JP2005501318A - 包装用ラベリング - Google Patents
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Abstract
会社等の組織のラベリングデータを集中管理して、事業単位(4)及び遠隔の製造拠点(6)、印刷センタ(14)、又は他の出力場所の間で確実にラベリングデータを共有するための技術について説明する。本技術はこのように、組織が、包装する製品及び製造される製品に添付する出力素材を制御する中央システム(2)を提供する。多数の事業単位(4)及び製造設備(6)を有する組織を定義する構成データを記憶するデータベースを含むラベル管理ソフトウェアシステム(12)について説明する。ラベル管理システム(12)は事業単位(4)に関連付けられたラベルレコードを作成し、ネットワーク(9)を介して、関連付けられた事業単位(4)に基づく製造設備(6)のうちの1つにおいて選択的にラベルを印刷する。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に製造技術に関し、特に、包装のためのラベリング及びその他の印刷素材の生成に関する。
【背景技術】
【0002】
毎年、個人企業から大企業までにわたる複数の組織が、さまざまな製品を大量に生産し、出荷している。製品と、それら製品を出荷時に納める容器とには、典型的には、各種のラベル及びその他の印刷された包装材が添付されている。それぞれの製品は異なる容器を使用する場合があるため、異なるサイズ及び形状を有する印刷された包装材を必要とする。それに加えて、製造される製品は、当該製品が製造ラインを出る時点から出荷されるまで多数の包装レベルを伴なう場合がある。さらに、健康管理(又は医療)産業及び製薬産業におけるように、各レベルにおけるラベルの形式や内容が厳しく規制されている場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
大きな会社では、グラフィックスデザインやレイアウト包装等、ラベルを作成して印刷するための多数の異なるソフトウェアツールを使用している場合がある。会社全体で使用されている各種の包装材に添付する各種のラベルを調整して、全製品にわたりラベリングの規制を確実に遵守することは、組織にとって重要な課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は全般的に、会社等の組織におけるラベリングデータの生成を集中管理して、複数の事業単位(business unit)と、複数の遠隔の製造拠点、印刷センタ又はその他の出力場所との間でラベリングデータを確実に共有するための技術を目的としている。本技術はこのようにして、印刷される出力素材であって、包装する製品及び製造された製品に対して組織が添付する出力素材を制御するための中央システムを提供する。
【0005】
本発明は一実施形態において、ドラフト又は承認済み等の公開状態を有するラベルレコードをデータベースが記憶するラベル管理システムを目的としている。データベースは、製造設備等の複数の出力場所と、事業単位等の、組織に属する複数のグループとを定義する構成データを含む。さらに、データベースは、ラベルレコードに対して、組織に属する1つのグループを関連付ける。ラベルレコードマネージャは、ラベルレコードを保守してラベルレコードの公開状態を設定するためのインターフェースを提供する。出力マネージャは、ラベルレコード及び公開状態に基づいて、複数の出力場所のうちの1つにおいてラベルを印刷する。
【0006】
もう1つの実施形態において、本発明は、ラベルレコードと関連付けられたラベルデータとをデータベースが記憶するラベル管理システムを目的とする。ラベルレコードマネージャは、ラベルレコードの作成及び変更を制御し、ラベルレコードに施された変更を追跡する改訂制御モジュールを含む。改訂制御モジュールは、ラベルレコードに対する変更ログを保持し、ラベルレコードの変更履歴を提供する。
【0007】
もう1つの実施形態において、本発明は、少なくとも1つのグループ及び少なくとも1つの出力場所をそれぞれ有する複数の組織を定義した構成データを記憶することを含む方法を目的とする。本方法はさらに、各組織が対応するラベルレコードを作成する際に使用するインターフェースを提供することと、上記組織のための対応する出力場所において選択的にラベルを印刷することとを含む。
【0008】
他のシステムと、方法と、命令及びデータを記憶する、コンピュータが読み取り可能な媒体とを含むこれらの実施形態及び他の実施形態について、本明細書及び請求の範囲に記載している。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ある会社が複数の事業単位及び複数の製造拠点にわたって共通の管理処理を開発して、そのため非集中処理(分散処理)に固有の冗長性や非効率性を排除できるようにすることを含む、多くの利点をもたらす。
【0010】
会社は例えば、さまざまな事業単位向けの標準化されたグラフィックスを容易に生成しかつ管理し、これにより、会社は、流通チャンネルや顧客市場へ出て行くラベルの外観をより統一された(すなわち一貫性のある)正確なものにすることができる。集中化されたラベル管理システムは、新たな包装のためのラベル及びその他の印刷素材をデザインして作成するようにユーザらが共同作業する際に使用可能な集中化された作業スペースを提供し、既存のラベルテンプレートやグラフィックスの再利用を促進することにより、サイクル時間を短縮することができる。
【0011】
さらに、集中化されたラベル管理システムにより、会社は、さまざまなサイズやレイアウト及び形式を含む利用可能なラベルとともに、ラベルが印刷される出力媒体を、より簡単に制御しかつ管理できるようになる。特に、複数の製造設備や印刷センタ等、多数の出力場所が同じラベリングデータを受信することにより、包装及び製造された製品のために同一のラベル及びその他の印刷素材を印刷することができる。本システムはまた、組織全体にわたりラベリングの変更を迅速に伝達するための効率的な機構を提供する。
【0012】
集中化されたラベリングシステムのもう1つの利点は、1つの設備から別の設備への製品の移転を支援できることである。言い換えると、ラベリングデータを集中管理できるため、会社は、ラベリング情報を転送する必要なく、製品をある製造設備から別の製造設備へ移転させることができる。この処理は、複数の独立したワークステーション上で動作する従来のデスクトップ型グラフィックデザインツールを用いた場合には困難なことがある。
【0013】
集中化されたラベル管理システムはラベリングデータを生成して保守するための改訂制御モジュールを提供する。本システムは例えば、ラベルテンプレートやグラフィックスをチェックインしかつチェックアウトする機構を含む。本システムはラベルの変更を追跡して、改訂履歴及びその他の変更情報を提供することができる。
【0014】
集中化されたラベル管理システムによって提供されるもう1つの利点は、必要なときに当該システムへラベルデータを配信する仕方を合理化することにより「オンデマンド」印刷システムをサポートしかつ促進することにある。言い換えると、ある会社がある製品の製造を決定した際に、ラベルデータを複数の印刷システムへ迅速に配信できることにより、当該会社は、任意の「ジャストインタイム」の製造及び供給契約と、当該会社がサービスを提供できるその他の取引関係とを満たすことができる。それに加えて、ラベル管理システムは、印刷時に、バッチコード、ロットコード、製造データ、シリアル番号等の情報を要求する「実行時」ラベルフィールドをサポートしている。
【0015】
本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細を添付の図面及び以下の説明で開示する。本発明の他の特徴、目的及び利点は、本明細書の記述や図面、及び請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は、一般に、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータを集中管理するシステム2を示すブロック図である。特に、会社又はその他の組織における、集合的に事業単位4として表された事業単位4A乃至4Nの、権限を有するユーザらは、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製造される製品のための包装ラベル又はその他の印刷された素材を生成して管理する。遠隔の複数の製造設備6、印刷センタ14又はその他の出力場所は、製造された製品を包装する際に、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、会社による承認済みのラベルのためのラベルデータを読み出す。
【0017】
ラベル管理システム12により、事業単位4と、グラフィックデザイン会社16等の他の遠隔のユーザとが、ラベルを定義して承認できるようになる。これには、サイズ、レイアウト、グラフィックス、フォーマット、警告メッセージ等を含む印刷されるラベルのすべての外観及び特徴を制御するとともに、ラベルが印刷される出力媒体及び印刷装置を制御することを含む。このように、ラベル管理システム12によって、会社は、複数の製造設備6により市場に提供されるラベルのレイアウト及び概観をより良好に制御することができる。特に、ラベル管理システム12は、複数の製造設備6と印刷センタ14等の他の出力場所とが同じラベリングデータを受信し、従って、複数の異なる印刷場所において、製造される製品のために同一のラベル及びその他の包装材を印刷することを保証する。それに加えて、ラベル管理システム12は、製造プロセスの間に使用されるラベルを制御することに使用可能である。
【0018】
ラベル管理システム12は、任意のラベリング装置又はシステムと共に使用可能であり、また、ラベル又はその他の媒体を印刷することに使用可能であり、あるいは、折り畳み式カートン、箱、可撓性フィルム等の包装材の上に直接に印刷することに使用可能である。同様に、ここに定義されるラベルデータは、例えば製造時点で製品に取り付けられた無線周波数識別(RFID)タグのプログラミングを含む、各種の包装目的に使用可能である。例えば、RFIDタグは、ロットコード、製造日、シリアル番号、UPCコード又はその他のラベルデータを用いてプログラミングされてもよい。
【0019】
事業単位4、製造設備6、グラフィックデザイン会社16又は印刷サービス14内で権限を有するユーザは誰でも、ネットワーク9を介してラベル管理システムにアクセスすることができる。ユーザは、事業単位6A内の包装技術者や、製造設備6A内のプラントオペレータや、グラフィックデザイン会社16内のグラフィックデザイナや、又は印刷センタ14内の顧客サービス代表者のような、権限を有する任意の個人であることが可能であり、地理的に分散していてもよい。以下に述べるように、ユーザ4は、ラベル管理システム12と対話することにより、ラベルデータを作成し、更新し、及びアーカイブに保存する(アーカイブ化する)とともに、製造される製品のためのラベルを生成することが可能である。
【0020】
事業単位4又はグラフィックデザイン会社16内のグラフィックデザイナは、例えばラベルに用いる会社の商標を表示する、特注のグラフィックスを作成することができる。包装技術者はラベル管理システム12を用いて、ラベルテンプレートを作成し、製品の種々の「包装レベル」のためのラベリング戦略を定義することができる。ここで述べるように、複数の包装レベルは、製品が製造ラインを出た時点から出荷されるまでに当該製品が通過する包装プロセスを記述する。あるラベルを包装レベル1に指定することは、例えば、当該ラベルが製品自体の上に直接に配置されるべきであることを示す場合がある。ラベルを包装レベル3に指定することは、10個の個々の製品を保持しているカートンの上にラベルが配置されるべきであることを示す場合がある。ラベルを包装レベル6と指定することは、12個のカートンが詰め込まれたケース上にラベルが配置されるべきであることを示す場合がある。最後に、テンプレートを包装レベル8に指定することは、ラベルが200個のケースを載せて出荷される木箱(crate)に配置されるべきであることを示す場合がある。製造設備6A内のプラントオペレータは、ラベル管理システム12と対話してラベルデータを読み出し、包装レベルに基づいて、与えられた製品のための適切なラベルを生成することができる。それに加えて、印刷センタ14内のサービス代表者は、ラベル管理システム12から読み出されたラベルデータに基づいてラベルの大量印刷を実行することができる。
【0021】
各ユーザは、典型的には、ネットワーク9を介したラベル管理システム12との通信及び対話に適した計算装置と対話する。例えば、ユーザは、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータを使用することができ、あるいは、カリフォルニア州サンタクララのパーム・インコーポレイテッド(Palm Inc.)からのパーム(商標)オーガナイザ(Palm organizer)、又はウィンドウズCE(Windows CE)装置等の携帯情報端末(PDA)をも使用することができる。通信装置は、ラベル管理システム12と通信するために、典型的にはワシントン州レッドモンドのマイクロソフト・コーポレーション(Microsoft Corporation)からのインターネット・エクスプローラ(Internet Explorer)(商標)等のウェブブラウザである、通信ソフトウェアを実行する。ネットワーク9は、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、又はワールドワイドウェブ等のグローバルなコンピュータネットワークのような、データ通信に適した任意の通信リンクを表す。
【0022】
事業単位4は、ラベル管理システム12と対話することにより、複数の製造拠点6のための共通のラベル管理処理を開発し、従って分散処理に固有の冗長性や非効率性を排除することができる。事業単位4は例えば、標準化されたグラフィックスを生成して管理し、これにより、会社は、流通チャンネル及び顧客市場へ出て行くラベリングの外観をより統一された正確なものにすることができる。以下に述べるように、事業単位6は、包装に用いられる種々のサイズ、レイアウトやフォーマットを含むラベルとともに、ラベルが印刷される出力媒体を制御しかつ管理することができる。これにより会社は、出荷される製品に付与されて市場に提供されるラベルの制御を改善することができる。特に、複数の製造設備6及び印刷センタ14等の複数の出力場所や、単一の場所内における複数の出荷装置は、同じラベリングデータを受信し、従って、包装材及び製造される製品のために同一のラベル及び他の印刷素材を印刷することができる。その結果、中央のラベル管理システム12へのアクセスを提供することにより、組織全体にわたりラベルの変更を普遍的かつ瞬間的に伝達することができる。
【0023】
ラベル管理システム12の1つの利点は、ある製造設備6からもう1つの製造設備への製品の移転を支援できることにある。言い換えると、ラベル管理システム12はラベリングデータを集中管理するため、例えば事業単位4Aは、ラベルのレンダリングに必要な1つ又は複数のデジタルファイル等のラベリング情報を転送する必要なく、製品を製造設備6Aから製造設備6Bへ移転させることができる。この処理は、典型的にはスタンドアローン型ワークステーション上で動作する従来のデスクトップ型グラフィックデザイン及びラベル作成ツールでは困難な場合がある。
【0024】
