JP2005512399A

JP2005512399A - ＨＡＶｉとＵＰｎＰのブリッジ

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Publication number: JP2005512399A
Application number: JP2003550438A
Authority: JP
Inventors: ジェイラニガン，ピーター; ジェイブラックウェル，ロビン
Original assignee: Koninklijke Philips Electronics NV
Current assignee: Koninklijke Philips NV
Priority date: 2001-12-06
Filing date: 2002-11-13
Publication date: 2005-04-28
Also published as: GB0129174D0; AU2002365827A1; KR20040064294A; AU2002365827A8; WO2003049370A2; US20030110334A1; WO2003049370A3; EP1459484A2; CN1600001A

Abstract

ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性であるHAViネットワーク（20）とユニバーサル・プラグアンドプレイであるUPnPネットワーク（30）との間をブリッジするブリッジ（40）である。前記ブリッジは、他方のネットワークであるアクセス側に対してネットワークのホスト側でエンティティへのアクセスを提供する。前記ブリッジ（40）は各エンティティのために生成されたブリッジ制御部を有する。前記ブリッジ制御部（200,210;310,320）は、前記アクセス側のネットワークに対する前記エンティティの仮想表示を提示し、前記アクセス側のネットワークの形式で前記仮想エンティティの通信を受け取るように構成された第１の要素と、前記第１の要素と通信し、前記ホスト側のネットワークの形式で前記エンティティへの受け取られた通信を渡すように構成された第２の要素とを有する。前記第１の要素と前記第２の要素は、前記エンティティと所定の構成に応じて動的に生成される。

Description

発明の詳細な説明

本発明は、HAViとUPnPのネットワークのブリッジに関するものであり、特にホームネットワークでの使用に適する。

家庭用電化装置と他の処理機能を備えた家庭用電気製品の数が着実に増加している。匹敵する増加はまた、コンピュータと、周辺装置と、一般的な家又は職場で使用される他のコンピュータハードウェアとの数においても見ることができる。複数の競合の規格とプロトコルは、装置と電気製品がネットワーク化され、通信することを可能にする。装置と電気製品が通信し、場合によってはデータを共有して相互に制御することを可能にする制御システムを、個々の製造業者が実装することは一般的である。例えばテレビはビデオ又はステレオを制御し得る。しかし、１つの製造業者からの電気製品又は装置は、他の製造業者の制御システムと互換性がなく、それ故に前記他の製造業者の他の装置と電気製品を制御し、またはそれと通信することができない場合が多い。

あらゆる種類のデジタル家庭用電化装置、家庭用電気製品、コンピュータ及びそれと同様のものが相互に通信することを可能にする一致した単一の規格が、明らかに望ましい。ブロードバンド通信インフラの出現と、オーディオ・ビデオ電気製品のデジタル化により、そのようなシステムが複雑な技術を簡単な制御に託して実施されてきている。

残念ながら、異なる物理媒体（有線と無線）及び用途に基づくいくつかのネットワークがデジタルホームネットワークに共存すると考えられている。有線物理媒体には、同軸ケーブルと、ツイストペア線と、電力線と、ファイバが含まれる。デジタルホームネットワークはまた、コンピュータ、家庭用電化装置、電話技術、及びホームオートメーション業界における技術開発に対処する必要がある。異なる物理媒体により要求される異なる必要性に対応するために、２つの規格が発達してきた。
１．ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性（HAVi）
２．ユニバーサル・プラグアンドプレイ（UPnP）
第１の規格であるホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性（HAVi）は、視聴覚データを処理するためのIEEE1394シリアルバス上の高速の相互接続を達成する試みとして、消費財産業で始まった。HAViは、家庭用娯楽製品の間の継ぎ目のない相互運用性のためのホームネットワークのソフトウェア規格を提供するデジタルAVネットワークの第一歩である。HAVi規格はAV装置中心であり、デジタルオーディオ及びビデオの特定の要求に合うように設計されている。それは、多面的なAVストリーム、イベントスケジュール及びレジストリを管理するオペレーティングシステムに中立のミドルウェアを規定する一方で、次世代のソフトウェアアプリケーションの作成のためのアプリケーション・プログラム・インタフェース（API）を提供する。HAVIソフトウェアは、現代のオーディオ及びビデオ電気製品に組み込まれた強力なリソースのチップを利用し、専用のオーディオ・ビデオネットワークシステムの管理機能を提供する。HAViネットワークにおいて、装置と構成要素は装置制御モジュール（DCM）によって表され、装置と構成要素により提供されるサービスと機能はサービス制御モジュール（FCM）によって表される。それぞれのDCMとFCMは、他のエンティティが相互作用して使用することが可能なHAViネットワークのエンティティとして見られる。HAViでは、制御アプリケーションに加えてストリーミングアプリケーションを可能にすることに重点を置いている。ストリーミングアプリケーションの例は、記録装置からデコーダ又はディスプレイにビデオストリームを転送するアプリケーションであり、制御アプリケーションの例は、装置の動作をプログラムするアプリケーションである。これは、等時性と非同期性の処理の双方に対応することを意味する。

