JP2005351804A - 磁性異物検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液体容器内の磁性異物を非破壊で製品ラインで検出する。
【解決手段】 搬送路4の底部または側部に、液体容器15の底部または底部近傍の側部からの磁界を検出するように、高感度の磁気センサ2を配置する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、磁性異物検出装置に関し、特に液体容器内に混在する磁性異物を検出するための装置に関する。より特定的には、この発明は、SQUID(Superconducting Quantum Interference Device)を磁気センサとして利用する磁性異物検出装置に関する。
飲料などの液体を対象とする製品ラインにおいては、容器に液体を入れた後に容器が密封される。このような製品ラインにおいては、液体注入工程または容器搬送工程において、ビスなどの機構材料が誤って製品に混入することがある。
通常、密封した容器内の異物は、透光性の容器の場合、光学的に、すなわち光を照射して反射光によりまたは透過光により検出が行われており、また、非透光性の容器の場合、X線を用いて検出が行なわれる。製品出荷前において異物の検出および異物混入製品の排除を行うことにより、製品の安全性を確保する。
光学的に異物の検出を行う場合、液体容器の材料が透光性材料に限定され、例えば牛乳パックなどの紙容器などの非透光性容器に対しては適用することができない。
また、X線を利用する場合、解像度が低いため、微小な異物を検出するのが困難であり、また、設備が大掛りとなり、価格およびランニングコストの面で非常に高価なものとなる。
食品の液体成分をNMR(核磁気共鳴)を利用して検査する食品検査装置が、特許文献1(特開2000−235010号公報)において示されている。この食品検査装置においては、一定温度に維持された恒温室内に被検査食品を配置してMNRによる検出信号を周波数スペクトルに変換して、液体成分を検出する。
また、食製品の検査をエックス線を利用する構成の問題を解消するためにSQUIDを磁気センサとして利用する食製品検査装置が、特許文献2(特開2004−028955号公報)に示されている。この食製品検査装置においては、一定の強度および周波数の磁界を生成するヘルムホルツコイル内を被検査食品を搬送し、SQUID磁気センサにより磁界変化を検出し、そのSQUID磁気センサの一定周波数成分を抽出することにより、磁性異物を検出する。
特開2000−235010号公報 特開2004−028955号公報
上述の特許文献1に示されるNMRを利用する検査装置においては、恒温室内に被検査食品を配置してNMR測定を行う必要があり、製品ラインで適用するのは困難であり、また、装置規模が大きくなり、また、高価格である。また、容器内の異物を検査する構成についてはなんら考慮していない。
また、特許文献2に示される構成においては、SQUID磁気センサを利用して、製品ラインで食品に混在する磁性異物の存在を検出することを図る。しかしながら、この特許文献2においては、ヘルムホルツコイルにより磁性異物の磁性モーメントを誘起して、これをSQUID磁気センサで検出することにより、磁性異物の検出を行っている。したがって、この特許文献2に示される食製品検査装置は、製品ラインまたはスーパーマーケットなどの小売店において食製品の検査を可能とするものの、液体容器がアルミニュウムなどを含む紙容器の場合、容器の材料と異物の識別が困難となる場合が生じ、正確に液体容器内に混入した磁性異物を検出するのが困難となる場合が生じる。この特許文献2においては、液体容器に混入した磁性異物を検出する構成については、特に考慮していない。
また、金属異物を検出する場合、渦電流により磁気分布の変化を検出する金属検出器が市販されている。しかしながら、この金属検出器の場合、対象容器が金属缶またはアルミニュウム箔を使用したパックなどの場合には使用することができない。
すなわち、従来の食品検査装置においては、液体容器中に混在する異物を検出するにあたり、その解像度および容器材料により検出性能に制限があり、所望の混在異物を、高精度で検出することができないという問題があった。
