JP2005513404A - 熱伝達のための装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、熱伝達のための装置であって、高圧側の流体によって通流される第1の少なくとも1つの通路と、低圧側の流体によって通流される、第1の通路とは別個の第2の少なくとも1つの通路と、高圧流体のための少なくとも1つの熱伝達プレートおよび低圧流体のための少なくとも1つの熱伝達プレートから成る積層された構造体とが設けられている形式のものに関する。
本発明によれば、高圧流体が冷媒であり、低圧流体が液状の熱媒流体であることが提案される。
さらに、本発明は、前述した形式の装置を備えた、特に車両に用いられるCO空調装置に関する。

Description

【0001】
背景技術
本発明は、熱伝達のための装置であって、高圧側の流体によって通流される第1の通路と、低圧側の流体によって通流される、第1の通路から分離された第2の通路とが設けられており、当該装置が、高圧流体もしくは低圧流体のための交互の熱伝達プレートのスタック状の構造体を有している形式のものに関する。
【0002】
このような形式の熱伝達器は、CO車両空調装置の内部の熱伝達器としての使用事例において、タイトル「Kohlendioxid−Besonderheiten und Einsatzchancen als Kaeltemittel」を有する、ドイツ冷凍・空調技術協会の状況報告書No.20に基づき知られている。
【0003】
FCKW(Fluorchlorkohlenwasserstoff)含有の冷媒の使用からの脱出に対する法規および規則に関して、FCKWに対して択一的な自然冷媒に対する関心が高まっている。
【0004】
ヨーロッパ特許第0805328号明細書に基づき、複数のプレートエレメントを備えた流れモジュールが公知である。この公知の流れモジュールでは、隣接したプレートエレメントの間に、直線状の平行な複数の流れ通路から成る流れ室が形成される。この流れ室には、供給・導出通路を介して交互に第1の流体と第2の流体とを供給することができる。この場合、供給・導出通路は、プレートエレメントに設けられた互いに整合した貫通孔によって形成されている。ヨーロッパ特許第0805328号明細書のプレートエレメントに設けられた貫通孔は、機械的な安定化のための複数のウェブを有している。この場合、異形成形されたプレートエレメントでは、異形成形部の入口領域または出口領域に配置されたウェブがプレートエレメント表面の下方で終わっている。
【0005】
発明の利点
本発明による熱交換器は、冷媒が高い圧力で案内される第1の流体通路を有しているので、高圧冷媒は、低い圧力を有しかつ熱交換器の第2の流体通路によって案内される熱媒流体と熱的に相互作用することができる。
【0006】
こうして、熱を、有利には空調装置の冷媒回路から液状の媒体、有利には熱媒体に放出することが可能となる。しかも、本発明による装置の、安定していて軽いコンパクトな構造において、多くの熱を同時に低い圧力損失で流体に伝達することができる。
【0007】
このような形式で冷媒回路が、たとえば冷却水回路に熱的に結合されると、空調装置のヒートポンプ運転に基づき獲得された熱を冷却水に供給する有利な回路構成が可能となる。冷却水回路が、たとえばエンジン冷却回路である場合には、冷却水が冷房回路によってアクティブに暖められ得る。その後、こうして暖められた冷却水によって、今日の車両では一般的であるように、車両キャビンを暖房することができる。いわゆる「熱ガスモード」を介した冷媒回路の暖房機能も、有利には、本発明による熱交換器によって実現することができる。
【0008】
したがって、有利には、熱伝達のための本発明による装置によって、たとえば冷却水、エンジン、エンジンオイルおよびトランスミッションオイルを車両の運転開始前に運転温度に近い温度にもたらすことができる。これによって、結果的に車両のエミッションと消費率とが低減される。
【0009】
特に今日、車両では、内燃機関の少ない熱放出に基づき必要となるように、機械的なまたは化学的な補助ヒータを省略することができる。したがって、ヒートポンプモードで作業する冷房装置を、有利には、本発明による装置を介して自動車のための補助ヒータとして使用することもできる。
【0010】
さらに、たとえば太陽光入射によって昇温された車両キャビンが走行開始前に数分間空調されるように、車両の前空調(プレコンディショニング)のために働く回路装置も可能である。この回路装置のためには、冷媒の熱を冷却水もしくは別の燃料に放出する目的で熱伝達器が必要となる。この結合部材は、有利には、結合熱交換器としての本発明による装置を成している。
【0011】
熱伝達のための本発明による装置に設けられた高圧側の第1の通路と低圧側の第2の通路とが、それぞれ個々の熱伝達プレート内にまたは熱伝達プレート上に形成された多数の小さな通路から形成されることによって、このような熱伝達器を極めてコンパクトに、すなわち、小さな構造体積と同時に大きな熱伝達面を備えて製作することができる。高圧熱伝達プレートのためだけでなく低圧熱伝達プレートのための多数の小さな通路によって、装置の熱伝達面を著しく増加させることができる。
