JP2005500873A - 陰唇パッド - Google Patents

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キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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Abstract

女性着用者の膣前庭(42)内に配置されるように構成された陰唇パッドのような吸収性物品(40)である。陰唇パッドは、月経のため、失禁防護のため、又はその両方のために女性が着用することができる。

Description

【0001】
本出願は、2001年6月8日付けの米国特許仮出願第60/297000号と、2001年8月27日付けの米国特許仮出願第60/315257号に基づく優先権を主張するものである。
【0002】
(技術分野)
本発明は一般に、吸収性物品に関する。より詳細には、本発明は、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成された陰唇パッドのような吸収性物品に関する。
【0003】
(背景技術)
月経流体のような、身体排出物を吸収するように構成された広汎な種類で多様な吸収性物品は、もちろん良く知られている。婦人衛生に係る分野においては、外陰部領域の付近に外部装着されるように開発された生理用ナプキンと、膣腔内に滞在し、そこからの月経血の流れを遮断するように開発されたタンポンという、婦人衛生保護の2つの基本形式が提供されている。単一形式の装置に両者の構造的特徴を融合することを試みている混合型の婦人衛生保護装置も提案されてきたが、構造上の及び解剖学的な機能上の明白な欠点が永続化したために、適切な利点を得る努力の影が薄くなり、あまり受け入れられていない。陰唇又は陰唇間装置として知られ、着用者の膣前庭の外部に少なくとも一部分的が残るようにされることで特徴付けられる他の挿入量の少ない装置も提案されている。
これらの従来の装置の多くは、女性着用者によって陰唇間に装着される一層小さめの装置に対する消費者の要求を十分に満足させるものではない。それに対応して、幾つかの製造業者は、上述の従来の装置に比べて非常に小さいサイズの陰唇パッドを製造してきた。しかしながら、これらの装置の多くの構成は、女性着用者の間に存在する解剖学的差異の認識に欠けているように見える。例えば、これらの装置の多くの邪魔な幾何学的形状は、長さが比較的長く(例えば100mmより大きく)、その結果として構造要素が陰核及び/又は会陰のような女性の解剖学的に非常に敏感な部分に刺激のある接触をすることになる。より長さの短い装置が提案されているが、これらの短めの装置の多くは、女性着用者の陰唇間スペースと接触するのに十分な表面積をもたず、製品が陰唇間スペースから外れたり、あまり適切な漏れの防護を与えない恐れが増すことになる。
【0004】
(発明の開示)
本発明者らは、従来技術がもつ欠点及び問題を認識し、それに対応して本発明の革新的な陰唇パッドを開発するための徹底した研究を行った。本発明者らは、使用中に吸収性物品が膣前庭から外れたり、又はあまり適切な漏れ防護を与えない恐れを軽減させる明確な長さ、幅、及び表面積をもつ陰唇パッドのような吸収性物品を見出した。
一実施形態においては、吸収性物品は、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成され、膣前庭内での配置を維持する改善された効果をもつ。吸収性物品は吸収体を含む。吸収体は、長さと、幅と、上面とを有する。吸収体の上面は表面積を有する。吸収体の長さは、約40mmより小さくない。吸収体の長さは、約80mmより大きくない。吸収体の幅は、約5mmより小さくない。吸収体の幅は、約40mmより大きくない。吸収体の上面の表面積は、約700mm2より小さくないが、吸収体の上面の表面積は、約1700mm2より大きくない。
【0005】
別の実施形態においては、吸収性物品は、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成され、膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもつ。吸収性物品は吸収体を含む。吸収体は、長さと、幅と、上面とを有する。吸収体の上面は表面積を有する。吸収体の長さは、約50mmより小さくない。吸収体の長さは、約90mmより大きくない。吸収体の幅は、約15mmより小さくない。吸収体の幅は、約50mmより大きくない。吸収体の上面の表面積は、約1700mm2より小さくないが、吸収体の上面の表面積は、約2400mm2より大きくない。
さらに別の実施形態においては、吸収性物品は、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成され、膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもつ。吸収性物品は吸収体を含む。吸収体は、長さと、幅と、上面とを有する。吸収体の上面は表面積を有する。吸収体の長さは、約70mmより小さくない。吸収体の長さは、約100mmより大きくない。吸収体の幅は、約5mmより小さくない。吸収体の幅は、約50mmより大きくない。吸収体の上面の表面積は、約2400mm2より小さくないが、吸収体の上面の表面積は、約3100mm2より大きくない。
【0006】
さらに別の実施形態においては、吸収性物品は、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成され、定置手段の有効な補助なしに、膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもつ。吸収性物品は吸収体を含む。吸収体は、長さと、幅と、上面とを有する。吸収体の上面は表面積を有する。吸収体の長さは、約100mmより大きくなく、吸収体の幅は、約50mmより大きくない。吸収体の上面の表面積は、約3100mm2より大きくない。
本発明の上記の及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲の請求項、及び添付の図面によって、良く理解されることになるであろう。
【0007】
(発明を実施するための最良の形態)
各々において同様の部分が同様の参照記号で示される図面、即ち図1から図16までを参照すると、図2は、全体を42として表す着用者の膣前庭の内部に配置された、全体を40として表す陰唇パッドのような吸収性物品を図式的に示す(図1も参照)。ここで用いる「陰唇パッド」という用語は、少なくとも何らかの吸収性構成材を有し、特に大陰唇の間に配置され、使用中に女性着用者の膣前庭(42)の中に少なくとも部分的に延びるように構成された装置を指す。以降の説明のために、膣前庭(42)は、前陰唇交連(44)から後方に位置する点の付近で始まり、後陰唇交連(46)に向かって後方に延び、膣前庭床部(48)によって内方に境界付けされた陰唇(本発明の図面には詳細に図示されていない)の内側に定められる領域と考える。大陰唇及び小陰唇が相互関連的に膣前庭(42)の外形を定めることから、女性の間には、大陰唇及び小陰唇の相対的寸法及び形状に関する多様性が存在するということを、当業者は十分に理解している。しかしながら、本記載の目的上、そのような差異は特定的には対処されず、膣前庭(42)への本発明の吸収性物品(40)の配置は、いずれの場合であれ、小陰唇に関するいかなるそのような考慮にも関係なく、大陰唇の間に取り付けることを必要とすると認識される。膣前庭(42)の後方に位置するのは、臀部(54)領域における肛門(52)へとつながる会陰(50)である。膣前庭(42)自体の内部には、本発明に関連する目的においては、膣口(56)、尿道口(58)、及び陰核(60)から成る主要な尿生殖器が位置する。この解剖学的領域に関する上記の簡単な概観を考慮に入れ、本発明の説明を容易にするために、便宜上、膣前庭(42)は一般に、後陰唇交連(46)と陰核(60)との間の領域であると見なす。しかしながら、ヒト女性のこの部分の解剖学的構造についてのより包括的な説明に関しては、Henry Gray著、『人体の解剖学』、アメリカ版、第30版、(Carmine D. Clemente編、Lea&Febiger社刊、1985年)、1571−1581ページに注意を向けられたい。
