JP2005515018A - 人体の骨および/または組織に適用することができる装置、および前記装置の方法および使用 - Google Patents

人体の骨および/または組織に適用することができる装置、および前記装置の方法および使用 Download PDF

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Abstract

装置、例えばインプラントの形態の装置は、少なくとも一つの表面または一つの部分(例えば外側部分)を介して、人体の骨/組織に適用するように構成されている。骨の成長を刺激する薬剤(HAの形態の)が装置と関連して用いられる。装置、表面、または部分は、チタン粉末の形態の圧縮された骨適合性および/または組織適合性の粉末材を含むかあるいはそれから構成される。チタン粉末は骨成長刺激剤(これも粉末形態)と混合され、複合材料は衝撃締め固めによって二つの粉末で形成される。本発明はまた、当該装置に関連する方法および使用にも関する。新規の種類のHAの使用は、とりわけ装置の製造中にHA層が緩むという欠点を解消することを可能にする。

Description

本発明は、とりわけ、少なくとも一つの表面または一つの部分を介して、人体の骨/組織、例えば顎骨に適用するように構成された装置に関する。該装置は、表面または部分に、骨の成長を刺激する薬剤を備え、それはHA(ヒドロキシアパタイト)とすることができる。加えて、少なくとも一つの表面を支持する部品、または部分は、圧縮された骨適合性および/または組織適合性の粉末材、好ましくはチタン粉末を含むかあるいはそれから構成される。本発明はまた、例えばインプラントとすることができる、当該装置を作製するための方法にも関する。本発明はさらに、装置の作製に関連する使用にも関する。
例えば焼結法によって高密度に締め固められた、例えばチタン粉末から作られる歯冠を作製することはすでに知られている。これに関連して、とりわけ本特許出願と同一出願人のPCT出願WO00/15137を参照することができる。インプラントに関連して、例えばHAの形で骨成長刺激剤を使用することもすでに知られている。特許文献、とりわけ、同一出願人によって取得された特許および申請された特許出願を参照することができる。先行技術では、当該インプラントまたは類似物の外側にHAを層状に塗布することが提案されている。基礎にある発想は、骨または組織に露出される表面層がインプラントまたは類似物の取込みを促進するというものである。
公知の構成および方法に関連して、例えばインプラントまたは類似物の後処理中に、HA層が所定の位置に維持されることを確実にすることに対する問題がある。したがって、層が緩む問題に対する解決策が求められている。本発明の主な目的は、中でも特にこの問題を解決することである。本発明の概念によると、チタン(Ti)とヒドロキシアパタイト(HA)との間で複合材料が形成され、そこでHAはチタンバルクまたはチタン体に混合された粒子または破片として存在する。バルク複合体を形成することによって、HAの層が緩むという上述の問題無しに、HAを当該構成要素のその後の加工のための原材料として使用することができる。基礎にある発想は一般的に、表面層中のHA粒子またはHA破片が骨および/または組織に露出され、それによってチタンインプラントの取込みを促進するというものである。
微粒状HA粉末と混合されたチタン粉末の通常の無圧焼結で、これらは反応し、新しい相を形成する。このようにして焼結した試料を熱に曝すと、膨潤が発生することがある。感知できるほどの反応を生じることなく、これらの材料を焼結させることができるように意図された方法が利用可能であるが、これらの方法は、例えばHIP(熱間静水圧圧縮成形)またはSPS(放電プラズマ焼結)などであり、比較的複雑かつ高価である。したがって、これらの焼結法の代替法が求められている。本発明はまた、これらの問題を解決する目的も持つ。
導入部で示した装置を基本的に特徴付けるとみなすことができる特徴は、粉末材および骨成長刺激剤が、衝撃締め固めおよび適切ならばその後の焼結によって得られる複合材料を形成することである。