ラベル管理システム12のもう1つの特徴は、以下に述べるように、ラベリングデータを生成して保守するための改訂制御モジュールが組み込まれている点である。ラベル管理システム12は例えば、ラベルを生成することと、製造設備6や印刷センタ14による使用のためにラベルを承認することと、後の照合のためにラベルをアーカイブに保存しかつタイムスタンプを付与することとを含む、プロセスのあらゆる段階を通じてラベリングデータを制御する改訂制御モジュールを含む。ラベル管理システム12は例えば、ラベルテンプレート、グラフィックス、及びラベルデータ全般へのアクセスを制御するためのチェックイン及びチェックアウト手順をサポートする。さらに、ラベル管理システム12のこれらの特徴は、ラベルの変更を追跡して、改訂履歴及びその他の変更情報を提供するのに有用である。
【0025】
ラベル管理システム12は、必要なときに当該システムへラベルデータを配信する仕方を合理化することにより「オンデマンド」印刷システムをサポートしかつ簡便にする。言い換えると、ある会社が製品の製造を決定した場合に、ラベルデータを複数の印刷システムへ迅速に配信することができ、それにより、当該会社は、任意の「ジャストインタイム」の製造及び供給契約と、その会社がサービスを提供する他の取引関係とを満たすことができる。
【0026】
図2はラベル管理システム12をより詳細に示すブロック図である。ウェブサーバ20は、ユーザ18がネットワーク9を介してラベル管理システム12と通信するために用いるインターフェースを提供する。1つの構成において、ウェブサーバ20は、ワシントン州レッドモンドのマイクロソフト・コーポレーションからのインターネット・インフォメーション・サーバ(Internet Information Server)(商標)等のウェブサーバソフトウェアを実行する。このように、ウェブサーバ20は複数のソフトウェアモジュール21に従って複数のユーザ18との対話環境を提供するが、これらのモジュールには、アクティブサーバページ(Active Server Pages)、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)又は動的HTMLで書かれたウェブページ、アクティブX(ActiveX)モジュール、ロータス(Lotus)スクリプト、ジャバ(Java)スクリプト、ジャバアプレット(Java Applets)、分散コンポーネントオブジェクトモジュール(DCOM)等が含まれる。
【0027】
ソフトウェアモジュール21は、ウェブサーバ20によって提供される動作環境内で動作する「サーバ側」ソフトウェアモジュールとして図示されているが、複数のユーザ18によって使用される計算装置上で動作する「クライアント側」ソフトウェアモジュールとしても容易に実装可能である。ソフトウェアモジュール21は例えば、計算装置上で動作しているウェブブラウザにより実行されるアクティブXモジュールとして実装可能である。
【0028】
ソフトウェアモジュール21は、テンプレートデザインツール22、テンプレートマネージャ24、グラフィックデザインツール26、グラフィックスマネージャ28、管理(Admin)モジュール30、レコードマネージャ32、出力マネージャ34、及びアプリケーションプログラミングインターフェース(API)36を含む多数のモジュールを含んでいてよい。ソフトウェアモジュール21はデータサーバ40と対話することにより、グラフィックス42A、テンプレート42B、ラベルレコード42C、及び構成(config)データ42Dを含む多数のデータ記憶装置42へアクセスする。各データ記憶装置42は、データ記憶ファイル、又は1つ又は複数のデータベースサーバ上で動作する1つ又は複数のデータベース管理システム(DBMS)を含む多数の異なる形式で実装可能である。データベース管理システムは、関係データベース管理システム(RDBMS)、階層的データベース管理システム(HDBMS)、多次元データベース管理システム(MDBMS)、オブジェクト指向データベース管理システム(ODBMS又はOODBMS)、又はオブジェクト関係データベース管理システム(ORDBMS)であってよい。さらに、分離して図示したが、複数のデータ記憶装置42は単一のデータベース又はその他のデータ記憶装置構造物として結合されることが可能である。データ記憶装置42は例えば、マイクロソフト・コーポレーションからのSQLサーバ等の単一の関係データベースとして実装可能である。
【0029】
グラフィックス42Aは、ラベル上に印刷する商標、ロゴ及びその他のイメージ画像等の、会社のグラフィックスを含む。グラフィックス42Aは例えば、JPEG、TIFF、GIFF、PDF等を含む多数のフォーマットの任意のもので記憶される個々の画像ファイルとして記憶されていてよい。テンプレート42Bは、ラベルを作成するためのテンプレートを記憶して、典型的には、レイアウト、フォーマット、及び多数のフィールドを記述している。ラベルレコード42Cはユーザ18がラベルテンプレート42Bから生成した多数のラベルのためのラベルデータを記憶する。構成データ42Dは例えば、権限を有するユーザ18、ユーザや会社の選好情報、ラベルのための好ましい出力ストック(基板)、及び利用可能なプリンタを含む構成データを記憶する。さらに、構成データ42Dは事業単位4、製造拠点6、及び製造プロセスの間に使用される各種の包装レベルを定義するデータを含む。
【0030】
テンプレートデザインツール22は、ラベルテンプレートを作成するためにオンラインのラベルデザイン及びレイアウト機能を提供する。言い換えると、テンプレートデザインツール22は、ユーザ18が、テンプレートを構築する際に使用可能なグラフィカルユーザインターフェースを提供する。この処理の間、ユーザ18は、典型的にはテンプレートのサイズ及びレイアウトを定義し、場合によっては印刷時にラベルデータを取り込むためのフィールド数を定義する。テンプレートデザインツール22は、オンラインかつウェブを基礎とするテンプレートデザインツールとして説明されているが、テクリンクス(Teklynx)(商標)からのコードソフト(CodeSoft)(商標)やラベルビュー(LabelView)(商標)等の従来型のラベルデザインソフトウェアを含んでもよく、独立した計算装置上で動作してもよい。
【0031】
ラベルテンプレートを作成した後に、ユーザ18はテンプレートマネージャ24と対話して、テンプレートをラベル管理システム12内へ「チェックイン」する。この処理の間、テンプレートマネージャ24は、テンプレートデザイナ22によって生成されたデータであって、典型的には多数のフィールドを定義する埋め込まれたコードを有するテキストファイルであるデータを解析(パージング)して、解析済みデータをテンプレート42B内へ記憶する。チェックイン処理の間、ユーザは、テンプレートの分類に必要なすべての情報を提供するが、これらの情報には例えば、ラベルテンプレートの名前、テンプレートを使用する可能性のある適切な事業単位4、ラベルが適用可能な市場、テンプレートの「管理者(trustee)」、及びテンプレートを適用すべき対応する(複数の)包装レベルが含まれる。テンプレートを記述した後で、ユーザはテンプレートデザインツール22により生成されたファイルをラベル管理システム12へアップロードし、ラベル管理システム12は、ファイルをテンプレート42Bに記憶する。
【0032】
同様に、グラフィックデザインツール26は、会社の商標や、ロゴ等のグラフィックスを作成するための、ウェブを基礎とするデザインツールを提供する。言い換えると、グラフィックデザインツール26は、ユーザ18が画像を構築する際に使用可能なグラフィカルユーザインターフェースを提供する。あるいは、ユーザ18は、アドビシステム・インコーポレイテッド(Adobe System Incorporated)からのアドビフォトショップ(Adobe Photoshop)(商標)、又はコレル・インコーポレイテッド(Corel, Inc)からのコレルドロー(Corel Draw)(商標)等の従来型のグラフィックデザインソフトウェアを用いてもよい。
【0033】
会社のラベルのためのグラフィックスを作成した後で、ユーザ18はグラフィックスマネージャ28と対話して、グラフィックスをラベル管理システム12内へチェックインする。この処理の間、ユーザ18は、典型的には、JPEG、GIF、TIFF、又はPDFファイル等のグラフィックファイルをラベル管理システム12へアップロードし、ラベル管理システム12は、ファイルをグラフィックスデータ記憶装置42Aに記憶する。
【0034】
管理(Admin)モジュール30は、システム管理者等の権限を有するユーザがラベル管理システム12を設定する際に使用されるインターフェースを提供する。システム管理者は例えば、アクセス権の設定を含むユーザ18のアカウントを管理し、会社及びユーザの多数の選好情報を定義することができる。会社の選好情報の例として、所望の言語による翻訳、署名欄、及び推奨されるラベルのストックがある。ユーザの選好情報の例として、モジュール21へのユーザアクセス権とともに、各ユーザのための承認されたプリンタが含まれる。管理モジュール30により、システム管理者が複数のユーザ18のアクセス権を定義して各種のソフトウェアモジュール21へのアクセスを制御することができる。このように、すべてのユーザがソフトウェアモジュール21のすべてにアクセスできる訳ではない。例えば、グラフィックデザイナはグラフィックスデザイナソフトウェアモジュール26及びグラフィックスマネージャ28へのアクセス権を有するが、プラントオペレータには出力マネージャ34へのアクセス権しか与えないようにできる。
【0035】
さらに、システム管理者は、管理者が包装及び製造に用いられるラベルを特徴付けしかつ記述するための論理的なカテゴリ及び階層を定義できるように、管理モジュール30と対話することができる。システム管理者は例えば、市場、事業単位、及びレベル1乃至8のような包装レベルの階層等の複数のカテゴリを定義することができる。さらに、システム管理者は、ラベル管理システム12がサポートしている多数のラベルフィールドを定義することができる。
【0036】
レコードマネージャ32により、ユーザ18は、ラベルテンプレート42B、グラフィックス42A、及び構成データ42Dに基づいて、包装する製品及び製造される製品上で使用するラベルを定義することができる。言い換えると、ユーザ18はレコードマネージャ32と対話してテンプレートに基づいて新しいラベルを作成し、テンプレートのフィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを書き込む。さらに、レコードマネージャ23により、ユーザは、ラベルのための定義されたフィールドについて各種の特徴や属性を設定することができる。ユーザは例えば、テキスト又はグラフィック要素のフィールドに対する「動的スケーリング」を使用可能にして、ラベル管理システム12に、対応するテキストに対するフォントサイズを動的に選択させたり、あるいはグラフィック要素のサイズを動的に調整させたりすることで、テキスト又はグラフィック要素の全体がラベルフィールド内で表示可能になるようにする。
【0037】
レコードマネージャ32は、形式的な制御モジュール及び手順を統合化して、ラベルレコード42Cを生成して保守する処理を管理する。レコードマネージャ32は例えば、ラベルレコード42Cの生成を、作成から、承認及びアーカイブ化に至るまで制御するための改訂制御モジュールを含む。レコードマネージャ32は例えば、ラベルレコードへのアクセスを制御するためにチェックイン及びチェックアウト機構をサポートし、レコードに施された変更を追跡して改訂履歴及びその他の変更情報を提供する。各ラベルレコードは、ドラフト、ペンディング、承認済み、アーカイブ化、陳腐化、及び置き換え済み等の、対応する状態を有する。
【0038】
ユーザ18がラベルレコードの状態を「ドラフト」から「承認済み」へいったん変更すると、レコードマネージャ34は、PDF(ポータブルドキュメントフォーマット)出力等の、ラベルの電子画像を生成し、画像にタイムスタンプを付与してアーカイブに保存する。あるバージョンの画像を低解像度の「サムネイル」として記憶することにより、ユーザは高解像度の画像全体を読み出すことなく即座に識別することを容易化できる。レコードマネージャ32は、対応するラベルレコードからのデータに対して、アーカイブに保存されたラベル画像を関連付けることによりインデックスの付与や高速の読み出しが可能になる。
【0039】
出力マネージャ34はラベル印刷のあらゆる局面を制御する。ユーザ18がテンプレートを作成して、当該テンプレートをラベル管理システムへ入力し、当該テンプレートに対応するレコードを作成して当該テンプレートのフィールドに書き込むと、出力マネージャ34は、製造設備6又は印刷センタ14においてラベルを印刷可能にする。承認済み状態を有するレコードのみが製造設備6へ「公開」される、すなわち出力マネージャ34を介してユーザ18に対して利用可能にされる。これにより、事業単位4は、製造拠点6の1つが早まって未承認ラベルを使う恐れを気にすることなくデータを管理し、新しいラベルを追加し、かつラベルを更新できるようになる。以下に述べるように、デザインを行なっている最中に、実行時フィールドをテンプレートに追加することができ、それにより、印刷時において、情報の入力を促すプロンプトを出力マネージャ34に表示させる。実行時情報の例として、バッチコード、ロットコード、製造日、シリアル番号等を含む。一実施形態において、ラベル管理システムは、追跡(トラッキング)及びトレースの目的でラベルが印刷される場合に実行時データを記憶する。
【0040】
アプリケーションプログラミングインターフェース(API)36は、外部の計算装置との直接的な接続を確立する機能を提供して、そのような装置が自動的にラベル管理システム12を制御できるようにする。遠隔の計算装置によって提供されるスクリプト又はコマンドラインインターフェース等のフロントエンドモジュールは例えば、API36と直接に通信して、他のソフトウェアモジュール21によって提供されるインターフェースをバイパスすることができる。この方法で、フロントエンドモジュールはラベル管理システム12と自動的に対話して出力を制御することができる。その結果、会社内システムに接続して、例えば製品情報を組み込むような場合にAPI36は有用となりうる。さらに、製造時にAPI36を用いてラベル及びその他の印刷される素材のための実行時情報を自動的に提供することができる。
【0041】
図3は、本発明に基づいた、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータの集中管理を示すフローチャートである。最初に、システム管理者等の権限を有するユーザが管理モジュール30と対話して、ユーザアカウントを設定し、選好情報と、アクセス権と、市場、事業単位及び包装レベル等の論理的なカテゴリとを定義することにより、ラベル管理システム12を構成する(52)。
【0042】
次いで、事業単位4(図1)の権限を有するユーザは、テンプレートデザインツール22及びテンプレートマネージャ24と対話して、ラベルテンプレートを生成して管理する(54)。同様に、事業単位4の権限を有するユーザは、グラフィックデザインツール26及びグラフィックスマネージャ28と対話して、ラベルに印刷するための、会社による承認済みのグラフィックスを生成して管理する(56)。事業単位4の権限を有するユーザは次いで、レコードマネージャ32と対話して、テンプレートに基づいてラベルレコードを作成し、テンプレートのフィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを書き込む(58)。遠隔の製造設備6、印刷センタ14又はその他の出力場所は、出力マネージャ34と対話して、包装する製品及び製造される製品のための承認済みラベルを読み出して印刷する(60)。
【0043】