【0008】
図1及び図2に図示した解剖学的構造を参照すると分かるように、吸収性物品(40)は、膣前庭からの流体の流れに対して膣前庭を少なくとも部分的に閉塞するために、膣前庭(42)内部に少なくとも部分的に配置される。この観点において、吸収性物品(40)の主な使途は、膣口(56)を介して放出される月経液体の吸収のためであるが、本発明の吸収性物品は、女性の軽微な失禁に際して起こる尿の吸収のためのある種の失禁用装置として働くように同等に良好に適合させることができる。
【0009】
その1つの実施形態が図3に示されている本発明の吸収性物品(40)は、ほぼx方向に沿って延びる主要な縦方向軸線(L)をもつ。ここで用いる「縦方向」という用語は、吸収性物品(40)が使用されたときに、直立した女性着用者を左半身と右半身に二等分する垂直面とほぼ位置合わせされた(例えば概ね平行に)吸収性物品(40)の平面内の線、軸、又は方向を指す。図3においては、縦軸方向はほぼx軸によって示されている。吸収性物品(40)はまた主要な横断方向軸線(T)をもつ。ここで用いる「横断方向」、「横方向」又は「y方向」という用語は、縦軸方向とほぼ直交する線、軸、又は方向をほぼ指す。図3においては、横方向はほぼy軸によって示されている。「z方向」は通例、上述した垂直面とほぼ平行な線、軸、又は方向である。図4においては、z方向はほぼz軸によって示されている。「上側」という用語は、ほぼ着用者の頭部に向けられた方向を指し、一方「下側」又は「下方に」という用語は、ほぼ着用者の足に向けられた方向を指す。ここでの説明目的のために、吸収性物品(40)の各層、例えば流体透過性カバー(62)、液体不透過性バッフル(64)、及び/又は吸収体(66)は、上側又は身体対向面と、上側又は身体対向面に相対する面としても記載される下側表面とをもつ。
【0010】
ここで図5を参照すると、吸収性物品(40)は、流体透過性カバー(62)、液体不透過性バッフル(64)、及び該カバーと該バッフルとの間に位置する吸収体(66)を含むものとして示されている。図6に示すように、吸収体(66)は、第1の端部領域(70)と、第2の端部領域(72)と、各端部領域の間に配置された中央領域(74)をもつ。吸収性物品(40)は、該吸収性物品の少なくとも一部が女性着用者の膣前庭(42)の内部に配置されることを可能にする適切な寸法及び形状でなければならない。更に、吸収性物品(40)は月経液体、尿、又は着用者の膣口(56)及び/又は尿道口(58)からの他の身体排出物の流れを少なくとも部分的に塞ぎ遮断することが望ましい。
【0011】
吸収体(66)、従って吸収性物品(40)は、離間された第1の横断方向端部域(76)と第2の横断方向端部域(78)との間を延びる幾何学的形態をほぼ備える。吸収体(66)、従って吸収性物品(40)が、ここでは集合的に周辺側部(即ち周辺部を定める側部)と呼ばれることもある横断方向端部域(76、78)の間に亘る離間された第1の縦方向側部(80)及び第2の縦方向側部(82)も含むことによって、全体的な幾何学的形態が完成する。
【0012】
吸収体(66)の幾何学的形態は、吸収性物品(40)の全体的な寸法及び効率に影響を与える重要な因子である。一般に、吸収体(66)は、主要な横断方向軸線(T)とほぼ平行に位置し、一方の縦方向側部(80、82)から相対する縦方向側部(80、82)に引かれた線に沿って測定された最大幅(Wmax)と、同じく主要な横断方向軸線(T)とほぼ平行に位置し、一方の縦方向側部(80、82)から相対する縦方向側部(80、82)に引かれた線に沿って測定された最小幅(Wmin)をもつ。吸収体(66)の最大幅(Wmax)は、典型的には約30mmより大きくなく、又は約40mmより大きくなく、もしくは約50mmより大きくなく、或いは約60mmより大きくなく、又は約70mmより大きくない。吸収体(66)の最小幅(Wmin)は、典型的には約30mmより小さくなく、又は約20mmより小さくなく、或いは約10mmより小さくなく、又は約5mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約5mmより小さくなく約70mmより大きくない範囲の幅をもつことができるが、吸収体の適切な幅は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。当業者であれば、吸収体(66)の或る実施形態、したがって吸収性物品(40)の或る実施形態は、最大幅(Wmax)に等しい最小幅(Wmin)をもつことができる。こうした場合においては、通常は最大幅(Wmax)についてのみ言及される。
【0013】
吸収体(66)はまた、主要な縦方向軸線(L)とほぼ平行に位置し、一方の横断方向端部域(76、78)から他方の横断方向端部域(76、78)に引かれた線に沿って測定された最大長さ(Lmax)をもつ。吸収体(66)の最大長さ(Lmax)は通例、約40mmより大きくなく、或いは約50mmより大きくなく、或いは約60mmより大きくなく、或いは約70mmより大きくなく、或いは約80mmより大きくなく、或いは約90mmより大きくなく、或いは又、約100mmより大きくない。吸収体(66)はまた、同じく主要な縦方向軸線(L)とほぼ平行に位置し、一方の横断方向端部域(76、78)から他方の横断方向端部域(76、78)に引かれた線に沿って測定された最小長さ(Lmin)をもつことができる。吸収体(66)の最小長さ(Lmin)は通例、約100mmより小さくなく、或いは約90mmより小さくなく、或いは約80mmより小さくなく、或いは約70mmより小さくなく、或いは約60mmより小さくなく、或いは約50mmより小さくなく、或いは又、約40mmより小さくない。従って吸収体(66)は約40mmより小さくなく最大約100mmより大きくない範囲に亘る長さをもつことができるが、吸収体のおおよその長さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。当業者は、吸収体(66)の或る実施形態、従って吸収性物品(40)の或る実施形態は、最大長さ(Lmax)に等しい最小長さ(Lmin)をもつことがあることを容易に理解するであろう。そのような実例においては、少なくとも図6、図8、図9、図15、及び図16に示すように、通常は最大長さ(Lmax)のみが示される。最小長さ(Lmin)に等しくない最大長さ(Lmax)をもつ吸収体(66)の実施形態、従って吸収性物品(40)の実施形態は、少なくとも図7及び図10に示されている。
【0014】
第1端部領域(70)及び第2端部領域(72)の各々は、吸収体(66)の中央領域(74)から横断方向端部域(それぞれ76及び78)に向かって、該吸収体の最大長さ(Lmax)の約30%より小さくなく、或いは約20%より小さくなく、或いは又、約10%より小さくない距離を外方に最小限に延びる。第1端部領域(70)及び第2端部領域(72)の各々は、吸収体(66)の中央領域(74)から横断方向端部域(それぞれ76及び78)に向かって、該吸収体の最大長さ(Lmax)の約20%より大きくなく、或いは約30%より大きくなく、或いは又、約40%より大きくない距離を外方に最大限に延びる。従って、端部領域(70、72)は、吸収体(66)の最大長さ(Lmax)の最小約20%から最大約80%までを占めることができるが、第1端部領域及び第2端部領域のおおよその寸法は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
【0015】
