JP2005354424A - Vpls装置、管理装置およびvplsシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】仮想的なバス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークにおいて、ネットワーク内部の障害発生時に発生しうるブロードキャストフレームを使用するネットワーク制御用プロトコルの動作異常を確実に防止すること。
【解決手段】バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置T−1,T−2を収容するエッジノードを構成するVPLS装置1であって、接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するフルメッシュリンク制御部3と、フルメッシュリンク制御部3により切断が検出されると、切断されていないフルメッシュリンク側およびユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行するVPLS制御部2及びフレーム転送処理部4とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置T−1,T−2を収容するエッジノードを構成するVPLS装置1であって、接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するフルメッシュリンク制御部3と、フルメッシュリンク制御部3により切断が検出されると、切断されていないフルメッシュリンク側およびユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行するVPLS制御部2及びフレーム転送処理部4とを備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、仮想的なバス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークを構成するVPLS(Virtual Private LAN Service)装置に関し、特にエミュレートされたバス型ネットワークにおいてスパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルを動作させた場合に、フルメッシュトポロジーの一部が切断された際に発生しうるネットワーク制御用プロトコルの動作異常を防止することが可能なVPLS装置およびVPLSシステムに関するものである。
図7−1にバス型ネットワークをエミュレートしているフルメッシュトポロジーのサービスネットワークを示し、図7−2にフルメッシュトネットワークによってエミュレートされた複数の接続ポイントを持つ仮想バス型ネットワークを示す。仮想バス型ネットワークにおいては、サービスネットワークの入側エッジノードでパケットを複製し、複数の出側エッジノードに転送するフラッディングを行う。通常このようなサービスネットワークは複数の使用者に対して論理的に分離されたイーサネット(登録商標)に代表されるバス型ネットワークを提供する目的で構成される。代表的な方式として、非特許文献1などに示されるVPLS(Virtual Private LAN Service)が挙げられる。
"Virtual Private LAN Service",Network Working Group,Internet Draft,Category: Standards Track,Expires:July 2004,draft-ietf-l2vpn-VPLS-bgp-01.txt,K. Kompella (Editor),Y. Rekhter (Editor),Juniper Networks,January 2004,「平成16年5月6日検索」、インターネット<URL:http://ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-l2vpn-VPLS-bgp-01.txt>
このような仮想バス型ネットワークにおいて、サービスネットワークの或るフルメッシュリンクA−Bが切断された場合、図8−1,図8−2に示すように、仮想バス型ネットワーク上では接続ポイントAと接続ポイントBの間でのみ通信不能となる。
この状況下で、仮想バス型ネットワークV上でブロードキャストを用いるネットワーク制御用プロトコルを使用すると、切断されたフルメッシュリンクの一端側の接続ポイントAで仮想バス型ネットワークVに接続するユーザ装置MAが送信する制御フレームは、切断されたフルメッシュリンクの他端側の接続ポイントBで仮想バス型ネットワークVに接続するユーザ装置MBでのみ受信できなくなり、同様にユーザ装置MBが送信する制御フレームはユーザ装置MAでのみ受信できなくなる。
一方、接続ポイントC,Dで仮想バス型ネットワークVに接続するユーザ装置MC,MDが送信する制御フレームは全てのユーザ装置で受信することができる。このようにユーザ装置MA,MBが部分的に仮想バス型ネットワークVから分離された状態は、ネットワーク制御プロトコルによっては異常動作の原因となる。
上記の異常動作が発生する可能性がある制御用プロトコルの例として、イーサネット(登録商標)におけるスパニングツリープロトコルが挙げられる。スパニングツリープロトコルは、ブリッジネットワークにおいて物理的なパスの冗長性を保ちながらループを排除し、ブリッジツリーを構成するためのプロトコルである。スパニングツリープロトコルでは、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)と呼ばれるパケットをLAN上にブロードキャストしてブリッジネットワークの接続構成に関する情報の交換を行う。BPDUの交換は一定間隔で行われ、ブリッジがあるBPDUの受信を一定期間検知できなかった場合、そのBPDUの送信元のポートで障害が発生したと判定される。
