JP2005532712A - 情報転送を実行する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つのデータユニットと中央サーバとの間で情報転送を実行する方法及びシステム。少なくとも一部で2つの異なる通信手段が重複する有効範囲を有するエリア内で、データユニットはそれらの通信手段のうちの1つによって中央サーバとの間で情報を転送する。通信手段の選択は、データユニットプロファイルにより決定される複数のパラメータからなされる。そこで、多くのアプリケーションにおいて、中央サーバは、インターネットなどの別の通信ネットワークによって、特に、1人以上のユーザ及びユーザのアプリケーションに接続される。従って、データユニットとの間の情報転送のためにいくつかの異なる通信ネットワーク及び方法が使用されるにもかかわらず、ユーザは単一の通信ネットワーク及び方法によって中央サーバと通信する。

Description

発明の分野
本発明は、一般に、移動自在のデータユニットと中央サーバとの間の情報転送を提供する方法及び装置に関する。特に、本発明は、ある地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する少なくとも2つの異なる通信手段を具備するデータユニットが予測可能な所定の方式で中央サーバとの間で情報の転送を可能にする方法及び装置に関する。
発明の背景
データ収集は、従来、何らかの方法で中央ユニットと接続されている1つ以上のデータ収集ユニットから成っている。元来、データユニットと中央ユニットとの接続は、例えば、1つのインダストリ(industry)に関連している場合にはおそらくは直接配線によって行われており、2つ以上のインダストリに関連するか又は中央ユニットから遠く離れた場所にあるインダストリに関連している場合には、更に公衆電話通信網を利用して行われていたであろう。無線技術の発達と、おそらくはより重要な要因として主に低コスト化及び規制緩和により無線通信がより利用しやすくなったことによって、ローカルデータ収集ユニットとの専有的な無線通信の使用が可能になった。専有的な無線通信システムは相対的に限られた有効範囲しか持っていないために、遠く離れた場所では通常は公衆電話通信網の使用が依然として必要であろう。携帯電話通信網などの全国的な無線通信手段の到来に伴って、遠隔場所も無線通信によってアクセスできるようになった。公衆無線通信手段の使用は、例えば、トラックなどの移動可能な装置上におけるデータ収集ユニットの使用を実用化する道を開いた。残念ながら、衛星システムなどの、国境を越えて使用される無線通信システムは相対的に高価であり、例えば、国境により制限されない広い地理的エリアの中で移動自在である船舶や、貨物などにデータ収集ユニットを搭載するなどの、より広範囲な地域における使用/全地球的な使用を妨げている。加えて、例えば、コンテナを追跡してその状態を知ること、すなわち、コンテナのおよその所在や、例えば、コンテナの内部温度及び外部温度、並びに相対湿度を知ることができることに対する関心がいっそう高まってきている。移動するユニットの所在を知ることは、特に重要性がより一層増してきている物流において企業がジャストインタイム輸送を使用する/そのサービスを受ける場合には、重要なファクターである。従って、広い地理的エリア内において、船舶、トラック及びコンテナなどの移動可能な輸送手段に装着されたデータユニットを使用し、中央ユニットとの間で費用効率の良い情報転送を提供できることが望ましいであろう。
発明の概要
本発明の目的は、広い地理的エリア内において、中央サーバとの間で費用効率の良い情報転送を提供可能な移動データユニットを提供することである。
本発明の他の目的は、データユニットの少なくとも2つの異なる通信手段のうちの1つによって、少なくとも1つのデータユニットから中央サーバへの情報転送を制御可能な方式で提供する方法を提供することである。
本発明の他の目的は、データユニットの少なくとも2つの異なる通信手段のうちの1つによって、移動データユニットと中央サーバとの間で制御可能であり且つ効率の良い方式で情報転送を提供可能なシステムを提供することである。
上記の目的は、本発明によれば、少なくとも1つのデータユニットと中央サーバとの間の情報転送を提供する方法及びシステムにより達成される。2つの異なる通信手段の受信範囲が少なくとも一部で重複するエリアの中にあるデータユニットは、それらの通信手段のうちの1つによって中央サーバとの間で情報を転送する。通信手段のうちの1つの選択は、データユニットプロファイルにより管理される複数のパラメータから実行される。一方、中央サーバは、多くのアプリケーションにおいて、インターネットなどの別の通信ネットワークによって1人以上のユーザ及びユーザのアプリケーションに接続される。従って、データユニットとの間の情報転送のためにいくつかの異なる通信ネットワーク及び通信方法が使用されるとしても、ユーザは単一の通信ネットワーク及び通信方法によって中央サーバと通信する。
また、上記の目的は、本発明によれば、少なくとも1つのデータユニットから中央サーバへの情報転送を提供する方法により達成される。データユニットは複数の異なる通信手段を具備する。これら複数の通信手段は、データユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する受信可能範囲/機能性を有する。本発明の方法は、各データユニットにおいて以下の複数のステップを含む。第1のステップでは、複数の通信手段が起動される。第2のステップでは、好ましい通信手段が判断される。第3のステップでは、通信手段の可用性が判断される。第4のステップでは、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段が選択される。この選択は判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に基づいてなされる。最後に、第5のステップでは、現行の通信手段によって中央サーバへの情報転送が提供される。
また、上記の方法において、中央サーバが別の通信ネットワークによって加入者の端末の少なくとも1つのアプリケーションへ情報転送を提供ステップを更に含むことが好ましい。又、上記方法において、情報転送の型を分類するステップを更に含み、上記現在の通信手段を選択するステップにおいては、更に、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて選択が実行されることが好ましい。また、通信手段の可用性を判断するステップにおいても、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて判断が実行されることが好ましい。ある実現形態においては、情報転送の型を分類するステップは、情報転送が実行される前の最大許容遅延を判断するサブステップを含む。ここで、好ましくは、通信手段の可用性を判断するステップは、現在機能していない通信手段を判断するサブステップと、実行されるべき情報転送の分類された型の判断された最大許容遅延の中で、現在機能していない通信手段のうちのどれが機能する通信手段になるかを予測するサブステップとを含む。また、いくつかの実現形態においては、情報転送の型を分類するステップは、転送されるべき情報の量を判断するサブステップを更に含む。ここで、好ましくは、通信手段の可用性を判断するステップは、通信手段が転送されるべき情報の判断された量に適合するか否かを判断するサブステップを含む。また、好ましい通信手段を判断するステップにおいても、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて判断するのが好ましい。
いくつかの実現形態においては、複数の通信手段を起動するステップは、通信手段ハードウェアを初期設定するサブステップと、デフォルトデータユニットプロファイルを起動するサブステップと、現在のデータユニットプロファイルの情報転送を要求するサブステップとを更に含む。通信手段の可用性を判断するステップは、許容通信手段を判断するサブステップと、機能中である通信手段を判断するサブステップとを含むことができる。場合によっては、機能中である通信手段を判断するサブステップは、現在機能中である通信手段を判断する追加のサブステップと、現在機能中である通信手段が機能を継続する推定時間を予測するサブステップとを含む。機能中である通信手段を判断するサブステップは、現在機能していない通信手段を判断する更なるサブステップと、現在機能していない通信手段が機能するようになるまでの推定時間を予測するサブステップとを含むのが好ましい。
いくつかの実現形態においては、好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、提供されるべき情報転送の量に応じてその判断が実行される。また、好ましい通信手段を判断する過程において、複数の通信手段の各々によって情報転送を提供する費用に応じて、及び/又は複数の通信手段の各々の情報転送速度に応じて、及び/又はデータユニットの時間に応じて、及び/又は中央サーバの時間に応じて判断が実行されることも可能である。いくつかの通信ネットワークは週末の間及び/又は業務時間外に使用すると安価になる。従って、時間、すなわち、1日のうちの時間及び/又は1週間のうちの曜日が重要になる。