【0012】
特にこの構造によって、高圧側および低圧側における種々異なる圧力レベルに耐えることができる結合熱伝達器が可能となる。
【0013】
有利には、熱伝達のための本発明による装置では、高圧熱伝達プレートの枚数を低圧熱伝達プレートの枚数に対して相対的にその都度の要求および本発明による熱伝達器の使用事例に適合させることができる。特に高圧熱伝達プレートと低圧熱伝達プレートとの交互のスタック状の配置形式と異なり、本発明による装置では、必要となる熱伝達面に応じて、高圧熱伝達プレートと低圧熱伝達プレートとの最適な比率を実現することができる。
【0014】
特に本発明による装置の低圧側における圧力損失を可能な限り少なく保つためには、低圧熱伝達プレートに設けられた小さな通路が互いに平行に延びていると有利である。これによって、低圧通路をより狭幅に形成することができる。これによって、1つの低圧熱伝達プレートにつき、より高い熱伝達面を提供することができる。さらに、これによって、全体的により小さな熱伝達器が得られる。この場合、この熱伝達器は同じ熱出力を少ないプレートで伝達することができる。しかし、この場合、他方では、熱伝達プレートの小さな通路の不変の通路幅および同じ枚数の低圧熱伝達プレートのまま、より小さなポンプを回路全体に使用することができる。このポンプによって、システム全体の質量および費用も削減される。
【0015】
本発明による装置の良好な熱伝達は、有利には、低圧側の小さな通路が、高圧側の小さな通路に対してほぼ平行に配置されている場合に実現することができる。さらに、これによって、高圧媒体と低圧媒体との間の極めて良好な熱伝達のほかに、高圧側の冷媒流と低圧側の流体流とが、選択的に並流原理または向流原理で本発明による装置を通流することができることも可能となる。
【0016】
本発明による装置の有利な構成では、熱伝達器の低圧側の小さな通路の流入もしくは流出が、ほぼ該通路の方向で行われるようになっている。熱伝達器に設けられたこのように小さな通路は一般的に高い圧力損失を生ぜしめるので、多数のこのような通路が個々の熱伝達プレートに並列接続によって使用され、付加的には、このような複数の熱伝達プレートの並列接続が本発明による装置に使用される。さらに、熱伝達プレートに設けられた個々の小さな通路の真っ直ぐな経過は、本発明による装置の低圧側における所望の少ない圧力損失に貢献している。特に低圧流体に対しては、熱伝達のための本発明による装置の通過時に極めて少ない圧力損失しか被らないことが重要となる。なぜならば、過度に大きな圧力損失は、低圧流体を循環させるために、付加的ではあるものの、少なくとも1つのより大きなポンプを必要とする恐れがあるからである。
【0017】
熱伝達のための本発明による装置の有利な構成では、本発明による熱伝達装置が接続フランジを有している。この接続フランジは特に低圧流体の流入もしくは流出を最適化している。低圧側に設けられたこのようなフランジは、有利には、たとえばハウジングまたは被覆体に統合されていてもよい。この被覆体は本来の熱伝達器を取り囲んでいて、過圧に対してシールしている。
【0018】
特に本発明による装置の低圧側における圧力損失を最小限に抑えるためには、流体案内エレメントが、本発明による装置の1つまたはそれ以上のフランジに使用されていてよい。フランジに統合された流体案内エレメントは、簡単なかつ極めて有利な形式では、流体流れに与えられる影響もしくは装置の個々の小さな通路への流体流れの分配を許容している。案内エレメントは、本発明による装置の有利な構成では、たとえば案内薄板として形成されていてよい。この案内薄板はフランジ内室を分割していて、したがって、流体の流れを均一に分配するために、フランジに流入した低圧流体をある程度変向する。この場合、同時に流れの開き角が減少させられる。これによって、流れ圧力損失が減少させられる。
【0019】
有利には、低圧側の接続フランジを、たとえばリサイクル可能なプラスチックから特に射出成形法で製作することができる。これによって、費用が低くなると同時に付加重量が少なくなる。択一的には、フランジが、ハウジングに直接統合されていてもよい。このハウジングは、シールする形式で本発明による装置を取り囲んでいて、これによって、たとえば冷却システムもしくは空調装置への本発明による熱伝達器の所要の接続可能性を提供している。
【0020】
本発明による装置の特に有利な構成では、熱伝達器に設けられた低圧側の小さな通路の流入もしくは流出が、高圧側の流入もしくは流出の平面に対して垂直に所定の平面で行われるようになっている。この構成によって、冷却システムもしくは暖房システムへの本発明による装置の簡単なかつ空間を節約した組込みが可能となる。特にこの構成では、低圧側の小さな通路をその経過に関して流れ技術的に最適化することができる。なぜならば、熱伝達プレートの個々の小さな通路に通じる高圧集合通路もしくは低圧集合通路が種々異なる平面に延びているからである。
【0021】