仮想バス型ネットワーク上でスパニングツリープロトコルを使用し、サービスネットワークのフルメッシュリンクA−Bが切断された場合、BPDUがユーザ装置MA,MB間でのみ不通となり、ユーザ装置MA,MBでのみ障害が検知される。このとき、ユーザ装置MA,MBのスパニングツリープロトコルの状態によってはスパニングツリーの再構築が行われる。また、ユーザ装置MA,MB間に冗長経路がある場合、冗長経路が使用され、ループが発生する可能性がある。ループの発生はイーサネット(登録商標)によるブリッジネットワークにおいて深刻な問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、仮想的なバス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークにおいて、ネットワーク内部の障害発生時に発生しうるブロードキャストフレームを使用するネットワーク制御用プロトコルの動作異常を確実に防止することができるVPLS装置およびVPLSシステムを得ることを目的とする。
この発明では、バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成するVPLS装置であって、接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するリンク切断検出手段と、前記リンク切断検出手段により切断が検出されると、切断されていないフルメッシュリンク側および前記ユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行するフレーム遮断手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、接続されたフルメッシュリンクの切断を検出すると、切断されていないフルメッシュリンク側および前記ユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行する。
以上説明したとおり、この発明によれば、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、切断されたフルメッシュリンクの両端のノード(VPLS装置)では、切断されていないフルメッシュリンクから受信したフレームおよびユーザ装置側から受信したフレームを遮断するようにしているので、切断されたフルメッシュリンクの両端のノード(VPLS装置)を接続ポイントとするユーザ装置は、スパニングツリープロトコルなどのブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルに関して完全に仮想バス型ネットワークから分離されることになり、これによりブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を確実に防止することができる。
以下に、本発明にかかるVPLS装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークを構成するVPLS(Virtual Private LAN Service)ネットワークに用いられるエッジノードとしてのVPLS装置1の実施の形態1の構成を示すものである。
図1は、バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークを構成するVPLS(Virtual Private LAN Service)ネットワークに用いられるエッジノードとしてのVPLS装置1の実施の形態1の構成を示すものである。
このVPLS装置1は、複数のユーザ装置T−1,T−2,…を収容し、ユーザ装置T−1,T−2との間で、MAC(Media Access Control)フレームを用いたフレーム送受信処理を実行するとともに、複数の対向VPLS装置100との間でMPLS(Multi Protocol Label Switching)フレームを用いたフレーム送受信処理を実行する。この場合、対向VPLS装置100は、複数のユーザ装置S−1,S−2,…を収容しており、VPLS装置1と同様の処理を実行する。すなわち、フルメッシュネットワーク内においては、MPLSフレーム内の固定長のラベル情報を用いてIPパケットの転送経路(LSP:Label Switching Pass)を設定する。
VPLS装置1は、VPLS制御部2,フルメッシュリンク制御部3,フレーム転送処理部4を備えている。VPLS制御部2は全ての対向VPLS装置とBGP(Border Gateway Protocol)等の通信プロトコルを用いて相互に経路情報の通信を行い、ユーザ装置と該ユーザ装置に接続されるVPLS装置との対応関係、ユーザ装置とユーザ識別子との対応関係、対向VPLS装置とフルメッシュリンクとの対応関係を記憶管理する。
フルメッシュリンク制御部3は、VPLS制御部2からフルメッシュリンクへの接続要求あるいは接続切断要求を受けると、対向VPLS装置100に対してMPLS(Multi-Protocol Label Switching)等の通信プロトコルを用いてフルメッシュリンクの作成あるいは削除を行うことで、フルメッシュリンクの状態を管理する。フルメッシュリンクが確立した場合、あるいは下位レイヤや中継装置(エッジノードではないノード)等の障害によってフルメッシュリンクが切断状態となった場合など、フルメッシュリンクの状態に変化があった場合には、フルメッシュリンク制御部3がそれを検知し、VPLS制御部2に通知する。
