JP2005514161A - 吸収物品 - Google Patents

Abstract

失禁パンツの如きパンツ状形状の吸収物品であって、その物品が弾性腰部分、吸収要素（５）、及び液体不透過性外部層（３）を含む。かかる弾性腰部分は弾性第一部分（１）から作られ、それは矩形である。第二部分（２）はパンツ状物品の前部分（１１）及び股部分（１２）を形成する。前記第二部分（２）は細長く、その幅は第一部分（１）の長さより小さい。吸収要素（５）はその全体を第二部分（２）上に配置される。吸収要素（５）の幅は股部分（１２）中の領域において最も狭く、その領域は物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置される。吸収要素は前記領域に向かう方向で連続的に狭くなり、吸収要素の単位面積あたりの吸収能力は最も狭い領域において最も大きい。

Description

本発明は、失禁パンツ、おむつパンツ又は衛生ナプキンパンツの如きパンツ状形状の吸収物品であって、その物品が弾性腰部分、長さ及び幅を有しかつ物品の使用中装着者の性器を少なくともカバーすることを意図される吸収要素、及び少なくとも物品の使用中装着者から離れて面する側上で吸収要素を封入することを意図される液体不透過性外部層を含むものに関する。また、本発明は、かかるパンツ状形状の吸収物品の製造方法に関する。

尿、糞便又は月経血を取り込むための吸収性使い捨て製品はそれらが１９６０年代〜１９７０年代にますます一般的に使用されるようになって以来、かなり開発されている。それらは使い捨て製品であるので、それらは極めて低い価格で製造及び販売されうることが必要である。同時に、製品が十分かつ確実に機能することが重要である。良好な適合性及び快適性もまた重要な特徴である。最初の使い捨ておむつは二つの部分からなる製品、即ち再使用されることを意図されるプラスチック製の外部パンツ、及び使い捨て使用可能な矩形の吸収インサートから構成された。これらのインサート中の吸収材料は最初はセルロースティッシュから構成された。後で、セルロース製の毛羽パルプとして使用されるものから作られた良好な吸収材料が開発された。これらの初期のおむつの適合性及び快適性は劣っていた。その製品は装着者にとって扱いにくく不快であった。１９７０年代の終わりにかけて、最初の完成した使い捨ておむつが達成された。即ち、吸収体が液体不透過性外部層と一体化されたおむつが完成した。吸収材料は開発及び改良され、それは結果として装着者の解剖学的形状に良好に適応された吸収体の可能性を生み出した。二つの端部分間の狭い股部分を有する砂時計形状の吸収体は現在ほとんどを占めている。また、ますます薄い製品への傾向が増しており、それは吸収体中への超吸収材料として知られるものの含有によって実現されている。薄くて小さい吸収体が望まれる理由は多く存在する。薄くて小さいほど、吸収体は快適であり、しかも目立たなくなる。それは大人の失禁装着者にとって特に重要である。体積の減少もまたコスト的に極めて重要である。なぜならば製品はそのとき必要とする貯蔵空間がより少なくなり、輸送が容易になり、しかも必要とする店の棚空間がより少なくなるからである。これは店のコスト管理にとって重要であり、もし製造業者が競争業者の製品より少ない店の空間で済む製品を製造することができるなら、これは極めて大きな競争的利点を与える。さらに、特に使い捨て物品に関する限り、環境上の負荷を減少する目的のためにできるだけ小さい材料を使用することが当局からの増大した圧力として存在する。

吸収体が小さくなればなるほど、吸収体が装着者の性器の直前の正確な場合に横たわり、装着者が極めて活動的でかつ多く動いたときであっても使用中適所に留まることがより重要になる。目立たないこと、快適性及び確実な機能性に対する消費者の要求はますます厳しくなっている。吸収体が装着時に正確に横たわり、次いで正しい場所で保持される条件はそれゆえ物品が装着者に装着されるときに物品が正しい場所に必ず横たわる必要性を増大させると同時に、物品の体に対する良好な固定の必要性及び装着者が動くときの体に対する極めて良好な適応の必要性を増大させている。これはおむつパンツとして知られるものの開発に導く。それは従来の吸収物品と比較すると装着者の運動中改良された適合性及び快適性及び増大した可撓性を有するものである。

使い捨てタイプのおむつパンツに関する初期の特許公報はＧＢ ２１１２２６７−Ａである。しかしながら、１９８３年からのこの公報は商業的製品にならなかった原始的なおむつパンツを開示する。１９９０年代まではパンツ状形状及び構成の吸収物品は主要な商業的製品ではなかった。パンツ状物品は現在幼児のためのおむつ及び大人のためのおむつ、ある程度は月経血の吸収のための衛生ナプキンパンツの形で存在する。従来商業的に入手可能なおむつパンツは、原則として前部分及び後部分及び中間股部分を有し、前及び後部分がパンツの各脚開口と腰開口の間の側部の継目によって相互接続されている従来のおむつのようにデザインされていた。おむつパンツは連続ウェブで製造される平坦なおむつ状部分によって製造され、個々のおむつパンツは二重に折られたおむつ状ブランクによって形成されかつおむつパンツを形成するための前記側部の継目を与えられている。これらの側部の継目は完成した製品から横方向に突出し、望ましくない。なぜならばそれらは突出して上部に装着される衣料の適合性を妨げるからである。それらの形状のため、それらはおむつパンツの上に装着されかつ体のまわりに密着される衣料を通して見ることができる。それらはまた、衣服を引っ掻き、ナイロンタイツに引裂きさえ生じうる。かかる突出する側部の継目はまた、それらの側に横たわって多くの時間を過ごす装着者に対して摩擦し、圧力傷を生じうる。

