JP2005506592A - 処理入力および座標入力のためのインターフェース - Google Patents
処理入力および座標入力のためのインターフェース Download PDFInfo
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Abstract
【課題】コンピュータマウスとして処理入力と座標入力ができ、アプリケーション特有またはユーザ特有に構成できるインタフェースを提供する。
【解決手段】本発明は、処理入力と座標入力を発生させ、取外し自在に結合した基部と下部の少なくとも2パーツからなる筐体を持つコンピュータマウスの形で、所望の場合に筐体位置を記録した信号を発生させる装置を持つインタフェースである。
入力信号を発生させる少なくとも1つの入力部を上部外側に有して上部に設けられたユーザインタフェースと、基部上や内部に設けられ、入力部や所望の場合に位置記録装置と接続され、入力部からの信号や位置記録装置からの信号を伝送する装置を有し、基部内部や上に設けられた、伝送装置と接続された第1の接続部と、上部内や上に設けられた、入力部と接続された第2の第2の(原文のまま)接続部が、基部と上部の結合時に取外せるよう電気的に接続されている。
【選択図】図7
【解決手段】本発明は、処理入力と座標入力を発生させ、取外し自在に結合した基部と下部の少なくとも2パーツからなる筐体を持つコンピュータマウスの形で、所望の場合に筐体位置を記録した信号を発生させる装置を持つインタフェースである。
入力信号を発生させる少なくとも1つの入力部を上部外側に有して上部に設けられたユーザインタフェースと、基部上や内部に設けられ、入力部や所望の場合に位置記録装置と接続され、入力部からの信号や位置記録装置からの信号を伝送する装置を有し、基部内部や上に設けられた、伝送装置と接続された第1の接続部と、上部内や上に設けられた、入力部と接続された第2の第2の(原文のまま)接続部が、基部と上部の結合時に取外せるよう電気的に接続されている。
【選択図】図7
Description
【技術分野】
【0001】
本発明はコンピュータ・マウスの形態で既に一般的に使用されている、処理入力および座標入力をもたらすインターフェースに関する。このインターフェースは、あらゆる分野のアプリケーションにおけるコンピュータ操作に用いられる。
【背景技術】
【0002】
従来の入力技術は通常、キーボードを用いた言葉のコマンド、および/または、コンピュータ・マウスやトラックボールといった入力機器からのx/y/z座標の伝送を利用した位置のコマンド、を伝送することを基本としている。これらのインターフェースはこれまで、動き検出の精度や処理コマンドの伝送に対する要求に十分応えてきた。しかしながら、本職のユーザは、それらの入力機器の精度やコマンド伝送スピード、人間工学的な面にすぐさま限界を感じてしまう。さらにいかなる種類のアプリケーションをコンピュータで動作させようと、これらのインターフェースが常に同一である点にも不都合がある。これは例えば、CADアプリケーション、インターネットブラウザ、文書処理などの幅広く多様なプログラムを、ひとつの共通のインターフェースで実行しなければならないことを意味する。
【0003】
コンピュータ・マウスは従来技術においてはよく知られている。それらは通常、2パーツからなる筐体を備え、入力および伝送のための電子機器が内蔵されている。筐体の2つのパーツは通常、互いにネジ留めされている。特許文献1では、ある組み付け機構を用いて筐体の2パーツを互いに結合させたコンピュータ・マウスが開示されている。これにより、2パーツの結合が容易になるとともに、特にマウス内部にある部品の修繕、修理、交換のためには、はめ込みを外すことによって筐体の上部を容易に取ることができるようになる。この場合、この筐体の上部カバーは、筐体下部上に設置された入力、評価、伝送を行なう電子機器全体を覆う役割のみを果たしている。
【特許文献1】
独国特許出願第29906631U1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、コンピュータ・マウスの形態を有し、処理入力および座標入力をもたらすインターフェースであり、アプリケーション固有であると同時にユーザ固有にも構成することのできるインターフェースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題は、請求項1に係るインターフェースおよび、請求項22および23に係る使用方法によって解決される。本発明に係るインターフェースのさらに有利な改良点は個々の従属項にて与えられる。
【0006】
本発明に係るコンピュータ・マウスは、従来と同様、2パーツからなる筐体を備えている。しかし本発明においては、どのインターフェースでも変化しない全部品、特に伝送装置が、マウスの下部または基部に設置され、筐体の上部にはユーザ・インターフェースが備えられている。筐体の2パーツは、取り外しできるように互いに結合し、筐体基部および上部の双方には、互いに適合する接続部が対応する場所に設置され、それを通して上部、基部間で電気信号を交換することができる。前記接続部は、電気的なプラグ・ソケット接続をなすプラグおよびソケットでもよい。
【0007】
ユーザ・インターフェース本体は、単独のキー、一式のキーボード、トラックボール、3Dスティック、ホイールまたはその他のあらゆる入力機器を備えることができる。
【0008】
本発明に係るインターフェースの有利な点は、筐体の上部を簡単に交換するだけで入力機能を変更できる一方、基部としてはインターフェースのうち技術的に複雑でコストの集中した部位が常に同じままであり、一度確保するだけですむ、という事実にある。従って、様々なアプリケーション間において、作業時間を最短にこのインターフェースを交換することが可能である。例えば、2つまたは3つのキーを備えた上部は、文書処理システムに通常通り使用できる。CADアプリケーションには合計16個のキーを備えた上部を、ゲームなどには3Dスティック、ホイールやそれに類する物のような位置検出部を上部のインターフェースに統合させることができる。個々のユーザに適応した筐体上部を基部と結合させることも可能である。従って例えば、より小さい上部筐体は、あるいは専用の下部と組み合わせて、大人よりも子供向けに使用できる。これは、例えばあるユーザが自分のために作らせた上部筐体を持ってきて、基部ユニットへ装着する、といったことを意味する。従って構造の変化が容易なコンピュータ・マウスは、様々なアプリケーションやユーザの知識レベルに容易に適合させることができる。例えば、あるプログラムの初心利用者にはキーの数を限定した方が良い場合もあるし、本職のユーザは全てのオプションを用いて、従って多くのキーを備えた上部を用いて仕事をしたいかもしれない。従って本発明に係るインターフェースによって、所望の複合性を備え、処理固有のコマンドを最小限の準備時間で実行可能にするユーザ・インターフェースが、高い費用効率で実現される。
【0009】
本形式のインターフェースが対応するアプリケーションの分野は、コンピュータの個人使用のみならず、CADやCAMによる製図、DTPやクリエーティブ分野の制作、および、基本的に高精度、高能率、コマンドの頻回伝送、正確なxyz座標制御、長寿命、かつ入力装置のモジュールに対する適応性が求められる全てのEDPアプリケーションにまたがっている。
【0010】
統括すると、本発明の要部は、機能ユニットのインターフェースを基部と上部に分離し、基部(“ベース”)は、可能な限り幅広い種類の上部(“シェープ”)の基地局となり、信号をコンピュータへ伝送する役割を果たすところにある。
ここで信号は従来の技術で既知のごとく、信号線を通じてもワイヤレスでも、直接コンピュータ・ケーブルに伝送することができる。特に有利となるのは、データをワイヤレスにディジタルタブレット(“プレート”)へ送ることのできるコイルをインターフェースに装着した場合である。これによりコンピュータからの情報は、ディジタルタブレットを経由してコンピュータに受信させることができる。このコイルはさらに、ディジタルタブレット上におけるインターフェースの位置を記録するのにも適している。従って、既に商品化されているディジタル技術と、ここで提案するインターフェースを組み合わせることにより、特に良好な改良形が得られる。
【0011】
上述のようなディジタルタブレットの場合、タブレットは、入力や座標の変更が生じたときに、インターフェースの基部から伝送される制御信号を記録するための基地ユニットの役割を果たす。タブレットはケーブルをプラグ・ソケット接続することによってEDPシステムと接続され、さらには、マウス・パッドと同様、インターフェースをその上で動作させるための土台となる。このとき、インターフェースからの位置データは電磁グリッドで記録され、インターフェースの上部で押されたキーからの信号とともにタブレットへ伝送される。後者は、この情報をコンピュータへ転送しさらに評価がなされる。これによって、人間工学的デザインや作業の緩和はもとより、最も正確な位置検出ができるようになる。コンピュータの下流ソフトウェアによってプログラムごとに特有となるよう定義できる、インターフェース上部のキーの最適割り当てにより、特に、コマンドや座標を短時間でコンピュータシステムへ送ることができる。CAD製図の分野で行なった最初の試行では、極短い実習時間だけで、スピード増加が100%から400%の範囲に達した。
