JP2005500048A - 電気泳動用の緩衝液およびそれらの使用 - Google Patents

電気泳動用の緩衝液およびそれらの使用 Download PDF

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Abstract

シービング処方物を含む緩衝組成物またはシービング処方物を含まない緩衝組成物は、図に示されるようなキャピラリー電気泳動系とともに使用される場合に、有用である。この緩衝組成物は、Bis−Tris、TAPSおよび/またはTAPSO、ならびに必要に応じてキレート剤(例えば、EDTA)を含有し得る。キャピラリー電気泳動系を用いて、DNAまたはRNAを含むサンプルを分離する方法もまた、記載されている。本発明の教示は、とりわけ、電気泳動機器(例えば、キャピラリー電気泳動(CE)デバイス)の性能を改善する、緩衝組成物および/またはシービング(ゲル)処方物を提供する。

Description

【技術分野】
【0001】
(分野)
本発明の教示は、緩衝組成物および生物学的分子(例えば、核酸)の電気泳動に関する。
【背景技術】
【0002】
(背景)
電気泳動は、一般に、サイズまたは長さに従って、生物学的分子(例えば、デオキシリボ核酸(「DNA」)、リボ核酸(「RNA」)、タンパク質など)を分離するために使用される。
【0003】
DNA塩基配列決定およびフラグメント分析は、電気泳動分離の最も有用な実施形態の中の1つである。DNA塩基配列決定において、例えば、DNA配列決定産物は変性され、そして得られる一本鎖DNAサンプルが、分離用の電気泳動ゲルに適用される。
【0004】
不運にも、分離するのが困難な特定の配列に関する配列決定誤差に直面することは、珍しくはない。1つのこのような問題は、「コンプレッション」と呼ばれ、一本鎖フラグメントがそれ自体にアニールして、特定の位置にて「ヘアピン」構造が形成する場合に、生じる。以下の概略図は、一般に、このような発生を例示している:
【0005】
【化1】
Figure 2005500048
これにより、フラグメントは、その長さから予測されるよりも速く、ゲルを通って移動し得、これにより、一緒に非常に近接して移動し、しばしば互いに重複するバンドを生じ得る。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0006】
(要旨)
本発明の教示は、とりわけ、電気泳動機器(例えば、キャピラリー電気泳動(CE)デバイス)の性能を改善する、緩衝組成物および/またはシービング(sieving)(ゲル)処方物を提供する。
【0007】
種々の局面は、核酸の電気泳動用の緩衝組成物を提供する。この緩衝液は、例えば、電気泳動(running)緩衝液であり得る。
【0008】
種々の実施形態において、緩衝組成物は、以下を含有する:(i)Bis−Tris;ならびに(ii)TAPS、TAPSO、およびアスパラギンの群の1種以上のメンバー。例えば、この組成物は、カチオンとしてBis−Trisを、そしてアニオンとしてTAPSおよび/またはTAPSOを含有し得る。種々の実施形態は、金属キレート剤としてEDTAをさらに含む。
【0009】
種々の実施形態において、緩衝組成物は、以下を含有する:(i)TAPS、TAPSO、またはアスパラギン;および(ii)式:[HO(CHC−N[(CH−OH]の組成物(ここで、mは、1〜3の整数(例えば、1)であり、そしてnは、1〜4の整数(例えば、2)である)。
【0010】
この組成物は、金属−キレート剤(例えば、EDTA)を含有し得る。
【0011】
いくつかの実施形態において、この組成物は、界面活性剤(例えば、SDS)を実質的に含まない。
【0012】
いくつかの実施形態において、この組成物は、7より高いpH(例えば、7.5以上)を有する。いくつかの実施形態において、この組成物は、8未満のpHを有する。
【0013】
種々の局面において、本発明の教示は、核酸の電気泳動用の分離ゲル(resolving−gel)組成物を提供する。
【0014】
種々の実施形態において、この分離ゲル組成物は、以下を含有する:(a)有機ポリマー、(b)Bis−Tris、ならびに(c)TAPS、TAPSO、およびアスパラギンの群の1種以上のメンバー。例えば、この組成物は、Bis−TrisおよびTAPSおよび/またはTAPSOを含有し得る。
【0015】