ＷＯ ００／６１０４９は突出する側部の継目が除去された、改良されたおむつパンツを提案する。この構成では、側部の継目はおむつパンツの両側上でおむつパンツの前部分からそれらの後部分までワンピースで連続的に延びる弾性側部によって除去された。しかしながら、ＷＯ ００／６１０４９によるおむつパンツは多数の欠点を有する。前記公報によるおむつパンツはシャーシと称されるものを有し、それはおむつパンツ全体にわたって延び、前部分、股部分及び後部分を形成し、従来のおむつを最も暗示させるものであり、前記弾性側部パネルはおむつパンツの前及び後の両方においてシャーシにそれぞれ重なる。これらの重なる部分は完成した製品に対する実際の目的には何ら役立たず、多くの材料を浪費するので実際には望ましくない。即ち、それらは一緒に接合する以外の目的には使用されない。重なる一緒に接合する部分は従来公知のパンツおむつの突出する側部継目より装着者にとってやっかいではないし、不快でもない。それらの好ましくない位置づけ（特に後におけるもの）のため、重なる部分はそれらを背にして横たわって多くの時間を過ごす装着者に対して摩擦したり傷つけたりすることがなお生じうる。ＷＯ ００／６１０４９によるおむつパンツの別の欠点は前記シャーシが相対的に大きいことであり、この部分は少なくともおむつパンツの弾性側部と比較すると相対的に剛いので、おむつパンツは全体として装着者の体に適応されず、装着者がベッドで横たわって動くときに体に対してそれらの最適な位置から変位される危険がある。特におむつパンツの剛い後部分は装着者の性器の直前の最適位置から股部分と前部分の両方を変位して引張りうる。なぜならば前及び後部分は股部分とワンピースで一緒に本質的に剛く接合されているからである。

パンツ状形状の吸収物品での問題はこの種の従来の物品が装着者の性器のまわりの領域をきつく包囲し、それによってこの領域は体液が排泌されると、湿分及び蒸気で局部的に飽和されるようになり、それは装着者の皮膚に悪影響を有する。ある場合には皮膚刺激を起こしうる。さらに、装着者の皮膚に対する物品の小さな摩擦はまた、物品の長い使用中及び湿った環境と組み合わされてぜい肉を有する年配の人々に傷を生じうる。

おむつ、失禁製品又は衛生ナプキンの如き吸収物品に使用するための呼吸可能で蒸気透過性であるが液体不透過性の材料が従来から知られている。吸収可能な材料はＵＳ５６２８７３７に記載されたような有孔プラスチックフィルムから、又は例えばＥＰ−Ａ−０２３８２００に記載されたような微小多孔質プラスチックフィルムからなることができる。呼吸可能な材料の別の例はいわゆる不織材料であり、それは空気透過性でかつ蒸気透過性であり、それはもし必要ならＥＰ−Ａ−０１９６６５４に記載されたように液体不透過性を改良するための手段で処理されている。装着者のまわりをきつく包囲する適合性を有するパンツ状形状の吸収物品では、空気透過性及び蒸気透過性のための必要性が重要である。さらなる問題は尿及び他の体液がｐＨの上昇を生じるアンモニア及びアミンの如き不快な臭気物質を生じることである。高いｐＨでは、多くの揮発性成分が形成され、この理由のためそれらは低いｐＨにおいてより強く臭うような方法で多くの臭気物質のために平衡がシフトされる。

パンツ状形状の吸収物品での本質的な問題は吸収材料のための要求が空間が最も小さな場所で、即ち装着者の性器の直前の領域で最も大きいことである。これはパンツ状形状の吸収物品と関連した全ての上述の問題と組み合わせると、全ての点において十分に機能し、さらに合理的に製造することができるパンツ状物品を見い出す大きな必要性を生じている。

