JP2005501365A - データ信号の品質を決定する装置及び方法 - Google Patents

データ信号の品質を決定する装置及び方法 Download PDF

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Abstract

データ信号(DS)の品質を決定するための決定手段(10)であって、データ信号(DS)はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有する決定手段(10)において、少なくとも1つのデータブロックのデータ領域が正当であるか不正であるかを評価し、前記評価結果を表す正当性情報(QI)を生成し出力する正当性評価手段(7)と、正当性情報処理手段(9)が備えられ、これら手段は正当性情報(QI)に基づいてデータ信号(DS)の品質を決定するように構成される。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、データ信号の品質を決定する決定手段であって、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、前記決定手段は、少なくとも1つの前記データブロックが正当であるか不正であるかを評価し、前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するように構成された正当性評価手段を有する決定手段に関する。
【0002】
本発明はまた、データ信号の品質を決定する決定方法であって、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、前記決定方法は、少なくとも1つの前記データブロックが正当であるか不正であるかを評価するステップと、前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するステップと、を有する決定方法に関する。
【0003】
本発明は更に、データ信号を処理するデータ処理装置であって、前記データ信号の品質を決定する決定手段を持ち、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、前記決定手段は、少なくとも1つの前記データブロックのデータ領域が正当であるか不正であるかを評価し、前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するように構成される正当性評価手段を有するデータ処理装置に関する。
【背景技術】
【0004】
最初の段落において上述されたようなタイプの決定手段、2番目の段落において上述されたようなタイプの決定方法、及び3番目の段落において上述されたようなタイプのデータ処理装置は、欧州特許EP0559277A1より知られている。
【0005】
既知のデータ処理装置は、コンパクトディスクに記録データを書き込むための、読み取り/書き込み装置として設計される。ここで前記記録データの書き込みはデータ部の形をとって実行され、各データ部が書き込まれた後、各データ部はチェックリードされる。前記データ処理装置は、既知の決定手段を有し、該決定手段によって既知の決定方法が実行され、それにより、データ信号によって表現された各チェックリードされたデータ部に基づいて、該データ信号の品質が決定され、その結果として前記記録されたデータ部の品質も評価される。この目的のため前記決定手段は、前記データ信号中の誤りを検出し、基準に従って前記検出された誤りを計数するように構成される。ここで計数結果は前記データ信号の品質を示すために計数手段によって出力され、前記記録データの書き込みに影響を与えるパラメータを最適化するためにデータ処理装置において利用される。そのため、それぞれのデータ部の前記最適化されたパラメータを用いた再書き込みが任意に実行され得る。例えば前記データ信号に含まれた誤り訂正符号と関連して、前記データ信号中に含まれる幾つのデータブロックが誤りを示しているかを統計値として示すブロック誤り率が、基準として開示されている。開示されている他の基準は、データ部毎の誤りの数が閾値を超えてはならないというものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
既知のデータ処理装置、既知の決定手段及び既知の決定方法における問題点は、前記データ信号の品質が決定されたとき、品質決定の結果として、前記データ処理装置は前記データ部がコンパクトディスクに再書き込みされる必要があるか否かを決定しなければならないため、前記チェックリードされたデータ部のみが評価されるという点である。それ故この場合、全体の記録データを表現するデータ信号のリアルタイムのデータ処理の場合に前記データ信号の処理の間に中断されない方法で必要とされるため、前記記録データの全体の品質についての信頼できる記述は不可能である。
【0007】
本発明の目的は、最初の段落において上述したタイプの決定手段、2番目の段落において上述したタイプの決定方法、及び3番目の段落において上述したタイプのデータ処理装置に関連する以上に列記した問題点を除去し、改善された決定手段、改善された決定方法、及び改善されたデータ処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
最初の段落において上述したタイプの決定手段に関して上述の目的を達成するために、本発明によって、前記正当性情報に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成された正当性情報処理手段が備えられる。
【0009】
上述の目的を達成するために、2番目の段落において上述したタイプの決定方法について本発明による特徴が、かような方法が以下のように特徴付けられるように提供される。即ち:
データ信号の品質を決定する決定方法であって、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、前記決定方法は、
少なくとも1つの前記データブロックが正当であるか不正であるかを評価するステップと、
