JP2005500623A - データにメタデータを加える方法 - Google Patents
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Abstract
例えば、ＸＭＬ対応ラベル、ＸＢＲＬ対応ラベルのようなラベルをデータに付加する方法（図１Ｂ）であって、（ａ）電子的に表されたファイル内のデータを識別し（１０２）、（ｂ）ラベルをテキストストリングに結合させるリストに基づいて、前記識別されたデータ内のテキストストリングに相当するラベルを選択し（１０４）、かつ、（ｃ）前記選択されたラベルを前記電子的に表されたファイル内に付加して前記テキストストリングに結合された前記識別されたデータ内のテキストストリングと要素にラベル付けする（１１４）ことを含む方法。ラベルはデータに関する情報を含み、１又は２以上の分類で定義される。前記リストがラベルをテキストリングに結合させないとき、ユーザは、識別されたデータ内のテキストストリングに相当するラベルを選択するようにプロンプトが与えられる。ユーザの選択によって指示される結合はラベルをテキストストリングに結合するリストに加えられる。
【選択図】図１Ｂ
【選択図】図１Ｂ
Description
【技術分野】
【０００１】
本発明は一般にデータ処理に関する。
【背景技術】
【０００２】
現在、何百万台ものコンピュータにインストールされているがソフトウェアプログラムから他のソフトウェアプログラムに意義を転送することができない何百万ものソフトウェアプログラムが存在する。例えば、多くの支店か子会社がある大きい会社は、しばしば1つの部署か子会社で使用する会計又は管理ソフトウェアプログラムが他の部署若しくは子会社によって使用されるソフトウェア、または主法人のプログラムと融通性がないことがわかる。これはデータの大部分を変換することを必要とし、多大なデータエントリの再入力を生じさせ、これに伴う費用を発生させ、データ再入力における保全性問題を生じる。
【０００３】
ソフトウェア開発者によって現在使用されているプログラム、オペレーティングシステム及びソフトウェアの基準が非常に多様であるために、サプライヤとその顧客の間に多くの非融通性が存在する。これはまた、かなりのデータ変換を必要とし、しばしば多くのデータの再入力とそれに関係する重要なものを生じさせる。現在のコンピュータソフトウェアが未構築、未定義の性質を有するため、SEC、連邦預金保険公社、連邦政府と州税当局、銀行等、およびそれらに報告する会社などの規定の機関にかなりの重荷と費用を課す。
【０００４】
この問題を克服するために、XML（Extensible Markup Language）ファイルフォーマットと共に用いられる定義された入出力ボキャブラリーを確立するために多くの規準機関が既にに形成され、また、形成されつつある。XBRL（Extensible Business Reporting Language）はXML言語フォーマットを発展させたものの1つである。これは、財政報告のためのグローバルな規準になることが期待されている。本開示中で、我々はXBRLをXML言語の１例として使用するつもりである。発明をXBRLかXML言語に限定することを意図するものではない。我々はSemanticのWebに関して多くの類似点を見いだし、そこでは、情報ラベルを使用してコンピュータからコンピュータに話しかけることを容易にし、このコミュニケーションの結果,意思を決定しアクションを取っている。他の基準は既に存在し、そして、本発明の基本理論により利益を得る他の基準が発展するであろう。
【０００５】
事実上、既存のいずれのソフトウェアアプリケーションも自動的又は半自動的に従来のドキュメント又はデータをXML又は他の基準委員会によって要求される標準化された情報ラベルのタグが付いた出力に変換することができない。多くの場合、基準自体が発展途上にある。XML及びその他のデータ辞書又はビジネスボキャブラリーが定着するように、既存のアプリケーションとデータがこれらの標準のボキャブラリーと結合またはタグ付けされることが必要である。会社が適切な情報ラベルを出力するように設計された新ソフトウェア製品に移行するのに数年かかるので、この厳しい現実は、これらの基準を広く使用することを長く遅らせるでだろう。レガシーソフトウェアを取り替えることは事実上不可能であるため、いくつかのケースでは、そのことは決して起こらないかもしれない。例えば、現在使用されているすべての会計ソフトウェアを改装することは非常に複雑な仕事であり、短期的に達成することができないであろう。
【０００６】
データの意味を標準化する認識された実際的手法は定義された情報ラベルを運ばれる情報に取り付けることである。このように、データの意味はラベルの定義を検査することによって決定することができる。そのことはまた、コンピュータがタグ付けされた情報の「意味（意義）」を認識することができ、その意味に基づいてそれに関して動作することを意味する。例えば、同じ「タグ」を持つデータを、りんごとオレンジを追加又は比較するといった恐れなしに、追加又は比較することができる。
【０００７】
分類とこれら分類の拡張子は情報ラベルを定義するのに使用される。例えば、会計報告書において、あとに数値が続くラベル＜Sales＞は、数値が会社のSales（販売）に関連することを示す。数値があとに続く＜Cost of Goods Sold＞は、数値が会社のCost of Goods Sold（販売された商品の原価）を表すことを示す。総利益はSalesマイナスCost of Goods Soldであるので、コンピュータは、これらの値を示す第３者の報告書にアクセスすることができ、＜Sales＞＜minus＞＜Cost of Goods Sold＞＝＜Gross Profit＞と言う簡単なルールを用いてGross Profit（総利益）を容易に計算することができる。
【０００８】
全ての会社が同じ用語論を使用するわけではないので、基準機構によって使用される分類は同義語と、同じ意味を持っている代替の語句を含んでいる。例えば、Sales（販売）の同義語は「収入」又は「料金」を含むことができるであろう。Cost of Goods Sold（販売された商品の原価）は「Cost of Goods（商品原価）」又は「Cost of Sales （販売原価）」とすることができるであろう。情報ラベルはまた、ラベルを定義した組織（機構）当局に関する情報を持つことができる。分類が米国有価証券取引委員会によって権威が与えられたものであるならば、その分類に基づくラベルはUSSEC等として識別できるであろう。
【０００９】
従って、データをXML、特にXBRL対応フォーマットに正確かつ効率的に変換する方法とメカニズムが要求されている。変換は、例えば、適切なXBRL分類で定義されるデータに適切なラベルを追加することを含むであろう。XML及びXBRL対応のデータをXML非対応、または、XBRL非対応のプログラム又はアプリケーションへ自動的に入力する方法とメカニズムもまた必要とされている。
【００１０】
XBRL Solutions, Inc.によるCopyright2001、ISBN 0-87051-353-2の、チャールズ・ホフマンとキャロリ・ストランド共著の「XBRLエッセンシャルズ」は参照のためにここに組み入れられる。
【発明の開示】
【００１１】
発明の１例示的実施の形態では、データストリームが捕捉され、捕捉されたデータストリーム内のデータは識別され、識別されたデータは次に、ファイル構造、スキーマまたは分類にマッピングされる。発明の例示的ないくつかの実施の形態では、出力データストリームはディスプレイ画面、メモリ、ハードドライブ、CD-ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ、またはプリンタへのデータストリームである。シリアルポートまたはパラレルポート(ユニバーサルシリアルバス（USB）、FireWireＴＭを含む)、無線インタフェイス等を介して出力データストリームを運ぶことができる。発明の例示的な他のいくつかの実施の形態では、識別されたデータはXBRL（Extensible Business Reporting Language）分類、スプレッドシート、データベース、またはフラットファイルにマッピングされる。
【００１２】
本発明のもう１つの例示的な実施の形態において、データにラベルを付加する方法は、（ａ）電子的に表されたファイル内のデータを識別し、（b）識別されたデータ内のテキストストリングに対応するラベルを選択し、（c）選択されたラベルを電子的に表されたファイルに付加してテキストストリングに結合した識別されたデータ内のテキストストリング及び要素にラベル付けすることを含む。ラベルはデータに関する情報を含み、1又は２以上の分類で定義される。リストがラベルをテキストストリングに結合しない場合、識別されたデータ内のテキストストリングに対応するラベルを選択するようにユーザの入力をうながすことができる。ユーザの選択によって示される結合は、ラベルをテキストストリングに結合させるリストに加えられる。望ましくは、ラベルはXML（Extensible Markup Language）と一致していて、また、XBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している。電子的に表されたファイルを目的プログラムから受け取る変換プログラムによってこの実施の形態を実行することができる。変換プログラムは、（a)識別、選択及び付加ステップを実行し、かつ、（b)目的プログラムにとってプリンタドライバとして見えるように構成されている。変換プログラムは目的プログラムから独立した別のものとすることができる。
【００１３】
発明の別の実施の形態によると、方法は、XBRL対応データセットの少なくとも一部をXBRL非対応目標アプリケーションにインポートするために供給される。方法は、目的プログラムからデータをエクスポートファイルにエクスポートするステップであって、ラベルに結合する該エキスポートファイル内のユーザエントリが１つ又は２以上の適切なXBRL分類で定義されるステップと、特定のラベルと結合するエントリにおけるエクスポートファイル内のデータ（データセットからのデータは対応するラベルを有する）を置き換えることによって目的プログラムにインポートするためのインポートファイルを作るステップを含んでいる。ユーザによって作られた結合は後の使用のために格納（記憶）されるので、元々エクスポートされたファイルと同じフォーマットを持っているファイルの中のデータを格納された結合に基づいて置き換えることによって自動的にインポートファイルを作成することができる。
【００１４】
発明の別の実施の形態によると、方法は、1セットのデータの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートするために提供され、前記データセットは該データセット内のデータに関する情報を示すラベルを含み、該ラベルは１又は２以上の分類で定義される。例えば、データセットはXBRL対応であり、ラベルは１又は２以上のXBRL分類で定義される。方法は、ラベルに結合したデータの目標アプリケーションへのユーザ入力を監視し、各異なったラベルに関するデータエントリに結合するキーストロークを記憶するデータ入力プログラムを含んでいる。次に、データ入力プログラムが目標アプリケーション(これはXBRL非対応、XML非対応とすることができる)へのエントリのためにXBRL対応データセットを受け取るとき、データ入力プログラムは、データセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによって、目標アプリケーションにデータセットからのデータを入れることができる。データ入力プログラムが自動的に目標アプリケーションにデータを入れている際に、キーストロークが格納されていないラベルを持つデータ項目に出会うと、データ入力プログラムは、目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザにうながし、ユーザのキーストロークを観測し、将来の使用に備えそれを格納する。
【００１５】
発明の別の実施の形態によると、方法は、データセットの少なくとも一部を目標データベースにインポートするために供給される。方法は、目標データベースへのテストデータを入力して、次に、データベースを検索又はスキャンしてテストデータに対応するパターンを探すことを含む。この目的のためにデータベースから独立したパターン認識アプリケーションを使用することができる。データベースの構造は検索結果に基づいてモデル化される。その後、モデル化された構造を使用することで直接データベースにアクセスすることができる。特に、モデリングプロセスは、データベース構造内の位置をラベルに結合することを含み、そこでは、ラベルは検索ステップの間に前記位置で見つけられたテストデータの要素に対応する。次に、例えば独立したソフトウェアプログラムを使用し、位置と要素の両方に結合するラベルに基づいて、データ要素を直接データベース中の特定の位置にインポートすることができる。
【００１６】
発明の例示的な実施の形態は、自動又はユーザ補助マッピングを容易にするために、知られているラベル又は用語の同義語、あるいは、ラベル及び/又は用語間の同義語リンクを含む同義語辞書を含んでいる。辞書はXML分類などの分類又はスキーマの一部でないが、分類、スキーマ等に同義語的に関連する用語を含むことができる。発明の例示的実施の形態では、同義語辞書は外国語を含んでおり、ラベルかデータを1つの言語から別の言語にマッピングすることができる。発明の例示的実施の形態において、通貨値はデータストリーム内で識別され、既知の又は指定された為替レートに基づいて異なる通貨の相当する値に(例えば、円からドルへ)変換される。発明の実施の形態によると、マッピングプロセスはデータを1つの基準から別の基準へ、例えば、U.S. GAAP(一般に受け入れられている会計原則)から国際GAAPへ変換する。発明の実施の形態によると、マッピングプロセスは、識別されたデータに対応するラベルを他のラベル、例えば、ファイルサイズを極小にすることが重要なものに取り替えることを含んでいる。
【００１７】
