JP2006002526A - 護岸ブロック - Google Patents

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Abstract

【課題】増水による冠水にて穴の周辺に土砂が堆積されて速やかに自然環境になじむことができる法面を構築する。
【解決手段】四角状の板状部1aの上面に、平面形状が四角形の台形状の複数の凸起2を、左右方向に間隔をあけて列状にすると共に、前後方向に千鳥状にして設け、左右の凸起の間の平面部に、前後方向に長くしたスリット状の貫通穴3,3aを、この貫通穴の幅を、後側より前側を広くし、この貫通穴の幅を広くした方を法尻側にして法面に敷設するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、河川の法面に、護岸や根固めとして使用すると共に、植生の繁茂を助長可能にした護岸ブロックに関するものである。
この種の護岸ブロックとしては、四角状の板体の上面に、適宜形状の複数の凸部を有すると共に、板体の周側に適当数の切欠き部を設けたもの(例えば、特許文献1参照)や、平面形状が矩形で前後の端面に凹部を有し、平面部には上下に貫通する抜き穴を設けたもの(例えば、特許文献2参照)がある。
特開平7−173818号公報 特開2004−27539号公報
上記した従来の技術における護岸ブロックは、これを多数河川の法面に並べて敷設されるが、このときに護岸ブロック相互の隣接部に切欠き部あるいは凸部にて法面に通じる穴が形成され、この穴や抜き穴から植物が植生するようになっているが、上記法面に通じる穴は各護岸ブロックの平面部に設けられるもので、この各穴の周囲では水が流れやすくなっているので、河川が増水して冠水したときに、この穴の周囲の土砂は掃流されてしまい、穴内に土砂が堆積しにくく、護岸ブロックにて護岸された法面が自然環境になじむのに長い時間がかかるという問題があった。
本発明は上記したことに鑑みなされたもので、増水による冠水にて穴の周辺に土砂が堆積されて速やかに自然環境になじむことができる法面を構築できるようにした護岸ブロックを提供することを目的とするもので、その構成は、四角状の板状部の上面に、平面形状が四角形の台形状の複数の凸起を、左右方向に間隔をあけて列状にすると共に、前後方向に千鳥状にして設け、左右の凸起の間の平面部に、前後方向に長くしたスリット状の貫通穴を設けた構成になっている。そしてこの護岸ブロックの貫通穴の幅を、後側より前側を広くし、この貫通穴の広くした方を法尻側にして法面に敷設するようにした。
本発明によれば、本発明に係る護岸ブロックを用いて構築された法面はこの各護岸ブロックに対して横方向から水が流れる際に、凸起と凸起との間の平面部で流れの淀みが生じると共に、この凸起間の平面部に設けられた貫通穴にて渦流が生じることにより、流水に混入している土砂がこの凸起間に沈殿して貫通穴内に堆積される。
そしてこの作用が河川の平均水位より上側で、増水時に冠水する部分でも行われれて、この部分での護岸ブロックに植生基盤としての機能を短い期間でもたせることができ、この部分を速やかに自然環境になじませることができる。
また、本発明によれば、貫通穴が前後方向に長いスリット状になっていることにより、この中に入った土砂や植物の種子が再流出しにくく、土砂及び種子の滞留性を良くすることができる。
本発明の最良の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図中1は本発明に係る護岸ブロックであり、この護岸ブロック1は、所定の厚さを有して四角形に形成された板状体1aの上面に、平面形状を四角形にした台形状の凸起2が、左右方向に間隔をあけて列状にすると共に、前後方向に千鳥状にして複数設けてある。
そしてこの各凸起2の左右方向の間の平面図に、前後方向に長くしたスリット状の貫通穴3が設けてある。なお、板状体1aの手前側の列の凸起2の間に位置する貫通穴3aの手前側端は、板状体1aの側辺に開放されている。また板状体1aの左右の側面には、凸起2に対応する位置に前後方向に長くした切欠き3bが設けてある。
上記各貫通穴3,3aの幅は前後方向の前側が後側より広くなっている。そして、この各貫通穴3,3aを設けた平面部の手前側に他の凸起2が配置されていることにより、手前側の貫通穴3a以外の貫通穴3の手前側が凸起2に対向されている。また、上記切欠き3bも手前側部が後側より深くなっている。
上記護岸ブロック1の板状体1aの四隅は面取りされていて、この部分に連結環4が設けてある。
上記のように形成された護岸ブロック1は、図4、図5に示すように河岸の例えば緩傾斜の法面5に隙間なく敷設される。このとき図4に示すように、各護岸ブロック1は手前側を河床側(法尻側)にして前後左右に整列して配置し、それぞれの四隅に設けた連結環4を連結具にて連結する。なお、このときの各護岸ブロックは横方向に互いに連結環4を連結して千鳥状に配列してもよい。
