JP2005508065A - 安定化制御電子源、電子源のマトリックスシステムおよびその製造方法 - Google Patents

安定化制御電子源、電子源のマトリックスシステムおよびその製造方法 Download PDF

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ギヴァルギゾフ,エフゲニー・インヴィエヴィッチ
ギヴァルギゾフ,ミクハイル・エフゲニエヴィッチ
エルショフ,ウルジミール・イリッチ
マンシナ,ニーナ・イワノフナ
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ギヴァルギゾフ,エフゲニー・インヴィエヴィッチ
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Abstract

基板上にエピタキシャル成長されたウイスカで電界エミッタが形成される電子源を提案する。バラスト抵抗器および能動領域は、電界エミッタの本体中および/または表面に配置される。バラスト抵抗器は、n―n、p―p、p―n半導体接合の形で障壁として、または電荷担体の流れを横切る絶縁層として実現することができる。そのような電子源を制御する構成要素は、垂直に配列される。これによって、その構成要素の占める面積を著しく減少することができるようになり、更に、そのようにして装置の分解能を向上させることができるようになり、その用途の分野を広げることができる。それによって、ウイスカ成長電界エミッタにより、小さな電圧を用いて強い電界で放出電流を制御することができる。

Description

【0001】
発明の分野
本発明は、真空マイクロエレクトロニクスを含んだマイクロエレクトロニクスに関し、特に、電界放出デバイスに関し、より具体的には電界放出カソード(陰極)並びに電界放出ディスプレイ、マイクロ波デバイス用の電子銃の電子ソース(源)などのその他の電界放出デバイスに関する。
【0002】
従来技術
ここ数年の間に、電界放出を実現するための様々な形態が考えられている。この中には、欠陥(defect)が電界放出のイニシエータとして作用する平面構造内の欠陥を使用することによる放出が含まれている[1、2]。電界放出イニシエータとして特殊な方法で設けられた電界エミッタ(チップ、ブレード、その他)には、電界エミッタの規則正しい多数のアレイを実現し、大面積上にアレイを制御された状態で成長させることを実現するフィージビリティ(可能性)の点から、欠陥と比べて多くの利点がある。しかし、実際には、規則正しいアレイが均質性の欠陥の偶発的な分布を有する構造よりも劣っている場合はよく起こることである。
【0003】
また、電界エミッタによって与えられる電子流の安定性および制御性の難しさは知られている。多数の電界エミッタアレイの電界電子放出の一様性に関する困難性は、同じ性質の難しさである。一様性は、一般に、多数の電界エミッタアレイの異なる電界エミッタを流れる電子流を等しくするバラスト抵抗器によって保証される。
【0004】
様々な設計および技術的な解決法が、電界エミッタに関する困難性(問題)を克服するために使用されている。
安定電流の電子源として働くMOSFETのドレインに電界エミッタが接続されている制御電子源が知られている[3、4]。そのような電子源において、電界放出電流の安定性および制御性の問題は首尾よく解決されている。しかし、電子源のトランジスタpn接合は電界エミッタも配置されている基板の中に配置されており、制御電極は電界エミッタと同じく基板に配置されている電荷キャリア(担体)源との間に配列されている。このためにピクセルの占める面積は著しく大きくなり、したがってそのような電子源に基づく電界放出ディスプレイの分解能は減少する。
【0005】
制御構成要素の空間的な配列と組み合わされる安定性および制御性の問題の解決法は、特許[5]において実現することに成功している。ここでは、電子源で、電界放出電流の安定性および制御性用のダイオードがエミッタベースに配置されている。そのような設計では、制御構成要素が電界エミッタそれ自体と同じ場所にあるので、電子源のサイズは、最小で、ほとんど3分の1に小さくなる。そのような電子源によって、電界放出の開始電圧が小さくなりそのようにして一様な放出が保証されるように、電圧を調整することができるようになる。ダイオードを介して作用し実際にはバラスト抵抗器として動作する複数のエミッタが、陰極電極に配置されている。そのような設計によって、電界放出の一様性および、同時に、その制御性が保証されるようになる。しかし、電界放出電流の安定化および制御について[5]で提案された構成要素は、一様性および制御性の問題を首尾よく解決するには不十分である。