発明の実施の形態によると、第１コンピュータプラットフォーム又は第１コンピュータシステムからのデータ出力を、第１プラットフォームの上のソフトウェアモジュールによって第１フォーマットから中間フォーマットへ自動的に変換することができ、この中間フォーマットは第２プラットフォーム又は第２システムに転送され、次に第２プラットフォーム上の第２ソフトウェアモジュールによって第２フォーマットへ変換される。例えば、中間フォーマットをXML分類とすることができ、ソフトウェアモジュールは、第１及び第２フォーマットが融通性があるかどうか、あるいは、２つの各プラットフォームに知られているか否かにかかわらず、データを2つのプラットフォーム間でトランスパレントに交換できるように、有効に「翻訳」することができる。また、例えば、安全な転送のために中間的フォーマットをコード化することができる。
【００１８】
発明の実施の形態によれば、上で説明された処理ステップ、およびメカニズムは、リアルタイム又は非リアルタイムで、遠隔操作又は分配操作で実行される。
【００１９】
本発明の他の目的及び利点は、以下の好ましい実施の形態の詳細な説明を添付図面と共に参照すれば、当業者にとって明らかであろう。
【発明の実施するための最良の形態】
【００２０】
図１Ａに示す発明の実施の形態によると、データストリームがステップ150で捕捉され、捕捉されたデータストリームのデータはステップ152で識別され、識別されたデータはステップ154でファイル構造、スキーマ、または分類にマッピングされる。出力データストリームはディスプレイ画面、メモリ、CD-ROMドライブ、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、またはプリンタへのデータストリームである。出力データストリームは、シリアル又はパラレルポート(ユニバーサルシリアルバス（USB）、FireWire（登録商標）などを含む)、無線インタフェイスなどを介してコンピュータ内に転送することができ、ソフトウェア及び／又はハードウェアメカニズムを介してその転送の間のいずれのポイントにおいても複写又は移動により捕捉される。識別されたデータはXBRL（Extensible Business Reporting Language）分類、スプレッドシート、データベース、XML（Extensible Markup Language）分類、基準(例えば、U.S. GAAP若しくは国際GAAP)、またはフラットファイルにマッピングされる。識別されたデータがフラットファイルにマッピングされるとき、フラットファイル内の異なった位置(例えば、異なったカラム、与えられたテキストストリング中の異なった位置など)において情報の意味又は特徴を示し、かつオプションで、フラットファイル中の情報又は情報グループの離散要素間の区切り文字(例えば、タブ、コンマ、スペース、セミコロンなど)を示すために仕様又は「データ定義」ファイルがまた作られる。例えば、フラットファイルと付随するデータ定義をフラットファイルに関連する公知のテクニックとフォーマットに従い作ることができる。
【００２１】
図１Ａ示す実施の形態は図１Ｂに示されるように実行することができる。図１Ｂに示す発明の例示的な実施の形態によると、ラベルをデータに追加する方法は、（a) 電子的に表されたファイル内のデータを識別し、（b) ラベルをメタデータに結合するリストに基づいて、識別されたデータ内のメタデータに対応するラベルを選択し、（c) 選択されたラベルを電子的に表されるファイルへ加えてメタデータと結合する識別されたデータ内のメタデータ及び／又は要素にラベル付けすることを含んでいる。ラベルはデータに関する情報を含み、 １又は２以上の分類で定義される。本願において、「メタデータ」あるいは「メタ情報」はデータに関するデータ、即ち、他の情報について説明する情報である。この例では、識別されたデータのメタデータは識別されたデータ内の他のデータ要素を識別または説明し、例えば、テキストストリング、様々な制御文字(例えば、様々なASCII制御文字)などを含むことができる。例えば、捕捉されたデータストリーム又はファイルの中のメタデータをそのメタデータが言及するデータを識別するために使用することができ、そして、次に、識別されたデータに言及する追加メタデータを捕捉されたデータストリーム又はファイルに追加することができる。例えば、リストは、言語からのワード、連結同義語又は関連するラベルを含む多重分類、基準等からのラベルを含むことができる。捕捉されたデータストリーム又はファイルの中に第１分類などからのラベルが認識されると、それがラベル付けするデータ要素はさらに第２の異なる分類、基準等でラベル付けされる。その結果、第１分類ではなく第２分類を認識するコンピュータプログラムは、ここで、データストリーム又はファイル内の情報を用い又は認識し編成することができる。第２分類のために新しいラベルを加えて、また、オプションとして、第１分類(または、基準、スキーマなど)から古いラベルを取り除くことによって、新たな変換されたデータストリーム又はファイルを形成することができる。
【００２２】
リストが識別されたデータ内のメタデータにラベルを結合させないとき、ユーザはメタデータに対応するラベルを選択する入力をうながされる。ラベルをメタデータに結合するリストにユーザ選択で示された結合を加えることができる。望ましくは、ラベルはXML（Extensible Markup Language）と一致していて、また、XBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している。もちろん、ラベルはまた、スプレッドシート、リレーショナルデータベース及び他のファイル構造、スキーマまたは基準に関するデータ形式と一致することができる。
【００２３】
目的プログラムから電子的に表されたファイルを受け取る変換プログラムによってこの実施の形態を実行することができる。変換プログラムは、（a) 識別、選択及び付加のステップを実行し、（b) 目的プログラムにとって、該目的プログラムに知られているタイプのソフトウェアとして見えるように構成されうる。例えば、変換プログラムは目的プログラムにとってプリンタドライバとして見えるようにすることができる。
【００２４】
変換プログラムは目的プログラムから独立した別のものとすることができる。変換プログラム全体は、同じコンピュータ又はシステム上に存在することができ、若しくは、離れた別のシステム上に存在することができ、または、異なる複数のシステム上に分散して存在することができる。変換モジュールを単一モジュール、または複数の協働モジュールとすることができる。変換プログラム又は変換モジュールがメタデータを識別して、対応するメタデータを加えるのに使用するリスト及び／又は同義語辞書をプログラム又はモジュールとは別にデータファイルとして格納することができ、例えば、インターネットウェブサーバを通して、遠隔地から格納されまたはアクセスすることができる。
【００２５】
例えば、データストリームを情報提供者のサイトで捕らえて、中間的位置や情報受信サイトなどの別の位置に(リアルタイムのデータストリームとして、または、捕捉データストリームの内容を含むデータファイルとして)転送し、情報提供コンピュータは、例えば、印刷ドライバをエミュレートし情報がマッピングのための出力されるときに選択される変換プログラムを有することができる。出力は変換プログラムに提供され、次に、(電子メール、モデム、フロッピィディスク上のファイル等により)情報受信マシンまで運ばれるだろう。情報受信マシン上の変換プログラムは次にデータを開き又は受信し、それを目標インポートプログラムによって使用可能なバッチファイルフォーマット、又は、データベースをアップデートするために書かれたプログラムで使用可能なファイルフォーマットにマッピングするだろう。
【００２６】
提供マシンと受信マシン上の変換プログラムを同一にすることができ、これらが共にデータを受信し転送しかつマッピングすることができるようにすることができるし、あるいは、異なった機能を持つようにすることができる。例えば、情報提供側の変換プログラムがデータを中間的フォーマットにマッピングするように、変換プログラムをそれが中間的フォーマットを処理するように、かつ、中間的フォーマットにおけるデータを受信マシン上の変換プログラムに転送するように構成することができる。受信マシンはデータを中間的フォーマットから受信マシン上で役に立つ(あるいは、ユーザが望むような)別のフォーマットにマッピングするだろう。変換プログラムを異なるものとすることができ、そのため、変換プログラムは受信マシン側の変換プログラムよりも多くのフォーマットを認識することができ、その結果、中間的フォーマットへ、または、それからより多くのフォーマットをマッピングすることができる。さらに、あるいは、代替的に、受信マシン側の変換プログラムをそれが、Adobe AcrobatTM Readersが.pdfファイルが開いて見ることはできるが、作成することができないのとほぼ同じような方法でデータを中間フォーマットにマッピングすることができるようにすることなく、中間フォーマットからのデータを別のフォーマットにマッピングすることだけを行うように構成することができる。変換プログラムをまた、ユーザ介入なしで自動的に作動するように構成することができる。例えば、提供側マシン上の変換プログラムは、例えば、提供マシン側に設けられた規則又は必要条件(例えば、提供マシン側の情報へのパブリックアクセスを許容するユーザの事前承認)を受けて、受信マシン上の変換プログラムからの要求に対応して自動的にデータを転送することができる。提供マシンと受信マシンはインターネットを介して通信することができる。例えば、提供マシンがインターネットに接続され、あるいはウェブサーバとしてを機能することができ、受信機マシンはインターネットに接続され、またはウェブブラウザとして機能することができる。また、中間的フォーマットをコード化することができ、そして受信マシンのユーザにとってトランスパレントに受信マシン側で解読することができる。例えば、暗号化/復号化メカニズムは変換プログラムの所
有関数とすることができる。
【００２７】
変換プログラムは、目的プログラムから受け取ったファイルを、例えば、それに適切なXBRLラベルを加えることによって、変換することができる。代わりに、変換プログラムは目的プログラムから受け取ったファイルからのデータを選択されたラベルに結合して新たな変換されたファイルを創成し出力することができる。一層の代替手段として、例えば1つの基準又は言語から別のものに変換するとき、変換プログラムはファイルの中のラベルを新たに加えられたラベルに取り替えることができる。このことは、変換されたファイル又は変換されたデータストリームのサイズと複雑さを最小にするのが望ましいときに、有利である。
【００２８】
図１Ｂに示すように、第1ステップ102において電子的に表されたファイルの中のデータは識別される。次に、ステップ104において、ラベルをテキストストリングに結合させるリストに基づいて、識別されたデータ内のテキストストリングのようなメタデータに対応するラベルが選択される。図１Ｂで「テキストストリング」に明確に言及されるが、各「テキストストリング」を「メタデータ」に置き換えることができる。言い換えれば、図１Ｂに示される概念はテキストストリングに関してだけでなく、メタデータの他の形式にも適用することができる。これはまた、本明細書で説明される他の実施の形態にも当てはまる。
【００２９】
ステップ104から制御はステップ106に進み、ここで、１つの識別されていないテキストストリング又はリスト上に結合ラベルを持っていないテキストストリングであるか否かが決定される。Ｙｅｓならば、制御はステップ108に進む。そこでは、ユーザがテキストストリングに対応するラベルを選択するように入力をうながす。例えば、ユーザに対してポップアップウィンドウ内に、あるいは、ダイアログの一部として、１以上の分類が与えられ、 高速かつ容易に正しいラベルを選択することができる。
【００３０】
ステップ108から制御はステップ110に進む。ステップ110で、プロンプトに対応してユーザによって選択された結合は今後の使用のために格納される。ステップ110から制御はステップ112に進む。ステップ106での決定に関してＮＯならば、制御はステップ106からステップ112へ続く。
【００３１】
ステップ112では、識別されたデータのすべての関連するテキストストリングのために(例えば、リストを使用して)ラベルが選択されたか否かが決定される。ここでは、データを例えばXBRL分類の適切なラベルにマッピングするのに使用することができる各データに結合する何らか形態のラベルがあるであろうという仮定がある。本機能を実行するソフトウェアアプリケーションは、異質又は余計なテキストを無視し、テキストと近いデータを適切に解釈する程度の知性を発揮することができる。例えば、会計システム、例えば、バランスシートからの出力において、該出力はレポートヘッダーとレポートフッターを含むことができ、これらの一方又は両方は、情況によって、翻訳される必要はない。また、解釈されXBRLラベルで相関するテキストを１ライン以上に渡らすことはできるが、このテキストに関連するデータは１ライン上にあるであろう。この状況で、ソフトウェアアプリケーションは複数のラインを適切に合併するだろう。さらに、テキストストリングは、例えば、「キャシュオンハンド（現金手持ち高）」と呼ばれているテキストラベルをもった財務諸表のようなデータの複数アイテムに言及又は適用するラベル、又は「2000年」の報告ピリオドに関する別のラベルとすることができる。ファイル内のデータの場所又は位置は、どのXBRLラベルがデータにとって適切であるかを示すことをまた助ける。データにラベル付けすることを助ける、データの他のデータとの相対位置に関するいかなる情報（例えば、階層のような、他の項目内の特定の位置にネストされたデータ項目を示すドキュメント内での位置）は、データにとって適切なXBRLラベルを決定することを助けるために使用できる。
【００３２】
ステップ112での決定がＮＯであるならば、制御はステップ104に戻る。ステップ112での決定がＹｅｓであるならば、制御はステップ112からステップ114へ進む。ステップ114では、選択されたラベルに応じて、データは再フォーマットされる。言い換えれば、データは、データと、定義されたラベルの間の１以上のXBRLの分類で決定された対応に基づいて再フォーマットされる。この再フォーマットは、対応するXBRLラベルをデータに追加することを含むことができる。ステップ116にみられるように、再フォーマットはまた、選択され又は対応するXBRLラベルの階層に従いデータを再配置することを含むことができる。