種々の実施形態において、この組成物は、界面活性剤を実質的に含まない(例えば、SDSを含まない)。
【0016】
いくつかの実施形態において、この組成物は、7よりも高いpH(例えば、7.5以上)を有する。種々の実施形態において、この組成物は、8未満のpHを有する。
【0017】
本発明の教示のさらなる局面は、サンプルを分離するための装置に関する。
【0018】
種々の実施形態において、装置は、以下を備える:アノード緩衝液(アノード液)チャンバ;カソード緩衝液(カソード液)チャンバ;アノード緩衝液チャンバとカソード緩衝液チャンバとの間に延び、かつこのアノード緩衝液チャンバとカソード緩衝液チャンバとを連絡する、電気泳動チャネル(例えば、管腔を有するキャピラリー管);ならびに、アノード緩衝液チャンバとカソード緩衝液チャンバおよびチャネルにおいて保持されるBis−Trisを含む、連続緩衝液系。
【0019】
種々の実施形態において、この連続緩衝液系は、TAPSおよびTAPSOのうちの一方または両方をさらに含み得る。例えば、この緩衝液系は、TAPSをさらに含み得る。
【0020】
いくつかの実施形態において、この装置は、チャネルにおいて保持されるシービング媒体(例えば、ゲルまたは流動可能な(液体状態の)媒体)をさらに備え得る。
【0021】
本発明の教示のなおさらなる局面は、核酸の電気泳動を行う方法に関する。
【0022】
このような方法の種々の実施形態は、以下の工程を包含する:緩衝液を電気泳動チャネルに加える工程(ここで、この緩衝液は、Bis−Trisを含む);分析されるべき核酸を含むサンプルをこのチャネルに加える工程;および、電気泳動によってこのサンプルを分離する工程。
【0023】
本発明の教示の方法の種々の実施形態は、以下の工程を包含する:(a)緩衝液を電気泳動チャネルに加える工程(ここで、この緩衝液は、式:[HO(CHC−N[(CH−OH]の化合物を含み、ここで、mは、1〜3の整数(例えば、1)であり、そしてnは、1〜4の整数(例えば、2)である);(b)分析されるべき核酸(例えば、DNAまたはRNA)を含むサンプルをチャネルに加える工程;ならびに、(c)電気泳動によってこのサンプルを分離する工程。
【0024】
種々の実施形態において、本発明の教示の方法は、以下の工程を包含する:緩衝液をゲルに導入する工程(ここで、この緩衝液は、Bis−Trisを含む);分析されるべき核酸(例えば、DNAまたはRNA)を含むサンプルを、このゲル上に適用する工程;およびこのゲルを横切る起電力の電位差を適用し、それによってこのサンプルを分離する工程。
【0025】
種々の実施形態において、この分離工程は、7よりも高いpH(例えば、7.5以上)にて行われる。いくつかの実施形態において、この分離工程は、8未満のpHで行われる。
【0026】
本発明の教示は、温度制御されない(例えば、加熱装置内に配置されていない)低温領域(cold zone)(例えば、少なくとも3cm、4cm、5cmまたはそれよりも長い領域)を有するチャネル(例えば、キャピラリー管、または溝付きプレート)に関して、特に有用であり得る。
【0027】
(種々の実施形態の説明)
ここで、種々の非限定的な、例示的な実施形態に対する参照がなされる。このような実施形態は、本発明の教示を限定することを意図しないことが理解される。対照的に、本発明の教示は、当業者によって理解されるような、代替物、改変物、および等価物を包含することが意図される。
【0028】
一般には、本発明の教示は、とりわけ、電気泳動による分離を容易にする、組成物および方法を提供する(例えば、増加された分解能を提供する)。
【0029】
実施形態は、例えば、電気泳動機器(例えば、キャピラリー電気泳動(CE)デバイス)の性能を改善する、電気泳動緩衝液および/またはシービング処方物(例えば、ゲルまたは流動可能な(液体状態の)媒体)を提供する。しかし、本発明の教示は、CEデバイスに限定されない。種々の実施形態において、本発明の教示は、電流が通過し得る電解質含有緩衝液を含有する組成物を提供する。
【0030】
種々の実施形態に従って、本発明の教示は、電気泳動用の緩衝液を提供し、この緩衝液は、カチオンによる電荷が、サンプルのポリヌクレオチド(例えば、DNA、RNA)に対して、負電荷を遮断するのを(例えば、立体的に)妨げるように配置されたカチオンを含む。このようなカチオンは、変性されたDNAの再生を防止するのを補助し得ことが見出されている。このような効果は、温度制御のための手段(例えば、加熱アセンブリ)を備えていない領域を有する電気泳動装置において、特に有用であり得る。温度制御手段を欠いた領域は、しばしば、「低温領域」と呼ばれる。