【0012】
さらに改良形としてこのインターフェースは、電子メモリまたは、例えばフラッシュカードのような可動性の電子メモリを差し込む場所を備えることができる。これにより、例えばGUID(グローバルユニークID:“Global Unique Identifiers”)、パスワード、ログインデータなど可能な限り幅広い種類の情報を、このインターフェースに一時的に格納することができる。ユーザ特有のメニュー割り当てやその類のコンピュータからのデータも、このメモリに伝送することができる。この場合マウスは、あるコンピュータから別のコンピュータへとユーザが持ち運びできる、一時記憶装置としての役割を果たす。これには、ユーザがどのコンピュータにおいても自分自身のメニュー割り当てを直ちに使用することができるという利点がある。さらに、ユーザはパスワードやログインデータを常に自分のインターフェースに保有しているため、もはやそれらをメモする必要がなくなる。このように、本発明に係るインターフェースはコンピュータや、あるソフトウェアへのアクセス、例えばインターネットへのアクセスを制御するのに用いることも可能である。インターフェースは適切な方法でユーザのソフトウェアの検出も行い、そのソフトウェアに適合した入力手段に即したメニュー割り当てを用いる。
【0013】
インターフェースが存在する場合にのみコンピュータへのアクセスができるように構成することも可能である。この場合、ユーザは自分が不在のときは自分のコンピュータへのアクセスができないよう、常に自分のコンピュータ・マウスを持ち歩くことができる。タブレット(“プレート”)は、コンピュータ・マウスの有無を検出し、コンピュータシステムを封鎖する処理へ切り替えたり、一意に定義されたコンピュータ・マウスの接続によって再び使用できるようにしたりを、自動的に行なう。
【0014】
さらに、インターネットへアクセスするための接続管理をこのメモリに記憶させることができる。マウスをさらにカスタマイズするため、例えばユーザが、圧縮形式の音楽ファイルを再生したり記憶させたりできる交換可能なメモリカードのようなメモリ、またはメモリのためのインターフェースを設けることもできる。これを実現するため、ユーザはメモリ制御または音楽ファイルの再生用に、キー、デテント(detents)、コントローラ、またはそれに類する物のような制御ユニットとともにディスプレーを設けた、専用の上部(シェープ)を利用することが可能である。このときコンピュータ・マウスの基部にはステレオヘッドフォンの接続部を設ける。
【0015】
こうしてユーザは、通常のマウスの使い方もできる、例えばMP3プレーヤーのようなオーディオシステムを利用できるようになる。その目的のために、再生操作と並行して、マウスの上部と基部を結合させる掛け金機構と、カーソルの位置決め機能が設けられている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係るインターフェースのいくつかの例を以下に説明する。
【0017】
示されるのは、
図1から図4 従来のディジタルタブレット
図5 本発明に係るインターフェースの下部
図6から図10 本発明に係る種々の上部
図11 本発明に係るインターフェースのもうひとつの下部
図12 図11と結合する上部
図13 ディジタルタブレットと本発明に係るインターフェース
図14から図17 本発明に係るインターフェースの操作における処理手順
図18と図19 ディジタルタブレットと適合するインターフェース
である。
【0018】
図1は本発明に係る、ポインティング領域2を有するディジタルタブレット1(“プレート”)を示している。このディジタルタブレット1は、増設機器をシステムに接続し、下部と同様、そこから伝送されたディジタル信号およびアナログ信号をPCシステムへ転送するために、外付け増設機器を接続する接続ソケット(“AUX”)を前部に備えている。感受領域2は、柔軟性を有する透明なプラスチックフィルムによって保護および区別され、ユーザが小さい原画を挿入することができる。この受信用の要部は保守作業を行なったり、原画を挿入したりするために、丸ごと取り外しがきくよう設置することができる。この場合、柔軟性のあるプラスチックフィルムを硬いのぞき窓に交換して、ディジタルタブレット本体にしっかり固定することができる。
【0019】
PCシステムへの接続は、ねじれ防止を施したとても柔らかいプラスチックの信号線4を経由して認識される。これはシリアル・インターフェースおよびUSBプラグ接続や、その他コンピュータへのインターフェースでよい。
【0020】
さらにこのディジタルタブレットは、評価用電子機器および、PCシステムとコンピュータ・マウス下部の双方に接続する送受信ユニットを備えている。このとき、作成反応時間の合計、すなわちPCシステムへの情報ひとつの反応時間が50ms以下を確保するように、データの伝送レートが選択される。感受領域2における、磁気グリッドからなる位置検出部は、2000lpi以上を有する。
【0021】
図1Aおよび対応する側面図である図1Bからわかるとおり、ディジタルタブレットにはコンピュータ・マウスとの接触領域5があり、位置検出部となる感受領域2は、実際にはそのうちの小さい部分だけでよい。この例のように、マウスの先端に設置した位置検出部に対して使用する場合も、大きな感受領域は必要ではない。図2から図4は、色々な形状のマウスに使用できる、様々な外形を有するディジタルタブレットをさらに示している。これ以降の全ての図においては、同じ部位には同じ参照番号を用いることとする。
【0022】
図1から図3において、感受領域2は容易に装着することができ、マウスの接触面5と同一平面を構成する、フィルムで覆われている。図4では、感受領域2(ポインティング領域)は透過性であり、固定されている。このポインティング領域2はカバーやユニットそのものを交換できるように、取り外し可能な技術的なユニットとして設計されている。
【0023】
図5はコンピュータ・マウスの形状を有する、本発明に係るインターフェースの基部を示している。図5Aはこの基部10(“ベース”)を上から見た透過図であり、図5Bは横から見た透過図である。交換が容易な上部(“シェープ”)に対して、基部10はキャリアの役割を果たす。これとの結合により、ソフトウェアの実行におけるシェープの交換は操作中のいつでも可能となり、シェープが交換されたことは、PCシステムのソフトウェアおよび、ディジタルタブレットまたは基部の内部電子機器によって検知される。
【0024】
基部10は、電磁コイルの形状を有する位置検出部11を備えており、これは同時にディジタルタブレットへの送受信ユニットとしての役割を担う。これは、座標入力やシェープ動作からのデータを伝送する。
【0025】
関連する電子機器14は完全に密閉されている。これらの電子機器14のうち、シェープへの接続プラグ16およびバッテリー/充電式バッテリーのスロット15のみ外から見ることができる。
【0026】
さらにこの基部10は、掛け金機構12および2つのはめ込み機構13を備え、それによってシェープは基部10にしっかり組みつけられる。
【0027】
図6のAおよびBは、本発明に係る上部20(“シェープ”)の上面透過図および側面透過図を示している。このシェープ20は計16個のキー17と、接続プラグ22とを備え、キー17により発生した信号は接続プラグ22により基部10のプラグ16へ伝送することができる。さらに、シェープ20は情報を入力するためのサイドキーまたはサイドボタン19を備えている。図5の掛け金機構およびはめ込み機構12および13に対応して、シェープ20にはそれに適合するはめ込み機構21が設けられ、基部10の機構12および13と組み合わさることによって、取り外せるように、しかししっかりとシェープを基部に結合させる。
【0028】
さらにシェープ20にはクイックアクセスボタン18が設けられ、これは従来のキー入力のように機能するが、コンピュータ・マウスの設定を行なえるプログラムに対しては固定割り当てを有する。
【0029】
コンピュータ・マウスの管理プログラムは、クイックアクセスボタン18によってどのアプリケーションからも直ちに起動できる。従ってユーザはいつでも自分のアプリケーションの設定変更をすばやく容易に行なうことができる。
【0030】
シェープ20が交換されると、オペレーティング・システムや起動中のプログラムを再起動させることなく、ハードウェアとソフトウェアにて検知される。このための原理としては、いくつかある中でも特に、シェープ20におけるキー17のような入力手段が、評価用電子機器を介してコネクター22に接続されるところにある。これらの評価用電子機器は、例えばキー17のような入力手段からの入力信号を論理信号へと変換する。これらの評価用電子機器は集積チップで構成され、どのシェープにおいても、例えば少なくとも20のディジタル入力信号と6のアナログ入力信号を準並行に処理することができる。入力手段によってこの信号量が有効とならない場合にも、どの上部に対しても評価用電子機器を統一することにより、基部およびコンピュータの伝送プロトコルやソフトウェアに対して、シェープ全ての互換性が保証されている。