本発明による、以上説明した異なる方法の特徴の1つ以上は、それらの特徴が互いに矛盾しない限り、所望のどのような態様で組み合わされることも可能である。
更に、上記の目的は、本発明に従って、中央サーバへ情報転送を提供するように構成されたデータユニットにより達成される。データユニットは複数の異なる通信手段を具備する。複数の通信手段は、データユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する。本発明によれば、データユニットは起動手段と、第1の判断手段と、第2の判断手段と、選択手段と、提供手段とを具備する。起動手段は複数の通信手段を起動するように構成されている。第1の判断手段は好ましい通信手段を判断するように構成されている。第2の判断手段は、通信手段の可用性を判断するように構成されている。選択手段は、判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段を選択するように構成されている。提供手段は、現行の通信手段によって中央サーバへの情報転送を提供するように構成されている。
いくつかの実施例においては、データユニットは、情報転送の型を分類するように構成された分類手段を更に具備する。ここで、好ましくは、選択手段は、更に、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて選択するように構成される。また、分類手段は、情報転送が提供される前の最大許容遅延を判断し、且つ/又は転送されるべき情報の量を判断するように構成されてもよい。いくつかの実施例においては、第2の判断手段は、更に、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて判断するように構成されることが可能である。また、好ましくは、第1の判断手段も、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて好ましい通信手段を判断するように構成される。
いくつかの実施例においては、起動手段は、通信手段ハードウェアを初期設定し、デフォルトデータユニットプロファイルを起動し、現在のデータユニットプロファイルの情報転送を要求するように構成されている。現在のデータユニットプロファイルの要求は、データユニットが関連すべき中央サーバに対して、又は対象となっているデータユニットのアイデンティティに基づいて、データユニットが関連すべき中央サーバの情報をデータユニットに提供する、インターネットロケーションなどのデフォルト場所に対して実行されることが可能である。好ましくは、第2の判断手段は、利用可能な通信手段を判断し、且つ機能中である通信手段を判断するように構成される。また、第1の判断手段は、提供されるべき情報転送の量、複数の通信手段の各々によって情報転送を提供する費用、複数の通信手段の各々の情報転送速度、データユニットの時間、中央サーバの時間のうちの1つ以上に応じて、好ましい通信手段を判断するように構成されることが可能である。
本発明による方法の説明に関連して先に述べた補足的な特徴に従って、本発明によるデータユニットの様々に異なる実施例に到達することもできる。本発明によるデータユニットの上述の異なる実施例の特徴は、矛盾が起こらない限り、所望のどのような態様で組み合わされることも可能である。
上記の目的は、本発明によれば、少なくとも1つのデータユニットと中央サーバとの間で情報転送を提供するように構成された情報転送システムによっても達成される。中央サーバと、少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つは、それぞれ、互いに通信する複数の異なる通信手段を具備する。複数の通信手段は、少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する。本発明によれば、少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つは起動手段と、第1の判断手段と、第2の判断手段と、選択手段と、提供手段とを具備する。起動手段は複数の通信手段を起動するように構成されている。第1の判断手段は好ましい通信手段を判断するように構成されている。第2の判断手段は通信手段の可用性を判断するように構成されている。
選択手段は、判断された、好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段を選択するように構成されている。提供手段は、現行の通信手段によって中央サーバへの情報転送を提供するように構成されている。更に、本発明によれば、中央サーバは起動手段と、第1の判断手段と、第2の判断手段と、選択手段と、提供手段とを具備する。起動手段は複数の通信手段を起動するように構成されている。第1の判断手段は好ましい通信手段を判断するように構成されている。第2の判断手段は通信手段の可用性を判断するように構成されている。選択手段は、判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段を選択するように構成されている。提供手段は、現行の通信手段によって少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つへの情報転送を提供するように構成されている。
本発明による方法又はデータユニットの説明と関連して先に述べた補足的な特徴に従って、本発明による情報転送システムの様々に異なる実施例に到達することもできる。それらの異なる特徴は、本発明に従って、矛盾が起こらない限り、上述の情報転送システムのデータユニット及び/又は中央サーバと所望のどのような態様で組み合わされることも可能である。
更に、上記の目的は、本発明によれば、中央サーバから少なくとも1つのデータユニットへ情報転送を実行する方法によっても達成される。中央サーバは複数の異なる通信手段を具備する。複数の通信手段は、少なくとも1つのデータユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する。本発明によれば、方法は中央サーバにおいて複数のステップを含む。第1のステップでは、複数の通信手段が起動される。第2のステップでは、好ましい通信手段が判断される。第3のステップでは、通信手段の可用性が判断される。第4のステップでは、判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段が選択される。最後に、第5のステップでは、現行の通信手段によって少なくとも1つのデータユニットへ情報転送が提供される。
いくつかのバージョンにおいて、方法は、中央サーバが加入者の端末の少なくとも1つのアプリケーションから別の通信ネットワークによって情報転送を提供するステップを更に含む。方法は、情報転送の型を分類するステップを更に含むことが好ましい。その場合、現行の通信手段を選択するステップにおいて、更に、提供されるべき情報転送の型の分類にも応じて選択が実行される。いくつかのバージョンにおいて、方法は更に3つの追加的なステップを含む。第1の追加ステップでは、データユニットプロファイルパラメータが現在のパラメータと比較される。おそらく、1つ以上の通信ネットワークに関する新たな情報転送速度が存在する。第2の追加ステップでは、1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があるか否かが判断される。これは、たとえば、加入者が1つ以上のデータユニットのいくつかの動作条件を変更可能であり、変更することを希望する場合にあたる。たとえば、緊急時でない限り、又は最後にコンタクトをとってからの時間が例えば10日を超えていない限り、加入者が最も安価である通信ネットワークのみを使用するというものである。最後に、第3の追加ステップでは、1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新を必要としていると判断された場合に、少なくとも1つのデータユニットに対する現在のパラメータを含めたデータユニットプロファイルの情報転送が要求される。
本発明によるデータユニットの方法の説明と関連して先に述べた補足的な特徴に従って、本発明による中央サーバの様々に異なるバージョンに到達することもできる。本発明による中央サーバの先に説明された様々なバージョンの特徴は、矛盾が起こらない限り、所望のどのような態様で組み合わされることも可能である。