第２の規格は、ユニバーサル・プラグアンドプレイ（UPnP）である。HAViが主にオーディオ・ビデオ（AV）処理のための高速のIEEE1394ネットワークを目的とする一方で、UPnPは、多様な形式のネットワーク上で（又はPC内で）実施され得る。UPnPは一種のTCP/IPプロトコルスタックとウェブを用い、家と職場とその中間のいかなる場所のネットワーク化された装置間で制御とデータ転送を行うことに加えて、継ぎ目のない近接のネットワークを可能にする。一般的な概念と実例は、プラグアンドプレイの概念に対応することに加えて、インターネットプロトコルに基づく。それは、ネットワークの何らかの制御装置のコマンドのもとで、何らかの２つの装置の間でデータ通信を可能にする。UPnPは、何らかの特定のオペレーティングシステム、プログラム言語、又は物理媒体に依存しない。UPnPネットワーク内でネットワーク化された装置を表すエンティティには、装置とサービスが含まれる。

現在、一貫した制御が可能であることを保証する異なる規格間の相互運用性が存在しない。HAViネットワーク内の装置は、UPnPネットワーク内の装置と制御機能を相互に作用し、実行することができず、逆も同様である。

ドメイン内で装置の共存と相互運用性を保証するために、２つのシステムの方法の調和の必要性が存在することがわかる。従って、２つの技術的な方法のブリッジが望ましい。

本発明の第１の形態によると、ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性であるHAViネットワークとユニバーサル・プラグアンドプレイであるUPnPネットワークとの間をブリッジするブリッジが提供され、他方のネットワークであるアクセス側に対してネットワークのホスト側でエンティティへのアクセスを提供し、前記ブリッジは、各エンティティのために生成されたブリッジ制御部を有し、前記ブリッジ制御部は、前記アクセス側のネットワークに対する前記エンティティの仮想表示を提示し、前記アクセス側のネットワークの形式で前記仮想エンティティの通信を受け取るように構成された第１の要素と、前記第１の要素と通信し、前記ホスト側のネットワークの形式で前記エンティティへの受け取られた通信を渡すように構成された第２の要素とを有し、前記第１の要素と前記第２の要素が、前記エンティティと所定の構成に応じて動的に生成される。

前記ホスト側のネットワークがHAViネットワークである場合、前記エンティティはHAVi装置を有する場合があり、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は前記装置の仮想UPnP装置と仮想UPnPサービスのうちの少なくとも１つを有し、前記第２の要素はHAViコントローラを有する。前記エンティティはHAViのDCMを有する場合があり、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は仮想UPnP装置を有し、前記第２の要素はHAViコントローラを有する。前記HAViのDCMは１つ以上のサービスを有する場合があり、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は１つ以上の仮想UPnPサービスを有する。

前記ホスト側のネットワークは、前記HAViネットワークの少なくとも一部を有する場合があり、前記エンティティはHAViのFCMを有し、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は１つ以上の仮想UPnPサービスを有し、前記第２の要素はHAViコントローラを有する。