吸収性物品(40)は、意図された量及び種類の身体排出物を吸収し保持するのに十分な能力を備えることが望ましい。吸収力は、全体が66として示される流体保持コア又は吸収体によって与えられる。少なくとも月経液体に関しては、吸収体(66)は、望ましくは約19g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約18g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約17g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約16g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約15g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約14g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約13g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約12g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約11g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約10g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約9g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約8g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約7g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約6g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約5g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約4g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約3g/gより小さくない最小能力をもち、或いは約2g/gより小さくない最小能力をもち、或いは又、約1g/gの最小能力をもつ。吸収体(66)はまた、約5g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約6g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約7g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約8g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約9g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約10g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約11g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約12g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約13g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約14g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約15g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約16g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約17g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約18g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約19g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約20g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは約25g/gより大きくない最大能力をもつことができ、或いは又、約30g/gのより大きくない最大能力をもつことができる。従って、吸収体(66)は、約1g/gより小さくなく最大約30g/gより大きくない範囲に亘る吸収力をもつことができるが、吸収体のおおよその能力は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。吸収体(66)への超吸収性ポリマーの添加、又は超吸収性ポリマーの被覆は通例、吸収力を実質的に向上させる効果があることを当業者は容易に認識するであろう。
【0016】
個々の要素をより詳細に説明すると、吸収体(66)は、上側表面即ち身体対向面と、下側表面(即ち、上側表面即ち身体対向面とは反対側の表面)とをもち、意図された身体排出物を吸収し、及び/又は吸着し、その後保持することのできる何らかの材料を含むことができる。好適な材料はまた、通常は親水性であり、圧縮可能であり、成形可能である。吸収体(66)は、当業者に周知の材料のいずれからも形成することができる。そのような材料の実例は、これらに限定されないが、種々の天然繊維又は合成繊維、クレープ加工したセルロースの詰め物の多数のプライ、フラフ・セルロース繊維、レーヨン又は他の再生セルロース材料、木材パルプ繊維又は粉砕木材パルプ繊維、空気堆積材料、テキスタイル繊維、ポリエステル繊維及びポリプロピレン繊維の配合物、吸収性発泡体、吸収性海綿体、超吸収性ポリマー、被覆された超吸収性ポリマー、繊維質のバンドル又はニット、若しくはいずれかの同等の材料又は材料の組み合わせを含む。同じく使用に好適なのは、そのために多数の公知の方法のいずれかに従って親水性を付与された疎水性材料であろう。しかしながら、吸収体(66)の総吸収力は、吸収性物品(40)の設計排出物荷重及び意図された使用と適合しなければならない。更に、吸収体(66)の寸法及び吸収力は変化させることができる。それ故に、吸収体(66)の大きさ、形状、及び構成を変化させることができる(例えば、吸収体は、少なくとも図11及び図12に示すように変化する厚さをもつか、又は親水性勾配をもつか、或いは超吸収性ポリマーを含有すること等が可能である)。
【0017】
吸収体(66)は通常、少なくとも図4に示すように、z軸にほぼ平行に引かれた線に沿って測定された厚さ、キャリパ、すなわち高さ(H)をもつ。吸収体(66)の最小厚さは通例、約9mmより小さくなく、或いは約8mmより小さくなく、或いは約7mmより小さくなく、或いは約6mmより小さくなく、或いは約5mmより小さくなく、或いは約4mmより小さくなく、或いは約3mmより小さくなく、或いは約2mmより小さくなく、或いは約1mmより小さくなく、或いは又、約0.5mmより小さくない。吸収体(66)の最大厚さは通例、約2mmより大きくなく、或いは約3mmより大きくなく、或いは約4mmより大きくなく、或いは約5mmより大きくなく、或いは約6mmより大きくなく、或いは約7mmより大きくなく、或いは約8mmより大きくなく、或いは約9mmより大きくなく、或いは又、約10mmより大きくない。従って、吸収体(66)は、約10mm又はそれより大きくない厚さをもつことができるが、吸収体のおおよその厚さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
【0018】