前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するステップと、
を有する決定方法において、前記データ信号の品質が前記正当性情報に基づいて決定されることを特徴とする決定方法。
【0010】
3番目の段落において上述したタイプのデータ処理装置に関して上述の目的を達成するために、本発明によって、前記正当性情報に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成される正当性情報処理手段が備えられる。
【0011】
本発明による手段を備えることにより、例えばデータ記憶媒体に記録されデータ信号を構成する全体の記録情報の、又は送信されるべきものであってデータ信号を構成する全体の送信情報の、複数のデータブロックから成るデータ信号の品質が、単に少なくとも1つのデータブロックのデータ領域が正当であるか不正であるかの評価にのみ基づいて確立されることができることが有利に保証される。従って、前記データ信号全体の品質が、前記データ信号の単一のデータブロックのデータ領域の評価に基づいて信頼性高く決定されることができる。また、かようなデータ信号の品質が、リアルタイムで、即ち実質的に前記データ領域の正当性が評価された時において確立されることができるという利点が更に達成される。このことは、前記データ信号がリアルタイムで処理される場合、例えばデータ記憶媒体からの記録情報の時間遅延された繰り返されるチェックリード、又は送信情報の再送信が、リアルタイム処理の望ましくない中断を伴わずには不可能である場合、特に有利である。なぜなら、これらは例えばオーディオ送信における音響の中断又は画像送信の場合の「フリーズした」画像コンテンツのようなものに導くからである。また、前記確立された前記データ信号の品質に基づいて、データ信号の保存即ち信頼性の高い保持の持続に関するデータ記憶媒体の安定性に関して、又はデータ信号の送信に関する送信リンクの安定性に関する結論が導かれ得るという利点が更に達成される。そのため、特にデータ信号のリアルタイムのデータ処理について重要であり、一般に許容できない、又はデータ信号の取り返しがつかない総損失とさえなり得る、リアルタイム処理の中断が信頼性高く防止され得る。
【0012】
本発明に関しては、データ信号の品質は前記正当性情報の統計的な評価に基づいて決定されることができる。しかしながら該正当性情報は、実質的に常に前記統計的な評価に関する時間消費に関連している。なぜなら、該評価は常に時間遅延方式でのみ実行されることができるものであり、それ故、前記データ信号の時間が重要ではない処理の場合のみにおいては問題のないものであるからである。更に、データ信号の品質の決定は、前記正当性情報によって決定可能な絶対値の基づいて実行され得る。該絶対値は、例えば少なくとも1つのデータパケットの正当なデータ領域の数を示す。しかしながら、前記正当性情報の処理手段が、前記正当性情報によって決定可能な、少なくとも1つのデータブロックの正当なデータ領域の数に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成されることは特に有利であることがわかっている。このようにして、前記データ信号の品質が、望ましくない遅延を伴わずに、即ちリアルタイムで実際に確立され得るという利点が達成される。なぜなら、正当なデータ領域の数に比べて不正なデータ領域の数は実質的に常に、データ信号の品質の決定において優位であるからである。
【0013】
本発明に関しては、前記正当性情報の処理手段が、前記少なくとも1つのデータブロックの不正なデータ領域の値の制限値と比較して前記データ信号の品質を決定するように構成されることは有利であることが更にわかっている。このようにして、前記データ信号の品質が、少なくとも1つのデータブロックの不正なデータ領域の制限値に対して明確に確立され、且ついずれの所望の定義に対してもオープンではないという利点が達成される。この状況においては、少なくとも1つのデータブロックの不正なデータ領域の制限値は、各データブロック中に備えられているエラー訂正符号によって規定されることが特に有利であることがわかっている。なぜなら、これによって実際にデータ信号の品質の決定が、中断のないリアルタイムなデータ処理に関して、それぞれのデータ信号について技術的に可能である、少なくとも1つのデータブロックの不正なデータ領域の最大制限値に調整されるからである。なぜなら、信号損失が発生しないことが該制限値まで技術的に保証されるからである。このことは特にデータ信号の品質を確立する場合にリアルタイムデータ処理に関して決定的に重要である。
【0014】
本発明に関しては、前記正当性情報の処理手段は、前記データ信号の前記決定された品質を表す品質表示信号を出力するように構成されることが有利であることが更にわかっている。このようにして、データ信号の前記決定された品質が、可能な限り容易に利用可能であるという利点が達成される。前記品質表示信号は例えば電気信号から成っても良く、これにより該電気信号が、例えば制御目的のためのような更なる処理のために、取得可能であり且つ直接に利用可能であるという利点が達成される。この状況においては、前記決定された品質が、前記品質表示信号を表す音響信号又は光信号の形で出力されることは特に有利であることがわかっている。このようにして、データ信号の品質及び従ってデータ信号の送信に関する送信リンクの安定性又はデータ信号の保存即ち信頼性の高い保持の持続に関するデータ記憶媒体の安定性が、ユーザに明確に伝達されるという決定的な利点が達成される。前記光信号に関連して、前記光信号がスカラ方式で表示されることが特に有利であることが更にわかっている。このようにして、データ記憶媒体又は送信リンクの安定性の明確な伝達に加え、前記送信リンクにおける干渉の度合い、又は前記データ記憶媒体の磨耗若しくは汚れ及び前記データ記憶媒体への損傷の度合いが、ユーザに伝達され得るという決定的な利点が達成される。なぜなら、これらの年数、製造、又は利用により決定されるデータ記憶媒体への影響、又はこれらの送信リンクにおける厄介な影響は、特にリアルタイムのデータ処理における利用のための適合性に関する決定的な基準を構成するからである。スケーリングされた表現によって伝達された前記品質に基づいて、データ記憶媒体がより適切なデータ記憶媒体に取り替えられるべきか否か、若しくはデータ記憶媒体に記録されたデータ信号がより適切なデータ記憶媒体にコピーされるべきか否か、又は送信リンクに関する送信パラメータが変更されるべきか否かといった決定が、適時にユーザによって為されることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明は、図に示される2つの実施例を参照しながら更に説明されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0016】