発明の概念のさらなる展開において、骨成長刺激剤(HA)は実際の表面層に完全にまたは部分的に配置することができ、したがって、当該骨および/または組織に露出することができる。同剤は、90〜120μmの範囲の粒子サイズまたは破片を選択することができる。使用するチタン粉末は、かなりの純度、例えば99.99%の純度、および比較的小さい粒子サイズを持つことが好ましい。例として、Wah Chang HP(またはCP)−325 Mesh T080014(010607)の形態のチタン粉末を複合構造に含めることができる。約90〜98%、好ましくは約95%の量のチタン粉末、および2〜10%、好ましくは約5%の量のHA粉末が、衝撃および可能な焼結によって締め固められた複合材料のための開始材料を形成する。最後に示した百分率の数字は、合計量が100%となるように選択される。
本発明に係る方法は、骨適合性および/または組織適合性粉末材と、粉末形態の前記刺激剤との混合が第一段階で行なわれるという事実によって基本的に特徴付けられると考えることができる。これに続いて、衝撃締め固めを行なう機械であって、高い衝撃締め固めエネルギで動作することを可能にする特性を有する機械で適用される成形型に属する、一つまたはそれ以上の型穴に混合物が注がれる。これに続いて機械の衝撃装置が起動され、それが成形型に作用してエネルギを粉末混合物に伝達し、それによって装置用のブランクが形成される。最後に、ブランクから装置を作製するために、ブランクは一つまたはそれ以上の処理装置で処理される。前記処理段階では、ブランクは焼結および/または熱処理し、かつ様々な種類の処理、例えば化学的、電気化学的、および/または機械的処理、あるいは機械加工、例えばフライス削り、旋削、ショットピーニング等を受けることができる。機械はそれ自体公知の種類とすることができ、この場合は、約335Nmまたはそれ以上の衝撃締め固めエネルギを発生する種類のものである。機械は成形型に対する一回またはそれ以上の衝撃を実行することができ、異なる衝撃に同じ量のエネルギまたは異なる量のエネルギを使用することができる。チタン粒子はかなりの密度、例えば98%またはそれ以上にまで圧縮される。複合材料中のHA粒子の位置は、混合および成形型の型穴への注ぎ込みにより制御することができる。ブランクが機械加工されて完成装置または仕上げ面または仕上げ部分が得られるときに、所望の量のHA粒子が、当該骨および/または組織に露出する表面に存在する。
本発明に係る使用は、高い衝撃締め固めエネルギを持つ衝撃型の締め固め機械を使用して、粉末材および粉末形態の前記刺激剤を圧縮して複合材料にするという事実によって、基本的に特徴付けられると考えることができる。上に提案したものによって、効率的でありかつ使用の観点から簡素化された装置が得られ、かつ簡素化された方法が得られる。高圧縮複合体は、衝撃締め固め(高速締め固め)を使用して得ることができる。前記種類および密度の複合材料を生成し、焼結が行なわれた後、断面を裁断し、微細構造およびチタンとHAとの間の界面を検討することによって、試験を実施した。
この試験で、少量の二つの粉末を分析秤で秤量し、チタン95.00%およびHA5.00%をビーカで混合した。粉末は乾燥状態で短時間かき混ぜ攪拌することによって混合した。
粉末混合物は、KarlskogaのHydropulsorにおいて、改造切削機「Hydropulver Hyp 30−15」で衝撃締め固めが行なわれた。MoSで潤滑した鋼の円筒形の14mmプレスツールに粉末を配置した。1ブロック当たりの粉末の重量は2.0gであった。粉末(各ブロック)に対し、各衝撃につき335Nmのエネルギで5回の衝撃を連続して与えた。そのようなブロックを五つ生成した。
マイクロメータねじにより、かつ蒸留水中で(真空無しで)アルキメデスの原理により、未焼結体の密度を測定した。どちらの測定でも、未焼結体の密度について同じ結果が得られた。二つの試料(a+b)を得るために、試料を水中で低速切削で二つに裁断した。
次いで、試料の一部を以下に従って真空中(NB Pp10)で熱処理した。
Figure 2005515018
試料は、Mo−degelのTiプレート上のMoワイヤに載せる。「焼結体の」密度もまた直接真空無しでアルキメデスの原理を利用して測定し、その後、100℃で0.5時間試料を加熱室で乾燥した。HAは特定の空隙率を持つが、それは計算に考慮されないので、以下に示す密度は少し高めであるかもしれない。
得られた結果は次の通りである。
Figure 2005515018
結果を精査し、以下の事実が解明された。