【００３３】
概要では、変換プログラムは様々な方法でデータを変換することができ、その方法は、１例として、データをより多く使用可能にするようにデータを記述し特徴付け及び／又は編成するために用いられる情報ラベル又はタグを挿入及び／又は解釈することを含む。変換プログラムは様々なオペレーティングシステム（これはMS Windows（登録商標）、Unix（登録商標）、Mac OS、Solaris、リナックスなどを含む)と適切な融通性を持つように構成をされうる。変換プログラムは様々なフォーマットのいずれかで変換されたデータファイル（これは、データベースファイル、フラットファイル、EDI、画面データ、及びディジタル形式で分析されうるその他のいかなるデータ集合又はデータストリームを含む）を得ることができる。また、変換プログラムはまた、変換されたデータを含み変換データをいずれかの適切なフォーマットでに出力することができる。例えば、出力ファイルをXBRL対応のいかなるフォーマットにすることができる。
【００３４】
変換プログラムはまた、アプリケーション又はサブモジュールを開始させて出力ファイルを有効にすることができ、また、比較プログラムを開始させてファイルの中のテキストストリングを標準化されたXBRL分類と比べることによって、受信されたファイルを分析することができる。次に、変換プログラムはファイルの中のテキストストリングを適切なXBRL分類(同義語を含む)と比べることができる。比較は、データを解析するか、または、Rev-Genパターン認識走査技術を使用することのいずれか一方によって行うことができる。データに対するXBRL情報ラベルに関する以前のいかなるユーザマッピングもまたチェックされうる。
【００３５】
変換プログラムはまた、適切なXBRL情報ラベルを関連情報にリンクすることができるが、それができるのは、そのようなリンクをユーザ介入なしで明確に設立することができるときである。自動的に識別されXBRL分類情報ラベルにリンクされたいずれのテキストストリングも第１出現の際にユーザに提示されるだろう。ドラッグ・アンド・ドロップその他のいかなる便利なマッピング技法を使用して、ユーザは該当する情報を適切なXBRL情報ラベル(タグ)にリンクできるであろう。
【００３６】
例えば、会社が初めてこのテクニックを使用して財務諸表を発行するとき、会社の名前は、＜Company Name＞データとして認識されないかもしれない。＜Company Name＞ラベルを会社名前データにリンクするためにユーザは単に＜Company Name＞情報ラベルを会社の名前にドラッグするたけでよく、それによりリンクが確立されるであろう。ユーザのこの連結がただ１回で済むように、このリンクはその後のレポートのために変換プログラム内に残るであろう。
【００３７】
変換プログラムはまた、すべての適切な情報ラベル、スタイル情報、およびXBRLに適合した適切なXMLファイル拡張子を含む新たなXBRL出力ファイルを作成することができる。XBRL情報ラベルが適切なデータにいったんリンクされたならば、応用プログラムの用語が変えられていない場合、あるいは、新しい用語がレポートに追加されている場合、次のレポートを作るときにステップのいくつかを迂回さすることができる。
【００３８】
発明の例示的な実施の形態は、既知のラベル又は用語の同義語を含む同義語辞書、あるいは、ラベル間、用語間、及び／又はラベルと用語間の同義語リンクを含んでいて、自動又はユーザ補助のマッピングを容易にする。例えば、捕捉されたデータストリーム又はファイルがマッピングされる基準、スキーマ又は分類内の既知のラベルが「Sales（販売）」であるときに、辞書は、「Fees（料金）」と「Revenues（収入）」などの同義語を含むことができ、捕捉されたデータストリーム内で同義語が識別されると、それらが言及するデータは、ラベル「Sales」によって適当にマッピング又はラベル付けされる。例えば、同義語辞書をデータとメタデータを結合するリスト内に取り入れることができる。辞書は、XML分類などの分類又はスキーマの一部でないが、分類、スキーマ等において用語に同義語的に関連したものを含むことができる。発明の例示的な実施の形態において、同義語辞書は外国語を含んでおり、そのため、ラベルかデータを1つの言語から別の言語にマッピングすることができる。
【００３９】
例えば、変換プログラムをまた、ドキュメント内の用語を1つの言語から別の言語へ翻訳するのに使用することができる。例えば、データとメタデータを結合するリスト(これはデータを識別し追加又は置換ラベルを選択するために変換プログラムによって使用される)は、言語又は言語の一部と、言語間の同義語を示すリンクとを含む。言語部分は、例えば、U.S. GAAPに現れる英語記述用語と、フランス語、ドイツ語、スペイン語等の対応する同義語と、国際GAAPなどの他の基準に現れるかもしれない同様の用語とすることができる。したがって、ユーザは、U.S. GAAPと一致した財務情報を含むドキュメントを変換プログラムへ提供して、英単語の代わりにフランス語の単語でドキュメントを出力するように変換プログラムに指定することができる。また、ユーザは、英単語の代わりにドイツ語等の単語でU.S.GAAPドキュメントを国際GAAPドキュメントに変換するように変換プログラムに要求することができる。ユーザは必要な出力言語及びオプションでオリジナル言語を指定することができる。変換プログラムは、例えばそれが捕捉されたデータ内にラベルを見つけたときに、そのリスト中のラベルに対応するオリジナル言語であって、それが特定の言語であることが変換プログラムによって知られているオリジナル言語を自動的に識別することができる。
【００４０】
さらに、発明の例示的な１実施の形態において、変換プログラムは、捕捉されたデータストリーム又はファイル内の識別された通貨値を識別するために用いられ、次に、該識別された通貨値を、既知又は指定された為替レートに基づいて、異なった通貨の対応する値(例えば、円からドル)に変換することができる。デフォルトの為替レートを使用することができる。例えば、（a) オリジナルデータが創成されたとき、（b) データストリーム又はファイルが捕捉されたとき、（c) 変換が実行されたとき、または（d) ユーザが日付を示したときに有効となる為替レートである。ユーザはまた為替レートを指定することができる。
【００４１】
図2で示す発明の別の実施の形態によると、方法は、XBRLに対応するデータセットの少なくとも一部をXBRL非対応目標アプリケーションにインポートするために提供される。方法は、 エクスポートファイルのユーザ結合エントリが１以上の適切なXBRL分類で定義されるラベルを備えるエクスポートファイルにデータを目標プログラムからエクスポートするステップと、特定のラベルで結合されたエントリにおいてエクスポートファイル中のデータを対応するラベルを持っているデータセットからのデータに置き換えることによって目標プログラム内にインポートするためのインポートファイルを形成するステップを含む。ユーザによって作られた結合は後の使用のために格納されるので、この格納された結合に基づいて元々エクスポートされたファイルと同じフォーマットを持っているファイルの中のデータを置き換えることによって自動的にインポートファイルを作成することができる。インポートファイルテンプレートはエクスポートファイルの構造とユーザによって作られた結合に基づいて作り出され、次に、入力されたデータと、インポートファイルテンプレート内のエントリの両方が結合されたラベルにに基づいてデータを入力することによりインポートファイルテンプレートをデータで占めることによってインポートファイルを形成することができる。もちろん異なったデータをインポートするためにテンプレートを再利用することができる。ユーザはエクスポート/インポートファイル形式で適当な方法でもってエントリ間の結合を示すことができる。例えば、ユーザはラベルが結合されたデータをエクスポートファイルの様々なエントリに挿入することができ、次に、ソフトウェアがエクスポートファイル中のエントリをスキャンし新たに入力されたデータに基づいて結合されたラベルを識別し、目標プログラム又は目標アプリケーションにインポートするためのデータで(空)のインポートファイルテンプレートを占めるときに後の使用のために結合を格納することができる。エクスポートファイルの構造と格納された結合はインポートファイルテンプレートを表すことができる。新たに入力されたデータはラベル自体を含むことができる。代わりに、エクスポートファイルの各エントリのために、ソフトウェアはラベルのリストを提示することができ、ユーザは結合を示すためにリス
トから1個以上の適切なラベルを選択することができる。次に、結合は格納される。テンプレートをインポートのためのデータで占めることができる。これは、例えば、インポートされるデータで結合されたラベルを識別し、同じラベルで結合されたテンプレート内のエントリの位置を見つけ、テンプレート内で見つけられたエントリにデータを入れ、データセット内のインポートされるすべてのデータのためにこれらのステップを繰り返すことによって、なされる。
【００４２】
図2に示されるように、ステップ202において、データは目標アプリケーション又はプログラムからエクスポートファイルにエクスポートされる。ステップ202から制御はステップ204に進み、ここで、ユーザはエクスポートファイル中のエントリをラベル、例えばXBRL分類で定義されるラベルに結合させる。ステップ204から制御はステップ206に進み、そこでは、ユーザによって作られた結合が格納される。ステップ206から制御はステップ208に進み、ここで、前記(例えば、XBRL)ラベルに結合するエントリ又は位置のエクスポートファイル中のデータを対応するラベルを持つ新データに置き換えることによって新たなインポートファイルは作り出される。
【００４３】
図3で示す発明の別の実施の形態では、1セットのデータの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートする方法が提供される。この方法において、データセットは該データセット内のデータに関する情報を示すラベルを含み、ラベルは1以上の分類で定義される。例えば、データセットはXBRL対応であり、ラベルは１以上のXBRL分類で定義される。方法は、ユーザがラベルに結合したデータを目標アプリケーションに入力することを監視しかつそれぞれの異なったラベルのためのデータエントリに結合するキーストロークを格納するプログラムを含んでいる。次に、目標アプリケーション(これはXBRL非対応かつXML非対応とすることができる)に入力するために、データ入力プログラムがXBRL対応データセットを受け取るとき、このプログラム又は異なるプログラムは、データセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによってデータセットからのデータを目標アプリケーションに入力することができる。データを目標アプリケーションに自動的に入力するプログラムがキーストロークが格納されていないデータ項目に遭遇すると、目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザ入力をうながし、ユーザのキーストロークを観察してそれを今後の使用のために格納する。
【００４４】
図３に示されるように、第1ステップ302において第１ソフトウェアアプリケーションは、ラベルに結合するデータをユーザが目標アプリケーションに入力することを観測する。制御がステップ302からステップ304に進み、ここで、第１アプリケーションはそれぞれの異なったラベル(例えば、XBRLラベル)に関するデータエントリに結合する観測されたキーストロークを記憶する。ステップ304から制御はステップ306に進む。そこでは、第１アプリケーションは、目標アプリケーションに入力するためのデータセットを受け取る。制御がステップ306から308に進み、ここで、第１アプリケーションはデータセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによってデータセットからのデータを目標アプリケーションに入れる。制御はステップ308からステップ310に進み、このステップにおいて、記憶されたキーストロークを持っていないデータセット内のデータが存在するか否かが第１アプリケーションによって決定される。言い換えれば、第１アプリケーションがキーストロークを記憶又は観測していないラベルを有するデータがデータセット内に存在するかが決定される。存在がＹｅｓであるならば、制御はステップ312に進み、このステップにおいて、第１アプリケーションが目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザにうながし、あるいは、目標アプリケーションにデータ項目を入れるために適切なキーストロークシーケンスを提供する。例えば、適当なシーケンスが事前記録されたキーストロークシーケンスのメニュー又はグループから選択されうる。制御がステップ312からステップ3 14に進み、このステップにおいて、提供されたキーストロークシーケンスは今後の使用のために第１アプリケーションによって格納される。制御はステップ314からステップ3 16に進む。
【００４５】
ステップ310において前記決定に関しＮＯであるならば、制御はステップ316に進む。
【００４６】
ステップ316では、第１アプリケーションは、データセットのすべての関連データが目標アプリケーションに入れられたかどうか決定する。Ｙｅｓならば、制御プロセスはステップ3 18に進み、ここで終了する。ＮＯであるならば、制御はステップ308に戻る。「関連」データは、図1のステップ1 12に関して上で議論した考慮事項を条件として決定され又は処理されうる。
【００４７】
