JP2005522918A - 通信網における移動通信装置の位置を求めるための方法および装置並びにプログラムコード手段を備えたコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品 - Google Patents
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Abstract
本発明は通信ネットワークにおいて移動通信装置の位置を求めること(ロカライズ)に関する。このために、通信ネットワークにおける基地局との、移動通信装置の通信信号から、移動通信装置に対する可能な所在地域が求められかつこれらが非線形の集合をベースにしているフィルタを使用して共通の所在地域に重畳される。それからこの共通の所在地域を使用して、移動通信装置の位置が突き止められる。
Description
本発明は通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を求めること(ロカライズ)に関する。
その際移動通信の普及が拡大するに従って、移動無線システムにおいて付加的なサービス業務、いわゆる「サービス」に関する需要も増えてくる。
その際「ロケーション・ベースド・サービス」(“Location Based Services”)とは、移動無線システムのユーザに場所に結び付けて、すなわちそれぞれのユーザの位置または所在地に依存して提供ないし用意される、移動無線業者の付加的なサービス業務、例えば、場所または距離に依存している指定先割引サービス(Nutzungstarife)または救助投入または検索サービスに対する手引きサービスである。
従って「ロケーション・ベースド・サービス」に対して基礎となっているのはそれぞれのユーザもしくはその移動通信機器のロカライズまたは位置決定である。
通信ネットワークにおいて移動通信機器をこのようにロカライズするために、種々の技術が公知である。例えば、移動無線機器から通信ネットワークの基地局への通信信号の伝搬遅延時間特定もしくは伝搬遅延時間測定に基づいた位置算出(〔1〕、〔2〕)またはGPSのようなサテライトに支援されているシステムを用いたロカライズがある。
〔2〕から公知の、伝搬遅延時間に基づいている位置算出方法は、移動電話、一般にTDMA移動無線技術(Time Division Multiple Access-Mobilfunk)に従ったGSM通信ネットワーク(=Global System for Mobile Communication)(〔3〕、〔4〕、〔5〕)における移動局に対して実施される。
定置の基地局(通話をリードする基地局)にログインした個々の移動局に、該基地局においてその時点で空いている、TDMAフレームにおけるタイムスロットが割り当てられる。
このタイムスロットで、当該移動局に定められている通信信号が信号パケット、所謂15/26msの長さを有するバーストにおいて基地局から発信されるか、もしくは移動局から送信された通信信号ないしバーストが基地局に到来することになる。
基地局から放射された通信信号は移動局までの経路をばらついている種々の経路に基づいて見つけ(マルチパス伝搬)、その際に信号は周波数に依存して減衰される。
従って移動局によって受信される通信信号の受信フィールド強度は移動局と基地局との距離のみならず、周波数や移動局および基地局間の地理上の(トポグラフィカル)条件にも依存している。それ故に個々のデータパケットは種々異なった搬送周波数において送信され、これにより周波数の選択的な干渉は複数の加入者に分配される可能性がある。
このために確かに、移動局と基地局との間に正確な同期が必要である。この同期はユーザの移動によって付加的に困難になる。というのは、移動局は基地局までの距離を絶えず変えており、従って通信信号は種々異なった伝搬遅延時間を有しているからである。
種々異なっている伝搬遅延時間を補償しかつ基地局にフレーム同期しているデータを供給することができるようにするために、移動局は基地局までの信号伝搬遅延時間を測定しかつこれによりこれらバーストの送信開始を補正する。
信号伝搬遅延時間はいわゆる「タイミング・アドバンス」(“timing advance”=TA)においてコード化されかつ移動局と通話をリードする基地局との間の距離に対する依存性を有している。
TAに対して64段階が使用できるようになっており、これらは値0〜63によって(ビット)コード化されかつ伝搬遅延時間を表している。
基地局の位置は周知であるので、TAもしくは信号伝搬遅延時間から移動局の位置を推定することができる。
伝搬遅延時間特定の際の測定精度は1ビット持続時間、すなわちGSMにおいて48/13μsであり、これは約554mの1倍の路長(距離)に相応する。
〔3〕から、UMTSネットワーク(=Universal Mobile Telecommunication System ネットワーク)における移動通信装置の位置算出が公知である。
UMTSネットワークが準拠している相応のUMTS移動無線標準では、移動無線機器の位置算出が既に標準に明示的に含まれているもしくはこれによって要求される(TS25.305V3.1.0:stage 2“Functional Specification of Location Services in UTRAN”(release 99), 3GPP TSG-RAN-WG2, 2000)。
〔4〕、〔5〕および〔6〕から、通信ネットワークにおいて移動通信装置をロカライズするための別の方法が公知である。
〔10〕から、非線形の、集合に基づいているフィルタが公知である。
この非線形の、集合をベースにしたフィルタで、N次元の元の空間の複雑な不確定領域がL次元の超空間に変換される。超空間においてはこれら領域は楕円面として簡単に表示されかつ処理することができる。
処理された不確定領域を超空間から元の空間に逆変換することで、処理された不確定領域の解析的記述が元の空間においても可能になる。