未焼結体:チタン粒子は非常に高密度に圧縮されており、HA粒子をほぼ完全に取り囲んでいた。粒界細孔は見えないか、あるいは非常に小さいものが見えただけであった。チタンマトリックスは基本的に高密度物質のようであった。全ての試験温度および時間条件における熱処理は、微細構造に影響を及ぼし、使用した温度が高ければ高いほど顕著に、チタン粒子をおそらく一緒に成長させた。HA粒子は、試験した全ての温度で影響されないようであった。しかし、加熱処理された試料のチタンマトリックスとHA粒子との間に細い間隙が観察され、それは温度と共に増加するようであった。500℃で、間隙はかろうじて見えた(0〜0.1μm)。700℃では、それがHA粒子の周りにあるのが分かり、幅が約0.2μmであった。900℃では、間隙はさらに目立ち、幅が約0.4μmであった。HA粒子が直径約100μmでありかつ表面の不規則性および密嵌したチタンマトリックスによって依然として確実に保持されているという事実に鑑みて、間隙は依然として小さいとみなすことができる。
チタン粉末およびヒドロキシアパタイトの98%圧縮(非焼結)複合材料が、衝撃締め固めによって生成された。
圧縮効果は試料体全体に観察された。チタンマトリックスがHA粒子を取り囲んでいた。
チタン粒子を相互に結合する目的で、複合体を熱処理した。密度は約99%に増加した。微細構造は500℃ですでに変化し、より高い温度でさらに変化する。
TiとHAとの間の反応生成物は試料のいずれにも事実上観察されなかったが、高温では物質間に細い間隙が形成された。しかし、この間隙は、HAの粒子サイズに対して小さいとみなされた。
装置、方法、および使用の本願で提示する実施形態について、添付の図面を参照しながら以下で説明する。
図1は、衝撃によって締め固められ、その後熱処理に曝されなかった複合材料の微細構造を様々な拡大図で示す。
図2は、衝撃によって締め固められ、その後500℃の熱処理に10時間曝された複合材料の微細構造を、図1の拡大図に対応する様々な拡大図で示す。
図3は、顎骨におけるインプラントを図式的に縦断面図で示す。
図4は、インプラントのねじ山の部分を縦断面図で示す。
図5は、当該装置の作製のためのフローチャートを図式的に縦断面図で示す。
図1は、衝撃締め固めシリンダの研磨断面を持つ未焼結体Ti−HA5の微細構造を示す。八つの異なる従属図a〜hは、上述に従ってチタンに施与されたHA粒子を様々な拡大度で示す。左側の図a〜dは明構成のHA粒子の光学画像を示す。図e〜hは、チタン中の暗構成のHA粒子を示す。図から分かる通り、チタン粒子は非常に高密度に圧縮され、当該骨または組織に露出される表面の外側を除き、HA粒子をほぼ完全に取り囲んでいる。HA粒子は様々なサイズで示され、したがって、例えば図dは粒子と周囲のチタンとの間の界面を示す。図から分かる通り、HA粒子は骨または組織に向かって表面に細孔系を形成すると考えることができる。この構成によって、HA粒子が緩くなって骨または組織構造に移動すると、チタン体の上にぼろぼろになった外表面が存在すると考えることができる。したがって、これは骨または組織におけるインプラントまたは類似物の確実な取込みの可能性を高める。光学画像は、物質がどのように見えるか(金属マトリックス中の白い粒子)を示すために、カメラで撮影したものである。SEM−EDS画像は微細構造を示す。SEM画像では、HA粒子は逆に暗い。
図2は、複合材料の微細構造の対応する拡大図を示す。この場合、複合材料は500℃で10時間熱処理されている。図1および2の比較のために、結果の上記分析を参照されたい。
図3では、顎骨が1で図式的に示される。外ねじ山4を持ち、それによってインプラントを穴2にねじ込むことができる種類のものであることができるインプラント3を受容するために、それ自体公知の方法で、顎骨に穴または凹部が形成されている。インプラントはそれ自体既知の構成を持つことができ、したがって、ここでは詳細に説明しない。
図4は、図3のインプラント3に配設することができるねじ山構造5の部分を示す。本発明では、実際の外表面5a、あるいはむしろ外表面を支持する部品または部分5bが、上述した複合材料から作られる。インプラント体全体または骨1または組織に面する外表面または部分を、前記複合材料から作ることができる。
