JP2005530399A - インクリメンタル・モジュラー・ホーム・ゲートウェイ - Google Patents

Abstract

本発明は通信装置に関し、この通信装置は、複数の外部データソースを有し、少なくとも１つのローカルエリアネットワーク接続周辺機器を有し、ローカルエリアネットワークと外部データソースとの間のコネクションを確立することを可能にする複数の手段を有し、ローカルエリアネットワークにおける帯域幅占有を低減するために外部ソースからの入力データを制御し、これらをローカルエリアネットワークに送信するための手段を有する。この通信装置は、入力データに含まれるシグナリゼーションテーブルを更新するための手段を有し、ローカルエリアネットワークに送信されるストリームに修正されたシグナリゼーションテーブルを挿入するための手段も有する。

Description

本発明は通信装置及び通信方法に関する。

本発明は例えばホームネットワークの分野において使用される。

大抵の場合、ホームネットワークは、パーソナルな又は記録されたビデオ表示、ビデオゲーム・・・のためのビデオ装備の間の通信、コネクション、インターオペラビリティを可能にするが、主にユーザに外部世界と容易に通信する機会を与えるものであろう。

ビデオプログラム、画像、音楽、テキストページ、情報データは様々な異なる伝送手段により提供される多数のソースからアクセスされうる。

例えば、テレビジョンは人工衛星、地上、ケーブル、ＬＭＤＳから放送される（ブロードキャストネットワーク）か又はインターネットによって配信されうる（ブロードバンドネットワーク）。これは音楽又はウェブページにとっても同じである。テクノロジーを混合することに限界は存在しない。

ホームネットワークを外部世界に接続し適合させる第１のアプローチは、受信の多数の手段を有する住宅のゲートウェイ、ホームネットワークによりサポートされるプロトコルに入力データのトランスポートプロトコルを翻訳するブリッジを使用することである。

一般的に提案される解決策は、スロット（ふつうはＰＣＩスロット）を有するボックスを設けることであり、これらのスロットに適正な娘ボードがユーザによりリクエストされたアクセスに従って挿入される。

このような解決策は" home gateway "という名称の１９９９年８月１２日にMitsubishiの名前で提出された特許出願ＷＯ００／１１８４０に提案されている。

この解決策は消費製品において一般的には認められない多数の欠点を呈している：
・消費製品では、ボックスを開けることは整備要員によってのみ行われる。顧客が自分でボードを追加するのを許可することは認められていない。

・追加ボードを受け入れるベーシックプラットフォームは決して使用されない複数の機構を有するが、これらに顧客は金を支払わなくてはならず、これによりこの製品はローエンドな構成に対する競争力を低減されてしまう。

・製品が複雑になればなるほど、高価になる。コネクタ、オーバーサイズな電力供給部、大きなケース・・・ではローコストな製品にならない。

・オープンシステムではより容易に不正操作を受けやすく、ハッカー達の不法行為への道を開くことになる。

Samsungの名前で提出された１９９９年５月７日提出の" method and apparatus for user and device command and control in a network "という名称の特許出願ＷＯ９９／５７８３９及び２０００年８月１７日提出の" device communication and control in a home network connected to an external network "という名称の特許出願ＷＯ０１／１３３７４は、ローカルエリアネットワークへ複数の外部ソースを相互接続するシステムを記述している。各モジュールは外部データソースとのコネクションを提供する。しかし、このようなモジュールは、ローカルエリアネットワークにおける複数のストリームの同時伝送を可能にするために入力ストリームを修正せず、とりわけ入力ストリームデータレートをローカルエリアネットワークの制限された帯域幅に適合させることもしない。

本発明は、複数の外部データソースを有し、少なくとも１つのローカルエリアネットワーク接続周辺機器を有し、ローカルエリアネットワークと外部データソースとの間のコネクションを確立することを可能にする複数の手段を有し、ローカルエリアネットワークにおける帯域幅占有を低減するために外部ソースからの入力データを制御し、これらをローカルエリアネットワークに送信するための手段を有する、通信装置を提案する。本発明によれば、この通信装置は、入力データに含まれるシグナリゼーションテーブルを更新するための手段を有し、ローカルエリアネットワークに送信されるストリームに修正されたシグナリゼーションテーブルを挿入するための手段を有する。

