理部34は、マスタ局に切り替えを受けつけた旨を送信する(S56)。当該基地局装置12は、スレーブ局からマスタ局に切り替わる。
ここで、スレーブ基地局装置の制御部32は、マスタ基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを端末装置10に割り当てないこととする。図3の(a)によれば、スレーブ局の第2基地局装置12bは、タイムスロット1のチャネル2−1を端末装置10に割り当てない。タイムスロット1は、マスタ局の第1基地局装置12aが制御チャネルに割り当てたチャネルに相当するタイムスロットである。また、図3(b)でも同様である。このようにチャネル割当を規定することによって、図7のステップ54でスレーブ基地局装置が制御チャネルを起動するまでの期間が短くなる。
以上の構成による基地局装置12の動作を説明する。スレーブ局としての基地局装置12は、カスケード処理部34を介して、マスタ局から端末装置10に対するチャネル割り当ての指示を受けつけ、当該指示にしたがって制御部32がチャネル割り当てを実行する。その際、制御部32は、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを端末装置10に割り当てない。マスタ局から、切り替えを指示されれば、スレーブ局としての基地局装置12は、制御チャネルを送信するとともに、マスタ局に切り替わる。マスタ局になった基地局装置12は、制御チャネルにおいてVSWR法によってアンテナ異常検出を実行する。
本発明の実施例によれば、カスケード接続されたスレーブ側の基地局装置であっても、マスタ側に切り替わるので、制御信号を送信できる。また、制御信号を送信できるので、定期的にVSWR法によってアンテナ異常を検出できる。また、カスケード接続された複数の基地局装置であっても、定期的にVSWR法を実行するので、アンテナ異常の早期発見を可能にする。また、スレーブ側の基地局装置は、マスタ側に切り替わった場合に制御信号を割り当てるべきチャネルを端末装置に割り当てないので、切り替えを迅速に実行できる。また、マスタ側の基地局装置は、スレーブ側の基地局装置が制御信号を割り当てるべきチャネルを割り当てていないことを確認してから、切り替えの指示を通知するので、スレーブ側の基地局装置への切り替えが確実に実行できる。また、切り替えの際に、既に接続された端末装置に影響を与えない。
(実施例2)
本発明の実施例2は、実施例1と同様に、カスケード接続された基地局装置が、互いにマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置との機能を切り替えながら、マスタ基地局装置である場合に、アンテナ異常検出を実行する。しかしながら、実施例1とはスレーブ基地局装置におけるチャネルの割り当てが異なる。実施例2のスレーブ基地局装置は、マスタ基地局装置が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを端末装置に割り当てる。マスタ基地局装置から、マスタ基地局装置とスレーブ基地局装置の切り替えの指示を受けつける前に、スレーブ基地局装置は、マスタ基地局装置が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを割り当てた基地局装置に対して、別のタイムスロットを割り当て直してから、制御チャネルを送信する。
実施例2に係る基地局装置12は、図2に示した基地局装置12と同一のタイプである。そのため、説明を省略する。
図8は、実施例2に係るマスタ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。制御部32、変復調部22等は、マスタ局として通信処理を実行する(S60)。測定部28は、アンテナ異常検出処理を実行する(S62)。検出部30が異常を検出すれば(S64のY)、IF部26を介して監視センタ16にその旨を指示する(S66)。その後、あるいは検出部30が異常を検出しなければ(S64のN)、カスケード処理部34は、スレーブ局にチャネルの切り替えを指示する(S68)。なお、ここでのチャネルとは、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットに相当し、チャネルの切り替えとは、当該タイムスロットに割り当てた端末装置10を他のタイムスロットに移動させることである。カスケード処理部34は、スレーブ局からチャネル切り替えの指示を受けつけた旨を受信する(S70)。カスケード処理部34はスレーブ局に対して、マスタ局とスレーブ局の切り替えを指示する(S72)。さらに、カスケード処理部34は、スレーブ局から切り替えの指示を受けつけた旨を受信する(S74)。当該基地局装置12は、マスタ局からスレーブ局に切り替わる。
図9は、実施例2に係るスレーブ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。制御部32、変復調部22等は、スレーブ局として通信処理を実行する(S80)。カスケード処理部34は、マスタ局からチャネル切り替えの指示を受ける(S82)。制御部32は、チャネルの切り替えを実行し(S84)、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットに、端末装置10を割り当てない。すなわち、制御部32が端末装置10に対して、マスタ局が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置10を他のチャネルに切り替える。カスケード処理部34は、マスタ局にチャネル切替の受付を送信する(S86)。カスケード処理部34がマスタ局から切り替えの指示を受けつけなければ(S88のN)、処理を継続する。カスケード処理部34がマスタ局から切り替えの指示を受けつければ(S88のY)、制御部32は制御チャネルを起動する(S90)。カスケード処理部34は、マスタ局に切り替えを受けつけた旨を送信する(S92)。当該基地局装置12は、スレーブ局からマスタ局に切り替わる。
以上の構成による基地局装置12の動作を説明する。スレーブ局としての基地局装置12は、カスケード処理部34を介して、マスタ局から端末装置10に割り当てたチャネルの切り替えを受けつける。ここでのチャネルは、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを示し、当該タイムスロットに割り当てられた端末装置10を他のタイムスロットに割り当てる。マスタ局から、切り替えを指示されれば、スレーブ局としての基地局装置12は、制御チャネルを送信するとともに、マスタ局に切り替わる。マスタ局になった基地局装置12は、制御チャネルにおいてVSWR法によってアンテナ異常検出を実行する。
