JP2005528928A - イソプレノイドを用いたエキソプロテインの抑制 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、月経用タンポンのような吸収性物品と関連したエキソプロテイン産生の抑制に関する。より具体的には、本発明は、或るイソプレノイド化合物を吸収性物品及び非吸収性物品中に組み込むことと、これらの化合物のグラム陽性菌に対する効果に関する。
人の排出物を吸収するための月経用タンポンのような使い捨て吸収性装置が幅広く使用されている。これらの使い捨て装置は、通常は、意図される消費者の使用により典型的に決定される所望の形状に形成された吸収体の圧縮体を有する。月経用タンポンの分野において、この装置は、女性の月経期間中に一般的に排出される体液を吸収するために体腔に挿入されるように意図されている。
女性の身体には、膣及びこれに生理的に関連する領域を健康的な状態に維持する複雑なプロセスが存在する。初経年齢から閉経年齢までの間の女性においては、正常な膣は、種々の微生物についての生態系を与える。細菌は、膣に存在する圧倒的多数を占める種類の微生物であり、多くの女性には、膣液1グラム当たり約109の細菌が宿っている。膣の細菌叢は、好気性菌と嫌気性菌とからなる。より一般的に検出される細菌は、乳酸桿菌属、コリネ細菌属、膣ガルドネレラ属、ブドウ球菌属、ペプトコッカス属、好気性及び嫌気性の連鎖球菌属、及び細菌様種である。時折膣から検出される他の微生物には、酵母(カンジダアルビカンス)、原生動物亜界(膣トリコモナス)、マイコプラスマ属(マイコプラスマ・ホミニス)、クラミジア属(トラコーマクラミジア)、及びウィルス(単純ヘルペス)が含まれる。これらの後者の生物は、一般に膣炎又は性病に関連するものであるが、症状をおこさずに少数で存在する場合がある。
膣内で産生された細菌性の蛋白及び代謝産物は、他の微生物及び宿主に影響を及ぼすことがある。例えば、月経周期の間の膣は、pHが約3.8から約4.5までの範囲の弱酸性である。このpH範囲は、一般に、正常細菌叢を維持するのに最も好適な条件であると考えられる。このpHにおいて、膣は、普通は生態系のバランスがとれた状態で多くの微生物種を宿し、これらは感染に対する防御及び抵抗を与えるという有益な役割を果たし、膣に黄色ブドウ球菌(S.aureus)のような或る種の細菌が住み着かないようにする。pHが低いと、乳酸桿菌属が成長し、これらが酸性産物を産生することになる。膣の微生物はまた、他の細菌種に向けられた過酸化水素のような抗菌化合物及び殺菌剤を産生することができる。一例は、その他の乳酸桿菌種に対して向けられた乳酸桿菌のバクテリオシンのような産物のラクトシンである。
S.aureusは、月経年齢の健康な女性のおよそ16%の膣に見られる。膣から検出されたおよそ25%のS.aureusが、TSST−1を産生すると見られる。TSST−1及びブドウ球菌のエンテロトキシンの幾つかが、人にTSSを引き起こすと特定されている。
月経流体は、約7.3のpHを有する。月経期間中、膣のpHは、中性の方向に動き、弱アルカリ性になることがある。この変化は、その成長が酸性の環境によって抑制されている微生物に、増殖する機会を与える。例えば、S.aureusは、月経期間の間に集められたスワブからよりも月経中の膣スワブからより頻繁に検出される。
1つ又はそれ以上の生体静力学的化合物、殺菌性化合物、及び/又は無毒化化合物をタンポン綿撤糸に組み込むことによって、病原性の微生物と、月経のときに起こるトキシックショック症候群を低減させるか又は無くすための多くの試みがなされている。例えば、膣に見つかる毒素を無毒化するために、月経用タンポンに、L−アスコルビン酸が加えられている。その他のものは、殺菌性化合物として、グリセロールモノラウレートのような脂肪族多価アルコールのモノエステル及びジエステルを組み込んでいる(例えば、米国特許第5,679,369号を参照されたい)。さらに他のものは、無毒化化合物として、アルキルエーテル、アルキルアミン及びアルキルアミドのようなその他の非イオン界面活性剤を取り入れている(米国特許第5,685,872号、第5,618,554号及び第5,612,045号を参照されたい)。
本発明は、テルペン化合物又はテルペノイド化合物のような1つ又はそれ以上のイソプレノイド化合物が、非吸収性基体上に又は月経用タンポンのような吸収性物品内に組み込まれている場合には、グラム陽性菌のエキソプロテインの産生が実質的に抑制されるという発見に基づいている。
本発明は、グラム陽性菌からのエキソプロテインの産生を抑制するのに使用するための非吸収性基体又は物品に関連する。基体は、膣領域のS.aureus細菌からのTSST−1の産生を抑制するのに特に有用である。本発明のイソプレノイド化合物が組み込まれ得る好適な非吸収性基体の例には、非吸収性失禁用装置、避妊障壁装置、灌注器、避妊用スポンジ及びタンポンアプリケータが含まれる。非吸収性失禁用装置の1つの特定的な例は、ゴムのような弾力的な材料から形成された失禁用綿撤糸のような女性の失禁用障壁装置である。別の好適な非吸収性基体は、タンポンに用いられるアプリケータである。例えば、タンポンアプリケータは、該アプリケータがタンポンを女性の膣の中に挿入するのに用いられるときに、イソプレノイド化合物(一般的には、クリーム、ワックス、ゲル又は他の好適な形状の形態で)がアプリケータから膣壁上に移送されるように、外表面上に被覆されたイソプレノイド化合物を有することができる。
本発明の一般的な目的は、グラム陽性菌からのエキソプロテインの産生を抑制する非吸収性物品を提供することである。本発明のより具体的な目的は、S.aureusによるTSST−1、アルファ溶血毒及びエンテロトキシンBの産生を実質的に抑制するように作用する1つ又はそれ以上のイソプレノイド化合物を組み込んだ非吸収性失禁用装置、避妊障壁装置、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ、又は灌注器を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、膣道に存在する正常な細菌叢のバランスを大きく崩すことなく、グラム陽性菌からのエキソプロテインの産生を抑制する1つ又はそれ以上の化合物を組み込んだ非吸収性基体を提供することである。
本発明の別の目的は、この限りではないが、例えば、協働してS.aureusによるTSST−1、アルファ溶血毒及びエンテロトキシンBの産生を実質的に抑制するように作用する、ラウレス−4、PPG−5ラウリルエーテル、1−0−ドデシル−rac−グリセロール、スルホコハク酸ラウレス二ナトリウム、グリセロールモノラウレート、アルキルポリグリコシド、ポリエチレンオキシド(2)ソルビトールエーテル又はミレス−3−ミリステートのような1つ又はそれ以上の他の抑制成分と組み合わされた1つ又はそれ以上のイソプレノイド化合物を組み込んでいる月経用タンポンを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、膣道に存在する正常な細菌叢のバランスを大きく崩すことなく、グラム陽性菌からのエキソプロテインの産生を抑制する1つ又はそれ以上の化合物をそれと共に組み込んだ月経用タンポンを提供することである。
本発明の別の目的は、本発明のイソプレノイド含有組成物を使用するための方法を提供することである。本明細書で説明されている方法は、グラム陽性菌を有効量のイソプレノイド含有組成物に曝して、グラム陽性菌のエキソプロテイン産生が実質的に抑制されるようにすることを含む。