吸収体(66)はまた、快適さのために望ましいと考えられる比較的低い密度をもつことが望ましい。一般に、吸収体は、密度が約0.5g/ccより低い。言葉を変えれば、吸収体(66)は通例、約0.5g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.4g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.3g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.2g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.1g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.09g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.08g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.07g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.06g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.05g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.04g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは約0.03g/ccより大きくない最大密度をもち、或いは又、約0.02g/ccより大きくない最大密度を持つ。吸収体(66)はまた、通例、約0.01g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.02g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.03g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.04g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.05g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.06g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.07g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.08g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.09g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.1g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.2g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは約0.3g/ccより小さくない最小密度をもち、或いは又、約0.4g/ccより小さくない最小密度をもつ。従って、吸収体(66)の密度は最大約0.5g/ccまでの範囲をとることができるが、該吸収体のおおよその密度は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
【0019】
吸収体(66)はまた、望ましくは1平方メートル当たり約600グラム(gsm)より少ない坪量をもつ。言葉を変えれば、吸収体(66)は通例、約600gsmより大きくない最大坪量をもち、或いは約500gsmより大きくない最大坪量をもち、或いは、約400gsmより大きくない最大坪量をもち、或いは、約300gsmより大きくない最大坪量をもち、或いは、約200gsmより大きくない最大坪量をもち、或いは又、約100gsmより大きくない最大坪量をもつ。通常、吸収体(66)はまた、通例約0.1gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約50gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約100gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約150gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約200gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約250gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約300gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約350gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約400gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約450gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは約500gsmより小さくない最小坪量をもち、或いは又、約550gsmより小さくない最小坪量をもつ。従って、吸収体(66)は、約600gsmか又はそれより少ない坪量をもつが、該吸収体のおおよその坪量は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。好適な吸収体の詳細な例は、ポリプロピレン及びセルロース繊維の配合物より成り、KOTEX(登録商標)・マキシ・パンティライナーに使われ、アメリカ合衆国ウィスコンシン州ニーナ所在のキンバリー−クラーク・コーポレーションより入手可能なコフォーム材料に類似のものであろう。
【0020】
随意的なバッフル(64)は通例、吸収体(66)の下側表面に存在し、液体不透過性である所望のいずれかの材料から構築することができる。バッフル(64)は、吸収体(66)の空気及び水蒸気の透過を許すが、体液の透過は遮断するものであることが望ましい。好適なバッフル材料の一例は、約0.025mmより小さくない最小厚及び約0.13mmより大きくない最大厚をもつ、微小エンボス加工された、ポリエチレン、ポリプロピレン、又はポリエステルといったポリマー・フィルムである。二成分フィルム、並びに液体不透過性をもたせるように加工した織布及び不織布もまた用いることができる。別の好適な材料の一例は、独立気泡ポリオレフィン発泡体である。独立気泡ポリエチレン発泡体もまた良好に働く。
【0021】
バッフル(64)は、隣接する表面の全体又は一部を互いに結合することによって吸収体(66)との固定した関係を維持することができる。当業者に公知である多種多様な結合方法を用いてそうした固定関係を達成することができる。そのような方法の例は、これらに限定されないが、超音波結合、熱結合、又は2つの隣り合う表面の間に多種多様なパターンで接着剤を塗布することを含む。バッフル材料の詳細な例は、KOTEX(登録商標)パンティライナーに使われ、アメリカ合衆国イリノイ州ショーンバーグ所在のプライアント・コーポレーションより入手可能なポリエチレン・フィルムと同様のものであろう。
【0022】
随意的な流体透過性カバー(62)は上側表面と下側表面をもち、該上側表面は通例、着用者の身体に接触し、身体排出物を受け取る。カバー(62)は、可撓性であり女性着用者の膣前庭(42)内部の組織を刺激しない材料から成ることが望ましい。ここで用いる「可撓性」という用語は、応従性があり、容易に身体面に適合するか、又は外力の存在下で容易に変形することによって応答する材料を指すことを意図されている。
【0023】
カバー(62)は、快適さと適合性のために設けられ、身体排出物を身体から遠ざけ、吸収体(66)に向けて導く機能を果たす。カバー(62)は、その構造内にほとんど又は全く液体を保持せずに、女性着用者の膣前庭(42)内部の組織に接する比較的快適で且つ刺激のない表面を提供するものでなければならない。カバー(62)は、同じくその表面に接触する体液が容易に浸透するいずれかの織成材料又は不織材料から構築することができる。好適な材料の例は、レーヨン、及びポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ナイロン、又は他の熱結合可能な繊維のボンデッドカーデッド・ウェブ、ポリプロピレン及びポリエチレンのコポリマーといったポリオレフィン、線状低密度ポリエチレン、ポリ乳酸のような脂肪酸エステルを含み、微細穿孔フィルム・ウェブ及び網材料もまた良好に働く。好適なカバー材料の詳細な一例は、KOTEX(登録商標)・パンティライナーのカバーストックとして使われ、ドイツ所在のサンドラー・コーポレーションより入手可能なポリプロピレン及びポリエチレンから成るボンデッドカーデッド・ウェブに類似のものであろう。好適な材料の他の例は、ポリマー及び不織布材料でできた複合材である。複合材は通例、通常はスパンボンド材料のウェブ上にポリマーを押し出すことによって形成された一体型シートの形状である。流体透過性カバー(62)はまた、そこに形成され体液が吸収体(66)に浸透する速度を増加させることを意図された複数の孔(図示せず)を包含することができる。