フレーム転送処理部4はVPLS制御部2からのフレーム転送設定要求によってフレーム転送テーブルを作成する。フレーム転送処理部4は、対向VPLS装置100からMPLSフレームを受信した際は、受信フレームのMPLSヘッダからユーザ識別を行い、MPLSヘッダをデカプセル化し、識別されたユーザ装置に対してMACフレームを転送するとともに、MACアドレス学習処理を実行する。MACアドレス学習処理では、ユーザ(MPLSヘッダ中のラベル情報)及び受信MPLSフレーム中の送信元MACアドレスと送出元である対向VPLS装置の識別情報との対応を記憶する。
一方、ユーザ装置側からMACフレームを受信した際、フレーム転送処理部4は、受信MACフレームをユーザ識別子を含むMPLSヘッダによりカプセル化し、受信フレームの宛先MACアドレスが未学習である場合は、そのユーザが接続している全ての対抗VPLS装置に接続している各フルメッシュリンクに対して、カプセル化したフレームを転送し、受信フレームの宛先MACアドレスが学習済みである場合は、学習したときのフレームを送出した対向VPLS装置に接続しているフルメッシュリンクに対してのみ、カプセル化したフレームを転送する。
かかる図1に示すVPLS装置1においては、当該VPLS装置に接続されているフルメッシュリンクが下位レイヤや中継装置等の障害によって切断された場合、フルメッシュリンク制御部3がそれを検知し、VPLS制御部2にその旨を通知する。該通知を受信したVPLS制御部2は、切断されたフルメッシュリンクを使用している全ユーザ装置についての送受信トラヒックを遮断するように、フレーム転送処理部4へフレーム転送設定を行わせる。すなわち、このフレーム遮断処理においては、フレーム転送処理部4は、ユーザ装置からのフレームを受信した場合、切断されていないフルメッシュリンク側へのフレーム送信を停止(遮断)するとともに、切断されていないフルメッシュリンク側からフレームを受信した場合は、このフレームをユーザ装置側へ送信することを停止(遮断)する。このようなフレーム遮断処理は、切断されたフルメッシュリンクが再接続されるまでの間、実行される。
このように、実施の形態1においては、ユーザ装置がフルメッシュリンクネットワークを介してスパニングツリープロトコルを使用したフレーム転送を行っていた際に、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、切断されたフルメッシュリンクの両端のノードでは、上記フレーム遮断処理によって、切断されていないフルメッシュリンクから受信したスパニングツリープロトコルのフレームおよびユーザ装置側から受信したスパニングツリープロトコルのフレームを遮断する。
したがって、切断されたフルメッシュリンクの両端のノードを接続ポイントとするユーザ装置は全てのスパニングツリープロトコルのフレームを受信することができないようになり、またそのユーザ装置が送信するスパニングツリープロトコルのフレームを他の接続ポイントを使用している全てのユーザ装置が受信することもできないようになる。このため、切断されたフルメッシュリンクの両端のノードを接続ポイントとするユーザ装置はスパニングツリープロトコルに関して完全に仮想バス型ネットワークから分離され、これによりスパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を確実に防止することができる。
なお、実施の形態1において、複数のVPLS装置1によって構成されるフルメッシュネットワークが、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークを含んでいる場合、これら複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断処理を実行するようにすれば、スパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を効率よく確実に防止することができる。この場合は、VPLS制御部2においては、フルメッシュリンク毎に、使用しているエミュレートされたバス型ネットワークの識別情報(例えばVLANタグ)を記憶しており、この記憶情報に基づいて、切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断処理を実行する。
実施の形態2.
図2は、VPLSネットワークに用いられるエッジノードとしてのVPLS装置1の実施の形態2の構成を示すものである。この実施の形態2においては、ユーザ毎のスパニングツリープロトコルの状態に応じて、上記した送受信フレーム遮断処理および後述の障害隠蔽機能のうちのいずれか一方の処理を実行する。
図2は、VPLSネットワークに用いられるエッジノードとしてのVPLS装置1の実施の形態2の構成を示すものである。この実施の形態2においては、ユーザ毎のスパニングツリープロトコルの状態に応じて、上記した送受信フレーム遮断処理および後述の障害隠蔽機能のうちのいずれか一方の処理を実行する。
VPLS装置1は、VPLS制御部2,フルメッシュリンク制御部3,フレーム転送処理部4およびスパニングツリープロトコル監視部5を備えている。
スパニングツリープロトコル監視部5では、フレーム転送処理部4が一定間隔でブロードキャストされるBPDU(Bridge Protocol Data Unit)パケットをVPLS網側からのユーザトラヒックとして受信した場合には、該BPDUフレームをユーザ装置側に転送すると同時に該BPDUフレームをスパニングツリープロトコル監視部5に通知するような転送設定をフレーム転送処理部4に行う。スパニングツリープロトコル監視部5は、フレーム転送処理部4からBPDUフレームを受信すると、BPDUフレームを受信したフルメッシュリンクと、ユーザ情報と、BPDUの内容とを記憶保持し、さらに以前に同じユーザのBPDUフレームを受信している場合には、BPDUフレームの送信間隔時間を計算して記憶保持する。このように、スパニングツリープロトコル監視部5では、ユーザ毎のスパニングツリープロトコルの状態を計算しかつ記憶保持する。