【0006】
特許[6]では、電界放出の利点をもっと完全に利用することが実現されている。電界エミッタは、電界放出の「重要な点(material point)」としてではなく、それの様々な部分が空間的な特性を有しないで空間的に分布した物体(その物体の様々な部分が装置の機能的構成要素として働く)として考えられている。
【0007】
特許[6]によれば、電子源の制御用の構成要素は、[3、4]で行われたように、平面配列から垂直配列に変えられている。したがって、電界放出電流の安定化および制御での主要な役割は、電界エミッタの先端部の通常の役割に加えて、電界エミッタの本体(ボディ)および表面に割り当てられている(割り付けられる)。
【0008】
特許[6]では[3〜5]と同じ様に、抽出(導出)電極がエミッタ先端にある電子に作用する。[6]では、電界エミッタが十分な長さと厚さを持つ電子源が考えられている。したがって、制御電極または障壁([5]のダイオードのような)の作用の点から、電子源の4つの領域、すなわち、
・電界エミッタが配置される基板、
・電界エミッタの基部、
・電界エミッタの先端(上)部、
・電界エミッタの本体、
は最小であると考えられる。
【0009】
これらは、選択的な活動化(活性化)領域、または能動領域である。
したがって、能動領域は、基板、電界エミッタの本体、電界エミッタの基部、または電界エミッタの先端部にある領域である。電荷担体(キャリア)の供給源と電界エミッタとの接続はそれらの領域を通して実現され、刺激(誘導)および抽出を用いて1つの領域から他の領域に電界放出電流(電荷担体の流れ)の制御が実施される。
【0010】
しかし、ある場合には、電荷担体の流れのそのような制御は、[6]で実現することができない。これは、更に高い電界の作用、例えばアノード(陽極)電界の作用を受けている電界エミッタは、電界エミッタの先端部の領域だけでなく本体全体にわたってその影響を受けるということに関係している。結果として、電界エミッタに作用するそのような電界は、様々な障壁および制御構成要素にわたる作用を短絡(short−out)させる。特許[6]で使用される「ウエット」または「ドライ」エッチングで電界エミッタを製造する方法で、能動領域の長さlと直径dの比の小さいエミッタが形成されることになる。この場合に、電界放出電流の制御に関して、大きな外部電界(例えば、陽極電界)の作用を補償するために、非常に大きな電圧が使用されなければならない。
【0011】
実際に、p型導電性を有する部分を含む電界エミッタが、陽極で形成される電界E(図3C)中に置かれる場合は、第1のpn接合04の第1の境界はp領域にシフトされたEである。ある値Eで、n領域cからの電子が狭くなった障壁を通って電界エミッタにトンネリングし始めるようになる程度に、第1の接合04は第2の接合06に近づく。これによって、電界エミッタから電子の放出が起こるようになる。これが、外部電界による「短絡」である。従来のもの(図3A)および考察中の[6]のもの(図3B)の両方において、電界エミッタの近くに制御電極が存在することで、浸透電界の作用が補償され、そのようにして第2のn領域cの電荷担体が「閉じ込め(lock)」られるようになる。しかし、[6]で考えられた幾何学的なサイズでは、p領域の長さlは幅dと同等(コンパチブル)であるかまたはむしろそれよりも短いことが知られている。知られているように、電荷担体を「閉じ込める」ためには、制御電極02または08の横方向電界の値は、電荷担体の流れの原因となる縦方向電界と同程度でなければならない。このために、制御電極に大きな電圧を加えることが必要になる。
【0012】
更に、特許[6]では、制御電極は能動領域を流れる電荷担体の流れを刺激し、電界エミッタから電子を抽出する。このようにして、電子放出は安定化され、制御される。同時に、[6]の制御電極は、能動領域を流れる電荷担体の流れを閉め切らない。電荷担体の流れを刺激するという制御電極の上記の機能によって、「厚さを数ミクロン以下に、一般的にはサブミクロン程度の厚さに形成する」ように[6]に述べられるp領域のおおよそのサイズが必要になる([6]の第8欄、最後のパラグラフを参照されたい)。このことは、[6]の発明者は「閉込め」機能で制御電極を作る可能性を考えなかったことを意味し、その結果として、発明者の考えた設計は、刺激するのには十分であるが強い外部電界の影響の下で電子が動くのを閉じ込めるのには十分でなかった。しかし、制御電極で流れを閉じ込めることが可能な場合は、流れの閉じ込めのために(絶対値が)小さな負電圧を使用することができることは知られている。今述べた方法は、様々な駆動システムで、例えば電界放出ディスプレイで小さな電圧の「電気的鍵(electric key)」を使用するために、実際的な観点から非常に重要である。そのようなタイプは、[6]で提案された設計で与えられる1にほぼ等しい特性l/dの値が小さいために、[6]で実現することができない。