図4は、テンプレートマネージャ24によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース60の例を示す。権限を有するユーザは、「追加する」ボタン62をクリックすることによりテンプレートをラベル管理システム12へチェックインすることができ、その時ラベル管理システム12は固有の(一意的な)テンプレートID64を自動的に割り当て、公開状態66を「ドラフト」に初期化する。この時点でユーザはテンプレート名68を割り当てることができる。
【0044】
テンプレートマネージャ24によって提供されるインターフェース60は、事業単位4全体にわたりテンプレートを管理するために会社によって定義された論理的なカテゴリをサポートする。例えば新しいテンプレートを追加する際に、ユーザは、会社全体でテンプレートを利用可能にするように、テンプレートにグローバルとマーキングすることができる。あるいは、ユーザはテンプレートの包装レベル、事業単位、及び市場を指定してもよい。管理者(trustee)70は、チェックインされているテンプレートを変更する権限を有するユーザを示し、典型的にはグラフィックデザインツール22を用いてテンプレートを作成したユーザを示す。
【0045】
多くの場合に、ウインドウ72に示されるように、テンプレートは古いテンプレート(旧テンプレート)に置き換えられる場合がある。5×7等のテンプレートのサイズ74は、印刷した際のテンプレートの物理的なサイズを示す。テンプレートマネージャ24により取得されたすべてのパラメータ及び属性はラベル管理システム12に記憶され、レコードマネージャ32及び出力マネージャ34を含む他のソフトウェアモジュール21を用いてユーザが後で利用することができる。ユーザはウインドウ76内でラベルのための印刷素材を指定できる。ラベルを印刷する際に、以下に述べるように、出力マネージャは、オペレータを支援するように、推奨される印刷素材を表示する。最後に、ユーザは、ウインドウ78内にファイル名を入力することにより、テンプレートデザイナ22によって生成されたテンプレートファイルを付加することができる。
【0046】
検索ウインドウ80により、ユーザは、新しいテンプレートを作成する代わりに、記憶されているラベルテンプレート42Bの1つを探し出すことができる。テンプレートを見つけた後で、ユーザはパラメータを変更して「変更する」ボタン82を選択することができる。テンプレートを最終的に仕上げた後で、ユーザは「承認する」ボタン84を選択することによりテンプレートを「承認」することができ、それによりテンプレートが利用可能となる。
【0047】
図5は、グラフィックスマネージャ28によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース87の例を示す。権限を有するユーザは、インターフェース86によって提供される各種のフィールドを埋めるように書き込んだ後で、「追加する」ボタン86をクリックすることによりグラフィックスをラベル管理システム12へチェックインすることができ、その時、ラベル管理システム12は固有のグラフィックIDを自動的に割り当てて、グラフィックの状態を「ドラフト」に初期化する。典型的には、ユーザはグラフィック名89を割り当てて、短い説明90を提供し、グラフィックファイルが置かれているロケーション92を提供する。
【0048】
ユーザはグラフィックをチェックした後で、グラフィックを記述するデータを変更するか、又は画像自体を更新することができる。インターフェース86は、チェックイン及び変更処理の間にユーザが画像をプレビューする際に使用可能なビューワ88を提供する。「承認する」ボタン92を選択することによりグラフィックを承認すると、グラフィックスマネージャ28は状態を承認済みに変化させ、承認日94を記録する。
【0049】
図6乃至図11は、レコードマネージャ32によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース94の例を示す。一般に、インターフェース94により、テンプレートマネージャ22及びグラフィックスマネージャ28によりそれぞれラベル管理システム12にアップロードされたラベルテンプレート及びグラフィックスを用いて、ユーザが、包装する製品及び製造される製品上で使用するラベルを定義することができる。図6を参照するに、ユーザは、レコードマネージャ32によって提供されるインターフェース94と対話して、選択されたテンプレートのフィールドのためのデータを提供する。ユーザは例えば、フィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを関連付けることができる。
【0050】
ラベルレコードを作成するには、レコードマネージャ32へのアクセス権を有するユーザは「新規なレコード」ボタン96を選択し、その時ラベル管理システム12は固有のラベルID98を自動的に割り当てて、レコードの状態100を「ドラフト」に初期化する。固有のラベルIDは、例えば各ラベルに単一かつ一意的な制御番号を利用するラベリング変更管理処理を必要とする健康管理及び製薬の産業に見られるような規制を遵守するのに有用である。
【0051】
ユーザはまた、既存のラベルレコードを選択して変更することもできる。インターフェース94は、レコードを選択するための2種類の機構を提供する。ユーザは、例えば会社のラベルID102、包装レベル104、及び対応する製造された部品又は製品106を提供することにより、ラベル管理システム12に対して定義された論理的なカテゴリを横断的に探索することができる。所定の会社のID番号102に対して、各種の包装レベルをカバーする多数のレコードが存在してもよい。これらのレコードは、すべての包装レベルにおいてラベルに表示される必要があるメッセージ又は警告テキスト等の共通データを共有できる関連したファミリーを形成する。ラベルを見つける第2の方法は固有のラベルID98を提供することである。
【0052】
もう1つの実施形態において、レコードマネージャ32は多数のグラフィックのサムネイルを表示し、ユーザは、それらのグラフィックのサムネイルから所望のラベルテンプレートを選択する。レコードマネージャ32は次いで、選択されたラベルテンプレートに関連付けられたグラフィックスを画像で表示して、対応するフィールドに重ねて表示する(オーバーレイする)。
【0053】
ラベルレコードを作成する際に、ラベル管理システム12は、更新されたラベルを製造設備6が使うときをユーザが制御できるようにする。これは、医療や製薬産業のように、ラベルが変化した特定の時点を製造会社が記録するよう求められる厳格な規制を受ける産業において有用であろう。特に、ユーザはレコードを「パススルー型」として又は「非パススルー型」として分類することができる。出力マネージャ34は、更新されたラベルが「パススルー型」に指定されていれば当該更新されたラベルを直ちに使用する。ユーザがパススルー型ラベルレコードを承認すると、直ちに旧レコードが置き換えられて、旧レコードに対するラベルの画像がPDF等のグラフィックフォーマットでアーカイブに保存されることにより、旧ラベルの永久レコードが作成される。
【0054】
非パススルー型ラベルの場合、出力マネージャ34は、更新されたラベルレコードが、置き換えられるラベルレコードに代えて使用されるときを製造設備6が制御できるようにする。これは、バッチ実行の終了まで又は現在の在庫品を使い切るまでの所望の期間にわたって、製造設備6が旧ラベルを印刷できるようにするものである。このプロセスの間、ラベル管理システム12は、会社のID番号により制御されたラベルレコード42C内の複製のラベルレコードを自動的に保持する。製造設備6は、旧レコードを更新されたものに置き換えるときを選択できる。
【0055】
インターフェース94は、テキストやグラフィックス等の情報を、選択されたラベルテンプレート内の対応するフィールドにマッピングするための多数のデータ入力ウインドウ108を提供する。言い換えると、データ入力ウインドウ108は、承認済みの会社の包装ラベル上に存在することが可能であり、システム管理者又はその他の権限を有するユーザにより最初に定義される情報の論理的要素を提供する。一実施形態において、インターフェース94は選択されたテンプレートに存在するフィールドだけを表示する。この実施形態において、レコードマネージャ32は対応するラベルテンプレートに対して定義されたフィールドを決定し、データ入力ウインドウ108内にそれらフィールドを提供する。データ入力ウインドウ108は、テンプレート作成の間、ユーザからの入力がテンプレートマネージャ24内で定義された制約に合致することを必要とする。この方法で、テンプレートは各フィールドの文字数及びフォーマットを制御することができる。
【0056】
製品データ入力ウインドウ108Aは、選択されたラベルレコードに対する製品特有のデータを取り込むものであり、製品の主なデータ入力ウインドウ110A、原産地−住所データ入力ウインドウ110B、及び自由なテキストデータ入力ウインドウ110Cを含む3つのウインドウを含む。図7に示すように、原産地−住所データ入力ウインドウ110Bにより、ユーザは、製品の原産国112、ラベルに利用可能な翻訳114、及び製造業者の住所116を指定することができる。自由なテキストデータにより、ユーザは、ラベルに「50%値引き」や又は「1個買えば1個無料進呈」等のさまざまなメッセージを追加することができる。
【0057】
図8は、ユーザインターフェース94の包装レベルデータ入力ウインドウ108Bを示す。包装レベルデータ入力ウインドウ108Bにより、ユーザは、製造する製品の包装レベルを識別することができる。特に、ユーザは各包装レベル122内で製品の数量120を定義し、各レベルにおけるサイズや重量等、各種の特徴を定義することができる。さらに、ユーザは各包装レベルについて構成部分及び容器を表すグラフィックアイコンを選択することができる。ウインドウ124は包装プロセスをグラフィックに表示する。
【0058】
図9は、ユーザインターフェース94のテンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cを示す。テンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cにより、ユーザは、現在のラベルレコードに対応するテンプレート126を識別することができ、テンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cは、ラベル並びにラベルに関連付けられた対応するフィールド130をグラフィックに表現した画像128を表示する。
【0059】
図10は、ユーザがテンプレート内で各種のフィールド134にグラフィックス132を割り当てることができるユーザインターフェース94のグラフィックスデータ入力ウインドウ108Dを示す。グラフィックス132は、ビットマップ(BITMAP)、JPEG、TIFF、GIFF、EPS等を含む任意のタイプのフォーマットであってよい。
【0060】
図11は、ユーザがラベルのために1つ又は複数の言語136を選択して、1つ又は複数のフィールドに翻訳テキスト138を入力できる、ユーザインターフェース94の翻訳データ入力ウインドウ108Eを示す。この方法で、ラベルのいずれのテキストも、多言語で表記されることが可能である。一実施形態において、ラベル管理システム12はユニコード(Unicode)に準拠しおり、広範な文字セットを容易にサポートできる。
【0061】
再び図6を参照するに、ユーザがデータ入力処理を完了した場合、ユーザは、「承認する」ボタン140を選択することによりラベルを承認することができる。承認されると、グラフィックス及び選択されたラベルのフィールドに関連付けられた他のデータに基づいて、レコードマネージャ32が結果のラベルの画像をPDFファイル等として生成する。さらに、レコードマネージャ32は画像にタイムスタンプを付与して画像をアーカイブに保存することにより、製造設備6による使用のために利用できる真正なラベルの視覚的表現を記録する。ラベル管理システム12は、現在のレコードからのデータをアーカイブに保存された画像に関連付けることにより、インデックスの付与及び高速の読み出しが可能になる。
【0062】
図12乃至図14は、出力マネージャ34によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース140の例を示す。一般に、インターフェース140が製造設備6によるラベル印刷のあらゆる局面を制御する。図12を参照するに、製造設備6の1つの中のプラントオペレータ等のユーザは、最初にデータソース選択ウインドウ142と対話して、ラベル管理システム12からネットワーク9を介してラベルデータを読み出すか、それともデータ記憶装置42のローカルコピーからラベルデータを読み出すかを選択する。このオプションは、ネットワーク9が利用不可能な状況にあっても製造を続行するために有用である。特に、ラベル管理システム12は、データ記憶装置42又はその一部の内容の複製を、各製造設備6及び印刷センタ14内のローカルサーバに保存することができる。
【0063】
データソースを選択した後で、ユーザは次いで検索ウインドウ144を用いて所望のラベルレコードを選択する。特に、ユーザは固有のラベルIDを入力するか、又は会社のID及び対応する包装レベルと部品を入力することができる。承認済み状態を有するラベルレコードのみが、ユーザにとって、出力マネージャ34を介して利用可能となっている。これにより事業単位4は製造設備6が早まって未承認ラベルを使う恐れを気にすることなく、ラベルデータを管理し、新規なラベルを追加し、ラベルを更新できるようになる。
【0064】
図13に示されたように、ラベルが識別されると、出力マネージャ34はラベルレコード42Cからラベルの詳細データを読み出して、ウインドウ146内にデータを表示する。インターフェース140は、ユーザによる照合のためにこの情報を編集不能な形式で表示する。さらに、インターフェース140は、例えばロット番号やバッチがコード等のデータを取り込むために、フィールド150と152等の任意の実行時フィールド148を表示する。次いで、プラントオペレータは、数量150及び利用可能なプリンタ152を選択する。上述のように、出力マネージャ34は、構成データ42D内のアクセス設定に基づいて、利用可能なプリンタ152のリストを制御する。
【0065】
図14に示されたように、出力マネージャ34の承認済みラベルウインドウ154を見ることにより、印刷されたラベルを、レコードマネージャ32によってアーカイブに保存されている承認済みラベルとの比較で照合する能力が提供される。特に、ユーザは典型的には単一のラベルを印刷して、ビュースクリーン156に表示されるアーカイブに保存された画像に対して、印刷されたラベルを比較することができる。アーカイブに保存されたラベルに対する照合は、従来型システムで一般に利用可能な印刷プレビューを実施するよりもさらに正確である。印刷プレビューは、真正な承認済みバージョンを表示することとは対照的に、単に印刷されようとしているラベルを表示するだけである。この特徴は規制を受ける産業において特に有用であろう。ユーザは、ラベルを照合すると、印刷モード及び数量を選択し、個々に、連続的に、又はその組み合わせで印刷する。それに代わって、ユーザは、生成されたラベルを、EPSやビットマップ等、各種のフォーマットで、コンピュータが読み取り可能なファイルに記憶してもよい。ユーザは次いで、大量のバッチ印刷を実行するように、生成されたラベルを高機能印刷サービスへ送付してもよい。
【0066】
