JP2006004455A - 発電プラント制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作端ドライブモジュールの入出力点を固定せず、多様な補機に対応して任意に組み替えできるコントローラと、それを用いた配線数の少ないプラント制御装置を提供する。
【解決手段】制御用コントローラ100に付属したPDCM(操作端ドライブモジュール)200にCPU202、不揮発性メモリ203、シリアルI/F204を設け、シリアル信号線300とRTB400を介して、対象補機の関連機器とシリアル信号で送受信する。PDCM200のメモリ203には、操作端に固有の保護機能などのプログラムを記憶し、コントローラ100のダウン時、CPU202によって操作端500のホールドを行う。また、空気源510の異常時には操作端をフェイルセーフ側(全開/全閉)に操作する。PDCM200の入出力点はハード的に固定しないので、機能の増設や変更が任意に行える。
【選択図】図1

Description

本発明はプラント制御システムに係り、特にプラントを直接制御するプロセスコントローラと、そのプロセス機器との接続方式、及び操作端に固有の処理方式に関する。
近年、大規模プラントの制御システムでは、複数のプロセス系統をそれぞれ制御する分散制御が普及している。例えば、火力発電プラント制御システムでは、マスタ計算機によって統括されるボイラ系統、タービン系統、発電系統など、概ね主機に対応した複数の系統コントローラを備え、プラントの負荷追従性や制御精度の向上、シビアな排ガス規制などを実現している。
各系統コントローラの下に、プラントのプロセス機器を直接制御する複数のプロセスコントローラが設けられている。プロセスコントローラは一つのプロセッサ(CPU)を備え、その演算処理によって複数の機器を統括して制御するので、複雑な制御や最適化を容易にする。また、コントローラのコンパクト化やコスト低減などの効果を持たらしている。
しかし、複数の機器が一つのコントローラによって操作される場合、そのCPUや入出力手段が故障すると、そのコントローラの下にある全ての機器の制御が不可能になり、通常はプラント運転の継続を困難にする。
この問題点を解決するために、本出願人は特許文献1に記載のドライブコントロールモジュール(DCM)を備える方式を提案し、以前から実用に供している。ここでは、1つのCPUにより複数のプロセス機器(操作端を含む)を直接制御するコントローラに、各機器に対応しかつ互いに独立したDCMを設け、このDCMにアナログ及びデジタルの入出力部や、CPUの異常時に現状の制御指令値をホールドして手動調整を可能にするバックアップ手段を設けている。また、機器側に故障のあるときに、現状の操作量にロックアップする手段も付加している。
ところで、従来のプラント制御システムは現場の振動や温湿度あるいはノイズなどの制約から、上位制御装置やプロセスコントローラを制御機器室に配備し、そこから配線を引き回してプロセス側(現場)と接続している。火力発電プラントなどでは、制御機器室とプロセスの距離は数十〜数百mにもおよび、全ての操作端及び計装品について1本ずつ配線する必要があるため、配線数が膨大になり配線作業に多大な時間を要している。このため、システム変更の自由度が低く保守性も劣っていた。このため、特許文献2に記載のように、機器を直接制御するコントローラを現場の操作端の近くに配置する提案がある。
特公平6−37845号公報 特開平8−314505号公報 最近の火力発電技術(日立評論 Vol.79 1997/3 pp29-32)
特許文献1に記載の方式は、機器コントローラにその制御下の各機器と1対1に対応するDCMを設けることで、機器コントローラの信頼性と保守性を向上し、発電制御システムに広く適用されている。本出願人による改良はその後も続き、例えば非特許文献1に紹介されているように、上記のDCMにCPUと不揮発性メモリを搭載し、操作端インタフェースとともに、コントローラのダウン時にも動作可能なプラント補機類の保護機能を内蔵したプログラマブルコントロールモジュール(PCM)を実現している。
上記のDCMやPCMが1対1に対応する操作対象のプロセス機器は、一般には補機と呼ばれ、弁やポンプなどの操作端とその周辺機器からなる。周辺機器には操作端の制御量(プロセス量)や操作量の計器、全閉/全開などを検知するリミットスイッチ、操作端の駆動源等の異常を監視するリレーやスイッチなど、多種の計器類が含まれる。また、手動調整のために必要な信号や、関連する他の操作端のインターロック信号などの入力手段が含まれることもある。さらに、1つの操作端のみではなく、連動して流量を制御する大弁と小弁のように、特別の連動関係にある複数の操作端とその周辺機器を操作対象とする場合もある。