【0031】
「低温領域」は、例えば、電気泳動の間、周囲温度または周囲温度近辺である領域であり得る。特定の市販のシーケンサーは、1つ以上の低温領域を有し得る。例えば、いくつかの構成において、ABI 310機器(Applied Biosystems)は、第一の低温領域および第二の低温領域を備え得、第一の低温領域は、キャピラリーの注入端部から機器のオーブンまで延びる6.6cmの領域によって規定され、第二の低温領域は、オーブンから検出器まで延びる3.8cmの領域によって規定される。いくつかの構成において、ABI 3100機器は、それぞれ4.8cmと4.5cmの、同様に位置された低温領域を備え得る。本発明の教示は、例えば、とりわけ、このようなシーケンサーに関して有用であり得る。
【0032】
本発明の教示の緩衝液のいくつかの実施形態は、カチオンとして、弱塩基性のBis−Tris(ビス[2−ヒドロエチル]イミノ−トリス[ヒドロキシメチルメタン])を含む。水溶液中で、Bis−Tris分子は、陽子を受け取って、共役酸形態(Bis−Tris)を生じる。
【0033】
Bis−Trisは、不活性であり、容易に調製され、かつ市販の供給源から容易に利用可能である(Mortin,L.G.,Clin.,Chem.,23,p.1569(1977);およびLewis,J.C.,Anal.Biochem.14 495(1966)を参照のこと(これらの各々は、本明細書中で参考として援用される))。Bis−Trisは、例えば、Research Organics(Cleveland,Ohio)から購入され得る。
【0034】
種々の実施形態において、緩衝組成物は、以下を含有する:(i)Bis−Tris、(ii)TAPS(N−トリス[ヒドロキシメチル]メチル−3−アミノプロパン−スルホン酸)、および必要に応じて、(iii)キレート剤。本明細書中で提供されるいくつかの処方物は、以下を含有する:(i)100mM Bis−Tris、(ii)100mM TAPS、および(iii)1mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸、pH8)。
【0035】
種々の実施形態において、緩衝組成物は、TAPSまたはTAPSOと1〜2mMのEDTAを1:1の比で、50〜200mM(例えば、100mM)のBis−Trisを含有する。いくつかの実施形態において、緩衝組成物は、50mM Bis−Tris、50mM TAPSO、および2mM EDTAを含有する。
【0036】
本明細書中に記載される種々の処方物において、TAPSO(3−[N−トリス(ヒドロキシメチル)メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)は、TAPSで置換され得るか、またはそれに加えて含まれ得る。さらに、アスパラギンが、緩衝液中において、TAPSで置換され得る。
【0037】
種々の実施形態において、以下を含む分子が、緩衝組成物中に含まれる:[HO(CHC−N[(CH−OH](ここで、m=1、2、3、...m(整数)、n=1、2、3、...n(整数)(例えば、m=1〜3でn=1〜4であるか、または例えば、m=1でn=2である))。
【0038】
本発明の教示は、電気泳動用の、ゲルまたは流動可能な分離媒体組成物を一部提供する。種々の実施形態において、分離ゲル組成物は、以下含有する:(a)1種以上の有機ポリマー、および(b)Bis−Tris。いくつかの実施形態において、本発明の教示に従うゲル組成物は、TAPS、TAPSO、およびアスパラギンの群の1種以上のメンバーをさらに含有する。種々の実施形態において、このゲル組成物は、TAPSおよび/またはTAPSOを含有する。
【0039】
種々の実施形態に従って、緩衝組成物は、シービング媒体(例えば、ゲルまたは流動可能な分離媒体)(例えば、米国特許第5,126,021号、およびWO 02/24313(これらの各々は、本明細書中で参考として援用される)において記載されるシービング媒体)に含まれる。
【0040】
本発明の教示に従う組成物としては、例えば、シービング成分および表面相互作用成分(例えば、WO 02/24313(本明細書中で参考として援用される)において記載されるようなもの)が挙げられ得る。
【0041】