図15はシステム156を示すブロック図である。このシステムにおいて、ラベル管理システム12は、集合的に組織158で表された複数の組織158A乃至158C向けにラベリングデータのホスティング機能を提供することにより、組織158が、包装する製品及び製造される製品全般向けのラベリングデータを集中管理できるようになる。組織158の各々は1つ又は複数の事業単位160を含み、各事業単位160は、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製造される製品のための包装ラベル又はその他の印刷素材を生成して管理する。各組織158はまた、遠隔の製造設備162、印刷センタ又はその他の出力場所を含んでもよく、それらはネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製品を製造する際に、会社による承認済みのラベルのラベルデータを読み出す。さらに、組織体158C等の組織体158は、別個の事業単位160又は製造設備162を持たなくてもよいが、数箇所からラベルデータも管理して出力してもよく、あるいは単一のワークステーション及びプリンタからラベルデータを管理して出力しさえしてもよい。
【0067】
この構成において、ラベル管理システム12は、関連付けられた組織体158に基づいてデータ記憶装置42内のラベルデータを組織的に編成する。言い換えると、すべてのテンプレート、ユーザ、グラフィックス、レコード及びその他のラベルデータは、組織158のうちの1つに関係し、他の組織158からはアクセスできない。
【0068】
この方法で、ラベル管理システム12は、個人企業から大企業に至るあらゆる規模の組織158をサポートすることができる。ラベル管理システム12は事業組織158に対しさまざまな方法で料金を請求することができる。例えば、ラベル管理システム12は、事業組織158に対し、事業組織158の各々により記憶されたラベルレコード、テンプレート及びグラフィックス、あるいはそれらの任意の組み合わせの個数に基づいてデータウエアハウス料金を請求することができる。ラベル管理システムはまた、組織158内におけるユーザからのアクセス数に基づいて料金を請求することができる。さらに、ラベル管理システム12は、加入(又は定期契約)サービス料金、又は印刷されたラベルの数量に基づいて料金を請求することができる。
【0069】
それに代わって、ラベル管理システム12は、他のサービスや包装材と合わせて付加価値サービスとして提供されてもよい。例えば、ラベル管理システム12によって提供されるサービスは、包装テープ等の包装材の販売と合わせて組織体158に提供されてもよい。
【0070】
図16は、製造設備6の1つであるような出力場所において出力マネージャ34により生成された2個のラベルの例162,164を示す。各ラベル162,164は、対応するラベルレコードにより各々のラベルテンプレートのフィールドに関連付けられた各種のテキストやグラフィックスを含んでいる。
【0071】
本発明の各種の実装及び実施形態について説明してきた。例えば、製造される製品のための包装ラベル又はその他印刷素材を生成して管理するためのラベル管理システムについて説明した。システムの構成要素はサーバ側の構成要素、クライアント側の構成要素、又はその組み合わせで実装可能である。それにもかかわらず、本発明から逸脱することなく各種の変更が施され得ることを理解されたい。従って、これら及び他の実施形態は添付の請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】ラベル管理システムの例を示すブロック図である。
【図2】図1のラベル管理システムをさらに詳しく示すブロック図である。
【図3】本発明に基づく、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータの集中管理を示すフローチャートである。
【図4】テンプレートマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図5】グラフィックスマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図6】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図7】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図8】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図9】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図10】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図11】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図12】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図13】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図14】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図15】複数の組織のラベリングデータをホスティングするラベル管理システムを示すブロック図である。
【図16】本発明に基づく、ラベル管理システムにより出力場所で作成されたラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
【0073】
2…ラベリングデータを集中管理するシステム、
4,4A,4N…事業単位、
6,6A,6M…製造設備、
9…ネットワーク、
12…ラベル管理システム、
14…印刷センタ、
16…グラフィックデザイン会社、
18…ユーザ、
20…ウェブサーバ、
21…ソフトウェアモジュール、
22…テンプレートデザインツール、
24…テンプレートマネージャ、
26…グラフィックデザインツール、
28…グラフィックスマネージャ、
30…管理(Admin)モジュール、
32…レコードマネージャ、
34…出力マネージャ、
36…アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、
40…データサーバ、
42…データ記憶装置、
42A…グラフィックス、
42B…テンプレート、
42C…ラベルレコード、
42D…構成(config)データ、
60,86,140…インターフェース、
62…「追加する」ボタン、
64…固有の(一意的な)テンプレートID、
66…公開状態、
68…テンプレート名、
70…管理者、
72,76,78,124,146…ウインドウ、
74…テンプレートのサイズ、
80…検索ウインドウ、
82…「変更する」ボタン、
84…「承認する」ボタン、
87…「追加する」ボタン、
88…ビューワ、
89…グラフィック名、
90…短い説明、
92…ロケーション、
94…承認日、
96…「新規なレコード」ボタン、
98…固有のラベルID、
100…レコードの状態、
102…会社のラベルID、
104…包装レベル、
106…製造された部品又は製品、
108…データ入力ウインドウ、
108A…製品データ入力ウインドウ、
108B…包装レベルデータ入力ウインドウ、
108C…テンプレート−部分データ入力ウインドウ、
108D…グラフィックスデータ入力ウインドウ、
108E…翻訳データ入力ウインドウ、
110A…製品の主なデータ入力ウインドウ、
110B…原産地−住所データ入力ウインドウ、
110C…自由なテキストデータ入力ウインドウ、
112…製品の原産国、
114…翻訳、
116…製造業者の住所、
120…数量、
122…包装レベル、
126…テンプレート、
128…画像、
130,134,150,152…フィールド、
132…グラフィックス、
136…言語、
138…翻訳テキスト、
142…データソース選択ウインドウ、
144…検索ウインドウ、
148…実行時フィールド、
154…承認済みラベルウインドウ、
156…ビュースクリーン、
158A,158B,158C…組織、
160…事業単位、
162…製造設備、
164…ラベル。
【0001】
本発明は一般に製造技術に関し、特に、包装のためのラベリング及びその他の印刷素材の生成に関する。
【背景技術】
【0002】
毎年、個人企業から大企業までにわたる複数の組織が、さまざまな製品を大量に生産し、出荷している。製品と、それら製品を出荷時に納める容器とには、典型的には、各種のラベル及びその他の印刷された包装材が添付されている。それぞれの製品は異なる容器を使用する場合があるため、異なるサイズ及び形状を有する印刷された包装材を必要とする。それに加えて、製造される製品は、当該製品が製造ラインを出る時点から出荷されるまで多数の包装レベルを伴なう場合がある。さらに、健康管理(又は医療)産業及び製薬産業におけるように、各レベルにおけるラベルの形式や内容が厳しく規制されている場合がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
大きな会社では、グラフィックスデザインやレイアウト包装等、ラベルを作成して印刷するための多数の異なるソフトウェアツールを使用している場合がある。会社全体で使用されている各種の包装材に添付する各種のラベルを調整して、全製品にわたりラベリングの規制を確実に遵守することは、組織にとって重要な課題である。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は全般的に、会社等の組織におけるラベリングデータの生成を集中管理して、複数の事業単位(business unit)と、複数の遠隔の製造拠点、印刷センタ又はその他の出力場所との間でラベリングデータを確実に共有するための技術を目的としている。本技術はこのようにして、印刷される出力素材であって、包装する製品及び製造された製品に対して組織が添付する出力素材を制御するための中央システムを提供する。
【0005】
本発明は一実施形態において、ドラフト又は承認済み等の公開状態を有するラベルレコードをデータベースが記憶するラベル管理システムを目的としている。データベースは、製造設備等の複数の出力場所と、事業単位等の、組織に属する複数のグループとを定義する構成データを含む。さらに、データベースは、ラベルレコードに対して、組織に属する1つのグループを関連付ける。ラベルレコードマネージャは、ラベルレコードを保守してラベルレコードの公開状態を設定するためのインターフェースを提供する。出力マネージャは、ラベルレコード及び公開状態に基づいて、複数の出力場所のうちの1つにおいてラベルを印刷する。
【0006】
もう1つの実施形態において、本発明は、ラベルレコードと関連付けられたラベルデータとをデータベースが記憶するラベル管理システムを目的とする。ラベルレコードマネージャは、ラベルレコードの作成及び変更を制御し、ラベルレコードに施された変更を追跡する改訂制御モジュールを含む。改訂制御モジュールは、ラベルレコードに対する変更ログを保持し、ラベルレコードの変更履歴を提供する。
【0007】
もう1つの実施形態において、本発明は、少なくとも1つのグループ及び少なくとも1つの出力場所をそれぞれ有する複数の組織を定義した構成データを記憶することを含む方法を目的とする。本方法はさらに、各組織が対応するラベルレコードを作成する際に使用するインターフェースを提供することと、上記組織のための対応する出力場所において選択的にラベルを印刷することとを含む。
【0008】
他のシステムと、方法と、命令及びデータを記憶する、コンピュータが読み取り可能な媒体とを含むこれらの実施形態及び他の実施形態について、本明細書及び請求の範囲に記載している。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、ある会社が複数の事業単位及び複数の製造拠点にわたって共通の管理処理を開発して、そのため非集中処理(分散処理)に固有の冗長性や非効率性を排除できるようにすることを含む、多くの利点をもたらす。
【0010】
会社は例えば、さまざまな事業単位向けの標準化されたグラフィックスを容易に生成しかつ管理し、これにより、会社は、流通チャンネルや顧客市場へ出て行くラベルの外観をより統一された(すなわち一貫性のある)正確なものにすることができる。集中化されたラベル管理システムは、新たな包装のためのラベル及びその他の印刷素材をデザインして作成するようにユーザらが共同作業する際に使用可能な集中化された作業スペースを提供し、既存のラベルテンプレートやグラフィックスの再利用を促進することにより、サイクル時間を短縮することができる。
【0011】
さらに、集中化されたラベル管理システムにより、会社は、さまざまなサイズやレイアウト及び形式を含む利用可能なラベルとともに、ラベルが印刷される出力媒体を、より簡単に制御しかつ管理できるようになる。特に、複数の製造設備や印刷センタ等、多数の出力場所が同じラベリングデータを受信することにより、包装及び製造された製品のために同一のラベル及びその他の印刷素材を印刷することができる。本システムはまた、組織全体にわたりラベリングの変更を迅速に伝達するための効率的な機構を提供する。
【0012】
集中化されたラベリングシステムのもう1つの利点は、1つの設備から別の設備への製品の移転を支援できることである。言い換えると、ラベリングデータを集中管理できるため、会社は、ラベリング情報を転送する必要なく、製品をある製造設備から別の製造設備へ移転させることができる。この処理は、複数の独立したワークステーション上で動作する従来のデスクトップ型グラフィックデザインツールを用いた場合には困難なことがある。
【0013】
集中化されたラベル管理システムはラベリングデータを生成して保守するための改訂制御モジュールを提供する。本システムは例えば、ラベルテンプレートやグラフィックスをチェックインしかつチェックアウトする機構を含む。本システムはラベルの変更を追跡して、改訂履歴及びその他の変更情報を提供することができる。
【0014】
集中化されたラベル管理システムによって提供されるもう1つの利点は、必要なときに当該システムへラベルデータを配信する仕方を合理化することにより「オンデマンド」印刷システムをサポートしかつ促進することにある。言い換えると、ある会社がある製品の製造を決定した際に、ラベルデータを複数の印刷システムへ迅速に配信できることにより、当該会社は、任意の「ジャストインタイム」の製造及び供給契約と、当該会社がサービスを提供できるその他の取引関係とを満たすことができる。それに加えて、ラベル管理システムは、印刷時に、バッチコード、ロットコード、製造データ、シリアル番号等の情報を要求する「実行時」ラベルフィールドをサポートしている。
【0015】
本発明の1つ又は複数の実施形態の詳細を添付の図面及び以下の説明で開示する。本発明の他の特徴、目的及び利点は、本明細書の記述や図面、及び請求の範囲から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図1は、一般に、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータを集中管理するシステム2を示すブロック図である。特に、会社又はその他の組織における、集合的に事業単位4として表された事業単位4A乃至4Nの、権限を有するユーザらは、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製造される製品のための包装ラベル又はその他の印刷された素材を生成して管理する。遠隔の複数の製造設備6、印刷センタ14又はその他の出力場所は、製造された製品を包装する際に、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、会社による承認済みのラベルのためのラベルデータを読み出す。
【0017】