【0024】
生理学的に水和したカバー材料もまた本発明における使用に適している。ここで用いる「生理学的に水和した」という用語は、膣前庭(42)の組織と、その前庭環境に置かれた時の吸収性物品(40)との間に好適に湿った界面を維持するカバー材料を意味することが意図されており、これは、吸収性物品は膣前庭を通って移動してくる体液を受け取り、それを吸収体(66)に伝えねばならないという自明の要因を考慮して、膣前庭の湿気を帯びた組織環境内部に布又は布状構造体を介入させることに関連する快適さの要求に対して良好なものである。従って、カバー(62)は、使用に先立って(その時にはカバーは乾燥しているので)典型的な意味では「水和」しておらず、膣前庭(42)の内部で必要とされる妥当な水分レベル又は水分バランスを保持するようになる(又は少なくともその保持を妨害しない)。
【0025】
カバー(62)はまた、該カバーをより親水性にするために界面活性剤で処理された表面の少なくとも一部をもつことができる。その結果として、放出される体液がより容易にカバー(62)に浸透できるようになる。界面活性剤はまた、月経流体などの放出される体液が吸収体(66)によって吸収されずにカバー(62)から流れ出す可能性を減少させる。1つの好適な手法は、表面活性剤を、吸収体(66)の上側表面に重なり合うカバー(62)の上側表面の少なくとも一部にわたって実質的に均等に分布させることである。
【0026】
カバー(62)は、隣接する表面の全体又は一部を互いに結合することによって吸収体(66)との固定した関係を維持させることができる。当業者に公知である多種多様な結合方法を用いてそうした固定した関係を達成することができる。そのような方法の例は、これらに限定されるものではないが、2つの隣り合う表面の間に多種多様なパターンで接着剤を塗布すること、吸収体の隣接する表面の少なくとも一部をカバーの隣接する表面の一部に交絡させること、又はカバーの隣接する表面の少なくとも一部を吸収体の隣接する表面の一部に融合させることを含む。
【0027】
カバー(62)は通例、吸収体(66)の上側表面に存在するが、別の方法として該吸収体を取り囲み、部分的に又は全体的に包み込むようにすることができる。或いは、カバー(62)及びバッフル(64)は、少なくとも図5に示すように吸収体(66)の周辺部を越えて外方に延びる周辺部をもつことができ、周辺部で互いに接合して縁部(84)を形成することができる。例えば、糊付け、クリンピング、熱シール等といった公知の技術を用いて、縁部(84)を、吸収体(66)の全周辺部がその接合部によって囲まれるように全体的に形成するか、又はカバー(62)とバッフル(64)が部分的に周辺部で接合されるように形成することができる。吸収性物品(40)の着用者に刺激及び/又は不快感を与える可能性を最小限にするために、縁部(84)と、吸収性物品の少なくとも縁部にすぐ隣接する域部は、やわらかく、圧縮可能であり、適合可能であることが望ましい。望ましくは、そのように形成された縁部(84)は、約10mmより大きくなく、或いは約9mmより大きくなく、或いは約8mmより大きくなく、或いは約7mmより大きくなく、或いは約6mmより大きくなく、或いは約5mmより大きくなく、或いは約4mmより大きくなく、或いは約3mmより大きくなく、或いは約2mmより大きくなく、或いは又約1mmより大きくない幅をもつことが望ましい。また、そのように形成された縁部(84)は、約0.5mmより小さくなく、或いは約1mmより小さくなく、或いは約2mmより小さくなく、或いは約3mmより小さくなく、或いは約4mmより小さくなく、或いは約5mmより小さくなく、或いは約6mmより小さくなく、或いは約7mmより小さくなく、或いは約8mmより小さくなく、或いは又、約9mmより小さくない幅をもつことである。従って、そのように形成されたいずれかの縁部(84)は、約0.5mmより小さくなく約10mmより大きくない範囲に亘る幅をもつことができるが、いずれかの縁部のおおよその幅は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。別の実施形態においては、カバー(62)及び/又はバッフル(64)は、吸収体(66)の周辺部と境を接する周辺部をもつことが可能である。
【0028】
随意的に、吸収体(66)の主要な縦方向軸線(L)の上に、又はこれと実質的に平行に、所望の折り曲げ軸(F)が位置させられる。所望の折り曲げ軸(F)は通常、縦軸方向即ちx方向に沿って引かれ、主要な縦方向軸線(L)の中心から、約10mmより大きくなく、或いは約9mmより大きくなく、或いは約8mmより大きくなく、或いは約7mmより大きくなく、或いは約6mmより大きくなく、或いは約5mmより大きくなく、或いは約4mmより大きくなく、或いは約3mmより大きくなく、或いは約2mmより大きくなく、或いは又、約1mmより大きくない距離まで離すことができる。所望の折り曲げ軸(F)は、主要な縦方向軸線(L)に沿って位置合わせされることが望ましい。所望の折り曲げ軸(F)は通例、縦軸方向に吸収体(66)の最大長さ(Lmax)の約90%より小さくなく、或いは約80%より小さくなく、或いは約70%より小さくなく、或いは約60%より小さくなく、或いは約50%より小さくなく、或いは又、40%より小さくない程度に最小限に延びる。所望の折り曲げ軸(F)は通例、吸収体(66)の最大長さ(Lmax)の約50%より大きくなく、或いは約60%より大きくなく、或いは約70%より大きくなく、或いは約80%より大きくなく、或いは約90%より大きくなく、或いは又、約100%より大きくないように縦軸方向に延びる。所望の折り曲げ軸(F)は、吸収体(66)の寸法、形状、及び/又は構成から自然にもたらされるか、或いは、吸収体に脆弱化された軸線又は領域を与えて所望の折り曲げ軸(F)を生成することができる。所望の折り曲げ軸(F)はまた、例えば折り目加工すること、予め折畳むこと、スリット加工すること、エンボス加工すること等を含む当業者に公知のいずれかの技術によって、形成することができる。所望の折り曲げ軸(F)は、ここでは吸収体(66)に存在するものとして説明したが、所望の折り曲げ軸(F)は、カバー(62)、バッフル(64)及び/又は吸収体のいずれかに形成するか、カバーとバッフルに形成するか、カバーと吸収体に形成するか、又はバッフルと吸収体に形成できることを、当業者は容易に理解するであろう。所望の折り曲げ軸(F)は、これが存在する時には通例、吸収性物品(40)を女性着用者の膣前庭(42)内部に配置する前に容易に折畳むことを可能にする。
【0029】
吸収性物品(40)は、少なくとも図4及び図5に図示されるように、z軸線にほぼ平行に位置する線に沿って測定されたときに、厚さと、キャリパ又は高さ(H)をもつ。吸収性物品(40)の最小厚さは、典型的には約9mmより小さくなく、又は約8mmより小さくなく、もしくは約7mmより小さくなく、或いは約6mmより小さくなく、又は約5mmより小さくなく、もしくは約4mmより小さくなく、或いは約3mmより小さくなく、又は約2mmより小さくなく、もしくは約1mmより小さくなく、或いは約0.5mmより小さくない。吸収性物品(40)の最大厚さは、典型的には、約1mmより大きくなく、又は約2mmより大きくなく、もしくは約3mmより大きくなく、或いは約4mmより大きくなく、又は約5mmより大きくなく、もしくは約6mmより大きくなく、或いは約7mmより大きくなく、又は約8mmより大きくなく、もしくは約9mmより大きくなく、或いは約10mmより大きくない。したがって、吸収性物品(40)は、約10mm又はそれより大きくない厚さをもつことができるが、吸収性物品の適切な厚さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。
【0030】