【0031】
さらにこのチップの有利な点は、キー操作やホイールの動作など、ユーザの入力信号を評価することができるだけでなく、符号化も同時に行なうことで、対応する伝送プロトコル用に調整済みの基部10にて有効となるデータを発生させることができるところにある。
【0032】
図6は、合計16個のキーを備えた上部筐体20を示しており、CAD/CAMアプリケーションや、コンピュータを用いた出版物編集作業などに適している。
【0033】
図7は、合計13個のボタン7、2個のサイドボタン19とひとつのホイール23を有する上部筐体20を示している。このタイプのはめ込み式のモジュール20は、キーの数を減らし、簡単な入力媒体であるホイール23を搭載していることから、インターネットユーザ、標準的なユーザおよび児童や学生のような初心者に適している。
【0034】
図8は別の上部筐体20を示しており、8個のみからなるキー17、2個のサイドキー19とひとつのホイール23を備えている。このはめ込み式のモジュール20は、家庭やゲームでの使用、または、使用頻度の少ないユーザに適している。
【0035】
図9はさらに別のはめ込み式モジュール20を示しており、その外部形状のサイズがとても小さい。これにも8個のキー17が設けられているが、サイドキー19はなく、ホイール23はひとつある。この小型のはめ込み式モジュール20は特に、子供の手にとても適している。必要に応じて、小型の基部10も利用することができる。しかしこれは至急必要というわけではない。
【0036】
図10はさらに別のはめ込み式モジュール20を示しており、合計16個のキー17と、2個のサイドキー19、および、計6つの自由度(3つの軸と3つの傾斜度合い)を入力できるアナログスティック24をひとつ備えている。このはめ込み式モジュール20は3D分野の仕事に適している。
【0037】
図11はもうひとつの基部10を示しており、図5に示し、説明したのと同様、送受信電子機器14、バッテリー室15、プラグ16および掛け金機構12、13を、備えている。位置検出器および送受信器として、コイル11も備えている。
【0038】
図5の基部10に加え、この基部10はメモリーカードのためのスロット26と、それらのメモリーカードを読み書きする評価用電子機器27が設けられている。さらに、ヘッドフォンを基部10に接続するためのヘッドフォンソケット25がこれらの評価用電子機器27に接続されている。
【0039】
図12はこれに対応する上部筐体20を示しており、ヘッドフォンソケットのための開口部28と、メモリーカードスロットのための開口部31を備えている。ここでは、メモリーカード30が開口部31を通り、基部10のメモリーカードスロット26へと差し込まれる模様も描写されている。
【0040】
はめ込み式モジュール20はさらに、ディスプレー装置29(ディスプレー)、2個のキー17およびひとつのホイール23を備えている。スロット26にあるメモリーカード30に対し読み書きができるように、これらの入力手段、17および23を用いて評価用電子機器27を操作することができる。特に、ここではメモリーカード30や音声ファイルのための別の記録媒体を用いることができる。従って、スロット26としては、MDドライブ、カセットドライブまたはCDドライブを設けてもよい。この場合、記録媒体30にある音声ファイルはヘッドフォン接続部25に接続されたヘッドフォンを用いて聴くことができる。これにより、MP3プレーヤーのような、音楽再生機器を一体化したコンピュータ・マウスとなる。
【0041】
ここで、掛け金機構19、21と、カーソルとしてのポジショニング機能が、再生操作と並行して利用できれば、音楽を再生しながらコンピュータによる作業も継続できるという利点となる。
【0042】
基部ユニットの電子機器は、位置および伝送ユニット11を用いてコンピュータ・マウスからコンピュータ・マウスへ直接伝送できるように構成される。マウスからマウスへのデータ交換は、ディスプレー29からの操作コマンドにより可能となる。
【0043】
図13は基部10および上部筐体20から成る、本発明に係るインターフェースを伴うディジタルタブレット1を示している。ここでは、図1にて示したディジタルタブレットと、図5および図6にて示した基部及び上部を示している。位置記録とデータ伝送を行なえるように、コイル11だけは常に感受領域2内に存在する必要があることがわかる。ディジタルタブレット1のうち、感受領域2の外側にある領域は、コンピュータ・マウスを物理的に誘導するためおよび、手を休めるためにのみ用いられる。
【0044】
図14から図17は、コンピュータ・マウスおよびディジタルタブレットにおける種々の処理とデータ評価の過程を示している。図14は、基部にて記録される基部の位置変化が、基部で調整され、ディジタルタブレットへワイヤレスに伝送される過程である。その後、データは信号線4を経由してディジタルタブレットからコンピュータへと伝送される。
【0045】
ステップ10からステップ14は、例えばキーが押された場合のように上部筐体20での入力を記録し、上部筐体20において設けられた電子機器により評価される過程を示している。キー操作に付随するこの評価信号は、その後、プラグ・ソケット接続16、22を介して下部10へ伝送され、次いでコイル11を介してディジタルタブレットへと送信される。その後、そのキー操作に関連した情報は、順次コンピュータへ伝送される。
【0046】
ステップ20から25は、3Dスティック、ホイール、トラックボールなど、上部20におけるアナログ入力により信号が発生し、転送される過程を示している。これらのアナログ信号も続けて上部20において直接処理され、プラグ・ソケット接続16および22を介して下部10へ伝送される。この場合は、ステップ23において、下部での信号調整が追加で行なわれる。
【0047】
上部10に搭載された評価ユニットは、スティック、トラックボール、キーなどのアナログ入力ユニットおよびディジタル入力ユニットから送られた信号を単純化し、シェープのタイプ(シェープID)およびキーやアナログ入力ユニットの状態を含む、定義されたデータプロトコルを、下部20のベースユニットに送信する。
【0048】
その後、ディジタルタブレットやPCシステムへの伝送は説明したとおりに行なわれる。
【0049】
図15は本発明に係るシステム操作の始動を示している。ディジタルタブレットの電子機器は、電圧印加により一度初期化されると、下部との接続を確立する。ディジタルタブレットと下部の接続が有効に確立された後、下部のグローバルユニークID(Global Unique Identifier;GUID)は識別情報としてディジタルタブレットを介してPCへ送られる。それとともに、コンピュータは下部の有無について周期的なテストを開始する。このテストは、図15の項目102に示されている。これは、この時点で下部が存在するか、また、その下部が保有するグローバルユニークID(Global Unique Identifier;GUID)は何かを、周期的に問い合わせることを意味している。グローバルユニークIDが変化すると、コンピュータは下部が交換されたことを自動的に認識する。従って、例えば別のユーザが異なる下部を用いてアクセスを試みた場合にコンピュータを封鎖することが可能である。そのため下部はそれ自体がアクセス制御機器として動作し、これによって正しい下部を使用した場合だけコンピュータへのアクセスが可能となる。
【0050】
同様に、下部が取り外されたり下部がない場合にコンピュータを封鎖できる。
【0051】
図15の項目103は、上部に対する周期的問い合わせの過程を示している。このように、下部上に上部が存在しない場合にコンピュータを封鎖することができ、不適当な上部が下部上にある場合にコンピュータを封鎖することができる。
【0052】
図16のうち図16Aは、ディジタルタブレットが接続されているか、ディジタルタブレットの上に下部が存在するか、その下部が保有するグローバルユニークIDは何か、をコンピュータに周期的に問い合わせる過程を示している。このようにディジタルタブレットが存在しなかったり、下部がなくなっていたり、下部のグローバルユニークIDが間違っていたり、キーボードなどからの正規のログインがなされなかったときは、コンピュータを封鎖することができる。
【0053】
図16Bは、下部におけるエラー、上部の交換、上部の欠如、あるいは上部の異常をコンピュータに伝える、周期的問い合わせの評価を示している。ここでは、コンピュータを状況に応じて封鎖したり、処理の属性を更新したり、といった事を再度行なうことができる。特に、ステップ254に示したとおり、上部が交換された結果、例えば上部が記憶し問い合わせによってコンピュータへと伝送された符号語(“シェープID”)によって、コンピュータがその交換後の上部を検知したときに、システムコマンドに対するキーの割り当て、すなわちコンピュータ・マウスにおける入力手段のメニュー割り当てを更新することができる。同様に、コンピュータが上部の不在や異常を検知した場合、ユーザはコンピュータからの指示を受けることができる。このときユーザは、ステップ262において上部を下部の上に搭載するように、またはステップ272において異常のない上部と交換するように、との通知を受ける。