しかし、上記のように制御性や信頼性の向上のために、操作端の制御・保護機能が追加されるに伴って、コントローラの入出力点は増え、配線数が益々増加する。また、個々の操作端に固有の処理機能は、DCMの入出力点の構成を個々に固定して、入出力点の組替えによるシステムの設計や変更を複雑にする。また、システムの変更は、たとえ端子台や計装品のタイプ変更であっても、入出力点の増減や組替えに連なる場合は、DCMコネクタの接続と現場の配線作業を伴うので簡単には実現できない。さらに、入出力点の増大は、ドライブコントロールモジュールの基板サイズに合わせた標準仕様のコネクタの変更を余儀なくする。コネクタサイズの増大は、そのままコントローラの大型化となる。
なお、引用例2のように、コントローラをその操作端の近くに配置して、制御機器室から現場までの配線を減少する方式は、最近のシステムではコスト面からも有効である。しかし、コントローラを現場に配置するために空調室を設けるなど、現場環境に対応するための新たな課題が発生する。空調なしでコントローラを現場配置すると故障率が高くなる。このため、クロックを下げて演算能力を下げたり、高価な特殊部品を用いたりする必要があり、実用には供しえない。
本発明の目的は、上記した現状の問題点を克服し、ドライブコントロールモジュールの入出力点が補機によって固定されず、多様な補機に対応して任意な組替えができるプロセスコントローラと、それを用いたプラント制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、複数のプロセス機器を制御する複数のプロセスコントローラをネットワークにより結合して中央制御機器室に設置し、前記コントローラに付属して1以上の操作端ドライブモジュールを設け、前記モジュールと前記プロセス機器を伝送手段を介して接続し、前記プロセス機器を制御するプラント制御システムにおいて、前記操作端ドライブモジュールに、シリアル/パラレル変換が双方向に可能なシリアル通信手段を設け、前記プロセス機器における操作端の制御指令値やプロセス量の計測値などの複数のデータを、シリアル信号線を経由して入出力できるように構成したことを特徴とする。
また、前記操作端ドライブモジュールに、対象操作端に固有の処理機能をソフトウェア化して格納する不揮発性のメモリと、前記ソフトウェアを前記プロセスコントローラと独立して実行するCPUを設け、前記固有の処理機能に必要なデータを前記シリアル信号線を経由して入出力することを特徴とする。
前記固有の処理機能は、例えば対象操作端のホールドやフェイルセーフ操作を行う保護(インターロック)機能である。あるいは、後述する連動制御機能などである。
また、前記プロセス機器の近傍に、双方向のシリアル/パラレル変換をして前記シリアル信号線と送受信するシリアル通信手段と、前記プロセス機器の駆動手段や計器と並列接続して前記データを入出力する入出力点端子を含む、リモート端子台モジュールを設けたことを特徴とする。
前記リモート端子台モジュールは、従来のDCMからCPUやメモリなどによる機能を除いたもので、ハードウェアの回路手段によって構成され、現場における耐環境性を向上してプロセス機器の近傍への配置を可能にしている。
前記リモート端子台モジュールは、前記プロセス機器とアナログデータを入出力するものと、ディジタルデータ(接点信号など)を入出力するものとに分け、前記シリアル信号線を介してディジタルのデータを送受信できるように構成してもよい。この場合、アナログタイプの端子台モジュールには、アナログ/ディジタル変換手段およびディジタル/アナログ変換手段が設けられる。
また、前記リモート端子台モジュールが入出力点の数または信号の種別などから複数に分割される場合、各リモート端子台モジュール間をマルチドロップで接続することを特徴とする。これにより、入出力点数の増大などに簡単に対応できる。なお、入出力点数の上限は、プラントの制御周期などから許容されるシリアル信号の通信量によって規制される。
さらに、前記操作端ドライブモジュールと前記リモート端子台モジュール間を、2重化シリアル回線で構成することを特徴とする。これにより、システムの信頼性を向上できる。
本発明は、特定のプロセス量を制御するために複数の操作端間で連動制御を行う場合に、前記連動制御の処理手順を前記操作端ドライブモジュールの前記メモリに格納し、前記CPUで各操作端の個別の制御指令値を演算し、前記シリアル信号線を通じて各操作端にシリアルに伝送する。このような例に、弁開度サイズの異なる大流量弁と小流量弁の2つの操作端による2弁連動制御がある。あるいは、供給容量の異なる複数の給水ポンプ等の連動制御がある。
また、前記メモリに前記操作端を連動保護する処理手順を格納し、前記CPUが操作端の異常動作を監視するデータを各操作端から前記シリアル信号線を通じて受信し、何れかの操作端の動作に異常が認められる場合に、当該操作端の全部または一部をフェイルセーフ側に動作させる。
本発明のプロセスコントローラは、プロセス機器の制御演算を行う第1のCPUと、前記CPUとバスを介して接続される複数の操作端ドライブモジュールを設け、前記モジュールと前記プロセス機器を伝送手段を介して接続し、前記プロセス機器を制御するものにおいて、前記操作端ドライブモジュールに、対象操作端の固有の処理機能をソフトウェア化して書き換え可能に格納する不揮発性メモリと、前記ソフトウェアを前記第1のCPUと独立して実行する第2のCPUを設け、前記第1のCPUの制御演算に必要なデータと前記第2のCPUの固有の処理に必要なデータを、前記シリアル信号線を経由して入出力できるように構成されてなる。
