JP2005508733A - 水系の微生物学的管理 - Google Patents

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Abstract

バイオフィルムの蔓延(infestations)が長期間存在し、従って実質的な量のぬるぬるした防御的多糖類の層もしくはフィルム中にそれらを包み込まれた場合ですら、プランクトンの微生物およびバイオフィルム物質の非常に有効な殺菌的管理を提供する著しく有効な殺生剤を使用して、バイオフィルムと接触している、もしくはバイオフィルムと接触する水に連続的にかつ安価に投薬することにより微生物学的管理が達成される。更に、使用される殺生剤はN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインと比較して水と接触している銅および/もしくは鉄の表面において有意な減少を可能にする。記載された方法により更に他の利点が可能にされる。

Description

一般にとは限らないが通常、水の殺生的処理(biocidal treatment)に殺生剤を使用するひとびとは、殺生的管理の指標として「遊離塩素」レベルに言及する。水処理において「遊離塩素」レベルを達成するために、固体物質の高い重量パーセントの活性のために固体物質がしばしば好まれる。N,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(BCDMH)は水処理のための「遊離塩素」のもっとも広範に使用される固体源の1つであった。BCDMHの供給会社によるBCDMHについて強調される特徴物の1種は使用時に、殺生剤からの合わせた塩素が水処理操作中に形成される不活性臭化物群との反応により「遊離塩素」を再生することである。言い換えると、最初のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン中の塩素原子は浄化目的のための更なる「遊離塩素」の前駆体であると言われる。
BCDMHは有効ではあるが、特定の、これまで確認されていない欠点を有する。例えば、工業水系の処理時に通常使用レベルで使用される時に、処理水と接触している鉄および銅表面の腐蝕速度は所望されるよりも高い。更に、有効な殺生作用のための、水を処理する時のBCDMHの消費速度は消費者の見地から所望されるものより著しく高い。更に、使用中に処理水中の残留ハロゲン量は望ましいと考えられる量より低い。
BCDMHの更なる欠点は、使用時に、BCDMHが、両者とも一般に使用される標準試験法において「遊離塩素」群として表わされるHOBrおよびHOClに加水分解することである。処理水中の「遊離塩素」レベルのこれらの測定法はDPD(すなわちN,N’−ジエチルジフェニレンジアミン)として知られる試薬およびバッファーの使用を伴ない、それらの分析の結果は、普遍的に使用されてはいないとしても一般に、水処理のために使用することができるハロゲン−含有の殺菌剤の量を測定するための基礎として使用される。今日まで、BCDMHの消費者は一定量のその殺生性物質により提供される「遊離塩素」のレベルにのみ関心を払ってきた。これらの消費者により認識されなかったことは、必要な「遊離塩素」レベルを達成するために使用されている「総塩素(total chlorine)」の量である。その結果、消費者はそれにより水の処理における殺生剤としてBCDMHを使用する真の経済効率を測定する利用可能な尺度をもっていなかった。最適な経済効率を達成するために、消費者は水中に放出される「遊離塩素」の量が殺生剤の「総塩素」含量に密接に対応する殺生剤を使用のために入手可能にしなければならない。
殺生剤がその「総塩素」含量に対して比較的少量の「遊離塩素」を提供する場合には、微生物学的管理を達成するために比較的大量のこれらの薬剤を使用することが必要であると思われてきた。これは順次、高いレベルのハロゲン化物質が環境中に放出されることを意味する。他方殺生剤が殺生剤の「総塩素」含量に密接に対応する量の「遊離塩素」を水に提供することができる場合には、有効な微生物学的管理はずっと少量の投与量の使用により、そしてその結果の、環境に対する最少の不都合な影響を伴なって実現することができると考えられる。
更に、殺菌剤としては相当に有効ではあるが、BCDMHは望ましいと考えられるほど今日まで試験されたバイオフィルムに対して有効ではない。バイオフィルムは熱交換機の表面、導管の内部、フィルターおよびその他の処理装置のような水と接触している表面に粘り強く付着するバクテリアのフィルムである。これらのフィルムは危険な病原をかくまい、それらが付着してしまった表面に損傷をもたらす可能性があるので非常に望ましくない。更に、バクテリアはバクテリアに対する遮蔽を与える細胞外多糖類のヘドロ層を形成し、それに加えこれらのバクテリアに抵抗する(combat)試みに使用される殺生剤の透過に対する有効なバリヤーを形成する。水が炭酸カルシウム缶石(scale)の発達の傾向がある状況においては、これらのゼラチン状の細胞外多糖類の存在がゼラチン状多糖類により基質表面に付着された缶石の層の形成をもたらすことができる。多糖類フィルムおよび多糖類により付着された缶石のフィルムはそれらの絶縁特性により熱交換機の操作を著しく妨げ、かつこれらの多糖類フィルムの詰まる傾向のお陰でフィルターの機能並びにパイプおよび導管中の水流を著しく妨げる可能性がある。
従って、これらの欠点を現実の実施において回避することができれば著しく好都合であると考えられる。
本発明はとりわけ、これらの多数の欠点の存在のみならずまた、著しく効率的方法でありとあらゆるこれらの欠点を回避することが真に可能である発見に関与する。更に、本発明はバイオフィルムの蔓延が長期間にわたり存在し、従ってそれら自体を実質的な量のヘドロ状の防御的多糖類の層もしくはフィルム中に包ませていた場合ですら、プランクトンの微生物およびバイオフィルム群の非常に有効な殺菌的管理をもたらす高度に有効な殺生剤を使用して、バイオフィルムと接触している、もしくはバイオフィルムと接触する水に連続的にかつ安価に投薬することを可能にさせる。
従って、その態様の1つにおいて、本発明は少なくとも1種の鉄もしくは銅表面と接触しているもしくは接触する水を殺生剤で処理する時に著しく有効な「遊離塩素」レベルを達成する方法を提供し、その方法は、前記水中に、水の「総塩素」レベルの90%以内にある著しく有効な「遊離塩素」レベルを水中に提供し、かつN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して水が接触しているもしくは接触する前記鉄もしくは銅の腐蝕速度を減少させる、有効な殺生的活性量の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを、必ずしもそうではないが好ましくは連続的にもしくは実質的に連続的に導入することを含んで成る。
そのもう1つの態様において、本発明は殺生剤で水を処理する際に著しく有効な「遊離塩素」レベルを達成する方法を提供し、その方法は前記水中に、水中の「総塩素」レベルの90%以内にある著しく有効な「遊離塩素」レベルを水中に提供し、かつN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して殺生剤消費速度を減少させることができる、有効な殺生的活性量の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを、必ずしもそうではないが好ましくは連続的にもしくは実質的に連続的に導入することを含んで成る。本態様において、処理されている水は、前記鉄もしくは銅の腐蝕速度がN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して減少されるように、少なくとも1種の鉄もしくは銅の表面と接触しているもしくは接触することが更に好ましい。
前記態様のそれぞれにおいて、より好ましくは顆粒形態の1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを含有する分配装置、特に浮いている分配装置(floating dispenser)の使用により連続的にもしくは実質的に連続的に水中に1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの導入を実施することが特に好ましい。
分配装置中に使用される1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒は顆粒に対する結合強さを助長する1種もしくは複数の添加物質の使用を伴なってもしくは伴なわずに形成される顆粒であることができる。
更により好ましくは、分配装置中に使用される1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒は下記の特徴の1個もしくは両者、そして更により好ましくは下記の特徴の両者を有する本発明の顆粒である:
a)少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さ(crush strength)および
b)40U.S.標準メッシュサイズ〜約0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズ。
もう1つの好ましい態様において、分配装置中に使用される本発明の顆粒は顆粒に対する結合強さを助長する非疎水性添加物質を使用して形成される。「非疎水性」の用語は本明細書において、顆粒中に存在する量の添加物質が水に対するその抵抗性のために、顆粒が処理されている水中に許容できる量の殺生的活性を提供するのに十分に殺生性の物質(例えば、「遊離臭素」)を水に放出することを妨げてはならないことを意味するために使用される。従ってその純粋状態の添加物質は、顆粒が処理されている水中に許容できる量の殺生性活性を提供するのに十分な殺生性物質(例えば「遊離臭素」)を水に放出することを妨げないような十分に少量で使用される場合には、疎水性であることができるが、物質はこのような量で使用される時には「非−疎水性である」と思われる。
更にもう1つの好ましい態様において、分配装置中に使用される本発明の顆粒は微細化合成ポリオレフィン−基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスの適当な結合剤の量を使用して形成される。そのように使用されるこれらのワックスは有効成分と相容性である。更にもう1つの態様において、分配装置中に使用される本発明の顆粒は顆粒に対する結合強さもしくは硬度を助長するあらゆる添加物質を含まない。
本発明の様々な態様の実施に使用される1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインは具体的には、5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有するものである。1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインがこの使用にもっとも好ましい。
他の態様には、少なくとも26.25N/顆粒の厚さ1cm(15ポンド/インチ)、そして好ましくは少なくとも35N/顆粒の厚さ1cm(20ポンド/インチ)の圧潰強さおよび、約40U.S.標準メッシュサイズ〜約0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒を含んで成る殺生性組成物が含まれ、そこでそれらの1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインは、5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とし、顆粒はその中に、顆粒に結合もしくは硬化作用を与えるどんな添加剤をも含まない。このタイプの特に好ましい組成物は、そこで少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつその中で顆粒が、静止水中に顆粒を浸漬した60分後に水が水中に浸漬された顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度(rate)で25℃の温度にある静止水中に溶解されることができるものである。
本発明の他の態様、特徴物および利点は下記の説明および付記の請求の範囲から更にもっと明白になるであろう。
手始めに、「遊離塩素」および「総塩素」の用語は工業およびリクリエーション用水の処理分野の職員により一般に使用される用語であると理解しなければならない。水中の「遊離塩素」および「総塩素」のレベルの値は二者間を区別する適当な標準試験法の使用により測定される。更に、「遊離塩素」と「総塩素」の用語は水中の塩素物質のみに限定されず、むしろ水中の特定の臭素物質をも同様に含む。従って水処理に使用される殺生剤が臭素および塩素原子の両者を含有する場合には(例えば、BCDMH)、使用されるそれぞれの適当な試験法で測定される「遊離塩素」および「総塩素」レベルはそれぞれの試験に反応する存在する臭素物質および塩素物質の合計の定量化を含むと考えられる。しかし、これらそれぞれのレベルの合計は使用される試験に応じて、「遊離塩素」もしくは「総塩素」として報告される。同様に、使用される水処理剤が臭素原子を含有するが塩素原子を含有しない場合は、使用されるそれぞれの適当な標準試験法で測定される「遊離塩素」および「総塩素」レベルは、それぞれの試験に反応する、存在する臭素物質のレベルの定量化を伴なうと考えられる。従って、このような場合に実際に存在するハロゲン物質は臭素含有物質であるが、それぞれの試験で測定される存在するレベルはそれぞれ、「遊離塩素」および「総塩素」として報告されると考えられる。
本発明の多数の特徴物の1つは、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび本発明の実行に使用される恐らく他の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、少なくとも約8のpHにおける少なくとも工業水系中において、殺生剤の「総塩素」含量に密接に対応する「遊離塩素」量を水に提供することができ、それにより、少投与量により消費者に対してより良い経済的効率および有効な微生物学的管理並びに環境に対する最少の不都合な影響の両者を可能にすることである。概括的に、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインで処理したての少なくともpH8の水中の「総塩素」レベルは、水の「遊離塩素レベル」よりも約10%より高くはない。その結果、特に工業冷却水の処理に使用される時の水処理剤としての1種もしくは複数の、DBDMHのような1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの使用は経済的見地から著しく有効であり、環境的見地から著しく望ましい。すなわち、バクテリア、藻類およびバイオフィルムのような望ましくない生物および病原体に対する有効な微生物学的管理をもたらすために要する、DBDMHのような1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの投与レベルは、特に工業冷却水における同程度の管理に要するBCDMHの投与レベルに比較して、比較的低い。更に、環境に放出されるハロゲン化物質のレベルはBCDMHに比較して、DBDMHのような水溶性ジアルキルジブロモヒダントインを使用する時にはずっと小さい。
これまで、水中に溶解されたすべての臭素物質は標準「遊離塩素」試験法において陽性に反応すると広く信じられてきた。しかし、本発明の特徴物の1つは「遊離塩素」試験法が臭素群を含有するリクリエーション用水、冷却水、工程用水および排水に、そして特に約8.0より上のpHを有する冷却水、工程用水および排水に適用される時には、この一般的な考えが誤りであるという発見である。これらの条件下では、本発明に従って使用されるジブロモ−含有殺菌剤は、DBDMHとBCDMH間の比較を実施した本明細書に記載された結果により証明されたような、対応する臭化塩化殺菌剤に比較して、「遊離塩素」に対して非常に優れた値を与えることができる。
例えば、約8.0を越えるpHを有する水が所望の「遊離塩素」レベルに到達するようにBCDMHで処理された水である時には、使用されているBCDMH量は特定の殺菌効力レベルを達成するための必要量よりずっと多いことが見いだされた。これは順次、消費者が必要量よりもずっと多量の殺菌剤を購入してき、使用していることを意味する。その結果、過剰消費による経済的罰および環境に対する殺生的活性の低いハロゲン物質の過剰量の放出による環境に対する罰の両者を伴なう。
しかし、ハロゲン−放出殺生剤で処理された水中の「遊離塩素」レベルは殺菌性能がそれにより測定される尺度であり続ける。標準の「遊離塩素」試験に反応する物質はHOClおよびHOBrである。可溶性ハロゲン物質のどんな他の形態も標準「遊離塩素」試験には反応しない。これらの非反応性物質には例えば、窒素原子に結合した塩素群が含まれる。他方、標準「総塩素」試験はHOBrおよびHOCl並びに標準「遊離塩素」試験に反応しないあらゆるハロゲン物質両者を測定する。