それゆえ、この発明の目的は、液体容器の材料に係らず高精度で磁性異物を検出することのできる磁性異物検出装置を提供することである。
この発明の他の目的は、製品ラインにおいて容易に高精度で液体容器内の混入した磁性異物を検出することのできる磁性異物検出装置を提供することである。
この発明に係る磁性異物検出装置は、液体容器を搬送する搬送路の底部または側部に配置され、液体容器内の磁性異物を検出する磁気センサを備える。液体容器内には、流動性物質が封入される。
流動性物質内の磁性異物は、一般に流動性物質よりも比重が大きく、液体容器底部に沈降する傾向にある。したがって、液体容器の底部または側部で磁気センサにより磁場検出を行うことにより、正確に磁性異物を検出することができる。特に、磁気センサとしてSQUID磁気センサを利用することにより、高精度で磁性異物を検出することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。図1において、磁性異物検出装置は、パーマロイなどの高透磁性材料で構成される磁気シールド1と、この磁気シールド1内に配置される高感度の磁気センサ2とを含む。
磁気シールド1は、搬送路4の進行方向に沿って前方および後方の開口部3aおよび3bを有する。この開口部3aおよび3bを介して搬送路4のベルト5に載置された液体容器15を磁気シールド空間内に導入する。この磁気シールド1は、地磁気および商用電源等が生成する磁界をシールドして、磁気検出操作に悪影響が生じるのを防止する。この磁気シールド1を配置することにより、製品ラインなどの一般環境下においても磁性異物を検出することが可能となる。
高感度磁気センサ2は、SQUID磁気センサで構成される。SQUID磁気センサは、超電導リング中に絶縁体を挿入したいわゆるトンネル効果を応用するジョセフソン接合を有する素子である。超電導状態においては、超電導リングを流れる電流が量子化され、リング中に入る磁場が量子化される。この量子化した磁場は磁束と呼ばれ、最小磁束Φ0は、2.07・10^(−15)ウェーバである。ここで記号^は、べき乗を示す。磁気センサとしてSQUIDを機能させるために、ジョセフソン接合部の臨界電流値を少し超えるバイアス電流を素子に印加する。外部磁場に応じてSQUIDの出力電圧が変化し、この電圧変化を検出することにより、外部磁場を検出する。
最小量子化磁束Φ0はきわめて小さい値であり、SQUIDは、数十フェムトテスラ(10^(−14)Tesla)レベルの微小磁場を検出することができる。SQUID磁気センサ1としては、ニオブNb系超伝導体を利用するまたは酸化物超伝導体からなる高温超伝導体を利用するSQUID磁気センサを利用することができる。高温超伝導体を利用するSQUID磁気センサの場合、冷却媒質として液体窒素を利用することができ、ランニングコストを安価にすることができる。高温超電導SQUIDを高感度磁気センサ1として利用しても、磁場分解能としては、サブピコテスラ(10^(−13)Tesla)の磁場程度の分解能が有り、これは、地磁気の1千万分の1以下程度であり、液体容器内の磁性異物を十分に検出することができる。
搬送路4は、液体容器15を搬送するベルト5と、ベルト5を滑らかに移動させるローラ7と、搬送方向の前後に配置されベルトを駆動するプーリ6aおよび6bを備える。このベルト5は、磁気シールド1内を上下とも通過し、検査対象の液体容器15を磁気シールド1内に搬送し、また検査後の液体容器15を磁気シールド1から搬出する。
高感度磁気センサ2は、この搬送路5の側部に液体容器底部近傍の磁場を検出するように配置され、液体容器15内において沈降する磁性異物を検出する。磁性異物としては、液体製品の製造過程において混入する可能性の高い例えば釘などのステンレスおよび鉄など製品ラインの機構材料である。