図4で示す発明の別の実施の形態において、方法はデータセットの少なくとも一部を目標データベースにインポートまたは入力するために提供される。方法は、目標データベースへテストデータを入力して該テストデータに対応するパターンに関するデータベースを検索またはスキャンすることを含んでいる。この目的のためにデータベースから独立しているパターン認識アプリケーションを使用することができる。データベースの構造は検索結果に基づいてモデル化される。その後、モデル化された構造を使用することで直接データベースにアクセスすることができる。特に、モデリングプロセスは、データベース構造内の位置を、検索ステップの間に該位置で見つけられたテストデータの要素に対応するラベルに結合することを含む。データ要素は、次に、例えば独立しているソフトウェアアプリケーションを使用することにより、位置と要素の両方に結合するラベルに基づいて、直接データベースの中の特定の位置に挿入されうる。
【００４８】
図４に示されるように、ステップ402において、1セットのテストデータが目標データベースにインポートまたは入力される。望ましくは、このセットは従来方法により、例えば、キー入力により、データベースを管理するアプリケーションのインタフェイスを介して、データベースに入力される。データベースを管理アプリケーションとは別にすることができ、または、管理アプリケーション中に埋め込むことができる。制御はステップ402からステップ404に進み、このステップにおいて、データベースが例えば、パターン認識アプリケーションのような独立ソフトウェアアプリケーションによってスキャンされる。パターン認識アプリケーションの例はイギリスの会社RevGen Plc.によって製造され、それらの米国系列であるGeneros Cororationによって配付されてものである。前記独立アプリケーションはテストデータのセットに対応するパターンのためのデータベースを検索し又はスキャンする。
【００４９】
ステップ404から制御はステップ406に進む。ここで、独立アプリケーション(例えば、パターン認識アプリケーション又は他の別のアプリケーション)は検索/走査（スキャン）結果に基づいてデータベースの構造のモデルを構成する。ステップ406から制御はステップ408に進み、ここで、データベース構造における位置はラベル、例えば、１以上のXBRL分類で定義されるラベルに結合される。ラベルは検索/走査の間にデータベース構造におけるそれらの位置で見つけられたテストデータの要素に対応している。制御がステップ408からステップ410に進み、そこでは、データセットからの要素は位置と要素の両方に結合されるラベルに基づいてデータベースに直接インポートされる。
【００５０】
図５は図1で説明される実施の形態と一致した変換プログラムを示す。図５に示すように、変換プログラムは目標プログラムから独立した別のものである。目標プログラム502は印刷ファイルなどの出力ファイルを変換プログラム504に提供する。変換プログラム504は、それが目標プログラムにとってプリンタドライバとして見えるように構成される。換プログラム504は目標プログラム502のどのような変更も必要とせず、スプレッドシート、会計プログラム、文書処理プログラムなどをなどの商業的に利用される目標プログラムと融通性を持って機能するように設計または構成されうる。
【００５１】
図6は、図1で説明した実施の形態の変換プログラムと目標プログラムがそれぞれ代替的に、アプリケーション606の中で変換プログラムモジュール604と目標プログラムモジュール602として一緒に実行されることを示す。変換プログラムモジュール604は目標プログラムモジュール602にとってプリンタドライバとして見えることができる。例えば、変換プログラムモジュール604は、DLL、OCX、Active X制御プログラム、または独自に開発されたアプリケーションへの統合のためにソフトウェアベンダに売り出すことができるいかなる他の形態として実行されうる。
【００５２】
図７は、コンピュータのソフトウェアレイヤに関して、発明の様々な実施の形態の１つの例示的な構造を示す。特に、図７は、全てのWindows（登録商標）アプリケーション701がコンピュータ上で作動するレイヤであるアプリケーションレイヤ702を示す。レイヤ702の下はWindows （登録商標）のOS(オペレーティングシステム)レイヤ704であり、そこにGDI(グラフィックインタフェイスデバイス)703を見ることができる。レイヤ704の下は、ローレベルOSインタフェイスレイヤ706であり、そこに発明に従ったXBRLプリンタドライバ705を見ることができる。レイヤ706の下は、XMLマッピングエージェント707を備えるXMLマッピングエージェントレイヤ708である。レイヤ708の下はデータ換算レイヤ710であり、これは、図示のフォーマット712−722(これらはそれぞれ、HTML、ExcelTM、XML、SQL、xBase、およびASCIIである)を含むさまざまなフォーマットでデータを出力することができるデータコンバータ709を含んでいる。発明の様々な例示的実施の形態によると、発明の様々な関数を実行する変換プログラムはXBRLプリンタドライバ705、XBRLマッピングエージェント707、およびデータコンバータ709を含んでいる。要素705、707はXBRLに関連したように示されるが、要素705、707は、上で説明されたフォーマット、分類、プロトコル、基準等、およびそれらの同等物のいずれか又はすべてに関連することができる。さらに、フォーマット7 12-722は例示的なものであり、限定的なものではない。
【００５３】
それぞれの説明された実施の形態に関して、ユーザによって提供された情報、例えば、目標アプリケーションからのデータと、XBRLラベル又はタグの結合、はドラッグ・アンド・ドロップ、カットアンドペースト、提供されたメニューからのアイテムの選択、キーボード入力、または、他のテクニックを使用することで作ることができる。さらに、説明されたいくつかの実施の形態を多様に結合することができる。目標プログラム又は目標アプリケーションからデータを抽出することは、印刷ファイルを入手することに代えて、あるいはそれに加えて、親（目標）アプリケーションを実行及びディスプレイ画面又はウィンドウからのデータなどをこすり落とすこと等をすることなく、ファイル又はデータベースから直接データにアクセスすることを含むことができる。
【００５４】
ここで説明したように作動するソフトウェアは、（a) 中央マイクロプロセッサを持つデスクトップコンピュータなどのハードウェアマシン上で動くソフトウェア、（b) 適切に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び（c)アプリケーションに特化された集積回路(ASIC)その他の同等又は適当なコンピュータデバイスとして多様に実行されうることを当業者は認識できるであろう。
【００５５】
本発明の技術的思想又はその本質的特質から逸脱することなく本発明を他の特定の形態で実施することができ、さらに、本発明は、本明細書で説明されたいくつかの特定の実施の形態に制限されるものではないことを当業者理は理解できるであろう。したがって、本明細書で説明した実施の形態は、全ての点に関して例示的なものであり７７７７限定的なものではない。発明の範囲は以上の説明により示されるものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味に属する変更あるいはその意味及び同等のものに属する変更を含むことを意図する。
【図面の簡単な説明】
【００５６】
【図１Ａ】図1Aは本発明の例示的実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図１Ｂ】図1Bは本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図２】図2は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図３】図3は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図４】図4は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図５】図5は本発明の実施の形態に従った目標プログラムと変換プログラムの関係を示す。
【図６】図6は本発明の実施の形態に従った目標モジュールと変換モジュールの関係を示す。
【図７】図7は本発明の例示的実施の形態におけるソフトウェアレイヤを示す。
【０００１】
本発明は一般にデータ処理に関する。
【背景技術】
【０００２】
現在、何百万台ものコンピュータにインストールされているがソフトウェアプログラムから他のソフトウェアプログラムに意義を転送することができない何百万ものソフトウェアプログラムが存在する。例えば、多くの支店か子会社がある大きい会社は、しばしば1つの部署か子会社で使用する会計又は管理ソフトウェアプログラムが他の部署若しくは子会社によって使用されるソフトウェア、または主法人のプログラムと融通性がないことがわかる。これはデータの大部分を変換することを必要とし、多大なデータエントリの再入力を生じさせ、これに伴う費用を発生させ、データ再入力における保全性問題を生じる。
【０００３】
ソフトウェア開発者によって現在使用されているプログラム、オペレーティングシステム及びソフトウェアの基準が非常に多様であるために、サプライヤとその顧客の間に多くの非融通性が存在する。これはまた、かなりのデータ変換を必要とし、しばしば多くのデータの再入力とそれに関係する重要なものを生じさせる。現在のコンピュータソフトウェアが未構築、未定義の性質を有するため、SEC、連邦預金保険公社、連邦政府と州税当局、銀行等、およびそれらに報告する会社などの規定の機関にかなりの重荷と費用を課す。
【０００４】
この問題を克服するために、XML（Extensible Markup Language）ファイルフォーマットと共に用いられる定義された入出力ボキャブラリーを確立するために多くの規準機関が既にに形成され、また、形成されつつある。XBRL（Extensible Business Reporting Language）はXML言語フォーマットを発展させたものの1つである。これは、財政報告のためのグローバルな規準になることが期待されている。本開示中で、我々はXBRLをXML言語の１例として使用するつもりである。発明をXBRLかXML言語に限定することを意図するものではない。我々はSemanticのWebに関して多くの類似点を見いだし、そこでは、情報ラベルを使用してコンピュータからコンピュータに話しかけることを容易にし、このコミュニケーションの結果,意思を決定しアクションを取っている。他の基準は既に存在し、そして、本発明の基本理論により利益を得る他の基準が発展するであろう。
【０００５】
事実上、既存のいずれのソフトウェアアプリケーションも自動的又は半自動的に従来のドキュメント又はデータをXML又は他の基準委員会によって要求される標準化された情報ラベルのタグが付いた出力に変換することができない。多くの場合、基準自体が発展途上にある。XML及びその他のデータ辞書又はビジネスボキャブラリーが定着するように、既存のアプリケーションとデータがこれらの標準のボキャブラリーと結合またはタグ付けされることが必要である。会社が適切な情報ラベルを出力するように設計された新ソフトウェア製品に移行するのに数年かかるので、この厳しい現実は、これらの基準を広く使用することを長く遅らせるでだろう。レガシーソフトウェアを取り替えることは事実上不可能であるため、いくつかのケースでは、そのことは決して起こらないかもしれない。例えば、現在使用されているすべての会計ソフトウェアを改装することは非常に複雑な仕事であり、短期的に達成することができないであろう。
【０００６】
データの意味を標準化する認識された実際的手法は定義された情報ラベルを運ばれる情報に取り付けることである。このように、データの意味はラベルの定義を検査することによって決定することができる。そのことはまた、コンピュータがタグ付けされた情報の「意味（意義）」を認識することができ、その意味に基づいてそれに関して動作することを意味する。例えば、同じ「タグ」を持つデータを、りんごとオレンジを追加又は比較するといった恐れなしに、追加又は比較することができる。
【０００７】
分類とこれら分類の拡張子は情報ラベルを定義するのに使用される。例えば、会計報告書において、あとに数値が続くラベル＜Sales＞は、数値が会社のSales（販売）に関連することを示す。数値があとに続く＜Cost of Goods Sold＞は、数値が会社のCost of Goods Sold（販売された商品の原価）を表すことを示す。総利益はSalesマイナスCost of Goods Soldであるので、コンピュータは、これらの値を示す第３者の報告書にアクセスすることができ、＜Sales＞＜minus＞＜Cost of Goods Sold＞＝＜Gross Profit＞と言う簡単なルールを用いてGross Profit（総利益）を容易に計算することができる。
【０００８】
全ての会社が同じ用語論を使用するわけではないので、基準機構によって使用される分類は同義語と、同じ意味を持っている代替の語句を含んでいる。例えば、Sales（販売）の同義語は「収入」又は「料金」を含むことができるであろう。Cost of Goods Sold（販売された商品の原価）は「Cost of Goods（商品原価）」又は「Cost of Sales （販売原価）」とすることができるであろう。情報ラベルはまた、ラベルを定義した組織（機構）当局に関する情報を持つことができる。分類が米国有価証券取引委員会によって権威が与えられたものであるならば、その分類に基づくラベルはUSSEC等として識別できるであろう。
【０００９】
従って、データをXML、特にXBRL対応フォーマットに正確かつ効率的に変換する方法とメカニズムが要求されている。変換は、例えば、適切なXBRL分類で定義されるデータに適切なラベルを追加することを含むであろう。XML及びXBRL対応のデータをXML非対応、または、XBRL非対応のプログラム又はアプリケーションへ自動的に入力する方法とメカニズムもまた必要とされている。
【００１０】
XBRL Solutions, Inc.によるCopyright2001、ISBN 0-87051-353-2の、チャールズ・ホフマンとキャロリ・ストランド共著の「XBRLエッセンシャルズ」は参照のためにここに組み入れられる。