前記エンティティは前記HAViネットワークを有する場合があり、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は仮想UPnP装置を有し、前記第２の要素はHAViコントローラを有する。前記仮想UPnP装置は１つ以上の仮想の埋め込み装置を有する場合があり、それぞれが前記HAViネットワークからの一部又は１つ以上のDCM又はFCMを表す。前記仮想UPnP装置は１つ以上の仮想の埋め込みサービスを有する場合があり、それぞれが前記HAViネットワークからの一部又は１つ以上のDCM又はFCMを表す。

前記ホスト側のネットワークが前記UPnPネットワークを有し、前記エンティティが装置を有する場合があるとき、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は前記装置の機能を表すHAViのDCMとHAViのFCMのうちの少なくとも１つを有し、前記第２の要素はUPnPコントローラを有する。前記エンティティは１つ以上のUPnPサービスを有する場合があり、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は１つ以上のDCMサービスを有する。前記エンティティは１つ以上のUPnPサービスを有する場合があり、前記１つ以上のサービスの前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が１つ以上のFCMを有する。

前記エンティティは、前記UPnPネットワークの少なくとも一部を有する場合があり、前記ネットワークの前記ブリッジ制御部の前記第１の要素はDCMを有し、前記第２の要素はUPnPコントローラを有する。前記第１の要素は前記１つ以上の装置を表す１つ以上のFCMを有する場合がある。前記UPnPネットワークは１つ以上のサービスを有する場合があり、前記第１の要素は前記１つ以上のサービスを表す１つ以上のFCMを有する。

前記ブリッジ制御部の前記第１の要素は前記エンティティの固有の識別子を有する場合があり、新しいエンティティを検出すると、前記ブリッジは固有の識別子を検査し、固有の識別子を有さないブリッジ制御部のみ、又は前記ブリッジにより提供される他のブリッジ制御部のものに一致しない固有の識別子を有するブリッジ制御部のみを生成するように構成される。

前記エンティティのホストのネットワークが前記UPnPネットワークである前記ブリッジ制御部において、それは前記固有の識別子として第１の要素のFCM又はDCMのアトリビュートを有する場合がある。

前記エンティティのホストのネットワークが前記HAViネットワークである前記ブリッジ制御部において、それは前記固有の識別子として前記仮想UPnPの装置又はサービスの記述のXMLタグを有する場合がある。

本発明の他の形態によると、ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性であるHAViネットワークとユニバーサル・プラグアンドプレイであるUPnPネットワークとの間をブリッジする方法が提供され、他方のネットワークであるアクセス側に対してネットワークのホスト側でエンティティへのアクセスを提供し、
各エンティティのためのブリッジ制御部を生成し、前記ブリッジ制御部が第１の要素と第２の要素を有し、
前記第１の要素から前記アクセス側のネットワークに対する前記エンティティの仮想表示を示し、
前記第１の要素で、前記アクセス側のネットワークの形式で前記エンティティへの通信を受け取り、
前記第１の要素から前記第２の要素に前記通信を渡し、
前記ホスト側のネットワークの形式で前記第２の要素から前記エンティティへの通信を行うことを有し、
前記第１の要素と前記第２の要素が、前記エンティティと所定の構成に応じて動的に生成される。

前記方法は、
前記ブリッジ制御部の前記第１の要素に、前記エンティティの固有の識別子を割り当て、
新しいエンティティを検出すると、固有の識別子を検査し、
固有の識別子を有さないエンティティの前記ブリッジ制御部のみ、又は前記ブリッジにより提供される他のブリッジ制御部のものに一致しない固有の識別子を有するエンティティのブリッジ制御部のみを生成することを更に有する。

本発明の例が添付の図面を参照して詳細に説明される。

図１は、本発明の１つの実施例によるブリッジ装置を通じて連結されたHAViネットワークとUPnPネットワークの説明図である。ネットワーク10は、ブリッジ40により互いにブリッジされたHAViに基づくネットワーク20とUPnPに基づくネットワーク30とを有する。ノード25と35は、ネットワークトポロジーを見ることが可能であり、適切なユーザインタフェースを通じて片方のネットワーク20、30の何らかのノード（25、26、27、36）を制御可能なディスプレイである。ノード25から、例えばユーザがUPnPネットワーク30へのノード36の接続を検出可能であり、それを制御可能である。同様に、UPnPネットワーク30のノード35で、ユーザがHAViネットワーク20内の新しいHAVi装置の発生を検出可能であり、それを制御可能である。