高感度磁気センサ2は、磁気シールド内1において冷却装置10により冷却される。この冷却装置10は、高感度磁気センサ2に近接して配置され、高感動磁気センサ2が高温超電導SQUIDで構成される場合、液体窒素を冷却材として用いて、高感度磁気センサ2を超電導状態に保持する。高感度磁気センサ2は、その配置は後に詳細に説明するように、この液体窒素などの冷却材を保持する真空断熱容器内に配置されて冷却され、この真空断熱容器を介して被検査対象物が発生する磁気信号を検出する。
冷却装置10および磁気シールド1は、支持台12により支持され、また、搬送路5は支持台8aおよび8bにより支持される。
液体容器15は、透光性および非透光性のいずれであっても良く、また、非磁性金属製容器、紙製容器、およびプラスチック製容器のいずれであってもよい。また、液体容器15内に封入される物質は、液体、およびコロイド状(ゼリー状)のいずれであってもよく、容器内において流動性があるように保存される物質であればよく、以下では、液体容器15は、一般に流動性のある物質を封入する容器として規定する。
この磁性異物検出装置は、制御/表示/検出装置20により、液体容器15の搬送、磁気信号の検出、検出結果の表示、および磁性異物の検出を行う。この制御/表示/検出装置20は、また、磁気センサ2を駆動する(バイアス電流の印加、および磁気信号に対する必要な処理)を行う駆動回路を含む。
図2は、高感度磁気センサ2の配置を具体的に示す図である。図2において、高感度磁気センサ2は、液体窒素デュワ30内に配置される。この液体窒素デュワ30は、中空の真空断熱層32を発生する真空断熱容器で構成される。真空断熱容器の外周に配置される中空外壁を真空状態とすることにより、外部と内部とを熱的に遮断する。この真空断熱容器内に図1に示す冷却装置10から、液体窒素が冷却材として供給され内部が液体窒素温度(77K)に維持される。
高感度磁気センサ(以下、単に磁気センサと称す)2は、搬送路のベルト5側部に液体容器15の底部近傍の側部に対向するように配置される。磁性異物25は、液体容器15内において沈降して底部近傍に分布する可能性が高いため、この磁性異物の存在する可能性の高い領域近傍において磁性異物25からの磁界Hの検出を行う。
この磁気センサ2は、中空絶縁性の熱膨張率の小さな空洞管36内に挿入されて案内される配線38を介して駆動回路に結合される。この駆動回路は、図1に示す制御/表示/検出装置20内に設けられる。
この図2に示すように、磁気センサ2を液体容器15の底部近傍の側部に対向して配置することにより、液体容器15内の磁性異物に近接して磁気検出を行うことができ、高精度で磁性異物からの磁場Hに従って、磁性異物の検出を行うことができる。また、検査対象液体容器の大きさに応じて磁気センサを複数個配置することができる。
図3は、この発明の実施の形態1の磁性異物検出装置の検出結果の一例を示す図である。図3において、横軸に時間(単位秒)を示し、縦軸に検出磁界強度(単位テスラ)を示す。被検査対象物体は、長さ2mmのステンレスであり、検出距離(磁気センサと液体容器との距離)は、60mmである。図3において、2mmの被検査対象の磁性異物のステンレスは、−4.0E(−10)の磁界強度を示している。
この図3に示されるように、高いS/N比で磁性異物を検出することができていることが明確に理解される。
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、液体容器に磁性異物をSQUID磁気センサを液体底部近傍の側部に配置して、液体容器からの磁場を検出しており、高精度で液体容器内の磁性異物を検出することができる。
なお、磁気シールド1は、一般製品ラインなどの環境磁場の影響の大きな一般環境下での測定を行う場合に配置する必要がある。
[実施の形態2]
図4は、この発明の実施の形態2に従う磁性異物検出装置の構成を概略的に示す図である。この図4に示す磁性異物検出装置は、以下の点で、図1に示す磁性異物検出装置とその構成が異なる。すなわち、図4に示す磁性異物検出装置においては、磁気シールド1の入り口側の開口部近傍に搬送路4側部に帯磁装置40が配置される。この帯磁装置40は、搬送路4を搬送される液体容器15の底部近傍の側部に近接して配置される。帯磁装置40は、希土類磁石などの強い磁場を生成する永久磁石または電磁石で構成される。この図4に示す磁性異物検出装置の他の構成は図1に示す磁性異物検出装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、それらの詳細説明は省略する。