【0013】
本発明では、電界放出の安定化および制御のために、ここで、l/d≫1を特徴とするウイスカ(「フィラメント・クリスタル」)を使用することによって前記欠点を克服する。横断pn接合を有するウイスカを作る方法もまた本発明によって提案される。その結果、提案された設計によれば、電荷担体の流れを閉じ込めることによって電界放出を制御することができるようになる。
【0014】
提案された方法は、有効で長寿命なフラットパネルディスプレイを作るときに特に重要である。実際に、高い電圧で効率が高いので、陽極(加速)電界が大きいければ大きいほど、その蛍光体(発光体)はより有効で長寿命となる。また、そのような装置で陽極電圧を増し、したがって電流を減少すると、蛍光体の耐久性は増す。高加速電圧によって、蛍光体の分解を防ぎ光反射で照度を大きくする保護被覆層(例えば、アルミニウム)を使用することができるようになる。更に、電流が大きいとエミッタが加熱されて劣化するようになるので、電流を小さくすることは、電界エミッタそれ自体(特に、半導体エミッタ)のために有益である。
【0015】
本発明では、エピタキシャル成長ウイスカを使用することに基づいて、電界放出電流を安定化し制御するための様々な可能性が提案される。ウイスカ成長によって、比l/dは5〜10倍以上で実現することができる。更に、ウイスカ成長電界エミッタを使用して、制御電極の形状の変形例およびその形成の広い可能性を実現することができる。特に、階段(ステップ)状のエミッタによる設計を図4cに提案する。
【0016】
本発明によれば、少なくとも1つの障壁(例えば、n、n、p、pまたはpn接合)を含むウイスカで電界エミッタが実現される。すなわち、障壁は、電界エミッタの本体中に配置されて、基板すなわちそれ自体基部よりもいくらか高いところh>0(図4a)にある。特許[3、5]と同時に、障壁の1つは、基板の上の面か基板の下かにある電界エミッタの基部に配置されている。
【0017】
前述したように、能動(活性)領域は電界エミッタの基部[5]、先端[3、5]または基板[3]と電界エミッタの本体[6]との両方に配置することができる。本発明では、能動領域が、電界エミッタの側面、または基板または電界エミッタと直接的または間接的に接触する材料の本体中に配置されるタイプを提案する。
【0018】
また、能動領域は、絶縁基板に配列された薄い表面導電層に配置することもできる。したがって、本発明で目的とした制御電子源のタイプによって、安定化および制御用構成要素を平面配列から垂直配列に変えるという問題(および、そのようにして、装置の分解能を高める問題)が解決されただけでなく、低い電圧を用いて放出電流の制御性を保つことができるようになる。そのようにして、低い外部電界と高い外部電界の両方の場合で前記制御性を実現することができるようになる。
【0019】
特許[6]において、横断pn接合を有する電界エミッタの製法は上に述べたように行われる。しかし、この方法では、必要な機能特性を与える電界エミッタの最適な幾何学的なパラメータを達成することはできない。
【0020】
方向付けされたウイスカを成長させる方法は知られている(7、8、9、10)。しかし、その方法は、例えばpn接合のような接合を作る手順を含まない。この発明では、その手順を提案する。
【0021】
発明の概要
電子源が提案され、その電子源は電界エミッタ、基板、電荷担体(キャリア)の供給源および少なくとも1つのバラスト抵抗器を含む。電界エミッタは、基板にエピタキシャル成長されたウイスカ(whisker)で実現(供給)され、少なくとも1つのバラスト抵抗器は、電界エミッタの本体(ボディ)中の境界として表される障壁として実現される。境界は、異なる種類の導電性を有する材料の接触(コンタクト)で形成される。
【0022】
電子源では、電界エミッタは、少なくとも1つの半導体材料で実現される。電子源の少なくとも1つの障壁は、n、n、p、pの種類のような異なる種類の導電性を有する材料の接合によって形成される。少なくとも1つの障壁は、電荷担体の流れの方向に交差する絶縁層で形成される。
【0023】
電界エミッタはチップ(tip)で形成され、そのチップは、広い下方部分とより細い上方部分との2つの同軸部分からなる。また、電界エミッタは、ブレードでも形成することができる。電界エミッタの先端部は尖っており、ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で被覆されている。被膜もまた尖らす(尖鋭にする)ことができる。