図1は、デジタル信号DSを処理するように構成されたデータ処理装置1を示す。ここでデータ信号DSはビデオ信号を表す。データ処理装置1は、ハードディスクビデオレコーダの形をとる。従って、データ処理装置1は、データ信号DSをデータ記憶媒体2に記録し、データ記憶媒体2からデータ信号DSを再生するように構成される。ここでデータ記憶媒体2はハードディスクの形をとる。
【0017】
データ処理装置1は、ビデオ信号受信手段3a、ビデオ信号出力手段3b及びデータ信号処理手段4を有する。前記ビデオ信号は、ビデオ信号受信手段3aによってアンテナ(図1には図示されていない)からデータ処理装置1又はデータ信号処理手段4へ送られても良い。前記ビデオ信号は、ビデオ信号出力手段3bによって、データ処理装置1又はデータ信号処理手段4によりテレビジョンセット(図1には図示されていない)に送信されても良い。
【0018】
データ信号処理手段4は、前記受信されたビデオ信号を処理するように構成される。ここでデータ信号DSは、データ信号処理手段4によって記録の目的のために生成され出力されても良い。この目的のために、データ信号処理手段4は、前記受信されたビデオ信号のMPEG符号化し、データ記憶媒体2に記録するためにデータ信号DSを準備するように構成される。データ信号処理手段4は更に、データ記憶媒体2によって再生されたデータ信号DSを受信し、ビデオ信号出力手段3bによって前記再生されたデータ信号DSから生成可能なビデオ信号を生成し出力するように構成される。
【0019】
データ記憶媒体2に記録するために準備され及びデータ記憶媒体2によって再生されるデータ信号DSは、データブロックを有する。各データブロックは構造において少なくとも2次元であり、少なくとも2つのデータ領域を有する。ハードディスクの形をとるデータ記憶媒体2にデータ信号DSを記録する際には慣例的であるように、各データ領域は所謂データセクタの形をとる。各データセクタはセクタデータを有する。本例における前記データブロックの第1の次元は、データ領域を形成するデータセクタの形をとる。
【0020】
本例においては、各データブロックは64個のデータセクタを有し、各データセクタは512バイトから成る。全体で64個のデータセクタのうち、58個のデータセクタのみが有用なデータを備える。ここで前記有用なデータとは、前記ビデオ信号の情報内容を表す。有用なデータを有する前記58個のデータセクタは、前記有用なデータに加えて有用なテストデータを有する。該有用なデータ中の誤りは、前記有用なテストデータによって検出されることができる。
【0021】
各データブロックの残りの6個のデータセクタは、訂正データと、該訂正データに加えて訂正テストデータを有する。ここで前記訂正データ中の誤りは、前記訂正テストデータによって検出されることができる。それぞれのデータセクタのセクタデータは、前記訂正データによって訂正されることができる。前記訂正データは、「有限のフィールドGF(2)」に渡って、当業者には十分良く知られる「リードソロモン符号RS(64,58)」によって符号化される。RS(64,58)符号化により、本例においては最大でも6個のデータセクタからのセクタデータが、データブロックの前記訂正データによって訂正され得る。従って、本例においては6個のデータセクタが、誤ったデータセクタについての制限値を構成し、該制限値については全体のデータ信号DSが損失なくリアルタイムに処理され得ることが技術的に保証される。
【0022】
前記データブロックの第2の次元は本例においてはRS(64,58)符号語から成り、該符号語のそれぞれは各場合において有用なデータを有する58個のデータセクタの1つからの1バイトによって、及び各場合において訂正データを有する6個のデータセクタのうちの1つによって形成される。本例においては、各場合において1つの符号語を形成するバイトは、前記64個のデータセクタ内の同一のバイト位置に配置される。従って、各データブロックは構造において2次元である。専門家の間では、かような2次元構造のデータブロックは2次元誤り訂正符号又はECCとして知られる。
【0023】
しかしながら、各場合において前記RS符号語を形成するバイトは、前記64個のデータセクタ内の同一でないバイト位置に配置され得ることは留意されるべきである。かような符号語は専門家の間では、スクランブルド(scrambled)又はインタリーブド(interleaved)符号語として知られ、これらはスクランブル又はインタリーブの度合いに依存して、2.5次元又は3次元誤り訂正符号化、即ち2.5次元又は3次元データブロック構造を含むものとして理解される。しかしながら、前記データブロックはより大きな数の次元を用いて構成され得る。前記データブロックに関連して、各データブロックはここで示されたものから逸脱した多くのデータ領域を有しても良いことも留意されるべきである。更に、データ領域毎のバイトの数は原則的に512とは異なっても良い。更に、RS(64,58)符号化から逸脱した符号化がデータの訂正のために選択されても良く、そのためそれぞれの逸脱した符号化に従って前記6個のデータ領域から逸脱した制限値が得られても良い。
【0024】