本発明によれば、パンツ状形状の改良された吸収物品が生み出される。

冒頭で言及したタイプの物品はこの目的のために、前記弾性腰部分は弾性第一部分から作られ、その弾性第一部分は伸張状態で細長く、かつ装着者の胴を部分的に包囲してパンツ状物品の後部分及び側部分を形成することを意図されること、物品の一部を形成する第二部分がパンツ状物品の前部分及び股部分を形成するように設計されること、前記第二部分が二つの対向する端縁及び二つの対向する長手方向縁を伴って細長いこと、第二部分の幅が少なくとも股部分において第一部分の長さより小さいこと、第二部分が第一部分の長手方向に対して直角にその長手方向を伴って配置され、かつ第一端部分によって第一部分の一つの長手方向縁部分に、その中央に接続されること、第一部分の一つの端部分が第二部分の第一側縁部分に接続されること、及び第一部分の他の端部分が第二部分の第二側縁部分に対応する方法で接続され、それに加えて吸収要素が第二部分上でその全体を配置されること、吸収要素の幅が股部分中の領域において最も狭く、その領域が物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置されること、吸収要素が前記領域に向かう方向で狭くなっていること、及び吸収要素の単位面積あたりの吸収能力が最も狭い領域において最も大きいことを特徴とする。

後部分全体が同様に弾性的であり、弾性側部分とともに単一の連続弾性第一部分を形成することによって、パンツは全体として体の動きにより適応可能である。局部的な不整は連続弾性部分によって吸収されて平滑になり、装着者の性器の直前にある股部分と前部分のより剛い部分に移らない。パンツ状形状の従来のおむつ及び従来公知の吸収物品と比較すると、本発明による物品は優れた適合性及び快適性を与える。パンツ状衣料のほとんどは完全に滑らかである。必要とされる継目は前部分と第一部分の間の移行部及び股部分における第一部分と第二部分の間の移行部に配置される。これらの継目は物品の使用中、有意な圧力を受けない部分にあり、パンツ状物品上の継目によって生じる摩擦及び圧力傷の危険がより少ない。吸収能力が、需要が最大である場所で、即ち装着者の性器の直前の領域で最大であるような態様で物品が最適化されることによって吸収材料の能力は効率的な態様で利用されると同時に、漏出の危険が減少される。

吸収要素の全体を第二部分上に位置させた、二つの部分片だけからなる本発明による吸収物品のデザインはパンツ状形状の従来公知の物品と比較すると製造方法に関して大きな選択の自由度を与える。

好適な例によれば、本発明は吸収要素の前記単位面積あたりの吸収能力が最も狭い領域に向かう方向で増大することを特徴とする。別の例によれば、本発明はさらに吸収要素の前記単位面積あたりの吸収能力が前記方向で連続的に増大することを特徴とする。

別の好適な例によれば、本発明は吸収要素が超吸収材料を含むこと、及び吸収要素の吸収能力が超吸収材料の含有量によって制御されることを特徴とする。

単位面積あたりの吸収能力という用語は単位面積にわたって製品を横切る吸収能力を意味する。即ち、異なる領域における吸収能力は均一な厚さの製品における単位体積あたりの吸収能力（ｇ）によって制御される。あるいは、異なる領域における吸収能力は厚さを変化することによって変化されてもよい。さらに、単位体積あたりの吸収能力（ｇ）並びに厚さは異なる領域において変化されてもよい。

別の例によれば、本発明は第二部分の長さが第一部分の幅より大きいこと、長さの違いによって形成された第二部分の突出部分がその全体を物品の使用中下方になる第一部分の側縁の下に位置され、そこで股部分を形成することを特徴とする。さらなる例によれば、前記突出部分が第二部分の残りより小さい幅を有することを特徴とする。

別の例によれば、本発明は吸収要素がその長手方向において股部分全体にわたってかつ前部分にわたって少し物品の使用中上方になる第二部分の側縁の方向に延びることを特徴とする。さらなる例によれば、本発明はこの関連において吸収要素が股部分におけるその側縁部分で凹形状を形成することを特徴とする。

別の例によれば、本発明は吸収要素がその下方端部分が股部分にわたってかつ前記突出部分の範囲の半分未満にわたって少しだけ延びるように配置されていることを特徴とする。

一つの例によれば、本発明は接続された前記第一部分の側縁部分と前記第二部分の端部分が接続前、重なる方法で配置され、重なる部分の内側が重なる部分の外側に対して配置されることを特徴とする。

別の例によれば、本発明は第二部分が液体透過性内部層及び前記液体不透過性外部層を含むこと、及び吸収要素が前記内部及び外部層の間に配置され、内部及び外部層が吸収要素の外側で横方向及び長手方向に延び、そこで相互接続されている。

一つの例によれば、本発明は液体不透過性外部層が吸収要素だけをカバーすることを特徴とする。

一つの例によれば、本発明は第二部分の残りが呼吸可能でありかつ蒸気透過性であることを特徴とする。

さらなる例によれば、第一部分は矩形であり、それは製造を簡単にする。

一つの例によれば、第二部分は第一部分と第二部分の前記側縁部分までの間で凹状部分を有し、凹状部分が装着者の脚のための切欠きを形成する。別の例によれば、第二部分は少なくともその長さの一部に沿って第一部分に向かって狭くなり、狭くなる部分が装着者の脚のための切欠きを形成する。