種々の実施形態において、この組成物のシービング成分は、1種以上の非架橋アクリルアミドポリマーを含む。非架橋アクリルアミドポリマーとしては、例えば、直鎖状ポリマー(例えば、ポリアクリルアミド(LPA))、分枝鎖ポリマー、および星状ポリマーが挙げられ得る。
【0042】
種々の実施形態において、この組成物の表面相互作用成分は、1種以上の無電荷でかつ非架橋性の水溶性シリカ吸着ポリマーを含む。このような成分は、以下の参考文献に記載されるような、種々の化学分類に属し得る:Molyneux,Water−Soluble Synthetic Polymers:Properties and Behavior,第I巻および第II巻(CRC Press,Boca Raton,1982);Davidson編、Handbook of Water−Solble Gums and Resins(McGraw−Hill,New York,1980);Franks編、Water:A Comprehensive Treatise(Plenum Press,New York,1973);など。本発明の教示の、無電荷の水溶性シリカ吸着ポリマーとしては、N,N−二置換ポリアクリルアミド、N−一置換ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、ポリビニルピロリドンなどが挙げられ得るが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、この表面相互作用成分は、ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミド)(pDMA)を含む。
【0043】
種々の実施形態において、本発明の教示の組成物のポリマーは、ポリビニルラクタム(例えば、ポリビニルピロリドン);N,N−二置換ポリアクリルアミド;およびN−置換ポリアクリルアミドからなる群より選択される。
【0044】
本発明の教示の組成物中に含まれ得る種々のポリマーとしては、以下において開示されるポリマーが挙げられるがこれらの限定されない:米国特許第5,552,028号、同第5,567,292号、同第6,387,234号;WO 02/24313;H.Heら、Electrophoresis 2002、23、1421−1428;およびM.N.Albarghouthiら、Electrophoresis 2001、22、737−747;Liguo Songら、Electrophoresis 2001,22,729−736;Dehai Liangら、Electrophoresis 2000,21,3600−3608(これらの各々は、本明細書中で参考として援用される)。
【0045】
キャピラリー電気泳動は、例えば、任意の適切なキャピラリー(例えば、溶融シリカキャピラリー管、あるいはガラス製プレートもしくはプラスチック製プレート、または先端部に形成された溝)を使用して、実施され得る。種々の実施形態は、例えば、細長管の使用を企図しており、この管の各々は、例えば、約10〜500ミクロンの範囲内(例えば、約100ミクロン以下)の内径を有する。必要に応じて、各管は、その長さに沿って、その外面を不透明なポリイミドコーティングでコーティングされて、破損が防止され得る。いくつかの実施形態において、分離は、キャピラリー管に緩衝液のみを充填することによって行われるが、他の場合においては、同様に、シービング媒体(例えば、ポリマーまたはゲル)が加えられる。例示的なプロセスにおいて、サンプルは、キャピラリー管の入口端部に導入されて、電場が適用される。電場の影響下で、サンプルが分離され、これによって、個々の成分は、このキャピラリー管の長さの下方に移動される。キャピラリー管の出口端部または出口端部近辺において、不透明なポリイミドコーティングの小領域が除去されて、光検出領域が形成され得る。個々の成分は、例えば、蛍光吸光度または紫外線吸光度を使用して、検出され得る。
【0046】
作動可能なキャピラリー電気泳動デバイスの共通の特徴の詳細は、多数の任意の利用可能な刊行物(例えば、Capillary Electrophoresis Theory and Practice,GrossmanおよびColbum編、Academic Press(1992)(本明細書中で参考として援用される))において見出され得る。
【0047】