【発明の開示】
【００１１】
発明の１例示的実施の形態では、データストリームが捕捉され、捕捉されたデータストリーム内のデータは識別され、識別されたデータは次に、ファイル構造、スキーマまたは分類にマッピングされる。発明の例示的ないくつかの実施の形態では、出力データストリームはディスプレイ画面、メモリ、ハードドライブ、CD-ROMドライブ、フロッピーディスクドライブ、またはプリンタへのデータストリームである。シリアルポートまたはパラレルポート(ユニバーサルシリアルバス（USB）、FireWireＴＭを含む)、無線インタフェイス等を介して出力データストリームを運ぶことができる。発明の例示的な他のいくつかの実施の形態では、識別されたデータはXBRL（Extensible Business Reporting Language）分類、スプレッドシート、データベース、またはフラットファイルにマッピングされる。
【００１２】
本発明のもう１つの例示的な実施の形態において、データにラベルを付加する方法は、（ａ）電子的に表されたファイル内のデータを識別し、（b）識別されたデータ内のテキストストリングに対応するラベルを選択し、（c）選択されたラベルを電子的に表されたファイルに付加してテキストストリングに結合した識別されたデータ内のテキストストリング及び要素にラベル付けすることを含む。ラベルはデータに関する情報を含み、1又は２以上の分類で定義される。リストがラベルをテキストストリングに結合しない場合、識別されたデータ内のテキストストリングに対応するラベルを選択するようにユーザの入力をうながすことができる。ユーザの選択によって示される結合は、ラベルをテキストストリングに結合させるリストに加えられる。望ましくは、ラベルはXML（Extensible Markup Language）と一致していて、また、XBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している。電子的に表されたファイルを目的プログラムから受け取る変換プログラムによってこの実施の形態を実行することができる。変換プログラムは、（a)識別、選択及び付加ステップを実行し、かつ、（b)目的プログラムにとってプリンタドライバとして見えるように構成されている。変換プログラムは目的プログラムから独立した別のものとすることができる。
【００１３】
発明の別の実施の形態によると、方法は、XBRL対応データセットの少なくとも一部をXBRL非対応目標アプリケーションにインポートするために供給される。方法は、目的プログラムからデータをエクスポートファイルにエクスポートするステップであって、ラベルに結合する該エキスポートファイル内のユーザエントリが１つ又は２以上の適切なXBRL分類で定義されるステップと、特定のラベルと結合するエントリにおけるエクスポートファイル内のデータ（データセットからのデータは対応するラベルを有する）を置き換えることによって目的プログラムにインポートするためのインポートファイルを作るステップを含んでいる。ユーザによって作られた結合は後の使用のために格納（記憶）されるので、元々エクスポートされたファイルと同じフォーマットを持っているファイルの中のデータを格納された結合に基づいて置き換えることによって自動的にインポートファイルを作成することができる。
【００１４】
発明の別の実施の形態によると、方法は、1セットのデータの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートするために提供され、前記データセットは該データセット内のデータに関する情報を示すラベルを含み、該ラベルは１又は２以上の分類で定義される。例えば、データセットはXBRL対応であり、ラベルは１又は２以上のXBRL分類で定義される。方法は、ラベルに結合したデータの目標アプリケーションへのユーザ入力を監視し、各異なったラベルに関するデータエントリに結合するキーストロークを記憶するデータ入力プログラムを含んでいる。次に、データ入力プログラムが目標アプリケーション(これはXBRL非対応、XML非対応とすることができる)へのエントリのためにXBRL対応データセットを受け取るとき、データ入力プログラムは、データセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによって、目標アプリケーションにデータセットからのデータを入れることができる。データ入力プログラムが自動的に目標アプリケーションにデータを入れている際に、キーストロークが格納されていないラベルを持つデータ項目に出会うと、データ入力プログラムは、目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザにうながし、ユーザのキーストロークを観測し、将来の使用に備えそれを格納する。
【００１５】
発明の別の実施の形態によると、方法は、データセットの少なくとも一部を目標データベースにインポートするために供給される。方法は、目標データベースへのテストデータを入力して、次に、データベースを検索又はスキャンしてテストデータに対応するパターンを探すことを含む。この目的のためにデータベースから独立したパターン認識アプリケーションを使用することができる。データベースの構造は検索結果に基づいてモデル化される。その後、モデル化された構造を使用することで直接データベースにアクセスすることができる。特に、モデリングプロセスは、データベース構造内の位置をラベルに結合することを含み、そこでは、ラベルは検索ステップの間に前記位置で見つけられたテストデータの要素に対応する。次に、例えば独立したソフトウェアプログラムを使用し、位置と要素の両方に結合するラベルに基づいて、データ要素を直接データベース中の特定の位置にインポートすることができる。
【００１６】
発明の例示的な実施の形態は、自動又はユーザ補助マッピングを容易にするために、知られているラベル又は用語の同義語、あるいは、ラベル及び/又は用語間の同義語リンクを含む同義語辞書を含んでいる。辞書はXML分類などの分類又はスキーマの一部でないが、分類、スキーマ等に同義語的に関連する用語を含むことができる。発明の例示的実施の形態では、同義語辞書は外国語を含んでおり、ラベルかデータを1つの言語から別の言語にマッピングすることができる。発明の例示的実施の形態において、通貨値はデータストリーム内で識別され、既知の又は指定された為替レートに基づいて異なる通貨の相当する値に(例えば、円からドルへ)変換される。発明の実施の形態によると、マッピングプロセスはデータを1つの基準から別の基準へ、例えば、U.S. GAAP(一般に受け入れられている会計原則)から国際GAAPへ変換する。発明の実施の形態によると、マッピングプロセスは、識別されたデータに対応するラベルを他のラベル、例えば、ファイルサイズを極小にすることが重要なものに取り替えることを含んでいる。
【００１７】
発明の実施の形態によると、第１コンピュータプラットフォーム又は第１コンピュータシステムからのデータ出力を、第１プラットフォームの上のソフトウェアモジュールによって第１フォーマットから中間フォーマットへ自動的に変換することができ、この中間フォーマットは第２プラットフォーム又は第２システムに転送され、次に第２プラットフォーム上の第２ソフトウェアモジュールによって第２フォーマットへ変換される。例えば、中間フォーマットをXML分類とすることができ、ソフトウェアモジュールは、第１及び第２フォーマットが融通性があるかどうか、あるいは、２つの各プラットフォームに知られているか否かにかかわらず、データを2つのプラットフォーム間でトランスパレントに交換できるように、有効に「翻訳」することができる。また、例えば、安全な転送のために中間的フォーマットをコード化することができる。
【００１８】
発明の実施の形態によれば、上で説明された処理ステップ、およびメカニズムは、リアルタイム又は非リアルタイムで、遠隔操作又は分配操作で実行される。
【００１９】
本発明の他の目的及び利点は、以下の好ましい実施の形態の詳細な説明を添付図面と共に参照すれば、当業者にとって明らかであろう。
【発明の実施するための最良の形態】
【００２０】
図１Ａに示す発明の実施の形態によると、データストリームがステップ150で捕捉され、捕捉されたデータストリームのデータはステップ152で識別され、識別されたデータはステップ154でファイル構造、スキーマ、または分類にマッピングされる。出力データストリームはディスプレイ画面、メモリ、CD-ROMドライブ、ハードディスクドライブ、フロッピーディスクドライブ、またはプリンタへのデータストリームである。出力データストリームは、シリアル又はパラレルポート(ユニバーサルシリアルバス（USB）、FireWire（登録商標）などを含む)、無線インタフェイスなどを介してコンピュータ内に転送することができ、ソフトウェア及び／又はハードウェアメカニズムを介してその転送の間のいずれのポイントにおいても複写又は移動により捕捉される。識別されたデータはXBRL（Extensible Business Reporting Language）分類、スプレッドシート、データベース、XML（Extensible Markup Language）分類、基準(例えば、U.S. GAAP若しくは国際GAAP)、またはフラットファイルにマッピングされる。識別されたデータがフラットファイルにマッピングされるとき、フラットファイル内の異なった位置(例えば、異なったカラム、与えられたテキストストリング中の異なった位置など)において情報の意味又は特徴を示し、かつオプションで、フラットファイル中の情報又は情報グループの離散要素間の区切り文字(例えば、タブ、コンマ、スペース、セミコロンなど)を示すために仕様又は「データ定義」ファイルがまた作られる。例えば、フラットファイルと付随するデータ定義をフラットファイルに関連する公知のテクニックとフォーマットに従い作ることができる。
【００２１】
図１Ａ示す実施の形態は図１Ｂに示されるように実行することができる。図１Ｂに示す発明の例示的な実施の形態によると、ラベルをデータに追加する方法は、（a) 電子的に表されたファイル内のデータを識別し、（b) ラベルをメタデータに結合するリストに基づいて、識別されたデータ内のメタデータに対応するラベルを選択し、（c) 選択されたラベルを電子的に表されるファイルへ加えてメタデータと結合する識別されたデータ内のメタデータ及び／又は要素にラベル付けすることを含んでいる。ラベルはデータに関する情報を含み、 １又は２以上の分類で定義される。本願において、「メタデータ」あるいは「メタ情報」はデータに関するデータ、即ち、他の情報について説明する情報である。この例では、識別されたデータのメタデータは識別されたデータ内の他のデータ要素を識別または説明し、例えば、テキストストリング、様々な制御文字(例えば、様々なASCII制御文字)などを含むことができる。例えば、捕捉されたデータストリーム又はファイルの中のメタデータをそのメタデータが言及するデータを識別するために使用することができ、そして、次に、識別されたデータに言及する追加メタデータを捕捉されたデータストリーム又はファイルに追加することができる。例えば、リストは、言語からのワード、連結同義語又は関連するラベルを含む多重分類、基準等からのラベルを含むことができる。捕捉されたデータストリーム又はファイルの中に第１分類などからのラベルが認識されると、それがラベル付けするデータ要素はさらに第２の異なる分類、基準等でラベル付けされる。その結果、第１分類ではなく第２分類を認識するコンピュータプログラムは、ここで、データストリーム又はファイル内の情報を用い又は認識し編成することができる。第２分類のために新しいラベルを加えて、また、オプションとして、第１分類(または、基準、スキーマなど)から古いラベルを取り除くことによって、新たな変換されたデータストリーム又はファイルを形成することができる。
【００２２】
リストが識別されたデータ内のメタデータにラベルを結合させないとき、ユーザはメタデータに対応するラベルを選択する入力をうながされる。ラベルをメタデータに結合するリストにユーザ選択で示された結合を加えることができる。望ましくは、ラベルはXML（Extensible Markup Language）と一致していて、また、XBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している。もちろん、ラベルはまた、スプレッドシート、リレーショナルデータベース及び他のファイル構造、スキーマまたは基準に関するデータ形式と一致することができる。
【００２３】
目的プログラムから電子的に表されたファイルを受け取る変換プログラムによってこの実施の形態を実行することができる。変換プログラムは、（a) 識別、選択及び付加のステップを実行し、（b) 目的プログラムにとって、該目的プログラムに知られているタイプのソフトウェアとして見えるように構成されうる。例えば、変換プログラムは目的プログラムにとってプリンタドライバとして見えるようにすることができる。
【００２４】
変換プログラムは目的プログラムから独立した別のものとすることができる。変換プログラム全体は、同じコンピュータ又はシステム上に存在することができ、若しくは、離れた別のシステム上に存在することができ、または、異なる複数のシステム上に分散して存在することができる。変換モジュールを単一モジュール、または複数の協働モジュールとすることができる。変換プログラム又は変換モジュールがメタデータを識別して、対応するメタデータを加えるのに使用するリスト及び／又は同義語辞書をプログラム又はモジュールとは別にデータファイルとして格納することができ、例えば、インターネットウェブサーバを通して、遠隔地から格納されまたはアクセスすることができる。
【００２５】
例えば、データストリームを情報提供者のサイトで捕らえて、中間的位置や情報受信サイトなどの別の位置に(リアルタイムのデータストリームとして、または、捕捉データストリームの内容を含むデータファイルとして)転送し、情報提供コンピュータは、例えば、印刷ドライバをエミュレートし情報がマッピングのための出力されるときに選択される変換プログラムを有することができる。出力は変換プログラムに提供され、次に、(電子メール、モデム、フロッピィディスク上のファイル等により)情報受信マシンまで運ばれるだろう。情報受信マシン上の変換プログラムは次にデータを開き又は受信し、それを目標インポートプログラムによって使用可能なバッチファイルフォーマット、又は、データベースをアップデートするために書かれたプログラムで使用可能なファイルフォーマットにマッピングするだろう。