【0024】
電子源の他のタイプ(変形例)では、障壁は電界エミッタの本体と電界エミッタの表面に配置された導電層との間の境界によって形成される。電子源では、少なくとも1つのバラスト抵抗器が電界エミッタ本体中の境界として表される障壁として実現される。その境界は異なる種類の導電性を有する材料の接触で形成される。
【0025】
電界エミッタは、少なくとも1つの半導体材料で実現され、導電層もまた少なくとも1つの半導体材料で実現される。
電界エミッタの少なくとも1つの障壁は、n、n、p、pの種類のような異なる種類の導電性を有する材料の接合で形成される。
【0026】
電子源の他のタイプでは、少なくとも1つの障壁は、電荷担体の流れの方向に交差する絶縁層で形成される。
電界エミッタは、チップかブレードかで形成することができる。チップ形状の場合には、電界エミッタは、広い下方部分とより細い上方部分との2つの同軸部分からなる。電界エミッタの先端部は尖っており、ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で被覆され、その被膜もまた尖っている。
【0027】
電荷担体の供給源は、基板を介しておよび/または、直接または絶縁層を介して電界エミッタの表面に配置された導電層を介して電界エミッタに接続されている。
【0028】
電子源のもう一つのタイプでは、基板はチップの形状であり、絶縁体および導電層で形成され、バラスト抵抗器はその導電層で形成されている。
電子源の導電層は、電荷担体に対する少なくとも1つの障壁を含む。電子源の少なくとも1つの障壁は、n、n、p、pの種類のような異なる種類の導電性を有する材料の接合で形成され、少なくとも1つの障壁は電荷担体の流れの方向に交差する絶縁層で形成される。
【0029】
もう一つのタイプでは、電子源は、少なくとも制御電極を含み制御することができる。電子源は、本体中および/または電界エミッタの表面に少なくとも1つの能動(活性)領域を含むことができる。能動領域は、基板の表面および/または直接または絶縁体層を介して電界エミッタの表面に配置された導電層で実現することができる。
【0030】
少なくとも1つの制御電極が、電荷担体に対する1つの障壁の近くに、または絶縁体層を介して電界エミッタの側面に配置される。制御電極は、電界エミッタから真空ギャップで隔てられるか、電界エミッタに沿って配置される。制御電極は、電界エミッタの側面と直接的に接触することができる。
【0031】
制御電子源の基板は、結晶であってもよく、または絶縁体およびその絶縁体上に配置された導電層で実現することもできる。基板は、方位(111)を有する単結晶材料で実現することができる。
【0032】
基板の表面は、電子に対して透明(透過性)で、かつ制御電子源の表面からの化学元素の出口(アウトレット:outlet)を保護する材料で被覆することができる。その材料はダイモンドまたはダイヤモンドに類似のカーボンである。
【0033】
また、本発明は、少なくとも2つの制御電子源を含む制御電子源のマトリックスと考えられる。マトリックスは、制御電子源の互いに直角な列からなる2次元システム(系)を含むことができ、その電子源の制御電極の少なくとも1つはダイアフラム形状であり、ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で実現される。
【0034】
制御電子源が配列される基板は、絶縁体上に配置された導電材料で実現される。
マトリックスは2つのシステムを形成する導電バスを含み、そのシステムでは各々のシステムのバスは互いに平行であるが一方で、2つの異なるシステムのバスは互いに直角である。そのシステムでは2つのシステムが2つのレベル(高さ)で配置され絶縁層で隔てられている。
【0035】
本発明はまた制御電子源の製造方法も提案し、その方法は、電界エミッタの固体基板上への形成と、ここで各電界エミッタが異なる電気導電性を有する材料で形成された少なくとも1つの横断する接合を含み、そのような接合に接近した少なくとも1つの制御電極の形成とを含む。その電界エミッタは気体(蒸気)―液体―固体のメカニズムでエピタキシャル成長されたウイスカで実現される。電界エミッタの実現は、基板への穴の形成およびその穴の底への溶媒粒子の堆積を含むことができる。また、電界エミッタの実現は、基板上への溶媒粒子の配置およびその粒子の周りの基板のエッチングを含むことができる。
【0036】