「遊離塩素」および「総塩素」の測定のための標準試験は1974年にPalinにより考案された古典的な試験法に基づく。A.T.Palin,”Analytical Control of Water Disinfection With Special Reference to Differential DPD Methods For Chlorine,Chlorine Dioxide,Bromine,Iodine and Ozone(特に塩素、二酸化塩素、臭素、ヨウ素およびオゾンの微分DPD法を参照する水消毒の分析的管理),”J.Inst.Water Eng.,1974,28,139を参照されたい。Palin法の様々な近代化バージョンが存在するが、本発明と関連する標準として使用された、そして使用することができる「遊離塩素」および「総塩素」の試験のバージョンはHach Water Analysis Handbook,第3版、著作権1997に詳細にに記載されている。「遊離塩素」に対する方法はページ335中にMethod 8021としてその出版物中で識別され、他方「総塩素」に対する方法はページ379中のMethod 8167である。端的には、「遊離塩素」試験はDPD指示粉末を含んで成る粉末およびバッファーをハロゲン化水に導入することを伴なう。水中に存在する「遊離塩素」はDPD指示薬と反応して赤色からピンク色をもたらす。彩色の強度は試料中に存在する「遊離塩素」群の濃度に依存する。この強度は強度の目盛をmg/LのClにおける「遊離塩素」値に変換するように目盛合わせした比色計により測定される。同様に、「総塩素」試験もまた、DPD指示薬およびバッファーの使用を伴なう。この場合には、KIがDPDおよびバッファーとともに存在し、それにより窒素結合ハロゲンを含む、存在するハロゲン物質がKIと反応して、ヨウ素物質を生成し、それがDPD指示薬を赤/ピンクに変える。この彩色の強度は試料中に存在する「遊離塩素」群およびすべての他のハロゲン群の合計に依存する。その結果、この彩色はmg/LClとして表わされる「総塩素」値に比色計により変換される。
「遊離塩素」および「総塩素」値を「遊離臭素」および「総臭素」値に変換するためには、「遊離塩素」もしくは「総塩素」のそれぞれの値に2.25をかける。
前記のように、本発明の実施に使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)殺生性水処理剤は高レベルの「遊離塩素」および「総塩素」の双方を提供し、かつこれらのレベルは相互に近似しており、そのためそれらを非常に望ましい水処理剤にさせる。これらの薬剤は殺菌剤として著しく有効であるのみならず、更に、特に顆粒の形態で使用される時に、そしてもっとも特には、顆粒が結合剤もしくは顆粒の硬度を増加するその他の物質を含まない時に、環境に友好的で、かつ著しく経済効率がよい。
本発明の実施に使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインは5−位のアルキル基の一方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有するアルキル基であるものである。従って、本発明に使用される殺生剤は1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−イソプロピル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−ブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−sec−ブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−tert−ブチル−5−メチルヒダントインおよびそれらのあらゆる2種以上の混合物を含んで成る。これらの殺生剤のうちで、1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインはそれぞれ、経済効率的見地から、この群の好ましい、より好ましいそして更により好ましい一員である。本発明に従って使用することができる前記の殺生剤の混合物のうちでは、1成分として1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを使用することが好ましく、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインと1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインの混合物が特に好ましい。本発明の実施に使用されるもっとも好ましい殺生剤は1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである。
前記の殺生剤の2種以上の混合物が本発明に従って配合され、もしくは使用される場合は、混合物中の個々の殺生剤は相互に対するどんな割合でもあることができる。
本発明に従って処理される水系中への1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの投与レベルは比較的広範な限界内で変動させることができる。概括的に、使用されるDBDAHの量は殺生的に有効量、例えば処理されている水中で、完全な微生物学的管理ではないにしても実質的な微生物学的管理、および/もしくは処理されている水系と接触している表面からの、完全なバイオフィルムの根絶ではないにしても実質的なバイオフィルムの根絶を達成するのに少なくとも十分な量、である。具体的には、本目的のために使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの投与量は水1リッター当たり「遊離塩素」0.1〜4.5ミリグラムの範囲内に入るであろう(水1リッター当たりBrとしての「遊離臭素」0.2〜10ミリグラムに相当する)。このような投与量は好ましくは、水1リッター当たり「遊離塩素」0.1〜2ミリグラムの範囲内にある(水1リッター当たりBrとしての「遊離臭素」0.2〜5ミリグラムに相当する)。しかし、その逸脱が適用可能な政府の規制を含む、状況の必要に従う十分な微生物学的管理をもたらす場合には、これらの範囲からの逸脱は許容でき、本発明の範囲内にある。これらの濃度はDPD試験法の使用により決定することができる。
本発明の実施において、水域にDBDAHまたは、特定の態様の場合には1種もしくは複数の対応するN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジアルキルヒダントイン(BCDAH)を投与する度に、基底線値のための規定された試験を実施することは必要でないことが理解される。その代りに、「測定可能な(determinable)」(すなわち、測定することができる)の用語の使用により明確にされるように、DBDAHもしくはBCDAHの必要投与量を確定するかもしくは提唱された投与量が本発明に従い、従って本発明の実施からもたらされる経済的および環境的利益を入手可能にするであろうことを検討もしくは確認することが必要もしくは望ましいと思われる時に試験を実施するべきである。
適当な試験を実施することが望ましい時には、「遊離塩素」および「総塩素」を測定するあらゆる適当な方法を使用することができるが、あらゆる矛盾するデータもしくは異なる団体間のような紛争の事象においては、本発明のあらゆる態様と関連する問題を解決するために、「DBDAHおよびBCDMH試験法」と題する下記に示す完全な方法を使用することができる。
DBDAHおよびBCDMH試験法
1.「遊離塩素」および「総塩素」試験に反応する、水中に存在する物質の量を測定するために、水試料を採取の数分以内に、そして好ましくは採取直後に分析しなければならない。
2.「遊離塩素」試験に反応する、水試料中に存在する物質の量を試験するためのHach Method 8021はHach Model DR2010比色計の使用を伴なう。塩素測定のための保存プログラム番号はキーボード上の「80」を押し、次に装置の側部上のダイアルを回転することにより530nmの吸収波長を設定することにより呼び出される。2個の同一の試料セルに研究下の水を10mLのマークまで充填する。セルの片方を任意に選択してブランクとする。10mLのセルライザー(riser)を使用して、これをHach Model DR2010の試料室に入れ、ストレイライト効果を防止するために遮蔽物を閉鎖する。次にZEROキーを押す。数秒後に、表示が0.00mg/LClを示す。第2のセルには、DPD Free Chlorine Power Pillow(DPDを含まない塩素粉末ピロー)の内容物を添加する。ピンク−赤色の発色がDPD試験試薬に陽性に反応する水中物質の存在を示す時に、これを10〜20秒間震盪して、混合する。試料セル中の水10mLへのDPD「遊離塩素」試薬添加の1分以内に、装置をゼロにするために使用されるブランクセルをHach Model DR 2010のセル室から取り出して、DPD「遊離塩素」試験試薬が添加された試験試料と置き換える。次に光線遮蔽物をブランクについて実施したように閉鎖し、READキーを押す。mg/LClの結果が数秒以内に表示上に示される。これが研究中の水試料の「遊離塩素」レベルである。
3.「総塩素」試験に反応する水試料中に存在する物質の量を試験するためのHach Method8167はHach Model DR 2010比色計の使用を伴なう。塩素測定のための保存プログラム番号はキーボード上の「80」を押し、次に装置の側部上のダイアルを回転することにより530nmの吸収波長を設定することにより呼び出される。2個の同一な試料セルに研究下の水を10mLのマークまで充填する。セルの片方を任意に選択してブランクとする。第2のセルには、DPD Total Chlorine Powder Pillow(DPD総塩素粉末ピロー)の内容物を添加する。ピンク−赤色の発色がDPD「総塩素」試験試薬に陽性に反応する水中物質の存在を示す時に、これを10〜20秒間震盪して、混合する。キーパッド上のSHIFT TIMERキーを押して3分間の反応時間を開始する。3分後に、装置が鳴って反応終結を合図する。10mLのセルライザーを使用してブランク試料セルをHach Model DR2010の試料室にいれ、ストレイライト効果を防止するために遮蔽物を閉鎖する。次にZEROキーを押す。数秒後に、表示が0.00mg/LClを示す。次に装置をゼロにするために使用されるブランク試料セルをHach Model DR 2010のセル室から取り出して、DPD「総塩素」試験試薬が添加された試験試料と置き換える。次に光線遮蔽物をブランクについて実施したように閉鎖し、READキーを押す。数秒以内にmg/LClにおける結果が表示上に示される。これが研究中の水試料の「総塩素」レベルである。
4.mg/LClをmg/LBrに変換することが望まれる場合には、mg/LClにおける「遊離塩素」もしくは「総塩素」の測定結果に2.25をかけなければならない。
本発明の実施に使用されるDBDMHは粉末、顆粒、カプレット、錠剤、ブリケットもしくはパックの形態にあることができるが、前記の特性を有する顆粒の形態のDBDMHを使用することが好ましい。著しく適した粉末もしくは粒状DBDMHおよび新規のDBDMH製品の好ましい製法はそれぞれ、両者とも2000年、1月18日出願の共同所有の(commonly−owned)同時係属出願第09/484,844号および第09/484,687号明細書に記載されている。カプレット、錠剤、ブリケットおよびパックのようなDBDMHの圧縮形態の形成法は2000年1月18日出願の共同所有の同時係属出願第09/487,816号明細書に記載されている。顆粒形態のDBDMHの製法は2000年1月18日出願の共同所有の同時係属出願第09/483,896号明細書に記載されている。
従って本発明の方法は、結合剤を含まないもしくは結合剤含有形態の1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)の使用を伴ない、そこで「結合剤」は粒子を一緒に結合するためもしくはそれから形成される凝集体の平均硬度を増加するためにDBDAHに添加されるあらゆる外来物質を意味するために使用される。結合剤を伴なって、もしくは伴なわずに、1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン粒状固体を顆粒に加工する際には、通常の操作条件下で、通常の処理装置を使用することができる。具体的には、1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン粒状固体をローラー圧縮装置によりシート型に圧縮する。このシートを順次、Chilsonator(R)破砕機(The Fitzpatrick Company,Elmhurst,Illinois)のような機械的装置により小顆粒に粉砕する。次に顆粒を所望のサイズ範囲へのふるい分けにより分類する。規格より小さい顆粒は具体的にはローラー圧縮装置に再循環され、他方規格より大きい顆粒は粉砕装置に再循環される。結合剤の使用を伴なわずに顆粒形態で使用する場合に好ましい方法は(a)1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの粒状固体を結合剤の不在下で0.159cm(1/16インチ)〜1.27cm(1/2インチ)の範囲内の厚さのシートに圧縮すること、(b)これらのシートを80U.S.標準メッシュサイズ〜3U.S.標準メッシュサイズ、そして好ましくは、30U.S.標準メッシュサイズ〜8U.S.標準メッシュサイズの範囲内の粒子を含んで成る粒子に準分割すること、および(c)80U.S.標準メッシュサイズ〜3U.S.標準メッシュサイズの範囲、そして好ましくは30U.S.標準メッシュサイズ〜8U.S.標準メッシュサイズの範囲の(b)からの粒子を回収すること、を伴なう。結合剤を含有するDBDAHの顆粒形成においても同様な方法を使用することができる。すべての更に要求されることは前記の段階(a)の実施の前に、適量の1種もしくは複数の結合剤をDBDAHと混合することだけである。
本発明の実施における使用のための顆粒のもう1種の製法は粒状DBDAH固体を小ブリケットに加工し、次にそれがハンマーミルのような適当な機械的装置により、大部分は所望のサイズ範囲内にある粒子に粉砕される。次にこれらの粒子をより小さい開口部サイズの下方のスクリーンの上方に配置された上方の粗いスクリーン上で粒子を震盪する機械的サイズ分類装置によりふるい分けする。次に、これらの分類を実施後に、より小さい開口部のスクリーン上に維持された粒子を、その後の処理中に微細物もしくは塵の形成をもたらすことができる鋭い縁を減らすために単一スクリーン上で粒子を震盪する分離機上で第2の機械的サイズ分類にかける。例えば、第1のこのような機械的サイズ分類装置は152.4cm(60−インチ)のSweco(R) Vibro−Energy(R)分離機であることができ、そこで上部の粗いスクリーンは約0.978cm(0.385インチ)もしくは0.792cm(0.312インチ)の平均ふるい開口部を有し、かつ下方のスクリーンは約0.398cm(0.157インチ)(もしくは5U.S.標準メッシュサイズ)の平均ふるい開口部を有する。第2のこのような分離機は約0.398cm(0.157インチ)の平均ふるい開口部を有するスクリーンを備えた60.96cm(24−インチ)のSweco(R) Vibro−Energy(R)分離機であることができる。前記の方法の使用は本発明の実施に有用な、本質的に塵を含まない完成顆粒の生産を可能にする。これらの顆粒は具体的には、40U.S.標準メッシュサイズ〜0.794cm(5/16−インチ)の範囲の平均粒径、そして好ましくは、40U.S.標準メッシュサイズ〜0.953cm(3/8−インチ)の範囲の平均粒径を有する。本発明の工業水処理の適用には後者のサイズ範囲が好ましい。
DBDAHは非圧縮形態(すなわち、粉末もしくは小型の非圧縮粒子の形態)で使用することができる。粉末もしくは粒子が具体的には手によるかもしくは、適当な量および頻度で水中に粉末もしくは粒子を落下させることにより粉末もしくは粒子を水中に供給する分配装置の使用のいずれかにより、水中に導入されるので、これはあまり好ましくない。粉末もしくは小粒子はDBDAHのより大きい形態より急速に溶解するので、これらの物質の供給速度の制御能は非常に困難で、かつまた、インラインおよびオフライン自動分配装置中への水流および水への浮き型の分配装置の密接な近位性のためにDBDAHはこれらの分配装置中で固まる可能性があるので、DBDAHの粉末もしくは小粒子とともに自動的インライン、オフラインおよび浮きの分配装置を使用することは推奨されない。
DBDAHは好ましくは圧縮形態で使用される。圧縮形態は結合剤の使用を伴なわずに生産することができ、かつ少なくとも1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの場合には、圧縮前の平均粒径は少なくとも175ミクロンでなければならない。あるい.はまた、圧縮形態は結合剤の使用とともに生産することができる。このような圧縮生成物を生産するための好ましい種類の結合剤はL.K.Hall,J.A.FalterおよびT.E.Farinaに対して1996年10月15日に認可された米国特許第5,565,576号明細書に記載されたような飽和された、通常は固体の脂肪アミドである。本発明の実施において、これらの脂肪アミド結合剤は好ましくは、より小さい粒径のDBDAHを使用することはできるが、少なくとも175ミクロンの平均粒径を有する、1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)とともに使用される。本発明における使用のためのDBDAHの圧縮形態を生産するときの使用のための特に好ましいタイプの結合剤は、そのワックスが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインと適切に相容性であると仮定して、圧縮生成物を形成するのに有効な微細化合成ポリオレフィン基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスである。微細化合成ポリオレフィン基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスとのDBDAHの混合物の圧縮形態による本発明の実施においては、DBDAHの平均粒径は20〜600ミクロンの範囲内にあることができるが、それより大きいことはないにしても、DBDAHの平均粒径は好ましくは175〜400ミクロンの範囲内にある。