特許請求の範囲の請求項において定められる発明概念から逸脱することのない本発明の他の目的及び利点、並びにこれの修正が、当業者には明らかになるであろう。
本発明によると、膣道に存在する正常な細菌叢のバランスを大きく崩すことなく、グラム陽性菌からのTSST−1のようなエキソプロテインの産生を実質的に抑制するために、本明細書で説明するようなイソプレノイド化合物を、非吸収性基体、又は月経用タンポンのような吸収性物品と組み合わせて用いることができることが見出された。また、膣道に存在する正常な細菌叢のバランスを大きく崩すことなく、グラム陽性菌からのTSST−1のようなエキソプロテインの産生を実質的に抑制するために、イソプレノイド化合物を、例えば、C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩又はポリアルコキシル化スルホコハク酸塩に連結するエーテル結合、エステル結合、アミド結合、グリコシド結合、又はアミン結合を有する化合物のような他の界面活性剤と組み合わせて用いることができることも見出された。
本発明は、本明細書では月経用タンポンと関連させて部分的に詳細に説明されるが、グラム陽性菌からのエキソプロテインの抑制が有益となる生理用ナプキン、パンティライナ、大人用の失禁用衣料品、おむつ、医療用包帯、及び、医療用、歯科用、外科用及び/又は鼻用に用いられることが意図される止血栓のような他の使い捨て吸収性物品に適用可能であることを、当業者であれば理解するであろう。ここで用いられる「吸収性物品」という語句は、一般的には、体液を吸収し収容する装置のことをいい、より特定的には、身体から排出された種々の流体を吸収し収容するために皮膚に対して又は付近に配置される装置のことをいう。「使い捨て」という用語は、ここでは、一度使用された後に洗濯されるか又は吸収性物品として復元されること、すなわち再使用されることは意図されていない吸収性物品のことを表すために用いられる。こうした使い捨て吸収性物品の例には、この限りではないが、医療用、歯科用、外科用及び/又は鼻用に用いられることが意図されている包帯及び止血栓を含むヘルスケア関連製品、婦人用衛生製品(例えば、生理用ナプキン、パンティライナ、及び月経用タンポン)、おむつ、トレーニングパンツ、失禁用製品などのようなパーソナルケア吸収製品が含まれ、これらにおいては、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制することが有益となる。
本発明で用いるのに好適な月経用タンポンは、典型的には、圧縮されて容易に膣腔に挿入できる寸法の単一体にされた、天然繊維と合成繊維とを含む吸収性繊維から作られる。好適な繊維は、例えば、綿及びレーヨンのようなセルロース繊維を含む。繊維は、100%綿、100%レーヨン、綿とレーヨンのブレンド、又はタンポンに使用するのに好適であることが知られている他の材料とすることができる。
本明細書で説明され、本発明に有用なテルペン、テルペノイド及びその誘導体は、環式又は非環式とすることができ、飽和又は不飽和とすることができる。本発明に有用なモノテルペンの例には、例えば、α−ピネン、β−ピネン、カンファー、ゲラニオール、ボルネオール、ネロール、ツジョン、シトラール、リモネン、シネオール、テルピネオール、テルピネン、テルピン(シス形及びトランス形)α−ミルセン、β−ミルセン、ジペンテン、リナロオール、2−メチル−6−メチレン−1、7−オクタジエン及びメントールが含まれる。本発明に有用なセスキテルペンの例には、例えば、フムレン、イオノン、ネロリドール及びファルネソールが含まれる。好適なジテルペンの例は、フィトールである。本発明に用いるのに好適なトリテルペンは、スクアレンである。本発明に用いるのに好適なテトラテルペンには、α−カロテン、β−カロテン、γ−カロテン、δ−カロテン、ルテイン及びビオラキサンチンが含まれる。
本発明によると、イソプレノイド化合物を含む吸収性物品又は非吸収性基体若しくは物品は、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureus細菌に曝されているときに、TSST−1の生成を実質的に抑制する有効量の抑制イソプレノイド化合物を含有する。S.aureusによるTSST−1の産生の抑制についての潜在的な抑制剤の有効性を試験する幾つかの方法が、当該技術分野において知られている。こうした好ましい方法の1つが、下記に示される実施例1に示されている。本明細書で示される試験方法に従って試験すると、抑制イソプレノイド化合物は、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureusによって曝されているときに、TSST−1の生成を、好ましくは少なくとも約40%、より好ましくは50%、さらにより好ましくは60%、さらにより好ましくは70%、さらにより好ましくは80%、さらにより好ましくは90%、さらにより好ましくは95%減少させる。
本発明のイソプレノイド化合物は、如何なる適当な形にも調製され適用され得るが、この限りではないが、水性溶液、ローション、香膏、ゲル、外用薬、軟膏、ボーラス、リポソーム、坐剤等を含む形に調製されることが好ましい。当業者であれば、他の形も同様に良好に機能することを理解するであろう。
抑制イソプレノイド化合物をタンポンの吸収性本体全体に含侵させる必要はない。経済的な面と機能的な面との両方において最善の結果は、使用中に最も効果的となり得る外表面上に又は付近に該物質を集中させることによって得ることができる。
実質的に抑制するイソプレノイド化合物は、付加的に、所望の用途に有用な1つ又はそれ以上の通常の製薬上許容可能な及び適合性のあるキャリア材料を使用することができる。キャリアは、吸収性物品中に又は非吸収性基体上に用いられた材料と共に溶解することができるか又は懸濁可能なものとすることができる。本発明に用いるのに好適なキャリア材料は、外用薬、ローション、クリーム、軟膏剤、エアロゾル、坐剤、ゲル等の基剤として化粧用分野及び医用分野で使用するために良く知られたものを含む。例えば、イソプレノイド化合物は、現在の市販の灌注液組成物に又はより高粘性の灌注液に用いられるもののような種々の組成物として構成することができる。
本発明のイソプレノイド化合物は、添加剤がイソプレノイド化合物の活性に目立った悪影響を及ぼさない限りは、所望の結果に適切なものとして他の添加剤を含有することができる。こうした添加剤の例は、エトキシル化炭化水素若しくは界面活性剤のような従来の界面活性剤か、又は低分子量アルコールのような共湿潤助剤を含む。
本発明の別の実施形態において、有益な細菌叢を著しく無くすことなくTSST−1の産生を減少させるために、上述の抑制イソプレノイド化合物を1つ又はそれ以上の界面活性剤と組み合わせて用いることができる。界面活性剤は、例えば、C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩又はポリアルコキシル化スルホコハク酸塩に連結するエーテル、エステル、アミド、グリコシド、又はアミン結合を有する化合物を含むことができる。
R10―O―R11
ここで、R10は、約8個から約18個までの炭素原子の鎖を有する直鎖若しくは分枝のアルキル又はアルケニル基であり、R11は、アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩、又はポリアルコキシル化スルホコハク酸塩から選択される。