上記によれば、本方法は電界エミッタの形成手順を更に含むことができる。即ち、溶媒粒子をその上に持つ基板に対して反対の第1の種類の導電性を有する供給源材料を配置すること、第1の種類の導電性を有するウイスカを成長すること、雰囲気中への不活性ガスの導入および基板温度の同時の降温によってその先端部に小球体を有する成長されたウイスカを安定して冷却すること、供給源材料を第2の導電性を有する他の供給源に変えること、雰囲気中への不活性ガスの導入および基板温度の同時の昇温によってその先端部に小球体を有する成長されたウイスカを安定して加熱すること、および第2の導電性を有するウイスカを成長することを含むことができる。また、本方法は供給源材料を2度より多く変える可能性もまた含む。
【0037】
上記によれば、本方法は、基板を構成する元素を含むガス雰囲気中でウイスカを成長すること、およびそのガス雰囲気中にドーピングガス状化合物を導入することを含む電界エミッタ形成手順も更に含むことができる。本方法によれば、電界エミッタの形成は、ガス雰囲気中に異なるガス状ドーピング化合物を導入する2以上の手順を含むことができる。
【0038】
本発明を実現する最良の形態
実施例1.バラスト抵抗器として障壁を使用する安定化電子源を実現する最も代表的なものは、次のものである。n型シリコンの薄い層が、基板に対してエピタキシャルであるp型シリコンチップに堆積される(図4d)。p型シリコンとn型シリコン被膜の間の接合がバラスト抵抗器として作用する。
【0039】
実施例2.垂直配列の制御構成要素を使用する制御電子源を実現する最も代表的なものは、次のものである。チップがその本体中に2つの接合を含む。チップの上部はn型材料で実現される。チップの下部は、隣接する基板と同様に、n型材料で実現される。制御電極が、p型材料で実現されるチップ中間部分に配置される。制御電極は、延長された長さを有し、チップの表面に配置され、更にチップ表面と直接接触する(図5c)。電圧Vopenが制御電極に加えられた時に、電界エミッタの表面に沿った領域bに反転層が誘起され、領域cからの電子が反転層を通って領域aに侵入し始める。次に、電子は陽極電圧の作用を受けて電界エミッタから放出されるようになる。
【0040】
実施例3.垂直配列の制御構成要素を使用する制御電子源のマトリックスシステムを実現する最も代表的なものは、次のものである。
尖ったウイスカ成長電界エミッタ01の列が、図6aに示すように、結晶方位(111)を有するシリコンの導電性基板09に形成される。制御電極08の平行な列のシステムが、電界エミッタの表面に形成され、絶縁層03が電界エミッタと制御電極の間に配置される。次に、絶縁ガラス層03´が、その構造の上に堆積される。その後で、一組の平行なストライプ02がガラス上に堆積され、中心対称キャビティ07がエミッタに対応する場所に形成されて、各エミッタの上部(「先端部」)がキャビティの中心でその底部よりそそり立つ(伸びる)。ストライプの組02は、制御電極08の平行な列のシステムに直角(垂直)であることが重要である。特定の電界エミッタから放出を得るために、制御電極08のシステムの列に電圧Vopenを加え、同時に、その組02のストライプに電圧Vextを加えることが必要である。列とストライプの交差する点で、和の電圧Vopen+Vextによって放出が開始される。
【0041】
参考文献
1. Brodie, P. R. Schwoebel, Vacumm Microelectronic Devices,
Proceedings of the IEEE. Vol. 82, No.7, July 1994
2. W. Zhu, G. P. Kochanski, S. Jin and L. Siebles,
J. Appl. Phys., 78(1995)2707
3. H. F. Gray, Regulatable field emitter device and method of production thereof,
US Pat. 5,359,256, Cl 313/169(1994)
4. Junji Itoh, Takayuki Hirano, and Seigo Kanemaru, Ultrastable emission from a metal−oxide−semiconductor field−effect transistor−structured Si emitter tip,
Appl. Phys. Lett. 69(11),9 September 1996, p.1577
5. Yoichi Kobori, Mitsuru Tanaka, Field emission cathode,