このような装置は入力データを制御し、これにより、ローカルエリアネットワークが多くの外部ソースに接続されている場合に、異なる外部ソースからのデータの同時転送を改善するので本発明はとりわけ適切である。

有利な実施形態によれば、通信装置はローカルエリアネットワークの周辺機器のリクエストに応じて外部ソースとの１つのコネクションを確立する。

外部ソースとのコネクションはリクエストされる場合に行われる。これはローカルエリアネットワークにおける帯域幅をセーブすることを可能にする。さらに、入力データを制御するための手段のおかげで、帯域幅占有が周辺機器からのできるだけ多くのリクエストをサーブ（serve）するように最適化されている。

有利な実施形態によれば、通信装置は、外部ソースから選択されたマルチプルプログラムトランスポートストリームからローカルエリアネットワークのためのシングルプログラムトランスポートストリーム又は部分的マルチプルプログラムトランスポートストリームを作成するために外部ソースから来るいくつかのデータを除去するフィルタリング手段を有する。

帯域幅を低減する方法は、入力データストリームから不必要な情報を除去することである。入力データストリームが複数のプログラムから成るトランスポートストリームを有する場合、これらのプログラムのうちのいくつかはローカルエリアネットワークの周辺機器によってリクエストされることはないだろう。よって、帯域幅を低減する方法は、周辺機器によってリクエストされないパケット識別子を有するプログラムを除去することである。

有利な実施形態によれば、通信装置は、入力データに含まれるシグナリゼーションテーブルを更新するための手段を有し、ローカルエリアネットワークに送信されるストリームに修正されたシグナリゼーションテーブルを挿入するための手段を有する。

入力データが複数の音声及びビデオストリームから成る場合、１つ以上の音声又はビデオプログラムの選定は、ストリームの内容を記述するテーブルの修正をも含意する。このテーブルは修正され、ついで修正されたストリームに再挿入される。

有利な実施形態によれば、フィルタリング手段は、シングルトランスポートストリームを作成するためにマルチプルトランスポートストリームからリクエストされないパケット識別子を含むパケットを除去する。

有利な実施形態によれば、通信装置は外部ソースから来るデータのコピープロテクションを保証するための手段を有する。

コンテントプロテクションは加入者に音声ビデオデータを配信する際の重要な関心事である。

いくつかの音声ビデオデジタルプログラム、音楽、データは無料であり、いくつかのその他の音声ビデオデジタルプログラム、音楽、データには著作権がある。これらの音声ビデオデジタルプログラム、音楽、データは大抵の場合スクランブルされる。

顧客が権利に支払いを行った場合、この顧客はアナログ画像を表示及び記録することができる。

ネットワークでは、相互接続されているデジタル装備品の有力な機構のおかげでどのようなタイプのどのデータも重大な歪曲なしに記憶され、修正され、伝送され、複写されうる。

ロイヤリティは一方で保護されなければならないが、他方でなんらかのコピー許可は顧客に対して保証されるべきである。

顧客に対して、コピー許可は一時的な表示と同じくらい簡単であるか又は完全な所有権と同じくらい認可されるべきである。アクセスコントロールレベルはマテリアルの所有者によって保証され、権利はゲートウェイモジュールのアクセスコントロールによって管理される。ゲートウェイモジュールからのアクセスコントロールのおかげで、ホームネットワークにおいて利用可能な著作権のある全てのデータがコピープロテクションシステムによってアクセスされた。

有利な実施形態によれば、ローカルエリアネットワークはＩＥＥＥ-１３９４プロトコルに準拠する。

有利な実施形態によれば、通信装置はＤＶＢ又はＤＳＳ標準に準拠するローカルエリアネットワークにおけるデータストリームを生成する。

本発明は、複数の外部データソースを有し、少なくとも１つのローカルエリアネットワーク接続周辺機器を有し、ローカルエリアネットワークと外部データソースとの間のコネクションを確立することを可能にするゲートウェイを有し、このゲートウェイは、いくつかの周辺機器の間に分散されており、ゲートウェイモジュールと呼ばれ、新しいゲートウェイモジュールの導入又は取り外しを管理するための手段を有し、他のゲートウェイモジュールが外部ソースとのコネクションを確立しようとしまいと各ゲートウェイモジュールはローカルエリアネットワークと外部データソースとの間の完全なコネクションを確立することを可能にする手段を有し、を有するシステムに関し、各ゲートウェイモジュールは請求項１〜９に記載の通信装置であることを特徴とする。