データ処理装置1は更に記録/再生装置5を有する。記録/再生装置5は、データ信号処理手段4によって準備されたデータ信号DSを受信し、データ記憶媒体2にデータ信号DSを記録し、データ記憶媒体2から前記記録されたデータ信号DSを再生し、前記再生されたデータ信号DSを出力するように構成される。記録/再生装置5は加えて、データ記憶媒体2が交換されることができるように、データ記憶媒体2を排出し、データ記憶媒体2を受容するように構成される。この状況においては、記録/再生装置5は、データ記憶媒体2の交換の際に、データ記憶媒体2が記録/再生装置5によって完全に受容され、データ信号DSを記録するために利用可能となるとすぐに、初期化信号Sを生成し出力するように構成される。
【0025】
データ処理装置1は更に誤り検出/訂正手段6を有する。誤り検出/訂正手段6は、記録/再生装置5とデータ信号処理手段4との間に収容され、データ記憶媒体2によって再生されたデータ信号DSを受信し、データ信号DSのセクタデータ中の誤りを検出し、前記検出された誤りを訂正し、誤りのないデータ信号DSをデータ信号処理手段4に送信するように構成される。この目的のため、誤り検出/訂正手段6は、正当性評価手段7及び誤り訂正段8を有し、正当性評価手段7及び誤り訂正段8は、前記再生されたデータ信号DSを受信するように構成される。正当性評価手段7は、少なくとも1つのデータブロックのデータ領域即ちデータセクタが正当であるか不正であるかを評価し、前記評価結果を表す正当性情報QIを生成し誤り訂正段8に出力するように構成される。
【0026】
正当性情報QIは、誤り訂正段8によって必要とされる情報を有し、この情報によってデータブロックの誤ったデータセクタの訂正が、それぞれのデータブロックの訂正データによって、誤り訂正段8により実行されることができる。本例においては、誤り検出/訂正手段6は、従来の2段構造を有する。従って、正当性評価手段7は従来のセクタデータ誤り検出段の形をとり、当該データセクタ内で単一の誤りが検出されるとすぐにデータセクタを不正なものと評価し、正当性情報QIによって、前記誤ったデータセクタを訂正するために必要とされる情報として、不正と評価された前記データセクタの位置を誤り訂正段8に送信する。しかしながら、データブロックのデータセクタが正当か不正かを評価することは、単一の誤り以外に依存しても良いことは留意されたい。
【0027】
誤り訂正段8は正当性情報QIを受信し、前記受信された正当性情報QIに基づきデータブロックの不正と評価されたデータセクタの誤ったセクタデータを訂正するように構成される。誤り訂正段8は更に、前記誤ったセクタデータの訂正の後任意に、誤りのないセクタデータを有する再生されたデータ信号DSを出力するように構成される。
【0028】
本発明によれば、データ処理装置1は正当性情報処理手段9を有する。正当性情報処理手段9は、正当性情報QIを受信し、正当性情報QIに基づいてデータ信号DSの品質を決定するように構成される。正当性評価手段7及び正当性情報処理手段9は、データ信号DSの品質を決定する決定手段10を形成する。この目的のため、正当性情報処理手段9は、評価手段11、ブロック計数手段12、メモリ手段13、出力手段14を有する。これらの手段11、12、13及び14は以下により詳細に考察される。
【0029】
ブロック計数手段12は、前記再生されたデータ信号DSのデータブロックの数を計数するために備えられる。この目的のため、ブロック計数手段12は、ブロック計数信号CSを受信し、ブロック計数信号の受信の結果として値1だけブロック計数を増加するように構成される。ブロック計数手段12は加えて、ブロック計数データCDによって、ブロック計数を表し、ブロック計数データCDを出力するように構成される。
【0030】
メモリ手段13は最大数データMNDを保存するために備えられる。最大数データMNDはデータブロックの不正なデータ領域から生じる最大数を表す。
【0031】
正当性情報処理手段9は、正当性情報QIによって決定可能な少なくとも1つのデータブロックの不正なデータ領域の数に基づき、データ信号DSの品質を決定するように構成される。ここで本例においては、各データブロックが前記データ信号の品質を決定するために利用される。この目的のため、評価手段11は、正当性情報QIを受信し、データブロックの不正なデータ領域の数に関して前記受信された正当性情報QIを評価するように構成される。本例においては、評価手段11は、データブロックの誤ったデータセクタの数に関して正当性情報QIを評価するように構成され、該データセクタはそれぞれのセクタデータ中に少なくとも単一の誤りを有する。評価手段11は加えて、データブロックの誤ったデータセクタの数を表す数データを生成し、これらの数データをメモリ手段13に保存された最大数データMNDと比較するように構成される。前記数データが、最大数データMNDによって表される数より大きな、データブロックの誤ったデータセクタの数を表す場合には、評価手段11は前記数データを新たな最大数データMNDとしてメモリ手段13に送信するように構成される。これはメモリ手段13によって、これらの新たな最大数データMNDを保存するためである。
【0032】
正当性情報処理手段9は更に、各データブロックの不正なデータ領域の前記制限値と比較して、データ信号DSの品質を決定するように構成される。この目的のため、評価手段11は、前記数データの最大数データMNDとの各比較の後に、品質表示信号QSを生成するように構成される。ここで最大数データMNDが1又は2の数を表す場合、優れた品質を表す品質表示信号QSが生成され、最大数データMNDが3、4又は5を表す場合、平均的な品質を表す品質表示信号QSが生成され、最大数データMNDが6を表す場合、悪い品質を表す品質表示信号QSが生成されても良い。従って本例においては、品質表示信号QSはデータ信号DSの3つの品質の等級を表す。この点において、決定手段10の用途のそれぞれの分野に応じて、他の数の品質の等級が提供されても良いことは留意されるべきである。
【0033】