帯磁装置40を用いて液体容器15内に存在する磁性異物に直流磁界を印加して、この磁性異物を強制的に磁化することにより、磁性異物を確実に帯磁状態として磁気センサ2においてその生成磁場を検出することができ、磁性異物検出の感度を改善することができる。
また、この帯磁装置40を用いて磁性異物を帯磁状態とすることにより、帯磁装置40の生成する直流磁場勾配により磁性異物を帯磁装置40方向に移動させることができる。帯磁装置40は、液体容器15の底部近傍の側部に配置されており、従って、液体容器15内において浮遊する磁性異物を確実に沈降させることができ、磁性異物検出精度を改善することができる。
この帯磁装置40が、搬送路4近傍に配置されており、この搬送路が製造ラインを構成している場合、製造工程中に自動的に磁性異物の磁化を強化することができ、特に専用の磁化ラインを別に配置することなく、磁性異物の検出精度を改善することができる。
以上のように、この発明の実施の形態2に従えば、搬送路側部に帯磁装置を液体容器底部近傍位置に配置しており、磁性異物検出精度および感度を改善することができる。
なお、帯磁装置は、液体容器の進行方向に沿って配列される複数の永久磁石または電磁石で構成されても良い。一様な直流磁場を生成して液体容器に印加することができる。
[実施の形態3]
図5は、この発明の実施の形態3に従う磁性異物検出装置の要部の構成を概略的に示す図である。図5に示す構成においては、搬送路のベルト5の液体容器搬送方向についての両側に、磁気センサ2aおよび2bが配置される。これらの磁気センサ2aおよび2bは、それぞれ、明確には示さないが、別々の断熱容器内に配置され、個々に磁気検出処理を行う。他の構成は、実施の形態1または2の磁性異物検出装置の構成と同じである。磁気センサ2aおよび2bは、好ましくは搬送方向に関して対称的に、液体容器の底部近傍の側部に配置される。
磁気センサ2が搬送路の一方側に配置されている場合、液体容器15内において磁性異物25が、搬送路の幅方向(搬送方向と直交する方向)に関して液体容器15内の中心位置からずれた位置に存在する場合、磁気センサとの位置が遠くなり、磁性異物25から磁気センサに到達する磁場が弱くなり(磁界強度は距離の3乗に反比例する)、検出感度が低下する可能性がある。
しかしながら、図5に示すように、搬送路の幅方向の両側に磁気センサ2aおよび2bを配置することにより、液体容器15内において磁性異物が、幅方向に関して中心位置からずれた場合でも、磁気センサ2aおよび2bの一方側に磁性異物が接近することになり、磁気センサ2aおよび2bの一方において、確実に磁性異物を検出することができる。
磁気センサ2aおよび2bの出力信号の、例えば算術平均処理を行うことにより、磁性異物25の液体容器15内の位置にかかわらず正確な磁性異物検出を行うことが可能となる。
なお、この図5に示す構成においても、搬送路のベルト5の両側それぞれにおいて、搬送方向に沿って磁気センサが複数個配置されても良い。
[実施の形態4]
図6は、この発明の実施の形態4に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。この図6に示す磁性異物検出装置は、以下の点で図4に示す磁性異物検出装置と構成が異なる。すなわち、図6に示す磁性異物検出装置においては、磁気センサ50が、搬送路4のベルト下部に配置され、液体容器15の底部からの磁場を検出する。図6に示す磁性異物検出装置の他の構成は、図4に示す磁性異物検出装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細説明は省略する。
図6に示す構成においては、磁気センサ50が、液体容器15の底部に対向して配置され、この液体容器15低部からの磁場を検出する。従って、磁性異物が液体容器底部に沈積しているときには、磁性異物と磁気センサ50との距離が例えば、mmオーダにまで短くすることができ(ベルトを十分に薄くする)、高感度で磁性異物を検出することができる。