ローカルエリアネットワークがＩＥＥＥ-１３９４ネットワークに準拠する場合、他の事実はＩＥＥＥ-１３９４ゲートウェイデザイナーによってしばしば無視される。

・ゲートウェイへの同時アクセスの数は、主にハードウェア制限のために、開けられ得る等時性チャネルの数によって制限されている。この機構はＩＥＥＥ-１３９４バスチップセットに依存する。よって、多くのスロットが占有されていても、１つだけ、２つだけ又はいずれにせよ有限個数のスロットが同時に使用される。

ここで提案されたようなモジュラーゲートウェイは、各モジュールがそれ自体のＩＥＥＥ-１３９４インターフェースを有するので、複数の等時性チャネルへのアクセスを可能にすることができ、制御手段は異なるゲートウェイモジュールの間で帯域幅を共有することによって異なる等時性チャネルの同時使用を可能にする。

本発明は、複数の外部データソースとローカルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク接続周辺機器との間の通信方法に関し、ローカルエリアネットワークと外部データソースとの間のコネクションをセットアップすることを可能にするステップを有する通信方法において、この通信方法は、さらにローカルエリアネットワークにおける帯域幅占有を低減するために外部ソースからの入力データを制御し、これらをローカルエリアネットワークに送信するステップを有し、この通信方法は本発明の実施形態のうちのいずれかによる装置に有利にはインプリメントされることを特徴とする。

本発明は、プログラムがコンピュータにロードされる場合に本発明によるセマンティックブラウジングオプション（semantic browsing options）を作成するための方法のステップを実行するためのプログラム命令を有するコンピュータプログラム製品に関する。

本発明の更に別の特徴は添付された図面を参照しつつ行われる実施例の以下の記述に現れている。

図１は本発明の実施例による通信装置を表し、
図２はストリームフィルタリングプロセスの実施例を表し、
図３は本発明の実施例によるゲートウェイモジュールをインプリメントするシステムを表し、
図４は本発明の有利な実施例による装置を制御する層及びプロトコルスタックを表す。

様々な図により図示される有利な実施例はＩＥＥＥ-１３９４標準に準拠するローカルエリアネットワークに基づき、入力ストリームはＭＰＥＧ−２標準に準拠する。

図１では、装置１は外部ネットワーク１７に接続されたレシーバ／デモジュレータ（receiver/demodulator）モジュール２を有する。

外部ネットワーク１７は、人工衛星、地上又はケーブルネットワークのようなブロードキャストネットワークであってもよい。レシーバデモジュレータモジュール２は選択されたフロントエンドのタイプに従って無線周波数回路、ＱＰＳＫ（"Qanternary Phase Shift Keying"）、ＣＯＦＤＭ（"Coded Orthogonal Frequency Division Multiplexing"）又はＱＡＭ（"Quadrature Amplitude Modulation"）デモジュレータを有する。

外部ネットワークはＡＤＳＬ（"Asymmetric Digital Subscriber Line"）ネットワークのようなブロードバンドネットワークであってもよい。これはブロードバンドネットワークにアクセスするためのＩＰプロトコルによる通信の手段を与える。

レシーバデモジュレータ２はシグナルプロセッサ３に接続されている。シグナルプロセッサ３は少なくとも１つのストリームフィルタリングモジュール１６、テーブル更新モジュール１５、コンテントプロテクションモジュール１４及びＩＰブリッジングモジュール１８を有する。フィルタリングモジュールは、ＩＥＥＥ-１３９４ネットワークにおける帯域幅をセーブするために外部ネットワーク１７からの入力データを制御することを担当している。ローカルエリアネットワークにおける帯域幅をセーブすることは複数の通信装置１がローカルエリアネットワークに接続されている場合にとりわけ重要である。各装置は例えば異なる外部ネットワークに接続されており、エンドユーザがＡＤＳＬ、ケーブル、人工衛星・・・のような複数の外部ネットワークにアクセスすることを可能にしている。多数の装置１を接続する際の１つの制限は所与の時点におけるＩＥＥＥ-１３９４ネットワークの帯域幅である。クライアント端末、これは周辺機器ともよばれる、が新しいストリームを必要としている場合、ローカルエリアネットワークはエクストラロードを負担する余裕があるか又ははないかである。