上述のロカライズ方法はとりわけ、これら方法によって求められた、移動通信装置の位置が不正確であり、従って大きな不確実さにつきまとわれているという欠点を有している。しかし比較的正確な方法では、単数ないし複数の通信ネットワークおよび通信装置に煩雑な付加装置およびコストのかかる変形が必要になってくる。
従って本発明の課題は、できるだけ簡単かつコスト面で有利に実現することができる、通信ネットワークにおける移動通信装置の、正確かつできるだけ僅かな不確かさしか持ち合わせないロカライズを可能にすることである。
この課題は、それぞれ独立している請求項に記載の特徴を有する通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を突き止めるための方法および装置並びにプログラムコード手段を備えたコンピュータプログラムおよびコンピュータプログラム製品によって解決される。
移動通信装置との第1の通信に対してセットアップされている少なくとも1つの第1の基地局と、前記移動通信装置との第2の通信に対してセットアップされている第2の基地局とを有する通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を求めるための方法において、
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求め、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求め、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせ、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域が求められ、
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定する。
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求め、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求め、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせ、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域が求められ、
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定する。
移動通信装置との第1の通信に対してセットアップされている少なくとも1つの第1の基地局と、前記移動通信装置との第2の通信に対してセットアップされている第2の基地局とを備えた通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を求めるための装置において、
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第1のユニットを備え、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第2のユニットを備え、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせることができる所在地域重畳ユニットを備え、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域を求めることができ、かつ
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定することができる位置を求めるユニットを備えている。
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第1のユニットを備え、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第2のユニットを備え、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせることができる所在地域重畳ユニットを備え、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域を求めることができ、かつ
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定することができる位置を求めるユニットを備えている。
本発明の非線形の集合をベースとしているフィルタリングとは一般に次のような手法と理解されるべきである:
可能な所在地域を、組み合わせのために元の空間から超空間に変換し、
この超空間において、可能な所在地域の、1つの共通な所在地域への組み合わせを行い、
引き続いて、この1つの共通な所在地域を元の空間から超空間に逆変換する。
可能な所在地域を、組み合わせのために元の空間から超空間に変換し、
この超空間において、可能な所在地域の、1つの共通な所在地域への組み合わせを行い、
引き続いて、この1つの共通な所在地域を元の空間から超空間に逆変換する。
この手法において有利なのは、超空間においてそこに変換された可能な所在地域を前以て決めることができる立体を使用して簡単に記述しかつ処理する、この場合組み合わせることができることである。
プログラムコード手段を有するコンピュータプログラムは、プログラムがコンピュータに実現されるとき、位置を求めるための本発明の方法、すなわち本発明のロカライズ方法によるすべてのステップを実施するようにセットアップされている。
マシーン読み取り可能な担体に記憶されているプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品は、プログラムがコンピュータに実現されるとき、本発明のロカライズ方法によるすべてのステップを実施するようにセットアップされている。