ブリッジ40はHAViネットワーク20とUPnPネットワーク30の双方に存在する。

図１において、２つのネットワーク20、30が、それぞれ異なる物理媒体を用いて示されている。しかし、本発明は、HAViとUPnPネットワークが同じ物理媒体上に実装される場合にも同様に適用可能である。

図２は、本発明の実施例によるHAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。HAViネットワーク20において、UPnPネットワーク30内のそれぞれのUPnP装置100は、HAViネットワーク20に対してブリッジ40により提供される仮想DCM110にマッピングされる。UPnPネットワーク30からのUPnPサービス120（テレビの画像又は音声の設定のためのコントローラ等）は、HAViネットワーク20に対してブリッジ40により提供される１つ以上の仮想FCM130（M個のFCMがN個のサービスを表し得る）にマッピングされる。ブリッジ40は、仮想のDCM110とFCM130についてのHAViネットワーク20からの通信と制御コマンドを受け取り、それを変換し、それをマッピングされたUPnPの装置100又はサービス120に転送する。

図３は、本発明の他の実施例によるHAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。HAViネットワーク20において、全体のUPnPネットワーク30が、HAViネットワークに対してブリッジ40により提供される仮想DCM110にマッピングされる。UPnPネットワーク30内のN個のUPnP装置100、101は、HAViネットワーク20に対してブリッジ40により提供されるそれぞれM個の仮想FCM130,135にマッピングされる。何らかのUPnPサービスもまた、仮想FCMにマッピングされる。ブリッジ40は、仮想のDCM110とFCM130、135についてのHAViネットワーク20からの通信と制御コマンドを受け取り、それを変換し、それをマッピングされたUPnP装置100、101に転送する。

図４は、本発明の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。UPnPネットワーク30において、HAViネットワーク20内のそれぞれのHAViのDCMは、UPnPネットワーク30に対してブリッジ40により提供される仮想UPnP装置にマッピングされる。HAViネットワーク20からのFCMは、UPnPネットワーク30に対してブリッジ40により提供される１つ以上の仮想UPnPサービスにマッピングされる。ブリッジ40は、仮想の装置とサービスについてのUPnPネットワーク30からの通信と制御コマンドを受け取り、それを変換し、それをマッピングされたHAViのDCM又はFCMに転送する。

図５は、本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。HAViネットワーク20は、ブリッジ40により提供される単一の仮想UPnP装置140にマッピングされる。ブリッジ40は、仮想の装置とサービスについてのUPnPネットワーク30からの通信と制御コマンドを受け取り、それを変換し、それをマッピングされたHAViネットワーク20に転送する。

図６は、本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。HAViネットワーク20は、UPnPネットワーク30に対してブリッジ40により提供される単一の仮想UPnP装置140にマッピングされる。単一の仮想装置140内に、HAViのDCM/FCM150、155にマッピングされる仮想の埋め込みのUPnPの装置又はサービス160、165が存在する。一般的に、仮想装置、又は仮想装置と１つ以上の仮想サービスが、HAViのDCMにマッピングされ、１つ以上のサービスがHAViのFCMにマッピングされる。

