JP2005340898A - 光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】低コスト化を達成すると同時に光強度雑音発生による伝送品質低下を軽減して伝送品質の良好な光伝送システムを提供する。
【解決手段】送信側である親局110では、RF信号をIF信号にダウンコンバートし、電気光変換器15としてのレーザダイオードで変調すると同時に、LO信号もレーザダイオードに入力し直接強度変調を行うようにしている。特に、LO信号を、IF信号よりも高い変調度で、レーザダイオードに入力するようにしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、送信側から受信側に対して光伝送路を介して光信号が伝送される光伝送システムにおいて、光強度雑音を低減させることのできる光伝送システムに関する。
送信側から受信側に対して光伝送路を介して光信号が伝送される光伝送システムは、CATVや携帯電話の不感地対策用等に実用化されており、近年では、5GHz帯を使用する無線LANやITS(高度道路交通システム)におけるDSRC(専用狭域通信)やミリ波無線システム等により、超高周波を利用する無線システムへの応用が注目されている。
このような光伝送システムにおいては、送信側で無線周波数信号である電気信号が光信号に変換され、これが光伝送路としての光ファイバケーブルを介して送信側に伝送され、受信側で光信号が電気信号に戻された後、無線周波数信号が再生されるようになっている。
そして、上述のような5GHz帯、或いは、これ以上の超高周波の無線周波数帯の信号を光伝送システムで伝送する場合、これまでは高価な外部変調器や高速のレーザダイオード、フォトダイオードを使用しなくてはならなかった。そこで、できるだけ低コストで実現するために、上記の超高周波の無線周波数帯の信号を低い周波数(中間周波数信号)へ周波数変換することで安価な低速のレーザダイオード、フォトダイオードを使用でき低コスト化が可能になる。また、送信側での電気光変換器として、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、高調波信号と局発信号とから中間周波数信号を生成し、これを光ファイバケーブルを介して送信側に伝送するシステムも本出願人により提案されている(特許文献1)。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のものがある。
特願2003−300907号 特開平8−79162号公報 特開平6−350537号公報 特開平6−164427号公報 特開2002−9738号公報 特開平7−107070号公報 特開平10−229231号公報 特開平11−8593号公報 特開2000−82993号公報 岡田他著「移動通信用マイクロ波光伝送システムの検討」電子情報通信学会 OMI95−3 1995年 渋谷他著「移動無線用光ファイバフィーダにおける光反射雑音の影響の検討」電子情報通信学会 OCステップS91−78 1992年 油川他著「SCM技術を適用した無線通信における雑音、歪低減技術の一検討」電子情報通信学会 OMI95−21 1996年 瀬戸他著「過変調により強度雑音を抑圧したQPSK光SCMA伝送特性」電子情報通信学会 MWP99−6 1999年 "Operation of a subcarrir multiple-access passive optical network multimode lasers in the presence of optical beat interference",TuQ5,pp.90-91,in OFC'95 田口他著「FP−LDの非線形性性を利用した周波数変換方式によるROFシステムの検討」IEICEソサイエティ大会 C−14−1 2003年
また、上述のように光伝送システムにおいては光ファイバケーブルが用いられており、この光ファイバケーブル用のコネクタには接続点が存在する。このため、コネクタ接続点やコネクタ間に多重反射光が発生することがあり、この多重反射光が本来の光信号と共に受信側の光受信器に入射すると、光強度雑音(光ビート雑音と呼ばれることもある)となってあらわれることになる。この結果、伝送品質が劣化するという問題があった。
特に、光強度雑音は、周波数特性を持ち、低周波数になるほど顕著になる。すなわち、上述のように超高周波数帯を利用する上記構成の光伝送システムに、周波数変換方式を用いることによる低コスト化と、光強度雑音の発生による伝送品質の低下とは、相反するものであり、これらを同時に解決するアイディアは未だ提案されていないのが現状であった。