本発明の実施例によれば、スレーブ側の基地局装置は、マスタ側に切り替わった場合に制御信号を割り当てるべきチャネルに割り当てた端末装置を他のチャネルに切り替えてから、マスタ側の基地局装置に切り替わるので、制御信号の送信を維持できる。また、既に接続されている端末装置に切り替えによる影響を与えない。また、スレーブ側の基地局装置の際のチャネル割当の自由度が高まる。
(実施例3)
本発明の実施例3は、実施例1と同様に、カスケード接続された基地局装置が、互いにマスタ基地局装置とスレーブ基地局装置との機能を切り替えながら、マスタ基地局装置である場合に、アンテナ異常検出を実行する。しかしながら、実施例1とはスレーブ基地局装置におけるチャネルの割り当てが異なる。実施例3のスレーブ基地局装置は、マスタ基地局装置が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを端末装置に割り当てる。マスタ基地局装置から、マスタ基地局装置とスレーブ基地局装置の切り替えの指示を受けつける前に、スレーブ基地局装置は、マスタ基地局装置が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットを割り当てた基地局装置に対して、別の基地局装置にハンドオーバーさせてから、制御チャネルを送信する。
図10は、実施例3に係るマスタ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。図のフローチャートは、図8と類似しているので、相違する部分を説明する。図8のステップ68とステップ70が、図10のステップ108とステップ110に対応するが、これらが相違する。カスケード処理部34は、スレーブ局にハンドオーバーを指示する(S108)。なお、ここでハンドオーバーの対象となる端末装置10は、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットに割り当てられた端末装置10である。ハンドオーバーによって、スレーブ局は、当該タイムスロットに割り当てた端末装置10を他の基地局装置に移動させる。すなわち、制御部32が端末装置10に対して、マスタ局が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置10を他の基地局装置12にハンドオーバーさせる。カスケード処理部34は、スレーブ局からハンドオーバー終了の報告を受けつける(S110)。
図11は、実施例3に係るスレーブ局に相当する基地局装置12の動作手順を示すフローチャートである。図のフローチャートは、図9と類似しているので、相違する部分を説明する。図9のステップ82からステップ86が、図11のステップ122からステップ126に対応するが、これらが相違する。カスケード処理部34は、マスタ局からハンドオーバーの指示を受ける(S122)。制御部32は、ハンドオーバーを実行し(S124)、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットに、端末装置10を割り当てない。すなわち、制御部32が端末装置10に対して、マスタ局が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置10を他の基地局装置12にハンドオーバーさせる。カスケード処理部34は、マスタ局にハンドオーバー終了の報告を送信する(S126)。
以上の構成による基地局装置12の動作を説明する。スレーブ局としての基地局装置12は、カスケード処理部34を介して、マスタ局から端末装置10のハンドオーバーの指示を受けつける。ここでの端末装置10は、マスタ局が制御チャネルに割り当てたタイムスロットと同一のタイムスロットに割り当てられた端末装置10である。基地局装置12は、当該タイムスロットに割り当てられた端末装置10をハンドオーバーさせる。マスタ局から、切り替えを指示されれば、スレーブ局としての基地局装置12は、制御チャネルを送信するとともに、マスタ局に切り替わる。マスタ局になった基地局装置12は、制御チャネルにおいてVSWR法によってアンテナ異常検出を実行する。
本発明の実施例によれば、スレーブ側の基地局装置は、マスタ側に切り替わった場合に制御信号を割り当てるべきチャネルに割り当てた端末装置をハンドオーバーさせてから、マスタ側の基地局装置に切り替わるので、制御信号の送信を維持できる。また、既に接続されている端末装置に切り替えによる影響を与えない。また、スレーブ側の基地局装置の際のチャネル割当の自由度が高まる。また、スレーブ側の基地局装置の際に、すべてのチャネルを端末装置に割り当てられる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本発明の実施例1から3において、通信システム100を簡易型携帯電話システムとした。しかしながらこれに限らず例えば、携帯電話システム、第3世代携帯電話システム、FWA(Fixed Wireless Access)システムであってもよい。本変形例によれば、さまざまな通信システム100に本発明を適用できる。つまり、カスケード接続された基地局装置12のうち、スレーブ側の基地局装置12が制御信号を送信しなければよい。
本発明の実施例1から3の任意の組合せも有効である。本変形例によれば、実施例1から3を組合せた効果が得られる。
実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の第1基地局装置の構成を示す図である。 図3(a)−(b)は、図1の通信システムにおけるフレームフォーマットを示す図である。 図2のRF部の構成を示す図である。 図1の第1基地局装置と第2基地局装置の動作手順を示すシーケンス図である。 図5のマスタ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。 図5のスレーブ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。 実施例2に係るマスタ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。 実施例2に係るスレーブ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。 実施例3に係るマスタ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。 実施例3に係るスレーブ局に相当する基地局装置の動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 端末装置、 12 基地局装置、 14 ネットワーク、 16 監視センタ、 18 カスケード信号線、 20 RF部、 22 変復調部、 24 処理部、 26 IF部、 28 測定部、 30 検出部、 32 制御部、 34 カスケード処理部、 40 アンテナケーブル、 42 アンテナ端子、 44 方向性結合器、 46 パワーアンプ、 100 通信システム。