フレーム転送処理部4は、フレーム遮断機能部6および障害隠蔽機能部7を有し、VPLS制御部2またはスパニングツリープロトコル監視部5からのフレーム転送設定要求によってフレーム転送テーブルを作成する。また、フレーム転送処理部4は、前述したMPLSフレームからMACフレームへのデカプセル化およびMACフレームからMPLSフレームへのカプセル化処理を行って、受信フレームをユーザ装置側または対向VPLS装置100に送信する。
フレーム転送処理部4のフレーム遮断機能部6では、実施の形態1と同様のフレーム遮断処理を所要のユーザに対し実行する。フレーム転送処理部4の障害隠蔽機能部7では、過去に入力されたBPDUフレームを所定間隔で送信する送信処理を所要のユーザに対して実行する。
VPLS制御部2は、前述したように、全ての対向VPLS装置とBGP(Border Gateway Protocol)等の通信プロトコルを用いて相互に経路情報の通信を行う。
フルメッシュリンク制御部3は、VPLS制御部2からフルメッシュリンクへの接続要求あるいは接続切断要求を受けると、対向VPLS装置100に対してMPLS(Multi-Protocol Label Switching)等の通信プロトコルを用いてフルメッシュリンクの作成あるいは削除を行うことで、フルメッシュリンクの状態を管理する。フルメッシュリンクが確立した場合、あるいは下位レイヤや中継装置等の障害によってフルメッシュリンクが切断状態となった場合など、フルメッシュリンクの状態に変化があった場合には、フルメッシュリンク制御部3がそれを検知し、VPLS制御部2に通知する。
VPLS制御部2は、フルメッシュリンク制御部3からフルメッシュリンクの切断が通知された場合、フルメッシュリンクの切断を検出するとともに、該フルメッシュリンク切断通知をスパニングツリープロトコル監視部5に出力する。スパニングツリープロトコル監視部5はフルメッシュリンク切断通知が入力された場合、記憶保持している情報に基づいて、切断されたフルメッシュリンクを使用しているユーザ全てについてのスパニングツリープロトコル状態を精査し、この精査結果に基づいて、ユーザ毎に、フレーム遮断処理および障害隠蔽機能のうちのいずれの処理を実行させるかを決定する。決定された内容は、ユーザ毎にVPLS制御部2に通知される。
VPLS制御部2は、スパニングツリープロトコル監視部5からの通知がフレーム遮断であったユーザに対してはフレーム遮断処理を行うべくつぎのような処理を実行する。すなわち、VPLS制御部2は、通知されたユーザに関する送受信フレームを遮断するように、フレーム転送処理部4のフレーム遮断機能部6へフレーム転送設定を行わせる。すなわち、フレーム転送処理部4のフレーム遮断機能部6は、該当するユーザ装置からのフレームを受信した場合、切断されていないフルメッシュリンク側へのフレーム送信を停止(遮断)するとともに、切断されていないフルメッシュリンク側から該当するユーザへのフレームを受信した場合は、このフレームをユーザ装置側へ送信することを停止(遮断)する。このようなフレーム遮断処理は、切断されたフルメッシュリンクが再接続されるまでの間、実行される。
また、VPLS制御部2は、スパニングツリープロトコル監視部5からの通知が障害隠蔽であったユーザに対しては障害隠蔽処理を行うべくつぎのような処理を実行する。すなわち、VPLS制御部2は、フレーム転送処理部4の障害隠蔽機能部7に障害隠蔽要求を行い、さらにスパニングツリープロトコル監視部5が保持していたBPDUフレームの内容と送信先のポートと送信間隔とを障害隠蔽機能部7に通知する。
障害隠蔽機能部7はVPLS制御部2から障害隠蔽要求があった場合、VPLS制御部2から通知されたBPDUフレームを通知された送信先のポートに対して通知された送信間隔毎に送信する。このような、過去に入力されたBPDUフレームの送信処理は、切断されたフルメッシュリンクが再接続されるまでの間、実行される。
このように実施の形態2においては、各ユーザについてのスパニングツリープロトコル状態を調査しておき、当該ノードに接続されたフルメッシュリンクが切断された場合、この調査結果に基づいて、ユーザ毎に、フレーム遮断処理および障害隠蔽機能のうちのいずれの処理を実行させるようにしているので、スパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を防止することができるとともに、各ユーザ毎のスパニングツリープロトコル状態に対応した適正な対策処理を行うことが出来る。
なお、実施の形態2において、複数のVPLS装置1によって構成されるフルメッシュネットワークが、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークを含んでいる場合、これら複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断処理および障害隠蔽処理の何れかを実行するようにすれば、スパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を効率よくかつ確実に防止することができる。この場合は、VPLS制御部2においては、フルメッシュリンク毎に、使用しているエミュレートされたバス型ネットワークの識別情報を記憶しており、この記憶情報に基づいて、切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断処理および障害隠蔽処理の何れかを実行する。