なお、上記特許文献2〜特許文献4は、RFの周波数変換器を用いて、周波数変換する手法を用いた光伝送システムを例示するものである。また、特許文献5は、送信側でIF信号への周波数変換に利用した局発信号をIF信号と共に伝送して、これを受信側でのRF信号の再生に利用する伝送システムを例示するものである。また、特許文献6〜特許文献8は、光ビート雑音の改善方法を例示するものである。また、特許文献9は、LDを1より大きい変調度で直接変調して光信号化することにより、発光スペクトル幅を拡大し、コヒーレンスを低下させ、光ビート雑音を低減させ、更に過変調することにより、悪化する歪を抑制させる方法を例示するものである。
また、非特許文献1は、送信側のLO発生回路にPLL(Phase Lock Loop)を用いた光伝送システムの例を示すものである。また、非特許文献2〜非特許文献5は、光ビート雑音は、光源の発光スペクトル幅に依存し、これが大きいほどコヒーレンスが低下し、光強度雑音が低減されるということを示すものである。そして、非特許文献6は、レーザダイオードの非線形性を利用した周波数変換の検討例を示すものである。
すなわち、これら特許文献及び非特許文献は、本発明に関連する個々の独立した技術を示すのみであり、低コスト化及び伝送品質を同時に満足させるような技術思想を示すものではない。
よって本発明は、上述した現状に鑑み、低コスト化を達成すると同時に光強度雑音発生による伝送品質低下を軽減して伝送品質の良好な光伝送システムを提供することを課題としている。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の光伝送システムは、送信側では、無線周波数帯信号を局発信号を用いて中間周波数信号に変換し、この中間周波数信号と前記局発信号とを電気光変換器にて光信号に変換して、これら信号を光伝送路を介して送信し、受信側では、前記光伝送路からの前記光信号を受信し、この光信号を光電気変換器にて電気信号に変換し、この電気信号から前記中間周波数信号と前記局発信号とを取り出し、取り出した中間周波数信号と局発信号を用いて、前記無線周波数帯信号を再生する光伝送システムであって、前記局発信号を、前記中間周波数信号よりも高い変調度で、前記電気光変換器に入力する、ことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、送信側では、無線周波数帯信号を局発信号を用いて中間周波数信号に変換し、この中間周波数信号と局発信号とを電気光変換器にて光信号に変換して、これら信号を光伝送路を介して送信し、受信側では、光伝送路からの光信号を受信し、この光信号を光電気変換器にて電気信号に変換し、この電気信号から中間周波数信号と局発信号とを取り出し、取り出した中間周波数信号と局発信号を用いて、無線周波数帯信号を再生するようにしている。このような信号の流れにおいて、特に、局発信号を、中間周波数信号よりも高い変調度で、電気光変換器に入力することにより、希望周波数における雑音が抑圧され、C/Nが改善される。したがって、伝送品質が良好で低コストの光伝送システムを得ることができるようになる。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の光伝送システムは、請求項1記載の光伝送システムにおいて、送信側では、前記局発信号の周波数を設定するためのPLL、を含むことを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、送信側では局発信号の周波数を設定するためのPLLを備えているので、局発信号及び中間周波数信号の周波数設定の自由度が広がる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の光伝送システムは、請求項1又は請求項2記載の光伝送システムにおいて、前記電気光変換器として、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードを含み、このレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、前記無線周波数帯信号と前記局発信号とから前記中間周波数信号を生成する、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、電気光変換器として、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードを含み、このレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、無線周波数帯信号と局発信号とから中間周波数信号を生成するようにしているので、直接無線周波数帯信号を伝送するよりも伝送品質が良好になる。
上記課題を解決するためになされた請求項4記載の光伝送システムは、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光伝送システムにおいて、送信側では、前記再生される前記無線周波数帯信号のレベルを調整するための調整手段、を含むことを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、送信側では、再生される無線周波数帯信号のレベルを調整するための調整手段を備えているので、更に伝送品質が良好になる。