吸収性物品(40)は、典型的には、女性着用者の膣前庭(42)内に配置される前に、少なくとも図12、図13、及び図14に図示されるように、主要な縦方向軸線(L)上に位置されるか又はこれに平行に配設された軸線に沿って折畳まれる。そうした軸線に沿って折畳まれるときには、吸収性物品(40)は、該吸収性物品が膣前庭(42)内部に設置された時に着用者の指が汚れることを防ぐ凹部(92)を形成する。一旦挿入されると、吸収性物品(40)は膣前庭をふさぐために開く傾向をもつことがあり、そのことによって、吸収性物品の上側表面と膣前庭(42)の組織との接触を維持する。吸収性物品(40)は、該吸収性物品の開く傾向を増大させるために、その周りで該吸収性物品が折畳まれる軸線に沿って弾性的に付勢される。或いは、少なくとも図11及び図12に図示されるように、所望ならば吸収性物品(40)の吸収体(66)を、その縦方向縁部に沿ってより厚くし、それにより、通例、吸収性物品(40)の上側表面が膣前庭(42)の組織と接触できるようにすることを意図する付勢効果も呈する。しかしながら、ここで説明した吸収性物品(40)は、女性着用者の膣前庭(42)の組織との接触を維持するための付加的な特徴を必ずしも必要とはしない。本質的に湿気を帯びた膣前庭(42)の組織の表面は、通例、吸収性物品(40)の上側表面との接触を維持する傾向を呈する。
【0031】
上述のように、着用者は、吸収性物品を膣前庭(42)内に配置する前に、主要な縦方向軸線(L)上に位置されるか又はこれに平行に配設された軸線に沿って吸収性物品(40)を折畳むことができる。したがって、着用者は、少なくとも図14に図示されるように、折畳まれた吸収性物品(40)を縦方向側部で折畳むことができる。次に、着用者が折畳まれた吸収性物品によって形成された凹部(92)の中に挿入した指で力を及ぼすことにより、膣前庭(42)の内部に吸収性物品(40)を設置することができる。
【0032】
それらの研究を行う中で、本発明者らは、かなりの数の女性が、異なる膣前庭の寸法、並びに異なる小陰唇の長さ及び幅をもつことを理解した。例えば、ヒト女性の小陰唇の長さは、約20mmから約80mmまでの範囲にわたり、女性によってはさらに長いこともある。同様に、ヒト女性の小陰唇の幅は、約4mmから約50mmまでの範囲にわたるが、これも女性による。こうしたヒト女性の性器の多様性により、本発明者らは、使用の可能性がある女性着用者によって用いられることが意図されている単一サイズの陰唇パッドの欠陥を認識した。したがって、本発明者らは、ヒト女性の性器の多様性に対応するために、種々の長さ及び幅を有する陰唇パッドが必要であると考えた。しかしながら、それらの研究を行う中で、本発明者らは、小さい陰唇パッドを大きい膣前庭をもつヒト女性にフィットするように「拡大」するか、又は大きい陰唇パッドを小さい膣前庭をもつヒト女性にフィットするように「縮小」するという典型的な対処によって、陰唇パッドを大きくし過ぎて女性着用者を不快にさせ及び/又は陰唇パッドが外れたり、又は小さくし過ぎて十分な漏れの防護を与えず及び/又は定位置にとどまらず、それにより女性着用者の膣前庭から外れることになることを突き止めた。
【0033】
それらの発見から、本発明者らは、研究を続けて、陰唇パッドの長さ及び幅を考察することに加えて、表面積も、女性着用者の膣前庭内に配置された陰唇パッドの快適さ及びフィット性を改善する大きな役割を果たすことを見出した。それらの研究の一環として、本発明者らは、ヒト女性の膣前庭の有効表面積は、約275mm2程の小ささであるか又は女性によってはさらに小さい場合があることを突き止めた。さらに、ヒト女性の膣前庭の有効表面積は、約3,800mm2程の大きさであるか又は女性によってはさらに大きい場合もある。膣前庭に関しての「有効表面積」という語句の使用は、ここで説明されたものと同様の及びそれらを含む吸収性物品と接触させることができる膣前庭の表面積の部分のことをいうように意図されている。ヒト女性の膣前庭の有効表面積にはかなりの多様性が存在するが、本発明者らは、かなりの数のヒト女性は、約700mm2から約3,100mm2までの範囲内の膣前庭の有効表面積をもつことを突き止めた。単一サイズの製品は、この範囲全体を有効にカバーしないと考えられるので、本発明者らは、女性の膣前庭(42)の異なる有効表面積に関する3つの範囲、すなわち、約700mm2から約1,700mm2まで、約1,700mm2から約2,400mm2まで、及び約2,400mm2から約3,100mm2まで、を確立した。この情報を用いて、本発明者らは、吸収体(66)の上面の表面積を女性着用者の膣前庭の有効表面積とほぼ一致させることによって、吸収性物品が膣前庭(42)内での配置を維持する改善された有効性を示し、その結果として、吸収性物品が膣前庭の良好な被覆と(それにより漏れの恐れを最小にし)、着用者への改善された快適性を与えることを見出した。これは、例えば、ひも、身体接着剤、衣類接着剤、ベルト、生理用ナプキン、タンポン、下着等の付加的な定置手段の補助なしに、女性着用者の膣前庭内での吸収性物品の配置を維持することが望まれるときに、特に重要である。
【0034】
それらの研究の結果を用いて、本発明者らは、女性着用者の膣前庭内に配置されるように構成され、定置手段の補助なしに女性着用者の膣前庭内に吸収性物品を維持可能にする種々の幾何学的形状をもつ特定的に寸法付けられた吸収性物品を開発した。これらの幾何学的形状の例は、この限りではないが、長方形、卵形、楕円形、台形、円形、三角形、四角形、涙形、ひし形、蝶形、梨形、ハート形又はそれらの種々の組み合わせを含む。
【0035】
特に、本発明の吸収性物品(40)の一実施形態においては、吸収体(66)は、典型的には約10mmより大きくなく、又は約15mmより大きくなく、もしくは約20mmより大きくなく、或いは約25mmより大きくなく、又は約30mmより大きくなく、もしくは約35mmより大きくなく、或いは約40mmより大きくない最大幅(Wmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小幅(Wmin)は、約35mmより小さくなく、又は約30mmより小さくなく、もしくは約25mmより小さくなく、又は約20mmより小さくなく、もしくは約15mmより小さくなく、或いは約10mmより小さくなく、又は約5mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約5mmより小さくなく約40mmより大きくない範囲の幅をもつことができるが、吸収体の適切な幅は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。この実施形態の吸収体(66)はまた、典型的には約45より大きくなく、又は約50より大きくなく、もしくは約55より大きくなく、或いは約60より大きくなく、又は約65より大きくなく、もしくは約70より大きくなく、或いは約75より大きくなく、又は約80mmより大きくない最大長さ(Lmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小長さ(Lmin)は、約75mmより小さくなく、又は約70mmより小さくなく、もしくは約65mmより小さくなく、或いは約60mmより小さくなく、又は約55mmより小さくなく、もしくは約50mmより小さくなく、或いは約45mmより小さくなく、又は約40mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約40mmより小さくなく約80mmより大きくない範囲の長さをもつことができるが、吸収体の適切な長さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、典型的には約1,600mm2より小さくなく、又は約1,500mm2より小さくなく、もしくは約1,400mm2より小さくなく、或いは約1,300mm2より小さくなく、又は約1,200mm2より小さくなく、もしくは約1,100mm2より小さくなく、或いは約1,000mm2より小さくなく、又は約900mm2より小さくなく、もしくは約800mm2より小さくなく、或いは約700mm2より小さくない。言い換えれば、この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、約800mm2より大きくなく、又は約900mm2より大きくなく、もしくは約1,000mm2より大きくなく、或いは約1,100mm2より大きくなく、又は約1,200mm2より大きくなく、もしくは約1,300mm2より大きくなく、或いは約1,400mm2より大きくなく、又は約1,500mm2より大きくなく、もしくは約1,600mm2より大きくなく、或いは約1,700mm2より大きくない。したがって、吸収体(66)の上面は、約700mm2より小さくなく約1,700mm2より大きくない範囲の表面積をもつことができるが、吸収体の上面の適切な表面積は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