プログラムがコンピュータに実現されるとき、本発明のロカライズ方法によるすべてのステップを実施するようにセットアップされているプログラムコード手段を有する装置並びにコンピュータプログラム、並びにプログラムがコンピュータに実現されるとき、本発明のロカライズ方法によるすべてのステップを実施するようにセットアップされている、マシーン読み取り可能な担体に記憶されているプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品は殊に、本発明のロカライズ方法または以下に説明するその発展形態の実施のために適している。
本発明のロカライズ方法が基礎としている思想は、少なくとも2つの基地局と1つの移動局との間で行われている通信信号から距離に関連のあるパラメータおよびそこから地理的な情報、この場合移動局が所在している可能性のある地域または移動局の距離ないし所在地域情報を取り出すことである。
このような移動局が所在している可能性のある地域または移動局の距離ないし所在地域情報からは正確な間隔ないし距離は得られない。というのは、距離に関連のあるパラメータは、測定および計算精度またはモデルエラーのような不正確さ、従って上述した「アンシャープな」地域、いわゆる不確かな地域(不確定領域)において結果生じる不確かさを含んでいるからである。
そこで、不確定性もしくは不確定領域を狭めて、全体としての不確定が移動局が存在している可能性がある所在地よりずっと少なくなるもしくは全体としての不確定領域が移動局が存在している可能性がある所在地よりずっと小さくなるようにするために、個々の不確定領域が重畳される。
このために、状態推定のために不確定性を伴う複数の測定が考慮されなければならない制御工学から成る手段、すなわち集合をベースしている非線形フィルタが使用される。
集合をベースしている非線形フィルタにより不確定領域を重畳する際に、個々の不確定領域は1つの共通部分(積集合)、まとまった1つの不確定領域に還元される。
最終的にこのまとまった1つの不確定領域に移動局が存在していることが推定される。
本発明の特別な利点は、移動無線システムにおける通常の作動において生じ、従ってそこで使用できるようになっている通信信号と基地局の既知の位置とに基づいたロカライズが実施されということにある。これにより、既存の移動無線システムのもしくは既存の移動無線システムにおける変更および拡張並びに付加測定を行わないでもすむ。
本発明の有利な発展形態は従属請求項から明らかである。
以下に説明する発展形態は方法にも装置にも関連している。
本発明および、以下に説明する発展形態はソフトウェアにおいてもハードウェアにおいても、例えば固有の電気回路を使用して実現することができる。
更に、本発明または以下に説明する発展形態は、本発明または発展形態を実現するプログラムコード手段を備えているコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能なメモリ媒体によって可能である。
また、本発明または以下に説明する発展形態は、本発明または発展形態を実現するプログラムコード手段を備えているコンピュータプログラムが記憶されているメモリ媒体を有しているコンピュータプログラム製品によって実現されていてよい。
移動する通信装置(移動局)、例えば移動電話と、基地局、例えば円形アンテナもしくは円形放射器または1つないし複数の扇形アンテナとの間の通信ネットワークにおける通信の際に、データ、(第1および第2の)通信信号が信号パケット、いわゆるバーストにおいて伝送される。
伝送された単数ないし複数の通信信号ないし信号パケットの使用に基づいて、種々様々な距離に関連したパラメータが求められる。次いでこれらを可能な所在地域ないし距離地域を求めるための基礎として用いることができる。
この種の距離に関連のある、すなわち距離に依存しているパラメータは例えば、移動局と基地局との間の信号パケットの伝搬遅延時間である。
信号の伝搬遅延時間は勿論、移動局と(通話をリードする)基地局との間の距離に対する依存性を有しており、従って移動局の可能な所在地域ないし距離地域(不確定領域)に関する情報を供給する。
信号の伝搬遅延時間は移動局によって(または基地局によっても)測定されかついわゆるタイミング・アドバンス(TA)においてコード化することができる。TAに対して64個のコード化段(量子化段)を使用することができる。これらは値0ないし63によって(ビット)コード化することができかつ伝搬遅延時間を表している。
信号の伝搬遅延時間を突き止める際の測定精度は量子化の結果として1ビット持続時間、例えばGSMでは48/13μsであり、このことはここでは約554mの1倍の路長に相応している。
従って、測定されかつこのようにコード化された信号伝搬遅延時間から可能な不確定領域が導き出せる。これは基地局を中心として円環の形をしており、1ビット持続時間に相応する幅を有していて、例えばGSMの場合554mの幅を有する円環である。
基地局の放射指向特性が考慮されるとき、円環は扇形に限定することができる。
1つの基地局には複数のアンテナが存在していることが非常に多い。これらアンテナは所定の方向において放射しかつこれらのアンテナによって移動局との通信が確立される。3つのアンテナの場合例えば120°の扇形が生じ、円環をここに制限することができる。
距離に関連のある別のパラメータは例えば信号パケットの電界強度である。
電界強度は信号伝搬遅延時間と同様に、移動局と(通話をリードする)基地局との間の距離に対して自然の依存性を有しており、従って移動局の1つの可能な所在地域ないし距離地域ないし距離地域(不確定領域)を供給する。
電界強度と距離との間のこの依存性は、信号の伝搬特性を記述する物理的なモデルによって記述することができる。
この種のモデルにおいて信号の伝搬は妨げられていないと仮定して、このモデルは前以て決められているないし測定された電界強度に対して最大の距離を供給する。
すなわち、移動局によって基地局によって受信された信号パケットの電界強度を測定しかつそこから、伝搬モデルを使用して移動局の、基地局からの最大間隔を推定することができる。
この最大間隔は、基地局の周りの相応する半径を有する円の形の不確定領域によって記述することができる。