図5には、上述した衝撃型締め固め機が6で示される。機械はそれ自体公知であるので、機械がダイス7を含み、そこに凹部8が設けられ、その中に二つのスタンプ9および10を延在させることができ、かつそこに弾性型11を配設することができることに触れる以外、ここでは詳しく説明しない。弾性材料から作られた成形型は、スタンプ9および10を介して得られる二次元衝撃エネルギを、図式的に示された型穴12に配置することができる粉末混合物に伝達して、三次元製品、例えば図3に係るインプラント3が得られるように構成される。粉末混合物は図5では13で示されている。弾性型にはパンチ部材および型穴が設けられる。さらに、粉末混合物に対する均衡機能または均衡作用が生じるように構成されており、その結果、圧縮力、例えばF1、F2が型穴全体および粉末混合物を中心に均等に生じる。本例では、スタンプ9および10は、それらの間に成形型11が置かれた状態で、相互に進退するように作動する。成形型の内部パンチ構成は図5に示さない。この原理は、本特許出願と同一出願人が同日に申請したスウェーデン特許出願「Arrangement, device, method, product and use in connection with a blank made preferably of titanium powder and intended for a dental crown or other product for the human body(好ましくはチタン粉末から作られ、歯冠または人体用の他の製品用に意図されたブランクに関連する構成、装置、方法、製品、および使用)」に示されている。混合装置14で、チタン粉末15およびHA粉末16は上述に従って一緒に混合される。混合された粉末は成形型11の型穴12に入れられ、上述に従って13で示される。成形型11は、相互に分離しかつ相互に合わせることができる、上型および下型を含む。次いで、パンチおよび粉末を装備した成形型11は機械6に移送される。成形型の取付けを可能にするために、機械の例えば一つのスタンプ9が、凹部8から取り外すことができる。機械は、制御パネル18を持つことができる制御装置17を備える。機械の運動/衝撃、運動エネルギ、衝撃回数等を制御するために、制御装置によって、制御信号i1が生成される。機械の衝撃装置が作動すると、単数または複数の成形型11に作用して衝撃エネルギが粉末混合物に伝達され、こうしてブランク/原材料が形成される。機械6での処理または製作の後、原材料19は一つまたはそれ以上のその後の処理段階20、21等に移送される。処理段階20で、原材料19は熱処理、焼結等を受けることができる。処理段階で、加熱処理、焼結等を受けた原材料19’は、化学的または機械的加工、例えば旋削、フライス削り、ショットピーニング、電気化学処理を受けて、酸化物層等を得ることができる。加工された原材料19’は次いで、実際の構成部品、例えば図3の構成部品3を構成することができる。制御装置17による機械の制御に関連して、HA粒子の様々な層および/または位置のうちの少なくとも幾つか、好ましくは大部分が、実際の骨または組織に対面するように意図されたそれらの実際の表面19’’から外側に露出されるようにHA粒子の様々な層および/または位置を生成するために、制御信号i2を確立することができる。図5には、前記種類の多数の層が22、23、および24で示されている。インプラント3が顎骨に適用される場合(図3参照)、HA粒子またはHA破片は、その組成によって周囲の骨内に移動する可能性がある。
したがって、本発明では、高い衝撃締め固めエネルギを有する衝撃型締め固め機械を使用して、粉末材および粉末形態の前記刺激剤を圧縮して、人体の骨または骨組織内に嵌めこむことのできる構成部品を形成するかまたはそれに含めることができる複合材料を得る。本発明によって、長期間無視することなく、インプラントまたは類似物の取込みを促進することが可能である。チタン粉末は20〜50μm(おそらく最大で200μm)の粒子サイズを持つことができる。HAの粒子は円錐形にし、10〜500μmのサイズを持つことができる。100〜1200℃の焼結温度を使用することができる。
本発明は上記の実施形態に限定されず、むしろ、請求の範囲および発明概念の範囲内で変形することができる。
衝撃によって締め固められ、その後熱処理に曝されなかった複合材料の微細構造を様々な拡大図で示す。 衝撃によって締め固められ、その後500℃の熱処理に10時間曝された複合材料の微細構造を、図1の拡大図に対応する様々な拡大図で示す。 顎骨におけるインプラントを図式的に縦断面図で示す。 インプラントのねじ山の部分を縦断面図で示す。 当該装置の作製のためのフローチャートを図式的に縦断面図で示す。

Claims (13)

  1. 少なくとも一つの表面または一つの部分を介して、人体の骨および/または組織、例えば顎骨に適用するように構成された装置であって、前記装置は、前記表面または部分に、骨の成長を刺激する薬剤、好ましくはHA(ヒドロキシアパタイト)を備え、少なくとも一つの表面を支持する部品、または部分は、圧縮された骨適合性および/または組織適合性の粉末材、好ましくはチタン粉末を含むかあるいはそれから構成される装置において、粉末材および骨成長刺激剤が、衝撃締め固めおよび適切ならば焼結によって得られる複合材料を形成することを特徴とする装置。