出力手段14は、品質表示信号QSを受信し、前記決定されたデータ信号DSの品質を表す品質表示信号QSをスカラ光信号として出力するように構成される。出力手段14は、図1には示されていないが、光信号の形で品質表示信号QSを出力する3つの発光ダイオード、即ち緑色の発光ダイオード、黄色の発光ダイオード、及び赤色の発光ダイオードを有する。出力手段14は更に、品質表示信号によって表される品質等級を復号化し、前記復号化された品質等級に応じて、前記3つの発光ダイオードのうちの1つをスイッチオンする、即ち電力を供給するように構成される。品質表示信号QSが優れた品質を表す場合、出力手段14は前記緑色の発光ダイオードをスイッチオンするように構成される。品質表示信号QSが平均的な品質を表す場合、出力手段14は前記黄色の発光ダイオードをスイッチオンするように構成される。品質表示信号QSが悪い品質を表す場合、出力信号14は前記赤色の発光ダイオードをスイッチオンするように構成される。従って、正当性情報処理手段9は、データ信号DSの前記決定された品質を表す品質表示信号QSを出力するように構成される。出力手段14は、悪い品質を表す品質表示信号QSを出力するための、単一の発光ダイオード即ち赤色の発光ダイオードを有しても良いことは留意されたい。加えて、前記3つの品質等級を出力するために、3色発光ダイオードが備えられても良いことは留意されるべきである。
【0034】
本例においては、重要性の理由のため、評価手段11は前記記録されたデータ信号DSの最初の50個のデータブロックの再生の後にのみ、品質表示信号QSを出力するように構成される。この目的のため、ブロック計数信号CSは、データブロックの誤ったデータセクタの数に関する正当性情報QIの各評価の後に、評価手段11によってブロック計数手段12に送信されても良い。ここでブロック計数信号CSは、ブロック計数手段12において、ブロック計数の値1だけの増加を引き起こす。評価手段11は加えて、ブロック計数データ(CD)にアクセスし、データブロックの数を表すブロック計数データCDを数50と比較し、ブロック計数データCDが数50を表すとすぐに品質表示信号QSを出力するように構成される。ブロック計数データCDが数50を表すと、評価手段11はブロック計数信号CSを抑止するように構成され、そのため前記ブロック計数はそれ以上増加されない。この点において、データブロックのいずれの他の数も利用されて良いことは留意されるべきである。同様に、正当性情報処理手段9はいずれのブロック計数手段12を有さないようなものであっても良く、評価手段11は品質表示信号QSの即時の生成及び出力のために構成されても良い。
【0035】
正当性情報処理手段9は加えて、初期化信号Sを受信するように構成される。ここで正当性情報処理手段9は初期化信号Sの受信の結果として初期状態に設定されても良い。前記初期状態においては、正当性情報処理手段9は、正当性評価手段7によって正当性情報処理手段9に正当性情報QSが送られるまで停止される。ここで正当性情報QIは前記再生されたデータ信号DSの最初のデータブロックの評価の評価結果を表す。前記初期状態においては、メモリ手段13は値0を表す最大数データMNDを示す。更に前記初期状態においては、ブロック計数手段12は、数0を表す計数データCDを表す。加えて前記初期状態においては、出力手段14の前記3つの発光ダイオードのいずれもがスイッチオンされておらず、データ信号DSの最初の50個のデータブロックが再生されるまで実際に前記3つの発光ダイオードのいずれもがスイッチオンされない。評価手段11は、前記初期状態においては、品質表示信号QSの出力を抑止し、正当性情報QIの最初の受信を待機するように構成される。ここで正当性情報QIは、前記再生されたデータ信号DSの最初のデータブロックの評価の評価結果を表す。
【0036】
本例においては、データ処理装置1の決定手段10はハードウェアの形をとる。そのため、前記制限値は、データストリームDSのデータブロックの6つの不正なデータ領域によって予め設定される。しかしながら、決定手段10はソフトウェアの形をとっても良く、例えばデータ記憶媒体2は各場合に存在するリードソロモン符号又は他のいずれの符号についての情報を含んでも良く、そのためデータ信号DSの品質の決定は、各場合において選択された符号に依存する制限値に関して実行されても良いことは留意されるべきである。前記制限値は加えて、前記データ記憶媒体の記録媒体の物質に依存しても良いことも留意されたい。
【0037】
以下に、図1によるデータ処理装置1の応用の例を参照しながら、データ処理装置1の動作の方法が説明される。ここで本発明による決定方法が実行される。即ち:少なくとも1つのデータブロックのデータ領域が正当であるか不正であるかの評価、前記評価結果を表す正当性情報QIの生成及び出力、及び正当性情報QIに基づくデータ信号DSの品質の決定である。ここで本例においては、各データブロックのデータ領域が評価される。
【0038】
本応用の例によれば、最初にデータ記憶媒体2に保存されたデータ信号DSはビデオ信号の形でビデオフィルムを表し、データ記憶媒体2はわずかな汚れを示し、そのためデータブロック毎に多くても2つのデータセクタが誤ったセクタデータを示すことが仮定される。データ記憶媒体2は、データ処理装置1のユーザにより、データ信号DSの再生の目的のために記録/再生装置5に挿入され、この際に記録/再生装置5によって初期化信号Sが正当性情報処理手段9に出力され、これにより後者はデータ信号DSの再生の開始まで前記初期状態に導かれる。
【0039】
前記データ記憶媒体の記録/再生装置5への挿入の後、ユーザは図1には図示されていない開始手段を用いてデータ信号DSの再生を開始する。次いで、前記再生されたデータ信号DSを構成するデータブロックは、記録/再生装置5によって誤り検出/訂正手段6に送信され、そこで正当性評価手段7及び誤り訂正段8に送られる。正当性評価手段7は、前記セクタデータ中の少なくとも1つの誤りを示すデータブロックのデータセクタを不正なものと評価する。正当性評価手段7は正当性情報QIを生成し、誤り訂正段8へ送信する。するとすぐに誤り訂正手段8は正当性情報QIに基づいて誤ったセクタデータの訂正を従来の方法で実行し、その結果データ信号DSを形成する誤ったデータブロックは、誤り検出/訂正手段6によりデータ信号処理手段4に送信される。