【0054】
図17はコンピュータ・マウスによって集められ伝送されたデータの処理を示している。これらのデータは、下部で記録された位置変化または、上部にて発生したキー操作やアナログ入力などの入力である。
【0055】
図17のステップ331におけるメニューボタンは、例えば図6中のクイックアクセスボタン18である。
【0056】
図18は、また別のディジタルタブレット1を示しており、同じ部位には同じ参照番号を使用しているため、それらについての説明は繰り返さない。このディジタルタブレット1は、強磁性体グリッド40を有する位置検出領域2を備えている。このようなディジタルタブレットはコイル走査によって位置検出を行なうために用いられる。柔軟性を有し、モールド成形された永久磁石グリッドのマット2には、インターフェースの基部本体にあるひとつかそれ以上のコイルを用いて、ホールセンサなどにより設定できるミリテスラレンジの参照磁場を備えている。独立形状の回転や移動のために、x座標には参照番号41、y座標には参照番号42の、より強い参照線が、記録領域2の磁気グリッド40に組み込まれている。このタイプのディジタルタブレット1は、柔らかな素材などで製作することができ、それ自体には電子部品が入っていない。位置の記録は、インターフェース内部のみで行なわれる。
【0057】
図19は、図18のディジタルタブレットの、位置の読み込みに適したインターフェース19を示している。ここでも同じ部位には同じ参照番号が使用されているため、それらの説明は繰り返さない。
【0058】
上述したインターフェースを強化し、このインターフェースはコンピュータシステムや他の装置と直接通信を行なう送受信ユニット44を備えている。これは、コイル11を通じて記録された位置のデータと、インターフェースのキーパッドのデータを、電子機器ユニット14からコンピュータシステムまたはその他の装置へ伝送する。それらはあらかじめ調整してからのみ伝送させることができる。送受信ユニット44はブルートゥース(登録商標)の技術に基づいており、それによって各装置は標準化されたデータをやりとりすることができる。
【0059】
このインターフェースは、インターフェース下部にあるソケット43を介して充電できる、充電式のバッテリー15をも備えている。同時にバッテリー格納先でもありうる充電器を適切に設計することにより、作業の合間の休憩時間に充電式バッテリー15への充電および充電エネルギーの伝送を行なうことができる。
【0060】
図18の、柔軟性を有するモールド成形された永久磁石グリッドマット40によって発生した磁場を、図15のインターフェースを用い、コイル11によってコイル走査させることによって位置の記録が行なわれる。しかし本発明に係るインターフェースにより、電気的に発生させた磁場を走査させることもできる。これにより、このインターフェースを用いて位置を記録したり、あらかじめ調整された位置データやインターフェースのキーバッドからの入力データをコンピュータやその他の機器に送信したりすることが可能である。
【0061】
統括すると、本発明によって、費用をかけず、簡単に、そして極めて速く、種々のユーザや種々のアプリケーションに適合できるインターフェースが実現される。さらにこの種のインターフェースをコンピュータへのアクセス制御に使用することが可能となる。付加的な機能として、持ち運び容易な、データの一時記憶装置としても使用できる。オーディオプレーヤとしての付加機能も利用できるため、このインターフェースは多機能かつユーザ固有の製品となる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図2】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図3】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図4】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図5】本発明に係るインターフェースの下部を示す図である。
【図6】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図7】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図8】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図9】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図10】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図11】本発明に係るインターフェースのもうひとつの下部を示す図である。
【図12】図11と結合する上部を示す図である。
【図13】ディジタルタブレットと本発明に係るインターフェースを示す図である。
【図14】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−a】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−b】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−c】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図16−a】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図16−b】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図17】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図18】ディジタルタブレットを示す図である。
【図19】図18に適合するインターフェースを示す図である。
【符号の説明】
【0063】
10 基部、 11 位置記録装置および伝送装置、 16 第1の接続部、 17 キー、20 上部、 22 第2の接続部、23 ホイール、 24 3Dスティック、 26 レセプタクル、 29 ディスプレー。
【0001】
本発明はコンピュータ・マウスの形態で既に一般的に使用されている、処理入力および座標入力をもたらすインターフェースに関する。このインターフェースは、あらゆる分野のアプリケーションにおけるコンピュータ操作に用いられる。
【背景技術】
【0002】
従来の入力技術は通常、キーボードを用いた言葉のコマンド、および/または、コンピュータ・マウスやトラックボールといった入力機器からのx/y/z座標の伝送を利用した位置のコマンド、を伝送することを基本としている。これらのインターフェースはこれまで、動き検出の精度や処理コマンドの伝送に対する要求に十分応えてきた。しかしながら、本職のユーザは、それらの入力機器の精度やコマンド伝送スピード、人間工学的な面にすぐさま限界を感じてしまう。さらにいかなる種類のアプリケーションをコンピュータで動作させようと、これらのインターフェースが常に同一である点にも不都合がある。これは例えば、CADアプリケーション、インターネットブラウザ、文書処理などの幅広く多様なプログラムを、ひとつの共通のインターフェースで実行しなければならないことを意味する。
【0003】
コンピュータ・マウスは従来技術においてはよく知られている。それらは通常、2パーツからなる筐体を備え、入力および伝送のための電子機器が内蔵されている。筐体の2つのパーツは通常、互いにネジ留めされている。特許文献1では、ある組み付け機構を用いて筐体の2パーツを互いに結合させたコンピュータ・マウスが開示されている。これにより、2パーツの結合が容易になるとともに、特にマウス内部にある部品の修繕、修理、交換のためには、はめ込みを外すことによって筐体の上部を容易に取ることができるようになる。この場合、この筐体の上部カバーは、筐体下部上に設置された入力、評価、伝送を行なう電子機器全体を覆う役割のみを果たしている。
【特許文献1】
独国特許出願第29906631U1号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、コンピュータ・マウスの形態を有し、処理入力および座標入力をもたらすインターフェースであり、アプリケーション固有であると同時にユーザ固有にも構成することのできるインターフェースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この課題は、請求項1に係るインターフェースおよび、請求項22および23に係る使用方法によって解決される。本発明に係るインターフェースのさらに有利な改良点は個々の従属項にて与えられる。
【0006】