インターオペラビリティ・ミドルウェアはホームネットワークのステータスを監視し、ユーザがユーザインターフェースを介してネットワークを最適化するのを支援する。

非常にまれにだが、マルチプルプログラムストリームからのプログラムだけがリクエストされ、必要とされる帯域幅が低減される。もし入力ストリームがＭＰＥＧ−２に準拠するならば、このストリームは３０Ｍｂ／ｓ（マルチプルプログラム全体）から４Ｍｂ／ｓ低減されうる。よって、１つのプログラムがリクエストされるといつでもストリームがソートされてＭＰＴＳ（Multiple Program Transport Stream）からＳＰＴＳ（Single Program Transport Stream）を作る。

プログラムテーブルはストリームの新しい内容との関連において修正される。ＰＴＳ／ＤＴＳ（"Presentation Time Sramp/Decode Time Stamp"）を修正することなしにＳＰＴＳはＭＰＴＳから使用されないＰＩＤ（"Packet Identifier"）を除去することによって作成され、次いでパケットは同じ一時的位置を占めて、穴（hole）を有するストリームを作る。

結果的に生じるトランスポートストリームはＤＶＢ（"Digital Video Broadcast"）又はＤＳＳ（"Digital Satellite System"）準拠であり、よって、これは直接ＩＥＥＥ-１３９４バスチップセットに送信され、このＩＥＥＥ-１３９４バスチップセットはホームネットワークにおいて等時性ＤＶＢ又はＤＳＳストリームをブロードキャストするためにデザインされている。

図２は、後で述べるように、フィルタリングされたストリームの実施例を表している。シグナルプロセッサ３は入力ストリームのテーブルをフィルタリングされたストリームに更新する役割を担うモジュール１５も有する。情報のトランスポートストリームテーブルはストリームの内容を記述する。これらのテーブルは周知のパケット識別子（ＰＩＤ）を有するパケット内で伝送される。データのこれらのパケットはソートされ、ＦＩＦＯ（"First-in First-out"）メモリのようなシグナルプロセッサ３のメモリに一時的に格納される。所定の個数のパケットが格納される場合、これらのパケットはＤＲＡＭ（"Dynamic Random Access Memory"）１２に転送される。テーブルは次いでプロセッサ６によって解析され、修正及び更新される。そして、これらはシグナルプロセッサ３のメモリに返送される。パケットの準備が整うやいなや、それはストリームの穴の代わりにストリームに挿入される。これらの穴は、リクエストされないＰＩＤを含むいくつかのパケットがＭＰＴＳストリームから除去される場合にフィルタリングモジュールによって作成される。

シグナルプロセッサ３はＩＰ（"Internet Protocol"）ブリッジング（bridging）モジュール１８も有する。ＩＰブリッジングはP.JohanssonによるＲＦＣ２３７４Ｄｅｃｅｍｂｅｒ１９９９に従って実行され、このP.JohanssonによるＲＦＣ２３７４Ｄｅｃｅｍｂｅｒ１９９９はインターネットプロトコルバージョン４（Ｉｐｖ４）データグラムの転送のためにハイパフォーマンスシリアルバスに対するＩＥＥＥ Ｓｔｄ−１３９４−１９９５の使用法を明記している。それはこの目的のために必要な方法、データ構造、コードを定義している。これらはパケットフォーマット及びデータグラムに対するカプセル化方法だけでなく、アドレス解決プロトコル（１３９４ＡＲＰ）及びマルチキャストチャネルアロケーションプロトコル（ＭＣＡＰ）も含んでいる。１３９４ＡＲＰ及びＭＣＡＰは両方ともシリアルバスに固有である。後者はＩＰマルチキャストグループにより使用される場合にはシリアルバスリソースの管理を可能にする。

モジュール３はコンテントプロテクションモジュール１４も有する。前述のように、コピープロテクションシステムはプログラムの著作権保護を可能にし、もし許されるならばエンドユーザへのコピー許可を可能にする。このようなコンテントプロテクションモジュールはコピープロテクションが重要な関心事である音声ビデオコンテントの分野では重要である。有利な実施例では、使用されるコピープロテクションシステムはスマートカードリーダ１１に関連付けられている。このスマートカードリーダはユーザが識別されることを可能にし、装置１にユーザの権利について通知する。