本発明の構成によれば、以下のような作用、効果が実現される。前記操作端ドライブモジュールは、プロセス機器との入出力をシリアル伝送によって行うので、その入出力点の構成が対象機器毎に固定されず、入出力点の増減や組替えがアドレスの設定によって自由に行えるので、対象機器に応じた固有の処理を簡単に付加できる。
例えば、操作端ドライブモジュールにソフトウェアの保護機能を設け、プロセスコントローラのCPUがダウンしたときに、操作端ドライブモジュールのCPUで対象操作端を現状保持したり、プロセス機器側に異常があるときに操作端をフェイルセーフ側に動作させることができる。また、複数の操作端の連動制御をハード的に分割せずにひと纏めにして処理することもできる。しかも、このようなプロセス機器に固有の処理を設けても、制御機器室と現場の配線を変更する必要はない。
前記操作端ドライブモジュールと対象プロセス機器の配線は、前記端子台モジュールを介して、1本のシリアル信号線で接続できる。また、プロセス機器の入出力点数が増加したときなどは、端子台モジュールを増設してその間をマルチドロップ接続すればよいので、従来の膨大な配線量と配線作業に対する抜本的な解決を与えることができる。
このように、本発明によれば、プロセスコントローラの標準化と、個々の操作端に固有のインターロックや連動処理を簡単に設けることができ、制御性能や信頼性を向上できる。また、制御機器室と現場の配線を大幅に削減できるので、プラントシステムの構築や変更あるいはメンテナンスを容易にする。
本発明によれば、制御用コントローラに付属し、プラントの対象補機との入出力を行う操作端ドライブモジュールにシリアルIFを設けて、対象補機と1本のシリアル信号線によって接続しているので、現場配線が大幅に削減でき、操作端ドライブモジュールの標準化が可能になるなど、システムの構築を容易にし、そのコストを低減できる効果がある。
また、操作端ドライブモジュールに制御用コントローラと独立して演算するCPUを搭載して、対象補機のインターロックなど操作端に固有の処理を実行する場合に、上記のシリアル接続によって、操作端ドライブモジュール複数の入出力点がハード的に固定されることがないので、入出力点の自由な組替えによる機能の追加や変更を容易に行なうことができ、システムの制御性と信頼性を向上できる効果がある。
さらに、複数の操作端が本来1つの機能を達成する連動関係にある場合に、これら操作端を1つの操作端ドライブモジュールを通じてハード的に分割することなく制御できるので、システムの制御性能の向上とフェイルセーフな設計を容易にする。
以下、本発明の第1及び第2の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図2に、本発明を適用する発電プラントの一例として、一軸型コンバインドサイクルプラントの構成を示す。コンバインドサイクルプラントは圧縮機、タービン、燃焼器からなるガスタービン、このガスタービンの排熱を回収し蒸気タービンへ供給する排熱回収ボイラ、ガスタービンと1軸で直結され回転する蒸気タービン及び発電機の各主機と、その操作や計測のための補機類から構成される。図示の加減弁は操作端で、タービンの補機の一つである。
図3は、図2のコンバインドサイクルプラントによる発電所のレイアウトを示す。図示例は4軸分を一つの系列(グループ)とし、2系列で一つの発電所を構成している。このプラントの配置スペースは一辺が300m程度にもなる。一方、プラントの各設備を制御するプラント制御装置は、ふつう中央操作室に近い制御機器室と呼ばれる部屋に設置される。従来は、この制御機器室から現場の各補機の操作端や計測点まで、数十〜数百mの距離を1本ずつ配線している。ちなみに、4軸セット分2系列のコンバインドサイクルの場合、システム全体ではこのような配線を数千本も必要としていた。
図4は、火力発電プラント制御システムの概略の構成を示す。図示の制御システムは、図2の1系列4軸分の構成を示している。中央操作室には系列制御盤と大型スクリーン、系列共通制御装置、集中保守ツールなどが配置される。一方、制御機器室は中央操作室と系列ネットワークで接続され、各軸別に軸マスタ計算機や各主機の制御装置などが配置される。本発明で直接の対象となる制御用コントローラは、例えばガスタービン・蒸気タービン制御装置やボイラ制御装置などである。
図1は、本発明の第1の実施形態による制御用コントローラと、その制御対象補機との接続を示すプラント制御装置の構成である。
制御用コントローラ100は、CPU101、メモリ102、PIOインタフェース104を備え、コントローラ内部バス105によって接続している。CPU101は対象主機、例えばボイラの全体プロセスまたは部分プロセスを制御する。通常は伝送インタフェース103を有し、他の制御用コントローラと接続して分散制御する。