ラベル管理システム12により、事業単位4と、グラフィックデザイン会社16等の他の遠隔のユーザとが、ラベルを定義して承認できるようになる。これには、サイズ、レイアウト、グラフィックス、フォーマット、警告メッセージ等を含む印刷されるラベルのすべての外観及び特徴を制御するとともに、ラベルが印刷される出力媒体及び印刷装置を制御することを含む。このように、ラベル管理システム12によって、会社は、複数の製造設備6により市場に提供されるラベルのレイアウト及び概観をより良好に制御することができる。特に、ラベル管理システム12は、複数の製造設備6と印刷センタ14等の他の出力場所とが同じラベリングデータを受信し、従って、複数の異なる印刷場所において、製造される製品のために同一のラベル及びその他の包装材を印刷することを保証する。それに加えて、ラベル管理システム12は、製造プロセスの間に使用されるラベルを制御することに使用可能である。
【0018】
ラベル管理システム12は、任意のラベリング装置又はシステムと共に使用可能であり、また、ラベル又はその他の媒体を印刷することに使用可能であり、あるいは、折り畳み式カートン、箱、可撓性フィルム等の包装材の上に直接に印刷することに使用可能である。同様に、ここに定義されるラベルデータは、例えば製造時点で製品に取り付けられた無線周波数識別(RFID)タグのプログラミングを含む、各種の包装目的に使用可能である。例えば、RFIDタグは、ロットコード、製造日、シリアル番号、UPCコード又はその他のラベルデータを用いてプログラミングされてもよい。
【0019】
事業単位4、製造設備6、グラフィックデザイン会社16又は印刷サービス14内で権限を有するユーザは誰でも、ネットワーク9を介してラベル管理システムにアクセスすることができる。ユーザは、事業単位6A内の包装技術者や、製造設備6A内のプラントオペレータや、グラフィックデザイン会社16内のグラフィックデザイナや、又は印刷センタ14内の顧客サービス代表者のような、権限を有する任意の個人であることが可能であり、地理的に分散していてもよい。以下に述べるように、ユーザ4は、ラベル管理システム12と対話することにより、ラベルデータを作成し、更新し、及びアーカイブに保存する(アーカイブ化する)とともに、製造される製品のためのラベルを生成することが可能である。
【0020】
事業単位4又はグラフィックデザイン会社16内のグラフィックデザイナは、例えばラベルに用いる会社の商標を表示する、特注のグラフィックスを作成することができる。包装技術者はラベル管理システム12を用いて、ラベルテンプレートを作成し、製品の種々の「包装レベル」のためのラベリング戦略を定義することができる。ここで述べるように、複数の包装レベルは、製品が製造ラインを出た時点から出荷されるまでに当該製品が通過する包装プロセスを記述する。あるラベルを包装レベル1に指定することは、例えば、当該ラベルが製品自体の上に直接に配置されるべきであることを示す場合がある。ラベルを包装レベル3に指定することは、10個の個々の製品を保持しているカートンの上にラベルが配置されるべきであることを示す場合がある。ラベルを包装レベル6と指定することは、12個のカートンが詰め込まれたケース上にラベルが配置されるべきであることを示す場合がある。最後に、テンプレートを包装レベル8に指定することは、ラベルが200個のケースを載せて出荷される木箱(crate)に配置されるべきであることを示す場合がある。製造設備6A内のプラントオペレータは、ラベル管理システム12と対話してラベルデータを読み出し、包装レベルに基づいて、与えられた製品のための適切なラベルを生成することができる。それに加えて、印刷センタ14内のサービス代表者は、ラベル管理システム12から読み出されたラベルデータに基づいてラベルの大量印刷を実行することができる。
【0021】
各ユーザは、典型的には、ネットワーク9を介したラベル管理システム12との通信及び対話に適した計算装置と対話する。例えば、ユーザは、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータを使用することができ、あるいは、カリフォルニア州サンタクララのパーム・インコーポレイテッド(Palm Inc.)からのパーム(商標)オーガナイザ(Palm organizer)、又はウィンドウズCE(Windows CE)装置等の携帯情報端末(PDA)をも使用することができる。通信装置は、ラベル管理システム12と通信するために、典型的にはワシントン州レッドモンドのマイクロソフト・コーポレーション(Microsoft Corporation)からのインターネット・エクスプローラ(Internet Explorer)(商標)等のウェブブラウザである、通信ソフトウェアを実行する。ネットワーク9は、広域ネットワーク、ローカルエリアネットワーク、又はワールドワイドウェブ等のグローバルなコンピュータネットワークのような、データ通信に適した任意の通信リンクを表す。
【0022】
事業単位4は、ラベル管理システム12と対話することにより、複数の製造拠点6のための共通のラベル管理処理を開発し、従って分散処理に固有の冗長性や非効率性を排除することができる。事業単位4は例えば、標準化されたグラフィックスを生成して管理し、これにより、会社は、流通チャンネル及び顧客市場へ出て行くラベリングの外観をより統一された正確なものにすることができる。以下に述べるように、事業単位6は、包装に用いられる種々のサイズ、レイアウトやフォーマットを含むラベルとともに、ラベルが印刷される出力媒体を制御しかつ管理することができる。これにより会社は、出荷される製品に付与されて市場に提供されるラベルの制御を改善することができる。特に、複数の製造設備6及び印刷センタ14等の複数の出力場所や、単一の場所内における複数の出荷装置は、同じラベリングデータを受信し、従って、包装材及び製造される製品のために同一のラベル及び他の印刷素材を印刷することができる。その結果、中央のラベル管理システム12へのアクセスを提供することにより、組織全体にわたりラベルの変更を普遍的かつ瞬間的に伝達することができる。
【0023】
ラベル管理システム12の1つの利点は、ある製造設備6からもう1つの製造設備への製品の移転を支援できることにある。言い換えると、ラベル管理システム12はラベリングデータを集中管理するため、例えば事業単位4Aは、ラベルのレンダリングに必要な1つ又は複数のデジタルファイル等のラベリング情報を転送する必要なく、製品を製造設備6Aから製造設備6Bへ移転させることができる。この処理は、典型的にはスタンドアローン型ワークステーション上で動作する従来のデスクトップ型グラフィックデザイン及びラベル作成ツールでは困難な場合がある。
【0024】
ラベル管理システム12のもう1つの特徴は、以下に述べるように、ラベリングデータを生成して保守するための改訂制御モジュールが組み込まれている点である。ラベル管理システム12は例えば、ラベルを生成することと、製造設備6や印刷センタ14による使用のためにラベルを承認することと、後の照合のためにラベルをアーカイブに保存しかつタイムスタンプを付与することとを含む、プロセスのあらゆる段階を通じてラベリングデータを制御する改訂制御モジュールを含む。ラベル管理システム12は例えば、ラベルテンプレート、グラフィックス、及びラベルデータ全般へのアクセスを制御するためのチェックイン及びチェックアウト手順をサポートする。さらに、ラベル管理システム12のこれらの特徴は、ラベルの変更を追跡して、改訂履歴及びその他の変更情報を提供するのに有用である。
【0025】
ラベル管理システム12は、必要なときに当該システムへラベルデータを配信する仕方を合理化することにより「オンデマンド」印刷システムをサポートしかつ簡便にする。言い換えると、ある会社が製品の製造を決定した場合に、ラベルデータを複数の印刷システムへ迅速に配信することができ、それにより、当該会社は、任意の「ジャストインタイム」の製造及び供給契約と、その会社がサービスを提供する他の取引関係とを満たすことができる。
【0026】
図2はラベル管理システム12をより詳細に示すブロック図である。ウェブサーバ20は、ユーザ18がネットワーク9を介してラベル管理システム12と通信するために用いるインターフェースを提供する。1つの構成において、ウェブサーバ20は、ワシントン州レッドモンドのマイクロソフト・コーポレーションからのインターネット・インフォメーション・サーバ(Internet Information Server)(商標)等のウェブサーバソフトウェアを実行する。このように、ウェブサーバ20は複数のソフトウェアモジュール21に従って複数のユーザ18との対話環境を提供するが、これらのモジュールには、アクティブサーバページ(Active Server Pages)、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)又は動的HTMLで書かれたウェブページ、アクティブX(ActiveX)モジュール、ロータス(Lotus)スクリプト、ジャバ(Java)スクリプト、ジャバアプレット(Java Applets)、分散コンポーネントオブジェクトモジュール(DCOM)等が含まれる。
【0027】
ソフトウェアモジュール21は、ウェブサーバ20によって提供される動作環境内で動作する「サーバ側」ソフトウェアモジュールとして図示されているが、複数のユーザ18によって使用される計算装置上で動作する「クライアント側」ソフトウェアモジュールとしても容易に実装可能である。ソフトウェアモジュール21は例えば、計算装置上で動作しているウェブブラウザにより実行されるアクティブXモジュールとして実装可能である。
【0028】
ソフトウェアモジュール21は、テンプレートデザインツール22、テンプレートマネージャ24、グラフィックデザインツール26、グラフィックスマネージャ28、管理(Admin)モジュール30、レコードマネージャ32、出力マネージャ34、及びアプリケーションプログラミングインターフェース(API)36を含む多数のモジュールを含んでいてよい。ソフトウェアモジュール21はデータサーバ40と対話することにより、グラフィックス42A、テンプレート42B、ラベルレコード42C、及び構成(config)データ42Dを含む多数のデータ記憶装置42へアクセスする。各データ記憶装置42は、データ記憶ファイル、又は1つ又は複数のデータベースサーバ上で動作する1つ又は複数のデータベース管理システム(DBMS)を含む多数の異なる形式で実装可能である。データベース管理システムは、関係データベース管理システム(RDBMS)、階層的データベース管理システム(HDBMS)、多次元データベース管理システム(MDBMS)、オブジェクト指向データベース管理システム(ODBMS又はOODBMS)、又はオブジェクト関係データベース管理システム(ORDBMS)であってよい。さらに、分離して図示したが、複数のデータ記憶装置42は単一のデータベース又はその他のデータ記憶装置構造物として結合されることが可能である。データ記憶装置42は例えば、マイクロソフト・コーポレーションからのSQLサーバ等の単一の関係データベースとして実装可能である。
【0029】
グラフィックス42Aは、ラベル上に印刷する商標、ロゴ及びその他のイメージ画像等の、会社のグラフィックスを含む。グラフィックス42Aは例えば、JPEG、TIFF、GIFF、PDF等を含む多数のフォーマットの任意のもので記憶される個々の画像ファイルとして記憶されていてよい。テンプレート42Bは、ラベルを作成するためのテンプレートを記憶して、典型的には、レイアウト、フォーマット、及び多数のフィールドを記述している。ラベルレコード42Cはユーザ18がラベルテンプレート42Bから生成した多数のラベルのためのラベルデータを記憶する。構成データ42Dは例えば、権限を有するユーザ18、ユーザや会社の選好情報、ラベルのための好ましい出力ストック(基板)、及び利用可能なプリンタを含む構成データを記憶する。さらに、構成データ42Dは事業単位4、製造拠点6、及び製造プロセスの間に使用される各種の包装レベルを定義するデータを含む。
【0030】
テンプレートデザインツール22は、ラベルテンプレートを作成するためにオンラインのラベルデザイン及びレイアウト機能を提供する。言い換えると、テンプレートデザインツール22は、ユーザ18が、テンプレートを構築する際に使用可能なグラフィカルユーザインターフェースを提供する。この処理の間、ユーザ18は、典型的にはテンプレートのサイズ及びレイアウトを定義し、場合によっては印刷時にラベルデータを取り込むためのフィールド数を定義する。テンプレートデザインツール22は、オンラインかつウェブを基礎とするテンプレートデザインツールとして説明されているが、テクリンクス(Teklynx)(商標)からのコードソフト(CodeSoft)(商標)やラベルビュー(LabelView)(商標)等の従来型のラベルデザインソフトウェアを含んでもよく、独立した計算装置上で動作してもよい。
【0031】
ラベルテンプレートを作成した後に、ユーザ18はテンプレートマネージャ24と対話して、テンプレートをラベル管理システム12内へ「チェックイン」する。この処理の間、テンプレートマネージャ24は、テンプレートデザイナ22によって生成されたデータであって、典型的には多数のフィールドを定義する埋め込まれたコードを有するテキストファイルであるデータを解析(パージング)して、解析済みデータをテンプレート42B内へ記憶する。チェックイン処理の間、ユーザは、テンプレートの分類に必要なすべての情報を提供するが、これらの情報には例えば、ラベルテンプレートの名前、テンプレートを使用する可能性のある適切な事業単位4、ラベルが適用可能な市場、テンプレートの「管理者(trustee)」、及びテンプレートを適用すべき対応する(複数の)包装レベルが含まれる。テンプレートを記述した後で、ユーザはテンプレートデザインツール22により生成されたファイルをラベル管理システム12へアップロードし、ラベル管理システム12は、ファイルをテンプレート42Bに記憶する。
【0032】
同様に、グラフィックデザインツール26は、会社の商標や、ロゴ等のグラフィックスを作成するための、ウェブを基礎とするデザインツールを提供する。言い換えると、グラフィックデザインツール26は、ユーザ18が画像を構築する際に使用可能なグラフィカルユーザインターフェースを提供する。あるいは、ユーザ18は、アドビシステム・インコーポレイテッド(Adobe System Incorporated)からのアドビフォトショップ(Adobe Photoshop)(商標)、又はコレル・インコーポレイテッド(Corel, Inc)からのコレルドロー(Corel Draw)(商標)等の従来型のグラフィックデザインソフトウェアを用いてもよい。
【0033】
会社のラベルのためのグラフィックスを作成した後で、ユーザ18はグラフィックスマネージャ28と対話して、グラフィックスをラベル管理システム12内へチェックインする。この処理の間、ユーザ18は、典型的には、JPEG、GIF、TIFF、又はPDFファイル等のグラフィックファイルをラベル管理システム12へアップロードし、ラベル管理システム12は、ファイルをグラフィックスデータ記憶装置42Aに記憶する。
【0034】
管理(Admin)モジュール30は、システム管理者等の権限を有するユーザがラベル管理システム12を設定する際に使用されるインターフェースを提供する。システム管理者は例えば、アクセス権の設定を含むユーザ18のアカウントを管理し、会社及びユーザの多数の選好情報を定義することができる。会社の選好情報の例として、所望の言語による翻訳、署名欄、及び推奨されるラベルのストックがある。ユーザの選好情報の例として、モジュール21へのユーザアクセス権とともに、各ユーザのための承認されたプリンタが含まれる。管理モジュール30により、システム管理者が複数のユーザ18のアクセス権を定義して各種のソフトウェアモジュール21へのアクセスを制御することができる。このように、すべてのユーザがソフトウェアモジュール21のすべてにアクセスできる訳ではない。例えば、グラフィックデザイナはグラフィックスデザイナソフトウェアモジュール26及びグラフィックスマネージャ28へのアクセス権を有するが、プラントオペレータには出力マネージャ34へのアクセス権しか与えないようにできる。