DBDAHの粒子を一緒に結合する目的に使用することができる他の、あまり好ましくはない物質は例えば米国特許第4,677,130号明細書(アルカリもしくはアルカリ土類金属塩)および国際公開出願第97/15652号パンフレット(ボラックス)中に記載されている。更にその他の結合剤はそれらがDBDAHの圧縮形態の機能を妨げない限りにおいて使用することができる。
前記のように、本発明の実施に使用される1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺生剤は処理されている水中に分配装置により導入されることができ、そして好ましくは、連続的にもしくは実質的に連続的に導入されることができる。1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺生剤はこのような分配装置中で使用される時には、錠剤、スティック、パックもしくはブロックのような様々な圧縮形態であることができる。しかしこのような使用のために好ましい圧縮形態は顆粒形態である。従って本発明の1態様は、圧縮された1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの供給物から水域中に連続的にもしくは実質的に連続的に殺生的に有効量の活性臭素物質を自動的に放出することを目的とし、そのように構成されている分配装置である。本発明に従って使用される時に、圧縮形態の本明細書中で言及された1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの使用からもたらされる、殺生的に有効量の活性臭素物質を連続的にもしくは実質的に連続的に水中に自動的に分配することができる好ましい1タイプの分配装置は浮き型分配装置である。このような分配装置は装置の一部を水面下に浸漬して、水域上に浮かぶのに十分な浮力を有する。具体的には前以て調節可能なサイズの開口部が、水と分配装置内の殺生剤間の接触が維持されるように浸漬部分中に存在する。米国特許第4,241,025号明細書は使用することができる浮き型分配装置につき記載している。特に好ましい浮き型分配装置はRainbow Lifegardsプール用浮きであり、これは顆粒製品約1.36kg(3ポンド)を維持するサイズを有する。本発明の1つの重要なアスペクトは、このタイプの浮き型分配装置が1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン、すなわち1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの顆粒とともに使用される時に、水域、特に冷却塔のような工業水域中で優れた微生物学的管理を提供することができるという発見である。浮き型分配装置中に充填される形態のこれらの顆粒は以下の特徴の少なくとも片方、そして好ましくは両方を有する:(i)少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)そしてより好ましくは、少なくとも約35N/厚さ1cm(20ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび(ii)40U.S.標準メッシュサイズ〜0.9525cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する。
前記の特性を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン顆粒を充填される時に本発明に従って非常に有効に使用されてきたもう1種のタイプの自動分配装置は米国特許第4,617,117号明細書に記載されている。市販のモデル、HaywardモデルCL200インライン供給装置(Hayward Pool Products,Inc.,)は供給装置の製造会社により特記された化学殺生剤の種類および形態以外のあらゆる物質とともにこのタイプの供給装置の使用を避けるように教示する当該技術分野に普及する指示にかかわらず、これらの顆粒とともに使用されてきた。例えば、Hayward Model200 Seriesの供給装置の蓋上には下記:
USE ONLY TRICHLORO−S−TRIAZINETORIONE TABLETS−SLOW DISSOLVING TYPE(トリクロロ−s−トリアジントリオン錠−徐放型のみを使用のこと)
を含む注意書きがある。
前記の特性を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン顆粒を充填された時に本発明に従って非常に有効に使用されてきたもう1種のタイプの自動分配装置はRainbow Model 320自動塩素/臭素インライン供給装置(Pentair Pool Products,Inc.,Sanford,NC and Moorpark,CA)である。同一会社から利用可能なRainbow高容量塩素/臭素オフライン供給装置も適している。
前記の特性を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン顆粒を充填されてきた時に本発明に従って非常に有効に使用することができる更にもう1種のタイプの自動分配装置は米国特許第5,089,127号明細書に記載されている。インラインもしくはオフラインサービス用に改造されたPPG Industries,Inc.から市販の、当該特許に対応する市販のモデルは、この供給装置が米国特許第4,865,760号明細書に記載の次亜塩素酸カルシウム錠のような固形の浄化錠を使用するように形成された事実にもかかわらず、これらの顆粒とともに使用することができる。この市販の供給装置を使用する際に、供給装置への水流がこれらの次亜塩素酸カルシウム錠に対して最適な供給速度に対して増加されることを確保しなければならない。これは入り口弁の設定を次亜塩素酸カルシウム錠とともに使用されるよりも高い設定に調整することにより容易に実施することができる。
まだ他の市販の自動インラインもしくはオフライン供給装置を本発明の実施において前記の顆粒とともに使用することができるが、すべての市販の自動インラインもしくはオフライン供給装置が前記の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン顆粒とともに使用することができるわけではない。例えば、米国特許第5,076,315号明細書に記載のような供給装置は前記の特性を有するDBDMH顆粒と一緒の使用には不適であることが見いだされた。従って、これらの分配装置もしくは供給装置の適性がすでに確定されてはいない場合には、その装置がこれらの顆粒とともに有効に使用することができるかどうかを決定するために、前記のタイプのDBDMH顆粒を使用していくつかの準備試験を実施しなければならない。
本発明の様々な新規の特徴物およびそれらからもたらされる利点は、本発明の範囲を限定することなく、本発明を具体的に示す目的のために提示されている実施例1〜5から更に明白になるであろう。
400ppmのカルシウム硬度および300ppmの総アルカリ度を提供するために塩化カルシウムおよび重炭酸ナトリウムを添加した脱イオン水を使用して疑似冷却水を調製した。炭酸カルシウムの沈殿を防止するために、少量のホスホノブタントリカルボン酸(PBTC)(5ppm)を使用した。濃厚水酸化ナトリウムを添加して、疑似冷却水溶液のpHをpH9.1に調整した。
DBDMHおよびBCDMHのストック溶液を脱イオン水100mL中それぞれの粉末1グラムをスラリーさせることにより調製した。20分間撹拌後、不溶性物を濾去すると、DBDMHおよびBCDMHそれぞれの透明な飽和ストック溶液を生成した。ヨウ化カリウム−ナトリウムチオスルフェート法を使用するストック溶液のヨウ素還元滴定によりDBDMH溶液が580mg/L(総塩素として)を含有し、BCDMH溶液が1100mg/L(総塩素として)を含有したことが示された。
ストック溶液を使用して2種の疑似冷却水溶液を総塩素として1mg/Lまでに調製した(dose)。従って、DBDMHストック溶液1.7mLを疑似冷却水1000mLに導入して第1の試験溶液を形成し、BCDMHストック溶液0.91mLをもう1種の疑似冷却水1000mL中に導入して第2の試験溶液を生成した。これらの試験溶液は両方とも、光線を遮蔽し、蒸発を防止するためにねじ蓋付き琥珀色びん中に入れた。次にびんをオーブンに入れて、38℃(100°F)に加熱した。溶液が38℃の平衡温度に達するやいなや、各試験溶液の10mLアリコートを採り、Hach Method 8167を使用して「総塩素」を分析して、それぞれが1mg/Lの「総塩素」レベルを含有することを確認した。同一溶液を更にHach Method 8021を使用して「遊離塩素」につき分析して、総塩素物質のうちのどれだけが「遊離塩素」として記録されるかを測定した。これらの分析値は時間0における結果として記録された。次に試験溶液を合計6時間38℃の平衡温度でオーブン中に維持し、その間、既知の時間間隔で更なる10mLアリコートを採取して、「遊離塩素」および「総塩素」につき同様な分析法にかけた。
前記測定値それぞれの結果を表1に要約し、図1にグラフで表わしている。表1において0.5時間から6時間までの時間に与えられた値は時間0に対して表1に示した対応値の百分率である。これらの結果は図1にグラフで表わされている。表2は表1に示した結果に基づいてBCDMHおよびDBDMHにより経験された「遊離塩素」に対する加水分解の百分率を示す。図2は表2に与えた結果を表わす。表2および図2から、6時間のタイム・スパンにわたり、BCDMHおよDBDMH間の加水分解の百分率における差異は実質的に一定に維持されたことを認めることができる。表2および図2に認められるこれらの差異の僅かな変動はそれらが実験誤差の範囲内にある限り統計的に有意であるとは思われない。
Figure 2005508733
Figure 2005508733
冷却塔水中の微生物学的管理におけるDBDMHおよびBCDMHの有効度を比較試験で研究した。冷却塔はクロスフローデザインの2基の1,753kJ/秒(500−トン)のユニットから成った。総システム含有容量は52,990L(14,000ガロン)であり、塔は中程度の効率のフィルム充填物(medium efficiency film fill)を含有した。塔からの水は2基の1052kJ/秒(300−トン)の空調設備(クーラー)のコイルを冷却した。塔は具体的には約9.1のpHで4サイクルのコンセントレーションで(4cycles of concentration)作動した。ブローダウンは伝導度により制御された。構成水(make−up water)は軟化された、良質な市水道水(city water)から成った。構成水はカルシウムが非常に低い(<10mg/L)がpHが高かった(8.7)。アルカリ度は145mg/L(CaCOとして)であり、シリカレベルは28mg/Lであった。塔は通常のポリホスフェート/モリブデート/ホスホネートプログラムを使用して腐蝕および堆積物管理をもたらした。条件および結果は表3に要約される。
Figure 2005508733
BCDMH9.07kg(20lbs)を固形ハロゲン供給装置(Neptune model BT−40,Neptune Chemical Pump Co.,Inc.,Lansdale,PA)に充填された20−グラム、2.54cm(1−インチ)の錠剤を使用して水に導入した。各投与前に、冷却塔水を採取し、有機栄養のバクテリアプレ−数を計数した。次に塔を1週間に3回BCDMHをスラッグ投与した(slug dosed)。スラッグ投与は、約0.5mg/L(「遊離塩素」として)の「遊離塩素」投与量が得られるまで約1〜5時間、再循環水の側流を、錠剤を含有する供給装置をとおして迂回させることにより実施された。「総塩素」投与量を同時に測定した。各投与後に、冷却水を採取し、有機栄養のバクテリアプレート数を計数した。必要に応じて、供給装置に更なるBCDMH錠剤を補充した。30日の試験期間にわたって消費されたBCDMH錠剤の総乾燥重量(試験期間中に供給装置に添加された錠剤の総乾燥重量から試験の完了時に供給装置中に残っている錠剤の乾燥重量を差し引くことにより得られた)は11.34kg(25lbs)であることが認められた。
この殺生剤プログラム(殺生剤投与量0.5mg/L「遊離塩素」)は平均数字1桁だけバルク水中の有機栄養バクテリアレベルを減少させたことが認められた。例えば、殺生剤投与の前はバルク水中のバクテリアレベルは10〜10CFU/mLであった。殺生剤投与後は、バルク水中のバクテリアレベルは10〜10に減少した。
BCDMH錠剤の供給装置を空にした後に、DBDMH顆粒9.07kg(20lbs)を供給装置中に充填した。そこで、30日の試験期間中供給装置にあらゆる更なるDBDMHを添加することは必要ではなかった事実を除いて、BCDMHについて前記のものと同様の方法を実施した。実際に、試験期間中に消費されたDBDMHの総重量は3.175kg(7lbs)のみであった。更に、バルク水中の目標の0.5mg/Lの「遊離塩素」量は20〜30分間のみで達成された。3.175kg(7lbs)のDBDMHによりもたらされた殺生能は同一試験条件下で11.34kg(25lbs)のBCDMHによりもたらされたものと同様であることが認められた。
これらの比較実験の要約を表4に示す。
Figure 2005508733
実施例2に使用されたものと同様な冷却塔を使用して、冷却塔水中の微生物学的管理における1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの有効度を研究した。前記のように、冷却塔はクロスフローデザインの2基の1,753kJ/秒(500−トン)ユニットから成った。総システム含有容量は52,990L(14,000ガロン)であり、塔は中程度の効率のフィルム充填物を含有した。塔からの水は2基の105.2kJ/秒(300−トン)の空調設備(クーラー)のコイルを冷却した。塔は具体的には約9.1のpHで、4サイクルのコンセントレーションで作動した。ブローダウンは伝導度により制御された。構成水(make−up water)は良質の軟水の市水道水から成った。構成水はカルシウムが非常に低い(<10mg/L)がpHが高かった(8.7)。アルカリ度は145mg/L(CaCOとして)であり、シリカレベルは28mg/Lであった。塔は通常のポリホスフェート/モリブデート/ホスホネートプログラムを使用して腐蝕および堆積物管理をもたらした。
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを固形ハロゲン供給装置(Neptune model BT−40,Neptune Chemical Pump Co.,Inc.,Lansdale,PA)に充填された顆粒を使用して水に導入した。現地試験は51日間継続した。塔に1週間に3回1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインでスラッグ投与した(slug dosed)。スラッグ投与は、約0.75mg/L(Clとして)の総ハロゲン残留物が得られるまで約1〜5時間、再循環水の側流を、顆粒を含有する供給装置をとおして迂回させることにより実施された。この殺生剤プログラムは平均2桁の数字だけバルク水中のバクテリアレベルを減少させ、殺生剤投与後のバルク水中のバクテリアレベルは10〜10CFU/mLの範囲にあった。
DBDMHを使用するこの現地試験の経過中に実施されたいくつかの分析値の平均からの結果を以下である:微生物学的試験において、好気性バクテリアのレベルは冷却塔水中では6×10〜3×10CFU/mLの範囲にあり、構成水中では10であった。水化学に関しては、遊離ハロゲン残留物(Clとして)は冷却塔水中で0.79mg/L(範囲は1.9〜0.00mg/L)であり、構成水中では0.05mg/Lであり、総ハロゲン残留物(Clとして)は冷却塔水中では0.82mg/L(範囲は1.9〜0.03mg/Lである)であり、構成水中では0.8mg/Lであった。
現地試験を4個の各冷却セルにおいて平均1,402kJ/秒〜1,753kJ/秒(1400〜500トン)のHVAC/工程冷却システムにおいて実施した。このシステムにおいては、水に対する熱負荷の90%はHVACシステムをとおり、水に対する熱負荷の残りの10%は化学反応容器の工程冷却をとおった。システムの総容量は60,560L(16,000ガロン)であり、約−13.9〜−12.8℃の(7〜8°F)の温度差動(temperature differential)を伴なった。システムの作動pHは8.3〜8.8の範囲内にあった。水は900〜1000ppmの総溶解固体を含有し、270〜300ppmのカルシウム硬度を有した。操作は約3サイクルのコンセントレーション(3 cycles of concentration)を伴なった。
この装置はBCDMHブリケットを使用してきた。この現地試験の開始時に、システムが著しい量のバイオフィルムのヘドロで詰まっていたため、装置が非常に低い水流を有したことが認められた。現地試験は殺生剤をDBDMHの顆粒に切り替えることを伴なった。その他については操作は以前のように実施した。2カ月の現地試験の結果およびBCDMHのシステムにおける以前の使用に対して入手できる情報の要約を表5に要約している。
Figure 2005508733
前記の実施例2に記載されたもう1種の現場試験を冷却塔中で実施した。この現場試験においては、冷却塔水は広い開放位置にスロットをもつ、顆粒約1.36kg(3lbs)の容量を有するRainbow Lifeguardプール用浮き(swimming pool floater)を使用してDBDMHを実質的に連続的に投与した。DBDMH顆粒を充填されたこの浮きを、必要な時に殺生剤の添加のために非常に便利な位置の塔ベイシン中に入れ、固定した。浮きは「遊離ハロゲン」の投与量を配布して、Brとしての遊離ハロゲンを0.15〜0.2ppmの範囲の投与レベルを維持した。プランクトンのプレート数は10CFU/mL未満であり、DBDMHの消費は2.72kg/月(6ポンド/月)のみであることが見いだされた。