また、実施の形態2では、フルメッシュリンクの切断を検出した場合、送受信フレーム遮断処理および障害隠蔽機能のうちのいずれか一方の処理を実行するようにしたが、障害隠蔽機能のみを実行させるようにしてもよい。このように、フルメッシュリンクの切断を検出した際に障害隠蔽機能を実行するような構成とした場合は、切断されたフルメッシュリンクの両端のノードが、切断されたフルメッシュリンクから切断前に受信したスパニングツリープロトコルのフレーム(BPDUフレーム)を送信し続けるようになる。これにより、切断されたフルメッシュリンクの両端のノードを接続ポイントとするユーザ装置は切断前と同じBPDUフレームを受信することができるため、同じメッセージフレームを送信しつづけることによって同じ状態を保つようなプロトコルであれば、切断前の状態が継続されるため、スパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を防止することができる。
このように、障害隠蔽機能のみを実行させるようにした場合においても、複数のVPLS装置1によって構成されるフルメッシュネットワークが、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークを含んでいる場合、これら複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記障害隠蔽処理を実行するようにすれば、スパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を効率よくかつ確実に防止することができる。この場合も、VPLS制御部2においては、フルメッシュリンク毎に、使用しているエミュレートされたバス型ネットワークの識別情報を記憶しており、この記憶情報に基づいて、切断されたフルメッシュリンクを使用していた仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記障害隠蔽処理を実行する。
実施の形態3.
図3は、この発明にかかるVPLS装置1の実施の形態3の構成を示すものである。この実施の形態3においては、フルメッシュネットワークを構成する各VPLS装置では、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを一意的に再構成し、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようにしている。
図3は、この発明にかかるVPLS装置1の実施の形態3の構成を示すものである。この実施の形態3においては、フルメッシュネットワークを構成する各VPLS装置では、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを一意的に再構成し、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようにしている。
VPLS制御部2は、対向VPLS装置100とBGP(Border Gateway Protocol)等の通信プロトコルを用いて相互に経路情報の通信を行うとともに、フルメッシュリンクの接続状態情報を交換する機能をもっており、この機能を用いてフルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態を記憶保持している。また、VPLS制御部2は、自装置に接続されるフルメッシュリンクの切断などのリンク接続状態の変化が生じた場合、フルメッシュリンク制御部3からの通知によってそれを検知し、対向VPLS装置100に対して通知を行う。
VPLS制御部2は自装置のフルメッシュリンク制御部3あるいは対向VPLS装置100からリンク切断などのフルメッシュリンクの接続状態の変化が通知された場合、記憶しているVPLSネットワーク内の全VPLS装置間のフルメッシュリンクの接続状態をサブセット計算機能部8に通知する。
サブセット計算機能部8は、図4に示すように、VPLS制御部2から通知された全VPLS装置間のフルメッシュリンク接続状態に基づいて切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数の1つまたは複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築(再分割)し、再構築したサブセットをVPLS制御部2に通知する。図4の場合は、2つのサブセットが再構築されている。この際、再構築されるサブセットが全VPLS装置で一意となるような全VPLS装置で共通のサブセット計算方法を用いる。サブセット計算機能部8は、再構築したサブセットのうち自装置が含まれるサブセットに関する情報をVPLS制御部2に通知する。
VPLS制御部2は、サブセット計算機能部8から通知されたサブセット(自装置が含まれるサブセット)に含まれていないフルメッシュリンクに対しては、前述したフレーム遮断を行うようフレーム転送処理部4に設定を行う。この設定により、フレーム転送処理部4では、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようなフレーム転送処理を実行する。
このように実施の形態3によれば、各VPLS装置においては、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを一意的に再構成し、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようにしているので、再構築されたサブセット内でのみ仮想バス型ネットワークの通信を行うことができるようになり、これによりスパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を防止することができる。
実施の形態4.