シグナルプロセッサモジュールはリンク層及び物理層から成るＩＥＥＥ-１３９４ポート１３に接続されている。これはＩＥＥＥ-１３９４ネットワークにとって標準インターフェースである。２つのＩＥＥＥ-１３９４ポートが周辺機器の連結を可能にするために接続されている。

フラッシュメモリ７及びリードオンリーメモリ（ＲＯＭ）８がＩＥＥＥ-１３９４ポート、プロセッサ６及びシグナルプロセッサ３に接続されている。フラッシュメモリ７及びＲＯＭメモリ８はプロセッサ６によってコード命令を格納するために使用される。ＤＲＡＭ（"Dynamic Random Access Memory"）１２もこのプロセッサに接続されている。

装置１は、電力供給ユニット９及び装置１の様々なモジュールにクロックを提供する役割を担うクロックモジュール１０も有する。

１２Ｃ（"Inter-Integrated Circuit"）インターフェース４もレシーバデモジュレータ２及びプロセッサ６に接続されている。チューナ及びデモジュレータのレジスタはシリアルバスインターフェース１２Ｃを介してプログラムされる。

電話モデム５は外部ネットワークへのアクセスを実行し、インタラクティブＴＶのためのブロードキャスタとのコネクション又はインターネットサービスのためのサーバへのコネクションを可能にする。

ここには示されていないが、ケーブルバージョンでは、モジュレータが追加されて双方向リンクとしてケーブルを使用することによってサーバに戻されるデータのためのリターンチャネルを提供する。ファームウェア１９もプロセッサの制御下で動作しており、図４によって後で記述する。

図２はフィルタリングされたストリームの実施例を示す。入力ストリームは、有利な実施例では、ＭＰＥＧ−２標準に準拠するマルチプルプログラムトランスポートストリーム（ＭＰＴＳ）である。このようなストリームは多重プログラムを含む。これらのプログラムのうちのいくつかは、ＩＥＥＥ-１３９４ネットワークに配置される周辺機器によって必要とされないことがありうる。よって、シグナルプロセッサ３のフィルタリングモジュール１６が周辺機器によって必要とされないデータパケットを除去する役割を担っている。ＭＰＴＳストリームはＳＩ（"System Information"）パケットによって表される情報テーブルも有する。ＳＩパケットは入力ＭＰＴＳストリームから抽出され、新たに作成されるストリーム、これは疑似ＳＰＴＳストリームと呼ばれる、に従って修正される。この疑似ＳＰＴＳストリームは周辺機器によってリクエストされるデータパケット、修正されたＳＩパケット及び除去されたパケットの代わりに穴だけを含む。

図３は本発明の有利な実施例による複数の装置１を含むシステムを表す。

外部ソース２８、２９、３０、３１に接続されたホームネットワークを有する家３２が図示されている。このホームネットワークはホームサーバ２０、主ディスプレイ２２、カムコーダ２３、デジタルレコーダ２１、パーソナルコンピュータ２４、副ディスプレイ２６及び２つのワイヤレス伝送モジュール２５及び２７のような複数の周辺機器を接続するＩＥＥＥ-１３９４ネットワークを有する。

４つの装置Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、これらはゲートウェイモジュールとも呼ばれる、は各々外部ソースに接続されている。モジュールＡ、Ｂはそれぞれ人工衛星アンテナ２８及び２９に接続されている。モジュールＣは地上ＴＶアンテナ３０に接続され、モジュールＤはＡＤＳＬネットワーク３１に接続されている。

ゲートウェイモジュールは、有利な実施例では、家の屋根裏又は地下室に集中配置されている。これらは連結され、たった１つの光ファイバがこのクラスタをネットワークの他の部分へとリンクする。このような光ファイバはゲートウェイのクラスタとネットワークの他の部分との間の比較的長い伝送路又はリンクを有することを可能にする。これはホーム設備目的のためには重要である。