本明細書で説明する抑制芳香族化合物と組み合わせて用いるのに有用なエーテル化合物のアルキル又はこのR10部分は、飽和及び不飽和の脂肪酸化合物から得ることができる。好適な化合物は、C8−C18脂肪酸を含み、好ましくは、脂肪酸は、この限りではないが、炭素鎖長がそれぞれ8、10、12、14、16及び18である、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸を含む。非常に好ましい材料は、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸を含む。
望ましくは、R11部分は、本明細書で説明する抑制芳香族化合物と組み合わせてエーテル組成物において用いるためにエトキシル化又はプロポキシル化することができる脂肪族アルコールである。好適な脂肪族アルコールには、グリセロール、スクロース、グルコース、ソルビトール及びソルビタンが含まれる。好ましいエトキシル化アルコール又はプロポキシレート化アルコールには、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール及びポリプロピレングリコールのようなグリコールが含まれる。
R11部分は、ポリアルコキシル化硫酸塩及びポリアルコキシル化スルホコハク酸塩をさらに含むことができる。これらの塩は、1つ又はそれ以上のカチオンを有することができる。好ましくは、カチオンは、ナトリウム、カリウム又はこの両方である。
本明細書で説明する抑制イソプレノイド化合物と組み合わせて用いるのに好ましいエーテル化合物には、ラウレス−3、ラウレス−4、ラウレス−5、PPG−5ラウリルエーテル、1−0−ドデシル−rac−グリセロール、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二ナトリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二カリウム、及びポリエチレンオキシド(2)ソルビトールエーテルが含まれる。
2つの活性成分が組み合わされたものを含有する本発明の吸収性物品は、例えば、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷包帯、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、鼻用止血栓等を含む種々の吸収性物品とすることができる。
第1の抑制イソプレノイド化合物と第2の抑制エーテル化合物を含有する本発明の吸収性物品又は非吸収性基体は、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureus細菌に曝されているときに、TSST−1の生成を実質的に抑制するのに十分なくらいの量の両方の抑制化合物を含有する。好ましくは、抑制化合物が組み合わされたものは、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureusに曝されているときのTSST−1の生成を、少なくとも約40%、より好ましくは少なくとも約50%、さらにより好ましくは少なくとも約60%、さらにより好ましくは少なくとも約70%、さらにより好ましくは少なくとも約80%、さらにより好ましくは少なくとも約90%、さらにより好ましくは少なくとも約95%減少させる。
イソプレノイド抑制化合物とエーテル抑制化合物とが組み合わされたものを含有する本発明の吸収性物品又は非吸収性基体は、製薬組成物に通常見られる添加物を、業界で確立された手法で及び業界で確立された量で付加的に使用することができる。例えば、組成物は、複合的な治療のために、相補的な抗菌薬、酸化防止剤、駆虫剤、止痒剤、収斂剤、局所麻酔薬、又は抗炎症薬といった付加的で相溶性があり製薬上有効な材料を含有することができる。
典型的には、吸収性物品又は非吸収性基体は、約1:0.1から約1:20までの抑制イソプレノイド化合物のエーテル化合物に対するモル比をもつ。
H―(Zn)―O―R14
ここで、Zは5個ないし6個の炭素原子を有する糖残基であり、nは1から6までの整数であり、R14は8個から18個までの炭素原子を有する直鎖又は分枝アルキル基である。異なる炭素鎖長を有する好適なアルキルポリグリコシドの市販の例には、Glucopon220、225、425、600及び625が含まれ、これらのすべてがヘンケル社(ペンシルバニア州アンブラー)から入手可能である。これらの製品はすべて、ヤシ油及び/又はパーム核油から誘導された脂肪アルコールに基づく異なるアルキル基鎖長を有するアルキル・モノ−及びオリゴグルコピラノシドの混合物である。Glucopon220、225及び425は、本発明の抑制芳香族化合物と組み合わせて用いるのに特に好適なアルキルポリグリコシドの例である。好適な市販のアルキルポリグリコシドの別の例は、ICIサーファクタンツ社(デラウェア州ウィルミントン)から入手可能なGlucopon220類似体であるTL2141である。
本発明によると、吸収性物品又は非吸収性基体は、有効量の抑制イソプレノイド化合物とアルキルポリグリコシド化合物が組み合わされたものを含有する。吸収性物品又は非吸収性基体に含まれるアルキルポリグリコシド化合物の量は、吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たりアルキルポリグリコシドが少なくとも約0.0001ミリモル、好ましくは吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たりアルキルポリグリコシドが少なくとも約0.005ミリモルである。好ましい実施形態においては、吸収性物品又は非吸収性基体は、吸収性物品1グラム当たり約0.005ミリモルから吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり約2ミリモルまでを含有する。
イソプレノイド抑制化合物及びアルキルポリグリコシド抑制化合物のような抑制又は活性成分が組み合わされたものを含有する本発明の非吸収性物品は、例えば、失禁用装置、避妊障壁装置、避妊用スポンジ、灌注器、タンポンアプリケータ等を含む種々の非吸収性物品とすることができる。
イソプレノイド抑制化合物とアルキルポリグリコシド抑制化合物が組み合わされたもの含有する本発明の吸収性物品又は非吸収性基体は、製薬組成物に通常見られる添加物を、業界で確立された手法で及び業界で確立された量で付加的に使用することができる。例えば、組成物は、複合的な治療のために、相補的な抗菌薬、酸化防止剤、駆虫剤、止痒剤、収斂剤、局所麻酔薬、又は抗炎症薬といった付加的で相溶性があり製薬上有効な材料を含有することができる。
別の実施形態においては、本明細書で説明する抑制イソプレノイド化合物は、次の一般式を有するアミド含有化合物と組み合わせて用いることができる。
好ましい不飽和脂肪酸は、1つ又は2つのシス形の二重結合を有するもの及びこれらの材料の混合物である。好適な材料は、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、リノレン酸及びこれらの混合物を含む。
R18及びR19部分は、同じか又は異なるものとすることができ、それぞれ水素及び1個から12個までの炭素原子を有する炭素鎖を有するアルキル基から選択される。R18及びR19アルキル基は、直鎖又は分枝とすることができ、飽和又は不飽和とすることができる。R18及び/又はR19が少なくとも2つの炭素の炭素鎖を有するアルキル部分である場合には、アルキル基は、エステル、エーテル、アミン、ヒドロキシル、カルボキシル、カルボキシル塩、スルホン酸、スルホン酸塩から選択される1つ又はそれ以上の置換基を含むことができる。塩は、ナトリウム、カリウム又はこの両方から選択される1つ又はそれ以上のカチオンを有することができる。