種々の実施形態に従って、本発明の教示に従う緩衝液は、ABI Prism 310配列決定装置またはABI Prism 3100配列決定装置(Applied Biosystems;Foster City,CA)を使用する、核酸の電気泳動分離において用いられる。
【0048】
種々の実施形態において、本発明の教示に従う緩衝液は、「連続緩衝液系」で用いられる。この系は、選択されたpHおよびイオン強度の同じ緩衝液が、シービング媒体(例えば、ゲルまたは流動可能な媒体)ならびにアノード緩衝液チャンバおよびカソード緩衝液チャンバ中で使用される系である。例えば、図1は、CEデバイスを示しており、このデバイスは、カソード緩衝液レザバ12、アノード緩衝液レザバ14、ならびにこのカソード緩衝液レザバとアノード緩衝液レザバとの間に延びるキャピラリー管16によって規定されるチャネルを備える。シービング媒体は、このチャネル内に保持され得る。連続緩衝液系は、本発明の教示の緩衝組成物を、アノード緩衝液レザバとカソード緩衝液レザバの両方、およびチャネルに含めることによって、提供され得る。このチャネルに充填されたサンプルは、適切な電源20によって、このチャネルを横切る起電力の電位を適用することによって分離され得る。このサンプルの分離された成分は、適切な検出器/データ収集アセンブリ22によって検出され得る。
【0049】
種々の実施形態において、Bis−Tris TAPS緩衝組成物は、CE装置のカソード緩衝液チャンバとアノード緩衝液チャンバの両方、およびこの装置の1つ以上のキャピラリーに保持されるシービング媒体(例えば、分離ゲルまたは流動可能な媒体)に含まれる。次いで、1種以上のポリヌクレオチド含有サンプルが、この装置を使用して分離され得、そのようにして調製され得る。
【0050】
種々の実施形態において、核酸含有サンプルの分離は、少なくともpH7、7よりも高いpH、および/または少なくともpH7.5にて実施される。いくつかの実施形態において、分離は、pH8以下で実施される。
【0051】
以下の例は、例示目的のみとして意図され、いかなる様式においても、限定として解釈されるべきではない。
【実施例】
【0052】
(実施例1)
本発明の教示に従う緩衝液を、以下のように処方した:100mM Bis−Tris(ビス[2−ヒドロエチル]イミノ−トリス[ヒドロキシメチルメタン])、100mM TAPS(N−トリス[ヒドロキシメチル]メチル−3−アミノプロパン−スルホン酸)、および1mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸、pH8)。
【0053】
1mM EDTAを使用して、金属によるキャピラリーコーティングに対する破損をなくすかまたは軽減した。
【0054】
(実施例2)
低温度で誘導されたDNAバンドの幅を、NaTAPS(トリス−(ヒドロキシメチル)−メチル−アミノ−プロパンスルホン酸ナトリウム塩)電気泳動緩衝液を用いるよりも、TrisTAPSを用いて観察した。カチオンであるTrisおよびNaが、電気泳動の間に、DNAバンドの幅にどのように影響を及ぼすかを理解するために、DNA分離およびDNA移動度を、電気泳動緩衝液(この緩衝液は、異なる金属カチオン:Li、Rb、Ca、Mg、K、およびCs;ならびに有機緩衝液、Bis−Tris、TrisBispropane、イミダゾール、アルギニン、アンモニウム、およびテトラペンチルアンモニウムを含む)を用いて、キャピラリー電気泳動の間に試験した。本明細書中で、GS700 250ヌクレオチド(nt)フラグメント、または単に250ntフラグメントと呼ばれるフラグメント(これは、低いDNA変性条件下にて、異常に電気泳動を生じる推定DNA二次構造を有する)のサイズは、キャピラリー電気泳動の間の電気泳動緩衝液として、Bis−TrisTAPを用いて、その推定されたサイズ(250nt)近辺で電気泳動したことに留意のこと。Bis−Tris分子構造の試験から、Bis−Trisは、DNA骨格に対して、陰イオンを遮断するのを立体的に妨げ、それによって電気泳動の間に再生する能力が低下され得ると考えられる。
【0055】
(実施例3)
本発明の教示の緩衝液が電気泳動の間の核酸の変性を改善する能力を、以下のアッセイにおいて観察した:
(実施例3(A))