さらに、PIOインタフェース104からPIO拡張バス106を介して、複数のドライブコントロールモジュール200−1〜200−nを設けている。
各々のドライブコントロールモジュール200はPIOインタフェース201、CPU202、メモリ203及びシリアルインタフェース204を基板上に実装したカードでなる。メモリ203は書き換え可能な不揮発性メモリで、従来はハードウェアで構成していた操作端毎の保護機能を、ソフトウェア(プログラム)によって構成して格納している。このように、プログム可能なドライブコントロールモジュール200を、以後はPDCM(Programmable Drive Control Module)と呼ぶ。
本実施例のPDCM200は、制御対象となる現場の補機と1対1に対応し、操作端とその周辺機器を1本のシリアル信号線300によって接続する。このために、シリアルインタフェース204を備え、CPU202からのパラレルデータをシリアルデータに変換し、また、シリアル信号線300からのシリアルデータをパラレルデータに変換する。
図1のように、シリアル信号線300はRTB(Remote Terminal Box)400を介して、操作端を含む対象補機と入出力する。図5に示すように、シリアル信号線300はツイストペア・シリアル・ケーブル301の両端に、ツイストペアケーブルコネクタ302、303を接続したものからなり、制御機器室のPDCM200と現場のRTB400をコネクタ接続する。従来のように、入出力点数分の配線の1本々々に圧着端子を設けてネジ止めするのに比べて、配線作業が簡単で保守点検も容易になる。
また、ケーブル301とコネクタ302、303を追加するのみで、シリアル回線の2重化が簡単に実現できる。この、2重化したシリアル回線で、ケーブル301の配置ルートを別々にすると、火災や地震などによる被害を片系に止めて、システムの復旧を容易にすることもできる。
シリアルツイストペアケーブルは1本のケーブルで、制御演算周期から許容されるシリアル通信容量の範囲で、P/S変換した複数の信号を伝送できる。また、対象補機の入出力点数などの必要から、図1のように複数のRTB400−1、400−2を使用する場合は、RTB間をマルチドロップによってシリアル接続するので、現場と制御機器室間を接続するシリアル信号線を増加する必要は無い。なお、RTB400の構成については後述する。
図1における対象補機は、空気式調節弁500を操作端とする流量制御弁とその周辺機器からなる。電空変換器(E/P)503は、RTB400−1のアナログ出力部(AO)のチャネル(1)ら出力される操作量の電流値(E)に比例して移動するソレノイドノズルによって、空気圧源510から供給される空気量を調節し、操作量(E)に対応する空気圧(P)に変換する。空気圧・バルブ位置変換器(P/P)502は、空気圧源510から供給されて、空気圧(P)に対応したバルブ位置に弁500の開度を調節する。P/P502に設けられた弁開度計507により、操作端の弁開度がアナログ入力部(AI)のチャネル(2)入力される。また、操作端で制御されたプロセス流量が流量計501で測定され、AIのチャネル(3)に入力される。
リミットスイッチ506は、操作端500の全開または全閉を検出し、その検出信号をRTB400−2のディジタル入力部(DI)のチャネル(6)、また、空気圧監視圧力SW508、509は、空気圧源510からの空気の供給をそれぞれ監視し、空気圧が異常低下(空気喪失)したとき、空気圧異常信号をDIのチャネル(7)または(8)に入力する。RTB400−2のディジタル出力部(DO)のチャネル(4)ら出力されるインターロック信号は、強制動作電磁弁504を動作して操作端500を全開または全閉する。また、チャネル(5)から出力されるホールド信号は、開度保持電磁弁505を動作して操作端500の開度を現状に保持する。
図6は、アナログ信号及びディジタル信号の入出力を行うRTBの構成を示す。本実施例のRTBは、引用例などに記載のある従来のドライブコントロールモジュールから、そのCPUやメモリにより実現する機能を除き、対象機器とのインターフェース機能をハードウェア回路によって構成して、対象機器の近傍に配置している。
RTB400は、シリアル信号線300を介して送受信するデータを、シリアル(S)からパラレル(P)にまたはその逆に変換(P⇔S)するシリアルI/F401、RTB400が扱う信号のアドレスを設定するアドレス設定器402、RTB400の動作のクロック信号を出力する発信回路403を有している。
対象補機の関連機器とは端子台200で接続し、そのDI信号はレベルチェンジャ407を介して、信号レベルを変更して取り込む。また、AI信号は2次変換器を介して取り込み、MPX(マルチプレクサ)406、A/D変換器405によりディジタルデータに変換する。これらの入力データは、シリアルI/F401で順番にシリアル信号に変換され、このときアドレスを付与されて、所定のタイミングでシリアル信号線300に送出される。