【0040】
データ信号DSの最初のデータブロックから始めて、正当性情報処理手段9は、正当性情報QIによって決定可能な不正なデータデータ領域の数に基づき、本発明による決定方法によってデータ信号DSの品質の決定を実行する。ここで最初に、評価手段11によって、正当性情報QIが個々のデータブロック中の不正なデータセクタの数に関して評価される。前記評価の結果として数データが形成され、該数データはデータブロック中の不正なデータセクタの数を表す。これらの数データは評価手段11によってメモリ手段13中に保存された最大数データMNDと比較され、前記数データが最大数データMNDによって表される数よりも大きな数を表す場合には、新たな最大数データMNDとしてメモリ手段13に出力され、メモリ手段13によって保存される。このことは、データブロックが誤ったセクタデータを示す少なくとも1つのデータセクタを含む場合には、データ信号DSの再生の開始の後に常に行われる。本例においては、10番目のデータのみが2つの不正なデータセクタを示し、データ信号DSの残りのデータブロックの全てのセクタデータが誤りがないことが仮定され、そのため前記10番目のデータブロックの不正なデータ領域を示す正当性情報QIの受信の後且つ該正当性情報QIの評価の後に、数2を表す最大数データMNDがメモリ手段13に出力されメモリ手段13において保存される。
【0041】
更に、正当性情報処理手段9において、データ信号DSの品質が、各データブロックの不正なデータ領域の制限値と比較して、本発明に決定方法により決定される。この目的のため、ブロック計数信号CSは、正当性情報QIの評価が終了するたびに、評価手段11によってブロック計数手段12に出力される。これによりブロック計数はブロック計数手段12において値1だけ増加される。前記ブロック計数を表すブロック計数データCDは次いで評価手段11によってブロック計数手段12から読み出され、計数データCDによって表される値は値50と比較される。評価手段11によってブロック計数手段12から50より大きな値を表すブロック計数データCDが読み出されるとすぐに、評価手段11によって品質表示信号QSが生成され出力手段14に出力される。本例においては、最大数データMNDが値2を表すため、品質表示信号QSは優れた品質のデータ信号DSを表す。本例においてはデータ記憶媒体2に記録されたデータ信号DSは、データブロック毎に2より多きくない誤ったセクタデータを含むデータブロックのみを示すため、データ信号DSの再生の期間中、出力手段14によって前記緑色の発光ダイオードがスイッチオンされる。従って、正当性情報処理手段9において、データ信号DSの前記決定された品質を表す品質表示信号QSは、本発明による決定方法によって生成され、光信号として出力される。
【0042】
かくして、データ処理装置1のユーザには、データ記憶媒体2によって再生されたデータ信号DSは優れた品質のものであり、従ってデータ記憶媒体2は無視できるほどの損傷又は汚れしか示さないことが完全に明らかである。
【0043】
以下において、比較的長い期間に渡ってユーザが、繰り返しデータ記憶媒体2を記録/再生装置5から取り外し、一時的に保存し、記録/再生装置5に再挿入することを仮定する。頻繁な繰り返される取り外し、一時的な保存及び記憶/再生装置5への再挿入を通して、データ記憶媒体2は永続的に汚れる。なぜなら前記データ記憶媒体のこの取り扱いは一般に、例えば居間のような、ほこりの汚れが実際には排除できないような環境において行われるからである。データ記憶媒体の汚れの結果として、データ記憶媒体2に記録されたデータ信号DSの100番目のデータブロックが、誤ったセクタデータを有する6つのデータセクタを含み、残りのデータブロックは誤ったセクタデータを示す6つより少ないデータセクタを含むと仮定する。それ故、前記100番目のデータブロックのデータ領域の評価の間、正当性情報QIが正当性評価手段7によって生成される。該情報に基づき、該データブロック中の不正なデータ領域の数に関してこの正当性情報QIの評価の間に評価手段11によって数データが生成される。ここで該数データは数6を表す。先行するデータブロックの正当性情報QIの評価は、数6より大きな数を生成していないため、該数データが新たな最大数データMNDとしてメモリ手段13に保存される。更に、評価手段11は品質表示信号QSを生成する。該品質表示信号QSはデータ信号DSの悪い品質を表す。出力手段14において、この品質表示信号QSが復号化され、品質表示信号QSによって表されるデータ信号DSの悪い品質により、前記赤色の発光ダイオードがスイッチオンされる。ユーザにとっては、赤色の発光ダイオードの存在は、データ記憶媒体2によって再生されたデータ信号DSは悪い品質のものであり、従ってデータ記憶媒体2は無視できるものとはもはや考えられない汚れ又は損傷を示すことの明確且つ明白な示唆である。前記赤色の発光ダイオードは、近い将来にビデオの乱されない楽しみを保証できなくなる可能性があるという事実をユーザに明確に通知する。このことは、前記制限値を越える多くのデータブロックの不正なデータ領域によって引き起こされるデータ信号DSの全体の損失が、データ記憶媒体2への更なる汚れ又は更なる損傷によって発生し得るため、とりわけ当てはまる。従って、データ信号DSの継続的な存在を保証するために、該ユーザがデータ記憶媒体2に記録されたデータ信号DSを、新たな、とりわけ綺麗で損傷のないデータ記憶媒体にコピーする必要があるという事実を、ユーザが適時に通知されるという利点が達成される。
【0044】
前記データブロックの計数は、50個のデータブロックが計数された後に終了せず、計数されたデータブロックの数が、データ信号DSのデータブロックに総数に対してデータ信号DSの前記決定された品質の意義を示すために利用されても良いことは留意されたい。
【0045】
加えて、データ記憶媒体2は再書き込み可能な「デジタル・バーサタイル・ディスク」すなわちDVD、又はコンパクトディスク即ちCDの形をとっても良いことは留意されたい。
【0046】
