JP2005519653A - 改良された流体処理剤を有する吸収性部材 - Google Patents
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Abstract
Description
吸収性物品にキトサンを使用することは、いくつかの先行文献で議論されている。EP−B−627225には、改善された吸収特性を有するキトサン化合物の調製が開示され、サニタリー衛生物品へのそれらの使用が示唆されている。DE19,913,478には、乳のような脂肪分含有液体の吸収性を改善するためにキトサンを含む胸パッドが開示されている。PCT国際公開特許WO99/61079及びWO99/32697には、抗菌性の吸収性構造体、例えば不織布を提供するために疎水性基材上のキトサンコーティングの使用が開示されている。EP−B−393,825には、キトサン塩の吸収性製品への利用が教示されている。水吸収性のためにキトサンを含有するセルロース系ウェブ、及び構造体の結合剤としてのデンプンによって形成される構造体が開示されている。
「吸収性物品」という用語は、本明細書では、流体及び/又は排泄物、特に体液/体からの排泄物を受け入れる及び/又は吸収及び/又は含有及び/又は保持することのできるあらゆる製品を含む極めて広い意味で使用される。本発明において言及される吸収性物品は、典型的には流体透過性トップシート、好ましくは水蒸気及び/又は気体透過性である流体不透過性バックシート、及びそれらの間にある吸収性コアを含む。本発明の背景において特に好ましい吸収性物品は、使い捨ての吸収性物品である。本発明に従う代表的な使い捨て吸収性物品は、おむつ、手術用及び傷用包帯及び発汗パッド、失禁パッド、及び好ましくは衛生ナプキン、パンティライナー、タンポン、陰唇間装置などのような婦人用衛生品の吸収性物品である。
「吸収性部材」という用語は、吸収性物品中で使用するのに好適な吸収性ウェブ、特に実質的に親水性なものを記述するために本明細書において使用される。吸収性部材は、互いに実質的に反対側に配列された2つの表面を含む。第1及び第2表面は、吸収性部材の厚み寸法によって互いに離れて配置されている。前記吸収性部材は、平均直径D(v,0.9)が約300μmを超えない粒度分布を有するキトサン材料、特に実質的に水溶性のキトサン塩の粒子を含む少なくとも一つの領域と、任意にラテックスコーティングとを含む。本発明の吸収性部材は、最適な流体吸収力及び保持特性を確保するために特に実質的に親水性である。本明細書で使用する時、「親水性」は、空気中で水との接触角が90°未満である物質のことをいい、一方本明細書で「疎水性」とは、空気中で水との接触角が90°以上である物質のことをいう。本明細書に使用するための吸収部材は、典型的には、孔、ホール、開口、繊維間の間隙空間などの形態の多くの内部空隙を有する。本発明に使用するための吸収性部材の例は、繊維材料、例えば不織布又は布地であり、それは天然若しくは合成繊維又はこれらの混合物、あるいは有孔ポリマーフィルム又は発泡体材料で構成されている。実際、本発明に使用するための吸収性部材は、ブレンド又は混合物を含む種々の繊維のいずれかで製造され得る。繊維は、セルロース系、修飾セルロース系、又は親水性の合成系であってもよく、木材パルプ、レーヨン、綿、セルロースアセテート、ポリエステル、ナイロンなどのような繊維を含んでいてもよい。吸収性部材は、当該技術分野において既知のこの目的に好適ないずれかの方法によって製造され得る。本発明に基づく繊維質吸収性部材は、ドライレイイング、特にエアレイイング、メルトブロウン又はスパンボンドのような適切な方法によって製造され得る。本発明に基づくフィルム様又は発泡体様吸収性部材は、かかる目的に好適な方法によって製造される。本明細書に用いるのに極めて好ましい吸収性部材は、親水性の繊維質ウェブである。例えば木材パルプ繊維などのセルロース系繊維のような親水性繊維を含む吸収性部材は、衛生ナプキン、使い捨ておむつ又は拭き取り用品のような製品に特に有用であるが、それは親水性繊維が液体吸収性であるため、吸収性部材全体の吸収力を高めるからである。