本発明によると、吸収性物品又は非吸収性基体は、有効量の抑制イソプレノイド化合物と抑制アミド含有化合物が組み合わされたものを含有する。吸収性物品又は非吸収性基体に含まれるアミド含有化合物の量は、吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり窒素含有化合物が少なくとも約0.0001ミリモルであり、好ましくは吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり窒素含有化合物が少なくとも約0.005ミリモルである。好ましい実施形態においては、吸収性物品又は非吸収性基体は、吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり少なくとも約0.005ミリモルから吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり少なくとも約2ミリモルまでを含有する。
第1の抑制イソプレノイド化合物と第2の抑制アミド含有化合物を含有する本発明の吸収性物品は、吸収性物品がS.aureus細菌に曝されているときに、TSST−1の生成を実質的に抑制するのに十分なくらいの量の両方の抑制化合物を含有する。抑制化合物が組み合わされたものは、吸収性物品がS.aureusに曝されているときのTSST−1の生成を、好ましくは少なくとも約40%、より好ましくは約50%、さらに好ましくは約60%、さらに好ましくは約70%、さらに好ましくは約80%、さらに好ましくは約90%、さらに好ましくは約95%減少させる。
イソプレノイド抑制化合物とアミド含有抑制化合物が組み合わされたものを含有する本発明の吸収性物品は、製薬組成物に通常見られる添加物を、業界で確立された手法で及び業界で確立された量で付加的に使用することができる。例えば、組成物は、複合的な治療のために、相補的な抗菌薬、酸化防止剤、駆虫剤、止痒剤、収斂剤、局所麻酔薬、又は抗炎症薬といった付加的で相溶性があり製薬上有効な材料を含有することができる。
典型的には、吸収性物品は、約1:2から約1:0.01までの抑制イソプレノイド化合物のアミド含有化合物に対するモル比をもつ。
望ましくは、R20は、この限りではないが、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸及びステアリン酸を含み、これらの炭素鎖長がそれぞれ8、10、12、14、16及び18である脂肪酸化合物から誘導される。非常に好ましい材料は、カプリン酸、ラウリン酸及びミリスチン酸を含む。好ましい不飽和脂肪酸は、1つ又は2つのシス形の二重結合を有するもの及びこれらの材料の混合物である。好適な材料は、ミリストレイン酸、パルミトレイン酸、リノレン酸及びこれらの混合物を含む。
本明細書で説明するイソプレノイド化合物と併せて用いるのに好ましいアミン化合物には、ラウレス硫酸トリエタノールアミド、ラウリルアミン、ラウリルアミノプロピオン酸、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、ラウリルヒドロキシエチルイミダゾリン、及びこれらの混合物が含まれる。
本発明によると、吸収性物品又は非吸収性基体は、有効量の抑制イソプレノイド化合物とアミン及び/又はアミン塩化合物が組み合わされたものを含有する。吸収性物品又は非吸収性基体に含まれるアミン及び/又はアミン塩化合物の量は、吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たりエーテルが少なくとも約0.0001ミリモルであり、好ましくは吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たりエーテルが少なくとも約0.005ミリモルである。好ましい実施形態においては、吸収性物品又は非吸収性基体は、吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり少なくとも約0.005ミリモルから吸収性物品又は非吸収性基体1グラム当たり少なくとも約2ミリモルまでを含有する。
イソプレノイド抑制化合物とアミド含有抑制化合物のような抑制又は活性成分が組み合わされたものを含有する本発明の非吸収性物品は、例えば、失禁用装置、避妊障壁装置、避妊用スポンジ、灌注器、タンポンアプリケータ等を含む種々の非吸収性物品とすることができる。
第1の抑制イソプレノイド化合物と第2の抑制アミン及び/又はアミン塩化合物を含有する本発明の吸収性物品又は非吸収性基体は、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureus細菌に曝されているときに、TSST−1の生成を実質的に抑制するのに十分なくらいの量の両方の抑制化合物を含有する。抑制化合物が組み合わされたものは、吸収性物品又は非吸収性基体がS.aureusに曝されているときのTSST−1の生成を、好ましくは少なくとも約40%、より好ましくは約50%、さらに好ましくは約60%、さらに好ましくは約70%、さらに好ましくは約80%、さらに好ましくは約90%、さらに好ましくは約95%減少させる。
典型的には、吸収性物品は、約1:2から約1:0.05までの抑制イソプレノイド化合物のアミン及び/又はアミン塩化合物に対するモル比をもつ。典型的には、非吸収性物品又は基体は、約1:2から約1:0.01までの抑制イソプレノイド化合物のアミン及び/又はアミン塩化合物に対するモル比をもつ。
本発明は、本発明を説明するものであって、単なる説明の目的のために過ぎず、本発明の範囲又は本発明が実施され得る方法を限定するものとして解釈されるものではない以下の実施例によって説明される。
この実施例において、S.aureusの増殖とTSST−1の産生に対するテルピネオールの効果が測定された。所望の濃度のテルピネオール(テルピネオールの百分率で表される)が、滅菌した50mLのポリプロピレンの円錐管(ノースカロナイナ州ニュートン所在のSarstedt社)に入った増殖培地10mL中に入れられた。
増殖培地は、ブレイン・ハート・インフュージョン培地(BHI)(メリーランド州コッキーズビル所在のDifco Laboratories)37グラムを、880mLの蒸留水で溶解し、製造業者の使用説明書に従って培地を滅菌することによって調製された。BHIには、ウシ胎仔血清(FBS)(100mL)(ミズーリ州セントルイス所在のSigma Chemical社)が追加された。塩化マグネシウム六水化物(0.021M、10mL)(ミズーリ州セントルイス所在のSigma Chemical社)をこのBHI−FBS混合物に添加した。最後に、L−グルタミン(0.027M、10mL)(ミズーリ州セントルイス所在のSigma Chemical社)をこの混合物に添加した。