一つの例によれば、本発明は第二部分が本質的に非弾性であることを特徴とする。ここで非弾性という用語は前区域が通常に生じる応力下では延びないことを意味する。

別の例によれば、本発明は弾性部材が第二部分の縁に沿って、少なくとも装着者の脚と封止接触して横たわることを意図される脚弾性体の形成のための股部分に沿って配置されることを特徴とする。一つの例によれば、本発明は弾性部材が後部分中の領域において及びそこから延び、そこで第一部分及び第二部分が互いに、さらに前部分に向かう方向で第二部分の縁に沿って股部分に沿って重なることをさらに特徴とする。

かかるデザインでは、脚弾性体は第一部分における腰弾性体と接続され、それはパンツ状物品に良好な適合性及び吸収要素のまわりの封止接触を与える。

好適な例によれば、本発明は前記超吸収材料が装着者の皮膚のまわりの環境のｐＨの調整のための部分的に中和された超吸収材料から全体的に又は部分的になり、そこでは湿潤後、３．５〜４．９、好ましくは４．１〜４．７の吸収物品中のｐＨを達成するｐＨ調整超吸収材料が選択されることを特徴とする。

さらなる例によれば、本発明は前記超吸収材料が中和されていないか又は低い程度、好ましくは０〜１９％の中和度に中和された超吸収材料から全体的に又は部分的になることを特徴とする。中和されていない又は低い程度に中和された超吸収材料は他の超吸収材料より粘着性であり、それゆえ繊維マトリックスにおいて良好に接着する。それは粘着性のない従来の超吸収材料と比較すると、吸収構造体中に多量の超吸収材料を添加混合できることを意味する。

冒頭で述べたタイプの物品の製造方法は本発明によれば、前記弾性腰部分が弾性第一部分から作られ、その弾性第一部分は伸張状態で本質的に矩形でありかつ装着者の胴体を部分的に包囲してパンツ状物品の後部分及び側部分を形成することを意図されること、物品の一部を形成する第二部分がパンツ状物品の前部分及び股部分を形成するように設計されること、前記第二部分が二つの対向する端縁及び二つの対向する長手方向縁を伴って細長いこと、第二部分の幅が少なくとも股部分において第一部分の長さより小さいこと、第二部分が第一部分の長手方向に対して直角にその長手方向を伴って配置され、かつ第一端部分によって第一部分の一つの長手方向縁部分に、その中央に接続されること、第一部分の一つの端部分が第二部分の第一側縁部分に接続されること、及び第一部分の他の端部分が第二部分の第二側縁部分に対応する方法で接続され、それに加えて超吸収材料が吸収要素に配置されていること、吸収要素が股部分中の領域において最も狭い幅を伴なって造形され、その領域が物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置されること、吸収要素が前記領域に向かう方向で連続的に狭くなっていること、及び超吸収材料が同じ方向で連続的に増加する濃度を有する吸収要素に配置されていることを特徴とする。

一つの例によれば、その方法はこの関連において吸収要素がその全体を物品の一部を形成する第二部分上に配置された後、前記第二部分が前記第一部分に接続されることを特徴とする。

図面の簡単な記述
本発明は添付図面に示された図示例を参照して以下により詳細に記載されるだろう。
図１は本発明の第一例による吸収物品の構成の一面を概略的に示す。
図２は本発明の第一例による組立てられた物品を平面形態で概略的に示す。
図３は図２による物品を透視図で示す。
図４は図１の線ＩＶ−ＩＶに沿った断面を示す。
図５は本発明の第二例による吸収物品の構成の一面を概略的に示す。
図６は本発明の第二例による組立てられた物品を平面形態で示す。
図７は本発明の第三例による組立てられた物品を平面形態で示す。
図８は本発明の第四例による組立てられた物品を平面形態で示す。
図９は物品に属する吸収要素の一例における超吸収材料の分布を概略的に示す。
図１０は図８の線Ｘ−Ｘに沿った断面を示す。

図１からわかるように、図１による例の物品は第一部分１を有する。この部分は弾性的に伸張可能であり、図１では平面で伸張された状態で示されており、そこでは弾性部分１は本質的に矩形である。弾性第一部分１は織られた弾性材料、弾性不織布、弾性積層体又は弾性フィルムの如き当業者に良く知られた従来の材料から作られることができる。別の代替策は支持材料、例えば不織布上に配置された予備緊張された弾性糸を有する材料である。重要な要因は物品装着時に弾性部分が装着者に対して延伸可能であること、及びそれが物品の使用中、装着者のまわりで好適な緊張度で密接に適合することである。緊張度はもちろんサイズ及び弾性伸張性によって調整される。