US Pat. 5,162,704 Cl 315/349 (1992)
6. Seigo Kanemaru, Junji Itoh, Field emitter having source, channel, and drain layers,
US Pat. 5,710,478, Date of Patent 20.01.1998
7. E. J. Givargizov, Method and apparatus for growing oriented whisker arrays,
RU Patent 2.099.808, 20.12.1997r
8. Yoshinori Terui, Ryuichi Terasaki, Method for producing single crystal and needle−like single crystal, US Patent ♯5,544,617 Date of Patent 13.08.1996
9. Didier Pribat et al, Method for the controlled growth of crystal whisker and application thereof to the making of tip microcathodes,
10. Michio Okajima et al, Fabrication method of fine structures,
US Patent 5,381,753 Date of Patent 17.01.1995

【図面の簡単な説明】
【図1】
従来技術[5]による電界放出陰極の説明図である。
1−基板;2−陰極;3−ダイオード;4−金属層;5−半導体層;6−エミッタ;7−絶縁層;8−制御電極。
【図2】
図2a及び図2bは、従来技術[3]による電界放出装置の説明図である。
【図3】
図3a及び図3bは、従来技術[6]による電界放出装置の説明図である。
01−電界エミッタの先端部;02−制御電極;03−絶縁体;04−障壁(接合);06−障壁(接合);08−制御電極;09−基板の導電性部分;09i−基板の絶縁体部;a、b、c−異なる導電性の領域;e−活性領域の位置。
図3cは、従来技術の異なる機能領域を有する電界エミッタの説明図である。E−外部電界;E−様々な値の外部電界の影響を受ける接合境界(例えば、pn接合)の種々の位置;E−電子が接合を通って流れ始める時の接合境界の位置;l−活性領域の長さ;d−活性領域の幅。
図3dは、[6]による電界エミッタの製造方法の説明図である。
12、13、14−異なる種類の導電性を有する層
【図4】
図4a、図4b、図4c、図4d、及び図4eは、本発明による安定化電子源の説明図である。
q−電荷担体の可能な移動;h−基板より上の障壁の位置の高さ;00−電荷担体が表面層を介して供給される場合は、絶縁体;00−電荷担体が基板を介して供給される場合は、導電性材料。
【図5】
図5a、図5b、図5c、及び図5dは、本発明による制御電子源の説明図である。
【図6】
図6aは、本発明による制御電子源のマトリックスシステムの説明図である。07−開口。
制御電極02および08の列は互いに垂直であり、共にマトリックスシステムの放出の制御を実現する。
図6bは、本発明による制御された電子源のマトリックスシステムの説明図である。
制御電極02の列(行)と基板の絶縁部分09iをベースにした基板の導電性ストライプ09の列とは互いに垂直であり、共にマトリックスシステムの放出の制御を実現する。
【図7】
横断する障壁(接合)を有する成長したシリコンウイスカの説明図である。
15−シリコンの微結晶(クリスタライト)と溶媒で構成される凝固された小球体。ウイスカにシリコンの化学エッチを作用させることによって、ウイスカは小球体の同時除去でチップに変形される。

Claims (50)

  1. 電界エミッタ、基板、電荷担体の供給源、及び少なくとも1つのバラスト抵抗器を含む電子源であって、
    前記電界エミッタが、前記基板上にエピタキシャル成長されたウイスカで実現され、
    少なくとも1つのバラスト抵抗器が、前記電界エミッタの本体中に境界として表される障壁として実現され、前記境界が異なる種類の導電性を有する材料の接触で形成される電子源。
  2. 前記電界エミッタが、少なくとも1つの半導体材料で実現される請求項1に記載の電子源。
  3. 少なくとも1つの障壁が、n、n、p、p等の異なる種類の導電性を有する材料の接合によって形成される請求項2に記載の電子源。
  4. 少なくとも1つの障壁が、電荷担体の流れの方向と交差する絶縁層によって形成される請求項1〜3のいずれかに記載の電子源。