更に、上記の目的は、本発明に従って、少なくとも1つのデータユニットへ情報転送を提供するように構成された中央サーバにより更に達成される。中央サーバは複数の異なる通信手段を具備する。複数の通信手段は、少なくとも1つのデータユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する。本発明によれば、中央サーバは起動手段と、第1の判断手段と、第2の判断手段と、選択手段と、提供手段とを具備する。起動手段は複数の通信手段を起動するように構成されている。第1の判断手段は好ましい通信手段を判断するように構成されている。第2の判断手段は通信手段の可用性を判断するように構成されている。選択手段は、判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、複数の通信手段のうちの1つから現行の通信手段を選択するように構成されている。提供手段は、現行の通信手段によって少なくとも1つのデータユニットへの情報転送を提供するように構成されている。
いくつかの実施例においては、中央サーバは、情報転送の型を分類するように構成された分類手段を更に具備する。その場合、選択手段は、更に、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて選択を実行するように構成される。中央サーバは比較器手段と、別の判断手段と、要求手段とを更に具備することが好ましい。ここで、比較器手段は、データユニットプロファイルパラメータを現在のパラメータと比較するように構成されている。別の判断手段は、1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があるか否かを判断するように構成されている。要求手段は、1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があると判断された場合に、少なくとも1つのデータユニットに対する現在のパラメータを含めたデータユニットプロファイルの情報転送を要求するように構成されている。
本発明による方法又はデータユニットの説明と関連して先に述べた補足的な特徴に従って、本発明による中央サーバの様々に異なる実施例に到達することもできる。それらの異なる特徴は、本発明に従って、矛盾が起こらない限り、上述の中央サーバと所望のどのような態様で組み合わされることも可能である。
本発明は従来のシステムと比較して更に数多くの利点を提供するが、以下にそのうちのいくつかを更に詳細に開示する。
次に、説明のために、限定的な意味を持たせず、添付の図面を参照して本発明を更に完全に、更に詳細に説明するが、以下の詳細な説明から目的、特徴及び利点は容易に明白になるであろう。
詳細な説明
本発明は、データユニットと中央サーバとの間の情報転送に関連する課題を扱う。データユニットは、少なくとも一部でGSMとSAT−Cなどの2つの異なる通信ネットワークによるアクセスが可能な地理的エリアにおいて移動可能であるか、あるいは典型的には2つの異なる通信ネットワークの間の所定のエリアの中に配置されて静止している。この所定のエリア内における異なる通信ネットワークのアクセス可能な度合いは不確定であり、変化する天候条件によって決まることもある。いずれの場合においても、すなわち、データユニットが移動可能であっても、データユニットが静止している場合であっても、特定の通信ネットワークを介するアクセスは予測不可能である。更に、ある特定の通信ネットワークが常時アクセス可能である場合でも、例えば費用上の理由などによって、緊急事態でない限りその特定の通信ネットワークを使用することは望ましくないという場合もあり得る。
本発明による方法及びシステムを理解しやすくするために、以下、図1から図8を参照して本発明のいくつかの実施例を説明する。図1は、本発明に従ったシステムの概要を開示する概略図である。図2は、本発明に従った中央サーバ及び中央サーバの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概要を開示する概略図である。図5は、本発明に従ったデータユニット及びデータユニットの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概要を開示する概略図である。図3、図4、図6、図7及び図8は、本発明に従った中央サーバ及びデータユニットにおける種々の処理を開示するフローチャートである。
図1に示される本発明に従ったシステムの概要は、1人以上のユーザが加入者端末181、183を介して、単純で一様な方式により、どのようにして中央サーバ160のデータベース168を介して1つ以上のデータユニット152、154、156から獲得される情報に対するアクセスを獲得できるか、又はどのようにして中央サーバ160のデータベース168を介して1つ以上のデータユニット152、154、156へ情報を転送できるかを示す。本発明によるシステムは、契約により加入者がシステムの一部及び全体を使用することを許可する1部門により所有されることが可能である。また、本発明によるシステムが同じ部門により所有され且つ稼動され、加入者は異なるアクセス権を所有する異なる部門であるという形態も実現可能である。更に、中央サーバが1つの部門に属し、その部門が、例えば、契約によって、加入者に自身のデータユニットへのアクセスの実行を許可するような分割所有権も可能である。この例によれば、中央サーバ160は、各々が異なる通信可能エリア110、112、114を有する3つの異なる通信ネットワーク120、122、124にアクセスする。3つの通信ネットワーク120、122、124のうちの第1の通信ネットワーク120は、地理的エリア100の全体に対応する通信可能エリア110を有する。このシステムによる第1のデータユニット152、第2のデータユニット154及び第3のデータユニット156はこの通信可能エリア110において機能するように設計されている。他の2つの通信ネットワーク122、124は地理的エリア100のうちの一部の通信可能エリア112、114を有するにとどまっている。第2の通信ネットワーク122は、第2のデータユニット154及び第3のデータユニット156の現在位置をカバーするが、第1のデータユニット152の現在位置はカバーしない通信可能エリア112を有する。第3の通信ネットワーク124は、第1のデータユニット152及び第2のデータユニット154の現在位置はカバーするが、第3のデータユニット154の現在位置はカバーしない通信可能エリア114を有する。従って、第2の通信ネットワーク122と第3の通信ネットワーク124の通信可能エリア112、114は地理的エリア100内で少なくとも部分的に常時重複している。よって、第1の通信ネットワーク120が存在しなくても、本発明による最小限の構成を有する状況は存続するであろう。
1人または複数のユーザは加入者端末181、183などを介してデータユニット152、154、156に対するアクセスを獲得できる。加入者端末181、183は、通常、1つ以上の加入者端末181、183及び中央サーバ160による、インターネットなどの大型通信ネットワーク190への通信アクセス192、194、196により、大型通信ネットワーク190によって中央サーバ160に結合される。加入者端末の観点から、データユニット152、154、156へのアクセスは直接、仮想直接(virtually direct)又は間接のいずれであっても良い。すなわち、中央サーバ160は透明であるか、データベース168によって仮想透明であるか、又はデータベース168によってバッファとしてオープンに動作する。いずれの場合にも、データユニット152、154、156との間のあらゆる情報転送はデータベース168を通過することになる。
従って、本発明によれば、加入者端末181、183においてユーザは、加入者端末181,183を中央サーバ160に接続(192)されているネットワーク190に接続(194、196)するか、あるいは、加入者端末181,183を中央サーバ160と直接に接続するだけで、通信ネットワーク120、122、124のどれが実際の情報交換に使用されているかに関わらず、1つ以上のデータユニット152、154、156と情報を交換できる。情報交換のための通信ネットワーク120、122、124の選択は多数のパラメータによって決まる。通信ネットワーク120、122、124が物理的に存在していることは、その通信ネットワークが情報転送のために利用可能であることと同じではない。即時に切り替えることが困難であるいくつかの要因は、例えば、ある特定の通信ネットワークが機能していない、すなわち、破断されていること、データユニットが特定の通信ネットワークに対するハードウェア/ソフトウェアを有していないこと、又はデータユニットが特定の通信ネットワークの通信可能エリアの外側にあることである。ある特定の通信ネットワークの使用を可能にするための契約が成立していないなどの他の要因は、あるケースでは解決するのがおそらくは容易且つ/又は迅速であると考えられるが、別のケースでは容易且つ/又は迅速な解決が望めないこともある。通信ネットワークの使用を制限する更に別の要因は全く自ら課されるものであるといえる。例えば、本発明によれば、短い長さ及び/又は非常に高い優先順位を有する情報に対してある1つの通信ネットワークの使用のみを許可するなど、通信ネットワークの使用を管理するプロファイルが存在している。