図７は、本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMと、HAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。この表示は、図４の表示に従い、それぞれのDCMが、UPnPネットワーク30に対してブリッジ40により提供される仮想UPnP装置にマッピングされ、FCMが、UPnPネットワーク30に対してブリッジ40により提供される１つ以上の仮想UPnPサービスにマッピングされる。しかし、UPnPネットワークにおいて、全ての制御と相互作用が埋め込みサービスを介するため、装置はそれ自体にAPI（アプリケーション・プログラム・インタフェース）を提供しない。HAViにおいて、DCMは、記述やスケジューリングや電源管理やストリーム管理のようないくつかのサービスを提供する。図示された表示は、HAViとUPnPの双方のネットワークについてブリッジにより提供される表示を示す。一般的に、ブリッジの一方が‘仮想’（ブリッジにより提供される）であり、他方が実際の装置により処理される。HAViネットワーク20において、ブリッジ40により提供される仮想DCMは、UPnP装置の埋め込みサービスにマッピングされる複数のDCMサービス170を有する。逆に、UPnPネットワーク30において、ブリッジ40により提供される仮想装置100は、仮想装置100に関連し、HAViネットワーク20のDCMにマッピングされるサービス180-195を有する。装置の記述に関するHAViサービスは、仮想装置100内で装置記述関数（例えばGetDeviceIconやGetDeviceManufacturer）として実装される。示される通り、選択された数のDCMサービスが１つ以上のUPnPサービスにマッピングされ得る。

図８は、図１のブリッジ装置をさらに詳細に示した説明図である。

ブリッジ40は複数のブリッジコード部（BCU）200、210を有する。HAViネットワーク20内の表示のため、BCU200は仮想のDCM及び／又はFCM201とUPnP制御ポイント202とを有する。仮想のDCM及びFCM201が動作するためにHAViスタック203が提供される。UPnPネットワーク30内の表示のため、BCU210は仮想の装置及び／又はサービス211とHAVi制御アプリケーション212とを有する。仮想の装置及びサービス211が動作するためにUPnPスタック213が提供される。

図９は、更に複雑な構成を示す図８の説明図である。

図８を参照して説明されたブリッジにおいて、同じネットワークの全ての装置が同じ形式のBCUを用いて表されることを仮定する。しかし、いくつかの構成は他方に対して異なるブリッジの設定を必要とする場合があることが前述のマッピングから明らかである。

図示された実施例において、HAVi装置300はブリッジ40の第１のBCU310にマッピングされ、UPnPコントローラ320は異なる形式の第２のBCU330にマッピングされる。第１のBCU310は、HAVi装置300と通信するHAVi制御アプリケーション311と、UPnPネットワークで装置300の仮想表示を提供するUPnPの装置／サービス312とを有する。第２のBCU330は、HAViネットワークで装置320の仮想表示を提供するHAViのDCM/FCM331と、UPnP装置320と通信するUPnP制御アプリケーション332とを有する。

UPnP装置320の仮想表示のためのHAViコントローラ340からの通信は、それをUPnP制御アプリケーション302とUPnP装置320に渡すHAViのDCM/FCM301にルーティングされる。HAVi装置300の仮想表示のためのUPnPコントローラ350からの通信は、それをHAViの制御アプリケーション311とHAVi装置300に渡すUPnPの装置／サービスにルーティングされる。

図８と９は、複数の異なるブリッジの構成のうちの２つを示したにしか過ぎないことがわかる。実際に、ブリッジは、接続された装置及びサービスとそれを表示するために選択されたマッピングに応じて、動的にBCUを生成するように構成され得る。

図２から７の表示のそれぞれは分けて説明されたが、図８又は９の構成を用いるブリッジが、HAViとUPnPのネットワークを合わせてブリッジする何らかの又は全ての表示を用いて実施され得ることが明らかである。

ブリッジは、UPnPの装置及びサービスとしてHAViのDCM/FCMの仮想表示を提供し、HAViのDCM/FCMとしてUPnPの装置及びサービスの仮想表示を提供するが、装置はHAViとUPnPネットワークの双方にアクセスすることが可能な場合がある。そのような場合、実際の装置又は逆も同様のものを制御する際に仮想表示を用いることが好ましい場合がある。更に、ブリッジが既にネットワークに存在する装置の仮想表示を生成することを回避することが好ましい場合がある（このことはまた、特にネットワークに１つより多いブリッジが存在する場合に、１つのネットワークからのオブジェクトのフィードバックが他のブリッジにより表示され、再び戻ってブリッジされることを回避する）。そのような問題を避けるため、仮想表示は、それが表示する装置の固有の識別子によりそれ自体を識別される。