  5. 前記電界エミッタが、チップによって形成される請求項1〜4のいずれかに記載の電子源。
  6. 前記電界エミッタが、広い下方部分とより細い上方部分との2つの同軸部分で構成される請求項1〜5のいずれかに記載の電子源。
  7. 前記電界エミッタが、ブレードによって形成される請求項1〜4のいずれかに記載の電子源。
  8. 前記電界エミッタの先端部が、尖鋭にされ、更にダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で被覆されている請求項1〜7のいずれかに記載の電子源。
  9. 前記ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の被膜が尖鋭にされている請求項8に記載の電子源。
  10. 電界エミッタ、基板、電荷担体の供給源、少なくとも1つのバラスト抵抗器を含む電子源であって、
    前記電界エミッタが、前記基板上にエピタキシャル成長されたウイスカで実現され、
    少なくとも1つのバラスト抵抗器が、電界エミッタ本体と前記電界エミッタの表面に配置された導電層との間の境界によって形成される障壁として実現される電子源。
  11. 少なくとも1つのバラスト抵抗器が、電界エミッタ本体中の境界として表される障壁として実現され、前記境界が異なる種類の導電性を有する材料の接触によって形成される請求項10に記載の電子源。
  12. 前記電界エミッタが、少なくとも1つの半導体材料で実現される請求項10、11のいずれかに記載の電子源。
  13. 前記導電層が、少なくとも1つの半導体材料で実現される請求項10〜12のいずれかに記載の電子源。
  14. 少なくとも1つの障壁が、n、n、p、p等の異なる種類の導電性を有する材料の接合によって形成される請求項10〜13のいずれかに記載の電子源。
  15. 少なくとも1つの障壁が、電荷担体の流れの方向と交差する絶縁層によって形成される請求項10〜14のいずれかに記載の電子源。
  16. 前記電界エミッタが、チップによって形成される請求項10〜15のいずれかに記載の電子源。
  17. 前記電界エミッタが、広い下方部分とより細い上方部分との2つの同軸部分で構成される請求項10〜16のいずれかに記載の電子源。
  18. 前記電界エミッタが、ブレードによって形成される請求項10〜15のいずれかに記載の電子源。
  19. 前記電界エミッタの先端部が、尖鋭にされており、更にダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で被覆されている請求項10〜18のいずれかに記載の電子源。
  20. 前記ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の被膜が尖鋭にされている請求項19に記載の電子源。
  21. 前記電荷担体の供給源が、基板および/または、直接または絶縁体層を介して電界エミッタの表面に配置された導電層を介して前記電界エミッタに接続される請求項10〜20のいずれかに記載の電子源。
  22. 電界エミッタ、基板、電荷担体の供給源、少なくとも1つのバラスト抵抗器を含む電子源であって、
    前記基板が、チップの形状を有し、絶縁体および導電層で形成され、
    前記バラスト抵抗器が前記層によって実現される電子源。
  23. 前記導電層が、電荷担体に対する少なくとも1つの障壁を含む請求項22に記載の電子源。
  24. 少なくとも1つの障壁が、n、n、p、p等の異なる種類の導電性を有する材料の接合によって形成される請求項22、23のいずれかに記載の電子源。
  25. 少なくとも1つの障壁が、電荷担体の流れの方向と交差する絶縁層によって形成される請求項22〜24のいずれかに記載の電子源。
  26. 電界エミッタ、基板、電荷担体の供給源、少なくとも1つのバラスト抵抗器および少なくとも1つの制御電極を含む制御電子源であって、
    請求項1〜25により実現される電子源を含む制御電子源。
  27. 前記電界エミッタの本体中および/または表面に少なくとも1つの活性領域を含む請求項26に記載の制御電子源
  28. 前記基板の表面および/または直接または絶縁体層を介して前記電界エミッタの表面に配置された導電層に少なくとも1つの活性領域を含む請求項26、27のいずれかに記載の制御電子源。
  29. 少なくとも1つの制御電極が、電荷担体に対する障壁の1つに接近して配置される請求項26〜28のいずれかに記載の制御電子源。
  30. 少なくとも1つの制御電極が、絶縁体層を介して前記電界エミッタの側面に配置される請求項26〜29のいずれかに記載の制御電子源。