一方、シリアルI/F401が受信したシリアル信号は、シリアル接続のRTBが複数の場合に自局宛のアドレスのみ取り込む。インターロックなどのDO信号は、ラッチ回路411の該当のアドレス部にラッチしたのち、レベルチエンジャ412、端子台420を介して対応する操作機器に出力する。操作端指令のAO信号はD/A変換器413、DE−MPX414を介してアナログデータに変換し、アンプ415で増幅して出力する。なお、図1のように、アナログ信号とディジタル信号の入出力を別々のRTBで分担する場合は、一方の機能のみを備えればよい。
RTB400における上記の動作は、それぞれ入力制御回路404と出力制御回路410によって制御される。制御回路404、410は、LSIなどのハード回路により構成され、発信回路403のクロックで歩進しながら、所定のシーケンスにより各回路の動作を進行させる。RTBと制御用コントローラの動作は非同期に行われてよいが、シリアル接続している全てのRTBの一連の入出力周期は、制御用コントローラ100の制御周期に制約される。また、RTB400のその他の機器や回路もハード構成されているので、高温や塵埃あるいはノイズなどの多い現場の環境下でも誤動作が少ない。
このように、本実施例のRTBはCPUやメモリを持たず、ハードウェアのみによって耐環境性を向上しているので、空調室などを用いることなく現場の対象機器近くに設置できる。また、1本のツイストペアシリアルケーブルによって簡単にマルチドロップ接続して、入出力点を必要に応じて増やすことができるので、システムの構築や変更あるいはRTB内部の機器の変更が容易になる。
次に、第1の実施形態によるプラント制御装置の動作を説明する。まず、シリアル信号の送受信処理から説明する。図7は、シリアル信号のフォーマットとその送受信処理フローを示している。(a)に示すように、シリアル信号はスタートフラグ、データ、アドレス、エンドフラグなどの後に、それらを反転した反転データが付加されている。PDCM200とRTB400の間では、各々のシリアルI/204、401で共に使用している専用LSIによって、送受信を折り返しながら処理する。
同図(b)に示すように、PDCM200がデータ送受信処理をスタートすると(s101)、送信シリアル信号を作成し(s102)、RTB400側へ送信する(s103)。RTB400はシリアル信号を受信すると(s104)、データの合理性チエックによるデータ受信処理を行なう(s105)。合理性チエックは反転データ比較処理、反転フラグチエック、タイムアウト判断を行なう(s1051)。この結果、RTBからの受信が正常であれば、該当のアドレスへデータを渡し(s1052)、異常があればデータを廃棄する(s1053)。その後、RTB400側からPDCM200側へ、折り返しデータ送信処理が自動スタートする(s106)。RTB400は送信シリアル信号を作成し(s107)、PDCM200側へ送信する(s108)。PDCM200は折り返し信号を受信すると(s109)、ステップs105と同様の合理性チエックによるデータ受信処理を行ない、正常受信の場合にデータを該当アドレスに取り込む(s110)。
図8に、シリアル信号のアドレスを説明する。(a)のように、PDCM200とRTB400がシリアル接続しているとき、RTB400の入出力データのアドレスは、例えば(b)のテーブルのように設定される。すなわち、PDCM200からRTB400−1に送信される出力1、出力2のアドレスは、RTB(1)の出力データアドレスの1、2となる。例えば、出力データアドレス1は操作端の制御指令値である。図示のアドレス3、4は未使用で、欠番となっている。一方、RTB400−1からPDCM200に送信される入力1、入力2のアドレスは、RTB(1)の入力データアドレスの1、2となる。例えば、入力データアドレス1はプロセス量の計測値である。
シリアル信号には上記の対応表によるアドレスが付与され、アドレス順に送信される。通常、AI,AOのアナログ信号はディジタル化され、複数ビットによって表現されるので、1フレームに1個で伝送される。しかし、DI,DOのディジタル信号は1フレームに複数のアドレスをまとめて伝送することが多い。
図9に、PDCMが行うプラント保護動作の処理フローを示す。この処理プログラムはPDCM200のメモリ203に格納され、CPU202によって実行される。通常の自動制御が行われている場合に、CPU202は制御周期毎に以下の手順で処理する。
まず、CPU101の正常信号を参照し、コントローラ100が正常に動作しているかチエックする(s201)。正常であれば、弁開度計507の測定値を参照し、弁開度信号に対しRTB正常診断を行なう(s202)。RTB正常診断は上記受信処理時の合理性判定チエックである。弁開度計信号が正常であれば指令値通りに動作しているかチエックする(s203)。正常に動作していれば、操作端の弁開度のリミットスイッチ506の測定値を参照し、そのRTB正常診断(s204)の結果が正常であれば、開度LS信号の値が正常側(1/0)であるかチエックする(s205)。正常であれば、空気圧監視圧力SW508、509の測定値を参照し、そのRTB正常診断(s206)の結果が正常であれば、空気圧に異常がないかチエックする(s207)。異常がなければ、当該周期の処理を終了する。