仮想表示を達成する例には以下のものが含まれる。
［HAVi］
・ブール値を取るアトリビュートATT_DEVICE_UPNPを定義する。前記アトリビュートは、DCM/FCMがUPnPオブジェクトを表す場合に真に設定され、その他の場合に偽に設定される（これはアトリビュートが存在しないことと同じである）。前記アトリビュートはHAViレジストリに通常の方法で登録され、関係のあるエンティティにより尋ねられ得る。
・Status DCM/FCM::GetUPnPID(out UUID upnpId)の形式の仮想のDCM/FCMのAPIを定義する。これはDCM/FCMにより表されるUPnPオブジェクトのUUIDを戻し、又はDCM/FCMがUPnPオブジェクトを表さない場合にエラーを戻す（通常はエラーはNOT_IMPLEMENTED又はEUNKNOWN_MESSAGEである）。
［UPnP］
・UPnPの記述の新しいXMLタグ<HAVIHUID>HUIDの表示</HAVIHUID>を定義する。タグの存在は、前記記述がHAViオブジェクトを表したことを示す。

本発明の実施例によるブリッジ装置を通じて連結されたHAViネットワークとUPnPネットワークの説明図である。本発明の実施例によるHAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。本発明の他の実施例によるHAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。本発明の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMの表示を示した説明図である。本発明の他の実施例によるUPnPネットワークにおけるHAViのDCM及びFCMと、HAViネットワークにおけるUPnPの装置及びサービスの表示を示した説明図である。図１のブリッジ装置を更に詳細に示した説明図である。更に複雑な構成を示す図８と同様の説明図である。