本発明に係るコンピュータ・マウスは、従来と同様、2パーツからなる筐体を備えている。しかし本発明においては、どのインターフェースでも変化しない全部品、特に伝送装置が、マウスの下部または基部に設置され、筐体の上部にはユーザ・インターフェースが備えられている。筐体の2パーツは、取り外しできるように互いに結合し、筐体基部および上部の双方には、互いに適合する接続部が対応する場所に設置され、それを通して上部、基部間で電気信号を交換することができる。前記接続部は、電気的なプラグ・ソケット接続をなすプラグおよびソケットでもよい。
【0007】
ユーザ・インターフェース本体は、単独のキー、一式のキーボード、トラックボール、3Dスティック、ホイールまたはその他のあらゆる入力機器を備えることができる。
【0008】
本発明に係るインターフェースの有利な点は、筐体の上部を簡単に交換するだけで入力機能を変更できる一方、基部としてはインターフェースのうち技術的に複雑でコストの集中した部位が常に同じままであり、一度確保するだけですむ、という事実にある。従って、様々なアプリケーション間において、作業時間を最短にこのインターフェースを交換することが可能である。例えば、2つまたは3つのキーを備えた上部は、文書処理システムに通常通り使用できる。CADアプリケーションには合計16個のキーを備えた上部を、ゲームなどには3Dスティック、ホイールやそれに類する物のような位置検出部を上部のインターフェースに統合させることができる。個々のユーザに適応した筐体上部を基部と結合させることも可能である。従って例えば、より小さい上部筐体は、あるいは専用の下部と組み合わせて、大人よりも子供向けに使用できる。これは、例えばあるユーザが自分のために作らせた上部筐体を持ってきて、基部ユニットへ装着する、といったことを意味する。従って構造の変化が容易なコンピュータ・マウスは、様々なアプリケーションやユーザの知識レベルに容易に適合させることができる。例えば、あるプログラムの初心利用者にはキーの数を限定した方が良い場合もあるし、本職のユーザは全てのオプションを用いて、従って多くのキーを備えた上部を用いて仕事をしたいかもしれない。従って本発明に係るインターフェースによって、所望の複合性を備え、処理固有のコマンドを最小限の準備時間で実行可能にするユーザ・インターフェースが、高い費用効率で実現される。
【0009】
本形式のインターフェースが対応するアプリケーションの分野は、コンピュータの個人使用のみならず、CADやCAMによる製図、DTPやクリエーティブ分野の制作、および、基本的に高精度、高能率、コマンドの頻回伝送、正確なxyz座標制御、長寿命、かつ入力装置のモジュールに対する適応性が求められる全てのEDPアプリケーションにまたがっている。
【0010】
統括すると、本発明の要部は、機能ユニットのインターフェースを基部と上部に分離し、基部(“ベース”)は、可能な限り幅広い種類の上部(“シェープ”)の基地局となり、信号をコンピュータへ伝送する役割を果たすところにある。
ここで信号は従来の技術で既知のごとく、信号線を通じてもワイヤレスでも、直接コンピュータ・ケーブルに伝送することができる。特に有利となるのは、データをワイヤレスにディジタルタブレット(“プレート”)へ送ることのできるコイルをインターフェースに装着した場合である。これによりコンピュータからの情報は、ディジタルタブレットを経由してコンピュータに受信させることができる。このコイルはさらに、ディジタルタブレット上におけるインターフェースの位置を記録するのにも適している。従って、既に商品化されているディジタル技術と、ここで提案するインターフェースを組み合わせることにより、特に良好な改良形が得られる。
【0011】
上述のようなディジタルタブレットの場合、タブレットは、入力や座標の変更が生じたときに、インターフェースの基部から伝送される制御信号を記録するための基地ユニットの役割を果たす。タブレットはケーブルをプラグ・ソケット接続することによってEDPシステムと接続され、さらには、マウス・パッドと同様、インターフェースをその上で動作させるための土台となる。このとき、インターフェースからの位置データは電磁グリッドで記録され、インターフェースの上部で押されたキーからの信号とともにタブレットへ伝送される。後者は、この情報をコンピュータへ転送しさらに評価がなされる。これによって、人間工学的デザインや作業の緩和はもとより、最も正確な位置検出ができるようになる。コンピュータの下流ソフトウェアによってプログラムごとに特有となるよう定義できる、インターフェース上部のキーの最適割り当てにより、特に、コマンドや座標を短時間でコンピュータシステムへ送ることができる。CAD製図の分野で行なった最初の試行では、極短い実習時間だけで、スピード増加が100%から400%の範囲に達した。
【0012】
さらに改良形としてこのインターフェースは、電子メモリまたは、例えばフラッシュカードのような可動性の電子メモリを差し込む場所を備えることができる。これにより、例えばGUID(グローバルユニークID:“Global Unique Identifiers”)、パスワード、ログインデータなど可能な限り幅広い種類の情報を、このインターフェースに一時的に格納することができる。ユーザ特有のメニュー割り当てやその類のコンピュータからのデータも、このメモリに伝送することができる。この場合マウスは、あるコンピュータから別のコンピュータへとユーザが持ち運びできる、一時記憶装置としての役割を果たす。これには、ユーザがどのコンピュータにおいても自分自身のメニュー割り当てを直ちに使用することができるという利点がある。さらに、ユーザはパスワードやログインデータを常に自分のインターフェースに保有しているため、もはやそれらをメモする必要がなくなる。このように、本発明に係るインターフェースはコンピュータや、あるソフトウェアへのアクセス、例えばインターネットへのアクセスを制御するのに用いることも可能である。インターフェースは適切な方法でユーザのソフトウェアの検出も行い、そのソフトウェアに適合した入力手段に即したメニュー割り当てを用いる。
【0013】
インターフェースが存在する場合にのみコンピュータへのアクセスができるように構成することも可能である。この場合、ユーザは自分が不在のときは自分のコンピュータへのアクセスができないよう、常に自分のコンピュータ・マウスを持ち歩くことができる。タブレット(“プレート”)は、コンピュータ・マウスの有無を検出し、コンピュータシステムを封鎖する処理へ切り替えたり、一意に定義されたコンピュータ・マウスの接続によって再び使用できるようにしたりを、自動的に行なう。
【0014】
さらに、インターネットへアクセスするための接続管理をこのメモリに記憶させることができる。マウスをさらにカスタマイズするため、例えばユーザが、圧縮形式の音楽ファイルを再生したり記憶させたりできる交換可能なメモリカードのようなメモリ、またはメモリのためのインターフェースを設けることもできる。これを実現するため、ユーザはメモリ制御または音楽ファイルの再生用に、キー、デテント(detents)、コントローラ、またはそれに類する物のような制御ユニットとともにディスプレーを設けた、専用の上部(シェープ)を利用することが可能である。このときコンピュータ・マウスの基部にはステレオヘッドフォンの接続部を設ける。
【0015】
こうしてユーザは、通常のマウスの使い方もできる、例えばMP3プレーヤーのようなオーディオシステムを利用できるようになる。その目的のために、再生操作と並行して、マウスの上部と基部を結合させる掛け金機構と、カーソルの位置決め機能が設けられている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係るインターフェースのいくつかの例を以下に説明する。
【0017】
示されるのは、
図1から図4 従来のディジタルタブレット
図5 本発明に係るインターフェースの下部
図6から図10 本発明に係る種々の上部
図11 本発明に係るインターフェースのもうひとつの下部
図12 図11と結合する上部
図13 ディジタルタブレットと本発明に係るインターフェース
図14から図17 本発明に係るインターフェースの操作における処理手順
図18と図19 ディジタルタブレットと適合するインターフェース
である。
【0018】
図1は本発明に係る、ポインティング領域2を有するディジタルタブレット1(“プレート”)を示している。このディジタルタブレット1は、増設機器をシステムに接続し、下部と同様、そこから伝送されたディジタル信号およびアナログ信号をPCシステムへ転送するために、外付け増設機器を接続する接続ソケット(“AUX”)を前部に備えている。感受領域2は、柔軟性を有する透明なプラスチックフィルムによって保護および区別され、ユーザが小さい原画を挿入することができる。この受信用の要部は保守作業を行なったり、原画を挿入したりするために、丸ごと取り外しがきくよう設置することができる。この場合、柔軟性のあるプラスチックフィルムを硬いのぞき窓に交換して、ディジタルタブレット本体にしっかり固定することができる。
【0019】