1つのアッセイは、本発明の緩衝液がGS700 250ヌクレオチド(nt)フラグメントの異常な移動度(この異常な移動度は、DNA二次構造に起因すると考えられる)を低下させる能力を測定した。このアッセイからの結果を、表Iに報告する。POP37ポリマー(Applied Biosystems;Foster City,CA)を使用するABI Prism 310機器によって、70℃にて電気泳動させる間、電気泳動緩衝液としてTrisTAPSを用いると、250ntのフラグメントは、244.5ntのように移動し、そしてポリマー処方物中においてさらなる1Mの尿素を用いると、250ntのフラグメントは、245.5ntのように移動した。Bis−Tris緩衝液(さらなる尿素なし)を使用した場合、250ntのフラグメントは、247.5ntのフラグメントのように移動し、これは、さらなる1Mの尿素をポリマーに加えることによって得られるよりも、正確な250ntにより近づいた。
【0056】
(表I)
【0057】
[表1]
Figure 2005500048
ポリマー処方物に加えられたさらなる尿素
(実施例3(B))
第二に、4塩基コンプレッションであるCGCCの強度率を低下させる能力を、測定した。組成物に隣接したC末端フラグメントの間隔を測定し、次いで、正常な空間からの、このコンプレッション中のCヌクレオチドの偏差を、算出した。完全に正常な空間または非コンプレッションは、結果として「0」偏差となる。DNAの変性が少なくなれば、コンプレッションはより増大し、それによって、正常からの3Cヌクレオチドの偏差は、より大きくなる。表IIは、Bis−Trisを用いた最小偏差、および余分な1Mの尿素を加えるよりも、Bis−Tris緩衝液に変更するほうが、再度さらなる変性が見られることを示している。
【0058】
(表II)
【0059】
[表2−1]
Figure 2005500048
【0060】
[表2−2]
Figure 2005500048
このポリマーは、さらなる1Mの尿素を用いて処方された。
【0061】
本発明の教示の種々の実施形態は、例えば、DNAのキャピラリー電気泳動において(特に、DNA変性の増加が所望される場合に)有用な電気泳動緩衝液を提供することが、理解される。本発明の教示の実施形態は、電気泳動の間に、DNA分解能および電気泳動速度の有意な損失なしに、増加したDNA変性を提供し得、これは、通常、余分な化学変性剤(例えば、尿素または2−ピロリジノン)を用いて観察される。
【0062】
必要に応じて、本明細書中に記載される組成物および方法は、コンプレッションを軽減するかまたは最小にすることを目的とした他の方法と組み合わせて利用され得る。例えば、1つの方法は、相補的な鎖でしばしば見出されない二次構造に寄与する因子として、他の鎖の配列決定に関する。コンプレッションを排除するための別のストラテジーは、塩基対の量を低下させる試みにおいて、ゲル中に有機溶媒(例えば、ホルムアミドおよび/または尿素)を含ませることである。なおさらなるストラテジーは、ITPまたは7−デアザ−dGTPをGTPで置換することによって、産物鎖における二次構造の安定性を低下させることである。また、水素結合を破壊するために、熱が使用され得、それによって、変性されたDNAおよびRNAが生じ得る。
【0063】
本発明の教示は、種々の用途、方法、および組成物を参照して記載されているが、種々の変化および改変が、その精神から逸脱することなくなされ得ることが理解される。前出の例は、本発明の教示をさらに例示するために提供されており、限定として解釈されない。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】図1は、種々の実施形態において有用なキャピラリー電気泳動(CE)デバイスの概略図である。

Claims (33)

  1. 核酸の電気泳動用の緩衝組成物であって、該緩衝組成物は、以下:
    (i)Bis−Tris;ならびに、
    (ii)TAPS、TAPSO、およびアスパラギンの群の1種以上のメンバー、
    を含有する、組成物。
  2. TAPSまたはTAPSOを含有する、請求項1に記載の組成物。
  3. TAPSを含有する、請求項1に記載の組成物。
  4. 金属キレート剤をさらに含有する、請求項3に記載の組成物。
  5. 前記金属キレート剤が、EDTAを含む、請求項4に記載の組成物。
  6. 前記組成物が、実質的に界面活性剤を含まない、請求項1に記載の組成物。
  7. 7より高いpHを有する、請求項1に記載の組成物。
  8. 7.5以上のpHを有する、請求項7に記載の組成物。
  9. 核酸の電気泳動用の緩衝組成物であって、該緩衝組成物は、以下:
    (i)TAPS、TAPSO、またはアスパラギン;および、
    (ii)式:[HO(CHC−N[(CH−OH]の化合物、
    を含有し、ここで:
    mは、1〜3の整数であり、そしてnは、1〜4の整数である、組成物。
  10. mが1であり、そしてnが2である、請求項9に記載の組成物。
  11. 金属キレート剤をさらに含有する、請求項9に記載の組成物。
  12. 前記金属キレート剤が、EDTAである、請求項11に記載の組成物。
  13. 前記組成物が、実質的に変性剤を含まない、請求項9に記載の組成物。
  14. 7よりも高いpHを有する、請求項9に記載の組成物。
  15. 7.5以上のpHを有する、請求項14に記載の組成物。
  16. 核酸の電気泳動用の分離ゲル組成物であって、該組成物は、以下:
    (a)有機ポリマー;
    (b)Bis−Tris;ならびに、
    (c)TAPS、TAPSO、およびアスパラギンの群の1種以上のメンバー、
    を含有する、組成物。
  17. 前記組成物が、実質的に変性剤を含まない、請求項16に記載の組成物。
  18. TAPSまたはTAPSOを含有する、請求項16に記載の組成物。
  19. TAPSを含有する、請求項16に記載の組成物。
  20. 請求項16に記載の組成物であって、前記有機ポリマーは、シービング成分および表面相互作用成分を含み、該シービング成分は、非架橋アクリルアミドポリマーを含み、該表面相互作用成分は、N,N−二置換ポリアクリルアミドおよびN−置換ポリアクリルアミドからなる群より選択される、1種以上の非架橋ポリマーを含む、組成物。
  21. 7よりも高いpHを有する、請求項16に記載の組成物。
  22. 7.5以上のpHを有する、請求項21に記載の組成物。
  23. サンプルを分離するための装置であって、該装置は、以下:
    アノード緩衝液チャンバ;
    カソード緩衝液チャンバ;
    該アノード緩衝液チャンバと該カソード緩衝液チャンバとの間に延び、かつ該アノード緩衝液チャンバと該カソード緩衝液チャンバとを連絡する、電気泳動チャネル;ならびに、
    該アノード緩衝液チャンバと該カソード緩衝液チャンバおよび該チャネルにおいて保持されるBis−Trisを含む、連続緩衝液系、
    を備える、装置。
  24. 前記連続緩衝液系が、TAPSおよびTAPSOのうちの一方または両方をさらに含む、請求項23に記載の装置。
  25. 前記チャネルにおいて保持されるシービング媒体をさらに備える、請求項23に記載の装置。
  26. 核酸の電気泳動を行う方法であって、該方法は、以下:
    緩衝液を電気泳動チャネルに加える工程であって、該緩衝液が、Bis−Trisを含む、工程;
    分析されるべき核酸を含むサンプルを該チャネルに加える工程;および、
    電気泳動によって該サンプルを分離する工程、
    を包含する、方法。
  27. 前記チャネルが、キャピラリー管によって規定される、請求項26に記載の方法。
  28. 前記分離工程が、7よりも高いpHにて行われる、請求項26に記載の方法。
  29. 核酸分子の電気泳動を行う方法であって、該方法は、以下:
    (a)緩衝液を電気泳動チャネルに加える工程であって、該緩衝液は、式:[HO(CHC−N[(CH−OH]の化合物を含み、ここで、mは、1〜3の整数であり、そしてnは、1〜4の整数である、工程;
    (b)分析されるべき核酸を含むサンプルを該チャネルに加える工程;ならびに、
    (c)電気泳動によって該サンプルを分離する工程、
    を包含する、方法。
  30. 前記チャネルが、キャピラリー管によって規定される、請求項29に記載の方法。
  31. 前記分離工程が、7よりも高いpHにて行われる、請求項29に記載の方法。
  32. 核酸の電気泳動のための方法であって、該方法は、以下:
    緩衝液をゲルに導入する工程であって、該緩衝液が、Bis−Trisを含む、工程;
    分析されるべき核酸を含むサンプルを、該ゲル上に適用する工程;および、
    該ゲルを横切る起電力の電位差を適用し、それによって該サンプルが分離される工程、
    を包含する、方法。
  33. 前記ゲルが、キャピラリー管によって規定されるチャネルにおいて支持される、請求項32に記載の方法。
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