一方、s201で異常と判定されると、コントローラ異常とみてホールド信号を出力し(s208)、開度保持電磁弁505によって操作端500の開度を現状に保持し、手動モードを可能にする(s211)。また、s202などによるRTB正常診断の結果が異常のとき((2))、RTB異常とみてインターロック信号を出力し(s209)、強制動作電磁弁504によって操作端500をフェイルセーフの方向(全開または全閉)に操作する。さらに、s203、s205及びs207の何れかで異常な場合には、操作端異常とみてインターロック信号を出力し(s210)、s212でフェイルセーフの方向(全開または全閉)に操作し、プラント事故の発生や拡大を防止する。
このように、制御用コントローラ100の異常時に、PDCM200のCPU202が独自に制御演算を行い、操作端のインターロックを行うことができる。上記の処理で、RTB正常診断などはシリアルI/F204の専用LSIによって行なってもよい。また、メモリ203に記憶しているソフトウェアによる保護回路を、図4の保守ツール(ワークステーション)のCRTにビジュアル化し、その動作状態を監視することも可能である。
以上、第1の実施形態によれば、シリアル接続によりPDCMの入出力点が固定されないので、インタロックやホールドなど、操作端毎に異なる固有の処理に対応して、標準のPDCMを用いた自由な組替えができ、任意のシステム設計を容易に行なえる。また、マルチドロップにより複数台のRTBをシリアル接続できるので、対象補機の入出力点数、操作端や計装品のタイプ等の多様化にも柔軟に対応できる。当然の結果として、PDCMと現場の対象補機は、原理的には1本のシリアル信号線によって接続できるので、現場配線が大幅に削減される。
もちろん、対象補機とのシリアル信号線は1本に限られるものではない。上述のように、シリアル信号線を2重化してもよい。また、プラント制御システムでは、全体への影響が著しいプロセスデータなどの喪失を回避するために、該当の計測点を2重化構成にすることも行われる。
図10は、PDCMと対象補機を複数のシリアル信号線で接続する、他の実施例を示したものである。図1との相違は、2重化されたプロセス流量計501a、501bの測定値(AI)のそれぞれを、専用のRTB400−1a,1b及びDPCM200−1a,1bを介して、制御用コントローラ100に入力している点である。
本実施例では、対象補機の入出力を1つのPDCMに一括せず、特定の信号を専用に入出力するPDCMを別置し、専用のシリアル信号線とRTBを介して接続している。これによっても、従来の配線数を大幅に削減しながら、システムの信頼性を維持している。この場合、PDCM独自の保護機能などは一つのDPCMに一括されるので、それらの入出力点が固定化されることはなく、機能の増設や変更あるいは補機側の機種変更などに柔軟に対応した組替えが可能である。
このように、シリアル回線の2重化により、片系(主系)が断線などの異常を起こしても、残りの片系に機能を引き継ぐことができる。さらに、災害に備えて2重化したシリアル回線を、発電所内で別ルートで配線すると、一層、システムの信頼性を向上できる。本実施形態によれば、シリアル通信によって配線が大幅に削減され、入出力点も固定されないので、このような冗長構成が容易に実現できる。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。上記した第1の実施形態では、PDCMは対象補機の操作端と1対1に対応し、制御用コントローラ100の制御指令はPDCMを経由して対応する操作端に出力される。しかし、本来は1つの制御機能でありがら、複数の操作端に分担して処理される場合がある。例えば、広いレンジの流量を全ての範囲で精度よく制御するためには、大きいサイズの弁と小さいサイズの弁を並置し、両者を連動しながら調整する必要がある。ちなみに、石炭火力発電所では3つの弁を連動して操作するケースがある。
従来、このような連動制御は、制御用コントローラで各操作端の個別指令を演算し、各々のドライブコントロールモジュールを通じて出力していた。すなわち、機能的にはひと纏まりの構成でありながら、ハードウェアを分割して処理していた。本実施形態では、このよな機能的にはひと纏まりの連動制御を、以下のように1つのPDCMによって実行する。
図11は、2弁連動制御を行うプラント制御装置の概略図である。制御装置の基本的な構成は図1と同様になるが、PDCM200の対象操作端は大流量弁600と小流量弁700になる。各弁の周辺機器については図示を省略しているが、図1とほぼ同じになる。
