JP2005507933A5

JP2005507933A5 -

Info

Publication number: JP2005507933A5
Application number: JP2003539723A
Authority: JP
Filing date: 2001-10-29
Publication date: 2006-01-05

Description

結果
ｐＨ５．５において放出された白金の量は、ｐＨ７．４において放出された量よりもわずかに多い。しかし、図９に示す通り、時間と共に放出される総量は、依然として合計の１％未満であった。

Claims

樹枝状ポリマー内に封入された、抗新生物剤の白金、チタン、バナジウム、ニオブ、モリブデン、レニウム又は錫金属含有類似化合物からなる群から選ばれる、抗新生物剤を含んでなる抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記抗新生物剤が同一又は異なる２個のアミン配位子の窒素原子に結合した４価白金原子を有する化合物であり、前記アミン配位子が互いに関してシス配置である請求項１に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記抗新生物剤がシスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン、テラプラチン、白金−ＤＡＣＨ、オラマプラチン、チタノセンジクロリド、バナドセンジクロリド、ニオボセンジクロリド、モリブデノセンジクロリド、レノセンジクロリド、ジオルガノ錫ジハライド又は他の金属含有抗新生物剤である請求項１に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記抗新生物剤がプラチン系類似体である請求項１又は３に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記のプラチン系類似体がシスプラチン又はカルボプラチンである請求項４に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記抗新生物剤がリンカーによって樹枝状ポリマーの表面に結合している請求項１に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
樹枝状ポリマーに対する前記プラチン系類似体のモル比が１００：１〜１：１である請求項４に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
デンドリマーに対する前記プラチン系類似体のモル比が３５：１である請求項７に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記樹枝状ポリマーがカルボン酸末端基を含む請求項１に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー。
前記樹枝状ポリマーがデンドリマーである請求項１、３、５、６又は９に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記デンドリマーがポリ（アミドアミン）又はポリ（プロピレンイミン）デンドリマーである請求項１又は９に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
前記デンドリマーが世代３．５〜７．５のポリ（アミドアミン）デンドリマーである請求項１１に記載の抗新生物性樹枝状ポリマー複合体。
適当な溶媒中において抗新生物剤に接近可能であり且つ前記抗新生物剤と相互作用できる官能基を有する樹枝状ポリマーを準備し；
抗新生物剤を樹枝状ポリマーと結合させるのに充分な条件下で適当な溶媒中において樹枝状ポリマーを抗新生物剤と接触させ；そして
樹枝状ポリマー内部に封入させるのに充分な時間抗新生物剤を放置させることを含んでなる抗新生物性樹枝状ポリマー複合体の調製方法。
前記新生物剤がプラチン系類似体である請求項１３に記載の方法。
前記のプラチン系類似体がシスプラチン又はカルボプラチンである請求項１４に記載の方法。
前記樹枝状ポリマーがデンドリマーである請求項１３〜１５のいずれか１項に記載の方法。
前記樹枝状ポリマーがポリ（アミドアミン）又はポリ（プロピレンイミン）デンドリマーである請求項１６に記載の方法。
前記陰イオン末端官能基がカルボン酸である請求項１３に記載の方法。
前記樹枝状ポリマーを水に溶解し、水に溶解した抗新生物剤と接触させる請求項１３に記載の方法。
前記抗新生物剤がプラチン系類似体であり、複合体中の樹枝状ポリマーに対するモル比が１００：１〜１：１である請求項１３に記載の方法。
複合体中における、樹枝状ポリマーに対するプラチン系類似体のモル比が３５：１である請求項２０に記載の方法。
前記のプラチン系類似体がシスプラチン又はカルボプラチンである請求項２０又は２１に記載の方法。