プロファイルは、例えば、情報転送のサイズ/長さ及びその緊急度、並びに転送費用などの1つ以上のパラメータに応じて、好ましい通信ネットワークを判断するために使用される。好ましい通信ネットワークが判断されたならば、使用することが可能である全ての通信ネットワークの可用性が判断される。可用性の判断では、例えば、利用可能になるまでの推定遅延及び推定利用可能時間が考慮に入れられる。例えば、船により輸送されるコンテナが5日のうちに港に到着する確率が最も高く、SMS通信が可能である場合には、費用のかさむ衛星通信ネットワークを使用する代わりに、到着を待つことが望ましいであろう。特定の通信ネットワークとの間で成立させることが可能である通信リンクの品質を更に考慮に入れて可用性を判断するようにしても良いであろう。他の要因は、通信ネットワークが両方向であるか又は1方向でしか使用できないか、1方向であればどの方向であるかなどを挙げることができよう。情報転送のためのプロファイルはデータユニットプロファイルとしてデータユニットにあり且つ/又は中央サーバプロファイルとして中央サーバにあることが可能である。データユニットは、デフォルトデータユニットプロファイルを具備する。このデフォルトデータユニットプロファイルは、例えば、転送費用の変更又は追加の通信ネットワークを使用することが可能になる新たな契約/加入などの変更条件に応じて更新される。このデフォルトデータユニットプロファイルは中央サーバから定期的に更新されることとなる。例えば、GSM通信モジュールにSIMカードを差し込んで、利用可能なその通信モジュールを利用することができる。
図2は、本発明による中央サーバ260及び中央サーバの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概要を示す。中央サーバ260の1つ以上のアプリケーション262は通信インタフェース266、加入者通信インタフェース264及びデータベース268に結合されている。加入者通信インタフェース264は1つ以上の加入者端末281、283を中央サーバ260と直接に(294)コンタクトさせることもできるし、インターネットなどの通信ネットワーク290を介して中央サーバ260に結合(296、292)させることもできる。1つ以上のアプリケーション262は、更に、中央サーバ260と関連する全てのデータユニット、例えば、どのデータユニットが起動されるか、どの加入者がプルのために支払いを行ったかなどを制御し且つ運営/管理する。ここでプル、すなわち、中央サーバが開始した1つ以上のデータユニットからの情報検索は中央サーバ通信加入により支払われる。それに対し、プッシュ、すなわち、データユニットが開始した情報転送は、通常、通信サービスへの加入者の加入により支払われる。また、アプリケーション262は、通常、例えば、データトラフィックの量、並びにどの加入者/データユニットによりどのように処理が実行されたかの統計処理を実行するが、これは特に加入者に課金するために使用することが可能である。例えば、加入者は銀行に預金しておくか又はクレジットカードを利用し、それが後に、例えば、加入者のデータユニットからのプル及びデータユニットとの全二重通信を許可するために加入者の一般プロファイルを変化させる。アプリケーション262は、使用量に応じて、加入者の口座でまだ利用可能である金額を追跡する。中央サーバは、データユニットプロファイルのいずれかを更新する必要があるか否かを検査し、必要があれば、自動的に更新する。
通信インタフェース266は複数の通信モジュール240、242、244、246、248に結合されており、各通信モジュールは通信インタフェースと、対応する通信ネットワーク210、212、214、216、218との間で情報230、232、234、236、238を転送することができる。この例では、5つの異なる通信ネットワークが示されている。これらの異なるネットワーク210、212、214、216、218は異なる通信可能エリア、異なる情報転送速度、異なる情報転送費用、異なる情報サイズ転送能力、異なる情報転送遅延時間及び異なる可用性を有する通信ネットワークを表している。例えば、GSMネットワークは過負荷状態になると、それ以上の接続を受け入れることが不可能になるであろう。いくつかの通信ネットワークは直接であるが、他の通信ネットワークは情報をバッファリングし、格納し、送り出す様式であるので、遅滞、遅延時間を発生させる。よって、ある種の警報条件などのいくつかのリアルタイム情報に対しては、そのような様式の他の通信ネットワークは受け入れられない。
アプリケーション262は、通信インタフェース266を利用することによって中央サーバ260を制御し、特定の情報転送のためにどの通信モジュール240、242、244、246、248を使用すべきかを判断する。図3は、本発明に従って中央サーバがデータユニットとの間でどのようにして情報転送を実行するかの基本的な処理を示すフローチャートである。これはポーリング型の情報転送である。フローチャートはデータユニットからのプッシュ型の情報転送を考慮に入れていない。プロセスは開始ポイント300で開始される。その後、第1のステップ310で、通信手段、すなわち、通信インタフェース及び通信モジュールが起動される。通信手段の起動では、通常、基本的な出荷時設定の機能を判断するためにデフォルト中央サーバプロファイルをセットアップすることを含む。この基本的な出荷時設定の機能は、例えば、1人以上の加入者により加入者端末を用いて全体的又は部分的に変更されることが可能であるか、あるいは変更されることは全く不可能である。通常、中央サーバプロファイルは、加入者との間で締結される契約を考慮して、中央サーバのオペレータによってのみ更新/変更可能である。中央サーバプロファイルは、通常、個別の加入者ごとの加入者特定部分を含み、この特定部分は該当する加入者との間の契約を反映する。実現形態によっては、セットアップ/システム全体が単一のユーザにより所有されることがあり、その場合には、複数の加入者特定部分を有する必要はないであろう。デフォルト中央サーバプロファイルは、中央サーバと関連するデータユニットの相互間の最初の情報転送に使用される。通常、デフォルト中央サーバプロファイルは、該当するデータユニットのある種のアイデンティティを含む新たなデータユニットプロファイルを求める情報転送要求をアセンブルする。データユニットは、通常は特に現在の操作性を反映する新たなデータユニットプロファイルを受信する。
起動の後、第2のステップ320では、中央サーバとデータユニットとの間に情報転送の原因が存在するか否かが判断される。そのような原因が存在しなければ、プロセスは原因が存在するようになるまで待機する。おそらくはプッシュが存在しており、その場合、中央サーバは受信される情報に注意するのみであり、要求されれば応答するが、このようなケースはこのフローチャートには含まれていない。ポーリング、すなわち、中央サーバが1つ以上のデータユニットとのコンタクトを開始することの理由は、データユニットが通信を開始するのではなく、中央サーバが通信を開始するほうが安価であろうということにある。すなわち、通信速度に応じて、例えば、米国からスウェーデンへGSM呼び出しを実行するより、スウェーデンから米国へGSM呼び出しを実行するほうが安価であるといえる。情報転送の必要がある場合、プロセスは第3のステップ340へ進み、好ましい通信手段を判断する。好ましい通信手段は、対象となっているデータユニットに関する中央サーバプロファイルの1つ以上のパラメータから判断される。いくつかのバージョンでは、中央サーバプロファイルが1つの判断された好ましい通信手段を特定し、他のバージョンにおいては、判断に際して転送費用などの他のパラメータが使用される。その後、第4のステップ350で、通信手段の可用性が判断される。例えば、対象となっているデータユニットが好ましいと判断された通信手段の通信可能エリアの外側にあるために、好ましい通信手段を利用できない場合も考えられる。また、ある日時の間、他の通信手段しか利用できないことも起こりうるであろう。通信手段の可用性を判断するときに発生する要因は数多くある。本発明のいくつかのバージョンは直ちに送信のために利用可能である要因のみを考慮に入れるが、他のバージョンでは様々に異なる通信手段に対する可用性予測、例えば、通信手段が利用可能である時間の長さ、その時点でその通信手段を介して全ての情報を送信するのに十分な時間があるか、及び好ましい通信手段が利用可能になる前にどれほどの時間があるか、利用可能になるまで情報転送を待つことができるか、を計算する。通信手段の可用性が判断された後、第5のステップ360は、判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて利用する通信手段を選択する。判断された好ましい通信手段が利用可能であると判断された場合、それが利用する通信手段になるが、そうでない場合には、中央サーバプロファイルに従って、その他の利用可能と判断された通信手段のうちのいずれかが選択されることになる。最後に、第6のステップ370で、中央サーバと対象となっているデータユニットとの間の必要な情報転送が提供される。