このようなシステムは複数の外部ソースへのコネクションを可能にし、ゲートウェイモジュールの各々がローカルエリアネットワークに送信されるデータ量を最適化することを可能にする制御手段を有するので、コネクションの数はネットワークの帯域幅によっては制限されない。さらに、外部ソースに接続された各ゲートウェイを有することの１つの大きな利点は、ゲートウェイモジュールの各々がＩＥＥＥ-１３９４ポートを有し、これによって十分な個数の等時性チャネルが同時に処理されうることである。よって、ゲートウェイは分散されており、十分にスケーラブルであり、エンドユーザに自分自身のネットワークを構築する上で最大の自由を与える。包括的なゲートウェイ機能はホームネットワークのクライアントにより制御される小さなハードウェア装置の総和である。クライアントはディスプレイ２２又は２６、ホームサーバ２０、デジタルレコーダ２１又はアナログカムコーダ２３であればよい。

図４は装置１を制御する層及びプロトコルスタックの図を示す。

ファームウェアはリアルタイムオペレーティングシステムの制御下で動作している。下位レベルでは、ハードウェアアダプテーション層は、接続されている外部ソースに応じて複数のインターフェースから構成される。ハードウェアアダプテーション層はレシーバと上位プロトコルスタックとの間のインターフェースをなす。使用されるハードウェアインターフェースはゲートウェイモジュールのタイプに依存している：これはゲートウェイモジュールが接続されている外部ソースに依存する。

モジュール３７はＩＥＥＥ-１３９４ローカルエリアネットワークへのアクセスを制御する。モジュール３６はブロードキャストネットワークへのアクセスを制御し、モジュール３５はブロードバンドネットワークへのアクセスを制御する。上位層はゲートウェイモジュールによりサポートされるプロトコルを担当するカーネルコアである。このカーネルコアは以下のものを有する、すなわち、
・ＩＥＥＥ-１３９４リンクを管理するためのモジュール３９。
・ＤＶＢ、ＤＳＳ、ＡＴＳＣ（"Advanced Television system Committee"）トランスポートストリームを処理するモジュール３８。プロトコルスタックは標準化された仕様に準拠する。
・ＴＣＰ（"Transmission Control Protocol"）、ＵＤＰ（"User Datagram Protocol"）、ＲＴＰ（"Real Time Transport Protocol"）のようなメイントランスポートプロトコルをサポートするモジュール３４。

「ユーザーズ・ライブラリーズ・コア（"user's libraries core"）」と呼ばれる上位層はプロプラエタリ・インターオペラビリティ・プロトコル（proprietary interoperability protocol）をサポートする。別の実施例では、ＨＡＶＩ（"Home Audio Video interoperability"）又は他のプロトコルもインプリメントされうる。

ＡＰＩ（"Application Programming Interface"）はユーザアプリケーションの容易なインプリメンテーションを可能にするためにデリバリされる。ユーザアプリケーションはゲートウェイモジュールの遠隔制御、データプロセッシング・・・を含む。

本発明の実施例による通信装置を表す。

ストリームフィルタリングプロセスの実施例を表す。

本発明の実施例によるゲートウェイモジュールをインプリメントするシステムを表す。

本発明の有利な実施例による装置を制御する層及びプロトコルスタックを表す。

符号の説明

１ 装置
２ レシーバ／デモジュレータ
３ シグナルプロセッサ
４ １２Ｃインターフェース
５ 電話モデム
６ ＣＰＵ
７ フラッシュメモリ
８ ＲＯＭ
９ 電力供給ユニット
１０ クロックモジュール
１１ スマートカードリーダ
１２ ＤＲＡＭ
１３ ＩＥＥＥ-１３９４ポート
１４ コンテントプロテクションモジュール
１５ テーブル更新モジュール
１６ ストリームフィルタリングモジュール
１７ 外部ネットワーク
１８ ＩＰブリッジングモジュール
１９ ファームウェア
２０ ホームサーバ
２１ デジタルレコーダ
２２ 主ディスプレイ
２３ カムコーダ
２４ パーソナルコンピュータ
２５ ワイヤレス伝送モジュール
２６ 副ディスプレイ
２７ ワイヤレス伝送モジュール
２８ 人工衛星アンテナ
２９ 人工衛星アンテナ
３０ 地上ＴＶアンテナ
３１ ＡＤＳＬネットワーク
３２ 家
３３ インターオペラビリティ及びネットワークマネジメントライプラリモジュール
３４ ＩＰスタックモジュール
３５ ブロードバンドネットワークモジュール
３６ ブロードキャストネットワークモジュール
３７ ＩＥＥＥ-１３９４ローカルエリアネットワークアクセス制御モジュール
３８ ＤＶＢ、ＤＳＳ、ＡＴＳＣトランスポートストリームを処理するモジュール
３９ ＩＥＥＥ-１３９４リンク管理モジュール