【００２６】
提供マシンと受信マシン上の変換プログラムを同一にすることができ、これらが共にデータを受信し転送しかつマッピングすることができるようにすることができるし、あるいは、異なった機能を持つようにすることができる。例えば、情報提供側の変換プログラムがデータを中間的フォーマットにマッピングするように、変換プログラムをそれが中間的フォーマットを処理するように、かつ、中間的フォーマットにおけるデータを受信マシン上の変換プログラムに転送するように構成することができる。受信マシンはデータを中間的フォーマットから受信マシン上で役に立つ(あるいは、ユーザが望むような)別のフォーマットにマッピングするだろう。変換プログラムを異なるものとすることができ、そのため、変換プログラムは受信マシン側の変換プログラムよりも多くのフォーマットを認識することができ、その結果、中間的フォーマットへ、または、それからより多くのフォーマットをマッピングすることができる。さらに、あるいは、代替的に、受信マシン側の変換プログラムをそれが、Adobe AcrobatTM Readersが.pdfファイルが開いて見ることはできるが、作成することができないのとほぼ同じような方法でデータを中間フォーマットにマッピングすることができるようにすることなく、中間フォーマットからのデータを別のフォーマットにマッピングすることだけを行うように構成することができる。変換プログラムをまた、ユーザ介入なしで自動的に作動するように構成することができる。例えば、提供側マシン上の変換プログラムは、例えば、提供マシン側に設けられた規則又は必要条件(例えば、提供マシン側の情報へのパブリックアクセスを許容するユーザの事前承認)を受けて、受信マシン上の変換プログラムからの要求に対応して自動的にデータを転送することができる。提供マシンと受信マシンはインターネットを介して通信することができる。例えば、提供マシンがインターネットに接続され、あるいはウェブサーバとしてを機能することができ、受信機マシンはインターネットに接続され、またはウェブブラウザとして機能することができる。また、中間的フォーマットをコード化することができ、そして受信マシンのユーザにとってトランスパレントに受信マシン側で解読することができる。例えば、暗号化/復号化メカニズムは変換プログラムの所
有関数とすることができる。
【００２７】
変換プログラムは、目的プログラムから受け取ったファイルを、例えば、それに適切なXBRLラベルを加えることによって、変換することができる。代わりに、変換プログラムは目的プログラムから受け取ったファイルからのデータを選択されたラベルに結合して新たな変換されたファイルを創成し出力することができる。一層の代替手段として、例えば1つの基準又は言語から別のものに変換するとき、変換プログラムはファイルの中のラベルを新たに加えられたラベルに取り替えることができる。このことは、変換されたファイル又は変換されたデータストリームのサイズと複雑さを最小にするのが望ましいときに、有利である。
【００２８】
図１Ｂに示すように、第1ステップ102において電子的に表されたファイルの中のデータは識別される。次に、ステップ104において、ラベルをテキストストリングに結合させるリストに基づいて、識別されたデータ内のテキストストリングのようなメタデータに対応するラベルが選択される。図１Ｂで「テキストストリング」に明確に言及されるが、各「テキストストリング」を「メタデータ」に置き換えることができる。言い換えれば、図１Ｂに示される概念はテキストストリングに関してだけでなく、メタデータの他の形式にも適用することができる。これはまた、本明細書で説明される他の実施の形態にも当てはまる。
【００２９】
ステップ104から制御はステップ106に進み、ここで、１つの識別されていないテキストストリング又はリスト上に結合ラベルを持っていないテキストストリングであるか否かが決定される。Ｙｅｓならば、制御はステップ108に進む。そこでは、ユーザがテキストストリングに対応するラベルを選択するように入力をうながす。例えば、ユーザに対してポップアップウィンドウ内に、あるいは、ダイアログの一部として、１以上の分類が与えられ、 高速かつ容易に正しいラベルを選択することができる。
【００３０】
ステップ108から制御はステップ110に進む。ステップ110で、プロンプトに対応してユーザによって選択された結合は今後の使用のために格納される。ステップ110から制御はステップ112に進む。ステップ106での決定に関してＮＯならば、制御はステップ106からステップ112へ続く。
【００３１】
ステップ112では、識別されたデータのすべての関連するテキストストリングのために(例えば、リストを使用して)ラベルが選択されたか否かが決定される。ここでは、データを例えばXBRL分類の適切なラベルにマッピングするのに使用することができる各データに結合する何らか形態のラベルがあるであろうという仮定がある。本機能を実行するソフトウェアアプリケーションは、異質又は余計なテキストを無視し、テキストと近いデータを適切に解釈する程度の知性を発揮することができる。例えば、会計システム、例えば、バランスシートからの出力において、該出力はレポートヘッダーとレポートフッターを含むことができ、これらの一方又は両方は、情況によって、翻訳される必要はない。また、解釈されXBRLラベルで相関するテキストを１ライン以上に渡らすことはできるが、このテキストに関連するデータは１ライン上にあるであろう。この状況で、ソフトウェアアプリケーションは複数のラインを適切に合併するだろう。さらに、テキストストリングは、例えば、「キャシュオンハンド（現金手持ち高）」と呼ばれているテキストラベルをもった財務諸表のようなデータの複数アイテムに言及又は適用するラベル、又は「2000年」の報告ピリオドに関する別のラベルとすることができる。ファイル内のデータの場所又は位置は、どのXBRLラベルがデータにとって適切であるかを示すことをまた助ける。データにラベル付けすることを助ける、データの他のデータとの相対位置に関するいかなる情報（例えば、階層のような、他の項目内の特定の位置にネストされたデータ項目を示すドキュメント内での位置）は、データにとって適切なXBRLラベルを決定することを助けるために使用できる。
【００３２】
ステップ112での決定がＮＯであるならば、制御はステップ104に戻る。ステップ112での決定がＹｅｓであるならば、制御はステップ112からステップ114へ進む。ステップ114では、選択されたラベルに応じて、データは再フォーマットされる。言い換えれば、データは、データと、定義されたラベルの間の１以上のXBRLの分類で決定された対応に基づいて再フォーマットされる。この再フォーマットは、対応するXBRLラベルをデータに追加することを含むことができる。ステップ116にみられるように、再フォーマットはまた、選択され又は対応するXBRLラベルの階層に従いデータを再配置することを含むことができる。
【００３３】
概要では、変換プログラムは様々な方法でデータを変換することができ、その方法は、１例として、データをより多く使用可能にするようにデータを記述し特徴付け及び／又は編成するために用いられる情報ラベル又はタグを挿入及び／又は解釈することを含む。変換プログラムは様々なオペレーティングシステム（これはMS Windows（登録商標）、Unix（登録商標）、Mac OS、Solaris、リナックスなどを含む)と適切な融通性を持つように構成をされうる。変換プログラムは様々なフォーマットのいずれかで変換されたデータファイル（これは、データベースファイル、フラットファイル、EDI、画面データ、及びディジタル形式で分析されうるその他のいかなるデータ集合又はデータストリームを含む）を得ることができる。また、変換プログラムはまた、変換されたデータを含み変換データをいずれかの適切なフォーマットでに出力することができる。例えば、出力ファイルをXBRL対応のいかなるフォーマットにすることができる。
【００３４】
変換プログラムはまた、アプリケーション又はサブモジュールを開始させて出力ファイルを有効にすることができ、また、比較プログラムを開始させてファイルの中のテキストストリングを標準化されたXBRL分類と比べることによって、受信されたファイルを分析することができる。次に、変換プログラムはファイルの中のテキストストリングを適切なXBRL分類(同義語を含む)と比べることができる。比較は、データを解析するか、または、Rev-Genパターン認識走査技術を使用することのいずれか一方によって行うことができる。データに対するXBRL情報ラベルに関する以前のいかなるユーザマッピングもまたチェックされうる。
【００３５】
変換プログラムはまた、適切なXBRL情報ラベルを関連情報にリンクすることができるが、それができるのは、そのようなリンクをユーザ介入なしで明確に設立することができるときである。自動的に識別されXBRL分類情報ラベルにリンクされたいずれのテキストストリングも第１出現の際にユーザに提示されるだろう。ドラッグ・アンド・ドロップその他のいかなる便利なマッピング技法を使用して、ユーザは該当する情報を適切なXBRL情報ラベル(タグ)にリンクできるであろう。
【００３６】
例えば、会社が初めてこのテクニックを使用して財務諸表を発行するとき、会社の名前は、＜Company Name＞データとして認識されないかもしれない。＜Company Name＞ラベルを会社名前データにリンクするためにユーザは単に＜Company Name＞情報ラベルを会社の名前にドラッグするたけでよく、それによりリンクが確立されるであろう。ユーザのこの連結がただ１回で済むように、このリンクはその後のレポートのために変換プログラム内に残るであろう。
【００３７】
変換プログラムはまた、すべての適切な情報ラベル、スタイル情報、およびXBRLに適合した適切なXMLファイル拡張子を含む新たなXBRL出力ファイルを作成することができる。XBRL情報ラベルが適切なデータにいったんリンクされたならば、応用プログラムの用語が変えられていない場合、あるいは、新しい用語がレポートに追加されている場合、次のレポートを作るときにステップのいくつかを迂回さすることができる。
【００３８】
発明の例示的な実施の形態は、既知のラベル又は用語の同義語を含む同義語辞書、あるいは、ラベル間、用語間、及び／又はラベルと用語間の同義語リンクを含んでいて、自動又はユーザ補助のマッピングを容易にする。例えば、捕捉されたデータストリーム又はファイルがマッピングされる基準、スキーマ又は分類内の既知のラベルが「Sales（販売）」であるときに、辞書は、「Fees（料金）」と「Revenues（収入）」などの同義語を含むことができ、捕捉されたデータストリーム内で同義語が識別されると、それらが言及するデータは、ラベル「Sales」によって適当にマッピング又はラベル付けされる。例えば、同義語辞書をデータとメタデータを結合するリスト内に取り入れることができる。辞書は、XML分類などの分類又はスキーマの一部でないが、分類、スキーマ等において用語に同義語的に関連したものを含むことができる。発明の例示的な実施の形態において、同義語辞書は外国語を含んでおり、そのため、ラベルかデータを1つの言語から別の言語にマッピングすることができる。
【００３９】
例えば、変換プログラムをまた、ドキュメント内の用語を1つの言語から別の言語へ翻訳するのに使用することができる。例えば、データとメタデータを結合するリスト(これはデータを識別し追加又は置換ラベルを選択するために変換プログラムによって使用される)は、言語又は言語の一部と、言語間の同義語を示すリンクとを含む。言語部分は、例えば、U.S. GAAPに現れる英語記述用語と、フランス語、ドイツ語、スペイン語等の対応する同義語と、国際GAAPなどの他の基準に現れるかもしれない同様の用語とすることができる。したがって、ユーザは、U.S. GAAPと一致した財務情報を含むドキュメントを変換プログラムへ提供して、英単語の代わりにフランス語の単語でドキュメントを出力するように変換プログラムに指定することができる。また、ユーザは、英単語の代わりにドイツ語等の単語でU.S.GAAPドキュメントを国際GAAPドキュメントに変換するように変換プログラムに要求することができる。ユーザは必要な出力言語及びオプションでオリジナル言語を指定することができる。変換プログラムは、例えばそれが捕捉されたデータ内にラベルを見つけたときに、そのリスト中のラベルに対応するオリジナル言語であって、それが特定の言語であることが変換プログラムによって知られているオリジナル言語を自動的に識別することができる。
【００４０】
さらに、発明の例示的な１実施の形態において、変換プログラムは、捕捉されたデータストリーム又はファイル内の識別された通貨値を識別するために用いられ、次に、該識別された通貨値を、既知又は指定された為替レートに基づいて、異なった通貨の対応する値(例えば、円からドル)に変換することができる。デフォルトの為替レートを使用することができる。例えば、（a) オリジナルデータが創成されたとき、（b) データストリーム又はファイルが捕捉されたとき、（c) 変換が実行されたとき、または（d) ユーザが日付を示したときに有効となる為替レートである。ユーザはまた為替レートを指定することができる。
【００４１】