実施例2〜5に使用されたDBDMHの顆粒は40U.S.標準メッシュサイズ〜0.3175cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズおよび少なくとも26.75N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さを有する。顆粒形態でのDBDMHの使用と組み合わせたその低い水溶解度の組み合わせが比較的頻度の低い分配装置の再充填を要する、全試験期間をとおして殺生的有効レベルの遊離臭素が水中に維持されるように、冷却塔水の緩徐なしかし、連続的なもしくは実質的に連続的な自動的投与をもたらした。
実施例1〜5から、本発明の利点のなかには、DBDMHがBCDMHのほとんど2倍の利用可能な臭素を含有し、完全に塩素を含まず、そしてDBDMHにより、水に放出されたハロゲンのほとんどすべてがDPD試験において、水中で殺生的に有効な物質である「遊離塩素」として反応することであることを認めることができる。更に、本発明の実施はBCDMHに比較して、(a)殺生剤消費の実質的な減少、(b)供給時間の有意な短縮、(c)軟鋼の腐蝕および銅の腐蝕の有意な減少、(d)広範なバイオフィルムの蔓延に対する著しく有効な殺生作用、(e)本発明に従う殺生剤で処理されなかった冷却塔施設中の著しく改善された性能および清浄性、並びに(f)安価な浮き型の殺生剤分配装置を使用する、工業用水系中へのDBDMH顆粒の著しく経費効率のよい連続的なもしくは実質的に連続的な投与、を可能にした。
本発明の実施に使用のための1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインのもっとも効率のよい、現在知られた製法は2000年1月18日に出願の共同所有の同時係属出願第09/484,844号明細書に記載されている。その方法は、例えば無機塩基および5,5−ジメチルヒダントインから形成される水溶液もしくはスラリー並びに(ii)各窒素原子が臭素原子により置換され、それにより水性反応混合物中に沈殿する生成物を連続的に形成するような割合の臭素化剤を同時に供給することを含んで成る。混合物のpHは5.5〜8.5の範囲に連続的に維持される。以下の実施例6〜16はその工程を具体的に示す。実施例6〜16において、pHはpHメーターを使用して監視された。実施例6〜15において、Cole−Parmer Masterflexコンピューター化駆動体およびEasy−Load(R)ポンプヘッドを使用して臭素を供給した。実施例14および15の連続操作を実施する時には、生成される反応物スラリーを反応容器の底から手で、間欠的に回収した。各画分を500mLフラスコ中に回収した。
NaOH235グラム(5.85モル)を水1800gに溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン375g(2.93モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にはBr935(5.86モル)が存在する。Brおよび5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液がその中に供給される1−リットル用ジャケット付きフラスコを冷却浴により25℃に維持する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液を反応フラスコにBrと同時にしかし別々に同時供給する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液の供給はBr供給の開始の僅かに前に(例えば3〜4分)開始された。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液の供給速度は10mL/分であり、Brの供給速度は1.60〜1.70mL/分である。反応混合物を機械的撹拌機で350〜400rpmの速度で撹拌する。反応期間中、pHは7.4〜7.9の範囲にあった。反応が進行するに従って形成するスラリーを反応フラスコ中の溶液のレベルが一定に維持されるような速度で回収する。生成物の500mL画分を1画分当たり平均30分間にわたり、反応フラスコの底から回収する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液の供給が終結する時、Br86g(0.54モル)が臭素ため池中に残留する。
各生成物画分を濾過し、水500mLで3回洗浄し、次に固形物を窒素流下で乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は673g、5,5−ジメチルヒダントインに基づくと80%の収率、もしくはBrに基づくと89%の収率である。活性臭素含量はヨウ素還元滴定により測定すると少なくとも99%である。
NaOH44グラム(1.1モル)を水338gに溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン70.4g(0.55モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にBr175.1g(1.1モル)が存在する。Brおよび5,5−ジメチルヒダントイン/NaOHがその中に供給される反応フラスコを加熱浴により35℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜200mLのヒール(heel)(238g)を充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時にしかし別々に反応フラスコに同時供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌する。反応期間中、pHは6.9〜8.0の範囲であった。反応温度は0.5時間の添加時間中は37℃に安定化した。試薬の添加が終結する時、橙色のスラリーを35℃で濾取し、水650mLで洗浄した。生成された白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は147.6g、94%の収率であり、ヨウ素還元滴定により測定された、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.1重量%(理論値の98.6%)である。
NaOH44グラム(1.1モル)を水338gに溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン70.4g(0.55モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にはBr172.0g(1.07モル)が存在する。その中にBrおよび5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液が供給される反応フラスコを加熱浴により67℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜200mLヒール(238g)を充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給する。臭素を窒素で希釈し、反応フラスコ中の溶液の表面下に供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌し、pHは反応期間中6.7〜7.1の範囲であった。0.5時間の添加時間中、反応温度は67℃に安定化した。試薬添加が終結すると、橙色のスラリーを反応フラスコからビーカーに取り出し、緩徐に放置冷却する。スラリーを〜45℃で濾過し、水500mL量で2回洗浄する。生成される白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は130.5g、5,5−ジメチルヒダントインに基づいて〜83%の収率もしくはBrに基づいて〜85%の収率である。ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.9重量%(理論値の100%)である。生成物の代表的な乾燥試料に基づく、この操作で形成された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの粒径データを表6に要約する。
Figure 2005508733
NaOH354グラム(8.85モル)を水2700gに溶解する。5,5−ジメチルヒダントイン562g(4.386モル)をNaOH溶液に添加する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)500mLヒールを充填する。
5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに、ジャケット付き反応フラスコに、加熱もしくは冷却を同時に適用せずに、同時供給する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液の供給速度は10mL/分であり、Brの供給速度は最初1.70mL/分であるが、後に1.68mL/分に調整して、反応混合物のpHを〜7.0に維持する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌し、反応温度は約42℃に安定化した。反応が進行するに従って形成するスラリーを反応フラスコ中の溶液のレベルが一定に維持されるような速度で回収する。生成物の8種の500mL画分を各画分当たり30分の平均時間をかけて、反応フラスコの底から回収する。合計1374.5g(8.59モル)のBrを反応期間中に添加する。
各生成物画分を濾過し、水500mL量で洗浄し、次に固形物を真空オーブン中で50℃で1晩乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離総収量は1152g、5,5−ジメチルヒダントインに基づいて92%の収率もしくはBrに基づいて94%の収率である。ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.4重量%〜55.7重量%(理論値の99.1%〜99.7%)である。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの平均粒径は150μより大きい。
NaOH89グラム(2.2モル)を水676g中に溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン141g(1.1モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にBr350g(2.2モル)が存在する。その中にBrおよび5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液が供給される反応フラスコを加熱浴により67℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜400mLヒール(483g)を充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌する。反応期間中のpHは6.8〜7.1の範囲であった。反応温度は66分の添加時間中67℃に安定化した。試薬の添加が終結する時に、橙色のスラリーを43℃で濾過し、水1000mL(2×500mL)で洗浄する。生成される白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。Br307.3グラム(1.92モル)を反応フラスコに供給した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は212.5g、Brに基づいて77%の収率そして5,5−ジメチルヒダントインに基づいて68%の収率であり、ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.9重量%(理論値の100%)である。
NaOH88グラム(2.2モル)を水338g中に溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン140.8g(1.1モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にBr352g(2.2モル)が存在する。その中にBrと5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液が供給される反応フラスコを加熱浴により69℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜200mLヒール(240g)を充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌する。反応期間中のpHは6.8〜7.0の範囲であった。反応温度は39分の添加時間中68〜69℃に安定化した。試薬の添加が終結する時に、橙色のスラリーを40℃で濾過し、水500mLで洗浄する。生成される白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。Br285.5グラム(1.78モル)を反応フラスコに供給した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は186.8g、Brに基づいて73%の収率そして5,5−ジメチルヒダントインに基づいて60%の収率であり、ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は53.4重量%(理論値の96%)である。
表7は実施例10および11の生成物の粒径のデータを要約している。
Figure 2005508733
NaOH44.2グラム(1.1モル)を水338g中に溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン70.4g(0.55モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にBr173g(1.08モル)が存在する。その中にBrと5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液が供給される反応フラスコを加熱浴により57℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜200mLヒール(244g)を充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌する。反応中のpHは6.8〜7.2の範囲であった。所望のpHの維持は臭素供給速度調節により実施された。反応温度は33分の添加時間中57℃に安定化した。試薬の添加が終結する時に、橙色のスラリーを38℃で濾過し、水500mLで洗浄する。生成される白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は139.8g、Brに基づいて91%の収率そして5,5−ジメチルヒダントインに基づいて89%の収率であり、ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.7重量%(理論値の99.7%)である。
NaOH44.2グラム(1.1モル)を水338g中に溶解し、5,5−ジメチルヒダントイン70.3g(0.55モル)をNaOH溶液に添加する。臭素ため池中にBr172.5g(1.08モル)が存在する。その中にBrおよび5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液が供給される反応フラスコを加熱浴により48℃に維持する。反応フラスコに1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン濾液(母液)〜200mLヒールを充填する。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給する。反応混合物を機械的撹拌機で400rpmの速度で撹拌する。反応中のpHは6.8〜7.2の範囲であった。所望のpHの維持は臭素供給速度調節により実施された。反応温度は34分の添加時間中48℃に安定化した。試薬の添加が終結する時に、橙色のスラリーを38℃で濾過し、水500mLで洗浄する。生成される白色固体を窒素流下で1晩乾燥する。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収量は144.8g、Brに基づいて94%の収率そして5,5−ジメチルヒダントインに基づいて92%の収率であり、ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は55.0重量%(理論値の98.4%)である。
実施例12および13の生成物の粒径データを表8に要約している。
Figure 2005508733