加えて、記録/再生装置5へのデータ記憶媒体2の挿入の際に、汚れ又は損傷によって引き起こされるデータ記憶媒体2の問題のある領域について、データ信号DSの品質の自動決定が提供されても良いことは留意されたい。かような問題のある領域は、例えばコンパクトディスクの場合においては、該コンパクトディスクが以前にユーザによってつかまれた領域である。
【0047】
図2に示されたデータ処理装置1は、スタジオ外での専門的な利用のためのビデオカメラ(図2には図示していない)の構成要素を構成する。この理由のため、スタジオ外で利用された場合に不可避な前記ビデオカメラ又はデータ記憶媒体2の汚れを避けるため、記録/再生装置5はータ記憶媒体2の交換のためには設計されていない。従って、データ処理装置1の場合においては、データ記憶媒体2に記録されたデータ信号DSの品質の予期される損傷の主な原因は、データ記憶媒体2へのデータ信号DSの記録の間の過度の振動である。従って、図2に示されたデータ処理装置1の場合においては、図1に示されたデータ処理装置1と比較すると、初期化信号Sが供給されない。本例においては、データ記憶媒体2はデータ信号DSの磁気記録及び再生のために構成されたハードディスクの形をとる。従って、かようなデータ記憶媒体2の場合においては、記録/再生装置5もデータ信号DSを記録し再生するように構成される。
【0048】
図1に示されたデータ処理装置1とは対照的に、図2に示された正当性情報処理手段9は、第1の誤り計数手段16、第2の誤り計数手段17及び第3の誤り計数手段18を有する。これら手段16、17及び18は以下により詳細に考察される。
【0049】
第1の誤り計数手段16は、1つの不正なデータブロック又は2つの不正なデータ領を有し、定義上良い品質のデータ信号DSの一部を構成するデータブロックの数を計数するために備えられる。この目的のため、第1の誤り計数手段16は、第1の誤り計数信号CS1を受信し、前記第1の誤り計数信号CS1の受信の結果として、第1の誤り計数データCD1によって表される第1の誤り計数を値1だけ増加させ、第1の誤り計数データCD1を出力するように構成される。
【0050】
第2の誤り計数手段17は、3つ又は4つの不正なデータ領域を有し、定義上平均的な品質のものであるデータ信号DSの一部を形成するデータブロックの数を計数するために備えられる。この目的のため、第2の誤り計数手段17は、第2の誤り計数信号CS2を受信し、第2の誤り計数信号CS2の受信の結果として、第2の誤り計数データCD2によって表される第2の誤り計数を値1だけ増加させ、第2の誤り計数データCD2を出力するように構成される。
【0051】
第3の誤り係数手段18は、5つ又は6つの不正なデータ領域を有し、定義上悪い品質を示すデータ信号DSの一部を構成するデータブロックの数を計数する。なぜなら、技術的に信頼性の高い前記不正なデータ領域の訂正は、データブロック毎に最大でも6つの不正なデータ領域までのみ保証されるからである。計数の目的のため、第3の誤り計数手段は、第3の誤り計数信号CS3を受信し、第3の誤り計数信号CS3の受信の結果として、第3の誤り計数データCD3によって表される第33の誤り計数を値1だけ増加させ、第3の誤り計数データCD3を出力するように構成される。
【0052】
本例において、評価手段11は、データブロックの不正なデータ領域の数に関する正当性情報QIの評価の結果として、及び不正なデータブロックの数に応じてそれぞれの誤り計数信号CS1、CS2又はCS3を生成し、該信号をそれぞれの誤り計数手段16、17又は18に送信するように構成される。評価手段11は加えて、誤り計数データCD1、CD2及びCD3の3つの項目を受信するように構成される。評価手段11は加えて、前記受信された計数データCD1、CD2及びCD3に基づいて品質表示信号QSを生成し出力するように構成される。図1に示されたデータ処理装置1に類似して、本例においても図2示されたデータ処理装置1によって生成された品質表示信号QSは、データ信号DSの3つの品質の等級を表す。即ち、本例においては、最大で2つの不正なデータ領域を持つデータブロックが存在する場合には優れた品質、最大で4つの不正なデータ領域を持つデータブロックが存在する場合には平均的な品質、最大で6つの不正なデータ領域を持つデータブロックが存在する場合には悪い品質、である。該3つの品質の等級に加え、本例における品質表示信号QSは、それぞれの品質の等級についての不正なデータ領域の、計数データCD1、CD2及びCD3の3つの項目によって表される頻度をも表す。
【0053】
出力手段14は、図2には図示されていない表示手段を有し、本例においては該表示手段は従来のLCD表示装置の形をとり、該LCD表示装置は英数字文字列を表示し、3つのバーから成る棒グラフを表示するように構成される。出力手段14は、悪い品質を示す品質表示信号QSの受信の際には、「記録は悪い品質のものである」という表現を含む第1の英数字文字列を生成し、平均的な品質を示す品質表示信号QSの受信の際には、「記録は平均的な品質のものである」という表現を含む第2の英数字文字列を生成し、優れた品質を示す品質表示信号QSの受信の際には、「記録は優れた品質のものである」という表現を含む第3の英数字文字列を生成し、それぞれの英数字文字列を前記LCD表示装置に送信するように構成される。出力手段14は更に、前記受信された品質表示信号QSに応じて、前記LCD表示装置によって3つのバーから成る棒グラフを生成するように構成される。ここで第1のバーは第1の計数データCD1を表し、第2のバーは第2の計数データCD2を表し、第3のバーは第3の計数データCD3を表す。出力手段14は加えて、悪い品質のデータ信号DSの場合において、「最後のショットは繰り返される必要がある」と表現された、付加的な英数字情報を生成するように構成される。かくして、例えばデータ記憶媒体2へのデータ信号DSの記録の間の振盪又は振動の結果として生じ得る不利な動作条件に起因する、データ記憶媒体2に記録されたデータ信号DSの品質の明確な表示が、データ信号DSの再生の際にデータ処理装置1のユーザに伝達されるという利点が達成される。
【0054】