本発明による装置の極めて有利な別の構成では、高圧側の冷媒としてCOが使用され、低圧側の熱媒流体として冷媒、たとえば自動車のエンジン冷却液が使用される。この構成では、本発明による熱伝達器によって、将来、法律的な規則に基づきCO冷媒を有するようになる車両空調装置と車両の冷却回路との結合が可能となる。したがって、有利には、車両のCO空調装置がヒートポンプとして作業することによって、たとえば車両のエンジン冷却液をコールドスタート時に著しく迅速に暖めることができる。他方では、本発明による結合熱伝達器によってCO冷媒の熱を冷却水もしくは別の燃料に放出するために、たとえば冷媒を使用することができる。上級クラスのたいていの車両および徐々に中級クラスのたいていの車両にも標準的に所定の空調装置が装備される。この構成要素は、温度が低い場合に冷房回路の逆転によってヒートポンプとして使用することができる。このヒートポンプは、暖房出力が高い場合の少ないエネルギ消費および自然応答特性の点で優れている。このことは、消費率に関して最適化されたエンジン、たとえば直接噴射式のディーゼルエンジンに相俟ってますます話題となる補助ヒータコンセプトに対して、安全性および快適性に関して将来的なコンセプトを成している。したがって、本発明による装置は、空調装置のヒートポンプ運転に基づき獲得された熱を自動車の冷却水に供給するために使用することができる。
【0022】
したがって、本発明による装置は、コンパクトに形成された軽い結合熱伝達器を成している。この結合熱伝達器は特に冷媒流体の既存の高い圧力に耐え、この場合、特に液状の低圧熱媒流体に対する圧力損失を可能な限り少なく生ぜしめる。特に本発明による熱交換器は、CO暖房回路もしくはCO冷房回路と内燃機関の冷却回路とを結合するために使用することができる。
【0023】
図面には、以下の記載に基づき詳しく説明する、熱伝達のための本発明による装置の実施例が示してある。図面の簡単な説明、明細書ならびに特許請求の範囲には、数多くの特徴が組み合わせて記載してある。当業者は、これらの特徴を個々に考慮することもできるし、別の有利な組合せにまとめることもできる。
【0024】
実施例の説明
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0025】
図1に示した、熱伝達のための本発明による装置10の第1実施例は複数の熱伝達プレート12,14を有している。これらの熱伝達プレート12,14のうち、図1には、熱伝達器の構造を明確に示すために、幾つかの熱伝達プレートしか概略的に示されていない。実際の熱伝達器は多数のこのような熱伝達プレート12,14を有している。このことは、点16によって図1に示してある。マイクロ通路プレートとも呼ばれる個々の熱伝達プレート12,14は層状に重ね合わされていて、2つの終端プレート22;24の間に配置されていて、互いにろう付けされているかまたは溶接されている。熱伝達プレート12,14の層状のまたはスタック状の配置形式は、図1に示したように、平らなプレートに限定されるものではない。それどころか、本発明による装置の別の実施例では、湾曲させられたプレートが使用されてもよいし、相応の熱伝達プレートのシェル状のもしくは同心的な配置形式が使用されてもよい。この意味では、スタック状に配置された熱伝達プレートという概念は、以下、ただ1つの可能な実施例を成しているにすぎず、本発明による装置を限定するものではない。
【0026】
図1の実施例に示した熱伝達器の熱伝達プレート12;14のスタック状の配置形式は本発明による装置10の基体18を形成している。本発明による装置は、たとえば図示していない高圧側の熱(暖房)回路または冷凍(冷房)回路と、低圧側の冷却回路との間の熱交換を可能にすることができる。このシステムの高圧側における圧力は0〜約250barの範囲内にあり、約130barの一般的な高圧側の作業圧にある。低圧側における圧力は一般的に0〜約10barにあり、有利には、約3barの圧力を備えている。
【0027】
本発明による装置10では、高圧側の熱伝達プレート12と低圧側の熱伝達プレート14とがスタックで交互に位置している。必要となる熱伝達面に応じて、高圧通路プレート12と低圧通路プレート14との適切な比率を選択することができる。図1の実施例では、1つの高圧側の通路プレート12に2つの低圧側の通路プレート14が続いている。両通路プレート14には同じく1つの高圧側の通路プレート12が続いている。たとえば低圧側の通路プレート14の枚数のための値として20〜30枚の枚数が一般的である。
【0028】
図1に示した熱伝達器の高圧側の通路プレートは2つの接続通路26;28によって互いに接続されている。両接続通路26;28は本発明による装置10の高圧側の入口通路30と出口通路32とに開口している。本発明による装置の入口通路30もしくは出口通路32は、本実施例では、空調装置の、たとえば冷房回路の接続管路(図示せず)のための接続管片31;33の形で加工成形されている。
【0029】
本発明による装置10の熱伝達プレート12;14には、互いにほぼ平行に配置された多数の小さな通路34;42が位置している。これらの通路34;42のうち、図1には、熱伝達プレート14の低圧側の通路42しか見ることができない。小さな通路34;42は、それぞれ高圧側および低圧側に対して別個に熱交換器の入口領域と熱交換器の出口領域との間の接続部を形成している。この接続部によって、高圧側のもしくは低圧側の流体が案内される。