この状態における各護岸ブロック1の手前側の貫通穴3aの手前側の開放部は手前側に隣接する他の護岸ブロック1の凸起2に対向されている。また、対向する切欠き3bにて形成される隙間の手間側も隣接する相互の護岸ブロック1の凸起に対向される。
このように、河岸の法面5に敷設される各護岸ブロック1の全ての貫通穴3,3a及び切欠き3bによる隙間は、これを設けた凸起2間の平面と共に、これの左右の両側と、少なくとも手前側とが凸起2に囲まれた状態となる。このため、図4において横方向から水が流れてくるときに、この流れは凸起2を乗り越えて流れる間に凸起2間の平面部に流れの淀み(流水の減速)が生じると共に、この凸起2間の平面部に設けられた貫通穴3,3a及び切欠き3bにて渦流が生じることにより、流水に混入している土砂はこの凸起2間にて沈殿して貫通穴3,3a及び切欠き3bによる隙間内に堆積されていく。
図6は、図5に示したように護岸ブロックを敷設した河岸の法面の水位部を示すもので、この水位部の平均水位Sより下側は殆ど常時流水にさらされていることにより、上記作用により各凸起2間に土砂が堆積され、この各凸起2間に設けられた貫通穴3,3a及び切欠き3bによる隙間もこの堆積土砂によってふさがれている。
一方、上記平均水位Sより上側は、台風による大雨や隔雪時の出水等の増水時に冠水されるが、このときの流れによってこの平均水位Sより上側においても上記冠水によって各凸起2間に土砂が沈殿して、貫通穴3,3a及び切欠き3b間の隙間内に土砂が堆積されていく。
このとき、上記各凸起2間の平面部はこれの左右及び少なくとも下側が凸起2に囲まれていることにより、図6に符号6で示すように、上記堆積土砂は貫通穴3,3a及び切欠き3bによる隙間内に堆積されると共に、これの手前側から溢れて、貫通穴3,3a及び隙間の手前側の縁より下側の凸起2にわたって堆積される。そしてこのとき、各貫通穴3,3a及び隙間の法尻側の幅が広くなっていることにより、各貫通穴3,3a及び隙間の法尻側への土砂の堆積が良好に行われる。
また、風によって運ばれてきた植物の種子、または流水に混入した種子も上記の土砂と同様に貫通穴や隙間及びその周辺に滞留される。そしてこのとき、貫通穴3,3aや護岸ブロック1の間の隙間が前後に長いスリット状になっていることにより、この貫通穴3,3aや隙間内に入った種子は再流出しにくく、良好な滞留性を呈する。
上記したように、上記護岸ブロック1を敷設した河川の法面では、平均水位の上側の増水時に浸水する部分での貫通穴3,3aや護岸ブロック1の間の隙間及び隙間及び、各貫通穴3,3aを設けた平面部、少なくとも貫通穴3,3aや隙間の法尻部に土砂が堆積されるので、護岸ブロック1の敷設後の法面には時間の経過に従って、上記貫通穴3,3aや隙間及びこれの周囲に植生が発生し、その後、この植生部にさらに土が堆積し、数年後には上記平均水位部を起点にして法面での植生の繁茂が確実に進行される。そしてこの過程は比較的短い時間で行われる。
本発明に係る護岸ブロックの斜視図である。 本発明に係る護岸ブロックの平面図である。 図2におけるA−A断面矢視図である。 本発明に係る護岸ブロックを法面に敷設した状態を示す展開図である。 本発明に係る護岸ブロックを法面に敷設した状態を示す断面図である。 河川の平均水位部分の土砂堆積状態を説明するための平面図である。
符号の説明
1…護岸ブロック、1a…板状体、2…凸起、3,3a…貫通穴、3b…切欠き、4…連結環、5…法面、6…堆積土砂。

Claims (2)

  1. 四角状の板状部の上面に、平面形状が四角形の台形状の複数の凸起を、左右方向に間隔をあけて列状にすると共に、前後方向に千鳥状にして設け、左右の凸起の間の平面部に、前後方向に長くしたスリット状の貫通穴を設けたことを特徴とする護岸ブロック。
  2. 貫通穴の幅を、後側より前側を広くし、この貫通穴の幅を広くした方を法尻側にして法面に敷設するようにしたことを特徴とする請求項1記載の護岸ブロック。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102002926B (zh) * 2009-11-03 2012-05-02 彭昊 组合式连锁护坡水槽
CN105064277A (zh) * 2015-07-15 2015-11-18 隗寿宏 生态水工河床用砌块结构
CN113701856A (zh) * 2021-08-25 2021-11-26 深圳市工勘岩土集团有限公司 防护坡水位预警的密封结构

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