本実施例の方法を連続的方法で実施した。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOHの供給物溶液を、5,5−ジメチルヒダントイン濃度が約1.1Mであるように5,5−ジメチルヒダントインを9重量%のNaOH溶液に添加することにより形成した。5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液をBrと同時に、しかし別々に反応フラスコに同時供給した。フラスコを加熱浴中に懸濁させた。反応混合物を機械的撹拌機で500rpmの速度で撹拌した。反応混合物は約7.0±0.2のpHで維持され、反応温度は55℃で維持された。生成物の10画分を1画分当たり30分の平均時間をかけて回収した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの単離収率は5,5−ジメチルヒダントインに基づいて90%、添加Brに基づいて92%であった。白色結晶生成物の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの純度は理論的臭素含量に基づいて99.8%であった。画分5〜10は定常状態の処理状態中に形成された生成物の粒径を表わす。表9は連続工程の定常状態操作中に採取されたこれらの画分それぞれの試料に基づいた画分5〜10に関する平均粒径データおよび粒径分布データを要約している。測定により生成物の双峰分布がもたらされたことが示された。生成物の全体的平均粒径は512.3ミクロンであった。
Figure 2005508733
もう1種の連続操作を実施例14のものに類似の方法で実施した。供給物溶液を水3550g中に355g(8.87モル)を溶解することにより形成した。これに5,5−ジメチルヒダントイン560g(4.37モル)を添加した。同時供給物を水性反応混合物のpHを7.0±0.2に維持するように調整した。温度を55℃に維持した。供給された臭素(Br)の総量は1359.4g(8.50モル)であった。実施例14におけるように、反応混合物の10画分を回収した。しかし、この操作においては、添加速度を、平均滞留時間が画分毎に約1時間であるように調整した。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの総単離収率は使用された5,5−ジメチルヒダントインに基づいて88%、添加された臭素に基づいて90%であった。1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの生成物は白色結晶固体として得られた。表10は本反応で形成された生成物に関する平均粒径データおよび生成物の分布データを要約している。画分5〜10は定常状態の操作状態中に形成された生成物の粒径を表わす。実施例14におけるように、形成された生成物は双峰性であった。表10において、”n.d.”は、より大きい粒径の画分の粒径測定が測定できなかったことを示し、使用された機器は2000ミクロンより大きい粒径をもつ粒子は測定することができなかった。生成物の全体的平均粒径は455.5ミクロンであった。
Figure 2005508733
もう1種の連続操作をその中に5,5−ジメチルヒダントインおよびNaOHから形成された水溶液並びに臭素の別の供給物を連続的に同時供給されたガラスの反応容器を使用して実施した。5,5−ジメチルヒダントインを9重量%のNaOH水溶液に添加することにより水溶液を調製した。この溶液は約22.4重量%の5,5−ジメチルヒダントインおよび7重量%のNaOHを含有した。72ミリメーターの外径をもち、アンカー撹拌機の付いた、82ミリメーターの内径を有する、1リッター用のジャケット付き反応容器を使用し、ジャケットをとおってシリコーン流体(Rhodersil 4720V20流体;Rhone−Poulenc)を循環させた。反応物の温度を38℃に調節した。両供給物はポンプにより制御され、Prominent GammaG/4A陽性交換ポンプを経由する5,5−ジメチルヒダントイン/NaOH溶液の平均供給速度は15.84グラム/分であり、Masterflex Easy−Load蠕動ポンプを介する臭素の平均供給速度は4.67グラム/分であった。反応混合物は400rpmで撹拌した。反応物のpHはpHメーターを使用して排水のpHを測定することにより監視し、pHは反応期間中6.06〜6.36の範囲にあった。反応容器からの生成物の除去もポンプにより制御された。滞留時間は平均、画分当たり30分であり、各画分は約500mLであった。反応容器に供給された5,5−ジメチルヒダントインの量に基づいて、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの90.5%の収率が得られた。標準ヨウ素還元滴定により測定された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの活性臭素含量は>55.3%であった。このように、本生成物の純度は99.0%より大きかった。
表11は実施例16の連続操作中に形成された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン生成物の粒径データを要約している。これらのデータは定常状態もしくは本質的に定常状態が達成された後に、連続操作中の異なる時間に採取された2種の試料に基づいた平均データである。
Figure 2005508733
実施例17および18は結合剤を使用しない大きい平均粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインからの錠剤の製法およびこのような結合剤を含まない錠剤の例外的圧潰強さを表わす。実施例19は大きい平均粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインにより所有された優れた流動特性および低い粉だち特性を表わす。
前記の方法により製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの5グラム試料をHastelloy(R)C合金から加工されたパンチおよびダイを備えたSintech(R)成形機(MTS Systems Corporation,Edenprairie,Minnesota)中で結合剤を含まずに圧縮した。ダイを充填する前に、ダイの内面に潤滑剤として役立つために微細化ポリプロピレンワックス(MICROPRO 400ワックス;Micro Powders,Incorporated,Tarrytown,NY)で軽く粉を打った。適用圧力は滞留時間なしで34,475kPa(5000psi)である、すなわち圧力は34,475kPa(5000psi)に達した直後に自動的に終結された。ダイから取り出し後に、生成された錠剤は室温で6日間熟成させた。そこで、錠剤を、そのソフトウェアがMTS Systems Corporationにより供給されるような1/S圧縮装置中に設置されたTestworksソフトウェアを備えたSintech(R)1/S圧縮装置(MTS Systems Corporation,Edenprairie,Minnesota)を使用する圧潰強さ試験にかけた。装置にはコンピューターと接続された水平の円形の負荷セル、これもコンピューターと接続されたディジタルマイクロメーターおよび負荷セルの上方に配置され、負荷セルに垂直に下方の力を適用するようになっている垂直のねじ駆動ピストンが含まれる。圧潰強さの測定法はマイクロメーターで錠剤の厚さを測定してコンピューターにディジタル化インプットを提供することを伴なう。次に錠剤を負荷セル上のその端に置いて、ピストンを錠剤の上端と接触させる。次に装置を駆動し、そこで、ピストンが錠剤に漸進的に増加していく下方の直径上への力を適用開始する。同時に、負荷セルは錠剤に適用されている下方の力を連続的に測定し、これらの測定値のインプットがコンピューターに伝達される。適用されている力が、力の量が直前の力の10%に突然減少する地点に達する時に、錠剤は破壊地点に達し、ソフトウェアプログラムにより力の適用が即座に停止される。コンピューターへのインプットから、2個の値、すなわち錠剤の破壊地点の力のポンド数および破壊地点の錠剤の厚さの1cm(インチ)当たりの力のニュートン(ポンド)数が提供される。従って適用される力が大きいほど、強さは大きくなる。2種の群のこれらの試験を実施した。1セット(セットA)は連続法(実施例13および14参照)で製造された大きい平均粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインのバッチからの5錠を形成し評価することを伴なう。他方のセット(セットB)の試験はバッチ法(実施例9および11参照)で製造された大きい平均粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインのもう1つのバッチから製造された3錠を伴なう。表12はこれらの試験の結果を要約している。
Figure 2005508733
結合剤を含まない通常の小粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの錠剤は前記の方法で打錠することができない。
結合剤とともにを調剤された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインから形成された錠剤の圧潰強さは実施例17に記載のように実施された1群の試験で示された。錠剤の製造法は下記である:189ミクロンの平均粒径を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインをMicro Powders Incorporated,Tarrytown,NYからの微細化ポリエチレンワックス3重量%と約30分間手動で混合した。次に生成された調製物を実施例17に記載のように錠剤に加工した。実施例17に記載のように実施した圧潰強さ試験の結果は表13に要約されている。
Figure 2005508733
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの試料および市販の1,3−ジハロ−5,5−ジメチルヒダントイン製品の試料を使用して比較流動性試験を実施した。これらの試験は試験される試料を0.237L(8−オンス)のガラスビンのその容積の約1/3まで充填することを伴なった。びんを閉鎖後に、内容物の特徴を観察しながら片側に傾けながら緩徐に回転させた。表14はこれらの流動性試験で実施された観察を要約している。表14においては下記の略語が使用される:
DBDMHは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、
DCDMHは1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントインであり、
BCDMHはN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインである。
Figure 2005508733
実施例20〜28は2000年1月18日出願の共同所有の同時係属出願第09/487,816号明細書に記載のような新規の結合剤を使用して1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインから形成された圧縮生成物の調製および特性を表わす。
微細化ポリエチレンワックス(MPP−611,Micro Powders Inc.,Tarrytown,New York)2.5グラム、次いで1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(47.5g)を結晶化深皿中に秤量した。むしろコックが粉中にバターを練り込むかも知れないように広刃スパチュラを使用して混合物を混合した。この方法での手動混合の10分後、生成物をガラスビンに入れ、混合物の流動性を測定するために回転させた。混合物を製造するために使用された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの特性よりも流動性が改善された。
ポリプロピレンワックス(MICROPRO,Micro Powders Inc.,Tarrytown,New York)2.5グラム、次いで1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(47.5g)を結晶深皿中に秤量した。この混合物を実施例18に記載のように混合し、ガラスビンに移し、それを混合物の流動性を測定するために回転させた。混合物を製造するために使用された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの特性よりもその流動性が改善された。
実施例20および21で調製された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン混合物を圧縮試験にかけた。各試料を秤量し、Hastelloy(R)C合金から製造された1.8cm(0.71インチ)直径のダイ中に導入し、同様にHastelloy(R)C合金から製造されたネジ駆動パンチで前以て設定された圧力に圧縮した。ダイを充填する前に、その内面を潤滑剤として役立つように微細化ポリプロピレンワックスで軽く粉打ちした。圧縮圧力達成時の滞留時間はなかった(圧力は即座に解放された)。ダイから錠剤を抜く時に、マイクロメーターで錠剤の厚さを測定し、錠剤の視覚的観察を実施した。
比較のために、混合物を約64.5μの平均粒径をもつ、混合されていない、純粋な、商業的に製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン粉末および他のハロゲン化ヒダントイン化合物の混合物であることが知られている市販のトイレットボール用製品(表15ではCTB製品と省略されている)に比較した。このトイレットボール用パックはスーパーマーケットから購入し、モルタルおよび乳棒で粉末に粉砕し、前記のように再圧縮した。
表15は実験条件および観察を表にしている。
Figure 2005508733
実施例22で製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン/5重量%MPP−611の錠剤をガラスビーカーの水中に入れた。錠剤には何も起らないように見えた。数カ月の期間中に緩徐に溶解する時にその物理的原型はそのままに維持された。それが溶解されたハロゲンを放出していることを証明するために、錠剤を水から取り出し、脱イオン水で洗浄し、ペーパータオルで乾燥した。次いでプラスチックの洗浄びんを使用してN,N’−ジエチル−フェニレンジアミン(DPD)粉末含有の脱イオン水溶液中で錠剤を洗浄した。この溶液は洗浄水を導入するとすぐピンク色に変化し、可溶性ハロゲンが錠剤から洗浄されていることを示した。これに関する限り、DPDはppmレベルにおける可溶性ハロゲンの存在を検出するために使用される高感度の指標である。このような量の溶解ハロゲンの存在下でDPDはピンクに変色する。
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを、混合物が3重量%のワックスを含有するように微細化ポリエチレンワックス(MPP−611)と混合した。混合物の試料(5g)をHastelloy(R)C合金から製造されたダイ中に導入し、3,448kPa(5000psi)の圧力に圧縮した。更に3種の試料(各5g)を同様な方法で圧縮し、圧力を解放した度に1錠をダイから抜きとった。それぞれの場合、ダイ充填前に、潤滑剤として働くようにその内面を微細化ポリプロピレンワックスで軽く粉打ちした。錠剤を2個の同サイズのかけらに手で分割した。各錠剤の半分をモルタルおよび乳棒で粉末に粉砕し、粉末を滴定して活性臭素の重量%を測定した。各錠剤の残りの半分を密閉ガラスバイアル中に入れ、50℃のオーブン中に入れた。30日後、試料をオーブンから取り出し、粉砕し、滴定して、活性臭素のその重量%を測定した。比較の目的で、約64.5μの平均粒径を有する商業的に製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(微細化ポリエチレンワックスを含まない)の対照試料を同様な処理にかけた。この対照試料の場合には、ダイから1個の錠剤を引き抜くことができず、従って粉砕されたラミネートのみを試験することができた。
表16は添加剤を含まない対照試料とともに、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン/3重量%微細化ポリエチレンワックス混合物の4種の試料から得た結果を示す。
Figure 2005508733
表16のデータは、使用された分析法の再現性内で、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの錠剤中の3重量%の微細化ポリエチレンワックスの存在は50℃で30日間の貯蔵後に活性臭素の喪失をもたらさないことを示している。活性臭素の喪失のないことは、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインと微細化ポリエチレンワックスの化学的相容性を示している。
実施例22に記載されたような異なる量の微細化ポリエチレンワックスとともに打錠された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの強さを一連の圧潰強さ試験において測定した。各試験において、混合材料5gをHastelloy(R)C合金から製造されたダイに添加し、これもHastelloyC合金で製造されたねじ−駆動パンチで3,448kPa(5000psi)の圧力に圧縮した。おのおのの場合に、ダイの充填前に、潤滑剤として働くようにダイの内面を微細化ポリプロピレンワックスで軽く粉打ちした。ダイから錠剤を抜き出し後に、錠剤の視覚観察を実施した。Testworksソフトウェアを備えたSintech(R)1/S圧縮装置を使用して錠剤の圧潰強さを測定した。これは、それが破壊するまで錠剤上に圧力をかけるためにネジ−駆動ピストンを使用する。破壊点に到達するために要する圧力を記録し、圧潰強さとして記録される。
錠剤の圧潰強さを市販のトイレットボール用製品(表17中ではCTB製品と省略)と比較した。これはスーパーマーケットから購入し、粉末に粉砕し、前記の条件下で再圧縮した。
表17は観察および結果を要約している。圧潰強さのデータは3種の別々の測定値の平均を表わす。