物品は第二部分２を含み、それは図１及び４からわかるように外部層３、内部層４、及びこれらの間に配置された吸収要素５からなる。図１に示された平面形態の例では、この吸収要素は本質的に三角形である。吸収要素のために選択される材料は重要である。吸収要素５は需要が最も大きい場所で、即ち装着者の性器のまわりの領域で高い吸収能力を伴なって設計されることが特に重要である。これは本発明によれば吸収要素が超吸収材料を含むこと、及び粒子又は繊維の形の超吸収材料の濃度が物品の使用中装着者の性器の直前に位置される領域において最も大きいことによって解決される。図示された例では超吸収材料の濃度は吸収要素２の狭い端に向かう方向で連続的に増加する。さらに、吸収要素は当業者に良く知られた材料又は材料組み合わせから選択されることができる。例えば、吸収要素は粉末又は繊維の形の超吸収材料が添加されたセルロース毛羽パルプからなることができる。吸収要素は超吸収材料を添加混合した発泡材料からなることもできる。

装着者の皮膚に近い尿及び他の体液の存在は細菌の成長を生じ、それは感染の危険及び臭気の出現を構成する。この理由のため、装着者の皮膚のまわりの環境のｐＨの調整のために部分的に中和された超吸収材料からなる超吸収材料を全体的に又は部分的に使用することが好適であるかもしれない。この関連において、ｐＨ調整超吸収材料が選択され、それは湿潤後３．５〜４．９、好ましくは４．１〜４．７の吸収物品のｐＨを達成する。ｐＨの調整はスウェーデン特許５１１８３８Ｃ２及びスウェーデン特許５１３３７４Ｃ２に詳細に記載され、それらは参考として含まれる。

別の好適な超吸収材料は中和されていない又は低い程度、好ましくは０〜１９％の中和度に中和された超吸収材料からなってもよい。中和されていない又は低い程度に中和された超吸収材料は他の超吸収材料より粘着性であり、それゆえ繊維マトリックスにさらに良好に接着し、それは粘着性の少ない超吸収材料と比較すると、多量の超吸収材料を吸収構造体に添加混合できることを意味する。

超吸収材料がｐＨ調整することは必要ではないが、吸収要素において湿潤後３．５〜４．９のｐＨが達成される。これは中和されていないＳＡＰ又は中和されたＳＡＰによって達成されてもよい。酸性化パルプによって又は吸収要素に酸性化薬剤を添加することによって湿潤後に吸収要素において前記ｐＨ範囲を達成することもできる。

外部層３は液体不透過性で呼吸可能であることが好適である。呼吸可能で液体不透過性の層３は２００〜１００００ｇ／ｍ^２／２４ｈの大きさのいわゆるＭＶＴＲ値を持つべきである。ＭＶＴＲという用語は湿分蒸気透過率（“Ｍｏｉｓｔｕｒｅ Ｖａｐｏｕｒ Ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎ Ｒａｔｅ”）、即ちある時間に単位面積あたりに通過しうる蒸気の量を表わす。

液体不透過性で呼吸可能な層３は例えば有孔ポリエチレンフィルムからなることができ、その場合穴のサイズは空気及び蒸気が通過するが液滴を通過させないように選択される。もし織物状外観の吸収物品が望ましいなら、液体不透過性フィルムを外部繊維層と組み合わせることが好適である。

おむつ、失禁製品及び衛生ナプキンの如き吸収物品に使用するための呼吸可能で蒸気透過性であるが液体不透過性である材料は様々な例において従来から知られている。呼吸可能な材料は上述のように有孔プラスチックフィルムからなることができる。かかるフィルムの一例はＵＳ５６２８７３７に記載されている。液体不透過性で呼吸可能な外部層３は例えばＥＰ−Ａ０２３８２００に記載されているように微小多孔質プラスチックフィルムからなることもできる。呼吸可能な材料の別の例はいわゆる不織布であり、それは空気透過性で蒸気透過性であり、それはもし必要ならＥＰ−Ａ０１９６６５４に記載されているように液体不透過性を改良するための手段で処理される。呼吸可能性はＡＳＴＭ Ｅ９６に従って測定されることができ、その場合Ｌｙｓｓｙ装置が使用される。

内部層４は液体透過性不織布から作られることができる。

第二部分２は細長く、第一部分１の長手方向に対して直角にその長手方向を伴って配置されている。第二部分２は一つの端部分６によって、第一部分の一つの長手方向縁部分７に、その中央に接続されている。接続は例えば接着剤、熱結合又は超音波結合によってなされることができる。

図１では、矢印Ａ及びＢは第一及び第二部分が図２及び３に示されたパンツ状形状の吸収物品を形成するためのどのように折りたたまれたかを示す。弾性部分１は物品の後部分８及び側部９，１０を形成するために矢印Ａに従って折りたたまれ、一方第二部分は物品の前部分１１及び股部分１２を形成するために矢印Ｂに従って上方に折りたたまれる。

図３から最も明確にわかるように、第一部分の一つの端部分１３は第二部分の第一側縁部分１４に少し重なるように配置され、第一部分の他の端部分１５は対応するように第二部分の第二側縁部分１６に少し重なるように配置されている。これらの重なりあう部分は例えば接着剤、熱結合又は超音波結合によって相互接続される。あるいは前部分及び股部分は前述の重なりあう部分１３，１４及び１５，１６に沿って脱着自在に配置されることができる。かかる脱着可能な接続は例えばフック手段（図示せず）によってなされることができ、その結果としてパンツ状物品は開放され、続いて同じ適合性及び緊張度で再び閉じることができる。