本明細書に用いる吸収性部材は、好ましくはセルロース系繊維及び親水性の合成繊維のブレンドから製造でき、それは、典型的には約65重量%〜95重量%のセルロース系繊維、及びより好ましくは約20重量%までの親水性合成繊維を含む。短繊維長さを含むいずれかの長さで提供され得る親水性の合成繊維は、吸収性部材の強度を改善できる。ポリエチレン又はポリプロピレンで作られた繊維又はフィルムのような疎水性繊維又はフィルムはまた、それらが、好ましい吸収性部材の吸収能力を減じないために親水性になるように、例えば界面活性剤で処理されているという条件で、本明細書の吸収性部材に使用してもよい。好ましい実施形態では本明細書に用いる吸収性部材は、ドライレイドウェブ、好ましくはエアレイド繊維質ウェブである。「ドライレイイング」及びより詳細には「エアレイイング」プロセスは、乾燥繊維からウェブを製造するのに広く使用され、後にそのウェブは、例えば流体を吸収するためのウェブとして使用することができる。特にドライレイイングとは、例えばけば立て又はエアレイイングのことをいう。カーディングとは、カードされた吸収部材、すなわち繊維が所定の方向に配向した(カードされた)吸収部材を形成することをいい、一方エアレイイング方法とは、繊維が完全にランダムに配向している吸収部材を形成することをいい;そのため、このようなエアレイド吸収部材の性質はある程度等方性である。ドライレイイング方法によって製造された吸収性部材は、軟質で柔軟性の多孔質であり、使い捨ておむつ、衛生ナプキン、失禁パッド及び拭き取り用品のような吸収性物品の液体吸収性部材として使用するのに特に適している。本発明の吸収性部材は、吸収性物品の吸収性コアあるいはいわゆる二次トップシート又は二次バックシートとして使用できる。本発明の吸収性部材は、ゲル化によって流体を固定することに起因して、このような吸収性物品にトップシートを通って周縁に沿って漏れるのを減らす、又は防ぎもする。
R−(COOH)n
式中、nは1〜3の値を有し、Rは炭素、水素で構成され、任意選択的に酸素、窒素及び硫黄のうち少なくとも一つで構成される一価又は二価の有機基をあらわすか、又はRは単に水素原子である。好ましい酸は、炭素、水素、酸素及び窒素からなるモノ−及びジ−カルボン酸(以下、アミノ酸とも呼ぶ)である。こうした酸は、人体に接触させるか近接させて用いる場合に、生物学的に許容可能であるため、本明細書で用いるのに極めて望ましい。上に記載の酸に加えて、実例となる酸には、とりわけ、クエン酸、ギ酸、酢酸、N−アセチルグリシン、アセチルサリチル酸、フマル酸、グリコール酸、イミノ二酢酸、イタコン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、ニコチン酸、2−ピロリドン−5−カルボキシル酸、サリチル酸、スクシンアミド酸、コハク酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、グルタル酸、マロン酸、ピルビン酸、スルホニル二酢酸、安息香酸、エポキシコハク酸、アジピン酸、チオ二酢酸及びチオグリコール酸がある。キトサンとこれらの酸とが反応して生成されるあらゆるキトサン塩が、本明細書に用いるのに好適である。
その最も広い実施形態において、本発明はまた、吸収性部材を製造するための方法を含む。前記方法は、前駆体ウェブを形成し、続いて前駆体ウェブの少なくとも1つの表面上に特別の噴霧方法によりキトサン材料を適用し、そして最後に得られた吸収性部材を乾燥するという本質的な工程を特徴とする。
前記前駆体ウェブ上にキトサン材料の後に定義されるようなナノ粒子を含む領域を作成することが、本明細書において特に好ましい。
(a)第一表面及び第二表面を備え、前記第二表面が前記第一表面にほぼ対向して整列される前駆体ウェブを形成する工程、及び
(b)プロセス工程(a)の間に、前記前駆体ウェブの少なくとも一つの表面上にキトサン材料を含む溶液又は分散物を適用する工程、及び/又は