テルピネオールを含有する増殖培地が入った試験管に接種するための用意において、接種培養液を次の通りに調製した。S.aureus(MN8)を、トリプティックソイ寒天板(TSA、メリーランド州コッキーズビル所在のDifco Laboratories)上に線状に接種し、摂氏35度で培養した。試験微生物は、ミネソタ州ミネアポリスにあるミネソタ医科大学微生物学部のPat Schlievert博士から入手した。24時間の定温培養後に、滅菌した接種ループを用いて3から5つまでの個別のコロニーを採取し、10mLの増殖培地に接種するのに使用した。接種された増殖培地の試験管を、大気圧の空気中で摂氏35度で培養した。24時間の定温培養後に、この培養物を培養器から取り出し、S/P商標のボルテックスミキサーでよく混合した。10mLの増殖培地が入った第2試験管に、上記の24時間経過培養物0.5mLを接種し、大気圧の空気中で摂氏35度で培養した。24時間の定温培養後に、この培養物を培養器から取り出し、S/P商標のボルテックスミキサーでよく混合した。この培養液の光学密度は、マイクロプレートリーダー(バーモント州ウィヌースキ所在のModel EL309のBio−Tek Instruments社)で測定された。10mLの増殖培地において5×106CFU/mLを与えるのに必要な接種材料の量は、標準曲線を用いて求められた。
定温培養後の1mL当たりのコロニー形成単位数を、標準プレートカウント手順により測定した。この培養液培地を遠心分離機にかけ、次いでこの上澄みを、孔径0.2マイクロメートルのAutovial5シリンジレスフィルタ(ニュージャージー州クリフトン所在のWhatman社)を通して濾過滅菌した。結果として得られた液体を、検定されるまで−70℃で冷凍した。
(表1)
N/A=該当せず
この実施例において、S.aureusの増殖とTSST−1の産生に対するメントールの効果が測定された。メントール(ミズーリ州セントルイス所在のSigma Chemical社)を、分光測光等級のメタノール中に、試験される最高濃度のために10mLの増殖培地に200マイクロリットルの溶液を加えることを可能にする濃度で溶解させた。この実施例において試験されたメントールの効果は、実施例1に記載されているように、増殖培地10mL中のメントールの百分率で表される所望の濃度に設定することによって測定された。次に、試験化合物を実施例1の場合のように試験し評価した。
本発明によると、表2は、対照と比較すると、S.aureus(MN8)がメントールの存在下で産生するTSST−1は極めて少ないことを示している。メントールは、エキソトキシンの産生量を約97%減少させた。しかしながら、産生された毒素の量は大幅に減少したが、S.aureus細胞の増殖に対する効果は、たとえ幾らかはあったとしても極めて僅かであった。
(表2)
N/A=該当せず
この実施形態において、種々のモノテルペン(Sigma Chemical社)の存在下におけるS.aureusの増殖とTSST−1の産生が測定された。試験化合物は、液体か又は固体として受け入れられた。液体は、直接増殖培地に加えられ、所望の最終濃度となるように増殖培地で希釈された。固体は、分光測光等級(Sigma Chemical社)のメタノール中に、試験される最高濃度のために10mLの増殖培地に200マイクロリットルの溶液を加えることを可能にする濃度で溶解させた。メタノールで溶解された各試験化合物を、所望の最終濃度となるのに必要とされる量で増殖培地に加えた。モノテルペンの効果は、実施例1の場合のように調製された増殖培地10mL中のモノテルペンの百分率で表される所望の濃度を設定することによって測定された。次に、モノテルペンを実施例1の場合のように試験し評価した。下記の表3は、対照と比較すると、S.aureusがモノテルペンの存在下で産生するTSST−1は極めて少ないことを示している。試験された濃度では、モノテルペンは、産生される毒素の量を78%から100%減少させた。
(表3)
N/A=該当せず
この実施例において、S.aureus株菌RN6390からのα−溶血毒の産生に対するテルピネオールの効果を、標準溶血検定を利用して評価した。
S.aureusのα−溶血毒は、標的赤血球の細胞膜の損傷及び細胞死を引き起こす溶血エキソプロテインである。これは、TSST−1の産生に関して見られるものと類似した環境条件下で産生される。アルミホイルで蓋をした500mLフリーカーの増殖培地100mL中の活性化合物の百分率で表される所望の濃度を設定することによって、増殖とα−溶血毒の産生に対するテルピネオールの効果を試験した。増殖培地及び接種材料を、実施例1に説明するように調製した。180rpmで設定された旋回シェーカーを用いてこれらのフリーカーを37℃の水浴中で培養した。培養の後に、600nmで周期的に光学密度を測定した。1.0の光学密度となったときに増殖物を採取して、10mLの等量を分析のために移した。これらの試料についてプレートカウントを行い、細胞計数及び培養物の純度を測定した。残りの試料を15分間、2500rpmで遠心分離機にかけ、結果として得られた上澄みを濾過滅菌し、検定されるまで−70℃で冷凍した。
脱線維素ウサギ赤血球(オレゴン州オーロラ所在のHema Resources社)をTris−生理食塩水緩衝液で3回洗浄し、0.5%(体積/体積)の濃度となるように懸濁させた。Tris−生理食塩水緩衝液は、50mMのTrizma(登録商標)塩酸塩/Trizmaベースと100mMの塩化ナトリウムから構成され、最終pHは7.0であった。培養物の上澄みを1:2から1:256までTris−生理食塩水緩衝液で連続的に希釈した。各希釈物100マイクロリットルを900マイクロリットルのウサギ赤血球に加えた。各希釈を3回に設定した。これらの試験管を37℃で30分間保温した。次に、これらの試料を800×gで6分間、遠心分離機にかけた。2つの200マイクロリットル等量をマイクロタイタープレートに移し、光学密度は410nmで測定された。培養物の上澄みの代わりに用いられた対照流体には、tris−生理食塩水緩衝液(ゼロ溶解)、10%のドデシル硫酸ナトリウム(100%溶解)及び試験化合物を含有する滅菌した増殖培地が含まれていた。活性の単位は、同じ初期光学密度(600nm)に調整された試料において50%の溶解を与える各試験試料の希釈の逆数として表される。下記の表7が示しているように、テルピネオールは、アルファ毒素の産生を大幅に減少させた。
(表4)
この実施例において、界面活性剤セチオール1414E(ミレス−3−ミリステート)と組み合わせたテルピネオールの効果を、4×4のチェッカー盤実験設計を用いて試験した。これにより、S.aureusの増殖とTSST−1の産生に対する2つの試験化合物の相互作用の評価が可能になった。
16の試験管配列において4つの濃度のテルピネオール(0.1%、0.05%、0,01%及び0.0%)を4つの濃度のセチオール1414E(10mM、5mM、2.5mM及び0.0mM)と組み合わせた。例えば、試験管#1は、増殖培地10mL(実施例1において調製されたような)中に0.0mMのセチオール1414Eと0.0%のテルピネオール(vol/vol)を含有した。試験管#1から試験管#16までの各々は、テルピネオールとセチオールが一意に組み合わされたものを含有した。この溶液を実施例1の場合のように試験し評価した。S.aureusMN8の増殖とTSST−1の産生に対する試験化合物の効果が、下記の表5に示されている。
(表5)
すべての濃度のセチオール1414Eにおいて、テルピネオールが、TSST−1の産生の抑制を高めた。この効果は、付加的であるように思える。さらに、セチオール1414Eを加えることが、テルピネオールによるTSST−1の産生の抑制を高めた。
上記の観点から、本発明の幾つかの目的が達成されることが分るであろう。本発明の範囲から逸脱することなく、上述の吸収性物品において種々の変更をなし得るので、上記の明細書に包含されるすべての内容が例証と解釈され、限定の意味として解釈されないことが意図されている。
Claims (90)