【0030】
高圧側の流体は入口管片31を介して熱伝達器に流入し、接続通路26を介して個々の高圧側の熱伝達プレート12に分配される。高圧側の流体は多数の高圧側の熱伝達プレート12を通流し、この場合、その熱容量を装置10の基体18に放出する。この基体18を形成する熱伝達プレート12,14は、腐食を回避しかつ個々の伝達プレート12;14の間の良好な熱伝導性を保証するために、一般的に銅から成っている。
【0031】
別の材料、たとえば銅合金、特殊鋼またはアルミニウムも同じく有利な形式で本発明による装置の熱伝達プレートひいては基体18のために使用されてよい。
【0032】
熱伝達器の基体18への熱放出後、高圧側の流体は接続通路28に再び集められ、この通路28を通って本発明による装置10の高圧側の出口通路32に案内される。
【0033】
図4に示した高圧側の熱伝達プレートの平面図に見ることができるように、接続通路26は、熱伝達プレート12に加工成形された個々の小さな通路34に開放した状態で接続されている。これらの小さな通路34はウェブ35によって互いに分離されて形成されている。熱伝達のための装置10の熱伝達プレート12は多数のこのような通路34を有しているので、図4に示した図面は、この観点では、原理的な構造を表すシンボリックな図面としてしか見ることができない。小さな通路34は、接続通路26から到来した高圧流体を入口領域36と、平行な小さな通路の領域38とを介して、さらに接続通路28に開口した出口領域40に案内する。入口領域36もしくは出口領域40を除いて小さな通路の経過は図4の実施例では平行であるので、高圧側の接続通路34の全経過はほぼ平行と見なすことにする。
【0034】
接続通路26,28を介して、個々の高圧側の熱伝達プレート12は互いに接続されているので、本発明による装置10に入口通路30を通って流入した冷媒は個々の高圧側の通路プレート12(熱伝達プレート)に分配される。しかし、高圧側の接続通路26;28は、たとえば低圧側の熱伝達プレート14の例示の図5にも見ることができるように、低圧側の熱伝達プレート14に開放した状態で接続されていない。
【0035】
入口通路30と、接続通路26と、高圧側の小さな通路34と、接続通路28と、出口通路32とは、一緒に熱伝達器の高圧側の通路を形成している。
【0036】
低圧熱伝達プレート14に課せられる要求は、装置の少ない圧力損失と同時に高い熱伝達能を可能にすることである。この場合、本発明による装置10の低圧側の熱伝達プレート14の構造は高圧側の熱伝達プレート12の構造に調和されている。低圧側の各熱伝達プレート14も同じく多数の小さな通路42を有している。これらの通路42は、たとえば低圧側の熱伝達プレート14の例示の図5から知ることができるように、互いにほぼ平行に延びている。低圧熱伝達プレート14の小さな通路42は、一貫して熱伝達プレート14の第1の端面44から熱伝達プレート14の第2の端面46に延びている。小さな通路42は特にウェブ43によって熱伝達プレート14に形成される。図1の実施例に示した本発明による装置10の低圧側の通路は、流れ技術的に互いに平行に配置された多数の小さな通路42によって形成される。
【0037】
図4および図5の実施例では、高圧側のもしくは低圧側の熱伝達プレートの小さな通路34;42が互いにほぼ平行に配置されているので、並流型熱伝達器または向流型熱伝達器も実現することができる。別の実施例では、当然ながら、高圧側の小さな通路34を低圧側の小さな通路42に対して垂直に配置することも可能であるので、いわゆる「十字流型熱伝達器」が得られる。
【0038】
低圧側の熱媒流体としての水の使用時には、高圧側の流体としてのCO冷媒との最適な熱結合を、一般的に約1mmの低圧側の熱伝達プレート14の小さな通路42の通路横断面で達成することができる。この場合、通路直径は、水、たとえば冷却水において循環する汚物よりも大きく寸法設定されていることが望ましい。自動車での使用のためには、このことは、低圧側の熱伝達プレート14の小さな通路42の最小の直径が0.4mmよりも大きく寸法設定されていることが望ましいことを意味している。通路プレートの簡単な製作可能性のためには、0.6よりも小さい高さと幅との比率を備えた通路が有利である。本発明による装置の低圧側における小さな通路の一般的な幅は、ほんの数ミリメートルの範囲内にある。この場合、相応して、通路の高さは1ミリメートルよりも小さく寸法設定されている。
【0039】
低圧側の小さな通路42だけでなく、高圧側における相応の通路34も、たとえば熱伝達プレート12;14のプレート材料からエッチングすることができるかもしくは1つのプレートの個々の通路を分離するウェブ35;43がプレート材料に被着させられてもよい。このようなマイクロ通路プレートに対する、当業者に周知の別の製造法も当然ながら同じく可能である。
【0040】