Figure 2005508733
表17のデータは錠剤の圧潰強さが微細化ポリエチレンワックス負荷の関数であり、かつ微細化ポリエチレンワックスを1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインと使用する時に、市販のトイレットボール用製品よりも強力な生成物を得ることができることを明白に示す。
様々な微細化ワックス(Micro Powders Incorporated,Tarrytown,NewYorkから購入)を使用して一連の異なる混合物を調製した。各混合物を混合物が3重量%のワックスを含有するように、実施例20に記載の方法で調製した。これらの混合物形成に使用されたDBDMHの原料は約64.5μの平均粒径を有する商業的に製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであった。実施例22および25に記載のような打錠および圧潰強さ試験を実施した。
錠剤の圧潰強さは市販のトイレットボール用製品(表18においてはCTB製品と省略)に比較した。この市販のトイレットボール用製品をスーパーマーケットから購入し、粉末に粉砕し、実施例22に記載の条件下で再打錠した。
表18は観察および結果を要約している。圧潰強さのデータは3種の別々の測定値の平均を表わす。
Figure 2005508733
表18に要約された試験において1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインの錠剤はCTB製品の調製試料ほど強力ではなかったが、すべての微細化ワックスが、それらがダイから抜き取った時にそのままで残った完全な錠剤を生成したこと、および適切な圧潰強さを示した点で1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインに対する有効な結合剤として役立った。しかし、微細化修飾石油樹脂(Handy Tack 140、Micro Powders Inc.,Tarrytown,NY)およびフッ素化炭化水素混合物(Polysilk 600、Micro Powders Inc.,Tarrytown,NY)の双方は1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインとの化学的非相容性の徴候を示した。
混合および打錠研究を規模拡大した。2.0重量%および2.5重量%のワックスの負荷を達成するために、約64.5μの平均粒径を有する商業的に生産された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン25kgを微細化ポリエチレンワックス(MPP−611)と混合するために、2立法フィート(56.64L)の容量をもつリボン混合装置を使用した。混合時間はそれぞれの場合に60分であった。3重量%のワックスの負荷を達成するために1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン25kgを微細化ポリエチレンワックスと回転混合するために5立法フィート(141.6L)の容量をもつ二重−コーンの回転混合装置を使用した。混合時間は240分であった。
各混合物をChilsonator(R)破砕装置(The Fitzpatrick Company,Elmhurst,Illinois)および1組のスクリーンを通過させて、U.S.メッシュサイズ12〜18の圧縮顆粒を生成した。微細化ポリエチレンワックスを伴なわない、約64.5μの平均粒径を有する、混合物のない、商業的に製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインも同一の装置を通過させた。この物質は圧縮せず、顆粒を形成しなかった。その代りに、Chilsonator(R)を排出する物質は大部分緩い粉末であった。
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン/微細化ポリエチレンワックス混合物それぞれの顆粒を回転打錠プレスの供給ホッパーに導入した。タレットは18個のダイキャビティを含み、それぞれが1091cm(0.75インチ)の直径を有し、それは自動的に顆粒を充填され、Hastelloy(R)C合金から製造された2基のパンチ間で圧縮された。打錠プレスから取り出される錠剤を収集し、7日後に圧潰強さ試験にかけた。表19に与えた結果は少なくとも3回の試験の平均である。
Figure 2005508733
実施例27の実施からの主要な所見は約64.5μの平均粒径をもつ商業的に生産された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン単独では打錠に適した顆粒に圧縮することができないこと、およびこのように微細に粉砕された1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを伴なう微細化ポリエチレンワックス(MPP−611)の存在が顆粒への圧縮工程を促進することであった。これらの顆粒は打錠機に供給され、錠剤に圧縮することができる。錠剤の強さは存在する微細化ポリエチレンワックスの量により支配される。微細化ポリエチレンワックスのレベルが高いほど、錠剤はより強い。
結合剤とともに調製された大きい平均粒径の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインから形成された錠剤の圧潰強さを測定した。この1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインは約189ミクロンの平均粒径を有し、結合剤は微細化ポリエチレンワックス(MPP−611)であり、結合剤は混合物の3重量%であった。Testworksソフトウェアを備えたSintech 1/S圧縮装置を使用して測定を実施した。これらの試験において、破壊が起るまで、錠剤は、錠剤の縦軸に沿って適用される増加していく力を受けた。打錠法は実施例22に記載のようであった。圧潰強さ試験の結果は表20に要約されている。
Figure 2005508733
前記の説明から認めることができるように、本発明を実施もしくは実行する極めて多数の重要な方法が存在する。要約すると、これらの態様のいくつかは以下のようである:
A)水域の殺菌活動を実施する方法であって、Hach Method 8021(著作権1997、Hach Companyによる)を使用する「遊離塩素」およびHach Model 8167(著作権1997、Hach Companyによる)を使用する「総塩素」を比較試験し、そして試験からの「遊離塩素」のmg/LClを試験からの「総塩素」のmg/LCl値の百分率に変換することにより測定可能な、本明細書に記載の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(DBDMH)を使用して、これらの水域中に等モル量のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン(BCDMH)により提供される「遊離塩素」の濃度から予測できると考えられる値より大きい濃度の「遊離塩素」を提供することを含んで成る方法であって、ここで、前記の各試験に使用される4種の水試料はそれぞれ前記の水域と同様なpHを有し、かつ等モル量のBCDMHもしくはDBDAHを含有する。
B)前記の水域中に提供された1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインのモル量が同程度の微生物学的管理を達成するのに要するN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインのモル量より小さい、前記A)の方法。
C)使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)が(a)20〜600ミクロンの範囲の平均粒径、(b)少なくとも約175ミクロンの平均粒径、(c)少なくとも約200ミクロンの平均粒径、(d)少なくとも約300ミクロンの平均粒径、(e)少なくとも約400ミクロンの平均粒径、を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、前記のA)もしくはB)の個々の方法。
D)使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)が(i)結合剤なしで生成された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、もしくは(ii)本明細書に記載された少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは、圧縮生成物を形成するのに有効量の微細化合成ポリオレフィン基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスを結合剤として使用して製造される圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり(ここでワックスが1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインと相容性である)、または(iii)本明細書に記載された少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインから形成される圧縮生成物の形態にあり、そこで圧縮生成物が、圧縮生成物を形成するのに有効量の飽和された、通常は固体の脂肪アミドを結合剤として使用して製造された、前記のA)もしくはB)の個々の方法。
E)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが少なくとも約175、少なくとも約200、少なくとも約300もしくは少なくとも約400、ミクロンの平均粒径を有する、前記のD)の(i)の個々の方法。
F)ワックスが、圧縮の前に、約15ミクロンを越えない平均粒径、約40ミクロンを越えない最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有する微細化ポリエチレンワックス、または圧縮の前に109℃〜111℃の範囲の温度で融解する微細化ポリエチレンワックス、または圧縮の前に5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径、約22ミクロンの最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有する微細化ポリプロピレンワックス、または5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径を有し、かつ約22ミクロンの最大粒径を有する140℃〜143℃の範囲の温度で融解する微細化ポリプロピレンワックスである、前記のD)の(ii)の個々の方法。
G)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが少なくとも約200、少なくとも約300、少なくとも約400、もしくは少なくとも約500、ミクロンの平均粒径を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである前記のD)の(iii)の個々の方法。
H)前記の水域中の殺菌活動が前記の水域中の大腸菌(Escherichia coli)および/もしくは腸内球菌(Enterococcus faecium)に抵抗する(combat)ことを含んで成る、前記のA)もしくはB)の個々の方法。
I)米国環境保護機関の規制に従う、水中への使用のための微生物学的管理剤を調達する方法であって、本明細書に記載の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを含んで成る水管理剤の容器を調達することを含んで成る方法であって、ここで、当該容器はその上に米国環境保護機関により公布された要求事項に準拠する投与レベルを有し、かつ前記のラベル上または前記の容器のための包装物上もしくはその中に、水処理において内容物が使用に推奨されるかもしくは使用のためのものである効果に対して、または内容物が少なくとも約8.0のpHを有する水中への使用に推奨されるもしくは使用のためのものである効果に対して明記しているラベルを担持する、方法。
J)H)で使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインもしくはI)で使用されている対照剤が(i)結合剤を伴なずに製造された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、(ii)本明細書に記載の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは圧縮生成物を形成するために有効量の微細化合成ポリオレフィン基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスを結合剤として使用して製造された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(当該ワックスは1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインと相容性である)、または(iii)本明細書に記載された少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン殺菌剤(DBDAH)、もっとも好ましくは、そこで圧縮生成物が、圧縮生成物を形成するのに有効量の、飽和された、通常は固体の脂肪アミドを結合剤として使用して製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインから形成された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、である前記のH)もしくはI)の個々の方法。
K)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが少なくとも約175、少なくとも約200、少なくとも約300もしくは少なくとも約400、ミクロンの平均粒径を有する、前記のJ)の(i)の個々の方法。
L)ワックスが、圧縮の前に約15ミクロンを越えない平均粒径、約40ミクロンを越えない最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有するポリエチレンワックスであるか、またはワックスが圧縮の前に、109℃〜111℃の範囲の温度で融解するポリエチレンワックスであるか、またはワックスが圧縮の前に5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径、約22ミクロンの最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有するポリプロピレンワックスであるか、またはワックスが圧縮の前に140〜143℃の範囲の温度で融解し、5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径を有し、そして約22ミクロンの最大粒径を有するポリプロピレンワックスである、前記のJ)の(ii)の個々の方法。
M)圧縮生成物の形成時に使用される1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが少なくとも約200、少なくとも約300、もしくは少なくとも約400、ミクロンの平均粒径を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、前記のJ)の(iii)の個々の方法。
N)処理されている水域が工業冷却水、排水もしくは工程水である、前記のA)〜M)のいずれかの個々の方法。
O)水の処理が殺生的有効量の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが水に配達されるように、水の側流に1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの床中を通過させることを含んで成る、前記のN)の方法。
P)微生物学的管理剤が少なくとも冷却水、排水もしくは工程水中への使用のために調達される、前記のI)の個々の方法。
Q)前記の水域中の殺菌活動が前記の水域と接している表面上のバイオフィルムを撲滅、実質的に撲滅もしくは縮小させることを含んで成る、前記のA)もしくはB)の個々の方法。
R)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが(a)20〜600ミクロンの範囲の平均粒径、(b)少なくとも約175ミクロンの平均粒径、(c)少なくとも約200ミクロンの平均粒径、(d)少なくとも約300ミクロンの平均粒径、もしくは(e)少なくとも約400ミクロンの平均粒径を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、前記のQ)の個々の方法。