図5は、この発明にかかるVPLS装置1の実施の形態4の構成を示すものである。この実施の形態4においては、フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が発生した場合、1つの代表VPLS装置が、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、該再構成したサブセットを他のVPLS装置に通知するようにしている。該再構築されたサブセットに基づき、代表VPLS装置および他のVPLS装置では、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしている。
図5は、この発明にかかるVPLS装置1の実施の形態4の構成を示すものである。この実施の形態4においては、フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が発生した場合、1つの代表VPLS装置が、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、該再構成したサブセットを他のVPLS装置に通知するようにしている。該再構築されたサブセットに基づき、代表VPLS装置および他のVPLS装置では、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしている。
図5は、代表VPLS装置の内部構成を示すものである。代表VPLS装置以外のVPLS装置は、図5の構成要素からサブセット計算機能部8が省略されたのみであり、他の構成要素は基本的に代表VPLS装置と同様に機能する。
代表VPLS装置および他のVPLS装置のVPLS制御部2は、対向VPLS装置と相互に通信を行うことにより、全てのVPLS装置中から1つの代表VPLS装置を一意に決定する代表装置決定機能を有している。この代表決定機能により、全てのVPLS装置中から1つの代表VPLS装置が決定される。
また、代表VPLS装置および他のVPLS装置のVPLS制御部2は、対向VPLS装置100とBGP(Border Gateway Protocol)等の通信プロトコルを用いて相互に経路情報の通信を行うとともに、フルメッシュリンクの接続状態情報を交換する機能をもっており、この機能を用いてフルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態を記憶保持している。
代表VPLS装置のフルメッシュリンク制御部3は、自装置に接続されるフルメッシュリンクに切断などのフルメッシュリンクの接続状態に変化が生じた場合、その旨を自装置のVPLS制御部2に通知する。また、代表VPLS装置以外のVPLS装置のフルメッシュリンク制御部3は、自装置に接続されるフルメッシュリンクに切断などのフルメッシュリンクの接続状態に変化が生じた場合、その旨を自装置のVPLS制御部2、さらには対向VPLS装置を介して代表VPLS装置に通知する。
代表VPLS装置のVPLS制御部2は、自装置あるいは対向VPLS装置を介してリンク切断などのフルメッシュリンクの接続状態の変化が通知された場合、記憶しているVPLSネットワーク内の全VPLS装置間のフルメッシュリンクの接続状態をサブセット計算機能部8に通知する。
代表VPLS装置のサブセット計算機能部8は、実施の形態3と同様に、VPLS制御部2から通知された全VPLS装置間のフルメッシュリンク接続状態に基づいて切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数の1つまたは複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築し、再構築した1〜複数のサブセット情報をVPLS制御部2に通知する。
代表VPLS装置のVPLS制御部2は、通知されたサブセット情報のうちの自装置が含まれるサブセット情報に基づいて、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクに対しては、前述したフレーム遮断を行うよう自装置のフレーム転送処理部4に設定を行う。この設定により、代表VPLS装置のフレーム転送処理部4では、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようなフレーム転送処理を実行する。
さらに、代表VPLS装置のVPLS制御部2は、サブセット計算機能部8で再構築された1〜複数のサブセット情報を代表VPLS装置以外の複数のVPLS装置に対して通知する。
該サブセット情報を受信した代表VPLS装置以外のVPLS装置のVPLS制御部2は、通知された1〜複数のサブセット情報のうちの自装置が含まれるサブセット情報に基づいて、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクに対しては、前述したフレーム遮断を行うよう自装置のフレーム転送処理部4に設定を行う。この設定により、代表VPLS装置以外の各VPLS装置のフレーム転送処理部4では、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようなフレーム転送処理を実行する。
このように実施の形態4によれば、フルメッシュリンクの切断が発生した場合、代表VPLS装置が切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、この再構成したサブセットを他のVPLS装置に通知し、代表VPLS装置および他のVPLS装置では、再構築されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしているので、各VPLS装置では再構築されたサブセット内でのみ仮想バス型ネットワークの通信を行うことができるようになり、これによりスパニングツリープロトコルの異常動作を防止することができる。また、代表VPLS装置にのみ、サブセット計算機能を設けるようにすればよいので、システムコストを下げることができる。
実施の形態5.