なお、この図6に示す構成の場合、磁気センサ50は、搬送路のベルト5の間に配置されることになる。しかしながら、ベルト駆動用プーリ6aおよび6bの直径を十分に大きくするまたは、磁気シールド1内において磁気センサ50の配置部分において、ベルト5の上下の幅を広くするようにベルトの下側の搬送経路を変更することにより、ベルト5の間に、十分に、磁気センサ50を配置することのできる空間に確保することができる。
また、これに代えて、図7に示すように、ベルト駆動用プーリ6aおよび6bそれぞれに近接して方向変更用の駆動ローラ17aおよび17bを配置して、ベルト5の上側ベルトおよび下側ベルト部分がともに磁気センサ50上部を通過するようにしてもよい。すなわち、ベルト5の下部に磁気センサ50を配置する。ベルト5の上下幅は、十分に小さくされて磁気検出動作に悪影響を及ぼさないようにされる。帯磁はベルト5の下部から行われる。すなわち、帯磁装置60は、ベルト5の下部(ベルト5の下側部分の下部)に配置され、液体容器底部から帯磁が行われる。
この構成の場合、ベルト5の上下幅の影響を受けることなく磁気センサ50を配置することができる。ただし、磁気センサ50と液体容器15との距離を小さくするために、ベルト5の上下部分の間の距離はできるだけ小さくするのが望ましいため、ローラ7はできるだけその径が小さくされるか、または設けられなくても良い。
以上のように、この発明の実施の形態4に従えば、液体容器底部から磁界を検出するように磁気センサを配置しており、高感度で液体容器内の磁性異物を検出することができる。
[実施の形態5]
図8は、この発明の実施の形態5に従う磁性異物検出装置の要部の構成を概略的に示す図である。図8においては、帯磁装置として、磁気シールド1の後部開口部3bと反対側の磁気シールド1の入り口(前部開口部)近傍において、搬送路のベルト5の搬送方向の両側側部に、磁石40a−40dが配置される。ベルト5の一方側に磁石40aおよび40bが配置され、他方側に、磁石40aおよび40bに対向して磁石40cおよび40dが配置される。これらの磁石40a−40は、永久磁石であってもよく、電磁石であっても良い。対向して配置される磁石の対向面が、磁極性が異なればよい。図8においては、磁界が磁石40cおよび40dから対応の磁石40aおよび40bに延びるように配置される構成が一例として示される。
液体容器15に対して搬送路の両側から直流磁界を印加することにより、液体容器15内の磁性異物の容器内の位置に係らず、確実に磁性異物を磁化することができる。
なお、磁石40a−40dは、それぞれ液体容器15の底部近傍の側部に対向して配置される。また、図6に示される構成においては、磁気センサ50が、液体容器15の底部に配置されている。しかしながら、磁気センサは、磁石40a−40dと同様、搬送路の側部に液体容器底部近傍に位置するように配置されても良い。
以上のように、この発明の実施の形態5に従えば、搬送路の両側に帯磁用磁石を配置しており、確実に液体容器内の磁性異物を磁化することができる。
なお、搬送路側部に配置される磁石の数は、均一な直流磁場が液体容器に印加される限り任意である。
[実施の形態6]
図9は、この発明の実施の形態6に従う磁性異物検出装置の構成を概略的に示す図である。この図9に示す磁性異物検出装置は、以下の点で、図6に示す磁性異物検出装置と構成が異なる。すなわち、図9に示す磁性異物検出装置においては、搬送路4の上側ベルト5の下部に(ベルトの間に)、液体容器15の底部から磁場を印加するように帯磁装置60が配置される。図9に示す磁性異物検出装置の他の構成は、図6に示す磁性異物検出装置の構成と同じであり、対応する部分には同一参照番号を付して、それらの詳細説明は省略する。
図9に示す構成の場合、液体容器15の底部から磁場を印加しており、液体容器15内に存在する浮遊磁性異物を磁化して、かつ液体容器15の底部に磁力により引き寄せることができ、磁性異物の沈降を加速して、容器底部近傍に磁性異物を存在させることができ、応じて、確実に磁性異物の存在領域を限定することができる。従って、磁気センサ50を液体容器底部に配置することにより、磁気センサ50と磁性異物の距離を最小とすることが可能となり、確実に高感度で磁性異物を検出することができる。