【0035】
さらに、システム管理者は、管理者が包装及び製造に用いられるラベルを特徴付けしかつ記述するための論理的なカテゴリ及び階層を定義できるように、管理モジュール30と対話することができる。システム管理者は例えば、市場、事業単位、及びレベル1乃至8のような包装レベルの階層等の複数のカテゴリを定義することができる。さらに、システム管理者は、ラベル管理システム12がサポートしている多数のラベルフィールドを定義することができる。
【0036】
レコードマネージャ32により、ユーザ18は、ラベルテンプレート42B、グラフィックス42A、及び構成データ42Dに基づいて、包装する製品及び製造される製品上で使用するラベルを定義することができる。言い換えると、ユーザ18はレコードマネージャ32と対話してテンプレートに基づいて新しいラベルを作成し、テンプレートのフィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを書き込む。さらに、レコードマネージャ23により、ユーザは、ラベルのための定義されたフィールドについて各種の特徴や属性を設定することができる。ユーザは例えば、テキスト又はグラフィック要素のフィールドに対する「動的スケーリング」を使用可能にして、ラベル管理システム12に、対応するテキストに対するフォントサイズを動的に選択させたり、あるいはグラフィック要素のサイズを動的に調整させたりすることで、テキスト又はグラフィック要素の全体がラベルフィールド内で表示可能になるようにする。
【0037】
レコードマネージャ32は、形式的な制御モジュール及び手順を統合化して、ラベルレコード42Cを生成して保守する処理を管理する。レコードマネージャ32は例えば、ラベルレコード42Cの生成を、作成から、承認及びアーカイブ化に至るまで制御するための改訂制御モジュールを含む。レコードマネージャ32は例えば、ラベルレコードへのアクセスを制御するためにチェックイン及びチェックアウト機構をサポートし、レコードに施された変更を追跡して改訂履歴及びその他の変更情報を提供する。各ラベルレコードは、ドラフト、ペンディング、承認済み、アーカイブ化、陳腐化、及び置き換え済み等の、対応する状態を有する。
【0038】
ユーザ18がラベルレコードの状態を「ドラフト」から「承認済み」へいったん変更すると、レコードマネージャ34は、PDF(ポータブルドキュメントフォーマット)出力等の、ラベルの電子画像を生成し、画像にタイムスタンプを付与してアーカイブに保存する。あるバージョンの画像を低解像度の「サムネイル」として記憶することにより、ユーザは高解像度の画像全体を読み出すことなく即座に識別することを容易化できる。レコードマネージャ32は、対応するラベルレコードからのデータに対して、アーカイブに保存されたラベル画像を関連付けることによりインデックスの付与や高速の読み出しが可能になる。
【0039】
出力マネージャ34はラベル印刷のあらゆる局面を制御する。ユーザ18がテンプレートを作成して、当該テンプレートをラベル管理システムへ入力し、当該テンプレートに対応するレコードを作成して当該テンプレートのフィールドに書き込むと、出力マネージャ34は、製造設備6又は印刷センタ14においてラベルを印刷可能にする。承認済み状態を有するレコードのみが製造設備6へ「公開」される、すなわち出力マネージャ34を介してユーザ18に対して利用可能にされる。これにより、事業単位4は、製造拠点6の1つが早まって未承認ラベルを使う恐れを気にすることなくデータを管理し、新しいラベルを追加し、かつラベルを更新できるようになる。以下に述べるように、デザインを行なっている最中に、実行時フィールドをテンプレートに追加することができ、それにより、印刷時において、情報の入力を促すプロンプトを出力マネージャ34に表示させる。実行時情報の例として、バッチコード、ロットコード、製造日、シリアル番号等を含む。一実施形態において、ラベル管理システムは、追跡(トラッキング)及びトレースの目的でラベルが印刷される場合に実行時データを記憶する。
【0040】
アプリケーションプログラミングインターフェース(API)36は、外部の計算装置との直接的な接続を確立する機能を提供して、そのような装置が自動的にラベル管理システム12を制御できるようにする。遠隔の計算装置によって提供されるスクリプト又はコマンドラインインターフェース等のフロントエンドモジュールは例えば、API36と直接に通信して、他のソフトウェアモジュール21によって提供されるインターフェースをバイパスすることができる。この方法で、フロントエンドモジュールはラベル管理システム12と自動的に対話して出力を制御することができる。その結果、会社内システムに接続して、例えば製品情報を組み込むような場合にAPI36は有用となりうる。さらに、製造時にAPI36を用いてラベル及びその他の印刷される素材のための実行時情報を自動的に提供することができる。
【0041】
図3は、本発明に基づいた、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータの集中管理を示すフローチャートである。最初に、システム管理者等の権限を有するユーザが管理モジュール30と対話して、ユーザアカウントを設定し、選好情報と、アクセス権と、市場、事業単位及び包装レベル等の論理的なカテゴリとを定義することにより、ラベル管理システム12を構成する(52)。
【0042】
次いで、事業単位4(図1)の権限を有するユーザは、テンプレートデザインツール22及びテンプレートマネージャ24と対話して、ラベルテンプレートを生成して管理する(54)。同様に、事業単位4の権限を有するユーザは、グラフィックデザインツール26及びグラフィックスマネージャ28と対話して、ラベルに印刷するための、会社による承認済みのグラフィックスを生成して管理する(56)。事業単位4の権限を有するユーザは次いで、レコードマネージャ32と対話して、テンプレートに基づいてラベルレコードを作成し、テンプレートのフィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを書き込む(58)。遠隔の製造設備6、印刷センタ14又はその他の出力場所は、出力マネージャ34と対話して、包装する製品及び製造される製品のための承認済みラベルを読み出して印刷する(60)。
【0043】
図4は、テンプレートマネージャ24によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース60の例を示す。権限を有するユーザは、「追加する」ボタン62をクリックすることによりテンプレートをラベル管理システム12へチェックインすることができ、その時ラベル管理システム12は固有の(一意的な)テンプレートID64を自動的に割り当て、公開状態66を「ドラフト」に初期化する。この時点でユーザはテンプレート名68を割り当てることができる。
【0044】
テンプレートマネージャ24によって提供されるインターフェース60は、事業単位4全体にわたりテンプレートを管理するために会社によって定義された論理的なカテゴリをサポートする。例えば新しいテンプレートを追加する際に、ユーザは、会社全体でテンプレートを利用可能にするように、テンプレートにグローバルとマーキングすることができる。あるいは、ユーザはテンプレートの包装レベル、事業単位、及び市場を指定してもよい。管理者(trustee)70は、チェックインされているテンプレートを変更する権限を有するユーザを示し、典型的にはグラフィックデザインツール22を用いてテンプレートを作成したユーザを示す。
【0045】
多くの場合に、ウインドウ72に示されるように、テンプレートは古いテンプレート(旧テンプレート)に置き換えられる場合がある。5×7等のテンプレートのサイズ74は、印刷した際のテンプレートの物理的なサイズを示す。テンプレートマネージャ24により取得されたすべてのパラメータ及び属性はラベル管理システム12に記憶され、レコードマネージャ32及び出力マネージャ34を含む他のソフトウェアモジュール21を用いてユーザが後で利用することができる。ユーザはウインドウ76内でラベルのための印刷素材を指定できる。ラベルを印刷する際に、以下に述べるように、出力マネージャは、オペレータを支援するように、推奨される印刷素材を表示する。最後に、ユーザは、ウインドウ78内にファイル名を入力することにより、テンプレートデザイナ22によって生成されたテンプレートファイルを付加することができる。
【0046】
検索ウインドウ80により、ユーザは、新しいテンプレートを作成する代わりに、記憶されているラベルテンプレート42Bの1つを探し出すことができる。テンプレートを見つけた後で、ユーザはパラメータを変更して「変更する」ボタン82を選択することができる。テンプレートを最終的に仕上げた後で、ユーザは「承認する」ボタン84を選択することによりテンプレートを「承認」することができ、それによりテンプレートが利用可能となる。
【0047】
図5は、グラフィックスマネージャ28によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース87の例を示す。権限を有するユーザは、インターフェース86によって提供される各種のフィールドを埋めるように書き込んだ後で、「追加する」ボタン86をクリックすることによりグラフィックスをラベル管理システム12へチェックインすることができ、その時、ラベル管理システム12は固有のグラフィックIDを自動的に割り当てて、グラフィックの状態を「ドラフト」に初期化する。典型的には、ユーザはグラフィック名89を割り当てて、短い説明90を提供し、グラフィックファイルが置かれているロケーション92を提供する。
【0048】
ユーザはグラフィックをチェックした後で、グラフィックを記述するデータを変更するか、又は画像自体を更新することができる。インターフェース86は、チェックイン及び変更処理の間にユーザが画像をプレビューする際に使用可能なビューワ88を提供する。「承認する」ボタン92を選択することによりグラフィックを承認すると、グラフィックスマネージャ28は状態を承認済みに変化させ、承認日94を記録する。
【0049】
図6乃至図11は、レコードマネージャ32によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース94の例を示す。一般に、インターフェース94により、テンプレートマネージャ22及びグラフィックスマネージャ28によりそれぞれラベル管理システム12にアップロードされたラベルテンプレート及びグラフィックスを用いて、ユーザが、包装する製品及び製造される製品上で使用するラベルを定義することができる。図6を参照するに、ユーザは、レコードマネージャ32によって提供されるインターフェース94と対話して、選択されたテンプレートのフィールドのためのデータを提供する。ユーザは例えば、フィールドにテキスト、グラフィックス又はその他のデータを関連付けることができる。
【0050】
ラベルレコードを作成するには、レコードマネージャ32へのアクセス権を有するユーザは「新規なレコード」ボタン96を選択し、その時ラベル管理システム12は固有のラベルID98を自動的に割り当てて、レコードの状態100を「ドラフト」に初期化する。固有のラベルIDは、例えば各ラベルに単一かつ一意的な制御番号を利用するラベリング変更管理処理を必要とする健康管理及び製薬の産業に見られるような規制を遵守するのに有用である。
【0051】
ユーザはまた、既存のラベルレコードを選択して変更することもできる。インターフェース94は、レコードを選択するための2種類の機構を提供する。ユーザは、例えば会社のラベルID102、包装レベル104、及び対応する製造された部品又は製品106を提供することにより、ラベル管理システム12に対して定義された論理的なカテゴリを横断的に探索することができる。所定の会社のID番号102に対して、各種の包装レベルをカバーする多数のレコードが存在してもよい。これらのレコードは、すべての包装レベルにおいてラベルに表示される必要があるメッセージ又は警告テキスト等の共通データを共有できる関連したファミリーを形成する。ラベルを見つける第2の方法は固有のラベルID98を提供することである。
【0052】
もう1つの実施形態において、レコードマネージャ32は多数のグラフィックのサムネイルを表示し、ユーザは、それらのグラフィックのサムネイルから所望のラベルテンプレートを選択する。レコードマネージャ32は次いで、選択されたラベルテンプレートに関連付けられたグラフィックスを画像で表示して、対応するフィールドに重ねて表示する(オーバーレイする)。
【0053】
ラベルレコードを作成する際に、ラベル管理システム12は、更新されたラベルを製造設備6が使うときをユーザが制御できるようにする。これは、医療や製薬産業のように、ラベルが変化した特定の時点を製造会社が記録するよう求められる厳格な規制を受ける産業において有用であろう。特に、ユーザはレコードを「パススルー型」として又は「非パススルー型」として分類することができる。出力マネージャ34は、更新されたラベルが「パススルー型」に指定されていれば当該更新されたラベルを直ちに使用する。ユーザがパススルー型ラベルレコードを承認すると、直ちに旧レコードが置き換えられて、旧レコードに対するラベルの画像がPDF等のグラフィックフォーマットでアーカイブに保存されることにより、旧ラベルの永久レコードが作成される。
【0054】
非パススルー型ラベルの場合、出力マネージャ34は、更新されたラベルレコードが、置き換えられるラベルレコードに代えて使用されるときを製造設備6が制御できるようにする。これは、バッチ実行の終了まで又は現在の在庫品を使い切るまでの所望の期間にわたって、製造設備6が旧ラベルを印刷できるようにするものである。このプロセスの間、ラベル管理システム12は、会社のID番号により制御されたラベルレコード42C内の複製のラベルレコードを自動的に保持する。製造設備6は、旧レコードを更新されたものに置き換えるときを選択できる。
【0055】
インターフェース94は、テキストやグラフィックス等の情報を、選択されたラベルテンプレート内の対応するフィールドにマッピングするための多数のデータ入力ウインドウ108を提供する。言い換えると、データ入力ウインドウ108は、承認済みの会社の包装ラベル上に存在することが可能であり、システム管理者又はその他の権限を有するユーザにより最初に定義される情報の論理的要素を提供する。一実施形態において、インターフェース94は選択されたテンプレートに存在するフィールドだけを表示する。この実施形態において、レコードマネージャ32は対応するラベルテンプレートに対して定義されたフィールドを決定し、データ入力ウインドウ108内にそれらフィールドを提供する。データ入力ウインドウ108は、テンプレート作成の間、ユーザからの入力がテンプレートマネージャ24内で定義された制約に合致することを必要とする。この方法で、テンプレートは各フィールドの文字数及びフォーマットを制御することができる。
【0056】
製品データ入力ウインドウ108Aは、選択されたラベルレコードに対する製品特有のデータを取り込むものであり、製品の主なデータ入力ウインドウ110A、原産地−住所データ入力ウインドウ110B、及び自由なテキストデータ入力ウインドウ110Cを含む3つのウインドウを含む。図7に示すように、原産地−住所データ入力ウインドウ110Bにより、ユーザは、製品の原産国112、ラベルに利用可能な翻訳114、及び製造業者の住所116を指定することができる。自由なテキストデータにより、ユーザは、ラベルに「50%値引き」や又は「1個買えば1個無料進呈」等のさまざまなメッセージを追加することができる。
【0057】