- 体液を吸収するために皮膚に対して又は皮膚の付近で用いるためのエキソプロテイン抑制吸収性物品であって、吸収性材料と、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効なイソプレノイド化合物からなる有効量の第1活性成分とを有するエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記イソプレノイド化合物は、ゲラニオール、シス−テルピン、トランス−テルピン、テルピネオール、アルファ−テルピネン、ベータ−テルピネン、ガンマ−テルピネン、ベータ−ミルセン、ジペンテン、アルファ−ミルセン、メントール、2−メチル−6−メチレン−1,7−オクタジエン、リナロール、アルファ−イオノン、ベータ−イオノン、アルファ−ピネン、ベータ−ピネン、ネロール、カンファー、シトラール、ネロリドール、ファルネソール、フィトール、アルファ−カロテン、ベータ−カロテン、及びリモネンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記イソプレノイド化合物は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.01マイクロモルの量で存在することを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記イソプレノイド化合物は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品はタンポンであり、前記イソプレノイド化合物は、テルピネオール、βイオノン、シス−テルピン、トランス−テルピン、リナロール、ゲラニオール、メントール、及びこれらの組み合わせから選択されることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコールに連結するエーテル、エステル、アミド、グリコシド、又はアミン結合をもつ有効量の第2活性成分をさらに含み、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 一般式、すなわち、
R10−O−R11
を有する有効量の第2活性成分をさらに含み、式中R10は、8から約18までの炭素原子をもつ直鎖又は分枝アルキルか、もしくは直鎖又は分枝アルケニルであり、R11は、アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩、及びポリアルコキシル化スルホコハク酸塩からなる群から選択され、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。 - 前記第2活性成分は、ラウレス−3、ラウレス−4、ラウレス−5、PPG−5ラウリルエーテル、1−0−ドデシル−rac−グリセロール、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二ナトリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二カリウム、及びポリエチレンオキシド(2)ソルビトールエーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項8に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項8に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項8に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項8に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効なアルキルポリグリコシドからなる有効量の第2活性成分をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記アルキルポリグリコシドは、一般式、すなわち、
H−(Zn)−O−R14
を有し、式中Zは、5又は6つの炭素原子をもつ糖残基であり、nは1から6までの整数であり、R14は、約8から約18までの炭素原子をもつ直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項13に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。 - 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項13に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記アルキルポリグリコシドは、Glucopon220、Glucopon225、Glucopon425、Glucopon600、Glucopon625、及びTL2141からなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- グリセロールモノラウレートとミレス−3−ミリスチン酸塩からなる群から選択された有効量の第2活性成分をさらに含み、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項1に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルアミドモノエタノールアミド、ラウリルアミドジエタノールアミド、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ラウリルアミドモノエタノールアミドスルホコハク酸二ナトリウム、及びラウロアンホジアセテート二ナトリウムからなる群から選択されることを特徴とする請求項19に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項19に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項19に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項19に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項24に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項24に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、トリエタノールアミドラウレス硫酸塩であることを特徴とする請求項27に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項27に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項27に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- 前記吸収性物品は、月経用タンポン、生理用ナプキン、パンティライナ、失禁用下着、おむつ、創傷被覆材、歯科用止血栓、医療用止血栓、外科用止血栓、及び鼻用止血栓からなる群から選択されることを特徴とする請求項27に記載のエキソプロテイン抑制吸収性物品。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効なイソプレノイド化合物からなる有効量の第1活性成分が堆積された非吸収性基体からなる、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するために膣内で用いるエキソプロテイン抑制体。