図2には、図1に示した本発明による装置10の端面44の側面図が示してある。終端プレート24上では、交互にそれぞれ1つの高圧側の熱伝達プレート12が2つの低圧側の熱伝達プレート14に組み合わされている。高圧側の熱伝達プレート12は、入口通路30と、出口通路32と、図2には示していない接続通路26;28とを介して互いに接続されている。図1もしくは図2では、低圧側の熱伝達プレート14が互いに流れ技術的な接続を有していない。低圧側の熱伝達プレート14のこのような接続は、異なる実施例における別の記載に説明したように、たとえば本発明による装置の基体18に対するフランジ接続によって行うことができる。
【0041】
図3には、本発明による装置の別の実施例が示してある。図3に示した本発明による装置110も同じく多数のそれぞれ2つの低圧側の通路プレート114のスタック状の配置形式から成っている。2つの低圧側の通路プレート114は1つの高圧側の通路プレート112に交互に機械的に結合されているので、同じく熱伝達器の相応の基体118が形成される。図3の実施例に示した熱伝達器の基体118は、すでに説明した形式で一方では高圧流体によって通流され、他方では低圧流体によって通流されるので、ここでは、これに関して詳しく説明しないことにする。
【0042】
図3の実施例では、本発明による装置の基体118がハウジング152によって取り囲まれている。このハウジング152は低圧側に入口通路154と出口通路156とを有している。さらに、ハウジングは2つの開口178;180を有している。両開口178;180によって、本発明による装置の高圧側の入口通路130もしくは出口通路132が案内される。ハウジング152の、基体118と本来の熱伝達器とを収容した内室は適宜なシール手段、たとえばシールリング184によって入口通路130もしくは出口通路132に対してシールされている。
【0043】
低圧流体の低圧側の入口通路154もしくは出口通路156はそれぞれフランジ153;155の形で形成されている。このフランジ153;155は、シールする形式でハウジング152の中央の部分158に結合されている。この場合、ハウジング152のこの中央の部分158は熱伝達器の基体118を取り囲んでいる。フランジ接続部153;155をシールするためには、図3の実施例に示したように、それぞれ1つのシールリング160;162を接続フランジ153とハウジング152の中央の部分158との間にもしくはハウジング152の中央の部分158と接続フランジ155との間に挿入することができる。接続フランジ153;155は、たとえば自動車のエンジン冷却回路の相応の管路164;166に密に嵌め込むことができるように形成されている。
【0044】
このような接続フランジ153;155の可能な構成は図7に示してある。フランジ253は、管路システムに接続するための接続管片268を有している。熱伝達器に面した側には、このような接続フランジが、面状シール部材(図示せず)、たとえばペーパシール部材を収容するための凹設部272を有していてよい。熱伝達器の低圧側の流入を最適化するためには、図7に示した接続フランジ253が一連の案内薄板274を有している。これらの案内薄板274は溝276内に差し込まれているかまたは接着されている。この溝276はフランジ253に、たとえばフライス加工されている。熱伝達器のより効率のよい使用を結果的に招く均一な流体分配のほかに、案内薄板274によって、低圧側の流れの開き角が減少させられる。これによって、同じく流れ圧力損失が減少させられる。フランジ253は固定手段273を介してハウジング152の中央の部分158に密に結合することができる。
【0045】
低圧側の接続フランジ153,155;253は、たとえば銅のような金属から製作されてもよいし、有利にはプラスチックから製作されてもよい。低圧側のフランジに設けられた案内薄板は必ずしも金属からなっている必要はない。別の材料、たとえばプラスチックから成る案内薄板も同じく可能であるので、薄板の概念は限定されるものではない。
【0046】
有利には、図3に示した本発明による装置110のハウジング152を全てプラスチックで形成することができるので、たとえば装置110の接続フランジ153,155;253をハウジング152の中央の部分158と一体に形成することもできる。したがって、フランジ153;155および特に流れを均一に分配するための手段もしくは流れの開き角に影響を与えるための手段を本発明による装置のハウジング152に直接統合することができる。
【0047】
低圧側の接続フランジ153;155がハウジング152と一体に形成されている場合には、本来の熱伝達器、つまり、本発明による装置110の基体118をハウジング152内に挿入することができるようにするために、ハウジング152がさらにカバーを有していることが望ましい。この場合、ハウジングのこのカバーには、高圧接続部132;130のための両貫通孔が位置していてもよい。この両貫通孔は同じくそれぞれシール部材、たとえばOリングまたは接着剤を介して低圧流体を周囲に対してシールしている。この事例では、カバーは解離不能な結合、たとえば溶接、接着、ろう付けを介してハウジングに結合されていてもよいし、ねじ締結もしくは適切な別の結合法を介してハウジングに結合されていてもよい。しかし、ねじ締結の事例では、別のシール部材がハウジングのために必要となる。特に本来の熱伝達器、すなわち、基体118を低圧側もしくは高圧側のための接続開口を除いて完全にプラスチック内に収容する、たとえば注型によってプラスチック内に埋め込むかまたは射出成形によってプラスチックで取り囲むことが可能となる。