CPU100からトータルの流量制御指令を受け取ったPDCM200は、2弁連動制御プログラムを実行して大流量弁600及び小流量弁700開度指令を出力し、シリアル信号線300とRTB400−1〜4を経由して制御する。RTB400−1(AI/O)、400−2(DI/O)は大流量弁600及びその周辺機器と、RTB400−3(AI/O)、400−4(DI/O)は小流量弁700及びその周辺機器と、それぞれ接続している。
PDCM200は、上記の2弁連動制御とともに、インターロックロジックの制御演算を実行し、プラントを保護する。なお、2弁連動制御の手順やインタロックのロジックは、メモリ203にプログラムで記憶されている。
図12に、2弁連動制御の特性図の一例を示す。流量の50%以下では、小流量弁700の弁開度のみを流量に比例して制御し、この間大流量弁600を全閉にする。一方、流量の50%以上では、小流量弁700を全開に保持し、大流量弁600の弁開度を流量に比例して制御する。本例のPDCM200は、コントローラ100からの制御指令にしたがって、大流量弁600と小流量弁700それぞれの弁開度を演算し、シリアル伝送によって各々に指令する。これにより、流量の0〜100%の範囲を精度よく制御できる。
図13に、インターロックロジックの処理フローを示す。通常の自動制御時、まずコントローラ正常信号によってコントローラ100が正常か判断する。コントローラ異常と認められる場合は操作端の開度保持指令を出力し、手動モードに切り替える(s308,s312)。一方、コントローラ100が正常動作している場合は、各操作端からの計測信号をRTB正常診断(s300)を経て参照し、以下のインターロックロジックによる判定を行う。
まず、小流量弁700側の動作チエックを行う。小流量弁700の開度計信号を参照し、小流量弁700が指令値通りに動作しているかチエックする(s302)。正常であれば、小流量弁700のリミットスイッチ信号を参照し、小流量弁700が連動関係に従って正常に動作しているかチエックする(s303)。リミットスイッチ信号が正常であれば、空気源圧力SW信号を参照し、空気圧源が正常かチエックする(s304)。上記s302〜s304のいずれかで小流量弁700の異常が検知されると(s310)、大流量弁・小流量弁全閉(または全開)の電磁弁出力を発行し、フェイルセーフ操作を行う(s313)。小流量弁700側の各判定が正常であれば、次に大流量弁600側について、ステップs305〜s307により、小流量弁700側と同様に動作チエックを行い、異常が検知されるとフェイルセーフ操作を行う。ただし、連動制御操作端の一方のみをフェイルセーフ操作することもある。
上記のインターロックの処理手順はメモリ203に格納されるが、これを図4の保守ツールでシーケンス図または論理回路図に変換し、CRTでその動作状態を監視することができる。
以上のように、本実施形態では制御機能が同じで連動関係にある複数の流量弁の各制御指令を、1つのPDCMに格納したプログラムによって演算し、PDCMからのシリアル接続によって各々の弁を連動制御する。また、それら各弁のインターロックも、PDCMに格納したロジックにより連動処理する。これにより、本来はひと纏まりの機能をハードウェアを分割することなく簡単に構成できるので、システムの制御性能を向上でき、またシステムのフェイルセーフな設計を容易にする。
なお、上記実施例では大流量弁と小流量弁の連動制御を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、火力発電プラントでは、この他に給水ポンプ、再循環ポンプ、制御油ポンプ、燃料ポンプ、重油ポンプ等の大型補機で、その周辺機器との間で同様な連動制御が行われている。本発明はこのような連動制御にも適用でき、実施例の場合と同様な効果を奏することができる。
また、本例のような連動制御に関わる範囲は、保護機能を含む入出力点数は20以上の多数になることが多い。しかし、本PDCMはシリアル接続によって多数の入出力点を可能にしているので、従来のように特別仕様のコネクタを用いる必要がなくなり、システム設計が容易で保守性も向上できる。
本発明のプラント制御装置の一実施例を示す構成図。 本発明を適用するプラントの一例を示す概略図。 図2のプラントのレイアウトを示す説明図。 図2のプラントの全体的な監視制御を行う監視制御システムの構成図。 シリアル信号線とその接続の一実施例を示す説明図。 RTBの一実施例を示す構成図。 PDCMとRTB間のシリアル信号と、その送受信処理を示す説明図。 RTB側における入出力データとその設定アドレスの説明図。 PDCMによるインターロック処理の一実施例を示すフローチャート。 図1を変形し、シリアル接続を多重化したプラント制御装置の構成図。 本発明のプラント制御装置の他の実施例で、連動制御を示す構成図。 大流量弁と小流量弁の連動制御で、流量に対する分担を示す説明図。 図10の連動制御で、PDCMによるインターロックを示すフローチャート。
符号の説明