- 前記イソプレノイド化合物は、ゲラニオール、シス−テルピン、トランス−テルピン、テルピネオール、アルファ−テルピネン、ベータ−テルピネン、ガンマ−テルピネン、ベータ−ミルセン、ジペンテン、アルファ−ミルセン、メントール、2−メチル−6−メチレン−1,7−オクタジエン、リナロール、アルファ−イオノン、ベータ−イオノン、アルファ−ピネン、ベータ−ピネン、ネロール、カンファー、シトラール、ネロリドール、ファルネソール、フィトール、アルファ−カロテン、ベータ−カロテン、及びリモネンからなる群から選択されることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第1活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.1マイクロモルの量で存在することを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第1活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコールに連結するエーテル、エステル、アミド、グリコシド、又はアミン結合をもつ化合物からなる有効量の第2活性成分をさらに含み、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 一般式、すなわち、
R10−O−R11
を有する有効量の第2活性成分をさらに含み、式中R10は、8から約18までの炭素原子をもつ直鎖又は分枝アルキルか、もしくは直鎖又は分枝アルケニルであり、R11は、アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩、及びポリアルコキシル化スルホコハク酸塩からなる群から選択され、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。 - 前記第2活性成分は、ラウレス−3、ラウレス−4、ラウレス−5、PPG−5ラウリルエーテル、1−0−ドデシル−rac−グリセロール、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二ナトリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二カリウム、及びポリエチレンオキシド(2)ソルビトールエーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項38に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項38に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項38に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項38に記載のエキソプロテイン抑制体。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効なアルキルポリグリコシドからなる有効量の第2活性成分をさらに含むことを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記アルキルポリグリコシドは、一般式、すなわち、
H−(Zn)−O−R14
を有し、式中Zは、5又は6つの炭素原子をもつ糖残基であり、nは1から6までの整数であり、R14は、約8から約18までの炭素原子をもつ直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項43に記載のエキソプロテイン抑制体。 - 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項43に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項43に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記アルキルポリグリコシドは、Glucopon220、Glucopon225、Glucopon425、Glucopon600、Glucopon625、及びTL2141からなる群から選択されることを特徴とする請求項43に記載のエキソプロテイン抑制体。
- グリセロールモノラウレートとミレス−3−ミリスチン酸塩からなる群から選択された有効量の第2活性成分をさらに含み、前記活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項32に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルアミドモノエタノールアミド、ラウリルアミドジエタノールアミド、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ラウリルアミドモノエタノールアミドスルホコハク酸二ナトリウム、及びラウロアンホジアセテート二ナトリウムからなる群から選択されることを特徴とする請求項49に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項49に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項49に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項49に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項54に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項54に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、トリエタノールアミドラウレス硫酸塩であることを特徴とする請求項57に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、非吸収性物品1グラム当り少なくとも約0.0001ミリモルの量で存在することを特徴とする請求項57に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項57に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 前記非吸収性物品は、非吸収性失禁用具、避妊障壁用具、避妊用スポンジ、タンポンアプリケータ及び潅注器からなる群から選択されることを特徴とする請求項57に記載のエキソプロテイン抑制体。
- 製薬上許容可能なキャリアと、イソプレノイド化合物からなる有効量の第1活性成分とからなる、膣内の及び膣周辺のグラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制するための膣洗浄組成物であって、前記第1活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制するのに有効であることを特徴とする膣洗浄組成物。