図4は、本発明に従った中央サーバの方法の更なる特徴を示すフローチャートである。この特徴によれば、ユーザは、変更された条件及び/又は1つ以上のデータユニットプロファイルの全体又は一部によって中央サーバを更新すれば良く、特定の又は全てのデータユニットプロファイルに対する必要な変更はいずれも中央サーバによりなされるようにすることで、加入者が1つ以上のデータユニットを制御することをいっそう容易にする。中央サーバは、あらゆる変更を現在のデータユニットプロファイルと比較し、変更が1つ以上のデータユニットプロファイルに関わるものであるか否かを判断する、或いは変更がデータユニットプロファイルの全てに関わるか、そのうちの1つのみに関わるか、又はそのサブセット(部分集合)に関わるかを判断する。本発明によれば、プロセスは第1のステップ410で始まる。ステップ410では、加入者から新たなデータユニットプロファイルが受信されるか、あるいは内部条件及び/又は外部条件に基づいて内部で生成された新たなデータユニットプロファイルが受信される。内部条件は、例えば、1つ以上のデータユニットプロファイルが予定された定期的更新を受けなければならないことである。また、外部条件は、例えば、通信ネットワークの転送費用が変更になったことである。第1のステップ410の後、第2のステップ420では新たなデータユニットプロファイルを以前のデータユニットプロファイルと比較する。これはどのパラメータが異なっているかを確定するためである。第2のステップ420の後、第3のステップ430は、以前のデータユニットプロファイルとの比較及び各データユニットを考慮して、新たなデータユニットプロファイルが与える影響(impact)を判断する。おそらく、更新を必要とするデータユニットプロファイルは1つだけである。それは他の全てのデータユニットが変更されたパラメータを有する特定の通信ネットワークに対するアクセスを持たないからである。そこで、第3のステップ430の後、第4のステップ440において、特定のデータユニットが新たなデータユニットプロファイルによって更新される必要があるか否かを判断する。対象となっている当該特定のデータユニットに対する影響がなければ、更新の必要はない。そのデータユニットプロファイルが更新されるべきであれば、第5のステップ450で、対象となっているデータユニットへの新たなデータユニットプロファイルの情報転送が要求される。最後に、第6のステップ460では、新たなデータユニットプロファイルを考慮に入れることができると考えられるデータユニットが他に存在するか否かが判断され、存在しなければ、このプロセスは終了し、存在している場合には、プロセスは第4のステップ440によって継続する。
本発明によるデータユニット550及びデータユニット550の周囲環境とのコンタクトインタフェースの概要が図5に示されている。データユニット550のアプリケーション552は通信インタフェース556及び入出力インタフェース554に結合されている。入出力インタフェース554は、温度592などの測定のため、及び、表示ランプをオン/オフ切り替えするなどの外部スティミュリ(external stimuli)を生成するため、及び、例えば、GPS受信器590からの場所情報を受信するために使用される。外部スティミュリの生成は、受信される入力及び/又は通信インタフェースや通信モジュールや通信ネットワークの内部状態/外部状態を考慮して、アプリケーション552により自発的に判断され得る。なお、内部状態/外部状態とは、例えば、通信インタフェース556、通信モジュール540、542、544、546、548のうちの1つ及び/又は通信ネットワーク510、512、514、516、518のうちの1つの内部状態/外部状態である。また、外部スティミュリの生成は、通信インタフェース556からの受信情報により設定されてもよいし、あるいは通信インタフェース556からの受信情報と、受信される入力及び/又は内部/外部の状態/条件との組み合わせにより判断されてもよい。
通信インタフェース556は複数の通信モジュール540、542、544、546、548に結合されており、各通信モジュールは通信インタフェースと、対応する通信ネットワーク510、512、514、516、518との間で情報530、532、534、536、538を転送することができる。この例では、5つの異なる通信ネットワークが示されている。これらの異なるネットワーク510、512、514、516,518は、異なる通信可能エリア、異なる情報転送速度、異なる情報転送費用、異なる情報サイズ転送能力、異なる情報転送遅延時間及び異なる可用性を有する通信ネットワークを表している。例えば、GSMネットワークは過負荷状態になると、追加の接続を受け入れることが不可能になるであろう。いくつかの通信ネットワークは直接であるが、他の通信ネットワークは情報をバッファリングし、格納し、送り出すモードであるので、遅滞、遅延時間を発生し、いくつかの警報状態などのある種のリアルタイム情報に対しては、そのような遅延は受け入れられないと考えられる。
アプリケーション552は、通信インタフェース556を利用し、特定の情報転送のためにどの通信モジュール540、542、544、546、548が使用されるべきかを判断することによってデータユニット550を制御する。図6は、本発明に従ってデータユニットがどのようにして情報転送を実行するかの基本的な処理を示すフローチャートである。プロセスは開始ポイント600で開始される。その後、第1のステップ610で、通信手段、すなわち、通信インタフェース及び通信モジュールが起動される。通信手段の起動は、通常、基本的な出荷時設定の機能を判断するためにデフォルトデータユニットプロファイルを設定することと、加えて中央サーバから又は他の場所からの新たなデータユニットプロファイルの情報転送を要求することを含む。デフォルトデータユニットプロファイルは対象となっているデータユニットと、それと関連する中央サーバとの間の最初の情報転送のために使用される。通常、デフォルトデータユニットプロファイルは、対象となっているデータユニットの何らかの種類のアイデンティティを含む新たなデータユニットプロファイルを求める要求をアセンブルする。その後、この要求は、通常、例えば、インターネット上の既定の場所へ転送される。この応答において、データユニットは、特にそれと関連づけるべき中央サーバを定義する新たなデータユニットプロファイルを受信する。本発明によるいくつかのバージョンでは、デフォルトデータユニットプロファイルは中央サーバ及び中央サーバといかにして通信すべきかということに関する情報によって事前にプログラムされている。いくつかの実施例においては、データユニットはLCDインタフェースパネル、又はポータブル端末と接続されるインタフェースを有し、それによって対象となっているデータユニットに関するプロファイルを変更及び/又は完全にセットアップすることが可能である。プロファイルのセットアップ又は変更を容易にするために、ステップごとのヘルプが提示される。
起動の後、第2のステップ620では、データユニットと中央サーバとの間に情報転送の原因が存在するか否かが判断される。そのような原因が存在しなければ、プロセスは原因が存在するようになるまで待機する。このフローチャートはプッシュ型情報転送、すなわち、データユニットが開始した情報転送のみを示す。情報転送が中央サーバにより開始されるポーリング型の場合はこのフローチャートには含まれていないが、基本的には、データユニットが対応する通信チャネルを開くことと、転送される情報を受信することと、適宜応答することを含むことになる。情報転送の原因が存在する場合には、プロセスは第3のステップ640に進み、好ましい通信手段を判断する。好ましい通信手段はデータユニットプロファイルの1つ以上のパラメータから判断される。いくつかのバージョンでは、データユニットプロファイルが判断された1つの好ましい通信手段を特定するが、他のバージョンにおいては、判断に際して転送費用などの他のパラメータが使用される。その後、第4のステップ650で、通信手段の可用性が判断される。データユニットが好ましいと判断された通信手段の通信可能エリアの外側にあるために、その好ましい通信手段が利用できない場合も考えられる。また、ある日時の間、他の通信手段しか利用できないことも起こりうるであろう。通信手段の可用性を判断するときに発生する要因は数多く存在し、本発明のいくつかのバージョンは送信のために即時利用できる要因のみを考慮に入れるが、他のバージョンは、様々に異なる通信手段に対する可用性予測、すなわち、通信手段が利用可能になる時間の長さ、その時点でその通信手段を介して全ての情報を送信するのに十分な時間があるか、及び好ましい通信手段が利用可能になる前の時間の長さ、通信手段が利用可能になるまで情報転送を待つことができるか、を計算する。通信手段の可用性が判断された後、第5のステップ660では、判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて利用する通信手段を選択する。判断された好ましい通信手段が利用可能であると判断されれば、それが利用する通信手段になるが、そうでない場合には、データユニットプロファイルに従って、その他の判断された利用可能な通信手段のうちのいずれかが選択される。最後に、第6のステップ670で、データユニットと中央サーバとの間の必要な情報転送が提供される。