S)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが(i)結合剤なしで生成された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、(ii)本明細書に記載の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)、もっとも好ましくは、圧縮生成物を形成するのに有効量の微細化合成ポリオレフィン−基材の炭化水素ワックスおよび/もしくは微細化合成ポリフルオロカーボンワックスを結合剤として使用して製造された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン(ここでワックスは1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインと相容性である)、または(iii)本明細書に記載された少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)、もっとも好ましくは、そこで圧縮生成物が、圧縮生成物を形成するのに有効な量の飽和された、通常は固体の脂肪アミドを結合剤として使用して製造された1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインから形成された圧縮生成物の形態の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、前記のQ)の個々の方法。
T)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが少なくとも約175、少なくとも約200、少なくとも約300もしくは少なくとも約400、ミクロンの平均粒径を有する、S)の(i)の個々の方法。
U)ワックスが、圧縮の前に約15ミクロンを越えない平均粒径、約40ミクロンを越えない最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有する微細化ポリエチレンワックス、または圧縮の前に、109℃〜111℃の範囲の温度で融解する微細化ポリエチレンワックス、またはワックスが圧縮の前に5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径、約22ミクロンの最大粒径および25℃で0.9〜1.4グラム/ccの範囲の密度を有する微細化ポリプロピレンワックス、または140〜143℃の範囲の温度で融解し、5.0〜7.0ミクロンの範囲の平均粒径を有し、そして約22ミクロンの最大粒径を有する微細化ポリプロピレンワックスである、前記のS)の(ii)の個々の方法。
V)使用されている1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが少なくとも約200、少なくとも約300、少なくとも約400もしくは少なくとも約500、ミクロンの平均粒径を有する1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、前記のS)の(iii)の個々の方法。
W)前記の水域中の殺菌活動が前記の水域と接している表面上の緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)バイオフィルムを撲滅、実質的に撲滅もしくは少なくとも減少させることを含んで成る、前記のA)もしくはB)の個々の方法。
X)米国環境保護機関の規制に従う水中への使用のためのバイオフィルム管理剤を調達する方法であって、水性溶媒中に使用のためのバイオフィルム管理剤の容器を調達することを含んで成る方法であって、ここで、これらの薬剤が本明細書に記載の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン(DBDAH)、もっとも好ましくは1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインを含んで成り、当該容器がその上に米国環境保護機関により公布された要求事項に準拠する投与レベルを有し、前記のラベル上もしくは前記の容器のための包装物上もしくはその中に、内容物が少なくとも約8.0のpHを有する水とともに、使用に推奨されるもしくは使用のためのものである効果に対して明記しているラベルを担持する、方法。
本発明の更に他の態様には以下が含まれる:
A1)その中に含有された殺生剤の充填物から殺生物質を調節された速度で水中に自動的に分配する分配装置から、水と、5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン間の相互反応により形成される殺生物質を水中に分配することを含んで成る、水域を浄化する方法であって、そこで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で25℃の温度にある静止水中に溶解されることができる顆粒の形態にある、方法。
A2)その中に含有された殺生剤の充填物から殺生物質を調節された速度で水中に自動的に分配する分配装置から、水と、5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する、少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン間の相互反応により形成される殺生物質を水中に分配することを含んで成る、水域を浄化する方法であって、そこで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8インチ)までの範囲の平均サイズを有する顆粒の形態にある、方法。
A3)その中に含有された殺生剤の充填物から殺生物質を調節された速度で水中に自動的に分配する分配装置から、水と、その中の5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する、少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントイン間の相互反応により形成される殺生物質を水中に分配することを含んで成る、水域を浄化する方法であって、そこで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、(i)少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さを有し、そして(ii)40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8インチ)までの範囲の平均サイズを有し、そして(iii)最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で25℃の温度にある静止水に溶解されることができる顆粒の形態にある、方法。
A4)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、A1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A5)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインもしくは1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインもしくはそれらのいずれかの少なくとも2種を含んで成るA1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A6)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインである、A1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A7)前記の分配装置が米国特許第5,476,116号明細書のそれぞれの請求の範囲に記載され、請求されたような浮き型分配装置である、A1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A8)前記の分配装置が米国特許第4,617,117号明細書のそれぞれの請求の範囲に記載され、請求された分配装置である、A1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A9)前記の分配装置が米国特許第5,089,127号明細書のそれぞれの請求の範囲に記載され、請求された分配装置である、A1)、A2)もしくはA3)のいずれかに従う方法。
A10)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであるA7)、A8)もしくはA9)のいずれかに従う方法。
A11)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインもしくは1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインもしくはそれらのいずれかの少なくとも2種を含んで成る、A7)、A8)もしくはA9)のいずれかに従う方法。
A12)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインである、A7)、A8)もしくはA9)のいずれかに従う方法。
A13)その中に含有された殺生剤の充填物から調節された速度で殺生物質を水中に自動的に分配する分配装置、およびその中の5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインのその中の充填物、を含んで成る水域を浄化するための装置であって、ここで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で25℃の温度にある静止水に溶解されることができる顆粒の形態にある装置。
A14)その中に含有された殺生剤の充填物から殺生物質を調節された速度で水中に自動的に分配する分配装置、およびその中の、5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインのその中の充填物、を含んで成る水域を浄化するための装置であって、ここで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび、40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8インチ)の範囲の平均サイズを有する顆粒の形態にある、装置。
A15)その中に含有された殺生剤の充填物から殺生物質を調節された速度で水中に自動的に分配する分配装置、およびその中の5−位のアルキル基の片方がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインのその中の充填物、を含んで成る、水域を浄化するための装置であって、ここで、前記の分配装置中に充填された前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、(i)少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さを有し、そして(ii)40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8インチ)の範囲の平均サイズを有し、そして(iii)最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で25℃の温度にある静止水に溶解されることができる顆粒の形態にある、装置。
A16)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであるA13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う装置。
A17)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインもしくは1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインもしくはそれらのいずれかの少なくとも2種を含んで成る、A13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う装置。
A18)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインである、A13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う装置。
A19)前記の分配装置が前記の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを1週間に0.23kg〜0.91kg(0.5〜2ポンド)の範囲で分配することができる浮き型分配装置である、A13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う装置。
A20)前記の分配装置が米国特許第5,476,116号明細書のそれぞれの請求の範囲に記載され、請求された分配装置である、A13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う装置。
A21)前記の分配装置が米国特許第5,089,127号明細書のそれぞれの請求の範囲に記載され、請求された分配装置である、A13)、A14)もしくはA15)のいずれかに従う方法。
A22)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、A19)、A20)もしくはA21)のいずれかに従う方法。
A23)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインもしくは1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインもしくはそれらのいずれかの少なくとも2種を含んで成る、A19)、A20)もしくはA21)のいずれかに従う方法。
A24)前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインである、A19)、A20)もしくはA21)のいずれかに従う方法。
水性溶媒もしくは水と接触している表面上のバイオフィルムに対する本明細書における言及は、水性溶媒もしくは水がこれらの表面と恒常的に接触していることをを必要とすると考えるべきではない。水性溶媒もしくは水がこれらの表面上にバイオフィルムの形成をもたらすのに十分な頻度で表面と接触する限り、これらのバイオフィルムに抵抗するように本発明に従ってこれらの水性溶媒もしくは水を処理することは本発明の範囲内にある。例えば、本発明には、バイオフィルムがこのような表面上で発育するのに十分な頻度で表面上もしくは表面に対してしぶきがかかり、噴霧され、もしくはしたたり落ちる水性溶媒もしくは水の処理が含まれる。更に、水性溶媒もしくは水はあらゆる様々な汚染物および/もしくは不純物を含むことができることを理解することができる。唯一の要求事項はこれらの水性溶媒もしくは水がバイオフィルムの形成が表面上で起るように表面と定期的にもしくは恒常的に接触すること並びに水性溶媒もしくは水中の汚染物および/もしくは不純物が、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインのような1種もしくは複数の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインがこれらの表面上のバイオフィルムを撲滅もしくは少なくともその量を減少させることを妨げないことである。
請求の範囲を含む本明細書に使用される「調達する」の用語は以下の活動:広告、売買、販売促進、販売の申し出、販売、交換、交易、リース、商品化計画、輸入、輸出、商品目的での交渉、供給、分配、配達および類似の輸入のあらゆるかつすべてのその他の活動、の1種もしくは複数を実施することもしくは実施させることを意味する。
請求の範囲を含む本明細書に使用される「水性溶媒」および「水」の用語はその中の主要液体成分が水であるあらゆる液体を意味し、かつそれを含む。これらの水性溶媒もしくは水は有機もしくは無機であろうともしくはそれら両方であろうと、様々な他の物質を含有することができ、リクリエーション水、工業冷却水、工程水および排水により例示される。当該技術分野で周知のように、水が少なくとも約8のpHを有する場合には、それは、米国において少なくとも現在はリクリエーション水の分類には含まれない。
「殺生的有効量」の用語もしくは本明細書で使用される類似の意味の用語はプランクトン性バクテリア、バイオフィルムのバクテリアもしくは藻類のような微生物学的物質の少なくとも有意な部分を殺すのに十分な量を表わす。それは使用された物質が動物、鳥等のような他の種類の生命を殺すべきであることは意味しない。
本文書中のいずこかで化学名もしくは化学式により言及された化合物は単数で言及されようと複数で言及されようと、化学名もしくは化学的タイプにより言及されるもう1種の物質(例えば、もう1種の成分もしくは溶媒)と接触する前にそれらが存在するものとして認識される。これらの変化は本開示に従って要求される条件下で明記された物質を一緒にもたらす当然の結果であるので、たとえあるとしても、生成される混合物もしくは溶液中でどんな予備的化学変化が起るかは問題ではない。更に、請求の範囲が現在形(例えば、「含んで成る」、「である」)で物質を言及することができるとしても、物質が本開示に従う1種もしくは複数の他の物質と最初に接触、配合もしくは混合される直前の時点で存在するので、その物質に関係する。
別の方法で明白に表現されない限り、もし使用される場合のそして本明細書で使用されるような冠詞の「a」もしくは「an」は冠詞が言及する単一の要素に請求の範囲を限定することが意図されず、そして限定するものと解釈してはならない。むしろ、もし使用される場合にそして本明細書で使用されるような冠詞の「a」もしくは「an」は本文が明白に別記しない限り、1種もしくは複数のこれらの要素を網羅することが意図される。