図10は、図9に示す帯磁装置60の具体的配置の一例を示す図である。図10において、帯磁装置60は、搬送路の上部ベルト5の下部に配置される磁石60aおよび60bを含む。これらの磁石60aおよび60bは、電磁石または永久磁石で構成され、ともにベルト5の幅方向に延在して配置され、液体容器15の底部全面に渡って直流磁場を印加する。液体容器15の搬送路上の位置にかかわらずまた、磁性異物の容器内の位置にかかわらず、確実に磁性異物を磁化することができる。
この磁石60aおよび60bを例えば図9に示す搬送路4のローラの部分の空き領域に配置することにより、磁石60aおよび60bと液体容器15の底部との距離を十分に短くすることができ、また、製品ラインにおいて製品搬送中に磁化を行って製品検査を行うことができる。
以上のように、この発明の実施の形態6に従えば、搬送路において液体容器底部から磁界を印加するように構成しており、確実に、液体容器内の磁性異物を磁化することができる。
[実施の形態7]
図11は、この発明の実施の形態7に従う磁気センサの配置を概略的に示す図である。図11において、磁気センサ72は、SQUID顕微鏡ヘッド70内に配置される。この磁気コイル(超電導コイル)を内蔵するSQUID顕微鏡ヘッドを磁気センサとして利用することにより、容易に、液体容器15の底部からの磁場を検出することができる。通常の液体窒素デュワを利用する場合、磁気センサ部は、真空断熱器の底部近傍に配置される。従って、液体窒素を冷却材として利用しても、この冷却材が断熱容器内に保持して磁気センサを冷却することができる。容器底部からの磁場を検出する場合、液体窒素デュワを上下を逆にして利用することが要求され、この場合、真空断熱器内の液体窒素を保持することができない。
SQUID顕微鏡ヘッドは、例えば10μm程度の厚さの真空断熱層により液体窒素を内部に封入して内部の磁気センサを冷却することができ、従って、この磁気センサの取り付け位置に自由度があり、液体容器15の底部に対向するように磁気センサを配置することができる。
図12は、SQUID顕微鏡ヘッドの構成を概略的に示す図である。図12において、SQUID顕微鏡ヘッド70は、熱遮蔽材で構成される断熱容器80と、断熱容器80上部に形成されるウィンド84を備える。ウィンド84に対向して磁気センサ(超電導コイル)72が配置され、断熱容器80内に冷却材として液体窒素82が封入される。
断熱容器80は、中空構造を有しており、真空断熱層を形成する。断熱容器80内においては、断熱容器内壁85により冷却材の液体窒素が充填される内部冷却室が設けられる。この断熱容器内壁85は銅などの熱伝導性の高い材料で形成される。内部冷却室においては液体窒素に接触するように熱伝導体90が配置され、この熱伝導体90は、断熱容器内壁85と熱的に接続されるまたは一体的に形成される。断熱容器内壁85に接触してサファイアなどの熱伝導性の高い熱伝導材91が配置される。熱伝導体91に磁気センサ72が載置される。
液体窒素82の上部領域においては、真空状態であり、真空断熱構造が実現され、高温SQUIDで構成される磁気センサ72が、液体窒素に接触する熱伝導体90と断熱容器内壁85を介して熱的に接続される熱伝導体91により十分に冷却されて超電導状態に維持される。
ウィンド84は、熱遮蔽材で構成され、検出対象物体からの磁場をシールドすることなく内部の磁気センサ72に伝達する。このウィンド84の厚さは、50μm〜1mm程度であり、この上部に搬送路のベルトを介して液体容器の底部を対向して配置することにより、搬送路のベルトの厚みとSQUID顕微鏡ヘッドの取付け位置のマージンとの距離で、容器底部と磁気センサ72の距離を設定することができる。
磁気センサ72は、中空構造の空洞管86内を案内される配線を介して図示しない駆動回路に結合される。
このSQUID顕微鏡ヘッドを利用することにより、液体容器底部に対向して磁気センサを配置することができ、また、液体容器低部と磁気センサとの間の距離を十分に小さくすることができ、装置規模を増大させることなく、安定に磁気検出を行うことができる。