データブロックの前記計数された数は、それぞれの品質の等級について不正なデータ領域の相対的な頻度を示すために利用されても良いことは留意されたい。
【0055】
データブロックのデータ領域の正当性の評価の間に、全てのデータ領域を評価する必要はないことは言及され得る。この点について、例えばデータブロックの2個おきのデータのみが評価されるように規定することも可能である。同様に、前記データ領域の評価は例えばランダム的に実行されても良い。
【0056】
加えて、データ信号DSの品質の決定において、全てのデータブロックを利用する必要はなく、例えば64個のデータブロックから、16個おきのデータブロック、又は32個おきのデータブロックのみを利用しても良いことは留意されたい。
【0057】
加えて、データ信号DSは、データ源として機能し決定手段10を有するサーバから発生されても良いことは留意されたい。
【0058】
データ信号DSの無線送信の場合においては、データ信号DSの受信器は決定手段10を備えても良いことは留意されたい。
【0059】
加えて、データ信号DSは、オーディオ信号又はビデオ信号とオーディオ信号との組み合わせ等を表しても良いことは留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の第1の実施例によるデータ処理装置の、ブロック図の形をとる模式的な図である。
【図2】本発明の第2の実施例によるデータ処理装置の、ブロック図の形をとる模式的な図である。

Claims (12)

  1. データ信号の品質を決定する決定手段であって、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、
    前記決定手段は、少なくとも1つの前記データブロックが正当であるか不正であるかを評価し、前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するように構成された正当性評価手段を有する決定手段において、
    前記正当性情報に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成された正当性情報処理手段が備えられることを特徴とする決定手段。
  2. 前記正当性情報処理手段は、前記正当性情報によって決定可能な少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の数に基づいて、前記データ信号の品質を決定するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の決定手段。
  3. 前記正当性情報処理手段は、少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の制限値と比較して前記データ信号の品質を決定するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の決定手段。
  4. 前記正当性情報処理手段は、前記データ信号の前記決定された品質を表す品質表示信号を出力するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の決定手段。
  5. データ信号の品質を決定する決定方法であって、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、前記決定方法は、
    少なくとも1つの前記データブロックが正当であるか不正であるかを評価するステップと、
    前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するステップと、
    を有する決定方法において、前記データ信号の品質が前記正当性情報に基づいて決定されることを特徴とする決定方法。
  6. 前記データ信号の品質は、前記正当性情報によって決定可能な少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の数に基づいて決定されることを特徴とする、請求項5に記載の決定方法。
  7. 前記データ信号の品質は、少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の制限値と比較して決定されることを特徴とする、請求項5に記載の決定方法。
  8. 前記データ信号の前記決定された品質を表す品質表示信号が出力されることを特徴とする、請求項5に記載の決定方法。
  9. データ信号を処理するデータ処理装置であって、
    前記データ信号の品質を決定する決定手段を持ち、前記データ信号はデータブロックから成り、各前記データブロックは構造において少なくとも2次元であり少なくとも2つのデータ領域を有し、
    前記決定手段は、少なくとも1つの前記データブロックのデータ領域が正当であるか不正であるかを評価し、前記評価の結果を表す正当性情報を生成し出力するように構成される正当性評価手段を有するデータ処理装置において、
    前記正当性情報に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成される正当性情報処理手段が備えられることを特徴とするデータ処理装置。
  10. 前記正当性情報処理手段は、前記正当性情報によって決定可能な少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の数に基づいて前記データ信号の品質を決定するように構成されることを特徴とする、請求項9に記載のデータ処理装置。
  11. 前記正当性情報処理手段は、少なくとも1つの前記データブロックの不正なデータ領域の制限値と比較して前記データ信号の品質を決定するように構成されることを特徴とする、請求項9に記載のデータ処理装置。
  12. 前記正当性情報処理手段は、前記データ信号の前記決定された品質を表す品質表示信号を出力するように構成されることを特徴とする、請求項9に記載のデータ処理装置。
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