(b’)プロセス工程(a)の後に、前記前駆体ウェブの少なくとも一つの表面上にキトサン材料を含む溶液又は分散物を提供する工程、
前記溶液又は分散物は、本明細書で記載されるような液滴のスプレー形態で前記前駆体ウェブ上に適用され、そして
(c)前記前駆体ウェブを乾燥し、平均直径D(v,0.9)が300μmを超えない粒度分布を有するキトサン材料粒子を有する少なくとも一つの領域を、前記キトサン材料の溶液又は分散物が、工程(b)及び/又は工程(b’)において適用された前記前駆体ウェブ上の前記表面上に形成する工程。
本発明の吸収性部材を次の実施例によって説明する:吸収性部材はエアレイド前駆体ウェブを含み、それは68%のセルロース繊維(ウェアーハウザー(Weyerhauser)からのNB416)と、17%のポリアクリル超吸収性粉末(日本触媒からのアクアリック(Acqualic)L74)、11%の合成繊維(トレビラ(Trevira)からのT255 3DTEX−3mm)及び4%のラテックス(ビナムル(Vinamul)からのエリート(Elite)33)(1表面あたり2%)とを混合して製造されており、前記ラテックスは吸収性部材の両面に噴霧システムにより適用した。キトサンピロリドンカルボン酸塩(アメリコール(Amerchol)のキタマー(Kytamer)の粒子を4重量%のキトサンピロリドンカルボン酸塩水溶液として、乾燥後の吸収性部材1平方メートルあたり6gの割合のキトサンピロリドンカルボン酸塩付加でエアレイド前駆体ウェブの1つの面に噴霧した(スプレー・システムズ社(Spraying Systems Co)の空気噴霧化システム、領域被覆率90%、平均直径D(v,0.9)が5〜400nmの液滴径分布)。生成したキトサンピロリドンカルボン酸塩の粒子の平均直径D(v,0.9)を用いた粒度分布は、乾燥後に20〜100nmであった。
本発明の吸収性部材を次の実施例によってさらに説明する:吸収性部材はエアレイド前駆体ウェブを含み、それは68%のセルロース繊維(ウェアーハウザー(Weyerhauser)からのNB416)と、17%のポリアクリル超吸収性粉末(日本触媒からのアクアリック(Acqualic)L74)、11%の合成繊維(トレビラ(Trevira)からのT255 3DTEX−3mm)及び4%のラテックス(ビナムル(Vinamul)からのエリート(Elite)33)(1表面あたり2%)とを混合して製造されており、前記ラテックスは吸収性部材の両面に噴霧システムにより適用した。キトサン乳酸塩(ヴァンソン社(Vanson,Inc.)からのキトソルブ(Chitosolv)L)を6重量%のキトサン乳酸塩水溶液として、乾燥後の吸収性部材1平方メートルあたり6gの割合のキトサン乳酸塩付加でエアレイド前駆体ウェブの一方の面に噴霧した(スプレー・システムズ社(Spraying Systems Co.)からの空気噴霧化システム、領域被覆率90%、平均直径D(v,0.9)が5〜400nmの液滴径分布)。生成したキトサンピロリドンカルボン酸塩の粒子の平均直径D(v,0.9)を用いた粒度分布は、乾燥後に20〜100nmであった。
(1)粒径分布
キトサン材料の粒度分布は、例えばフィリップス(Philips)XL30ESEM FEG電子顕微鏡を用いるESEM分析によって測定できる。1.5cm×1.5cmのランダムサンプルを、本発明による粒子状キトサン材料を有する様領域を含む吸収性部材の一部からはさみで切断し、1.2cmの直径を有する円形アルミニウム片に配置した。次いでサンプルに30nmの厚みを有する金の層をスパッタさせた。サンプルを、キトサン材料の粒度を視覚的に調べるために、適切な倍率で減圧下にてSEMモードで観測し、サンプルの異なる領域において6つの画像を撮影した。個々の粒子のサイズを視覚的に測定する。