請求項1記載の発明によれば、局発信号を、中間周波数信号よりも高い変調度で、電気光変換器に入力することにより、希望周波数における雑音が抑圧され、C/Nが改善される。したがって、伝送品質が良好で低コストの光伝送システムを得ることができるようになる。
請求項2記載の発明によれば、送信側では局発信号の周波数を設定するためのPLLを備えているので、局発信号及び中間周波数信号の周波数設定の自由度が広がる。したがって、より伝送品質が良好な光伝送システムを得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、電気光変換器として、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードを含み、このレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、無線周波数帯信号と局発信号とから中間周波数信号を生成するようにしているので、直接無線周波数帯信号を伝送するよりも伝送品質が良好で、より低コストの光伝送システムを得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、送信側では、再生される無線周波数帯信号のレベルを調整するための調整手段を備えているので、更に伝送品質が良好な光伝送システムを得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態を示すブロック図である。図2(A)及び図2(B)は、光スペクトル幅が拡大する様子を説明するための図である。図3(A)及び図3(B)は、光強度変調及び光周波数変調を説明するための図である。
図1に示すように、この実施形態は、この光伝送システムは、例えば、携帯電話端末等の移動局(不図示)と無線回線を介して通信する子局120と、この子局120と光ファイバケーブル16を介して通信を行う親局110とを含んで構成される、光伝送システムに適用されるものとする。
親局110は、周波数変換器11、局部発信器12、増幅器13、14及び電気光変換器15を含んで構成される。なお、親局110は請求項中の送信側に対応する。
子局120は、光電気変換器17、分配器18、バンドパスフィルタ19、20、増幅器21、23及び周波数変換器22を含んで構成される。光電気変換器17としては、フォトダイオードが用いられているものとする。そして、親局110と子局120とは、光ファイバケーブル16でリンクされている。なお、子局120は請求項中の受信側に対応する。
なお、現実的には、親局110と子局120とは、双方向通信するために、上り用及び下り用の光ファイバケーブルでリンクされているが、本発明の特徴を簡潔に示すために上り用の光ファイバケーブルは省略している。同様に、一部の増幅器、アンテナ、共用器、無線機等も省略している。
このような構成において、局部発信器12からの局発信号(LO信号)は、周波数変換器11に入力され、図示しない基地局に装備される変調器にて変調された無線周波数帯信号(RF信号)が中間周波数信号(IF信号)に周波数変換される。IF信号及びLO信号はそれぞれ、増幅器14及び増幅器13で増幅され、電気光変換器15にて電気/光変換される。
電気光変換器15からの光信号は、光ファイバケーブル16を介して、子局120に向けて伝送され、子局120の光電気変換器17によって受信検波され、電気信号に変換される。この電気信号は、分配器18、バンドパスフィルタ20及び19をそれぞれ経て、IF信号及びLO信号に分離される。LO信号は、増幅器21によって最適なレベルに調整された後、周波数変換器22に入力され、周波数変換器22に入力するIF信号がRF信号に再変換され、すなわち、親局110で入力されたRF信号が再生されて、増幅器23によって最適なレベルに調整される。この後は、図示しない共用器、無線機及びアンテナを介して、移動局に向けて無線送信される。
このような基本的な信号の流れにおいて、送信側である親局110では、RF信号をIF信号にダウンコンバートし、電気光変換器15としてのレーザダイオードで変調すると同時に、LO信号もレーザダイオードに入力し直接強度変調を行うようにしている。これにより、図2(A)及び図2(B)に示すように、f1で示す希望波だけでなく、Pcで示すLO信号を比較的高い変調度でレーザダイオード(LD)に入力することで、図3(A)に示すようにレーザダイオードは直接強度変調されると同時に、図3(B)に示すような光領域での周波数変調もかかる。このため、発光スペクトル幅は広がり、コヒーレンスが低下し、光多重反射による光強度雑音が低減される。