Claims

ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性であるHAViネットワークとユニバーサル・プラグアンドプレイであるUPnPネットワークとの間をブリッジするブリッジであって、
他方のネットワークであるアクセス側に対してネットワークのホスト側でエンティティへのアクセスを提供し、
前記ブリッジが、各エンティティのために生成されたブリッジ制御部を有し、
前記ブリッジ制御部が、
前記アクセス側のネットワークに対する前記エンティティの仮想表示を提示し、前記アクセス側のネットワークの形式で前記仮想エンティティの通信を受け取るように構成された第１の要素と、
前記第１の要素と通信し、前記ホスト側のネットワークの形式で前記エンティティへの受け取られた通信を渡すように構成された第２の要素とを有し、
前記第１の要素と前記第２の要素が、前記エンティティと所定の構成に応じて動的に生成されるブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記HAViネットワークを有し、前記エンティティがHAVi装置を有し、
前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が前記装置の仮想UPnP装置と仮想UPnPサービスのうちの少なくとも１つを有し、前記第２の要素がHAViコントローラを有するブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記HAViネットワークを有し、前記エンティティがHAViのDCMを有し、
前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が仮想UPnP装置を有し、前記第２の要素がHAViコントローラを有するブリッジ。
請求項３に記載のブリッジであって、
前記HAViのDCMが１つ以上のサービスを有し、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が１つ以上の仮想UPnPサービスを有するブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記HAViネットワークの少なくとも一部を有し、前記エンティティがHAViのFCMを有し、
前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が１つ以上の仮想UPnPサービスを有し、前記第２の要素がHAViコントローラを有するブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記HAViネットワークを有し、前記エンティティが前記HAViネットワークを有し、
前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が仮想UPnP装置を有し、前記第２の要素がHAViコントローラを有するブリッジ。
請求項６に記載のブリッジであって、
前記仮想UPnP装置が１つ以上の仮想の埋め込み装置を有し、それぞれが前記HAViネットワークからの一部又は１つ以上のDCM又はFCMを表すブリッジ。
請求項６ないし８のうちのいずれか１項に記載のブリッジであって、
前記仮想UPnP装置が１つ以上の仮想の埋め込みサービスを有し、それぞれが前記HAViネットワークからの一部又は１つ以上のDCM又はFCMを表すブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記UPnPネットワークを有し、前記エンティティが装置を有し、
前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が前記装置の機能を表すHAViのDCMとHAViのFCMのうちの少なくとも１つを有し、前記第２の要素がUPnPコントローラを有するブリッジ。
請求項９に記載のブリッジであって、
前記エンティティが１つ以上のUPnPサービスを有し、前記装置の前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が１つ以上のDCMサービスを有するブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記UPnPネットワークを有し、前記エンティティが１つ以上のUPnPサービスを有し、
前記１つ以上のサービスの前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が１つ以上のFCMを有するブリッジ。
請求項１に記載のブリッジであって、
前記ホスト側のネットワークが前記UPnPネットワークを有し、前記エンティティが前記UPnPネットワークの少なくとも一部を有し、
前記ネットワークの前記ブリッジ制御部の前記第１の要素がDCMを有し、前記第２の要素がUPnPコントローラを有するブリッジ。
請求項１２に記載のブリッジであって、
前記UPnPネットワークが１つ以上の装置を有し、
前記第１の要素が１つ以上の装置を表す１つ以上のFCMを有するブリッジ。
請求項１２又は１３に記載のブリッジであって、
前記UPnPネットワークが１つ以上のサービスを有し、
前記第１の要素が前記１つ以上のサービスを表す１つ以上のFCMを有するブリッジ。
請求項１ないし１４のうちのいずれか１項に記載のブリッジであって、
前記ブリッジ制御部の前記第１の要素が前記エンティティの固有の識別子を有し、
新しいエンティティを検出すると、前記ブリッジが固有の識別子を検査し、固有の識別子を有さないブリッジ制御部のみ、又は前記ブリッジにより提供される他のブリッジ制御部のものに一致しない固有の識別子を有するブリッジ制御部のみを生成するように構成されるブリッジ。
請求項１５に記載のブリッジであって、
前記エンティティのホストのネットワークが前記UPnPネットワークである前記ブリッジ制御部が、前記固有の識別子として第１の要素のFCM又はDCMのアトリビュートを有するブリッジ。
請求項１５に記載のブリッジであって、
前記エンティティのホストのネットワークが前記HAViネットワークである前記ブリッジ制御部が、前記固有の識別子として前記仮想UPnPの装置又はサービスの記述のXMLタグを有するブリッジ。
ホーム・オーディオ／ビデオ相互運用性であるHAViネットワークとユニバーサル・プラグアンドプレイであるUPnPネットワークとの間をブリッジする方法であって、
他方のネットワークであるアクセス側に対してネットワークのホスト側でエンティティへのアクセスを提供し、
各エンティティのためのブリッジ制御部を生成し、前記ブリッジ制御部が第１の要素と第２の要素を有し、
前記第１の要素から前記アクセス側のネットワークに対する前記エンティティの仮想表示を提示し、
前記第１の要素で、前記アクセス側のネットワークの形式で前記エンティティへの通信を受け取り、
前記第１の要素から前記第２の要素に前記通信を渡し、
前記ホスト側のネットワークの形式で前記第２の要素から前記エンティティへの通信を行うことを有し、
前記第１の要素と前記第２の要素が、前記エンティティと所定の構成に応じて動的に生成される方法。
請求項１８に記載の方法であって、
前記ブリッジ制御部の前記第１の要素に、前記エンティティの固有の識別子を割り当て、
新しいエンティティを検出すると、固有の識別子を検査し、
固有の識別子を有さないエンティティの前記ブリッジ制御部のみ、又は前記ブリッジにより提供される他のブリッジ制御部のものに一致しない固有の識別子を有するエンティティのブリッジ制御部のみを生成することを更に有する方法。
請求項１９に記載の方法であって、
前記エンティティのホストのネットワークが前記UPnPネットワークである前記ブリッジ制御部が、前記固有の識別子として第１の要素のFCM又はDCMのアトリビュートを有する方法。
請求項１９に記載の方法であって、
前記エンティティのホストのネットワークが前記HAViネットワークである前記ブリッジ制御部が、前記固有の識別子として前記仮想UPnPの装置又はサービスの記述のXMLタグを有する方法。
プログラムがコンピュータで作動すると、請求項１９ないし２１のうちのいずれか１項に記載のステップの全てを実行するコンピュータプログラムコード手段を有するコンピュータプログラム。
コンピュータ読み取り可能媒体に具体化された請求項２２に記載のコンピュータプログラム。