【0048】
図6には、本発明による装置の別の実施例が示してある。図6に示した実施例の基体218の原理的なスタック状のもしくは層状の構造は、図1、図2または図3に示した熱伝達器の構成と同じであるので、これに関して、ここでは詳しく説明しないことにする。図1、図2および図3の実施例と異なり、図6に示した本発明による装置210の熱伝達プレート212;214は突起状の加工成形部286、本実施例では方形の加工成形部286を有している。この加工成形部286は、個々の熱伝達プレート212;214が、前述した形式で不動に重なり合って配置される場合に装置210の基体218の角隅に中実の直方体状の突出部288を形成している。この場合、この突出部288には、個々の熱伝達プレート212;214に設けられた高圧側の小さな通路の経過だけでなく低圧側の小さな通路の経過にも低圧フランジのための固定手段に基づき影響が与えられることなしに、低圧側のシステムのための接続フランジを固定、たとえばねじ締結することができるので、特に小さな通路214の流れ技術的に最適化された経過が可能となる。
【0049】
特に低圧側における小さな通路の経過は綿密に選択されていなければならない。なぜならば、特に熱伝達器のこの箇所での過剰の圧力損失を阻止することが重要となるからである。特に低圧側の小さな通路の経過における屈曲ならびに急激な流れ変化を回避することが重要となる。なぜならば、屈曲ならびに流れ変化は流れ剥離を生ぜしめる恐れがあるからである。この流れ剥離は熱伝達器の低圧側にわたる圧力損失を伴う恐れがある。このような圧力損失は、流体の速度、予め形成されたその都度の温度における流体の流体特性および小さな通路のジオメトリに関連している。したがって、図5に例示したように、低圧側の熱伝達プレートで行うことができる流れ拡張時には、本発明による装置では、前述した手段によって、流れ拡張は可能な限り一般的に7゜未満に保たれる。なぜならば、より大きな値の場合には圧力損失が急激により大きくなるからである。
【0050】
図6の実施例に示した本発明による装置の構成によって、装置の基体218に直接フランジを設けることが可能となる。本実施例では、フランジが基体218にねじ締結されるかもしくは別の形式で基体218に固定される。これによって、装置210の基体218を収容するための付加的なハウジングが省略されるので、本発明による装置を極めてコンパクトにかつ少ない重量で実現することができる。
【0051】
この場合、低圧側のフランジを基体218に固定するための突出部288は、図6において、基体218の、高圧側の出口通路232寄りの後方の端部290に示したように、たとえば装置の基体218の高さ219全体にわたって延びていてもよいし、択一的には、本発明による装置の基体218の、高圧側の入口通路230寄りの前方の端部292に、側方に配置されたそれぞれ2つの突出部294,296;295,297の形で図示したように、それぞれ高さの一部領域にわたってしか延びていなくてもよい。固定突出部のこの構成によって、低圧フランジをそれぞれ個々に熱伝達器の基体218に直接固定することが可能となるので、たとえば互いにフランジの相互の緊締、ねじ山付きロッドまたは匹敵し得る手段はもはや不要となる。
【0052】
しかし、図6に示した本発明による装置のこのような基体218を製造するためには、種々異なる熱伝達プレート(突起状の張出し部286を備えた熱伝達プレートおよび突起状の張出し部286を備えていない熱伝達プレート)が製造されなければならないかまたは基体218の全ての熱伝達プレートが相応の突起状の張出し部286を備えている場合には、基体の高さ全体にわたって延びる突出部288による熱伝達器の総重量の相応の増加が甘受されなければならない。熱伝達器の総重量のこの増加は、個別事例において、装置のための改善されたシール性の利点、組付け可能性およびより簡単な組込み状況に対して十分に考慮されなければならない。
【0053】
図8には、熱伝達のための本発明による装置の第4実施例が示してある。この第4実施例は図6の実施例に対する別の僅かな変更を示している。図8に示した熱伝達器の原理的な構造は、すでに図6、図3および図1に示した実施例に相俟って詳しく説明したように、種々異なる熱伝達プレート312;314のスタック状の構造に相当している。
【0054】
装置の基体318は、高圧側のかつ低圧側の交互の多数の熱伝達プレート312,314を有している。これらの熱伝達プレート312,314は、熱伝達器に課せられる要求に応じて、所望の相対的な枚数で互いに組み合わされている。高圧側の熱伝達プレート312は接続通路326;328(図示せず)を介して互いに接続されている。装置の基体318に設けられた接続通路326;328は入口通路330に開口していて、他方の端部で出口通路332に開口している。入口通路330もしくは出口通路332は、図8の実施例では、同じく接続管片として上側の終端プレート322に固く結合されている。熱伝達のための本発明による装置310の基体318の内部には、高圧側の熱伝達プレート312に設けられた、流れ技術的に並列に接続された多数の小さな通路による入口通路330と出口通路332との接続が実現される。個々の高圧側の熱伝達プレート312自体も同じく接続通路326と接続通路328との間で流れ技術的に互いに並列に接続されている。