図5〜図7を用いて、LO信号の変調度について補足説明する。図5は、LO信号の入力がない場合の雑音特性を示すグラフである。図6は、LO信号の変調度が10%の場合の雑音特性を示すグラフである。図7は、LO信号の変調度が60%の場合の雑音特性を示すグラフである。なお、いずれの場合も、IF信号として、400MHzのπ/4QPSK信号を変調度10%でレーザダイオードに入力するものとする。このときの反射光は−32dBである。
図5に示すように、希望周波数の整数倍の位置に多数のローレンツ型の雑音ピークが生じていることがわかる。これに対して、基準信号として500MHzのキャリア周波数を変調度10%でレーザダイオードに入力すると、図6に示すように、雑音が広帯域に広がり、希望周波数における雑音が抑圧され、C/Nが改善されていることがわかる。更に、基準信号の変調度を60%にしてレーザダイオードに入力すると、図7に示すように、更に雑音が広帯域に広がり、希望周波数における雑音が抑圧され、更にC/Nが改善されていることがわかる。
このような特性を参照すると、実用的には、LO信号をIF信号よりも高い変調度でレーザダイオードに入力することが好ましいことがわかった。こうすることにより、伝送品質が良好で低コストの光伝送システムを得ることができるようになる。
続いて、図4を用いて、より簡易な構成の本発明の第2実施形態を説明する。図4は、本発明の第2実施形態を示すブロック図である。
この第2実施形態も上記第1実施形態、子局220と光ファイバケーブル115を介して通信を行う親局210とを含んで構成される、光伝送システムに適用されるものとする。
親局210は、合成器111、局部発信器112、増幅器113及び電気光変換器114を含んで構成される。電気光変換器114としては、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードが用いられているものとする。
子局220は、光電気変換器116、分配器117、バンドパスフィルタ118、119、増幅器120、122及び周波数変換器121を含んで構成される。光電気変換器116としては、フォトダイオードが用いられているものとする。そして、親局210と子局220とは、光ファイバケーブル115でリンクされている。なお、ここでも、上り用の光ファイバケーブル、一部の増幅器、アンテナ、共用器、無線機等も省略している。ここで示すシステム構成は、上記特許文献1中でも提案されているものである。
このようなシステム構成において、基本的な信号の流れは、上記第1実施形態と同様となるので繰り返し説明は省略する。但し、この第2実施形態においては、RF信号と局部発信器112からのLO信号とを合成器111で合成し、増幅器113で増幅した後同時に非線形の電気光変換特性を有する電気光変換器114としてのレーザダイオードに入力して、レーザダイオード自体でミキシングしているため、この構成のままでも一定の強度雑音低減効果が得られる。したがって、非常に簡易な構成の光伝送システムを得ることができる。
ところで、上記非特許文献3にも示すように、電気光変換器としてレーザダイオードを使用する場合、レーザダイオードに入力するLO信号のレベルが高いほど、そして、周波数は低いほど光強度雑音の低減に有効であることがわかっている。また、レーザダイオード自体の雑音特性は緩和振動周波数に影響され、雑音のピークは緩和振動周波数に一致するため、変調(光変換)するIF信号は低い周波数のほうがよい。但し、周波数が低すぎると、1/f雑音、熱雑音等で逆に特性が劣化する。
しかしながら、上記図1及び図4に示したようなシステム構成では、LO周波数を低くするとIF周波数が高くなり、逆に、IF周波数を低くしようとするとLO周波数が高くなってしまう。
そこで、図8を用いて、上記図1及び図4に示した実施形態のシステムを改善した、本発明のより好ましい実施形態を提案する。図8は、本発明の第3実施形態を示すブロック図である。
この第3実施形態も上記第1実施形態、子局320と光ファイバケーブル217を介して通信を行う親局310とを含んで構成される、光伝送システムに適用されるものとする。但し、この第3実施形態では、局部発信器は、基準信号発生器213とPLL212とで構成されている。
すなわち、親局310は、周波数変換器211、PLL212、局部信号発生器213、増幅器214、215及び電気光変換器216を含んで構成される。
子局320は、光電気変換器218、分配器219、バンドパスフィルタ220、221、PLL222、増幅器223、225及び周波数変換器224を含んで構成される。光電気変換器218としては、フォトダイオードが用いられているものとする。そして、親局310と子局320とは、光ファイバケーブル217でリンクされている。なお、ここでも、上り用の光ファイバケーブル、一部の増幅器、アンテナ、共用器、無線機等も省略している。