図４では、第二部分の厚さは明瞭のため誇張されている。図はプラスチックフィルム１７とその外側に配置された不織層１８の積層体からなる外部層３を示す。内部層４は当業者に良く知られたタイプの液体透過性不織布からなることができる。

図５及び６に示された例では、図１−４による例の同じ部分に相当する部分は同じ参照符号を与えられている。図５及び６による例と上記のものとの間の唯一の違いは吸収要素５の形状及び範囲である。この第二例では、吸収要素５は図５から最も明確に見られるように平面形態で砂時計形状であり、その狭い部分は物品の使用中装着者の股に配置されることを意図される。吸収要素５の上方の端縁１９は第一弾性部分の下方の縁部分７に直接隣接して設けられる。それはこの第二例による吸収要素が図６からわかるように、股領域全体にわたって、そして少し前部分１１にわたって延びることを意味する。この例では超吸収材料の濃度は吸収要素の最も狭い領域に向かう方向に各方向から連続的に増加する。

図７は第一例に対してわずかに変更された第三例を示す。唯一の違いは図７からわかるように、第二部分の部分片２１が第二部分の残りより狭く作られ、それにより狭い股部分を有するパンツ状物品が得られることである。

図８に示された例では、他の例の同じ部分に相当する部分は同じ参照符号を与えられている。第二部分２は第一部分１から側縁部分１４，１６の方に延びる凹状部分２２を有する。これらは上記の例では第一部分１上の端部分１３及び１５と接続されることを意図される。

第一部分１は弾性材料から形成され、物品の使用中装着者の腰のまわり弾性的な締め付けを達成することを意図され、その締め付けは物品を適所に保持し、それに良好な適合を与える。図８に示された例では、弾性部材２３，２４は脚弾性体の形成のために凹状部分２２に両側に沿って配置され、脚弾性体は物品の使用中装着者の脚と封止接触することを意図される。示された例では、弾性部材２３，２４は弾性第一部分１から側縁部分１４，１６に延びる。完成した集成されたパンツ状物品はそれによって装着者の両脚のまわりで弾性的に密着適合するだろう。このようにして良好な適合が得られる。もし弾性部分１及び弾性部材２３，２４は弾性部分１及び弾性部材２３，２４における緊張が顕著な程度に増加せずに長い距離を弾性的に延伸可能であるように形成されるなら、物品は摩擦に悩まされることなく様々なサイズの装着者によって使用されることができる。かかるデザインでは、必要なサイズの数を減らすことができ、それは多くのサイズの分類の必要があるのと比較すると合理的な製造と節約に導く。

図９は好適な例による吸収要素５を概略的に示す。装着者の股で悩まされる摩擦が生じることを避けるためには、吸収要素５は物品の使用中後方に向けられる方向で狭くなるものとして設計される。この狭くなるデザインを持つ複雑な状況は上述のように、吸収要素が物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置される部分において最も狭いことであり、その部分において吸収能力に対する要求が最も大きい。吸収要素の狭い部分における漏出の危険を最も実行できる程度まで避けるために、本発明による粒子又は繊維の形の超吸収材料は前記狭い方向で増加する濃度を有する吸収材料中に配置される。これは前記方向で吸収要素５の単位体積あたりの超吸収粒子の数の勾配に対応したドットの数で示された図９に図示されている。

図４では液体不透過性であるが呼吸可能である外部層３が第二部分の層からなる例が示されている。一つの例によれば、液体不透過性外部層は吸収要素上にだけ配置され、前記要素の外部層を形成する。図１０ではこれを示すために、図８における線Ｘ−Ｘに沿った横断図が示されている。吸収要素はここでは液体透過性層２６、例えば不織布、及び液体不透過性であると同時に呼吸可能な層２７、例えば有孔プラスチックフィルムに包囲されている。二つの層２６，２７は吸収要素を超えてそのまわりの距離まで延び、そこで相互接続される。吸収要素５及び二つの層２６及び２７によって形成されるユニットは吸収物品の第二部分２に取り付けられ、液体透過性層２６は図１０に示されるように第二部分２に接続される。

本発明は上記図示例に限定されないが、特許請求の範囲内で多数の変形が可能である。

吸収要素５及び層２６及び２７からなる図１０に示された吸収ユニットはワンピースの吸収発泡材料と置換されてもよく、その発泡材料は液体不透過性であると同時に空気透過性である層を与えられる。

液体不透過性で呼吸可能性という表現が上記文章に使用されているとき、問題の材料が蒸気透過性であるが、液滴の通過を許さないことを意味する。

上記図示例では、図３からわかるように、第二部分の側縁部分１４，１６は第一部分の端縁部分１３，１５の外側上に配置されている。もちろん逆にすること、即ち第一部分の端縁部分１３，１５を最も遠くにすることができる。これらの二つの代替策はたとえ第一部分の端縁部分の各々の内側を第二部分の各側縁部分の内側に取り付けることによって、又は対応する縁部分を外側同士接続することによって前記接続を得ることが本発明の範囲であったとしても好ましい。