図8は、ユーザインターフェース94の包装レベルデータ入力ウインドウ108Bを示す。包装レベルデータ入力ウインドウ108Bにより、ユーザは、製造する製品の包装レベルを識別することができる。特に、ユーザは各包装レベル122内で製品の数量120を定義し、各レベルにおけるサイズや重量等、各種の特徴を定義することができる。さらに、ユーザは各包装レベルについて構成部分及び容器を表すグラフィックアイコンを選択することができる。ウインドウ124は包装プロセスをグラフィックに表示する。
【0058】
図9は、ユーザインターフェース94のテンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cを示す。テンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cにより、ユーザは、現在のラベルレコードに対応するテンプレート126を識別することができ、テンプレート−部分データ入力ウインドウ108Cは、ラベル並びにラベルに関連付けられた対応するフィールド130をグラフィックに表現した画像128を表示する。
【0059】
図10は、ユーザがテンプレート内で各種のフィールド134にグラフィックス132を割り当てることができるユーザインターフェース94のグラフィックスデータ入力ウインドウ108Dを示す。グラフィックス132は、ビットマップ(BITMAP)、JPEG、TIFF、GIFF、EPS等を含む任意のタイプのフォーマットであってよい。
【0060】
図11は、ユーザがラベルのために1つ又は複数の言語136を選択して、1つ又は複数のフィールドに翻訳テキスト138を入力できる、ユーザインターフェース94の翻訳データ入力ウインドウ108Eを示す。この方法で、ラベルのいずれのテキストも、多言語で表記されることが可能である。一実施形態において、ラベル管理システム12はユニコード(Unicode)に準拠しおり、広範な文字セットを容易にサポートできる。
【0061】
再び図6を参照するに、ユーザがデータ入力処理を完了した場合、ユーザは、「承認する」ボタン140を選択することによりラベルを承認することができる。承認されると、グラフィックス及び選択されたラベルのフィールドに関連付けられた他のデータに基づいて、レコードマネージャ32が結果のラベルの画像をPDFファイル等として生成する。さらに、レコードマネージャ32は画像にタイムスタンプを付与して画像をアーカイブに保存することにより、製造設備6による使用のために利用できる真正なラベルの視覚的表現を記録する。ラベル管理システム12は、現在のレコードからのデータをアーカイブに保存された画像に関連付けることにより、インデックスの付与及び高速の読み出しが可能になる。
【0062】
図12乃至図14は、出力マネージャ34によって提供される、ウェブを基礎とするユーザインターフェース140の例を示す。一般に、インターフェース140が製造設備6によるラベル印刷のあらゆる局面を制御する。図12を参照するに、製造設備6の1つの中のプラントオペレータ等のユーザは、最初にデータソース選択ウインドウ142と対話して、ラベル管理システム12からネットワーク9を介してラベルデータを読み出すか、それともデータ記憶装置42のローカルコピーからラベルデータを読み出すかを選択する。このオプションは、ネットワーク9が利用不可能な状況にあっても製造を続行するために有用である。特に、ラベル管理システム12は、データ記憶装置42又はその一部の内容の複製を、各製造設備6及び印刷センタ14内のローカルサーバに保存することができる。
【0063】
データソースを選択した後で、ユーザは次いで検索ウインドウ144を用いて所望のラベルレコードを選択する。特に、ユーザは固有のラベルIDを入力するか、又は会社のID及び対応する包装レベルと部品を入力することができる。承認済み状態を有するラベルレコードのみが、ユーザにとって、出力マネージャ34を介して利用可能となっている。これにより事業単位4は製造設備6が早まって未承認ラベルを使う恐れを気にすることなく、ラベルデータを管理し、新規なラベルを追加し、ラベルを更新できるようになる。
【0064】
図13に示されたように、ラベルが識別されると、出力マネージャ34はラベルレコード42Cからラベルの詳細データを読み出して、ウインドウ146内にデータを表示する。インターフェース140は、ユーザによる照合のためにこの情報を編集不能な形式で表示する。さらに、インターフェース140は、例えばロット番号やバッチがコード等のデータを取り込むために、フィールド150と152等の任意の実行時フィールド148を表示する。次いで、プラントオペレータは、数量150及び利用可能なプリンタ152を選択する。上述のように、出力マネージャ34は、構成データ42D内のアクセス設定に基づいて、利用可能なプリンタ152のリストを制御する。
【0065】
図14に示されたように、出力マネージャ34の承認済みラベルウインドウ154を見ることにより、印刷されたラベルを、レコードマネージャ32によってアーカイブに保存されている承認済みラベルとの比較で照合する能力が提供される。特に、ユーザは典型的には単一のラベルを印刷して、ビュースクリーン156に表示されるアーカイブに保存された画像に対して、印刷されたラベルを比較することができる。アーカイブに保存されたラベルに対する照合は、従来型システムで一般に利用可能な印刷プレビューを実施するよりもさらに正確である。印刷プレビューは、真正な承認済みバージョンを表示することとは対照的に、単に印刷されようとしているラベルを表示するだけである。この特徴は規制を受ける産業において特に有用であろう。ユーザは、ラベルを照合すると、印刷モード及び数量を選択し、個々に、連続的に、又はその組み合わせで印刷する。それに代わって、ユーザは、生成されたラベルを、EPSやビットマップ等、各種のフォーマットで、コンピュータが読み取り可能なファイルに記憶してもよい。ユーザは次いで、大量のバッチ印刷を実行するように、生成されたラベルを高機能印刷サービスへ送付してもよい。
【0066】
図15はシステム156を示すブロック図である。このシステムにおいて、ラベル管理システム12は、集合的に組織158で表された複数の組織158A乃至158C向けにラベリングデータのホスティング機能を提供することにより、組織158が、包装する製品及び製造される製品全般向けのラベリングデータを集中管理できるようになる。組織158の各々は1つ又は複数の事業単位160を含み、各事業単位160は、ネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製造される製品のための包装ラベル又はその他の印刷素材を生成して管理する。各組織158はまた、遠隔の製造設備162、印刷センタ又はその他の出力場所を含んでもよく、それらはネットワーク9を介してラベル管理システム12と対話して、製品を製造する際に、会社による承認済みのラベルのラベルデータを読み出す。さらに、組織体158C等の組織体158は、別個の事業単位160又は製造設備162を持たなくてもよいが、数箇所からラベルデータも管理して出力してもよく、あるいは単一のワークステーション及びプリンタからラベルデータを管理して出力しさえしてもよい。
【0067】
この構成において、ラベル管理システム12は、関連付けられた組織体158に基づいてデータ記憶装置42内のラベルデータを組織的に編成する。言い換えると、すべてのテンプレート、ユーザ、グラフィックス、レコード及びその他のラベルデータは、組織158のうちの1つに関係し、他の組織158からはアクセスできない。
【0068】
この方法で、ラベル管理システム12は、個人企業から大企業に至るあらゆる規模の組織158をサポートすることができる。ラベル管理システム12は事業組織158に対しさまざまな方法で料金を請求することができる。例えば、ラベル管理システム12は、事業組織158に対し、事業組織158の各々により記憶されたラベルレコード、テンプレート及びグラフィックス、あるいはそれらの任意の組み合わせの個数に基づいてデータウエアハウス料金を請求することができる。ラベル管理システムはまた、組織158内におけるユーザからのアクセス数に基づいて料金を請求することができる。さらに、ラベル管理システム12は、加入(又は定期契約)サービス料金、又は印刷されたラベルの数量に基づいて料金を請求することができる。
【0069】
それに代わって、ラベル管理システム12は、他のサービスや包装材と合わせて付加価値サービスとして提供されてもよい。例えば、ラベル管理システム12によって提供されるサービスは、包装テープ等の包装材の販売と合わせて組織体158に提供されてもよい。
【0070】
図16は、製造設備6の1つであるような出力場所において出力マネージャ34により生成された2個のラベルの例162,164を示す。各ラベル162,164は、対応するラベルレコードにより各々のラベルテンプレートのフィールドに関連付けられた各種のテキストやグラフィックスを含んでいる。
【0071】
本発明の各種の実装及び実施形態について説明してきた。例えば、製造される製品のための包装ラベル又はその他印刷素材を生成して管理するためのラベル管理システムについて説明した。システムの構成要素はサーバ側の構成要素、クライアント側の構成要素、又はその組み合わせで実装可能である。それにもかかわらず、本発明から逸脱することなく各種の変更が施され得ることを理解されたい。従って、これら及び他の実施形態は添付の請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】ラベル管理システムの例を示すブロック図である。
【図2】図1のラベル管理システムをさらに詳しく示すブロック図である。
【図3】本発明に基づく、包装する製品及び製造される製品のためのラベリングデータの集中管理を示すフローチャートである。
【図4】テンプレートマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図5】グラフィックスマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図6】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図7】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図8】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図9】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図10】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図11】レコードマネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図12】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図13】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図14】出力マネージャが表示する、ウェブを基礎とするユーザインターフェースの例を示す図である。
【図15】複数の組織のラベリングデータをホスティングするラベル管理システムを示すブロック図である。
【図16】本発明に基づく、ラベル管理システムにより出力場所で作成されたラベルの例を示す図である。
【符号の説明】
【0073】
2…ラベリングデータを集中管理するシステム、
4,4A,4N…事業単位、
6,6A,6M…製造設備、
9…ネットワーク、
12…ラベル管理システム、
14…印刷センタ、
16…グラフィックデザイン会社、
18…ユーザ、
20…ウェブサーバ、
21…ソフトウェアモジュール、
22…テンプレートデザインツール、
24…テンプレートマネージャ、
26…グラフィックデザインツール、
28…グラフィックスマネージャ、
30…管理(Admin)モジュール、
32…レコードマネージャ、
34…出力マネージャ、
36…アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、
40…データサーバ、
42…データ記憶装置、
42A…グラフィックス、
42B…テンプレート、
42C…ラベルレコード、
42D…構成(config)データ、
60,86,140…インターフェース、
62…「追加する」ボタン、
64…固有の(一意的な)テンプレートID、
66…公開状態、
68…テンプレート名、
70…管理者、
72,76,78,124,146…ウインドウ、
74…テンプレートのサイズ、
80…検索ウインドウ、
82…「変更する」ボタン、
84…「承認する」ボタン、
87…「追加する」ボタン、
88…ビューワ、
89…グラフィック名、
90…短い説明、
92…ロケーション、
94…承認日、
96…「新規なレコード」ボタン、
98…固有のラベルID、
100…レコードの状態、
102…会社のラベルID、
104…包装レベル、
106…製造された部品又は製品、
108…データ入力ウインドウ、
108A…製品データ入力ウインドウ、
108B…包装レベルデータ入力ウインドウ、
108C…テンプレート−部分データ入力ウインドウ、
108D…グラフィックスデータ入力ウインドウ、
108E…翻訳データ入力ウインドウ、
110A…製品の主なデータ入力ウインドウ、
110B…原産地−住所データ入力ウインドウ、
110C…自由なテキストデータ入力ウインドウ、
112…製品の原産国、
114…翻訳、
116…製造業者の住所、
120…数量、
122…包装レベル、
126…テンプレート、
128…画像、
130,134,150,152…フィールド、
132…グラフィックス、
136…言語、
138…翻訳テキスト、
142…データソース選択ウインドウ、
144…検索ウインドウ、
148…実行時フィールド、
154…承認済みラベルウインドウ、
156…ビュースクリーン、
158A,158B,158C…組織、
160…事業単位、
162…製造設備、
164…ラベル。
Claims (60)
- 組織により製造される複数の異なる製品のための、ラベルレコード及び関連付けられたラベルデータを記憶するデータベースと、
上記組織内の複数のユーザによる上記ラベルレコードの作成及び変更を制御するとともに、上記ラベルレコード及び上記関連付けられたラベルデータに施された変更を追跡する改訂制御モジュールを含むラベルレコードマネージャと、
上記複数のユーザからの入力を受信し、上記異なる製品に添付されるラベル媒体上に印刷するラベルレコードに対する選択的なアクセスを上記ユーザに許可する出力マネージャとを備えたシステム。 - 上記ラベルレコードマネージャの改訂制御モジュールは、上記ラベルレコードの変更ログを保持し、上記ラベルレコードに対する変更履歴を提供する請求項1記載のシステム。
- 上記ラベルレコードマネージャの改訂制御モジュールは、上記ラベルレコード及び上記関連付けられたラベルデータからラベルの画像を生成し、対応する日付及び時刻のタイムスタンプとともに上記画像をアーカイブに保存する請求項1記載のシステム。
- 上記ラベルレコードマネージャの改訂制御モジュールは、ユーザが改訂のためにラベルレコードをチェックインする際及びチェックアウトする際に使用可能なインターフェースを提供する請求項1記載のシステム。
- 上記データベースは、1つ又は複数のフィールドを定義する再利用可能なラベルテンプレートをさらに記憶し、
当該システムは、上記データベースにより記憶された上記ラベルテンプレートを管理するインターフェースを提供するテンプレートマネージャソフトウェアモジュールをさらに備えた請求項1記載のシステム。 - 上記テンプレートマネージャは、上記ラベルレコードに施された変更を追跡する改訂制御モジュールを含む請求項5記載のシステム。