本発明による方法を改善する方法は数多くある。図7は、本発明によるデータユニットを向上させた方法のフローチャートを示す。この向上されたプロセスは、開始ポイント700と、通信手段を起動する第1のステップ710と、データユニットと中央サーバとの間の情報転送の原因が存在するか否かを判断する第2のステップ720とを含む。この改善された方法においては、その後、プロセスは情報転送を分類する第3のステップ730へと続く。この分類は、例えば、転送の長さ及び/又は転送の緊急度であっても良い。その後、第4のステップ740で、少なくとも情報転送の分類に基づいて、好ましい通信手段が判断される。例えば、情報転送の最大許容待ち時間によって1つ以上の通信手段/ネットワークが除外される場合があるかもしれない。費用がある役割を演じることが有る場合もあり、ない場合もあると考えられる。例えば、費用が所定の限界までは妨げにならないこともあるだろう。すなわち、短いメッセージの場合、最速の手段であるか又はより広いエリアで利用可能であるという理由により、費用のかさむ通信手段が最良であると考えられるであろう。一方、長いメッセージの場合には、最も適する通信手段は、常時利用可能であるとは限らないが、安価であるという理由により、その通信手段が利用可能になるのを制限時間の範囲で待つことが許容されるような手段になるであろう。次に、第5のステップ750では、通信手段の可用性が判断される。その後、第6のステップ760では、判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて利用する通信手段が選択される。最後に、第7のステップ770で、データユニットと中央サーバとの間の必要な情報転送が提供される。
他の改善も可能であり、図8は、図6又は図7による通信手段の可用性を判断するステップ650、750の拡張の一例を示すフローチャートである。第1のサブステップ851では、不許可状態の通信手段がマーキングされる。不許可とは、加入がない通信手段であるといえるであろう。その後、第2のサブステップ853で、通信手段が利用可能であるか否かが判断される。許可された通信手段のみについて可用性が判断される。通信手段が利用可能ではない場合、次の第3のサブステップ855で、通信手段を待機すべきであるか否かと、待機すべきであれば待ち時間はどれほどの長さになるかが判断される。情報転送がそれほど緊急ではない場合もあり、そのような場合、プロファイルは所定の長さの時間にわたり好ましい通信手段を待つことができることを指示する。そのような場合、好ましくは、許容される時間内に通信手段が利用可能になる確率を計算し、それを使用するのがよい。通信手段を待機すべきであれば、プロセスは第2のサブステップ853によって継続する。これに対し、第3のサブステップ855に従って通信手段を待機すべきではない場合、又は第2のサブステップ853に従って通信手段が利用可能である場合には、プロセスは第4のサブステップ857に進む。第4のサブステップ857では通信手段の利用の可否をマーキングする。通信手段は利用可能になるまでの時間及び利用可能である時間の計算上の確率によってマーキングされるのが好ましい。最後に、第5のサブステップ859で、可用性が判断されるべき通信手段が他に存在するか否かが判断され、存在する場合には、プロセスは別の通信手段に対して第2のサブステップ853以降の処理を継続して施す。
本発明は純粋なハードウェアとして、又は純粋なソフトウェアとして、あるいはハードウェアとソフトウェアの組み合わせとして装置形態で構成されることが可能である。本発明による方法がソフトウェアの形態で実現される場合、完全に独立していても良いし、あるいはより大型のプログラムの一部であっても良い。ソフトウェアは汎用コンピュータ又は専用コンピュータに適切に配置されることが可能である。
要するに、本発明は、基本的には、少なくとも2つの異なる通信手段のうちの1つによって1つ以上のデータユニットと中央サーバとの間で情報を転送することを可能にするための手段を提供する方法及びシステムとして説明されることができる。これは、好ましい通信手段の判断、通信手段の可用性、最後に情報転送に使用されるべき現在の通信手段の選択を管理するプロファイルの使用により実現される。本発明は以上説明された実施例に限定されず、添付の特許請求の範囲の範囲内で変形されることが可能であろう。
本発明によるシステムの概略的概要を示す図である。 本発明による中央サーバ及び中央サーバの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概略的概要を示す図である。 本発明による中央サーバの基本的方法のフローチャートを示す図である。 本発明による中央サーバの方法の補足的特徴のフローチャートを示す図である。 本発明によるデータユニット及びデータユニットの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概略的概要を示す図である。 本発明によるデータユニットの基本的方法のフローチャートを示す図である。 本発明によるデータユニットの改善された方法のフローチャートを示す図である。 通信手段の可用性を判断するステップの拡張の一例、おそらくは図6又は図7の拡張の本発明によるフローチャートを示す図である。
符号の説明
図1 本発明によるシステムの概略的概要
100 データユニットが情報転送を希望する地理的エリア
110 第1の通信ネットワークの通信可能エリア
112 第2の通信ネットワークの通信可能エリア
114 第3の通信ネットワークの通信可能エリア
120 第1の通信ネットワークに対する中央サーバアクセス
122 第2の通信ネットワークに対する中央サーバアクセス
124 第3の通信ネットワークに対する中央サーバアクセス
152 第1のデータユニット/データユニットの第1の場所
154 第2のデータユニット/データユニットの第2の場所
156 第3のデータユニット/データユニットの第3の場所
160 データベースを有する中央サーバ
168 中央サーバのデータベース
181 加入者端末
183 加入者端末
190 インターネットなどの通信ネットワーク
192 中央サーバとの通信
194 加入者端末との通信
196 加入者端末との通信。
図2 本発明による中央サーバ及び中央サーバの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概略的概要
210 GSMネットワーク
212 GPRS CSネットワーク
214 SMSネットワーク
216 SAT‐Cネットワーク
218 WLANなどのローカルネットワーク
230 GSMネットワークを介する中央サーバ情報転送
232 GPRS CSネットワークを介する中央サーバ情報転送
234 SMSネットワークを介する中央サーバ情報転送
236 SAT‐Cネットワークを介する中央サーバ情報転送
238 WLANなどのローカルネットワークを介する中央サーバ情報転送
240 中央サーバのGSM通信モジュール
242 中央サーバのGPRS CS通信モジュール
244 中央サーバのSMS通信モジュール
246 中央サーバのSAT‐C通信モジュール
248 中央サーバのWLANなどのローカルネットワーク通信モジュール
260 中央サーバ
262 アプリケーション
264 加入者通信インタフェースモジュール
266 通信インタフェースモジュール
268 中央サーバのデータベース
281 加入者端末
283 加入者端末
290 インターネットなどの通信ネットワーク
292 加入者端末との間接的通信のための通信ネットワークに至る通信リンク
294 加入者端末との直接通信
296 通信ネットワークを介する加入者端末との間接的通信。
図3 本発明による中央サーバの基本的方法のフローチャート
300 開始ポイント
310 通信手段を起動する第1のステップ
320 第1のステップから、又は第6のステップから、又は第2のステップの否定から:中央サーバとデータユニットとの間に情報転送の原因が存在するか否かを判断する第2のステップ
340 第2のステップの肯定から:好ましい通信手段を判断する第3のステップ
350 第3のステップから:通信手段の可用性を判断する第4のステップ
360 第4のステップから:判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて現在の通信手段を選択する第5のステップ
370 第5のステップから:中央サーバとデータユニットとの間で必要な情報転送を提供する第6のステップ。
図4 本発明による中央サーバの方法の補足的特徴のフローチャート
410 加入者から新たなデータユニットプロファイルが受信されるか、又は内部及び/又は外部条件によって内部で生成されて、新たなデータユニットプロファイルが受信される第1のステップ
420 第1のステップから:新たなデータユニットプロファイルを以前のデータユニットプロファイルと比較する第2のステップ
430 第2のステップから:以前のデータユニットプロファイルとの比較及びデータユニットを考慮して、新たなデータユニットプロファイルが与える影響を判断する第3のステップ