PCシステムへの接続は、ねじれ防止を施したとても柔らかいプラスチックの信号線4を経由して認識される。これはシリアル・インターフェースおよびUSBプラグ接続や、その他コンピュータへのインターフェースでよい。
【0020】
さらにこのディジタルタブレットは、評価用電子機器および、PCシステムとコンピュータ・マウス下部の双方に接続する送受信ユニットを備えている。このとき、作成反応時間の合計、すなわちPCシステムへの情報ひとつの反応時間が50ms以下を確保するように、データの伝送レートが選択される。感受領域2における、磁気グリッドからなる位置検出部は、2000lpi以上を有する。
【0021】
図1Aおよび対応する側面図である図1Bからわかるとおり、ディジタルタブレットにはコンピュータ・マウスとの接触領域5があり、位置検出部となる感受領域2は、実際にはそのうちの小さい部分だけでよい。この例のように、マウスの先端に設置した位置検出部に対して使用する場合も、大きな感受領域は必要ではない。図2から図4は、色々な形状のマウスに使用できる、様々な外形を有するディジタルタブレットをさらに示している。これ以降の全ての図においては、同じ部位には同じ参照番号を用いることとする。
【0022】
図1から図3において、感受領域2は容易に装着することができ、マウスの接触面5と同一平面を構成する、フィルムで覆われている。図4では、感受領域2(ポインティング領域)は透過性であり、固定されている。このポインティング領域2はカバーやユニットそのものを交換できるように、取り外し可能な技術的なユニットとして設計されている。
【0023】
図5はコンピュータ・マウスの形状を有する、本発明に係るインターフェースの基部を示している。図5Aはこの基部10(“ベース”)を上から見た透過図であり、図5Bは横から見た透過図である。交換が容易な上部(“シェープ”)に対して、基部10はキャリアの役割を果たす。これとの結合により、ソフトウェアの実行におけるシェープの交換は操作中のいつでも可能となり、シェープが交換されたことは、PCシステムのソフトウェアおよび、ディジタルタブレットまたは基部の内部電子機器によって検知される。
【0024】
基部10は、電磁コイルの形状を有する位置検出部11を備えており、これは同時にディジタルタブレットへの送受信ユニットとしての役割を担う。これは、座標入力やシェープ動作からのデータを伝送する。
【0025】
関連する電子機器14は完全に密閉されている。これらの電子機器14のうち、シェープへの接続プラグ16およびバッテリー/充電式バッテリーのスロット15のみ外から見ることができる。
【0026】
さらにこの基部10は、掛け金機構12および2つのはめ込み機構13を備え、それによってシェープは基部10にしっかり組みつけられる。
【0027】
図6のAおよびBは、本発明に係る上部20(“シェープ”)の上面透過図および側面透過図を示している。このシェープ20は計16個のキー17と、接続プラグ22とを備え、キー17により発生した信号は接続プラグ22により基部10のプラグ16へ伝送することができる。さらに、シェープ20は情報を入力するためのサイドキーまたはサイドボタン19を備えている。図5の掛け金機構およびはめ込み機構12および13に対応して、シェープ20にはそれに適合するはめ込み機構21が設けられ、基部10の機構12および13と組み合わさることによって、取り外せるように、しかししっかりとシェープを基部に結合させる。
【0028】
さらにシェープ20にはクイックアクセスボタン18が設けられ、これは従来のキー入力のように機能するが、コンピュータ・マウスの設定を行なえるプログラムに対しては固定割り当てを有する。
【0029】
コンピュータ・マウスの管理プログラムは、クイックアクセスボタン18によってどのアプリケーションからも直ちに起動できる。従ってユーザはいつでも自分のアプリケーションの設定変更をすばやく容易に行なうことができる。
【0030】
シェープ20が交換されると、オペレーティング・システムや起動中のプログラムを再起動させることなく、ハードウェアとソフトウェアにて検知される。このための原理としては、いくつかある中でも特に、シェープ20におけるキー17のような入力手段が、評価用電子機器を介してコネクター22に接続されるところにある。これらの評価用電子機器は、例えばキー17のような入力手段からの入力信号を論理信号へと変換する。これらの評価用電子機器は集積チップで構成され、どのシェープにおいても、例えば少なくとも20のディジタル入力信号と6のアナログ入力信号を準並行に処理することができる。入力手段によってこの信号量が有効とならない場合にも、どの上部に対しても評価用電子機器を統一することにより、基部およびコンピュータの伝送プロトコルやソフトウェアに対して、シェープ全ての互換性が保証されている。
【0031】
さらにこのチップの有利な点は、キー操作やホイールの動作など、ユーザの入力信号を評価することができるだけでなく、符号化も同時に行なうことで、対応する伝送プロトコル用に調整済みの基部10にて有効となるデータを発生させることができるところにある。
【0032】
図6は、合計16個のキーを備えた上部筐体20を示しており、CAD/CAMアプリケーションや、コンピュータを用いた出版物編集作業などに適している。
【0033】
図7は、合計13個のボタン7、2個のサイドボタン19とひとつのホイール23を有する上部筐体20を示している。このタイプのはめ込み式のモジュール20は、キーの数を減らし、簡単な入力媒体であるホイール23を搭載していることから、インターネットユーザ、標準的なユーザおよび児童や学生のような初心者に適している。
【0034】
図8は別の上部筐体20を示しており、8個のみからなるキー17、2個のサイドキー19とひとつのホイール23を備えている。このはめ込み式のモジュール20は、家庭やゲームでの使用、または、使用頻度の少ないユーザに適している。
【0035】
図9はさらに別のはめ込み式モジュール20を示しており、その外部形状のサイズがとても小さい。これにも8個のキー17が設けられているが、サイドキー19はなく、ホイール23はひとつある。この小型のはめ込み式モジュール20は特に、子供の手にとても適している。必要に応じて、小型の基部10も利用することができる。しかしこれは至急必要というわけではない。
【0036】
図10はさらに別のはめ込み式モジュール20を示しており、合計16個のキー17と、2個のサイドキー19、および、計6つの自由度(3つの軸と3つの傾斜度合い)を入力できるアナログスティック24をひとつ備えている。このはめ込み式モジュール20は3D分野の仕事に適している。
【0037】
図11はもうひとつの基部10を示しており、図5に示し、説明したのと同様、送受信電子機器14、バッテリー室15、プラグ16および掛け金機構12、13を、備えている。位置検出器および送受信器として、コイル11も備えている。
【0038】
図5の基部10に加え、この基部10はメモリーカードのためのスロット26と、それらのメモリーカードを読み書きする評価用電子機器27が設けられている。さらに、ヘッドフォンを基部10に接続するためのヘッドフォンソケット25がこれらの評価用電子機器27に接続されている。
【0039】
図12はこれに対応する上部筐体20を示しており、ヘッドフォンソケットのための開口部28と、メモリーカードスロットのための開口部31を備えている。ここでは、メモリーカード30が開口部31を通り、基部10のメモリーカードスロット26へと差し込まれる模様も描写されている。
【0040】
はめ込み式モジュール20はさらに、ディスプレー装置29(ディスプレー)、2個のキー17およびひとつのホイール23を備えている。スロット26にあるメモリーカード30に対し読み書きができるように、これらの入力手段、17および23を用いて評価用電子機器27を操作することができる。特に、ここではメモリーカード30や音声ファイルのための別の記録媒体を用いることができる。従って、スロット26としては、MDドライブ、カセットドライブまたはCDドライブを設けてもよい。この場合、記録媒体30にある音声ファイルはヘッドフォン接続部25に接続されたヘッドフォンを用いて聴くことができる。これにより、MP3プレーヤーのような、音楽再生機器を一体化したコンピュータ・マウスとなる。
【0041】
ここで、掛け金機構19、21と、カーソルとしてのポジショニング機能が、再生操作と並行して利用できれば、音楽を再生しながらコンピュータによる作業も継続できるという利点となる。
【0042】
基部ユニットの電子機器は、位置および伝送ユニット11を用いてコンピュータ・マウスからコンピュータ・マウスへ直接伝送できるように構成される。マウスからマウスへのデータ交換は、ディスプレー29からの操作コマンドにより可能となる。
【0043】
図13は基部10および上部筐体20から成る、本発明に係るインターフェースを伴うディジタルタブレット1を示している。ここでは、図1にて示したディジタルタブレットと、図5および図6にて示した基部及び上部を示している。位置記録とデータ伝送を行なえるように、コイル11だけは常に感受領域2内に存在する必要があることがわかる。ディジタルタブレット1のうち、感受領域2の外側にある領域は、コンピュータ・マウスを物理的に誘導するためおよび、手を休めるためにのみ用いられる。
