JP2006000172A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Kimiyasu Honda
公康 本田
Takemi Oketa
岳見 桶田
Sunao Asami
直 朝見
Hitomi Matsui
瞳 松井
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Abstract

【課題】衣類から振い落としたアレルゲンを分離して、衣類から除去する。
【解決手段】制御手段15により回転翼6を駆動して衣類の攪拌を行うとともに、送風手段12により送風する乾燥時の風量より少ない風量を内槽4に供給するようにしたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、衣類等の洗濯または乾燥と、洗濯から乾燥までを一貫して行える洗濯乾燥機に関するものである。
従来、花粉の飛散時期に洗濯物を屋外に干すと、多量の花粉が洗濯物に付着することから、乾燥させた洗濯物から花粉等のアレルゲンを除去するために衣類乾燥機を用いることが考えられており、密閉空間の中でドラムの回転によるたたき、ほぐし効果やファンを用いた送風で衣類に付着したアレルゲンを除去することが提案されている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
特開平7−289794号公報 特開2000−167299号公報
しかしながら、従来のドラム式の衣類乾燥機では、ドラムの回転により衣類を攪拌して衣類に付着している花粉等のアレルゲンを振い落し、衣類から離散したアレルゲンを送風によって循環風路に設けたフィルタに捕集する構成であるため、フィルタには衣類から離散したアレルゲンに加えて、衣類から発生するリントが捕集される。このためフィルタは捕集したリントによって風量が低下することから、フィルタを常に掃除する必要があるが、このフィルタの掃除や交換の際に捕集したアレルゲンが飛散しやすいという問題があった。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、衣類に付着したアレルゲンを除去するときは、制御手段により回転翼を駆動して衣類の攪拌を行うとともに、送風手段により送風する乾燥時の風量より少ない風量を内槽に供給するようにしたものである。
これにより、衣類に付着したアレルゲンを振い落とすことができるとともに、衣類から離散したアレルゲンを送風により内槽に設けている多数の孔を通して内槽の外へ排出し、外槽内の底部に溜めることができ、離散したアレルゲンを衣類から分離することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、内槽内で衣類から振い落としたアレルゲンを分離して、衣類から除去することができる。
第1の発明は、筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持するとともに、周壁に多数の孔を設けた内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽および回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽に設けた開閉自在な内蓋と、前記内槽に空気を送風する送風手段と、前記送風手段を制御する制御手段とを備え、衣類に付着したアレルゲンを除去するときは、前記制御手段により前記回転翼を駆動して衣類の攪拌を行うとともに、前記送風手段により送風する乾燥時の風量より少ない風量を前記内槽に供給するようにしたことにより、衣類に付着した花粉等のアレルゲンを、回転翼の回転により衣類から振い落とすことができるとともに、少ない風量で内槽に送風することで、衣類から離散したアレルゲンを内槽から排出して外槽内の底部に溜めることができ、離散したアレルゲンを衣類から分離することができる。そして、外槽内の底部に溜ったアレルゲンは洗濯時に供給する洗濯水とともに洗い流すことができる。
第2の発明は、送風手段の上流側もしくは下流側にアレルゲンを捕集するフィルタを設け、前記フィルタに捕集したアレルゲンを不活化する不活化材を設けたことにより、吸引される空気に含まれる花粉等のアレルゲンを捕集することができ、内槽へのアレルゲンの侵入を防止することができるとともに、捕集したアレルゲンを不活化することができ、フィルタを掃除する際の取扱いを簡便にすることができる。
第3の発明は、不活化材にフェノール性OH基を有する物質を用いたことにより、効率的にアレルゲンの不活化を行うことができる。
第4の発明は、不活化材にポリビニルフェノールを用いたことにより、安定的にアレルゲンの不活化を行うことができる。
第5の発明は、フィルタは、表面に不活化材の層を形成した不織布により構成したことにより、不活化材を備えたフィルタが容易に実現することができるとともに、形成した不活化材を損なうことなく、捕集したアレルゲンを簡単に吸引除去することができ、利便性を向上することができる。
第6の発明は、送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段を設けたことにより、アレルゲンの不活化反応を加速させることができ効率的である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における洗濯乾燥機の断面図を示したものである。図1において、1は筐体で、サスペンション2により外槽3が弾性的に吊支されている。4は回転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽3内に回転自在に支持した内槽で、周壁面に多数の孔5を設けている。6は内槽4の内底に設置した回転翼で多数の孔7を設けている。内槽4と回転翼6は鉛直方向に回転中心軸を有した縦型構成としており、駆動手段8により駆動可能である。9は外槽3の上部に設けた開口部10を開閉する内蓋で排気口11を設けている。12は乾燥用空気を内槽4に供給する送風手段で、この送風手段12により送風される空気を加熱する加熱手段13を設けている。
14は花粉等のアレルゲンを除去するフィルタで、送風手段12の上流側もしくは下流側の少なくとも一方に設けている。このフィルタ14は捕集したアレルゲンを不活化する不活化材(図示せず)を有し、例えば不織布等よりなる通気性基体の表面にアレルゲンを不活化する機能を有するアレルゲン不活化材の層を形成しており、具体的には、不織布にポリビニルフェノールを塗布している。なお、15は駆動手段8および送風手段12の駆動を制御する制御手段である。
次に、本発明の洗濯乾燥機の動作および作用について説明する。花粉の飛散時期に洗濯物を屋外に干して乾燥させると多量の花粉が付着する。このような外干しした衣類に付着した花粉等のアレルゲンを除去するときは、衣類を内槽4内に入れて内蓋9を閉じた後、回転翼6と送風手段12を動作させる。衣類は回転翼6の正逆回転動作により攪拌され、花粉等のアレルゲンが振い落とされる。また、衣類から離散したアレルゲンは、送風手段12による送風により内槽4に設けた多数の孔5を通って外槽3へと送られ、外槽3内の底部に溜まる。
したがって、衣類に付着した花粉等のアレルゲンは、使用者が衣類を振ることなく振い落とすことができるため、離散した花粉を吸引することなく、衣類に付着した花粉を除去することができる。そして、外槽3内の底部に溜まったアレルゲンは、洗濯時の洗浄水によって洗い流され、排水口16から機外へ排出されるので、衣類への再付着の心配はない。
また、衣類に付着したアレルゲンを除去する場合は、衣類の乾燥行程で供給する風量よりも、少ない風量で送風するように設定しているため、衣類から離散したアレルゲンは内槽4の周壁に設けた多数の孔5から内槽4の外へ排出することができる。なお、制御手段15は、回転翼6を衣類に付着したアレルゲンを振い落とすために好適な回転動作に設定してあり、乾燥時の動作と異ならせてもよい。
送風手段12を駆動して内槽4内に乾燥用空気を供給すると、吸気口17から空気が吸込まれるが、この吸引される空気にも花粉等のアレルゲンが含まれていても、花粉はフィルタ14で捕集することができる。そして、送風する風量を少なくすることで吸引される空気の量に比例して花粉の量も少なくなり、フィルタ14を通過して内槽4へ入る花粉を減少することができる。
次に、アレルゲンの不活化について説明する。フィルタ14上にアレルゲンの花粉が存在すると、ポリビニルフェノールのOH基と、抗原決定基(図示せず)とが反応する。互いに結合反応した物質は、抗体とは反応することはないので、抗原抗体反応は起きない(これを不活化という)。
なお、フィルタ14に塗布するアレルゲン不活化材にはフェノール性OH基を有するポリビニルフェノールを用いたが、他にタンニン酸、ヒドロキシ安息香酸などのポリフェノール類も使用可能である。ポリビニルフェノールは工業的に安定した量産が可能な物質で、ロット間のばらつきも小さい。したがって、安定的にアレルゲン不活化を行うことが可能となる。また耐水性もあるので、洗濯機のように水を使用する装置には適している。
また、フィルタ14の形態は任意のものを使用することができる。しかし圧損条件の制約を考えると、不織布のように、低圧損で捕集効率の高い基材が望ましい。使用後のメンテナンスも掃除機等の吸引で可能であり簡便となる。
なお、花粉等のアレルゲンの除去のほか、通常の洗濯乾燥機として洗濯から乾燥まで一貫して使用できることは言うまでもなく、この場合は一般的な手順により行われ、内槽4に衣類を入れて運転を開始し、設定したコースに基づいて所定量の給水を行い、洗濯、濯ぎ、脱水を行った後、乾燥を行う。乾燥時は送風手段12を駆動し内槽4に乾燥用空気を供給する。このとき、吸引される空気に含まれる花粉等のアレルゲンはフィルタ14で捕集することができ、乾燥時にアレルゲンが内槽4に供給されるのを防止する。
また、送風手段12により送風される空気を加熱する加熱手段13を設けているので、温風を内槽4に供給することができ、洗濯後の衣類を効率よく乾燥することができる。しかも、排気口11から出た温風がフィルタ14を通過するのでフィルタ14上のアレルゲン不活化材の温度も上昇する。表面温度が上昇することで、ポリビニルフェノールのOH基と、抗原決定基との反応が加速されるので、より多くのアレルゲンを不活化することができ、効率的である。
以上のように、本発明の縦型洗濯乾燥機は、衣類から振い落としたアレルゲンを分離して、衣類から除去することができるので、洗濯乾燥機として有用である。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の断面図
符号の説明
1 筐体
3 外槽
4 内槽
6 回転翼
8 駆動手段
9 内蓋
12 送風手段
14 フィルタ
15 制御手段