【0055】
図10には、図8の実施例に示した本発明による装置の高圧側の熱伝達プレート312の一例が示してある。プレートは切欠き390;392を有している。この切欠き390;392は基体318に孔394;396を形成している。この孔394;396によって、たとえば類似して図6に相俟って説明したように、低圧側のフランジを本発明による装置310の基体318に直接固定することができる。孔394;396は最初に追補的に基体318に加工成形されてもよい。これによって、熱伝達プレートの形成が簡単となる。
【0056】
図8の実施例では、接続通路326;328が基体318の固定突出部388に配置されている。この理由に基づき、接続通路326,328を収容する少なくとも両突出部388は基体318の高さ219全体にわたって延びていなければならない。残りの両固定突出部394;395は、図6に相応して、選択的には、基体318の高さ219全体にわたって延びていてもよいし、重量理由に基づき、図8に示したように、低圧側のフランジのための固定手段を収容するために必要となる大きさと同じ大きさでしか形成されていなくてもよい。こうして、図8〜図10に示したように、低圧側の通路プレート314の小さな通路342の経過を完全に互いに平行に方向付けることが可能となるので、熱伝達器内の低圧流体の、最小の圧力損失を伴う真っ直ぐな流れ経過が得られる。
【0057】
図9には、このような低圧側の熱伝達プレート314が示してある。この熱伝達プレート314は、両端面344;346の間で平行に延びる真っ直ぐな複数の小さな通路342を備えている。これらの通路342は相応のウェブ343によって互いに分離されている。図8〜図10に示した本発明による装置の構成では、熱伝達器にわたる低圧側の流体の圧力損失が一層低減される。
【0058】
本発明による装置は、図面に示した実施例に限定されるものではない。
【0059】
本発明による装置は、特に自動車の空調装置の冷媒回路と、たとえば自動車の内燃機関の冷媒回路との間の結合熱交換器としての使用に限定されるものではない。
【0060】
このような形式の本発明による装置は、高い圧力下にある冷媒と、低い圧力下にある液状の熱媒流体との間で熱を交換したい至るところで使用することができる。
【0061】
たとえば本発明による装置は定置の熱システムもしくは空調システムに使用されてもよい。
【0062】
さらに、発明による熱伝達器は、同じく極めて高い圧力(50〜150bar)で作業しかつ液体によって冷却されるかもしくは加熱されるスターリング機械に使用されてもよい。
【0063】
本発明による装置の可能な別の使用分野は、別の冷媒回路、たとえば家庭エネルギ分野または自動車分野での燃料電池使用時の排ガス熱使用のための熱伝達器である。
【0064】
本発明による装置は、純然たる熱伝達器として使用可能であるものの、反応器としても使用可能である。
【0065】
さらに、熱伝達器は、たとえば冷却水を冷却するかもしくは冷却水に含まれた熱を使用するために、エバポレータとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
熱伝達のための本発明による装置の簡単な概略的な斜視図である。
【図2】
図1の実施例に示した本発明による装置の端面を示す図である。
【図3】
本発明による装置の第2実施例の横断面図である。
【図4】
高圧側の熱伝達プレートの平面図である。
【図5】
低圧側の熱伝達プレートの平面図である。
【図6】
本発明による装置の第3実施例の簡単な斜視図である。
【図7】
低圧側の接続フランジの斜視図である。
【図8】
本発明による装置の第4実施例の簡単な概略的な斜視図である。
【図9】
本発明による装置の第4実施例に示した低圧側の熱伝達プレートの平面図である。
【図10】
第4実施例に示した高圧側の熱伝達プレートの平面図である。
【符号の説明】
10 装置、 12 熱伝達プレート、 14 熱伝達プレート、 16 点、 18 基体、 22 終端プレート、 24 終端プレート、 26 接続通路、 28 接続通路、 30 入口通路、 31 接続管片、 32 出口通路、 33 接続管片、 34 通路、 35 ウェブ、 36 入口領域、 38 領域、 40 出口領域、 42 通路、 43 ウェブ、 44 端面、 46 端面、 110 装置、 112 通路プレート、 114 通路プレート、 118 基体、 130 入口通路、 132 出口通路、 152 ハウジング、 153 接続フランジ、 154 入口通路、 155 接続フランジ、 156 出口通路、 158 部分、 160 シールリング、 162 シールリング、 164 管路、 166 管路、 178 開口、 180 開口、 184 シールリング、 210 装置、 212 熱伝達プレート、 214 熱伝達プレート、 218 基体、 219 高さ、 230 入口通路、 232 出口通路、 253 接続フランジ、 268 接続管片、 272 凹設部、 273 固定手段、 274 案内薄板、 276 溝、 286 加工成形部、 288 突出部、 290 端部、 292 端部、 294 突出部、 295 突出部、 296 突出部、 297 突出部、 310 装置、 312 熱伝達プレート、 314 熱伝達プレート、 318 基体、 322 終端プレート、 326 接続通路、 328 接続通路、 330 入口通路、 332 出口通路、 342 通路、 343 ウェブ、 344 端面、 346 端面、 388 突出部、 390 切欠き、 392 切欠き、 394 孔もしくは固定突出部、 395 固定突出部、 396 孔