【0044】
図14から図17は、コンピュータ・マウスおよびディジタルタブレットにおける種々の処理とデータ評価の過程を示している。図14は、基部にて記録される基部の位置変化が、基部で調整され、ディジタルタブレットへワイヤレスに伝送される過程である。その後、データは信号線4を経由してディジタルタブレットからコンピュータへと伝送される。
【0045】
ステップ10からステップ14は、例えばキーが押された場合のように上部筐体20での入力を記録し、上部筐体20において設けられた電子機器により評価される過程を示している。キー操作に付随するこの評価信号は、その後、プラグ・ソケット接続16、22を介して下部10へ伝送され、次いでコイル11を介してディジタルタブレットへと送信される。その後、そのキー操作に関連した情報は、順次コンピュータへ伝送される。
【0046】
ステップ20から25は、3Dスティック、ホイール、トラックボールなど、上部20におけるアナログ入力により信号が発生し、転送される過程を示している。これらのアナログ信号も続けて上部20において直接処理され、プラグ・ソケット接続16および22を介して下部10へ伝送される。この場合は、ステップ23において、下部での信号調整が追加で行なわれる。
【0047】
上部10に搭載された評価ユニットは、スティック、トラックボール、キーなどのアナログ入力ユニットおよびディジタル入力ユニットから送られた信号を単純化し、シェープのタイプ(シェープID)およびキーやアナログ入力ユニットの状態を含む、定義されたデータプロトコルを、下部20のベースユニットに送信する。
【0048】
その後、ディジタルタブレットやPCシステムへの伝送は説明したとおりに行なわれる。
【0049】
図15は本発明に係るシステム操作の始動を示している。ディジタルタブレットの電子機器は、電圧印加により一度初期化されると、下部との接続を確立する。ディジタルタブレットと下部の接続が有効に確立された後、下部のグローバルユニークID(Global Unique Identifier;GUID)は識別情報としてディジタルタブレットを介してPCへ送られる。それとともに、コンピュータは下部の有無について周期的なテストを開始する。このテストは、図15の項目102に示されている。これは、この時点で下部が存在するか、また、その下部が保有するグローバルユニークID(Global Unique Identifier;GUID)は何かを、周期的に問い合わせることを意味している。グローバルユニークIDが変化すると、コンピュータは下部が交換されたことを自動的に認識する。従って、例えば別のユーザが異なる下部を用いてアクセスを試みた場合にコンピュータを封鎖することが可能である。そのため下部はそれ自体がアクセス制御機器として動作し、これによって正しい下部を使用した場合だけコンピュータへのアクセスが可能となる。
【0050】
同様に、下部が取り外されたり下部がない場合にコンピュータを封鎖できる。
【0051】
図15の項目103は、上部に対する周期的問い合わせの過程を示している。このように、下部上に上部が存在しない場合にコンピュータを封鎖することができ、不適当な上部が下部上にある場合にコンピュータを封鎖することができる。
【0052】
図16のうち図16Aは、ディジタルタブレットが接続されているか、ディジタルタブレットの上に下部が存在するか、その下部が保有するグローバルユニークIDは何か、をコンピュータに周期的に問い合わせる過程を示している。このようにディジタルタブレットが存在しなかったり、下部がなくなっていたり、下部のグローバルユニークIDが間違っていたり、キーボードなどからの正規のログインがなされなかったときは、コンピュータを封鎖することができる。
【0053】
図16Bは、下部におけるエラー、上部の交換、上部の欠如、あるいは上部の異常をコンピュータに伝える、周期的問い合わせの評価を示している。ここでは、コンピュータを状況に応じて封鎖したり、処理の属性を更新したり、といった事を再度行なうことができる。特に、ステップ254に示したとおり、上部が交換された結果、例えば上部が記憶し問い合わせによってコンピュータへと伝送された符号語(“シェープID”)によって、コンピュータがその交換後の上部を検知したときに、システムコマンドに対するキーの割り当て、すなわちコンピュータ・マウスにおける入力手段のメニュー割り当てを更新することができる。同様に、コンピュータが上部の不在や異常を検知した場合、ユーザはコンピュータからの指示を受けることができる。このときユーザは、ステップ262において上部を下部の上に搭載するように、またはステップ272において異常のない上部と交換するように、との通知を受ける。
【0054】
図17はコンピュータ・マウスによって集められ伝送されたデータの処理を示している。これらのデータは、下部で記録された位置変化または、上部にて発生したキー操作やアナログ入力などの入力である。
【0055】
図17のステップ331におけるメニューボタンは、例えば図6中のクイックアクセスボタン18である。
【0056】
図18は、また別のディジタルタブレット1を示しており、同じ部位には同じ参照番号を使用しているため、それらについての説明は繰り返さない。このディジタルタブレット1は、強磁性体グリッド40を有する位置検出領域2を備えている。このようなディジタルタブレットはコイル走査によって位置検出を行なうために用いられる。柔軟性を有し、モールド成形された永久磁石グリッドのマット2には、インターフェースの基部本体にあるひとつかそれ以上のコイルを用いて、ホールセンサなどにより設定できるミリテスラレンジの参照磁場を備えている。独立形状の回転や移動のために、x座標には参照番号41、y座標には参照番号42の、より強い参照線が、記録領域2の磁気グリッド40に組み込まれている。このタイプのディジタルタブレット1は、柔らかな素材などで製作することができ、それ自体には電子部品が入っていない。位置の記録は、インターフェース内部のみで行なわれる。
【0057】
図19は、図18のディジタルタブレットの、位置の読み込みに適したインターフェース19を示している。ここでも同じ部位には同じ参照番号が使用されているため、それらの説明は繰り返さない。
【0058】
上述したインターフェースを強化し、このインターフェースはコンピュータシステムや他の装置と直接通信を行なう送受信ユニット44を備えている。これは、コイル11を通じて記録された位置のデータと、インターフェースのキーパッドのデータを、電子機器ユニット14からコンピュータシステムまたはその他の装置へ伝送する。それらはあらかじめ調整してからのみ伝送させることができる。送受信ユニット44はブルートゥース(登録商標)の技術に基づいており、それによって各装置は標準化されたデータをやりとりすることができる。
【0059】
このインターフェースは、インターフェース下部にあるソケット43を介して充電できる、充電式のバッテリー15をも備えている。同時にバッテリー格納先でもありうる充電器を適切に設計することにより、作業の合間の休憩時間に充電式バッテリー15への充電および充電エネルギーの伝送を行なうことができる。
【0060】
図18の、柔軟性を有するモールド成形された永久磁石グリッドマット40によって発生した磁場を、図15のインターフェースを用い、コイル11によってコイル走査させることによって位置の記録が行なわれる。しかし本発明に係るインターフェースにより、電気的に発生させた磁場を走査させることもできる。これにより、このインターフェースを用いて位置を記録したり、あらかじめ調整された位置データやインターフェースのキーバッドからの入力データをコンピュータやその他の機器に送信したりすることが可能である。
【0061】
統括すると、本発明によって、費用をかけず、簡単に、そして極めて速く、種々のユーザや種々のアプリケーションに適合できるインターフェースが実現される。さらにこの種のインターフェースをコンピュータへのアクセス制御に使用することが可能となる。付加的な機能として、持ち運び容易な、データの一時記憶装置としても使用できる。オーディオプレーヤとしての付加機能も利用できるため、このインターフェースは多機能かつユーザ固有の製品となる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図2】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図3】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図4】従来のディジタルタブレットを示す図である。
【図5】本発明に係るインターフェースの下部を示す図である。
【図6】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図7】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図8】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図9】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図10】本発明に係る上部の例を示す図である。