更に、「実質的な」および「実質的に」の用語は化学操作もしくは処理が通常は絶対物に関与しないことを意味することが理解されるであろう。従って、変数もしくは結果を絶対物として説明する代りに、変数もしくは結果を、表現された変数もしくは結果の実質的な近位にあるものとして説明することがずっとより現実的である。例えば、生物の撲滅を説明するときに、当業者は実質的な殺戮が非常に望ましい結果であり、僅かな割合の生物が処理を生き残るとしても全体としての結果が大部分の場合著しく有益である可能性が常に存在するので、絶対的な全体の撲滅が起ることを示唆するよりも生物の実質的な撲滅に言及することがより現実的であることができる。同様に、「実質的に連続的な」および「実質的に連続的に」の用語は、もちろん中断がこれらの活性を提供するために水に対する殺生剤の実質的に連続的な配布に依存する時に有効な殺菌活性を完全に無効にするであろうような期間ではないと仮定すると、水に対して殺菌剤を配布する時の中断は極めて許容できるので、現実的な表現である。従って、本文書は常識の適用とともに読まねばならない。
すべて前記の実施例1に詳細に説明されている、BCDMHもしくはDBDMHを投与された疑似冷却水溶液上で実施された標準「遊離塩素」および「総塩素」試験の結果のグラフ表示である。 実施例1で実施された試験におけるBCDMHおよびDBDMHのそれぞれの試験試料により経験された加水分解の百分率のグラフ表示である。

Claims (41)

  1. 少なくとも1種の鉄もしくは銅表面と接触しているもしくは接触する殺生性の水による処理時に有効な「遊離塩素」レベルを達成する方法であって、前記水中に、その量が(i)水中に殺生的に有効な「遊離塩素」レベルを提供し、そして(ii)N,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して、水が接触している、もしくは接触する前記鉄もしくは銅の腐蝕速度を低下させる(ここで、前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインは、5−位のアルキル基の1つがメチル基であり、かつ5−位の他のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とする)、殺生的有効量の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを導入することを含んで成る方法。
  2. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、請求項1記載の方法。
  3. 前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、水中に前記殺生的有効量を維持する速度で前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを含有し、かつ分配する分配装置から前記水中に連続的にもしくは実質的に連続的に導入される請求項1記載の方法。
  4. 前記殺生的有効量を水中に維持する速度で溶解され、前記分配装置から分配されることができる、前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒で前記分配装置を定期的に充填することを更に含んで成る請求項3記載の方法。
  5. 前記分配装置が浮き型の分配装置である請求項4記載の方法。
  6. 前記の水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつ1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの前記顆粒が25℃の温度にある静止水中に、最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で溶解することができる、請求項4もしくは5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつ前記水中に導入の前に、1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの前記顆粒が少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する、請求項4もしくは5のいずれかに記載の方法。
  8. バイオフィルムと接触している、もしくはバイオフィルムと接触する殺生性の水による処理時に有効な「遊離塩素」レベルを達成する方法であって、前記水中に殺生的有効量の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを導入することを含んで成る方法であって、そこで前記の量が(i)水中に、等モル量のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインにより提供されると考えられるよりも高い殺生的に有効な「遊離塩素」レベルを提供し、(ii)前記バイオフィルムの根絶もしくは少なくとも有効な殺生的チャレンジをもたらし、そして(iii)前記水を処理する際の殺生剤消費速度をN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して低下させることができ、そこで前記の水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが5−位のアルキル基の1つがメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とする、方法。
  9. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである請求項8記載の方法。
  10. 前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、水中で前記殺生的有効量を維持する速度で前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを含有しかつ分配する分配装置から前記水中に連続的にもしくは実質的に連続的に導入される請求項8記載の方法。
  11. 前記殺生的有効量を水中に維持する速度で溶解し、前記分配装置から分配するようになっている前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒で前記分配装置を定期的に充填することを更に含んで成る請求項10記載の方法。
  12. 前記分配装置が浮き型分配装置である請求項11記載の方法。
  13. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつ1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの前記顆粒が25℃の温度にある静止水中に、最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で溶解されることができる、請求項11もしくは12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつ前記水中に導入の前に、1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの前記顆粒が少なくとも約26.25N/厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する、請求項11もしくは12のいずれかに記載の方法。
  15. 前記の水中に導入される前記の殺生的有効量の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが等モル量のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインにより達成されると考えられるよりも高い程度に前記バイオフィルムの根絶もしくは少なくとも有効な殺生的チャレンジをもたらす、請求項9記載の方法。
  16. 少なくとも1種の鉄もしくは銅表面と接触しているもしくは接触する殺生性の水で処理する際に有効な「遊離塩素」レベルを達成する方法であって、(i)水中に殺生的に有効な「遊離塩素」レベルを提供し、(ii)N,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して、水が接触しているもしくは接触する前記鉄もしくは銅の腐蝕速度を低下させ、そして(iii)N,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して、前記水を処理する際の殺生剤消費速度を低下させることができる速度で、少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインで前記の水を処理することを含んで成る方法であって、ここで前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが5−位のアルキル基の1個がメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とする、方法。
  17. 前記の水を処理するために使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、請求項16記載の方法。
  18. 前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、水中で前記の殺生的に有効な「遊離塩素」レベルを維持する速度で前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインを含有し、分配する分配装置から前記水中に連続的にもしくは実質的に連続的に導入される、請求項16記載の方法。
  19. 水中で前記殺生的に有効な「遊離塩素」レベルを維持する速度で溶解され、前記分配装置から分配されるようになっている、前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒を前記分配装置に定期的に充填することを更に含んで成る、請求項18記載の方法。
  20. 前記分配装置が浮き型の分配装置である請求項19記載の方法。
  21. 前記分配装置がインラインもしくはオフライン型の分配装置である、請求項19記載の方法。
  22. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインであり、かつ1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの前記顆粒が、最初の接触の60分後に水が顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有する速度で、25℃の温度にある静止水中に溶解することができる、請求項19、20もしくは21のいずれかに記載の方法。
  23. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5−イソブチル−5−メチルヒダントイン、1,3−ジブロモ−5−n−プロピル−5−メチルヒダントインもしくは1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインもしくはそれらのいずれかの少なくとも2種を含んで成る、請求項16記載の方法。
  24. 前記水中に導入される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインおよび1,3−ジブロモ−5−エチル−5−メチルヒダントインである、請求項16記載の方法。
  25. 少なくとも1種の鉄もしくは銅表面と接触しているもしくは接触する水が更に、バイオフィルムと接触しているかもしくはバイオフィルムと接触し、かつ前記の殺生的に有効量の1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインが等モル量のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインにより達成されると考えられるよりも高度に前記バイオフィルムの根絶もしくは少なくとも有効な殺生的チャレンジをもたらす、請求項17記載の方法。
  26. 少なくとも26.25N/顆粒の厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さ、40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの顆粒を含んで成る殺生性組成物であって、ここで前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが、5−位のアルキル基の1つがメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とし、前記顆粒が前記顆粒に結合もしくは硬化作用を与えるどんな添加剤をもその中に含まない、組成物。
  27. 前記平均圧潰強さが顆粒の厚さ1インチ当たり少なくとも20ポンド(3.57kg/cm)である請求項26の組成物。
  28. 前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインであり、かつ前記顆粒が25℃の温度にある静止水中に、静止水中に前記顆粒浸漬の60分後に、水が、水中に浸漬された顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で溶解されることができる、請求項26の組成物。
  29. 前記平均圧潰強さが少なくとも35N/顆粒の厚さ1cm(20ポンド/インチ)である請求項28の組成物。
  30. 少なくとも1種の鉄もしくは銅表面と接触しているもしくは接触する水域中で殺菌活動を実施する方法であって、少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの使用により前記水域中に、(A)等モル量のN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインにより提供される「遊離塩素」の濃度から予測することができると考えられるよりも大きく、(B)N,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインからの等濃度の遊離塩素に比較して前記の少なくとも1種の鉄もしくは銅表面の腐蝕が少ない「遊離塩素」の濃度を提供することを含んで成る方法であって、そこで、使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが5−位のアルキル基の1つがメチル基であり、かつ5−位の他方のアルキル基が1〜4の範囲の炭素原子を有することを特徴とする、方法。
  31. 使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、請求項30記載の方法。
  32. 使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインがN,N’−ブロモクロロ−5,5−ジメチルヒダントインに比較して前記水を処理する際の殺生剤消費速度を減少させることができる、請求項30記載の方法。
  33. 使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、請求項32記載の方法。
  34. 使用される前記少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが使用前に、その顆粒が少なくとも約26.25N/顆粒の厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有する、疎水性結合剤を含まない顆粒形態にある、請求項30記載の方法。
  35. 顆粒形態で使用される前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントインである、請求項34の方法。
  36. 使用前に前記顆粒が圧潰強さもしくは顆粒に対する結合作用に寄与するあらゆる添加成分を含まず、かつ使用前に前記顆粒が少なくとも35N/顆粒の厚さ1cm(20ポンド/インチ)の平均圧潰強さを有する請求項34もしくは35のいずれかに記載の方法。
  37. 管理された速度で水中に浄化化学薬品を自動的に分配する分配装置を含んで成る浄水装置であって、そこで、前記分配装置がそれに充填される時には疎水性結合剤を含まない顆粒形態にある少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインの充填物を含有し、その顆粒が少なくとも26.25N/顆粒の厚さ1cm(15ポンド/インチ)の平均圧潰強さおよび40U.S.標準メッシュサイズ〜0.95cm(3/8−インチ)の範囲の平均サイズを有し、そこで、前記分配装置が前記水中に殺生的有効量の「遊離塩素」を維持する速度で前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインから溶解された殺生性物質を分配するようになっている、浄水装置。
  38. 前記分配装置に充填される時の前記顆粒が前記顆粒に結合もしくは硬化作用を与えるどんな添加剤をもその中に含まない、請求項37記載の浄水装置。
  39. 前記平均圧潰強さが少なくとも35N/顆粒の厚さ1cm(20ポンド/インチ)である請求項37もしくは38のいずれかに記載の浄水装置。
  40. 前記の少なくとも1種の1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインが1,3−ジブロモ−5,5−ジアルキルヒダントインであり、かつ25℃の温度にある静止水中に、静止水中への前記顆粒の浸漬の60分後に、水が水中に浸漬された顆粒1グラム当たり75〜430mg/Lの範囲の「遊離塩素」を含有するような速度で前記顆粒が溶解されることができる請求項37もしくは38のいずれかに記載の浄水装置。
  41. 前記平均圧潰強さが少なくとも35N/顆粒の厚さ1cm(20ポンド/インチ)である請求項40記載の浄水装置。
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