  2. 骨成長刺激剤/HAが実際の表面層に完全にまたは部分的に配置され、したがって、問題の骨および/または組織に露出することができることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 骨成長刺激剤が90〜120μmの範囲のサイズを有する粒子破片の形態であることを特徴とする請求項1または2記載の装置。
  4. かなりの純度、好ましくは99.99%の純度、および比較的小さい粒子サイズ(Wah Chang HP(またはCP)−325 Mesh T080014(010607))を持つチタン粉末が複合構造のための基材を構成することを特徴とする請求項1、2または3記載の装置。
  5. 約90〜98%、好ましくは約95%の量のチタン粉末、および2〜10%、好ましくは5%の量のHA粉末が、衝撃および可能な焼結によって締め固められた材料のための開始材料を形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の装置。
  6. 少なくとも一つの表面または一つの部分を介して、人体の骨および/または組織、例えば顎骨に適用するように構成された装置、例えばインプラントを製造する方法であって、前記装置は、前記表面または部分に、骨の成長を刺激する薬剤、好ましくはHA(ヒドロキシアパタイト)を備え、少なくとも一つの表面を支持する部品、または部分は、圧縮された骨適合性および/または組織適合性の粉末材、好ましくはチタン粉末から作られる装置を製造する方法において、以下の工程を特徴とする方法:
    a)骨適合性および/または組織適合性粉末材と、粉末形態の前記骨成長刺激剤とを一緒に混合する;
    b)衝撃締め固めを行なう機械であって、高い衝撃締め固めエネルギで動作する機械で適用される成形型に属する型穴に混合物を注ぐ;
    c)機械の衝撃装置を起動させ、それが成形型に作用してエネルギを粉末混合物に伝達し、それによって装置用のブランクを形成する;
    d)ブランクから装置を作製するために、ブランクを一つまたはそれ以上の処理装置で処理する。
  7. ブランクが焼結および/または熱処理され、かつ化学的、電気化学的、および/または機械的処理、あるいは機械加工(フライス削り、旋削、ショットピーニング等)を受けることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 工程a)において、かなりの純度、例えば99.99%の純度、および比較的小さい粒子サイズを持つチタン粉末がHA、例えば焼成されたHAと一緒に混合され、ここで前記HAは粉砕されて90〜120μmの破片にふるい分けられていることを特徴とする請求項6または7記載の方法。
  9. 混合物が約95%のチタン粉末および5%のHA粉末から構成され、粉末は乾燥状態でかき混ぜ攪拌することによって混合されることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 機械は約335Nmまたはそれ以上の衝撃締め固めエネルギを発生するようにかつ成形型に対する一回またはそれ以上の衝撃を実行するように制御されることを特徴とする請求項8または9記載の方法。
  11. チタン粒子はかなりの密度、例えば98%にまで圧縮されること、およびHA粒子の実質的な取り囲みがあることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項記載の方法。
  12. 複合材料中のHA粒子の位置は、混合および成形型の型穴への注ぎ込みにより制御されること、およびHA粒子が骨および/または組織に露出する表面に存在するようにブランクが機械加工されることを特徴とする請求項6〜11のいずれか一項記載の方法。
  13. 圧縮可能な骨適合性および/または組織適合性の粉末材、例えばチタン粉末から作られかつ骨成長刺激剤、好ましくはHAを備えた装置の製造における使用において、高い衝撃締め固めエネルギを持つ衝撃型の締め固め機械を使用して、粉末材および粉末形態の前記骨成長刺激剤を圧縮して複合材料にすることを特徴とする使用。
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