ここでもこの円は、基地局の放射指向特性が考慮されるとき扇形に制限することができる。従ってここでは、扇形の形の不確定領域が生じる。
ところで移動局が複数の基地局と通信しているもしくは移動局がこれら基地局から受信するもしくはこれらと信号パケットを交換するとき、複数のこの種の不確定領域を相応の基地局に関してそれぞれ求めることができる。
すなわち、信号伝搬遅延時間を定めるために移動局と通話をリードする基地局との間の通信を用石かつ相応の不確定領域、円環扇形地域を突き止めると有意味である。
更に、移動局によってもっとよく受信することができるその他の基地局はその都度、電界強度測定のために用いかつその都度、相応の不確定領域、円ないし扇形を求めることができる。
すべての不確定領域を組み合わせるために本発明によれば、集合をベースにした非線形のフィルタが使用される。
この集合をベースにした非線形のフィルタではN次元の元の空間の複雑な不確定領域がL次元の超空間に変換され、この空間においてこれらは単純に、例えば楕円面によって表示しかつ処理し、すなわち組み合わされることができる。
すべての不確定領域を正しく評価するために、すべての不確定領域の共通部分(積集合)を、この場合には超空間において形成することが有意味である。
共通部分の形成の結果として、集合をベースにした非線形のフィルタの方は簡単に記述することができる立体、例えば楕円包絡面とも称する楕円面を超空間内に供給する。
この楕円包絡面は次の条件を満足する:
a) それは、積集合を含んでいる楕円面によって解析的に記述可能である立体である、
b) それは、不確定領域の合併集合内に完全に存在している。
a) それは、積集合を含んでいる楕円面によって解析的に記述可能である立体である、
b) それは、不確定領域の合併集合内に完全に存在している。
楕円包絡面の、超空間から元の空間への引き続く逆変換により、元の空間においても不確定領域の積集合を解析的に記述することができるようになる。
変換された不確定領域を超空間において記述するために楕円面とは別の立体を使用することができることを指摘しておく。
更に、非線形の、集合をベースにしたフィルタを連続的にないしステップ的に使用することができ、すなわちいつもその都度、2つの不確定領域を順次交差させていく。
これに対して択一的に、非線形の、集合をベースにしたフィルタを複数の不確定領域を唯一のステップで同時に積集合形成のために使用することもできる。
それから交差され、逆変換された共通の不確定領域を使用して、移動局の位置を求めることができる。
このために、重心または期待値のような、共通の不確定領域の特性値を突き止めて、それを移動局の位置の推定のために使用することができる。
本発明は殊に、GSMネットワークのようなデジタルな、セル方式の移動無線システムの環境に使用する、例えばGSM電話(移動電話)のロカライズのために適している。
その際本発明の使用の際に、移動電話で使用することができるデータのみが使用され、その際GSMネットワークにおけるGSMネットワークも移動局もコストのかかる変更を行う必要がない。
例えば、GSMネットワークから、個々の基地局およびそのアンテナの位置並びにそれぞれのアンテナのサービスエリアに関する情報を提供する、アンテナの特性が分かっている。期待することができる電界強度の予測マップは環境モデルから求められかつ同様に存在しているものである。
移動電話の方では正しいコネクション確立のために受信可能なアンテナと常に接続されていて、通話のために最も適しているアンテナをネットワークから割り当ててもらうことができるようにしている。このために移動電話はとりわけ、受信可能なアンテナの受信電界強度を測定しかつ信号伝搬遅延時間を決定する。これらはそれから同じように既知なものになる。
それからこれらの存在している情報に基づいて、移動電話のロカライズが行われる。
信号伝搬遅延時間に対してからは、量子化から生じる、通話をリードするアンテナに対する移動電話の距離領域が、また電界強度測定からは最大可能間隔が導出される。
付加的に、これら距離指示はアンテナの周りの所定の領域に制限されるようにすることができる。というのは、例えば僅かに120°の扇形エリアにしか給電しない指向性アンテナが扱われていることが多いからである。
それから個々の測定から結果生じるこれらの領域が非線形の、集合をベースとしたフィルタによって、モデルに従って電話が存在しているものと見なすことができる共通の積集合に還元される。
各図には本発明の実施例が示されており、次にこれらについて詳細に説明する。
図1は、GSM移動通信ネットワークのGSMネットワークアーキテクチャのスケッチを示しており、
図2は、TA不確定領域(TAセグメント)のスケッチを示しており、
図3は、電界強度不確定領域(RxLev領域)のスケッチを示しており、
図4は、複数のRxLev領域をTAセグメントに重ねたスケッチを示しており、
図5は、集合をベースとした非線形フィルタにより形成されるTAセグメントのスケッチを示しており、
図6は、集合をベースとした非線形フィルタにより形成されるRxLev領域のスケッチを示しており、
図7は、TAセグメントと集合をベースとした非線形フィルタによるRxLev領域との共通集合の形成のスケッチを示している。
実施例:GSM移動通信ネットワークにおける移動電話の位置把握
GSM移動通信ネットワークのGSMネットワークアーキテクチャ
図1には、GSM移動通信ネットワーク100のネットワークアーキテクチャ101が示されている。
図2は、TA不確定領域(TAセグメント)のスケッチを示しており、
図3は、電界強度不確定領域(RxLev領域)のスケッチを示しており、
図4は、複数のRxLev領域をTAセグメントに重ねたスケッチを示しており、
図5は、集合をベースとした非線形フィルタにより形成されるTAセグメントのスケッチを示しており、
図6は、集合をベースとした非線形フィルタにより形成されるRxLev領域のスケッチを示しており、