液滴のスプレーの粒度分布は次のように決定できる:好適な試験装置は、例えば1000mmレンズを有し、最大粒度範囲が3475μmであるマルヴァーンマスターサイザー(Malvern Mastersizer)Sロングベッド(LongBed)(登録商標)である。マルヴァーンマスターサイザー(Malvern Mastersizer)Sロングベッド(LongBed)(登録商標)は、噴霧流を適切にするために21cmの開口部(レンズ間)を有する。マルヴァーン(Malvern)(登録商標)での計測全てにおいて、レンズ表面はスプレー汚染がないようにしなければならない。本セットアップ手順において、ノズルからレーザーまでの距離は8cmに固定されてレンズ汚染を最小限にする。8cmの距離にてスプレーをレーザー光線の方に向け、スプレー錘にレーザーの中心を合わせた。少なくとも3回の計測を、噴霧されるキトサン材料溶液/分散液の各サンプルについて行い、液滴のスプレーの液滴径分布を測定しなければならない。この試験で使用される噴霧器は電気的に作動する噴霧器であった。
Claims (24)
- 厚み方向の寸法、第一表面及び対向する第二表面を有し、前記第二表面が前記厚み方向の寸法によって前記第一表面から分離されている吸収性部材であって、
前記吸収性部材が、実質的に親水性であり、平均直径D(v,0.9)が300μmを超えない粒度分布を有する実質的に水溶性のキトサン塩の粒子を有する少なくとも1つの領域を含むことを特徴とする、吸収性部材。 - 前記領域が、前記吸収性部材の前記第一表面及び/又は第二表面上に配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の吸収性部材。
- 前記粒子は、平均直径D(v,0.9)が10nm〜300μm、好ましくは10nm〜100μm、さらに好ましくは10nm〜50μm、なおさらに好ましくは10〜800nm、及び最も好ましくは20〜500nmの粒度分布を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性部材。
- 前記キトサン塩が70%を超える、好ましくは80%〜100%の脱アセチル化度を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 前記キトサン塩が、キトソニウムピロリドンカルボキシレート及び/又はキトソニウムラクテートを含むことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 前記吸収性部材がドライレイされた親水性の繊維質ウェブ、より好ましくはエアレイされた親水性の繊維質ウェブを含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 前記領域が、前記吸収性部材1平方メートルあたり0.1〜200g、好ましくは前記吸収性部材1平方メートルあたり1〜100g、より好ましくは前記吸収性部材1平方メートルあたり2〜50gの量で前記粒子を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 前記吸収性部材の少なくとも1つの表面の少なくとも40%、好ましくは60%、より好ましくは80%、最も好ましくは100%が、キトサン材料粒子を含む前記領域で覆われることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 吸収性部材を製造するための方法であって、前記方法は、
(a)第一表面及び第二表面を備え、前記第二表面が前記第一表面にほぼ対向して整列される前駆体ウェブを形成する工程、及び
(b)プロセス工程(a)の間に、前記前駆体ウェブの少なくとも一つの表面上に、キトサン材料を含む溶液又は分散物を適用する工程、及び/又は
(b’)プロセス工程(a)の後に、前記前駆体ウェブの少なくとも1つの表面上に、キトサン材料を含む溶液又は分散物を適用する工程、及び
(c)前記前駆体ウェブを乾燥する工程であって、それによって、工程(b)及び又は(b’)で前記キトサン材料の溶液又は分散物が適用された前記前駆体ウェブの前記表面に平均直径D(v,0.9)が300μmを超えない粒度分布を有するキトサン材料の粒子を有する少なくとも1つの領域を形成する工程、とを含み、