このようなシステム構成において、基本的な信号の流れは、上記第1実施形態と同様となるので繰り返し説明は省略する。但し、この第3実施形態においては、送信側である親局310では局部発信器は基準信号発生器213とPLL212とで構成されており、基準信号発生器213からの任意の周波数の基準信号を増幅器215で増幅し、電気光変換器216に入力することによって強度雑音低減を行うようにしている。また、PLL212でLO周波数を高く設定できるためIF信号を低い周波数に設定することが可能となる。すなわち、上記図1及び図4に示したシステム構成では、LO周波数及びIF周波数をそれぞれ最適な周波数に設定することが容易ではなかったが、この第3実施形態では、例えば、RF周波数が、5.8GHzのとき、基準信号発生器213の基準信号を200MHzとして、LO周波数を5.2GHz、IF周波数を600MHzに容易に設定することが可能になり、それぞれ雑音低減効果が大きい周波数に設定することが可能となる。なお、非特許文献1ではPLLを周波数安定のために用いる例を示しているが、強度雑音低減のためにPLLを利用しているものではない。
このように、本発明の実施形態によれば、LO信号を、IF信号よりも高い変調度で、電気光変換器としてのレーザダイオードに入力することにより、希望周波数における雑音が抑圧され、C/Nが改善される。また、最適なLO信号及びIF信号の周波数を、PLLを含む局部発信器によって、より簡単に設定できるようにしている。更に、電気光変換器として非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードを用い、このレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、無線周波数帯信号と局発信号とから中間周波数信号を生成するようにして、低価格化を実現している。したがって、低コスト化を達成すると同時に、伝送品質が良好で低コストの光伝送システムを得ることができる。
なお、上記実施形態では下り方向のみの信号の流れを例示して説明したが、本発明は上り方向にも同様に適用可能である。更には、本発明は双方向通信にも適用可能である。本発明は上記実施形態のみに限定されることなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、それも含むものである。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 図2(A)及び図2(B)は、光スペクトル幅が拡大する様子を説明するための図である。 図3(A)及び図3(B)は、光強度変調及び光周波数変調を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を示すブロック図である。 LO信号の入力がない場合の雑音特性を示すグラフである。 LO信号の変調度が10%の場合の雑音特性を示すグラフである。 LO信号の変調度が60%の場合の雑音特性を示すグラフである。 本発明の第3実施形態を示すブロック図である。
符号の説明
11 周波数変換器
12 局部発信器
13、14 増幅器
15 電気光変換器
17 光電気変換器
18 分配器
19、20 バンドパスフィルタ
21、23 増幅器
22 周波数変換器
110 親局
120 子局

Claims (4)

  1. 送信側では、無線周波数帯信号を局発信号を用いて中間周波数信号に変換し、この中間周波数信号と前記局発信号とを電気光変換器にて光信号に変換して、これら信号を光伝送路を介して送信し、
    受信側では、前記光伝送路からの前記光信号を受信し、この光信号を光電気変換器にて電気信号に変換し、この電気信号から前記中間周波数信号と前記局発信号とを取り出し、取り出した中間周波数信号と局発信号を用いて、前記無線周波数帯信号を再生する光伝送システムであって、
    前記局発信号を、前記中間周波数信号よりも高い変調度で、前記電気光変換器に入力する、
    ことを特徴とする光伝送システム。
  2. 請求項1記載の光伝送システムにおいて、
    送信側では、
    前記局発信号の周波数を設定するためのPLL、
    を含むことを特徴とする光伝送システム。
  3. 請求項1又は請求項2記載の光伝送システムにおいて、
    前記電気光変換器として、非線形の電気光変換特性を有するレーザダイオードを含み、
    このレーザダイオードの非線形性に起因する歪信号を利用して、前記無線周波数帯信号と前記局発信号とから前記中間周波数信号を生成する、
    ことを特徴とする光伝送システム。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の光伝送システムにおいて、
    送信側では、
    前記再生される前記無線周波数帯信号のレベルを調整するための調整手段、
    を含むことを特徴とする光伝送システム。
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