図6は、この発明にかかるVPLSシステムの実施の形態5の構成を示すものである。この実施の形態5においては、フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が発生した場合、管理装置としてのサブセット計算装置20が、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、該再構成したサブセットを全てのVPLS装置に通知するようにしている。各VPLS装置では、該再構築されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしている。
図6は、この発明にかかるVPLSシステムの実施の形態5の構成を示すものである。この実施の形態5においては、フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が発生した場合、管理装置としてのサブセット計算装置20が、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、該再構成したサブセットを全てのVPLS装置に通知するようにしている。各VPLS装置では、該再構築されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしている。
各VPLS装置のVPLS制御部2は、フルメッシュリンク制御部3からの通知により自装置に接続されるフルメッシュリンクに切断などのフルメッシュリンクの接続状態に変化を検出した場合、その旨をサブセット計算装置20に対して通知する。
サブセット計算装置20は、ネットワーク内の全てのVPLS装置からフルメッシュリンクの接続状態情報を得ることで、フルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態を記憶保持している。
サブセット計算装置20は、VPLS装置1からリンク切断などのフルメッシュリンクの接続状態の変化が通知された場合、記憶しているVPLSネットワーク内の全VPLS装置間のフルメッシュリンクの接続状態に基づいて切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数の1つまたは複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築し、再構築した1〜複数のサブセット情報を各VPLS装置1に通知する。
該サブセット情報を受信した全てのVPLS装置1のVPLS制御部2は、通知された1〜複数のサブセット情報のうちの自装置が含まれるサブセット情報に基づいて、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクに対しては、前述したフレーム遮断を行うよう自装置のフレーム転送処理部4に設定を行う。この設定により、各VPLS装置のフレーム転送処理部4では、自装置が含まれるサブセットに含まれていないフルメッシュリンクからのフレームおよび該リンクへのフレームを遮断するようなフレーム転送処理を実行する。
このように実施の形態5によれば、フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が発生した場合、管理装置としてのサブセット計算装置20が、切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した最小数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構成し、該再構成したサブセットを全てのVPLS装置に通知し、各VPLS装置では、再構築されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対するフレームを遮断するようにしているので、各VPLS装置では再構築されたサブセット内でのみ仮想バス型ネットワークの通信を行うことができるようになり、これによりスパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルの異常動作を防止することができる。
以上のように、本発明にかかるVPLS装置は、仮想的なバス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークを構成するエッジノードにおいて、エミュレートされたバス型ネットワークにおいてスパニングツリープロトコルのようなブロードキャストフレームを用いたネットワーク制御用プロトコルを動作させるシステムに有用である。
1 VPLS装置
2 VPLS制御部
3 フルメッシュリンク制御部
4 フレーム転送処理部
5 スパニングツリープロトコル監視部
6 フレーム遮断機能部
7 障害隠蔽機能部
8 サブセット計算機能部
20 サブセット計算装置
100 対向VPLS装置
S−1,S−2,T−1,T−2 ユーザ装置
2 VPLS制御部
3 フルメッシュリンク制御部
4 フレーム転送処理部
5 スパニングツリープロトコル監視部
6 フレーム遮断機能部
7 障害隠蔽機能部
8 サブセット計算機能部
20 サブセット計算装置
100 対向VPLS装置
S−1,S−2,T−1,T−2 ユーザ装置
Claims (11)
- バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成するVPLS装置であって、
接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するリンク切断検出手段と、
前記リンク切断検出手段により切断が検出されると、切断されていないフルメッシュリンク側および前記ユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行するフレーム遮断手段と、
を備えることを特徴とするVPLS装置。 - 前記フレーム遮断手段は、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用している仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断処理を実行することを特徴とする請求項1に記載のVPLS装置。
- バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成するVPLS装置であって、
エミュレートされたバス型ネットワークで一定間隔でブロードキャストされる制御用プロトコルのフレームとそのフレームが入力されたフルメッシュリンクを記憶する記憶手段と、
接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するリンク切断検出手段と、
前記リンク切断検出手段により切断が検出されると、前記記憶した制御用プロトコルのフレームをエミュレートされたバス型ネットワークの出力として所定間隔で送信する障害隠蔽処理を実行する障害隠蔽手段と、
を備えることを特徴とするVPLS装置。 - 前記障害隠蔽手段は、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用している仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記障害隠蔽処理を実行することを特徴とする請求項3に記載のVPLS装置。
- バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成するVPLS装置であって、
エミュレートされたバス型ネットワークで一定間隔でブロードキャストされる制御用プロトコルのフレームとそのフレームが入力されたフルメッシュリンクを記憶する記憶手段と、
接続されたフルメッシュリンクの切断を検出するリンク切断検出手段と、
切断されていないフルメッシュリンク側および前記ユーザ装置側へのフレーム送信を遮断するフレーム遮断処理を実行するフレーム遮断手段と、
前記記憶した制御用プロトコルのフレームをエミュレートされたバス型ネットワークの出力として所定間隔で送信する障害隠蔽処理を実行する障害隠蔽手段と、
バス型ネットワーク上で使用される制御用プロトコルのユーザ装置毎の状態を導出しかつ記憶する判断手段と、
前記リンク切断検出手段により切断が検出されると、前記判断手段に記憶された判断結果に応じて前記フレーム遮断手段による処理および障害隠蔽手段による処理を選択実行させる選択実行手段と、