Claims (18)

  1. 熱伝達のための装置であって、高圧側の流体によって通流される第1の少なくとも1つの通路と、低圧側の流体によって通流される、第1の通路とは別個の第2の少なくとも1つの通路と、高圧流体のための少なくとも1つの熱伝達プレート(12)および低圧流体のための少なくとも1つの熱伝達プレート(14)から成る積層された構造体とが設けられている形式のものにおいて、
    高圧流体が冷媒であり、低圧流体が液状の熱媒流体であることを特徴とする、熱伝達のための装置。
  2. 高圧側の第1の通路と、低圧側の第2の通路とが、それぞれ個々の熱伝達プレート(12,14)内にまたは熱伝達プレート(12,14)上に形成された、互いに並列に接続された多数の小さな通路(34,42)を有している、請求項1記載の装置。
  3. 当該装置(10,110,210,310)に設けられた高圧側の熱伝達プレート(12)と低圧側の熱伝達プレート(14)との各枚数の比率がm:nであり、m、nが整数である、請求項1または2記載の装置。
  4. 低圧側の小さな通路(42)が互いにほぼ平行に延びている、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 低圧側の小さな通路(42)が、高圧側の小さな通路(34)に対してほぼ平行に配置されており、高圧側の冷媒流と低圧側の流体流とが、選択的に並流原理または向流原理で当該装置(10,110,210,310)を通流することができるように、小さな通路(34,42)の流れ案内が選択されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 低圧側の小さな通路(42)が、高圧側の小さな通路(34)に対してほぼ垂直に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  7. 低圧側の小さな通路(42)の流入および/または流出が、ほぼ該通路(42)の方向で行われるようになっている、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 低圧側の小さな通路(42)の流入および/または流出のために、当該装置(10,110,210,310)に接続可能な少なくとも1つのフランジ(153,155,253)が設けられている、請求項6記載の装置。
  9. 低圧側の通路(42)の流入および/または流出のために、少なくとも1つのフランジ(153,155,253)が設けられており、該フランジ(153,155,253)が、ハウジング(152)に統合されており、該ハウジング(152)が、当該装置(10,110,210,310)を、特にシールする形式で取り囲んでいる、請求項6記載の装置。
  10. 少なくとも1つのフランジ(153,155,253)に、流れに影響を与えるための手段、特に低圧流体の流れを分配するための手段が設けられている、請求項7または8記載の装置。
  11. 低圧流体の流れに影響を与えるための手段が、案内エレメント、特に案内薄板(274)を有している、請求項9記載の装置。
  12. 高圧側の小さな通路(34)の流入および/または流出が、低圧側の流入および/または流出の平面に対して垂直に所定の平面で行われるようになっている、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 熱伝達プレート(12,14)の材料が、銅および銅合金、特殊鋼、アルミニウムおよび別の材料を有するグループから選択されている、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。
  14. 高圧側の冷媒がCOである、請求項1から13までのいずれか1項記載の装置。
  15. 低圧側の熱媒流体が冷媒、特にエンジン冷却液である、請求項1から14までのいずれか1項記載の装置。
  16. 特に車両、特に自動車に設けられたCO空調装置と、駆動ユニットの冷媒、特に車両のエンジン冷却水との間での熱伝達のための、請求項1から15までのいずれか1項記載の装置の使用。
  17. 請求項1から15までのいずれか1項記載の装置を備えた、車両に用いられるCO空調装置。
  18. 当該CO空調装置が、ヒートポンプモードまたは暖房ガスモードで作業するようになっている、請求項17記載のCO空調装置。
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