以上のように、この発明の実施の形態7に従えば、液体容器底部からの磁場を検出する磁界検出手段として、SQUID顕微鏡ヘッドを利用しており、装置規模を増大させることなく、確実に液体容器底部からの磁場を検出することができる。
なお、上述の磁性異物検出装置においては、磁気シールド1において前後において開口部3aおよび3bが設けられている。しかしながら、磁気シールド1において、開口部は液体容器を搬入および搬出を同一の開口部(3a)から行うように構成され、後部の開口部3bは設けられなくても良い。この場合、磁気シールド1のシールド効果をより高くすることができる。
この発明は、液体飲料などの液体の封入後非破壊で磁性異物を検出する製品検査ラインに対して適用することができ、容器の種類および封入される液体の性質に依存することなく、液体容器内混入磁性異物を検出する検査ラインに対して適用することができる。
この発明の実施の形態1に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図1に示す磁気センサの配置を具体的に示す図である。 この発明の実施の形態1における磁性異物検出装置の異物検出結果の一例を示す図である。 この発明の実施の形態2に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態3に従う磁性異物検出装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4の変更例の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5に従う磁性異物検出装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う磁性異物検出装置の全体の構成を概略的に示す図である。 図9に示す帯磁装置の具体的構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態7に従う磁性異物検出装置の要部の構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態7において利用されるSQUID顕微鏡ヘッドの構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1 磁気シールド、2,2a,2b 磁気センサ、3a,3b 開口部、4 搬送路、15 液体容器、25 磁性異物、40 帯磁装置、40a−40d 磁石、50 磁気センサ、60 帯磁装置、60a,60b 磁石、70 SQUID顕微鏡ヘッド、72 磁気センサ。

Claims (6)

  1. 流動性物質を封入する液体容器内の磁性異物を検出するための装置であって、
    前記液体容器を搬送する搬送路の底部または側部に配置され、前記液体容器内の磁性異物を検出する磁気センサを備える、磁性異物検出装置。
  2. 前記磁気センサは、前記搬送路の進行方向と直交する方向の両側にそれぞれ配置される磁気センサを備える、請求項1記載の磁性異物検出装置。
  3. 前記搬送路に配置され、前記液体容器底部または側面底部から前記液体容器に直流磁界を印加する磁場印加手段をさらに備える、請求項1記載の磁性異物検出装置。
  4. 前記搬送路の、前記液体容器の搬送方向と交差する方向における少なくとも一方側の側部に配置され、前記液体容器に対して直流磁界を印加する磁場印加手段をさらに備える、請求項1記載の磁性異物検出装置。
  5. 前記磁気センサを囲むように配置され、前記磁気センサを外部磁場から遮蔽する磁気シールドをさらに備え、前記搬送路は前記磁気シールド空間内へ前記液体容器を搬入するように配置される、請求項1記載の磁性異物検出装置。
  6. 前記磁気センサは、超電導量子干渉素子を用いたSQUID磁気センサであり、
    前記磁場印加手段は、永久磁石を備える、請求項3または4記載の磁性異物検出装置。
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