を備えることを特徴とするVPLS装置。 - 前記選択実行手段は、論理的に分離された複数の仮想バス型ネットワークのうち切断されたフルメッシュリンクを使用している仮想バス型ネットワークに属するフレームのみに、前記フレーム遮断手段によるフレーム遮断処理または前記障害隠蔽手段による障害隠蔽処理を実行することを特徴とする請求項5に記載のVPLS装置。
- バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成するVPLS装置であって、
前記フルメッシュネットワークを構成する他のVPLS装置とフルメッシュリンクの接続状態情報を交換し、フルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態情報を記憶する記憶手段と、
フルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断を検出すると、前記接続状態情報に基づき切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した1〜複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築するサブセット計算手段と、
前記サブセット計算手段により求められたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対してはフレームを遮断するフレーム遮断手段と、
を備えることを特徴とするVPLS装置。 - 前記サブセット計算手段により求められたサブセットを、他のVPLS装置に通知するサブセット通知手段を更に備えることを特徴とする請求項7に記載のVPLS装置。
- バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成する複数のVPLS装置によって構成されるVPLSシステムにおいて、
前記フルメッシュネットワークを構成する他のVPLS装置とフルメッシュリンクの接続状態情報を交換し、フルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態情報を記憶する記憶手段と、
自装置による検出あるいは他のVPLS装置からの通知によりフルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断を検出すると、前記接続状態情報に基づき切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した1〜複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築するサブセット計算手段と、
前記サブセット計算手段により求められたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対してはフレームを遮断するフレーム遮断手段と、
前記サブセット計算手段により求められたサブセットを、他のVPLS装置に通知するサブセット通知手段と、
を有する1つの第1のVPLS装置と、
前記フルメッシュネットワークを構成する他のVPLS装置とフルメッシュリンクの接続状態情報を交換する手段と、
前記第1のVPLS装置から通知されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対してはフレームを遮断するフレーム遮断手段と、
を有する複数の第2のVPLS装置と、
を備えることを特徴とするVPLSシステム。 - バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成する複数のVPLS装置に接続される管理装置であって、
前記各VPLS装置とフルメッシュリンクの接続状態情報を交換し、フルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態情報を記憶する記憶手段と、
前記VPLS装置からフルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断が検出された通知を受信すると、前記接続状態情報に基づき切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した1〜複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築するサブセット計算手段と、
前記再構築した1〜複数のサブセット情報を各VPLS装置に通知するサブセット通知手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。 - バス型ネットワークをエミュレートする機能を持つフルメッシュネットワークに接続されるとともにユーザ装置を収容するエッジノードを構成する複数のVPLS装置と、これら複数のVPLS装置を管理する管理装置とを備えるVPLSシステムにおいて、
前記管理装置は、
前記フルメッシュネットワークを構成する複数のVPLS装置とフルメッシュリンクの接続状態情報を交換し、フルメッシュネットワーク全体のフルメッシュリンクの接続状態情報を記憶する記憶手段と、
前記VPLS装置からの通知によりフルメッシュネットワーク内のフルメッシュリンクの切断を検出すると、前記接続状態情報に基づき切断されていないフルメッシュリンクのみを使用した1〜複数のフルメッシュネットワークのサブセットを再構築するサブセット計算手段と、
前記サブセット計算手段により求められたサブセットを、各VPLS装置に通知するサブセット通知手段と、
を備え、
前記各VPLS装置は、
前記管理装置にフルメッシュリンクの接続状態情報を通知する手段と、
前記管理装置から通知されたサブセットに基づき、自装置が含まれていないサブセットのフルメッシュリンクに対してはフレームを遮断するフレーム遮断手段と、
を備えることを特徴とするVPLSシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004173102A JP2005354424A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | Vpls装置、管理装置およびvplsシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004173102A JP2005354424A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | Vpls装置、管理装置およびvplsシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005354424A true JP2005354424A (ja) | 2005-12-22 |
Family
ID=35588495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004173102A Pending JP2005354424A (ja) | 2004-06-10 | 2004-06-10 | Vpls装置、管理装置およびvplsシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005354424A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010278540A (ja) * | 2009-05-26 | 2010-12-09 | Fujitsu Ltd | 通信システム、エッジルータ及び信号転送方法 |
JP2017034431A (ja) * | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 日本電信電話株式会社 | 通信システムおよび通信方法 |
JP2017515364A (ja) * | 2014-04-08 | 2017-06-08 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 接続されているデバイスのシステム |
JP7437345B2 (ja) | 2021-03-31 | 2024-02-22 | ソフトバンク株式会社 | 通信システム、通信装置、プログラム、及び制御方法 |
-
2004
- 2004-06-10 JP JP2004173102A patent/JP2005354424A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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