- 前記イソプレノイド化合物は、ゲラニオール、シス−テルピン、トランス−テルピン、テルピネオール、アルファ−テルピネン、ベータ−テルピネン、ガンマ−テルピネン、ベータ−ミルセン、ジペンテン、アルファ−ミルセン、メントール、2−メチル−6−メチレン−1,7−オクタジエン、リナロール、アルファ−イオノン、ベータ−イオノン、アルファ−ピネン、ベータ−ピネン、ネロール、カンファー、シトラール、ネロリドール、ファルネソール、フィトール、アルファ−カロテン、ベータ−カロテン、及びリモネンからなる群から選択されることを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。
- 約0.25ミリモル/リットルから約10ミリモル/リットルまでのイソプレノイド化合物を含むことを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第1活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。
- C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコールに連結するエーテル、エステル、アミド、グリコシド、又はアミン結合をもつ有効量の第2活性成分をさらに含み、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。
- 一般式、すなわち、
R10−O−R11
を有する有効量の第2活性成分をさらに含み、式中R10は、8から約18までの炭素原子をもつ直鎖又は分枝アルキルか、もしくは直鎖又は分枝アルケニルであり、R11は、アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩、及びポリアルコキシル化スルホコハク酸塩からなる群から選択され、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。 - 前記第2活性成分は、ラウレス−3、ラウレス−4、ラウレス−5、PPG−5ラウリルエーテル、1−0−ドデシル−rac−グリセロール、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二ナトリウム、ラウレス(3)スルホコハク酸二カリウム、及びポリエチレンオキシド(2)ソルビトールエーテルからなる群から選択されることを特徴とする請求項67に記載の膣洗浄組成物。
- 約0.25ミリモル/リットルから約10ミリモル/リットルまでの第2活性成分を含むことを特徴とする請求項67に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項67に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効なアルキルポリグリコシドからなる有効量の第2活性成分をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の膣洗浄組成物。
- 前記アルキルポリグリコシドは、一般式、すなわち、
H−(Zn)−O−R14
を有し、式中Zは、5又は6つの炭素原子をもつ糖残基であり、nは1から6までの整数であり、R14は、約8から約18までの炭素原子をもつ直鎖アルキル基であることを特徴とする請求項71に記載の膣洗浄組成物。 - 約0.25ミリモル/リットルから約5ミリモル/リットルまでのアルキルポリグリコシドを含むことを特徴とする請求項71に記載の膣洗浄組成物。
- 前記アルキルポリグリコシドは、Glucopon220、Glucopon225、Glucopon425、Glucopon600、Glucopon625、及びTL2141からなる群から選択されることを特徴とする請求項71に記載の膣洗浄組成物。
- グリセロールモノラウレートとミレス−3−ミリスチン酸塩からなる群から選択された有効量の第2活性成分をさらに含み、前記第2活性成分は、グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項62に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、ラウリルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルアミドモノエタノールアミド、ラウリルアミドジエタノールアミド、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ラウリルアミドモノエタノールアミドスルホコハク酸二ナトリウム、及びラウロアンホジアセテート・二ナトリウムからなる群から選択されることを特徴とする請求項76に記載の膣洗浄組成物。
- 約0.25ミリモル/リットルから約5ミリモル/リットルまでの第2活性成分を含むことを特徴とする請求項76に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項76に記載の膣洗浄組成物。
- 約0.25ミリモル/リットルから約5ミリモル/リットルまでの第2活性成分を含むことを特徴とする請求項80に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項80に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、トリエタノールアミドラウレス硫酸塩であることを特徴とする請求項83に記載の膣洗浄組成物。
- 約0.25ミリモル/リットルから約5ミリモル/リットルまでの第2活性成分を含むことを特徴とする請求項83に記載の膣洗浄組成物。
- 前記第2活性成分は、黄色ブドウ球菌からのTSST−1産生を実質的に抑制するのに有効であることを特徴とする請求項83に記載の膣洗浄組成物。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制する方法であって、前記グラム陽性菌を、イソプレノイド化合物からなる有効量の第1活性成分に曝すことを含む方法。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制する方法であって、前記グラム陽性菌を、第2活性成分を含有する有効量の第1活性成分に曝すことを含み、前記第1活性成分は、イソプレノイド化合物からなり、前記第2活性成分は、C8−C18脂肪酸を脂肪族アルコールと連結するエーテル、エステル、アミド、グリコシド、又はアミン結合をもつ化合物からなるものであることを特徴とする方法。
- グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制する方法であって、前記グラム陽性菌を、有効量の第1活性成分と第2活性成分に曝すことを含み、前記第1活性成分は、イソプレノイド化合物からなり、前記第2活性成分は、一般式、すなわち、
R10−O−R11
を有し、式中R10は、8から約18までの炭素原子をもつ直鎖又は分枝アルキルか、もしくは直鎖又は分枝アルケニルであり、R11は、アルコール、ポリアルコキシル化硫酸塩、及びポリアルコキシル化スルホコハク酸塩からなる群から選択されることを特徴とする方法。 - グラム陽性菌からのエキソプロテイン産生を抑制する方法であって、前記グラム陽性菌を、有効量の第1活性成分と第2活性成分に曝すことを含み、前記第1活性成分は、イソプレノイド化合物からなり、前記第2活性成分は、一般式、すなわち、
H−(Zn)−O−R14
を有し、式中Zは、5又は6つの炭素原子をもつ糖残基であり、nは1から6までの整数であり、R14は、約8から約18までの炭素原子をもつ直鎖アルキル基であることを特徴とする方法。
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