図7は、TAセグメントと集合をベースとした非線形フィルタによるRxLev領域との共通集合の形成のスケッチを示している。
実施例:GSM移動通信ネットワークにおける移動電話の位置把握
GSM移動通信ネットワークのGSMネットワークアーキテクチャ
図1には、GSM移動通信ネットワーク100のネットワークアーキテクチャ101が示されている。
この移動通信ネットワーク100は、図1に示されているGSMシステムアーキテクチャ101の階層構造を有するセル方式のデジタル移動通信システム([7],[8],[9])である。
セル102として、アンテナ103によりカバーされる領域が示されている。この領域は予想される加入者数に応じてサイズが定められる。
基地局(BTS)104は、区域アンテナ103が設置された場所をつねに管理する。もちろん、複数の区域アンテナが設置されていてよい。BTS104にその周辺地域全体をカバーするアンテナ103が1つしかない場合は、全方向アンテナである。
複数の基地局は共通して基地局制御装置(BSC)105により制御される。
移動局(MS)106の通話は、これら移動局のセル102ごとに束ねられ、交換ノードにより移動体通信交換局(MSC)に接続される。
移動局(MS)106の位置把握のためには、特に基地局104と移動局106との間の通信が重要である。
移動局(MS)106によってできるだけ多くの加入者に同時にサービスが提供されるように、GSMネットワーク100はセル方式で構成されており、これにより周波数帯域の多重化が可能となる。というのも、同じ周波数グループで動作してはならないのは、直接隣接する通信セル102だけだからである。
さらに、ネットワークオペレータにより使用される25MHzの帯域幅は、124の個別のチャネル(搬送周波数)に分割される。これらのチャネル内では、専らそれぞれ8つの時間的にずらした通話チャネルが収容され、時間多重アクセスにより処理される。したがって、周波数帯域の多重化がない場合、1つの領域で1000の加入者をカバーすることができる。
データ伝送は、いわゆるバーストという信号パケットの中のタイムスロット内において15/26msの長さで行われる。
基地局(BTS)104により発信される信号は、異なる通信路(マルチパス伝搬)による拡散に基づいて基地局(MS)106への通信路を見出す。その際、この信号は周波数に依存して減衰される。
こうして、移動局(MS)106の受信電界強度は、移動局から基地局(BTS)104までの距離だけでなく、移動局の周波数および送信者と受信者との間の所与のトポロジーにも依存する。
さらに、個々のデータパケットは異なる搬送周波数で送られ、これにより、1つの周波数の妨害を複数の加入者に選択的に分散させることが可能となる。ただし、このためには、移動局と基地局との間の精密な同期化が必要となる。
この同期化は加入者の移動性によりさらに困難となる。というのも、移動局は基地局に対して異なる距離に位置し、さらにその信号異なる伝搬時間を有しているからである。
これらを補償し、基地局がフレーム同期されたデータを送ることができるように、移動局は基地局までの信号伝搬時間を測定し、それによりデータパケットの送信開始を補正する。信号伝搬時間はいわゆるタイミングアドバンス(TA)で符号化され、もちろん移動局と通話管轄基地局との間の距離に依存する。
基地局の座標は既知なので、そこから移動局の位置を推論することができる。
加入者の移動性は、移動局が基地局のカバーエリアを離れ、したがって隣接する基地局が移動局を引き受けるという結果ももたらしうる。このプロセスはハンドオーバと呼ばれる。
接続品質に関して最良の前提条件で正しい基地局を選択することができるように、とりわけ移動局によって移動中に受信可能なすべてのアンテナの電界強度が測定される。
最も良く受信される6つのアンテナの電界強度は、いわゆるRxLev値で、通話管轄基地局に通知され、基地局はこのことから接続品質と他の基地局の加入者数とを考慮してハンドオーバ決定を行うことができる。
RxLev値は他の受信可能な基地局104までの距離に関する情報を含んでいる。というのも、電界強度は距離とともに低減し、したがって移動局(MS)106の位置把握に関係するからである。
純粋な自由空間伝搬であれば、送信電力に対する受信電力は方程式
地表での反射および障害物での反射、または例えば建物内での減衰によるマルチパス伝搬により、この減力は真空中のように距離の2乗に比例せず、5倍までの値に達しうる。
ハンドオーバを同期させるためには、すでに、新たな通話管轄基地局に対する移動局の第1のデータパケットでさえ、正しいタイムフレームでBTSに到着しなければならない。さらに、移動局は、ハンドオーバそのものが行われる前に、とりわけ、次の通話管轄基地局のTA値を知っていなければならない。
このために、MSは通話管轄基地局と他の受信可能な基地局との間の時間差をつねに計算する。これは観測時間差(OTD)と呼ばれる。
基地局の方は、近隣基地局までの実時間差(RTD)をつねに準備しており、ハンドオーバ前に、次の通話管轄基地局までのRTDを移動局に通知する。
このRTDと関連するOTDとから、MSは新たな通話管轄BTSに対するTA値を計算することができる。このことから、MS−BTS間距離に関して推論することが可能となる。ただし、この第2のTA値はハンドオーバの時点でのみ使用され、一般に的には位置把握には使用されない。
GSM移動通信ネットワークにおける位置把握パラメータおよび位置把握パラメータの不確定領域
位置把握に関連するパラメータとして、移動局は絶えずMS−BTS間距離の尺度であるタイミングアドバンス(TA)および最多で6つの別の基地局に関する電界強度の尺度であるRxLev値を使用する。
GSM移動通信ネットワークにおける位置把握パラメータおよび位置把握パラメータの不確定領域
位置把握に関連するパラメータとして、移動局は絶えずMS−BTS間距離の尺度であるタイミングアドバンス(TA)および最多で6つの別の基地局に関する電界強度の尺度であるRxLev値を使用する。
さらに、GSMネットワークから、とりわけ基地局とセル中心の座標を呼び出すことも可能である。