440 第3のステップから、又は第6のステップの肯定から:特定のデータユニットが新たなデータユニットプロファイルによって更新される必要があるか否か、又はその特定のデータユニットに対するインパクトが存在しないかを判断する第4のステップ
450 第4のステップの肯定から:問題となっているデータユニットへの新たなデータユニットプロファイルの情報転送を開始する第5のステップ
460 第5のステップから、又は第4のステップの否定から:新たなデータユニットプロファイルを考慮に入れることができるデータユニットが他に存在するか否かを判断する第6のステップ。存在しなければ、このプロセスは終了し、存在している場合には、第4のステップによってプロセスは継続する。
図5 本発明によるデータユニット及びデータユニットの周囲環境とのコンタクトインタフェースの概略的概要
510 GSMネットワーク
512 GPRS CSネットワーク
514 SMSネットワーク
516 SAT‐Cネットワーク
518 WLANなどのローカルネットワーク
530 GSMネットワークを介するデータユニット情報転送
532 GPRS CSネットワークを介するデータユニット情報転送
534 SMSネットワークを介するデータユニット情報転送
536 SAT‐Cネットワークを介するデータユニット情報転送
538 WLANなどのローカルネットワークを介するデータユニット情報転送
540 データユニットのGSM通信モジュール
542 データユニットのGPRS CS通信モジュール
544 データユニットのSMS通信モジュール
546 データユニットのSAT‐C通信モジュール
548 データユニットのWLANなどのローカルネットワーク通信モジュール
550 データユニット
552 アプリケーション
554 入出力インタフェースモジュール
556 通信インタフェースモジュール
590 GPSモジュール
592 温度計などのデータ検索/測定モジュール。
図6 本発明によるデータユニットの基本的方法のフローチャート
600 開始ポイント
610 通信手段を起動する第1のステップ
620 第1のステップから、又は第6のステップから、又は第2のステップの否定から:データユニットと中央サーバとの間に情報転送の原因が存在するか否かを判断する第2のステップ
640 第2のステップの肯定応答から:好ましい通信手段を判断する第3のステップ
650 第3のステップから:通信手段の可用性を判断する第4のステップ
660 第4のステップから:判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて現在の通信手段を選択する第5のステップ
670 第5のステップから:データユニットと中央サーバとの間で必要な情報転送を実行する第6のステップ。
図7 本発明によるデータユニットの改善された方法のフローチャート
700 開始ポイント
710 通信手段を起動する第1のステップ
720 第1のステップから、又は第6のステップから、又は第2のステップの否定から:データユニットと中央サーバとの間に情報転送の原因が存在するか否かを判断する第2のステップ
730 第2のステップから:情報転送を分類する第3のステップ
740 第3のステップから:情報転送の分類に基づいて好ましい通信手段を判断する第4のステップ
750 第4のステップから:通信手段の可用性を判断する第5のステップ
760 第5のステップから:判断された好ましい通信手段及び判断された通信手段の可用性に基づいて現在の通信手段を選択する第6のステップ
770 第6のステップから:データユニットと中央サーバとの間で必要な情報転送を提供する第7のステップ。
図8 通信手段の可用性を判断するステップの拡張の一例のフローチャート
851 不許可の通信手段をマーキングする第1のサブステップ
853 第1のサブステップから、又は第3のサブステップの肯定から、又は第5のサブステップの肯定から:通信手段が利用可能であるか否かを判断する第2のサブステップ
855 第2のサブステップの否定から:通信手段が利用不可能である場合、それを待機すべきであるか否かと、待機すべきであるならば、その待機時間の長さを判断する第3のサブステップ
857 第2のサブステップの肯定から、又は第3のサブステップの否定から:通信手段の可用性をマーキングする第4のサブステップ
859 第4のサブステップから:可用性を判断されるべき通信手段が他に存在するか否かが判断される第5のサブステップ。

Claims (34)

  1. 少なくとも1つのデータユニットから中央サーバへの情報転送を提供する方法であって、前記データユニットは当該データユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する少なくとも2つの異なる通信手段を具備し、前記方法は各データユニットにおいて、
    − 前記少なくとも2つの通信手段を起動するステップと、
    − 好ましい通信手段を判断するステップと、
    − 通信手段の可用性を判断するステップと、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、前記少なくとも2つの通信手段のうちの1つを現在の通信手段として選択するステップと、
    − 前記現在の通信手段によって中央サーバへの情報転送を提供するステップとを備えることを特徴とする方法。
  2. − 中央サーバが別の通信ネットワークによって加入者の端末の少なくとも1つのアプリケーションへの情報転送を提供するステップを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. − 情報転送の型を分類するステップを更に備え、
    前記現在の通信手段を選択するステップにおいて、更に、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて選択が実行されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記通信手段の可用性を判断するステップにおいて、更に、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記情報転送の型を分類するステップは、
    − 情報転送が実行される前の最大許容遅延を判断するサブステップを含むことを特徴とする請求項3または4に記載の方法。
  6. 前記通信手段の可用性を判断するステップは、
    − 現在機能していない通信手段を判断するサブステップと、
    − 分類された型の実行されるべき情報転送の判断された最大許容遅延の中で、現在機能していない通信手段のうちのどれが機能する通信手段になるかを予測するサブステップとを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記情報転送の型を分類するステップは、
    − 転送されるべき情報の量を判断するサブステップを含むことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記通信手段の可用性を判断するステップは、
    − 通信手段が転送されるべき情報の判断された量に適合するか否かを判断するサブステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載の方法。
  10. 前記少なくとも2つの通信手段を起動するステップは、
    − 通信手段のハードウェアを初期化するサブステップと、
    − デフォルトデータユニットプロファイルを起動するサブステップと、
    − 現在のデータユニットプロファイルの情報転送を要求するサブステップとを含むことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記通信手段の可用性を判断するステップは、
    − 許容通信手段を判断するサブステップと、
    − 機能中の通信手段を判断するサブステップとを含むことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記機能中の通信手段を判断するサブステップは、
    − 現在機能中である通信手段を判断するサブステップと、
    − 現在機能中である通信手段の機能性継続の推定時間を予測するサブステップとを含むことを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記機能中の通信手段を判断するサブステップは、
    − 現在機能していない通信手段を判断するサブステップと、