【0036】
本発明の吸収性物品(40)の別の実施形態においては、吸収体(66)は、典型的には約20mmより大きくなく、又は約25mmより大きくなく、もしくは約30mmより大きくなく、或いは約35mmより大きくなく、又は約40mmより大きくなく、もしくは約45mmより大きくなく、或いは約50mmより大きくない最大幅(Wmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小幅(Wmin)は、約45mmより小さくなく、又は約40mmより小さくなく、もしくは約35mmより小さくなく、又は約30mmより小さくなく、もしくは約25mmより小さくなく、或いは約20mmより小さくなく、又は約15mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約15mmより小さくなく約50mmより大きくない範囲の幅をもつことができるが、吸収体の適切な幅は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。この実施形態の吸収体(66)はまた、典型的には約55より大きくなく、又は約60より大きくなく、もしくは約65より大きくなく、或いは約70より大きくなく、又は約75より大きくなく、もしくは約80より大きくなく、或いは約85より大きくなく、又は約90mmより大きくない最大長さ(Lmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小長さ(Lmin)は、約85より小さくなく、又は約80より小さくなく、もしくは約75より小さくなく、或いは約70より小さくなく、又は約65より小さくなく、もしくは約60より小さくなく、或いは約55より小さくなく、又は約50mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約60mmより小さくなく約90mmより大きくない範囲の長さをもつことができるが、吸収体の適切な長さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、典型的には約2,300mm2より小さくなく、又は約2,200mm2より小さくなく、もしくは約2,100mm2より小さくなく、或いは約2,000mm2より小さくなく、又は約1,900mm2より小さくなく、もしくは約1,800mm2より小さくなく、或いは約1,700mm2より小さくない。言い換えれば、この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、約1,800mm2より大きくなく、又は約1,900mm2より大きくなく、もしくは約2,000mm2より大きくなく、或いは約2,100mm2より大きくなく、又は約2,200mm2より大きくなく、もしくは約2,300mm2より大きくなく、或いは約2,400mm2より大きくない。したがって、吸収体(66)の上面は、約1,700mm2より小さくなく約2,400mm2より大きくない範囲の表面積をもつことができるが、吸収体の上面の適切な表面積は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
【0037】
本発明の吸収性物品(40)のさらに別の実施形態においては、吸収体(66)は、典型的には約10mmより大きくなく、又は約15mmより大きくなく、もしくは約20mmより大きくなく、或いは約25mmより大きくなく、又は約30mmより大きくなく、もしくは約35mmより大きくなく、或いは約40mmより大きくなく、又は約45mmより大きくなく、もしくは約50mmより大きくない最大幅(Wmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小幅(Wmin)は、典型的には約45mmより小さくなく、又は約40mmより小さくなく、もしくは約35mmより小さくなく、或いは約30mmより小さくなく、又は約25mmより小さくなく、もしくは約20mmより小さくなく、或いは約15mmより小さくなく、又は約10mmより小さくなく、もしくは約5mmより小さくない。したがって、吸収体(66)は、約5mmより小さくなく約50mmより大きくない範囲の幅をもつことができるが、吸収体の適切な幅は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品の一般設計及び意図された配置に従って変えることができる。この実施形態の吸収体(66)はまた、典型的には約75mmより大きくなく、又は約80mmより大きくなく、もしくは約85mmより大きくなく、或いは約90mmより大きくなく、又は約95mmより大きくなく、もしくは約100mmより大きくない最大長さ(Lmax)を有する。この実施形態における吸収体(66)の最小長さ(Lmin)は、約95より小さくなく、又は約90より小さくなく、もしくは約85より小さくなく、或いは約80より小さくなく、又は約75より小さくなく、もしくは約70より小さくない。したがって、吸収体(66)は、約70mmより小さくなく約100mmより大きくない範囲の長さをもつことができるが、吸収体の適切な長さは、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、典型的には約3,000mm2より小さくなく、又は約2,900mm2より小さくなく、もしくは約2,800mm2より小さくなく、或いは約2,700mm2より小さくなく、又は約2,600mm2より小さくなく、もしくは約2,500mm2より小さくなく、或いは約2,400mm2より小さくない。言い換えれば、この実施形態の吸収体(66)の上面の表面積は、約2,500mm2より大きくなく、又は約2,600mm2より大きくなく、もしくは約2,700mm2より大きくなく、或いは約2,800mm2より大きくなく、又は約2,900mm2より大きくなく、もしくは約3,000mm2より大きくなく、或いは約3,100mm2より大きくない。したがって、吸収体(66)の上面は、約2,400mm2より小さくなく約3,100mm2より大きくない範囲の表面積をもつことができるが、吸収体の上面の適切な表面積は、特に、女性着用者の膣前庭(42)内部の吸収性物品(40)の一般設計及び意図された配置に従って変化させることができる。
本発明の種々の様態又は実施形態を開示し詳細に説明してきたが、他の実施形態も可能である。従って、特許請求範囲の請求項の精神及び範囲は、ここに含まれた多様な図示及び説明に限定されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】陰唇パッドのような吸収性物品のための環境を図解する、ヒトの女性の簡単な解剖学的断面図である。
【図2】着用者の膣前庭内に配置される陰唇パッドのような吸収性物品の位置を図解する、ヒトの女性の簡単な解剖学的断面図である。
【図3】吸収性物品の一実施形態を図解する上面図である。
【図4】図3の線4−4に沿って見た、図3に示される吸収性物品の断面図である。
【図5】吸収性物品の別の実施形態を図示する断面図である。
【図6】図3に図示されたものと同様の吸収性物品の一実施形態を図示する上面図である。
【図7】吸収性物品の別の実施形態を図示する上面図である。
【図8】吸収性物品のさらに別の実施形態を図示する上面図である。
【図9】吸収性物品のさらに別の実施形態を図示する上面図である。
【図10】吸収性物品のさらに別の実施形態を図示する上面図である。
【図11】吸収性物品のさらに別の実施形態を図示する断面図である。
【図12】折畳まれた状態の図11の実施形態を図解する断面図である。
【図13】ほぼ主要な軸線の周りに折畳まれた状態の吸収性物品の実施形態の拡大図である。