TA値またはRxLev値がそもそも位置把握に使用可能となる前に、各基地局までの距離に対する従属関係がモデル化されなければならない。
RxLev値については、このために、ネットワークオペレータが使用する予測地図を援用することができる。これらの予測地図は25mラスタごとに予測電界強度を含んでいる。
タイミングアドバンス(TA)
タイミングアドバンス(TA)については、値0〜63で符号化され、BTS−MS−BTS伝搬時間を表す64の段階が使用される。3.69μsのビット持続時間はBTSとMSとの間の距離
タイミングアドバンス(TA)
タイミングアドバンス(TA)については、値0〜63で符号化され、BTS−MS−BTS伝搬時間を表す64の段階が使用される。3.69μsのビット持続時間はBTSとMSとの間の距離
このようにして、使用可能な値の範囲全体で最大で約35kmの距離を補償することができる。
TA値のビットごとの表示における丸めのゆえに、通話管轄BTSに対するMSの距離rは量子化区間
これらの方向は各アンテナのセル中心を示している。同じ電波塔に3つのアンテナが有る場合、例えば120°のセクタないし扇形203が得られる(図2)。
移動局の所在場所、すなわち滞在位置は、このTAセグメント204の内部に推定される。
RxLev値
通話をリードしている基地局、すなわち通話管轄BTSが他のBTSへのハンドオーバを選択できるように、通話管轄BTSに対してMSから最も良く受信される6つの近隣BTSの電界強度が通知される。
RxLev値
通話をリードしている基地局、すなわち通話管轄BTSが他のBTSへのハンドオーバを選択できるように、通話管轄BTSに対してMSから最も良く受信される6つの近隣BTSの電界強度が通知される。
この電界強度は、TA値と同様に0〜63の値の範囲で表される、いわゆるRxLev値で符号化される。これは、−110dBm〜−48dBmの電界強度の測定範囲に相当する。
このRxLev値は、位置把握に使用可能となるには、各基地局までの距離に変換されなければならない。その際、RxLev値はMS−BTS間距離のみに依存する訳ではないことを考慮しなければならない。
[11]に従って電界強度値から距離情報を求めると、移動局と基地局との間の距離rに到る。
受信電力は距離のβ乗で低下する。
距離を求めるための他の使用可能な近似法は[12]に記載されている。
代替的に、距離を求めるためのモデルを電界強度の測定から導出してもよい。
近似として、RxLev値とMS−BTS間距離との間の直線の形の線形従属関係を選択してもよい。
線形の定式化は、周辺領域に合わせるために、アンテナ306,307,308(図3)ごとに少なくとも1つこのような直線を定義することにより改良される。したがって、最大距離r_maxに関しては、
r_max=オフセット+傾き*RxLev (6)
が導かれる。ここで、オフセットおよび傾きのパラメータはアンテナに固有のデータバンクから由来するものであっても、または予測地図から得たものであってもよい。
r_max=オフセット+傾き*RxLev (6)
が導かれる。ここで、オフセットおよび傾きのパラメータはアンテナに固有のデータバンクから由来するものであっても、または予測地図から得たものであってもよい。
以下では、信号はどのような障害物にもかかわらず円状に伝搬する(図3)と仮定する。ただし、上でRxLev値から導出された距離が円301,302,303の半径として使用される。
このようにして、理想的なケースでは、円301,302,303は、受信される電界強度に関して可能な最大距離を表す等電位線として生じる(図3参照)。
さらに、TA値の場合と同様に、区域アンテナ305,306,307における伝搬の方向依存性を考慮し、円301,302,303を例えば120°セグメント308,309,310に制限することもできる。
移動電話の滞在位置は、制限された円セグメント308,309,3010の内部に推定される。
TA情報とRxLev情報の考慮および組合せ
さらに、移動電話の推定滞在位置であるTAセグメント(401,図4;図2)も、推定滞在位置であるRxLev円(402,403,図4;図3)も、移動電話の位置407の計算のために考慮される。
TA情報とRxLev情報の考慮および組合せ
さらに、移動電話の推定滞在位置であるTAセグメント(401,図4;図2)も、推定滞在位置であるRxLev円(402,403,図4;図3)も、移動電話の位置407の計算のために考慮される。
その際、通話管轄アンテナ404のTAセグメント401は、近隣基地局405,406に関する電界強度測定からの6つまでの円402,403と組み合わされる(407,図4)。
電界強度の非常に簡単な線形距離モデルに基づいて、TAセグメント401はこの組合せ407、すなわち個々の領域の共通集合形成のベースとして機能する。
集合をベースとした非線形フィルタを用いた不確定領域のフィルタリングないし重ね合わせ
領域401,402,403の共通集合形成407(図4)は、集合をベースとした非線形フィルタを使用して行われる。このような集合をベースとした非線形フィルタは[10]に記載されている。
領域401,402,403の共通集合形成407(図4)は、集合をベースとした非線形フィルタを使用して行われる。このような集合をベースとした非線形フィルタは[10]に記載されている。
この集合をベースとした非線形フィルタは、状態評価のために、不確定領域の形態をとる不確定要素を伴った複数の測定を考慮しなければならない制御技術からの手段である。
不確定領域を集合をベースとした非線形フィルタによって重ね合わせる際、個々の不確定領域は、共通不確定領域である共通の積集合に還元される。
[10]による集合をベースとした非線形フィルタを上記の位置把握問題に適用するために、TAリングセグメン401もRxLevenn402,403の各々も距離測定の不確定領域として扱われ、このことから集合をベースとした非線形フィルタによって移動電話の推定滞在位置が求められる。
基礎