本発明による物品は特に男性用失禁シールドとして好適であることが判明した。女性用の失禁シールド又は月経シールドの如き他の用途も考えられる。

上記の図示例では、単位面積あたりの吸収要素を横切って測定される、最も狭い領域に対する最高吸収能力は超吸収材料の含有量を変えることによって達成された。最も狭い領域において高い吸収能力を達成する別の方法はこの領域において高い基本重量を有する吸収要素を形成することである。これは例えばセルロースの毛羽パルプから形成された吸収要素で実施されることができる。毛羽パルプの吸収要素のための吸収能力は異なる部分において密度を変更することによって制御されてもよい。

吸収要素はもちろん本発明の範囲内で他の材料、例えば吸収発泡材料から形成されることができる。

本発明の第一例による吸収物品の構成の一面を概略的に示す。 本発明の第一例による組立てられた物品を平面形態で概略的に示す。 図２による物品を透視図で示す。 図１の線ＩＶ−ＩＶに沿った断面を示す。 本発明の第二例による吸収物品の構成の一面を概略的に示す。 本発明の第二例による組立てられた物品を平面形態で示す。 本発明の第三例による組立てられた物品を平面形態で示す。 本発明の第四例による組立てられた物品を平面形態で示す。 物品に属する吸収要素の一例における超吸収材料の分布を概略的に示す。 図８の線Ｘ−Ｘに沿った断面を示す。

Claims (23)