Claims (8)

  1. マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てる制御部と、
    マスタに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、前記所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信する通信部と、
    前記制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定する測定部と、
    測定した電圧定在波比にもとづいて、前記通信部の異常を検出する検出部と、
    前記検出部での異常を検出すべき処理が終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるカスケード処理部と、
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記制御部は、スレーブに指定されている場合に、端末装置に対して、前記他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てないことを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記制御部は、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、前記他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置を他のチャネルに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  4. 前記制御部は、スレーブからマスタに指定が変更される場合に、端末装置に対して、前記他の基地局装置が制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルを割り当てていれば、当該チャネルに割り当てた端末装置をハンドオーバーさせることを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  5. 前記カスケード処理部は、マスタに指定されている場合に、前記制御信号に割り当てたチャネルと同一のチャネルが、前記他の基地局装置で割り当てられていないことを確認してから、前記他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の基地局装置。
  6. 通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当てることによって、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、前記制御信号に割り当てたチャネルで測定した電圧定在波比にもとづいて、装置の異常を検出するマスタ側基地局装置と、
    前記マスタ側基地局装置に接続されて、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てることによって、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するスレーブ側基地局装置とを備え、
    前記マスタ側基地局装置が異常を検出すべき処理を終了するタイミングにもとづいて、前記マスタ側基地局装置と前記スレーブ側基地局装置の機能を切り替えることを特徴とする通信システム。
  7. マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当てるステップと、
    マスタに指定されている場合は、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、前記所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するステップと、
    前記制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定するステップと、
    測定した電圧定在波比にもとづいて、通信する機能の異常を検出するステップと、
    前記異常を検出するステップが終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるステップと、
    を備えることを特徴とする異常検出方法。
  8. マスタに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、かつ前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルを制御信号に割り当て、スレーブに指定されている場合は、通信対象の端末装置に所定のチャネルを割り当て、割り当てたチャネルの情報をメモリに記憶するステップと、
    マスタに指定されている場合は、無線ネットワークを介して、所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信しつつ、前記端末装置に割り当てたチャネルとは別のチャネルが割り当てられた制御信号を送信し、スレーブに指定されている場合は、無線ネットワークを介して、前記所定のチャネルを割り当てた端末装置と通信するステップと、
    前記制御信号に割り当てたチャネルで、電圧定在波比を測定するステップと、
    測定した電圧定在波比にもとづいて、通信する機能の異常を検出するステップと、
    前記異常を検出するステップが終了するタイミングにもとづいて、他の基地局装置との間で、ネットワークを介して、マスタの指定とスレーブの指定を切り替えるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014228715A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 三菱電機株式会社 表示装置
JP2017054128A (ja) * 2016-10-14 2017-03-16 三菱電機株式会社 表示装置
CN109495918A (zh) * 2018-12-06 2019-03-19 京信通信系统(中国)有限公司 一种数据传输方法及装置
US11386857B2 (en) 2019-04-24 2022-07-12 Trivale Technologies Display device including a plurality of image adjustment circuits

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