図2で示す発明の別の実施の形態によると、方法は、XBRLに対応するデータセットの少なくとも一部をXBRL非対応目標アプリケーションにインポートするために提供される。方法は、 エクスポートファイルのユーザ結合エントリが１以上の適切なXBRL分類で定義されるラベルを備えるエクスポートファイルにデータを目標プログラムからエクスポートするステップと、特定のラベルで結合されたエントリにおいてエクスポートファイル中のデータを対応するラベルを持っているデータセットからのデータに置き換えることによって目標プログラム内にインポートするためのインポートファイルを形成するステップを含む。ユーザによって作られた結合は後の使用のために格納されるので、この格納された結合に基づいて元々エクスポートされたファイルと同じフォーマットを持っているファイルの中のデータを置き換えることによって自動的にインポートファイルを作成することができる。インポートファイルテンプレートはエクスポートファイルの構造とユーザによって作られた結合に基づいて作り出され、次に、入力されたデータと、インポートファイルテンプレート内のエントリの両方が結合されたラベルにに基づいてデータを入力することによりインポートファイルテンプレートをデータで占めることによってインポートファイルを形成することができる。もちろん異なったデータをインポートするためにテンプレートを再利用することができる。ユーザはエクスポート/インポートファイル形式で適当な方法でもってエントリ間の結合を示すことができる。例えば、ユーザはラベルが結合されたデータをエクスポートファイルの様々なエントリに挿入することができ、次に、ソフトウェアがエクスポートファイル中のエントリをスキャンし新たに入力されたデータに基づいて結合されたラベルを識別し、目標プログラム又は目標アプリケーションにインポートするためのデータで(空)のインポートファイルテンプレートを占めるときに後の使用のために結合を格納することができる。エクスポートファイルの構造と格納された結合はインポートファイルテンプレートを表すことができる。新たに入力されたデータはラベル自体を含むことができる。代わりに、エクスポートファイルの各エントリのために、ソフトウェアはラベルのリストを提示することができ、ユーザは結合を示すためにリス
トから1個以上の適切なラベルを選択することができる。次に、結合は格納される。テンプレートをインポートのためのデータで占めることができる。これは、例えば、インポートされるデータで結合されたラベルを識別し、同じラベルで結合されたテンプレート内のエントリの位置を見つけ、テンプレート内で見つけられたエントリにデータを入れ、データセット内のインポートされるすべてのデータのためにこれらのステップを繰り返すことによって、なされる。
【００４２】
図2に示されるように、ステップ202において、データは目標アプリケーション又はプログラムからエクスポートファイルにエクスポートされる。ステップ202から制御はステップ204に進み、ここで、ユーザはエクスポートファイル中のエントリをラベル、例えばXBRL分類で定義されるラベルに結合させる。ステップ204から制御はステップ206に進み、そこでは、ユーザによって作られた結合が格納される。ステップ206から制御はステップ208に進み、ここで、前記(例えば、XBRL)ラベルに結合するエントリ又は位置のエクスポートファイル中のデータを対応するラベルを持つ新データに置き換えることによって新たなインポートファイルは作り出される。
【００４３】
図3で示す発明の別の実施の形態では、1セットのデータの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートする方法が提供される。この方法において、データセットは該データセット内のデータに関する情報を示すラベルを含み、ラベルは1以上の分類で定義される。例えば、データセットはXBRL対応であり、ラベルは１以上のXBRL分類で定義される。方法は、ユーザがラベルに結合したデータを目標アプリケーションに入力することを監視しかつそれぞれの異なったラベルのためのデータエントリに結合するキーストロークを格納するプログラムを含んでいる。次に、目標アプリケーション(これはXBRL非対応かつXML非対応とすることができる)に入力するために、データ入力プログラムがXBRL対応データセットを受け取るとき、このプログラム又は異なるプログラムは、データセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによってデータセットからのデータを目標アプリケーションに入力することができる。データを目標アプリケーションに自動的に入力するプログラムがキーストロークが格納されていないデータ項目に遭遇すると、目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザ入力をうながし、ユーザのキーストロークを観察してそれを今後の使用のために格納する。
【００４４】
図３に示されるように、第1ステップ302において第１ソフトウェアアプリケーションは、ラベルに結合するデータをユーザが目標アプリケーションに入力することを観測する。制御がステップ302からステップ304に進み、ここで、第１アプリケーションはそれぞれの異なったラベル(例えば、XBRLラベル)に関するデータエントリに結合する観測されたキーストロークを記憶する。ステップ304から制御はステップ306に進む。そこでは、第１アプリケーションは、目標アプリケーションに入力するためのデータセットを受け取る。制御がステップ306から308に進み、ここで、第１アプリケーションはデータセット内のデータに結合するラベルに対応する格納されたキーストロークを実行することによってデータセットからのデータを目標アプリケーションに入れる。制御はステップ308からステップ310に進み、このステップにおいて、記憶されたキーストロークを持っていないデータセット内のデータが存在するか否かが第１アプリケーションによって決定される。言い換えれば、第１アプリケーションがキーストロークを記憶又は観測していないラベルを有するデータがデータセット内に存在するかが決定される。存在がＹｅｓであるならば、制御はステップ312に進み、このステップにおいて、第１アプリケーションが目標アプリケーションにデータ項目を入れるようにユーザにうながし、あるいは、目標アプリケーションにデータ項目を入れるために適切なキーストロークシーケンスを提供する。例えば、適当なシーケンスが事前記録されたキーストロークシーケンスのメニュー又はグループから選択されうる。制御がステップ312からステップ3 14に進み、このステップにおいて、提供されたキーストロークシーケンスは今後の使用のために第１アプリケーションによって格納される。制御はステップ314からステップ3 16に進む。
【００４５】
ステップ310において前記決定に関しＮＯであるならば、制御はステップ316に進む。
【００４６】
ステップ316では、第１アプリケーションは、データセットのすべての関連データが目標アプリケーションに入れられたかどうか決定する。Ｙｅｓならば、制御プロセスはステップ3 18に進み、ここで終了する。ＮＯであるならば、制御はステップ308に戻る。「関連」データは、図1のステップ1 12に関して上で議論した考慮事項を条件として決定され又は処理されうる。
【００４７】
図4で示す発明の別の実施の形態において、方法はデータセットの少なくとも一部を目標データベースにインポートまたは入力するために提供される。方法は、目標データベースへテストデータを入力して該テストデータに対応するパターンに関するデータベースを検索またはスキャンすることを含んでいる。この目的のためにデータベースから独立しているパターン認識アプリケーションを使用することができる。データベースの構造は検索結果に基づいてモデル化される。その後、モデル化された構造を使用することで直接データベースにアクセスすることができる。特に、モデリングプロセスは、データベース構造内の位置を、検索ステップの間に該位置で見つけられたテストデータの要素に対応するラベルに結合することを含む。データ要素は、次に、例えば独立しているソフトウェアアプリケーションを使用することにより、位置と要素の両方に結合するラベルに基づいて、直接データベースの中の特定の位置に挿入されうる。
【００４８】
図４に示されるように、ステップ402において、1セットのテストデータが目標データベースにインポートまたは入力される。望ましくは、このセットは従来方法により、例えば、キー入力により、データベースを管理するアプリケーションのインタフェイスを介して、データベースに入力される。データベースを管理アプリケーションとは別にすることができ、または、管理アプリケーション中に埋め込むことができる。制御はステップ402からステップ404に進み、このステップにおいて、データベースが例えば、パターン認識アプリケーションのような独立ソフトウェアアプリケーションによってスキャンされる。パターン認識アプリケーションの例はイギリスの会社RevGen Plc.によって製造され、それらの米国系列であるGeneros Cororationによって配付されてものである。前記独立アプリケーションはテストデータのセットに対応するパターンのためのデータベースを検索し又はスキャンする。
【００４９】
ステップ404から制御はステップ406に進む。ここで、独立アプリケーション(例えば、パターン認識アプリケーション又は他の別のアプリケーション)は検索/走査（スキャン）結果に基づいてデータベースの構造のモデルを構成する。ステップ406から制御はステップ408に進み、ここで、データベース構造における位置はラベル、例えば、１以上のXBRL分類で定義されるラベルに結合される。ラベルは検索/走査の間にデータベース構造におけるそれらの位置で見つけられたテストデータの要素に対応している。制御がステップ408からステップ410に進み、そこでは、データセットからの要素は位置と要素の両方に結合されるラベルに基づいてデータベースに直接インポートされる。
【００５０】
図５は図1で説明される実施の形態と一致した変換プログラムを示す。図５に示すように、変換プログラムは目標プログラムから独立した別のものである。目標プログラム502は印刷ファイルなどの出力ファイルを変換プログラム504に提供する。変換プログラム504は、それが目標プログラムにとってプリンタドライバとして見えるように構成される。換プログラム504は目標プログラム502のどのような変更も必要とせず、スプレッドシート、会計プログラム、文書処理プログラムなどをなどの商業的に利用される目標プログラムと融通性を持って機能するように設計または構成されうる。
【００５１】
図6は、図1で説明した実施の形態の変換プログラムと目標プログラムがそれぞれ代替的に、アプリケーション606の中で変換プログラムモジュール604と目標プログラムモジュール602として一緒に実行されることを示す。変換プログラムモジュール604は目標プログラムモジュール602にとってプリンタドライバとして見えることができる。例えば、変換プログラムモジュール604は、DLL、OCX、Active X制御プログラム、または独自に開発されたアプリケーションへの統合のためにソフトウェアベンダに売り出すことができるいかなる他の形態として実行されうる。
【００５２】
図７は、コンピュータのソフトウェアレイヤに関して、発明の様々な実施の形態の１つの例示的な構造を示す。特に、図７は、全てのWindows（登録商標）アプリケーション701がコンピュータ上で作動するレイヤであるアプリケーションレイヤ702を示す。レイヤ702の下はWindows （登録商標）のOS(オペレーティングシステム)レイヤ704であり、そこにGDI(グラフィックインタフェイスデバイス)703を見ることができる。レイヤ704の下は、ローレベルOSインタフェイスレイヤ706であり、そこに発明に従ったXBRLプリンタドライバ705を見ることができる。レイヤ706の下は、XMLマッピングエージェント707を備えるXMLマッピングエージェントレイヤ708である。レイヤ708の下はデータ換算レイヤ710であり、これは、図示のフォーマット712−722(これらはそれぞれ、HTML、ExcelTM、XML、SQL、xBase、およびASCIIである)を含むさまざまなフォーマットでデータを出力することができるデータコンバータ709を含んでいる。発明の様々な例示的実施の形態によると、発明の様々な関数を実行する変換プログラムはXBRLプリンタドライバ705、XBRLマッピングエージェント707、およびデータコンバータ709を含んでいる。要素705、707はXBRLに関連したように示されるが、要素705、707は、上で説明されたフォーマット、分類、プロトコル、基準等、およびそれらの同等物のいずれか又はすべてに関連することができる。さらに、フォーマット7 12-722は例示的なものであり、限定的なものではない。
【００５３】
それぞれの説明された実施の形態に関して、ユーザによって提供された情報、例えば、目標アプリケーションからのデータと、XBRLラベル又はタグの結合、はドラッグ・アンド・ドロップ、カットアンドペースト、提供されたメニューからのアイテムの選択、キーボード入力、または、他のテクニックを使用することで作ることができる。さらに、説明されたいくつかの実施の形態を多様に結合することができる。目標プログラム又は目標アプリケーションからデータを抽出することは、印刷ファイルを入手することに代えて、あるいはそれに加えて、親（目標）アプリケーションを実行及びディスプレイ画面又はウィンドウからのデータなどをこすり落とすこと等をすることなく、ファイル又はデータベースから直接データにアクセスすることを含むことができる。
【００５４】
ここで説明したように作動するソフトウェアは、（a) 中央マイクロプロセッサを持つデスクトップコンピュータなどのハードウェアマシン上で動くソフトウェア、（b) 適切に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、及び（c)アプリケーションに特化された集積回路(ASIC)その他の同等又は適当なコンピュータデバイスとして多様に実行されうることを当業者は認識できるであろう。
【００５５】
本発明の技術的思想又はその本質的特質から逸脱することなく本発明を他の特定の形態で実施することができ、さらに、本発明は、本明細書で説明されたいくつかの特定の実施の形態に制限されるものではないことを当業者理は理解できるであろう。したがって、本明細書で説明した実施の形態は、全ての点に関して例示的なものであり７７７７限定的なものではない。発明の範囲は以上の説明により示されるものではなく、むしろ添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味に属する変更あるいはその意味及び同等のものに属する変更を含むことを意図する。
【図面の簡単な説明】
【００５６】