この集合をベースとした非線形フィルタの技術思想は、N次元の原空間の複雑な不確定領域をL>NのL次元超空間内で簡単に表現することにある。
基礎
この集合をベースとした非線形フィルタの技術思想は、N次元の原空間の複雑な不確定領域をL>NのL次元超空間内で簡単に表現することにある。
TAリングの非線形測定式は
形成された擬楕円面Xs,*502はリングの広がりをよく近似しているが、セクタを制限する際に有意な誤差を有する。
それゆえ、楕円面はさらに高次元の超空間内でさらに狭められるか、または直線対の間の角度を小さくするかしなければならない。
超空間の広がりに関する厳密解は、計算時間が極端に増大するという欠点を有している。2つの直線対に夾まれた角を変化させることにより、セクタは確かに見かけ上はよりよく近似されることが可能だが、それは成果を報いられない。明らかに、すべての測定がモデルにより仮定されるセグメント内にある訳ではないので、角度範囲を多少より大きくすると測定はより正しくなる。
それゆえ、計算のために、図5には近似が含まれ、それにより測定の不確定性が定式化通りに集合論的TAモデルに取り込まれる。
電界強度のモデルをアンテナの放射特性に合わせ、それとともに方向に依存しない信号の伝搬をアンテナの放射セクタに制限するために、この場合にも別の仮想的測定が近似として導入される。ただし、この近似はフィルタを介して再帰的に考慮されなければならない。
これはTAセグメントにおいて2つの直線対503,504、つまり2つのさらなる測定を介して行われる。
セクタへの制限を近似する別の方法は、図6に具体的に示されているように、第2の円状測定を導入することである。
この場合、RxLevモデルの可能な最大距離の円601は、放射方向にシフトした別の円602と交差させられる。
シフトした円602の円の方程式は
このことから、集合をベースとした非線形フィルタは新たに、共通集合をアンテナの放射特性を考慮した擬楕円面603として図6内のグレーの近似の形で供給する。
TAセグメントとは対照的に、フィルタステップは省くことができる。もちろん、TAセグメントを同じようにシフトした円との交差を介して形成することも考えられるが、結果は多少悪くなる。これに対してRxLevセグメントでは、上述のセクタ近似がよりよい選択であり、これは測定精度にとって重要である。
このように、集合をベースとした非線形フィルタを用いることにより、指向性アンテナに対するTAモデルもRxLevモデルもアンテナの放射特性に従って近似的にセクタに制限することが可能となる。
しかし、フィルタの主要な課題はそのほかに、複数の測定をそれらの位置的制限によって把握することである。
場合によってセクタに縮小されるTA円形リングから始めて、RxLev測定の別の円が再帰的に考慮され、そのつど共通集合を含んだ1つの擬楕円面XS,*が求められる。
通話を管轄する120°アンテナ(TAリングセグメント)および全方向アンテナもしくは120°アンテナ(RxLev測定)によるアンテナ配位の例に関して、図7にもう一度フィルタの動作と不確定領域(図7a〜図7d、704−705−706−707)の逐次的縮小が具体的に示されている。
ここで、A1 701は、共通集合形成の母体である扇形TAセグメント704を伴った通話管轄アンテナである。
A2 702は、120°の方向特性を有する第2の別のアンテナないし基地局である。
A3は方向特性なしの第3の全方向アンテナである。
第1の交差(図7b)では、扇形TAセグメント704は第2のアンテナの不確定領域(まだ方向特性は考慮されない)である円708と交差し、これにより縮小された交差領域705が得られる。
次のステップ(図7c)では、第2のアンテナ702の方向特性が考慮される。これは、上述のように、シフトした円709により行われる。さらに縮小された交差領域として領域706が得られる。
最後のステップ(図7d)では、全方向アンテナA3の不確定領域である別の円709との交差が行われる。これにより不確定領域707へとさらなる縮小が行われる。
位置決定
位置把握の目的は、移動電話の位置をその測定からできるだけ正確に評価することである。
位置決定
位置把握の目的は、移動電話の位置をその測定からできるだけ正確に評価することである。
そのために、測定から滞在領域が導出される。滞在領域内では一様分布が仮定される。
集合をベースとした非線形フィルタは、この領域から、すべての旅域の共通集合を含んだ楕円面を決定する。
これ(図7d、707)から、最終的な領域の擬楕円面全体にわたって平均距離を最小化する点がさらに求められる。
つまり、移動局の位置および位置把握の結果として、楕円面内部の点までの平均距離が最小の点が選択される。
そのためには、これらの平均距離の最小値が結果として出される前に、これらの各点に対して平均距離が求められなければならない。平均距離の最小値の探索は多少制限してもよい。また、問題となる点を予め選び出すことにより計算時間を制限することもできる。
これには、セグメント内部にあるラスタ点にわたる平均値の近傍が適している。なお、セグメント内部にあるこれらのラスタ点も期待値に対する数値的近似であり、距離の平方を最小化するものである。
このために、TAセグメントを図2に示されているように座標原点での適当な変換によりx軸の周りに対称的に配置すれば、
この明細書では以下の文献が引用されている:
Claims (24)
- 移動通信装置との第1の通信に対してセットアップされている少なくとも1つの第1の基地局と、前記移動通信装置との第2の通信に対してセットアップされている第2の基地局とを有する通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を求めるための方法において、
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求め、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求め、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせ、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域が求められ、