Claims (11)

1. 通信装置であって、
   複数の外部データソースを有し、
   少なくとも１つのローカルエリアネットワーク接続周辺機器を有し、
   前記ローカルエリアネットワークと前記外部データソースとの間のコネクションを確立することを可能にする複数の手段を有し、
   前記ローカルエリアネットワークにおける帯域幅占有を低減するために外部ソースからの入力データを制御し、これらを前記ローカルエリアネットワークに送信するための手段を有する、通信装置において、
   該通信装置は、
   入力データに含まれるシグナリゼーションテーブルを更新するための手段を有し、
   前記ローカルエリアネットワークに送信されるストリームに修正されたシグナリゼーションテーブルを挿入するための手段を有することを特徴とする、通信装置。
2. 通信装置はローカルエリアネットワークの周辺機器のリクエストに応じて外部ソースとの１つのコネクションを確立することを特徴とする、請求項１記載の通信装置。
3. 通信装置は、外部ソースから選択されたマルチプルプログラムトランスポートストリームからローカルエリアネットワークのためのシングルプログラムトランスポートストリーム又は部分的マルチプルプログラムトランスポートストリームを作成するために外部ソースから来るいくつかのデータを除去するフィルタリング手段を有することを特徴とする、請求項１又は２記載の通信装置。
4. 通信装置は、
   入力データに含まれるシグナリゼーションテーブルを更新するための手段を有し、
   ローカルエリアネットワークに送信されるストリームに修正されたシグナリゼーションテーブルを挿入するための手段を有することを特徴とする、請求項１〜３のうちのいずれかに記載の通信装置。
5. フィルタリング手段は、シングルトランスポートストリームを作成するためにマルチプルトランスポートストリームからリクエストされないパケット識別子を含むパケットを除去することを特徴とする、請求項１〜４のうちのいずれかに記載の通信装置。
6. 通信装置は外部ソースから来るデータのコピープロテクションを保証するための手段を有することを特徴とする、請求項１〜５のうちのいずれかに記載の通信装置。
7. ローカルエリアネットワークはＩＥＥＥ-１３９４プロトコルに準拠することを特徴とする、請求項１〜６のうちのいずれかに記載の通信装置。
8. 通信装置はＤＶＢ又はＤＳＳ標準に準拠するローカルエリアネットワークにおけるデータストリームを生成することを特徴とする、請求項７記載の通信装置。
9. システムであって、
   複数の外部データソースを有し、
   少なくとも１つのローカルエリアネットワーク接続周辺機器を有し、
   前記ローカルエリアネットワークと前記外部データソースとの間のコネクションを確立することを可能にするゲートウェイを有し、該ゲートウェイは、
   いくつかの周辺機器の間に分散されており、ゲートウェイモジュールと呼ばれ、
   新しいゲートウェイモジュールの導入又は取り外しを管理するための手段を有し、
   他のゲートウェイモジュールが外部ソースとのコネクションを確立しようとしまいと各ゲートウェイモジュールは前記ローカルエリアネットワークと前記外部データソースとの間の完全なコネクションを確立することを可能にする手段を有し、
   を有するシステムにおいて、
   各ゲートウェイモジュールは請求項１〜９に記載の通信装置であることを特徴とする、システム。
10. 複数の外部データソースとローカルエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク接続周辺機器との間の通信方法であって、
    前記ローカルエリアネットワークと前記外部データソースとの間のコネクションをセットアップすることを可能にするステップを有する、通信方法において、
    該通信方法は、前記ローカルエリアネットワークにおける帯域幅占有を低減するために前記外部ソースからの入力データを制御し、これらを前記ローカルエリアネットワークに送信するステップを有し、
    前記方法は請求項１〜９のうちの１項記載の装置に有利にはインプリメントされることを特徴とする、通信方法。
11. コンピュータプログラムがコンピュータにロードされる場合に、請求項１０記載のセマンティックブラウジングオプション（semantic browsing options）を作成するための方法のステップを実行するためのプログラム命令を有するコンピュータプログラム製品。

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