前記方法は、前記溶液又は分散物が液滴のスプレー形態で前記前駆体ウェブ上に適用され、前記液滴が平均直径D(v,0.9)が1500μmを超えない液滴径分布を有することを特徴とする、方法。 - 前記粒子は、平均直径D(v,0.9)が10nm〜300μm、好ましくは10nm〜100μm、より好ましくは10nm〜50μm、なおさらに好ましくは10〜800nm、最も好ましくは20〜500nmの粒度分布を有することを特徴とする、請求項9に記載の方法。
- 液滴は、平均直径D(v,0.9)が1000μmを超えない、好ましくは750μmを超えない液滴径分布を有することを特徴とする、請求項9又は10に記載の方法。
- 工程(b)が行われず、前記方法が、
(a’)前記前駆体ウェブの少なくとも1つの表面上にラテックスを適用する追加の工程、及び
(a’’)前記前駆体ウェブを乾燥する追加の工程を含み、前記方法が、工程(a’)及び(a’’)が前記工程(a)の後、及び前記工程(b’)の前に行われることを特徴とする、請求項9〜11に記載の方法。 - (d)第2ウェブ形成方法という追加工程を含み、前記工程(d)が前記工程(c)の後に行われることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 前記前駆体ウェブがドライレイされた、より好ましくはエアレイされた親水性の繊維質ウェブを含むことを特徴とする、9〜13のいずれか一項に記載の吸収性部材。
- 前記キトサン材料が、前記前駆体ウェブの厚みに対して30%を超えずに、好ましくは20%を超えずに、より好ましくは10%を超えずに前記前駆体ウェブに浸入することを特徴とする、請求項9〜14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ラテックスが、1〜30g/m2、好ましくは1〜20g/m2より好ましくは1〜10g/m2の割合で前記前駆体ウェブの前記表面に適用されることを特徴とする、請求項12〜15のいずれか一項に記載の方法。
- 前記キトサン材料が実質的に水溶性のキトサン塩を含み、前記塩が好ましくはキトサンピロリドンカルボン酸塩及び/又はキトサン乳酸塩であることを特徴とする、請求項9〜16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記キトサン材料の溶液又は分散物が、0.1〜40重量%、好ましくは1〜10重量%、より好ましくは約4重量%の前記キトサン材料を含む水溶液又は水性分散物であることを特徴とする、請求項9〜17のいずれか一項に記載の方法。
- キトサン材料の前記溶液又は分散物が、前記前駆体ウェブの1平方メートルあたり1〜1000ml、好ましくは1〜400ml、より好ましくは1〜150mlの前記キトサン材料の溶液又は分散物の量で適用されることを特徴とする、請求項9〜18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記キトサン材料の溶液又は分散物が、前記前駆体ウェブの少なくとも1つの表面上に、前記前駆体ウェブの前記表面の全表面積の少なくとも40%、好ましくは60%、より好ましくは80%、最も好ましくは100%にわたって適用されることを特徴とする、請求項9〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート及び吸収性コアを含む吸収性物品であって、前記吸収性コアが請求項1〜8のいずれか一項に記載の前記吸収性部材を含む吸収性物品。
- 液体透過性トップシート、液体不透過性バックシート及び吸収性コアを含む吸収性物品であって、前記吸収性コアが請求項9〜20のいずれか一項に従って製造される前記吸収性部材を含む吸収性物品。
- 前記液体不透過性バックシートが、空気及び/又は水蒸気を透過させる通気性バックシートであることを特徴とする、請求項21又は22のいずれか一項に記載の吸収性物品。
- 前記吸収性物品が婦人用衛生品のための吸収性物品であることを特徴とする、請求項21〜23のいずれか一項に記載の吸収性物品。
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