    − 現在機能していない通信手段の機能状態になるまでの推定時間を予測するサブステップとを含むことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、実行されるべき情報転送の量に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、少なくとも2つの通信手段の各々によって情報転送を提供する費用に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、少なくとも2つの通信手段の各々の情報転送速度に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、データユニットの時間に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項1乃至16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記好ましい通信手段を判断するステップにおいて、更に、中央サーバの時間に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載の方法。
  19. データユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する少なくとも2つの異なる通信手段を具備し、中央サーバへの情報転送を提供するように構成されたデータユニットであって、
    − 少なくとも2つの通信手段を開始する開始手段と、
    − 好ましい通信手段を判断する第1の判断手段と、
    − 通信手段の可用性を判断する第2の判断手段と、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、少なくとも2つの通信手段のうちの1つを現在の通信手段に選択する選択手段と、
    − 前記現在の通信手段によって中央サーバへの情報転送を提供する提供手段とを備えることを特徴とするデータユニット。
  20. − 情報転送の型を分類する分類手段を更に備え、
    前記選択手段は、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて選択を実行することを特徴とする請求項19に記載のデータユニット。
  21. 前記分類手段は、情報転送が提供される前の最大許容遅延を判断し且つ/又は転送されるべき情報の量を判断することを特徴とする請求項20に記載のデータユニット。
  22. 前記第2の判断手段において、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて判断が実行されることを特徴とする請求項20に記載のデータユニット。
  23. 前期第1の判断手段は、提供されるべき情報転送の型の分類に応じて好ましい通信手段を判断することを特徴とする請求項20乃至22のいずれかに記載のデータユニット。
  24. 前記開始手段は、前記通信手段のハードウェアを初期設定し、デフォルトデータユニットプロファイルを起動し、且つ現在のデータユニットプロファイルの情報転送を要求することを特徴とする請求項19乃至23のいずれかに記載のデータユニット。
  25. 前記第2の判断手段は、許容された通信手段を判断し、且つ機能中である通信手段を判断することを特徴とする請求項19乃至24のいずれかに記載のデータユニット。
  26. 前期第1の判断手段は、提供されるべき情報転送の量、前記少なくとも2つの通信手段の各々によって情報転送を実行する費用、前記少なくとも2つの通信手段の各々の情報転送速度、前記データユニットの時間及び中央サーバの時間のうちの1つ以上に応じて好ましい通信手段を判断することを特徴とする請求項19乃至25のいずれかに記載のデータユニット。
  27. 少なくとも1つのデータユニットと中央サーバとの間で情報転送を実行するように構成され、中央サーバと、前記少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つとは、それぞれ、互いに通信する少なくとも2つの異なる通信手段を具備し、前記少なくとも2つの通信手段は前記少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する情報転送システムであって、前記少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つは、
    − 前記少なくとも2つの通信手段を開始する開始手段と、
    − 好ましい通信手段を判断する第1の判断手段と、
    − 通信手段の可用性を判断する第2の判断手段と、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、前記少なくとも2つの通信手段のうちの1つを現在の通信手段に選択する選択手段と、
    − 前記現在の通信手段によって中央サーバへの情報転送を提供する提供手段とを備え、
    前記中央サーバは、
    − 少なくとも2つの通信手段を開始する開始手段と、
    − 好ましい通信手段を判断する第1の判断手段と、
    − 通信手段の可用性を判断する第2の判断手段と、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、前記少なくとも2つの通信手段のうちの1つから現在の通信手段を選択する選択手段と、
    − 前記現在の通信手段によって前記少なくとも1つのデータユニットのうちの少なくとも1つへの情報転送を提供する提供手段とを備えることを特徴とする情報転送システム。
  28. 前記少なくとも1つのデータユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する少なくとも2つの異なる通信手段を具備する中央サーバから少なくとも1つのデータユニットへの情報転送を提供する方法であって、前記中央サーバで、
    − 少なくとも2つの通信手段を起動するステップと、
    − 好ましい通信手段を判断するステップと、
    − 通信手段の可用性を判断するステップと、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、前記少なくとも2つの通信手段のうちの1つを現在の通信手段に選択する過程と、
    − 前記現在の通信手段によって前記少なくとも1つのデータユニットへの情報転送を提供するステップとを備えることを特徴とする方法。
  29. − 前記中央サーバが別の通信ネットワークによって加入者の端末の少なくとも1つのアプリケーションからの情報転送を提供するステップを更に備えることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. − 情報転送の型を分類するステップを更に備え、
    前記現在の通信手段を選択するステップにおいて、更に、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて選択が実行されることを特徴とする請求項28または29に記載の方法。
  31. − データユニットプロファイルパラメータを現在のパラメータと比較するステップと、
    − 1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があるか否かを判断するステップと、
    − 1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要がある場合、少なくとも1つのデータユニットに対する現在のパラメータを含めたデータユニットプロファイルの情報転送を要求するステップとを更に備えることを特徴とする請求項28乃至30のいずれかに記載の方法。
  32. 少なくとも1つのデータユニットが位置している地理的エリアの少なくとも一部で重複する有効範囲/機能性を有する少なくとも2つの異なる通信手段を具備し、少なくとも1つのデータユニットへ情報転送を実行するように構成された中央サーバであって、
    − 少なくとも2つの通信手段を起動する起動手段と、
    − 好ましい通信手段を判断する第1の判断手段と、
    − 通信手段の可用性を判断する第2の判断手段と、
    − 判断された好ましい通信手段及び通信手段の可用性に応じて、少なくとも2つの通信手段のうちの1つを現在の通信手段に選択する選択手段と、
    − 前記現在の通信手段によって前記少なくとも1つのデータユニットへの情報転送を提供する提供手段とを備えることを特徴とする中央サーバ。
  33. − 情報転送の型を分類するように構成された分類手段を更に備え、
    前記選択手段は、更に、実行されるべき情報転送の型の分類に応じて選択を実行することを特徴とする請求項32に記載の中央サーバ。
  34. − データユニットプロファイルパラメータを現在のパラメータと比較するコンパレータ手段と、
    − 1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があるか否かを判断する判断手段と、
    − 1つ以上のデータユニットプロファイルパラメータが更新される必要があると判断された場合、少なくとも1つのデータユニットに対する現在のパラメータを含めたデータユニットプロファイルの情報転送を要求するように構成された要求手段とを更に備えることを特徴とする請求項32または33に記載の中央サーバ。
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