1. 失禁パンツ、おむつパンツ又は衛生ナプキンパンツの如きパンツ状形状の吸収物品であって、その物品が弾性腰部分、長さ及び幅を有しかつ物品の使用中装着者の性器を少なくともカバーすることを意図される吸収要素（５）、及び少なくとも物品の使用中装着者から離れて面する側上で吸収要素を封入することを意図される液体不透過性外部層（３）を含むものにおいて、前記弾性腰部分は弾性第一部分（１）から作られ、その弾性第一部分（１）は伸張状態で細長く、かつ装着者の胴を部分的に包囲してパンツ状物品の後部分（８）及び側部分（９，１０）を形成することを意図されること、物品の一部を形成する第二部分（２）がパンツ状物品の前部分（１１）及び股部分（１２）を形成するように設計されること、前記第二部分（２）が二つの対向する端縁及び二つの対向する長手方向縁を伴って細長いこと、第二部分（２）の幅が少なくとも股部分（１２）において第一部分（１）の長さより小さいこと、第二部分（２）が第一部分の長手方向に対して直角にその長手方向を伴って配置され、かつ第一端部分（６）によって第一部分の一つの長手方向縁部分（７）に、その中央に接続されること、第一部分（１）の一つの端部分（１３）が第二部分（２）の第一側縁部分（１４）に接続されること、及び第一部分（１）の他の端部分（１５）が第二部分の第二側縁部分（１６）に対応する方法で接続され、それに加えて吸収要素（５）が第二部分（２）上でその全体を配置されること、吸収要素（５）の幅が股部分（１２）中の領域において最も狭く、その領域が物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置されること、吸収要素が前記領域に向かう方向で狭くなっていること、及び吸収要素の単位面積あたりの吸収能力が最も狭い領域において最も大きいことを特徴とする吸収物品。
2. 吸収要素（５）の前記単位面積あたりの吸収能力が最も狭い領域に向かう方向で増大することを特徴とする請求項１に記載の吸収物品。
3. 吸収要素（５）の前記単位面積あたりの吸収能力が前記方向で連続的に増大することを特徴とする請求項１又は２に記載の吸収物品。
4. 吸収要素が超吸収材料を含むこと、及び吸収要素（５）の吸収能力が超吸収材料の含有量によって制御されることを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載の吸収物品。
5. 第二部分（２）の長さが第一部分（１）の幅より大きいこと、長さの違いによって形成された第二部分の突出部分がその全体を物品の使用中下方になる第一部分の側縁の下に位置され、そこで股部分（１２）を形成することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載の吸収物品。
6. 前記突出部分が第二部分（２）の残りより小さい幅を有する（図７）ことを特徴とする請求項５に記載の吸収物品。
7. 吸収要素（５）がその長手方向において股部分（１２）全体にわたってかつ前部分（１１）にわたって少し物品の使用中上方になる第二部分（２）の側縁の方向に延びることを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の吸収物品。
8. 吸収要素（５）がその下方端部分が股部分（１２）にわたってかつ前記突出部分の範囲の半分未満にわたって少しだけ延びるように配置されている（図２）ことを特徴とする請求項１〜６のいずれかに記載の吸収物品。
9. 吸収要素（５）が股領域におけるその側縁部分で凹形状を形成する（図５）ことを特徴とする請求項７に記載の吸収物品。
10. 接続された前記第一部分（１）の側縁部分（１３，１５）と前記第二部分（２）の端部分（１４，１６）が接続前、重なる方法で配置され、重なる部分の内側が重なる部分の外側に対して配置されることを特徴とする請求項１〜９のいずれかに記載の吸収物品。
11. 第二部分（２）が液体透過性内部層（４）及び前記液体不透過性外部層（３）を含むこと、及び吸収要素（５）が前記内部及び外部層の間に配置され、内部及び外部層が吸収要素（５）の外側で横方向及び長手方向に延び、そこで相互接続されていることを特徴とする請求項１〜１０のいずれかに記載の吸収物品。
12. 液体不透過性外部層（３）が吸収要素だけをカバーすることを特徴とする請求項１１に記載の吸収物品。
13. 第二部分（２）の残りが呼吸可能でありかつ蒸気透過性であることを特徴とする請求項１２に記載の吸収物品。
14. 液体不透過性外部層（３）が呼吸可能でありかつ蒸気透過性であること及び物品の残りがその全領域にわたって呼吸可能でありかつ蒸気透過性であることを特徴とする請求項１１又は１２に記載の吸収物品。
15. 第一部分（１）が矩形であることを特徴とする請求項１〜１４のいずれかに記載の吸収物品。
16. 第二部分（２）が第一部分（１）と第二部分（２）の前記側縁部分（１４，１６）までの間で凹状部分（２２）を有し、凹状部分が装着者の脚のための切欠きを形成することを特徴とする請求項１〜１５のいずれかに記載の吸収物品。
17. 第二部分（２）が少なくともその長さの一部に沿って第一部分（１）に向かって狭くなり、狭くなる部分が装着者の脚のための切欠きを形成することを特徴とする請求項１〜１６のいずれかに記載の吸収物品。
18. 第二部分（２）が本質的に非弾性であることを特徴とする請求項１〜１７のいずれかに記載の吸収物品。
19. 弾性部材（２３，２４）が第二部分（２）の縁に沿って、少なくとも装着者の脚と封止接触して横たわることを意図される脚弾性体の形成のための股部分に沿って配置されることを特徴とする請求項１〜１８のいずれかに記載の吸収物品。
20. 弾性部材（２３，２４）が後部分中の領域において及びそこから延び、そこで第一部分（１）及び第二部分（２）が互いに、さらに前部分に向かう方向で第二部分の縁に沿って股部分に沿って重なることを特徴とする請求項１９に記載の吸収物品。
21. 前記吸収要素が装着者の皮膚のまわりの環境のｐＨの調整のためのｐＨ調整材料を含み、ｐＨ調整材料が３．５〜４．９のｐＨを達成するように配置されることを特徴とする請求項４〜２０のいずれかに記載の吸収物品。
22. 失禁パンツ、おむつパンツ又は衛生ナプキンパンツの如きパンツ状形状の吸収物品の製造方法であって、前記吸収物品が弾性腰部分、長さ及び幅を有しかつ物品の使用中装着者の性器を少なくともカバーすることを意図される吸収要素（５）、及び少なくとも物品の使用中装着者から離れて面する側上に吸収要素を封入することを意図される液体不透過性外部層（３）を含む場合において、前記弾性腰部分は弾性第一部分（１）から作られ、その弾性第一部分（１）は伸張状態で本質的に矩形でありかつ装着者の胴体を部分的に包囲してパンツ状物品の後部分（８）及び側部分（９，１０）を形成することを意図されること、物品の一部を形成する第二部分（２）がパンツ状物品の前部分（１１）及び股部分（１２）を形成するように設計されること、前記第二部分（２）が二つの対向する端縁及び二つの対向する長手方向縁を伴って細長いこと、第二部分（２）の幅が少なくとも股部分（１２）において第一部分（１）の長さより小さいこと、第二部分（２）が第一部分の長手方向に対して直角にその長手方向を伴って配置され、かつ第一端部分（６）によって第一部分の一つの長手方向縁部分（７）に、その中央に接続されること、第一部分（１）の一つの端部分（１３）が第二部分（２）の第一側縁部分（１４）に接続されること、及び第一部分（１）の他の端部分（１５）が第二部分の第二側縁部分（１６）に対応する方法で接続され、それに加えて超吸収材料が吸収要素（５）に配置されていること、吸収要素（５）が股部分（１２）中の領域において最も狭い幅を伴なって造形され、その領域が物品の使用中装着者の性器の実質的に前に位置されること、吸収要素が前記領域に向かう方向で連続的に狭くなっていること、及び超吸収材料が同じ方向で連続的に増加する濃度を有する吸収要素に配置されていることを特徴とする製造方法。
23. 吸収要素（５）がその全体を物品の一部を形成する第二部分（２）上に配置された後、前記第二部分（２）が前記第一部分（１）に接続されることを特徴とする請求項２２に記載の方法。

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