100…制御用コントローラ、101…CPU、102…メモリ、103…伝送インタフェース、104…PI/Oインタフェース、105…内部バス、200…PDCM(Programmable Drive Cnotrol Module)、201…PI/Oインタフェース、202…CPU、203…不揮発性メモリ、204…シリアルI/F、300…シリアル信号線、400…RTB(Remote Terminal Box)、401…シリアルI/F、402…アドレス設定器、403…発信回路、404…入力制御回路、405…A/D変換器、406…MPX、407…レベルチェンジャ、408…2次変換器、410…出力制御回路、411…ラッチ回路、412…レベルチェンジャ、413…D/A変換器、414…DE−MPX、415…アンプ回路、420…端子台、500…空気式調節弁(操作端)、501…プロセス流量計、502…P/P変換器、503…E/P変換器、504…強制動作電磁弁、505…開度保持電磁弁、506…開度監視リミットSW、507…弁開度計、508,509…空気圧監視圧力SW、510…空気源、600…大流量弁、700…小流量弁。

Claims (10)

  1. 複数のプロセス機器を制御する複数のプロセスコントローラをネットワークにより結合して中央制御機器室に設置し、前記コントローラに付属して1以上の操作端ドライブモジュールを設け、前記モジュールと前記プロセス機器を伝送手段を介して接続し、前記プロセス機器を制御するプラント制御システムにおいて、
    前記操作端ドライブモジュールに、シリアル/パラレル変換が双方向に可能なシリアル通信手段を設け、前記プロセス機器における操作端の制御指令値やプロセス量の計測値などの複数のデータを、シリアル信号線を経由して入出力するように構成したことを特徴とするプラント制御システム。
  2. 請求項1において、
    前記操作端ドライブモジュールに、対象操作端に固有の処理機能をソフトウェア化して格納する不揮発性のメモリと、前記ソフトウェアを前記プロセスコントローラと独立して実行するCPUを設け、前記固有の処理機能に必要なデータを前記シリアル信号線を経由して入出力することを特徴とするプラント制御システム。
  3. 請求項2において、
    前記固有の処理機能が保護機能で、対象操作端をホールドおよび/またはフェイルセーフ操作するプラント制御システム。
  4. 請求項1、2または3において、
    前記プロセス機器の近傍に、双方向のシリアル/パラレル変換をして前記シリアル信号線と送受信するシリアル通信手段と、前記プロセス機器の駆動手段や計器と並列接続して前記データを入出力する入出力点端子を含むリモート端子台モジュールを設けたことを特徴とするプラント制御システム。
  5. 請求項4において、
    前記リモート端子台モジュールは、前記プロセス機器とアナログデータを入出力するものと、ディジタルデータ(接点信号など)を入出力するものとに分けられ、前記シリアル信号線を介してディジタルのデータを送受信できるように構成したことを特徴とするプラント制御システム。
  6. 請求項4または5において、
    前記リモート端子台モジュールがCPUやメモリを持たず、ハードウェアの回路手段によって構成されているプラント制御システム。
  7. 請求項4、5または6において、
    前記リモート端子台モジュールが入出力点の数または信号の種別などから複数に分割される場合、各リモート端子台モジュール間をマルチドロップで接続することを特徴とするプラント制御システム。
  8. 請求項4、5、6または7において、
    前記操作端ドライブモジュールと前記リモート端子台モジュール間を、2重化シリアル回線で構成することを特徴とするプラント制御システム。
  9. 中央制御機器室に複数のプロセス機器の制御演算を行う第1のCPUと、前記CPUとバスを介して接続される複数の操作端ドライブモジュールを設け、前記モジュールと前記プロセス機器を伝送手段を介して接続し、前記プロセス機器を制御するプロセスコントローラにおいて、
    前記操作端ドライブモジュールに、対象操作端の固有の処理機能をソフトウェアで作成して書き換え可能に格納する不揮発性メモリと、前記ソフトウェアを前記第1のCPUと独立して実行する第2のCPUを設け、前記第1のCPUの制御演算に必要なデータと前記第2のCPUの固有の処理に必要なデータを、前記シリアル信号線を経由して入出力できるように構成したことを特徴とするプロセスコントローラ。
  10. 請求項9において、
    前記固有の処理機能は、対象操作端のインターロックおよび/または複数の操作端間の連動制御であることを特徴とするプロセスコントローラ。
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CN111624932A (zh) * 2020-06-23 2020-09-04 西安热工研究院有限公司 一种火电机组八输入平衡功能块结构及方法

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