【図１Ａ】図1Aは本発明の例示的実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図１Ｂ】図1Bは本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図２】図2は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図３】図3は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図４】図4は本発明の例示的な実施の形態に従うフローチャートを示す。
【図５】図5は本発明の実施の形態に従った目標プログラムと変換プログラムの関係を示す。
【図６】図6は本発明の実施の形態に従った目標モジュールと変換モジュールの関係を示す。
【図７】図7は本発明の例示的実施の形態におけるソフトウェアレイヤを示す。
Claims (70)
- コンピュータで実行するデータ編成方法であって、
データストリームを捕捉し、
前記捕捉されたデータストリーム内のデータを識別し、
前記識別したデータをファイル構造、スキーマ及び分類のうちの少なくとも１つにマッピングする、
ステップを含んでなる方法。 - 前記捕捉ステップと、前記識別ステップをそれぞれ別のコンピュータで実行する請求項１の方法。
- 前記捕捉されたデータストリームを記憶するステップを含んでなり、前記識別ステップは前記記憶されたデータストリームに関して実行される請求項１の方法。
- 前記捕捉ステップと、前記識別ステップをそれぞれ別の場所で実行する請求項１の方法。
- 前記識別ステップは第１通貨の第１値を識別することを含み、前記マッピングステップは、第２通貨の第２値を前記第１値及び換算係数に基づいて決定することを含んでなる請求項１の方法。
- ユーザが前記第２通貨と前記換算係数を割り当てる請求項５の方法。
- 前記ユーザは前記換算係数が既知データを指示することにより前記換算係数を割り当てる請求項６の方法。
- 前記識別されたデータは第１基準に従って編成され、前記マッピングステップは前記識別されたデータを第２基準に従って編成されることを含んでなる請求項１の方法。
- 前記第１基準はアメリカ合衆国GAAP(一般に受入れられている会計原則)と、国際GAAPのうちのいずれか一方であり、前記第２基準は前記アメリカ合衆国GAAPと前記国際GAAPのうちのもう一方のものである請求項８の方法。
- 前記マッピングステップは、前記識別されたデータをXML（Extensible Markup Language）分類にマッピングする請求項lの方法。
- 前記マッピングステップは、前記識別されたデータをスプレッドシートにマッピングする請求項ｌの方法。
- 前記マッピングステップは、前記識別されたデータをデータベースにマッピングする請求項lの方法。
- 前記マッピングステップは、前記識別されたデータをフラットファイルにマッピングする請求項1の方法。
- 前記フラットファイルの構造を定めるデータ定義を出力することを含んでなる請求項１３の方法。
- 前記フラットファイル構造は、前記フラットファイル内にマッピングされたデータの位置を示す請求項１４の方法。
- 前記データストリームはコンピュータディスプレイ画面に出力されるデータである請求項1の方法。
- 前記データストリームはコンピュータデータポートに出力されるデータである請求項1の方法。
- 前記データストリームはデータストレージ装置に出力されるデータである請求項1の方法。
- 前記データストレージ装置はコンピュータ内のＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）である請求項１８の方法。
- 前記データストレージ装置はディスクドライブである請求項１の方法。
- 前記データストリームは、前記方法を実行するコンピュータのオペレーティングシステムレベルで作り出される請求項１の方法。
- 識別ステップは前記データストリーム内のメタデータを識別することを含み、前記マッピングステップは、メタデータにラベルを結合させるリストに基づいて前記識別されたメタデータに対応するラベルを選択することを含んでなる請求項１の方法。
- 前記選択されたラベルを前記データストリームに加えて少なくとも1つの前記識別されたメタデータと前記識別されたデータにラベル付けするステップを含んでなる請求項２２の方法。
- 選択されていないラベルを前記データストリームから取り除くステップを含んでなる請求項２３の方法。
- 前記選択されたラベルを少なくとも１つの前記識別されたデータに結合することによってファイルを作成するステップを含んでなる請求項２３の方法。
- 前記リストがラベルを前記メタデータに結合しないときに、前記メタデータに対応するラベルを選択するようにユーザに要求するステップを含んでなる請求項２２の方法。
- ユーザ選択で示された結合を前記ラベルをメタデータに結合する前記リストに加えるステップを含んでなる請求項26の方法。
- 前記リストはメタデータに結合する複数のラベルを含んでなる請求項２２の方法。
- 前記複数のラベルは同義ラベルを含んでなる請求項２８の方法。
- 前記メタデータは、該メタデータに対応する前記データストリーム内のラベルに基づいて前記データストリーム内で識別される請求項２８の方法。
- 前記選択されたラベルは、前記データストリーム内のラベルと異なる請求項３０の方法。
- 前記識別ステップは前記データストリーム内の前記メタデータを識別することを含み、前記マッピングステップが前記識別されたメタデータに結合する前記複数のラベルから１つのラベルを選択することを含んでなる請求項２８の方法
- 前記複数のラベルは他言語で記載される請求項３２の方法。
- 前記選択されたラベルは前記他言語のうちの指定された1言語で記載される請求項３３の方法。
- 前記指定された言語はXBRL(拡張ビジネスマークアップ言語)で記載される請求項３４の方法。
- 前記選択されたラベルは指定された人間の話し言葉で記載される請求項３４の方法。
- 前記ラベルはXML（Extensible Markup Language）と一致している請求項２２の方法。
- 前記ラベルはXBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している請求項３７の方法。
- 前記ラベルは少なくとも１つのXBRL分類で定義される請求項３８の方法。
- 前記メタデータは少なくとも1つのテキストストリングを含んでなる請求項２２の方法。
- 前記データストリームを目的プログラムから変換プログラムヘ供給するステップを含んでなり、前記変換プログラムは（a）前記識別ステップと前記マッピングステップを実行し、かつ、（b) 前記目的プログラムにとってデバイスドライバとして見える、請求項1の方法 。
- 前記変換プログラムは前記目的プログラムから独立した別のものである請求項４１の方法。
- 前記変換プログラムと前記目的プログラムは、それぞれ単一プログラム中に盛込まれたモジュールである請求項４１の方法。
- 前記データストリームはコンピュータのプリンタへの出力である請求項１の方法。
- コンピュータ間で情報を転送する方法であって、
マッピングされたデータを第１コンピュータにおいて第１フォーマットから中間フォーマットに変換し、
前記変換された情報を第２コンピュータに転送すること、
を含んでなる方法。 - 前記第２コンピュータにおいて前記変換された情報を受け取って前記中間フォーマットから第２フォーマットに変換することを含んでなる請求項４５の方法。
- 前記中間フォーマットはXML（Extensible Markup Language）分類と一致している請求項４６の方法。
- 前記情報を転送の前にコード化し、前記転送され受信された情報を復号することを含んでなる請求項４６の方法。
- 前記第２コンピュータからの要求に応答して、前記第１コンピュータで前記変換及び転送ステップを実行することを含んでなる請求項４６の方法。
- コンピュータ間で情報を転送する方法であって、
転送する情報を第１コンピュータにおいて第１フォーマットから中間フォーマットに変換し、
前記変換された情報を第２コンピュータに転送すること、
を含んでなる方法。 - 前記第２コンピュータにおいて前記転送された情報を受信し前記中間フォーマットから第２フォーマットに変換することを含んでなる請求項５０の方法。
- 前記中間フォーマットはXML（Extensible Markup Language）分類に一致している請求項５１の方法。
- 前記情報を前記転送の前にコード化し、前記転送され受信された情報を復号することを含んでなる請求項５１の方法。
- 前記第２コンピュータからの要求に応答して、前記第１コンピュータで前記変換及び転送ステップを実行することを含んでなる請求項５１の方法。
- データに関する情報を含み少なくとも１つの分類で定義されるラベルを前記データに加える方法であって、
電子的に表されたファイルを目的プログラムから受け取る変換プログラムであって、目的プログラムにとってプリンタドライバとして見える変換プログラムと、電子的に表されたファイル中のデータを識別する変換プログラムを用い、前記変換プログラムにより、ラベルをメタデータに結合するリストに基づいて、前記識別されたデータ内のメタデータに対応するラベルを選択することを含んでなる方法。 - 前記変換プログラムにより、前記選択されたラベルを前記電子的に表されたファイルに加えて（ａ）前記メタデータに結合された前記識別されたデータ内の要素と、（ｂ）前記メタデータのうちの少なくとも一方にラベル付けするステップを含んでなる請求項５５の方法。
- 前記変換プログラムにより、前記選択されたラベルを少なくとも前記電子的に表されたファイルから識別された前記識別されたデータに結合することにより新たなファイルを創成して（ａ）前記メタデータに結合された前記識別されたデータ内の要素と、（ｂ）前記メタデータのうちの少なくとも一方にラベル付けするステップを含んでなる請求項５５の方法。
- データに関する情報を示すラベルを含むデータセットであって、前記ラベルが少なくとも１つの分類で定義されるデータセットの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートするためのインポートファイルテンプレートを形成する方法であって、
前記目標アプリケーションによりデータをエクスポートファイルにエクスポートし、
ユーザが前記エクスポートファイル内のエントリの少なくとも1つを少なくとも１つの前記ラベルに結合し、
前記エクスポートファイルのフォーマットと、前記結合された少なくとも1つのエントリおよび少なくとも1つのラベルに基づき、前記インポートファイルテンプレートを形成し、
入力された前記データセットからのデータと前記インポートファイルテンプレート内のエントリの両方に基づいて、前記データセットからのデータを前記インポートファイルテンプレートに入力する、
ステップを含んでなる方法。 - 前記ユーザによって作られた結合を記憶するステップを含んでなる請求項５８の方法。
- 前記ラベルはXML（Extensible Markup Language）に一致している請求項５９の方法。
- 前記ラベルはXBRL（Extensible Business Reporting Language）仕様に一致している請求項６０の方法。
- 前記目的プログラムはXBRL非対応である請求項６１の方法。
- データに関する情報を示すラベルを含むデータセットであって、前記ラベルが少なくとも１つの分類で定義されるデータセットの少なくとも一部を目標アプリケーションにインポートする方法であって、
前記目標アプリケーションによりデータをエクスポートファイルにエクスポートし、
ユーザが前記エクスポートファイル内のエントリを前記ラベルのいくつかに結合し、
前記いくつかのラベルに結合されたエントリにおける前記エクスポートファイル内のデータを、前記データセットからのデータであって、前記エントリと同じラベルを有するデータに置き換えることによりインポートファイルを形成する、
ステップを含んでなる方法。 - データに関する情報を示すラベルを含むデータセットであって、前記ラベルが少なくとも１つの分類で定義されるデータセットの少なくとも一部を目標アプリケーションに入力する方法であって、
前記ラベルに結合されたデータの前記目標アプリケーションへのエントリを監視し、各異なるラベルに関する前記データエントリに結合されたキーストロークを記憶し、
前記データセットを受け取り、
前記データセット内の前記データに結合された前記ラベルに対応する前記記憶されたキーストロークを実行することにより前記データセットからのデータを前記目標アプリケーションに入力する、
ステップを含んでなる方法。 - 前記ユーザを監視するプログラムはメモリ常駐プログラムである請求項６４の方法。
- 前記データアイテムに結合されたラベルのためにいかなるキーストロークも記憶されていないときに、目標アプリケーションにデータ項目を入力することを前記ユーザにうながすステップを含んでなる請求項６４の方法
- データセット内のデータに関する情報を示すラベルを含む前記データセットであって、前記ラベルが少なくとも１つの分類で定義される前記データセットの少なくとも一部を目標データベースに入力する方法であって、
テストデータを前記目標データベースに入力し、
前記目標データベースから前記テストデータに対応するパターンを検索し、
前記検索結果に基づいて、前記目標データベースの構造をモデル化し、
前記モデル化された構造を使用することで直接前記目標データベースに直接アクセスしてデータを前記目標データベースに挿入すること及び前記目標データベースからデータをを検索することの少なくなくとも一方を実行する、
ステップを含んでなる方法。 - 前記検索ステップはパターン認識アプリケーションによって実行される請求項６７の方法。
- 前記データベース構造内の位置を、前記検索の間に前記位置において発見されたテストデータの要素に対応するラベルに結合するステップを含んでなる請求項６７の方法。
- 前記データセットの要素を前記データベース内の位置に、該位置と該要素の両方に結合するラベルに基づいて、挿入するステップを含んでなる請求項６９の方法。
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