【図14】ほぼ主要な軸線の周りに折畳まれ、膣前庭内に配置するために着用者の指でつかまれた状態の本発明の吸収性物品のさらに別の実施形態の誇張された拡大図である。
【図15】吸収性物品のさらに別の実施形態を図示する上面図である。
【図16】吸収性物品の別の実施形態を図示する上面図である。

Claims (37)

  1. 女性着用者の膣前庭(42)内に配置されるように構成され、前記膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもち、長さと、幅と、表面積をもつ上面とを有する吸収体(66)を備え、前記吸収体の長さは約40mmより小さくなく、約80mmより大きくなく、前記吸収体の幅は約5mmより小さくなく、約40mmより大きくなく、前記上面の表面積は約700mm2より小さくなく、約1,700mm2より大きくないことを特徴とする吸収性物品(40)。
  2. 前記上面の表面積は約900mm2より小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記上面の表面積は約1,100mm2より小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 前記吸収体の長さは約45mmより小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  5. 前記吸収体の長さは約50mmより小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  6. 前記吸収体の幅は約10mmより小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  7. 前記吸収体の幅は約15mmより小さくないことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  8. 前記吸収体は超吸収性ポリマーをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の吸収性物品。
  9. 女性着用者の膣前庭(42)内に配置されるように構成され、前記膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもち、長さと、幅と、表面積をもつ上面とを有する吸収体(66)を備え、前記吸収体の長さは約50mmより小さくなく、約90mmより大きくなく、前記吸収体の幅は約15mmより小さくなく、約50mmより大きくなく、前記上面の表面積は約1,700mm2より小さくなく、約2,400mm2より大きくないことを特徴とする吸収性物品(40)。
  10. 前記上面の表面積は約1,900mm2より小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  11. 前記上面の表面積は約2,100mm2より小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  12. 前記吸収体の長さは約55mmより小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  13. 前記吸収体の長さは約60mmより小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  14. 前記吸収体の長さは約65mmより小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  15. 前記吸収体の長さは約70mmより小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  16. 前記吸収体の幅は約20mmより小さくないことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  17. 前記吸収体はさらに超吸収性ポリマーを含むことを特徴とする請求項9に記載の吸収性物品。
  18. 女性着用者の膣前庭(42)内に配置されるように構成され、前記膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもち、長さと、幅と、表面積をもつ上面とを有する吸収体(66)を備え、前記吸収体の長さは約70mmより小さくなく、約100mmより大きくなく、前記吸収体の幅は約5mmより小さくなく、約50mmより大きくなく、前記上面の表面積は約2,400mm2より小さくなく、約3,100mm2より大きくないことを特徴とする吸収性物品(40)。
  19. 前記上面の表面積は約2,600mm2より大きくないことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  20. 前記上面の表面積は約2,800mm2より大きくないことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  21. 前記吸収体の幅は約10mmより小さくないことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  22. 前記吸収体の長さは約75mmより小さくないことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  23. 前記吸収体の長さは約80mmより小さくないことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  24. 前記吸収体は超吸収性ポリマーをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の吸収性物品。
  25. 女性着用者の膣前庭(42)内に配置されるように構成され、定置手段の有効な補助なしに前記膣前庭内での配置を維持する改善された有効性をもち、長さと、幅と、表面積をもつ上面とを有する吸収体(66)を備え、前記吸収体の長さは約100mmより大きくなく、前記吸収体の幅は約50mmより大きくなく、前記上面の表面積は約3,100mm2より大きくないことを特徴とする吸収性物品(40)。
  26. 衣類対向面の表面積は、約700mm2より小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  27. 前記吸収体の幅は約5mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  28. 前記吸収体の幅は約10mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  29. 前記吸収体の幅は約15mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  30. 前記吸収体の幅は約20mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  31. 前記吸収体の長さは約40mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  32. 前記吸収体の長さは約45mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  33. 前記吸収体の長さは約50mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  34. 前記吸収体の長さは約60mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  35. 前記吸収体の長さは約70mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  36. 前記吸収体の長さは約80mmより小さくないことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
  37. 前記吸収体は超吸収性ポリマーをさらに含むことを特徴とする請求項25に記載の吸収性物品。
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