【図11】本発明に係るインターフェースのもうひとつの下部を示す図である。
【図12】図11と結合する上部を示す図である。
【図13】ディジタルタブレットと本発明に係るインターフェースを示す図である。
【図14】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−a】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−b】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図15−c】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図16−a】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図16−b】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図17】本発明に係るインターフェースの操作における処理手順を示す図である。
【図18】ディジタルタブレットを示す図である。
【図19】図18に適合するインターフェースを示す図である。
【符号の説明】
【0063】
10 基部、 11 位置記録装置および伝送装置、 16 第1の接続部、 17 キー、20 上部、 22 第2の接続部、23 ホイール、 24 3Dスティック、 26 レセプタクル、 29 ディスプレー。
Claims (23)
- コンピュータ・マウスの形で既に一般に用いられているように処理入力および座標入力を発生させ、
取り外し自在に互いに結合した、基部(10)および上部(20)からなる少なくとも2つの部品を有する筐体と、
所望の場合に筐体の位置を記録するための位置信号を発生させる位置記録装置(11)と、を有するインターフェースであって、
入力信号を発生させる少なくとも1つの入力部(17,23,24)を前記上部(20)の外側に有する、前記上部(20)の上または内部に設けられたユーザ・インターフェースと、前記入力部(17,23,24)および所望の場合に前記位置記録装置(11)とも接続されて前記入力部(17,23,24)から受信した入力信号または前記位置記録装置(11)から受信した位置信号を伝送するために前記基部(10)の上または内部に設けられた伝送装置(11)と、を有し、
前記基部(10)の内部または上に設けられて前記伝送装置(11)と接続された第1の接続部(16)と、前記上部(20)の内部または上に設けられて前記入力部(17,23,24)と接続された第2の第2の(原文のまま)接続部(22)とに関し、
前記基部(10)と前記上部(20)が互いに結合したときに、前記2つの接続部(16,22)は取り外しがきくように電気的に接続されることを特徴とするインターフェース。 - 前記接続部は、電気的なプラグ・ソケット接続のプラグ(22)およびソケット(16)であることを特徴とする請求項1に記載のインターフェース。
- 前記入力部は、前記入力信号を評価し、変換し、および/または符号化してディジタル入力信号とするために、上部(20)の内部または上に設けられた電子的変換装置を介して前記第2の接続部へ接続されることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記上部(20)は、入力装置として、キー(17)、またはキーパッド特に2個、3個または6個のキーからなるキーパッド、または回転ノブ、またはホイール(23)、またはトラックボール、またはスティック、または3Dスティック(24)、またはデテント(detent)、またはコントローラ、またはそれに類する物を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記上部(20)は、外側にディスプレー(29)を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記伝送装置は、データ信号を送信および/または受信するための送信および/または受信装置(11)を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記送信および/または受信装置は、信号を送信および/または受信することのできるコイル(11)を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記筐体(10,20)の位置は、コイル(11)を用いて記録することができることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記筐体(10,20)の位置は、前記送信および/または受信ユニットの前記コイル(11)を用いて記録することができることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記基部(10)は、前記伝送装置(11)に接続された、ディジタルデータのためのメモリ装置、および/または、前記メモリ装置の形式に対応したレセプタクル(26)を備えることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記メモリ装置は、メモリチップ(RAM,ROM、EPROM)またはそれに類する物であることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記レセプタクル装置(26)は、例えばフラッシュカードのような物のためのスロットであることを特徴とする請求項10に記載のインターフェース。
- 前記メモリ装置には、例えばソフトウェア固有の割り当てメニューのような、前記インターフェースの入力部に対する一つ以上の割り当てメニュー、またはパスワード、または例えばアクセス識別子やアクセスコードのような識別子、またはそれに類する物を、記憶させることができることを特徴とする請求項10から12のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記メモリ装置(26)には、コンピュータからの情報を一時的に記憶させることができることを特徴とする請求項10から13のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記基部は、前記インターフェースの電気部品に電流を供給するための、バッテリー室(15)、充電式バッテリー室、バッテリー、充電式バッテリーおよび/または予備バッテリーを備えることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記基部は、前記入力部から操作できる、音声ファイルのための書き換え可能な音声メモリ、または例えばフラッシュカード(30)のスロットのような、前記音声メモリの形式に対応したレセプタクル(26)、またはそれに類する物を備えることを特徴とする請求項1から15のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記基部は、音声ファイルのための前記音声メモリ(30)または音声メモリのための前記レセプタクル(26)へ接続された、ヘッドフォンのための接続部(25)を備え、音声メモリ(30)に音声ファイルとして記憶された音を、ヘッドフォンでの再生に適した形式で前記ヘッドフォン接続部(25)へと送ることができることを特徴とする請求項16に記載のインターフェース。
- 音声ファイルのための前記メモリ(30)または前記スロット(26)は、音声データ評価装置(27)を介して前記ヘッドフォン接続部(25)へ接続されることを特徴とする請求項17に記載のインターフェース。
- 前記基部(10)は、前記上部(20)の適所にはめ込むことができることを特徴とする請求項1から18のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記上部(20)の内部または上には、前記上部(20)と前記基部(10)との結合を取り外すための取り外し装置が設けられていることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のインターフェース。
- 前記取り外し装置は、例えば取り外しボタンのような、はめ込み機構を外す掛け金解除機構を備えることを特徴とする請求項19または20のいずれかに記載のインターフェース。
- コンピュータを操作するための請求項1から21のいずれかに記載の装置の使用方法。
- 操作コマンドまたは文字のコンピュータへの入力、カーソルの操作、所定のまたはユーザが定義したソフトウェア・プログラムの割り当てメニューの記憶、ディジタルデータの記憶、コンピュータへのアクセス制御機器の操作、および/または音声ファイルの再生および/または記録のための請求項1から21のいずれかに記載の装置の使用方法。
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