  31. 前記電界エミッタから真空ギャップで隔てられている少なくとも1つの制御電極を含む請求項26〜30のいずれかに記載の制御電子源。
  32. 少なくとも1つの制御電極が、前記電界エミッタに沿って配置されている請求項26〜31のいずれかに記載の制御電子源。
  33. 制御電極が、前記電界エミッタの側面との直接的コンタクトを有する請求項26〜32のいずれかに記載の制御電子源。
  34. 請求項1〜21のいずれかに記載の電子源の基板が結晶である請求項26〜33のいずれかに記載の制御電子源。
  35. 請求項1〜21のいずれかに記載の電子源の基板が、絶縁体および前記絶縁体に配置された導電層で実現される請求項26〜34のいずれかに記載の制御電子源。
  36. 前記基板または前記基板の導電層が、方位(111)を有する単結晶材料で実現される請求項34、35のいずれかに記載の制御電子源。
  37. その表面が、電子に対して透過性で、かつ制御電子源の表面からの化学元素の出口を防止する材料で被覆されている請求項26〜36のいずれかに記載の制御電子源。
  38. 前記材料が、ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似のカーボンである請求項37に記載の制御電子源。
  39. 少なくとも2つの制御電子源を含む制御電子源のマトリックスシステムであって、
    前記電子源の少なくとも1つが、請求項26〜38のいずれかにより実現されるマトリックスシステム。
  40. 前記制御電子源の互いに垂直な列の2次元システムを含む請求項39に記載のマトリックスシステム。
  41. 前記制御電子源の少なくとも1つの制御電極が、ダイフラム形状を有し、導電性ダイヤモンドまたはダイヤモンドに類似の材料で実現される請求項39、40のいずれかに記載のマトリックスシステム。
  42. 前記基板が、絶縁体上に配置された導電性材料の列を表す請求項39〜41のいずれかに記載のマトリックスシステム。
  43. 前記制御電子源が、各システムのバスが互いに平行で、2つの異なるシステムのバスが互いに垂直である2つのシステムを形成する導電性バスで与えられ、前記2つのシステムが2つのレベルで配置され絶縁体で隔てられている請求項39〜42のいずれかに記載のマトリックスシステム。
  44. 制御電子源を製造する方法であって、
    固体基板上の電界エミッタの形成であって、各電界エミッタが異なる電気伝導性を有する材料で形成された少なくとも1つの横断する接合を含む電界エミッタの形成と、
    そのような接合に接近した少なくとも1つの制御電極の形成とを含み、
    前記電界エミッタが、蒸気―液体―固体のメカニズムでエピタキシャル成長されたウイスカで実現される方法。
  45. 前記電界エミッタの実現が、
    前記基板への穴の形成と、
    前記穴の底への溶媒粒子の堆積とを含む請求項44に記載の方法。
  46. 前記電界エミッタの実現が、
    前記基板上への溶媒粒子の配置と、
    前記粒子の周りの前記基板のエッチングとを含む請求項44に記載の方法。
  47. 請求項45、46のいずれかに記載の方法であって、前記電界エミッタを形成する手順が、更に、
    その上に前記溶媒粒子を有する前記基板に対して反対の第1の種類の導電性を有する供給源材料を配置すること、
    前記第1の種類の導電性を有するウイスカを成長させること、
    その先端に小球体を有する前記成長されたウイスカを、雰囲気中への不活性ガスを導入することおよび前記基板の温度を同時に下げることによって安定して冷却すること、
    その先端に小球体を有する前記成長されたウイスカを、雰囲気中への不活性ガスを導入することおよび前記基板の温度を同時に上げることによって安定して加熱すること、
    第2の種類の導電性を有するウイスカを成長させること、
    を含む請求項45、46のいずれかに記載の方法。
  48. 前記供給源材料の変化が2回よりも多く実施される請求項47に記載の方法。
  49. 前記電界エミッタを形成する手順が、更に、
    前記基板が構成される1つ又は複数の元素を含むガス雰囲気でウイスカを成長させること、
    ドーピングガス状化合物を前記ガス雰囲気に導入すること、を含む請求項45、46のいずれかに記載の方法。
  50. 前記電界エミッタの形成が、異なるガス状ドーピング化合物剤を前記ガス雰囲気に導入する2以上の手順を含む請求項49に記載の方法。
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