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定する
方法。 - 第1および/または第2の通信信号をデータパケットの形で伝送する
請求項1記載の方法。 - 第1および/または第2の通信信号を使用して、1つおよび/または複数の距離に依存しているパラメータを求め、該1つもしくは複数のパラメータは移動通信装置の、基地局の1つに対する距離に依存しておりかつ
該1つもしくは複数のパラメータを使用して第1および/または第2の可能な所在地域を求める
請求項1または2記載の方法。 - 第1および/または第2の可能な所在地域を1つまたは複数の距離に依存しているパラメータから求める際に、信号伝搬モデルを使用する
請求項3記載の方法。 - 距離に依存しているパラメータは、第1または第2の通信信号の信号伝搬遅延時間または第1または第2の通信信号の電界強度である
請求項3または4記載の方法。 - 距離に依存しているパラメータを移動通信装置によって突き止める
請求項3から5までのいずれか1項記載の方法。 - 距離に依存しているパラメータをコード化、例えばビットコード化する
請求項3から6までのいずれか1項記載の方法。 - ビットコード化されるパラメータはタイミング・アドバンス値またはRxLev値である
請求項7記載の方法。 - 第1および/または第2の可能な所在地域を求める際に、放射特性、例えば第1および/または第2の基地局の放射指向特性を考慮する
請求項3から8までのいずれか1項記載の方法。 - 第1の可能な所在地域は円環形、例えば円環部分である
請求項3から9までのいずれか1項記載の方法。 - 第2の可能な所在地域は円形、例えば扇形である
請求項3から10までのいずれか1項記載の方法。 - 通信ネットワークは複数の第1および/または第2の基地局を有しており、
該基地局のそれぞれは移動通信装置との通信に対してセットアップされており、
それぞれの通信の相応の通信信号を使用してその都度、1つの可能な所在地域を求め、
すべての可能な所在地域を非線形の集合をベースとしているフィルタを使用して組み合わせ、ここで移動通信装置の1つの共通な所在地域が複数の基地局に対して求められる
請求項3から11までのいずれか1項記載の方法。 - 順次常時、2つの可能な所在地域だけを組み合わせる
請求項12記載の方法。 - すべての可能な所在地域を同時に相互に組み合わせる
請求項12記載の方法。 - 非線形の集合をベースとしたフィルタリングの際に、可能な所在地域を元の空間から超空間に変換し、該空間でこれら所在地域が楕円体を使用して記述されるようにする
請求項1から14までのいずれか1項記載の方法。 - 非線形の集合をベースとしたフィルタリングの際に、可能な所在地域を元の空間から超空間に変換し、該空間でこれら所在地域が1つの共通の所在地域に組み合わされるようにする
請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。 - 超空間における1つの共通の所在地域を楕円体、例えば楕円包絡面によって記述する
請求項15または16記載の方法。 - 複数の可能な所在地域の、1つの共通の所在地域への組み合わせを共通集合形成によって実施する
請求項1から17までのいずれか1項記載の方法。 - 移動通信装置の位置として、1つの共通の所在地域の特性値、例えば共通の所在地域の重心または期待値を使用する
請求項1から18までのいずれか1項記載の方法。 - 移動通信装置が移動電話であり、第1の基地局が通話をリードする基地局でありかつ第2の基地局が該移動電話によって受信可能である、移動無線ネットワークにあるその他の基地局であるという、デジタルな、セル方式の移動無線ネットワーク、例えばGSMネットワークにおける移動電話のロカライズのために使用する
請求項1から19までのいずれか1項記載の方法。 - 移動通信装置との第1の通信に対してセットアップされている少なくとも1つの第1の基地局と、前記移動通信装置との第2の通信に対してセットアップされている第2の基地局とを備えた通信ネットワークにおける移動通信装置の位置を求めるための装置において、
第1の通信の第1の通信信号を使用して、移動通信装置の第1の可能な所在地域を第1の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第1のユニットを備え、
第2の通信の第2の通信信号を使用して、移動通信装置の第2の可能な所在地域を第2の基地局によって求めることができる、所在地域を求めるための第2のユニットを備え、
前記第1の可能な所在地域および第2の可能な所在地域を非線形の集合をベースとしたフィルタを使用して組み合わせることができる所在地域重畳ユニットを備え、ここで第1および第2の基地局に対して移動通信装置の1つの共通な所在地域を求めることができ、かつ
該1つの共通な所在地域を使用して、移動通信装置の位置を特定することができる位置を求めるユニットを備えている
装置。 - プログラムがコンピュータに実現されるとき、請求項1に記載のすべてのステップを実施するために、プログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
- コンピュータ読み取り可能なデータ担体に記憶されている、請求項22記載のプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
- プログラムがコンピュータに実現されるとき、請求項1に記載のすべてのステップを実施するために、マシーン読み取り可能な担体に記憶されているプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム製品。
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