Claims (6)

  1. 筐体内に弾性的に吊支した外槽と、回転中心軸を鉛直方向に有し前記外槽内に回転自在に支持するとともに、周壁に多数の孔を設けた内槽と、前記内槽の内底部に回転自在に設けた回転翼と、前記内槽および回転翼を駆動する駆動手段と、前記内槽に設けた開閉自在な内蓋と、前記内槽に空気を送風する送風手段と、前記送風手段を制御する制御手段とを備え、衣類に付着したアレルゲンを除去するときは、前記制御手段により前記回転翼を駆動して衣類の攪拌を行うとともに、前記送風手段により送風する乾燥時の風量より少ない風量を前記内槽に供給するようにした洗濯乾燥機。
  2. 送風手段の上流側もしくは下流側にアレルゲンを捕集するフィルタを設け、前記フィルタに捕集したアレルゲンを不活化する不活化材を設けた請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 不活化材にフェノール性OH基を有する物質を用いた請求項2記載の洗濯乾燥機。
  4. 不活化材にポリビニルフェノールを用いた請求項2記載の洗濯乾燥機。
  5. フィルタは、表面に不活化材の層を形成した不織布により構成した請求項2記載の洗濯乾燥機。
  6. 送風手段により送風される空気を加熱する加熱手段を設けた請求項1記載の洗濯乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018042595A (ja) * 2016-09-12 2018-03-22 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯乾燥機
CN108729094A (zh) * 2017-04-13 2018-11-02 日立空调·家用电器株式会社 洗涤干燥机
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