- ラベルレコード及び関連付けられたラベルデータを記憶することと、
上記ラベルレコード及び関連付けられたラベルデータに基づいてラベルの画像を生成することと、
対応する日付及び時刻のタイムスタンプとともに上記画像をアーカイブに保存することとを含む方法。 - 上記ラベルレコードに施された変更をデータベースに記録することをさらに含む請求項8記載の方法。
- 上記記録された変更に基づいて、上記ラベルレコードに対する変更履歴を表示することをさらに含む請求項7記載の方法。
- ユーザがラベルレコードをチェックインする際及びチェックアウトする際に使用可能なインターフェースを提供することをさらに含む請求項7記載の方法。
- ラベルレコード及び関連付けられたラベルデータを記憶することと、
上記ラベルレコード及び関連付けられたラベルデータに基づいてラベルの画像を生成することと、
対応する日付及び時刻のタイムスタンプとともに上記画像をアーカイブに保存することとを、プログラム可能なプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータが読み取り可能な媒体。 - ユーザがラベルレコードをチェックインする際及びチェックアウトする際に使用可能なインターフェースを提供することと、
上記ラベルレコードに施された変更をデータベースに記録することとを上記プロセッサに実行させる命令をさらに含む請求項11記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 所定の公開状態を有するラベルレコードを記憶するデータベースと、
上記ラベルレコードを保守し、かつ上記ラベルレコードの公開状態を設定するインターフェースを提供するラベルレコードマネージャと、
上記ラベルレコード及び上記公開状態に基づいて、複数の出力場所のうちの1つにおいてラベルを印刷する出力マネージャとを備えたシステム。 - 上記ラベルレコードマネージャは、ユーザが上記公開状態をドラフト状態と承認済み状態との間で選択的に変更する際に使用可能なインターフェースを提供する請求項13記載のシステム。
- 上記データベースは、複数の出力場所と、組織に属する複数のグループとを定義する構成データを含み、
上記データベースは、上記ラベルレコードを、上記組織に属するグループのうちの1つと関連付ける請求項13記載のシステム。 - 上記複数のグループは複数の事業単位を含み、上記複数の出力場所は複数の製造設備を含む請求項13記載のシステム。
- 上記ラベルレコードマネージャは改訂制御モジュールを含む請求項13記載のシステム。
- 所定の公開状態を有するラベルレコードを記憶することと、
上記ラベルレコードの公開状態を設定するインターフェースを提供することと、
上記ラベルレコード及び上記公開状態に基づいて、複数の出力場所のうちの1つにおいてラベルを印刷することとを含む方法。 - ラベルテンプレート及びラベルデータを記憶することをさらに含み、
上記ラベルレコードは、上記ラベルデータを上記ラベルテンプレートのフィールドと関連付ける請求項18記載の方法。 - 組織内の複数のグループを定義する構成データを記憶することと、
各ラベルテンプレートを上記グループのうちの1つと関連付けることとを含む請求項19記載の方法。 - 所定の公開状態を有するラベルレコードを記憶することと、
上記ラベルレコードの公開状態を設定するインターフェースを提供することと、
上記ラベルレコード及び上記公開状態に基づいて、複数の出力場所のうちの1つにおいてラベルを印刷することとを、プログラム可能なプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータが読み取り可能な媒体。 - 上記命令は、上記プロセッサにラベルテンプレート及びラベルデータを記憶させ、
上記ラベルレコードは、上記ラベルデータを上記ラベルテンプレートのフィールドと関連付ける請求項21記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 上記命令は、
組織内の複数のグループを定義する構成データを記憶することと、
各ラベルテンプレートを上記グループのうちの1つと関連付けることとを上記プロセッサに実行させる請求項19記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 複数の事業単位及び製造設備を有する組織を定義する構成データを記憶するデータベースを含むラベル管理ソフトウェアシステムであって、
ラベル管理システムは、上記事業単位のうちの1つに関連付けられたラベルレコードを作成して、上記ラベルレコード及び上記関連付けられた事業単位に基づいて上記製造設備のうちの1つにおいて選択的にラベルを印刷するラベル管理ソフトウェアシステム。 - 上記データベースは、複数の包装レベルを定義する構成データを記憶し、
さらに、上記ラベルレコードは、上記包装レベルのうちの少なくとも1つを指定する請求項24記載のシステム。 - 上記ラベル管理システムはさらに、
ラベルテンプレート及びラベルデータから上記ラベルレコードを作成するラベルレコードマネージャと、
アクセス権を有するユーザにラベルを印刷する権限を与えたときに、上記ラベルの印刷を制御する出力マネージャとを含む請求項24記載のラベル管理システム。 - 複数の事業単位及び製造設備を定義する構成データを記憶することと、
ラベルレコード及び対応するラベルデータを記憶することと、
上記ラベルレコードを上記事業単位と関連付けることと、
上記ラベルレコードの1つを選択することと、
上記選択されたラベルレコード及び上記関連付けられた事業単位に基づいて上記製造設備のうちの1つにおいてラベルを印刷することとを含む方法。 - 複数の包装レベルを定義する構成データを記憶することと、
各ラベルレコードを1つの包装レベルと関連付けることとを含む請求項27記載の方法。 - 複数のラベルレコードを関連付けて、関連したラベルレコードのセットを形成することをさらに含む請求項27記載の方法。
- 上記関連したラベルレコードのセットに関連付けられた包装レベルをグラフィックに表示することをさらに含む請求項29記載の方法。
- ラベルレコードと、それに関連付けられかつアーカイブに保存されたラベルのラベル画像とを記憶するデータベースと、
上記ラベルレコードのうち選択された1つからラベルを印刷する出力モジュールとを備え、上記出力モジュールは、上記アーカイブに保存されたラベル画像であってかつ上記選択されたラベルレコードに関連付けられたラベル画像を提供するインターフェースを含むを含むシステム。 - 上記データベースは、1つ又は複数の実行時フィールドを定義する再利用可能なラベルテンプレートをさらに記憶し、
上記出力マネージャは、上記ラベルを印刷する際に実行時フィールドを表示して実行時情報をの入力を促すプロンプトを表示する請求項31記載のシステム。 - 上記データベースは、中央のデータベースから、製造設備に配置されたローカルなデータベースに複製され、
さらに、上記出力モジュールは、上記中央のデータベースと上記ローカルなデータベースとに選択的にアクセスする請求項31記載のシステム。 - ラベルレコードと、それに関連付けられかつアーカイブに保存されたラベル画像とを記憶することと、
上記ラベルレコードの1つを選択することと、
上記アーカイブに保存されたラベル画像であってかつ上記選択されたラベルレコードに関連付けられたラベル画像を、ユーザが照合するように表示することと、
上記照合の結果を示す入力を受信した後でラベルを印刷することとを含む方法。 - 1つ又は複数の実行時フィールドを定義するラベルテンプレートを記憶することと、
上記ラベルを印刷する際に実行時フィールドを表示して、ユーザに実行時情報の入力を促すプロンプトを表示することとをさらに含む請求項34記載の方法。 - 上記実行時情報は、少なくともバッチコードとロットコードを含む請求項35記載の方法。
- 上記ラベルレコードと、それに関連付けられかつアーカイブに保存された画像とを、中央のデータベースから製造設備に配置されたローカルなデータベースに複製することと、
上記ラベルレコードと、それに関連付けられかつアーカイブに保存された画像とを、ユーザの選択に基づいて上記中央のデータベース及び上記ローカルなデータベースから選択的に読み出すこととをさらに含む請求項34記載の方法。 - ユーザが上記ラベルレコードに対して所定の公開状態を設定した際に、上記ラベルレコードから、アーカイブに保存される画像を生成することをさらに含む請求項34記載の方法。
- ラベルレコードと、それに関連付けられかつアーカイブに保存されたラベルの画像とを記憶することと、
上記ラベルレコードの1つを選択することと、
上記アーカイブに保存されたラベル画像であってかつ上記選択されたラベルレコードに関連付けられたラベル画像を、ユーザが照合するように表示することと、
上記照合の結果を示す入力を受信した後でラベルを印刷することとをプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 1つ又は複数の実行時フィールドを定義するラベルテンプレートを記憶することと、
上記ラベルを印刷する際に上記実行時フィールドを表示して、実行時情報の入力をユーザに対して促すプロンプトを表示することとを上記プロセッサに実行させる命令をさらに含む、請求項39記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。 - 複数のフィールドと、包装レベルと、1つ又は複数の関連付けられた事業単位とを定義するラベルテンプレートと、
テキスト及びグラフィックスを含むラベルデータと、
上記ラベルデータを上記ラベルテンプレートのフィールドと関連付けるラベルレコードと、
1つ又は複数の遠隔の出力場所を定義する構成データとを備えたデータを含む、コンピュータが読み取り可能な媒体。 - 上記構成データは、1つ又は複数の製造設備を定義する請求項41記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 上記ラベルレコードが第2のラベルレコードに置き換えられるときを制御するパススルーフラグをさらに備えた請求項41記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- 上記構成データは、複数のユーザと、上記複数のユーザに対するアクセス制御権限とを定義する請求項41記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- ラベルテンプレート及び上記ラベルテンプレートにラベルデータを関連付けるラベルレコードを記憶するデータベースと、
上記ラベルテンプレートが1つ又は複数のフィールドを定義するように、上記ラベルテンプレートを作成するテンプレートデザインツールと、
グラフィックスを作成するグラフィックスデザインツールと、
上記テンプレートを解析して、上記テンプレート及びフィールドの情報を上記データベース内へ記憶するテンプレートマネージャソフトウェアモジュールと、
上記グラフィックスデザインツールからグラフィックスを受信して、対応するグラフィックのデータを上記データベース内へ記憶するグラフィックスマネージャと、
上記ラベルテンプレートのフィールド内で上記グラフィックス及びテキストを関連付けるラベルレコードを作成するインターフェースを提供するラベルレコードマネージャソフトウェアモジュールと、
上記ラベルレコードのうちの選択された1つ及び上記関連付けられたグラフィックス及びテキストに基づいてラベルを印刷する出力マネージャソフトウェアモジュールとを含むラベル管理システム。 - 上記データベースは、組織における複数のグループ及び複数の出力場所を定義する構成データを記憶し、
上記テンプレートマネージャは、上記テンプレートを上記グループと関連付けるインターフェースを提供する請求項45記載のラベル管理システム。 - 上記データベースは、関係データベース管理システム(RDBMS)、階層的データベース管理システム(HDBMS)、多次元データベース管理システム(MDBMS)、オブジェクト指向データベース管理システム(ODBMS又はOODBMS)、あるいはオブジェクト関係データベース管理システム(ORDBMS)のうちの1つである請求項45記載のシステム。
- 少なくとも1つのグループ及び少なくとも1つの出力場所をそれぞれ有する複数の組織を定義する構成データを記憶するデータベースと、
上記データベースに接続された計算装置上で動作して、上記グループの権限を有するユーザがラベルレコードを作成する際に使用されるインターフェースを提供し、上記組織の対応する出力場所において選択的にラベルを印刷する複数のソフトウェアモジュールとを備えたラベル管理ソフトウェアシステム。 - 上記ソフトウェアモジュールは、各組織に対する料金を計算し、上記料金を上記データベース内へ記録する請求項48記載のラベル管理システム。
- 上記ソフトウェアモジュールは、
(a)各組織によるアクセス数と、
(b)各組織により記憶されたラベルレコード及びラベルテンプレートの数と、
(c)加入料金と
のうちの少なくとも1つに基づいて上記組織に対する料金を計算する請求項49記載のラベル管理システム。 - ラベル管理サービスを提供する方法であって、
少なくとも1つのグループ及び少なくとも1つの出力場所をそれぞれ有する複数の組織を定義する構成データを記憶することと、
上記グループの権限を有する各ユーザがラベルレコードを作成する際に使用されるインターフェースを提供することと、
上記ユーザからの入力に応答して、上記組織の対応する出力場所において選択的にラベルを印刷することとを含む方法。 - 各組織に対する料金を計算し、上記料金をデータベース内に記録することをさらに含む請求項51記載の方法。
- 上記料金を計算することは、
(a)各組織によるアクセス数と、
(b)各組織により記憶されたラベルレコード及びラベルテンプレートの数と、
(c)加入料金と
のうちの少なくとも1つに基づいて料金を計算することを含む請求項52記載の方法。 - 少なくとも1つのグループ及び少なくとも1つの出力場所をそれぞれ有する複数の組織を定義する構成データを記憶することと、
上記各組織が対応するラベルレコードを作成する際に使用されるインターフェースを提供することと、
上記組織に対する対応する出力場所において選択的にラベルを印刷することとをプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータが読み取り可能な媒体。 - 各組織に対する料金を上記プロセッサに計算させて、上記料金をデータベース内に記録する命令をさらに含む、請求項54記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。
- (a)各組織によるアクセス数と、
(b)各組織により記憶されたラベルレコード及びラベルテンプレートの数と、
(c)加入料金と
のうちの少なくとも1つに基づいて上記プロセッサに料金を計算させる命令をさらに含む、請求項54記載のコンピュータが読み取り可能な媒体。 - ラベルテンプレート及び上記ラベルテンプレートにラベルデータを関連付けるラベルレコードを集中的に記憶する手段と、
組織内の複数のグループ及び複数の出力場所を定義する構成データを記憶する手段と、
上記ラベルテンプレート及びラベルレコードに対する更新を制御する手段と、
上記出力場所においてラベルを印刷する手段とを備えたラベル管理システム。 - 複数の包装レベルを定義する構成データを記憶する手段をさらに備えた請求項57記載のラベル管理システム。
- ラベルテンプレートを作成する手段をさらに備えた請求項57記載のラベル管理システム。
- グラフィックスを作成する手段をさらに備えた請求項57記載のラベル管理システム。
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